JP2009083932A - 揺動して開口する硬質のたばこの包装体 - Google Patents

Abstract

【課題】安価で製造が容易な揺動して開口する硬質のたばこの包装体を提供する。
【解決手段】揺動して開口する硬質のたばこの包装体（１）であって、少なくとも１つのたばこのグループ（２）と、たばこのグループ（２）を収容する少なくとも１つの内側容器（３）と、内側容器（３）を収容し、少なくとも１つの開口した側方端（１３）を有する外側容器（４）と、内側容器（３）が外側容器（４）に挿入されている閉位置と、内側容器（３）が少なくとも部分的に外側容器（４）から取り出される開位置との間で、前記内側容器（３）が回転するように内側容器（３）および外側容器（４）を接続するヒンジ（１４）とを備え、ヒンジ（１４）は、内側容器（３）の壁（６，９）の端に近接して、更に、外側容器（４）の開口した側方端（１３）において外側容器（４）の底壁（１１）の端に近接して配置されている。
【選択図】図２

Description

本発明は、揺動して開口する硬質のたばこの包装体に関する。

硬質のヒンジ連結された蓋のたばこの包装体は、現在、製造することが容易で、実用的であり、使いやすいことにより、さらに、たばこを内側に効果的に保護することにより、最も広く市場で取引されている。

硬質のヒンジ連結された蓋のたばこの包装体に加えて、２つの容器を備え、一方が部分的に取外すことができる形態で他方に挿入されて、摺動して開口する、または揺動して開口する硬質のたばこの包装体が提案されてきている。言い換えれば、硬質で摺動して開口するまたは揺動して開口するたばこの包装体は、たばこのグループを収容して順に第２の容器の内部に収容され、第１の容器が第２の容器の内部に挿入される閉位置と、第１の容器が第２の容器から取り出される開位置との間で、第２の容器に対して移動する第１の容器を備える。第２の容器に対する第１の容器の移動は、直線的な（摺動して開口）移動、または、２つの容器を接続するヒンジの周りを回転する（揺動して開口）移動のいずれかであり得る。

直線的に移動して開口する硬質のたばこの包装体の多数の形態が、ＦＲ２４９９９４７Ａ１、ＵＳ４５３４４６３Ａ１およびＵＳ５０８０２２７Ａ１に記述され、揺動して開口する硬質のたばこの包装体の１つの形態が、ＷＯ２００６０２１５８１に記載されている。

しかしながら、公知の揺動して開口する硬質のたばこの包装体は、複雑で製造すると高価であり、および比較的に開けることが複雑であることにより様々な欠点を有する。

本発明の目的は、前述の欠点を解消するように設計されており、特に、安価で製造が容易な揺動して開口する硬質のたばこの包装体を提供することを目的とする。

本発明によれば、付随する請求項に請求されているように、揺動して開口する硬質のたばこの包装体が提供される。

付随する図面を参照して、例示の方法により本発明の多数の非限定的な実施形態が記載される。

図１の符号１は、揺動して開口する硬質のたばこの包装体の全体を示す。

図１のたばこの包装体１は、たばこの２つのグループ２（図２には、１つのみが図式的に示されている）と、たばこのグループ２をそれぞれ収容する２つの硬質の平行六面体形状の内側容器３と、内側容器３を収容する平行六面体形状の硬質の外側容器４とを備える。たばこのそれぞれのグループ２は、好ましくは、たばこの取り出しができるように切取りの上部を有する箔の包み材料のシートに包まれている。

それぞれの内側容器３は、ヒンジ１４において、外側容器４に対して内側容器３が完全に外側容器４の内部に挿入される閉位置（図１）と、たばこのグループ２にアクセスできるように内側容器３が部分的に外側容器４から引き出されている開位置（図２）との間で回転するように、外側容器４にヒンジ連結されている。

それぞれの内側容器３は、平行六面体の形状およびカップの形状を有し、たばこが引き抜かれる開口した上側端５と、開口した上側端５と反対側の底壁６と、前壁７と、前壁７に向かい合って平行な後壁８と、２つの向かい合った平行な側壁９とを有する。

外側容器４もまた、平行六面体の形状を有し、頂壁１０と、頂壁１０に向かい合って平行な底壁１１と、２つの向かい合った平行な側壁１２と、両側の開口した２つの側方端１３とを有し、それぞれの側方端を通じて、開位置または閉位置のそれぞれに、内側容器３が取り出され、または外側容器４の内部に挿入される。

それぞれの内側容器３は、外側容器４のそれぞれの開口した側方端１３において、内側容器３の底壁６の端と、外側容器４の底壁１１の端との間に配置されているヒンジ１４により、外側容器４にヒンジ連結されている。

好ましい形態においては、閉位置において、前壁７が外側容器４のそれぞれの開口した側方端１３を完全に閉じ、そして、ヒンジ１４の周りで外側容器４に対する内側容器３の回転が、外側容器４の頂壁１０に干渉する後壁８により妨げられないように、そして、それぞれの内側容器３のそれぞれの側壁９の上部は、高さ方向の差を補正するために、前壁７を後壁８に滑らかに接続する形状を有するように、それぞれの容器３の後壁８は、前壁７よりも低くなっている。

