JP2009075523A - アクティブマトリクス基板、表示装置およびその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス基板、表示装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストを安くするこを可能にする。
【解決手段】基板と、前記基板上に形成された複数の走査線と、前記基板上に前記複数の走査線と交差するように形成された複数の信号線と、前記基板上に形成された電源供給線と、複数の前記走査線と複数の前記信号線との各交差領域の近傍に設けられて前記基板上にマトリクス状に配置される複数の画素と、を備え、前記画素のそれぞれは、電流駆動素子と、前記電源供給線から供給される電流を前記電流駆動素子に供給し、チャネル層が微結晶シリコンである駆動TFTと、ゲートが対応する走査線に接続され、ソースが対応する信号線に接続され、ドレインが前記駆動TFTのゲートに接続され、チャネル層がアモルファスシリコンであるスイッチTFTと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクティブマトリクス基板、表示装置およびその製造方法に関する。
近年、アクティブマトリクスによる有機ELディスプレイなど電流駆動型表示装置の開発が盛んにおこなわれている。これは、電流駆動型表示装置は高速な応答、高いコントラスト、および薄型であるなどの特長を有するためである。
アクティブマトリクス型を用いる電流駆動型表示装置ではそれぞれの画素が複数のTFTを有する回路構成となっている。電流駆動型表示装置の一つである有機ELディスプレイの画素回路の基本的な構成である、2個の薄膜トランジスタ(以下、TFTともいう)と、1個のキャパシタとを備えた回路は、OLED(Organic Light Emitting Diode)である有機EL素子と、スイッチTFTと、駆動TFTと、補助容量Csと、データ線や走査線などの配線とを含む。走査線選択期間中にデータ線に表示信号に対応した電圧を印加し、スイッチTFTを介して補助容量Csに信号電圧を書込む。書込まれた表示電圧は駆動TFTのゲート電極に印加され、これにより有機EL素子に流れる電流を制御して輝度を調節する。
画素回路の中にある複数のTFTは一般に同一のプロセスで形成され、それぞれのTFTでのチャネル層の材料の主成分、結晶性はほとんど同じである。ただし、TFTのチャネル層に、nチャンネルとpチャンネル等の導電型の違いがある場合には主成分に微量にドーピングされるドーパントの種類、濃度が異なる場合はある。チャネル層の材料としてはアモルファスシリコン、微結晶シリコン、多結晶シリコンなどが用いられている。例えば、特許文献1では駆動TFT、スイッチTFTともに微結晶シリコン、あるいは駆動TFT、スイッチTFTともにアモルファスシリコンとなる例が記載されている。微結晶シリコンでは結晶粒の大きさが10nm〜100nm程度である。
画素回路内で用いられるTFTは役割がそれぞれ異なるため、それぞれのTFTに求められる仕様が異なる。駆動TFTには有機EL素子に流れる電流と同じ大きさの電流が流れるため、電流駆動素子である有機EL素子で高輝度を実現するためには駆動TFTに高い駆動能力が必要となる。有機EL素子の電流発光効率は10cd/A程度であるため、サイズが100×300μm程度の画素で500cd/m程度の高輝度を得るためには駆動TFTに10μA(マイクロアンペア)程度の電流を流す必要がある。
一方、スイッチTFTに必要な機能としては、走査線の選択期間中に数10〜数100fF程度の補助容量Csに電荷を書き込むことと、走査線の非選択期間中に補助容量Csに蓄積している電荷を保持し続けることである。補助容量Csの大きさは、画素サイズや画素数などによって異なってくる。このためには、スイッチTFTとしてオン電流として0.01μA〜0.1μA程度以上、オフ電流として0.1pA〜数pA程度以下となる必要となる。
したがって、チャネル層の材料の電流駆動能力を表す指数であるチャネル移動度が小さい、アモルファスシリコンや微結晶シリコンのような材料をチャネル層の材料として選んだ場合、駆動TFTのチャネル幅を大きくする必要があり、画素領域内へのレイアウトが難しくなる、という問題がある。一方、オフ電流が大きい多結晶シリコンのような材料を選んだ場合、スイッチTFTではTFTのチャネル長を長くしたり、TFTを複数個直列に接続したりしてオフ電流を低減する必要が生じるため、レイアウト上の制約が生じる、という問題がある。
特開2005−92188号公報
