JP2009097818A - 熱交換器 - Google Patents

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修一 梅沢
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【課題】メンテナンス性が高い熱交換器を提供すること。
【解決手段】第1作動流体を内部に流通させる板状の第1流路部材と、第2作動流体を内部に流通させる第2流路部材とが着脱可能であるため、第1流路部材と第2流路部材とを容易に分離することができる。第1流路部材及び第2流路部材のうちいずれか一方のみのメンテナンスを行う場合には、第1流路部材と第2流路部材とを分離してメンテナンスを行うことができるため、大掛かりなメンテナンスを行わなくても済むことになる。これにより、熱交換器のメンテナンス性を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、第1作動流体と第2作動流体との間で熱交換を行わせる熱交換器に関する。
水道水を流通させる流路を内部に有する流路部材と高温・高圧の二酸化炭素を流通させる流路を内部に有する流路部材とを接合して水道水及び二酸化炭素のそれぞれの流路内を熱的に接触させた状態にし、水道水と二酸化炭素との間で熱の移動を行わせる熱交換器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
水道水に例えばカルシウム成分が多く含まれている場合、水道水を流通させる流路部材の内部にスケールが付着することがある。流路部材の内部にスケールが付着すると、熱交換の性能が低下したり、流路内が詰ったりするなどの問題があるため、このような場合は水道水の流路部材を修理又は交換する必要がある。
特開平5−196377号公報
しかしながら、上記の構成においては、水道水用の流路部材と二酸化炭素用の流路部材とが一体化されている場合、水道水用の流路部材のみを修理する場合であっても熱交換器全体を取り外す必要がある。熱交換器全体を取り外す場合、流路部材内の二酸化炭素が外部に漏れ出すことになるため、工場など設備が整った場所で二酸化炭素を再度流路部材内に圧縮して充填させる必要がある。修理・交換に限られず、流路部材の清掃などを行う場合についても同様であり、このようなメンテナンス作業が大掛かりなものになってしまうという問題がある。水道水と二酸化炭素とを作動流体として用いる場合に限られず、他の作動流体を用いる場合においても同様の問題が生じうる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、メンテナンス性が高い熱交換器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱交換器は、第1作動流体を内部に流通させる板状の第1流路部材と、前記第1流路部材に着脱可能に巻回され、前記第1作動流体との間で熱交換を行わせる第2作動流体を内部に流通させる第2流路部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1作動流体を内部に流通させる板状の第1流路部材と、第2作動流体を内部に流通させる第2流路部材とが着脱可能であるため、第1流路部材と第2流路部材とを容易に分離することができる。第1流路部材及び第2流路部材のうちいずれか一方のみのメンテナンスを行う場合には、第1流路部材と第2流路部材とを分離してメンテナンスを行うことができるため、大掛かりなメンテナンスを行わなくても済むことになる。これにより、熱交換器のメンテナンス性を向上させることができる。また、本発明によれば、板状の第1流路部材に第2流路部材を巻回することとしたので、板状の第1流路部材の一面のみならず他の面においても熱交換を行うことができるため、熱交換の効率を高めることができる。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材と前記第2流路部材とが接着部材を介して着脱可能に接着されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1流路部材と第2流路部材とが接着部材を介して着脱可能に接着されていることとしたので、当該接着部材によって第1流路部材と第2流路部材との間の位置ずれを防ぐことができ、第1流路部材と第2流路部材との間の熱的な接触の度合いを高めることができる。加えて、接着部材によって着脱可能に接着されているので、第1流路部材と第2流路部材とを容易に分離することができ、高いメンテナンス性を確保することもできる。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材は、前記第2流路部材によって巻回される部分に溝部を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1流路部材が第2流路部材によって巻回される部分に溝部を有することとしたので、第2流路部材が第1流路部材の溝部に沿って巻回されることになる。これにより、溝部によって第1流路部材と第2流路部材との間の位置ずれを防ぐことができ、第1流路部材と第2流路部材との間の熱的な接触の度合いを高めることができる。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材のうち前記第2流路部材に巻回される部分の角部が丸みを帯びた形状になっていることを特徴とする。
