JP2009085773A - 時計用文字板および時計 - Google Patents

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義雄 三島
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宏幸 新井
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Abstract

【課題】光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供すること、美的外観に優れるとともに、カバーガラス側から入射した光を、高い透過率でムーブメント側へ透過させることができる時計を提供すること。
【解決手段】本発明の時計用文字板1は、主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板22と、プラスチック板22よりも観察者側に設けられ、主として金属材料で構成された金属板21とを備えている。金属板21には、その厚さ方向に貫通する開口部213が設けられている。開口部213は、金属板21の観察者側の主面である第1の面側211からプラスチック板22に対向する側の主面である第2の面212側に向かって、その断面積が増大する断面積増大部214を有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時計用文字板および時計に関する。
ソーラー時計(太陽電池を備えた時計)用の文字板には、太陽電池が十分な起電力を発生するのに十分な光量の光(電磁波)を透過させる機能(光透過性)が求められる。このため、従来から、ソーラー時計用文字板としては、透明性の高いプラスチック性の部材が用いられてきた。ところが、プラスチックは、一般に、Au、Ag等の金属材料等に比べて、高級感に欠け、美的外観に劣っている。このため、プラスチック性の基板上に金属材料で構成された金属層を被覆し、当該金属層に、光を透過させるための小孔を設ける試みがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、十分な光量の外光を取り入れるためには、小孔の1個当たりの大きさを大きくしたり、小孔の数を十分に多くしたりすること等により、光が透過し得る部分の総面積(複数個の小孔面積の和)を大きくする必要がある。このような場合、時計用文字板の外観上小孔が目立ってしまい、時計用文字板は、審美性(美的外観)に劣ったものとなってしまう。また、時計用文字板の美的外観を向上させる目的で、小孔の1個当たりの大きさを小さくしたり、小孔の数を少なくしたりすると、十分な光量の外光を透過させることができなくなる可能性がある。このように、従来においては、優れた装飾性(美的外観)と、光(電磁波)の優れた透過性とを、十分に両立する時計用文字板を得るのは困難であった。
また、近年、電波を受信し、時刻調整を行う電波時計が急速に普及してきている。このような電波時計等においても、文字板等に、電磁波(電波)の優れた透過性が求められている。そして、ソーラー電池を内蔵し、さらに、電波受信用アンテナを内蔵するソーラー電波時計も普及しつつある。上記のような時計に適用される文字板においても、上記と同様に、優れた装飾性(美的外観)と、電磁波の優れた透過性との両立が求められるが、これらを両立するのは極めて困難であった。
特開平11−326549号公報
本発明の目的は、光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供すること、美的外観に優れるとともに、カバーガラス側から入射した光を、高い透過率でムーブメント側へ透過させることができる時計を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の時計用文字板は、主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板と、
前記プラスチック板よりも観察者側に設けられ、主として金属材料で構成された金属板とを備え、
前記金属板には、その厚さ方向に貫通する開口部が設けられており、
前記開口部は、前記金属板の観察者側の主面である第1の面側から前記プラスチック板に対向する側の主面である第2の面側に向かって、その断面積が増大する断面積増大部を有するものであることを特徴とする。
これにより、光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた時計用文字板を提供することができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板の厚さは、10〜300μmであることが好ましい。
これにより、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記断面積増大部において前記断面積が最小となる断面積最小部での前記開口部の幅は、10〜200μmであることが好ましい。
これにより、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板を平面視した際に前記開口部が占める面積率が10〜60%であることが好ましい。
これにより、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記断面積増大部において前記断面積が最小となる断面積最小部での断面積をS[μm]、前記断面積増大部において前記断面積が最大になる断面積最大部での前記断面積をS[μm]としたとき、0.15≦S/S≦0.98の関係を満足することが好ましい。
これにより、美的外観を十分に優れたものとしつつ、光の透過性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記断面積増大部の厚さは、10〜200μmであることが好ましい。
これにより、美的外観を十分に優れたものとしつつ、光の透過性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板は、主としてTi、Ti合金、または、ステンレス鋼で構成されたものであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板の機械的安定性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板は、多数個の前記開口部が設けられたものであり、
前記開口部は、前記金属板を平面視した際に、千鳥状に配されたものであることが好ましい。
これにより、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記プラスチック板の厚さは、50〜500μmであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を十分に優れたものとしつつ、光の透過性を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板の前記第1の面側に、指標が設けられていることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板と前記プラスチック板とは、所定距離だけ離間していることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板をソーラー時計に適用した場合において、時計用文字板の背面側に配置された太陽電池の各部位により均一化された強度の光を照射することができ、太陽電池における発電効率を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計用文字板では、前記金属板の前記プラスチック板に対向する面と、前記プラスチック板の前記金属板に対向する面との離間距離は、10〜300μmであることが好ましい。
これにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板をソーラー時計に適用した場合において、時計用文字板の背面側に配置された太陽電池の各部位により均一化された強度の光を照射することができ、太陽電池における発電効率を特に優れたものとすることができる。
本発明の時計は、本発明の時計用文字板を備えたことを特徴とする。
これにより、光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた時計用文字板を備えた時計を提供することができる。
本発明の時計は、ムーブメントと、前記ムーブメントよりも外表面側に配置されたカバーガラスとを備えた時計であって、
前記ムーブメントと前記カバーガラスとの間に、主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板が配されており、
前記プラスチック板と前記カバーガラスとの間に、主として金属材料で構成された金属板が配されており、
前記金属板には、その厚さ方向に貫通する開口部が設けられており、
前記開口部は、前記金属板の前記カバーガラスに対向する側の主面である第1の面側から前記プラスチック板に対向する側の主面である第2の面側に向かって、その断面積が増大する断面積増大部を有するものであることを特徴とする。
これにより、美的外観に優れるとともに、カバーガラス側から入射した光を、高い透過率でムーブメント側へ透過させることができる時計を提供することができる。
本発明によれば、光の透過性に優れるとともに、美的外観に優れた時計用文字板を提供すること、また、前記時計用文字板を備えた時計を提供すること、美的外観に優れるとともに、カバーガラス側から入射した光を、高い透過率でムーブメント側へ透過させることができる時計を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の時計用文字板の好適な実施形態について説明する。
<時計用文字板>
図1は、本発明の時計用文字板の好適な実施形態を示す縦断面図、図2は、金属板が有する開口部の形状(パターン)の一例を説明するための模式的な平面図である。
図1に示すように、本実施形態の時計用文字板1は、文字板本体2と、指標3とを有している。文字板本体2は、主として金属材料で構成された金属板21と、主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板22と、金属板21−プラスチック板22間に設けられたスペーサー23とを有している。なお、本発明では、「主として」とは、対象としている部位を構成する材料のうち最も含有量の多い成分を指し、その含有量は特に限定されないが、対象としている部位を構成する材料の60wt%以上であることが好ましく、80wt%以上であることがより好ましく、90wt%以上であることがさらに好ましい。
時計用文字板1は、文字板本体2の金属板21が設けられた面側(図1中上側)が観察者側(外表面側)を向くようにして用いられるものである。以下の説明では、図1中、上側を「(外光の)入射側」、図1中の下側を「(外光の)出射側」として説明する(後述する図3についても同様)。
[金属板]
金属板21は、主として金属材料で構成されたものである。金属板21を構成する金属材料は、一般に、金属光沢を有しており、光(可視光)を反射する機能を有している。したがって、金属板21は、光(可視光)を反射する反射板として機能する。
金属板21を構成する金属材料としては、各種金属(合金を含む)を用いることができ、好ましくは、Fe、Cu、Zn、Ni、Mg、Cr、Mn、Mo、Nb、Al、V、Zr、Sn、Au、Pd、Pt、Ag、Co、In、W、Ti、Rhや、これらのうち少なくとも1種を含む合金が挙げられる。金属板21は、上記のような材料の中でも特に、Ag、Cr、Au、Al、Ti、Sn、In、Feから選択される少なくとも1種を含む材料(合金を含む)で構成されたものであるのが好ましく、Ti、Ti合金、ステンレス鋼がより好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、金属板21が上記のような材料で構成されたものであると、後述する開口部213の大きさが比較的大きい場合や、金属板21の開口率が比較的大きい場合であっても、外観上、開口部213の存在をより目立たないものとすることができる。なお、金属板21は、金属材料以外の成分を含むものであってもよい。
金属板21は、その一方の主面である第1の面211が観察者側を向き、その反対側の主面である第2の面212がプラスチック板22側を向くように配されている。
金属板21の平均厚さは、特に限定されないが、10〜300μmであるのが好ましく、20〜250μmであるのがより好ましく、50〜220μmであるのがさらに好ましい。金属板21の平均厚さが前記範囲内の値であると、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板1の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、金属板21の平均厚さが前記下限値未満であると、金属材料に特有の質感を十分に発揮させることが困難となり、時計用文字板1の美的外観(高級感)を十分に優れたものとするのが困難となる。また、金属板21の平均厚さが前記下限値未満であると、後に詳述するような断面積増大部214を確実に設けることが困難となり、時計用文字板1の美的外観を優れたものとするのが困難となる。一方、金属板21の平均厚さが前記上限値を超えると、時計用文字板1としての光の透過性を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。
また、金属板21は、各部位で均一な組成を有するものであってもよいし、そうでなくてもよい。例えば、金属板21は、含有成分(組成)が厚さ方向に順次変化するもの(傾斜材料)であってもよい。また、金属板21は、複数の層を有する積層体であってもよい。このような構成にすることにより、例えば、時計用文字板1の美的外観と機械的強度とを、より高いレベルで両立することができる。また、金属板21が積層体である場合、例えば、実質的に金属材料を含まない材料で構成された層を有していてもよい。より具体的には、金属板21は、金属材料で構成された2つの層の間に、金属酸化物等で構成された層が介挿された構成を有するものであってもよい。
金属板21には、その厚さ方向に貫通する開口部213が設けられている。金属板21が開口部213を有することにより、観察者側から、時計用文字板1に入射した光を、透過させることができる。これにより、時計用文字板1を太陽電池を備えたソーラー時計に、好適に適用することができる。
