JP2009072437A - 内視鏡の漏水検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネルへの送水による空気の除去処理をおこなうことなく、内視鏡の漏水検知を行なうことができる漏水検知方法を提供する。
【解決手段】界面活性剤を含む漏水検知用の検査液を内視鏡に塗布し、漏水検知用の加圧端子から加圧して、気泡の生成の有無を目視することにより、前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用等に用いられる内視鏡の漏れを調べる内視鏡の漏水検知に関し、詳しくは、漏水検知による内視鏡の故障を防止できる内視鏡の漏水検知方法に関する。
周知のように、内視鏡は、人体等の生体内に挿入されて、臓器の診断や治療、標本の採取等に使用される。
また、周知のように、内視鏡は、基本的に、人体に挿入される挿入部、挿入部の操作や送気送水などの内視鏡の操作を行なう操作部、送気源や吸引ポンプ等と接続されるコネクタ(LG(Light Guide)コネクタ)、および、コネクタと操作部および挿入部を接続するユニバーサルコード(LG軟性部)等から構成される。
内視鏡は、複数の患者に共通して、かつ、繰り返し使用される。そのため、使用後は、徹底した衛生管理を行なって、内視鏡を媒介とする細菌の感染等を完全に防止するために、1回使用する毎に、入念な洗浄を行なう必要がある。
そのために、内視鏡を自動洗浄する内視鏡洗浄機が、各種、実用化されている。
内視鏡洗浄機において、内視鏡の洗浄は、一般的に、洗浄液によって内視鏡を洗浄し、あるいはさらに水による濯ぎを行なう洗浄工程、消毒液によって内視鏡を消毒する消毒工程、および、水道水等によって内視鏡を濯いで消毒液等を除去する濯ぎ工程によって行なわれる。
内視鏡洗浄機では、内視鏡を洗浄槽に収容した状態で、洗浄槽内に各処理液(洗浄液、消毒液、濯ぎのための水)を導入し、処理液を洗浄槽を含む所定経路で循環(消毒工程では浸漬のみの場合もある)することで、内視鏡の外部を洗浄する。
また、周知の様に、内視鏡は、検査部位からの標本採取を行なうために鉗子を挿入する鉗子チャンネル、検査部位や挿入部先端の洗浄を行なうための水を噴射し、あるいは、検査部位の拡張等のための空気を導入するための送気送水チャンネル、吸引を行なうための吸引チャンネル等の各種のチャンネル(内視鏡管路)を有している。
そのため、内視鏡の洗浄では、各工程において、内視鏡の外部のみならず、各チャンネルにも洗浄液や消毒液を流して、洗浄や消毒を行なう。
内視鏡は、このような洗浄を行なうために、内視鏡全体が気密構造になっている。
しかしながら、挿入部(特に先端近傍のアングル部(湾曲部))は、激しく可動、湾曲/屈曲させられるために、損傷が進み易く、孔が空いてしまう場合もある。また、可動や湾曲/屈曲を繰り返すうちに、チャンネルなどの管の接続部に弛みが生じてしまう場合もある。さらに、検査中に、誤って鉗子で鉗子チャンネルを損傷してしまう等、誤操作によって内視鏡を損傷してしまう場合もある。
このように、内視鏡が損傷して気密が不十分な状態で内視鏡を使用すると、使用中に、体液や、洗浄のための水などが内視鏡の内部に進入して、CCDセンサの故障や光ファイバの汚染等、内視鏡の故障の原因となってしまう。
また、前述のように、内視鏡の洗浄は、内視鏡を処理液に浸漬し、チャンネル内にも処理液を流すことで行なわれるので、内視鏡が損傷して気密が不十分であると、洗浄の際にも内視鏡の内部に洗浄液等の処理液が進入して、同様の内視鏡の故障の原因となる。
このような問題を解決するために、内視鏡には、チャンネルの損傷や挿入部の外皮の損傷、各部の継ぎ目の弛みなどに起因する内視鏡の漏れを検査する、いわゆる漏水検知が行なわれる。また、内視鏡洗浄機は、この漏水検知を行なう機能を有する装置も多い。
周知のように、内視鏡の挿入部やユニバーサルコードは、外皮となるチューブ(管)の中に、鉗子チャンネルや送気送水チャンネルなどになるチューブを通した、いわば二重構造を有する。
漏水検知は、内視鏡を水中に浸漬した状態で、所定の加圧端子(漏水検知用金口)から、外皮となるチューブと、チャンネル等となるチューブとの間の空間に空気を導入して、加圧することで行なわれる。この加圧によって、チャンネルが損傷している場合には、チャンネル内に空気が進入して挿入部の先端(鉗子口や送気送水口)等から気泡が生じ、また、外皮となるチューブが損傷している場合には、チューブの損傷部から気泡が生じるので、この気泡を目視することで、内視鏡内における漏洩を検知することができる。
ここで、チャンネル内に空気が存在したまま、このような漏水検知を行なうと、チャンネルが損傷していなくても、元々、チャンネル内に存在していた空気が挿入部の先端から気泡となって排出されてしまう場合が多い。
そのため、漏水検知は、通常、特許文献1に示されるように、予め全てのチャンネル内に送水して水で満たすことにより、チャンネル内の空気を除去した後に行なわれる。
特許第2638735号公報
ところが、チャンネルが損傷して十分な気密が保たれていない状態で漏水検知を行なうと、チャンネル内の空気を除去するための送水によって、チャンネルから内視鏡内部に漏水してしまい、挿入部先端のCCDセンサや、A/D変換を行なう基板等を損傷してしまい、これが、内視鏡の故障の原因となってしまう場合が有る。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、内視鏡の漏水検知による内視鏡の故障を防止して、安全に漏水検知を行なうことができる内視鏡の漏水検知方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の内視鏡の漏水検知方法は、界面活性剤を含む漏水検知用の検査液を内視鏡に塗布し、漏水検知用の加圧端子から気体を導入することによって内視鏡内部を加圧して、前記検査液による気泡の形成の有無によって内視鏡の漏れを検出することを特徴とする内視鏡の漏水検知方法を提供する。
このような本発明の内視鏡の漏水検知方法において、前記漏水検知用の検査液が、内視鏡洗浄用の洗浄剤を調製してなるものであるのが好ましく、また、界面活性剤を含む洗浄剤を用いて調製した洗浄液を用いる洗浄工程、消毒液を用いる消毒工程、および、濯ぎ液を用いる濯ぎ工程を行なう内視鏡の洗浄において、前記洗浄剤を用いて、前記洗浄工程で用いる洗浄液よりも高濃度の検査液を調製し、前記洗浄工程の前、洗浄工程の途中、および、何れかの工程を終了した後の、何れかにおいて、この検査液を前記内視鏡に塗布して、前記内視鏡の漏れを検出するのが好ましく、この際においては、前記内視鏡の漏れの検出を、界面活性剤を含む洗浄剤を用いて調製した洗浄液を用いる洗浄工程、消毒液を用いる消毒工程、および、濯ぎ液を用いる濯ぎ工程を行なう内視鏡洗浄機で行なうのが好ましい。