本発明によれば、前記第1流路部材のうち前記第2流路部材に巻回される部分の角部が丸みを帯びた形状になっていることとしたので、第1流路部材と第2流路部材との間の密着性を一層向上させることができる。これにより、第1流路部材と第2流路部材との間の熱的接触の度合いを更に高めることができる。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材及び前記第2流路部材は、前記第1作動流体が一方向に流通し前記第2作動流体が前記一方向とは逆方向へ流通するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1流路部材及び第2流路部材は、第1作動流体が一方向に流通し第2作動流体が一方向とは逆方向へ流通するように配置されているので、第1作動流体と第2作動流体との間で効率的に熱交換を行わせることができる。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材は、所定温度以上の前記第1作動流体が流通する高温部と前記所定温度より低い前記第1作動流体が流通する低温部とを有し、前記第2流路部材は、前記第1流路部材に螺旋状に巻回されており、前記第2流路部材の螺旋方向の単位長さあたりの巻回数は、前記低温部よりも前記高温部の方が少なくなっていることを特徴とする。
本発明によれば、第1流路部材のうち所定温度より低い温度の第1作動流体が流通する低温部よりも所定温度以上の温度の第1作動流体が流通する高温部の方が、第1流路部材に螺旋状に巻回された第2流路部材の螺旋方向の単位長さあたりの巻回数が少なくなっているので、高温部では低温部に比べて緩やかに熱交換が行われることになる。高温部でのスケールの付着が抑えられることになるため、メンテナンスの回数を抑えることができる。所定温度としては、スケールが付着し始める温度、例えば65℃〜70℃程度が好ましい。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材は、所定温度以上の温度の前記第1作動流体が流通する高温部と前記所定温度より低い温度の前記第1作動流体が流通する低温部とを有し、前記高温部は、前記低温部に比べて前記第1作動流体の流路断面積が大きくなっていることを特徴とする。
本発明によれば、第1流路部材のうち所定温度以上の温度の第1作動流体が流通する高温部が、所定温度より低い温度の第1作動流体が流通する低温部に比べて第1作動流体の流路断面積が大きくなっているので、高温部においてスケールの付着による流路の詰まりを防ぐことができる。所定温度としては、スケールが付着し始める温度、例えば65℃〜70℃程度が好ましい。
上記の熱交換器は、前記第1流路部材は、所定温度以上の温度の前記第1作動流体が流通する高温部と前記所定温度より低い温度の前記第1作動流体が流通する低温部とを有し、前記高温部と前記低温部とが分離可能に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1流路部材のうち所定温度以上の温度の第1作動流体が流通する高温部と、所定温度より低い温度の第1作動流体が流通する低温部とが分離可能に設けられているので、メンテナンスの際にはスケールが付着しやすい高温部のみを分離して修理・交換などを行うことができる。これにより、メンテナンス性を一層向上させることができる。所定温度としては、スケールが付着し始める温度、例えば65℃〜70℃程度が好ましい。
本発明によれば、メンテナンス性が高い熱交換器を提供することができる。
以下、図面をもとにして、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、給湯システム1の全体構成を示す模式図である。
本発明に係る給湯システム1は、水加熱部2と、冷媒循環部3と、熱交換器4とを備えている。
水加熱部2は、水供給源21と、配管22と、循環ポンプ23と、配管24と、配管25と、湯供給部26とを有している。水加熱部2では、第1作動流体としての水(HO)が、水供給源21から配管22、循環ポンプ23、配管24を順に流通して熱交換器4に供給され、熱交換器4によって加熱されて湯になり、当該湯が熱交換器4から配管25を流通して湯供給部26から供給されるようになっている。
水供給源21は、水加熱部2を流通する水の供給源であり、例えば水道管や水貯留タンクなどが挙げられる。配管22は、水供給源21と循環ポンプ23とを接続する配管である。循環ポンプ23は、水供給源21の水を吸引し、配管24側へと供給するポンプである。配管24は、循環ポンプ23と熱交換器4とを接続する配管である。配管25は、熱交換器4と湯供給部26とを接続する配管である。
