JP2009082930A - 管材の成形方法および成形装置 - Google Patents

管材の成形方法および成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成により、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易にバルジやリブ等の凸形状を形成したり、縮径、拡径、切断等を可能にする。
【解決手段】管材Pの外周面全周に外周型部材12、13を密着させて管材Pを固定し、管材Pの内周面にローラー形状の内周型部材47の外周部を径方向内側から外側に向かって圧接しつつこの内周型部材47を管材P内周面の周方向に転動させ、外周型部材12、13の内周部に形成した周方向に延びる環状の成形凹部57の中に、内周型部材47の外周部に形成した周方向に延びる環状の成形凸部58を嵌合させることにより管材Pの一部を拡径させることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、金属管材の端部付近にバルジやリブ等の凸形状を形成したり、金属管材の端部を縮径または拡径あるいは切断するための管材の成形方法および成形装置に関するものである。
金属管材にバルジやリブ等の凸形状を成形する方法として、例えば特許文献1〜3に開示されているものがある。
特許文献1の例では、加工する金属管材を割り金型のキャビティ内にセットし、この金属管材の中空部に鉛等の変形自在でかつ圧力により収縮せずに圧力を伝達可能な圧力伝達物質を充填した上、金属管材の開口部から圧力を付加し、鉛等の圧力伝達物質が自在に変形して圧力を金属管材の隅々まで伝達する作用により金属管材をキャビティの内部形状に沿わせて拡管させる。圧力伝達物質としては水やオイルのような液体が用いられることもあり、さらに金属管材を加熱して変形を容易にする場合もある(特許文献2参照)。
また、特許文献3の例では、凸型断面を持つ型部材により金属管材を径方向内周側から外周側に向かって直接押圧する手法が採られている。型部材は楔状の押圧部材を軸方向に押し込まれることにより発生する径方向へのスラスト力により外周側へ押圧される。
特開平06−142792号公報 特開2002−096118号公報 特開2006−068776号公報
しかしながら、特許文献1、2の方法では、金属管材を拡張させるための圧力伝達物質として鉛や水、オイル等を扱うことと、高圧な圧力装置が必要になること、さらに成形後の金属管材の内部に付着残留している圧力伝達物質を除去するために専用の洗浄、乾燥工程が必要となることから、装置全体が非常に大掛かりになって多大な設備費用と広い設置面積が必要になるという難点があった。
また、特許文献3の方法では、やはり設備費用が嵩むという点に加え、型部材と押圧部材とが強く擦れ合う構造であることから、型部材と押圧部材が摩耗することによる耐久性の劣化が懸念され、これを防ぐには潤滑油中での加工が必要になるために、成形後の金属管材の内部に付着残留する潤滑油を除去するために専用の洗浄、乾燥工程が必要となる。
さらに、上記いずれの方法でも、既に曲げ加工済みの管材を加工するのが困難であった。
一方、別な課題として、金属管材をバンドソーやローラーカッター等を用いて切断した場合に、切断面の内外周、特に内周側に生じたバリを除去するために、管材切断部の内周側からリーマ加工等を行ってバリの除去加工をしなければならず、手間が掛かって加工コストが増大する一因となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成によって、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易にバルジやリブ等の凸形状を形成したり、縮径、拡径、切断、折り返し、圧着加工等を施すことができ、かつ切断後のバリ処理の容易な管材の成形方法および成形装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の管材の成形方法は、管材を固定した状態で、この管材の周面に型部材を径方向に移動させて圧接しつつこの型部材を周方向に転動させることにより、上記管材の端部を加工する管材の成形方法としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の管材の成形装置は、管材を固定する管材固定手段と、上記管材の周面に型部材を径方向に移動させて圧接しつつこの型部材を周方向に転動させる型部材駆動手段と、を備えてなる管材の成形装置としたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の管材の成形方法は、管材の外周面全周に外周型部材を密着させて上記管材を固定し、上記管材の内周面にローラー形状の内周型部材の外周部を径方向内側から外側に向かって圧接しつつこの内周型部材を管材内周面の周方向に転動させ、上記外周型部材の内周部に形成した周方向に延びる環状の成形凹部の中に、上記内周型部材の外周部に形成した周方向に延びる環状の成形凸部を嵌合させることにより、上記管材の一部を拡径させる管材の成形方法としたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の管材の成形方法は、請求項3に記載の構成に加え、上記外周型部材と上記内周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生させるせん断部を形成し、上記拡径成形とともに、上記せん断部によって上記管材を切断することを特徴とする。