上記構成を有する本発明の内視鏡の漏水検知方法によれば、内視鏡を水中に浸漬することなく、界面活性剤を含む検査液、好ましくは内視鏡洗浄用の洗浄剤を用いて調製した検査液を内視鏡に塗布し、漏水検知用の加圧端子から空気を導入して加圧することにより漏水検知を行なう。
すなわち、本発明の方法によれば、例えば、鉗子チャンネル、送気送水チャンネル、吸引チャンネルなどの内視鏡のチャンネルが損傷していれば、損傷部からチャンネル内に空気が漏洩して、内視鏡の先端部(鉗子口や送気送水口など)等において、検査液が加圧されて気泡が生じ(シャボン玉が形成され)、内視鏡の外皮が損傷していれば、この部分から空気が漏洩して検査液が加圧されて気泡が生じるので、内視鏡の漏水を検知することができる。
このような本発明によれば、界面活性剤を含む検査液によって気泡を形成して、漏水検知を行なうので、チャンネル内に送水して空気を除去する必要が無い。従って、本発明によれば、漏水検知におけるチャンネル内への送水に起因するCCDセンサの損傷などによる内視鏡の故障を好適に防止して、安全に内視鏡の漏水検知を行なうことができる。
以下、本発明の内視鏡の漏水検知方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1に、本発明の内視鏡の漏水検知方法を実施可能な内視鏡の一例の概略図を示す。
図1に示す内視鏡10は、体腔(消化管、耳鼻咽喉など)等の検査部位に挿入されて、検査部位の観察、写真や動画の撮影、さらには組織の採取等を行なう、公知の内視鏡である。この内視鏡10は、CCDセンサ60を用いて検査部位の画像を撮像(撮影)して、検査部位の観察、動画や静止画の撮影を行なう、いわゆる電子スコープ型の内視鏡で、通常の内視鏡と同様に、挿入部12、操作部14、コネクタ16、および、ユニバーサルコード18とを有して構成される。
なお、本発明の漏水検知方法は、挿入部12およびユニバーサルコード18が、外皮となるチューブ(管)の中に、鉗子チャンネルや送気送水チャンネルなどのチャンネル(内視鏡管路)等を挿通してなる二重管構造を有し、かつ、漏水検知のために、内視鏡内部の空間に空気を導入して加圧するための加圧端子(加圧用の金口(コネクタ))を有するものであれば、基本的に、全ての内視鏡に利用可能である。
従って、図示例の電子スコープ以外にも、対物レンズ、光ファイバ、および接眼レンズ等を用いて、検査部位を直接的に目視観察する、いわゆるファイバースコープ型の内視鏡であってもよく、また、医療用や工業用などの用途にも、特に限定は無い。
挿入部12は、体腔内等の検査部位に挿入される、長尺な部位で、先端(挿入側の先端=操作部14と逆端)の先端部22と、アングル部24と、軟性部26とを有する。
図2に、先端部22を概念的に示す。
図示例の内視鏡において、先端部22には、公知の内視鏡と同様に、検査部位を撮像するためのCCDセンサ60が配置され、CCDセンサ60によって検査部位を撮像するための光学系として(撮像)レンズ62、および、レンズ62に入射した画像(光)をCCDセンサ60の撮像面に入射するためのプリズム64が設けられる。また、CCDセンサ60の出力信号は、処理基板68によってA/D変換等の所定の処理を施されて出力される。処理基板68からの出力信号線は1つにまとめられて、データケーブル70として、アングル部24および軟性部26を通って、操作部14〜ユニバーサルコード18〜コネクタ16を経て、ビデオコネクタ56まで挿通される。
また、先端部22には、検査部位に送気や送水等を行なうための送気送水口72や、組織の採取等を行なう鉗子を検査部位に挿入するための鉗子口74等が設けられ、さらに、光ファイバなどで構成される、検査部位を照明するためのライトガイド76(その光出射端)も設けられる。
アングル部(湾曲部)24は、先端部22を目的位置に挿入したり目的位置に位置させるために、操作部14における操作によって上下および左右(直交する4方向)に湾曲する領域である。図示例の内視鏡10においては、アングル部24は、公知の内視鏡のアングル部と同様に、多数の円形のリングを連ねた構成を有し、このリングに、アングル部を湾曲させるためのワイヤ(アングルワイヤ)が接続される。
このアングル部24は、後述する操作部14のLRツマミ36およびUDツマミ38の操作によって、湾曲される。
軟性部26は、先端部22およびアングル部24と、操作部14とを繋ぐ部位で、検査部位への挿入に対して十分な可撓性を有する長尺なものである。
この軟性部26(さらにはアングル部24)には、鉗子を挿入するための鉗子口74に接続する管路である鉗子チャンネル(鉗子チューブ)78、送気送水口72に接続する管路である送気送水チャンネル(送気送水チューブ)80、データケーブル70、ライトガイド76、アングル部24を湾曲するためのワイヤ等が収容/挿通される。
操作部14は、内視鏡10の操作を行なう部位である。
操作部14には、通常の内視鏡と同様に、鉗子チャンネル78に連通する、鉗子を挿入するための鉗子口28、鉗子チャンネル78を介して先端部22の鉗子口74から吸引を行なうための吸引ボタン30、送気送水チャンネル80を介して先端部22の送気送水口72から検査部位等に送気や送水を行なうための送気送水ボタン32等が配置される。なお、吸引ボタン30および送気送水ボタン32は、公知の方法で、後述する内視鏡洗浄機200の送気送水ポート128および吸引ポート130に接続可能に構成されている。
また、電子スコープである内視鏡10には、これ以外にも、ズームスイッチ、静止画の撮影スイッチ、動画の撮影スイッチ等、CCDセンサ60によって画像を観察/撮影するための各種のスイッチが設けられている。
さらに、操作部14には、アングル部24を左方向および右方向に湾曲させるLRツマミ(レフト・ライトツマミ)36、および、アングル部24を上方向および下方向に湾曲させるUDツマミ(アップ・ダウンツマミ)36が配置される。内視鏡10においては、公知の各種の内視鏡と同様に、LRツマミ36およびUDツマミ36を回すことにより、アングル部24に接続するワイヤを牽引して、アングル部24を牽引し、これにより、アングル部24を上下および左右方向や、上下/左右の複合方向に湾曲させる。また、操作部14には、LRツマミ36を固定する固定ツマミ40およびUDツマミ36を固定する固定レバーも設けられる。
コネクタ(LG(Light Guide)コネクタ)16は、内視鏡を使用する施設における、送水手段、送気手段、吸引手段等と、内視鏡10を接続するための部位であり、内視鏡10と施設の送水(給水)手段と接続するための送水コネクタ48、同送気手段と接続するための通気コネクタ46、同吸引手段と接続するための吸引コネクタ50等が配置される(図3参照)。また、コネクタ16には、検査部位を照明するためのライトガイド76と照明光源とを接続するためのLG棒52や、電子メスを使用する際にSコードを接続するS端子(図示省略)等が設けられる。
