JP2009077295A - イメージセンサ検査装置、およびイメージセンサ検査方法 - Google Patents

イメージセンサ検査装置、およびイメージセンサ検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検査用画像を表示する表示手段を備え、表示手段が表示する検査用画像の解像度を上げることなく、解像度の高い高精細な画像を、イメージセンサに入力できるイメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法を提供することにある。
【解決手段】本発明のイメージセンサ検査装置1は、画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサ11を、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査装置1であって、イメージセンサ11に対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段12と、表示手段12が表示した検査用画像を、イメージセンサ11に向けて反射する反射鏡13と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、イメージセンサの欠陥を検出する、イメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法に関する。
近年、デジタルスチルカメラやカメラ内蔵携帯電話など、イメージセンサの需要が広がってきている。これに伴い、イメージセンサの高品質化・低価格化のニーズは高まっている。
イメージセンサは、光学的な画像情報を電気的信号に変換するものであり、それゆえ、イメージセンサの製造工程において、不良品をスクリーニングするための画質検査は必須である。ここで、画質検査とは、イメージセンサに光学的な画像情報を印加したときに得られる電気的信号のデータを観測し、光学的欠陥・電気的欠陥を含む不良品のイメージセンサをスクリーニングすることである。この画質検査においては、様々な項目の試験が行われる。
従来のイメージセンサの検査装置を示す例として、特許文献1には、図16に示すような、イメージセンサの検査装置100が開示されている。簡単にその動作を説明すると、まず、検査装置100は、暗箱103内に、光源102、画像検査用チャート図(以下、検査チャートと略称する)104、イメージセンサ101を備え、検査チャート104に対して、光源102が光を照射し、イメージセンサ101が、検査チャート104を撮像する。さらに、検査装置100は、演算処理装置105および表示装置106を備えており、イメージセンサ102が検査チャート104を撮像したことによる、イメージセンサ102からの電気信号を、演算処理装置105が検出する。さらに演算処理装置105は、検出した電気信号から、イメージセンサ102の良否の判定を行い、この判定結果を表示装置106が表示する。
また、図16に示す検査装置100は、従来の一般的なものであり、検査チャート104の寸法は、縦1200mm×横1600mmであり、イメージセンサ101と検査チャート104との距離は、2000mmであり、検査装置101は非常に大きなものである。さらに、検査対象であるイメージセンサ101の仕様が変わると、検査チャート104も変更する必要がある。
次に、非特許文献2には、画像検査用チャート図(以下、検査チャートと略称する)の例が開示されいる。ここで、非特許文献2に開示されている検査チャートには、四隅にくさび形が交差した模様があるが、これは後述するイメージセンサの解像度を測定するための模様である。図17に一般的な検査チャートの例として、検査チャート107を示す。この検査チャート107においても、四隅と中央とに、解像度測定用のくさび形模様が描写されている。
ここで、イメージセンサは撮像する画像に対して、画像内のどの位置で解像度を測定するのか決められている。よって、解像度測定用くさび形模様も、検査チャート107上の予め決まった位置に描画されている必要がある。しかしながら、イメージセンサの仕様が変わり、検査対象であるイメージセンサの画角が変更になった場合などにおいては、検査チャート107の大きさも変わり、解像度測定用のくさび形模様の位置も変わる。
以上のように、従来の検査装置においては、検査対象であるイメージセンサの仕様が変わるたびに、検査チャートも変更する必要が生じるという問題がある。
この問題を解決するために、特許文献3には、特許文献1に開示された、印刷物からなる検査チャートの代わりに、デジタルライトプロジェクションシステムまたはデジタルマイクロミラーシステムにより画像を生成し、この生成した画像をイメージセンサに与える、イメージセンサ検査装置が開示されている。
特許文献3に開示されたイメージセンサ検査装置は、一例であり、プロジェクションシステムをはじめとする画像表示装置により、イメージセンサを備えるカメラモジュールの画質検査において、カメラモジュールに与える画像を生成する技術は多数報告されている。
また、カメラモジュールの検査項目の1つに、「解像度測定」と呼ばれるイメージセンサの画像分解能力を測定する項目がある。非特許文献2には、解像度測定に関して記載されおり、さらに、解像度測定用の検査チャートが開示されている。この非特許文献2に開示されている、解像度測定用の検査チャートには、くさび形図形が示されている。ここで、このくさび形図形は、前述の1600mm×1200mmの検査チャート上において、最も細い部分が1mmの線によって描写された、高精細な図形である。このように、解像度測定用の検査チャートには、上記のような高精細な図形が描写される必要がる。
特開2006−245891号公報(2006年9月14日公開) 「カメラ映像機器工業規格 CIPA DC−003−2003 デジタルカメラの解像度測定方法」 有限責任中間法人カメラ映像機器工業会 発行(発行日:2003年12月) 特表2007−503764号公報(2007年2月22日公開)
