JP2009099373A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、簡単な構成により、AFSブラケット内における自然対流による空気循環を確保して、半導体発光素子の温度上昇を効果的に抑制するようにした、車両用灯具を提供することを目的とする。
【解決手段】 前方が開放した筐体11内に光軸可変可能に支持されたAFSブラケット12と、このAFSブラケット内から開放した前面を通って光照射方向前方に向かって光を照射する少なくとも一つの光源ユニット13と、を含み、各光源ユニットが、基板上に実装された半導体発光素子からの光を光照射方向前方に向かって集束する光学系と、上記基板に熱的に接触するヒートシンク13eと、このヒートシンクをAFSブラケットに対して固定して/または光軸調整可能に保持するようにAFSブラケットの後壁に対向して配置された小ブラケット13gと、を備えた車両用灯具10において、上記AFSブラケットの後壁の少なくとも小ブラケットに対向する領域に、放熱用開口12cが設けられるように、車両用灯具10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源として半導体発光素子を使用するAFS機能を備えたヘッドランプ等の車両用灯具に関する。
従来、光源として半導体発光素子を使用するAFS機能を備えた車両用灯具は、例えば図3に示すように構成されている。
即ち、図3において、車両用灯具1は、自動車の前照灯であって、前面が開放した樹脂製の筐体2と、この筐体2内で光軸可変可能に支持されたAFS(Adaptive Front−Lighting System)ブラケット3と、このAFSブラケット3内で光照射方向前方に向かって光を照射するように配置された少なくとも一つの光源ユニット4と、筐体2の前面を液密的に覆うように筐体2の前側の開放端に取り付けられた前面レンズ5と、から構成されている。
上記AFSブラケット3は、前面が開放するように後壁,左右側壁,上壁及び下壁から構成されている。
さらに、上記AFSブラケット3は、上記筐体2内で、例えば垂直軸3aの周りに揺動可能に支持されている。
上記光源ユニット4は、基板4a上に実装された少なくとも一つのLED等の半導体発光素子4bと、この半導体発光素子4bからの光を光照射方向前方(図示の場合、左方)に向かって照射するための光学系、図示の場合には楕円系の反射面4c及び投影レンズ4dと、を含んでいる。
さらに、上記光源ユニット4は、半導体発光素子4bの駆動に伴って発生する熱を放熱するために、ヒートシンク4eを備えている。
このヒートシンク4eは、その上面前側に、上記基板4aの下面が熱伝導材4fを介して熱的に接触して取り付けられている。
また、ヒートシンク4eは、その後端が同様に熱伝導材4fを介して小ブラケット4gに取り付けられている。
ここで、上記小ブラケット4gは、断面がL字形をしており、その立上り部分がAFSブラケット3の後壁3bに対向し、ベース部分が前方に延びるように、配置されている。
その際、上記小ブラケット4gは、この立上り部分の領域で、上述した光軸調整の際にAFSブラケット3と干渉しないように、AFSブラケット3に対して密着せず、僅かな間隔で配置されている。
さらに、上記小ブラケット4gは、その立上り部分の下端付近にて、AFSブラケット3の後壁3bに対して支持されている。
上記光源ユニット4のうち、一つの光源ユニット4は、AFSブラケット3の後壁3bに対して複数のボス等により固定的に取り付けられている。
また、他の光源ユニット4は、上記一つの光源ユニット4に対して光軸を一致させるために、光軸調整可能に例えばボールジョイント4hを介してAFSブラケット3の後壁3bに対して取り付けられている。
このような構成の車両用灯具1によれば、上記各光源ユニット4に対して外部から給電することにより、上記光源ユニット4の半導体発光素子4bが駆動され、発光する。
上記光源ユニット4の半導体発光素子4bから出射した光Lが、上記反射面4cで反射して、投影レンズ4dで集束し、前面レンズ5を介して光照射方向前方に向かって照射される。
また、AFS機能により、光軸を左右に振る場合には、AFSブラケット3が図示しない駆動手段により揺動されることにより、各光源ユニット4の光軸が左右に振られて、所望の方向に光が照射される。
このような車両用灯具1においては、上記半導体発光素子4bの発光に伴って熱が発生する。
一般に、半導体発光素子4bは、温度に対して負の特性を有している、即ち温度が上昇するに従って発光効率が低減することが知られている。
