JP2009070776A - コネクタ用のカバーおよびカバー付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】シールドを簡易に行うことが可能なコネクタ用のカバーおよびカバー付きコネクタを提供する。
【解決手段】複数本の絶縁電線11を撚り合わせてなるケーブル10の端末部に接続されるコネクタ20に取り付けられるコネクタ用のカバー40であって、前記ケーブル10の端末部に外嵌可能なケーブル保持部48と、前記複数本の絶縁電線11のうちアース用の電線11Bをアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線11Bの復元方向に配されて同アース用電線11Bを屈曲状態に保持するアース線保持壁49と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルの端末部に接続されるコネクタ用のカバーおよびカバー付きコネクタに関する。
複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルの端末部に接続されるコネクタとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、2本の電線が撚り合わされてなる2芯ケーブルに接続されるものであり、各電線の端末部に圧着された端子をそれぞれ収容可能なコネクタハウジングを備えている。
このコネクタハウジングは、後方から端子を挿入可能とされ、その後端部(端子の挿入口側の端部)にはカバーが取り付けられている。このカバーにより電線のうちコネクタハウジングから後方へ引き出されている部分は、U字状に折り返されて前方へ誘導されている。このカバーは、ケーブルを所定の方向へ誘導するため、また飛び石等からコネクタを保護するために取り付けられている。
特開平10−55849号公報
ところで、上記のようなコネクタにおいても、場合によってはシールド機能を備えることが求められる。そこで、特にコネクタをシールドコネクタに変更等せず、既存のコネクタを用いて簡易にシールド機能を備えさせたいという要望がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シールドを簡易に行うことが可能なコネクタ用のカバーおよびカバー付きコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタ用のカバーは、複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルの端末部に接続されるコネクタに取り付けられるコネクタ用のカバーであって、前記ケーブルの端末部に外嵌可能なケーブル保持部と、前記複数本の絶縁電線のうちアース用の電線をアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線の復元方向に配されて同アース用電線を屈曲状態に保持するアース線保持壁と、を備える。
このような構成によれば、アース用の電線は、カバーに備えられたアース線保持壁によって、アース側に屈曲された状態に保持される。そして、そのアース用電線をアース側に接続することによりノイズの除去を実現できるから、特にコネクタの構造を変更等する必要はなく、シールドを簡易に行うことが可能となる。
また、前記アース線保持壁と前記ケーブル保持部との間のスペースは、屈曲された前記アース用電線が収容されるアース線収容部とされており、このアース線収容部は前記アース用電線を側方から収容可能に開放され、このアース線収容部の開放側を塞ぐ蓋部が備えられているものとしてもよい。
このような構成によれば、アース線収容部に側方からアース用電線を収容した後、蓋部によってアース線収容部の開放側を塞ぐことにより、アース用電線が開放側へ逃げてしまうことを防ぐことができる。これにより、確実にアース用電線をアース側へ屈曲した状態に保持することができる。
また、前記ケーブル保持部は前記ケーブルの端末部に外嵌可能な筒状をなすとともに同ケーブル保持部は前記ケーブルを側方から嵌め込み可能に開放された形状をなし、前記蓋部は前記ケーブル保持部の開放部分と前記アース線収容部の開放部分とをともに塞ぐ大きさとされ、前記蓋部には、前記ケーブル保持部の開放部分と前記アース線収容部の開放部分との並び方向に延びる補強リブが設けられているものとしてもよい。この補強リブにより蓋部が補強されるから、蓋部はケーブルとアース用電線とから受ける力に対して耐えうるものとなる。
