JP2009075532A - 撮像装置及び像振れ補正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の撮像装置は、ぶれ信号を出力する角速度センサ11と、直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタ回路部12と、ハイパスフィルタ回路部12に蓄積されている電荷を第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチASW1と、角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部15と、角加速度の時間的変化を検出するために角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出回路部15Dとを有し、検出回路部15Dの検出結果に基づきアナログスイッチをオン・オフ制御することによりハイパスフィルタの時定数を第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える。
【選択図】図3
Description
請求項10に記載の撮像装置は、カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、前記ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出するために前記角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に該角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える切り替え部とを有し、前記検出部には予め定められた第1絶対閾値と第2絶対閾値とが設けられ、前記検出部は前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値以上になった時点から該第1絶対閾値よりも小さくなった時点までの継続時間を演算して該継続時間が予め定められた閾値時間よりも大きいか否かを判断すると共にハイパスフィルタの出力の絶対値が第2絶対閾値よりも大きいか否かを判断する判断部を有し、前記切り替え部は、前記判断部が前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値よりも小さくて前記継続時間が前記閾値時間よりも大きいと判断したときでかつハイパスフィルタの出力の絶対値が前記第2絶対閾値よりも大きい場合に前記ハイパスフィルタに蓄積された電荷を第2の時定数に従って放電させるために前記アナログスイッチをオンさせることを特徴とする。
請求項11に記載の撮像装置は、前記切り替え部は、前記ハイパスフィルタの時定数を前記第2の時定数に切り替え後、前記第1の時定数よりも短く前記第2の時定数よりも長い設定期間内に、前記第1の時定数に復帰させることを特徴とする。
請求項12に記載の撮像装置は、前記演算部は、露光中は、前記ハイパスフィルタの時定数の変更を禁止することを特徴とする。
請求項13に記載の撮像装置は、前記演算部は、前記ハイパスフィルタが前記第2の時定数に設定されている前記設定期間中に、露光開始要求を受けたときに、前記設定期間の経過直後に露光を開始させることを特徴とする。
請求項14に記載の画像ぶれ補正装置は、カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、前記ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出するために前記角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に該角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づき前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える切り替え部とを有し、前記検出部には予め定められた第1絶対閾値と第2絶対閾値とが設けられ、該検出部は前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値以上になった時点から該第1絶対閾値よりも小さくなった時点までの継続時間を演算して該継続時間が予め定められた閾値時間よりも大きいか否かを判断すると共にハイパスフィルタの出力の絶対値が第2絶対閾値よりも大きいか否かを判断する判断部を有し、前記切り替え部は、前記判断部が前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値よりも小さくて前記継続時間が前記閾値時間よりも大きいと判断したときでかつハイパスフィルタの出力の絶対値が前記第2絶対閾値よりも大きい場合に前記ハイパスフィルタに蓄積された電荷を第2の時定数に従って放電させるために前記アナログスイッチをオンさせることを特徴とする。
請求項10ないし請求項13に記載の撮像装置、請求項14に記載の画像ぶれ補正装置によれば、角速度信号の大きさも考慮に入れて、パンニング撮影又はチルティング撮影の判断を行うようにしたので、カメラ本体の加速終了、減速終了を請求項1ないし請求項9に記載のものよりもより一層正確に検出して、流し撮り撮影やパンニング撮影直後の手ぶれ補正をより一層確実に行うことができる。
図3は本発明に係わる撮像装置の手振れ補正回路の制御ブロック図である。その図3において、11は角速度センサ、12はハイパスフィルタ回路部、13、13’は増幅回路部、14、14’はA/D変換回路、15はデジタル演算部、16は振れ補正装置、17は撮像部、18は撮像制御部である。角速度センサ11は例えばヨー方向のカメラの振れを検出するジャイロセンサS1、ピッチ方向のカメラの振れを検出するジャイロセンサS2とから構成されている。
