JP2009098799A - 電子機器及び電子機器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード又はライトの命令を連続して複数回行う場合、高速にアクセスすることができ、また、シリアルバスのトラフィックにかかる負荷が小さいシリアルバスにおけるデータ転送制御装置及びシリアルバスにおけるデータ転送制御装置の制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】リード又はライトの命令を連続して複数回行う場合、複数のアドレスとデータとを1つのデータと見なして送信するシリアルバスにおけるデータ転送制御装置及びシリアルバスにおけるデータ転送制御装置の制御方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器におけるシリアルバスを用いたデータ転送に関する。
従来、パソコンとその周辺機器を接続するインタフェースとして、パラレルインタフェースであるSCSI(Small Computer System Interface)、又はシリアルインタフェースであるUSBが、長年にわたり使用されている。
近年、デジタル画像圧縮技術の発展によって、パソコンでデジタル動画像データを扱い、動画像データをパソコンに転送しながら、パソコンで動画像データを再生する機能が要求されている。しかし、SCSIやUSB1.1では、実時間データ転送への対応は不可能である。
また、パソコンと周辺機器との間で転送するデータも、デジタルカメラやスキャナ等の高精細カラー静止画データがあり、これを出力するためのプリンタには、大量の転送データが要求されるが、大量データの転送は、長い時間を要する。このために、高速なインタフェースが要求される。
SCSIに代表されるパラレルインタフェースは、複数のデータ線を用いてデータを転送する。したがって、クロック当たりのデータ転送能力は高いが、動作周波数が上がると、ノイズが増え、信号線間での干渉の影響や、信号線の配線長の違い等によって起こる遅延が原因で、正確な信号伝達が困難である。
パラレルインタフェースの方式の1つであるコモン・クロック方式は、PCI(Peripheral Component Interconnect)等、多くのパラレルインタフェースが用いられている。データの送信側と受信側とが、共通のクロックに同期して、データ転送する。しかし、転送を正しく行うためには、送信側から受信側までの遅延が1クロック周期以内に収まっている必要があり、クロック周期を、遅延時間よりも短くすることができず、したがって、転送時間を短縮することが難しい。
シリアルインタフェースは、1本の伝送路でデータをやりとりし、信号線の数が少ないので、ケーブルは細く、制御チップの端子数も少ないので、干渉や遅延が起こり難く、動作周波数を容易に高めることができる。
また、近年では、集積する回路量によって、半導体チップの面積が決まるのではなく、半導体チップの面積は、半導体チップと外部とを接続する端子の数に依存する傾向が強い。この傾向は、半導体集積回路の微細化の進捗が、半導体チップ端子間隔の狭小化の進捗を上回っているために生じる。つまり、微細化によって、半導体チップに集積できる回路量が増加しているが、半導体チップ上の端子間隔は、あまり狭められないので、結果として、半導体チップの面積、ひいては、半導体チップの製造コストが端子数で決まる。
端子数を削減するためには、多くの端子を必要とするパラレルバスに代えて、シリアルバスを用いることが有効である。
また、2つのチップをシリアルバスで接続する制御技術として、次の発明が知られている。つまり、要求処理と応答処理とを別々に行い、モジュール内の各回路間を、パケット方式で転送し、2つのチップ間を接続し、これら2つのチップ間で、パラレル−シリアル変換し、モジュール間の転送を制御する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−198356号公報
上記従来技術では、複数のデータを連続してシリアルバスで接続された2つのチップ間でアクセスする場合、パケットからデータを取り出す処理が発生し、その数が多くなるとその分、トラフィックが集中し、転送効率が低下する。
図10は、シリアルバスで接続されている2つのチップについての従来のシリアル転送システムSS3を示すブロック図である。従来のシリアル転送システムSS3は、第1のチップC13と、第2のチップC23とを有する。