開口部213の形状は、特に限定されず、例えば、平面視した際の形状が略円形状、略楕円形状、略多角形状、スリット状、格子状等、いかなる形状であってもよいが、図2に示す構成では、開口部213は、平面視した際の形状が略円形状をなすものである。開口部213が略円形状をなすものであると、開口部213の存在を特に目立ちにくいものとすることができ、時計用文字板1の美的外観を、より確実に、特に優れたものとすることができる。また、このような形状の開口部213は、その形成を容易に行うことができ、また、その大きさをより確実に制御することができる。
また、図2に示す構成では、金属板21に、多数個の開口部213が設けられており、金属板21を平面視した際に、これらの開口部213が、千鳥状に配されている。このような構成であることにより、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板1の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができる。
開口部213は、いかなる方法で形成されたものであってもよいが、エッチングにより形成されたものであるのが好ましい。これにより、開口部213を形成する際に、金属板21に不本意な表面荒れ等が発生するのを確実に防止することができ、容易かつ確実に、時計用文字板1の美的外観を優れたものとすることができる。
また、開口部213は、金属板21の第1の面211側から第2の面212側に向かって、その断面積が増大する断面積増大部214を有するものである。このような断面積増大部214を有することにより、時計用文字板1全体としての美的外観を優れたものとしつつ、光の透過性を特に優れたものとすることができる。これは、以下のような理由によるものであると考えられる。
すなわち、金属板21が断面積増大部214を有することにより、断面積増大部214を有していない場合に比べて、第1の面211側の斜め方向(金属板21の法線方向から所定角度だけ傾斜した方向)から入射した光を、効率よく、第2の面212側に透過させることができる。その結果、断面積増大部214を有していない場合に比べて、時計用文字板1としての光の透過性を優れたものとすることができる。また、断面積増大部214を有していない場合に比べて、時計用文字板1としての光の透過性を優れたものとすることができるため、開口部213の大きさ(幅)や、金属板21の開口率が比較的小さい場合であっても、十分に優れた光透過性を確保することができる。言い換えると、断面積増大部214を有しているため、開口部213の大きさや、金属板21の開口率を小さくした場合に、光透過性を十分に確保することができるとともに、時計用文字板1の美的外観の更なる向上を図ることができる。
また、金属板21が断面積増大部214を有することにより、時計用文字板1をソーラー時計に適用した場合において、断面積増大部214を有していない場合に比べて、時計用文字板1の背面側(観察者側とは反対側)に配された太陽電池の各部位に、均一化された強度の光を照射することができる。このように、太陽電池の各部位に均一化された強度の光を照射することにより、(全体としての光量が等しいと仮定した場合において、)太陽電池の各部位での光の照射強度のばらつきが大きい場合に比べて、太陽電池における発電効率を優れたものとすることができる。
また、後に詳述するように、金属板21の第2の面212側には、プラスチック板22が配されている。このように、金属板21が断面積増大部214を有するものであるとともに、時計用文字板1がプラスチック板22を備えるものであることにより、以下のような効果が得られる。すなわち、第1の面211側から入射して、金属板21を透過し、第2の面212側から出射した光のうちの一部が、プラスチック板22の表面と、金属板21の断面積増大部214を形成する傾斜面との間で反射を繰り返すことにより、前記光のうちの一部が、観察者側(金属板21の第1の面211側)に出射することとなる。これにより、時計用文字板1全体としては、開口部213の存在が目立ちにくいものとなり、その美的外観は非常に優れたものとなる。それとともに、プラスチック板22の表面と前記傾斜面との間で反射を繰り返した光のうちの他の一部が、プラスチック板22を透過することとなる。このように、プラスチック板22の表面と前記傾斜面との間で反射を繰り返した光がプラスチック板22を透過することにより、上記のような反射が起こらなかった場合に比べて、時計用文字板1をソーラー時計に適用した場合において、時計用文字板1の背面側(観察者側とは反対側)に配された太陽電池の各部位に、より均一化された強度の光を照射することができる。このように、太陽電池の各部位に均一化された強度の光を照射することにより、(全体としての光量が等しいと仮定した場合において、)太陽電池の各部位での光の照射強度のばらつきが大きい場合に比べて、太陽電池における発電効率を優れたものとすることができる。
以上のように、本発明の時計用文字板においては、金属板が断面積増大部を有するものであり、かつ、時計用文字板がプラスチック板を有するものであることにより、時計用文字板についての、光の透過性を優れたものとすることができるとともに、美的外観を優れたものとすることができる。また、時計用文字板を透過した光を、太陽電池における発電に、より有効に利用することができる。そして、これらの効果が相乗的に作用しあうことにより、非常に優れた美的外観を有しつつ、ソーラー時計により好適に適用することができる時計用文字板を提供することができる。
開口部213(断面積増大部214)において、断面積が最小となる断面積最小部2141での断面積は、70〜32000μmであるのが好ましく、300〜26000μmであるのがより好ましく、1000〜22000μmであるのがさらに好ましい。これにより、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、断面積最小部2141での断面積が前記下限値未満であると、光の透過性が低下する傾向を示す。一方、断面積最小部2141での断面積が前記上限値を超えると、断面積増大部214の形状や金属板21の構成材料等によっては、時計用文字板1の外観を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。
また、開口部213(断面積増大部214)において、断面積が最小となる断面積最小部2141での断面積をS[μm]、断面積が最大となる断面積最大部2142での断面積(図示の構成では、第2の面212における開口部213の断面積)をS[μm]としたとき、0.15≦S/S≦0.98の関係を満足するのが好ましく、0.20≦S/S≦0.93の関係を満足するのがより好ましく、0.30≦S/S≦0.90の関係を満足するのがさらに好ましい。このような関係を満足することにより、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、時計用文字板1の光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、S/Sの値が前記下限値未満であると、金属板21の構成材料や厚さ等によっては、時計用文字板1全体としての光の透過性を十分に優れたものとすることができない。一方、S/Sの値が前記上限値を超えると、断面積増大部214の形状や金属板21の構成材料等によっては、時計用文字板1の外観を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。