たばこの包装体１は、それぞれの内側容器３の外側容器４からの取り出しを制限して、過度に取り出されることを防止するための停止手段を備え、停止手段は、それぞれの内側容器３のために、内側容器３の側壁９から外側容器４の外側に向かって突出し、内側容器３の後壁８に近接して配置されている２つの固定タブ１５と、外側容器４の側壁１２から外側容器４の内側に向かって突出し、外側容器４の関連する開口した端１３に近接して配置されている２つの固定ポケット１６とを備える。実際の使用においては、内側容器３がヒンジ１４の周りに外側容器４に対して閉位置から開位置に回転する時に、内側容器３の取り出しを止めるために、それぞれの固定ポケット１６にそれぞれの固定タブ１５が係合する。

それぞれの内側容器３を開くために、たばこの包装体の使用者は、外側容器４に対して内側容器３を引かなければならず、および、それ故に、一方の手で外側容器４を掴み、他方の手で内側容器３を掴まなければならない。内側容器３を容易に掴むことができるように、それぞれの内側容器３は、前壁７の上側端から外側に向かって飛び出す掴みタブ（図示せず）を備えていても構わないし、または、たばこの包装体１の使用者が、それぞれの内側容器３の側壁９を掴んで引っ張ることができるように、外側容器４のそれぞれの側壁１２が、それぞれの開口した側方端１３に近接する凹部（例えば半円形状）を有していても構わないし、または、たばこの包装体１の使用者が、それぞれの内側容器３の前壁７を掴んで引っ張ることができるように、外側容器４の頂壁１０が、それぞれの開口した側方端１３に近接する凹部（例えば半円形状）を有していても構わないし、または、それぞれの内側容器３の前壁７が、上部に凹部（例えば半円形状）を有していても構わない。

図１から図３に示される実施の形態においては、たばこの包装体１は、２つの内側容器３を備え、それぞれは、外側容器４の内側に収容され、閉位置と開位置との間で回転するように、ヒンジ１４に沿って外側容器４にヒンジ連結されている。示されていない異なる形態においては、たばこの包装体１は、外側容器４の内側に収容され、閉位置と開位置との間で回転するように、ヒンジ１４に沿って外側容器４にヒンジ連結されている１つの内側容器３を備え、この場合においては、外側容器４は、図１から図３における外側容器４の半分の大きさであり、そして、外側容器４の２つの開口した側方端１３の１つは、更なる側壁により閉じられている。

図１から図３に示される形態においては、たばこの包装体１は、２つの内側容器３と、たばこの２つのグループ２とを備え、各々が、それぞれの内側容器３に収容されている。図１０に示される他の形態においては、たばこの包装体１は、主たる内側容器３ａに収容されるタバコの１つのグループ２を備え、一方で、他の２番目の内側容器３ｂは、付属品（例えばマッチまたはライター）を収容するか、灰皿として機能する。この場合においては、２つの内側容器３は、同一（図１から図３のように）か、または異なっている。例えば、図１０に示されるように、主たる内側容器３ａのヒンジ１４は、主たる内側容器３ａの底壁６の端と、外側容器４の底壁１１の端との間に配置され、一方で２番目の内側容器３ｂのヒンジ１４は、２番目の内側容器３ｂの側壁９の端と、外側容器４の側壁１２の端との間に配置されている。

図４に示されるように、それぞれの内側容器３は、平坦な、実質的に細長い四角形の素材１７を折ることにより形成され、その構成部分は、可能である部分に、内側容器３の対応する部分に関して、上付き記号を付した同じ参照番号を用いて示されている。

素材１７は、２つの長手方向の折り目１８と、２つの長手方向の折り目１８の間に、後壁８を形成するパネル８’、底壁６を形成するパネル６’および前壁７を形成するパネル７’を画定する多数の横方向の折り目１９とを有する。

パネル７’は、横方向の折り目１９に沿ってパネル７’に接続され、前壁７の上部を補強するために、パネル７’の上に１８０°折り曲げられる補強フラップ２０を有する。

パネル８’は、それぞれの側壁９の内側部分を形成して、パネル８’の両側に配置され、長手方向の折り目１８によりパネル８’と分けられている２つの側方の羽根９’を有する。パネル７’は、それぞれの側壁９の外側部分を形成して、パネル７’の両側に配置され、長手方向の折れ目１８によりパネル７’と分けられている２つの側方の羽根９’’を有する。パネル８’のそれぞれの側方の羽根９’は、横方向の折り目１９により側方の羽根９’と分けられているタブ２１を有する。窓２２は、それぞれの側方の羽根９’に形成され、それぞれの固定タブ１５を含む。それぞれの側方の羽根９’’は、それぞれの固定タブ１５に重ね合せられるように配置されている凹部２３を有する。

内側容器３を形成するために、パネル７’および８’は、パネル６’に対して９０°折り曲げられ、側方の羽根９’は、パネル８’に対して９０°折り曲げられ、側方の羽根９’’は、パネル７’に対して９０°折り曲げられて、折り曲げられた側方の羽根９’の上に配置される。

図５に示されるように、外側容器４は、平坦な、実質的に細長い四角形の素材２４を折り曲げることにより形成され、その構成部分は、可能である部分に、外側容器４の対応する部分に関して、上付き記号を付した同じ参照番号を用いて示されている。

素材２４は、２つの長手方向の折り目２５と、２つの長手方向の折り目２５の間に、底壁１１の内側部分を形成するパネル１１’、一方の側壁１２を形成するパネル１２’、頂壁１０を形成するパネル１０’、他方の側壁１２を形成するパネル１２’’、および底壁１１の外側部分を形成するパネル１１’’を画定する多数の横方向の折り目２６とを有する。

