JP2009077759A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射野の中心を被検体の検査対象に容易に合わせるこができ、また、検査対象外に対する不要被爆を抑えることができるX線診断装置を提供する。
【解決手段】被検体が載置される天板と、X線を曝射するX線管球と、前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
前記天板と前記X線管球との間に介装され、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成する長手方向の一対の絞り部材及び短手方向の一対の絞り部材と、前記各絞り部材を個別に駆動する絞り駆動部と、前記照射野の中心を移動させるときの移動量及び移動方向の情報を受けて、前記絞り駆動部を制御して、前記各絞り部材を個別に移動させ、前記移動した中心を同心とする照射野を形成する絞り制御部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、X線を曝射して被検体を透過したX線像を表示するX線診断装置に関する。
従来のX線診断装置としては、被検体を載置する天板、X線を曝射するX線管球、及び被検体を透過したX線を検出するX線検出器を備えている。X線管球とX線検出器とは、天板を間にして両側に配されている。X線を検出するX線検出器の検出範囲にはX線検出素子が配列されている。
X線管球は保持機構により保持されている。X線管球は、保持機構を介して、天板の長手方向(被検体の体軸方向)に沿って移動可能なように構成されている。X線検出器は、X線管球と一体的に移動する。また、天板がその短手方向に移動可能なように構成されている。
以上の構成により、天板、保持機構及びX線検出器をそれぞれ移動して、天板に載置された被検体の検査対象にX線検出器の検出範囲の中心を合わせることが可能となる。
X線管球と天板との間には4個の絞り部材が設けられている。長手方向の一対の絞り部材がX線検出器の検出範囲の中心として天板の長手方向へ対照的に移動する。また、短手方向の一対の絞り部材がX線検出器の検出範囲の中心として天板の短手方向へ対照的に移動する。すなわち、各々の一対の絞り部材は、X線検出器の検出範囲を天板の長手方向及び天板の短手方向から狭めて、X線検出器上に照射野を形成する。絞り部材は、X線検出器の検出範囲を絞り込んで不要なX線をカットし、不要な被爆を防ぐと共に、X線像の画質を高める。
X線診断では、始めに、X線検出器の検出範囲の中心を被検体の検査対象に合わせるように、X線管球及びX線検出器を天板の長手方向に移動させると共に、天板をその短手方向に移動させる。次に、被検体の検査対象に対して、X線検出器の検出範囲の広さを確認する。
被検体の検査対象に対して、X線検出器の検出範囲が広い場合、X線検出器の検出範囲を狭くする必要がある。そこで、次に、絞り部材によりX線検出器の検出範囲を狭めてX線検出器上に照射野を形成する。次に、X線管球からX線を曝射し、被検体を透過したX線をX線検出器により検出し、X線像を作成してモニタに表示する。
被検体の検査対象が変更された場合には、変更後の検査対象にX線検出器の検出範囲の中心を合わせるように、天板、保持機構及びX線検出器をそれぞれ移動する。
しかし、保持機構を移動する場合、保持機構には一定の移動ストロークが設けられているために、又は保持機構の周辺にある天板等との干渉を回避するために、保持機構の移動に制限がかかり、X線検出器の検出範囲の中心を被検体の検査対象に合わせることができない場合がある。また、保持機構の慣性が大きいので、保持機構を所定位置に停止させ難く、変更後の検査対象にX線検出器の検出範囲の中心を容易に合わせることが困難になるという問題がある。また、天板を移動する場合に、例えば、天板に載置された被検体の体内に内視鏡が挿入されていると、被検体に大きな負担になるという問題がある。
X線検出器の検出範囲内で被検体の検査対象が変更された場合には、各々の一対の絞り部材を動作させて照射野を広げれば良い。広くなった照射野内に被検体の検査対象を納めることができる。それにより、保持機構を移動させずに済む。しかし、照射野を広げることにより、照射野が検査対象外に及び、検査対象外に対する不要被爆が生じる。
照射野を広げずに、被検体の検査対象の変更に対応するためには、各絞り部材を個別に開閉動作させ、X線検出器の検出範囲内で照射野を移動させ、被検体の検査対象に照射野の中心を合わせるようにすれば良い。
しかし、各絞り部材を個別に開閉動作させるためには、絞り部材毎に開閉操作が必要となり、絞り部材の操作が煩雑になるという問題点がある。
従来の技術としては、X線管球及び絞り部材を一体的に回転可能に構成してある。被検体の検査対象を変更する場合に、変更後の検査対象の方へ、X線管球及び絞り部材を一体的に回転させて、照射野の中心を移動させるものである。
また、この従来の技術は、X線検出器の端辺に端辺検出器が設けられ、X線管球及び絞り部材を一体的に回転させて、照射野の中心を移動させることにより、X線の照射野の端が端辺検出器にかかると、一対の絞り部材の一方を端辺から中心の方に個別に移動させて、X線束がX線検出器の検出範囲を超えないように制限するものである(例えば、特許文献1)。
特開2001−104299号
しかし、上記特許文献に記載された技術では、X線管球及び絞り部材を一体的に回転可能に構成するための機構が必要である。また、その機構を駆動するための機構も必要である。
また、同文献に記載された技術では、X線の照射野の端が端辺検出器にかかることを条件として、一対の絞り部材の一方を個別に移動させるものである。すなわち、X線検出器の検出範囲内で被検体の検査対象が変更された場合に、その検査対象の変更に伴い、絞り部材が個別に移動するものではない。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、照射野の中心を被検体の検査対象に容易に合わせるこができ、また、検査対象外に対する不要被爆を抑えることができるX線診断装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、被検体が載置される天板と、X線を曝射するX線管球と、前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記天板と前記X線管球との間に介装され、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成する前記長手方向に対応する一対の絞り部材及び前記短手方向に対応する一対の絞り部材と、前記各絞り部材を個別に駆動する絞り駆動部と、前記照射野の中心を移動させるときの移動量及び移動方向の情報を受けて、前記絞り駆動部を制御して、前記各絞り部材を個別に移動させ、前記移動した中心を同心とする照射野を形成する絞り制御部と、を有することを特徴とするX線診断装置である。
