JP2009071997A - 電力変換装置および車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換用の磁性素子を有する電力変換装置において、磁性素子の電流検出に伴う損失を回避して部品の小型化を実現し、かつ入出力電圧の変動などによる出力電力変動を抑制する。
【解決手段】スイッチング素子21のオン時に電源1から電力変換用の磁性素子22に電流を流して該磁性素子22にエネルギを蓄積し、スイッチング素子21のオフ時に前記磁性素子22に蓄積されたエネルギを負荷側に放出し、スイッチング素子22を高周波でスイッチングすることで電力変換動作を行う電力変換装置において、磁性素子22の磁束状態あるいは磁束変化状態を近似的に模擬する磁束模擬回路7の信号出力によって少なくとも前記スイッチング素子22のオン期間を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明はトランスやチョークコイルのような電力変換用の磁性素子を有する電力変換装置およびこれを用いた車両用灯具に関するものであり、特に巻線電流を開閉するスイッチング素子の制御手段に関するものである。
図21は特許文献1(特開2000−340385)に開示された電力変換装置の回路図である。この電力変換装置は、高輝度放電灯(HIDランプ)の点灯装置であり、直流電源1より放電灯5が必要とする電圧にDC−DC変換回路2で電力変換し、DC−DC変換回路2の出力をインバータ回路3にて低周波交番電力に変換し、放電開始時に必要な高電圧を印加させる始動回路4を介して放電灯5に電力を供給する。
直流電源1はバッテリや交流電源を整流、平滑して得られる直流電源である。DC−DC変換回路2はフライバックコンバータであり、スイッチング素子21、フライバックトランス22、ダイオード23、平滑用コンデンサ24で構成されている。DC−DC変換回路2の出力は、スイッチング素子21のスイッチング状態を調整することで制御する。これにより直流電源1の出力を放電灯5が必要とする電力に変換し、DC−DC変換回路2は放電灯5を安定に点灯させるための安定器として動作する。
出力制御回路6はDC−DC変換回路2の出力電圧を検出し、検出された出力電圧に応じて適切な出力電力の指令値を演算部601にて決定し、その出力電力指令値を出力電圧の検出値で割ることにより出力電流の指令値を出力する。また、出力制御回路6はDC−DC変換回路2の出力電流を検出し、検出された出力電流と指令値との差分を誤差増幅器602により増幅し、1次側ピーク電流指令値Vrを作成する。
出力制御回路6は1次側のスイッチング素子21にオン駆動信号を与えるフリップフロップ等よりなるオン・オフ制御部61を備えており、コンパレータ611によりオフタイミング信号、コンパレータ612によりオンタイミング信号を与えている。コンパレータ611は1次電流の検出信号が1次側ピーク電流指令値Vrに達すると、オフタイミング信号を出力する。コンパレータ612は2次電流がゼロとなったことを検出するとオンタイミング信号を出力する。オン・オフ制御部61は最大オン時間と最小オン時間の設定部を有すると共に、後述する最大オフ時間調整回路613が付加されている。
図21の回路では、DC−DC変換回路2としてフライバックコンバータの例を示している。フライバックコンバータはトランス22の1次巻線をスイッチング素子21を介して直流電源1に接続し、トランス22の2次巻線をダイオード23を介して平滑用コンデンサ24に接続したものであり、1次巻線電流I1が遮断されたときにダイオード23を介して2次巻線電流I2が流れる所謂フライバック動作を行う巻線極性となっている。
スイッチング素子21がオンすると、トランス22の1次巻線電流I1が上昇する。スイッチング素子21のオン時間は、出力制御回路6で規定される1次側ピーク電流指令値Vrに達するまでの期間とする。スイッチング素子21がオフした後に2次巻線電流I2が流れはじめ、2次巻線電流I2が略ゼロになったときにスイッチング素子21を再びオンさせるように駆動する。動作波形で示すと、図24のようなスイッチング動作となる。このようなスイッチング動作を電流臨界モードといい、一般的に回路効率がよい。
しかし、2次巻線電流I2がゼロになるまでスイッチング素子21が再オンしないので、高輝度放電灯5ではランプ温度が低い状態ではランプ電圧が低くなることで2次巻線電流I2の傾きが緩やかになって、2次巻線電流I2がゼロに達するまでの時間が長くなる。これは、スイッチング周波数の低下を招き、同じ出力を得るために1次巻線電流I1のピーク値が増大するため、スイッチング素子21の電流耐量の増大や電力変換用トランス22の大型化、平滑用コンデンサ24の大型化を招く。
特に車載用前照灯の高輝度放電灯の場合、光出力をすばやく立ち上げるため、ランプ温度が低いとき定常状態より過大な電力を加えるため、この欠点の影響が大きい。
そのため、図21の従来例では、図25で示す動作波形のように、最大オフ時間を限定する最大オフ時間調整回路613を付加し、オフ時間がその上限を超えた場合、2次巻線電流I2が流れていても強制的にスイッチング素子21をオンに移行させるような電流連続モードで動作させる。これにより、過度なスイッチング周波数の低下を抑制している。
トランス22の2次巻線電流I2の検出はゼロ点のみを検出すればよいので、直接的に電流を検出せず間接的にゼロ点を検出する手法がある。一方、1次巻線電流I1は出力の調整のため、流れる電流ピークが指令値に達したことを検出するので、電流値に対応した信号の検出が必要となる。
1次巻線電流I1を検出するためには、図22で示す特開平8−182314(特許文献2)のように、抵抗620などによって検出することが一般的である。図22の回路では、電流検出抵抗620により検出された1次巻線電流I1の検出値が基準電圧Vrを超えると、コンパレータ624の出力が反転し、RSフリップフロップ622がリセットされ、そのQ出力がLowレベルとなることでスイッチング素子21がオフとなる。減磁検出回路626によりトランス22のエネルギ放出が検出されると、RSフリップフロップ622がセットされ、そのQ出力がHighレベルとなることでスイッチング素子21がオンとなる。RSフリップフロップ622のQ出力を反転した信号により放電スイッチS1が制御されており、スイッチング素子21のオン時には放電スイッチS1がオフされることにより、基準電圧Vrは制御電源電圧Vccから定電流源Irを介してコンデンサCrを充電することにより漸増する電圧となる。スイッチング素子21のオフ時には放電スイッチS1がオンされることにより、コンデンサCrは抵抗Rrを介して放電されることにより漸減する電圧となる。
この図22の回路では、電流検出抵抗620によって電力損失を生じる。特に、負荷電力が大きいほど、また入力電圧が低いほど、スイッチング素子21に流す電流I1は大きくなるため、検出抵抗620が大型化する。電流検出抵抗620での電力損失を低減するために抵抗値を低く設定すれば、得られる検出信号が小さくなって、外乱ノイズ等に弱くなる。
図23は特開2004−87339(特許文献3)に開示された電力変換装置の回路図である。この従来例では、発振器642から得られた三角波信号出力とPWM指令信号とをコンパレータ641で比較して得られた信号をDC−DC変換回路2のスイッチング素子21の駆動信号として利用している。この場合、1次巻線電流を検出する必要がなく、電流検出抵抗の使用に伴う電力損失がない。また、発振器642の出力信号を比較的任意に設定できるため、信号レベルを比較的高くすれば、外乱ノイズに対する影響を小さくすることができる。
