JP2002077023A - 移動体通信端末 - Google Patents

移動体通信端末

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JP2002077023A
JP2002077023A JP2000258316A JP2000258316A JP2002077023A JP 2002077023 A JP2002077023 A JP 2002077023A JP 2000258316 A JP2000258316 A JP 2000258316A JP 2000258316 A JP2000258316 A JP 2000258316A JP 2002077023 A JP2002077023 A JP 2002077023A
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Japan
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frequency clock
time
low
circuit
standby mode
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JP2000258316A
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Akira Kasai
章 笠井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンバイモードにおいて消費電力を効率よ
く削減可能なTDMA(時分割多元接続)方式を用いた
移動体通信端末を提供する。 【解決手段】 TDMA方式を用いた移動体通信端末に
おいて、TDMA制御部30に、高周波クロックを生成
する高周波発振器20と低周波クロックを生成する低周
波発振器25とを設け、高周波クロックで動作される回
路(ST回路)30Bと低周波クロックで動作される回
路(RTC回路)30Aとを切替可能に構成し、さら
に、スタンバイモードであってもマンマシンインタフェ
ース90からの割込信号INTにより即座にアクティブ
モードへとモード変更が行われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(時分割
多元接続)方式を用いた移動体通信端末における動作モ
ードの制御に利用して有効な技術に関し、特に待ち受け
時の消費電力を削減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のディジタル移動通信における主要
アクセス制御方式の一つにTDMA(Time Division Mu
ltiple Access:時分割多元接続)方式があり、国内で
はPHS等の移動体通信端末でこの方式が用いられてい
る。
【0003】TDMA方式とは、一つの周波数帯を時間
軸で分割して、複数のユーザに割り当てることによって
同時に複数ユーザの通信を可能にするものである。具体
的には、基本周期となるある一定長の時間(フレーム)
内をさらに複数の一定時間幅(タイムスロット)に分割
して、それぞれを各ユーザ端末に割り当て、各ユーザ端
末は自己のタイムスロットの時間内に間欠的に信号を送
受信する方式である。
【0004】図6は、TDMA方式を用いた一般的な移
動体通信端末の概略構成図である。従来の移動体通信端
末は、移動体通信端末のスタンバイまたはアクティブの
各モードに応じて基地局へのアクセス等を制御するCP
U10、高周波クロックを発生する高周波発振器20、
無線部及び変復調部40、アクティブモードおよびスタ
ンバイモード時に高周波発振器20より供給されるクロ
ックに基づき時間を測定するビットカウンタ50および
タイムスロットカウンタ60、スタンバイモード時に前
記タイムスロットカウンタの情報を受けて基地局への送
信(以下、バーストと称する)を行うまでの時間を測定
するフレームカウンタ70、無線部および変復調部へバ
ースト信号を供給する無線部制御回路80で概略構成さ
れている。ここで、高周波発振器20、ビットカウンタ
50、タイムスロットカウンタ60、フレームカウンタ
70、無線部制御回路80からなる回路は、高周波発振
器20より供給されたクロックに基づき基地局へアクセ
スする時間等を制御するので、以下TDMA制御部30
と呼ぶこととする。
【0005】例えば、国内のPHS方式の通信端末にお
けるアクティブモードとスタンバイモードについて説明
すると、PHSでは1フレームは5msとされ、さらに
1フレームが8つに分割され1タイムスロットが625
μsと規定されている。
【0006】そして、アクティブモード(通話中)には
図9に示すように8分割されたタイムスロットの一つ
(図ではタイムスロット7)でバーストが行われ、高周
波発振器から供給されるクロックが384kHzの場合
は1フレームごとにタイムスロット7で240ビットの
データが送受信される。
【0007】TDMA制御部30のアクティブモードに
おけるフローチャートを図7に示す。まず、ステップS
