JP2009072931A - 印刷機の表面処理装置におけるカバーロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面処理装置6のメンテナンス性を維持しながらも、運転中に不用意に印刷機が急停止することによるトラブルを極力防ぐことができ、効率のよい、かつ安全な作業のできる印刷機の表面処理装置の提供。
【解決手段】ワニス塗布部4にて紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された前記用紙2を搬送する胴19と、胴19上の該用紙に転写用フィルムを押圧する押圧部Fと、かつ押圧されている用紙2の紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部20とを有する表面処理装置6とを備えた印刷機の表面処理装置であって、表面処理装置6は開閉可能なカバー50にて覆われており、印刷機は前記カバー50が閉まった状態のみ運転可能となっており、かつ、印刷機の運転中は前記カバー50の閉状態を維持するカバーロック機構60、61を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷された印刷用紙に転写用フィルムを押し付けることにより、金箔、エンボス模様やホログラム模様等を転写して印刷面の付加価値を高めるための、印刷機の表面処理装置に関するものである。
上記のように印刷された印刷用紙に付加価値を付ける印刷機の表面処理装置が提案されている。これは、印刷ユニットにて印刷された印刷用紙に紫外線硬化型樹脂ワニス(ニスとも言う)を塗布するニスユニットと、このニスユニットにてニスが塗布された印刷用紙に転写用フィルムを押し付けて転写するためのホログラム形成ユニットとを備え、前記ホログラム形成ユニットが、印刷用紙を搬送する圧胴と、この圧胴上の印刷用紙に転写用フィルムを押圧する一対の押圧ローラと、押圧ローラにて印刷用紙に転写用フィルムを押圧している際にニスを硬化させる紫外線照射部とを備え、前記一対の押圧ローラを圧胴に対して上方側に移動した退避位置と圧胴に近接した押圧位置とに接離可能に構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−315229号公報
ところでこの種印刷機においては、安全上の理由から、運転中に各ユニットのカバーが開かれた場合、急停止するよう構成されており、ホログラム形成ユニットも同様に急停止する。また、ホログラム形成ユニットは転写フィルムをローラーで搬送する構造となっているので、メンテナンス等の便利さのためにホログラム形成ユニットはカバー部を開閉可能とすることが望ましい。しかしながら、上述した急停止しなければならない構造からすると、カバーが開くたびに急停止してしまうこととなる。急停止すると圧胴に接触するフィルムが急激な速度変化により、くしゃくしゃになったり切れたりしてしまうという問題がある。一度フィルムがこのような状態になってしまうと、復旧には多大な時間を費やしてしまう。また、運転中にカバーが開いて高速回転するフィルム等が露呈されるのは安全上好ましくない。
本発明が前述の状況に鑑み解決しようとするところは、表面処理装置のカバーを開閉可能とすることにより、メンテナンス等の便利さを図ると共に、不用意にカバーが開くことにより機械全体が急停止して表面処理装置のフィルムに悪影響を与えることを極力少なくし、かつ、安全な印刷機の表面処理装置を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、給紙部1から搬送される用紙2を印刷する印刷部3と、該用紙2に紫外線硬化型樹脂ワニスを塗布するワニス塗布部4とを備え、このワニス塗布部4にて前記紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された前記用紙2を搬送する胴19と、該胴上の該用紙に転写用フィルムを押圧する押圧部Fと、かつ該押圧されている用紙2の前記紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部20とを有する表面処理装置6とを備えた