(実施例2)
図7は本発明に係わる撮像装置の実施例2を説明するためのフローチャートであって、この実施例2では、ハイパスフィルタの時定数が第2の時定数τ’に変更されている設定期間中に、露光開始の要求を受けた場合に、角速度信号が急激に変化することに起因するぶれ撮影画像の発生を回避できる構成としたものである。
(実施例3)
図9ないし図12は本発明に係わる撮像装置の実施例3を説明するための説明図である。図9は実施例1に係わる撮像装置の不具合を説明するための拡大図であって、角速度信号曲線K2と微分曲線K3との関係を模式的に示すグラフである。
実施例1では、微分値の絶対閾値L1をカメラ本体1の実際の角加速度Qの大きさの変化を考慮して定めているが、この絶対閾値L1の大きさは手ぶれを誤ってパンニング撮影(チルティング撮影)と判定しないために、実施例1で説明したように若干大きく設定している。
従って、カメラ本体1の真の角速度Qの加速期間Q1又は真の角速度Qの減速期間Q3が終了していない時点で加速又は減速が終了したと判断されることがある。
すなわち、図9に示すように、微分値の絶対閾値L1のみで判断すると、カメラ本体1の真の角速度Qの加速期間が終了するよりもかなり手前の時点Z1(X1)でカメラ本体1の加速が終了したと判断され、この時点Z1(X1)でアナログスイッチASW1、ASW2がオンされ、いったんハイパスフィルタ回路部12のコンデンサに蓄積されている電荷が第2の時定数τ’に従って放電された後も、カメラ本体1が加速されるため、検出タイミングずれΔtが生じ、この検出タイミングずれΔtのずれに伴ってオフセット電圧offsが発生する。また、カメラ本体1の真の加速度Qの減速期間Q3が終了するよりもかなり手前の時点Z2(X2)でカメラ本体1の減速が終了したと判断され、この時点Z2(X2)でアナログスイッチASW1、ASW2がオンされ、いったんハイパスフィルタ回路部12のコンデンサに蓄積されている電荷が第2の時定数τ’に従って放電された後も、カメラ本体1が減速されるため、検出タイミングずれΔtが同様に生じ、この検出タイミングずれΔtのずれに伴ってオフセット電圧offsが発生する。
このため、ハイパスフィルタ回路部12の時定数を実質的に小さくできず、角速度信号K2の整定の迅速化を実施例1に記載した以上には図り難い。
この実施例3では、パンニング撮影開始(カメラ本体1の加速終了)、パンニング撮影終了(カメラ本体1の減速終了)をより一層正確に検出することにより、流し撮り撮影やパンニング撮影直後の手ぶれ補正をより一層確実に行うことができる撮像装置を提供する。
以下、その詳細を図3、図10ないし図12を参照しつつ説明する。
ここでは、検出部15D1は、予め定められた第1絶対閾値L1と第2絶対閾値L2とを有する。ここで、第1絶対閾値L1は、カメラ本体1の真の角速度Qの加速期間が終了直前の時点Z1(X1)、カメラ本体1の真の角速度Qの減速期間が終了直前の時点Z2(X2)を正確に判断するため、かなり小さい値に設定されている。第2絶対閾値L2は角速度信号K2の出力の絶対値と比較するのに用いられる。この第2絶対閾値L2は、パンニング撮影、チルティング撮影であるのか否かを検出するのに用いる。
カメラ本体1の向きを変化させて撮影するパンニング撮影(チルティング撮影)の際、角速度センサ11からぶれ信号が出力される。そのぶれ信号はハイパスフィルタ回路部12に入力される。そのぶれ信号に基づく角速度信号は増幅回路部13、13’により増幅された後、A/D変換回路14、14’に入力される。その角速度信号はA/D変換回路14、14’によってA/D変換される(S.1)。そのA/D変換後の角速度データはデジタル演算部15に入力される。
その角速度データは積分回路15Aに入力されると共に、ローパスフィルタ部15Cに入力される。ローパスフィルタ部15Cは高周波ノイズを除去するためローパスフィルタ(LPS)処理を行う(S.2)。その高周波ノイズが除去された角速度データは検出回路部15Dに入力される。
検出部15D1は、前回サンプリング時の角速度データ値と今回サンプリング時の角速度データ値との差、すなわち、角速度信号の微分値(角加速度)を算出する。ついで、図11、図12に示すように、その微分値の絶対値が第1絶対閾値L1より大きいか否かを判断する(S.3)。検出部15D1は微分値の絶対値が第1絶対閾値L1よりも大きい場合、カウンタをインクリメントする(S.4)。その後、S.5に移行して、所定時間、サンプリング処理待ちを行った後、S.1に戻ってS.1ないしS.3の処理を行う。微分値の絶対値が第1絶対閾値L1よりも大きい場合、S.1ないしS.5の処理が継続され、カウンタのカウント値が「1」づつインクリメントされる。
検出部15D1は、微分値の絶対値が第1絶対閾値L1よりも小さい場合、カウンタのカウント値が閾値時間T1よりも大きいか否か判断する(S.6)。すなわち、微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以上である継続時間が閾値時間T1以上継続した後に微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以下となったか否かを判断する。
S.6において、カウンタのカウント値が閾値時間T1よりも小さい場合、S.11に移行して、カウンタのカウント値をゼロにリセットした後、S.5に移行し、サンプリング処理待ちを行って、S.1に戻り、再度、S.1以降の処理を行う。これは、パンニング撮影(チルティング撮影)以外のカメラ本体1の振動に対応する処理ループである。