従って、上記車両用灯具1においては、半導体発光素子4bからの熱が、基板4aからヒートシンク4e,小ブラケット4gそしてAFSブラケット3に伝導する。
これにより、ヒートシンク4e,小ブラケット4g及びAFSブラケット3から筐体2内に放熱が行なわれ、自然対流による空気循環によって、半導体発光素子4bの温度上昇が抑制され得るようになっている。
しかしながら、上述した車両用灯具1においては、半導体発光素子4bを含む光源ユニット4は、前面を除いて、AFSブラケット3により包囲され、熱的に遮断されてしまう。
従って、半導体発光素子4bからの熱は、熱伝導により基板4a,ヒートシンク4eから小ブラケット4gに伝導して、AFSブラケット3内で空気中に放熱される。これにより、AFSブラケット3内の空気が温度上昇することになる。
特に、小ブラケット4gとAFSブラケット3の後壁3bとの間の狭い間隙の内部は、対流が発生しにくく、放熱効果が極めて低くなる。
従って、この間隙内の温度が加速度的に上昇してしまい、小ブラケット4gからの放熱が妨げられてしまうことになる。
このため、放熱効果に限界があり、場合によっては放熱効果が低下した状態で、半導体発光素子4bが発光することになる。これにより、半導体発光素子4bの発光効率がより低下し、場合によっては寿命が短くなってしまう等の悪影響が生ずることになる。
本発明は、以上の点から、簡単な構成により、AFSブラケット内における自然対流による空気循環を確保して、半導体発光素子の温度上昇を効果的に抑制するようにした、車両用灯具を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明によれば、前方が開放した筐体内に光軸可変可能に支持されたAFSブラケットと、このAFSブラケット内から開放した前面を通って光照射方向前方に向かって光を照射するように配置された半導体発光素子を有する少なくとも一つの光源ユニットと、を含んでおり、各光源ユニットが、基板上に実装された半導体発光素子と、半導体発光素子からの光を光照射方向前方に向かって集束するように照射する光学系と、上記基板に熱的に接触するヒートシンクと、このヒートシンクをAFSブラケットに対して固定して/または光軸調整可能に保持するようにAFSブラケットの後壁3bに対向して配置された小ブラケットと、を備えている車両用灯具において、上記AFSブラケットの後壁の少なくとも小ブラケットに対向する領域に、放熱用開口が設けられていることを特徴とする、車両用灯具により、達成される。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記放熱用開口が、上下方向に延びる複数本のスリットから構成されている。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記AFSブラケットの上壁の少なくとも小ブラケットまたはヒートシンクの上方領域に、空気排出用開口が設けられている。
本発明による車両用灯具は、好ましくは、上記AFSブラケットの下壁または後壁の下部に、空気取入用開口が設けられている。
上記構成によれば、各光源ユニットの半導体発光素子に対して外部から給電することにより、個々の半導体発光素子が駆動され、発光する。
そして、各光源ユニットから出射した光が、上記前面レンズを介して前方に向かって照射される。
この場合、各光源ユニットの半導体発光素子で発生した熱は、基板からヒートシンクに伝達され、さらにヒートシンクから上記小ブラケットそしてAFSブラケットに伝達される。
これにより、上記基板,小ブラケット及びAFSブラケットから筐体内の空気に放熱され、加熱された空気が対流によって上記筐体内を循環され、放熱が行なわれる。
その際、本発明の特徴によって、小ブラケットとAFSブラケットの後壁との間の間隙内の空気は、上記放熱によって加熱されて、自然対流により上昇する際にAFSブラケットの後壁に設けられた放熱用開口を通って、AFSブラケットの後壁の背面側に抜けて、筐体内に流出する。
これにより、小ブラケットとAFSブラケットの後壁との間の狭い間隙内に加熱された空気が溜って、この間隙内が加速度的に温度上昇するようなことはない。
従って、AFSブラケットの内側が効果的に放熱されることになり、半導体発光素子の温度上昇が抑制される。
これにより、各光源ユニットにおける個々の半導体発光素子の温度上昇による発光効率の低下が生ずるようなことはなく、高い輝度が維持され得る。また、これらの半導体発光素子の寿命が短くなるようなことはない。
