JP2009083635A - スクータ型車両のシート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉式シートの使い勝手を向上でき、更にシート開位置の保持を解除する解除レバーの操作性、位置確認を向上させたスクータ型車両のシート構造を提供する。
【解決手段】運転者用シートと、この運転者用シートの後方に配置された同乗者用シート21とからなるタンデムシートであり、車体側に運転者用シート及び同乗者用シート21がそれぞれの支軸を中心に開閉自在に取付けられたスクータ型車両のシート構造において、同乗者用シート21を開位置で保持するロック機構93と、このロック機構93によるロックを解除する解除アーム86と、この解除アーム86に操作ケーブル52を介して連結された解除レバー53とを備えるとともに、この解除レバー53を同乗者用シート21の支軸59の他端側近傍に配置し、この解除レバー53を操作することで解除アーム86を作動させてロック機構93によるシート21の開位置保持を解除する。
【選択図】図4

Description

本発明は、スクータ型車両のシート構造、詳しくは、シートの開位置保持を解除する構造の改良に関するものである。
従来のスクータ型車両のシート構造として、運転者用の前方シートと同乗者用の後方シートとがそれぞれ車体側に開閉自在に取付けられたタンデムシートが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3314848号公報
特許文献1の図1、図2を以下に説明する。
タンデムシート2は、運転者が座る前方シート21と、同乗者が座るために前方シート21の後方に配置された後方シート22とからなり、前方シート21は、前端で枢着部5によりフレーム11に開閉自在に取付けられ、後方シート22は、後端で枢着部6によりフレーム12に開閉自在に取付けられている。
このように開閉式としたタンデムシート2では、図示していないが、後方シート22を開いたときに、後方シート22が勝手に閉じないようにする必要がある。従来、シートの開状態を保持するためにダンパ機構を用いることが知られているが、車両後部のスペース等を考慮すると、従来のダンパ機構を用いるのは難しい。従って、開いた状態を保持するためのストッパを後方シート22の後端の枢着部6近くに設けるのが一般的である。この場合、後方シート22を閉じる際にはストッパ近傍に設けられる解除レバーを操作することにより、ストッパをストッパ受け部から外してシート開位置の保持を解除する。
上記したストッパによるシート開位置の保持を解除するには、まず、開いた後方シート22の前部を一方の手で支え、他方の手で枢着部6近傍の解除レバーを操作してストッパをストッパ受け部から外し、一方の手で後方シート22を倒す手順が必要になる。
あるいは、片手で操作できるように、解除レバーにシートを保持位置からさらに持ち上げたときにのみ作動する閉準備位置を設定し、シートを閉めるときには、まず、解除レバーを閉準備位置にセットし、次に、シートに持ち替え、持ち上げることによって閉める手順がある。これは、片手ではあるが、持ち替える手間が掛かる。
後方シート22を倒す手順をより単純にすれば、使い勝手が向上できて好ましい。
また、解除レバーは枢着部6の近傍に設けられることから、後方シート22と車体側との隅部に位置するために操作しにくく、解除レバーの位置も確認しにくくなる。
本発明の目的は、開閉式シートの使い勝手を向上でき、更にシート開位置の保持を解除する解除レバーの操作性、位置確認を向上させたスクータ型車両のシート構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、運転者用シートと、この運転者用シートの後方に配置された同乗者用シートとからなるタンデムシートであり、車体側に運転者用シート及び同乗者用シートがそれぞれの支点を中心に開閉自在に取付けられたスクータ型車両のシート構造において、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方を開位置で保持するロック機構と、このロック機構によるロックを解除する解除アームと、この解除アームに操作力伝達手段を介して連結された解除レバーとを備えるとともに、この解除レバーをシートの支点の他端側近傍に配置し、この解除レバーを操作することで解除アームを作動させてロック機構によるシートの開位置保持を解除することを特徴とする。
作用として、解除アームに対して操作力伝達手段を介して離れた位置に解除レバーを配置する。例えば、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方の開閉の支点をシートの一端部に設けた場合には、解除アームをその開閉の支点近くに配置し、解除レバーをシートの他端部に離して配置する。