しかしながら、図23の従来例のように、発振器642によってスイッチング素子21のオンデューティを決定するような方式にてDC−DC変換回路2の出力調整を行う放電灯点灯装置の場合、特に電流連続モード(図25)で動作させたとき、入力電圧や負荷電圧が少しでも変動したり、スイッチング素子21のオフ時間がノイズ等により僅かにずれたりすると、出力電力が大きく変動しやすい。
図27に電流連続モードにおいて僅かに出力電力が増加した場合の動作波形を例示している。この場合、出力電圧Voutが時刻t1でわずかに上昇すると、2次巻線電流I2の傾きが大きくなり、次にスイッチング素子21がオンした時点での1次巻線電流I1の初期値が低下する。出力検出の遅延やフィードバック制御の遅延などからスイッチング素子21のオン期間はすぐには変わらない。そのため、スイッチング素子21をオフする時点の1次巻線電流I1のピーク値も低下する。出力電力はトランス22の1次巻線ピーク電流の2乗に比例するため、わずかなピーク電流のずれが出力電力Poutに大きく影響する。さらに、負性抵抗特性の放電灯では、出力低下に伴いランプ電圧が上昇する。これによりDC−DC変換回路2の出力電圧Voutがさらに上昇し、出力を減じる方向に動作する。図27では出力減少の場合を示しているが、出力増加の場合も同様に変動が大きくなる。
図21の従来例では、スイッチング素子21がオフするタイミングは1次巻線電流I1がフィードバック制御回路で演算される指令値に達する時間である。指令値が一定の条件で入出力状態が急変してもオフ直前の1次巻線ピーク電流は同じであるため、出力電力への影響が少なく、フィードバック制御回路の応答性が遅い場合でも出力変動が小さい。特に放電灯負荷のように負性抵抗負荷などにおける電流連続モード動作では入出力電圧に変動が生じた場合の出力電力安定性に対する効果が高い。
しかし、図23の従来例では、出力電力に影響のあるトランス22の電流を直接検出しないため、出力電力は出力検出値からフィードバック制御回路63によって調整するしかなく、フィードバック制御回路63の応答性が遅ければ、出力変動が大きくなる。これを防止するためには、フィードバック制御ゲインを大きくし、応答性を早くすればよいが、制御系の安定性を確保するためには得策でない。また、1次巻線電流I1を検出していないため、どの程度の1次巻線電流I1が流れているかがわからない。そのため、スイッチング素子21の電流許容量を必要以上に上げないよう、またトランス22が飽和しないように過大な1次巻線電流を防止する手段を別途必要とする。
図26にリンギングチョークコンバータの一従来例(特開2004−336874)を示す。この回路では、出力電圧状態に応じて調整された充電電流がフォトカプラPC630と抵抗654を介してコンデンサ652を充電し、スイッチング素子21のオン時間はコンデンサ652の充電電圧がトランジスタ651のベース・エミッタ間の順方向電圧VBEを超えるまでの時間となり、充電電流量によってオン時間を調整する。スイッチング素子21がオフの場合、オン時間に充電されたコンデンサ652の電荷は3次巻線N3に生じた逆極性の電圧により抵抗653を介して放電する。スイッチング素子21のオフ時間におけるコンデンサ652の放電量はオフ時間と出力電圧に左右されるので、出力電圧が変動した場合、オン時間にも影響する。たとえば出力電圧が上昇したとき、放電量が大きくなり、次のオン時間を長くする方向に作用する。これは、負性抵抗負荷である放電灯負荷には都合がよい。
しかし、図26の従来例では、スイッチング素子21のオン時間はコンデンサ652の充電電圧が所定値に達するまでの時間であって、放電は出力電圧に対応する逆極性の電圧にて抵抗とコンデンサの時定数でオフ時間のあいだ放電する。このため、1次巻線の電流値を直接測定していないため、実際の1次巻線電流値がわからない。よって、1次巻線電流が過大な電流値にならないよう防止する手段が必要となる。
また、コンデンサ652への充電はオン時間可変のため充電電流を可変する機構が存在し、放電は抵抗653を介しておこなうため、入出力条件によっては充放電の時定数が大きく違うことになる。これは、放電灯負荷のように放電開始直前の無負荷条件では数百V(たとえば400V)の出力電圧、ランプ温度の低い放電開始直後では数V〜十数V(たとえば13V)、安定点灯時は数十V(たとえば85V)などのように、大きく出力電圧が変動する場合、時定数の設計が困難になる。
特開2000−340385号公報 特開平8−182314号公報 特開2004−87339号公報 特開2004−336874号公報
本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、電力変換用の磁性素子を有する電力変換装置において、磁性素子の電流検出に伴う損失を回避して部品の小型化を実現し、かつ入出力電圧の変動などによる出力電力変動を抑制することを課題とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1に示すように、スイッチング素子21のオン時に電源1から電力変換用の磁性素子22に電流を流して該磁性素子22にエネルギを蓄積し、スイッチング素子21のオフ時に前記磁性素子22に蓄積されたエネルギを負荷側に放出し、スイッチング素子22を高周波でスイッチングすることで電力変換動作を行う電力変換装置において、前記磁性素子22の磁束状態あるいは磁束変化状態を近似的に模擬し、信号として出力する磁束模擬回路7を有し、少なくとも前記スイッチング素子22のオン期間は前記磁束模擬回路7の信号出力によって決定されることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記磁束模擬回路7は、図2、図3に示すように、前記磁性素子22に印加される電圧に対応した複数の信号源701,702と、該信号源701,702をスイッチング素子22のスイッチング状態によって切り替える回路703を含むことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記複数の信号源は、図2、図3に示すように、電源1からの入力電圧および負荷側への出力電圧を信号源とした、あるいは該電圧にそれぞれ対応した信号源であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記磁束模擬回路は、前記磁性素子の巻線に生じた電圧またはその巻線の一部分(図6参照)に生じた電圧を信号源とした、あるいは該電圧に対応した信号源を含むことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記磁性素子は複数の巻線を有するトランス構造であり、図4〜図17に示すように、少なくとも1つの巻線に生じた電圧またはその巻線の一部分に生じた電圧を信号源とした、あるいは該電圧に対応した信号源を含むことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、図2、図5〜図10、図13、16、17に示すように、前記磁束模