JP2009075141A - 撮像レンズ及びこれを備えたカメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載カメラに好適な撮像レンズを提供する。
【解決手段】撮像レンズ10は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負の第1レンズ11、像側の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さく、像側が凸面である正の第2レンズ12、開口絞り、物体側に平面を向けた平凸レンズもしくは曲率半径の絶対値が大きな面を物体側に向けた両凸レンズである第3レンズ13、及び正の合成パワーを有する第4レンズと第5レンズとの接合レンズからなる。第1レンズ11、第2レンズ12、第3レンズ13は、全てガラス球面レンズからなり、第2レンズ12と第4レンズ14は両凸レンズから構成される。
【選択図】図1
【解決手段】撮像レンズ10は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負の第1レンズ11、像側の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さく、像側が凸面である正の第2レンズ12、開口絞り、物体側に平面を向けた平凸レンズもしくは曲率半径の絶対値が大きな面を物体側に向けた両凸レンズである第3レンズ13、及び正の合成パワーを有する第4レンズと第5レンズとの接合レンズからなる。第1レンズ11、第2レンズ12、第3レンズ13は、全てガラス球面レンズからなり、第2レンズ12と第4レンズ14は両凸レンズから構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載カメラ、監視カメラ、携帯電話機用カメラ等に好適であり、固体撮像素子に光学像を形成するための撮像レンズ及びこれを備えたカメラ装置に関する。
自動車の周囲を撮像し、モニタ画像を用いて自動車の周囲の状況をドライバーに示すための車載カメラが知られている(例えば特許文献1参照)。車載カメラには、例えばドライバーの死角範囲を撮像して運転操作を支援するために車外に設けられる車外カメラと、交通事故等が発生した時の状況を記録するためにドライバーと同じ視野を撮像する車内カメラとがある。近年では、固体撮像素子の高性能化と低価格化に伴い、車載カメラを備えた自動車が一般的になりつつある。
従来では、監視カメラ用の撮像レンズとして、例えば特許文献2及び3に記載の撮像レンズが知られている。特許文献2に記載の撮像レンズは、Fナンバーが1.4と明るく、80度以上の画角を達成している。特許文献3に記載の撮像レンズは、Fナンバーが2.4と比較的明るく、半画角で60度以上の広画角を達成している。また、これらに類似する撮像レンズとして、特許文献4及び5に記載のものが知られている。
特開2006−168683号公報
特開平1−265216号公報
特開2004−145256号公報
特開2004−61763号公報
特開2004−354888号公報
しかしながら、特許文献2に記載の撮像レンズは、像面湾曲が大きいという欠点がある。また、特許文献3に記載の撮像レンズは、ディストーションが大きく、撮像された画像をモニタに表示するためには画像処理が必要となり、周辺部の画質が劣化する欠点がある。特許文献4及び5に記載の撮像レンズは、内視鏡用の撮像レンズであり、車載カメラや監視カメラとして使用するにはFナンバーが3.5以上という暗さが欠点である。さらに、車載カメラ用の撮像レンズには、車外用の場合、表面が劣化しにくい耐候性が求められ、車内用の場合、夏場の車内温度の上昇に伴う熱膨張に耐えうる耐熱膨張性が求められるという事情がある。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、良好な光学性能を保ち、小型で軽量、安価な撮像レンズ及びこれを備えたカメラ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像レンズは、物体側から順に、像側に凹面を向けた負の第1レンズ、像側の曲率半径の絶対値が物体側と同じ又は物体側よりも小さく、像側が凸面である正の第2レンズ、開口絞り、物体側に平面を向けた平凸レンズもしくは曲率半径の絶対値が大きな面を物体側に向けた両凸レンズである第3レンズ、及び正の合成パワーを有する第4レンズと第5レンズとの接合レンズからなることを特徴とする。
また、第2レンズが両凸レンズであることを特徴とし、像面湾曲を良好に補正している。また、第4レンズが両凸レンズであることを特徴とし、色収差を良好に補正している。なお、第3レンズを両凸レンズとすることで、像面湾曲をさらに良好に補正することが可能である。
また、全系の焦点距離をF、第3レンズの焦点距離をF3、第1レンズと第2レンズの空気間隔をD2としたとき、下記条件式を満足することを特徴とする。
(1) 1<F3/F<4
(2) 0.1<D2/F<2
(1) 1<F3/F<4
(2) 0.1<D2/F<2
条件式(1)の下限を超えると、コマ収差が発生して良好な像が得られなくなる。また、条件式(1)の上限を超えると、レンズ最終面からセンサ面(像面)までの距離が短くなり、撮像レンズに必要な赤外カットフィルタ、カバーガラス、ローパスフィルタ等の各種平面板を設けることが困難になる。条件式(2)の下限を超えると、第1レンズと第2レンズが近接しすぎる、又は広角化が困難になる。条件式(2)の上限を超えると、第1レンズが大型化する問題が生じる。なお、バックフォーカスが十分に長く、コマ収差を良好に補正するためには、
1.5<F3/F<3.5
を満足することが好ましく、さらにコマ収差の影響を小さくするためには、
2.0<F3/F<3.0
を満足することが好ましい。また、広画角を保ち、小型化を図るためには、
0.3<D2/F<1.5
を満足することが好ましい。
1.5<F3/F<3.5
を満足することが好ましく、さらにコマ収差の影響を小さくするためには、
2.0<F3/F<3.0
を満足することが好ましい。また、広画角を保ち、小型化を図るためには、
0.3<D2/F<1.5
を満足することが好ましい。
また、第2レンズの像側の面から開口絞りまでの間隔をD4、開口絞りから第3レンズの物体側の面までの距離をD5、第4レンズと第5レンズのd線に対する屈折率をそれぞれN4、N5とするとき、下記条件式を満足することを特徴とする。
(3)1<D4/D5
(4)0.05<|N4−N5|<0.40
(3)1<D4/D5
(4)0.05<|N4−N5|<0.40
条件式(3)の範囲を外れると、第3レンズに入射する光束の径が大きくなり、第3レンズ〜第5レンズの径が大きくなる。これは、狭いスペースに組み込む必要のある撮像レンズでは、長さ方向と径方向が大型化していまい不適切である。条件式(4)の下限を超えると、色収差の補正のために接合面の曲率がきつくなり、加工が困難になる。また、条件式(4)の上限を超えると、高価なガラスを使用しなければならず安価にレンズを作製することが困難となる。なお、径方向の小型化のためには、
2.4<D4/D5
を満足することが好ましい。また、色収差を良好に補正するためには、
0.2<|N4−N5|<0.40
を満足することが好ましい。
2.4<D4/D5
を満足することが好ましい。また、色収差を良好に補正するためには、
0.2<|N4−N5|<0.40
を満足することが好ましい。
また、第1レンズから第5レンズの材質の線膨張係数が12×10−6[1/K]以下であることを特徴とし、夏場の自動車内のように高温に達する環境下で使用される車載カメラに好適な撮像レンズを得ることができる。なお、好ましくは、線膨張係数が11×10−6[1/K]、さらに好ましくは10.5×10−6[1/K]とすることで、レンズの熱膨張に起因する性能劣化を抑えることができる。
本発明のカメラ装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の撮像レンズと、この撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を備えたことを特徴とし、耐候性、耐熱膨張性を要求される車載カメラ等に好適なものである。
本発明によれば、Fナンバーが2.0と明るく、像面湾曲が良好に補正され、半画角が40度以上の広画角が得られる高性能な撮像レンズを得ることができる。また、耐候性、耐熱膨張性に優れ、厳しい環境で使用される車載カメラ、監視カメラ等に好適な撮像レンズを実現することができる。