この問題を解決するには、駆動TFTとしてはチャネル移動度が大きい多結晶シリコンTFTを、スイッチTFTとしてはオフ電流が小さいアモルファスシリコンTFTを用いることが望ましいが、多結晶シリコンTFTとアモルファスシリコンTFTとの形成プロセスは大きく異なるため、同一基板上に多結晶シリコンTFTとアモルファスシリコンTFTとを形成するためには工程数が増え、製造コストが高くなってしまう、という問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、高精細で輝度ばらつきが少なく、製造コストの安い、OLEDを備えたアクティブマトリクス基板、表示装置、およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によるアクティブマトリクス基板は、基板と、前記基板上に形成された複数の走査線と、前記基板上に前記複数の走査線と交差するように形成された複数の信号線と、前記基板上に形成された電源供給線と、複数の前記走査線と複数の前記信号線との各交差領域の近傍に設けられて前記基板上にマトリクス状に配置される複数の画素と、を備え、前記画素のそれぞれは、電流駆動素子と、前記電源供給線から供給される電流を前記電流駆動素子に供給し、チャネル層が微結晶シリコンである駆動TFTと、ゲートが対応する走査線に接続され、ソースが対応する信号線に接続され、ドレインが前記駆動TFTのゲートに接続され、チャネル層がアモルファスシリコンであるスイッチTFTと、を有することを特徴とする。
また、本発明の第2の態様による表示装置は、第1の態様のアクティブマトリクス基板を備えていることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様によるアクティブマトリクス基板の製造方法は、駆動TFT用の第1ゲート電極を形成する工程と、スイッチTFTの第2ゲート電極および走査線を形成する工程と、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、および前記走査線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第1および第2ゲート電極を覆う前記ゲート絶縁膜の領域上に第1および第2アモルファスシリコン層をそれぞれ形成する工程と、前記第1アモルファスシリコン層にレーザーを照射して微結晶化する工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストの安い、OLEDを備えたアクティブマトリクス基板、表示装置、およびその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態を以下に図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施形態による有機ELディスプレイを図1乃至図3を参照して説明する。本実施形態の有機ELディスプレイは、複数の画素がマトリクス状に配置され、各画素がTFTを含むアクティブマトリクス基板、すなわちアクティブマトリクス型のTFTアレイを備えている。本実施形態に係る画素の等価回路を図1に示し、アクティブマトリクス型のTFTアレイの画素の平面図を図2に示し、図2の切断線A−Aで切断した断面を図3に示す。
本実施形態に係る画素は、スイッチTFT25、駆動TFT26と、補助容量27と、有機EL素子37と、を備えている。スイッチTFT25は、ゲートが走査線12に接続され、ソースが信号線23に接続され、ドレインが補助容量27に接続されている。駆動TFT26は、ゲートが補助容量27に接続され、ソースが電源供給線24に接続され、ドレインが有機EL素子37のアノード電極に接続されている。
同一行の画素のスイッチTFT25のゲートは同じ走査線に接続されている。また、同一列の画素のスイッチTFT25のソースは同じ信号線に接続され、駆動TFT26のソースは同じ電源供給線24に接続される構成となっている。
次に、このような構成の画素を有する有機ELディスプレイの製造方法を説明する。
まず、基板11の上に低抵抗金属からなる走査線12、スイッチTFT25用のゲート電極14を形成する。基板11には、例えばガラス基板を用いる。走査線12、ゲート電極14の材料としてはアルミニウムや銅、アルミニウムに微量にネオジウムなどの希土類金属を添加した合金を用いることができ、スパッタ法などにより200nm程度の薄膜を形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
続いて、高融点金属からなる駆動TFT26用のゲート電極15を形成する。ゲート電極15の材料としてはモリブデン、チタン、タングステン、タンタル、クロムやその合金を用いることができ、スパッタ法などにより200nm程度の薄膜を形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
続いて、ゲート電極14、ゲート電極15、および走査線12を覆うようにゲート絶縁膜16を形成する。ゲート絶縁膜16としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、タンタル酸化膜などを用いればよく、例えばプラズマCVD法により200nmの膜厚とすればよい。
続いて、ゲート絶縁膜16上にアモルファスシリコン膜17を形成する。アモルファスシリコン膜17はプラズマCVD法により80nmの膜厚で形成すればよい。
