JP2009088818A - 情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワーク - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力量の低減を行なう。
【解決手段】BUプロセッサ700は、電源が供給されている状態においては、各回路へのPLL回路710によるクロックの供給が停止するスリープモードと、動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられるので、電源供給される状態において動作周波数の切替えと、動作する回路個数の切替えとによる消費電力の低減を行なう。
【選択図】図1
【解決手段】BUプロセッサ700は、電源が供給されている状態においては、各回路へのPLL回路710によるクロックの供給が停止するスリープモードと、動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられるので、電源供給される状態において動作周波数の切替えと、動作する回路個数の切替えとによる消費電力の低減を行なう。
【選択図】図1
Description
この発明は、情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワークに関し、特に、消費電力の低減を行なうことができる情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワークに関する。
近年、複数の情報通信端末において、基地局(アクセス・ポイント)を使用しない無線通信が普及しつつある。なお、このような無線通信のできる端末のみで構成されるネットワークは、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)と呼ばれる。
アドホック・ネットワークにおける通信が可能な端末に関する技術は種々開示されており、たとえば、特許文献1には、動作モードを遷移させて不特定多数の間で簡易にデータの交換を行なえる携帯型通信装置が開示されている。
特開2000−115012号公報
上述した特許文献1では、不特定多数のものが相互にメッセージのやり取りを行なうことができるようにするために、各携帯型通信装置は、基本的に5秒間隔で自己のメッセージの送信を繰返している。このようなメッセージ送信を繰返す中において、省エネモード(送信間隔が長い動作モード)やスリープモード(休止)が検出されているときには、省エネモードやスリープモードに移行することが開示されている。このモードは、送信間隔を長くしたり、送信または受信の一方を中止したり、送信電波を弱くしたり、間欠的に動作するようにしたりしているが、これらモードに移行する条件は、所定時間内の受信の有無によるものであるために、細かな消費電力量の調整は困難であった。
無線LAN(Local Area Network)アドホック・ネットワークにおいて、各端末は携帯型ゆえに消費電力の低減が要求されていた。しかしながら従来は上述したように、常時受信待機を行なうか、または所定期間データを受信できないときにはスリープモード、または省エネモードに移行するに過ぎず、より細かな電力消費の低減対策をする提案はなされていなかった。
それゆえにこの発明の目的は、より細かな消費電力量の調整を可能とする情報通信端末、無線通信装置および無線通信ネットワークを提供することである。
この発明のある局面に従うと、無線ネットワークを介して通信する情報通信端末は、他の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部の各回路に電源を供給する電源部と、通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、周波数決定部によって決定された動作周波数を有するクロックを、通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備える。そして、通信部は、電源が供給されている状態においては、クロック回路による通信部の各回路へのクロックの供給が停止するスリープモードと、周波数決定部によって動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、周波数決定部によって動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる。
好ましくは、電源が供給されている状態においてはフレームの通信を待機する通信待機
期間に設定され、通信待機期間では、スタンバイモードと、アクティブモードとが交互に繰返される。
期間に設定され、通信待機期間では、スタンバイモードと、アクティブモードとが交互に繰返される。
好ましくは、通信部はタイマを含み、通信待機期間では、タイマによる計時時間に従い、スタンバイモードと、アクティブモードとが交互に繰返される。
好ましくは、通信部で受信されるフレームを用いた情報処理部をさらに備え、通信部は、情報処理部で実行される所定のアプリケーションプログラムから与えられる指示に従い、スリープモードと、スタンバイモードと、アクティブモードとのいずれかに切替えられる。
好ましくは、無線ネットワークは、アドホック通信ネットワークである。
この発明の他の局面に従うと、無線ネットワークを介して通信する情報通信端末に搭載される無線通信装置は、他の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部の各回路に電源を供給する電源部と、通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、周波数決定部によって決定された動作周波数を有するクロックを、通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備える。そして、通信部は、電源が供給されている状態においては、クロック回路による通信部の各回路へのクロックの供給が停止するスリープモードと、周波数決定部によって動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、周波数決定部によって動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる。
この発明の他の局面に従うと、無線ネットワークを介して通信する情報通信端末に搭載される無線通信装置は、他の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部の各回路に電源を供給する電源部と、通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、周波数決定部によって決定された動作周波数を有するクロックを、通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備える。そして、通信部は、電源が供給されている状態においては、クロック回路による通信部の各回路へのクロックの供給が停止するスリープモードと、周波数決定部によって動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、周波数決定部によって動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる。