請求項3に記載の発明は、被検体が載置される天板と、X線を曝射するX線管球と、前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記天板と前記X線管球との間に介装され、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成する前記長手方向に対応する一対の絞り部材及び前記短手方向に対応する一対の絞り部材と、前記各絞り部材を個別に駆動する絞り駆動部と、前記X線検出器の検出範囲が前記天板に対してその天板の長手方向及び天板の短手方向にそれぞれ相対移動するように、前記天板、前記X線管球及び前記X線検出器をそれぞれ駆動する映像系駆動部と、前記長手方向の一対が前記照射野の中心にして前記長手方向へ対照的に開いた距離であって予め定められた開度情報、及び前記短手方向の一対が前記照射野の中心にして前記短手方向へ対照的に開いた距離であって予め定められた開度情報をそれぞれ保持する開度情報保持部と、前記照射野の中心の移動先を指示するための中心移動操作部と、前記中心移動操作部により指示を受けたときに前記照射野の中心の移動量及び移動方向の情報、並びに前記開度情報保持部に保持された開度情報に基づき、前記照射野の一部又は全部が前記検出範囲を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部が判断した結果、前記照射野の一部又は全部が前記検出範囲を超える場合は、前記映像系駆動部を制御し、前記天板、前記X線管球及び前記X線検出器を移動させて、前記移動先の位置を中心とする照射野を形成する映像系制御部と、前記判定部が判断した結果、前記照射野の全部が前記検出範囲内に納まる場合は、前記絞り駆動部を制御し、前記各絞り部材を個別に移動させて、前記移動先の位置を中心とする照射野を形成する絞り制御部と、を有することを特徴とするX線診断装置である。
請求項5に記載の発明は、被検体を天板に載置し、X線管球から曝射されて前記被検体を透過したX線を、前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配されたX線検出器により検出し、前記天板と前記X線管球との間に介装された前記長手方向に対応する一対の絞り部材及び前記短手方向に対応する一対の絞り部材により、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成するX線絞り制御方法において、前記照射野の中心の移動先を指示するステップと、前記照射野の中心の移動先の位置情報及び前記照射野の中心の移動元の位置情報から、前記照射野の中心の移動量及び移動方向を算出するステップと、前記算出された移動量及び移動方向の情報に基づき、前記各絞り部材の移動量及び移動方向をそれぞれ求めるステップと、前記各絞り部材の移動量及び移動方向の情報に基づき、前記各絞り部材を個別に移動させ、前記移動先の位置を中心とする照射野を前記X線検出器上に形成するステップと、を有することを特徴とするX線絞り制御方法である。
この発明によると、被検体の検査対象の変更に伴って照射野の中心を移動する場合に、照射野の中心を移動するときの移動量及び移動方向の情報を受けて、絞り制御部が絞り駆動部を制御して、各絞り部材を個別に移動させ、移動した中心を同心とする照射野を形成するようにしたので、照射野の中心を被検体の検査対象に容易に合わせるこができる。また、被検体の検査対象の変更に伴って照射野の中心を移動する場合に、照射野の大きさが変わらないので、照射野が検査対象外に及ばず、検査対象外に対する不要被爆を抑えることができる。
また、この発明によると、中心移動操作部により照射野の中心の移動先の指示を受けた場合に、その照射野の中心の移動量及び移動方向の情報、並びに開度情報に基づき、映像系駆動部を動作させるか、又は絞り駆動部を動作させるかを判断する。照射野の一部又は全部がX線検出器の検出範囲を超える場合に、映像系駆動部を動作させることにより、照射野の中心を被検体の検査対象に容易に合わせるこができる。照射野がX線検出器の検出範囲に納まる場合に、絞り駆動部を動作させることにより、照射野の中心を被検体の検査対象に容易に合わせるこができる。
さらに、この発明によると、照射野の中心の移動先を指示すると、各絞り部材が個別に移動して、移動先の位置を中心とする照射野をX線検出器上に形成するので、照射野の中心を被検体の検査対象に容易に合わせるこができる。
[第1の実施の形態]
(構成)
本発明の第1の実施形態に係るX線診断装置の構成について図1を参照して説明する。
図1はX線診断装置の斜視図である。
図1に示すように、X線診断装置1は、被検体が載置される天板2と、X線を曝射するX線管球3と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器4と、X線検出器4上にX線の照射野を形成する絞り装置5とを有して構成されている。天板2を間にして、X線管球3とX線検出器4とが両側に設けられている。
天板2は、天板2の短手方向(図1に示すX方向)に移動可能に構成されている。ここで、天板2の短手方向は、被検体の体軸方向と直交する方向である。天板2の長手方向(図1に示すZ方向)は、被検体の体軸方向と同じ方向である。
X線管球3は保持機構11に保持されている。保持機構11は図示しないレール上を走行する支柱12と、支柱12に沿って上下にスライドする横腕13を有している。横腕13の先端部にはX線管球3が取付けられている。また、その横腕13には絞り装置5が保持されている。X線管球3及び絞り装置5は、保持機構11を介して、天板2の長手方向(図1に示すZ方向)に沿って移動可能に構成されている。X線検出器4は、X線管球3等と一体的に移動可能に構成されている。
以上の構成により、X線管球3、X線検出器4及び絞り装置5は、天板2に対して、その長手方向及びその短手方向に相対移動可能に構成されている。天板2に載置された被検体の検査対象を変更し、変更した検査対象がX線検出器4の検出範囲から外れる場合、天板2に対して、X線管球3、X線検出器4及び絞り装置5をそれぞれ移動し、変更した検査対象にX線検出器4の検出範囲の中心を合わせることが可能となる。
第1の実施の形態では、変更した検査対象がX線検出器4の検出範囲内に納まっている場合、絞り装置5を動作させ、照射野の中心を移動し、変更した検査対象に照射野の中心を合わせることを可能とする。なお、この場合においても、天板2に対して、X線管球3、X線検出器4及び絞り装置5を相対移動し、変更した検査対象にX線検出器4の検出範囲の中心を合わせることも可能である。
次に、X線検出器4について図2を参照にして説明する。X線検出器4は、X線検出方式によって直接変換方式と間接変換方式とに分類される。直接変換方式は、X線エネルギーを電荷に変換する材質をX線検出膜として使用する方式である。間接変換方式は、X線を一度光に変換し、その光をフォトダイオードなどの受光素子で電荷信号に変換する方式である。