また、請求項5に記載の管材の成形装置は、管材の外周面全周に密着して上記管材を固定する外周型部材と、上記外周型部材の内周部に形成されて周方向に延びる環状の成形凹部と、その外周部を上記管材の内周面に径方向内側から外側に向かって圧接されつつ管材の内周面を周方向に転動するローラー形状の内周型部材と、上記内周型部材の外周部に形成されて周方向に延び、かつ上記外周型部材の成形凹部に嵌合する断面形状を持つ環状の成形凸部と、上記内周型部材の外周部を上記管材の内周面に径方向内側から外側に向かって圧接しつつ周方向に転動させる型部材駆動手段と、を備えてなる管材の成形装置としたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の管材の成形装置は、請求項5に記載の構成に加え、上記外周型部材と上記内周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生して上記管材を切断可能なせん断部を形成したことを特徴とする。
また、請求項7に記載の管材の成形方法は、管材の内周面全周に内周型部材を密着させて上記管材を固定し、上記管材の外周面に環状の外周型部材の内周部を径方向外側から内側に向かって圧接しつつこの外周型部材を管材外周面の周方向に転動させ、上記内周型部材の外周部に形成した周方向に延びる環状の成形凹部の中に上記外周型部材の内周部に形成した周方向に延びる環状の成形凸部を嵌合させ転動させることにより、上記管材の一部を縮径させる管材の成形方法としたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の管材の成形方法は、請求項7に記載の構成に加え、上記内周型部材と上記外周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生させるせん断部を形成し、上記縮径成形とともに、上記せん断部によって上記管材を切断することを特徴とする。
また、請求項9に記載の管材の成形装置は、管材の内周面に密に挿入される内周型部材と、上記内周型部材が挿入された上記管材を固定するクランプ部材と、上記内周型部材の外周部に形成されて周方向に延びる環状の成形凹部と、その内周部を上記管材の外周面に径方向外側から内側に向かって圧接されつつ管材の外周面を周方向に転動する環状の外周型部材と、上記外周型部材の内周部に形成されて周方向に延び、かつ上記内周型部材の成形凹部に嵌合する断面形状を持つ環状の成形凸部と、上記外周型部材の内周部を上記管材の外周面に径方向外側から内側に向かって圧接しつつ周方向に転動させる型部材駆動手段と、を備えてなる管材の成形装置としたことを特徴とする。
また、請求項10に記載の管材の成形装置は、請求項9に記載の構成に加え、上記内周型部材と上記外周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生して上記管材を切断可能なせん断部を形成したことを特徴とする。
また、請求項11に記載の管材の成形方法は、外管材の内側に内管材を密に挿入して上記外管材の端部よりも上記内管材の端部を引き込ませ、次に外管材の内管材が重なっている部分までの外周面全周に外周型部材を密着させて外管材を固定し、次に外管材の端部外周面に、すり鉢形状の縮径型部材の内周円錐面部を径方向外側から内側に向かって圧接しかつこの縮径型部材を周方向に転動させることにより外管材の端部を縮径させ、次に内管材の内径よりも小さい外径を持つ円柱形状の折り返し型部材の端面を外管材端部の縮径部先端に軸方向外側から押圧することにより外管材の端部を内管材の内側に折り返し、次に折り返された外管材端部の内周部にローラー形状の圧着型部材の外周部を径方向内側から外側に向かって圧接し、かつ上記圧着型部材を周方向に転動させることにより、外管材端部を内管材の内側に圧着する管材の成形方法としたことを特徴とする。
また、請求項12に記載の管材の成形装置は、内側に内管材が密に挿入されて上記内管材の端部が引き込まれた外管材の外周面全周に密着して上記外管材をその端部を突き出させた状態で固定する外周型部材と、上記外周型部材から突き出た上記外管材の端部外周面にその内周円錐面部を径方向外側から内側に向かって圧接されつつ周方向に転動して外管材の端部を縮径させるすり鉢形状の縮径型部材と、上記内管材の内径よりも小さい外径を持つ円柱形状であって、その端面が上記縮径型部材により縮径された外管材の端部に軸方向に押圧されることにより外管材の端部を内管材の内側に折り返す折り返し型部材と、折り返された外管材端部の内周部にその外周部を径方向内側から外側に向かって圧接され、かつ外管材端部の内周部を周方向に転動して外管材端部を内管材の内側に圧着するローラー形状の圧着型部材と、上記縮径型部材と折り返し型部材と圧着型部材とを駆動する型部材駆動手段と、を備えてなる管材の成形装置としたことを特徴とする。
請求項1に記載の管材の成形方法によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に端部加工を施すことができる。