この発明のさらに他の局面に従うと、第1の情報通信端末と、第1の情報通信端末と通信する第2の情報通信端末とを備える無線通信ネットワークにおいては、第1の情報通信端末は、第2の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、通信部の各回路に電源を供給する電源部と、通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、周波数決定部によって決定された動作周波数を有するクロックを、通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備える。そして、通信部は、電源が供給されている状態においては、クロック回路による通信部の各回路へのクロックの供給が停止するスリープモードと、周波数決定部によって動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、周波数決定部によって動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる。
本発明によれば、通信部は、電源が供給されている状態においては、通信部の各回路へのクロックの供給が停止するスリープモードと、周波数決定部によって動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、周波数決定部によって動作周波数が第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられるので、電源供給される状態において動作周波数を切替えることによる消費電力の低減と、動作する回路個数の切替え(スリープモードではクロック供給が停止するので動作する回路はない)による消費電力の低減とを行なうことができる。
以下、本発明の無線通信ネットワークの実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、無線LAN(Local Area Network)の規格の一つである、IEEE802.11規格に基づいて通信が行なわれる場合を想定する。
本実施の形態では、無線LAN(Local Area Network)の規格の一つである、IEEE802.11規格に基づいて通信が行なわれる場合を想定する。
図1と2は本実施の形態に係る端末1の機能構成とハードウェア構成のそれぞれを指し、図3はIEEE802.11規格に準拠するフレームの構成を示し、図4は本実施の形態に係る無線通信ネットワークであるアドホック・ネットワークの構成の一例を模式的に
示す。
示す。
まず、図4を参照して、ネットワーク10には、本発明の情報通信端末の一実施の形態である端末STAとSTBが含まれる。ネットワーク10に含まれる端末の台数は2台に限定されず、3台以上であってもよい。ネットワーク10は、複数の情報通信端末によって構成される、基地局を使用しない無線通信ネットワーク(アドホック・ネットワーク)である。端末STAおよびSTBは同様の機能及びハードウェア構成を有する端末1に相当する。
図2は、図1の端末1のハードウェア構成を模式的に示す図である。
図2を参照して、端末1は、主にホストシステム100と通信回路200から構成される。ホストシステム100は、当該ホストシステム100の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)を含む。また、ホストシステム100では、種々のアプリケーションが実行される。各アプリケーションのプログラムは、HD(ハードディスク)102に格納されている。また、ホストシステム100は、CPU101のワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)103、情報を表示するディスプレイ104、音声を出力するスピーカ105、キーやボタンなどの外部からの情報の入力に用いられる入力部106、端末1の各部に電力を供給するための電源部110を含む。電源部110は電池などのバッテリまたは図示のない商用電源からの電力を受ける。さらにホストシステム100は、通信回路200との間で情報(信号またはデータ)のやり取りを行なうインターフェイス107、リセット信号RSTを出力するI/O部108、ウェイク信号WAKEを出力するI/O部109ならびにスタンバイ信号ATANDBY、アクティブ信号ACTIVEおよびスリープ信号SLEEPを出力するI/O部111を含む。
図2を参照して、端末1は、主にホストシステム100と通信回路200から構成される。ホストシステム100は、当該ホストシステム100の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)を含む。また、ホストシステム100では、種々のアプリケーションが実行される。各アプリケーションのプログラムは、HD(ハードディスク)102に格納されている。また、ホストシステム100は、CPU101のワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)103、情報を表示するディスプレイ104、音声を出力するスピーカ105、キーやボタンなどの外部からの情報の入力に用いられる入力部106、端末1の各部に電力を供給するための電源部110を含む。電源部110は電池などのバッテリまたは図示のない商用電源からの電力を受ける。さらにホストシステム100は、通信回路200との間で情報(信号またはデータ)のやり取りを行なうインターフェイス107、リセット信号RSTを出力するI/O部108、ウェイク信号WAKEを出力するI/O部109ならびにスタンバイ信号ATANDBY、アクティブ信号ACTIVEおよびスリープ信号SLEEPを出力するI/O部111を含む。
通信回路200は、ベースバンド/MAC(Media Access Control)回路250、RF(Radio Frequency)回路205、バラン204、アンテナ203、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)206、207、電源回路201、および、クロック回路202を含む。
クロック回路202は、ベースバンド/MAC回路250とRF回路205にクロック信号を供給する。電源回路201は電源部110から受けた電力のベースバンド/MAC回路250とRF回路205に対する供給を制御する。
RF回路205は、アンテナ203を介してデータの送受信を行なう。アンテナ203とRF回路205との間に、バラン204が設けられている。