ここで、非特許文献2に開示された検査チャートを、特許文献3に開示されたマイクロミラーシステムを用いて、画像として表示する場合を考える。まず、現在市販されている解像度の高い画像表示システムは、約200万画素(1600×1200)程度の解像能力しかない。したがって、仮に、この画像表示システムを用いて、非特許文献2に開示された1600mm×1200mm相当の検査チャートを、画像として表示しようとした場合、当該画像の最小描画単位が1mm×1mmとなるため、当該検査チャートのくさび形図形を画像として描写すると、1mmの次に太い線は、2mmの太さの線として描写されてしまう、言い換えれば、1mm以下の単位による線(例えば、太さ1.5mmの線など)を描写できない。したがって、特許文献3に開示されたような、マイクロミラーデバイスやLCDパネル(Liquid Crystal Display:液晶表示パネル)を用いた検査装置および検査方法では、解像度測定に用いるのに十分な高精細な検査用画像が得られないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、検査用画像を表示する表示手段を備え、表示手段が表示する検査用画像の解像度を上げることなく、解像度の高い高精細な画像を、イメージセンサに入力できるイメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法を提供することにある。
本発明に係るイメージセンサ検査装置は、上記の課題を解決するために、
画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサを、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査装置であって、上記イメージセンサに対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段と、上記表示手段が表示した上記検査用画像を、上記イメージセンサに向けて反射する反射鏡と、を備えていることを特徴としている。
さらに、本発明に係るイメージセンサ検査方法は、上記の課題を解決するために、
画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサを、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査方法において、上記イメージセンサに対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段と、上記表示手段が表示した上記検査用画像を、上記イメージセンサに向けて反射する反射鏡と、を用い、上記表示手段から上記検査用画像を表示することにより、上記表示手段が表示した上記検査用画像および上記反射鏡が反射した反射画像を、上記イメージセンサに入力することを特徴としている。
上記の構成によれば、表示手段が検査用画像を表示することにより、表示手段に対向するイメージセンサに、検査用画像が入力する。さらに、表示手段が表示した検査用画像を、反射鏡は、イメージセンサに向けてが反射する。これにより、イメージセンサは、入力された検査用画像と反射画像とを組み合わせた画像(以下、撮像画像とする)を撮像することになる。
なお、表示手段と反射鏡は、異なる位置に配置されているため、表示手段からの検査用画像と、反射鏡からの反射鏡画像とは、互いに異なる方向からイメージセンサに入力することになる。したがって、イメージセンサが撮像する撮像画像上においては、検査用画像と反射鏡画像とが、互いに重なることはない。
これにより、本発明に係るイメージセンサは、イメージセンサに、検査用画像と反射画像とを組み合わせた撮像画像を、入力することができる。つまり、イメージセンサは、表示手段が表示した検査用画像以上の解像度となる撮像画像を、言い換えれば、反射画像分の解像度が向上した画像を、撮像することになる。
以上のように、本発明に係るイメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法は、検査用画像を表示する表示手段を備え、表示手段が表示する検査用画像の解像度を上げることなく、解像度の高い高精細な画像を、イメージセンサに入力できるイメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法を提供できるという効果を奏する。
さらに、本発明に係るイメージセンサ検査装置は、検査用画像を表示する表示手段を備えているため、従来のように、イメージセンサの仕様が変わる度に、検査用チャートを変える必要はなくなる。さらに、検査用画像を色々と変えながら検査する事が可能となり、従来の手法よりも、複雑な検査が安価に実現できる。
本発明に係るイメージセンサ検査装置は、さらに、
上記イメージセンサの焦点距離を変換する光学系素子を、さらに備え、上記イメージセンサが上記光学系素子を介して、上記検査用画像および上記反射画像を撮像するように、上記光学系素子は配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、イメージセンサは、イメージセンサの焦点位置を変換する光学系素子をとおして、表示手段からの検査用画像と、反射鏡からの反射画像とを撮像することになる。イメージセンサは光学系素子を介して検査用画像および反射画像を撮像するため、イメージセンサは、自身から表示手段までの実際に配置された距離よりも、表示手段が離れた位置に配置されていると認識することになる。
例えば、表示手段が、60mm×45mmの画像を表示するものとし、イメージセンサと表示手段との距離が、600mm離れているものとする。さらに、光学系素子が、イメージセンサの焦点距離を、600mmから2000mmに変換するものとする。このとき、イメージセンサは、600mm離れた位置にある60mm×45mmの画像を、2000mm離れた200mm×150mmの画像として、撮像する。
