JP2009089180A - 画像読取装置及び画像読取システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スキャナ10aは、載置ユニット14への原稿の載置を検出するための原稿センサ16を備えている。スキャナ10aは、端末90aから開始コマンドを受信すると、載置された原稿を読み取って端末90aへ送信する。監視プログラム34によって、原稿センサ16が原稿の載置を検知してから通信プログラム30が端末90a等から開始コマンドを受信するまでの間に原稿の新たな載置を検知する。監視プログラム34は、原稿の新たな載置が検知された場合に、新たな載置の検知を知らせるメッセージを、開始コマンドの送信元端末90aに送信する。ユーザが原稿を載置してから開始コマンドを送信するまでの間に原稿が取り替えられたことをユーザに通知することができる。
【選択図】図1
Description
プルスキャン方式の場合、ユーザは画像読取装置に原稿を載置してから端末に戻り、その端末を操作して画像の読み取りを開始させる開始コマンドを画像読取装置へ送信する必要がある。そのため、原稿を載置してから端末を操作するまでの間に他人が誤って、或いは故意に、載置された原稿を取り替えてしまう虞がある。
特許文献1に、ネットワークに接続されるものではないが、原稿が取り替えられてしまうことを検知する画像読取装置が提案されている。この画像読取装置は、無線タグリーダを備えており、画像読み取り位置にある原稿に付されている無線タグからタグ情報を読み取る。タグ情報の読み取りを繰り返し実行する。原稿の読み取り動作を開始してから終了するまでの間に、繰り返し読み取ったタグ情報の変化を監視する。この画像読取装置は、タグ情報の変化を検出することによって、原稿が取り替えられたことを検知する。
本発明は上記課題に鑑みて創作されたものであり、ネットワークに接続されプルスキャン方式で動作する画像読取装置に好適な、原稿を載置したユーザが予期しない原稿の取り替えを検知することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
また、この画像読取装置では、特許文献1のように、原稿に無線タグを付する必要がない。
なお、原稿センサは、例えば、発光部と受光部からなり、載置部に載置された原稿によって発光部から受光部までの光路が遮断される位置に配置された光センサでよい。そのようなセンサは、原稿が載置されたことを、受光部が「受光状態」から「非受光状態」に変化するタイミングとして検知することができる。
載置された原稿が一旦取り除かれた場合でも、同じ原稿が再び載置された場合には、メッセージを端末へ送信する必要がない。載置された原稿から読み取った画像を比較し、画像が不一致の場合にのみメッセージを送信することによって、原稿が取り替えられたことが確実な場合にのみメッセージを送信することができる。
予め設定されている解像度は、好ましくは画像読取装置が設定できる解像度のうち最も低い解像度である。最も低い解像度で画像を読み取る処理は、高解像度の場合に比較して高速に実行することができる。最も低い解像度で画像を読み取る処理は、読み取る原稿の内容を確認するためのいわゆるプレスキャンと呼ばれる処理に相当する。即ちこのシステムの端末は、「新たな載置の検知」のメッセージを受信すると、ユーザにプレスキャンの実行を推奨するメッセージを表示する。ユーザは、メッセージに従って画像読取装置にプレスキャンを実行させることによって、新たに載置された原稿の内容を迅速に確認することができる。
スキャナは、読み取った画像の送信先端末を識別するための識別子が入力される入力部を備えている。監視部は、開始コマンドの送信元端末が、入力された識別子によって識別される端末と一致したときに、新たな載置の検知を知らせるメッセージを識別子によって識別される端末へ送信する。
ユーザは、原稿を載置する前に、予め画像送信先の端末を指定することができる。上記のスキャナは、複数の端末から開始コマンドを受け付ける場合であっても、ユーザが予め指定した画像送信先端末からの開始コマンドのみを受け付けることができる。即ち、複数の端末がネットワークに接続されていても、新たな載置の検知を知らせるメッセージを、ユーザが予め指定した画像送信先端末に送信することができる。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1に、本実施例のスキャナ10a(画像読取装置)のブロック図を示す。スキャナ10aは、ネットワーク92に接続されている。図1にはまた、ネットワーク92に接続されている他のスキャナ10bと、3台の端末90a、90b、90cが示されている。スキャナ10bは、スキャナ10aと同じ機能を備えているので説明を省略する。ネットワークに接続されるスキャナや端末の数に制限はない。