図26において、自動車1には、その助手席側の側面の死角範囲を撮像するための車外カメラ2と、自動車1の後側の死角範囲を撮像するための車外カメラ3と、ルームミラーの背面に取付けられ、ドライバーと同じ視野範囲を撮影するための車内カメラ4とを備えている。車外カメラ2と車外カメラ3と車内カメラ4は、撮像レンズ10と、撮像レンズ10により形成される光学像を画像信号に変換する固体撮像素子17を備えている(図1参照)。車外カメラ2と車外カメラ3と車内カメラ4の撮像レンズ10は、風雨による表面劣化、直射日光による温度変化、さらには油脂、洗剤等の化学薬品に強い材質が用いられている。以下に、撮像レンズ10の実施例について説明する。
(実施例1)
図1及び図2において、撮像レンズ10は、物体側から順に第1レンズ11と、第2レンズ12と、第3レンズ13と、第4レンズ14と、第5レンズ15とを備えている。第1レンズ11〜第5レンズ15は、全てガラス球面レンズである。第1レンズ11は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第1レンズ11の像側の凹面の外側の領域には、遮光膜11aが設けられている。遮光膜11aは、有効径外からの光が入ることを防ぎ、像面上でゴーストが発生することを防ぐ。なお、遮光膜11aは、第1レンズ11の有効径の外側に設けられた不透明な塗料層であるが、第1レンズ11の後面に不透明な板材を設けてもよい。また、遮光膜11aは、第1レンズ11の後に設けることに限られず、場合に応じて他のレンズの間に設けてもよい。
図1及び図2において、撮像レンズ10は、物体側から順に第1レンズ11と、第2レンズ12と、第3レンズ13と、第4レンズ14と、第5レンズ15とを備えている。第1レンズ11〜第5レンズ15は、全てガラス球面レンズである。第1レンズ11は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第1レンズ11の像側の凹面の外側の領域には、遮光膜11aが設けられている。遮光膜11aは、有効径外からの光が入ることを防ぎ、像面上でゴーストが発生することを防ぐ。なお、遮光膜11aは、第1レンズ11の有効径の外側に設けられた不透明な塗料層であるが、第1レンズ11の後面に不透明な板材を設けてもよい。また、遮光膜11aは、第1レンズ11の後に設けることに限られず、場合に応じて他のレンズの間に設けてもよい。
第2レンズ12は、物体側と像側にそれぞれ凸面を有する両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ12と第3レンズ13の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ13は、物体側と像側にそれぞれ凸面を有する両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。
第4レンズ14は、物体側と像側にそれぞれ凸面を有する両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ15は、物体側と像側にそれぞれ凹面を有する両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ14と第5レンズ15は互いに接合されている。第4レンズ14と第5レンズ15の合成パワーは正である。
第5レンズ15と像面との間には平行平面板PPが設けられている。なお、像面には、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子17の受光面が位置する。平行平面板PPは、固体撮像素子17のカバーガラス又は赤外カットフィルタ等のフィルタ類を1つの平行平面板として換算したものである。以下の表1に撮像レンズ10のレンズデータを示し、表2に第1レンズ11〜第5レンズ15の−30℃〜60℃の範囲の線膨張係数と100℃〜300度の範囲の線膨張係数を示す。また、図3に撮像レンズ10の収差図を示す。この図3において、球面収差及び倍率色収差については、破線でF線(486.13nm)の収差を、実線でe線(546.07nm)の収差を、二点鎖線でC線(656.27nm)の収差を示す。また、非点収差については、破線でタンジェンシャルの非点収差を、実線でサジタルの非点収差を示す。なお、後述する他の実施例の収差図についても同様とする。
なお、表中のRはレンズ要素及び平行平面板の曲率半径を表し、Dは面間隔又は空気間隔を表す。Ndは、d線(波長587.56nm)に対する屈折率を表し、νdはd線を基準としたアッベ数を表す。これは、以下に説明する他の実施例についても同様である。
撮像レンズ10は、全系の焦点距離をF、第3レンズ13の焦点距離をF3とした時に、F=3.251mm、F3=7.605mm、F3/F=2.339であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ11と第2レンズ12との空気間隔D2から、D2/F=1.138であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ12の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ13までの間隔D5から、D4/D5=25であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ14と第5レンズ15のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ11〜第5レンズ15の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ11と第2レンズ12との空気間隔D2から、D2/F=1.138であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ12の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ13までの間隔D5から、D4/D5=25であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ14と第5レンズ15のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ11〜第5レンズ15の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例2)
図4において、撮像レンズ20は、物体側から順に第1レンズ21と、第2レンズ22と、第3レンズ23と、第4レンズ24と、第5レンズ25とを備えている。第1レンズ21は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ22は、物体側と像側にそれぞれ凸面を有する両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ22と第3レンズ23の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ23は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ24は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ25は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ24と第5レンズ25は互いに接合されており、第4レンズ24と第5レンズ25の合成パワーは正である。以下の表3に撮像レンズ20のレンズデータを示し、表4に第1レンズ21〜第5レンズ25の線膨張係数を示す。また、図5に撮像レンズ20の収差図を示す。
図4において、撮像レンズ20は、物体側から順に第1レンズ21と、第2レンズ22と、第3レンズ23と、第4レンズ24と、第5レンズ25とを備えている。第1レンズ21は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ22は、物体側と像側にそれぞれ凸面を有する両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ22と第3レンズ23の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ23は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ24は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ25は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ24と第5レンズ25は互いに接合されており、第4レンズ24と第5レンズ25の合成パワーは正である。以下の表3に撮像レンズ20のレンズデータを示し、表4に第1レンズ21〜第5レンズ25の線膨張係数を示す。また、図5に撮像レンズ20の収差図を示す。