以上のように、イメージセンサ検査装置は、光学系素子を備えたことにより、イメージセンサに、近距離にある小さいサイズの画像を、遠距離にある大きいサイズの画像として、入力することができる。結果、光学系素子を備えることにより、イメージセンサ検査装置を小型化できるという効果を奏する。
さらに、本発明のイメージセンサ検査装置は、光学系素子を備えたことにより、長辺60mm程度の市販のLCDパネルを使用できる。
本発明に係るイメージセンサ検査装置は、さらに、
上記反射鏡を複数備えていることが好ましい。
上記構成によれば、イメージセンサ検査装置は、複数の反射鏡を備えたことにより、複数の反射画像を、イメージセンサに入力できる。さらに、複数の反射鏡が反射した反射画像は、互いに異なる方向から、上記イメージセンサに入力されることになるため、イメージセンサが撮像する撮像画像上において、複数の反射画像のそれぞれが、互いに重なりあうことはない。
これにより、イメージセンサ検査装置は、反射画像が複数になった分、より高解像度の画像をイメージセンサに入力し、該イメージセンサを検査できるという効果を奏する。
本発明に係るイメージセンサ検査装置は、さらに、
上記表示手段は、液晶表示パネルであることが好ましい。
これにより、イメージセンサ検査装置は、より鮮明かつ、高精細な検査用画像を、イメージセンサに入力できる。
本発明に係るイメージセンサ検査装置は、さらに、
上記反射鏡を複数用い、上記複数の反射鏡が反射した複数の反射画像を、上記イメージセンサに入力することが好ましい。
上記構成を備えたことによる効果は、複数の反射鏡を備えたイメージセンサ検査装置と同様の効果を奏する。
本発明に係る、イメージセンサ検査装置は、以上のように、画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサを、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査装置であって、上記イメージセンサに対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段と、上記表示手段が表示した上記検査用画像を、上記イメージセンサに向けて反射する反射鏡と、を備えている。
さらに、本発明に係るイメージ検査方法は、以上のように、画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサを、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査方法において、上記イメージセンサに対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段と、上記表示手段が表示した上記検査用画像を、上記イメージセンサに向けて反射する反射鏡と、を用い、上記表示手段から上記検査用画像を表示することにより、上記表示手段が表示した上記検査用画像および上記反射鏡が反射した反射画像を、上記イメージセンサに入力する。
したがって、本発明のイメージセンサ検査装置および検査方法は、検査用画像を表示する表示手段を備え、表示手段が表示する検査用画像の解像度を上げることなく、解像度の高い高精細な画像を、イメージセンサに入力できる。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
本発明に係る、実施の形態1について、図1〜図3を参照して、以下に説明する。
まず、本実施形態におけるイメージセンサ検査装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、イメージセンサ検査装置1の構成を示す模式図である。
(イメージセンサ検査装置1の構成)
図1に示すように、イメージセンサ検査装置1は、所定の検査画像(検査用画像)を表示するLCDパネル12(表示手段)と、LCDパネル12が表示した検査画像を反射する反射鏡13と、イメージセンサ11からの電気信号を検出し、イメージセンサ11の良否を判定する演算処理部14とを備えている。なお、LCDパネル12が表示する検査画像については、後述とする。さらに、イメージセンサ検査装置1は、検査対象となるイメージセンサ11を固定配置するための、ホルダー(図示しない)を備えていてもよい。
(イメージセンサ検査装置1内の各部の配置)
次に、イメージセンサ検査装置1が備える各部の配置について説明する。LCDパネル12は、イメージセンサ検査装置1の検査対象であるイメージセンサ11に対向するように配置されている。反射鏡13は、LCDパネル12が表示した検査画像を反射し、反射した反射画像を、検査対象であるイメージセンサ11に映すように、言い換えれば、反射画像がイメージセンサ11に指向するように配置されている。
具体的に図1を参照して説明すると、LCDパネル12は、イメージセンサの画角の中心方向に垂直、言い換えれば、イメージセンサの光軸に対して垂直であり、かつ、イメージセンサの光軸が自身の中心となるように配置されている。次に、反射鏡13は、LCDパネル12に対して垂直、かつ、イメージセンサ11の光軸から所定の距離、離れた位置に配置されており、LCDパネル12が表示した検査画像を、イメージセンサ11に反射できる位置に配置されている。なお、LCDパネル12は、イメージセンサ11の画角の範囲内に配置されている。さらに、反射鏡13の少なくとも一部は、イメージセンサ11の画角の範囲内に配置されている。
(イメージセンサ検査装置1の動作)
次に、イメージセンサ検査装置1の動作を説明する。まず、LCDパネル12が検査画像を表示する。LCDパネル12は、検査画像を表示することにより、イメージセンサ11に、検査画像を入力することになる。さらに、反射鏡13は、LCDパネル12が表示した検査画像を反射し、反射した反射画像を、イメージセンサ11に、LCDパネル12とは異なる方向から入力することになる。次に、イメージセンサ11は、LCDパネル12からの検査画像と、反射鏡13からの反射画像とを撮像し、撮像した画像(以下、撮像画像とする)を電気信号に変換する。次に、演算処理部14は、イメージセンサ11より、撮像画像に対応する電気信号を検出し、検出した電気信号から、イメージセンサ11の良否を判定する。なお、演算処理部14における、イメージセンサ11より入力した電気信号から、イメージセンサ11の良否を判定する動作処理については、特許文献1および非特許文献2に開示されたような、従来の方法を用いるため、ここでは、その詳細な説明は省略する。