スキャナ10aは、通信ユニット11、CPU12、載置ユニット14、原稿センサ16、シート送り機構18、コンソール20、画像読取ユニット22、及び記憶装置24を備えている。
画像読取ユニット22は、載置ユニット14から送られた原稿から画像を読み取るためのユニットである。
通信ユニット11は、端末90a等との間でデータの授受を行うユニットである。授受されるデータには、スキャナ10aを制御するためのコマンド、スキャナ10aの状態を端末90aに通知するためのメッセージ、及び、スキャナ10aが読み取った画像等がある。
載置ユニット14は、原稿を載置するためのユニットである。原稿センサ16が、この載置ユニット14に取り付けられている。原稿センサ16は、発光部と受光部からなるセンサである。発光部と受光部は、載置ユニット14に原稿が載置されていないときに、発光部が発光した光が受光部に照射されるように配置されている。載置ユニット14に原稿が載置されると、その原稿によって、発光部から受光部に照射される光が遮断される。原稿センサ16は、受光部が受光している状態から受光していない状態への変化を検知する。原稿が載置ユニット14に載置されたことを、受光状態から非受光状態への変化として検知する。
シート送り機構18は、載置ユニット14に載置されたシート(原稿)を一枚ずつ読取ユニット22へ搬送する機構である。シート送り機構18はまた、シートを読取ユニット22からシート排出部(不図示)へ搬送する。シート送り機構18は、シートを読取ユニット22からシート排出部へ搬送する代わりに、載置ユニット14へ戻すこともできる。シートを読取ユニット22から載置ユニット14へ戻すための具体的な機構は、例えばシート送り機構18の所定の位置において、シートの終端が検出された場合、シート送り機構を反転動作させることで、排出することにより実現できるので、その詳細の説明は省略する。
コンソール20は、ユーザが操作するための操作盤である。ユーザは、載置ユニット14に原稿を載置した後に、コンソール20の所定のボタン(不図示)を押す。ここでの所定のボタンは、原稿の載置の完了をスキャナ10aに認識させるためのボタンである。換言すれば、所定のボタンが押されることによって、スキャナ10aは、ユーザによる原稿の載置の完了を認識する。なお、コンソール20は、本実施例では使わない。コンソール20は、後に説明する第2実施例で利用される。
通信プログラム30は、ネットワーク92を介して端末90a等と通信するための処理が記述されたプログラムである。通信プログラム30に基づくCPU12の処理によって、通信ユニット11が制御される。
監視プログラム32は、載置ユニット14に載置された原稿が取り替えられたか否かを監視する処理(監視処理)を記述したプログラムである。監視処理については後述する。なお、原稿センサ16の出力(原稿の載置の検知)は、この監視プログラム32の処理で利用される。
読取制御プログラム34は、読取ユニット22を制御するための処理を記述したプログラムである。読取制御プログラム34は、原稿を読み取る際の解像度を指定する場合がある。
スキャナ10aは、ユーザが載置した原稿から画像を読み込み、読み込んだ画像をユーザが指定する端末に送信することができる。
ユーザは、予めいずれかの端末(例えば端末90a)を操作して、端末からスキャナ10aへ予約コマンドを送信する。予約コマンドとは、スキャナ10aに対して、そのコマンドを送信した端末を画像の送信先端末として登録させるためのコマンドである。予約コマンドには、端末のIPアドレスが付加されている。スキャナ10aは、予約コマンドに付加されているIPアドレスによって、予約コマンドを送信した端末を識別する。換言すれば、予約コマンドに付加されたIPアドレスは、画像送信先の端末を識別するための識別子である。IPアドレスが付された予約コマンドを受け付けるときの通信ユニット11は、読み取った画像の送信先端末を識別するための識別子が入力される入力部と換言することができる。