カウンタのカウント値が閾値時間T1よりも大きい場合、すなわち、微分値の絶対値が第1絶対閾値L1よりも大きい継続時間が閾値時間T1以上続いた後に微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以下となった場合、検出回路部15D1はハイパスフィルタ回路部12から出力される角速度信号K2の出力の絶対値が第2絶対閾値L2よりも大きいか否かを判断する(S.6’)。
角速度信号K2の出力の絶対値が第2絶対閾値L2よりも小さい場合、S.11に移行して、カウンタのカウント値をゼロにリセットした後、S.5に移行し、サンプリング処理待ちを行って、S.1に戻り、再度、S.1以降の処理を行う。従って、図11に示すように、カウンタのカウント値が閾値時間T1よりも大きい場合であって、かつ、第2絶対閾値L2が角速度信号K2の出力の絶対値よりも大きいときには、アナログスイッチASW1、ASW2はオンされず、その結果、ハイパスフィルタHPF1、HPF2の時定数は第1の時定数τから第2の時定数τ’に変更されず、検出部15D1がパンニング撮影でないのにパンニング撮影であると誤って判定するのを避けることができる。
なお、この図11において、符号K2は図9と同様にハイパスフィルタ回路部12から出力される角速度信号曲線(破線で示す)であり、符号K3はサンプリングに基づく微分処理により求められた微分曲線(一点鎖線で示す)である。その横軸はパンニング撮影開始時点を0秒としてパンニング撮影が終了するまでの時間を示しており、その単位は秒である。
また、縦軸は角速度センサ11の感度に依存する電圧値であり、ゼロは基準電圧Vrefに相当している。
角速度信号K2の出力の絶対値が第2絶対閾値L2よりも大きい場合、検出部15D1は、図1に示すレリーズボタンRLの操作により露光中であるか否かを判断する(S.7)。露光中であると判断された場合には、後述のS.8ないしS.10、の処理を行わずに、S.11 に移行してカウンタのカウント値をゼロリセットした後、S.5に移行し、サンプリング処理待ちを行ってS.1に戻り、S.1以降の処理を繰り返す。従って、実施例1と同様に、アナログスイッチASW1、ASW2はオンされず、露光中の場合、ハイパスフィルタHPF1、HPF2の時定数は第1の時定数τから第2の時定数τ’に変更されず、角速度信号が急激に変化することに起因するぶれ撮影画像の発生を回避できる。
S.7において、露光中でないと判断された場合には、アナログスイッチASW1、ASW2がオンされる(S.8)。このアナログスイッチASW1、ASW2のオンによりハイパスフィルタHPF1、HPF2に蓄積されていた電荷が急速に放電される。
その後、S.9に移行して、設定時間T2の間、放電処理待ちを行った後、アナログスイッチASW1、ASW2がオフされる(S.10)。ついで、カウンタのカウント値がゼロにリセットされ(S.11)、S.5に移行した後、再び、S.1に戻って、手ぶれ補正処理が続行される。
図12は放電処理を行った場合のカメラ本体1のパンニング撮影時の姿勢変更に基づく角速度信号曲線K2と微分曲線K3との関係を示している。
パンニング撮影開始(角速度の加速終了)であるZ1(X1)時点で微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以下となり、かつ、微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以上である継続時間が閾値時間T1以上続いたと判断され、しかも、角速度信号K2の絶対値が第2絶対閾値L2よりも大きく、露光中でないと判断された場合には、アナログスイッチASW1、ASW2がオンされる。
これにより、ハイパスフィルタ回路部12の時定数が第1の時定数τから第2の時定数τ’に切り替えられるため、ハイパスフィルタ回路部12に蓄積されていた電荷が符号K2’で示すように放電され、角速度信号K2は急速に減少してすばやくVrefに整定される。角速度信号K2の急激な減少に伴い、その微分値は急速に増加・減少する(図示を略す)。なお、設定時間T2は第2の時定数τ’よりも大きく設定されているので、ハイパスフィルタ回路部12に蓄積されていた電荷は十分に放電される。
また、パンニング撮影終了(角速度の減速終了)であるZ2(X2)時点で微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以下となり、かつ、微分値の絶対値が第1絶対閾値L1以上である継続時間が閾値時間T1以上続いたと判断され、しかも、角速度信号K2の出力が第2絶対閾値L2よりも大きく、露光中でないと判断された場合には、アナログスイッチASW1、ASW2が同様にオンされる。
これにより、ハイパスフィルタ回路部12の時定数が第1の時定数τから第2の時定数τ’に切り替えられるため、ハイパスフィルタ回路部12に蓄積されていた電荷が符号K2”で示すように放電され、角速度信号K2は急速に上昇してすばやくVrefに整定される。角速度信号K2の急激な上昇に伴い、その微分値は急速に増加・減少する(図示を略す)。なお、この場合にも、設定時間T2は第2の時定数よりも大きく設定されているので、ハイパスフィルタ回路部12に蓄積されていた電荷は十分に放電される。
その図12から明らかなように、絶対閾値L1を小さくすることにより、検出タイミングずれΔtを小さくできることになり、残留オフセット電圧offsを小さくできる。従って、実施例1に較べて、カメラ本体1のパンニング撮影開始、パンニング撮影終了を正確に検出して、流し撮り撮影やパンニング撮影直後の手ぶれ補正をより一層確実に行うことができる。