解除レバーを操作すれば、この操作力が操作力伝達手段を介して解除アームに伝わり、解除アームが作動する。この結果、ロック機構によるロック、即ち、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方の開けた状態を保持するロックが解除され、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方を閉じることが可能になる。
従来はシートの開閉の支点近くに配置された解除レバーを操作することにより、シート開位置の保持を解除していたので、一方の手でシートの一端を支え、他方の手でシートの他端側に配置された解除レバーを操作する。
あるいは、片手で操作できるように、解除レバーにシートを保持位置からさらに持ち上げたときにのみ作動する閉準備位置を設定し、シートを閉めるときには、まず、解除レバーを閉準備位置にセットし、次に、シートに持ち替え、持ち上げることによって閉める。
これに対して、本発明では、操作力伝達手段を用いることで、シートの開閉の支点近くに解除アームを配置したときに、この解除アームから離れたシートの端部側に解除レバーを配置することが可能になるため、シートを倒すときは、一方の手だけでシートの端部を支えながら解除レバーを持ち替えることなく操作することが可能になる。
請求項2に係る発明は、解除レバーを、運転者用シートと同乗者用シートとの分割面近傍に配置したことを特徴とする。
作用として、運転者用シートと同乗者用シートとの分割面は、タンデムシートの中央部に近い位置に有り、この中央部に近い位置に解除レバーを配置することで、タンデムシートの中央部に近い広いスペースで解除レバーを操作することが可能になる。
また、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方を開けて開位置を保持している状態では、分割面近傍に配置された解除レバーの位置が高くなるから、解除レバーの位置を確認しやすくなる。
請求項1に係る発明では、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方を開位置で保持するロック機構と、このロック機構によるロックを解除する解除アームと、この解除アームに操作力伝達手段を介して連結された解除レバーとを備えるとともに、この解除レバーをシートの支点の他端側近傍に配置し、この解除レバーを操作することで解除アームを作動させてロック機構によるシートの開位置保持を解除するので、解除レバーを伝達手段を介して解除アームから離れた位置に配置することができ、解除レバーを片手で操作してシートの開位置保持を解除した後、その解除レバーを操作した手だけで運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方を閉じることができ、使い勝手を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、解除レバーを、運転者用シートと同乗者用シートとの分割面近傍に配置したので、タンデムシートの中央部に近い広いスペースで解除レバーを操作することができ、解除レバーの操作性を向上させることができる。
また、運転者用シート及び同乗者用シートの少なくとも一方を開けて開位置を保持している状態では、分割面近傍に配置された解除レバーの位置が高くなり、解除レバーの位置が確認しやすくなって、例えば、解除レバーを操作せずにシートを閉じようとすることを防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るスクータ型車両の第1側面図であり、スクータ型車両10(以下では、単に「車両10」と記す。)は、車体前部にバーハンドル11により操作されるフロントフォーク12が取付けられ、このフロントフォーク12の下端に前輪13が取付けられ、車体中央部下部にパワーユニット14が配置され、このパワーユニット14の後部を構成する無段変速機16の後端に後輪17が取付けられ、パワーユニット14の上方に収納ボックス(不図示)が配置され、この収納ボックスの上方に収納ボックスの上部開口を開閉するタンデムシート18が配置されている。
タンデムシート18は、運転者が座る運転者用シート20と、同乗者が座るために運転者用シート20の後方に配置された同乗者用シート21とからなり、運転者用シート20と同乗者用シート21とが別々に開閉可能になっている。