次に、LCDパネル12が表示する検査画像の一例と、このときのイメージセンサ11が撮像した撮像画像とを、図2および図3を参照して説明する。図2は、LCDパネル12が示す検査画像の一例を示す説明図であり、図3は、LCDパネル12が図2に示す検査画像を表示した場合の、イメージセンサ11が撮像した撮像画像を示す説明図である。
図2に示す検査画像15は、非特許文献2に記載された、1つのくさび形図形が、画像全体に描写されたものである。イメージセンサ検査装置1(図1参照)において、LCDパネル12が検査画像15を表示した場合、イメージセンサ11が撮像した撮像画像は、図3に示す撮像画像16となる。
具体的に、図3に示す撮像画像16を説明する。LCDパネル12が表示した検査画像15は、イメージセンサ11によって、反射鏡13を介さず、そのまま撮像されることにより、撮像画像16上において、画像15aとして撮像される。反射鏡13が反射した反射画像は、イメージセンサ11によって撮像されることにより、撮像画像16上において、画像15bとして撮像される。図3に示すように、画像15aと画像15bとは、撮像画像16上において、互いに異なる位置に、重ならないように撮像される。これは、図1に示すように、LCDパネル12と反射鏡13とは、互いに異なる位置に配置されており、LCDパネル12からイメージセンサ11に直接入射する、検査画像を構成する光と、反射鏡13が反射した反射画像を構成する光とは、互いに異なる方向から、イメージセンサ11に入射するためである。ここで、反射鏡13が反射する画像は、LCDパネル12が表示した検査画像15であるため、反射鏡13が理想的なものであるとすると、画像15aと画像15bとは、同じ解像度を持つ画像となる。
以上のように、イメージセンサ検査装置1は、反射鏡13を備えているため、イメージセンサ11に、LCDパネル12が表示する検査画像15と、反射鏡13が反射した反射画像とが入力する。さらに、LCDパネル12からの検査画像15と、反射画像とは、互いに異なる方向から、イメージセンサに入力するため、結果、イメージセンサ11が撮像した撮像画像16は、互いに異なる位置にある、画像15aおよび15bを持つことになる。これにより、撮像画像16は、LCDパネル12が表示する検査画像15の解像度以上の解像度となる。
さらに、画像15aと15bとは、同じ解像度を持つ画像であるため、画像15aによりイメージセンサ11の解像度測定を実施した際の測定結果と、画像15bによりイメージセンサ11の解像度測定を実施した際の測定結果とは同じになる。つまり、イメージセンサ11は、検査画像15の分解能によって全画面が描画されている検査チャートと、同等の分解能の画像として撮像画像16を認識することになる。
つまり、以上のことから、イメージセンサ検査装置1およびこの装置を用いたイメージセンサ検査方法は、従来のイメージセンナ検査方法において課題であった、イメージセンサ11が撮像する撮像画像の解像度不足を解消することができる。
以下、実施形態2から4に示す構成は、実施形態1の変形例となる。具体的には、実施形態1のイメージセンサ検査装置1における、LCDパネル12の配置位置、および、反射鏡13の数および配置位置を変化させたものである。なお、以下の実施形態2から4では、上記実施形態1と異なる箇所について説明し、重複する箇所についてはその説明を省略する。
〔実施の形態2〕
次に、本発明に係る実施形態2について、図2、図4(a)、図4(b)および図5を参照して、以下に説明する。図4(a)は、実施形態2に係るイメージセンサ検査装置2の構成を示す斜視図であり、図4(b)は、イメージセンサ検査装置2を上方から見た場合の説明図である。
(イメージセンサ検査装置2の構成)
図4(a)および(b)に示すように、イメージセンサ検査装置2は、四角柱からなる暗箱24と、暗箱24内に配置されたLCDパネル22と、暗箱24内に配置された4つの反射鏡23a〜23dとを備えている。なお、イメージセンサ検査装置2は、イメージセンサ11からの電気信号を検出し、イメージセンサ11の良否を判定する演算処理部(図示しない)を、さらに備えている。
なお、イメージセンサ検査装置2は、LCDパネル22および反射鏡23a〜23dを、暗箱24内に備える構成としているが、本発明はこれに限るものではなく、暗箱24の代わりに、LCDパネル22および反射鏡23a〜23dを固定できるものを用いてもよい。
(イメージセンサ検査装置2内の各部の配置)
次に、イメージセンサ2が備える各部の配置について説明する。LCDパネル22は、検査対象であるイメージセンサ11に対して、実施形態1のLCDパネル12と同じ位置に配置されており、さらに、暗箱24の内面に配置されている。反射鏡23a〜23dは、LCDパネル22が配置された面を上面とした場合の、暗箱24の4つの側面の内面にそれぞれ配置されている。さらに、反射鏡23a〜23dは、実施形態1の反射鏡13と同じ機能を有している。具体的には、LCDパネル22が表示する検査画像15(図2参照)を反射し、反射した反射画像が、イメージセンサ11に入力するように、言い換えれば、反射画像がイメージセンサに指向するように、反射鏡23a〜23dは配置されている。なお、LCDパネル22および反射鏡23a〜23dは、イメージセンサ11の画角の範囲内に配置されている。
(撮像画像26)
次に、LCDパネル22が検査画像15を表示した場合の、イメージセンサ11が撮像した撮像画像26を、図5を参照して以下に説明する。図5は、LCDパネル22が検査画像15を表示した場合の、イメージセンサ11が撮像した撮像画像26を示す説明図である。
