JP2009092817A - プロジェクタ及びプロジェクタ用の投影ユニット - Google Patents

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【課題】 投影側光学系の温度変化による画像のぼけを複雑な機構を設けることなく抑制することのできる投影ユニットと、当該投影ユニットを備えたプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタ10は、光源装置63と、光学ユニットブロック77と、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを備えるものであり、光学ユニットブロック77は、光源装置63からの光を導光する照明用ユニットの一部を備える照明側ブロック78及び照明用ユニットの一部と表示素子51を備える画像生成ブロック79並びに投影ユニット130を備える投影側ブロック80で構成するものであって、投影ユニット130は、可動レンズ群97を内部に備えた可動鏡筒131と、固定レンズ群93を内部に備えた固定鏡筒132と、加熱手段140と、を備え、可動鏡筒131と固定鏡筒132を、加熱手段140により予熱するものとする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ズーム機能を備えた投影ユニット及びこの投影ユニットを備えたプロジェクタに関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、更にメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置としてのプロジェクタが多用されている。
このプロジェクタは、小型高輝度のメタルハライドランプや超高圧水銀ランプ等から構成される光源装置を内蔵し、この光源から射出された光を、光源側光学系を介してDMDと呼ばれるマイクロミラー表示素子、又は、液晶板に集光させ、投影側光学系を介してスクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
又、プロジェクタの投影側光学系では光学系を可動させることでズーム調整やフォーカス調整を行っている。
そして、このプロジェクタに内蔵されている光源装置は、メタルハライドランプや超高圧水銀ランプ等であるため、プロジェクタの起動直後は、ランプのガラス管内に封入される水銀の蒸気圧が低いため、輝度も低く、時間の経過と共に、放電により温度が上昇し水銀が蒸発するため、輝度も高くなる。尚、この光源装置は、水銀が完全に蒸発して、輝度が安定するまで数分を要するものである。
又、光源装置は安定すると数百から千度近く迄高温となるため、プロジェクタは冷却ファンを内蔵するなどして、温度制御を行っているものである。このとき、この光源装置を起因として光学系を構成する複数のレンズにも熱が伝わり、光源装置の輝度安定後も、光学系が熱平衡状態に到達するまでの間、各レンズの温度を上昇させ続ける。
これにより、各レンズは熱膨張し屈折率などが変化するため、光源装置の輝度安定直後と、光学系が熱平衡状態に到達した後とでは、光学系の焦点距離にズレが生じる現象が生じることになる。
したがって、このプロジェクタの使用者が、光源装置の輝度安定後、スクリーンに表示された画像を見て、フォーカス調整を行ったとしても、光学系の温度上昇に伴って、スクリーンの画像がぼけてしまい、再度のフォーカス調整を要するといった問題点があった。
従来のプロジェクタには、このフォーカス変化に対して、適宜フォーカス調整をするような機能を備えていないため、スクリーンに表示された画像がぼけてくるのを容認せざるを得なかった。
尚、一般にオプチカルカップリング方式と呼ばれる方式を採用したプロジェクタについては、光学系の構成要素の一つであるオプチカルカップリング液の熱膨張を巧みに利用することで、オプチカルカップリング液温に応じて、投射レンズ系の一つであるオプチカルカップリングレンズを変移させ、自動的に温度変化によるフォーカス変化を補正すると同時に、また更にモータ動力、空気圧などを利用して、オプチカルカップリングレンズを変移させ、任意かつ能動的にフォーカス調整を行うことを可能にした提案がされている(例えば特許文献1)。
特開平9−90273号公報
前述のオプチカルカップリング液の熱膨張を利用した提案は、オプチカルカップリング方式のプロジェクタに限って用いることができるものであるから、この方式を採用しないプロジェクタは依然として、温度変化による画像のぼけを容認せざるを得ず、投影開始後、フォーカス調整による焦点合わせを再度行って鮮明な投影を行うようにするといった問題点があった。又、投影開始直後に手動による焦点合わせの微調整を行う必要がないようにする場合、プロジェクタ内に複雑な機構を追設することとなり、プロジェクタの大型化やコストアップを招かざるを得ないといった問題点がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、投影開始直後のフォーカス変化による画像のぼけを、複雑な機構を設けずに抑制するため、プロジェクタの起動と連動して、光学系のレンズ群を予熱する加熱手段を有した投影ユニットと、当該投影ユニットを備えたプロジェクタを提供することを目的としている。