また、断面積増大部214の厚さは、特に限定されないが、10〜200μmであるのが好ましく、15〜180μmであるのがより好ましく、20〜150μmであるのがさらに好ましい。断面積増大部214の厚さが前記範囲内の値であると、美的外観を十分に優れたものとしつつ、光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、断面積増大部214の厚さが前記下限値未満であると、金属板21の構成材料等によっては、時計用文字板1の外観を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。一方、断面積増大部214の厚さが前記上限値を超えると、金属板21の構成材料や開口部213の面積(断面積最小部2141の面積の総和をΣ(S))等によっては、時計用文字板1全体としての光の透過性を十分に優れたものとするのが困難となる。
また、断面積増大部214は、金属板21の主面に垂直な方向についての断面において放物線を描く傾斜面として形成されたものである。断面積増大部214がこのような形状を有するものであると、上述したような断面積増大部214を有することによる効果が、より顕著なものとして発揮される。
断面積最小部2141の幅(図中のW)は、特に限定されないが、10〜200μmであるのが好ましく、20〜180μmであるのがより好ましい。断面積最小部2141の幅が前記範囲内の値であると、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板1の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、断面積最小部2141の幅が前記下限値未満であると、光の透過性を十分に確保するのが困難になりやすい。また、光の透過性を確保するために、断面積最小部2141のピッチを小さくすると、金属板21の構成材料や断面積最小部2141のピッチ等によっては、開口部213の存在が目立ってしまい、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。一方、断面積最小部2141の幅が前記上限値を超えると、金属板21の構成材料や金属板21の開口率等によっては、開口部213の存在が目立ってしまい、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとするのが困難になる。なお、断面積最小部2141が平面視した際に略円形状を示すものである場合には、その直径を断面積最小部2141の幅Wとし、断面積最小部2141が平面視した際に略楕円形状を示すものである場合には、その短軸方向の長さを断面積最小部2141の幅Wとすることができる。
また、開口部213のピッチ(図中のP)は、15〜350μmであるのが好ましく、30〜250μmであるのがより好ましい。開口部213のピッチが前記範囲内の値であると、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板1の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、開口部213のピッチが前記下限値未満であると、金属板21の構成材料や断面積最小部2141の幅等によっては、開口部213の存在が目立ってしまい、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとするのが困難になる。一方、開口部213のピッチが前記上限値を超えると、光の透過性を十分に確保するのが困難になりやすい。また、光の透過性を確保するために、開口部213の幅を大きくすると、金属板21の構成材料や開口部213の幅等によっては、開口部213の存在が目立ってしまい、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。なお、開口部213のピッチとは、隣接する開口部213−開口部213間の中心間距離のことを指し、隣接する開口部213が複数個ある場合には、最も近接した開口部213との中心間距離のことを指す。
金属板21を平面視した際に開口部213が占める面積率(金属板21の開口率)、すなわち、金属板21を平面視したときの金属板21の面積をS[μm]、各開口部213についての断面積最小部2141の面積の総和をΣ(S)[μm]としたとき、(Σ(S)/S)×100で表される値は、10〜60%であるのが好ましく、20〜40%であるのがより好ましく、27〜38%であるのがさらに好ましい。金属板21の開口率が前記範囲内の値であると、金属材料に特有の質感をより効果的に表現することができ、時計用文字板1の美的外観(高級感)を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、金属板21の開口率が前記下限値未満であると、時計用文字板1の光の透過性を十分に優れたものとするのが困難になる。一方、金属板21の開口率が前記上限値を超えると、開口部213の幅等によっては、開口部213の存在が目立ってしまい、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとするのが困難になる。
図示の構成では、金属板21は、第2の面212側に断面積増大部214を有するとともに、断面積増大部214よりも第1の面211側の領域(第1の面211を含む領域)に、金属板21の第1の面211側から第2の面212側に向かってその断面積が減少する断面積減少部215を有している。
このように、断面積増大部214よりも第1の面211側に断面積減少部215を有することにより、第1の面211側の斜め方向(金属板21の法線方向から所定角度だけ傾斜した方向)から入射した光を、効率よく、第2の面212側に透過させることができる。その結果、時計用文字板1としての光の透過性を特に優れたものとすることができる。また、時計用文字板1としての光の透過性を優れたものとすることができるため、開口部213の大きさ(幅)や、金属板21の開口率が比較的小さい場合であっても、十分に優れた光透過性を確保することができる。言い換えると、断面積減少部215を有していることにより、開口部213の大きさや、金属板21の開口率を小さくした場合に、光透過性を十分に確保することができるとともに、時計用文字板1の美的外観の更なる向上を図ることができる。また、断面積減少部215を形成する傾斜面において、観察者側からの光を乱反射させることができ、これにより、時計用文字板1の美的外観をさらに優れたものとすることができる。
[プラスチック板]
金属板21の第2の面212側には、主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板22が配されている。
上述したように、金属板21の第2の面212側にプラスチック板22が配されることと、断面積増大部214を有することとの相乗効果により、時計用文字板1を、光の透過性に優れ、かつ、美的外観に優れたものとすることができる。また、時計用文字板1を透過した光を、太陽電池における発電に、より有効に利用することができる。そして、これらの効果が相乗的に作用しあうことにより、時計用文字板1を、非常に優れた美的外観を有し、ソーラー時計により好適に適用することができるものとすることができる。