続いて、アモルファスシリコン膜17のうち、駆動TFT26用のゲート電極15の近傍の領域に対して微結晶シリコン膜18に変質させる。微結晶シリコン膜に変質させる方法としては、部分的に光または熱を加えればよい。光を照射したい部分にのみ開口部を有するシャドーマスクを重ね合わせ、ハロゲンランプやレーザー光を基板上全面に照射する方法や、光を照射したい部分にのみ選択的にレーザー光を照射する方法がある。アモルファスシリコン膜17を微結晶シリコン膜18に変質するには、アモルファスシリコン膜17が吸収する波長の光を入射して部分的に加熱してもよいし、アモルファスシリコン膜17の上に薄膜金属を形成し、その金属が吸収する波長の光を入射して光を熱に変換し、部分的に加熱してもよい。光が照射されたアモルファスシリコン膜17の近傍にはアルミニウムやアルミニウム合金などの低融点金属がないため、アモルファスシリコン膜17が微結晶シリコン膜18に変質する際も低融点金属のアブレーションなどによる破壊は生じない。このようにして、スイッチTFT25および駆動TFT26にそれぞれ適するチャネル層を安価に形成することができる。
続いて、スイッチTFT25用のゲート電極14の近傍にスイッチTFT25用のソース電極19およびドレイン電極20、駆動TFT用ゲート電極15の近傍に駆動TFT用のソース電極21およびドレイン電極22、信号線23、ならびに電源供給線24を形成する。信号線23はスイッチTFT25用のソース電極19と、電源供給線24は駆動TFT26用のソース電極21と接続されている。スイッチTFT25用のソース電極19およびドレイン電極20、駆動TFT26用のソース電極21およびドレイン電極22、信号線23、電源供給線24の材料としてはアルミニウムやモリブデン、タンタル、チタンなどの金属およびその積層膜などを用いればよく、膜厚300nmの金属薄膜をスパッタ法により成膜した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
このような方法により、スイッチTFT25、駆動TFT26を形成することができる。また、これと同時に、駆動TFT26用のゲート電極15と、スイッチTFT25用のドレイン電極20とがゲート絶縁膜16を介して平面的に重なり合った部分に補助容量27が形成される。補助容量27は、ディスプレイ駆動中に駆動TFT用ゲート電極15の電位が変動することによるダイオードの動作点シフトを防ぐことを目的としている。駆動TFT用ゲート電極15の電位変動はスイッチTFT25のリーク電流などにより生じるため、補助容量27の大きさとしては例えば0.1pFとすればよい。
次に、基板11やスイッチTFT25、駆動TFT26の全体を覆うようにパッシベーション膜28を形成する。パッシベーション膜28としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などを用いればよく、例えばプラズマCVD法により200nmの膜厚とすればよい。
次に、パッシベーション膜28のうち、駆動TFT用ドレイン電極22の上の部分にコンタクトホール29を形成し、さらに駆動TFT用ドレイン電極22とコンタクトするように有機EL素子のアノード電極30を形成する。アノード電極30としてはITO膜や、ITO/銀/ITO積層膜などで、膜厚は100nm程度とすればよい。続いて、アノード電極30の端部を覆うようにバンク31を環状に形成する。バンク31はポリイミドやアクリルなどの樹脂を用いればよく、感光性を有する材料をフォトリソグラフィにより膜厚0.2μm〜2μm程度で形成することができる。
さらに、正孔輸送層32、発光層33、電子輸送層34をバンク31で覆われた部分の内側に順次形成する。形成方法としてはマスク蒸着や、インクジェットによる印刷を用いることができる。正孔輸送層32としてはNPB(Napthylphenylbiphenyl)やTPD誘導体([{(Ph−Ph)N−Ph−}])などを、発光層33としてはジフェニルキノキサリン−イリジウム化合物などのIr錯体やAlq3(Tris−(8−hydroxyquinoline) aluminum)などを、電子輸送層34としてはAlq3などを用いればよいが、これに限らない。また、必要に応じて正孔注入層や電子注入層を形成してもよい。
さらに、正孔輸送層32や発光層33、電子輸送層34を覆うようにカソード電極35を形成する。カソード電極35としては、マグネシウム−銀等を用いればよい。さらに、全体を覆うように保護膜36を形成する。このようにして、有機EL素子37をそれぞれの画素ごとに形成できる。有機EL素子37をマトリクス状に配置することで、アクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELディスプレイを形成できる。
スイッチTFT25と駆動TFT26はほぼ同一のプロセスで形成できるため、製造方法の大幅な増加なく形成が可能である。また、走査線としては低抵抗配線を用いることができるため、配線遅延などによる画質劣化を生じることがない。さらには、駆動TFT26のチャネル層としては微結晶シリコン、スイッチTFT25のチャネル層としてはアモルファスシリコンを用いることができるため、駆動TFT26のチャネル幅とチャネル長をそれぞれ100μm、4μmとチャネル幅をアモルファスシリコンと比較して狭くすることができ、スイッチTFT25としてはオフ電流の小さいアモルファスTFTを用いることにより、画質劣化を生じることがない高品質なアクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELを形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストを安くすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による有機ELディスプレイを図4乃至図5を参照して説明する。本実施形態の有機ELディスプレイは、複数の画素がマトリクス状に配置され、各画素がTFTを含むアクティブマトリクス基板、すなわちアクティブマトリクス型のTFTアレイを備えている。本実施形態に係る画素の等価回路を図1に示し、アクティブマトリクス型のTFTアレイの画素の平面図を図4に示し、図4の切断線A−Aで切断した断面を図5に示す。