本発明の投影ユニットは、可動レンズ群を内部に備えた可動鏡筒と、固定レンズ群を内部に備えた固定鏡筒と、加熱手段と、を備え、前記可動鏡筒と前記固定鏡筒は、前記加熱手段により予熱されることを特徴とするものである。
又、この投影ユニットにおいて、前記加熱手段は、前記可動鏡筒及び/又は固定鏡筒の外縁に巻き付け固定されることを特徴とするものである。
そして、前記加熱手段は、薄い面状発熱体から成るフィルムヒーターであることを特徴とする場合もある。
又、前記加熱手段は、細径の線状で曲げ・巻き加工が可能な発熱体から成ることを特徴とする場合もある。
そして、前記加熱手段は、マイクロセラミックヒーターであることを特徴とする場合もある。
そして、本発明のプロジェクタは、光源装置と、当該光源装置からの光を導光する照明側ブロック及び表示素子を備える画像生成ブロック並びに投影ユニットを備える投影側ブロックを有する光学ユニットブロックと、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段と、を備え、前記投影ユニットが、前述の加熱手段を備えた投影ユニットであることを特徴とするものである。
本発明によれば、投影ユニットに備えられた加熱手段を、プロジェクタの起動に連動して、発熱させることにより、プロジェクタがスクリーンに画像を表示する前、即ちスタンバイ状態解除前に、鏡筒内のレンズの温度を上げることで、レンズの温度変化による画像のぼけを複雑な機構を設けることなく抑制することのできる投影ユニットと、当該投影ユニットを備えたプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ10は、光源装置63と、光学ユニットブロック77と、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを備えるものであり、光学ユニットブロック77は、光源装置63からの光を導光する照明用ユニットの一部を備えた照明側ブロック78及び照明用ユニットの一部と表示素子51を備える画像生成ブロック79並びに投影ユニット130を備える投影側ブロック80で構成されるものである。
そして、投影ユニット130は、可動レンズ群97を内部に備えた可動鏡筒131と、固定レンズ群93を内部に備えた固定鏡筒132と、加熱手段140と、を備え、可動鏡筒131と固定鏡筒132は、加熱手段140により予熱されるものである。
この加熱手段140は、薄い面状発熱体から成るフィルムヒーターであり、可動鏡筒131の外縁に巻き付け固定されるものである。
そして、この加熱手段140は、プロジェクタ10の起動と連動して、電力が供給され発熱し、プロジェクタ10がスクリーンに画像を表示する前に、可動鏡筒131及び固定鏡筒132を外部から加熱し、内部のレンズの温度を予め上げておくものである。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明の一つの実施例に係るプロジェクタ10は、図1に示すように、略直方体形状であって、本体ケースの前方の側板とされる前面板12の側方に投影口を覆うレンズカバー19を有すると共に、この前面板12には複数の排気孔17を設けている。
又、本体ケースである上面板11にはキー/インジケータ部37を有するものであり、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、光源装置等が過熱したときに報知をする過熱インジケータ等のキーやインジケータを備えているものである。
更に、本体ケースの背面には、背面板にUSB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子20、図示しないメモリカードスロット、リモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を有しているものである。
尚、この背面板、及び、図示しない本体ケースの側板である右側板、及び、図1に示した側板である左側板15の下部近傍には、各々複数の吸気孔18を有しているものである。
そして、このプロジェクタ10のプロジェクタ制御手段は、図2に示すように、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等を有するものであって、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に送られるものである。