プラスチック板22は、光透過性を有するものであればよいが、可視光領域(380〜780nmの波長領域)の光の透過率が、50%以上のものであるのが好ましく、80%以上のものであるのがより好ましい。このように、プラスチック板22の光透過性が高いものであると、時計用文字板1全体としての光透過性を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。なお、光の透過率は、例えば、光源として、白色蛍光灯(日立ライティング(株)社製、FL15N−B(ハイホワイト))を用いて測定した値を採用することができる。
プラスチック板22を構成するプラスチック材料としては、各種熱可塑性樹脂、各種熱硬化性樹脂等が挙げられ、例えば、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル−ブタジエンースチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば、ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等として)用いることができる。特に、プラスチック板22は、主として、ポリカーボネートで構成されたものであるのが好ましい。これにより、時計用文字板1全体としての強度を特に優れたものとすることができる。また、プラスチック板22の成形の自由度が増す(成形のし易さが向上する)ため、より複雑な形状の時計用文字板1であっても、容易かつ確実に製造することができる。また、プラスチック板22がポリカーボネートで構成されたものであると、金属板21を構成する金属材料の質感が低下してしまうのを確実に防止し、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、ポリカーボネートは、各種プラスチック材料の中でも比較的安価で、時計用文字板1の生産コストのさらなる低減に寄与することができる。
なお、プラスチック板22は、プラスチック材料以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、着色剤(各種発色剤、蛍光物質、りん光物質等を含む)、光沢剤、フィラー等が挙げられる。例えば、プラスチック板22が着色剤を含む材料で構成されたものであると、時計用文字板1の色のバリエーションを広げることができる。
プラスチック板22は、各部位でその組成が実質的に均一な組成を有するものであってもよいし、部位によって組成の異なるものであってもよい。
プラスチック板22の厚さは、特に限定されないが、50〜500μmであるのが好ましく、100〜450μmであるのがより好ましく、180〜430μmであるのがさらに好ましい。プラスチック板22の厚さが前記範囲内の値であると、時計用文字板1の美的外観を十分に優れたものとしつつ、光の透過性を特に優れたものとすることができる。これに対し、プラスチック板22の厚さが前記下限値未満であると、プラスチック板22の表面と前記傾斜面との間で効率よく光を反射させるのが困難となり、時計用文字板1の美的外観が低下する傾向が現れる。また、金属板21の厚さによっては、時計用文字板1全体としての厚さが薄くなりすぎ、時計用文字板1を既存のムーブメントに適用するのが困難になる可能性がある。一方、プラスチック板22の厚さが前記上限値を超えると、時計用文字板1全体としての光の透過性を十分に優れたものとするのが困難になる可能性がある。
本実施形態では、プラスチック板22は、金属板21と所定距離だけ離間するように設置されている。このような構成であることにより、プラスチック板22の表面と前記傾斜面との間において、より効率よく光を反射させることができ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1の背面側に配置された太陽電池の各部位により均一化された強度の光を照射することができ、太陽電池における発電効率を特に優れたものとすることができる。特に、本実施形態では、金属板21とプラスチック板22との間に、スペーサー23が介在することにより、金属板21とプラスチック板22との離間距離が保持されるような構成になっている。
[スペーサー]
スペーサー23は、金属板21とプラスチック板22との間に設けられたものであればよいが、本実施形態では、金属板21の第2の面212およびプラスチック板の主面(金属板21に対向する面)の外周部付近に選択的に設けられている。これにより、通常、時計が有しているベゼルやダイヤルリング(見切りリング、見返しリング)等によって、時計用文字板1を時計に適用した際に、使用者等にスペーサー23が視認されてしまうのを、確実に防止することができる。その結果、時計用文字板1が適用された時計の美的外観を確実に優れたものとすることができる。
スペーサー23の厚さ(すなわち、金属板21とプラスチック板22との離間距離)は、特に限定されないが、10〜300μmであるのが好ましく、20〜200μmであるのがより好ましい。スペーサー23の厚さ(金属板21とプラスチック板22との離間距離)が前記範囲内の値であると、プラスチック板22の表面と前記傾斜面との間において、より効率よく光を反射させることができ、時計用文字板1の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、時計用文字板1の背面側に配置された太陽電池の各部位により均一化された強度の光を照射することができ、太陽電池における発電効率を特に優れたものとすることができる。
スペーサー23は、金属板21とプラスチック板22との離間距離を保持する機能を有するものであればいかなるものであってもよいが、粘着性を有する材料(粘着剤)で構成されたものであるのが好ましい。スペーサー23が粘着性を有する材料で構成されたものであると、貼着により金属板21とプラスチック板22とを、容易かつ確実に固定することができる。また、粘着剤は、一般に、弾性材料であるため、落下等により時計用文字板1に衝撃力が加わった場合であっても、金属板21とプラスチック板22とが分離してしまうのを効果的に防止することができる。スペーサーを構成する粘着性を有する材料としては、例えば、アクリル系粘着剤等の各種粘着剤等が挙げられる。
[指標]
金属板21の第1の面211側には、指標3が設けられている。このような指標3としては、例えば、時刻を示す等の機能を有する文字・数字(いわゆる時字等)、目盛、記号や、各種マーク等が挙げられる。このような指標3が設けられることにより、時計用文字板の美的外観を特に優れたものとすることができる。
図示の構成では、指標3は、金属板21の第1の面上に設けられているが、例えば、指標3が足部を有するものであって、金属板21に前記足部が挿入して固定される孔部または凹部が設けられていてもよい。このような構成であることにより、指標3と金属板21との密着性を特に優れたものとすることができ、時計用文字板1の耐久性を特に優れたものとすることができる。また、指標3の高さを容易に比較的高いものとすることができ、指標3の立体感を優れたものとすることができる。
<時計>
次に、上述したような本発明の時計用文字板を備えた本発明の時計について説明する。
本発明の時計は、上述したような本発明の時計用文字板を有するものである。本発明の時計を構成する時計用文字板(本発明の時計用文字板)以外の部品としては、公知のものを用いることができるが、以下に、本発明の時計の構成の一例について説明する。
