JP2009092229A - 螺具の補助材 - Google Patents

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秀一 橋本
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Abstract

【課題】 従来建物の壁となる内装材や外装材の表面から裏面にかけて予め設けた貫通孔にねじ込む補助材は、作業時に前記壁の表面を破損させてしまったりするという問題があった。
【解決手段】 建物の壁となる内装材や外装材の表面から裏面にかけて予め設けた貫通孔10にねじ込む螺具6を補助するものであり、一枚の金属板より形成され、螺具6が挿通可能となる開口7を有する座部2と、前記貫通孔10内周面に当接可能な板状部3を有する補助材1において、前記板状部3は前記座部2の外周縁部に縁設され、且つ前記座部2と反対側の端部を、前記壁の裏面に係止可能となるようにL字状に折り曲げ形成したことを特徴とする補助材1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の壁となる内装材や外装材の表面から裏面にかけて予め設けた貫通孔にねじ込む螺具の補助材に関するものである。
従来、螺具の補助材として、螺具をねじ込む部材に形成した下孔の内周面に沿って、内周面の全周に満たない補助材を配置し、下孔にねじ込んだ螺具を被ねじ込み部材と補助材の双方に喰い込ませて締結する方法が知られている。(例えば、特許文献1を参照)
さらに螺具の補助材として、従来断面が円筒状で内部の孔が少なくとも途中から先端側で偏芯している胴部からなり、この胴部の周壁に頭部側から軸方向に沿うスリットを設けた構成が良く知られている。(例えば、特許文献2を参照)
特許公報 第2502253号 特許公報 第2855059号
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、下孔内周面に対して均一な圧力を加えて強固な保持力を発揮するため、穿孔時に他の部分に比べ比較的大きな負荷を加えられ、脆弱となった下孔の建材表面部に対して破損を発生させる場合があるため、作業者はその下孔穿孔において、現在一般的に用いられる、打撃を行うことで非常に高い穿孔能力を有するが、建材表面を極端に脆弱ならしめるハンマドリルを用いることができず、過去に用いられていた、打撃を行わず穿孔能力の低いドリルドライバを用いなければならないという問題があった。
そして、上記の特許文献2に記載の構成は、建材芯部の下孔内周面に対して、局所的に大きな圧力を加えることによって保持力を発揮する構成となっている為、建材表面部の脆弱部に負荷を加えることが無く、前記ハンマドリルを用いて下孔を穿孔することが可能であるが、特許文献2の請求項1に記載の通り、断面が円筒状で内部の孔が少なくとも途中から先端側で偏芯している胴部からなる為、挿入される螺具は下孔の軸芯より偏芯した状態で挿入される。よって取り付け物の螺具挿入孔と、建材に設ける下孔の位置を予めずらしておく必要があり、作業手順の増加及び、それに伴う作業者の負担増加という問題があった。
上記のような課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、建物の壁となる内装材や外装材の表面から裏面にかけて予め設けた貫通孔にねじ込む螺具を補助するものであり、一枚の金属板より形成され、螺具が挿通可能となる開口を有する座部と、前記貫通孔内周面に当接可能な板状部を有する補助材において、前記板状部は前記座部の外周縁部に縁設され、且つ前記座部と反対側の端部を、前記壁の裏面に係止可能となるようにL字状に折り曲げ形成した構成としたものである。
また、請求項2の発明は、前記補助材の板状部における、前記座部と反対側の端部を、前記座部の外周縁部外方に向かって折り曲げ形成した構成としたものである。
さらに、請求項3の発明は、前記板状部の前記座部と、前記座部と反対側の端部の略中央部から、前記座部の外周縁部内方へ湾曲してなる構成としたものである。
本願の請求項1に記載の前記補助材は、一枚の金属板より形成され、前記螺具が挿通可能となる開口を有する前記座部と、前記貫通孔内周面に当接可能な前記板状部を有する前記補助材において、前記板状部は前記座部の外周縁部に縁設されることで、建物の壁となる内装材や外装材の厚みに合わせて自由に長さを設けることができ、かつ、前記座部と反対側の端部を、前記壁の裏面に係止可能となるようにL字状に折り曲げ形成することによって、前記螺具をねじ込むと、前記補助材は前記貫通孔内周面に対して密圧着することによって発生する摩擦力だけでなく、前記壁の裏面に対して前記のL字状に折り曲げた端部を引掛けることによって、強力な機械的固着力を発揮することができる。