パネル１０’は、パネル１０’の両側に配置され、長手方向の折り目２５によりパネル１０’と分けられ、および頂壁１０を補強するためにパネル１０’の上に１８０°折り曲げられる２つの補強フラップ２７を有する。

パネル１２’，１２’’のそれぞれは、パネル１２’，１２’’の両側に配置され、長手方向の折れ目２５によりパネル１２’，１２’’と分けられ、およびパネル１２’，１２’’の上に１８０°折り曲げられる２つの固定ポケット１６を有する。

パネル１１’は、パネル１１’の両側に配置され、長手方向の折れ目２５によりパネル１１’と分けられ、およびパネル１１’の上に１８０°折り曲げられる２つの接続タブ２８を有する。それぞれの接続タブ２８は、内側容器３を外側容器４にヒンジ連結するために、それぞれの内側容器３の底壁６に接着剤で付けられ、したがって、パネル１１’からそれぞれの接続タブ２８を分ける長手方向の折り目２５の一部分が、それぞれの内側容器３のヒンジ１４を形成する。

外側容器４を形成するために、固定ポケット１６は、それぞれのパネル１２’，１２’’の上に１８０°折り曲げられ、補強フラップ２７は、パネル１０’の上に１８０°折り曲げられ、接続タブ２８は、パネル１１’の上に１８０°折り曲げられ、パネル１２’，１２’’は、パネル１０’に対して９０°折り曲げられ、パネル１１’は、パネル１２’に対して９０°折り曲げられ、パネル１１’’は、パネル１２’’に対して９０°折り曲げられて、折り曲げられたパネル１１’の上に配置される。

図１から図３の形態においては、それぞれの内側容器３の開口した上側端５は、開口したままであり、すなわち、覆われていない。示されない異なる形態においては、それぞれの内側容器３は、開口した上側端５を閉じ、切断線に沿って内側容器３の残りの部分に接続され、内側容器３の封を切るときに切取られる切取りカバーを備える。図６および図７の形態においては、それぞれの内側容器３は、開口した上側端５をそれぞれ開いたり閉じたりしながら、内側容器３に対して開位置と閉位置との間で回転するように、蓋のヒンジ３０に沿って、内側容器３にヒンジ連結されたヒンジ蓋２９を備える。

それぞれの蓋２９は、蓋２９が閉位置になったときに内側容器３の底壁６に対向して平行な四角形の頂壁３１と、蓋２９が閉位置になったときに内側容器３の後壁８の拡張を形成する四角形の後壁３２と、蓋２９が閉位置になったときに、内側容器３の側壁９の拡張を形成する２つの三角形の側壁３３とを備える。そして、それぞれの蓋２９のヒンジ３０は、内側容器３の後壁８の上側端を蓋２９の後壁３２の底端に接続する。

好ましい形態においては、それぞれの蓋２９は、内側容器３が外側容器４から引きだされ／に挿入されたときに、蓋２９を開く／閉じるために外側容器４に接続されるように、蓋２９を外側容器４に接続する作動システム３４を備える。作動システム３４の手段により、それぞれの蓋２９は、それ故に、内側容器３を取り出す／挿入することにより、使用者の側の手動の労力を必要とせずに自動的に開かれる／閉じられる。図７に示されるように、それぞれの作動システム３４は、外側容器４の頂壁１０の端から外側容器４の内側に向かって延びる作動タブ３５と、蓋２９の頂壁３１を通じて形成され、作動タブ３５に係合する細穴３６とを備える。

図８は、図６および図７で示される、すなわち蓋２９を有する内側容器３を形成するための素材１７を示す。図８の素材１７は、蓋２９の後壁３２を形成するパネル３２’と、蓋２９の頂壁３１を形成するパネル３１’と、蓋２９の側壁３３を形成する２つの側方の羽根３３’とを備えることにより上述の図４の素材１７と異なる。それぞれの側方の羽根３３’は、側方の羽根３３’に対して９０°折り曲げられ、パネル３１’の内側表面に固定され、そして、内側から細穴３６を閉じるタブ３７を有する。より特定的には、それぞれのタブ３７は、細穴３６を部分的に開口した状態にする傾斜した角を有する。タブ３７は、いったん細穴３６の内部に挿入されたときに、作動タブ３５を保持する助けとなる。作動タブ３５を細穴３６の内部に挿入するために、タブ３７が弾性的に柔軟であり、それで、作動タブ３５を蓋２９の頂壁３１に対して押圧するばねの様に作用しなければならないことに注意しなくてはいけない。

図９は、図６および図７に示される、すなわち作動タブ３５を有する外側容器４を形成するための素材２４を示す。上述した図５の素材２４とは異なり、図９の素材２４の補強フラップ２７のそれぞれは、作動タブ３５が中に形成されている窓３８を有する。

上述したように、それぞれの内側容器３は、ヒンジ１４に沿って外側容器４にヒンジ連結され、内側容器３の底壁６に接着剤で付けられるタブ２８に接続されることにより、外側容器４にヒンジ連結される。それぞれの接続タブ２８は、外側容器４に対して自由に回転するように、通常は外側容器４の底壁１１に接着剤で付けられない。代わりに、それぞれの接続タブ２８は、接続タブ２８の底面と外側容器４の底壁１１の上面との間に適用される非固定型の再貼付けが可能な接着剤が使われて、外側容器４の底壁１１に接着剤で付けられてもよく、したがって、接続タブ２８は、底壁１１から繰り返し取り外すことができ（すなわち、毎回、内側容器３はたばこの包装体１から取り出される）、そして次に、底壁１１に戻されて固定される。一の変形においては、それぞれの接続タブ２８は、初めに内側容器３が取り出されたときに、それの保持を開放する弱い粘着性の接着剤を使って、外側容器４の底壁１１に接着剤で付けられる。別の変形においては、接続タブ２８は、初めて内側容器３が取り出されたときに、引き裂かれる切取り線により外側容器４の底壁１１に固定されている。異なる形態においては、外側容器４にヒンジ連結されて、内側容器３に接着剤で付けられることは対照的に、それぞれの接続タブ２８は、内側容器３にヒンジ連結されて、外側容器４に接着剤で付けられても構わない。