上記放熱用開口が、上下方向に延びる複数本のスリットから構成されている場合には、自然対流により上昇しようとする空気が、容易にこれらのスリットを通過し得る。このため、小ブラケットとAFSブラケットの後壁との間の間隙がより効率的に放熱され得ることになる。
上記AFSブラケットの上壁の少なくとも小ブラケットまたはヒートシンクの上方領域に、空気排出用開口が設けられている場合には、加熱により上昇しようとする空気が、この空気排出用開口を通って、AFSブラケットの上方に抜ける。従って、小ブラケットとAFSブラケットの後壁との間の間隙がより一層効果的に放熱され得ることになる。
上記AFSブラケットの下壁または後壁の下部に、空気取入用開口が設けられている場合には、小ブラケットとAFSブラケットの後壁との間の空気が加熱により上昇しようとするとき、この空気取入用開口から空気が導入され得る。
従って、この間隙内の空気がより容易に放熱用開口または空気排出用開口を通って、外部に排出され得る。また、空気取入用開口から比較的温度の低い空気が導入され、この間隙内がより一層効果的に放熱され得ることになる。
このようにして、本発明によれば、半導体発光素子を含む少なくとも一つの光源ユニットを有する車両用灯具において、半導体発光素子で発生する熱が基板からヒートシンクを介して小ブラケットそしてAFSブラケットに伝導する。
その際、AFSブラケットの後壁に放熱用開口が設けられていることによって、小ブラケット及びAFSブラケットの後壁との間の間隙内の空気が、この放熱用開口を通って、AFSブラケットの背面側に抜ける。
従って、上記間隙内が効率良く放熱され、各光源ユニットの個々の半導体発光素子の発光効率の温度上昇による低下が抑制され得て、半導体発光素子の寿命の短縮が回避され得る。
以下、この発明の好適な実施形態を図1から図2を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明による車両用灯具の一実施形態の構成を示している。
図1において、車両用灯具10は、自動車用のLEDヘッドランプであって、前面が開放した樹脂製の筐体11と、この筐体2内で光軸可変可能に支持されたAFSブラケット12と、このAFSブラケット12内で光照射方向前方に向かって光を照射するように配置された少なくとも一つ(図示の場合、三つ)の光源ユニット13と、筐体11の前面を液密的に覆うように筐体11の前側の開放端に取り付けられた前面レンズ14と、から構成されている。
上記AFSブラケット12は、前面が開放するように後壁,左右側壁,上壁及び下壁から構成されている。
また、上記AFSブラケット12は、上記筐体11内で、例えば垂直軸12aの周りに揺動可能に支持されている。
さらに、上記AFSブラケット12は、図2に示すように、三つの光源ユニット13を受容するように構成されている。
このため、上記AFSブラケット12は、その後壁12bが横方向に並んで、且つ前後方向に互いにずれた三つの領域12b1,12b2,12b3に分割されている。
これにより、各領域12b1,12b2,12b3の前側に、それぞれ光学ユニット13が配置されている。
上記各光源ユニット13は、互いに同じ構成であって、以下のように構成されている。
即ち、上記光源ユニット13は、基板13a上に実装された少なくとも一つのLED13bと、このLED13bからの光を光照射方向前方(図示の場合、左方)に向かって照射するための光学系、図示の場合には楕円系の反射面13c及び投影レンズ13dと、を含んでいる。
さらに、上記光源ユニット13は、LED13bの駆動に伴って発生する熱を放熱するために、ヒートシンク13eを備えている。
このヒートシンク13eは、その上面前側に、上記基板13aの下面が熱伝導材13fを介して熱的に接触して取り付けられている。
また、ヒートシンク13eは、その後端が同様に熱伝導材13fを介して小ブラケット13gに取り付けられている。
ここで、上記小ブラケット13gは、断面がL字形をしており、その立上り部分がAFSブラケット12の後壁12bに対して対向し、ベース部分が前方に延びるように、配置されている。
その際、上記小ブラケット13gは、この立上り部分の領域で、上述した光軸調整の際にAFSブラケット12と干渉しないように、AFSブラケット12に対して密着せず、僅かな間隔で配置されている。
さらに、上記小ブラケット13gは、その立上り部分の下端付近にて、AFSブラケット12の後壁12bに対して支持されている。
上記光源ユニット13のうち、一つの光源ユニット13は、AFSブラケット12の後壁12bに対して複数のボス等により固定的に取り付けられている。