この実施例3では、露光中であるか否かを判断して、第1の時定数τから第2の時定数τ’に切り替えるか否か判断しているが、これに限るものではない。
また、この実施例3では、露光中は、ハイパスフィルタの時定数の変更を禁止することを特徴とする。また、この実施例3では、ハイパスフィルタが第2の時定数τ’に設定されている設定期間中に、露光開始要求を受けたときに、設定期間の経過直後に露光を開始させる構成とすることもできる。
12…ハイパスフィルタ回路部
15…デジタル演算部
15D…検出回路部
ASW1…アナログスイッチ
Claims (14)
- カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、
前記ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、
前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、
前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出するために前記角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に該角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出部と、
該検出部の検出結果に基づき前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える切り替え部とを有し、
前記検出部には予め定められた絶対閾値が設けられ、該検出部は前記微分値の大きさの絶対値が前記絶対閾値以上になった時点から該絶対閾値よりも小さくなった時点までの継続時間を演算して該継続時間が予め定められた閾値時間よりも大きいか否かを判断する判断部を有し、
前記切り替え部は、前記判断部が前記微分値の大きさの絶対値が前記閾値よりも小さく前記継続時間が前記閾値時間よりも大きいと判断したときに前記ハイパスフィルタに蓄積された電荷を第2の時定数に従って放電させるために前記アナログスイッチをオンさせることを特徴とする撮像装置。 - 前記切り替え部は、前記ハイパスフィルタの時定数を前記第2の時定数に切り替え後、前記第1の時定数よりも短く前記第2の時定数よりも長い設定期間内に、前記第1の時定数に復帰させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記演算部は、前記ハイパスフィルタが前記第2の時定数に設定されている前記設定期間中に、露光開始要求を受けたときに、前記設定期間の経過直後に露光を開始させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記演算部は、前記角速度信号に含まれている変動成分を除去するローパスフィルタ部を前記検出部の前段に有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、
前記ぶれ信号が入力されかつ該ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、
前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、
前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出することにより該カメラ本体の方向変更開始時点と方向変更終了時点とを検出する検出部と、
該検出部により前記カメラ本体の方向変更開始時点又は方向変更終了時点が検出されたときに、前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替えた後、前記第1の時定数に復帰させる切り替え部と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記演算部は、前記ハイパスフィルタが前記第2の時定数に設定されている設定期間中に、露光開始要求を受けたときに、前記設定期間の経過直後に露光を開始させることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記演算部は、露光中は、前記ハイパスフィルタの時定数の変更を禁止することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、
前記ぶれ信号が入力されかつ該ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、
前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、
前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出するために前記角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に該角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出部と、
該検出部の検出結果に基づき前記アナログスイッチをオン・オフ制御して前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える切り替え部と、
を有することを特徴とする画像ぶれ補正装置。 - カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、
前記ぶれ信号が入力されかつ該ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、 前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、