印刷機の表面処理装置であって、該表面処理装置6は開閉可能なカバー50にて覆われており、前記印刷機は前記カバー50が閉まった状態のみ運転可能となっており、かつ、印刷機の運転中は前記カバー50の閉状態を維持するカバーロック機構60、61を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、前記カバー50は分割された複数の分割カバー50A乃至50Gにより構成され、前記印刷機は全ての前記分割カバー50A乃至50Gが閉まった状態のみ運転可能となっており、かつ、前記カバーロック機構60、61は全ての前記分割カバー50A乃至50Gの閉状態を維持することを特徴としている。
また、本発明は、前記印刷機が急停止する場合において、前記カバーロック機構60、61は前記印刷機が完全に停止するまで前記カバー50の閉状態を維持することを特徴としている。
本発明の請求項1記載の印刷機によれば、表面処理装置は開閉可能なカバーにて覆われており、カバーが閉まった状態のみ印刷機が運転可能となっており、かつ、印刷機の運転中はカバーの閉状態を維持するカバーロック機構を備えているので、カバーを開閉することによる表面処理装置のメンテナンス性を維持しながらも、印刷機の運転中に不用意にカバーが開いて印刷機が急停止し、表面処理装置のフィルムがくしゃくしゃになる等のトラブルを極力防ぐことができ、効率のよい、かつ安全な作業のできる印刷機の表面処理装置を実現することができる。
また、本発明の請求項2記載の印刷機によれば、カバーは分割された複数の分割カバーにより構成され、印刷機は全ての分割カバーが閉まった状態のみ運転可能となっており、かつ、カバーロック機構は全ての分割カバーの閉状態を維持するので、所望の分割カバーのみを開いてメンテナンスができることによる作業性の向上を維持しながらも、印刷機の運転中に不用意に分割カバーが開いて印刷機が急停止し、表面処理装置のフィルムがくしゃくしゃになる等のトラブルを極力防ぐことができ、効率のよい、かつ安全な作業のできる印刷機の表面処理装置を実現することができる。
また、本発明の請求項3記載の印刷機によれば、印刷機が急停止する場合において、カバーロック機構は印刷機が完全に停止するまでカバーの閉状態を維持するので、紙詰まりや印刷ユニットのカバーが開くことによる印刷機の急停止においてもカバーが開くことがなく、安全性が向上する印刷機の表面処理装置を実現することができる。
本発明の実施形態による印刷機について図1、図2に基づき説明する。図1の概略全体図に示す通り、本実施例に係る印刷機は枚葉オフセット印刷機で、印刷面に樹脂ワニスを塗布して光沢を出し、その上から更に金箔、エンボス模様やホログラム模様等を転写することにより、印刷面を加工することができる表面処理装置6を備えてある。この印刷機は、紙積み台からフィーダ装置や用紙分離装置等により一枚ずつ印刷用紙としての枚葉紙2を送り出すための給紙部1と、この給紙部1からの枚葉紙2に印刷を行うための印刷部3と、該印刷部3にて印刷された枚葉紙2に紫外線硬化型樹脂ワニス(ニスとも言う)を塗布(コーティング)するワニス塗布部4と、該ワニス塗布部4にて紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された枚葉紙2の紫外線硬化型樹脂ワニス上に転写用フィルム5を押し付けて該枚葉紙2の表面加工を行うための表面処理装置6と、該表面処理装置6にて表面加工された枚葉紙2を排紙するための排紙部7を備えている。ここでは、5色の印刷が行えるように5台の印刷ユニット8,9,10,11,12を備えた印刷部3としているが、5色以外の色、つまり1色又は2色以上の印刷が行える印刷部であってもよい。又、前記排紙部7は、グリッパを備えるチェーン搬送装置にて構成しているが、この排紙部7のない印刷機であってもよいし、又、印刷機を構成する各部の具体的な構成は図に示されるものに限定されるものではない。又、印刷用紙として枚葉紙を用いているが、連続する長尺な用紙であってもよい。