又、表示エンコーダ24は、送られてきた画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力するものである。
そして、表示エンコーダ24からビデオ信号が入力される表示駆動部26は、送られてくる画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものであり、光源装置63からの光を光源側光学系を形成する照明用ユニットを介して表示素子51に入射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、投影側光学系を形成する投影ユニットを介して図示しないスクリーンに画像を投影表示するものであり、この投影側光学系の可動レンズ群97は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われるものである。
又、画像圧縮伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理や、再生モード時はメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長して画像変換部23を介して表示エンコーダ24に送り、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とするものである。
そして、制御部38は、プロジェクタ10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
又、本体ケースの上面板11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に送られるものである。
尚、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されており、音声処理部47はPCM音源等の音源回路を備え、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させることができるものである。
又、この制御部38は、電源制御回路41を制御しており、この電源制御回路41は、電源スイッチキーが操作されると光源装置63の放電ランプを点灯させる。更に、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43も制御しており、この冷却ファン駆動制御回路43は、光源装置63等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせて、冷却ファンの回転速度を制御させ、又、タイマ等により光源装置63のランプ消灯後も冷却ファンの回転を持続させるものであり、更に、温度センサによる温度検出の結果によっては光源装置63を停止してプロジェクタ本体の電源をOFFにする等の制御も行うものである。
又、このプロジェクタ10の内部構造は、図3に示したように、ランプ電源回路ブロック101等を取付けた電源制御回路基板102を右側板14の近傍に配置し、筐体内を区画用隔壁120により背面板13側の吸気側空間室121と前面板12側の排気側空間室122とを気密に形成し、プロジェクタ10の中央近傍にシロッコファンタイプのブロア110を冷却ファンとして配置し、吸気側空間室121にブロア110の吸込み口111を排気側空間室122にブロア110の吐出口113を位置させている。
更に、排気側空間室122内に光源装置63を配置し、左側板15に沿って照明側ブロック78及び画像生成ブロック79並びに投影側ブロック80で構成する光学ユニットブロック77を配置し、光学ユニットブロック77の照明側ブロック78を排気側空間室122に開口連通させて照明側ブロック78に設ける照明用ユニットの一部が排気側空間室122に位置するように配置し、排気側空間室122の前面板12に沿って排気温低減装置114を配置している。
又、光源装置63は、内面に反射面とする反射膜を有し前方に開口部を有したリフレクタと、このリフレクタの内部に内蔵するハロゲン等を用いた放電ランプとを有したものである。
そして、この光源装置63等を冷却する冷却ファンとしてのブロア110は、中心部に吸込み口111を有し、吐出口113は略正方形断面であって、区画用隔壁120に接続され、区画用隔壁120によって区画された排気側空間室122にブロア110からの排風を排出するものであって、ブロア110の吸込み口111の近傍には制御回路基板103が配設されるものである。
そして、光学ユニットブロック77は、光源装置63の近傍に配置され、照明用ユニットの一部を備えて光源装置63からの射出光を画像生成ブロック79に向けて射出する照明側ブロック78と、照明用ユニットの一部と表示素子51を備えて照明側ブロック78からの射出光を画像データに合わせて投影側ブロック80に向けて反射する画像生成ブロック79と、投影ユニットを備えて左側板15の近傍に配置され、画像生成ブロック79で反射した光を投影する投影側ブロック80との3つのブロックから構成されているものである。