図5に示すように、撮像画像26においては、画像24および画像25a〜25dが、それぞれ異なる位置に撮像されている。具体的には、LCDパネル22が表示した検査画像15は、イメージセンサ11によって、反射鏡を介さず、そのまま撮像されることにより、撮像画像26上において、画像24として撮像される。反射鏡23a〜23dのそれぞれが反射した反射画像は、イメージセンサ11によって撮像されることにより、撮像画像26上おいて、画像25a〜25dとして撮像される。
ここで、図5に示すように、反射鏡23a〜23dが反射した反射画像は、撮像画像26上において、それぞれ異なる位置に撮像される。これは、図4に示すように、反射鏡23a〜23dのそれぞれは、暗箱24の4つの側面それぞれに配置されており、反射鏡23a〜23dが反射したそれぞれの反射画像は、イメージセンサ11に対して、互いに異なる方向から入力されるためである。
以上のように、イメージセンサ検査装置2は、LCDパネル22が表示する検査画像15を反射し、反射した反射画像を、互いに異なる方向からイメージセンサ11に指向する、4つの反射鏡23a〜23dを備えている。したがって、イメージセンサ11は、5つの検査画像15が互いに重ならないように描写された撮像画像26を撮像できる。この結果、イメージセンサ検査装置2は、LCDパネル22が表示する検査画像15以上の解像度を有する、高精細な画像を、イメージセンサ11に入力し、イメージセンサ11の良否を判定できる。
〔実施の形態3〕
次に、本発明に係る実施形態3について、図2、図6(a)、図6(b)および図7を参照して、以下に説明する。図6(a)は、実施形態3に係るイメージセンサ検査装置3の構成を示す、組み立て前の斜視図であり、図6(b)は、イメージセンサ検査装置3の外観を示す斜視図である。
(イメージセンサ検査装置3の構成)
図6(a)に示すように、本実施形態に係るイメージセンサ検査装置3bは、検査画像15(図2参照)を表示するLCDパネル32と、LCDパネル32が表示した検査画像15を反射し、反射した反射画像を、イメージセンサ11に入力する、4つの長方形の反射鏡33a〜33dを備えている。
(イメージセンサ検査装置3内の各部の配置)
次に、イメージセンサ検査装置3が備える各部の配置について、図6(a)および図6(b)を参照して説明する。LCDパネル32は、イメージセンサ11に対して、実施形態1のLCDパネル12と同じ位置に配置されいる。反射鏡33a〜33dのそれぞれは、LCDパネル32を上面とした場合の、四角柱の4つの側面として配置されている。つまり、イメージセンサ検査装置3は、実施形態2に示したイメージセンサ検査装置2に比べ、反射鏡の位置および大きさが変化したものである。具体的には、反射鏡33a〜33dのそれぞれは、互いに隣り合うもの同士が、垂直となるように、かつ、互いの間に隙間がないように配置されている。さらに、互いに向かい合う、反射鏡33aと反射鏡33c、および、反射鏡33bと反射鏡33dとは、反射面が平行に向かい合うように配置されている。上述したように、LCDパネル32と、反射鏡33a〜33dとを配置するこにより、図6(b)に示すような、イメージセンサ検査装置3となる。
(撮像画像36)
図6(b)に示すイメージセンサ検査装置3が、検査対象となるイメージセンサ11を、LCDパネル32を上面とした場合の下面に設置し、さらに、LCDパネル32が検査画像15を表示することにより、イメージセンサ11は、撮像画像36を撮像することになる。
図7を参照して、イメージセンサ検査装置3を使用した場合の、イメージセンサ11が撮像した撮像画像36を、以下に説明する。図7は、イメージセンサ検査装置3を用いた場合の、イメージセンサ11が撮像した撮像画像36を示す説明図である。
図7に示すように、撮像画像36においては、1つの画像34および複数の画像35が、それぞれ異なる位置に撮像されている。具体的には、LCDパネル32が表示した検査画像15は、イメージセンサ11によって、反射鏡を介さず、そのまま撮像されることにより、撮像画像36上において、画像34として撮像される。反射鏡33a〜33dのそれぞれが反射した反射画像は、イメージセンサ11によって撮像されることにより、撮像画像36上において、複数の画像35として撮像される。
ここで、図6に示したように、四角柱の形状となるイメージセンサ検査装置3は、LCDパネル32を上面とした場合の、四角柱の4つの側面を、反射鏡33a〜33dによって構成している。したがって、LCDパネル32が表示した検査画像15を、反射鏡33aが反射した場合、この反射画像はイメージセンサ11に指向する。また、反射鏡33aにおいて、上記イメージセンサ11に指向する反射画像の反射部分とは、特定の異なる部分によって、検査画像15を反射した反射画像は、対向する反射鏡33cに指向し、反射鏡33cによって再度反射された後、イメージセンサ11に指向する。このように、検査画像15は、反射鏡33aと反射鏡33cとの間で反射を繰り返され後、イメージセンサ11に入力される。これと同様の事象が、反射鏡33bと反射鏡33dとの間においても起こり得る。このように、LCDパネル32が表示した検査画像15が、反射鏡33a〜33dの間において、反射が繰り返されることにより、イメージセンサ検査装置3の内部は、万華鏡のような状態となり、検査画像15は無限に複製されてイメージセンサ11に指向する。ここで、イメージセンサ11は、自身の画角の範囲内の画像のみ撮像するため、イメージセンサ11が撮像した撮像画像は、画角の範囲内に相当する部分だけを切り取ったものとなる。その結果、イメージセンサ11が撮像した撮像画像は、図7に示す撮像画像36のように、1つの画像34と、複数の画像35によって描写されることとなる。
以上のように、イメージセンサ検査装置3は、互いに反射を繰り替える反射鏡33a〜33dを備えているため、より多くの反射画像をイメージセンサ11に入力でき、結果、より高精細な画像を、イメージセンサ11が撮像することがきる。
〔実施の形態4〕
次に、本発明に係る実施形態4について、図8〜図10を参照して、以下に説明する。図8は、実施形態4に係るイメージセンサ検査装置4の構成を示す説明図である。