撮像レンズ20は、全系の焦点距離をF、第3レンズ23の焦点距離をF3とした時に、F=3.077mm、F3=8.087mm、F3/F=2.629であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ21と第2レンズ22との空気間隔D2から、D2/F=0.978であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ22の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ23までの間隔D5から、D4/D5=32.7であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ24と第5レンズ25のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ21〜第5レンズ25の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ21と第2レンズ22との空気間隔D2から、D2/F=0.978であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ22の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ23までの間隔D5から、D4/D5=32.7であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ24と第5レンズ25のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ21〜第5レンズ25の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例3)
図6において、撮像レンズ30は、物体側から順に第1レンズ31〜第5レンズ35を備えている。第1レンズ31は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ32は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ32と第3レンズ33の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ33は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ34は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側と同じである。第5レンズ35は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ34と第5レンズ35は互いに接合されており、第4レンズ34と第5レンズ35の合成パワーは正である。以下の表5に撮像レンズ30のレンズデータを示し、表6に第1レンズ31〜第5レンズ35の線膨張係数を示す。図7に撮像レンズ30の収差図を示す。
図6において、撮像レンズ30は、物体側から順に第1レンズ31〜第5レンズ35を備えている。第1レンズ31は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ32は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ32と第3レンズ33の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ33は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ34は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側と同じである。第5レンズ35は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ34と第5レンズ35は互いに接合されており、第4レンズ34と第5レンズ35の合成パワーは正である。以下の表5に撮像レンズ30のレンズデータを示し、表6に第1レンズ31〜第5レンズ35の線膨張係数を示す。図7に撮像レンズ30の収差図を示す。
撮像レンズ30は、全系の焦点距離をF、第3レンズ33の焦点距離をF3とした時に、F=3.123mm、F3=7.692mm、F3/F=2.463であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ31と第2レンズ32との空気間隔D2から、D2/F=0.831であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ32の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ33までの間隔D5から、D4/D5=34.046であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ34と第5レンズ35のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ31〜第5レンズ35の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ31と第2レンズ32との空気間隔D2から、D2/F=0.831であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ32の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ33までの間隔D5から、D4/D5=34.046であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ34と第5レンズ35のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ31〜第5レンズ35の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例4)
図8において、撮像レンズ40は、物体側から順に第1レンズ41〜第5レンズ45を備えている。第1レンズ41は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ42は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ42と第3レンズ43の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ43は、物体側が平面、像側が凸面の平凸形状である。第4レンズ44は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ45は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ44と第5レンズ45は互いに接合されており、第4レンズ44と第5レンズ45の合成パワーは正である。以下の表7に撮像レンズ40のレンズデータを示し、表8に第1レンズ41〜第5レンズ45の線膨張係数を示す。図9に撮像レンズ40の収差図を示す。
図8において、撮像レンズ40は、物体側から順に第1レンズ41〜第5レンズ45を備えている。第1レンズ41は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ42は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ42と第3レンズ43の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ43は、物体側が平面、像側が凸面の平凸形状である。第4レンズ44は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ45は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ44と第5レンズ45は互いに接合されており、第4レンズ44と第5レンズ45の合成パワーは正である。以下の表7に撮像レンズ40のレンズデータを示し、表8に第1レンズ41〜第5レンズ45の線膨張係数を示す。図9に撮像レンズ40の収差図を示す。