次に、本実施形態の有機ELディスプレイの製造方法を説明する。
まず、基板11の上に低抵抗金属からなる第1の走査線42、スイッチTFT25用の第1のゲート電極43を形成する。基板11には、例えばガラス基板を用いる。走査線42、スイッチTFT25用の第1のゲート電極43の材料としてはアルミニウムや銅、アルミニウムに微量にネオジウムなどの希土類金属を添加した合金を用いることができ、スパッタ法などにより200nm程度の薄膜を形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
続いて、高融点金属からなる第2の走査線44、スイッチTFT用の第2のゲート電極45、駆動TFT26用のゲート電極15を形成する。第2の走査線44、第2のゲート電極45、ゲート電極15の材料としてはモリブデン、チタン、タングステン、タンタル、クロムやその合金を用いることができ、スパッタ法などにより200nm程度の薄膜を形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。また、第2の走査線44は第1の走査線42を、スイッチTFT25用の第2のゲート電極45はスイッチTFT25用の第1のゲート電極43を覆うようにすることで、第1の走査線42、スイッチTFT用の第1のゲート電極43は露出しないようにする。
続いて、上記スイッチTFT用の第2のゲート電極45、駆動TFT用ゲート電極15および第2の走査線42上にゲート絶縁膜16を形成する。ゲート絶縁膜としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、タンタル酸化膜などを用いればよく、例えばプラズマCVD法により200nmの膜厚とすればよい。
続いて、ゲート絶縁膜16上にアモルファスシリコン膜17を形成する。アモルファスシリコン膜はプラズマCVD法により80nmの膜厚で形成すればよい。
続いて、アモルファスシリコン膜17のうち、駆動TFT26用のゲート電極15の近傍の領域に対して微結晶シリコン膜18に変質させる。微結晶シリコンに変質させる方法としては、部分的に光または熱を加えればよい。光を照射したい部分にのみ開口部を有するシャドーマスクを重ね合わせ、ハロゲンランプやレーザー光を基板上全面に照射する方法や、光を照射したい部分にのみ選択的にレーザー光を照射する方法がある。アモルファスシリコン膜17を微結晶シリコン膜18に変質するには、アモルファスシリコン膜17が吸収する波長の光を入射して部分的に加熱してもよいし、アモルファスシリコン膜17の上に薄膜金属を形成し、その金属が吸収する波長の光を入射して光を熱に変換し、部分的に加熱してもよい。光が照射されたアモルファスシリコン膜17の近傍にはアルミニウムやアルミニウム合金などの低融点金属がないため、アモルファスシリコン膜17が微結晶シリコン膜18に変質する際も低融点金属のアブレーションなどによる破壊は生じない。このようにして、スイッチTFT25および駆動TFT26にそれぞれ適するチャネル層を安価に形成することができる。
続いて、スイッチTFT25用のゲート電極14の近傍にスイッチTFT25用のソース電極19およびドレイン電極20、駆動TFT26用のゲート電極15の近傍に駆動TFT26用のソース電極21およびドレイン電極22、信号線23、ならびに電源供給線24を形成する。信号線23はスイッチTFT25用のソース電極19と、電源供給線24は駆動TFT26用のソース電極21と接続されている。スイッチTFT25用ソース電極19およびドレイン電極20、駆動TFT26用のソース電極21およびドレイン電極22、信号線23、ならびに電源供給線24の材料としてはアルミニウムやモリブデン、タンタル、チタンなどの金属およびその積層膜などを用いればよく、膜厚300nmの金属薄膜をスパッタ法により成膜した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
このような方法により、スイッチTFT25、駆動TFT26を形成することができる。また、これと同時に、駆動TFT26用のゲート電極15とスイッチTFT25用のドレイン電極20がゲート絶縁膜16を介して平面的に重なり合った部分に補助容量27が形成される。補助容量27は、ディスプレイ駆動中に駆動TFT用ゲート電極15の電位が変動することによるダイオードの動作点シフトを防ぐことを目的としている。駆動TFT用ゲート電極15の電位変動はスイッチTFT25のリーク電流などにより生じるため、補助容量の大きさとしては例えば0.1pFとすればよい。
次に、基板11やスイッチTFT25、駆動TFT26の全体を覆うようにパッシベーション膜28を形成する。パッシベーション膜28としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などを用いればよく、例えばプラズマCVD法により200nmの膜厚とすればよい。