冷媒循環部3は、冷媒用熱交換器31と、配管32と、コンプレッサ33と、配管34と、配管35と、膨張弁36と、配管37とを有しており、冷媒循環部3内には冷媒(第2作動流体)としての二酸化炭素(CO)が封入されている。冷媒循環部3は閉じた空間になっており、冷媒が冷媒用熱交換器31、配管32、コンプレッサ33、配管34を順に流通して熱交換器4に供給され、当該熱交換器4から配管35、膨張弁36、配管37を流通して再び冷媒用熱交換器31に供給されるようになっている。このように、冷媒循環部3では、冷媒が上記各部を循環する構成になっている。
冷媒用熱交換器31は、大気を取り込むファン38を有しており、取り込んだ大気の熱を冷媒に吸収させて配管32へと冷媒を供給する装置である。配管32は、冷媒用熱交換器31とコンプレッサ31を接続する配管である。コンプレッサ33は、冷媒を圧縮して配管34側へと供給する装置であり、冷媒を圧縮することで当該冷媒の温度を上昇させることができるようになっている。コンプレッサ33を冷媒用熱交換器31の下流側に配置することで、コンプレッサ33に流入する冷媒の温度をある程度上昇させておくことができるようになっており、その分コンプレッサ33で高温を作るために投入するエネルギーを少なくすることができるようになっている。配管34は、コンプレッサ33と熱交換器4とを接続する配管である。配管35は、熱交換器4と膨張弁36とを接続する配管である。膨張弁36は、冷媒を膨張させて配管37側へと供給する装置であり、冷媒を膨張させることで当該冷媒の温度を下げることができるようになっている。
熱交換器4は、水加熱部2を流通する水と冷媒循環部3を循環する冷媒との間で熱を交換する装置であり、水加熱部2及び冷媒循環部3の流通経路上に設けられている。図2は、熱交換器4の外観を示す図である。図3は、熱交換器4を上面から見たときの構成を示す図である。図2及び図3に示すように、熱交換器4は、水流通用の流路部材41と、冷媒流通用の流路部材42とを備えている。
水流通用の流路部材41は、水流入口43と、水流通部44と、水流出口45とを有する板状部材である。水流入口43は、水加熱部2の配管24に接続されている。図4は、水流通部44の内部構成を示す断面図である。図4に示すように、水流通部44は、内部に複数の流路壁44aが設けられており、当該流路壁44aによって水流通部44の内部に流路44bが形成されている。図2及び図4に示すように、水流出口45は、水加熱部2の配管25に接続されている。流路部材41においては、水が水流入口43から流入し、水流通部44内部の流路44bを流通して水流出口45から流出されるようになっている。流路部材41全体では、水の流通する方向は例えば図2における下側から上側(水流入口43側から水流出口45側)の方向となっている。
冷媒流通用の流路部材42は、図2に示すように、冷媒流入口46と、冷媒流通部47と、冷媒流出口48とを有する管状部材である。冷媒流入口46は、冷媒循環部3の配管34に接続されている。冷媒流通部47は、流路部材41に対して水流入口43から水流出口45の方向へらせん状に巻回されている。
図3に示すように、冷媒流通部47と流路部材41との間には接着部材49が設けられている。接着部材49は、例えば銀ロウなどのロウ材やエポキシなどの樹脂材料から構成されている。当該接着部材49によって流路部材42の内部と流路部材41の内部とが熱的に接触した状態になっていると共に、流路部材42と流路部材41との間が着脱可能に接着された状態になっている。
冷媒流出口48は、図2に示すように、冷媒循環部3の配管35に接続されている。流通部材42においては、冷媒が冷媒流入口46から流入し、冷媒流通部47を流通して冷媒流出口48から流出されるようになっている。流路部材42全体では、冷媒の流通する方向は例えば図2における上側から下側(冷媒流入口46側から冷媒流出口48側)の方向となっており、水の流通する方向とはちょうど逆方向になっている。
次に、上記のように構成された給湯システム1の動作を説明する。
水加熱部2においては、循環ポンプ23を作動させて水供給源21から配管22へと水を流通させる。この水は、循環ポンプ23により配管22から配管24、水流入口43を介して熱交換器4へと流入する。熱交換器4へ流入するときの水の温度は15℃程度になっている。
一方、冷媒循環部3においては、コンプレッサ33及び膨張弁36によって冷媒を循環させる。冷媒用熱交換器31においてファン38によって取り込まれた外気の熱を吸収して冷媒の温度を上昇させる。この冷媒は、圧力が30気圧、温度が10℃程度の状態で配管32を流通し、コンプレッサ33に流入する。コンプレッサ33に流入した冷媒は、当該コンプレッサ33において圧縮され、100気圧程度にまで加圧されると共にこの圧縮によって温度が130℃程度にまで上昇した状態で配管34へ供給する。この冷媒は、配管34から冷媒流入口46を介して熱交換器4に流入する。