前記印刷ユニット8乃至12は、印刷用圧胴8A乃至12Aと渡し胴8B乃至12Bとを備えている。そして、図示していないが、前記胴8A乃至12A、8B乃至12Bのそれぞれには、送り出されてきた枚葉紙2を爪台と爪とで把持するグリッパを円周方向の2箇所(1箇所又は3箇所以上でもよい)に備えている。又、前記ワニス塗布部4は、紫外線硬化型樹脂ワニスが供給されるニス胴4Aとこれに対抗配置して印刷された枚葉紙2に紫外線硬化型樹脂ワニスを塗布するための圧胴4Bとを備えるとともに、これらの胴4A,4Bへ枚葉紙2を受け渡すための渡し胴14を備えている。これら胴14,4Bにも前記同様に送
り出されてきた枚葉紙2を爪台と爪とで把持するグリッパを円周方向の2箇所(1箇所又は3箇所以上でもよい)に備えている。
図1および図2に示すように、前記表面処理装置6は、前記ワニス塗布部4と同様に、前記圧胴4Bからの枚葉紙2を把持するグリッパを周方向2箇所(1箇所又は3箇所以上でもよい)に備えた上流側の渡し胴18と、該渡し胴18からの枚葉紙2を受け取る下流側の圧胴(単に胴と称してもよい)19とを備え、更に、圧胴19上の枚葉紙2に転写用フィルム5を押し付けるフィルム押圧部Fと、フィルム押圧部Fにて転写用フィルム5が押圧されている枚葉紙2の紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部20とを備えている。従って、該転写用フィルム5を該下流側の圧胴19と同一方向へ送りながら該圧胴19上の枚葉紙2に押し付けることにより、紫外線硬化型樹脂ワニスにエンボス模様やホログラム模様等を形成するとともに該ワニスが接着剤となって転写用フィルム5が枚葉紙2に貼り付けられ、その貼り付けられた該転写用フィルム5を紫外線が透過することにより、紫外線硬化型樹脂ワニスが硬化して枚葉紙2に一体化できるようにしている。そして、一体化されてから搬送方向終端まで移動してきた前記転写用フィルム5と枚葉紙2とが互いに離間する側に移動することによって、両者が剥離され、転写用フィルム5は後述の巻き取りロール26へ巻き取られ、硬化した紫外線硬化型樹脂ワニスが一体化された枚葉紙2は排紙部7へ受け渡されることになる。前記枚葉紙2の紫外線硬化型樹脂ワニスに転写用フィルム5を押し付けることによって、紫外線硬化型樹脂ワニスの塗布面を平滑にすることができ、光沢度をアップさせることができる利点がある。尚、前記のように圧胴19上の枚葉紙2に押圧されている転写用フィルム5の上方に配置した紫外線照射部20から転写用フィルム5と枚葉紙2との間にサンドイッチされている紫外線硬化型樹脂ワニスに紫外線を照射できるようにするためには、転写用フィルム5が紫外線を通過させる材料、例えば透明な合成樹脂フィルムを用いることになる。また、符号71はロール状に巻かれた転写用フィルム5を所定位置に設置するためのホイストである(図2ではホイスト71を省略している)。
前記紫外線照射部20は、図2に示すように、2個(1個又は3個以上でもよい)の紫外線ランプが内蔵されたケース21,22からなる。また、図2に示すように、前記フィルム押圧部Fが前記圧胴19に対して離間又は接近するように移動自在に構成され、前記紫外線照射部20も前記圧胴19に対して離間又は接近するように移動自在に構成され、前記フィルム押圧部Fが前記圧胴19に接近した位置(図の実線で示す位置)では前記紫外線照射部20は該圧胴19に接近した位置(図の実線で示す位置)となり、前記フィルム押圧部Fが前記圧胴19から離間した位置(図の2点鎖線で示す位置)では前記紫外線照射部20は該圧胴19から離間した位置(図示せず)となるように構成されている。
前記表面処理装置6について詳述すれば、図1及び図2に示すように、前記転写用フィルム5が巻き付けられるとともに送り出し可能な供給ロール23と、この供給ロール23から送り出された転写用フィルム5を前記圧胴19上の印刷用紙2に押し付ける2個(1個又は3個以上でもよい)の押圧ローラ24,25と、該押圧ローラ24,25にて前記転写用フィルム5を押圧した後印刷用紙から剥離される該転写用フィルム5を巻き取る巻取ロール26とを備え、前記フィルム押圧部Fが、前記押圧ローラ24,25と前記転写用フィルム5のうちの該押圧ローラ24,25にて前記圧胴19上の枚葉紙2に押し付けられている部分5Aとで構成されている。図2に示すR1乃至R9は、供給ロール23と搬送方向上流側に位置する押圧ローラ24との間に配置されたフィルム案内用のローラである。又、R10乃至R13は、搬送方向下流側に位置する押圧ローラ25と巻取ロール26との間に配置されたフィルム案内用のローラである。