図8に示す、イメージセンサ検査装置4は、実施形態3に示したイメージセンサ検査装置3を、より具体的に記載したものである。このイメージセンサ検査装置4は、一般的な2M(1600×1200)ピクセルのイメージセンサ41を検査するものである。
(イメージセンサ検査装置4の構成)
イメージセンサ検査装置4は、イメージセンサ41に対して、2000mm離れた位置に配置された20インチのUXGA(Ultra Extended Graphics Array)パネル42と、UXGAパネル42を上面とした場合の、四角柱の4つの側面として配置される、反射鏡43a〜43dと、を備えている。なお、UXGAパネル42の大きさは、長辺400mm×短辺300mmであり、UXGAパネル42の解像度は1600×1200ピクセルである。さらに、UXGAパネル42の長辺に垂直に接する反射鏡43aおよび43cの、それぞれの大きさは、400mm×2000mmであり、UXGAパネル42の短辺に垂直に接する反射鏡43bおよび43dの、それぞれの大きさは、300mm×2000mmである。また、イメージセンサ41の画角は、2000mm離れた位置にある、1200mm×1600mmの画像を撮像する角度であるものとする。なお、UXGAパネル42、反射鏡43a〜43d、およびイメージセンサ41の配置関係は、実施形態3における、LCDパネル32、反射鏡33a〜33d、イメージセンサ11の配置関係と同じである。
(検査画像40)
次に、UXGAパネル42が表示する検査画像40について、図9を参照して以下に説明する。図9は、UXGAパネル42が表示する検査画像40を示す説明図である。
図9に示すように、UXGAパネル42が表示する検査画像40は、400mm×300mmの画像であり、1600×1200ピクセルの解像度によって表示された、高精細な画像である。なお、上記検査画像40に描写されたくさび形図形の大きさは、非特許文献2の検査用チャートに描写されたくさび形図研と同じとなるように、UXGAパネル42は検査画像40を表示しているものとする。したがって、検査画像40に描写されたくさび形図形における、最も細い線は1mmとなり、UXGAパネル42は、1mmの線を4つの画素で表現していることになる。
(撮像画像46)
次に、イメージセンサ検査装置4を用いた場合の、イメージセンサ41が撮像した撮像画像46を、図10に示す。図10は、イメージセンサ検査装置4を用いた場合の、イメージセンサ41が撮像した撮像画像を示す説明図である。
図10に示すように、撮像画像46においては、1つの画像45および複数の画像46が、それぞれ異なる位置に撮像されている。具体的には、UXGAパネル42が表示した検査画像40は、イメージセンサ41によって、反射鏡43a〜43dを介さず、そのまま撮像されることにより、撮像画像46上において、画像44として撮像される。反射鏡43a〜43dのそれぞれが反射した反射画像は、イメージセンサ41によって撮像されることにより、撮像画像46上において、複数の画像45として撮像される。さらに、図8に示したように、反射鏡43a〜43dは、それぞれの反射面が互いに垂直となるように配置されており、さらに、UXGAパネル42に対して、垂直となるように配置されている。したがって、イメージセンサ41は、図10に示すように、撮像画像40が格子状に並んだ撮像画像46を撮像することになる。
ここで、検査画像40は、400mm×300mmの大きさで表示されており、さらに、イメージセンサ41の画角は、2000mm離れた位置にある、1600mm×1200mmの画像を撮像する角度であるため、イメージセンサ41が撮像する撮像画像46は、検査画像40が図10に示すX方向およびY方向に、4つずつ並んだ画像となる。これにより、撮像画像46の解像度は、X方向およびY方向のそれぞれに対して、検査画像40の4倍の解像度、つまり、6400×4800ピクセルとなる。結果、イメージセンサ41は、6400×4800ピクセルの高解像度の画像を撮像し、検査されることになる。
〔実施の形態5〕
次に、本発明に係る実施形態5について、図11〜図13を参照して、以下に説明する。なお、以下に説明する実施形態5に示す構成は、実施形態4の変形例となる。具体的には、実施形態4のイメージセンサ検査装置4における、LCDパネル12、および、反射鏡13の大きさを変化させたものである。なお、以下の実施形態5では、上記実施形態4と異なる箇所について説明し、重複する箇所についてはその説明を省略する。
(イメージセンサ検査装置5の構成)
まず、実施形態5に係る、イメージセンサ検査装置5の構成を図11を参照して説明する。図11は、イメージセンサ検査装置5の構成示す説明図である。
図11に示すように、イメージセンサ検査装置5は、イメージセンサ51に対して、600mm離れた位置に配置された3インチのVGA(Video Graphics Array)パネル52と、VGAパネル52を上面とした場合の、四角柱の4つの側面として配置される、反射鏡53a〜53dと、を備えている。なお、VGAパネル52の大きさは、長辺60mm×短辺45mmであり、VGAパネル52の解像度は640×480ピクセルである。さらに、VGAパネル52の長辺に垂直に接する反射鏡53aおよび53cの、それぞれの大きさは、60mm×600mmであり、VGAパネル52の短辺に垂直に接する反射鏡53bおよび53dの、それぞれの大きさは、45mm×600mmである。また、イメージセンサ51の画角は、2000mm離れた位置にある、2000mm×1600mmの画像を撮像する角度であるものとする。
さらに、イメージセンサ検査装置5は、イメージセンサの画角はそのままに、イメージセンサの焦点距離を、2000mmから600mmに変更するコンバージョンレンズ57(光学系素子)を備えている。コンバージョンレンズ57は、イメージセンサ51の光軸上、かつ、イメージセンサ51に接するように、配置されている。
(検査画像50)