擬回路は、前記信号源からの信号をコンデンサ700に充放電する回路と、該コンデンサ700の電圧を直接あるいは等価的に検出する回路を有しており、スイッチング素子21のオン期間は前記コンデンサ700の検出電圧が所定値に達することにより規定されることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、図10に示すように、前記磁束模擬回路は、前記信号源からの信号をコンデンサ700に充放電する回路と、該コンデンサ700の充電電流を直接あるいは等価的に検出する回路(720,721)を有しており、スイッチング素子21のオン期間は充電電流が所定値に達することにより規定されることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、図3、図4、図11、図12、図15に示すように、前記磁束模擬回路は、前記信号源の電圧によってインダクタ710に電流を流す回路を有し、該インダクタ710の電流を直接あるいは等価的に検出する回路を有しており、スイッチング素子21のオン期間は該インダクタ710の電流が所定値に達することにより規定されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれかにおいて、図16に示すように、前記スイッチング素子21の最小オフ維持期間を前記磁束模擬回路の信号出力によって決定されることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれかにおいて、図17に示すように、前記スイッチング素子21のオフ期間を前記磁束模擬回路の信号出力によって決定されることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の電力変換装置を用いた車両用前照灯の点灯装置を含む車両用灯具である(図18)。
本発明によれば、電力変換用の磁性素子の磁束状態あるいは磁束変化状態を近似的に模擬する磁束模擬回路の信号出力によってスイッチング素子のオン期間を規定するようにしたから、電力変換用の磁性素子に流れる電流を直接検出しないことにより、検出回路の損失削減や部品の小型化を実現できる。また、電力変換用の磁性素子に流れる電流を直接検出しなくても、出力の安定性能が高いカレントモード制御と同様の制御が可能であるから、入出力電圧の変動などによる出力電力変動を抑制できる。
本発明の基本構成を図1に示す。図中、1は直流電源、2はDC−DC変換回路である。図示されたDC−DC変換回路2はフライバックコンバータであり、MOSFETのようなスイッチング素子21と、フライバックトランス22、ダイオード23、平滑用コンデンサ24を備えている。ここでは電力変換用磁性素子はフライバックトランス22であり、その磁束状態あるいは磁束変化状態は電力変換用磁性素子磁束模擬回路7により近似的に模擬されて、磁束模擬信号として出力される。磁束模擬信号はコンパレータ611に入力されて、ON時間指令信号と比較される。
図1の動作は以下の通りである。発振器651から出力される所定周期の信号をRSフリップフロップ65で受け、RSフリップフロップ65をセットし、スイッチング素子21のオン信号として出力し、ドライブ回路66を介してスイッチング素子21をオンする。スイッチング素子21のオンを受け、電力変換用磁性素子磁束模擬回路7は入力電圧Vinと1次巻線の巻数N1に応じた信号(Vin/N1)を時間積分した正の傾き信号を出力する。磁束模擬信号はコンパレータ611でON時間指令信号と比較され、該指令信号を超えるとリセット信号をRSフリップフロップ65に送り、RSフリップフロップ65はスイッチング素子21のオフ信号を出力し、スイッチング素子21をオフする。スイッチング素子21のオフにより電力変換用磁性素子磁束模擬回路7は出力電圧Voutと2次巻線の巻数N2に応じた信号(Vout/N2)を負極性で時間積分した負の傾き信号を出力する。発振器651の信号でスイッチング素子21を再びオンする。
このように、本発明は、スイッチング素子21のオン期間の間、電力変換用磁性素子に電流を流してエネルギを蓄積し、電力変換用磁性素子に蓄積されたエネルギをスイッチング素子21のオフ期間に負荷側に放出する電力変換回路において、スイッチング素子21のオン期間を電力変換用磁性素子に流れる電流が所定値に達するまでの期間とする方式、いわゆるカレントモード制御する場合において、電力変換用磁性素子に流れている電流を検出抵抗で検出する代わりに、磁束量を模擬する回路7を設け、それによる磁束模擬信号によって、スイッチング素子21のオン期間を決定するものである。
以下、電力変換用磁性素子磁束模擬回路7の動作について数式を用いて説明する。
電力変換用磁性素子の磁束はインダクタンス値をL、電流値をI、磁性素子の巻数をNとした場合、
φ=L・I/N …(1)
となり、直接電流を検出しなくても磁束は磁性素子電流に比例するため、磁束信号によりオン期間を決定する手段でも等価的にカレントモード制御が可能となる。
さらに、磁性素子に印加される電圧がv、インダクタンス値がLの場合、電流Iは
I=(1/L)・∫vdt …(2)
となるから、磁性素子に印加される電圧vを時間積分することで磁束φあるいは電流Iを模擬できる。
図1において、フライバックトランス22の1次巻線と2次巻線の巻数比がN1:N2、1次巻線と2次巻線のインダクタンス値をL1、L2とした場合、入力電圧Vinでスイッチング素子21をオンしたとき、1次巻線電流I1は
I1=(1/L)・∫Vin dt …(3)
の関係で電流が増加し、フライバックトランス22の磁束φは
φ=(1/N1)・∫Vin dt …(4)
で増加する。なお、電流連続モード(図25)の場合、1次巻線電流I1にはスイッチング素子21のオン直後の電流初期値Izが加算される。
1次巻線電流が指令値Imに達すると、スイッチング素子21をオフして、出力側にエネルギを放出し、磁束φは減少する。スイッチング素子21がオフされた時点の磁束をφmとし、出力電圧をVoutとすると、スイッチング素子21のオフ期間に磁束φは
φ=φm−(1/N2)・∫Vout dt …(5)
で減少する。
すなわち、スイッチング素子21がオンしているときには、Vin/N1に比例する信号で時間積分し、スイッチング素子21がオフしているときには、Vout/N2に比例する信号にて逆極性で時間積分することにより磁束量を相似的に模擬することができる。
本発明は、トランスやインダクタなどの電力変換用磁性素子の電圧を直接検出、あるいは入出力電圧とスイッチング状態などにより間接的に検出した信号を時間積分することで、磁束量を相似的に模擬した信号を、スイッチング信号のオン期間調整信号としたことを特徴とする。これによって、電流値の大きい磁性素子電流を検出しなくてもよいので、電流検出抵抗による電力損失や検出回路の大型化を回避でき、カレントモード制御と同様に磁性素子の電流値に応じてスイッチング素子のオフタイミングを調整できるので、出力電力の安定性を高くすることができる。
また、積分時における比例定数を調整することで、信号振幅を大きくすることができるので、外乱ノイズなどの影響を低減することができる。
以下、本発明を実施するのに好適な具体的な回路構成を例示しながら説明する。
(実施形態1)