第1のチップC13は、第1シリアルデータ送受信コントローラ11を有し、シリアルバスSB1を介して、第2のチップC23と接続されている。また、第1のチップC13は、パラレルバスPB1、PB2を介して、外部のCPU31、外部のメモリ32のそれぞれと、接続されている。
また、第2のチップC23は、第2シリアルデータ送受信コントローラ22と、第1機能回路ブロック23と、第2機能回路ブロック24と、第3機能回路ブロック25と、メモリ26とを有する。
図11は、従来のパケットの構成例を示す図である。
通信方式によって、パケットの形式も異なるが、一般的に、リード時のパケットは、ヘッダとアドレスとで構成され、ライト時のパケットはヘッダとアドレスとデータとで構成されている。一例として、PCIエクスプレスの場合、ヘッダのビット数とアドレスのビット数との合計が96〜128bitであり、データ量は、0〜4096byteで設定可能である。
たとえば、第1機能回路ブロック23に設けられているレジスタに対して連続して50回のライト処理を行う場合、シリアルバスを50個のパケットが転送される。この50個のパケットに含まれているヘッダの解析を1つずつ行う。このパケットの数の増加に伴い、ヘッダの解析に要する時間が長くなる。このために、パケットの数に比例して、バスを占有する時間が長くなるという問題がある。
本発明は、リード又はライトの命令を連続して複数回行う場合、高速にアクセスすることができ、また、シリアルバスのトラフィックにかかる負荷が小さいシリアルバスにおけるデータ転送制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、シリアルバスで接続された第1の集積回路と第2の集積回路とを備える電子機器であって、上記第1の集積回路は、上記第2の集積回路に設けられている書き込みレジスタに書き込みを行う場合、書き込むアドレスが連続すれば、書き込むアドレス情報とそのデータとを圧縮する圧縮手段と、上記圧縮手段による圧縮に関する情報と圧縮された複数のデータとから成る1つのパケットを生成するパケット生成手段と、パケット生成手段が生成したパケットデータを、シリアルバスに出力する出力手段とを有する回路であり、上記第2の集積回路は、パケットデータをシリアルバスにから入力する入力手段と、上記入力手段が入力したパケットデータをアドレス単位のデータに分ける分離手段と、上記分離手段が分離したデータを、圧縮に関する情報に基づいて伸張し、アドレス情報とアドレスに対応したデータとを取得する取得手段と、上記取得手段が取得したアドレス情報に基づいて、アドレスに対応するデータを設定する設定手段とを有する回路であることを特徴とする電子機器である。
また、本発明は、シリアルバスで接続された第1の集積回路と第2の集積回路とを備える電子機器の制御方法であって、上記第1の集積回路は、上記第2の集積回路に設けられている書き込みレジスタに書き込みを行う場合、書き込むアドレスが連続すれば、書き込むアドレス情報とそのデータとを圧縮する圧縮工程と、上記圧縮工程で行われる圧縮に関する情報と、圧縮された複数のデータとから成る1つのパケットを生成するパケット生成工程と、パケット生成工程で生成されたパケットデータをシリアルバスに出力する出力工程とを行い、上記第2の集積回路は、パケットデータをシリアルバスにから入力する入力工程と、上記入力工程で入力されたパケットデータを、アドレス単位のデータに分ける分離工程と、上記分離工程で分離されたデータを、圧縮に関する情報に基づいて伸張し、アドレス情報とアドレスに対応したデータとを取得する取得工程と、上記取得工程で取得されたアドレス情報に基づいて、アドレスに対応するデータを設定する設定工程とを行うことを特徴とする電子機器の制御方法である。
本発明によれば、リード又はライトの命令を連続して複数回送信する場合、ヘッダについてデータ量が減り、バスの転送効率を向上させることができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるシリアル転送システムSS1の構成を示す図である。
シリアル転送システムSS1は、シリアルバスで接続された第1の集積回路と第2の集積回路とを備える電子機器である。
シリアル転送システムSS1は、電子機器の例であり、具体的には、記録装置(インクジェットプリンタ)であり、たとえば、インクを吐出するために記録ヘッドの駆動を行う。この駆動の制御のために、記録ヘッドの制御回路に対して連続してアクセスを行う場合がある。または、記録装置のモータを駆動するために、モータの制御回路に、連続して初期化のためのアクセスを行う場合がある。これらの制御回路に対するアクセスは、その回路に設けられているレジスタにアクセスを行う。または、記録データを保持するプリントバッファなどのメモリに対して、連続してアクセスする場合もある。