次に、VGAパネル52が表示する検査画像50について、図12を参照して以下に説明する。図12は、VGAパネル52が表示する検査画像50を示す説明図である。
図12に示すように、VGAパネル52が表示する検査画像50は、400mm×300mmの画像であり、1600×1200ピクセルの解像度によって表示された、高精細な画像である。
(撮像画像56)
次に、イメージセンサ検査装置5を用いた場合の、イメージセンサ51が撮像した撮像画像56を、図13に示す。図13は、イメージセンサ検査装置5を用いた場合の、イメージセンサ51が撮像した撮像画像を示す説明図である。
イメージセンサ検査装置5を用いて場合、イメージセンサ51が撮像する撮像画像は、図13に示す、撮像画像56となる。これは、イメージセンサ検査装置5がコンバージョンレンズ57を備えていることによる。
具体的には、コンバージョンレンズ57を備えたことにより、イメージセンサ51は、600mm先にある長辺60mm×短辺45mmのVGAパネル52を、2000mm先にある200mm×短辺150mmのVGAパネルと認識することになる。また、イメージセンサ51の画角は、2000mm離れた2000mm×1600mmの画像を撮像する角度であるため、イメージセンサ51は、図13に示すように、検査画像50がX方向およびY方向にそれぞれ10個ずつ格子状に並んだ撮像画像56を、撮像することになる。ここで、撮像画像56は、解像度640×480ピクセルの検査画像を、図13に示すX方向に10個、Y方向に10.66個ずつ格子状に並べたものに相当するため、撮像画像56の解像度は、6400×4800ピクセル以上となる。
以上のように、イメージセンサ検査装置5は、コンバージョンレンズ57を備えたことにより、イメージセンサ51とVGAパネル52との距離が600mmであっても、イメージセンサ51に、2000mm離れた画像を撮像させているのと、同等の撮像画像56を入力することになる。これにより、イメージセンサ検査装置5を小型化できることになる。
以上の実施形態1〜5においては、イメージセンサの検査、特に、イメージセンサの解像度を測定する為に、非特許文献2の検査用チャートに示されている、くさび形図形を、イメージセンサが撮像している例を示したが、本発明は、これに限るのもではなく、イメージセンサ内部のデバイスの良否判定をするだけならば、判定限界値を示す画像を、イメージセンサが撮像するように、LCDパネルが表示してもよい。この判定限界値を示す画像を、LCDパネルが表示し、イメージセンサが、この画像を判別できる/できないを、イメージセンサ検査装置が判断すれば、イメージセンサ内部のデバイスの良否判定だけを実施できる。
以下に、図14および図15を参照して、くさび形図形以外の検査画像について説明する。図14は、LCDパネル12、22、32、UXGAパネル42、またはVGAパネル52が表示する検査画像60を示す説明図である。
図14に示すように、検査画像60は、市松模様画像である。ここで、この市松模様の白・黒の大きさは、イメージセンサに要求される分解能に合わせて調整する。すると、イメージセンサは、図15に示す撮像画像61を撮像する。さらに、撮像画像61は全面に市松模様となっている。しかも、この市松模様の大きさは丁度分解能に設定されているので、イメージセンサによって、この市松模様が正しく撮像されていれば分解能検査はOK、正しく撮像されていなければ分解能検査はNGと、イメージセンサ検査装置は、判断することが出来る。これにより、イメージセンサ全面での解像度試験が可能となる。これはフォーカス調整・片ボケ不良のスクリーニングなど様々な検査へ応用可能である。
さらに、LCDパネルの画面に全面に、グレー表示をさせる事によって、イメージセンサは全面グレーの画像を取り込む事ができる。これはシミ検査へ応用可能である。この様に、検査用画像をLCDパネルで与える検査装置では、LCDパネルに表示する画像を色々と変更しながら検査する事で様々な項目の検査を単一の装置で実現可能となり、検査工数の削減・検査装置価格の低減を図ることができる。
なお、本発明のイメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法を以下のように構成してもよい。
(第1の構成)
検査用画像の生成装置を持ち、前述検査用画像を撮像する事により被検査素子の良否を判定するイメージセンサの検査装置であって、前述検査用画像を複製する反射鏡を備えていることを特徴とするイメージセンサの検査装置。
(第2の構成)
被検査素子であるイメージセンサと検査用画像を生成する装置の間に、被検査素子であるイメージセンサの焦点距離を変える光学系を備えたことを特徴とする第1の構成に記載の検査装置。
(第3の構成)
検査用画像を複製する反射鏡を複数備えたことを特徴とする第1または第2の構成に記載の検査装置。
(第4の構成)
生成装置は、LCDパネルであることを特徴とする第1から第3の構成のいずれかに記載の検査装置。
(第5の構成)
検査用画像の生成装置を持ち、前述検査用画像を撮像する事により被検査素子の良否を判定するイメージセンサの検査方法であって、前述検査用画像を複製する反射鏡を持ち、検査用画像の生成装置が生成する元画像と複製画像を組み合わせた画像を検査用画像として被検査素子であるイメージセンサに撮像させる事によりその良否を判定する事を特徴とするイメージセンサの検査方法。
(第6の構成)
検査用画像を複製する反射鏡を複数持ち、複製画像の複製も検査用画像として使用する事を特徴とする第5の構成に記載のイメージセンサの検査方法。