図2は本発明の実施形態1の回路図である。直流電源1にはスイッチング素子21を介してフライバックトランス22の1次巻線が接続されている。フライバックトランス22の2次巻線にはダイオード23を介して平滑用コンデンサ24が接続されている。ダイオード23の極性は、スイッチング素子21のオン時に2次巻線に発生する電圧を逆阻止する方向となるように接続されており、スイッチング素子21のオフ時に2次巻線に発生する電圧によりダイオード23を介して平滑用コンデンサ24が充電される。
本実施形態では、電力変換用磁性素子としてのフライバックトランス22の磁束模擬回路として、容量CT のコンデンサ700と、その電荷放電用の電流信号源701と、電荷充電用の電流信号源702と、充電と放電を切り替える切替手段703を備えている。切替手段703はスイッチング素子21をオン/オフするRSフリップフロップ65のQ出力により制御されており、充放電の切り替えはスイッチング素子21のスイッチング信号に同期して行われる。スイッチング素子21がオンの時には電流信号源702によってコンデンサ700を充電し、スイッチング素子21がオフの時には電流信号源701によってコンデンサ700を放電する。コンデンサ700に対して電流信号源701、702による充放電を行うと、コンデンサ700の電圧は電流信号源701、702の電流値の時間積分となる。
ここで、直流電源1からの入力電圧をVin、DC−DC変換回路の出力電圧(平滑用コンデンサ24の電圧)をVout、電力変換用磁性素子としてのフライバックトランス22の1次巻線の巻数をN1、2次巻線の巻数をN2とする。コンデンサ700に磁束を模擬する電圧を充電するための電流信号源702から供給される電流は、Vin/N1に比例している。また、コンデンサ700に充電された磁束を模擬する電圧を放電させるための電流信号源701に流れる電流は、Vout/N2に比例している。
すなわち、前記(4)、(5)式の演算結果をコンデンサ700の電圧で得ることができ、磁束模擬信号として利用できる。コンデンサ700の容量CT や電流信号源701,702のゲイン(比例定数)を調整することで、得られる磁束模擬信号のレベルを調整でき、外乱ノイズの影響を抑制できるレベルにまで信号を大きくすることが可能である。
本実施形態では、スイッチング素子21のオンタイミング信号は発振器651から出力されており、発振器651の出力をRSフリップフロップ65のセット入力Sとすることにより、RSフリップフロップ65のQ出力がHレベルとなり、スイッチング素子21がオンされると同時に信号源702によるコンデンサ700の充電が開始する。コンデンサ700より得られる磁束模擬信号(コンデンサ700の充電電圧)をコンパレータ611によりON時間指令信号と比較し、指令信号レベルを超えたときにオフタイミング信号を出力する。コンパレータ611の出力は、RSフリップフロップ65のリセット入力Rとなっており、コンパレータ611からオフタイミング信号が出力されると、RSフリップフロップ65のQ出力がLレベルとなり、スイッチング素子21がオフされる。このとき、切替手段703により信号源701によるコンデンサ700の放電が開始する。
なお、図24のような電流臨界モード、あるいは図25のような電流連続モードで動作させる場合、図2の構成でトランス22の磁束φを模擬できるが、トランス22のエネルギ放出が完了した後、スイッチング素子21が遅れてオンするような電流不連続モード(図示せず)で動作させる場合には、信号源701によるコンデンサ700の放電が完了した後、コンデンサ700が負方向に充電されることを防止するために、コンデンサ700には充電電圧と逆方向にダイオードを並列接続しておいても良い。
(実施形態2)
図3は本発明の実施形態2の回路図である。実施形態1と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、インダクタンス値LT のインダクタ710に流れる電流によりフライバックトランス22の磁束を模擬しており、インダクタ710に流れる電流を抵抗711で電流−電圧変換することにより磁束模擬信号として取り出している。
本実施形態では、電力変換用磁性素子としてのフライバックトランス22の磁束模擬回路として、インダクタンス値LT のインダクタ710と、そのエネルギ放出用の電圧信号源701aと、エネルギ蓄積用の電圧信号源702aと、エネルギ蓄積と放出を切り替える切替手段703を備えている。スイッチング素子21がオンの時には電圧信号源702aによってインダクタ10に電圧を印加して電磁エネルギ蓄積のための電流を流し、スイッチング素子21がオフの時には電圧信号源701aによってインダクタ10に逆極性の電圧を印加して電磁エネルギ放出のための電流を流す。
直流電源1からの入力電圧をVin、DC−DC変換回路の出力電圧(平滑用コンデンサ24の電圧)をVout、電力変換用磁性素子としてのフライバックトランス22の1次巻線の巻数をN1、2次巻線の巻数をN2とすると、電圧信号源702aの電圧はVin/N1に比例しており、電圧信号源701aの電圧はVout/N2に比例している。
インダクタ710に接続される電圧信号源701a,702aの切り替えはスイッチング素子21のスイッチング信号に同期して行われる。インダクタ710に電圧源によって電流を流す場合、その電流値は電圧の時間積分に比例する。すなわち、前記(4)、(5)式の演算結果をインダクタ710の電流値として得られる。この電流値を電流検出抵抗711で電流−電圧変換して得られた信号を磁束模擬信号として利用できる。
インダクタ710のインダクタンス値LT を、電圧信号源701a、702aの電圧レベルを考慮して設定すれば、インダクタ710に流れる電流値を小さくすることができ、スイッチング周波数fswとインダクタ710で求められるインピーダンス2π・fsw・LT に比べて、電流検出抵抗711の抵抗値を十分小さく(たとえば1/50以下)すれば、インダクタ710の積分演算信号への影響を軽減できる。
また、インダクタ710のインダクタンス値LT や検出抵抗711の抵抗値を調整することで、得られる磁束模擬信号レベルを調整でき、外乱ノイズの影響を抑制できるレベルにまで信号を大きくすることが可能となる。
前記電流検出抵抗711より得られる磁束模擬信号を、図1と同様にオン時間を決めるためにON時間指令信号とコンパレータ611で比較し、指令信号レベルを超えたときにオフタイミング信号を出力し、スイッチング素子21をオフさせる。
なお、電流検出手段としては、検出抵抗711に限定するものではなく、インダクタ710を流れる電流を検出する手段であれば何でもよい。
(実施形態3)
図4は本発明の実施形態3の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、実施形態2と同様にインダクタンス値LT のインダクタ710に流れる電流IT によりフライバックトランス22の磁束を模擬しており、インダクタ710に流れる電流を抵抗711で電流−電圧変換することにより磁束模擬信号として取り出している。
磁束模擬信号はスイッチング素子21がオンのとき、(4)式で示されるが、(4)式を変形すると、
φ=(1/N2)・∫(N2/N1)Vin dt …(6)
となる。