請求項2に記載の管材の成形装置によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に端部加工を施すことができる。また、装置の構成を簡素にすることができる。
請求項3に記載の管材の成形方法によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に拡径加工を施すことができる。
請求項4に記載の管材の成形方法によれば、管材を拡径加工すると同時に切断することができるので工数を少なくすることができ、しかも切断後のバリが管材端部の外周側にのみ発生するため、バリ処理が容易になる。
請求項5に記載の管材の成形装置によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に拡径加工を施すことができる。また、装置の構成を簡素にすることができる。
請求項6に記載の管材の成形装置によれば、簡素な構成により、管材を拡径加工すると同時に切断することができるので工数を少なくすることができ、しかも切断後のバリが管材端部の外周側にのみ発生するため、バリ処理が容易になる。
請求項7に記載の管材の成形方法によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に縮径加工を施すことができる。
請求項8に記載の管材の成形方法によれば、管材を縮径加工すると同時に切断することができるので工数を少なくすることができる。
請求項9に記載の管材の成形装置によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に縮径加工を施すことができる。また、装置の構成を簡素にすることができる。
請求項10に記載の管材の成形装置によれば、簡素な構成により、管材を縮径加工すると同時に切断することができるので工数を少なくすることができる。
請求項11に記載の管材の成形方法によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に折り返し、圧着加工を施すことができる。
請求項12に記載の管材の成形装置によれば、直管状の管材はもとより、曲げ加工済みの管材でも容易に折り返し、圧着加工を施すことができる。また、装置の構成を簡素にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る管材成形装置の基本構成を示す正面図であり、図2は図1のII矢視による管材成形装置の側面図である。
この管材成形装置1は、高剛性な基盤状のロアープレート2を備えており、その一端にチャッキングタワー3が立設されている。チャッキングタワー3は4本の円柱状のガイドシャフト4の上部にアッパープレート5が固定されて形作られ、ガイドシャフト4には縦スライドプレート6が設けられている。縦スライドプレート6の四隅にはリニアベアリング7を介して4本のガイドシャフト4が貫通しているため、縦スライドプレート6はガイドシャフト4に沿って上下に自在に摺動できる。
チャッキングタワー3の基部には4本のガイドシャフト4に囲まれるようにして台状のベースプレート9が載置され、その上面にロアーブロック10が固定される一方、縦スライドプレート6の下面にはアッパーブロック11が固定されている。そして、図3および図4にも示すように、ロアーブロック10の上面とアッパーブロック11の下面とに、それぞれロアーチャック12とアッパーチャック13が固定されている。ロアーチャック12とアッパーチャック13は加工する管材の外周型部材となるものであり、加工する形状により複数の種類が用意されていて交換が可能である。いずれも加工する管材の半径に沿って半円形に湾入したチャック面12a、13aを備えている。
アッパープレート5にはチャッキング油圧シリンダ16が水平支軸17により回動自在に設置され、その伸縮ロッド18が下方を向き、伸縮ロッド18の先端が略三角形のリンクプレート19の力点19aに連結されている。リンクプレート19の作用点19bは縦スライドプレート6の上面に固定されたロアーブラケット20に連結され、リンクプレート19の支点19cはリンクアーム21を介してアッパープレート5の下面に固定されたアッパーブラケット22に連結されている。このため、チャッキング油圧シリンダ16の伸縮ロッド18が伸びると、その力がリンクプレート19とリンクアーム21により倍力されて縦スライドプレート6(アッパーブロック11、アッパーチャック13)を押し下げる。
一方、ロアープレート2上の中央部には横スライドプレート25がリニアベアリング26を介して設置されている。この横スライドプレート25はチャッキングタワー3に対して遠近方向に摺動自在であり、ロアープレート2のチャッキングタワー3から遠い方の端部に設けられた横スライド油圧シリンダ27の伸縮によりロアープレート2上を摺動する。
横スライドプレート25上の、チャッキングタワー3から遠い方の端部付近には軸受ハウジング30が固定され、その内部にメインシャフト31がベアリング32、33により回転自在に軸支されている。メインシャフト31の軸方向は横スライドプレート25の摺動方向に平行し、チャッキングタワー3(ロアーチャック12とアッパーチャック13)側に指向している。