シリアル転送システムSS1は、第1のチップC11と、第2のチップC21とを有する。第1のチップC11は、第1の集積回路の例であり、第2のチップC21は、第2の集積回路の例であり、シリアルバスで接続されている。
第1のチップC11は、第1シリアルデータ送受信コントローラ(シリアル通信部)11と、第1データエンコードデコード回路12とを有し、シリアルバスSB1を介して、第2のチップC21と接続されている。第1データエンコードデコード回路12は、アドレス情報やデータを圧縮する圧縮部と複数のデータから1つのパケットデータを生成するパケット生成部を備えている。
また、第1のチップC11は、パラレルバスPB1を介して、外部のCPU31と接続され、第1のチップC11は、パラレルバスPB2を介して、外部のメモリ32と接続されている。
第2のチップC21は、第2データエンコードデコード回路21と、第2シリアルデータ送受信コントローラ(シリアル通信部)22と、第1機能回路ブロック23と、第2機能回路ブロック24と、第3機能回路ブロック25と、メモリ26とを有する。
第2シリアルデータ送受信コントローラ(シリアル通信部)22は、パケットデータをシリアルバスから入力する。
第2データエンコードデコード回路21は、1つのパケットデータを、複数のデータに分離する分離部と、分離部が分離したデータを伸張する伸張部、データを設定する設定部を備えている。
分離部は、アドレス単位(アクセス単位に)で複数のデータに分離する。この分離によって、第1のチップC11において、1つのパケットデータを生成する前のデータ形式に戻る。
伸張部は、第1データエンコードデコード回路12に設けられている圧縮部で行われる圧縮処理情報を保持し、この圧縮処理情報に基づいて伸張処理を行う。この伸張部が伸張処理を行うことによって、データを格納するレジスタのアドレス情報とデータとを取得することができる。
設定部は、このアドレス情報に基づいて、データを設定する機能回路ブロックを特定し、この特定された機能回路ブロックに、設定(書き込み)する。この設定部は、アドレス情報に基づいて、連続するアドレスに対して、各アドレスに対応するデータを設定する。
メモリ32、26には、プログラムや制御データのパラメータ等が記憶されている。たとえば、第1機能回路ブロック23は、記録ヘッドを駆動するための制御ブロックである。また、第2機能回路ブロック24は、モータを駆動するための制御ブロックである。第1データエンコードデコード回路12と第2データエンコードデコード回路21とは、複数個連続で送信されたレジスタアクセス指令等をエンコードし、同一のパケット形式に変換する機能を有する。また、第1データエンコードデコード回路12と第2データエンコードデコード回路21は、同一のパケット形式で送信されてきたレジスタアクセス指令等をデコードする機能を有する回路である。
第1シリアルデータ送受信コントローラ11は、第1のチップC11で生成されたパケットを解析し、第2のチップC21が有する所定の回路ブロックに送信する回路である。第2シリアルデータ送受信コントローラ22は、第2のチップC21で生成されたパケットを解析し、第1のチップC11の所定の回路ブロックに送信する回路である。
実施例1には、第2のチップC21内部に、機能回路ブロックが3つ、メモリが1つが設けられているが、内部のパラレルバスに接続されている機能回路ブロック及びメモリはいくつでもよい。
また、実施例1は、第1のチップC11が、外部のCPU31と、外部のメモリ32と、パラレルバスPB1、PB2とに接続されているが、CPU31とメモリ32とが、第1のチップC11の内部に包括されていてもよい。
次に、データエンコードデコード回路12、21によって生成されるパケットについて説明する。
つまり、第1のチップC11は、第1の集積回路の例であり、第1の集積回路は、上記第2の集積回路に設けられている書き込みレジスタに書き込みを行う場合、書き込むアドレスが連続すれば、書き込むアドレス情報とそのデータとを圧縮する圧縮手段を有する。また、第1の集積回路は、上記圧縮手段による圧縮に関する情報と圧縮された複数のデータとから成る1つのパケットを生成するパケット生成手段と、パケット生成手段が生成したパケットデータを、シリアルバスに出力する出力手段とを有する回路である。