次に、パッシベーション膜28のうち、駆動TFT26用のドレイン電極22の上の部分にコンタクトホール29を形成し、さらに駆動TFT26用のドレイン電極22とコンタクトするように有機EL素子37のアノード電極30を形成する。アノード電極30としてはITO膜や、ITO/銀/ITO積層膜などで、膜厚は100nm程度とすればよい。このようにして、アクティブマトリクス型のTFTアレイを形成している。
続いて、アノード電極30の端部を覆うようにバンク31を環状に形成する。バンク31はポリイミドやアクリルなどの樹脂を用いればよく、感光性を有する材料をフォトリソグラフィにより膜厚0.2μm〜2μm程度で形成することができる。
さらに、正孔輸送層32、発光層33、電子輸送層34をバンク31で覆われた部分の内側に順次形成する。形成方法としてはマスク蒸着や、インクジェットによる印刷を用いることができる。正孔輸送層32としてはNPB(Napthylphenylbiphenyl)やTPD誘導体([{(Ph−Ph)N−Ph−}])などを、発光層33としてはジフェニルキノキサリン−イリジウム化合物などのIr錯体やAlq3(Tris−(8−hydroxyquinoline) aluminum)などを、電子輸送層34としてはAlq3などを用いればよいが、これに限らない。また、必要に応じて正孔注入層や電子注入層を形成してもよい。
さらに、正孔輸送層32や発光層33、電子輸送層34を覆うようにカソード電極35を形成する。カソード電極35としては、マグネシウム−銀等を用いればよい。さらに、全体を覆うように保護膜36を形成する。このようにして、有機EL素子37をそれぞれの画素ごとに形成できる。有機EL素子37をマトリクス状に配置することで、アクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELディスプレイを形成できる。
スイッチTFT25と駆動TFT26はほぼ同一のプロセスで形成できるため、製造方法の大幅な増加なく形成が可能である。また、走査線としては低抵抗配線を用いることができるため、配線遅延などによる画質劣化を生じることがない。さらには、駆動TFT26のチャネル層としては微結晶シリコン、スイッチTFT25のチャネル層としてはアモルファスシリコンを用いることができるため、駆動TFT26のチャネル幅とチャネル長をそれぞれ100μm、4μmとチャネル幅をアモルファスシリコンと比較して狭くすることができ、スイッチTFT25としてはオフ電流の小さいアモルファスTFTを用いることにより、画質劣化を生じることがない高品質なアクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELを形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストを安くすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による有機ELディスプレイを図6乃至図7を参照して説明する。本実施形態の有機ELディスプレイは、複数の画素がマトリクス状に配置され、各画素がTFTを含むアクティブマトリクス基板、すなわちアクティブマトリクス型のTFTアレイを備えている。本実施形態に係る画素の等価回路を図1に示し、アクティブマトリクス型のTFTアレイの画素の平面図を図6に示し、図6の切断線A−Aで切断した断面を図7に示す。
まず、高融点金属からなる走査線12、スイッチTFT25用のゲート電極14、駆動TFT26用のゲート電極15を形成する。走査線12、ゲート電極14、15の材料としてはモリブデン、チタン、タングステン、タンタル、クロムやその合金を用いることができ、スパッタ法などにより200nm程度の薄膜を形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
続いて、上記スイッチTFT用ゲート電極14、駆動TFT用ゲート電極15および走査線12上にゲート絶縁膜16を形成する。ゲート絶縁膜としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、タンタル酸化膜などを用いればよく、例えばプラズマCVD法により200nmの膜厚とすればよい。
続いて、ゲート絶縁膜16上にアモルファスシリコン膜17を形成する。アモルファスシリコン膜はプラズマCVD法により80nmの膜厚で形成すればよい。
続いて、アモルファスシリコン膜17のうち、駆動TFT用ゲート電極15の近傍の領域に対して微結晶シリコン膜18に変質させる。微結晶シリコンに変質させる方法としては、部分的に光または熱を加えればよい。光を照射したい部分にのみ開口部を有するシャドーマスクを重ね合わせ、ハロゲンランプやレーザー光を基板上全面に照射する方法や、光を照射したい部分にのみ選択的にレーザー光を照射する方法がある。アモルファスシリコン膜17を微結晶シリコン膜18に変質するには、アモルファスシリコン膜17が吸収する波長の光を入射して部分的に加熱してもよいし、アモルファスシリコン膜17の上に薄膜金属を形成し、その金属が吸収する波長の光を入射して光を熱に変換し、部分的に加熱してもよい。