また、軸受ハウジング30の上部には電動モータ34が設置され、この電動モータ34の主軸に設けられたドライブプーリ35とメインシャフト31に設けられたドリブンプーリ36との間にドライブベルト37が巻装され、電動モータ34の回転によりメインシャフト31が駆動される。
メインシャフト31のチャッキングタワー3寄りの端部には回転ブラケット41が回転一体に連結され、この回転ブラケット41にリニアベアリング42を介して偏心ブラケット43が回転一体に設けられている。回転ブラケット41には偏心エアシリンダ44とリターンスプリング45が付設されている。
また、偏心ブラケット43の回転中心にツールシャフト46が回転自在に装着され、さらにこのツールシャフト46にツール部材47が同心状に設けられる(図8参照)。このツール部材47は加工する管材の内周型部材となるものであり、管材の加工形状に応じて複数の種類が用意されて交換が可能である。ツール部材47はツールシャフト46とともに自由に回転できる。
ツール部材47は前述の横スライド油圧シリンダ27が最大に伸びて横スライドプレート25が最もチャッキングタワー3側に移動した時にロアーチャック12とアッパーチャック13との間(チャック面12a、13a間)に突入する。また、加工する管材Pは図2中に示す方向でロアーチャック12とアッパーチャック13との間に挿入される。
偏心ブラケット43はリニアベアリング42の摺動により回転ブラケット41に対して偏心することができるが、常にリターンスプリング45の付勢力が加わっているため、通常は図2に向かって下側方向の力に引かれて回転ブラケット41側に引き付けられており、これによりツールシャフト46(ツール部材47)の軸心がメインシャフト31の軸心に合致して回転する。
しかし、偏心エアシリンダ44が作動すると、偏心ブラケット43はリターンスプリング45の付勢力に抗して回転ブラケット41から離れる(図2に向かって上側となる方向に移動する)。このため、ツールシャフト46の軸心がメインシャフト31の軸心に対して偏心する。なお、部材48は回転ブラケット41全体を保持するケージ状の軸受体である。
軸受ハウジング30、メインシャフト31、電動モータ34、ドライブプーリ35、ドリブンプーリ36、ドライブベルト37、回転ブラケット41、偏心ブラケット43、偏心エアシリンダ44、リターンスプリング45、ツールシャフト46等の部材は、ツール部材47の外周部を管材Pの内周面に径方向内側から外側に向かって圧接および周方向に転動させる型部材駆動手段となるものである。
図3は、図2のIII部を拡大した縦断面図であり、図4〜図13とともに本発明に係る管材成形方法の第1実施例を示している(請求項3、5に対応する実施例)。この実施例では、管材成形装置1により、円管状の管材Pの端部にホースストッパのような1本のバルジ51(図13参照)、あるいはリブ等を形成する方法について説明する。なお、図7に示すようにツール部材47は嵌合ボス52と固定フランジ53を有し、嵌合ボス52がツールシャフト46に形成されたボス嵌合穴54に密に挿入され、固定フランジ53がシム55を介してボルト56でツールシャフト46端面に締結されることによりツールシャフト46に対し同軸に固定される。
この第1実施例では、外周型部材であるロアーチャック12とアッパーチャック13の内周部(チャック面12a、13a)に周方向に延びる環状の成形凹部57が形成されている。この成形凹部57の断面形状は例えば半円形である。また、図7に示すように、ローラー形状のツール部材47(内周型部材)の外周部には周方向に延びる環状の成形凸部58が形成されている。この成形凸部58の断面形状も半円形であるが、その半径寸法は管材Pの板厚分小さくされている。
管材成形装置1の初期位置(図3、図4参照)では、チャッキング油圧シリンダ16が縮んでアッパーチャック13が上昇し、横スライド油圧シリンダ27が縮んでツール部材47が上下のチャック面12a、13a間から抜かれた状態となっている。この状態で管材Pの端部を上下のチャック面12a、13a間に差し込む。この時にはロアーチャック12とアッパーチャック13(チャック面12a、13a)が管材Pの外周面に密着しない。
次に、管材成形装置1を起動させる。これにより、チャッキング油圧シリンダ16が伸びてアッパーチャック13が下降し、ロアーチャック12とアッパーチャック13が管材Pの外周面全周に密着して管材Pが固定(クランプ)される(図5、図6参照)。管材Pが固定されると、横スライド油圧シリンダ27が伸びてツール部材47がロアーチャック12とアッパーチャック13との間に進入する(図7、図8参照)。つまりツール部材47が管材Pの内周部に挿入される。この時点ではツール部材47は管材Pに対して同軸位置にあって管材Pの内周面には当接していない。ツール部材47の成形凸部58はロアーチャック12とアッパーチャック13内周部(チャック面12a、13a)の成形凹部57の位置に対し軸方向に整合した位置となる。
その後、電動モータ34が起動してメインシャフト31、回転ブラケット41、偏心ブラケット43、ツールシャフト46、ツール部材47が回転する。また、偏心エアシリンダ44の拡張により回転ブラケット41の回転中心に対し偏心ブラケット43の回転中心が偏心する。これにより、ツール部材47の外周面が管材Pの内周面に径方向内側から外側に向かって所定の圧力で圧接され、かつツール部材47外周面と管材P内周面との間の接触摩擦によりツール部材47が管材P内周面を周方向に転動する(図9〜図11参照)。