図3は、本発明の時計(腕時計)の好適な実施形態を示す断面図である。
図3に示すように、本実施形態の腕時計(携帯時計)100は、胴(ケース)82と、裏蓋83と、ベゼル(縁)84と、ガラス板(カバーガラス)85とを備えている。また、ケース82内には、前述したような本発明の時計用文字板1と、太陽電池94と、ムーブメント81とが収納されており、さらに、図示しない針(指針)等が収納されている。時計用文字板1は、太陽電池94と、ガラス板(カバーガラス)85との間に設けられており、プラスチック板22の指標3が設けられた面側が、ガラス板(カバーガラス)85側(外表面側)を向くように配置されている。
ガラス板85は、通常、透明性の高い透明ガラスやサファイア等で構成されている。これにより、本発明の時計用文字板1の審美性を十分に発揮させることができるとともに、太陽電池94に十分な光量の光を入射させることができる。
ムーブメント81は、太陽電池94の起電力を利用して、指針を駆動する。
図3中では省略しているが、ムーブメント81内には、例えば、太陽電池94の起電力を貯蔵する電気二重層コンデンサー、リチウムイオン二次電池や、時間基準源として水晶振動子や、水晶振動子の発振周波数をもとに時計を駆動する駆動パルスを発生する半導体集積回路や、この駆動パルスを受けて1秒毎に指針を駆動するステップモーターや、ステップモーターの動きを指針に伝達する輪列機構等を備えている。
また、ムーブメント81は、図示しない電波受信用のアンテナを備えている。そして、受信した電波を用いて時刻調整等を行う機能を有している。
太陽電池94は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する機能を有する。そして、太陽電池94で変換された電気エネルギーは、ムーブメントの駆動等に利用される。
太陽電池94は、例えば、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純物とが選択的に導入され、さらにp型の非単結晶シリコン薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を備えたpin構造を有している。
上記のように、時計用文字板1においては、金属板21が断面積増大部214を有するものであり、かつ、時計用文字板1がプラスチック板22を有するものであることにより、光の透過性を優れたものとすることができるとともに、美的外観を優れたものとすることができる。また、時計用文字板1を透過した光を、太陽電池94における発電に、より有効に利用することができる。
胴82には巻真パイプ86が嵌入・固定され、この巻真パイプ86内にはりゅうず87の軸部871が回転可能に挿入されている。
胴82とベゼル84とは、プラスチックパッキン88により固定され、ベゼル84とガラス板85とはプラスチックパッキン89により固定されている。
また、胴82に対し裏蓋83が嵌合(または螺合)されており、これらの接合部(シール部)93には、リング状のゴムパッキン(裏蓋パッキン)92が圧縮状態で介挿されている。この構成によりシール部93が液密に封止され、防水機能が得られる。
りゅうず87の軸部871の途中の外周には溝872が形成され、この溝872内にはリング状のゴムパッキン(りゅうずパッキン)91が嵌合されている。ゴムパッキン91は巻真パイプ86の内周面に密着し、該内周面と溝872の内面との間で圧縮される。この構成により、りゅうず87と巻真パイプ86との間が液密に封止され防水機能が得られる。なお、りゅうず87を回転操作したとき、ゴムパッキン91は軸部871と共に回転し、巻真パイプ86の内周面に密着しながら周方向に摺動する。
上記のような携帯時計(腕時計)は、各種時計の中でも特に優れた耐久性(例えば、耐衝撃性等)が求められるものであるため、優れた美的外観とともに、優れた耐久性が得られる本発明を、より好適に適用することができる。
なお、上記の説明では、時計の一例として、腕時計(携帯時計)を挙げて説明したが、本発明は、腕時計以外の携帯時計、置時計、掛け時計等の他の種類の時計にも同様に適用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
例えば、本発明の時計用文字板、時計では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、金属板とプラスチック板との間に、スペーサーが介在しているものとして説明したが、金属板とプラスチック板は、直接密着したものであってもよい。
また、前述した実施形態では、金属板が、断面積増大部に加えて、断面積減少部を有するものとして説明したが、本発明において、金属板は、図4に示すように、断面積減少部を有していなくてもよい。
また、前述した実施形態では、本発明の時計は、開口部が設けられた金属板とプラスチック板とを有する時計用文字板を備えるものとして説明したが、本発明の時計は、上述したような開口部が設けられた金属板と、上述したようなプラスチック板とを、別部材として備えるものであってもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.時計用文字板の製造
以下に示すような方法で、各実施例および各比較例について、時計用文字板(腕時計用文字板)を製造した。
(実施例1)
まず、ステンレス鋼(SUS304)製の金属板(600mm×300mm×厚さ100μm)を用意した。
次に、金属板の表面(両側の主面)に、マスク形成用膜を被覆した。
マスク形成用膜の形成は、スピンコーターを用い、回転数3000rpmという条件により、金属板の表面を被覆し、その後、70〜100℃で、20分間乾燥することにより行った。形成されたマスク形成用膜の平均厚さは、約10μmであった。
次に、マスク形成用膜に、所定のパターンで開口部を形成することにより、開口部を有するマスクとした。マスク形成用膜への開口部の形成を露光により行った。光源としては、超高圧水銀灯を用いた。また、この際、光源と基材とを相対的に移動させつつ、レーザー光を間欠的に照射した。また、光源からの照射は、光量100mJ/cmという条件で行った。このとき、金属板を平面視した際に、金属板の一方の主面に設けられたマスクの開口部と、金属板の他方の主面に設けられたマスクの開口部とが、重なり合うように、各マスク形成用膜に開口部を形成した。
次に、エッチング液を用いたエッチングを行うことにより、金属板に開口部を形成した。エッチングは、マスクで被覆された金属板を、エッチング液中に浸漬することにより行った。本工程におけるエッチング液の温度、エッチング時間は、それぞれ約20℃、約5分間であった。これにより、金属板を貫通する多数個の円形状の開口部が、千鳥状に形成された(図2参照)。また、このようにして形成された開口部は、第2の面側に、放物線を描くような傾斜面として設けられた断面積増大部を有するとともに、第1の面側に、放物線を描くような傾斜面として設けられた断面積減少部を有するものであった(図1参照)。