光が照射されたアモルファスシリコン膜17の近傍にある金属は高融点金属であるため、アモルファスシリコン膜17が微結晶シリコン膜18に変質する際も低融点金属のアブレーションなどによる破壊は生じない。
続いて、スイッチTFT用ゲート電極14の近傍にスイッチTFT用ソース電極19およびドレイン電極20、駆動TFT用ゲート電極15の近傍に駆動TFT用ソース電極21およびドレイン電極22、信号線23、ならびに電源供給線24を形成する。信号線23はスイッチTFT用ソース電極19と、電源供給線24は駆動TFT用ソース電極21と接続されている。スイッチTFT用ソース電極19およびドレイン電極20、駆動TFT用ソース電極21およびドレイン電極22、信号線23、ならびに電源供給線24の材料としてはアルミニウムやモリブデン、タンタル、チタンなどの金属およびその積層膜などを用いればよく、膜厚300nmの金属薄膜をスパッタ法により成膜した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法によりパターニングすればよい。
このような方法により、スイッチTFT25、駆動TFT26を形成することができる。また、これと同時に、駆動TFT26用のゲート電極15とスイッチTFT25用のドレイン電極20とがゲート絶縁膜16を介して平面的に重なり合った部分に補助容量27が形成される。補助容量27は、ディスプレイ駆動中に駆動TFT26用のゲート電極15の電位が変動することによるダイオードの動作点シフトを防ぐことを目的としている。駆動TFT26用のゲート電極15の電位変動はスイッチTFT25のリーク電流などにより生じるため、補助容量27の大きさとしては例えば0.1pFとすればよい。
次に、基板11やスイッチTFT25、駆動TFT26の全体を覆うようにパッシベーション膜28を形成する。パッシベーション膜28としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などを用いればよく、例えばプラズマCVD法により200nmの膜厚とすればよい。
次に、パッシベーション膜28のうち、駆動TFT用ドレイン電極22の上の部分にコンタクトホール29を形成し、さらに駆動TFT26用のドレイン電極22とコンタクトするように有機EL素子37のアノード電極30を形成する。アノード電極30としてはITO膜や、ITO/銀/ITO積層膜などで、膜厚は100nm程度とすればよい。続いて、アノード電極30の端部を覆うようにバンク31を環状に形成する。バンク31はポリイミドやアクリルなどの樹脂を用いればよく、感光性を有する材料をフォトリソグラフィにより膜厚0.2μm〜2μm程度で形成することができる。
さらに、正孔輸送層32、発光層33、電子輸送層34をバンク31で覆われた部分の内側に順次形成する。形成方法としてはマスク蒸着や、インクジェットによる印刷を用いることができる。正孔輸送層32としてはNPB(Napthylphenylbiphenyl)やTPD誘導体([{(Ph−Ph)N−Ph−}])などを、発光層33としてはジフェニルキノキサリン−イリジウム化合物などのIr錯体やAlq3(Tris−(8−hydroxyquinoline) aluminum)などを、電子輸送層34としてはAlq3などを用いればよいが、これに限らない。また、必要に応じて正孔注入層や電子注入層を形成してもよい。
さらに、正孔輸送層32や発光層33、電子輸送層34を覆うようにカソード電極35を形成する。カソード電極35としては、マグネシウム−銀等を用いればよい。さらに、全体を覆うように保護膜36を形成する。このようにして、有機EL素子37をそれぞれの画素ごとに形成できる。有機EL素子37をマトリクス状に配置することで、アクティブマトリクス型のTFTアレイを有する有機ELディスプレイを形成できる。
スイッチTFT25と駆動TFT26は同一のプロセスで形成できるため、製造方法の大幅な増加なく形成が可能である。また、駆動TFT26のチャネル層としては微結晶シリコン、スイッチTFT25のチャネル層としてはアモルファスシリコンを用いることができるため、駆動TFT26のチャネル幅とチャネル長をそれぞれ100μm、4μmとチャネル幅をアモルファスシリコンと比較して狭くすることができ、スイッチTFT25としてはオフ電流の小さいアモルファスTFTを用いることにより、画質劣化を生じることがない高品質なアクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELを形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストを安くすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態による有機ELディスプレイを図8に示す。本実施形態の有機ELディスプレイは、複数の電流プログラム型画素がマトリクス状に配置され、各画素がTFTを含むアクティブマトリクス基板、すなわちアクティブマトリクス型のTFTアレイを備えている。本実施形態に係る電流プログラム型画素の等価回路を図8に示す。
各画素は、スイッチTFT51と、駆動TFT52と、第1の制御用TFT53と、第2の制御用TFT54と、有機EL素子59と、補助容量60と、備えている。そして各画素には、配線としては走査線55、制御線56、信号線57、電源供給線58の4つが設けられている。