したがって、ツール部材47外周面の成形凸部58がロアーチャック12とアッパーチャック13内周部の成形凹部57に嵌合し、これにより管材Pの一部が塑性変形して拡径され、バルジ51が形成される。バルジ51の成形後はツール部材47が中心位置に移動するとともにアッパーチャック13が上昇して管材Pを取り出し可能になる(図12参照)。これら一連の動作は管材成形装置1を起動することにより図示しない制御装置によって順次実行される。なお、図13はバルジ51成形後の管材Pの単体断面図である。
このような管材の成形方法および管材成形装置1によれば、管材Pの加工に際して、管材Pを回転させる必要がないので、直管状の管材Pはもとより、曲げ加工済みの管材Pでも容易に拡径加工を施すことができる。また、管材成形装置1の構成を簡素にすることができ、狭い場所への設置も可能になる。
図14は、本発明に係る管材成形方法の第2実施例を示す縦断面図である。ここでは、管材Pにバルジ51を2本形成するために、外周型部材であるロアーチャック12とアッパーチャック13に成形凹部57が2つずつ形成される一方、内周型部材であるツール部材47には成形凸部58が2つ形成されている。その他の部分は第1実施例と同様である。このように、バルジ51等の拡径部は複数形成してもよい。また、このような拡径部の断面形状は半円形状に限定されることはなく、管材Pを無理なく拡径できる形状であれば自由に設定することができる。
図15、図16は、本発明に係る管材成形方法の第3実施例を示す縦断面図である(請求項4、6に対応する実施例)。ここでは、管材成形装置1により、管材Pにバルジ51を形成すると同時に、管材Pの先端を切断する方法について説明する。
ここで用いるツール部材61は第1実施例で用いたツール部材47と概略同一であるが、その基部付近に鍔状のカッタ62が形成されている。このカッタ62は、その端面62aの位置がロアーチャック12とアッパーチャック13の端面12b、13bの位置に合致している。これにより、ツール部材61と、ロアーチャック12およびアッパーチャック13とに、これら両部材61および12、13間にせん断力を発生して管材Pを切断可能なせん断部63が形成されている。
管材Pの成形時には、第1実施例の場合と同様に、ロアーチャック12とアッパーチャック13に形成された成形凹部57と、ツール部材61に形成された成形凸部58との嵌合によりバルジ51が形成され、同時にせん断部63により管材Pの端部P´が切断される。図17はバルジ51の成形および切断加工後の管材Pと端部P´の単体断面図である。
このように、ツール部材61と、ロアーチャック12およびアッパーチャック13との間にせん断部63を形成することにより、簡素な構成によって管材Pをバルジ加工すると同時に切断できるので工数を少なくすることができる。しかも、切断後のバリが管材P端部の外周側にのみ発生するため、内周側にバリが発生した場合のように面倒なリーマ加工等を行う必要がなく、バリ処理が非常に容易になる。
図18〜図24は、本発明に係る管材成形方法の第4実施例を示す図である(請求項3〜6に対応する実施例)。ここでは、管材成形装置1により、管材Pの先端部を所定の長さに亘って一定の径で拡径加工すると同時に切断する方法について説明する。
外周型部材であるロアーチャック66とアッパーチャック67には、管材Pの外径よりも一段大きな一定内径の成形凹部68が形成され、内周型部材であるツール部材69には成形凹部68に整合する成形凸部70が形成されている。
また、ツール部材69の基部には成形凸部70の外径を一段大きくした段状のカッタ71が形成されており、このカッタ71の角部とロアーチャック12およびアッパーチャック13の角部との間に、せん断力を発生して管材Pを切断可能なせん断部72が形成されている。
加工順序としては、まずロアーチャック66とアッパーチャック67との間に管材Pを挿入し(図18参照)、管材成形装置1を起動させることによりアッパーチャック67が下降してアッパーチャック67とロアーチャック66とが管材Pの外周面全周に密着して管材Pが固定される(図19参照)。
次に、ツール部材69がロアーチャック66とアッパーチャック67との間に進入して管材Pの内周部に挿入される(図20参照)。その後、電動モータ34が起動してツール部材69が回転すると同時に偏心エアシリンダ44の作動によりツール部材69が偏心し、ツール部材69の外周面が管材Pの内周面に径方向内側から外側に向かって所定の圧力で圧接され、かつツール部材69の外周面と管材Pの内周面との間の接触摩擦によりツール部材69が管材P内周面を周方向に転動する(図21参照)。
これにより、ツール部材69の外周部の成形凸部70がロアーチャック66とアッパーチャック67の内周部の成形凹部68に嵌合し、管材Pの端部から所定の長さに亘る部分が塑性変形されて拡径され、拡径部73が形成される。
次に、ツール部材69が一旦管材Pに対し同軸位置に戻ると同時に、ツール部材69のカッタ71の端面71aの位置とロアーチャック66およびアッパーチャック67の端面66a、67aの位置とが軸方向に合致する位置までツール部材69が前進する(図22参照)。