撮像レンズ40は、全系の焦点距離をF、第3レンズ43の焦点距離をF3とした時に、F=3.130mm、F3=9.362mm、F3/F=2.991であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ41と第2レンズ42との空気間隔D2から、D2/F=1.083であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ42の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ43までの間隔D5から、D4/D5=25.5であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ44と第5レンズ45のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ41〜第5レンズ45の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ41と第2レンズ42との空気間隔D2から、D2/F=1.083であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ42の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ43までの間隔D5から、D4/D5=25.5であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ44と第5レンズ45のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ41〜第5レンズ45の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例5)
図10において、撮像レンズ50は、物体側から順に第1レンズ51〜第5レンズ55を備えている。第1レンズ51は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ52は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値と物体側の凸面の曲率半径の絶対値が等しい。第2レンズ52と第3レンズ53の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ53は、物体側に平面、像側に凸面を向けた平凸形状である。第4レンズ54は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ55は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ54と第5レンズ55は互いに接合されており、第4レンズ54と第5レンズ55の合成パワーは正である。以下の表9に撮像レンズ50のレンズデータを示し、表10に第1レンズ51〜第5レンズ55の線膨張係数を示す。図11に撮像レンズ50の収差図を示す。
図10において、撮像レンズ50は、物体側から順に第1レンズ51〜第5レンズ55を備えている。第1レンズ51は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ52は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値と物体側の凸面の曲率半径の絶対値が等しい。第2レンズ52と第3レンズ53の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ53は、物体側に平面、像側に凸面を向けた平凸形状である。第4レンズ54は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ55は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ54と第5レンズ55は互いに接合されており、第4レンズ54と第5レンズ55の合成パワーは正である。以下の表9に撮像レンズ50のレンズデータを示し、表10に第1レンズ51〜第5レンズ55の線膨張係数を示す。図11に撮像レンズ50の収差図を示す。
撮像レンズ50は、全系の焦点距離をF、第3レンズ53の焦点距離をF3とした時に、F=3.288mm、F3=9.158mm、F3/F=2.785であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ51と第2レンズ52との空気間隔D2から、D2/F=1.052であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ52の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ53までの間隔D5から、D4/D5=25.4であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ54と第5レンズ55のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ51〜第5レンズ55の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ51と第2レンズ52との空気間隔D2から、D2/F=1.052であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ52の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ53までの間隔D5から、D4/D5=25.4であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ54と第5レンズ55のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ51〜第5レンズ55の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例6)
図12において、撮像レンズ60は、物体側から順に第1レンズ61〜第5レンズ65を備えている。第1レンズ61は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ62は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ62と第3レンズ63の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ63は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ64は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ65は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ64と第5レンズ65は互いに接合されており、第4レンズ64と第5レンズ65の合成パワーは正である。以下の表11に撮像レンズ60のレンズデータを示し、表12に第1レンズ61〜第5レンズ65の線膨張係数を示す。図13に撮像レンズ60の収差図を示す。
図12において、撮像レンズ60は、物体側から順に第1レンズ61〜第5レンズ65を備えている。第1レンズ61は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ62は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ62と第3レンズ63の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ63は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ64は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ65は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ64と第5レンズ65は互いに接合されており、第4レンズ64と第5レンズ65の合成パワーは正である。以下の表11に撮像レンズ60のレンズデータを示し、表12に第1レンズ61〜第5レンズ65の線膨張係数を示す。図13に撮像レンズ60の収差図を示す。