つまり本願の請求項1に記載の構成は、前記壁の裏面に対して前記のL字状に折り曲げた端部を引掛けることで強力な機械的固着力を発揮することができるので、前記貫通孔内周面に対して大きな圧力を加え、大きな摩擦力を得る必要がない為、前記壁の、穿孔時の衝撃によって比較的脆弱となった表面部に対して、負荷をかける事無く十分な固着力を発揮することができる。
また、本願の請求項2に記載の、前記補助材の板状部における、前記座部と反対側の端部を、前記座部の外周縁部外方に向かって折り曲げ形成した構成としたことで螺具とL字状に折り曲げた端部は交差することが無く、使用する螺具の長さを気にする事無く作業を行うことが可能となり、前記補助具を使用するためにわざわざ螺具を用意する必要がなくなるため、速やかに作業を行うことができる。
さらに、本願の請求項3に記載の、前記板状部の前記座部と、前記座部と反対側の端部の略中央部から、前記座部の外周縁部内方へ湾曲してなる構成とすることで、螺具を挿入すると前記補助材の湾曲部において、前記貫通孔の孔径が小径となり、その位置より螺具は前記補助材を外周縁部外方へ押し広げながら進入していく。そのため、螺具へは前記補助材が元の形状へ戻ろうとする反発力が常時加えられ、螺具の緩みを防止することができると共に、螺具を前記貫通孔内周面に対して密圧着させることになり、より大きな固着力を発揮させることができる。
本願の請求項1に記載の前記補助材において、前記L字状に折り曲げ形成された端部は、その折り曲げ角度が90°以上であることが好ましい。
そうすることで、折り曲げ部と前記壁の裏面との間に隙間ができ、留め付け物の厚みの誤差によって発生する前期L字状に折り曲げ形成された端部と前記壁の裏面間の隙間発生を防ぐことができ、確実に固着力を発生させることができる。
さらに、一般的な前記壁の厚みが14mm〜25mmであることを考慮し、前記補助材は前記座部の螺具挿入面から、前記L字状に折り曲げ形成された端部の折り曲げ部までの距離を、略15〜30mm程度に形成することが好ましい。
またさらに、本願の請求項1に記載の前記座部は、前記補助材が一般的に3mm〜8mm程度に設けられる貫通孔に対して確実に落落することを防止しつつ、作業完了後に目立たせないように、直径を略10mm程度に形成することが好ましい。
そして、本願の請求項1に記載の前記板状部の幅は、前記貫通孔の直径に対して4分の3以下に設定することによって、前記螺具を挿入する際、前記板状部が前記螺具の進入を阻害する事無く作業を円滑に行うことができ、且つ、前記板状部の幅を、前記貫通孔の直径に対して8分の1以上とすることで、前記板状部は前記貫通穴内周面に対して十分な摩擦力による固着を行うことができる。
また、本願の請求項2に記載の、前記座部と反対側の端部を、前記座部の外周縁部外方に向かって折り曲げ形成した構成において、折り曲げ形成された前記座部と反対側の端部の長さは、1mm〜10mm程度に設定されることが、前記貫通孔へ挿入し易く、且つ十分な強度を発揮することができるため好ましい。
さらに、本願の請求項3に記載の、前記板状部の前記座部と、前記座部と反対側の端部の略中央部から、前記座部の外周縁部内方へ湾曲してなる構成において、前記板状部の湾曲部分は、前記座部の螺具挿通孔における軸線を越えないように設けることが好ましい。そうすることで、螺具を挿入する際、ねじ込み抵抗が過度に発生する事無く螺具を真っ直ぐに前記補助材の挿入された前記貫通孔内へねじ込むことができる。
尚、前記湾曲部の始点はより具体的に、一般的な前記壁の厚みを配慮し、前記板状部の前記座部側端部より、約7〜15mm離れた箇所にあることが望ましい。
ところが、前記座部の外周縁部内方へ湾曲してなる構成において、前記板状部の湾曲部分が、前記座部の螺具挿通孔における軸線を越えた場合、螺具をねじ込む際、螺具が斜めになって進入していくこととなってしまう為、工具と螺具の係合部が軸線上に並んだ状態で作業を行うこうができなくなってしまい、作業性の悪化、工具の破損発生を招いてしまうこととなる。
以下、本願の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は前記補助材の実施の形態の一例を示す斜視図である。
図2は作業前の前記補助材の取り付け状況を示す断面図である。
図3は作業後の前記補助材の取り付け状況を示す断面図である。