熱交換器4では、水流入口43を介して流路部材41の内部に流入した水が、水流通部44の流路44bを流通する。また、冷媒流入口46を介して流路部材42の内部に流入した冷媒が、冷媒流通部47の内部を流通する。流路部材41の内部と流路部材42の内部との間が熱的に接触した状態になっているため、流路部材41内部の水と流路部材42内部の冷媒との間で熱の交換が行われることになる。具体的には、流路部材42内部の冷媒から流路部材41内部の水に熱が移動し、冷媒の圧力及び温度が低下すると共に水の温度が上昇することになる。流路部材41全体における水の流通方向と流路部材42全体における冷媒の流通方向とが逆方向になっているため、水と冷媒との間で効率的に熱交換が行われることになる。
温度の上昇した水は、90℃程度の湯となって配管25に流出し、湯供給部26から供給されることになる。このように、水加熱部2においては水供給源21の水を循環ポンプ23によって熱交換器4に流入させ、熱交換器4において生成された湯を湯供給部26から供給する動作を繰り返すことになる。
水加熱部2において上記動作を繰り返す場合、水供給源21から例えばカルシウム成分を多く含む水が供給されると、水流通部44の例えば流路壁44aや流路44bなどにスケールが付着することがある。このようなスケールが水流通部44の内部に付着すると、熱交換の性能が低下したり、流路44b内が詰ったりするなどの問題があるため、流路部材41を定期的に交換する必要がある。本実施形態では、流路部材41と流路部材42とが接着部材49によって着脱可能に接着されているため、流路部材41の交換時には流路部材41と流路部材42と分離して流路部材41のみを取り替えるようにすればよい。この場合、流路部材42については冷媒循環部3から切り離す必要は無いため、冷媒循環部3内に封入された冷媒を再度封入しなおす必要は無い。
一方、圧力及び温度の低下した冷媒は、圧力が100気圧、温度が20℃程度の状態で配管35に流出する。この冷媒は配管35を介して膨張弁36に流入し、当該膨張弁36によって膨張されて圧力が30気圧程度まで減圧される。また、当該膨張によって温度が5℃程度にまで低下する。減圧されて温度低下した冷媒は、配管37を介して再び冷媒用熱交換器31に供給される。冷媒用熱交換器31では、上記のようにファン38によって取り込まれた外気の熱を吸収して冷媒の温度が10℃程度にまで上昇する。このように、冷媒循環部3では、コンプレッサ33において冷媒を圧縮し温度を上昇させて熱交換器4に流入させ、熱交換器4において冷却された冷媒を膨張弁36にて膨張させて減圧し、冷媒用熱交換器31において外気の熱を吸熱させる動作を繰り返すことになる。
このように、本実施形態によれば、第1作動流体としての水を内部に流通させる板状の流路部材41と、第2作動流体としての冷媒を内部に流通させる流路部材42とが着脱可能であるため、流路部材41と流路部材42とを容易に分離することができる。流路部材41及び流路部材42のうちいずれか一方のみのメンテナンスを行う場合には、流路部材41と流路部材42とを分離してメンテナンスを行うことができるため、大掛かりなメンテナンスを行わなくても済むことになる。これにより、熱交換器4のメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、板状の流路部材41に管状の流路部材42を巻回することとしたので、板状の流路部材41の一面のみならず他の面においても熱交換を行うことができるため、熱交換の効率を高めることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、図5に示すように、流路部材41の表面のうち流路部材42によって巻回される部分に溝部50を設ける構成であっても構わない。流路部材42が流路部材41の溝部50に沿って巻回されることになるため、溝部50によって流路部材41と流路部材42との間の位置ずれを防ぐことができ、流路部材41と流路部材42との間の熱的な接触の度合いを高めることができる。
この場合、溝部50に沿って流路部材42を巻回させると図6に示される状態となる。図6は、図5に流路部材42を巻きつけた状態においてA−A断面に沿った構成を示す図である。流路部材41と流路部材42との接着については、接着部材49を流路部材41と流路部材42との間を埋めるように配置する必要は無く、例えば図6に示すように溝部50の端辺に沿って接着部材49を配置するようにすることもできる。このような構成であっても、流路部材41と流路部材42とを着脱可能に接着することができる上、流路部材41内部と流路部材42内部とを熱的に接触させることができる。
また、図7に示すように、流路部材41のうち流路部材42によって巻回される部分の角部41aが丸みを帯びた形状であっても良い。これにより、流路部材41と流路部材42とが流路部材41の角部41aにおいても密着することになるため、両者の間の密着性を一層向上させることができ、流路部材41と流路部材42との間の熱的接触の度合いを更に高めることができる。