ベースバンド/MAC回路250は、ベースバンド/MAC回路250内の各部を制御するとともに各部と信号・データの入出力を行なうCPU251、インターフェイス252、MAC/PHY部350、リセット部351、ウェイク部352、および信号受付部353を含む。リセット部351はホストシステム100から出力されたリセット信号RSTを入力しベースバンド/MAC回路250の各部に与える。ウェイク部352はホストシステム100から出力されたウェイク信号WAKEを入力して、クロック回路202に与える。信号受付部353はホストシステム100から出力されたスタンバイ信号ATANDBY、アクティブ信号ACTIVEおよびスリープ信号SLEEPを入力する。インターフェイス252は、ホストシステム100に対するインターフェイスであり、ホストシステム100と上記以外の信号およびデータを入出力する。
MAC/PHY部350は、外部バスコントローラ253、プログラムメモリ254、共有メモリ255、タイマ256、コントロールMAC部257、ADC(analog-digital converter)258、および、DAC(digital-analog converter)259を含む。
CPU251は、ホストシステム100から、データをネットワークに対して送信する指示を受けると、インターフェイス252に、ホストシステム100内のメモリ(たとえば、RAM103)に格納された当該データを取出させる。なお、ホストシステム100は、送信を指示するデータを生成し、当該データを上記メモリに格納した後、当該データの送信指示を通信回路200へ送信する。また、インターフェイス252によって取出されたデータは、ネットワークに対して送信するフレームの「ユーザ・データ・ボディ部」を構成するデータとして、プログラムメモリ254に一時的に格納される。
そして、CPU251は、プログラムメモリ254に格納されたデータに対してMACヘッダとFCS(Frame Check Sequence)を含む種々のデータを付加することにより、ネットワークに対して送信するフレームを生成し、プログラムメモリ254に格納するとともに、共有メモリ255において当該フレームを生成した旨のフラグを立てる。ここで、ネットワークに送信されるフレームの一例であるBeaconフレームの構成を、図3を参照して説明する。
図3は、IEEE802.11規格に準拠するフレームの構成を示す図である。
図3を参照して、フレーム300は、MACヘッダ部310と、フレーム・ボディ部320と、FCS部330とを含む。
図3を参照して、フレーム300は、MACヘッダ部310と、フレーム・ボディ部320と、FCS部330とを含む。
MACヘッダ部310は、DA(Destination Address)311、SA(Source Address)312およびIBSSID313を含む。DA311は、フレーム300の宛先アドレスである。SA312は、フレーム300の送信元アドレスである。DA311およびSA312は、6バイトのMACアドレスである。これらのアドレスは、EEPROM206に格納されている。また、IBSSID313は、アドホック・ネットワークを識別するためのネットワーク識別情報である。本実施の形態では、端末1は、送信するデータ(ホストシステム100においてアプリケーションから送信の要求がなされたデータ)の属性に応じて、データ送信の際に異なるIBSSIDを利用することができる。具体的には、MACヘッダ部310を構成するIBSSID313の値が、送信されるデータの属性に応じて変更される。
フレーム・ボディ部320は、ビーコン・フレーム・ボディ部321と、ユーザ・データ・ボディ部322とを含む。ビーコン・フレーム・ボディ部321は、SSID(Service Set Identifier)を含む。SSID3211は、たとえば、ネットワークの名称を特定する情報とされ、32バイト以内の文字列として設定される。ユーザ・データ・ボディ部322は、通信される実際のデータ(ホストシステム100で実行されるアプリケーションから送信を要求されたデータ)を含む。ユーザ・データ・ボディ部322は、たとえば、1500バイトのデータを含む。
なお、図3のフレーム300は、Beaconフレームであるため、フレーム・ボディ部320にはビーコン・フレーム・ボディ部等のデータを含むが、フレーム300が他の用途のフレームである場合には、フレーム・ボディ部320に含まれるデータは適宜変更される。
FCS部330は、フレームの誤り検出に使用される情報(FCS)を含む。
図2に戻って、プログラムメモリ254に格納された送信用のフレームは、コントロールMAC部257によって、DAC259へ送られた後、アナログデータに変換されて、RF回路205、バラン204、アンテナ203を介して、ネットワークへと送信される。
図2に戻って、プログラムメモリ254に格納された送信用のフレームは、コントロールMAC部257によって、DAC259へ送られた後、アナログデータに変換されて、RF回路205、バラン204、アンテナ203を介して、ネットワークへと送信される。
通信回路200において、ネットワークを介して送信されてきたデータが受信される際の動作について説明する。アンテナ203およびバラン204を介してRF回路205に送られてきたフレームは、ADC258においてデジタルデータに変換された後、コントロールMAC部257に送られる。コントロールMAC部257は、デジタル信号に変換されたフレームに対して、フレーム先頭検出、時間および周波数の同期処理を行なった後、誤り訂正復号を行なう。そして、コントロールMAC部257は、さらに、当該フレームのDA311がEEPROM207に予め格納されている当該通信回路200のMACアドレスと一致するか否かを判断し、一致すると判断すると、フレームからMACヘッダ部310とFCS部330を取除いた後、プログラムメモリ254に、残ったデータ(フレーム・ボディ部320)を転送する。なお、一致しないと判断すると、コントロールMAC部257は、受信したフレームを破棄する。
また、コントロールMAC部257は、受信したフレーム・ボディ部320をプログラムメモリ254に格納したときに、共有メモリ255において、その旨を示すフラグをセットする。CPU251は、当該フラグがセットされたことに応じて、プログラムメモリ254に格納されたフレーム・ボディ部320を、インターフェイス252を介して、ホストシステム100へ送る。
図1を参照して、端末1の機能構成は、HOSTプロセッサ400、BUプロセッサ700およびRFプロセッサ800、ならびに基準クロックを発生させるためのクリスタル発振子600および900を備える。
HOSTプロセッサ400は、ホストシステム100に対応する。HOSTプロセッサ400は、HOST CPUコア500、マスタデータI/F(インターフェイス)401および制御信号入出力部402を備える。HOST CPUコア500は、アプリケーション部501、パワー管理部502、I/Fコントローラ503、I/Oコントローラ504およびクロックコントローラ505を含む。パワー管理部502はデバイスドライバの1機能を果たし、パワーセーブコントロールに関するサービスをアプリケーション部501に提供する。クロックコントローラ505はクリスタル発振子600を制御する。I/Fコントローラ503はマスタデータI/F401との間での入出力を制御し、I/Oコントローラ504は制御信号入出力部402との間での入出力を制御する。マスタデータI/F401と制御信号入出力部402は、図2のインターフェイス107、I/O部108、109および111に相当する。