次に、水酸化ナトリウム溶液で構成されたマスク除去剤に浸漬することにより、マスクを除去し、開口部が設けられた金属板を得た。また、本工程におけるマスク除去剤の温度、マスク除去剤への浸漬時間は、それぞれ30〜40℃、5〜10分間であった。金属板が有する開口部のピッチPは255μm、断面積最小部の幅(直径)Wは160μmであった。また、金属板の開口率は、35.7%であった。各開口部について、断面積最小部での断面積Sは、2.0×10μmであった。また、断面積増大部において、断面積が最小となる断面積最小部での断面積をS[μm]、断面積が最大となる断面積最大部での断面積をS[μm]としたとき、S/Sで表される値は、0.44であった。また、断面積増大部の厚さは50μm、断面積減少部の厚さは50μmであった。
その後、開口部が形成された金属板を打ち抜き成形し、必要箇所を切削、研磨することにより、直径:27mm×厚さ:100μmの略円盤状をなす多数個の金属板を得た。
一方、ポリカーボネートを用いて、圧縮成形により、略円盤状の板材を作製し、その後、必要箇所を切削、研磨した。これにより、直径:27mm×厚さ:400μmの略円盤状をなすプラスチック板を得た。
次に、開口部が形成された金属板の一方の主面に、インクジェット法により、指標を形成した。
次に、上記のようにして開口部が設けられ、指標が設けられた金属板と、プラスチック板とを、アクリル系粘着剤で構成されたスペーサーを用いて接合した。このとき、プラスチック板は、指標が設けられた側の面とは反対の面が、金属板に対向するように配置した。また、スペーサーとしては、リング状の粘着シート(外径:27mm×内径:26mm×厚さ:50μm)を用いた。これにより、図1、図2に示すような時計用文字板が得られた。
(実施例2〜9)
金属板の構成材料、プラスチック板の構成材料、金属板、プラスチック板、スペーサーの厚さを表1に示すようにするとともに、開口部の形成条件(マスク形成用膜に形成する開口部の大きさ、配置パターン等のエッチング条件等)を変更することにより、金属板が有する開口部の条件を表1に示すようにした以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。なお、実施例4、5、7、8については、開口部の形成をレーザー加工により行った。
(実施例10)
スペーサーを用いることなく、開口部が設けられ、指標が設けられた金属板と、プラスチック板とを、直接接合した以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例1)
スペーサーを用いてプラスチック板に接合する金属板として、開口部を設けていないものを用いた以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。
(比較例2)
前記実施例1でプラスチック板に対して行ったのと同様の条件で、金属板の表面にインクジェット法により指標を形成し、この金属板を、スペーサー、プラスチック板と接合しなかった以外は、前記比較例1と同様にして時計用文字板を製造した。すなわち、本比較例の時計用文字板は、スペーサーおよびプラスチック板を備えておらず、前記のような開口部を有さない金属板の表面に、直接、指標が設けられたものである。
(比較例3)
前記実施例1で行ったのと同様の条件で、金属板の表面にインクジェット法により指標を形成し、この金属板を、スペーサー、プラスチック板と接合しなかった以外は、前記実施例1と同様にして時計用文字板を製造した。すなわち、本比較例の時計用文字板は、スペーサーおよびプラスチック板を備えておらず、開口部を有する金属板の表面に、直接、指標が設けられたものである。
(比較例4)
金属板に対する開口部の形成を、エッチングではなく、旋盤加工により行った以外は、前記実施例1と同様にして、時計用文字板を製造した。旋盤加工により形成された開口部は、断面積増大部、断面積減少部を有していなかった。
各実施例および各比較例の時計用文字板の構成を表1にまとめて示す。なお、表中、ポリカーボネートをPCで示し、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)をABSで示した。なお、各実施例および各比較例の時計用文字板を構成するプラスチック板は、光源として白色蛍光灯(日立ライティング(株)社製、FL15N−B(ハイホワイト))を用いた測定により求められる可視光領域の光の透過率が、いずれも、95%以上であった。また、表1中、比較例4の幅Wの欄には、一定の幅を有する開口部の幅の値を示した。
Figure 2009085773
2.外観評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、指標部が配置されている面側から、目視による観察を行い、これらの外観を以下の6段階の基準に従い、評価した。
A:極めて優れた外観を有している。
B:優れた外観を有している。
C:良好な外観を有している。
D:外観がやや不良。
E:外観が不良。
F:外観が極めて不良。
3.時計用文字板の光(可視光)の透過性(光利用効率)の評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、以下のような方法により、光透過性(光利用効率)を評価した。
まず、太陽電池と各時計用文字板とを暗室にいれた。その後、太陽電池単体でその受光面に対し、所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この際、太陽電池の発電電流をA[mA]とした。次に、前記太陽電池の受光面の上面に、時計用文字板を重ね合わせた状態で、前記と同様に所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この状態での、太陽電池の発電電流をB[mA]とした。そして、(B/A)×100で表される値を算出し、以下の7段階の基準に従い、評価した。(B/A)×100の値が大きいほど、時計用文字板の光透過性(光利用効率)は優れたものであるといえる。なお、時計用文字板は、指標部が配置されている面側が蛍光灯(光源)側を向くように重ね合わせた。また、白色蛍光灯としては、日立ライティング(株)社製のFL15N−B(ハイホワイト)を用いた。
A:34%以上。
B:30%以上34%未満。
C:26%以上30%未満。
D:23%以上26%未満。
E:20%以上23%未満。
F:12%以上20%未満。
G:12%未満。
その後、前記各実施例および各比較例で製造した時計用文字板を用いて、図3に示すような腕時計を製造した。そして、製造された各腕時計を暗室にいれた。その後、時計の文字板側の面(ガラス板側の面)から、所定距離離間した蛍光灯(光源)からの光を入射させた。この際、光の照射強度が次第に大きくなるように照射強度を一定の速度で変化させた。その結果、本発明の時計では、比較的照射強度が小さい場合でもムーブメントが駆動した。これに対し、比較例1、2の時計では、比較的照射強度が大きい場合でもムーブメントの駆動が確認されなかった。また、比較例3の時計では、ムーブメントの駆動は確認されたものの、ムーブメントの駆動に要する光の強度は、前記各実施例(本発明)の時計に比べて、大きいものであった。
4.電波透過性の評価
前記各実施例および各比較例で製造した各時計用文字板について、以下に示すような方法で電波透過性を評価した。
まず、時計ケースと、電波受信用のアンテナを備えた腕時計用内部モジュール(ムーブメント)とを用意した。
次に、時計ケース内に、腕時計用内部モジュール(ムーブメント)および、時計用文字板を組み込み、この状態での電波の受信感度を測定した。