スイッチTFT51は、ゲートが走査線55に接続され、ソースが信号線57に接続され、ドレインが駆動TFT52のゲートに接続されている。駆動TFT52は、ソースが第1の制御用TFT53のドレインに接続され、ドレインが有機EL59のアノード電極に接続されている。なお、駆動TFT52のゲートとドレインは補助容量60を介して接続されている。第1の制御用TFT53は、ゲートが制御線56に接続され、ソースが電源供給線58に接続されている。第2の制御用TFT54は、ゲートが走査線55に接続され、ソースが信号線57に接続され、ドレインが駆動TFT52のソースに接続されている。
4つのTFTのうち、スイッチTFT51のゲート電極と、走査線55、制御線56の材料としてはアルミニウムや銅、アルミニウムに微量にネオジウムなどの希土類金属を添加した合金を用いる。また、駆動TFT52、第1の制御用TFT53、第2の制御用TFT54のゲート電極の材料としては、高融点金属であるモリブデン、チタン、タングステン、タンタル、クロムやその合金などを用いる。
また、スイッチTFT51のチャネル層としてはアモルファスシリコンを、駆動TFT52、第1の制御用TFT53、第2の制御用TFT54のチャネル層としては微結晶シリコンを用いる。
アクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELディスプレイの形成方法としては、第1実施形態や第2実施形態と同様の方法を用いればよい。
スイッチTFT51、駆動TFT52、第1の制御用TFT53、第2の制御用TFT54はほぼ同一のプロセスで形成できるため、製造方法の大幅な増加なく形成が可能である。また、走査線、制御線としては低抵抗配線を用いることができるため、配線遅延などによる画質劣化を生じることがない。高い駆動能力が必要な、駆動TFT52、第1の制御用TFT53、第2の制御用TFT54のチャネル層としては微結晶シリコンを、オフ電流が小さいことが必要なスイッチTFT51のチャネル層としてはアモルファスシリコンを用いることができる。このため、駆動TFT52、第1の制御用TFT53、第2の制御用TFT54のチャネル幅とチャネル長をそれぞれ100μm、4μmとチャネル幅をアモルファスシリコンと比較して狭くすることができる一方、スイッチTFT51としてはオフ電流の小さいアモルファスTFTを用いることにより、画質劣化を生じることがない高品質なアクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELを形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストを安くすることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態による有機ELディスプレイを図9に示す。本実施形態の有機ELディスプレイは、複数の電流プログラム型画素がマトリクス状に配置され、各画素がTFTを含むアクティブマトリクス基板、すなわちアクティブマトリクス型のTFTアレイを備えている。本実施形態に係る電流プログラム型画素の等価回路を図9に示す。
各画素は、スイッチTFT61と、駆動TFT62と、制御用TFT63と、有機EL素子69と、補助容量70と、備えている。そして各画素には、配線としては走査線65、制御線66、信号線67、電源供給線68の4つが設けられている。
スイッチTFT61は、ゲートが走査線65に接続され、ソースが信号線67に接続され、ドレインが駆動TFT62のゲートに接続されている。駆動TFT62は、ソースが電源供給線68に接続され、ドレインが有機EL69のアノード電極に接続されている。なお、駆動TFT62のゲートとドレインは補助容量70を介して接続されている。制御用TFT63は、ゲートが制御線66に接続され、ソースが電源供給線58に接続され、ドレインが駆動TFT62のゲートに接続されている。
3つのTFTのうち、スイッチTFT61のゲート電極と、走査線65、制御線66の材料としてはアルミニウムや銅、アルミニウムに微量にネオジウムなどの希土類金属を添加した合金を用いる。また、駆動TFT62、制御用TFT63のゲート電極の材料としては、高融点金属であるモリブデン、チタン、タングステン、タンタル、クロムやその合金などを用いる。
また、スイッチTFT61のチャネル層としてはアモルファスシリコンを、駆動TFT62、制御用TFT63のチャネル層としては微結晶シリコンを用いる。
アクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELディスプレイの形成方法としては、実施例1や実施例2と同様の方法を用いればよい。
スイッチTFT61、駆動TFT62、制御用TFT63はほぼ同一のプロセスで形成できるため、製造方法の大幅な増加なく形成が可能である。また、走査線、制御線としては低抵抗配線を用いることができるため、配線遅延などによる画質劣化を生じることがない。高い駆動能力が必要な、駆動TFT62、制御用TFT63のチャネル層としては微結晶シリコンを、オフ電流が小さいことが必要なスイッチTFT61のチャネル層としてはアモルファスシリコンを用いることができる。このため、駆動TFT62、制御用TFT63のチャネル幅とチャネル長をそれぞれ100μm、4μmとチャネル幅をアモルファスシリコンと比較して狭くすることができる一方、スイッチTFT61としてはオフ電流の小さいアモルファスTFTを用いることにより、画質劣化を生じることがない高品質なアクティブマトリクス型のTFTアレイを用いた有機ELを形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、高精細で輝度のばらつきが少なく、製造コストを安くすることができる。