この照明側ブロック78が備える光源側光学系61を形成する照明用ユニットの一部は、図4に示すように、光源装置63から射出された光をカラーホイール71に反射する第1反射ミラー72や、赤色光、緑色光、青色光とするカラーフィルタを周囲に設けてホイールモータ73により回転されるカラーホイール71、及びカラーホイール71のフィルタを透過した光を均一な強度分布の光束とする導光装置75等である。
又、画像生成ブロック79が備える光源側光学系61を形成する照明用ユニットの一部は、導光装置75から射出された光の向きを変更する第2反射ミラー74や、この第2反射ミラー74により反射した光を表示素子51に集光させる集光レンズ群83及びこの集光レンズ群83を透過した光を表示素子51に所定の角度で照射する照射ミラー84であり、表示素子51としては、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を画像生成ブロック79に備えているものである。そして、この表示素子51の背面板13側には表示素子51を冷却するための表示素子放熱板53が配置されている。
このDMDは、複数のマイクロミラーがマトリックス状に配置され、正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向のオン状態光線と斜め方向のオフ状態光線とに分けて反射することにより画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射してオン状態光線とし、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射してオフ状態光線とすると共に、このオフ状態光線を吸光板で吸収し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を生成するものである。
そして、投影側ブロック80は、画像を形成する明表示の光線束を図示しないスクリーン等に照射する投影側光学系62を形成する後述の投影ユニットを備え、この投影ユニットは、固定レンズ群93や可動レンズ群97を備えているものである。そして、これらの投影側光学系62のレンズ群によりズーム機能を備えた可変焦点型レンズとしているものであり、光学ユニットブロック77と左側板15の間に配置された光学系制御基板86により前述したレンズモータ45を制御して可動レンズ群97を光軸に沿って移動させ、ズーム調整やフォーカス調整を可能としているものである。
又、このように可動レンズ群97を光軸に沿って移動させるため、投影側ブロック80の投影ユニット130は、図5に示すように、正面に鏡筒固定板133が配置され、この鏡筒固定板133の背面近傍に保持部材135が配置され、鏡筒固定板133と保持部材135に固定鏡筒132が固定され、保持部材135の両端部近傍に2本の摺動支持軸134が光軸と平行に保持されると共に、レンズモータ45が保持部材135の下端近傍に配置され、更に、連結軸138がレンズモータ45と連結して摺動支持軸134と平行に配置され、摺動支持軸134に2つの可動鏡筒131が軸支されると共に底部で連結軸138と連結し、最後部に固定鏡筒132を固定する保持板136が配置されて摺動支持軸134を保持しているものである。
そして、2つの可動鏡筒131は、各々内部に可動レンズ群97が収納された円筒形の鏡筒部141と、鏡筒部141の径方向の対称の位置に突出して形成され摺動支持軸134と連結する第一アーム142及び第二アーム143を備え、摺動支持軸134に支持されて摺動支持軸134に沿って摺動可能とされるものである。
この各第一アーム142は、摺動支持軸134に摺動可能に軸支される第一連結部144と、連結軸138と連結する可動支持部145を各々備えるものであり、第一連結部144は、一側面を開口とする略直方体形状であって長手方向を摺動支持軸134と平行とし、摺動支持軸134と直交する面に摺動支持軸134の外径と略同一の大きさとする透孔が形成され、摺動支持軸134に沿って摺動するものである。又、各可動支持部145は、各々第一連結部144の下方に位置し、外周に雄螺子が形成された連結軸138と螺合する雌螺子を形成した透孔を備え、この透孔を貫通するレンズモータ45の各回転軸に連結された夫々の連結軸138の回転により各可動鏡筒131を光軸方向に移動させるものである。更に、第一アーム142の逆側に設けられた第二アーム143は、先端部にU字型の第二連結部146を備え、この第二連結部146が摺動支持軸134に摺動可能に軸支されているものである。