ここでのX線検出器4のX線検出方式は間接変換方式である。図2(a)はX線検出器4の回路図である。図2(b)は、X線検出素子の回路図である。図2(a)に示すように、X線を検出するX線検出器4の検出範囲には、多行多列のX線検出素子が配されている。X線検出素子は、X線を可視光に変換して可視光の光量に応じた電荷を形成する素子41を有している。
図2(b)に示すように、各素子41は、可視光を感知し入射光量に応じた電荷を形成するフォトダイオード42と、このフォトダイオード42により形成された電荷を蓄積するコンデンサ43とで構成されている。コンデンサ43に蓄積された電荷は、最上位の走査線44−1から順に走査線44を介して、最上位の信号線45−1から順に素子単位で画像信号として読み出される。読み出された順序に画像信号は、素子配列座標系で画素データが並ぶX線像データに変換される。X線像データは透視/撮影画像メモリに保持されると共に、モニタに表示される。透視/撮影画像メモリ及びモニタについては後述する。
次に、絞り装置5について図1及び図3を参照にして説明する。図3は、X線管球3、X線検出器4、及び絞り装置5を概念的に示した説明図である。図3に示すように、天板2とX線管球3との間に絞り装置5が介装されている。絞り装置5は、左右一対の絞り部材51及び上下一つの絞り部材51を有している。
図3(a)は、絞り部材51等を図3(e)に示すZ方向(天板2の長手方向)から見た図である。図3(a)において、左右一対の絞り部材51は、X線検出器4の検出範囲を天板2の短手方向(X方向)から狭めて、X線検出器4上に照射野4aを形成する。照射野4aの中心をX方向へ移動する場合に、その移動量の所定倍の量だけ左部及び右部の各絞り部材51をX方向へ移動する。照射野4aの中心をX方向へ所定量(X1)移動した態様を図3(b)に示す。なお、左右一対の絞り部材51が短手方向の一対の絞り部材51に相当する。
図3(c)は、絞り部材51等を図3(e)に示すX方向(天板2の短手方向)から見た図である。図3(c)において、上下一対の絞り部材51は、X線検出器4の検出範囲を天板2の長手方向(Z方向)から狭めて、X線検出器4上に照射野4aを形成する。照射野4aの中心をZ方向へ移動する場合に、その移動量の所定倍の量だけ上部及び下部の各絞り部材51をZ方向へ移動する。照射野4aの中心をZ方向へ所定量(Z1)移動した態様を図3(d)に示す。なお、上下一対の絞り部材51が長手方向の一対の絞り部材51に相当する。
例えば、X線管球3の焦点から絞り部材51までの距離をH1とし、X線管球3の焦点からX線検出器4までの距離をH2とすると、各絞り部材51のX方向又はZ方向への移動量は、照射野4aの中心の移動量の(H1/H2)倍である。
次に、絞り装置5の詳細について図4を参照にして説明する。図4は絞り装置5の分解斜視図である。図5に示すように、絞り装置5は、Z方向(長手方向)の一対の絞り部材51及びX方向(短手方向)の一対の絞り部材51が、ベース部材511上に配置されている。
各絞り部材51の上方には、ステッピングモータ512、奥羽根515、下羽根516及びブロック517の組がそれぞれ配置されている。ステッピングモータ512の回転力は、プーリ513及び駆動ベルト514を介して絞り部材51に伝達される。また、ステッピングモータ512の回転力は、ブロック517を介して、奥羽根515及び下羽根516に伝達される。
以上の構成により、ステッピングモータ512に対応する絞り部材51、奥羽根515及び下羽根516が、そのステッピングモータ512の回転量に応じて、X方向に所定量だけ移動し、又はZ方向に所定量だけ移動する。
各絞り部材51によりX線検出器4上に矩形状の照射野4aが形成される。各絞り部材51の内側縁が照射野4aの各端縁に対応している。なお、各絞り部材51、各奥羽根515、各下羽根516及び図示しないX線遮蔽部材により、X線管球3から曝射されたX線が照射野4a以外には照射されないようにX線を遮蔽する。
次に、各絞り部材51を個別に駆動する構成について、図5を参照にして説明する。図5はX線診断装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、各絞り部材51を個別に駆動する絞り駆動部52と、絞り駆動部52を制御する絞り制御部62とが設けられている。
絞り駆動部52は、各絞り部材51をそれぞれ駆動するための上部絞り駆動部53、下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55、及び右部絞り駆動部56を有している。上部絞り駆動部53及び下部絞り駆動部54は、上部及び下部の各絞り部材51を個別に駆動して、X線検出器4の検出範囲を天板2の長手方向(Z方向)から狭める。また、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56は、左部及び右部の各絞り部材51を個別に駆動して、X線検出器4の検出範囲を天板2の短手方向(X方向)から狭める。
絞り制御部62は、上部絞り駆動部53、下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55、及び右部絞り駆動部56をそれぞれ制御する上部絞り制御部63、下部絞り制御部64、左部絞り制御部65、及び右部絞り制御部66を有している。
上部絞り駆動部53〜右部絞り駆動部56の基本的な構成は同じである。また、上部絞り制御部63〜右部絞り制御部66の基本的な構成も同じである。
以下、上部絞り駆動部53及び上部絞り制御部63を代表して説明する。下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55、及び右部絞り駆動部56、並びに、下部絞り制御部64、左部絞り制御部65、及び右部絞り制御部66の説明を省略する。
上部絞り駆動部53はステッピングモータ(図4に示すステッピングモータ512)を有している。そのステッピングモータに対応して、その回転量を検出するエンコーダである絞り部材位置検出部57が設けられている。
上部絞り制御部63は、絞り部材51の移動量に基づき、上部絞り駆動部53のステッピングモータの回転量に相当するパルス数データを算出し、パルス数データに基づき指令パルス信号を生成し、指令パルス信号を電流に変換して、ステッピングモータに流す。
絞り部材51の移動量は、照射野4aの中心の移動先の指示を受けて算出される。照射野4aの中心の移動先の指示は、操作者が中心移動操作部74を操作することによって行われる。
次に、操作パネル7について説明する。操作パネル7は操作室に設けられている。図5に示すように、操作パネルは、開度操作部71、中心移動操作部74、映像系操作部77及び視野サイズ切替えスイッチ78を備えている。