図１から図９の形態においては、それぞれのヒンジ１４は、内側容器３の底壁６の端と、外側容器４のそれぞれの開口した側方端１３における外側容器４の底壁１１の端に配置されている。言い換えると、図１から図９の形態においては、それぞれのヒンジ１４は、内側容器３の底の横方向の端と、外側容器４の底の横方向の端とに一致している。

図１１に示される異なる形態においては、それぞれのヒンジ１４は、内側容器３の底壁６の端から、および外側容器４のそれぞれの開口した側方端１３における外側容器４の底壁１１の端から所定の距離を開けて配置されている。言い換えれば、図１１の形態においては、それぞれのヒンジ１４は、内側容器３の底の横方向の端から、および外側容器４の底の横方向の端から所定の距離を開けて配置され、したがって、２つのヒンジ１４は、中央に近接した位置に配置されている（すなわち互いに近接している）。

２つのヒンジ１４を互いに近接した位置に配置することにより、内側容器３の取り出し性が向上して、内側容器３が閉位置になったときに、それぞれの蓋２９の頂壁３１と外側容器４の頂壁１０との距離が小さくなる。図１１の形態は、特に、高さが高く、細いたばこの包装体１に好ましい。さらに、それぞれの内側容器３の底壁６の端と外側容器４の底壁１１との距離が異なる位置に２つのヒンジ１４を配置することにより、異なる大きさの２つの内側容器３を収容することができる。明らかに、内側容器３が大きくなると、ヒンジ１４と、内側容器３の底壁６のそれぞれの端および外側容器４の底壁１１との距離が大きくなる。

図１１の形態においては、外側容器４のそれぞれの側壁１２は、内側容器３の側壁９を下側に露出して、閉位置において内側容器３を容易に掴持することを提供する２つの凹部３９を有する。言い換えれば、閉位置において内側容器３の２つの両側の側壁９は、開位置に向かって内側容器３を容易に引き出すために、２つの両側の凹部３９を通じて使用者により掴まれることができる。

図１２は、図１１のたばこの包装体１の外側容器４を形成する平坦な素材２４を示し、その構成部分は、図９に示される素材２４と同じ参照番号を用いて示されている。図１３および図１４は、丸まった長手方向の端を有する外側容器４を形成するための図１２の素材２４の２つの変形を示し、図１５は、傾斜した長手方向の端を有する外側容器４を形成するための図１２の素材２４の変形を示す。

図１４の変形においては、パネル１０’（外側容器４の頂壁１０を形成する）は、パネル１０’の両側に配置され、長手方向の折り目２５によりパネル１０’と分けられ、頂壁１０を補強するためにパネル１０’の上に１８０°折り曲げられる２つの補強フラップ２７を有する。それぞれの補強フラップ２７は、長手方向の折り目により補強フラップ２７と分離され、更に頂壁１０を補強するために補強フラップ２７の上に１８０°折り曲げられる更なる補強フラップ４０を有する。この形態においては、作動タブ３５は、長手方向の折り目に沿って補強フラップ４０に接続される。素材２４の図１４の変形は、より多くの材料を使うが、外側容器４の非常に硬質の頂壁１０を形成する利点を有する。図１４に示される補強フラップ４０は、丸まった長手方向の端を有する外側容器４を形成する素材２４の一部分を形成するが、明らかに、図９に示されるもののように素材２４の他の形態の部分が形成されていても構わない。

図示しない他の形態においては、たばこの包装体１は、所定の力で閉位置にそれぞれの内側容器３を保持するための固定部材を備え、それぞれの内側容器３に形成されるこの固定部材は、内側容器３を閉位置から開位置に移動するために変形しなければならない変形部材を含む。換言すれば、内側容器３を閉位置から開位置に移動するために、変形部材を弾性的に変形させるために内側容器３に十分な力が作用されなければならない。固定部材の機能は、所定の大きさの力により内側容器３を閉位置に保持し、したがって、内側容器３が誤って開くことを防止する。

図１６は、図１１のたばこの包装体１の内側容器３を形成するための平坦な素材１７を示し、その構成部分は、図８の素材１７に関して同じ参照番号を用いて示されている。

図１６の素材１７は、タブ２１の形状に関して図８の素材１７と異なっており（図８においては完全に四角形であり、図１６においては傾斜した角を有する）、中でも蓋２９の側壁３３を形成する羽根３３’のタブ３７に関して異なっている。図８の素材１７においては、それぞれのタブ３７は、タブ３７の幅方向全体に延びる横方向の折り目１９に沿ってそれぞれの羽根３３’に接続されており、一方で、図１６の素材１７において、それぞれのタブ３７は、切れ目４１がタブ３７と羽根３３’との間に形成されているので、タブ３７の幅の一部分（おおよそ半分）のみに沿って延びる横方向の折り目１９に沿ってそれぞれの羽根３３’に接続されている。