アプリケーション部501は、各種のアプリケーションプログラムを実行する。その実行は入力部106からのユーザ入力に従う場合もある。後述のAPIコールおよび電力モードの遷移指示は、このようなアプリケーションプログラムの実行に従い出力されるコマンドを指す。
BUプロセッサ700は、ベースバンド/MAC回路250に相当する部分を含む。BUプロセッサ700は、インターフェイス252に相当するスレーブデータI/F701、クロック回路202に相当するクロックジェネレータ702、およびクロック回路202に相当するPLL(Phase-Locked Loop)回路710、CPU251に相当するCPUコア704、MAC/PHY部350に相当するMAC/PHYペリフェラル707を含む。RFプロセッサ800はRF回路205に相当する。CPUコア704は、パワーセーブコントローラ706を有するファームウェア705を含む。
クロックジェネレータ702は、電力モードステートマシン703を含む。電力モードステートマシン703は、BUプロセッサ700の電力モードの状態管理を行なうハードウェアブロックである。パワーセーブコントローラ706は、パワースケジューリングを
行なうためのファームウェア705の1機能であり、場面毎の処理レベルによる電力モードの切替え、RFプロセッサ800のON/OFFなどの制御を行なう。
行なうためのファームウェア705の1機能であり、場面毎の処理レベルによる電力モードの切替え、RFプロセッサ800のON/OFFなどの制御を行なう。
クロックジェネレータ702およびPLL回路710は、BUプロセッサ700の動作周波数を決定し供給する。具体的には、動作周波数として、CPUコア704にはCPUクロックを供給し、他の各部にはシステムクロックを供給する。一般的に、同じシステム(回路)構成であれば動作周波数が高いほど処理(動作する)速度は早くなり、応じて単位時間あたりの消費電力量も増加する。
パワーセーブコントローラ706はCPUクロックおよびシステムクロックの周波数(周期)それぞれを決定するための2種類の分周率を電力モードステートマシン703に与える。電力モードステートマシン703は、与えられるシステムクロックのための分周率(以下、システム分周率という)をPLL回路710に出力するので、PLL回路710は、このとき入力している基準発振信号から、入力するシステム分周率に従う周期の信号(クロック)を生成し、電力モードステートマシン703に出力する。電力モードステートマシン703はこれを入力し、各部にシステムクロックとして供給する。
また、電力モードステートマシン703は、与えられるCPUクロックのための分周率(以下、CPU分周率という)をPLL回路710に出力するので、PLL回路710は、このとき入力している基準発振信号から、入力するCPU分周率に従う周期の信号(クロック)を生成し、電力モードステートマシン703に出力する。電力モードステートマシン703はこれを入力し、CPUコア704にCPUクロックとして供給する。
電力モードステートマシン703は、電力モードに応じて、クリスタル発振子600および900のいずれか一方からの出力信号(発振信号)を選択的に入力する。選択されたクリスタル発振子からの出力信号は、PLL回路710に上述の基準発振信号として与えられる。ここでは、クリスタル発振子600は、たとえば32kHzの周期の信号を安定的に発振し、クリスタル発振子900はたとえば40MHzの周期の信号を安定して発振する。
このように、PLL回路710および電力モードステートマシン703を介して各部に供給されるクロック(システムクロックおよびCPUクロック)は各部の動作周波数を決定するように作用するので、当該クロックの周波数を切替えることにより、各部の動作周波数を切替えることが可能となる。この結果、BUプロセッサ700に対し電源回路201から供給される電力の消費量を、各部の動作周波数に応じて変化させることができる。
図5には、電力モードステートマシン703とパワーセーブコントローラ706を実現する回路構成の一例が示される。なお、図5の回路の一部はソフトウェアにより実現されてもよい。図5を参照して当該回路は、CPU731(CPU251に相当する)、現在の電力モードステートを指すデータ736および分周率のデータ737を格納するメモリ732、PLL回路710、HOSTプロセッサ400およびクリスタル発振子600からの入力ならびにクリスタル発振子600または900からの入力を受付ける入力I/F735、HOSTプロセッサ400、PLL回路710、MAC/PHYペリフェラル707およびCPUコア704への出力を行なうための出力I/F734ならびに切替部733を含む。メモリ732のデータ736および分周率のデータ737は、メモリ732への電源供給が断たれても保持される。
切替部733は、CPU731の制御の下に、入力I/F735を介して、クリスタル発振子600および900のいずれか一方からの信号を入力するよう切替え制御する。入力I/F735を介して入力されたクリスタル発振子600(または900)からの信号
は、出力I/F734を介して、CPU731の制御の下にPLL回路710に出力される。
は、出力I/F734を介して、CPU731の制御の下にPLL回路710に出力される。
また、分周率のデータ737は予め格納されるデータであって、電力モードステートのそれぞれに対応してCPU分周率およびシステム分周率のデータを有する。
ここでBUプロセッサ700は、電力モードとして、アクティブモード、スタンバイモードおよびスリープモードの3種類のステートをサポートする。各電力モードにおいて供給されるCPUクロックおよびシステムクロックの周波数は異なるので、BUプロセッサ700における消費電力量を電力モードに応じて切替えることができる。電力モードの切替えがされる毎に、現在の電力モードのステートを指す情報はデータ736としてメモリ732に格納される。したがって、CPU731は、データ736をメモリ732から読出し判定することにより、BUプロセッサ700の現在の電力モードの種類を検出することができる。
図6には、本実施の形態によるBUプロセッサ700の電力モードの遷移が模式的に示される。図6を参照して、アクティブモードは、いわゆる通常動作のモードであり、リセット状態の解除後は、アクティブモードに遷移する。アクティブモードにおいては、システムクロックは120MHzであり、CPUクロックは60MHzである。
スタンバイモードでは、システムクロックは32kHzでありCPUクロックは16kHzである。スタンバイモードであってもPLL回路710は通常の動作をしているので、アクティブモードへ瞬時に復帰することができる。