11、S12でタイムスロットカウンタ60のリセット
とビットカウンタ50のリセットが行われる。次のステ
ップS13で、高周波発振器20から発生される高周波
クロックに基づいてビットカウンタがカウントアップさ
れる。ステップS14でビットカウンタ50の値(B
C)が「239」であるか判定され、BC=239であ
ればステップS15でタイムスロットカウンタ60がカ
ウントアップされ、BC≠239であればステップS1
3に戻りBC=239になるまでステップS13とS1
4が繰り返される。ステップS15でタイムスロットカ
ウンタ60がカウントアップされた後、ステップS16
でタイムスロットカウンタ60の値(TSC)が「7」
であるか判定され、TSC=7であればステップS17
に移行してバーストが行われる。一方、TSC≠7であ
ればS12に戻りTSC=7になるまでステップS12
〜S16が繰り返される。このような制御により、アク
ティブモードでは図9のように1フレームごとに8分割
されたタイムスロットの一つでバーストが行われる。
【0008】スタンバイモード(待ち受け状態)では、
図10(b)に示すように、240フレームに1回、す
なわち1.2s(5ms×240)に1回、1タイムス
ロット分(625μs)だけバーストが行われる。スタ
ンバイモードでもアクティブモードと同様に、高周波発
振器20から発生される384kHzの高周波クロック
をビットカウンタ50でカウントし、さらにタイムスロ
ットカウンタ60、フレームカウンタ70でそれぞれタ
イムスロット数(TSC)、フレーム数(FC)をカウ
ントすることにより時間を測定し、一定間隔でバースト
を行う。
【0009】TDMA制御部30のスタンバイモードに
おけるフローチャートを図8に示す。ステップS22〜
ステップS27はアクティブモードの説明で用いたフロ
ーチャート(図7)と同等であり、スタンバイモードで
はさらにフレームカウンタ70での動作が加わる。
【0010】ステップS21、S22、S23で各カウ
ンタがリセットされた後、高周波発振器20で生成され
た高周波クロックに応じてビットカウンタ50がカウン
トアップされ、ビットカウンタの値(BC)が「23
9」となるとタイムスロットカウンタ60がカウントア
ップされる(ステップS24〜S26)。アクティブモ
ード場合は、ステップS27でTSC=7となればバー
ストするようにしていたが、スタンバイモードの場合は
TSC=7となるとフレームカウンタ70がカウントア
ップされる(ステップS29)。ステップS29でフレ
ームカウンタの値(FC)が「239」(FC=23
9)であればバーストが実行され、FC≠239であれ
ばステップS22に戻りFC=239になるまでS22
〜S29が繰り返される。このようにして、240フレ
ームに1回、すなわち1.2s(5ms×240)に1
回、1タイムスロット分(625μs)だけバーストが
行われるように制御される。
【0011】ところで、通常の移動体通信端末の電源と
しては脱着可能なバッテリが使用されるため、移動体通
信端末が一つのバッテリーで連続使用できる時間には制
限がある。そこで、バッテリが消耗するまでの時間を長
くするために移動体通信端末の消費電力を削減すること
が望ましい。
【0012】しかしながら、上述した従来の移動体通信
端末においては、スタンバイモードでも高周波発振器に
て生成される384kHzのような高周波のクロック
(マスタークロック)に基づいてすべての制御が行われ
るため、消費電力を効率的に削減することができない。
【0013】そこで、高周波クロックの発振器のほかに
低周波クロックの発振器を設けるとともに、TDMA制
御部に高周波クロックによる動作と低周波クロックによ
る動作とを切替可能にする手段を追加して効率よくスタ
ンバイモード(パワーセーブモード)における消費電力
を削減する発明が提案された(特開平10―10773
号公報)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記発明の移動体通信
端末はスタンバイモード時の消費電力の削減には効果的
であるが、スタンバイモードにおいては次にバーストを
行うTDMAスロットがくるまでユーザが入力したデー
タは送信されず、またユーザが欲するデータを受信する
こともできないという送受信性能の面で問題がある。す
なわち、スタンバイモードにおいて240フレーム周期
でバーストが行われている場合、例えばユーザが10フ
レーム目に送受信の命令を入力し終えたとしても、実際
に送受信が開始されるのは230フレーム後ということ
になり、スムーズな送受信を行うことはできない。
【0015】本発明は、スタンバイモードにおける送受
信性能を向上するとともに消費電力を効率よく削減可能
なTDMA(時分割多元接続)方式を用いた移動体通信
端末を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を説明すれば、下記のとおりである。すなわ
ち、TDMA方式の無線電波を送受信する無線部及び変
復調部と、動作モードに応じて基地局へのアクセス等を
制御する制御手段と、基地局へアクセスする時間等を制