それぞれの切れ目４１は、羽根３３’に対してタブ３７を回転するために、より小さな力が要求されるように、タブ３７と羽根３３’とのより曲げやすい接続を提供する。細穴３６の内側に挿入するために、それぞれの作動タブ３５はタブ３７を変形させなければならず、そのために必要な力は切れ目４１により小さくなり、このように作動タブ３５を細穴３６の内部に挿入することが容易になる。一方で、タブ３７は、細穴３６の内側に作動タブ３５を挿入することを妨害するが、一方で、細穴３６の内部にいったん挿入されれば、作動タブ３５の保持を助勢することに注意すべきである。切れ目４１は、タブ３７の正に適切な弾性を達成することを提供し、そして、これは、作動タブ３５を細穴３６の内部に挿入できることと、一端、細穴３６の内部に挿入されれば作動タブ３５を保持することとの最良の妥協を示す。

図１７は、図１１のたばこの包装体１の内側容器３を形成するための他の平坦な素材１７を示し、その構成部分は、図８の素材１７に関して同じ参照番号を用いて示されている。図１７の素材１７は、横方向の折り目１９に沿ってパネル３１’に接続され、蓋２９の頂壁３１を補強するためにパネル３１’の上に折り曲げられる更なるパネル３１’’を備えることにより図８の素材１７と異なっている。

図１８は、図１１のたばこの包装体１の内側容器３を形成するための他の平坦な素材１７を示し、その構成部分は、図８の素材１７に関して同じ参照番号を用いて示されている。図１８の素材１７は、タブ３７の形状に関して図８の素材１７と異なっている。

図１９は、図１１のたばこの包装体１の内側容器３を形成するための他の平坦な素材１７を示し、その構成部分は、図８の素材１７に関して同じ参照番号を用いて示されている。図１９の素材１７は、タブ３７に関して図８の素材１７と異なっている。より特定的には、それぞれのタブ３７は、パネル３１’に近接（すなわち蓋２９の頂壁３１に近接）して配置され、傾斜した折り目４３に沿ってタブ３７に接続され、タブ３７の上に１８０°折り曲げられる付加部４２を含む。

図２０は、２つの丸まった前側の長手方向の端（すなわち前壁７の両側に）を有する内側容器３を形成する図１６の素材１７の変形を示す。

図２１は、２つの傾斜した前側の長手方向の端（すなわち前壁７の両側に）を有する内側容器３を形成する図１６の素材１７の変形を示す。

付属する図面に示される形態においては、内側容器３および外側容器４の長手方向および横方向の端は全て直角である。代わりに、内側容器３および外側容器４の長手方向および／または横方向の端は、直角ではなく丸まっているか、傾斜している端でもよい。丸まった又は傾斜した長手方向の端を有する外側容器４を形成する素材２４が、図１３，図１４，図１５に示され、丸まった又は傾斜した前側の長手方向の端を有する内側容器を形成するための素材１７が図２０および図２１に示されている。

ここで記述されるたばこの包装体１は、製造しやすく、および、とりわけ内側容器３を非常に簡単に開ける（すなわち外側容器４から取り出す）ことができる多くの利点を有する。

図１は、本発明に従った揺動して開口する硬質のたばこの包装体の斜視図である。 図２は、完全に開いた配置での図１のたばこの包装体の斜視図である。 図３は、部分的に開いた配置で、明確にするために一部分が除外された図１のたばこの包装体の正面図である。 図４は、図１のたばこの包装体の内側容器を形成するための素材の平面図である。 図５は、図１のたばこの包装体の外側容器を形成するための素材の平面図である。 図６は、図１のたばこの包装体の異なる形態の完全に開いた配置の斜視図である。 図７は、部分的に開いた配置で、明確のために一部分が除外された図６のたばこの包装体の正面図である。 図８は、図６のたばこの包装体の内側容器を形成するための素材の平面図である。 図９は、図６のたばこの包装体の外側容器を形成するための素材の平面図である。 図１０は、図１のたばこの包装体の更なる形態の完全に開いた配置の斜視図である。 図１１は、部分的に開いた配置で、明確のために一部分が除外された図６のたばこの包装体の変形の正面図である。 図１２は、図１１のたばこの包装体の外側容器を形成するための素材の平面図である。 図１３は、丸い長手方向の端を有する外側容器を形成するための図１２の素材の変形である。 図１４は、丸い長手方向の端を有する外側容器を形成するための図１２の素材の変形である。 図１５は、傾斜した長手方向の端を有する外側容器を形成するための図１２の素材の変形である。 図１６は、図１１のたばこの包装体の内側容器を形成するための素材の様々な形態の平面図である。 図１７は、図１１のたばこの包装体の内側容器を形成するための素材の様々な形態の平面図である。 図１８は、図１１のたばこの包装体の内側容器を形成するための素材の様々な形態の平面図である。 図１９は、図１１のたばこの包装体の内側容器を形成するための素材の様々な形態の平面図である。 図２０は、丸い長手方向の端を有する内側容器を形成するための図１６の素材の変形である。 図２１は、傾斜した長手方向の端を有する内側容器を形成するための図１６の素材の変形である。

Claims (55)