撮像レンズ60は、全系の焦点距離をF、第3レンズ63の焦点距離をF3とした時に、F=3.352mm、F3=6.892mm、F3/F=2.056であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ61と第2レンズ62との空気間隔D2から、D2/F=0.492であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ62の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ63までの間隔D5から、D4/D5=11.467であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ64と第5レンズ65のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ61〜第5レンズ65の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ61と第2レンズ62との空気間隔D2から、D2/F=0.492であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ62の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ63までの間隔D5から、D4/D5=11.467であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ64と第5レンズ65のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ61〜第5レンズ65の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例7)
図14において、撮像レンズ70は、物体側から順に第1レンズ71〜第5レンズ75を備えている。第1レンズ71は、物体側が平面、像側に凹面を有する平凹形状の負レンズである。第2レンズ72は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ72と第3レンズ73の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ73は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の曲率半径の絶対値が物体側より小さい。第4レンズ74は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ75は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ74と第5レンズ75は互いに接合されており、第4レンズ74と第5レンズ75の合成パワーは正である。以下の表13に撮像レンズ70のレンズデータを示し、表14に第1レンズ71〜第5レンズ75の線膨張係数を示す。図15に撮像レンズ70の収差図を示す。
図14において、撮像レンズ70は、物体側から順に第1レンズ71〜第5レンズ75を備えている。第1レンズ71は、物体側が平面、像側に凹面を有する平凹形状の負レンズである。第2レンズ72は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ72と第3レンズ73の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ73は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の曲率半径の絶対値が物体側より小さい。第4レンズ74は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ75は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ74と第5レンズ75は互いに接合されており、第4レンズ74と第5レンズ75の合成パワーは正である。以下の表13に撮像レンズ70のレンズデータを示し、表14に第1レンズ71〜第5レンズ75の線膨張係数を示す。図15に撮像レンズ70の収差図を示す。
撮像レンズ70は、全系の焦点距離をF、第3レンズ73の焦点距離をF3とした時に、F=3.234mm、F3=7.008mm、F3/F=2.167であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ71と第2レンズ72との空気間隔D2から、D2/F=0.513であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ72の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ73までの間隔D5から、D4/D5=34.7であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ74と第5レンズ75のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ71〜第5レンズ75の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ71と第2レンズ72との空気間隔D2から、D2/F=0.513であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ72の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ73までの間隔D5から、D4/D5=34.7であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ74と第5レンズ75のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ71〜第5レンズ75の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例8)
図16において、撮像レンズ80は、物体側から順に第1レンズ81〜第5レンズ85を備えている。第1レンズ81は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ82は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ82と第3レンズ83の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ83は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の曲率半径の絶対値が物体側より小さい。第4レンズ84は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ85は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ84と第5レンズ85は互いに接合されており、第4レンズ84と第5レンズ85の合成パワーは正である。以下の表15に撮像レンズ80のレンズデータを示し、表16に第1レンズ81〜第5レンズ85の線膨張係数を示す。図17に撮像レンズ80の収差図を示す。
図16において、撮像レンズ80は、物体側から順に第1レンズ81〜第5レンズ85を備えている。第1レンズ81は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ82は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ82と第3レンズ83の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ83は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の曲率半径の絶対値が物体側より小さい。第4レンズ84は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ85は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ84と第5レンズ85は互いに接合されており、第4レンズ84と第5レンズ85の合成パワーは正である。以下の表15に撮像レンズ80のレンズデータを示し、表16に第1レンズ81〜第5レンズ85の線膨張係数を示す。図17に撮像レンズ80の収差図を示す。