ここで、(N2/N1)Vinは、スイッチング素子21がオンのときに2次側に生じる電圧である。すなわち電力変換用磁性素子がトランス構成の場合、2次側巻線に生じた電圧値に基づいた信号を時間積分することで磁束模擬信号を得ることができる。同様に、1次巻線や別に設けた補助巻線など、1つの巻線に生じる電圧値に基づいた信号を時間積分してもよい。
図4の実施形態では2次巻線出力端にインダクタ710を接続し、そのインダクタ710に流れる電流信号IT を磁束模擬信号として電流検出抵抗711で検出する実施形態である。
スイッチング素子21がオンの時には1次巻線N1に入力電圧Vinが印加される。このとき2次巻線N2には(N2/N1)・Vinなる電圧が生じる。電流検出抵抗711はインダクタ710のインピーダンスに比べて十分小さく設定すれば、2次巻線電圧のほとんどはインダクタ710に印加され、この電圧に基づいて電流IT が図示された矢印で示す極性で増加する。このとき、電流IT は2次巻線電圧を時間積分した電流信号となる。
スイッチング素子21がオフすると、2次巻線電圧は極性が逆で電圧値が出力電圧Voutとなり、この電圧がインダクタ710に印加され、この電圧に基づいて時間積分した条件で図示された矢印の方向に流れていた電流IT が減少する。
前記電流検出抵抗711より得られる磁束模擬信号を、図1と同様にオン時間を決めるためにON時間指令信号とコンパレータ611で比較し、指令信号レベルを超えたときにオフタイミング信号を出力し、スイッチング素子21をオフさせる。
なお、インダクタ710のインダクタンス値LT はインダクタ710を接続する巻線(図4ではトランス22の2次巻線)のインダクタンスに比べて十分大きくし(たとえば100倍以上)、インダクタ710の電流IT がトランス22の電流に及ぼす影響を極力小さくする。
(実施形態4)
図5は本発明の実施形態4の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、上述の実施形態3において、2次巻線電圧を積分演算する手段としてコンデンサ700の充放電を利用した実施形態である。本実施形態ではコンデンサ700の充放電に電流信号源を用いず、2次巻線電圧を抵抗704を介してコンデンサ700の充放電に利用する構成としたものである。コンデンサ700の容量をCT 、抵抗704の抵抗値をRT とする。
スイッチング周期程度の微小時間内では入出力電圧の変動はごく小さく、ほぼ一定電圧とみなし、2次巻線電圧をV2とすれば(6)、(5)式よりオン時間Tonにおける磁束模擬信号の変動量Δφは、
Δφ=(1/N2)・(N2/N1)・Vin・Ton …(7)
となり、オフ時間Toffにおける磁束模擬信号の変動量Δφは、
Δφ=−(1/N2)・Vout・Toff …(8)
で表すことができる。すなわち、磁束模擬信号の変動量は2次巻線電圧V2とオン期間Ton、オフ期間Toffの積に比例したものと考えることができる。
一方、本実施形態において、2次巻線電圧V2でのコンデンサ700の電圧変動量ΔVCTは、
ΔVCT=V2・{1−exp(−t/(RT ・CT ))} …(9)
となる。オン時間Tonおよびオフ時間Toffが時定数RT ・CT に比べ、ある程度小さい場合(たとえば1/5以下)であれば、(6)式は
ΔVCT=V2・t/(RT ・CT ) …(10)
と近似することができ、(7)、(8)式と同様に2次巻線電圧V2、オン期間Ton、オフ期間Toffの積に比例するため、電力変換用磁性素子の電圧値に対応した電圧V2で抵抗704を介し、コンデンサ700を充放電する手法でもコンデンサ700の電圧VCTを近似的な磁束模擬信号として利用できる。
なお、図6で示すように、トランス22の中間タップから2次巻線電圧V2に比例するトランス電圧を取り出し、積分演算する構成としてもよい。また、トランス22の中間タップに図4の実施形態のようにインダクタ710を接続し、その電流を検出することで積分演算する構成としてもよい。
(実施形態5)
図7は本発明の実施形態5の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態はトランス22の1次側電圧を利用して積分演算を行う実施形態である。コンデンサ700の容量をCT 、抵抗704の抵抗値をRT とする。
スイッチング素子21がオンのとき、コンデンサ700には電源1の電圧Vinが抵抗704を介して印加され、時定数RT ・CT で充電される。スイッチング素子21がオフのとき、トランス22の1次巻線には電圧(N1/N2)・Voutが生じ、スイッチング素子21のオン時とは逆極性の電圧がコンデンサ700、抵抗704の直列回路に印加され、スイッチング素子21のオン時に充電されたコンデンサ700の電荷を放電する。
スイッチング素子21のオン時にコンデンサ700と抵抗704の接続点(a)点ではコンデンサ700の電圧VCTが検出できるので、これを磁束模擬信号とし、オン時間を決定する。
コンデンサ700の電圧VCTを検出する(a)点電圧はスイッチング素子21がオフのとき、トランス22の1次巻線電圧に電源電圧が重畳した電圧となるため、図8のようにダイオードによって充電電流経路と放電電流経路を切り替え、コンデンサ700に接続される充電抵抗705と放電抵抗706を分離し、充電側の抵抗705との接続点(b)からコンデンサ700の電圧VCTを検出してもよい。この場合、オフ時の1次巻線電圧はダイオードで阻止され、過大な電圧がコンパレータ611に入力しないようにすることができる。
なお、図7、図8の本実施形態の場合、スイッチング素子21のオフ時には検出電圧がコンデンサ700の電圧VCT以上に高くなるので、オフ状態を維持することができるため、スイッチング状態を維持するRSフリップフロップ65を削減した構成としてもよい。図8の回路で説明すると、発振器651の出力がHighレベルになると、OR回路652を介してスイッチング素子21がオンとなり、接続点(b)の電圧が下がるので、コンパレータ611の出力がHighレベルとなる。その後、発振器651の出力がLowレベルになってもコンパレータ611の出力がHighレベルである間はOR回路652の出力はHighレベルに維持されるので、スイッチング素子21はオンのままとなる。コンデンサ700が充電されて、接続点(b)の電圧がON時間指令信号よりも高くなると、コンパレータ611の出力はLowレベルとなり、スイッチング素子21はオフとなる。すると、接続点(b)の電圧は電源1の電圧まで上昇し、コンパレータ611の出力はLowレベルのまま維持される。
同様の構成は図7の回路にも適用できるが、図7の回路では、スイッチング素子21のオフ時に接続点(a)に、電源1の電圧+トランス22の1次側電圧(逆起電圧)+コンデンサ700の電圧という高い電圧が印加されることになるので、図8の回路のように接続点(b)にダイオードを付加してコンパレータ611の入力端子を保護することが好ましい。
次に、図9に示す変形例はコンデンサ700の電圧VCTをトランジスタ730、抵抗731で構成されたエミッタフォロア増幅回路で検出するものである。コンデンサ700の電圧VCTはトランジスタ730のエミッタ端子に現れ、コンデンサ700の電圧VCTに応じた電圧が抵抗731に印加され、その電圧に応じた電流がトランジスタ730のエミッタからコレクタ側に流れる。そのコレクタ電流を抵抗732で受け、生じた電圧がコンデンサ700の電圧VCTに対応した信号となる。抵抗731と732を任意に設定することで増幅率が調整できる。この電圧を磁束模擬信号とし、オン時間を決定するコンパレータ611に入力する。