1. 揺動して開口する硬質のたばこの包装体であって、
   少なくとも１つのたばこのグループ（２）と、
   前記たばこのグループ（２）を収容する少なくとも１つの内側容器（３）と、
   前記内側容器（３）を収容し、少なくとも１つの開口した側方端（１３）を有する外側容器（４）と、
   前記内側容器（３）が前記外側容器（４）の内側に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）の少なくとも一部分が前記外側容器（４）から取り出されている開位置との間で前記内側容器（３）が回転するように、前記内側容器（３）および前記外側容器（４）を接続するヒンジ（１４）とを備え、
   前記ヒンジ（１４）は、前記内側容器（３）の壁（６，９）の端に近接して、さらに、前記外側容器（４）の前記開口した側方端（１３）において前記外側容器（４）の壁（１１，１２）の端に近接して配置されていることを特徴とする、たばこの包装体。
2. 前記ヒンジ（１４）は、前記内側容器（３）の壁（６，９）の端と、前記外側容器（４）の前記開口した側方端（１３）における前記外側容器（４）の壁（１１，１２）の端との間に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載のたばこの包装体。
3. 前記ヒンジ（１４）は、前記内側容器（３）の底壁（６）の端と、前記外側容器（４）の前記開口した側方端（１３）における前記外側容器（４）の底壁（１１）の端との間に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載のたばこの包装体。
4. 前記ヒンジ（１４）は、前記内側容器（３）の底壁（６）の端から所定の距離をあけて、さらに、前記外側容器（４）の前記開口した側方端（１３）において前記外側容器（４）の底壁（１１）の端から所定の距離をあけて配置されていることを特徴とする、請求項１に記載のたばこの包装体。
5. 前記ヒンジ（１４）は、前記内側容器（３）の側壁（９）の端と、前記外側容器（４）の前記開口した側方端（１３）において前記外側容器（４）の側壁（１２）の端との間に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載のたばこの包装体。
6. ２つの内側容器（３）を備え、それぞれの前記内側容器（３）は、前記外側容器（４）に収容され、前記閉位置と前記開位置との間で回転するヒンジ（１４）に沿って前記外側容器（４）にヒンジ連結されていることを特徴とする、請求項１から５のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
7. それぞれのヒンジ（１４）は、対応する前記内側容器（３）の前記底壁（６）の端に近接する位置、および、前記外側容器（４）の前記底壁（１１）の端に近接する位置に配置されていることを特徴とする、請求項６に記載のたばこの包装体。
8. たばこの２つのグループ（２）を備え、それぞれが、各々の内側容器（３）に収容されていることを特徴とする、請求項６または７に記載のたばこの包装体。
9. 第１の内側容器（３ａ）に収容されている１つのたばこのグループ（２）と、灰皿として機能する第２の内側容器（３ｂ）とを備えることを特徴とする、請求項６または７に記載のたばこの包装体。
10. 第１の内側容器（３ａ）に収容されている１つのたばこのグループ（２）と、第２の内側容器（３ｂ）に収容されている付属品とを備えることを特徴とする、請求項６または７に記載のたばこの包装体。
11. 前記第１の内側容器（３ａ）の前記ヒンジ（１４）は、前記第１の内側容器（３ａ）の前記底壁（６）の端と、前記外側容器（４）の前記底壁（１１）の端との間に配置され、前記第２の内側容器（３ｂ）の前記ヒンジ（１４）は、前記第２の内側容器（３ｂ）の側壁（９）の端と、前記外側容器（４）の側壁（１２）の端との間に配置されていることを特徴とする、請求項１０に記載のたばこの包装体。
12. １つの内側容器（３）を備え、前記外側容器（４）は、１つの開口した側方端（１３）を有することを特徴とする、請求項１から５のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
13. 前記内側容器（３）の後壁（８）は、前記内側容器（３）の前壁（７）よりも低いことを特徴とする、請求項１から１２のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
14. 前記外側容器（４）から前記内側容器（３）の引き出しを制限する停止部材を備えることを特徴とする、請求項１から１３のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
15. 前記停止部材は、前記内側容器（３）の前記側壁（９）から前記外側容器（４）の外側に向かって突出し、前記内側容器（３）の後壁（８）に近接して配置されている２つの固定タブ（１５）と、
    前記外側容器（４）の側壁（１２）から前記外側容器（４）の内側に向かって突出し、前記外側容器（４）の前記開口した側方端（１３）に近接して配置されている２つの固定ポケット（１６）と
    を備えることを特徴とする、請求項１４に記載のたばこの包装体。
16. 前記内側容器（３）は、前壁（７）の上側端から外側に突出する掴みタブを備えることを特徴とする、請求項１から１５のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
17. 前記外側容器（４）のそれぞれの側壁（１２）は、前記開口した側方端（１３）に近接する凹部を有することを特徴とする、請求項１から１５のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
18. 前記外側容器（４）の頂壁（１０）は、前記開口した側方端（１３）に近接する凹部を有することを特徴とする、請求項１から１５のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
19. 前記内側容器（３）の前壁（７）は、上端に凹部を有することを特徴とする、請求項１から１５のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