御するタイマ制御部と、外部入力にを制御するマンマシ
ンインターフェイスとを少なくとも備え、所定の周期で
基地局とデータの送受信が行われるアクティブモードと
前記アクティブモードにおけるデータの送受信周期より
も長い周期でデータの送受信が行われるスタンバイモー
ドを有する移動体通信端末であって、前記タイマ制御部
は、高周波クロックを生成する高周波発振器と、低周波
クロックを生成する低周波発振器と、前記高周波発振器
または低周波発振器より供給されたクロックをカウント
するビットカウンタと、前記ビットカウンタの情報に応
じてTDMAタイムスロットをカウントするタイムスロ
ットカウンタと、スタンバイモードにおいて前記タイム
スロットカウンタの情報に応じてフレーム数をカウント
するフレームカウンタと、無線部および変復調部へバー
スト信号を供給する無線部制御回路とで構成され、所定
時間キー操作等の外部入力または信号の受信がなければ
前記制御手段によりスタンバイモードが選択され、前記
高周波発振器からの出力の停止に伴い前記無線部制御回
路が停止されると同時に前記低周波発振器より前記3つ
のカウンタのみに低周波クロックが供給され該低周波ク
ロックに基づき時間測定が開始され、所定の時間経過後
に前記低周波発振器からの出力が停止されると同時に前
記高周波発振器より前記ビットカウンタおよびタイムス
ロットカウンタに高周波クロックが供給され該高周波ク
ロックに基づき時間測定が開始され、さらに所定の時間
経過後に前記無線部制御回路よりバースト信号が前記無
線部及び変復調部へと供給されて基地局とのデータの送
受信が行われ、かつ、スタンバイモードにおいて前記マ
ンマシンインターフェイスより割込信号が前記制御手段
およびタイマ制御部に送信された場合はスタンバイモー
ドからアクティブモードへと即座にモード変更が行われ
るようにした。
【0017】これにより、スタンバイモードにおいては
大部分を低周波クロックで制御しバーストを実行するフ
レームだけを高周波クロックで制御するようにしたので
消費電力が削減される。さらに、従来はスタンバイモー
ドにおいても連続して高周波クロックが供給されて動作
していた回路を必要なときだけ起動するようにした。例
えば、前記無線部制御回路等はバースト信号を無線部に
供給するときに高周波クロックで動作されるだけなの
で、低周波クロックでTDMA制御部が動作される間は
高周波発振器とともに停止させることができる。これに
よって、スタンバイモードにおける消費電力をより効率
的に削減することができる。
【0018】また、スタンバイモードであってもマンマ
シンインタフェースからの割込信号により即座にアクテ
ィブモードへとモード変更が行われることにより、モー
ド変更後は1フレーム周期で基地局との送受信が行われ
るのでスムーズな送受信が可能となる。
【0019】さらに、スタンバイモードにおけるデータ
の送受信が所定の時間同一の基地局と行われた場合に
は、バーストを実行する周期を長くするとよい。これに
より、より効果的に消費電力を削減することができる。
【0020】つまり、TDMA方式を用いた移動体通信
端末は、移動状態において最適な送受信を確保するため
に、スタンバイモードであっても所定の周期でバースト
を実行し常に送受信をするのに最適な基地局を選択する
ようになっているが、長時間通信端末が同じ場所にあれ
ば通信端末と送受信が行われる基地局も変化しないの
で、短い周期でバーストを実行するのは電力を無駄に消
費していることになる。そこで、所定の時間通信端末と
送受信が行われる基地局が変化しなければ通信端末は移
動状態にないと判断でき、バーストを実行する周期を長
くしても送受信品質を確保できるとともに消費電力を効
率よく削減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る移動体通
信端末の概略構成図である。本実施形態の移動体通信端
末は、スタンバイモードまたはアクティブモードに応じ
て基地局へのアクセス等を制御するCPU10、低周波
クロックに基づき各回路を動作させ時間等を制御するR
TC回路(Real Time Clock回路)30Aおよび高周波
クロックに基づき端末内の各回路を動作させる時間を制
御するとともにバーストを行わせるST回路(System T
iming回路)30BからなるTDMA制御部30、無線
部及び変復調部40、およびキー操作があったときにス
タンバイモードからアクティブモードに変更するための
割込信号INTを生成してCPU10、RTC回路、S
T回路に供給するキースキャン回路等のMMI(マンマ
シンインターフェイス)90で概略構成されている。
【0022】本実施形態の移動体通信端末は、第1の所
定時間(例えば5ms)の間にキー操作や基地局からの
受信等の外部入力がなければ自動的にスタンバイモード
になる。図10(a)に示すように、スタンバイモード
では第0フレームから第238フレームの間はRTC回
路で低周波クロック(32kHz)に基づき動作され、
第239フレームのみST回路で高周波クロック(38
4kHz)に基づいて動作が行われ、第239フレーム