また、前記補強リブは、前記蓋部のうち、前記ケーブル保持部および前記アース線収容部からの前記ケーブルおよび前記アース用電線の導出方向側の端縁部に形成されているものとしてもよい。これにより、蓋部のうち、ケーブル保持部およびアース線収容部からのケーブルおよびアース用電線の導出方向側の端縁部、すなわちケーブルやアース用電線からの力を大きく受ける部分の強度が高められる。このように、ケーブルやアース用電線からの力が大きく作用する部分に補強リブを設けたから、例えば、蓋部全体を補強する場合に比べて、効率よく蓋部の強度を高めることができる。
また、前記蓋部と前記アース線保持壁とには互いに係合することにより前記蓋部を閉じ状態にロックするロック部が設けられ、前記ロック部は、前記アース線収容部に収容されるアース用電線の延び方向に連続する形態をなすものとしてもよい。これにより、アース線収容部に収容されたアース用電線の延び方向に連続してロック部が係合した状態になるから、例えば、蓋部が撓むようにして開いてしまうことを防止できる。
また、前記蓋部または前記アース線保持壁には、前記ロック部に対して前記アース用電線の長さ方向に隣接する突起部が設けられているものとしてもよい。これにより、ロック部がアース用電線の長さ方向にずれようとすると、隣接する突起部がロック部に当接し、その位置のずれを規制する。したがって、蓋部の位置ずれに起因するロックの解除を防止することができる。
また、前記電線のうち前記コネクタから前記ケーブル保持部までの間に配される部分を折り返し状態にする仕切り壁が設けられ、前記仕切り壁は、前記電線の折り返しを容易に行うことが可能な大きさに設定されているものとしてもよい。このような構成によれば、カバー内における電線の取り回しを行いやすい。
本発明のカバー付きコネクタは、複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルの端末部に接続されるコネクタと、前記ケーブルの端末部に外嵌可能なケーブル保持部、および前記複数本の絶縁電線のうちアース用の電線をアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線の復元方向に配されて同アース用電線を屈曲状態に保持するアース線保持壁を具備して前記コネクタに取り付けられるカバーと、を備える。
本発明のカバー付きコネクタは、複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルと、前記ケーブルの端末部に接続されるコネクタと、前記ケーブルの端末部に外嵌可能なケーブル保持部、および前記複数本の絶縁電線のうちアース用の電線をアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線の復元方向に配されて同アース用電線を屈曲状態に保持するアース線保持壁を具備して前記コネクタに取り付けられるカバーと、を備える。
本発明によれば、シールドを簡易に行うことが可能なコネクタ用のカバーおよびカバー付きコネクタを提供することができる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図9によって説明する。
本実施形態のカバー付きコネクタは、複数本の絶縁電線11を撚り合わせてなるケーブル10の端末部に接続されるコネクタ20と、このコネクタ20に取り付けられるカバー40とを備えている。コネクタ20は、例えば、自動車のエンジンルーム内の配線に用いられるものであり、カバー40は、洗車用の高圧洗浄水や走行時の飛石等からコネクタ20を保護するために取り付けられるものである。
ケーブル10は、4本の電線11を撚り合わせたものに被覆チューブ12を被せてなり、電線11は被覆チューブ12によって飛び石等の衝撃から保護されている。4本の電線11のうち2本の電線11Aは、図示しない相手側コネクタと電気的に接続されるものであり、その端末部には相手側コネクタと接続可能な端子13が圧着されている。また、それ以外の2本の電線11は、アース側(ボディ等)に接続されるアース用電線11Bであって、その端末にはアース端子(図示せず)が圧着されている。
コネクタ20は、硬質合成樹脂製のハウジング21を備えている。このハウジング21は、端子13を収容可能な端子収容部22と、端子収容部22の周りを囲うフード部23とからなるものである。フード部23は、端子収容部22の前後方向中央位置よりも若干後側寄りの位置において連設部24を介して端子収容部22と連設されている。端子収容部22とフード部23との間には、図示しない相手側コネクタが嵌合可能とされ、端子収容部22に設けられたロックアーム25の係合孔26に、相手側コネクタに設けられた突起(図示せず)が係合することにより、両コネクタが嵌合状態にロックされる。なお、端子収容部22の外周面には防水リング27が嵌着され、この防水リング27により相手側コネクタとの間の防水が図られる。