第1実施形態による有機ELディスプレイの画素の等価回路図。 第1実施形態による有機ELディスプレイの画素の平面図。 第1実施形態による有機ELディスプレイの画素の断面図。 第2実施形態による有機ELディスプレイの画素の平面図。 第2実施形態による有機ELディスプレイの画素の断面図。 第3実施形態による有機ELディスプレイの画素の平面図。 第3実施形態による有機ELディスプレイの画素の断面図。 第4実施形態による有機ELディスプレイの等価回路図。 第5実施形態による有機ELディスプレイの等価回路図。
符号の説明
11 基板
12 走査線
14 スイッチTFT用のゲート電極
15 駆動TFT用のゲート電極
16 ゲート絶縁膜
17 アモルファスシリコン膜
18 微結晶シリコン膜
19 スイッチTFT用のソース電極
20 スイッチTFT用のドレイン電極
21 駆動TFT用のソース電極
22 駆動TFT用のドレイン電極
23 信号線
24 電源供給線
25 スイッチTFT
26 駆動TFT
27 補助容量
28 パッシベーション膜
29 コンタクトホール
30 アノード電極
31 バンク
32 正孔輸送層
33 発光層
34 電子輸送層
35 カソード電極
36 保護膜
37 有機EL素子
42 第1の走査線
43 スイッチTFT用の第1のゲート電極
44 第2の走査線
45 スイッチTFT用の第2のゲート電極
51 スイッチTFT
52 駆動TFT
53 第1の制御用TFT
54 第2の制御用TFT
55 走査線
56 制御線
57 信号線
58 電源供給線
59 有機EL素子
60 補助容量
61 スイッチTFT
62 駆動TFT
63 制御用TFT
65 走査線
66 制御線
67 信号線
68 電源供給線
69 有機EL素子
70 補助容量

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された複数の走査線と、
    前記基板上に前記複数の走査線と交差するように形成された複数の信号線と、
    前記基板上に形成された電源供給線と、
    複数の前記走査線と複数の前記信号線との各交差領域の近傍に設けられて前記基板上にマトリクス状に配置される複数の画素と、
    を備え、
    前記画素のそれぞれは、
    電流駆動素子と、
    前記電源供給線から供給される電流を前記電流駆動素子に供給し、チャネル層が微結晶シリコンである駆動TFTと、
    ゲートが対応する走査線に接続され、ソースが対応する信号線に接続され、ドレインが前記駆動TFTのゲートに接続され、チャネル層がアモルファスシリコンであるスイッチTFTと、
    を有することを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  2. 前記駆動TFTのゲート電極が高融点金属であり、前記スイッチTFTのゲート電極および前記走査線はAlまたはAl合金からなることを特徴とする請求項1記載のアクティブマトリクス基板。
  3. 前記駆動TFTのゲート電極が高融点金属であり、前記スイッチTFTのゲート電極および前記走査線はAlと高融点金属の積層、またはAl合金と高融点金属の積層からなることを特徴とする請求項1記載のアクティブマトリクス基板。
  4. 前記駆動TFTのゲート電極および前記スイッチTFTのゲート電極ならびに前記走査線は高融点金属からなることを特徴とする請求項1記載のアクティブマトリクス基板。
  5. 前記駆動TFTのゲート電極および前記スイッチTFTのゲート電極ならびに前記走査線はモリブデン−タングステン合金からなることを特徴とする請求項1記載のアクティブマトリクス基板。
  6. 前記電流駆動素子は有機EL素子であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のアクティブマトリクス基板を備えていることを特徴とする表示装置。
  8. 駆動TFT用の第1ゲート電極を形成する工程と、
    スイッチTFTの第2ゲート電極および走査線を形成する工程と、
    前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、および前記走査線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1および第2ゲート電極を覆う前記ゲート絶縁膜の領域上に第1および第2アモルファスシリコン層をそれぞれ形成する工程と、
    前記第1アモルファスシリコン層にレーザーを照射して微結晶化する工程と、
    を備えていることを特徴とするアクティブマトリクス基板の製造方法。
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