の第7タイムスロットでバーストが行われる。なお、本
実施形態の移動体通信端末は、第2の所定時間(例えば
10s)の間にキー操作等の外部入力がなければ液晶表
示パネルのバックライトを消灯する制御も行われる。
【0023】スタンバイモード中に、キー操作等の外部
入力が行われるとMMI90を介して割込信号INTが
CPU10、RTC回路30AおよびST回路30Bに
それぞれ供給され、CPU10はアクティブモードであ
ることを判定し、RTC回路30Aはリセットされ、S
T回路がスタートされる。これにより、ユーザがキー入
力を開始するとすぐにアクティブモードになり1フレー
ム周期でバーストが実行されるので、キー入力操作を終
えて送受信動作を要求するとほぼ同時に入力情報がバー
ストされスムーズな送受信が可能となる。
【0024】RTC回路30AおよびST回路30Bの
具体的な構成を図2に示す。RTC回路30Aは、スタ
ンバイモードにおいてバースト直後からバーストの1フ
レーム前までの時間を測定する回路で、低周波のクロッ
クを生成する低周波発振器25、低周波発振器25より
供給されるクロックに基づき時間を測定するビットカウ
ンタ(R)51、タイムスロットカウンタ(R)61、
フレームカウンタ70等から構成されている。
【0025】ST回路30Bは、アクティブモードおよ
びスタンバイモードにおいて正確に時間を測定してバー
ストを実行させる回路で、高周波(本実施形態では38
4kHz)のクロックを生成する高周波発振器20、高
周波発振器20より供給されるクロックに基づき時間を
測定するビットカウンタ(S)52、タイムスロットカ
ウンタ(S)62、および無線部及び変復調部にバース
ト信号を供給する無線部制御回路等から構成されてい
る。
【0026】次に、本実施形態のTDMA制御部の動作
手順を図3および図4に示すフローチャートを用いて説
明する。まず、CPU10で現在のモードがスタンバイ
モードであるかアクティブモードであるか判定される。
【0027】まず、アクティブモードの場合はST回路
30Bが選択され、高周波クロックに基づき図4に示す
フローチャートに従って制御が実行される。図4に示す
フローチャートは従来技術で示したフローチャート(図
7)とほぼ同じであるので説明は省略するが、図7にお
けるタイムスロットカウンタ、ビットカウンタがそれぞ
れ図3におけるタイムスロットカウンタ(S)、ビット
カウンタ(S)に対応している。なお、ステップS10
7でバーストが行われた後はCPU10によりモード判
定が行われ、引き続きアクティブモードであれば図4の
フローチャートに従ってTDMA制御部は制御される。
【0028】次に、スタンバイモードの場合は、まずR
TC回路30Aが選択され低周波クロックに基づき図3
に示すフローチャートに従った制御が実行される。この
とき、本実施形態のRTC回路30Aは32kHzのク
ロックで動作されるので、20bitで1タイムスロッ
ト(625μs)となる。
【0029】ステップS111、S112、S113で
フレームカウンタ70、タイムスロットカウンタ(R)
61、ビットカウンタ(R)51がリセットされた後、
低周波発振器25で生成された32kHzの低周波クロ
ックに基づいてビットカウンタ(R)がカウントアップ
され、ビットカウンタ(R)の値(BC1)が「19」
(BC1=19)となるとタイムスロットカウンタ
(R)がカウントアップされる(ステップS114〜S
116)。ステップS117でタイムスロットカウンタ
(R)の値(TSC1)が「7」(TSC1=7)であ
るか判定され、TS1=7の場合にはフレームカウンタ
がカウントアップされる。TSC1≠7の場合はステッ
プS114に戻りTSC1=7になるまでステップS1
13〜S117が繰り返される。
【0030】ステップS119でフレームカウンタの値
(FC)が「238」(FC=238)であるか判定さ
れ、FC=238の場合はRTC回路での動作は終了さ
れ、ST回路での動作に移行し図4のフローチャートに
従った制御が開始される。FC≠238の場合はステッ
プS113に戻りFC=238になるまでステップS1
13〜S119が繰り返される。
【0031】このようにスタンバイ状態ではRTC回路
における各カウンタが低周波クロックに基づきカウント
アップされることにより時間を測定して、所定の時間に
なるとST回路の動作へと移行するように制御される。
【0032】ただし、RTC回路においてステップS1
11〜S114、S116、S118における各カウン
タでの処理中に、キー入力等によりMMI90から割込
信号INTが入力されたときも即座にST回路の動作へ
と移行するように制御される。なお、ST回路の動作へ
と移行すると同時にRTC回路での動作は無効とされ
る。これによって、図4のフローチャートに従った制御
が開始される。
【0033】まず、ステップS101、S102でタイ
ムスロットカウンタ(S)62とビットカウンタ(S)
52がリセットされる。そして、高周波発振器20で生
成された384kHzの高周波クロックに基づいてステ
ップS103でビットカウンタ(S)がカウントアップ