なお、端末90aの画面には、ネットワークを介して利用可能なスキャナ(スキャナ10aと10b)が表示されるので、ユーザは所望のスキャナ(本実施例の場合はスキャナ10a)を選択して予約コマンドを送信する。
監視処理では、原稿センサ16が原稿の載置を検出する毎に読み取った画像を、予約コマンドを受信してから最初に読み取った画像と比較する。比較結果が不一致の場合に、最後に読み取った画像を記憶する。その後、開始コマンドを受信すると、記憶した画像を開始コマンドの送信元端末へ送信する。端末では、その画面に、スキャナ10aから送られた画像を表示する。端末のユーザ(載置ユニット14へ原稿を載置したユーザ)に、載置ユニット14に載置した原稿が取り替えられたことを知らせることができる。
次にスキャナ10aは、載置ユニット14に原稿が載置されるまで待機する(ステップS104:NO)。載置ユニット14への原稿の載置は、前述した原稿センサ16によって検知される。なお、イニシャル処理は時分割で他の処理と並列に実行されるため、ステップS104の判断が「NO」の場合のループ中に他の処理を実行することができる。換言すればCPU12は、いわゆるマルチタスク型である。例えば、監視処理のキャンセル処理等が、ステップS104の判断が「NO」の場合のループ中に実行される場合がある。後述する監視メイン処理も同様にマルチタスク型で実行される。
一枚目のシートを読み取ると、監視メイン処理を起動してイニシャル処理は終了する(ステップS108)。
監視メイン処理では、予約コマンドを送信した端末から、画像の読み取りを開始させるコマンド(以下では開始コマンドと称する)を端末から受信するまで、ステップS202〜S210の処理を場合に応じて実行する(ステップS200:NO)。スキャナ10aは、前述したステップS102で記憶したIPアドレスによって、予約コマンドを送信した端末を識別することができる。また、開始コマンドにも、その開始コマンドを送信した端末のIPアドレスが付されている。スキャナ10aは、予約コマンドに付されたIPアドレスと、開始コマンドに付されたIPアドレスを照合することによって、予約コマンド送信元の端末と開始コマンドの送信元の端末が同一であるか否かを判断する。予約コマンド送信元の端末と開始コマンドの送信元の端末が同一でない場合、開始コマンドの送信元の端末へ、すでに他の端末から予約コマンドを受信済みであり、開始コマンドを受け付けられない旨のメッセージを送信する。
なお、前述したように、スキャナ10aのCPU12はマルチタスク型であるので、開始コマンド受信待ちの間であっても(ステップS200の判断がNOの場合であっても)、いつでも他のコマンド、例えば監視メイン処理のキャンセルなどのコマンドを受け付けて実行することができる。
ステップS210の処理が終了すると、再び開始コマンドを待つ(ステップS200)。
ステップS106で読み取った画像とステップS204で読み取った画像が一致している場合(ステップS208:YES)、画像の取り替えは行われなかったことが判明する。この場合には、ステップS210をスキップして、再びステップS200の処理に移行する。
他方、ステップS208の処理において画像の不一致の検知がなかった場合(ステップS212:NO)、載置ユニット14に載置された全ての原稿を順次読み取って、開始コマンド送信元の端末(即ち、予約コマンド送信元の端末)へ、読み取った画像を送信する(ステップS214)。
また、このスキャナ10aは、開始コマンドを受信するまでは、上記したメッセージを送信しない。スキャナ10aが開始コマンドを受信するまでは、(即ち、端末が開始コマンドを送信するまでは)、ユーザがその端末の前にいない可能性がある。逆に、開始コマンドを受信したときには、ユーザが開始コマンドの送信元端末を操作していることが確実である。開始コマンドを受信したタイミングで上記したメッセージを送信することで、ユーザに確実にメッセージを知らせることができる。この点は、ネットワークを介して端末と接続され、端末から操作されるスキャナにとって好適である。なぜならば、スキャナと端末の場所が離れている場合が多く、そのような場合には、ユーザがスキャナに原稿を載置してから端末を操作して開始コマンドを送信するまでの間に、ユーザが端末の前にいない期間があるからである。