さらに、コネクタ16には、内視鏡の漏水検知を行なうため、空気の供給手段(エアの供給ライン(配管管))に接続される加圧端子(漏水検知用の金口(コネクタ部))54が設けられる。
前述のように、内視鏡10は電子スコープであるので、さらに、コネクタ16には、ビデオプロセッサやモニタ等と内視鏡10とを接続するためのビデオコネクタ56が接続される。前述のように、CCDセンサが撮像した画像を伝送するデータケーブル70は、挿入部12から、操作部14〜ユニバーサルコード18を挿通され、このコネクタ16を経て、ビデオコネクタ56に接続される。
ユニバーサルコード(LG軟性部)18は、コネクタ16と操作部14とを接続する部位である。
このユニバーサルコード18には、送水コネクタ48に接続する送水チャンネル84、通気コネクタ46に接続する送気チャンネル82、吸引コネクタ50に接続する吸引チャンネル86、ライトガイド76、さらにはデータケーブル70等が収容/挿通される。
図3に、挿入部12(軟性部26)、操作部14、コネクタ16、および、ユニバーサルコード18の内部の構造を模式的に示す。
前述のように、挿入部12およびユニバーサルコード18は、二重管のような構造となっている。
具体的には、挿入部12の外皮となるチューブ12a内には、鉗子チャンネル78、送気送水チャンネル80、データケーブル70等が挿通される。また、ユニバーサルコード18の外皮となるチューブ18a内には、送水チャンネル84、送気チャンネル82、吸引チャンネル86、データケーブル70等が挿通される。
また、操作部14およびコネクタ16も、これらを構成するハウジング内に、挿入部12のチューブ12aおよびユニバーサルコードのチューブ18aの内部に連通する空間を有する構造となっており、この内部に前記各チャンネル等が収容/挿通される。
なお、図示例の内視鏡10においては、図3に示すように、ユニバーサルコード18に挿通される吸引チャンネル86は、吸引ボタン30を介して、挿入部12(操作部14)に挿通される鉗子チャンネル78に接続する。また、ユニバーサルコード18に挿通される送水チャンネル84および送気チャンネル82は、送気送水ボタン32を介して、挿入部12(操作部14)に挿通される送気送水チャンネル80に接続する。
ここで、内視鏡10内には、図3に示した各種のチャンネル(内視鏡管路)やデータケーブル70以外にも、前述のように、ライトガイド76、アングル部24を湾曲させるためのワイヤ等が収容/挿通されるが、本発明の作用を分かり易く説明するために、図3では省略する。
図3に示すように、内視鏡の漏水検知を行なうための加圧端子54は、コネクタ16内の空間(コネクタ16を構成するハウジング内の空間)に連通して、この空間内に空気を導入する。
前述のように、コネクタ16内の空間、挿入部12のチューブ12a、ユニバーサルコード18のチューブ18a、および、操作部14内の空間は、互いに連通している。すなわち、内視鏡10の内部空間は、連通している。
従って、加圧端子54から空気を導入して加圧することで、導入された空気は、内視鏡10の内部空間[コネクタ16内、挿入部12(チューブ12a)内、ユニバーサルコード18(チューブ18a)内、および、操作部14内]と、各チャンネルやデータケーブル70等のとの間の空間に導入され、各チャンネル等を外部から、挿入部12やユニバーサルコード18等を内部から、共に加圧する。
この加圧により、内視鏡10の漏水検知を行なう。
前述のように、内視鏡10は、使用する度に外部およびチャンネル内の洗浄を行なうために、全体が気密構造(液密構造)になっている。従って、挿入部12、操作部14、ユニバーサルコード18、および、コネクタ16は、互いに気密に接続され、内部に挿通されるチャンネル等も気密に接続される。
しかしながら、挿入部12は、激しく可動、湾曲/屈曲させられるために、損傷が進み易い。また、可動や湾曲/屈曲を繰り返すうちに、挿入部12やユニバーサルコード18等に挿通される送気送水チャンネル等の各チャンネルも、磨耗や劣化等によって損傷し、また、接続部に弛みが生じてしまう場合もある。また、誤って鉗子で鉗子チャンネルを損傷してしまう等、誤操作によって内視鏡を損傷してしまう場合もある。さらに、使用を続ける間に、挿入部12と操作部14の接続部などの各部の接続部に弛みが生じたり、操作のためのボタンなどの操作手段にガタが生じてしまう場合もある。
このように、気密性が十分でない状態で内視鏡を使用したり、洗浄したりすると、洗浄の処理液や体液等が内視鏡内部に進入して、内視鏡10の故障の原因となる。このような不都合を解消するために、内視鏡の気密性を検査する漏水検知が行なわれる。
本発明の漏水検知方法は、界面活性剤を含む検査液を内視鏡10に塗布し(好ましくは全体に塗布し)、前記加圧端子54から空気を導入して、内視鏡10の内部空間と、各チャンネルやデータケーブル70との間を導入した空気で加圧する。
この加圧により、前述のように、鉗子チャンネル78や送気送水チャンネル80などのチャンネルは、外部から加圧され、挿入部12やユニバーサルコード18(その外皮となるチューブ)、操作部14やコネクタ16は、内部から加圧される。
従って、鉗子チャンネル78や送気送水チャンネル80などのチャンネルが損傷して孔が空いている場合や、チャンネルと各部位の接続部に弛みやガタを生じて気密性が保てなくなってしまった場合には、加圧によってチャンネル内に空気が進入するため、これらのチャンネルに連通して挿入部12の先端部22で開口する鉗子口74や送気送水口72等や、同様にチャンネルに連通してコネクタ16で開口する送気コネクタ46、送水コネクタ48、吸引コネクタ50等に、検査液の気泡(シャボン玉)が形成され、漏水を検知できる。
また、挿入部12やユニバーサルコード18(操作部14およびコネクタ16)が損傷して、孔が空いている場合には、加圧によって内部から内視鏡10外に空気が漏れるため、この漏れた部分に検査液の気泡が形成され、漏水を検知できる。
さらに、挿入部12と操作部14の接続部などの各部の接続部に弛みが生じたり、吸引ボタン30やRLツマミ36等の操作手段にガタが生じて、気密性が保てなくなった場合にも、加圧によって気密性が保てなくなった部分の内部から内視鏡10外に空気が漏れるため、この漏れた部分に検査液の気泡が形成され、漏水を検知できる。
前述のように、従来の漏水検知は、内視鏡のチャンネル内に送水して空気を除去し、その上で、内視鏡を水中に浸漬して(あるいは水中に浸漬してチャンネル内の空気を除去)、加圧端子から加圧して、水中に生じる気泡を目視することで、行なっている。
しかし、このような従来の漏水検知方法では、鉗子チャンネルや送気送水チャンネルが損傷していた場合には、チャンネル内の空気を除去するための送水によって、この損傷部から内視鏡内に水が進入して、この水がCCDセンサや処理基板等を損傷してしまい、内視鏡の故障の原因となっている。すなわち、漏水検知を行なうこと自体が、内視鏡の故障を引き起こしてしまう場合がある。