される。次に、ステップS104でビットカウンタ
(S)の値(BC2)が「239」(BC2=239)
であるか判定され、BC2=239であればステップS
105でタイムスロットカウンタ(S)がカウントアッ
プされ、BC2≠239であればステップS103に戻
りBC2=239になるまでステップS103とS10
4が繰り返される。それから、ステップS105でタイ
ムスロットカウンタ(S)がカウントアップされた後、
ステップS106でタイムスロットカウンタ(S)の値
(TSC2)が「7」(TSC2=7)であるか判定さ
れ、TSC2=7であればステップS107に移行して
バーストが行われる。一方、TSC2≠7であればS1
02に戻りTSC=7になるまでステップS102〜S
106が繰り返される。なお、ステップS107でバー
ストが行われた後はCPU10によりモード判定が行わ
れ、引き続きスタンバイモードであれば図3のフローチ
ャートに従ってTDMA制御部は制御される。
【0034】以上説明したように、240フレーム
(1.2s)のうちの239フレームまではRTC回路
で低周波クロックに基づいて動作させ、240フレーム
目だけをST回路で高周波クロックに基づき動作させて
バーストを実行させることにより、スタンバイ状態での
消費電力を効率よく削減することができる。すなわち、
従来は高周波クロックで制御していた回路を低周波クロ
ックで制御することにより省電力化され、高周波クロッ
クでのみ制御される回路(無線部制御回路等)は、低周
波クロックで制御されている間(0〜239フレーム)
は停止させることによりさらなる省電力化を見込むこと
ができる。
【0035】さらに、本実施例の通信端末では、スタン
バイモード中に以下のようなバースト周期制御が行われ
る。図11は、本実施例の通信端末のスタンバイモード
におけるバースト周期の一例を示す説明図である。通常
は、図11(a)のように240フレームに一回バース
トが実行される。
【0036】所定時間(例えば6時間)の間、通信端末
と送受信が行われた基地局が同一であれば、図11
(b)のように480フレームに一回バーストが実行さ
れる。すなわち、479フレームはRTC回路で低周波
クロックに基づいて動作させ、480フレーム目だけを
ST回路で高周波クロックに基づき動作させてバースト
を実行させる。
【0037】さらに所定時間(例えば6時間)の間、通
信端末と送受信が行われた基地局が同一であれば、図1
1(c)のように720フレームに一回バーストを実行
させる。すなわち、719フレームはRTC回路で低周
波クロックに基づいて動作させ、720フレーム目だけ
をST回路で高周波クロックに基づき動作させてバース
トを実行させる。
【0038】これにより、RTC回路で低周波クロック
で動作される時間が長くなり省電力化されるとともに、
バースト回数が減少するのでバーストの実行による消費
電力も削減することができる。
【0039】なお、本実施形態では6時間ごとにバース
ト周期を変更するようにしたが、より短時間でバースト
周期を変更するようにしても良いし、ユーザによってバ
ースト周期を変更する時間を設定することもできる。あ
るいは、バースト周期が長いモードをキー入力等により
選択することもできる。また、経過時間によってバース
ト周期を変更する他に、バッテリー残量がある一定値以
下になった場合にもバースト周期を変更(長く)するよ
うにもできる。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではない。例えば、本実施形態ではRT
C回路とST回路を別々に構成する例を示したが、図5
のようにビットカウンタおよびタイムスロットカウンタ
を共用した回路とすることも可能である。
【0041】このとき、スタンバイモードにおいて低周
波クロックに基づきTDMA制御部が動作される間は高
周波発振器20からのクロック出力は停止され、高周波
クロックにのみ基づいて動作する無線部制御回路80等
の回路は停止するように制御される。一方、低周波クロ
ックに基づいてのみ動作するフレームカウンタ70は低
周波発振器25からの低周波クロックのみが供給される
ように構成されればよく、高周波クロックに基づき動作
される間は停止される。なお、高周波発振器20および
低周波発振器25は、両発振器とも常時起動され、回路
に供給されるクロックが高周波クロックと低周波クロッ
クとで切替られるように構成されてもよいし、一方の発
振器が起動されているときには他方の発振器は停止する
ように構成されてもよい。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明によって得
られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。す
なわち、TDMA方式を用いた移動体通信端末におい
て、TDMA制御部に、高周波クロックを生成する高周
波発振器と低周波クロックを生成する低周波発振器とを
設け、高周波クロックで動作される回路と低周波クロッ
クで動作される回路とを切替可能に構成したので、低周