次に、開度操作部71について図6を参照にして説明する。図6(a)は開度操作部71の正面図である。開度操作部71は、天板2の長手方向(Z方向)に一対の絞り部材51を開閉操作する上下絞り開度操作部72と、天板2の短手方向(X方向)に一対の絞り部材51を開閉操作する左右絞り開度操作部73とを有している。
図6(b)から(d)は、開度操作部71により開閉操作される絞り部材51と照射野4aとの関係を示した図である。図6(b)は、絞り部材51によってX線検出器4上に照射野4aが形成された態様を示している。X線検出器4の検出範囲の中心は位置Oにある。また、照射野4aの中心は位置O1にある。図6(b)では、各絞り部材51を一体のものとして示している。また、各絞り部材51をX線検出器4上に所定倍(図3ではH2/H1倍)拡大して示している。図6(c)、(d)においても、図6(b)と同様に、絞り部材51を所定倍拡大して示している。
照射野4aが図6(b)に示す状態にあるとき、上下絞り開度操作部72は、上下絞り開度指令信号を上部絞り制御部63及び下部絞り制御部64に出力する。上部絞り制御部63及び下部絞り制御部64は、上下絞り開度指令信号に基づき、上部絞り駆動部53及び下部絞り駆動部54をそれぞれ動作させる。それにより、図6(c)に示すように、天板2の長手方向(Z方向)に開いた上部及び下部の絞り部材51の間の距離(開度)が変化する。なお、この場合、照射野4aの中心の位置O1の位置は移動しない。
同じく、照射野4aが図6(b)に示す状態にあるとき、左右絞り開度操作部73は、左右絞り開度指令信号を左部絞り制御部65及び右部絞り制御部66に出力する。左部絞り制御部65及び右部絞り制御部66は、左右絞り開度指令信号に基づき、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56をそれぞれ動作させる。それにより、図6(d)に示すように、天板2の短手方向(X方向)に開いた左部及び右部の絞り部材51の間の距離(開度)が変化する。この場合、同じく、照射野4aの中心の位置O1は移動しない。
天板2の長手方向(Z方向)に開いた上部及び下部の絞り部材51の間の距離(開度)の情報、及び天板2の短手方向(X方向)に開いた左部及び右部の絞り部材51の間の距離(開度)の情報は、開度情報保持部84に保持される。
次に、中心移動操作部74について図5及び図7を参照にして説明する。図7(a)は中心移動操作部74の正面図である。中心移動操作部74は操作室内の操作パネル7に設けられている。
中心移動操作部74は上下移動操作部75及び左右移動操作部76を有している。操作者は、上下移動操作部75を図7で上下方向に操作して、照射野4aの中心の移動先を指示する。上下移動操作部75からの操作信号が操作情報処理部8に出力される。その操作信号は、天板2の長手方向(Z方向)への移動量に対応する。
また、操作者は、左右移動操作部76を図7で左右方向に操作して、照射野4aの中心の移動先を指示する。左右移動操作部76からの操作信号が操作情報処理部8に出力される。その操作信号は、天板2の短手方向(X方向)への移動量に対応する。
なお、操作者は、中心移動操作部74を、例えば、図7で斜め上方向や斜め下方向に操作しても良い。その場合は、中心移動操作部74からの操作信号は、Z方向成分(上下方向の成分)への移動量及びX方向成分(左右方向の成分)への移動量に分けて操作情報処理部8に出力される。
図7(b)は照射野の中心が移動する態様を示す図である。図7(b)において、照射野の中心が位置O1にある。上下移動操作部75からの操作信号を受けて、操作情報処理部8は照射野の中心のZ方向の移動量Z1を算出し、上部絞り制御部63及び下部絞り制御部64に出力する。上部絞り制御部63及び下部絞り制御部64は、上部及び下部の絞り部材51の各移動量及び移動方向を算出し、上部絞り駆動部53及び下部絞り駆動部54を制御する。上部絞り駆動部53及び下部絞り駆動部54は、上部及び下部の絞り部材51をそれぞれZ1だけ移動する。それにより、照射野の中心が位置O1から位置O1’に移動する。
さらに、左右移動操作部76からの操作信号を受けて、操作情報処理部8は照射野の中心のX方向の移動量X1を算出し、左部絞り制御部65及び右部絞り制御部66に出力する。左部絞り制御部65及び右部絞り制御部66は、左部及び右部の絞り部材51の移動量及び移動方向を算出し、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56を制御する。左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56は、左部及び右部の絞り部材51をそれぞれX1だけ移動する。それにより、照射野の中心が位置O1’から位置O2に移動する。
次に、映像系制御部101、映像系駆動部102及び映像系位置検出部103について説明する。
映像系制御部101は、映像系操作部77からの操作信号に基づいて制御信号を生成し、映像系駆動部102に出力する。映像系駆動部102は、天板2を駆動するためのステッピングモータ、及び保持機構11を駆動するためのステッピングモータを有している。映像系駆動部102の各ステッピングモータが所定方向に回転を開始することにより、映像系構造物が相対移動する。
映像系位置検出部103は、映像系駆動部102の各ステッピングモータの回転量を検出し、映像系制御部101に出力する。映像系制御部101は、各ステッピングモータの回転量から天板2の位置及びX線検出器4の位置をそれぞれ求める。天板2の位置及びX線検出器4の位置の情報は、映像系位置情報保持部83に保持される。
次に、操作情報処理部8について説明する。
操作情報処理部8は、照射野4aの中心の移動量及び移動方向を求める移動量算出部81と、照射野4aの中心の位置情報を保持する中心位置情報保持部82と、映像系位置情報保持部83と、開度情報保持部84とを有している。
中心移動操作部74により、照射野4aの中心の移動先を指示すると、移動量算出部81が、照射野4aの中心の移動元の位置情報及び照射野4aの中心の移動先の位置情報から、照射野4aの中心の移動量及び移動方向を算出する。照射野4aの中心の移動先の位置情報は、中心位置情報保持部82に保持される。
映像系位置情報保持部83は、操作情報処理部8が映像系制御部101から取得した天板2の位置情報及びX線検出器4の位置情報を保持する。
操作情報処理部8は、天板2の位置情報及びX線検出器4の位置情報から、X線検出器4の検出範囲の中心の位置Oを求める。また、操作情報処理部8は、X線検出器4の検出範囲の大きさから、X線検出器4の検出範囲の端辺を求める。ここで、X線検出器4の検出範囲の端辺は、X方向及びZ方向における検出範囲の端辺である。図7(b)に、X線検出器4のX方向の端辺をX2及びX3で示す。また、X線検出器4のZ方向の端辺をZ2及びZ3で示す。