スリープモードでは、クロックコントローラ505によってクリスタル発振子600からBUプロセッサ700への32kHzの基準発振信号の供給が停止されて、BUプロセッサ700におけるシステムクロックおよびCPUクロックの供給は完全に停止する。このことにより、BUプロセッサ700では、スリープモードにおいてはスタンバイモードよりもさらに大幅な消費電力の低減をすることができる。
本実施の形態では、スリープモードに移行すると、CPU731の制御の元にPLL回路710およびI/Oセルが動作を停止するが、スリープモード期間においてもMAC/PHYペリフェラル707のタイマ256のみは動作するように制御される。
図2と図6を参照して電力モード遷移と制御信号について説明する。BUプロセッサ700の電力モードステートマシン703はパワーセーブコントロールに使用する信号として、次の信号を入力する。まず、クリスタル発振子600から出力される32kHzの発振信号とクリスタル発振子900から出力される40MHzの発振信号、およびHOSTプロセッサ400のパワー管理部502を介してアプリケーション部501から出力されたウェイクアップ信号WAKEを入力する。また、パワーセーブコントローラ706から入力する電力モードのステート信号PWR−STを、HOSTプロセッサ700のパワー管理部502を経由してアプリケーション部501に与える。
パワーセーブコントローラ706は、電力モードのステート信号PWR−STを生成し電力モードステートマシン703に与える。ステート信号PWR−STの値は0:アクティブモード、1:スタンバイモードおよび2:スリープモードを表わす。また、HOSTプロセッサ400のパワー管理部502を介してアプリケーション部501から出力されたスタンバイ信号STANDBY、アクティブ信号ACTIVEおよびスリープ信号SLEEPを入力する。
BUプロセッサ700は、スタンバイモード時に、クリスタル発振子600から入力する32kHzの発振信号をシステムクロックとして動作する。
ウェイクアップ信号WAKEはスリープモードからアクティブモードへの復帰を指示するための信号である。BUプロセッサ700は、電源ONされたとき(電源回路201から電力供給が開始されるとき)、またはHOSTプロセッサ400からリセット信号RSTが与えられるとリセット状態に移行する。リセット状態においてはBUプロセッサ700には、システムクロックおよびCPUクロックは停止しており、すべての回路動作が停止する。
リセット状態に移行した後に、HOSTプロセッサ400からリセット解除の指示信号が与えられると、リセット状態からアクティブモードに遷移する。
アクティブモードにあるとき、スタンバイ信号STANDBYが与えられるとスタンバイモードに移行し、スリープ信号SLEEPが与えられるとスリープモードに移行する。
スタンバイモードにあるとき、アクティブ信号ACTIVEが与えられるとアクティブモードに移行し、ウェイクアップ信号WAKEが与えられると、応じてアクティブモードに移行する。
パワー管理部502は、アプリケーション部501からの指示に基づきBUプロセッサ700の電力モードの設定および変更を指示するための、すなわち図6に従う状態遷移のための信号を生成し、BUプロセッサ700に出力するよう動作する。また、BUプロセッサ700から電力モードのステート信号PWR−STを入力し、BUプロセッサ700の現在の電力モードを取得(検知)する。
パワーセーブコントローラ706は、以下のようなパワーセーブに関する機能を実現する。まず、内部スケジューラにより、処理アイドリング時のスタンバイモードへの遷移と、イベント発生時のスタンバイモードからの復帰を自身(セルフ)で行なう。これを後述のセルフスタンバイ機能という。また、HOSTコミュニケーション機能を実現する。つまり、HOST内のパワー管理部502と通信し、アプリケーション部501からコールされたAPIに従った処理を行なう。また、RFパワーコントロール機能を実現する。つまり、RFプロセッサ800の電力制御を行なう。
ここで、電力モードのコントロールシーケンスについて図7〜図10を参照し説明する。図7を参照しスタンバイシーケンスについて説明する。スタンバイシーケンスは、アクティブモードからスタンバイモードへの遷移、またはスタンバイモードからアクティブモードへの復帰のシーケンスを指す。
図7を参照して、BUプロセッサ700がアクティブモードにあるとき、アプリケーション部501からスタンバイモードへの遷移を指示するAPIコールが出力されると、当該出力に基づきパワー管理部502はスタンバイ信号STANDBY(コマンド)を発行(出力)する。
BUプロセッサ700のパワーセーブコントローラ706は、当該コマンドを受付け、電力モードステートマシン703を用いて電力モードを遷移させる。この遷移により、BUプロセッサ700は、スタンバイモードに移行するとともに、遷移した電力モードを指すステート信号PWR−ST(STNDBY)が出力されてパワー管理部502に与えられるので、パワー管理部502は、当該信号PWR−STをAPIリターンとしてアプリケーション部501に出力する。
スタンバイモードにおいて、アプリケーション部501からアクティブへの復帰を指示するAPIコールが出力されると、当該出力に基づきパワー管理部502はアクティブ信号ACTIVE(コマンド)を出力する。パワーセーブコントローラ706は、当該信号を受付け、電力モードステートマシン703を介して電力モードをスタンバイモードからアクティブモードに遷移させる。この遷移の結果に基づき、パワーセーブコントローラ706は“ACTIVE”を指示するステート信号PWR−STを生成し、電力モードステートマシン703を介してパワー管理部502に出力する。パワー管理部502は、ステート信号PWR−STを入力し、この入力した信号に基づきAPIリターンをアプリケーション部501に出力する。
図8を参照してスリープシーケンスについて説明する。図8のスリープシーケンスは、アクティブモードからスリープモードへの遷移、またはスリープモードからアクティブモードへの復帰のシーケンスを指す。
BUプロセッサ700がアクティブモードにあるとき、アプリケーション部501によりスリープへの遷移を指示するAPIコールが出力されると、パワー管理部502はこれを入力し、スリープ信号SLEEPを出力する。BUプロセッサ700のパワーセーブコントローラ706は当該信号を入力し、電力モードステートマシン703を介してBUプロセッサ700の電力モードを、アクティブモードからスリープモードに遷移させるとともに、遷移の結果を示す電力モード(SLEEP)を示すステート信号PWR−STを生成し、電力モードステートマシン703に出力する。
電力モードステートマシン703は入力したステート信号PWR−STをパワー管理部502に出力する。