撮像レンズ80は、全系の焦点距離をF、第3レンズ83の焦点距離をF3とした時に、F=3.359mm、F3=6.548mm、F3/F=1.950であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ81と第2レンズ82との空気間隔D2から、D2/F=0.298であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ82の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ83までの間隔D5から、D4/D5=39.1であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ84と第5レンズ85のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ81〜第5レンズ85の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ81と第2レンズ82との空気間隔D2から、D2/F=0.298であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ82の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ83までの間隔D5から、D4/D5=39.1であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ84と第5レンズ85のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ81〜第5レンズ85の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例9)
図18において、撮像レンズ90は、物体側から順に第1レンズ91〜第5レンズ95を備えている。第1レンズ91は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ92は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ92と第3レンズ93の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ93は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の曲率半径の絶対値が物体側より小さい。第4レンズ94は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ95は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ94と第5レンズ95は互いに接合されており、第4レンズ94と第5レンズ95の合成パワーは正である。以下の表17に撮像レンズ90のレンズデータを示し、表18に第1レンズ91〜第5レンズ95の線膨張係数を示す。図19に撮像レンズ90の収差図を示す。
図18において、撮像レンズ90は、物体側から順に第1レンズ91〜第5レンズ95を備えている。第1レンズ91は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ92は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ92と第3レンズ93の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ93は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の曲率半径の絶対値が物体側より小さい。第4レンズ94は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ95は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ94と第5レンズ95は互いに接合されており、第4レンズ94と第5レンズ95の合成パワーは正である。以下の表17に撮像レンズ90のレンズデータを示し、表18に第1レンズ91〜第5レンズ95の線膨張係数を示す。図19に撮像レンズ90の収差図を示す。
撮像レンズ90は、全系の焦点距離をF、第3レンズ93の焦点距離をF3とした時に、F=3.389mm、F3=6.871mm、F3/F=2.028であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ91と第2レンズ92との空気間隔D2から、D2/F=0.605であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ92の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ93までの間隔D5から、D4/D5=2.446であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ94と第5レンズ95のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ91〜第5レンズ95の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ91と第2レンズ92との空気間隔D2から、D2/F=0.605であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ92の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ93までの間隔D5から、D4/D5=2.446であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ94と第5レンズ95のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ91〜第5レンズ95の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例10)
図20において、撮像レンズ100は、物体側から順に第1レンズ101〜第5レンズ105を備えている。第1レンズ101は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ102は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ102と第3レンズ103の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ103は、物体側が平面であり、像側に凸面を向けた平凸形状である。第4レンズ104は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ105は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ104と第5レンズ105は互いに接合されており、第4レンズ104と第5レンズ105の合成パワーは正である。以下の表19に撮像レンズ100のレンズデータを示し、表20に第1レンズ101〜第5レンズ105の線膨張係数を示す。図21に撮像レンズ100の収差図を示す。
図20において、撮像レンズ100は、物体側から順に第1レンズ101〜第5レンズ105を備えている。第1レンズ101は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ102は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ102と第3レンズ103の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ103は、物体側が平面であり、像側に凸面を向けた平凸形状である。第4レンズ104は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ105は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ104と第5レンズ105は互いに接合されており、第4レンズ104と第5レンズ105の合成パワーは正である。以下の表19に撮像レンズ100のレンズデータを示し、表20に第1レンズ101〜第5レンズ105の線膨張係数を示す。図21に撮像レンズ100の収差図を示す。