図1に示す実施の形態の前記補助材1は、建物の壁となる内装材や外装材の表面から裏面にかけて予め設けた前記貫通孔にねじ込む螺具を補助するものであり、一枚の金属板より形成され、螺具が挿通可能となる開口を有する前記座部2と、前記貫通孔内周面に当接可能な前記板状部3を有する補助材1において、前記板状部3は前記座部2の外周縁部に縁設され、且つ前記座部2と反対側の端部4を、前記壁の裏面に係止可能となるようにL字状に折り曲げ形成したことを特徴とする。
また、図1に示すように、前記端部4の終端部5を、前記座部2に設けられた螺具6が挿通可能となる開口部7の軸線と略平行に折り返された構成とすることで、螺具6を挿入した際に、前記L字状に折り曲げ形成された端部4は、前記壁の裏面に対して線接触することとなり、単位面積あたりの圧着力を大幅に増大させ、前記補助材1の固着力を大幅に増大させることができる。
さらに、図1に示すように、前記補助材1の前記板状部3に円弧状の突起8を設けることで、螺具6を捻じ込む際、前記壁に設けられた貫通孔に対して螺具6の回転方向に喰い込むこととなり、前記補助材1が共回り現象を起こしてしまい作業ができなくなってしまう問題を解消することができる。
次に、図2及び図3に示すように、前記補助材1の前記板状部3における、前記座部2と反対側の端部4を、前記座部2の外周縁部外方に向かって折り曲げ形成したことによって、前記L字状に折り曲げ形成された端部4は螺具6の軸線に対して交差することがなくなり、使用する螺具6の長さを気にする事無く作業を行うことができるため、他の作業に用いた螺具6を流用することも可能となり、現場での作業性、資材の管理業務の利便性を大幅に向上させることができる。
また、図2及び図3に示すように、前記板状部3の前記座部2と、前記座部2と反対側の前記L字状に折り曲げ形成された端部4の略中央部9から、前記座部2の外周縁部内方へ湾曲するように形成したことによって、前記壁に設けられた貫通孔10に対して前記補助材1を挿入するに当たり、前記L字状に折り曲げ形成された端部4が前記壁に引掛り、挿入を阻害する問題の発生を防止することができるばかりでなく、捻じ込まれる前記螺具6は、湾曲した前記板状部3から常に一定の圧着力を加えられ、作業完了後の螺具6の緩みを防止する効果を有することとなる。
尚、上記補助材1は、耐蝕性を考えステンレス鋼を用いることが好ましく、より好適には、螺具6に対する密着性を高めるために、SUS301のようなバネ性を有する材料を用いることが好ましい。
補助材の実施の形態の一例を示す斜視図 作業前の補助材の取り付け状況を示す断面図 作業後の補助材の取り付け状況を示す断面図
符号の説明
1. 補助材
2. 座部
3. 板状部
4. L字状に折り曲げ形成された端部
5. 終端部
6. 螺具
7. 開口部
8. 円弧状の突起
9. 中央部
10.貫通孔

Claims (3)

  1. 建物の壁となる内装材や外装材の表面から裏面にかけて予め設けた貫通孔にねじ込む螺具を補助するものであり、一枚の金属板より形成され、螺具が挿通可能となる開口を有する座部と、前記貫通孔内周面に当接可能な板状部を有する補助材において、前記板状部は前記座部の外周縁部に縁設され、且つ前記座部と反対側の端部を、前記壁の裏面に係止可能となるようにL字状に折り曲げ形成したことを特徴とする補助材。
  2. 前記補助材の板状部における、前記座部と反対側の端部を、前記座部の外周縁部外方に向かって折り曲げ形成したことを特徴とする、請求項1に記載の補助材。
  3. 前記板状部の前記座部と、前記座部と反対側の端部の略中央部から、前記座部の外周縁部内方へ湾曲してなることを特徴とする請求項1及び2に記載の締結補助材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103362928A (zh) * 2013-08-05 2013-10-23 无锡市张泾宇钢机械厂 简易防松弹片
EP2787222A1 (de) * 2013-04-04 2014-10-08 KNORR-BREMSE Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Vorrichtung und Anordnung zur Verriegelung von schraubbaren Elementen
JP2015108382A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 鍋屋バイテック株式会社 座金

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