上記説明では、予約コマンドの受信を条件として、図2に示すイニシャル処理が起動される構成について記載した。しかし、予約コマンドを採用しない構成であっても良い。この場合、S102は実行されない。すなわち、このイニシャル処理は、スキャナ10aの電源がONにされた状態で開始される。そして、原稿の載置を条件として(S104:YES)、S106に移行する。
また、予約コマンドを受け付けることもできるが、予約コマンドを受信しなくても、原稿の読取・送信をできる構成とすることもできる。この場合、予約コマンドを受信した場合、S102が実行されるが、予約コマンドを受信することなく原稿の載置が検知された場合、その処理はS104から開始される。
さらに、上記説明では、S212において、画像不一致の検知のあり/なしを条件として(S212:NO)、S214又はS216の処理が行われる構成について記載した。しかし、画像不一致の検知のあり/なしを条件としない構成であっても良い。この場合、読取ユニット22に搬送したシートを再び載置ユニット14へ戻すためのシート送り機構18、S106及びS204〜S208が不要であり、かつS210は、S104で原稿の載置を検知した後、S202で、再度、原稿の載置を検知したことを記憶し、S212は、S210における記憶がなされているか否かを条件とする構成となる。具体的に説明すると、S104で原稿の載置を検知した(S104:YES)後、S202で、再度、原稿の載置を検知した場合(S202:YES)、S210では、その旨が記憶される。そして、S200において、開始コマンドが受信されたと判断を条件として(S200:YES)、S212では、S210において再度の原稿の載置が記憶されているか否かの判断が行われる。そして、判断の結果が否定される場合、換言すれば、S202において、再度の原稿の載置が検知されていない場合(S212:NO)、原稿の読取・送信処理が実行される(S214)。これに対し、肯定される場合(S212:YES)、原稿が取り替えられた可能性がある旨を内容とするメッセージを、開始コマンドの送信先の端末に送信する。送信されたメッセージは、これを受信した端末において、端末が備える画面(出力装置)に表示(出力)される。これにより、自らが載置した原稿が取り替えられた可能性があることを、端末のユーザに知らせることができる。
なお、上記説明に対するこれら2つの変形例をともに採用した構成とすることもできる。
第2実施例のスキャナ(画像読取装置)を説明する。このスキャナは、第1実施例のスキャナ10aにおいて、図1で説明したコンソール20を有効に利用する。本実施例のスキャナの構成は、図1で説明したスキャナ10aと同じであるので、説明を省略する。
本実施例のスキャナは、図2で説明したイニシャル処理のステップS104の処理のみが第1実施例のスキャナ10aと異なる。本実施例のスキャナは、ステップS104の処理に替えて、ユーザがコンソール20の所定のボタン(原稿の載置完了を装置に認識させるためのボタン)を操作したか否かを判断する。本実施例のスキャナは、ユーザ操作を受け付けると、ステップS106の処理を実行する。以後の処理は、第1実施例のスキャナの処理と同様である。
なお、本実施例においても、第1実施例に記載した変形例を適宜採用することができる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。本実施例は、ネットワークを介して接続されたスキャナと端末からなる画像読取システムである。このシステムは、図1に示したスキャナ10aと端末90a〜90cからなる。但し、読取ユニット22に搬送したシートを再び載置ユニット14へ戻すためのシート送り機構18は備えていなくともよい。
本実施例のスキャナ10aは、図2に示したイニシャル処理(但し、ステップS106を除く)を実行する。即ち、スキャナ10aは、端末から予約コマンドを受け付けた後に最初に原稿の載置を検出すると(ステップS104:YES)、監視メイン処理を実行する(ステップS108)。
図4に、本実施例のスキャナ10aが実行する監視メイン処理のフローチャートを示す。監視メイン処理では、予約コマンドの送信元端末から開始コマンドを受信するまで、原稿の載置の検知を継続する(ステップS302)。
スキャナ10aは、開始コマンドを受信する前に原稿の新たな載置を検知すると(ステップS302:YES)、「新たな載置」の検知があったことを記憶する(ステップS304)。そして、再び開始コマンドを待つ(ステップS300)。