前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、
前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出することにより該カメラ本体の方向変更開始と方向変更終了とを検出する検出部と、
該検出部により前記カメラ本体の方向変更開始又は方向変更終了が検出されたときに、前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替えた後、前記第1の時定数に復帰させる切り替え部とを備えていることを特徴とする画像ぶれ補正装置。 - カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、
前記ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、
前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、
前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出するために前記角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に該角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出部と、
該検出部の検出結果に基づき前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える切り替え部とを有し、
前記検出部には予め定められた第1絶対閾値と第2絶対閾値とが設けられ、前記検出部は、前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値以上になった時点から該第1絶対閾値よりも小さくなった時点までの継続時間を演算して該継続時間が予め定められた閾値時間よりも大きいか否かを判断すると共にハイパスフィルタの出力の絶対値が第2絶対閾値よりも大きいか否かを判断する判断部を有し、
前記切り替え部は、前記判断部が前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値よりも小さくて前記継続時間が前記閾値時間よりも大きいと判断したときでかつハイパスフィルタの出力の絶対値が前記第2絶対閾値よりも大きい場合に前記ハイパスフィルタに蓄積された電荷を第2の時定数に従って放電させるために前記アナログスイッチをオンさせることを特徴とする撮像装置。 - 前記切り替え部は、前記ハイパスフィルタの時定数を前記第2の時定数に切り替え後、前記第1の時定数よりも短く前記第2の時定数よりも長い設定期間内に、前記第1の時定数に復帰させることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記演算部は、露光中は、前記ハイパスフィルタの時定数の変更を禁止することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
- 前記演算部は、前記ハイパスフィルタが前記第2の時定数に設定されている前記設定期間中に、露光開始要求を受けたときに、前記設定期間の経過直後に露光を開始させることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
- カメラ本体の振動を検出してぶれ信号を出力する角速度センサと、
前記ぶれ信号に含まれている直流成分を第1の時定数に基づきカットして基準電圧に対する変動分を角速度信号として出力するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタに蓄積されている電荷を前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数に従って放電させるアナログスイッチと、
前記角速度信号が入力されて該角速度信号に基づき画像のぶれを補正するための演算を行う演算部と、
前記カメラ本体の角加速度の時間的変化を検出するために前記角速度信号を一定時間毎にサンプリングすると共に該角速度信号のサンプリング値に基づき微分値を求めてその大きさの時間的変化を検出する検出部と、
該検出部の検出結果に基づき前記アナログスイッチをオン・オフ制御することにより前記ハイパスフィルタの時定数を前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替える切り替え部とを有し、
前記検出部には予め定められた第1絶対閾値と第2絶対閾値とが設けられ、前記検出部は、前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値以上になった時点から該第1絶対閾値よりも小さくなった時点までの継続時間を演算して該継続時間が予め定められた閾値時間よりも大きいか否かを判断すると共にハイパスフィルタの出力の絶対値が第2絶対閾値よりも大きいか否かを判断する判断部を有し、
前記切り替え部は、前記判断部が前記微分値の大きさの絶対値が前記第1絶対閾値よりも小さくて前記継続時間が前記閾値時間よりも大きいと判断したときでかつハイパスフィルタの出力の絶対値が前記第2絶対閾値よりも大きい場合に前記ハイパスフィルタに蓄積された電荷を第2の時定数に従って放電させるために前記アナログスイッチをオンさせることを特徴とする画像ぶれ補正装置。
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