操作情報処理部8は、照射野4aの中心の移動先の位置情報、天板2の短手方向(X方向)に開いた左部及び右部の絞り部材51の間の距離(開度)の情報、及び天板2の長手方向(Z方向)に開いた上部及び下部の絞り部材51の間の距離(開度)の情報から、照射野4aの端辺を求める。
操作情報処理部8は、中心移動操作部74により照射野の中心の移動先の指示を受けた場合に、照射野の4a一部又は全部がX線検出器4の検出範囲を超えるか否かの判断をする。
照射野4aの一部又は全部がX線検出器4の検出範囲を超える場合に、操作情報処理部8は、算出部81により算出された移動量を補正し、補正後の移動量を絞り制御部62に出力する。絞り制御部62は、その補正後の移動量に基づき、絞り駆動部52を制御し、絞り部材51を移動させる。照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺に合致するようになり、照射野4aがX線検出器4の検出範囲に納まるようになる。それにより、X線検出器4の検出範囲外への不要な曝射を制限する。
次に、表示制御部91の構成について図5を参照にして説明する。
図5に示すように、X線検出器4から読み出された画像信号を変換したX線像データは、X線検出器4の検出範囲の座標と対応付けられて、透視/撮影画像メモリ94に保持される。表示制御部91は、X線検出器4の検出範囲の中心をモニタ95の表示上の中心位置に対応付けて、X線検出器4の検出範囲を表示する。モニタ95は、操作室に設けられている。
また、中心位置情報保持部82に保持された照射野4aの中心の位置情報、及び開度情報保持部84に保持された各絞り部材51の間の距離(開度)情報に基づき、表示制御部91が、X線検出器4の検出範囲に対する照射野4aの相対位置を求め、モニタ95の表示上の所定位置に照射野4aを表示する。操作者は、モニタ95に表示されたX線検出器4の検出範囲及び照射野4aを見ながら中心移動操作部74を操作する。
表示制御部91は、スクロール処理部92を有している。スクロール処理部92は、予め定められた表示上の基準位置(例えば表示上の中心)にX線検出器4上の照射野4aの中心位置を対応付けて、照射野4aを表示する。それにより、中心移動操作部74を操作することにより、照射野4aの中心が移動しても、その照射野4aにモニタ95の画面を追従させることができる。それにより、適切な照射野4aを短時間かつ容易に選択することができる。
また、表示制御部91は、セレクタ93を有している。セレクタ93は、X線検出器4の検出範囲の中心をモニタ95の表示上の中心位置に対応付けて、X線検出器4の検出範囲を表示するモードと、X線検出器4上の照射野4aの中心をモニタ95の表示上の中心位置に対応付けて、照射野4aを表示するモードとを選定する。
さらに、表示制御部91は、視野サイズ切替えスイッチ78からの指示信号を受け、X線像データの座標上の所定範囲を表示上の予め定めた範囲に多段階に拡大又は縮小して、X線像データをモニタ95に表示する。
(作用)
次に、図8を参照にして、絞り部材51を移動する手順について説明する。図8は、絞り部材51を移動する手順を示すフロー図である。
図8に示すように、操作者は、モニタ95に表示されたX線検出器4の検出範囲及び照射野4aを見ながら、中心移動操作部74を操作する。例えば、図9(a)に示すように、中心移動操作部74により、照射野4aの中心の移動先の位置O1’を指示する。
中心移動操作部74により、照射野4aの中心の移動先の指示を受けると、移動量算出部81は、照射野4aの中心の移動元の位置O1、及び照射野4aの中心の移動先の位置O1’の情報 に基づき、照射野4aの中心の移動量(Z1)を算出する。この移動量(Z1)には、移動方向も含まれている。たとえば、移動量が正であれば上方向であり、移動量が負であれば、下方向である。操作情報処理部8は、算出された移動量を絞り制御部62に送る(ステップS101)。
次に、絞り制御部62の上部絞り制御部63〜右部絞り制御部66が、照射野4aの中心の移動量を所定倍(図3に示す(H1/H2)倍)にして、上部、下部、左部及び右部の各絞り部材51の移動量をそれぞれ算出する(ステップS102)。
例えば、上部絞り制御部63は、絞り部材51の移動量から上部絞り駆動部53のステッピングモータの回転量を求め、その回転量に相当するパルス数データを算出し、パルス数データに基づき指令パルス信号を生成し、指令パルス信号を電流に変換して、ステッピングモータに流す(ステップS103)。
それにより、上部絞り駆動部53が絞り部材51を移動する(ステップS104)。絞り部材51の移動中において、上部絞り制御部63は、絞り部材位置検出部57により検出された絞り部材51の位置から照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺Z2に移動したか否かを判断する(ステップS105)。
照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺Z2に移動していないと上部絞り制御部63が判断した場合(ステップS105;NO)、上部絞り駆動部53が絞り部材51を継続して移動する。上部絞り駆動部53が絞り部材51を所定量移動した場合(ステップS106;Yes)、上部絞り駆動部53が絞り部材51の移動を停止する。
以上のように、中心移動操作部74を用いた簡単な操作により、照射野4aの中心の移動先を指示すると、照射野4aの中心の移動に各絞り部材51が追従する。被検体の変更後の検査対象に照射野4aの中心を簡易に合わせることができる。天板、保持機構11及びX線検出器4(映像系構造物)を移動させずに、適切な照射野4aを短時間かつ容易に選択することができる。
照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺Z2に移動したと上部絞り制御部63が判断した場合(ステップS105;Yes)、上部絞り駆動部53が絞り部材51の移動を停止する。照射野4aの一部がX線検出器4の検出範囲を超えないため、無用な曝射個所をなくすことができる。
同様にして、下部絞り制御部64、左部絞り制御部65及び右部絞り制御部66は、下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56を制御する。下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56が各絞り部材51を所定量移動した後に停止する。照射野4aの一部がX線検出器4の検出範囲を超えないため、各絞り部材51は、図9(b)に示す状態となる。
なお、照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺と一致するまでの、照射野4aの中心の移動量及び移動方向を操作情報処理部8が算出し、その算出された移動量等を絞り制御部62に送り、絞り制御部62が絞り駆動部52を制御するようにしても良い。同じく、照射野4aの一部がX線検出器4の検出範囲を超えないため、無用な曝射個所をなくすことができる。