パワー管理部502は、ステート信号PWR−ST(“SLEEP”)を入力すると、クロックコントローラ505を介してBUプロセッサ700に対するクリスタル発振子600の基準発振信号の供給を停止させる。また、入力したステート信号PWR−STに基づくAPIリターンをアプリケーション部501に出力する。
その後、アプリケーション部501がアクティブへの復帰を指示するAPIコールを出力すると、パワー管理部502は、このAPIコールに基づき、クロック回路505を制御して、クリスタル発振子600の基準発振信号の供給をBUプロセッサ700に対して再開させる。これにより、BUプロセッサ700は、クリスタル発振子600からの32kHzの基準発振信号の供給される。続いて、パワー管理部502は、ウェイクアップ信号WAKEをBUプロセッサ700に出力する。
BUプロセッサ700の電力モードステートマシン703は、ウェイクアップ信号WAKEを入力し、応じてスリープモードが解除されて起動する。具体的にはPLL回路710が動作を再開するので、BUプロセッサ700の各部にCPUクロックまたはシステムクロックが供給再開される。これにより、各部は動作を再開する。
電力モードがスリープモードからアクティブモードへ遷移したとき、パワーセーブコントローラ706はステート信号PWR−ST(“ACTIVE”)を生成し電力モードステートマシン703に与える。電力モードステートマシン703はステート信号PWR−STをパワー管理部502に出力するので、パワー管理部502は、入力したステート信号PWR−STに基づくAPIリターンを生成し、アプリケーション部501に出力する。
BUプロセッサ700は上述のように電力モードを遷移させる状態において、HOSTプロセッサ400はBUプロセッサ700と通信して現在の電力モードを検知することができる。この点について図9と図10を参照し説明する。
図9には、BUプロセッサ700が常時アクティブモードで動作中においてHOSTプロセッサ400が電力モードをモニタするシーケンスが示される。まず、アプリケーション部501により電力モード監視のためのAPIコール“get”が出力されると、パワー管理部502は、当該APIコール(“get”)に基づき、ステート信号PWR−STの値をチェックする指示をBUプロセッサ700に出力する。
BUプロセッサ700のパワーセーブコントローラ706が、当該指示信号を入力すると、CPU731はメモリ732からデータ736を読出し、読出したデータ736に基づき現在の動作モードを示すステート信号PWR−ST(“ACTIVE”)を生成し電力モードステートマシン703に出力する。電力モードステートマシン703は、入力したステート信号PWR−STをパワー管理部502に出力する。パワー管理部502は、入力したステート信号PWR−STに基づき、APIリターン(“ACTIVE”)を生成し、アプリケーション部501に出力する。
このような、アプリケーション部501がAPIコール“get”を出力してからAPIリターンを得るまでの一連の手順(シーケンス)は、アプリケーション部501がAPIコールを出力する毎に繰返される。これにより、HOSTプロセッサ400はBUプロセッサ700における現在の電力モードを監視(検知)することが可能となる。
図10には、BUプロセッサ700がセルフスタンバイ動作中において、HOSTプロセッサ400からの電力モードをモニタするためのシーケンスが示される。ここで、BUプロセッサ700のセルフスタンバイ動作とは、自己で判断してアクティブモードからスタンバイモードへと遷移し、またスタンバイモードからアクティブモードに遷移することを指す。この電力モードの遷移においても、遷移する毎に、上述したようにCPU731はデータ736を現在の電力モードの種類を指すように更新し、切替部733を介してクリスタル発振子600および900の切替えを行ない、また電力モードに応じた分周率のデータ737の読出しを行なう。
ここでは、BUプロセッサ700は、電源が供給されている状態においては他の端末1とのフレームの通信を行うために待機する通信待機期間に設定される。通信待機期間はアクティブモードとスタンバイモードを含む。たとえば、アクティブモードにおいて、CPU251は、RF回路205を介して外部に送信すべきデータをホストシステム100から入力しないことをコントロールMAC部257によって通知される期間が、タイマ256が所定期間を計時しても継続したと検知した場合、または外部の端末1から図3のフレームによるデータを、コントロールMAC部257を介して、タイマ256が所定期間を計時しても受信しないことを検出すると、HOSTプロセッサ400の指示がなくとも自己判断によってアクティブモードからスタンバイモードへと強制的に遷移させる。
遷移後のスタンバイモードにおいては、タイマ256が計時する予め定められた一定期間だけスタンバイモードが継続したことが検知されると(これを、タイムアウトという)、HOSTプロセッサ400の指示がなくとも、スタンバイモードからアクティブモードへと強制的に遷移させる。
ここでは通信の待機期間をタイマ256を用いて計時しながら、動的にスタンバイモードとアクティブモードとの間の遷移を行なわせているが、通信の待機期間の長さに拘わらず、一定のインターバルでスタンバイモードとアクティブモードとの間の遷移を繰返し行
なうようにしてもよい。
なうようにしてもよい。
このようなセルフスタンバイモードにおいてもBUプロセッサ700における無駄な電力の消費を抑えることができる。
BUプロセッサ700においてセルフスタンバイに従い電力モード遷移が行なわれ状態においても、アプリケーション部501は、図10に示すようにAPIコール(“get”)を発行することにより、図9と同様にして、現在の電力モードを示すステート信号PWR−STに基づくAPIリターン(“ACTIVE”または“STANDBY”)を入力することができる。したがって、HOSTプロセッサ400は、BUプロセッサ700がセルフスタンバイモードにあっても、電力モードをモニタ(検知)することができる。
上述のシーケンスにおいて図5の回路における動作を図11〜図13のフローチャートに従い説明する。ここでは説明を簡単にするためにセルフスタンバイによる電力モードの遷移処理は略す。
まず、図11を参照して、BUプロセッサ700におけるリセット状態からの状態遷移について説明する。図6に示されるようにリセット状態においては、HOSTプロセッサ400からリセット解除信号が与えられることによって初めて他のモードへ遷移する。CPU731は、メモリ732から読出すデータ736に基づき、現在のステートがリセット状態であることを検知すると想定する。
まず、CPU731は、HOSTプロセッサ400から、遷移の指示信号(コマンド)が与えられるか否かを、入力I/F735を介して検知する(ステップS5)。遷移の指示信号が検知されない期間はステップS5が繰返される。