さらに、第2のチップC21は、第2の集積回路の例であり、第2の集積回路は、パケットデータをシリアルバスにから入力する入力手段と、上記入力手段が入力したパケットデータをアドレス単位のデータに分ける分離手段とを有する。また、第2の集積回路は、上記分離手段が分離したデータを、圧縮に関する情報に基づいて伸張し、アドレス情報とアドレスに対応したデータとを取得する取得手段を有する。さらに、第2の集積回路は、上記取得手段が取得したアドレス情報に基づいて、アドレスに対応するデータを設定する設定手段を有する回路である。
図2は、実施例1におけるパケット形式のフォーマットを説明する図である。
データエンコードデコード回路12、21で生成されたパケットは、ヘッダ、コマンド、アクセスデータによって構成されている。このパケットデータは、576ビットである。ヘッダは、64bitで構成され、コマンドは、26bitで構成され、データ(アクセスデータ)は、486bitで構成されている。
内部には、シリアルバスを通過するために必要な情報が含まれ、送信側の第1、第2シリアルデータ送受信コントローラ11、22で解析される。アクセスデータは、CPUから、連続した複数のアクセス命令をエンコードしたものであり、書き込みを行う場合、アドレスとデータとが、複数セットのデータブロック(データのかたまり)になる。また、読み出しを行う場合、複数個のアドレスで構成されるデータブロックになる。
ここでは、コマンド+アクセスデータのbit幅を512bitとする。すなわち、コマンドとアクセスデータとの量をビット数で表すと、512ビットである。コマンドは、受信側のデータエンコードデコード回路のアドレスを表す8bitと、アクセスの種類(リードまたはライト)を表す2bitと、アクセスデータの個数を表す8bitと、1個のデータのbit幅を表す8bitとによって構成されている。なお、上記リードライト(2bit)は、連続して読み出しであるか、連続して書き込みであるかの転送方向を示すデータである。
実施例1において、ヘッダ64bit、コマンド26bit、アクセスデータ486bitの場合を説明しているが、これに限定する必要はない。CPUからの連続してアクセスする命令の数が少なければ、256bitにしてもよく、また、CPUからの連続してアクセスする命令の数が多ければ、1024bitにしてもよい。
すなわち、シリアル転送システムSS1は、データ転送制御装置の例であり、CPUと、メモリと、データの送受信を制御するシリアルデータ送受信コントローラとから成るデータ送信手段と、データの送受信を制御する送受信コントローラとを有する。また、シリアル転送システムSS1は、複数のアクセス命令を同一パケットに変換する手段と上記パケットからアクセス命令に復元する手段とを具備するチップが複数、シリアルバスで接続されているデータ転送制御装置である。
上記パケットは、ヘッダとコマンドとアクセスデータとによって構成され、上記コマンドが、アクセスデータを定義する機能を具備する。
このパケットに含まれるデータは、アクセスするレジスタのアドレス、またはアクセスするメモリのアドレスが連続している。このアクセスは、ライト処理(書き込み処理)またはリード処理(読出し処理)である。この場合、上記シリアルデータ送受信コントローラを介して、上記パケットが高速シリアルバスを経由して、上記複数のチップのいずれかに転送される。そして、上記シリアルデータ送受信コントローラが、上記パケットからアクセス命令に復元する手段に転送し、複数のコマンドを解析し、この解析された内容に応じて、レジスタアクセスする。
第1のチップから、第2のチップの複数レジスタ又はメモリにリードが指定されると、シリアルデータ送受信コントローラによって、複数のアクセス命令をパケットに変換する手段によって構成されたパケットが、第2のチップから第1のチップに送信される。
次に、実施例1における転送処理について説明する。
図3は、シリアル転送システムSS1において、第1機能回路ブロック23に書き込みを行う動作を示す説明図である。
インクを吐出するために、同じ回路ブロックに、連続してレジスタアクセスする場合、12色のインクを使用し、かつ、1色につき2本のインク吐出列を有し、かつインク吐出列が偶数、奇数別々に構成されていれば、48回のレジスタライトが連続する。
第1機能回路ブロック23への書き込み要求をCPU31が受け、第1データエンコードデコード回路12にレジスタライトするためのアクセス指令を、複数回連続して送信する。このアクセス指令が、第1データエンコードデコード回路12でエンコードされ、図2に示す形式に変換される。次に、第1データエンコードデコード回路12で形成されたパケットは、第1シリアルデータ送受信コントローラ11がヘッダ内部を解析し、パケットのコマンド内部に格納されている第2データエンコードデコード回路21の指定のアドレスに送信される。その後、第2データエンコードデコード回路21によってデコードされ、第1機能回路ブロック23のレジスタに書き込まれる。