これに対し、界面活性剤を含む検査液を内視鏡に塗布して加圧することで気泡を形成して、漏水検知を行なうので、チャンネル内に送水して空気を除去する必要が無い。
従って、本発明によれば、漏水検知におけるチャンネル内への送水に起因するCCDセンサの損傷などによる内視鏡の故障を好適に防止して、安全に内視鏡の漏水検知を行なうことができる。
本発明の漏水検知方法において、検査液の塗布方法には、特に限定はなく、内視鏡10全体に検査液を塗布できれば、内視鏡10を検査液に浸漬する方法、刷毛等の塗布手段を用いて内視鏡10に検査液を塗布する方法、スプレーによって検査液を塗布する方法等、公知の各種の液体塗布手段が、全て利用可能である。
なお、本発明の漏水検知方法においては、検査液は、必ずしも、内視鏡全体に塗布する必要はなく、少なくとも、挿入部12全体(先端部22および操作部14との接続部を含む)、および、ユニバーサルコード18全体(操作部14およびコネクタとの接続部を含む)に、検査液を塗布すればよい。しかしながら、内視鏡の気密性は、どのような部位から生じるか分からず、また、1個所でも気密性が保たれていない個所があれば、内視鏡10の洗浄時に故障の原因となるので、検査液は、内視鏡全体に塗布するのが好ましい。
検査液にも、特に限定はなく、界面活性剤を含み、かつ、内視鏡10(洗浄後に行なう検査)に悪影響を及ぼさないものであれば、各種の液体が利用可能である。例えば、市販の食器用洗剤や、洗濯用洗剤を利用してもよい。
特に、被検査者に対する安全性等の点で、内視鏡洗浄用の洗浄剤を、適当な濃度に希釈して調製した液を、本発明の漏水検知方法の検査液として用いるのが好ましい。
中でも、前記内視鏡洗浄用の洗浄剤を希釈して調製した洗浄液による洗浄(あるいはさらに水による濯ぎ)を行なう洗浄工程、消毒液による消毒工程、水道水等の水による濯ぎ工程を有する内視鏡の洗浄において、洗浄工程の前もしくは後もしくは途中(濯ぎ前)、消毒工程の後(すなわち濯ぎ工程の前)、濯ぎ工程の後のいずれかのタイミングで、本発明の漏水検知を行なうのが好ましい。その中でも特に、前記洗浄工程に用いる洗浄液よりも、高濃度に前記内視鏡洗浄用の洗浄剤を希釈して調製した検査液を用いて、本発明の漏水検知を行なうのが好ましい。
本発明の漏水検知方法において、検査液の濃度には、特に限定はなく、含有する界面活性剤等に応じて、気泡が生成し易い濃度を、適宜、設定すればよいが、本発明者の検討によれば、界面活性剤(洗浄剤成分)の濃度が1.5〜8wt%程度、特に、2〜6wt%程度が好ましい。
なお、一般的な内視鏡の洗浄において、洗浄工程での洗浄に用いる洗浄液の濃度は、0.5〜1.5wt%であるので、すなわち、内視鏡洗浄用の洗浄剤を用いて検査液を調製する場合には、洗浄液よりも高濃度であるのが好ましい。
さらに、本発明の漏水検知方法において、内視鏡10内の加圧圧力にも、特に限定はなく、通常の内視鏡洗浄機で行なわれている漏水検知における加圧圧力と同程度でよい。
なお、本発明者の検討に検討によれば、本発明の漏水検知方法における加圧圧力は、好ましくは、100〜200kPa程度である。
図4に、本発明の漏水検知方法を実施する内視鏡洗浄機の一例を概念的に示す。
なお、図4において、(A)は正面側(オペレータによる操作を行なう側)から見た斜視図、(B)は、側面図である。
図4に示す内視鏡洗浄機200(以下、洗浄機200とする)は、内視鏡洗浄用の洗浄剤を希釈して調製した洗浄剤による洗浄、および、水道水による濯ぎを行なう洗浄工程、消毒液による消毒工程、および、水道水による濯ぎ工程を行なって、内視鏡10の洗浄を行なうものである。
この洗浄機200は、内視鏡10を収容して洗浄を行なう2槽の洗浄槽202(第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202b)を有する。洗浄槽202は、その底面204に内視鏡10を載置して、槽内に内視鏡10を収容する。
また、洗浄槽202は、蓋体206(206aおよび206b)を有する。蓋体206は、背面側の端部近傍に配置される支点208を軸に揺動して、洗浄槽202内を開放/閉塞する。
また、洗浄機200の前面側の上部には、洗浄機200を操作する操作パネル210、および、内視鏡10の洗浄開始を指示するスタートボタン212が配置され、さらに、前面側の下部には、蓋体206を開放/閉塞するフットペダル214(214aおよび214b)が配置される。
このような洗浄機200は、第1洗浄槽202aと第2洗浄槽202bとで、互いに独立して、かつ、非同期で内視鏡10の洗浄を行なうことができる装置であり、図5に示すような配管系を有する。
前述のように、図示例の洗浄機200は、2つの洗浄槽202(第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202b)を有する。
しかしながら、洗浄機200は、内視鏡の洗浄を行なうための処理液を貯留するタンク、すなわち、洗浄剤を貯留する洗浄剤タンク100、および、消毒液を貯留する消毒液タンク102は、共に1つしか有さず、また、漏水検知を行なうための検査溶液体(以下、検査液とする)を貯留する検査液タンク104も1つしか有さない。
また、洗浄剤タンク100から洗浄槽202に洗浄液を供給する洗浄剤ポンプ106、消毒液タンク102から洗浄槽202に消毒液を供給する消毒液ポンプ108、および、検査液タンク104から洗浄槽202に検査液を供給する検査液ポンプ110も、共に1つしか有さない。
さらに、内視鏡10の漏水検知を行なうための第1エアポンプ114、内視鏡10の各チャンネル内に処理液を排出するための空気を供給するための第2エアポンプ116、および、排水ポンプ118も、共に1つしか有さない。なお、第1エアポンプ114および第2エアポンプ116の空気導入口には、エアフィルタ120が設けられる。
すなわち、洗浄機200は、第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202bの2つの洗浄槽を有し、2台の内視鏡10を同時かつ非同期に洗浄可能であるが、洗浄液等の処理液を貯留するタンクや、処理液を供給するポンプは、2つの洗浄槽202で共用する。
また、洗浄機200は、第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202bで各種のポンプやタンクは共用するが、第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202b、両洗浄槽202での洗浄を独立かつ非同期で行なうために、図5に示すように、両洗浄槽202に対して、互いに独立した配管系を有している。