前記フィルム押圧部F又は前記紫外線照射部20を前記圧胴19に対して離間又は接近させるための1つの駆動手段を備え、該駆動手段により前記フィルム押圧部F及び前記紫外線照射部20を一体的に移動させるべく両者を連動させる連動機構を備えている。具体的には、前記フィルム押圧部Fを構成する押圧ローラ24,25及び両押圧ローラ24,25間に掛かっている転写用フィルム5と前記紫外線照射部20を構成する2つの紫外線ランプ(図示せず)をそれぞれ内部に備えたケース21,22とを支持すると共に前記圧胴19に対して離間又は接近するように移動自在に構成された厚み方向が水平方向となる板状の支持部材27と、該支持部材27を案内するための一対のガイド部材28,28とを備え、前記駆動手段が、前記支持部材27を移動させるためのアクチュエータとしての図示しないエアシリンダを備えている。前記各ガイド部材28は、表面処理装置6のケーシングに固定された上下方向に長い断面形状角型の固定部材28Aと、この固定部材28Aにベアリング等(無くてもよい)を介して上下方向にスムーズに移動自在に外装された可動部材28Bとからなっている。
前記エアシリンダの伸縮ロッドに、表面処理装置6のケーシングに回転自在に固定されたギヤ30に噛み合う歯部を形成し、前記伸縮ロッドの伸縮により回転されるギヤ30の回転力を上下移動力に変換する歯部31aを備えたラック31の下端を、前記支持部材27の枚葉紙搬送方向ほぼ中央部の上端に連結している。従って、表面処理を行わない場合には、エアシリンダの伸縮ロッドを伸長させることにより、ギヤ30が反時計回りで回転してラック31を上方位置まで移動させるとともに、支持部材27を上方位置へ移動させるのである。これにより、フィルム押圧部F(押圧ローラ24,25及び両押圧ローラ24,25間に掛かっている転写用フィルム5A)及び前記紫外線照射部20(2つの紫外線ランプ)を圧胴19に対して離間させることができるようになっている(図2に二点鎖線にてフィルム押圧部Fのみを図示)。この状態から表面処理を行うようにするためには、前記エアシリンダの伸縮ロッドを短縮させることにより、フィルム押圧部F(押圧ローラ24,25及び両押圧ローラ24,25間に掛かっている転写用フィルム5A)及び前記紫外線照射部20(2つの紫外線ランプ)を圧胴19に対して接近させる(図2の実線参照)ことができるようになっている。
又、前記供給ロール23に巻き付けられている転写用フィルム5までの距離を測定する光センサ33及び前記巻取ロール26に巻き取られている転写用フィルム5までの距離を測定する光センサ34を設けて、一方の光センサ33からの距離情報に基づいて供給ロール23の直径を監視し、その径変化から転写用フィルム5の繰り出し長さを検出することができ、他方の光センサ34からの距離情報に基づいて巻取ロール26の直径を監視し、その径変化から転写用フィルム5の巻き取り長さを検出することができるように構成している。そして、前記検出した一方の光センサ33からの繰り出し長さが他方の光センサ34からの巻き取り長さとが常に一致するように、供給ロール23の繰り出し速度及び巻取ロール26の巻取り速度を制御するべく、供給ロール23に対する電動モータ(図示せず)と巻取ロール26に対する電動モータ(図示せず)に制御装置から制御信号を出力するように構成している。
図2に示すように、表面処理装置6はカバー部50にて覆われている。上述した通り、表面処理装置6内には多くのローラやシリンダー等が配置されており、転写用フィルム5も各ローラに複雑な経路で巻架されているので、メンテナンス等のためにカバー部50を全て開閉可能とした方がよい。よってカバー部50は7つの分割されたカバー50A乃至50Gにより構成されている。具体的には、図2に二点鎖線にて示すように、カバー50Aはヒンジ51を中心に図2中反時計回りに回動可能に構成され、カバー50Gはヒンジ57を中心に図2中反時計回りに回動可能に構成される。他カバー50B乃至50Fについても、それぞれ、ヒンジ52乃至56を中心に回動可能となっている。このように、カバー部50が分割されたカバーにより構成され、それぞれが全て開閉可能となっているので、メンテナンス等の都合上極めて使いやすく構成されている。