図4は、シリアル転送システムSS1において、第1機能回路ブロック23のデータを読み出す場合を示す説明図である。
第1機能回路ブロック23からの読み出し要求をCPU31が受け、第1機能回路ブロック23からレジスタリードを行うためのアクセス指令を、第1データエンコードデコード回路12に、複数回連続して送信する。このアクセス指令が、第1データエンコードデコード回路12でエンコードされ、図2に示す形式に変換される。
次に、第1データエンコードデコード回路12で形成されたパケットについて、第1シリアルデータ送受信コントローラ11が、ヘッダ内部を解析し、パケットのコマンド内部に格納されている第2データエンコードデコード回路21の指定のアドレスに送信する。その後、第2データエンコードデコード回路21がデコードし、第1機能回路ブロック23のレジスタから読み出される。読み出されたデータを、第2データエンコードデコード回路21がエンコードし、図2に示す形式に変換する。第2シリアルデータ送受信コントローラ22が、このヘッダの内部を解析し、パケットのコマンド内部に格納されている第1データエンコードデコード回路12の指定のアドレスに送信する。その後、第1データエンコードデコード回路12がデコードし、CPU31のレジスタに書き込む。
実施例1において、書き込み先、読み出し先が、第1機能回路ブロック23であると設定したが、第2のチップC21内部のどの回路ブロックに設定するようにしてもよい。また、読込先を、パラレルバスPB1を介して第1のチップC11と接続されているCPU31であるとしたが、メモリ32を読込先としてもよい。
図5は、シリアル転送システムSS1において、CPU31から第1のデータエンコードデコード回路12へアクセスするタイミング図である。
図5(1)は、シリアル転送システムSS1において、書き込みする場合の動作を示すタイミング図である。
クロック40は、CPU31の基本クロックである。書き込みする場合、R/W信号41が、LOWである区間に、アクセス指令44がHIGHになると、アクセスアドレス42とアクセスデータ43とを、データエンコードデコード回路に送信する。
図5(2)は、シリアル転送システムSS1において、読み出しする場合の動作を示すタイミング図である。
読み出しする場合、R/W信号41が、HIGHである区間に、アクセス指令44が、HIGHになると、アクセスアドレス42をデータエンコードデコード回路に送信する。
内部カウンタ45は、データエンコードデコード回路内部の内部カウンタであり、アクセスアドレスをカウントし、パケットのコマンドのデータ数を決定する。
図6は、シリアル転送システムSS1において、第1データエンコードデコード回路12のエンコード回路部121と、デコード回路部122との内部構成を示す図である。
図6(1)は、第1データエンコードデコード回路12のエンコード回路部121の内部構成を示す図である。
アクセスアドレスが64bit、アクセスデータが64bitで送信された場合について説明する。まず、エンコード回路部121について説明する。CPU31からアクセス指令を受け取り、アクセスアドレスとアクセスデータとが転送されると、エンコード回路部121が、アクセスアドレス+アクセスデータ128bitをエンコードし、7bitのデータとなる。このデータを、エンコード回路部121のレジスタに格納する。その動作を順次行う。
最初にエンコードしたデータをDATA0とし、順に、DATA1、DATA2、……、DATAn−1とする。図6に示す例では、仮に48個のデータを扱っているので、最後がDATA47である。同一パケットとしてまとめるために、7bitのデータ48個を486bitのアクセスデータとして一塊にする。すなわち、48個の7ビットデータをパッキングする。なお、アクセスデータが486bitよりも少なければ、割当のないビットのデータは0であるとする。
次に、パケットのコマンドは、第2データエンコードデコード回路21のアドレスと、内部カウンタとによってカウントされたデータ数、エンコード後のbit幅、R/W信号によって作成される。
図7は、コマンド内のR/Wの設定例を示す図である。
図7に示すように、読み出しの場合、“10”であり、書き込みの場合、”01”である。
次に、シリアルバスを通過するための情報を含んだヘッダが生成される。そして、ヘッダ+コマンド+アクセスデータをパケットとし、シリアルバスSB1を介してシリアルデータ送受信コントローラ11、22に送信される。