ここで、符号23は前輪13の上方を覆うフロントフェンダ、符号24はフロントフォーク12の前方を覆うフロントカバー、符号25はヘッドランプ、符号26はフロントカバー24の両側部後方をレッグシールド、符号27はフロントフォーク12の後方を覆うフロントインナカバー、符号28はセンタカバー、符号31は運転者が足を載せるフロアステップ、符号32はタンデムシート18の下方側方を覆うサイドカバー、符号33は同乗者が足を載せるピリオンステップ、符号34はメインスタンド、符号36は同乗者が掴むグラブレール、符号37はリヤコンビネーションランプ、符号38はリヤクッションユニット、符号41は後輪17の上方を覆うリヤフェンダである。
図2は本発明に係る同乗者用シートの開閉機構を示す側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、同乗者用シート21が閉じているときのシート開閉機構50を示している。
同乗者用シート21は、同乗者が主に座るシート本体45と、このシート本体45の後方に配置されて荷物置きを兼ねるシート延長部46とを備える。
シート開閉機構50は、シート延長部46の下方に配置された開閉本体部51と、この開閉本体部51に操作ケーブル52を介して接続された解除レバー53とからなる。
開閉本体部51は、同乗者用シート21を開けたときに自動的に同乗者用シート21を開けた状態を保持するロック機構93(不図示。詳細は後述する。)と、このロック機構を解除する、即ち、同乗者用シート21を閉じられる状態にするロック解除機構95(不図示。詳細は後述する。)とを備える。
同乗者用シート21は、底板55を備え、この底板55の後端部に左右一対のブラケット56,56(手前側の符号56のみ示す。)が設けられ、これらのブラケット56,56が、収納ボックス57の後部に設けられた左右一対のブラケット58,58にそれぞれ支軸59,59(手前側の符号59のみ示す。)を介してスイング自在に取付けられている。即ち、左右の支軸59,59が同乗者用シート21の開閉の支点となる。
操作ケーブル52は、アウタケーブル61と、このアウタケーブル61内に移動自在に挿入されたインナワイヤ62とからなる。
アウタケーブル61は、一端が底板55に取付けられた支持部材64に支持され、他端が底板55に取付けられた支持板65に支持されている。
インナワイヤ62は、一端が開閉本体部51に連結され、他端が解除レバー53の端部に連結されている。
解除レバー53は、基部53aと、手の指で操作するために基部53aの端部に一体に形成された操作部53bとからなり、底板55の前端部に取付けられたレバー軸67に基部53aがスイング自在に取付けられ、基部53aの端部に操作ケーブル52のインナワイヤ62の端部が接続されている。
図3は本発明に係るスクータ型車両の第2側面図であり、車両10のタンデムシート18、詳しくは、運転者用シート20と同乗者用シート21とを開けた状態を示している。
運転者用シート20は、収納ボックスの前端に設けられた支軸71を中心にして車両前方に開き、同乗者用シート21は、収納ボックスの後端に設けられた支軸59を中心にして車両後方に開く。
図中の符号60は運転者用シート20と同乗者用シート21との分割面(図1も参照)である。
運転者用シート20を開けた状態では、同乗者用シート21を開くことができるが、開閉のロック装置を備える運転者用シート20を開けなければ、開閉のロック装置を備えていない同乗者用シート21を開くことはできない。
図4は本発明に係る同乗者用シートを開けた状態を示す斜視図であり、開閉本体部51は、収納ボックス57の後部に取付けられたベース板81と、底板55にブラケット82,82を介してスイング自在に取付けられたコ字状のストッパアーム83と、底板55にブラケット84を介して取付けられた解除アーム86と、一端がストッパアーム83の中間部に設けられた中間ブラケット87に挿入されるとともに他端が解除アーム86の一端に挿入された捩りコイルばね88とからなる。
ベース板81は、その前端から上方に折り曲げ形成されてストッパアーム83の先端を受けるストッパ受け部81aと、同乗者用シート21を閉じるときに解除アーム86の一端を案内するために上方に突出するように設けられたガイド部材91とを備える。
解除アーム86は、一端に円柱部86aが設けられ、他端に操作ケーブル52のインナワイヤ62の端部が連結されている。
解除レバー53は、操作ケーブル52を介して同乗者用シート21の底板55に取付けられ、ロック機構93の解除アーム86から離れた位置に配置されている。
捩りコイルばね88は、一端及び他端が広がる方向に弾性力が作用する部品である。
ガイド部材91は、上面に解除アーム86の円柱部86aと摺動するように下に凹むように湾曲したガイド面91aが形成されている。なお、55a,55aは同乗者用シート21を閉じたときに収納ボックス57側に位置決めするために底板55に設けられた位置決めピン、57a,57aは位置決めピン55a,55aを挿入するために収納ボックス57の縁部上面に形成されたピン挿通孔である。
上記したガイド部材91、解除アーム86、捩りコイルばね88、ストッパアーム83及びストッパ受け部81aは、ロック機構93を構成する部品である。