時計用文字板を組み込まない状態での受信感度を基準とし、時計用文字板を組み込んだ場合における受信感度の低下量(dB)を以下の4段階の基準に従い、評価した。電波の受信感度の低下が低いものほど、時計用文字板の電波透過性は優れたものであるといえる。なお、時計用文字板は、指標部が配置されている面側が外表面側を向くように重ね合わせた。
A:感度の低下が認められない(検出限界以下)。
B:感度の低下が0.7dB未満で認められる。
C:感度の低下が0.7dB以上1.0dB未満。
D:感度の低下が1.0dB以上。
これらの結果を表2に示す。
Figure 2009085773
表2から明らかなように、本発明の時計用文字板は、いずれも、美的外観に優れるとともに、光透過性(光利用効率)にも優れていた。また、本発明の時計用文字板は、いずれも、電波の透過性にも優れていた。このことから、本発明の時計用文字板は、ソーラー時計、電波時計に、好適に適用することができるものであることが分かる。
これに対し、比較例では、満足な結果が得られなかった。すなわち、開口部を設けていない金属板を用いた比較例1、2の時計用文字板では、光透過性が非常に劣っており、光(可視光)を実質的に透過しないものであった。また、金属板が開口部を有しているものの、プラスチック板を備えていない比較例3の時計用文字板では、開口部の存在が目立ってしまい、十分に優れた美的外観が得られなかった。また、比較例3の時計用文字板は、プラスチック板を備えていないことにより、本発明の時計用文字板に比べて、光の透過率も劣っていた。これは、比較例3の時計用文字板においては、プラスチック板と金属板との間での反射が発生しないためであると考えられる。また、旋盤加工により断面積増大部を有していない開口部を形成した比較例4では、本発明の時計用文字板に比べて、光の透過率が劣っていた。また、比較例4の時計用文字板では、開口部の存在が目立ってしまい、十分に優れた美的外観が得られなかった。
また、各実施例および各比較例で得られた時計用文字板を用いて、図3に示すような時計を組み立てた。このようにして得られた各時計について、上記と同様の試験、評価を行ったところ、上記と同様の結果が得られた。
本発明の時計用文字板の好適な実施形態を示す縦断面図である。 金属板が有する開口部の形状(パターン)の一例を説明するための模式的な平面図である。 本発明の時計(腕時計)の好適な実施形態を示す断面図である。 本発明の時計用文字板の他の好適な実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1…時計用文字板 2…文字板本体 21…金属板 211…第1の面 212…第2の面 213…開口部 214…断面積増大部 2141…断面積最小部 2142…断面積最大部 215…断面積減少部 22…プラスチック板 23…スペーサー 3…指標 81…ムーブメント 82…胴(ケース) 83…裏蓋 84…ベゼル(縁) 85…ガラス板(カバーガラス) 86…巻真パイプ 87…りゅうず 871…軸部 872…溝 88…プラスチックパッキン 89…プラスチックパッキン 91…ゴムパッキン(りゅうずパッキン) 92…ゴムパッキン(裏蓋パッキン) 93…接合部(シール部) 94…太陽電池 100…腕時計(携帯時計)

Claims (14)

  1. 主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板と、
    前記プラスチック板よりも観察者側に設けられ、主として金属材料で構成された金属板とを備え、
    前記金属板には、その厚さ方向に貫通する開口部が設けられており、
    前記開口部は、前記金属板の観察者側の主面である第1の面側から前記プラスチック板に対向する側の主面である第2の面側に向かって、その断面積が増大する断面積増大部を有するものであることを特徴とする時計用文字板。
  2. 前記金属板の厚さは、10〜300μmである請求項1に記載の時計用文字板。
  3. 前記断面積増大部において前記断面積が最小となる断面積最小部での前記開口部の幅は、10〜200μmである請求項1または2に記載の時計用文字板。
  4. 前記金属板を平面視した際に前記開口部が占める面積率が10〜60%である請求項1ないし3のいずれかに記載の時計用文字板。
  5. 前記断面積増大部において前記断面積が最小となる断面積最小部での断面積をS[μm]、前記断面積増大部において前記断面積が最大になる断面積最大部での前記断面積をS[μm]としたとき、0.15≦S/S≦0.98の関係を満足する請求項1ないし4のいずれかに記載の時計用文字板。
  6. 前記断面積増大部の厚さは、10〜200μmである請求項1ないし5のいずれかに記載の時計用文字板。
  7. 前記金属板は、主としてTi、Ti合金、または、ステンレス鋼で構成されたものである請求項1ないし6のいずれかに記載の時計用文字板。
  8. 前記金属板は、多数個の前記開口部が設けられたものであり、
    前記開口部は、前記金属板を平面視した際に、千鳥状に配されたものである請求項1ないし7のいずれかに記載の時計用文字板。
  9. 前記プラスチック板の厚さは、50〜500μmである請求項1ないし8のいずれかに記載の時計用文字板。
  10. 前記金属板の前記第1の面側に、指標が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の時計用文字板。
  11. 前記金属板と前記プラスチック板とは、所定距離だけ離間している請求項1ないし10のいずれかに記載の時計用文字板。
  12. 前記金属板の前記プラスチック板に対向する面と、前記プラスチック板の前記金属板に対向する面との離間距離は、10〜300μmである請求項11に記載の時計用文字板。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の時計用文字板を備えたことを特徴とする時計。
  14. ムーブメントと、前記ムーブメントよりも外表面側に配置されたカバーガラスとを備えた時計であって、
    前記ムーブメントと前記カバーガラスとの間に、主としてプラスチック材料で構成されたプラスチック板が配されており、
    前記プラスチック板と前記カバーガラスとの間に、主として金属材料で構成された金属板が配されており、
    前記金属板には、その厚さ方向に貫通する開口部が設けられており、
    前記開口部は、前記金属板の前記カバーガラスに対向する側の主面である第1の面側から前記プラスチック板に対向する側の主面である第2の面側に向かって、その断面積が増大する断面積増大部を有するものであることを特徴とする時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009250673A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Citizen Watch Co Ltd ソーラーセル機器類の表示板
JP2009250674A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Citizen Watch Co Ltd 無線機能付き機器類の表示板およびそれを用いた無線機能付き機器類

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