次に、デコード回路部122について説明する。
図6(2)は、第1データエンコードデコード回路12のデコード回路部122の内部構成を示す図である。
デコード回路部122は、第2データエンコードデコード回路21から送信された読み出しデータのパケットを解析する。この場合、シリアルデータ送受信回路が、576ビットを構成する64ビットのヘッダ部を解析する。シリアルデータ送受信回路が、第1データエンコードデコード回路12に残る512ビット分のデータを送信する。パケットに含まれている26ビットのコマンドを解析する。この解析によって、送信されたデータ数と1つのデータのbit幅とが判る。このコマンドの解析によって、個々のデータに分割し、分割したそれぞれのデータを格納する。この例では、7bit幅のデータを、48個に分割して格納する。その後、7bitのデータを、さらに元のアクセスアドレスとアクセスデータとにデコードし、所定の回路ブロックに送信する。
また、第2データエンコードデコード回路21において、アクセス指令を機能回路ブロックから割り込みとしてもらう点を除けば、第1データエンコードデコード回路12とエンコード回路部121とデコード回路部122とは、同じ働きをする。
図8は、本発明の実施例2であるシリアルバスで接続されたシステムであるシリアル転送システムSS2の構成を示す図である。
シリアル転送システムSS2は、シリアル転送システムSS1と基本的には同じである。ただ、第1データエンコードデコード回路12の代わりに、第1データエンコードデコード回路12aを設け、第2データエンコードデコード回路21の代わりに、第2データエンコードデコード回路21aを設けてある。
第1データエンコードデコード回路12aは、第1データエンコードデコード回路12に、コントロールレジスタ123を有する。第2データエンコードデコード回路21aは、第2データエンコードデコード回路21に、コントロールレジスタ211を有する。
これによって、パケット生成時のアクセスデータが、512bit固定ではなく、512bit以外のbit数に設定することができる。
図9は、シリアル転送システムSS2において、第1データエンコードデコード回路12aの内部構成を示す図である。
第1データエンコードデコード回路12aは、エンコード回路部121と、コントロールレジスタ123とを有する。
エンコード回路部121は、実施例1と同じである。図9に示す実施例2では、仮に48個のデータを扱っているので、最後がDATA47である。パケットとしてまとめるために、7bitのデータ48個を、336bitのアクセスデータとして一塊にする。
次に、パケットのコマンドは、第2データエンコードデコード回路21aのアドレスと、内部カウンタによってカウントされたデータ数と、エンコード後のbit幅と、R/W信号とによって作成される。図7に示すように、読み出しの場合、“10”であるとし、書き込みの場合、”01”であるとする。
次に、シリアルバスSB1を通過するための情報を含んだヘッダが生成される。そして、ヘッダ+コマンド+アクセスデータをパケットとし、バスSB1を介して、シリアルデータ送受信コントローラ11、22に送信する。
また、上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、シリアルバスで接続された第1の集積回路と第2の集積回路とを備える電子機器の制御方法の例である。また、上記第1の集積回路は、上記第2の集積回路に設けられている書き込みレジスタに書き込みを行う場合、書き込むアドレスが連続すれば、書き込むアドレス情報とそのデータとを圧縮する圧縮工程を有する。さらに、上記第1の集積回路は、上記圧縮工程で行われる圧縮に関する情報と、圧縮された複数のデータとから成る1つのパケットを生成するパケット生成工程と、パケット生成工程で生成されたパケットデータをシリアルバスに出力する出力工程とを行う。しかも、上記第2の集積回路は、パケットデータをシリアルバスにから入力する入力工程と、上記入力工程で入力されたパケットデータを、アドレス単位のデータに分ける分離工程とを行う。そして、上記第2の集積回路は、上記分離工程で分離されたデータを、圧縮に関する情報に基づいて伸張し、アドレス情報とアドレスに対応したデータとを取得する取得工程を行う。加えて、上記第2の集積回路は、上記取得工程で取得されたアドレス情報に基づいて、アドレスに対応するデータを設定する設定工程とを行う。