そして、図6に示すように、可動レンズ群97を収納した2つの可動鏡筒131、及び可動鏡筒131の前後に各々配置されて固定レンズ群93を収納した固定鏡筒132の外縁には、薄い面状発熱体から成るフィルムヒーターである加熱手段140が巻き付けられ、耐熱性に優れた接着剤等で固着されている。尚、巻き付ける範囲は、外縁の略全周を覆うことが好ましい。
この加熱手段140としてのフィルムヒーターは、ニッケル合金やステンレス等から成る発熱抵抗体としてのヒーター回路を、耐熱性に優れたポリイミドやポリエチレンテレフタレート等の絶縁材でラミネートすることによって形成されるものである。尚、このようなフィルムヒーターは、厚みが数十〜百μmであり、又、フィルムヒーターと電源とを接続するリード線151は、細径であるためプロジェクタ10の空間を拡張することなく、自由にプロジェクタ10の内部を引き回すことができる。尚、この例では、ヒーター回路とリード線151の接続部であるリード取出し部152を、可動鏡筒131においては、可動鏡筒131の近傍の第一アーム142に設け、固定鏡筒132においては、固定鏡筒132の外縁上に設け、リード線151を図示しないプロジェクタ10の内部電源に接続しているものである。
そして、このプロジェクタ10は、電源スイッチキーが操作されると図3に示した光源装置63の放電ランプが点灯すると共に、冷却ファンを駆動させ、左側板15、右側板14、及び背面板13の吸気孔18から外気を取り入れ、前面板12の排気孔17から内部の空気を排出し、更に図6に示した加熱手段140も連動して電力が供給されることにより発熱し、可動鏡筒131及び固定鏡筒132の外側から、鏡筒131,132を介して内側に収納されているレンズ群93,97に熱を加え、温度を上昇させつつプロジェクタ10をスタンバイ状態とするものである。このスタンバイ状態は、光源の輝度が安定するまで維持されるものとし、スタンバイ状態においては、スクリーンに画像を表示しないように、DMDを制御しているものである。
そして、プロジェクタ10は、スタンバイ状態が輝度の安定と共に終了し、スクリーンに画像を表示した後も、プロジェクタ10を構成する要素の全てが略熱平衡状態となるまで、温度上昇を続けるものである。即ち、従来は、スタンバイ状態が終了してから投影側光学系62のレンズ群の温度が安定し定常状態となるまでの時間に大きな隔たりがあったため、使用者が、スタンバイ終了後、スクリーンに表示された画像を見て、フォーカス調整を実施しても、レンズ群の温度はその後も上昇するため、画像がぼけてしまい、再度のフォーカス調整が必要であった。
しかし、本実施例における加熱手段140をプロジェクタ10の起動開始と合せて発熱させ、レンズの予熱をスタンバイ状態の時間を利用して行うことで、スタンバイ状態が終了してから投影側光学系62のレンズ群の温度が安定するまでの時間の隔たりを小さくすることができる。
そして、加熱手段140を用いた予熱の制御方法としては、鏡筒131,132の周辺に温度センサを設け、温度検出を行わせて、加熱手段140の電源ON、OFFを制御させてもよく、又、タイマを用いてもよい。
尚、加熱手段140は可動鏡筒131にのみ巻き付け固定してもよく、逆に固定鏡筒132にのみ巻き付け固定してもよい。この場合、夫々の鏡筒内部に設置されているレンズ群の温度が安定するまでの時間に差が生じることになるが、その時間差を起因とする画像のピントずれは、容認できるほど微細なものである。ただし、可動鏡筒131及び固定鏡筒132の両者に加熱手段140を設け、またその外縁の略全周に渡って巻き付ければ、鏡筒131,132の内部に設置されるレンズの外縁より略均一に熱が加わることとなり、レンズ群を効率よく予熱できるものである。
そして、このように、鏡筒131,132に加熱手段140を巻き付け固定し、加熱手段140をプロジェクタ10の起動開始と共に発熱させ、レンズの予熱を行うことで、スタンバイ状態終了からプロジェクタ10の温度が安定するまでの時間の隔たりを小さくすることができる。これにより、使用者は、スタンバイ終了後、スクリーンに表示される画像を見てフォーカス調整を一度実施すれば、その後の画像は人に認識されるほどのピントずれによる画像のぼけを生じさせないため、再度フォーカス調整を実施する必要がなくなる。又、この加熱手段140により、投影側光学系62を形成するレンズ群の温度変化に対するフォーカス調整のための複雑な機構を省略することができ、部品や製造にかかるコストも抑えることができるものである。
そして、図7に示すように、加熱手段140を細径の線状で曲げ・巻き加工が可能な発熱体とすることもある。この加熱手段140は、ステンレス等で形成される管の内部に、発熱線と酸化マグネシウム等の絶縁物を封入するなどして形成するものである。このような加熱手段140は外径が数mmであるため、狭小な場所でも、容易に取り付けることができるものである。したがって、可動鏡筒131や固定鏡筒132に容易に巻き付け固定することができ、前述と同様の効果を奏するものである。尚、この例では、可動鏡筒131に接続されている第一アーム142の鏡筒外縁近傍において、加熱手段140を貫装させる穴153を形成しておくことで、巻き付け固定を容易としているものである。