なお、本発明の洗浄機200は、これら以外にも、各種の処理を実施するためのポンプ、タンク、配管系等を有してもよい。
例えば、洗浄を終了した内視鏡の各チャンネル内にアルコールを導入して、乾燥を促進するアルコールフラッシュを行なうためのアルコールタンク、アルコールを供給するためのアルコールポンプ、および、アルコールを後述する各ポートに接続するための配管を有してもよい。
洗浄剤タンク100には、内視鏡10の洗浄を行なう洗浄液、および、内視鏡10の漏水検知を行なうための検査液の原液となる、洗浄剤が貯留される。洗浄機200において、洗浄液は、この洗浄剤を水道水で所定濃度に希釈して調製され、また、検査液も、この洗浄剤を洗浄液よりも高濃度の所定濃度に希釈して、調製される。
消毒液タンク102には、消毒液の原液を、所定濃度に希釈してなる消毒液が貯留される。消毒液は、所定回数の内視鏡洗浄を行なうまでは、繰り返し使用される。消毒液は、所定回数使用されると、全て廃棄され、新規な消毒液が消毒液タンク102に調製/充填される。
検査液タンク104には、内視鏡10の漏水検知を行なうための検査液が貯留される。検査液に関しては、後に詳述する。
なお、第1洗浄槽202aおよび第2洗浄槽202bは、配管系統も、同じ構成を有する部分が多いので、以下の説明は、第1洗浄槽202aを代表例として行う。
第1洗浄槽202a(第2洗浄槽202b)内には、内視鏡10の鉗子口28(鉗子チャンネル78)を接続するための鉗子ポート126a(126b)、同送気送水ボタン32(送気チャンネル82、送水チャンネル84、および、送気送水チャンネル80)を接続するための送気送水ポート128a(128b)、同吸引ボタン30(吸引チャンネル86)を接続するための吸引ポート130a(130b)が設けられる。
また、第1洗浄槽202a内には、各処理液を導入するための導入口が設けられる。具体的には、洗浄液を導入するための洗浄液口132a(132b)、消毒液を導入する消毒液口134a(134b)、水道水を導入する給水口136a(136b)が形成されており、また、第1洗浄槽202aからの排水を行なうための排水口144(144b)も設けられる。
さらに、第1洗浄槽202内には、前記本発明の漏水検知を行なうため、内視鏡10への空気導入口となる加圧端子54と接続される空気ポート138a(138b)も設けられる。
また、第1洗浄槽202aには、槽内の処理液(洗浄液、消毒液、水道水等)を循環するための、循環ポンプ182a(182b)が設けられる。
鉗子ポート126aはバルブ152a(152b)を介して、送気送水ポート128aはバルブ154a(154b)を介して、さらに、吸引ポート130aはバルブ156a(156b)を介して、共に、バルブ160aおよび162a(160bおよび162b)に接続される。
バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aは、1本の配管に並列に接続され、また、バルブ160aおよび162aも、同様に、1本の配管に並列に接続されている。
バルブ160a(160b)は、前記内視鏡10の各チャンネル内に空気を導入するための第2エアポンプ116に接続される。
さらに、バルブ162a(162b)は、洗浄機200の各部位に水道水を供給するための水供給ライン164に接続される。
水供給ライン164は、上水道の蛇口等に接続され、洗浄機200に水道水を供給するためのものであり、図5に示すように、上流より、水道水を清浄化するためのフィルタ166、装置内の配管系に過剰な圧力が係る事を防止するための減圧弁168、第1バルブ170、および第2バルブ172を有して構成される。
前記バルブ162aからの配管は、水供給ライン164の第1バルブ170と第2バルブ172との間に接続される(以下、このバルブ162aから、第1バルブ170と第2バルブ172との間に至る配管を、便宜的に、水供給管163a(163b)とする)。この水供給管163aは、途中で分岐して、後述する第1洗浄槽202a(第2洗浄槽202b)の循環ポンプ182a(182b)および給水口136aに設けられるバルブ180a(180b)に接続される。
さらに、第2バルブ172は、消毒液タンク102、および、第1洗浄槽の排出口144aに接続されるバルブ198a(198b)に接続される。
一方、洗浄液口132aは、バルブ176a(176b)およびバルブ142を介して、洗浄剤ポンプ106に接続される。消毒液口134aは、バルブ178a(178b)を介して、消毒液ポンプ108に接続される。
給水口136aは、バルブ180a(180b)を介して、前記水供給管163a(163b)に接続される。言い換えれば、水供給管163aから分岐する分岐管が、バルブ180aすなわち給水口136aに接続される。
さらに、バルブ176a(176b)およびバルブ142の間には、バルブ158を介して、検査液ポンプ110が接続される。
第1洗浄槽202a(第2洗浄槽202b)には、循環ポンプ182a(182b)が接続される。循環ポンプ182aは、第1洗浄槽202a内の液体を、前記水供給管163aから分岐してバルブ180a(すなわち給水口136a)に至る分岐管に供給する。
漏水検知のための空気を導入する空気ポート138aは、バルブ184a(184b)を介して、第1エアポンプ114に接続される減圧弁186に接続される。
また、空気ポート138aからバルブ184aへの配管には、圧力計188a(188b)が配置される。なお、圧力計188aは、圧力が所定圧となった時点で第1エアポンプ114に信号を出力する圧力トランスミッタ等であるのが好ましい。
排出口144aは、洗浄槽202aから処理液を排出する口で、バルブ190a(190b)を介して、排水ポンプ118に接続される。また、バルブ190a(190b)と排水ポンプ118との間は、途中で分岐して、バルブ159を介して検査液タンク104に接続される。
なお、排水ポンプ118は、バルブ192を有する排水ライン194に、洗浄槽202内の液体等を送る。また、水供給ライン164と排水ライン194とは、バイパスバルブ196を介して、水供給ライン164のフィルタ166の上流と、排水ライン194のバルブ192の上流とで、接続される。
また、排出口144aとバルブ190aとの間の配管は、途中で分岐して、バルブ198a(198b)を介して、水供給ライン164の第2バルブ172および消毒液タンク102に接続される。
洗浄機200においては、基本的に、洗浄工程→消毒工程→濯ぎ工程の順で、内視鏡10の洗浄を行なう。また、図示例においては、洗浄工程に先立って、必要に応じて、本発明の漏水検知方法による漏水検知を行なう。
以下、洗浄機200による内視鏡10の洗浄の作用の一例を説明する。以下の説明も、第1洗浄槽202aを代表に行なうが、第2洗浄槽202bも、全く同様にして内視鏡の洗浄を行なうことができる。また、以下の説明では、特に記載しなくても、各工程の各処理の説明において、開放と記載したバルブ以外は、全てのバルブは閉塞しており、また、駆動と記載したポンプ以外は、全て停止している。