次に、図9(b)に示すように、中心移動操作部74により、照射野4aの中心の移動先の位置O2を指示する場合も、同様に、上部絞り制御部63、下部絞り制御部64、左部絞り制御部65及び右部絞り制御部66は、上部絞り駆動部53、下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56をそれぞれ制御する。上部絞り駆動部53、下部絞り駆動部54、左部絞り駆動部55及び右部絞り駆動部56が各絞り部材51を所定量移動した後に停止する。それにより、各絞り部材51は、図9(c)に示す状態となる。
なお、同様に、照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺X2に移動したと左部絞り制御部65が判断した場合、左部絞り駆動部55が絞り部材51の移動を停止する。それにより、無用な曝射個所をなくすことができる。
同じく、無用な曝射個所をなくすために、照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺Z3に移動したと下部絞り制御部64が判断した場合、下部絞り駆動部54が絞り部材51の移動を停止する。また、照射野4aの端辺がX線検出器4の検出範囲の端辺X3に移動したと右部絞り制御部66が判断した場合、右部絞り駆動部56が絞り部材51の移動を停止する。
変更した被検体の検査対象がX線検出器4の検出範囲内に納まる場合には、変更した被検体の検査対象に照射野4aの中心が合うように、中心移動操作部74により移動先の照射野4aの中心を指示すれば良い。
変更した被検体の検査対象がX線検出器4の検出範囲を超える場合には、天板2、保持機構11及びX線検出器4(映像系構造物)を相対移動する。具体的には、変更した被検体の検査対象にX線検出器4の検出範囲の中心が合うように、天板2をその短手方向(X方向)に移動し、X線管球3、X線検出器4及び絞り装置5を天板2の長手方向(Z方向)に移動する。
次に、変更した被検体の検査対象にX線検出器4の検出範囲の中心を合わせる手順について、図10を参照にして説明する。図10は、映像系操作部77により、映像系構造物を相対移動する手順を示すフロー図である。
ここでは、図11(a)に示すように、X線検出器4の検出範囲の中心が位置Oにある場合に、映像系操作部77により、中心の移動先の位置O’を指示する。
図10に示すように、映像系操作部77により、移動先のX線検出器4の検出範囲の中心の指示を映像系制御部101が受ける(ステップS201)。映像系制御部101は、X線検出器4の検出範囲の中心の移動量及び移動方向から映像系構造物の相対移動量を算出する。具体的には、映像系制御部101は、X線管球3及びX線検出器4がZ方向に沿って移動する量を算出すると共に、天板2がX方向に移動する量を算出する(ステップS202)。
次に、映像系制御部101は、算出されたX線管球3等の移動量及び天板2の移動量により、制御信号を生成し、映像系駆動部102に出力する(ステップS203)。それにより、X線管球3、X線検出器4及び絞り装置5が、天板2の長手方向(Z方向)に沿って一体的に移動する。また、天板2がその短手方向(X方向)に移動する(ステップS204)。
X線管球3、X線検出器4及び絞り装置5が、所定量移動し、天板2が所定量移動した場合(ステップS205;Yes)、映像系駆動部102は、X線管球3等の移動を停止すると共に、天板2の移動を停止する。それにより、変更した被検体の検査対象にX線検出器4の検出範囲の中心を合わせることが可能となる。図11(b)に、映像系構造物が相対移動して、X線検出器4の検出範囲の中心が位置O’となった態様を示す。
[第2の実施の形態]
(構成)
本発明の第2の実施形態に係るX線診断装置の構成について図12を参照して説明する。図12はX線診断装置の構成を示すブロック図である。X線診断装置の構成において、第2の実施形態では、以下の2点で第1の実施形態と異なる。
第1の異なる点は、中心移動操作部74を操作することにより、映像系構造物を相対移動させることにある。
第1の実施形態では、映像系操作部77を操作することにより、X線検出器4の検出範囲の中心の移動先を指示し、指示した移動先に、X線検出器4の検出範囲の中心が位置するように、天板2、X線管球3、保持機構11及びX線検出器4(映像系構造物)を相対移動させた。
これに対し、第2の実施形態では、中心移動操作部74を操作することにより、照射野4aの中心の移動先を指示し、指示した中心の移動先に、照射野4aの中心が位置するように、映像系構造物を相対移動させる。
第2の異なる点は、操作情報処理部8に判定部85を設けたことである。判定部85は、照射野4aの端辺の位置及びX線検出器4の検出範囲の端辺の位置に基づき、照射野4aの中心を移動するときに、照射野4aの一部又は全部がX線検出器4の検出範囲を超えるか否かを判定する。操作情報処理部8は、判定部85の判定結果に基づき、映像系構造物を相対移動させるか、又は絞り装置5を動作させるかを決定する。
操作情報処理部8は、第1の実施の形態と同様に、移動量算出部81、中心位置情報保持部82、映像系位置情報保持部83及び開度情報保持部84を有している。移動量算出部81は、中心移動操作部74により指示を受け、照射野4aの中心の移動量及び移動方向を算出する。中心位置情報保持部82は、照射野4aの中心の位置情報を保持する。映像系位置情報保持部83は、天板2及びX線検出器4の各位置の情報を保持する。開度情報保持部84は、各絞り部材51の間の距離(開度)の情報を保持する。
操作情報処理部8は、照射野4aの中心の移動量及び移動方向、照射野4aの中心の移動元の位置情報、及び各絞り部材51の間の距離(開度)の情報から、照射野4aの中心の移動先の位置及び照射野4aの端辺の位置(矩形状の照射野4aの4辺の位置)を求める。
また、操作情報処理部8は、天板2及びX線検出器4の各位置の情報から、X線検出器4の検出範囲の中心位置及び検出範囲の端辺の位置(矩形状の検出範囲の4辺の位置)を求める。
照射野4aの中心を移動することによって、照射野4aがX線検出器4の検出範囲内に納まると、判定部85が判定した場合は、操作情報処理部8が、照射野4aの移動量及び移動方向を絞り制御部62に送る。絞り制御部62は、絞り駆動部52を制御して、各絞り部材51を個別に移動させ、被検体の検査対象に照射野4aの中心を合わせる。
照射野4aの中心を移動することによって、照射野4aの一部又は全部がX線検出器4の検出範囲を超えると、判定部85が判定した場合は、操作情報処理部8が、照射野4aの移動量及び移動方向を映像系制御部101に送る。映像系制御部101は、映像系駆動部102を制御して、天板2、X線管球3、保持機構11及びX線検出器4(映像系構造物)を相対移動させ、被検体の検査対象に照射野4aの中心を合わせる。
(作用)