20. 前記内側容器（３）は、開口する上側端（５）を有することを特徴とする、請求項１から１９のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
21. 前記内側容器（３）の前記開口する上側端（５）は、覆われずに開口していることを特徴とする、請求項２０に記載のたばこの包装体。
22. 前記内側容器（３）は、前記開口する上側端（５）を閉じ、切取り線に沿って前記内側容器（３）の残りの部分に接続され、前記内側容器（３）の封が切られる時に切取られる切取りカバーを備えることを特徴とする、請求項２０に記載のたばこの包装体。
23. 前記内側容器（３）は、前記内側容器（３）に対して開位置と閉位置との間で前記開口する上側端（５）をそれぞれ開いたり閉じたりしながら回転する蓋のヒンジ（３０）に沿って前記内側容器（３）にヒンジ連結されているヒンジ蓋（２９）を備えることを特徴とする、請求項２０に記載のたばこの包装体。
24. 前記蓋のヒンジ（３０）は、前記内側容器（３）の後壁（８）の上側端を、前記蓋（２９）の後壁（３２）の底端に接続することを特徴とする、請求項２３に記載のたばこの包装体。
25. 前記蓋（２９）は、前記蓋（２９）が前記閉位置になったときに、前記内側容器（３）の底壁（６）に対向して平行な四角形の頂壁（３１）と、
    前記蓋（２９）が前記閉位置になったときに、前記内側容器（３）の後壁（８）の拡張を形成する四角形の後壁（３２）と、
    前記蓋（２９）が前記閉位置になったときに、前記内側容器（３）の側壁（９）の拡張を形成する２つの三角形の側壁（３３）とを備えることを特徴とする、請求項２４に記載のたばこの包装体。
26. 前記蓋の前記頂壁（３１）は、分離されて重ね合わされた２つのパネル（３１’，３１’’）により画定されていることを特徴とする、請求項２５に記載のたばこの包装体。
27. 前記蓋（２９）は、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）から取り出され／に挿入されたときに、前記蓋（２９）を開く／閉じるために前記外側容器（４）に前記蓋（２９）が接続されるように、前記蓋（２９）を前記外側容器（４）に接続する作動システム（３４）を有することを特徴とする、請求項２３から２６のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
28. 前記作動システム（３４）は、前記外側容器（４）の頂壁（１０）の端から前記外側容器（４）の内側に向かって延びる作動タブ（３５）と、
    前記蓋（２９）の頂壁（３１）を通じるように形成され、前記作動タブ（３５）により係合される細穴（３６）とを備えることを特徴とする、請求項２７に記載のたばこの包装体。
29. 前記蓋（２９）は、前記蓋（２９）の前記頂壁（３１）の上に折り曲げられ、内側から少なくも部分的に前記細穴（３６）を閉じる２つのタブ（３７）を備えることを特徴とする、請求項２８に記載のたばこの包装体。
30. 前記タブ（３７）は、前記作動タブ（３５）が前記細穴（３６）に係合できるように部分的に変形することを特徴とする、請求項２９に記載のたばこの包装体。
31. 前記タブ（３７）は、折り目（１９）に沿って前記蓋（２９）の側壁（３３）に接続されていることを特徴とする、請求項２９または３０に記載のたばこの包装体。
32. それぞれのタブ（３７）は、切れ目（４１）が前記タブ（３７）と前記側壁（３３）との間に形成されているために、前記タブ（３７）の幅の一部分のみに沿って延びる横方向の折り目（１９）に沿ってそれぞれの側壁（３３）に接続されていることを特徴とする、請求項３１に記載のたばこの包装体。
33. それぞれのタブ（３７）は、前記細穴（３６）が部分的に開口した状態になるように傾斜した角を有することを特徴とする、請求項２９から３２のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
34. それぞれのタブ（３７）は、前記蓋（２９）の前記頂壁（３１）に近接して配置され、傾斜する折り目（４３）に沿って前記タブ（３７）に接続され、前記タブ（３７）の上に１８０°折り曲げられる付加部（４２）を備えることを特徴とする、請求項２９から３３のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
35. 前記内側容器（３）は、２つの長手方向の折り目（１８）と、前記２つの長手方向の折り目（１８）の間に、後壁（８）を形成する第１のパネル（８’）、底壁（６）を形成する第２のパネル（６’）、および前壁（７）を形成する第３のパネル（７’）を画定する多数の横方向の折り目（１９）とを有する平坦な第１の素材（１７）を折り曲げることにより形成されることを特徴とする、請求項１から３４のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
36. 前記第３のパネル（７’）は、横方向の折り目（１９）に沿って前記第３のパネル（７’）に接続され、前記前壁（７）の上部を補強するために前記第３のパネル（７’）の上に１８０°折り曲げられる補強フラップ（２０）を有することを特徴とする、請求項３５記載のたばこの包装体。
37. 前記第１のパネル（８’）は、前記側壁（９）のそれぞれの内側部分を形成し、前記第１のパネル（８’）の両側に配置され、前記長手方向の折り目（１８）により第１のパネル（８’）と分けられている２つの第１の側方羽根（９’）を有し、
    前記第３のパネル（７’）は、前記側壁（９）のそれぞれの外側部分を形成し、前記第３のパネル（７’）の両側に配置され、前記長手方向の折り目（１８）により前記第３のパネル（７’）と分けられている２つの第２の側方羽根（９’’）を有することを特徴とする、請求項３５または３６に記載のたばこの包装体。
38. 前記第１のパネル（８’）のそれぞれの第１の側方羽根（９’）は、横方向の折り目（１９）により前記第１の側方羽根（９’）と分けられているタブ（２１）を有することを特徴とする、請求項３７に記載のたばこの包装体。
39. 窓（２２）は、それぞれの第１の側方羽根（９’）に形成され、それぞれの固定タブ（１５）を含み、それぞれの第２の側方羽根（９’’）は、それぞれの固定タブ（１５）に重ね合わせられるように配置されている凹部（２３）を有することを特徴とする、請求項３７または３８に記載のたばこの包装体。