また、上記した解除レバー53、操作ケーブル52、解除アーム86及び捩りコイルばね88はロック解除機構95を構成する部品である。
以上に述べたシート開閉機構50の作用を次に説明する。
図5(a),(b)は本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第1作用図である。なお、図5及び図6では、説明の都合上、ガイド部材91(図4参照)を記載していない。
(a)は同乗者用シート21を開けたときにロック機構93が作動し、同乗者用シート21を開けた状態が保持されていることを示している。
ストッパアーム83は、両端部に折り曲げ形成された軸部83a,83a(手前側の符号83aのみ示す。)が、底板55に設けられたブラケット82,82(手前側の符号82のみ示す。)にそれぞれ回転自在に挿入され、捩りコイルばね88によって矢印Aの向きに付勢されながらストッパ受け部81aに当たっている。
解除アーム86は、捩りコイルばね88が連結された第1アーム86cと、インナワイヤ62が連結された第2アーム86dとからなり、ブラケット84に支軸97を介してスイング自在に取付けられている。図では、第1アーム86cが、捩りコイルばね88の弾性力によって底板55に押し当てられている。
捩りコイルばね88は、第1アーム86cの端部に挿入される第1軸部88aと、中間ブラケット87に挿入される第2軸部88bとを備える。
(b)において、解除レバー53(図2参照)を操作してインナワイヤ62を図の矢印Bの向きに引くと、解除アーム86が支軸97を中心にして矢印Cの向きに回転し、捩りコイルばね88が周方向に圧縮される。
図6(a),(b)は本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第2作用図である。
(a)において、矢印Dの向きに更にインナワイヤ62を引くと、解除アーム86は更に時計回りに回転し、捩りコイルばね88の第1軸部88a、詳しくは、第1軸部88aの軸線88c(紙面の表裏方向に延びる線であり、黒丸で示される。)が、ストッパアーム83の軸部83aの軸線83b(紙面の表裏方向に延びる線であり、黒丸で示される。)と捩りコイルばね88の第2軸部88bの軸線88d(紙面の表裏方向に延びる線であり、黒丸で示される。)とを通る直線100を底板55とは反対側へ越えると、捩りコイルばね88の弾性力の方向が切り換わり、解除アーム86の第1アーム86cに対してストッパアーム83が図の矢印Eの向きに付勢されるようになる。
(b)はストッパアーム83が、捩りコイルばね88の弾性力によって想像線の位置から実線の位置に移動し、ストッパアーム83の先端部が底板55に押し付けられていることを示している。
この状態では、同乗者用シート21を開位置に保持しておくロック機構93がロック解除機構95によって解除されているため、同乗者用シート21を閉じることができる。
図7(a),(b)は本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第3作用図である。
(a)において、同乗者用シート21を矢印Fの向きに倒す。やがて、倒す途中で解除アーム86に設けられた円柱部86aが、ガイド部材91のガイド面91aに当たり始める。
このとき、円柱部86aの軸線88c(捩りコイルばね88の軸線88cに一致する)と支軸97の軸線97aとを結ぶ直線105と、円柱部86aがガイド面91aに接するときの接線106とのなす角度θは、常に90°よりも小さくなるようにガイド面91aが設定されているので、同乗者用シート21を倒すにつれて解除アーム86は、円柱部86aがガイド面91aに接しながら矢印Gの向きにスイングする。
(b)は同乗者用シート21を閉じ終えた直後の状態を示している。このとき、捩りコイルばね88の軸線88cが、ストッパアーム83の軸線83bと捩りコイルばね88の軸線88dとを通る直線110を底板55側へ越えるため、捩りコイルばね88の弾性力の方向が切り換わり、解除アーム86の第1アーム86cに対してストッパアーム83が図の矢印Hの向きに付勢されるようになる。
図8は本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第4作用図である。
図7(b)に示したように、ストッパアーム83は、捩りコイルばね88により矢印Hの向きに付勢されてスイングし、図8に示すように、ストッパアーム83の先端部がベース部81に押し付けられる。
この状態はロック解除状態がロック機構93によってロックに移行する状態であり、ここから再び同乗者用シート21を開けると、捩りコイルばね88の弾性力によって自動的にストッパアーム83が時計回りにスイングし、ストッパアーム83がストッパ受け部81aに支持される図5(a)のような完全にロックされた状態になる。