また、バルブの開閉、ポンプの駆動/停止等の作業は、全て、図示しない洗浄機200の制御手段による指示に応じて行なわれる。
まず、オペレータによって第1洗浄槽202aの所定位置に内視鏡10がセットされ、送気送水ポート128aに内視鏡10の送気送水ボタン32が、鉗子ポート126aには同鉗子口28が、吸引ポート130aに同吸引ボタン30が、それぞれ接続される。また、漏水検知を行なう場合には、空気ポート138aに内視鏡10の加圧端子54が接続される。
なお、各ポートと内視鏡10のコネクタ(ボタン)との接続は、接続管やジョイント等を用いた、内視鏡洗浄機で行なわれている公知の手段で行なえばよい。
内視鏡10のセットが終了し、スタートボタン212によって洗浄開始の指示が入力さる。これに応じて、洗浄機200は、内視鏡10の洗浄を開始するが、ここで、指示入力あるいは予め設定された条件に応じて、漏水検知の実施が指示されている場合には、洗浄に先立ち、漏水検知を行なう。
漏水検知を行なう際に、検査液タンク104内に検査液が無い場合には、水供給ライン164の減圧弁168および第1バルブ170、ならびに、給水口136aに接続するバルブ180aを開放して、水供給ライン164から水供給管163aを経て、給水口136aから第1洗浄槽202a内に、所定量の水道水を導入する。
所定量の水道水を導入したら、洗浄液口132aに接続するバルブ142およびバルブ176aを開放して、洗浄剤ポンプ106を駆動して、洗浄剤タンク100から洗浄液口132aを経て第1洗浄槽202内に所定量の洗浄剤を供給して、第1洗浄槽202a内で漏水検知の検査液を調製し、かつ、内視鏡10を検査液に浸漬する。
水道水と洗浄剤の量は、内視鏡10を完全に検査液に浸漬でき、かつ、検査液が界面活性剤の濃度が洗浄液よりも高濃度の1.5〜8wt%程度となる量とする。
なお、水道水の供給と洗浄液の供給は、並行して行なってもよい。また、必要に応じて、検査液を適正に調製するために、水道水および洗浄剤の供給後に、後述する洗浄工程の外部流水洗浄等と同様に、検査液の循環を行なってもよい。
他方、検査液タンク104に検査液が有る場合には、バルブ158および洗浄液口132aに接続するバルブ176aを開放して、検査液ポンプ110を駆動して、第1洗浄槽202a内に、十分に内視鏡10の全体を浸漬できる所定量の検査液を供給する。
第1洗浄槽202a内において、内視鏡10を検査液に浸漬したら、次いで、排水口144aに接続するバルブ190aおよびバルブ159を開放して、第1洗浄槽202aから検査液を排水し、かつ、検査液を検査液タンク104に回収する。これにより、内視鏡10の表面全面に検査液が塗布される。
この第1洗浄槽202aから検査液タンク104への送水は、一例として、重力落下によって行なえばよい。
また、検査液は、所定回数の漏水検知において、繰り返し使用する。ここで、所定回数の使用を終了して、検査液を排水する場合には、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、排水ライン194から排水する。必要に応じて、検査液タンク104内の検査液も、先と同様にして第1洗浄槽202aに供給して排水する。
なお、検査液の繰り返し使用回数は、内視鏡10の主たる用途(それに応じた汚れの度合い)、内視鏡10の種類やサイズ、検査液の量等に応じて、適宜、設定すればよい。
次いで、減圧弁186およびバルブ184aを開放して、第1エアポンプ114を駆動する。圧力計188aによる測定値が所定圧となった時点で、第1エアポンプ114の駆動を停止する。なお、この停止は、圧力測定結果に応じた圧力計188aから第1エアポンプ114への信号に応じて、自動的に行なうのが好ましい。
加圧が終了したら、オペレータが目視によって、内視鏡10を観察する。内視鏡10の内部に損傷や漏れが有る場合には、前述のように、挿入部12の先端部22(鉗子口74や送気送水口72)や、通気コネクタ46、送水コネクタ48、吸引コネクタ50、挿入部12やユニバーサルコード18の外皮等に気泡(シャボン玉)が形成される。この場合には、内視鏡10内部で漏水が生じる可能性があるので、この時点で、内視鏡10の洗浄は中止する。
漏水が確認できなかった場合、および、漏水検知を行なわない場合には、洗浄工程が開始される。
洗浄工程では、まず、水供給ライン164の減圧弁168および第1バルブ170、ならびに、給水口136aに接続するバルブ180aを開放して、水供給ライン164から水供給管163aを経て、給水口136aから第1洗浄槽202a内に、所定量の水道水を導入する。
所定量の水道水を導入したら、洗浄液口132aに接続するバルブ176aを開放して、洗浄剤ポンプ106を駆動して、洗浄剤タンク100から洗浄液口132aに洗浄剤を供給して、第1洗浄槽202a内で、所定濃度の洗浄液を調製する。
水道水と洗浄剤の量は、内視鏡10を完全に検査液に浸漬でき、かつ、洗浄液の濃度が、前述のように、検査液よりも低濃度の0.5〜1.5wt%程度となる量である。また、水道水の導入と洗浄液の導入は、並行して行なってもよい。
所定量の洗浄液を第1洗浄槽202aに導入したら、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182を駆動し、かつ、一例として、鉗子ポート126aに接続するバルブ152a、送気送水ポート128aに接続するバルブ154a、および、吸引ポート130aに接続するバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放する。
これにより、内視鏡10のチャンネル内を通して第1洗浄槽202a内の洗浄液を循環し、洗浄水によって内視鏡10の各チャンネルを、順次、洗浄する(チャンネル洗浄)。
チャンネル洗浄を終了したら、給水口136aに対応するバルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動する。
これにより、内視鏡10の外部で、第1洗浄槽202a内の洗浄液を循環して、洗浄水による内視鏡10の外部の洗浄を行なう(外部流水洗浄)。
外部流水洗浄を所定時間行なったら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、第1洗浄槽202内の洗浄液を排水する(洗浄排水)。
第1洗浄槽202内の洗浄液を全て排水したら、バルブ190aおよびバルブ192は開放したままで、さらに、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動し、かつ、鉗子ポート126aに接続するバルブ152a、送気送水ポート128aに接続するバルブ154a、および、吸引ポート130aに接続するバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放する。