また、表面処理装置のケーシングには各カバー50A乃至50Gに対応する7つの電磁スイッチ60が設けられている(一部図示を省略している)。各カバー50A乃至50Gには、電磁スイッチ60に係脱可能な係合部61が設けられている。よって通常時は各カバー50A乃至50Gは電磁スイッチ60に対して開閉(係脱)可能となっている。電磁スイッチ60は係合部61が係合し、かつ通電している時に係合部61を離脱不能に保持する電磁ロック機構を備えている。また、図示しない制御部により、電磁スイッチ60が通電するのは印刷機の運転時となるように構成されている。よって、運転時は各カバー50A乃至50Gは電磁ロックにより確実に閉状態を保つことができ、印刷機の運転中に不用意に各カバー50A乃至50Gが開いて印刷機が急停止し、表面処理装置6の転写フィルム5がくしゃくしゃになる等のトラブルを極力防ぐことができ、効率のよい、かつ安全な作業を行うことができる。また、全ての係合部61と電磁スイッチ60が係合した状態、すなわち各カバー50A乃至50Gが閉まった状態でないと、印刷機は運転できないように、制御部は印刷機を制御する。
また、印刷機の運転中に紙詰まりが発生した場合や、印刷ユニット8乃至12のカバーが開いた場合、制御部は印刷機を急停止させるようになっている。このような場合において、印刷機の運転が完全に停止するまでは電磁スイッチ60の通電状態は継続するよう構成されている。よって、急停止中に不用意に各カバー50A乃至50Gが開いてしまうことがなく、安全性が向上する。
本発明にかかる印刷機の表面処理装置の機構は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲で記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態においては、枚葉オフセット印刷機であったが、これに限定されず、輪転紙オフセット印刷機やフレキソ印刷機のようなものであってもよい。また、本発明のカバーロック機構を印刷ユニットのカバーに適用することも可能である。
本発明に係る、印刷機の表面処理装置は、表面処理装置を有する印刷機において極めて有用である。
本実施形態に係る表面処理装置を備えた枚葉オフセット印刷機の概略側面図 表面処理装置の要部拡大側面図
符号の説明
5 転写用フィルム
6 表面処理装置
50 カバー部
50A〜50G カバー
60 電磁スイッチ
61 係合部

Claims (3)

  1. 給紙部から搬送される用紙を印刷する印刷部と、該用紙に紫外線硬化型樹脂ワニスを塗布するワニス塗布部とを備え、このワニス塗布部にて前記紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された前記用紙を搬送する胴と、該胴上の該用紙に転写用フィルムを押圧する押圧部と、かつ該押圧されている用紙の前記紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部とを有する表面処理装置とを備えた印刷機の表面処理装置であって、該表面処理装置は開閉可能なカバーにて覆われており、前記印刷機は前記カバーが閉まった状態のみ運転可能となっており、かつ、印刷機の運転中は前記カバーの閉状態を維持するカバーロック機構を備えたことを特徴とする印刷機の表面処理装置。
  2. 前記カバーは分割された複数の分割カバーにより構成され、前記印刷機は全ての前記分割カバーが閉まった状態のみ運転可能となっており、かつ、前記カバーロック機構は全ての前記分割カバーの閉状態を維持することを特徴とする請求項1記載の印刷機の表面処理装置。
  3. 前記印刷機が急停止する場合において、前記カバーロック機構は前記印刷機が完全に停止するまで前記カバーの閉状態を維持することを特徴とする請求項1記載の印刷機の表面処理装置。
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