本発明は、表示手段が表示する検査画像の解像度を上げることなく、イメージセンサが撮像する撮像画像の解像度を上げることができるイメージセンサ検査装置およびイメージセンサ検査方法を提供でき、特に、イメージセンサを備えた、携帯電話やデジタルカメラの検査装置および検査方法に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る、イメージセンサ検査装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る、LCDパネルが表示する検査画像を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る、イメージセンサが撮像する撮像画像を示す説明図である。 (a)は、本発明の他の一実施形態に係る、イメージセンサ検査装置の構成を示す斜視図であり、(b)は、イメージセンサ検査装置を上面から見た場合の、イメージセンサ検査装置を示す説明図である。 本発明の他の一実施形態に係る、イメージセンサが撮像する撮像画像を示す説明図である。 (a)は、本発明のさらに他の一実施形態に係る、イメージセンサ検査装置の構成を示す斜視図であり、(b)は、イメージセンサ検査装置の外観を示す斜視図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、イメージセンサが撮像する撮像画像を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、イメージセンサ検査装置の構成を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、UXGAパネルが表示する検査画像を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、イメージセンサが撮像する撮像画像を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、コンバージョンレンズを備えたイメージセンサ検査装置の構成を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、VGAパネルが表示する検査画像を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、イメージセンサが撮像する撮像画像を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、LCDパネルが表示する、くさび形図形以外の図形を描画した検査画像を示す説明図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る、イメージセンサが撮像する撮像画像を示す説明図である。 従来例における、イメージセンサ検査装置の構成を示す説明図である。 従来例における、イメージセンサが撮像する検査チャートを示す説明図である。
符号の説明
1 イメージセンサ検査装置
2 イメージセンサ検査装置
3 イメージセンサ検査装置
4 イメージセンサ検査装置
5 イメージセンサ検査装置
11 イメージセンサ
12 LCDパネル(表示手段)
13 反射鏡
15 検査画像(検査用画像)
22 LCDパネル(表示手段)
23a 反射鏡
23b 反射鏡
23c 反射鏡
23d 反射鏡
32 LCDパネル(表示手段)
33a 反射鏡
33b 反射鏡
33c 反射鏡
33d 反射鏡
40 検査画像(検査用画像)
41 イメージセンサ
42 UXGAパネル(表示手段)
43a 反射鏡
43b 反射鏡
43c 反射鏡
43d 反射鏡
50 検査画像(検査用画像)
51 イメージセンサ
52 VGAパネル(表示手段)
53a 反射鏡
53b 反射鏡
53c 反射鏡
53d 反射鏡
57 コンバージョンレンズ(光学系素子)
60 検査画像(検査用画像)

Claims (6)

  1. 画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサを、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査装置であって、
    上記イメージセンサに対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段と、
    上記表示手段が表示した上記検査用画像を、上記イメージセンサに向けて反射する反射鏡と、を備えていることを特徴とする、イメージセンサ検査装置。
  2. 上記イメージセンサの焦点距離を変換する光学系素子を、さらに備え、
    上記イメージセンサが上記光学系素子を介して、上記検査用画像および上記反射画像を撮像するように、上記光学系素子は配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のイメージセンサ検査装置。
  3. 上記反射鏡を複数備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のイメージセンサ検査装置。
  4. 上記表示手段は、液晶表示パネルであることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のイメージセンサ検査装置。
  5. 画像を撮像して電気信号を出力するイメージセンサを、当該電気信号に基づき検査するイメージセンサ検査方法において、
    上記イメージセンサに対向するように配置された、所定の検査用画像を表示する表示手段と、
    上記表示手段が表示した上記検査用画像を、上記イメージセンサに向けて反射する反射鏡と、を用い、
    上記表示手段から上記検査用画像を表示することにより、上記表示手段が表示した上記検査用画像および上記反射鏡が反射した反射画像を、上記イメージセンサに入力することを特徴とする、イメージセンサ検査方法。
  6. 上記反射鏡を複数用い、
    上記複数の反射鏡が反射した複数の反射画像を、上記イメージセンサに入力することを特徴とする、請求項5に記載のイメージセンサ検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101863752B1 (ko) * 2017-04-19 2018-06-04 공주대학교 산학협력단 광학적 웨이퍼 검사 장치의 해상력 강화 방법 및 이를 이용한 tsom 영상 획득 방법

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