図9のトランジスタ730の増幅回路はコンデンサ700の電圧VCTがトランジスタ730のベース・エミッタ間順方向電圧以上ないと動作しない。そのため、コンデンサ700の電圧VCTにオフセット電圧が重畳されるような構成としたものでもよい。図9ではコンデンサ700への充放電時定数を決める抵抗704以外にバイアス用の抵抗707を設けることでオフセット電圧を重畳させている。
また、この場合、オフセット電圧は入力電圧に影響し、入力電圧の変動がスイッチング素子21のオン時間すなわち出力電力に影響するため、ON時間指令信号に電源電圧変動を重畳する補正回路733を設けたものであってもよい。
(実施形態6)
図10は本発明の実施形態6の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態は1次側電圧によるコンデンサ700と抵抗704の充放電回路において、その充放電電流を磁束模擬信号として利用する実施形態である。充放電電流も指数関数的に変化するため、同様に近似的な磁束模擬信号として利用できる。コンデンサ700の容量をCT 、抵抗704の抵抗値をRT とする。
本実施形態ではスイッチング素子21がオンしたときに電源1から抵抗704を介して充電する電流のみを電流ミラー回路により抵抗721に流し、生じた電圧信号を充電電流信号として検出するものである。スイッチング素子21のオフ時に、1次巻線により発生した逆極性の電圧によるコンデンサ700の電荷放出時には、ダイオード722を介して放電電流をバイパスさせている。コンデンサ700の電圧検出と違い、充電電流はスイッチング素子21をオンした瞬間が最も大きく、単調減少するため、オン時間は充電電流が所定値以下に低下するまでの期間とする。つまり、コンパレータ611の入力極性は図9とは逆極性となる。
なお、本実施形態では1次側巻線電圧を利用しているが、これに限らず、2次側巻線電圧や補助巻線電圧を利用した回路形式においても、コンデンサ700への充電電流を近似的な磁束模擬信号として利用してもよい。
(実施形態7)
図11は本発明の実施形態7の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態はインダクタ710にトランス22の1次側電圧を印加し、インダクタ710に流れる電流を磁束模擬信号として検出する実施形態である。インダクタ710に流れる電流は電流検出抵抗711で検出し、得られた信号を磁束模擬信号として利用する。インダクタ710のインダクタンス値をLT とする。
インダクタ710のインピーダンスが電流検出抵抗711に対し十分大きければ、スイッチング素子21がオンのときインダクタ710には電源電圧Vinが印加され、時間積分の関係で電流が増加する。
スイッチング素子21がオフのときは、トランス22の1次巻線に(N1/N2)・Voutの電圧が生じ、該電圧がオン時とは逆極性でインダクタ710に印加され、インダクタ710の電流は減少する。
インダクタ710の電流は抵抗711で検出するが、スイッチング素子21のオフ時にトランス22の1次巻線に生じた高電圧がコンパレータ611に入力されることを防止するためダイオードによって高電圧を阻止している。
なお、抵抗712はスイッチング素子21がオンしているときにダイオードをオンさせるためのバイアス電流を流すためのものである。抵抗712で流す電流は、インダクタ710に流れる電流に比べて十分低い値(たとえば1/10以下)とし、インダクタ710の電流検出に影響が生じないようにする。
また、インダクタ710の電流検出は、図10と同様に電流ミラー回路を用いた構成や、図12のように電流検出抵抗711に生じた電流をエミッタフォロア増幅回路により検出する構成であってもよい。
(実施形態8)
図13は本発明の実施形態8の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態は入力側の1次巻線N1、出力側の2次巻線N2とは別に補助巻線N3を設け、補助巻線N3に発生した電圧を利用して磁束模擬信号を得る実施形態であり、補助巻線N3に発生した電圧を抵抗704を介してコンデンサ700に充放電し、コンデンサ700の電圧を磁束模擬信号として利用するものである。コンデンサ700の容量をCT 、抵抗704の抵抗値をRT とする。
トランス22の1次巻線の巻数比をN3/N1とすると、スイッチング素子21がオンのとき補助巻線N3にはVin・N3/N1なる電圧が生じ、この電圧にて抵抗704を介してコンデンサ700を充電する。
磁束模擬信号であるコンデンサ700の電圧VCTがON時間指令信号の値を超えたことをコンパレータ611で検出し、オフ信号をRSフリップフロップ65に入力し、スイッチング素子21をオフ状態に移行させる。
スイッチング素子21がオフ状態のとき、2次巻線N2から負荷側にエネルギが送られると同時に、2次巻線N2には出力電圧Voutが印加される。補助巻線N3と2次巻線N2との巻数比をN3/N2とすると、補助巻線N3にはスイッチング素子21のオン時とは逆極性でVout・N3/N2なる電圧が生じ、この電圧により抵抗704を介してコンデンサCT を放電する。
図13の実施形態ではスイッチング素子21の再オンは発振器651の信号にて行っている。すなわち、高周波信号を発振する発振器651の出力がHighレベルになると、フリップフロップ65のセット入力Sがトリガされて、Q出力がHighレベルとなり、スイッチング素子21がオンされる。
図14で示す実施形態のように、コンデンサ700の電圧VCTが想定範囲外とならないよう、クランプ回路708を設けた構成であってもよい。図示されたクランプ回路708では、コンデンサ700の電圧VCTは制御電源電圧Vccとグランドレベルの間に規制される。クランプ回路708の構成は、図14に限定されるものではなく、コンデンサ700の電圧範囲が想定範囲外となっても、コンパレータ611などの検出回路側に想定外の電圧が伝達されないよう保護する回路構成ならば何でもよい。
さらに、コンパレータ611を単電源で動作させたときにゼロ点付近での検出感度を上げるような場合、磁束模擬信号出力に図14のようなオフセット重畳回路709を設けてもよい。オフセット重畳回路709は、図示した構成、接続位置に限ったものではなく、ダイオードの順方向電圧を利用するなど何でもよい。
また、図14のクランプ回路708やオフセット重畳回路709は補助巻線電圧を利用した本実施形態に限るものではなく、他の実施形態にも適用できることは言うまでもない。
図15は補助巻線N3にインダクタ710を接続し、インダクタ710に流れる電流を磁束模擬信号として電流検出抵抗711で検出する実施形態である。なお、電流検出手法は図示されたものに限らない。例えば、図10のように電流ミラー回路を用いた構成や、図12のように電流検出抵抗711に生じた電流をエミッタフォロア増幅回路により検出する構成であってもよい。
なお、図13、図14では、コンデンサ700と抵抗704の直列回路を積分要素として用いる場合において、コンデンサ700の電圧VCTを検出しているが、これに代えて、コンデンサ700の充電電流を検出する構成(図10参照)としてもよい。
(実施形態9)