撮像レンズ100は、全系の焦点距離をF、第3レンズ103の焦点距離をF3とした時に、F=3.263mm、F3=7.430mm、F3/F=2.277であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ101と第2レンズ102との空気間隔D2から、D2/F=0.558であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ102の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ103までの間隔D5から、D4/D5=35.4であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ104と第5レンズ105のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.074であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ101〜第5レンズ105の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ101と第2レンズ102との空気間隔D2から、D2/F=0.558であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ102の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ103までの間隔D5から、D4/D5=35.4であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ104と第5レンズ105のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.074であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ101〜第5レンズ105の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例11)
図22において、撮像レンズ110は、物体側から順に第1レンズ111〜第5レンズ115を備えている。第1レンズ111は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ112は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ112と第3レンズ113の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ113は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ114は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ115は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ114と第5レンズ115は互いに接合されており、第4レンズ114と第5レンズ115の合成パワーは正である。以下の表21に撮像レンズ110のレンズデータを示し、表22に第1レンズ111〜第5レンズ115の線膨張係数を示す。図23に撮像レンズ110の収差図を示す。
図22において、撮像レンズ110は、物体側から順に第1レンズ111〜第5レンズ115を備えている。第1レンズ111は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ112は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第2レンズ112と第3レンズ113の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ113は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ114は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ115は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ114と第5レンズ115は互いに接合されており、第4レンズ114と第5レンズ115の合成パワーは正である。以下の表21に撮像レンズ110のレンズデータを示し、表22に第1レンズ111〜第5レンズ115の線膨張係数を示す。図23に撮像レンズ110の収差図を示す。
撮像レンズ110は、全系の焦点距離をF、第3レンズ113の焦点距離をF3とした時に、F=3.142mm、F3=8.124mm、F3/F=2.585であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ111と第2レンズ112との空気間隔D2から、D2/F=1.442であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ112の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ113までの間隔D5から、D4/D5=22.6であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ114と第5レンズ115のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.224であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ111〜第5レンズ115の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ111と第2レンズ112との空気間隔D2から、D2/F=1.442であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ112の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ113までの間隔D5から、D4/D5=22.6であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ114と第5レンズ115のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.224であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ111〜第5レンズ115の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
(実施例12)
図24において、撮像レンズ120は、物体側から順に第1レンズ121〜第5レンズ125を備えている。第1レンズ121は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ122は、物体側に凹面、像側に凸面を有する正メニスカス形状である。第2レンズ122と第3レンズ123の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ123は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ124は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ125は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ124と第5レンズ125は互いに接合されており、第4レンズ124と第5レンズ125の合成パワーは正である。以下の表23に撮像レンズ120のレンズデータを示し、表24に第1レンズ121〜第5レンズ125の線膨張係数を示す。図25に撮像レンズ120の収差図を示す。