そして、再びツール部材69が回転すると同時に管材Pに対し偏心してカッタ71の外周面が管材Pの拡径部73の端部内周面に圧接され、カッタ71の角部とロアーチャック66およびアッパーチャック67の端面66a、67aとがなすせん断部72により拡径部73の端部が切断される(図23参照)。
この構成により、第3実施例の場合と同じく、簡素な構成によって管材Pを拡径加工すると同時に切断でき、工数を低減できる。また、切断後のバリを管材P端部の外周側にのみ形成させてバリ処理を容易にできる。
このように、拡径用のツール部材69にカッタ71を設けて管材Pを拡径加工すると同時に切断する場合には、図24に示すように、カッタ71の外径寸法D1を、管材Pの拡開部の内径寸法よりも小さくすると同時に、カッタ71の段差寸法H1とツール部材69の成形凸部70の高さ寸法H2との関係をH1>H2にする必要がある。もしもH1<H2となると、図23の状態において管材Pの端部が切断される以前に成形凸部70が管材Pの非拡開部内周面に当接してしまい、切断が不可能になるためである。
図25〜図29は、本発明に係る管材成形方法の第5実施例を示す図である(請求項7〜10に対応する実施例)。ここでは、管材成形装置1により、管材Pの先端部を所定の長さに亘って縮径加工すると同時に切断する方法について説明する。
まず、加工する管材Pの内部に内周型部材76を挿入し、この内周型部材76の外周面全周を管材Pの内周面全周に密着させる。この状態で上下二分割のクランプ部材77、78により管材Pを内周型部材76とともに固定する(図25参照)。
一方、ツールシャフト46に連結されるツール部材としては環状(椀状)に形成された外周型部材79が用いられる。内周型部材76の外周部には周方向に延びる環状の成形凹部80が一段低い段状に形成され、外周型部材79の内周部には周方向に延びる環状の成形凸部81が形成されている。成形凹部80と成形凸部81の断面形状は整合する。
また、外周型部材79には成形凸部81の内径よりも小さい内径の段状穴82が形成され、その角部がカッタ83とされ、このカッタ83と内周型部材76の先端角部76aとによりせん断部84が形成されている。段状穴82の内径寸法は内周型部材76の先端部直径よりも大きい。
加工時には、管材Pの先端外周面に外周型部材79の内周面が径方向外側から内側に向かって圧接され、さらにこの外周型部材79が管材P外周面の周方向に転動する(図26参照)。これにより、内周型部材76の成形凹部80の中に外周型部材79の成形凸部81が嵌合し、これが転動することにより管材Pの先端部が縮径されて縮径部85が形成される。
次に、外周型部材79が一旦管材Pに対し同軸位置に戻ると同時に、外周型部材79の段状穴82の奥に管材Pの先端が突き当たるまで外周型部材79が前進する(図27参照)。そして、再び外周型部材79が回転すると同時に管材Pに対し偏心してせん断部84により管材Pがせん断され、縮径部85の端部が切断される(図28参照)。この構成によれば、第3、第4実施例の場合と同様に、簡素な構成によって管材Pを縮径加工すると同時に切断でき、工数を低減できる。また、管材Pは曲げ加工等が施されたものであっても加工に差し支えることがない。
このように、縮径用の外周型部材79にカッタ83を設けて管材Pを縮径加工すると同時に切断する場合には、図29に示すように、成形凸部81の半径から段状穴82の半径を引いた寸法R1と、成形凸部81の高さ寸法R2との関係をR1>R2にする必要がある。もしもR1<R2となると、図28の状態において管材Pの端部が切断される以前に成形凸部が管材Pの非縮径部外周面に当接してしまい、切断が不可能になるためである。
図30〜図34は、本発明に係る管材成形方法の第6実施例を示す図である(請求項11、12に対応する実施例)。ここでは、管材成形装置1により、外管材88の内側に内管材89が挿入された二重管90の、外管材88の端部を内側に折り返して圧着する(カシメる)方法について説明する。
図30に示すように、圧着加工する二重管90は、外管材88の内側に内管材89が密に挿入され、外管材の端部よりも内管材の端部が引き込められている。この二重管90は、外周型部材であるロアーチャック91とアッパーチャック92との間に固定される。ロアーチャック91とアッパーチャック92は外管材88外周面の、内管材89が重なっている部分までの長さに渡って全周に密着する。
次に、ツールシャフト46にすり鉢形状の縮径型部材93をツール部材として装着し、ツールシャフト46を前進させて縮径型部材93の端面をロアーチャック91とアッパーチャック92の端面に軽く突き当てる。そして、ツールシャフト46を偏心させて縮径型部材93の内周円錐面部93aを外管材88の端部外周面に径方向外側から内側に向かって圧接するとともに、ツールシャフト46を回転させて縮径型部材93(内周円錐面部93a)を周方向に転動させる。これにより、外管材88の端部が縮径される(図31参照)。
次に、ツールシャフト46に内管材89の内径よりも小さい外径を持つ円柱形状の折り返し型部材94を装着し、この折り返し型部材94の端面を外管材88の縮径部先端に軸方向外側から押圧することにより外管材88の端部を内管材89の内側に折り返し、折り返し部95を形成する(図32、図33参照)。