また、他の光源ユニット13は、上記一つの光源ユニット13に対して光軸を一致させるために、光軸調整可能に例えばボールジョイント13hを介してAFSブラケット12の後壁12bに対して取り付けられている。
上記前面レンズ14は、透光性樹脂材料から構成されており、上記筐体11の前面を液密的に覆うように筐体11に取り付けられている。
以上の構成は、図3に示した従来の車両前照灯1と同じ構成であるが、本発明実施形態による車両前照灯10においては、以下の点で異なる構成になっている。
即ち、上記AFSブラケット12は、その後壁12bの前記小ブラケット13gに対向する領域に放熱用スリット12cを、その上壁の前記小ブラケット13gの上方領域に、空気排出用開口12dを、それぞれ備えている。
さらに、上記AFSブラケット12は、その後壁12bの下端付近及び下壁の前側領域に、それぞれ空気取入用開口12e,12fをそれぞれ備えている。
上記放熱用スリット12cは、図2に示すように、複数本の上下方向に延びるスリットとして構成されており、AFSブラケット12の後壁12bの各領域12b1,12b2,12b3にそれぞれ設けられている。
これにより、AFSブラケット12の後壁12bの強度が低下することなく、図1にて矢印Aで示すように、小ブラケット13gとAFSブラケット12の後壁12bとの間の間隙内の空気が、この放熱用スリット12cを介して、AFSブラケット12の背面側に抜けるようになっている。
その際、上記間隙内の空気が自然対流により上昇しようとする。これにより、上下方向に延びる放熱用スリット12cを介して容易にAFSブラケット12の背面側に抜けることになる。
上記空気排出用開口12dは、図2に示すように、AFSブラケット12の後壁12bの各領域12b1,12b2,12b3のうち、中央の領域12b2にのみ備えられており、一つの大きな開口から構成されている。
これにより、小ブラケット13gとAFSブラケット12の後壁12bとの間の空気が、図1にて矢印Bで示すように、この空気排出用開口12dを介して、AFSブラケット12の上方に抜けるようになっている。
上記空気取入用開口12eは、図2に示すように、AFSブラケット12の後壁12bの各領域12b1,12b2,12b3にそれぞれ設けられている。
これにより、小ブラケット13gとAFSブラケット12の後壁12bとの間に、図1にて矢印C及びDで示すように、下方及び前方から、これらの空気取入用開口12e,12fを介して比較的温度の低い空気が導入されるようになっている。
本発明実施形態による車両用灯具10は、以上のように構成されており、上記各光源ユニット13に対して外部から給電することにより、上記各光源ユニット13の個々のLED13bが駆動され、発光する。
上記各光源ユニット13のLED13bから出射した光Lが、上記反射面13cで反射して、投影レンズ13dで集束し、前面レンズ14を介して光り照射方向前方に向かって照射される。
また、AFS機能により、光軸を左右に振る場合には、AFSブラケット12が図示しない駆動手段により揺動される。これにより、各光源ユニット13の光軸が左右に振られて、所望の方向に光が照射される。
この場合、各光源ユニット13の個々のLED13bで発生した熱は、基板13aからヒートシンク13eに伝達され、さらにヒートシンク13eから上記小ブラケット13gそしてAFSブラケット12の後壁12bに伝導する。
これにより、ヒートシンク13e,小ブラケット13g及びAFSブラケット12から筐体11内に放熱が行なわれる。
その際、上記小ブラケット13gとAFSブラケット12の後壁12bとの間の間隙内の比較的温度の高い空気は、図1にて矢印Aで示すように、AFSブラケット12の後壁12bに設けられた放熱用スリット12cを介して、AFSブラケット12の後壁12bの背面側に抜ける。従って、この間隙内に加熱された空気が溜って、加速度的に温度が上昇するようなことがない。
AFSブラケット12の下方に空気取入用開口12e,12fが、また上方に空気排出用開口12dがそれぞれ設けられている。これにより、図1にて矢印B,C,Dで示すように、自然対流によって、上記間隙を通過する空気流が生ずる。
さらに、これらの空気流に伴って、図1にて矢印Eで示すように、ヒートシンク13eの前側から後方に流れる空気流が発生する。これにより、ヒートシンク13eの放熱効果がより一層向上する。
このため、各光源ユニット13のLED13bの温度上昇が抑制され得るようになっている。
従って、光源ユニット13の個々のLED13bの温度上昇による発光効率の低下が抑制され、比較的高い発光効率が維持され得る。また、LED13bの寿命が短くなるようなことはない。