図16は本発明の実施形態9の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、スイッチング素子21のオンタイミングは発振器651のトリガで決定し、スイッチング素子21のオフタイミング(オン期間)は1次巻線電流が所定値に達した時点とするカレントモード制御の場合、電流連続モード(図25)で駆動しているとき、所定の条件下ではスイッチング素子21のオン期間が長い周期と短い周期が交互に表れ、等価的にスイッチング周波数が半減してしまう現象がある。
この現象を防止するため、一度オフした後、所定期間はオフ状態を維持する最小オフ時間を設けることが有効な対策のひとつである。
本実施形態では、1次巻線電流を直接検出するものではないが、磁束は磁性素子の電流に比例するため実質的にカレントモード制御と同等な特性となる。そこで、図16では最小オフ時間に関して磁束模擬信号を利用した実施形態を示している。
スイッチング素子21がオン状態では磁束模擬信号であるコンデンサ700の電圧VCTが上昇して行き、所定のON時間指令信号の値に達するとコンパレータ611から出力されるオフタイミング信号によってRSフリップフロップ65をリセットし、スイッチング素子21をオフさせた後、補助巻線N3の電圧極性が反転するので、その電圧に応じてコンデンサ700の電荷が放電をはじめ、コンデンサ700の電圧VCTが低下して行く。コンデンサ700の電圧VCTが所定の最小OFF時間指令信号の値に達するまではコンパレータ614の信号によって発振器651のオントリガ信号がRSフリップフロップ65のセット入力Sに伝達されることを阻止し、スイッチング素子21のオン状態への移行を遅らせる。
なお、図16では補助巻線N3を使用した磁束模擬信号発生回路での実施形態を示しているが、前述した1次側電圧を利用した実施形態、2次巻線電圧を利用した実施形態に適応してもよい。また、コンデンサ700に代えてインダクタ710を接続し、その電流信号を磁束模擬信号として利用した実施形態に適用してもよい。
また、図1〜図16の実施形態ではスイッチング素子21のオンタイミングは所定周期の発振器651によりトリガする方式であるが、スイッチング周期を入出力条件に応じて可変したり、オンタイミングを電力変換用磁性素子のエネルギ蓄積量によって決める手法、たとえば、エネルギがゼロである磁束ゼロ点をオンタイミングとする手法(図17、図24)などに適用したものであってもよい。
(実施形態10)
図17は本発明の実施形態10の回路図である。先の実施形態と同じ構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、スイッチング素子21のオフタイミング(オン期間)だけでなく、オンタイミング(オフ期間)も磁束模擬信号より設定する実施形態である。
すなわち、スイッチング素子21がオン状態では磁束模擬信号であるコンデンサ700の電圧VCTが上昇して行き、所定のON時間指令信号の値に達するとコンパレータ611から出力されるオフタイミング信号によってRSフリップフロップ65をリセットし、スイッチング素子21をオフさせた後、補助巻線N3の電圧極性が反転するので、その電圧に応じてコンデンサ700の電荷が放電をはじめ、コンデンサ700の電圧VCTが低下して行く。コンデンサ700の電圧VCTが所定のOFF時間指令信号の値にまで低下するとコンパレータ615から出力される信号によってRSフリップフロップ65をセットしてスイッチング素子21をオンさせる。
なお、図17では補助巻線N3を使用した磁束模擬信号発生回路での実施形態を示しているが、前述した1次側電圧を利用した実施形態、2次巻線電圧を利用した実施形態に適応してもよい。また、コンデンサ700に代えてインダクタ710を接続し、その電流信号を磁束模擬信号として利用した実施形態に適用してもよい。
(変形例)
上記各実施形態では、DC−DC変換回路の一例として、フライバックコンバータを例示したが、これに限らず、降圧チョッパ回路、昇圧チョッパ回路、昇降圧チョッパ回路(極性反転型チョッパ回路)のような各種のチョッパ回路に適用しても良い。また、電力変換用の磁性素子としてトランスを例示したが、これに限らず、チョッパ用チョークのようなインダクタであっても良い。
また、チョッパ回路と出力極性反転用インバータ回路3を兼用させた回路方式に適用しても良く、要するに、電力変換用磁性素子にスイッチング素子のオン期間の間、電流を流してエネルギを蓄積し、蓄積されたエネルギをスイッチング素子のオフ期間に負荷側に放出する電力変換回路であれば適用できる。すなわち、電力変換用磁性素子に印加される電圧を直接検出、あるいは補助巻線を使って検出、あるいは入出力電圧とスイッチング状態により等価的な電圧を検出し、その検出電圧から磁束模擬信号を生成し、その信号によってスイッチング素子の少なくともオフタイミング(オン期間)を制御すれば良い。
磁束模擬回路において時間積分する信号は上述の(4)、(5)式に限定するものではなく、電力変換用磁性素子に印加されている電圧に基づく信号にする必要がある。たとえば、降圧チョッパ回路ではスイッチング素子のオン時のインダクタ電圧は(Vin−Vout)となり、スイッチング素子のオフ時のインダクタ電圧はVoutとなるため、時間積分する信号はこれに対応する信号とする。なお、チョッパ回路のように電力変換用磁性素子がインダクタの場合、巻数N1=N2と考えれば良い。
図1〜図17のフライバックコンバータでは、1次側のグランドと2次側のグランドを共通化しているが、絶縁していても良い。また、入力電源1の負極(グランド)を平滑用コンデンサ24の正極に接続した構成に適用しても良い。
(実施形態11)
図18は本発明の実施形態11に係る前照灯灯具の構成を示している。図中、1aは車両用のバッテリ、101は点灯スイッチ、102はヒューズ、5はランプ、8は点灯装置、81はランプソケット、9は前照灯灯具である。図19は前照灯灯具9を車両に搭載した状態を示している。図18の点灯装置8は、図21の従来構成において、オン・オフ制御部61とコンパレータ611,612、ならびに1次、2次電流検出の部分を図1〜図17のいずれかの実施形態に置き換えたものである。始動回路4はランプソケット81に内蔵しても良い。
本発明は、特に放電灯点灯装置において、出力を調整するDC−DC変換回路2の動作が電流連続モードで動作しているときにも安定に点灯させる用途に好適となる。
例えば、図18、図19に示すように、車両用の前照灯灯具9に高輝度放電灯5を用いた場合、放電灯5が冷えている始動時においてはランプ電圧が低く、電流連続モード(図25)で動作させることがあるが、車両用の前照灯であるため、光出力を急速かつ滑らかに立ち上げるために必要な安定した過大出力性能を満足させるために本発明は好適である。
加えて、電源であるバッテリ1aの電圧変動は大きいため、低電圧入力時にスイッチング周波数の過度の低下を抑制するため、電流連続モード(図25)で動作させたときの出力安定性能を満足させるためにも本発明は好適である。