図24において、撮像レンズ120は、物体側から順に第1レンズ121〜第5レンズ125を備えている。第1レンズ121は、物体側に凸面、像側に凹面を向けた負メニスカス形状である。第2レンズ122は、物体側に凹面、像側に凸面を有する正メニスカス形状である。第2レンズ122と第3レンズ123の間には、開口絞りSTが設けられている。第3レンズ123は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第4レンズ124は、物体側と像側にそれぞれ凸面を向けた両凸形状であり、像側の凸面の曲率半径の絶対値が物体側よりも小さい。第5レンズ125は、物体側と像側にそれぞれ凹面を向けた両凹形状であり、物体側の凹面の曲率半径の絶対値が像側よりも小さい。第4レンズ124と第5レンズ125は互いに接合されており、第4レンズ124と第5レンズ125の合成パワーは正である。以下の表23に撮像レンズ120のレンズデータを示し、表24に第1レンズ121〜第5レンズ125の線膨張係数を示す。図25に撮像レンズ120の収差図を示す。
撮像レンズ120は、全系の焦点距離をF、第3レンズ123の焦点距離をF3とした時に、F=3.258mm、F3=6.394mm、F3/F=1.963であり、
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ121と第2レンズ122との空気間隔D2から、D2/F=1.089であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ122の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ123までの間隔D5から、D4/D5=26.0であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ124と第5レンズ125のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ121〜第5レンズ125の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
1<F3/F<4 (1)
を満たす。第1レンズ121と第2レンズ122との空気間隔D2から、D2/F=1.089であり、
0.1<D2/F<2 (2)
を満たしている。第2レンズ122の像側の面から開口絞りSTまでの間隔D4、開口絞りSTから第3レンズ123までの間隔D5から、D4/D5=26.0であり、
1<D4/D5 (3)
を満たす。第4レンズ124と第5レンズ125のd線に対する屈折率N4、N5から、|N4−N5|=0.264であり、
0.05<|N4−N5|<0.40 (4)
を満たす。また、第1レンズ121〜第5レンズ125の線膨張係数は、いずれも12×10−6[1/K]以下である。
なお、上記実施例は、レンズ要素が全てガラス球面レンズにより構成されているが、ガラス非球面レンズ、プラスチック非球面レンズを用いることで、良好に収差を補正することが可能になる。ガラス非球面レンズを使用すれば、車載カメラに要求される耐候性と耐熱膨張性に優れた高性能な撮像レンズを実現できる。特に全てのレンズ要素をプラスチックから構成することで製造コストの削減を図ることができ、車載用カメラのみならず、携帯電話機用カメラ、監視カメラ、内視鏡等のカメラ装置に好適な収差が良好に補正された撮像レンズを得ることができる。
車載カメラは、風雨や直射日光に晒される厳しい環境下で使用されるため、耐水性、耐酸性等の耐候性に優れ、さらには油脂、洗剤等の化学薬品に強いことが求められる。特に車載カメラでは、最も物体側の第1レンズに耐水性及び耐酸性に優れた材料を用いるとよい。具体的には、日本光学硝子工業学会規格に基づく粉末法耐水性が1級から3級、粉末法耐酸性が1級から4級であることが望ましい。さらには、粉末法耐水性、粉末法耐酸性がともに2級以上であることが望ましい。
10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,110,120 撮像レンズ
11,21,31,41,51,61,71,81,91,101,111,121 第1レンズ
12,22,32,42,52,62,72,82,92,102,112,122 第2レンズ
13,23,33,43,53,63,73,83,93,103,113,123 第3レンズ
14,24,34,44,54,64,74,84,94,104,114,124 第4レンズ
15,25,35,45,55,65,75,85,95,105,115,125 第5レンズ
11,21,31,41,51,61,71,81,91,101,111,121 第1レンズ
12,22,32,42,52,62,72,82,92,102,112,122 第2レンズ
13,23,33,43,53,63,73,83,93,103,113,123 第3レンズ
14,24,34,44,54,64,74,84,94,104,114,124 第4レンズ
15,25,35,45,55,65,75,85,95,105,115,125 第5レンズ
Claims (7)
- 物体側から順に、像側に凹面を向けた負の第1レンズ、像側の曲率半径の絶対値が物体側と同じ又は物体側よりも小さく、像側が凸面である正の第2レンズ、開口絞り、物体側に平面を向けた平凸レンズもしくは曲率半径の絶対値が大きな面を物体側に向けた両凸レンズである第3レンズ、及び正の合成パワーを有する第4レンズと第5レンズとの接合レンズからなることを特徴とする撮像レンズ。
- 前記第2レンズが両凸レンズであることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
- 前記第4レンズが両凸レンズであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像レンズ。
- 全系の焦点距離をF、第3レンズの焦点距離をF3、第1レンズと第2レンズの空気間隔をD2としたとき、下記条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像レンズ。
(1) 1<F3/F<4
(2) 0.1<D2/F<2 - 第2レンズの像側の面から開口絞りまでの間隔をD4、開口絞りから第3レンズの物体側の面までの距離をD5、第4レンズと第5レンズのd線に対する屈折率をそれぞれN4、N5とするとき、下記条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像レンズ。
(3)1<D4/D5
(4)0.05<|N4−N5|<0.40 - 第1レンズから第5レンズの材質の線膨張係数が12×10−6[1/K]以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の撮像レンズ。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の撮像レンズと、この撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を備えたことを特徴とするカメラ装置。
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KR20170066005A (ko) * | 2015-12-04 | 2017-06-14 | 엘지이노텍 주식회사 | 촬상 렌즈, 이를 포함하는 카메라 모듈 및 디지털 기기 |
CN111538138A (zh) * | 2020-07-09 | 2020-08-14 | 瑞声通讯科技(常州)有限公司 | 摄像光学镜头 |
JP2020140052A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡 |
US10884223B2 (en) | 2016-06-15 | 2021-01-05 | Olympus Corporation | Objective optical system for endoscope |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007226849A patent/JP2009075141A/ja active Pending
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