以上の図1、図2及び図4に示したように、本発明は、運転者用シート20と、この運転者用シート20の後方に配置された同乗者用シート21とからなるタンデムシート18であり、車体側に運転者用シート20及び同乗者用シート21がそれぞれの支点としての支軸71,59を中心に開閉自在に取付けられたスクータ型車両10のシート構造において、運転者用シート20及び同乗者用シート21の少なくとも一方を開位置で保持するロック機構93と、このロック機構93によるロックを解除する解除アーム86と、この解除アーム86に操作力伝達手段としての操作ケーブル52を介して連結された解除レバー53とを備えるとともに、この解除レバー53をシート21(及び/又はシート20)の支軸59(及び/又は支軸71)の他端側近傍に配置し、この解除レバー53を操作することで解除アーム86を作動させてロック機構93によるシート21(及び/又はシート20)の開位置保持を解除するので、解除レバー53を操作ケーブル52を介して解除アーム86から離れた位置に配置することができ、解除レバー53を片手で操作してシート21(及び/又はシート20)の開位置保持を解除した後、その解除レバー53を操作した手で運転者用シート20及び同乗者用シート21の少なくとも一方を閉じることができ、使い勝手を向上させることができる。
また本発明は、解除レバー53を、運転者用シート20と同乗者用シート21との分割面60近傍に配置したので、タンデムシート18の中央部に近い広いスペースで解除レバー53を操作することができ、解除レバー53の操作性を向上させることができる。
また、運転者用シート20及び同乗者用シート21の少なくとも一方を開けて開位置を保持している状態では、分割面60近傍に配置された解除レバー53の位置が高くなり、解除レバー53の位置が確認しやすくなって、例えば、解除レバー53を操作せずにシート21(及び/又はシート20)を閉じようとすることを防止することができる。
尚、本実施形態では、図2、図4に示したように、解除レバー53、ロック機構93及びロック解除機構95を、同乗者用シート21に設けたが、これに限らず、運転者用シート20に設けてもよい。更に、運転者用シート20及び同乗者用シート21の両方に設けてもよい。
本発明のシート構造は、スクータ型車両に好適である。
本発明に係るスクータ型車両の第1側面図である。 本発明に係る同乗者用シートの開閉機構を示す側面図である。 本発明に係るスクータ型車両の第2側面図である。 本発明に係る同乗者用シートを開けた状態を示す斜視図である。 本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第1作用図である。 本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第2作用図である。 本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第3作用図である。 本発明に係るシート開閉機構の作用を示す第4作用図である。
符号の説明
10…スクータ型車両、18…タンデムシート、20…運転者用シート、21…同乗者用シート、52…操作力伝達手段(操作ケーブル)、53…解除レバー、59,71…支点(支軸)、60…分割面、86…解除アーム、93…ロック機構。

Claims (2)

  1. 運転者用シートと、この運転者用シートの後方に配置された同乗者用シートとからなるタンデムシートであり、車体側に前記運転者用シート及び前記同乗者用シートがそれぞれの支点を中心に開閉自在に取付けられたスクータ型車両のシート構造において、
    前記運転者用シート及び前記同乗者用シートの少なくとも一方を開位置で保持するロック機構と、このロック機構によるロックを解除する解除アームと、この解除アームに操作力伝達手段を介して連結された解除レバーとを備えるとともに、この解除レバーを前記シートの支点の他端側近傍に配置し、この解除レバーを操作することで解除アームを作動させてロック機構によるシートの開位置保持を解除することを特徴とするスクータ型車両のシート構造。
  2. 前記解除レバーは、前記運転者用シートと前記同乗者用シートとの分割面近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のシート構造。
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CN103879480A (zh) * 2012-12-21 2014-06-25 雅马哈发动机株式会社 机车坐垫结构

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