上述した実施形態においては、光源ユニット13は、半導体発光素子としてLED13bを含んでいるが、半導体発光素子としてはLEDに限らず、他の半導体発光素子、例えば半導体レーザ素子等であってもよい。
また、上述した実施形態においては、AFSブラケット12内に三つの光源ユニット13が備えられているが、これに限らず、一つまたは二つあるいは四つ以上の光源ユニット13が備えられていてもよい。
さらに、上述した実施形態においては、AFSブラケット12の後壁12bに放熱用開口として上下方向に延びる複数本の放熱用スリット12cが設けられているが、これに限らず、放熱用開口としては、横方向に延びる複数本のスリットでも、また大きな一つまたは複数個の開口であってもよい。
横方向に延びる複数本のスリットの場合には、AFSブラケット12の後壁12bの強度は確保できるが、自然対流による空気流の通過に対して多少抵抗となり、放熱効果がやや低下することになる。
また、大きな一つまたは複数個の開口の場合には、放熱効果は優れているが、AFSブラケット12の後壁12bの強度がやや低下することになる。
従って、放熱用開口としては、実施形態における上下方向に延びる複数本の放熱用スリット12cの形態が望ましい。
また、上述した実施形態においては、小ブラケット13gとAFSブラケット12の後壁12bとの間の間隙内の自然対流を促進するために、AFSブラケット12の上方及び下方に、それぞれ空気排出用開口12c,空気取入れ用開口12e,12fを備えているが、これらは省略されてもよい。
この場合でも、AFSブラケット12の後壁12bに、放熱用スリット12cが設けられていることにより、このスリット12cを介して、上記間隙内の比較的温度の高い空気が容易に上記間隙から外部に排出され得る。
本発明による車両用灯具10は、自動車用LEDヘッドランプとして構成されているが、これに限らず、フォグランプ,ドライビングランプ等の補助前照灯を含む他の種類の車両用灯具に本発明を適用することが可能である。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、AFSブラケット内における自然対流による空気循環を確保して、半導体発光素子の温度上昇を効果的に抑制するようにした、極めて優れた車両用灯具が提供され得ることになる。
本発明による車両用灯具の一実施形態の構成を示す概略断面図である。 図1の車両用灯具におけるAFSブラケットの後方から見た概略斜視図である。 従来の車両用灯具の構成を示す概略断面図である。
符号の説明
10 灯具
11 筐体
12 AFSブラケット
12a 垂直軸
12b 後壁
12c 放熱用スリット(放熱用開口)
12d 空気排出用開口
12e,12f 空気取入用開口
13 光源ユニット
13a 基板
13b LED(半導体発光素子)
13c 反射面
13d 投影レンズ
13e ヒートシンク
13f 熱伝導材
13g 小ブラケット
13h ボールジョイント
14 前面レンズ

Claims (4)

  1. 前方が開放した筐体内に光軸可変可能に支持されたAFSブラケットと、このAFSブラケット内から開放した前面を通って光照射方向前方に向かって光を照射するように配置された半導体発光素子を有する少なくとも一つの光源ユニットと、を含んでおり、
    各光源ユニットが、基板上に実装された半導体発光素子と、半導体発光素子からの光を光照射方向前方に向かって集束するように照射する光学系と、上記基板に熱的に接触するヒートシンクと、このヒートシンクをAFSブラケットに対して固定して/または光軸調整可能に保持するようにAFSブラケットの後壁に対向して配置された小ブラケットと、を備えている車両用灯具において、
    上記AFSブラケットの後壁の少なくとも小ブラケットに対向する領域に、放熱用開口が設けられていることを特徴とする、車両用灯具。
  2. 上記放熱用開口が、上下方向に延びる複数本のスリットから構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 上記AFSブラケットの上壁の少なくとも小ブラケットまたはヒートシンクの上方領域に、空気排出用開口が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 上記AFSブラケットの下壁または後壁の下部に、空気取入用開口が設けられていることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の車両用灯具。
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