又、図8に示すように、加熱手段140を耐熱性、絶縁性に優れたアルミナ基板と耐熱性の優れた白金系抵抗体で形成し、アルミナシートで絶縁したマイクロセラミックヒーターとすることもある。この加熱手段140は、例えば長さと幅が数十mm、薄さが数mmの矩形状のシートであり、一端にリード取出し部152を設けているものであるため、狭小な場所でも容易に取り付けることができるものである。したがって、可動鏡筒131や固定鏡筒132の外縁に、複数個の加熱手段140を夫々の設置間隔が略等しくなるように接着剤等で固着することで、前述と同様の効果を奏するものである。
又、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明の実施例に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの機能回路ブロックを示す図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの上面板を取り除いた上面図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの光学ユニットブロックの内部を示す上面図。 本発明の実施例に係る投影ユニットの斜視図。 本発明の実施例に係る加熱手段をフィルムヒーターとして、鏡筒外縁に巻き付け固定した状態を示す図。 本発明の実施例に係る加熱手段を細径の線状の発熱体としたときの投影ユニットを示す図。 本発明の実施例に係る加熱手段をマイクロセラミックヒーターとしたときの投影ユニットを示す図。
符号の説明
10 プロジェクタ 11 上面板
12 前面板 13 背面板
14 右側板 15 左側板
17 排気孔 18 吸気孔
19 レンズカバー 20 各種端子
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 電源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
53 表示素子放熱板 61 光源側光学系
62 投影側光学系 63 光源装置
71 カラーホイール 72 第1反射ミラー
73 ホイールモータ 74 第2反射ミラー
75 導光装置 77 光学ユニットブロック
78 照明側ブロック 79 画像生成ブロック
80 投影側ブロック 83 集光レンズ群
84 照射ミラー 86 光学系制御基板
93 固定レンズ群 97 可動レンズ群
101 ランプ電源回路ブロック 102 電源制御回路基板
103 制御回路基板 110 ブロア
111 吸込み口 113 吐出口
114 排気温低減装置 120 区画用隔壁
121 吸気側空間室 122 排気側空間室
130 投影ユニット 131 可動鏡筒
132 固定鏡筒 133 鏡筒固定板
134 摺動支持軸 135 保持部材
136 保持板 138 連結軸
140 加熱手段 141 鏡筒部
142 第一アーム 143 第二アーム
144 第一連結部 145 可動支持部
146 第二連結部 151 リード線
152 リード取出し部 153 穴

Claims (6)

  1. 可動レンズ群を内部に備えた可動鏡筒と、
    固定レンズ群を内部に備えた固定鏡筒と、
    加熱手段と、を備え、
    前記可動鏡筒と前記固定鏡筒は、前記加熱手段により予熱されることを特徴とする投影ユニット。
  2. 前記加熱手段は、前記可動鏡筒及び/又は固定鏡筒の外縁に巻き付け固定されることを特徴とする請求項1に記載の投影ユニット。
  3. 前記加熱手段は、薄い面状発熱体から成るフィルムヒーターであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投影ユニット。
  4. 前記加熱手段は、細径の線状で曲げ・巻き加工が可能な発熱体から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投影ユニット。
  5. 前記加熱手段は、マイクロセラミックヒーターであることを特徴とする請求項1に記載の投影ユニット。
  6. 光源装置と、
    当該光源装置からの光を導光する照明側ブロック及び表示素子を備える画像生成ブロック並びに投影ユニットを備える投影側ブロックを有する光学ユニットブロックと、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段と、を備え、
    前記投影ユニットが、請求項1乃至請求項5の何れかに記載された投影ユニットであることを特徴とするプロジェクタ。
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