次に、中心移動操作部74による操作手順について、図13を参照にして説明する。図13は中心移動操作部74による操作手順を示すフロー図である。
操作情報処理部8は、中心移動操作部74により指示を受けると、移動量算出部81は、照射野4aの中心の移動元の位置、及び照射野4aの中心の移動先の位置の情報 に基づき、照射野4aの中心の移動量を算出する(ステップS301)。
次に、開度情報保持部84に保持された絞り部材51の開度情報に基づき、各絞り部材51の間の距離(開度)が全開であるか否かを判断する(ステップS302)。各絞り部材51の間の距離(開度)が全開である場合(ステップS302;Yes)、映像系構造物の相対移動が行われる(ステップS307)。
各絞り部材51の間の距離(開度)が全開でない場合(ステップS302;NO)、操作情報処理部8は、照射野4aの中心の移動先の位置の情報、及び開度情報保持部84に保持された絞り部材51の開度情報に基づき、照射野4aの端辺の座標を算出する(ステップS303)。次に、操作情報処理部8は、映像系位置情報保持部83に保持された天板2の位置情報及びX線検出器4の位置情報から、X線検出器4の検出範囲の端辺の座標を求める。
次に、判定部85は、照射野4aの端辺とX線検出器4の検出範囲の端辺とを比較する(ステップS304)。照射野4aの端辺の少なくとも1つがX線検出器4の検出範囲を超えると、判定部85が判定した場合(ステップS304;Yes)、映像系構造物の相対移動が行われる(ステップS307)。照射野4aがX線検出器4の検出範囲内に納まると、判定部85が判定した場合(ステップS304;NO)、絞り部材51の移動が行われる(ステップS306)。
次に、絞り部材51の移動について、図14を参照にして説明する。図14は、照射野4aの中心の移動により、絞り部材51が移動する手順を示すフロー図である。
図14では、照射野4aの中心の移動量及び移動方向を絞り制御部62に送る(ステップS401)。絞り制御部62は、照射野4aの中心の移動量及び移動方向に基づき、絞り部材51の移動量及び移動方向を算出する(ステップS402)。絞り制御部62は、絞り部材51の移動量及び移動方向により制御信号を生成し、絞り駆動部52に出力する(ステップS403)。
それにより、絞り駆動部52が絞り部材51を移動する(ステップS404)。次に、絞り駆動部52が絞り部材51を所定量移動した場合(ステップS405;Yes)、絞り駆動部52が絞り部材51の移動を停止する。
以上のように、中心移動操作部74により照射野4aの中心の移動先を指示すると、照射野4aの中心の移動に各絞り部材51が追従する。それにより、被検体の変更後の検査対象に照射野4aの中心を容易に合わせることができる。
次に、映像系構造物の相対移動について、図15を参照にして説明する。図15は、照射野4aの中心の移動により、映像系構造物を相対移動させる手順を示すフロー図である。
図15に示すように、照射野4aの中心の移動量及び移動方向を映像系制御部101に送る(ステップS501)。映像系制御部101は、照射野4aの中心の移動量及び移動方向から、X線管球3及びX線検出器4がZ方向に沿って移動する量、及び天板2がX方向に移動する量を、映像系制御部101が算出する(ステップS502)。
次に、映像系制御部101は、算出した移動量により、制御信号を生成し、映像系駆動部102に出力する(ステップS503)。それにより、映像系構造物がそれぞれ移動する(ステップS504)。
映像系構造物が所定量移動した場合(ステップS505;Yes)、映像系駆動部102は、映像系構造物の移動を停止する。それにより、被検体の変更後の検査対象に照射野4aの中心を容易に合わせることが可能となる。
以上は、映像系構造物の相対移動をフロー図により説明した。次に、照射野4aの中心の移動を図解することにより、映像系構造物の相対移動を説明する。
図16は、映像系構造物が移動する態様を示す図である。図16(a)では、X線検出器4の検出範囲の中心の移動元の位置O、及び照射野4aの中心の移動元の位置O1を示す。
中心移動操作部74を操作することにより、照射野4aの中心を天板2の長手方向(Z方向)にZ1、天板2の短手方向(X方向)にX1だけ移動する。それにより、照射野4aの中心が位置O1から位置O2になる。図16(b)では、照射野4aの中心が位置O2にあるとき、照射野4aがX線検出器4の検出範囲を超えていることを示している。なお、図16では、照射野4aを示し、その照射野4aを形成する絞り部材51を省略している。
図16(b)に示すように、照射野4aがX線検出器4の検出範囲を超えると、判定部85が判定した場合、映像系制御部101が映像系駆動部102を制御し、映像系構造物を相対移動する。それにより、照射野4aの中心が位置O1から位置O2になる。また、X線検出器4の検出範囲の中心が位置Oから位置O’になる。図16(c)は、照射野4aの中心が位置O1から位置O2になった後の状態を示している。
なお、前記第2の実施形態において、照射野4aを移動することにより、照射野4aの一部または全部がX線検出器4の検出範囲を超える場合に、照射野4aがX線検出器4の検出範囲を超えるまでは、絞り部材51を移動し、照射野4aがX線検出器4の検出範囲を超えてからは、映像系構造物を相対移動するように、絞り部材51の移動と映像系構造物の相対移動とを連続的に行うように、絞り制御部62が絞り駆動部52を制御し、映像系制御部101が映像系駆動部102を制御するようにしても良い。
また、判定部85が判断した結果、照射野4aの一部又は全部がX線検出器4の検出範囲を超える場合は、映像系制御部101が映像系駆動部102を制御し、天板2、X線管球3及びX線検出器4をそれぞれ移動させて、照射野4aの中心の移動先の位置にX線検出器4の検査範囲の中心の位置が一致するようにしても良い。
[第3の実施の形態]
前記実施の形態では、X線管球3及び絞り装置5を保持機構11に保持し、天板2の長手方向に沿って移動可能に構成し、X線検出器4を、X線管球3及び絞り装置5と一体的に移動可能に構成したものを示した。
第3実施の形態では、X線管球3及びX線検出器4は、X線管球3とX線検出器4との間の任意の一点を中心として被検体の体軸を含む鉛直面上を回転可能に構成されている。
図17は、第3実施の形態に係るX線診断装置を概念的に示した図である。図17に示すように、保持機構(図示省略)には、Cアーム(図17で想像線により示す)14が回転可能に支持されている。Cアーム14の一端部にX線管球3及び絞り装置5が取付けられている。Cアーム14の他端部にX線検出器4が取付けられている。