最後に、ツールシャフト46にローラー形状の圧着型部材96を装着し、この圧着型部材96の外周部を折り返し部95の内周部に径方向内側から外側に向かって圧接し、かつ圧着型部材96を周方向に転動させる。これにより、折り返し部95が内管材89の内側に圧着される(図34参照)。
この方法(装置)によれば、簡素な装置構成により、直管状の管材Pはもとより、曲げ加工済みの管材Pであっても容易に折り返し、圧着加工を施すことができる。また、少ない工数で済むため、加工コストを削減することができる。さらに、折り返し部95が内管材89の内側に隙間なく圧着されるので、両者間にシール材を充填する必要がない。
図35と図36は本発明の変形例を示している。ここでは、ロアーチャック98とアッパーチャック99(外周型部材)が管材Pをツール部材100(内周型部材)の軸方向に対して角度を持つように保持する。ロアーチャック98とアッパーチャック99には成形凹部101が形成され、ツール部材100には成形凸部102とカッタ103が形成されている点は第1実施例や第3実施例と同様である。
これにより、管材Pの軸方向に対して任意な角度で拡径(縮径)加工や切断加工を行うことができる。なお、上記全ての実施例において、管材Pは必ずしも円管である必要はなく、例えば楕円管であってもよい。また、角管であっても、その隅角部が円弧断面状に形成されていれば、本発明が適用可能となる。
本発明に係る管材成形装置の基本構成を示す正面図である。 図1のII矢視による管材成形装置の側面図である。 図2のIII部を拡大した縦断面により、本発明に係る管材成形方法の第1実施例を示す図である。 図3のIV-IV線に沿う縦断面図である。 管材が固定された状態を示す縦断面図である。 図5のVI-VI線に沿う縦断面図である。 ツール部材が管材の内周部に挿入された状態を示す縦断面図である。 図7のVIII-VIII線に沿う縦断面図である。 管材を拡径加工中の縦断面図である。 図9のX-X線に沿う縦断面図である。 ツール部材が転動している状態を示す縦断面図である。 管材の拡径加工が完了した状態を示す縦断面図である。 拡径加工後の管材の単体断面図である。 本発明に係る管材成形方法の第2実施例を示す縦断面図である。 本発明に係る管材成形方法の第3実施例を示す縦断面図である。 管材の拡径と切断が完了した状態を示す縦断面図である。 拡径と切断が完了した管材の単体断面図である。 本発明に係る管材成形方法の第4実施例を示す縦断面図である。 管材が固定された状態を示す縦断面図である。 ツール部材が管材の内周部に挿入された状態を示す縦断面図である。 管材を拡径加工中の縦断面図である。 管材の拡径加工が完了した状態を示す縦断面図である。 管材を切断加工中の縦断面図である。 ツール部材の寸法条件を示す縦断面図である。 本発明に係る管材成形方法の第5実施例を示す縦断面図である。 管材を縮径加工中の縦断面図である。 管材の縮径加工が完了した状態を示す縦断面図である。 管材を切断加工中の縦断面図である。 外周型部材の寸法条件を示す縦断面図である。 本発明に係る管材成形方法の第6実施例を示す縦断面図である。 外管材の端部を縮径加工中の状態を示す縦断面図である。 外管材端部の縮径加工が完了した状態を示す縦断面図である。 外管材の端部を折り返し加工中の状態を示す縦断面図である。 外管材の端部を圧着加工中の状態を示す縦断面図である。 本発明の変形例(加工前)を示す縦断面図である。 本発明の変形例(加工後)を示す縦断面図である。
符号の説明
1 管材成形装置
12 ロアーチャック(外周型部材、管材固定手段)
13 アッパーチャック(外周型部材、管材固定手段)
30 軸受ハウジング(型部材駆動手段)
31 メインシャフト(型部材駆動手段)
34 電動モータ(型部材駆動手段)
35 ドライブプーリ(型部材駆動手段)
36 ドリブンプーリ(型部材駆動手段)
37 ドライブベルト(型部材駆動手段)
41 回転ブラケット(型部材駆動手段)
43 偏心ブラケット(型部材駆動手段)
44 偏心エアシリンダ(型部材駆動手段)
45 リターンスプリング(型部材駆動手段)
46 ツールシャフト(型部材駆動手段)
47 ツール部材(内周型部材)
51 拡径部の例であるバルジ
57 成形凹部
58 成形凸部
63 せん断部
66 ロアーチャック(外周型部材、管材固定手段)
67 アッパーチャック(外周型部材、管材固定手段)
76 内周型部材(管材固定手段)
77 クランプ部材(管材固定手段)
78 クランプ部材(管材固定手段)
91 ロアーチャック(外周型部材、管材固定手段)
92 アッパーチャック(外周型部材、管材固定手段)
98 ロアーチャック(外周型部材、管材固定手段)
99 アッパーチャック(外周型部材、管材固定手段)
P 管材

Claims (12)

  1. 管材を固定した状態で、この管材の周面に型部材を径方向に移動させて圧接しつつこの型部材を周方向に転動させることにより、上記管材の端部を加工することを特徴とする管材の成形方法。
  2. 管材を固定する管材固定手段と、
    上記管材の周面に型部材を径方向に移動させて圧接しつつこの型部材を周方向に転動させる型部材駆動手段と、
    を備えてなることを特徴とする管材の成形装置。
  3. 管材の外周面全周に外周型部材を密着させて上記管材を固定し、
    上記管材の内周面にローラー形状の内周型部材の外周部を径方向内側から外側に向かって圧接しつつこの内周型部材を管材内周面の周方向に転動させ、