これにより、鉗子ポート126a、送気送水ポート128a、および吸引ポート130aから、内視鏡10の各チャンネルに、順次、空気を送り込み、チャンネル内に残っている洗浄液を内視鏡から排出する(洗浄送気)。
洗浄液による内視鏡10の洗浄を終了したら、次いで、水道水によって内視鏡10の濯ぎを行なう。
洗浄後の濯ぎは、基本的に、第1洗浄槽202への洗浄液導入を行なわない以外は、前記洗浄液による洗浄と同様に行なう。
すなわち、まず、減圧弁168、第1バルブ170、および、バルブ180aを開放して第1洗浄槽202a内に所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
第1洗浄槽202aに所定量の水道水導入を導入したら、バルブ162aを開放し、循環ポンプ182を駆動して、かつ、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放して、チャンネル洗浄と同様にして内視鏡10の各チャンネルを、順次、水道水で濯ぐチャンネル濯ぎを行い、その後、バルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動して、外部流水洗浄と同様にして、内視鏡10外部を水道水で濯ぐ外部流水濯ぎを行なう。
外部流水濯ぎが終了したら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、洗浄排水と同様にして濯ぎ工程における排水を行い、次いで、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動し、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、順次、1個ずつ開放して、洗浄送気と同様にして送気を行ない、洗浄工程が終了する。
なお、洗浄工程において、洗浄後の濯ぎは好ましい態様として行なわれる処理であって、必須の処理ではなく、洗浄液が消毒液とは無反応な液体である場合には、洗浄後の濯ぎを行なうことなく、後述する消毒工程を行なってもよい。
洗浄工程が終了したら、次いで、消毒工程を行なう。
消毒工程においては、まず、消毒液口134aに接続するバルブ178aを開放して、消毒液ポンプ108を駆動し、所定量の消毒液を第1洗浄槽202a内に導入する(消毒液導入)。
第1洗浄槽202aに所定量の消毒液を導入したら、前述のチャンネル洗浄と同様にして、内視鏡10の各チャンネル内の消毒を行なう。
すなわち、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182を駆動すると共に、内視鏡の各チャンネルを接続するポートに接続されるバルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放する。
これにより、内視鏡10内の各チャンネルを通して第1洗浄槽202a内の消毒液を循環し、消毒液で内視鏡10の各チャンネルを、順次、消毒する(チャンネル消毒)。
チャンネル消毒が終了したら、前述の外部流水洗浄と同様に、内視鏡10外部の消毒を行なう。
すなわち、給水口136aに対応するバルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動して、内視鏡10の外部で第1洗浄槽202a内の消毒液を循環して、洗浄液による内視鏡10の外部の消毒を行なう(外部流水消毒)。
外部流水消毒を、所定時間、行なったら、排出口144aに接続するバルブ198aを開放して、消毒液を消毒液タンク102に戻す(消毒液回収)。
図示例の洗浄機200においては、消毒液の回収にはポンプ等は用いず、自重による落下で消毒液を消毒液タンク102に回収する。
第1洗浄槽202内の消毒液を消毒液タンク102に回収したら、前記洗浄送気と同様に、内視鏡10の各チャンネルに送気を行なう。
すなわち、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動すると共に、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放する。これにより、鉗子ポート126a、送気送水ポート128a、および吸引ポート130aから、内視鏡10の各チャンネルに空気を送り込み、チャンネル内に残っている消毒液を内視鏡10から排出する(消毒送気)。
以上で消毒工程を終了して、次いで、濯ぎ工程を行なう。
消毒工程の後の濯ぎ工程も、基本的に、前記洗浄工程における濯ぎと同様に行なう。
すなわち、まず、減圧弁168、バルブ180a、および第1バルブ170を開放して第1洗浄槽202a内に所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
水道水導入を終了したら、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182を駆動すると共に、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放して水道水によって内視鏡10の各チャンネルを濯ぐチャンネル濯ぎを行う。次いで、バルブ180aを開放して循環ポンプ182を駆動して、内視鏡10の外部を水道水で濯ぐ外部流水濯ぎを行なう。
外部流水濯ぎが終了したら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、濯ぎ工程における排水を行う。その後、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動すると共に、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放して、濯ぎ工程における送気を行ない、濯ぎ工程が終了する。
この濯ぎ工程が終了したら、洗浄機200による内視鏡10の洗浄が終了し、例えばディスプレイ表示や警告音の発生等によって、オペレータに内視鏡10の洗浄が終了した旨を報告する。
なお、前述のように、洗浄機200は、タンクやポンプなどの多くの物を第1洗浄槽202aと第2洗浄槽202bとで共用しているが、両洗浄槽は、洗浄液等の供給系、水供給ライン164および排水ライン194以外は、共に、独立した配管系を持っているので、両洗浄槽202で同時に同じ処理を行なうことも、同時に互いに異なる処理(両洗浄槽202で非同期の処理)を行なうことも可能である。
以上の例では、本発明による漏水検知を、洗浄工程に先立って行なっているが、本発明は、これに限定はされず、洗浄工程の間(洗浄と濯ぎの間)、洗浄工程の後、消毒工程の後、および、濯ぎ工程の後の、何れのタイミングで行なってもよい。