図17に示すように、Cアーム14(図17において一点鎖線で示す)を回転させ、被検体の検査対象に照射野4aを近づける。被検体の検査対象に対して、照射野4aの中心が合ってない場合は、絞り部材51を個別に移動することにより、被検体の検査対象に照射野4aの中心を合わせることができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線診断装置の斜視図である。 (a)はX線検出器の回路図である。(b)はX線検出素子の回路図である。 絞り部材等を概念的に示した図である。(a)は絞り部材等をZ方向から見た図である。(b)は絞り部材が個別に移動した態様を示す図である。(c)は絞り部材等をX方向から見た図である。(d)は、絞り部材が個別に移動した態様を示す図である。(e)は絞り部材等を示す平面図である。 絞り装置の分解斜視図である。 X線診断装置の構成を示すブロック図である。 開度操作部を説明した図である。(a)は開度操作部の正面図である。(b)から(d)は、開度操作部により開閉操作される絞り部材と照射野との関係を示した図である。 中心移動部を説明した図である。(a)は中心移動操作部の正面図である。(b)は、照射野の中心が移動する態様を示す図である。 絞り部材を移動する手順を示すフロー図である。 絞り部材が移動する態様を示す図である。 映像系構造物を相対移動する手順を示すフロー図である。 映像系構造物が相対移動する態様を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るX線診断装置の構成を示すブロック図である。 中心移動操作部による操作手順を示すフロー図である。 絞り部材が移動する手順を示すフロー図である。 映像系構造物が相対移動する手順を示すフロー図である。 映像系構造物が相対移動する態様を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るX線診断装置を概念的に示した図である。
符号の説明
1 X線診断装置
2 天板
3 X線管球
4 X線検出器
4a 照射野
5 絞り装置
7 操作パネル
8 操作情報処理部
11 保持機構
51 絞り部材
52 絞り駆動部
62 絞り制御部
71 開度操作部
74 中心移動操作部
77 映像系操作部
84 開度情報保持部
85 判定部
91 表示制御部
95 モニタ
101 映像系制御部
102 映像系駆動部

Claims (5)

  1. 被検体が載置される天板と、
    X線を曝射するX線管球と、
    前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記天板と前記X線管球との間に介装され、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成する前記長手方向に対応する一対の絞り部材及び前記短手方向に対応する一対の絞り部材と、
    前記各絞り部材を個別に駆動する絞り駆動部と、
    前記照射野の中心を移動させるときの移動量及び移動方向の情報を受けて、前記絞り駆動部を制御して、前記各絞り部材を個別に移動させ、前記移動した中心を同心とする照射野を形成する絞り制御部と、を有する
    ことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記照射野の中心の移動先を指示するための中心移動操作部と、その中心移動操作部により指示を受けたときに前記照射野の中心の移動量及び移動方向を算出して、前記絞り制御部に出力する操作情報処理部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 被検体が載置される天板と、
    X線を曝射するX線管球と、
    前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記天板と前記X線管球との間に介装され、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成する前記長手方向に対応する一対の絞り部材及び前記短手方向に対応する一対の絞り部材と、
    前記各絞り部材を個別に駆動する絞り駆動部と、
    前記X線検出器の検出範囲が前記天板に対してその天板の長手方向及び天板の短手方向にそれぞれ相対移動するように、前記天板、前記X線管球及び前記X線検出器をそれぞれ駆動する映像系駆動部と、
    前記長手方向の一対が前記照射野の中心にして前記長手方向へ対照的に開いた距離であって予め定められた開度情報、及び前記短手方向の一対が前記照射野の中心にして前記短手方向へ対照的に開いた距離であって予め定められた開度情報をそれぞれ保持する開度情報保持部と、
    前記照射野の中心の移動先を指示するための中心移動操作部と、
    前記中心移動操作部により指示を受けたときに前記照射野の中心の移動量及び移動方向の情報、並びに前記開度情報保持部に保持された開度情報に基づき、前記照射野の一部又は全部が前記検出範囲を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が判断した結果、前記照射野の一部又は全部が前記検出範囲を超える場合は、前記映像系駆動部を制御し、前記天板、前記X線管球及び前記X線検出器を移動させて、前記移動先の位置を中心とする照射野を形成する映像系制御部と、
    前記判定部が判断した結果、前記照射野の全部が前記検出範囲内に納まる場合は、前記絞り駆動部を制御し、前記各絞り部材を個別に移動させて、前記移動先の位置を中心とする照射野を形成する絞り制御部と、を有する
    ことを特徴とするX線診断装置。
  4. 表示部と、予め定められた表示上の基準位置に前記X線検出器上の照射野の中心位置を対応させて、前記照射野を前記表示部に表示する表示制御部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のX線診断装置。
  5. 被検体を天板に載置し、X線管球から曝射されて前記被検体を透過したX線を、前記天板を間にして前記X線管球と反対側に配されたX線検出器により検出し、前記天板と前記X線管球との間に介装された前記長手方向に対応する一対の絞り部材及び前記短手方向に対応する一対の絞り部材により、前記X線検出器のX線を検出する検出範囲を前記天板の長手方向及び前記天板の短手方向からそれぞれ狭めて、前記X線検出器上に照射野を形成するX線絞り制御方法において、
    前記照射野の中心の移動先を指示するステップと、
    前記照射野の中心の移動先の位置情報及び前記照射野の中心の移動元の位置情報から、前記照射野の中心の移動量及び移動方向を算出するステップと、
    前記算出された移動量及び移動方向の情報に基づき、前記各絞り部材の移動量及び移動方向をそれぞれ求めるステップと、
    前記各絞り部材の移動量及び移動方向の情報に基づき、前記各絞り部材を個別に移動させ、前記移動先の位置を中心とする照射野を前記X線検出器上に形成するステップと、を有する
    ことを特徴とするX線絞り制御方法。
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