    上記外周型部材の内周部に形成した周方向に延びる環状の成形凹部の中に、上記内周型部材の外周部に形成した周方向に延びる環状の成形凸部を嵌合させることにより上記管材の一部を拡径させることを特徴とする管材の成形方法。
  4. 上記外周型部材と上記内周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生させるせん断部を形成し、上記拡径成形とともに、上記せん断部によって上記管材を切断することを特徴とする請求項3に記載の管材の成形方法。
  5. 管材の外周面全周に密着して上記管材を固定する外周型部材と、
    上記外周型部材の内周部に形成されて周方向に延びる環状の成形凹部と、
    その外周部を上記管材の内周面に径方向内側から外側に向かって圧接されつつ管材の内周面を周方向に転動するローラー形状の内周型部材と、
    上記内周型部材の外周部に形成されて周方向に延び、かつ上記外周型部材の成形凹部に嵌合する断面形状を持つ環状の成形凸部と、
    上記内周型部材の外周部を上記管材の内周面に径方向内側から外側に向かって圧接しつつ周方向に転動させる型部材駆動手段と、
    を備えてなることを特徴とする管材の成形装置。
  6. 上記外周型部材と上記内周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生して上記管材を切断可能なせん断部を形成したことを特徴とする請求項5に記載の管材の成形装置。
  7. 管材の内周面全周に内周型部材を密着させて上記管材を固定し、
    上記管材の外周面に環状の外周型部材の内周部を径方向外側から内側に向かって圧接しつつこの外周型部材を管材外周面の周方向に転動させ、
    上記内周型部材の外周部に形成した周方向に延びる環状の成形凹部の中に上記外周型部材の内周部に形成した周方向に延びる環状の成形凸部を嵌合させ転動させることにより、上記管材の一部を縮径させることを特徴とする管材の成形方法。
  8. 上記内周型部材と上記外周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生させるせん断部を形成し、上記縮径成形とともに、上記せん断部によって上記管材を切断することを特徴とする請求項7に記載の管材の成形方法。
  9. 管材の内周面に密に挿入される内周型部材と、
    上記内周型部材が挿入された上記管材を固定するクランプ部材と、
    上記内周型部材の外周部に形成されて周方向に延びる環状の成形凹部と、
    その内周部を上記管材の外周面に径方向外側から内側に向かって圧接されつつ管材の外周面を周方向に転動する環状の外周型部材と、
    上記外周型部材の内周部に形成されて周方向に延び、かつ上記内周型部材の成形凹部に嵌合する断面形状を持つ環状の成形凸部と、
    上記外周型部材の内周部を上記管材の外周面に径方向外側から内側に向かって圧接しつつ周方向に転動させる型部材駆動手段と、
    を備えてなることを特徴とする管材の成形装置。
  10. 上記内周型部材と上記外周型部材とに、これら両部材間にせん断力を発生して上記管材を切断可能なせん断部を形成したことを特徴とする請求項9に記載の管材の成形装置。
  11. 外管材の内側に内管材を密に挿入して上記外管材の端部よりも上記内管材の端部を引き込ませ、
    次に外管材の内管材が重なっている部分までの外周面全周に外周型部材を密着させて外管材を固定し、
    次に外管材の端部外周面に、すり鉢形状の縮径型部材の内周円錐面部を径方向外側から内側に向かって圧接しかつこの縮径型部材を周方向に転動させることにより外管材の端部を縮径させ、
    次に内管材の内径よりも小さい外径を持つ円柱形状の折り返し型部材の端面を外管材端部の縮径部先端に軸方向外側から押圧することにより外管材の端部を内管材の内側に折り返し、
    次に折り返された外管材端部の内周部にローラー形状の圧着型部材の外周部を径方向内側から外側に向かって圧接し、かつ上記圧着型部材を周方向に転動させることにより、外管材端部を内管材の内側に圧着することを特徴とする管材の成形方法。
  12. 内側に内管材が密に挿入されて上記内管材の端部が引き込まれた外管材の外周面全周に密着して上記外管材をその端部を突き出させた状態で固定する外周型部材と、
    上記外周型部材から突き出た上記外管材の端部外周面にその内周円錐面部を径方向外側から内側に向かって圧接されつつ周方向に転動して外管材の端部を縮径させるすり鉢形状の縮径型部材と、
    上記内管材の内径よりも小さい外径を持つ円柱形状であって、その端面が上記縮径型部材により縮径された外管材の端部に軸方向に押圧されることにより外管材の端部を内管材の内側に折り返す折り返し型部材と、
    折り返された外管材端部の内周部にその外周部を径方向内側から外側に向かって圧接され、かつ外管材端部の内周部を周方向に転動して外管材端部を内管材の内側に圧着するローラー形状の圧着型部材と、
    上記縮径型部材と折り返し型部材と圧着型部材とを駆動する型部材駆動手段と、
    を備えてなることを特徴とする管材の成形装置。
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