また、図8に示すように、流路部材41のうちスケールが付着し始める温度、すなわち65℃〜70℃の範囲で設定した所定温度よりも低い温度の水が流通する部分を低温部41cとすると共に所定温度以上の温度の水が流通する部分を高温部41bとし、流路部材42の螺旋方向の単位長さあたりの巻回数を低温部41cよりも高温部41bの方が少なくする、すなわち、低温部41cよりも高温部41bの方が流路部材42の密度が粗くなるように流路部材42を巻回する構成であっても構わない。この構成によれば、高温部41bでは低温部41cに比べて緩やかに熱交換が行われることになる。高温部41bでのスケールの付着が抑えられることになるため、メンテナンスの回数を抑えることができる。
また、図9に示すように、図8の構成と同様に流路部材41のうちスケールが付着し始める温度、すなわち65℃〜70℃の範囲で設定した所定温度よりも低い温度の水が流通する部分を低温部41cとすると共に所定温度以上の温度の水が流通する部分を高温部41bとし、高温部41bにおいては、低温部41cに比べて流路44bの流路断面積が大きくなる構成であっても構わない。この構成によれば、高温部41bにおいてスケールの付着による流路の詰まりを防ぐことができる。
また、図10に示すように、図8の構成と同様に流路部材41のうちスケールが付着し始める温度、すなわち65℃〜70℃の範囲で設定した所定温度よりも低い温度の水が流通する部分を低温部41cとすると共に所定温度以上の温度の水が流通する部分を高温部41bとし、当該高温部41bと低温部41cとを分離可能に設ける構成であっても構わない。この構成によれば、メンテナンスの際にはスケールが付着しやすい高温部41bのみを分離して修理・交換などを行うことができる。これにより、メンテナンス性を一層向上させることができる。
本発明の実施形態に係る給湯システムの外観を示す図。 本実施形態に係る熱交換器の外観を示す図。 熱交換器の上面から見た構成を示す図。 熱交換器の内部の構成を示す断面図。 熱交換器の他の構成を示す図。 熱交換器の他の構成を示す図。 熱交換器の他の構成を示す図。 熱交換器の他の構成を示す図。 熱交換器の他の構成を示す図。 熱交換器の他の構成を示す図。
符号の説明
1…給湯システム 4…熱交換器 41…流路部材 41a…角部 41b…高温部 41c…低温部 42…流路部材 44b…流路 49…接着部材 50…溝部

Claims (8)

  1. 第1作動流体を内部に流通させる板状の第1流路部材と、
    前記第1流路部材に着脱可能に巻回され、前記第1作動流体との間で熱交換を行わせる第2作動流体を内部に流通させる第2流路部材と
    を備えることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1流路部材と前記第2流路部材とが接着部材を介して着脱可能に接着されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1流路部材は、前記第2流路部材によって巻回される部分に溝部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1流路部材のうち前記第2流路部材に巻回される部分の角部が丸みを帯びた形状になっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記第1流路部材及び前記第2流路部材は、前記第1作動流体が一方向に流通し前記第2作動流体が前記一方向とは逆方向へ流通するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 前記第1流路部材は、所定温度以上の温度の前記第1作動流体が流通する高温部と前記所定温度より低い温度の前記第1作動流体が流通する低温部とを有し、
    前記第2流路部材は、前記第1流路部材に螺旋状に巻回されており、
    前記第2流路部材の螺旋方向の単位長さあたりの巻回数は、前記低温部よりも前記高温部の方が少なくなっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
  7. 前記第1流路部材は、所定温度以上の温度の前記第1作動流体が流通する高温部と前記所定温度より低い温度の前記第1作動流体が流通する低温部とを有し、
    前記高温部は、前記低温部に比べて前記第1作動流体の流路断面積が大きくなっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
  8. 前記第1流路部材は、所定温度以上の温度の前記第1作動流体が流通する高温部と前記所定温度より低い温度の前記第1作動流体が流通する低温部とを有し、
    前記高温部と前記低温部とが分離可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
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