一方、遷移の指示信号を入力すると(ステップS5でYES)、CPU731は、与えられた指示信号がリセット解除の指示信号であるか否かを判定する(ステップS7)。リセット解除の指示信号であると判定すると(ステップS7でYES)、アクティブモードに遷移するために、クリスタル発振子600および900のうち、クリスタル発振子900の方の基準発振信号を入力するよう、切替部733に指示するので、入力I/F735からは、切替部733の制御の下に、クリスタル発振子900からの発振信号が出力I/F734を介してPLL回路710に与えられる。このとき、CPU731は、与えられたリセット解除指示信号に基づき、メモリ732に格納された当該リセット解除信号に対応の、すなわちアクティブモードに対応するCPU分周率およびシステム分周率のデータ737を読出し、出力I/F734を介してPLL回路710に与える。したがってPLL回路710は、クリスタル発振子900から入力する発振信号を、与えられる分周率に従い分周し出力する。
PLL回路710から出力される分周された信号によって、CPUコア704には、60MHzのCPUクロックが与えられ、BUプロセッサ700の他の各部に対しては、120MHzのシステムクロックが与えられる(ステップS9)。その後、CPU731は、メモリ732のデータ736を、“アクティブモード”を示すように更新する(ステップS11)。
次に、CPU731は、入力I/F735を介して、HOSTプロセッサ400からの遷移指示(コマンド)を入力するか否かを判定する(ステップS13)。遷移指示を入力したと判定すると(ステップS13でYES)、入力した遷移指示が“SLEEP”または“STANDBY”へのモード遷移を指示するか否かを判定する。本実施の形態では、図6に示されるように、アクティブモードにあるときには、HOSTプロセッサ400か
らは、指示信号STANDBYまたはSLEEPのいずれか一方が与えられる。
らは、指示信号STANDBYまたはSLEEPのいずれか一方が与えられる。
“STANDBY”が与えられたことが判定されると(ステップS13でYES、ステップS15)、CPU731は、切替部733を介して、入力I/F735から入力する発振信号を、クリスタル発振子600側からの入力に切替えるよう制御する。これにより、PLL回路710に与えられる基準発振信号の入力先は、クリスタル発振子900側からクリスタル発振子600側に切替えられる。
また、このとき、CPU731は、与えられる“STANDBY”信号に対応の、すなわちスタンバイモードに対応のCPU分周率およびシステム分周率のデータ737をメモリ732から読出し、PLL回路710に与える。したがって、PLL回路710は、入力する分周率737に基づき、与えられる基準発振信号を分周することによって、32kHzのシステムクロックおよび16kHzのCPUクロックを生成し、入力I/F735を介し出力する。したがって、CPUコア704にはCPUクロック(16kHz)が与えられ、BUプロセッサ700の他の各部にはシステムクロック(32kHz)が与えられる。
このようにBUプロセッサ700においては、スタンバイモードではアクティブモードと同じ数の回路が動作するが、その動作のための信号の周波数はアクティブモードに比べて低いので、アクティブモードよりも単位時間あたりの消費電力量を削減することができる。
一方、“SLEEP”の遷移指示信号が与えられたと判定されると(ステップS13でYES、ステップS15)、ステップS19において、CPU731は、切替部733を介してクリスタル発振子600側からの基準発振信号を入力するように動作するが、パワー管理部502は“SLEEP”の遷移指示信号を出力したことに応じてクロックコントローラ505を介してクリスタル発振子600のBUプロセッサ700への基準発振信号の供給を停止する。また、PLL回路710の動作も停止する。これによりシステムクロックおよびCPUクロックの供給が停止する。
このとき、“SLEEP”の遷移指示信号が与えられたことに応じてCPU731はMAC/PHYペリフェラル707のタイマ256のみに起動指示を与える。これによりタイマ256はスリープモードにおいては供給される電力を用いてタイマカウント動作を行なう(ステップS19)。このように、スリープモードにおいてはタイマ256のみが動作し、他の回路はPLL回路710によるCPUクロックおよびシステムクロックが供給されず動作を停止するので、スタンバイモードに比べ消費電力をより削減できる。
次に、CPU731はメモリ732のデータ736を遷移したモードに従い“スタンバイモード”、または“スリープモード”のいずれかを指すよう更新する。なお、スリープモードに状態遷移した場合であっても(ステップS19)、メモリ732へのデータ更新は極めて短時間で行われるので、その書替え期間はCPUクロック供給の停止前に終了すると想定する。
図12には、スタンバイモードにおいて状態遷移するためのシーケンスが示される。図6に示されるように、スタンバイモードにあるときには、HOSTプロセッサ400から与えられるアクティブ指示信号にのみ基づき、状態を遷移させる。アクティブ指示信号が与えられたとき、スタンバイモードからアクティブモードに遷移する。
CPU731は、HOSTプロセッサ400から遷移指示信号が与えられるか否かを判定し、遷移指示信号があった場合、その信号が“ACTIVE”を指示するか否かを判定
する(ステップS25でYES、ステップS27)。
する(ステップS25でYES、ステップS27)。
“ACTIVE”を指示すると判定すると(ステップS27でYES)、CPU731は、切替部733を制御して、入力I/F735から入力する基準発振信号を、クリスタル発振子900側からの信号を入力するように制御する。これにより、入力I/F735を介してクリスタル発振子900からの基準発振信号が入力されて、入力された基準発振信号は出力I/F734を介してPLL回路710に与えられる。
このとき、CPU731は、与えられた状態遷移指示信号(“ACTIVE”)に対応の、すなわちアクティブモードに対応のCPU分周率およびシステム分周率のデータ737をメモリ732から読出しPLL回路710に与える。したがって、PLL回路710は、クリスタル発振子900から与えられる基準発振信号を、電力モードステートマシン703から与えられた分周率のデータに従い分周し、システムクロック(120MHz)およびCPUクロック(60MHz)の信号を生成し出力する。これにより、CPUコア704に対しては60MHzのCPUクロックが供給されて、BUプロセッサ700の他の各部に対しては、120MHzのシステムクロックが与えられる。その後、CPU731は、メモリ732のデータ736を“アクティブモード”を指示するように更新する(ステップS31)。
図13を参照して、スリープモードにおける状態遷移について説明する。BUプロセッサ700がスリープモードにあるとき、HOSTプロセッサ400からの“WAKE”の遷移指示信号はウェイク部352を介してクロック回路202に出力される。またHOSTプロセッサ400で“WAKE”の遷移指示信号が出力されるとき、パワー管理部502はクロックコントローラ505を制御してクリスタル発振子600からの基準発振信号のBUプロセッサ700への供給停止を解除するので、当該基準発振信号のPLL回路710への供給が開始する。この時点ではPLL回路710は供給される基準発振信号に基づき予め定められた分周率、または基準発振信号の供給停止前に与えられていた分周率に従いシステムクロックおよびCPUクロックを生成し出力する。これによって、BUプロセッサ700のCPUコア704にはCPUクロックが供給されて、他の各部にはシステムクロックが供給されて、全ての回路が動作する状態となる。