また、本発明の漏水検知方法を内視鏡洗浄機で実施する場合には、内視鏡の洗浄と共に行なうのに限定はされず、漏水検知のみを、洗浄とは全く独立して行なっても良いのは、もちろんである。
さらに、内視鏡の洗浄を行なう際の漏水検知の実施の有無の設定にも、特に限定はなく、洗浄を行なう毎に漏水検知を行なってもよく、所定回数の洗浄を行なう毎に漏水検知を行なってもよく、オペレータによる入力指示等に応じて漏水検知を行なってもよい。
なお、本発明の漏水検知方法は、内視鏡洗浄機で行なうのに限定はされず、専用の検査装置で行なってもよく、あるいは、内視鏡洗浄とは全く異なる独立した施設や設備で行なってもよいのは、言うまでも無い。
また、以上の例では、洗浄機200は、検査液を繰り返し使用するための検査液タンク104および検査液ポンプ110を有しているが、これにも限定はされない。例えば、図示例の洗浄機200のように、複数の洗浄槽を有する場合には、使用頻度の低い1つの洗浄槽を、検査液タンクとして作用させてもよい。
あるいは、検査液を繰り返し使用するのではなく、洗浄液と同様、検査液も1回毎に排水するようにしてもよい。
以上、詳細に説明した本発明の漏水検知方法は、検査溶液として界面活性剤を含む検査溶液を用い、内視鏡内部に空気を導入して、加圧することにより、挿入部12の先端部22や、挿入部12やユニバーサルコード18の外皮に、検査溶液で、内視鏡10の漏水に起因する検査溶液の気泡を生じさせて、漏水検知を行なっている。このような本発明の漏水検知方法を利用することにより、各種の漏水検知方法が実施可能である。
一例として、検査溶液として、pHによって色が変化するpH指示薬(pH指示薬を含む検査溶液)を用い、空気の代わりに、炭酸ガス(酸性もしくはアルカリ性で、内視鏡に影響がなく、好ましくは人体にも影響の無いのガス)によって内視鏡内を加圧する方法が例示される。
すなわち、この方法では、検査溶液としてpH指示薬を用いて内視鏡10に塗布し、かつ、炭酸ガスを内視鏡内部に導入して加圧する。これにより、鉗子チャンネル78などのチャンネルが損傷して孔が空いている場合等であれば、チャンネル内に炭酸ガスが進入して挿入部12の先端部22の検査溶液の色が変化し、挿入部12やユニバーサルコード18等が損傷して孔が空いている場合には、この部分から炭酸ガスが漏れて検査溶液の色が変化し、さらに、挿入部12と操作部14の接続部などの各部の接続部の弛みや操作手段のガタや弛み等で気密性が保てなくなった場合にも、気密性が保てなくなった部分から炭酸ガス漏れて検査溶液の色が変化するので、内視鏡10の漏水を検知できる。
炭酸ガスの加圧圧力等は、前記空気による加圧に準じればよい。
pH指示薬としては、p−ニトロフェノール、フェノールレッド、ブロムチモルブルー、ブロムクレゾールパープル、フェノールフタレイン、メチルオレンジ、メチルレッド、チモールブルー等が例示される。特に、中性付近に変色域を持つものが好ましく、例えば、p−ニトロフェノールやフェノールレッドが好ましく例示される。
また、このpH指示薬を用いる漏水検知方法を前記洗浄機200で行なう場合には、前述の方法と同様にして行なうことが可能である。
以上、本発明の内視鏡の漏水検知方法について詳細に説明したが、本発明は、上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行なってもよいのは、もちろんである。
本発明の内視鏡の漏水検知方法で漏水検知を行なわれる内視鏡の一例を概念的に示す斜視図である。 図1に示す内視鏡の先端部を概念的に示す斜視図である。 図1に示す内視鏡の内部を概念的に示す図である。 本発明の内視鏡の漏水検知方法を実施する内視鏡洗浄機を概念的に示す図で、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 図5に示す内視鏡洗浄機の概略配管図である。
符号の説明
10 内視鏡
12 挿入部
14 操作部
16 コネクタ
18 ユニバーサルコード
22 先端部
24 アングル部
26 軟性部
28,74 鉗子口
30 吸引ボタン
32 送気送水ボタン
36 LRツマミ
38 UDツマミ
40 LR固定ツマミ
42 UD固定レバー
46 通気コネクタ
48 送水コネクタ
50 吸引コネクタ
52 LG棒
54 加圧端子
56 ビデオコネクタ
60 CCDセンサ
62 レンズ
64 プリズム
68 処理基板
70 データケーブル
72 送気送水口
76 ライトガイド
78 鉗子チャンネル
80 送気送水チャンネル
82 送気チャンネル
84 送水チャンネル
86 吸引チャンネル
100 洗浄剤タンク
102 消毒液タンク
104 検査液タンク
106 洗浄剤ポンプ
108 消毒液ポンプ
110 検査液ポンプ
114 第1エアポンプ
116 第2エアポンプ
118 排水ポンプ
120 エアフィルタ
126a,126b 鉗子ポート
128a,128b 送気送水ポート
130a,130b 吸引ポート
132a,132b 洗浄液口
134a,134b 消毒液口
136a,136 給水口
138a,138b 空気ポート
144a,144b 排水口
163a,163b 水供給管
164 水供給ライン
166 フィルタ
168 減圧弁
170 第1バルブ
172 第2バルブ
182a,182b 循環ポンプ
194 排水ライン
200 (内視鏡)洗浄機
202 洗浄槽
204 底面
206 蓋体
208 支点
210 操作パネル
212 スタートボタン
214 フットペダル

Claims (4)

  1. 界面活性剤を含む漏水検知用の検査液を内視鏡に塗布し、漏水検知用の加圧端子から気体を導入することによって内視鏡内部を加圧して、前記検査液による気泡の形成の有無によって内視鏡の漏れを検出することを特徴とする内視鏡の漏水検知方法。
  2. 前記漏水検知用の検査液が、内視鏡洗浄用の洗浄剤を調製してなるものである請求項1に記載の内視鏡の漏水検知方法。
  3. 界面活性剤を含む洗浄剤を用いて調製した洗浄液を用いる洗浄工程、消毒液を用いる消毒工程、および、濯ぎ液を用いる濯ぎ工程を行なう内視鏡の洗浄において、
    前記洗浄剤を用いて、前記洗浄工程で用いる洗浄液よりも高濃度の検査液を調製し、前記洗浄工程の前、洗浄工程の途中、および、何れかの工程を終了した後の、何れかにおいて、この検査液を前記内視鏡に塗布して、前記内視鏡の漏れを検出する請求項1または2に記載の内視鏡の漏水検知方法。
  4. 前記内視鏡の漏れの検出を、界面活性剤を含む洗浄剤を用いて調製した洗浄液を用いる洗浄工程、消毒液を用いる消毒工程、および、濯ぎ液を用いる濯ぎ工程を行なう内視鏡洗浄機で行なう請求項3に記載の漏水検知方法。
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