波クロックと高周波クロックの一方のクロックのみで動
作する回路は、他方のクロックに基づいてTDMA制御
部が動作している間は停止されるようになりスタンバイ
モードにおける消費電力を効率よく削減できるようにな
る。また、マンマシンインタフェースからの割込信号に
より即座にスタンバイモードからアクティブモードへと
モード変更が行われることにより、モード変更後は1フ
レーム周期でバーストが行われるのでスムーズな送受信
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の移動体通信端末の概略構成図であ
る。
【図2】本実施形態の移動体通信端末のTDMA制御部
を構成するRTC回路とST回路の具体例である。
【図3】RTC回路での動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】ST回路での動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】TDMA制御部の他の一例である。
【図6】従来の移動体通信端末の概略構成図である。
【図7】従来の移動体通信端末におけるアクティブモー
ドでの動作を示すフローチャートである。
【図8】従来の移動体通信端末におけるスタンバイモー
ドでの動作を示すフローチャートである。
【図9】TDMA方式を用いた移動体通信端末のアクテ
ィブモードにおけるバースト方法を示す説明図である。
【図10】本発明の移動体通信端末のスタンバイモード
におけるバースト方法(a)と、従来の移動体通信端末
のスタンバイモードにおけるバースト方法(b)を示す
説明図である。
【図11】本実施形態のバースト周期を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 CPU 20 高周波発振器 25 低周波発振器 30 TDMA制御部 30A RTC回路 30B ST回路 40 無線部及び変復調部 50 ビットカウンタ 60 タイムスロットカウンタ 70 フレームカウンタ 80 無線部制御回路 90 マンマシンインターフェイス(MMI)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 BA00 BA06 DA00 DA06 JA01 KA03 5K028 AA00 BB06 CC02 CC05 DD01 DD02 HH03 SS11 5K067 AA43 CC04 CC22 EE02 EE10 GG03 GG11 HH21 HH22 KK00 KK13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA方式の無線電波を送受信する無
    線部及び変復調部と、動作モードに応じて基地局へのア
    クセス等を制御する制御手段と、基地局へアクセスする
    時間等を制御するタイマ制御部と、外部入力にを制御す
    るマンマシンインターフェイスとを少なくとも備え、所
    定の周期で基地局とデータの送受信が行われるアクティ
    ブモードと前記アクティブモードにおけるデータの送受
    信周期よりも長い周期でデータの送受信が行われるスタ
    ンバイモードを有する移動体通信端末であって、 前記タイマ制御部は、高周波クロックを生成する高周波
    発振器と、低周波クロックを生成する低周波発振器と、
    前記高周波発振器または低周波発振器より供給されたク
    ロックをカウントするビットカウンタと、前記ビットカ
    ウンタの情報に応じてTDMAタイムスロットをカウン
    トするタイムスロットカウンタと、スタンバイモードに
    おいて前記タイムスロットカウンタの情報に応じてフレ
    ーム数をカウントするフレームカウンタと、無線部およ
    び変復調部へバースト信号を供給する無線部制御回路と
    で構成され、 所定時間キー操作等の外部入力または信号の受信がなけ
    れば前記制御手段によりスタンバイモードが選択され、 前記高周波発振器からの出力の停止に伴い前記無線部制
    御回路が停止されると同時に前記低周波発振器より前記
    3つのカウンタのみに低周波クロックが供給され該低周
    波クロックに基づき時間測定が開始され、所定の時間経
    過後に前記低周波発振器からの出力が停止されると同時
    に前記高周波発振器より前記ビットカウンタおよびタイ
    ムスロットカウンタに高周波クロックが供給され該高周
    波クロックに基づき時間測定が開始され、さらに所定の
    時間経過後に前記無線部制御回路よりバースト信号が前
    記無線部及び変復調部へと供給されて基地局とのデータ
    の送受信が行われ、かつ、スタンバイモードにおいて前
    記マンマシンインターフェイスより割込信号が前記制御
    手段およびタイマ制御部に送信された場合はスタンバイ
    モードからアクティブモードへとモード変更が行われる
    ことを特徴とする移動体通信端末。
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