他方、ステップS304の処理において新たな載置の検知が記憶されていない場合(ステップS306:NO)、載置ユニット14に載置された全ての原稿を順次読み取って、開始コマンド送信元の端末(予約コマンド送信元の端末)へ、読み取った画像を送信する(ステップS308)。
端末90aは、「新たな載置」の通知を受信すると(ステップS400:YES)、「新たな載置」があった旨のメッセージと、最も低い解像度を指定して原稿の読み取り開始コマンドを送信することを推奨する旨のメッセージを画面に表示する(ステップS402)。その後、ユーザからのコマンド入力を待つ(ステップS404)。なお、図5に示した処理は、端末90aに記憶された制御プログラム91に記述されている。
ユーザは、画面に表示されたメッセージに従って、低解像度を指定して開始コマンドを送信することができる。或いはユーザは、予約コマンドをキャンセルするコマンドを送信してもよい。予約コマンドをキャンセルするコマンドを受信したスキャナ10aは、監視メイン処理を中断する。
なお、本実施例においても、第1実施例に記載した予約コマンドを採用しない構成とすることもできる。
例えば、画像読取装置は、プリンタ機能やコピー機能を併せ持った複合装置であってもよい。
或いは、スキャナへの画像送信先端末を識別する識別子は、ネットワークを介さずに、コンソール20から直接に入力されてもよい。この場合には、コンソール20が、画像送信先端末を識別するための識別子が入力される入力部となる。
11:通信ユニット
12:CPU
14:載置ユニット
16:原稿センサ
18:シート送り機構
20:コンソール
22:画像読取ユニット
24:記憶装置
30:通信プログラム
32:監視プログラム
34:読取制御プログラム
90a、90b、90c:端末
91:制御プログラム
92:ネットワーク
Claims (6)
- 原稿から読み取った画像をネットワークを介して端末に送信する画像読取装置であり、
原稿を載置するための載置部と、
原稿が載置部に載置されたことを検知する原稿センサと、
ネットワークに接続された端末から、画像の読み取り開始コマンドを受信する受信部と、
原稿センサが原稿の載置を検知してから受信部が開始コマンドを受信するまでの間に原稿の新たな載置が検知された場合に、新たな載置の検知を知らせるメッセージを開始コマンドの送信元端末へ送信する監視部と、
を備えていることを特徴とする画像読取装置。 - 前記監視部は、原稿センサが原稿の載置を検知する毎に載置された原稿の画像を読み取り、
新たな載置が検知されたときに読み取った画像と、新たな載置の検知に先立つ原稿載置の検知時に読み取った画像が不一致の場合に、前記メッセージを送信することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 原稿から読み取った画像をネットワークを介して端末に送信する画像読取装置であり、
原稿を載置するための載置部と、
原稿が載置部に載置されたことを検知する原稿センサと、
ネットワークに接続された端末から、画像の読み取り開始コマンドを受信する受信部と、
原稿の載置の完了時にユーザが操作する操作部と、
操作部がユーザの操作を受け付けてから受信部が開始コマンドを受信するまでの間に原稿の新たな載置が検知された場合に、新たな載置の検知を知らせるメッセージを開始コマンドの送信元端末へ送信する監視部と、
を備えていることを特徴とする画像読取装置。 - 前記監視部は、操作部がユーザの操作を受け付けたときに原稿の画像を読み取るとともに、新たな載置が検知されたときに再度画像を読み取り、ユーザの操作を受け付けたときに読み取った画像と再度読み取った画像が不一致の場合に、前記メッセージを送信することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
- 前記メッセージは、新たな載置が検知されたときに読み取った画像を含むことを特徴とする請求項2又は4に記載の画像読取装置。
- 請求項1又は3の画像読取装置と、該画像読取装置にネットワークを介して接続される端末と、を含む画像読取システムであり、前記端末は、
画像読取装置から前記メッセージを受信した場合に、予め設定されている解像度を指定した開始コマンドの送信を推奨するメッセージを表示することを特徴とする画像読取システム。
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