図20は本発明において負荷が放電灯である場合に、出力変動が生じた場合の挙動を示している。図中の点線は従来例(図27)の動作、実線は本発明の動作を意味する。時刻t1において、出力電圧Voutの微小な変動(ここでは増加)があると、Voutの上昇に伴い、トランス22の2次巻線電流I2の傾きが増加する。電流I2の傾きの増加に伴い、スイッチング素子21のON直後の1次巻線電流I1の初期値が低下する。図27の従来例の動作では、これにより出力変動が生じていたが、本発明では、2次巻線電流I2の傾きの増加に伴い、磁束模擬信号が変化し、スイッチング素子21のON直後の磁束模擬信号の初期値が低下する。したがって、その低下した初期値から磁束模擬信号が増大して行くことになるから、磁束模擬信号が所定のオン時間指令信号レベルに達するまでの時間(スイッチング素子21のON時間)は延長されることになる。このため、トランス22の1次巻線電流I1のピーク値は、出力電圧Voutの急変前のピーク値を維持する。トランス22の1次巻線電流I1のピーク値の低下を抑制できるので、出力電力Poutの低下を最小限に抑えることが可能となる。これによりフィードバック制御の安定性を確保しつつ、出力電力の低下を抑制することが可能となる。負荷が放電灯であれば、点灯時のちらつきを抑えることができる。また、カレントモード制御と同様の制御となるため、過大電流の防止手段を別途設ける必要がない。
本発明の基本構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態2の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態3の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態4の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態4の一変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態5の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態5の一変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態5の他の変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態6の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態7の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態7の一変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態8の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態8の一変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態8の他の変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態9の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態10の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態11の車両用灯具の構成図である。 本発明の実施形態11の車両用灯具の使用状態を示す説明図である。 本発明の動作説明図である。 従来例1の回路図である。 従来例2の回路図である。 従来例3の回路図である。 電流臨界モードの動作波形図である。 電流連続モードの動作波形図である。 従来例4の回路図である。 従来例3の動作説明図である。
符号の説明
1 入力電源
2 DC−DC変換回路
7 磁束模擬回路
21 スイッチング素子
22 トランス

Claims (11)

  1. スイッチング素子のオン時に電源から電力変換用の磁性素子に電流を流して該磁性素子にエネルギを蓄積し、スイッチング素子のオフ時に前記磁性素子に蓄積されたエネルギを負荷側に放出し、スイッチング素子を高周波でスイッチングすることで電力変換動作を行う電力変換装置において、前記磁性素子の磁束状態あるいは磁束変化状態を近似的に模擬し、信号として出力する磁束模擬回路を有し、少なくとも前記スイッチング素子のオン期間は前記磁束模擬回路の信号出力によって決定されることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記磁束模擬回路は、前記磁性素子に印加される電圧に対応した複数の信号源と、該信号源をスイッチング素子のスイッチング状態によって切り替える回路を含むことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記複数の信号源は、電源からの入力電圧および負荷側への出力電圧を信号源とした、あるいは該電圧にそれぞれ対応した信号源であることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記磁束模擬回路は、前記磁性素子の巻線に生じた電圧またはその巻線の一部分に生じた電圧を信号源とした、あるいは該電圧に対応した信号源を含むことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  5. 前記磁性素子は複数の巻線を有するトランス構造であり、少なくとも1つの巻線に生じた電圧またはその巻線の一部分に生じた電圧を信号源とした、あるいは該電圧に対応した信号源を含むことを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  6. 前記磁束模擬回路は、前記信号源からの信号をコンデンサに充放電する回路と、該コンデンサの電圧を直接あるいは等価的に検出する回路を有しており、スイッチング素子のオン期間は前記コンデンサの検出電圧が所定値に達することにより規定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電力変換装置。
  7. 前記磁束模擬回路は、前記信号源からの信号をコンデンサに充放電する回路と、該コンデンサの充電電流を直接あるいは等価的に検出する回路を有しており、スイッチング素子のオン期間は充電電流が所定値に達することにより規定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電力変換装置。
  8. 前記磁束模擬回路は、前記信号源の電圧によってインダクタに電流を流す回路を有し、該インダクタの電流を直接あるいは等価的に検出する回路を有しており、スイッチング素子のオン期間は該インダクタの電流が所定値に達することにより規定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電力変換装置。
  9. 前記スイッチング素子の最小オフ維持期間を前記磁束模擬回路の信号出力によって決定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電力変換装置。
  10. 前記スイッチング素子のオフ期間を前記磁束模擬回路の信号出力によって決定されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電力変換装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の電力変換装置を用いた車両用前照灯の点灯装置を含む車両用灯具。
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