本発明の実施例1であるシリアルバスで接続されたシステムであるシリアル転送システムSS1の構成を示す図である。 実施例1におけるパケット形式のフォーマットを説明する図である。 シリアル転送システムSS1において、第1機能回路ブロック23に書き込みを行う動作を示す説明図である。 シリアル転送システムSS1において、第1機能回路ブロック23のデータを読み出す場合を示す説明図である。 シリアル転送システムSS1において、CPU31から第1のデータエンコードデコード回路12へアクセスするタイミング図である。 シリアル転送システムSS1において、第1データエンコードデコード回路12のエンコード回路部121と、デコード回路部122との内部構成を示す図である。 コマンド内のR/Wの設定例を示す図である。 本発明の実施例2であるシリアルバスで接続されたシステムであるシリアル転送システムSS2の構成を示す図である。 シリアル転送システムSS2において、第1データエンコードデコード回路12aの内部構成を示す図である。 シリアルバスで接続されている従来のシリアル転送システムSS3を示すブロック図である。 従来のパケットの例構成を示す図である。
符号の説明
C11…第1のチップ、
C21…第2のチップ、
31…CPU、
32…メモリ、
SB1…シリアルバス、
11…第1シリアルデータ送受信コントローラ、
12…第1データエンコードデコード回路、
21…第2データエンコードデコード回路、
22…第2シリアルデータ送受信コントローラ、
23…第1機能回路ブロック、
24…第2機能回路ブロック、
25…第3機能回路ブロック、
26…内部メモリ、
40…クロック、
41…R/W信号、
42…アクセスアドレス、
43…アクセスデータ、
44…アクセス指令、
45…内部カウンタ、
121…エンコード回路部、
122…デコード回路部。

Claims (3)

  1. シリアルバスで接続された第1の集積回路と第2の集積回路とを備える電子機器であって、
    上記第1の集積回路は、
    上記第2の集積回路に設けられている書き込みレジスタに書き込みを行う場合、書き込むアドレスが連続すれば、書き込むアドレス情報とそのデータとを圧縮する圧縮手段と;
    上記圧縮手段による圧縮に関する情報と圧縮された複数のデータとから成る1つのパケットを生成するパケット生成手段と;
    パケット生成手段が生成したパケットデータを、シリアルバスに出力する出力手段と;
    を有する回路であり、
    上記第2の集積回路は、
    パケットデータをシリアルバスにから入力する入力手段と;
    上記入力手段が入力したパケットデータをアドレス単位のデータに分ける分離手段と;
    上記分離手段が分離したデータを、圧縮に関する情報に基づいて伸張し、アドレス情報とアドレスに対応したデータとを取得する取得手段と;
    上記取得手段が取得したアドレス情報に基づいて、アドレスに対応するデータを設定する設定手段と;
    を有する回路であることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1において、
    上記第2の集積回路は、複数の回路ブロックを備える回路であり、上記アドレス情報は、上記複数の回路ブロックのうちで、設定する回路ブロックを指定する情報を含む情報であることを特徴とする電子機器。
  3. シリアルバスで接続された第1の集積回路と第2の集積回路とを備える電子機器の制御方法であって、
    上記第1の集積回路は、
    上記第2の集積回路に設けられている書き込みレジスタに書き込みを行う場合、書き込むアドレスが連続すれば、書き込むアドレス情報とそのデータとを圧縮する圧縮工程と;
    上記圧縮工程で行われる圧縮に関する情報と、圧縮された複数のデータとから成る1つのパケットを生成するパケット生成工程と;
    パケット生成工程で生成されたパケットデータをシリアルバスに出力する出力工程と;
    を行い、
    上記第2の集積回路は、
    パケットデータをシリアルバスにから入力する入力工程と;
    上記入力工程で入力されたパケットデータを、アドレス単位のデータに分ける分離工程と;
    上記分離工程で分離されたデータを、圧縮に関する情報に基づいて伸張し、アドレス情報とアドレスに対応したデータとを取得する取得工程と;
    上記取得工程で取得されたアドレス情報に基づいて、アドレスに対応するデータを設定する設定工程と;
    を行うことを特徴とする電子機器の制御方法。
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