40. 前記外側容器（４）は、２つの長手方向の折り目（２５）と、前記２つの長手方向の折り目（２５）の間に、底壁（１１）の内側部分を形成する第１のパネル（１１’）、側壁（１２）を形成する第２のパネル（１２’）、頂壁（１０）を形成する第３のパネル（１０’）、もう一つの側壁（１２）を形成する第４のパネル（１２’’）、および前記底壁（１１）の外側部分を形成する第５のパネル（１１’’）を画定する多数の横方向の折り目（２６）とを有する平坦な第２の素材（２４）を折り曲げることにより形成されることを特徴とする、請求項１から３９のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
41. 前記第３のパネル（１０’）は、前記第３のパネル（１０’）の両側に配置され、前記長手方向の折り目（２５）により前記第３のパネル（１０’）と分けられ、および前記頂壁（１０）を補強するために前記第３のパネル（１０’）の上に１８０°折り曲げられる２つの補強フラップ（２７）を有することを特徴とする、請求項４０に記載のたばこの包装体。
42. 前記第２のパネル（１２’）および前記第４のパネル（１２’’）のそれぞれは、各々のパネル（１２’，１２’’）の両側に配置され、前記長手方向の折り目（２５）により各々のパネル（１２’，１２’’）と分けられ、および各々のパネル（１２’，１２’’）の上に１８０°折り曲げられる２つの固定ポケット（１６）を有することを特徴とする、請求項４０または４１に記載のたばこの包装体。
43. 前記第１のパネル（１１’）は、前記第１のパネル（１１’）の両側に配置され、前記長手方向の折り目（２５）により前記第１のパネル（１１’）と分けられ、前記第１のパネル（１１’）の上に１８０°折り曲げられる２つの接続タブ（２８）を有し、
    それぞれの接続タブ（２８）は、前記内側容器（３）を前記外側容器（４）にヒンジ連結するために、それぞれの内側容器（３）の底壁（６）に接着剤で付けられていることを特徴とする、請求項４０、４１または４２に記載のたばこの包装体。
44. 前記内側容器（３）は、前記ヒンジ（１４）に沿って前記外側容器（４）にヒンジ連結され、前記内側容器（３）の底壁（６）に接着剤で付けられている接続タブ（２８）により前記外側容器（４）にヒンジ連結されていることを特徴とする、請求項１から４３のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
45. 前記接続タブ（２８）は、非固定型の再貼付け可能な接着剤を用いて前記外側容器（４）の壁（１１，１２）に接着されていることを特徴とする、請求項４４に記載のたばこの包装体。
46. 前記接続タブ（２８）は、初めて前記内側容器（３）を取り出すときにそれの保持が解放される弱く貼付ける接着剤を用いて、前記外側容器（４）の壁（１１，１２）に接着されていることを特徴とする、請求項４４に記載のたばこの包装体。
47. 前記接続タブ（２８）は、初めて前記内側容器（３）を取り出すときに破れる切取り線により前記外側容器（４）の壁（１１，１２）に固定されていることを特徴とする、請求項４４に記載のたばこの包装体。
48. 前記内側容器（３）は、前記ヒンジ（１４）に沿って前記内側容器（３）にヒンジ連結され、前記外側容器（４）の壁（１１，１２）に接着剤で付けられている接続タブ（２８）により前記外側容器（４）にヒンジ連結されていることを特徴とする、請求項１から４３のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
49. 前記接続タブ（２８）は、非固定型の再貼付け可能な接着剤を用いて前記内側容器（３）の壁（６，９）に接着されていることを特徴とする、請求項４８に記載のたばこの包装体。
50. 前記接続タブ（２８）は、初めて前記内側容器（３）を取り出すときに、それの保持が解放される弱く貼付ける接着剤を用いて、前記内側容器（３）の壁（６，９）に接着されていることを特徴とする、請求項４８に記載のたばこの包装体。
51. 前記接続タブ（２８）は、初めて前記内側容器（３）を取り出すときに破れる切取り線により前記内側容器（３）の壁（６，９）に固定されていることを特徴とする、請求項４８に記載のたばこの包装体。
52. 前記外側容器（４）の前記側壁（１２）のそれぞれは、下側に前記内側容器（３）の前記側壁（９）を露出する凹部（３９）を有することを特徴とする、請求項１から５１のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
53. 所定の大きさの力で前記閉位置に前記内側容器（３）を保持するための固定部材を備えることを特徴とする、請求項１から５２のいずれか１項に記載のたばこの包装体。
54. 揺動して開口する硬質のたばこの包装体であって、
    少なくとも１つのたばこのグループ（２）と、
    前記たばこのグループ（２）を収容する少なくとも１つの内側容器（３）と、
    前記内側容器（３）を収容し、少なくとも１つの開口した側方端（１３）を有する外側容器（４）と、
    前記内側容器（３）が前記外側容器（４）の内側に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）の少なくとも一部分が前記外側容器（４）から取り出されている開位置との間で前記内側容器（３）が回転するように、前記内側容器（３）および前記外側容器（４）を接続するヒンジ（１４）と
    を備えることを特徴とする、たばこの包装体。
55. 揺動して開口する硬質のたばこの包装体であって
    ２つのたばこのグループ（２）と、
    それぞれがたばこのグループ（２）を収容する２つの内側容器（３）と、
    前記２つの内側容器（３）を収容し、２つの両側の開口した側方端（１３）を有する外側容器（４）と、
    前記内側容器（３）が前記外側容器（４）の内側に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）の少なくとも一部分が前記外側容器（４）から取り出されている開位置との間で前記内側容器（３）が回転するように、それぞれの内側容器（３）および前記外側容器（４）を接続するヒンジと
    を備えることを特徴とする、たばこの包装体。

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