この状態において、まず、CPU731はHOSTプロセッサ400から遷移指示信号を入力したと判定すると(ステップS33でYES)、入力した遷移指示が“WAKE”を指すと判定する(ステップS35でYES)。
続いて、CPU731は、切替部733を制御して、入力I/F735から入力する基準発振信号として、クリスタル発振子900側からの信号を入力するように制御する。これにより、入力I/F735を介してクリスタル発振子900からの基準発振信号が入力されて、入力された基準発振信号は出力I/F734を介してPLL回路710に与えられる。
このとき、CPU731は、与えられた状態遷移指示信号(“WAKE”)に対応の、すなわちアクティブモードに対応のCPU分周率およびシステム分周率のデータ737をメモリ732から読出しPLL回路710に与える。したがって、PLL回路710は、クリスタル発振子900から与えられる基準発振信号を、電力モードステートマシン703から与えられた分周率のデータに従い分周し、システムクロック(120MHz)およびCPUクロック(60MHz)を生成し出力する。これにより、CPUコア704に対しては60MHzのCPUクロックが供給されて、BUプロセッサ700の他の各部に対しては120MHzのシステムクロックが与えられる(ステップS37)。
その後、CPU731は、メモリ732のデータ736を“アクティブモード”を指示するように更新する(ステップS39)。
以上のようにBUプロセッサ700内の回路に供給されるでクロック信号の周波数(動作周波数)および動作する回路個数の異なる3つのステート(スリープ、スタンバイ、アクティブ)を切替えることで、消費電力を低減することができる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態に開示された技術は、可能な限り組み合わされて実現されることが意図される。
1 端末、10 ネットワーク、501 アプリケーション部、502 パワー管理部、600,900 クリスタル発振子、703 電力モードステートマシン、706 パワーセーブコントローラ、710 PLL回路、736 現在ステートのデータ、737
分周率のデータ。
分周率のデータ。
Claims (7)
- 無線ネットワークを介して通信する情報通信端末であって、
他の前記情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、
前記通信部の各回路に電源を供給する電源部と、
前記通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、
前記周波数決定部によって決定された前記動作周波数を有するクロックを、前記通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備え、
前記通信部は、
前記電源が供給されている状態においては、前記クロック回路による前記通信部の各回路への前記クロックの供給が停止するスリープモードと、前記周波数決定部によって前記動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、前記周波数決定部によって前記動作周波数が前記第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる、情報通信端末。 - 前記電源が供給されている状態においては前記フレームの通信を待機する通信待機期間に設定され、
前記通信待機期間では、前記スタンバイモードと、前記アクティブモードとが交互に繰返される、請求項1に記載の情報通信端末。 - 前記通信部はタイマを含み、
前記通信待機期間では、前記タイマによる計時時間に従い、前記スタンバイモードと、前記アクティブモードとが交互に繰返される、請求項2に記載の情報通信端末。 - 前記通信部で受信される前記フレームを用いた情報処理部をさらに備え、
前記前記通信部は、前記情報処理部で実行される所定のアプリケーションプログラムから与えられる指示に従い、前記スリープモードと、前記スタンバイモードと、前記アクティブモードとのいずれかに切替えられる、請求項1から3のいずれかに記載の情報通信端末。 - 前記無線ネットワークは、アドホック通信ネットワークである、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報通信端末。
- 無線ネットワークを介して通信する情報通信端末に搭載される無線通信装置であって、
他の前記情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、
前記通信部の各回路に電源を供給する電源部と、
前記通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、
前記周波数決定部によって決定された前記動作周波数を有するクロックを、前記通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備え、
前記通信部は、
前記電源が供給されている状態においては、前記クロック回路による前記通信部の各回路への前記クロックの供給が停止するスリープモードと、前記周波数決定部によって前記動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、前記周波数決定部によって前記動作周波数が前記第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる、無線通信装置。 - 第1の情報通信端末と、前記第1の情報通信端末と通信する第2の情報通信端末とを備える無線通信ネットワークであって、
前記第1の情報通信端末は、
前記第2の情報通信端末とフレームを用いて通信する通信部と、
前記通信部の各回路に電源を供給する電源部と、
前記通信部の各回路の動作周波数を決定する周波数決定部と、
前記周波数決定部によって決定された前記動作周波数を有するクロックを、前記通信部の各回路に供給するクロック回路と、を備え、
前記通信部は、
前記電源が供給されている状態においては、前記クロック回路による前記通信部の各回路への前記クロックの供給が停止するスリープモードと、前記周波数決定部によって前記動作周波数が予め定められた第1周波数に決定されるスタンバイモードと、前記周波数決定部によって前記動作周波数が前記第1周波数よりも高い第2周波数に決定されるアクティブモードとのいずれかに切替えられる、無線通信ネットワーク。
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