端子収容部22には、後方から端子13を挿入可能な2つのキャビティ28が形成されている。各端子13は、端子収容部22の後端面に開口された挿入口29からそれぞれキャビティ28内に挿入され、各端子13が圧着された電線11Aは、挿入口29から後方へ引き出された状態になる。なお、各端子13には、電線11Aとともにゴム栓31が圧着されており、このゴム栓31により挿入口29における防水が図られている。
コネクタ20の後端部に取り付けられるカバー40は硬質合成樹脂製であって、全体として前方に開口する略箱状をなしている。カバー40は、ハウジング21から引き出された電線11Aを屈曲させた状態で内部に収容する電線カバー部41と、ハウジング21の外周を覆って保護するハウジングカバー部42とを備えている。ハウジングカバー部42は、電線カバー部41から側方および前方へ突出する形態とされている。
電線カバー部41は、ハウジング21の後端面(端子収容部22の後端面)と対向して配される対向壁43と、この対向壁43からハウジング21の側方へ突出する側壁44とを備えている。電線カバー部41の両側壁44には、ハウジング21の端子収容部22に設けられた係止突起32が係止可能な係止溝45が形成されており、これらの係止によりコネクタ20に対するカバー40の固定がなされる(図3および図7)。
電線カバー部41には、電線11のうち電線カバー部41の内部に収容された部分を折り返し状態にする仕切り壁46が設けられている。仕切り壁46は、対向壁43の下端縁から前方へ突出する形状をなし、その突出端は、ハウジングカバー部42内に達している。また、仕切り壁46は、カバー40がコネクタ20に取り付けられた状態において、仕切り壁46の突出端とハウジング21のフード部23の後端との間に所定の間隔(対向壁43とハウジング21の後端面との間の間隔とほぼ等しいか、それよりも若干大きい間隔)が空けられる設定とされている。なお、仕切り壁46の両側縁には、上方へ立ち上がる一対の立上り部47が設けられている。立上り部47の高さ寸法は、その立ち上がり端の位置が、カバー40がコネクタ20に取り付けられた状態において、ハウジング21の端子収容部22の下面の位置とほぼ等しい位置になる設定とされている。
カバー40には、ケーブル10の端末部に外嵌可能なケーブル保持部48が備えられている。ケーブル保持部48は、仕切り壁46の下面から垂下する形態をなし、前後方向に開口する略円筒状をなすとともに、前後にわたって下方へ開放された形状をなしている。そして、ケーブル保持部48には、下方からケーブル10を嵌め込み可能とされ、ケーブル保持部48に嵌め込まれたケーブル10は後方へ誘導された状態になる。ケーブル保持部48は、ケーブル10のうち被覆チューブ12の端末部に外嵌するものとされ、これにより被覆チューブ12の端末部の位置がずれて電線11がむき出しになることが防止される。なお、ケーブル保持部48の前後方向の寸法は、仕切り壁46の前後方向寸法よりも小さい寸法とされ、言い換えると、仕切り壁46はケーブル保持部48よりも前方へ突出している。
カバー40には、アース用電線11Bをアース側(本実施形態においては相手側コネクタとの接続位置よりも後側)へ屈曲したときに、そのアース用電線11Bを屈曲状態に保持するアース線保持壁49が備えられている。
アース線保持壁49は、ケーブル保持部48の両外側(ケーブル保持部48の側方に屈曲されたアース用電線11Bの復元側)に配されている。アース線保持壁49は、カバー40の前端部を除いて前後にわたる部分(電線カバー部41の後端からハウジングカバー部42の前端寄りの位置にわたる部分)に形成されている。アース線保持壁49は、電線カバー部41およびハウジングカバー部42の下面から下方へ垂下され、前後方向に連続する壁状をなしている。
ケーブル保持部48とアース線保持壁49との間のスペースは、屈曲されたアース用電線11Bを収容するアース線収容部51とされている。アース線収容部51は、前後および下方へ開放されており、下方からアース用電線11Bが収容可能とされている。アース線収容部51の上下左右の幅寸法は、アース用電線11Bの外形寸法よりも一回り大きい寸法とされている。
カバー40には、アース線収容部51およびケーブル保持部48の開放側(下側)を塞ぐ蓋部52が備えられている。蓋部52は、アース線保持壁49のうち右側(図2の右側)のアース線保持壁49Rとヒンジ53を介して連結されている。ヒンジ53は前後方向に長く、蓋部52のうち前後方向両端部を除く部分にわたって設けられている。
蓋部52は全体として前後方向に若干長い略長方形の板状をなし、その前後方向の幅寸法は、前端縁がハウジングカバー部42の前端縁の位置よりも若干後方に位置するとともに、後端縁が電線カバー部41の後端縁とほぼ一致する寸法とされている。また、蓋部52の幅方向寸法は、その幅方向両端縁が両アース線保持壁49の外縁とほぼ一致する寸法とされている(図6参照)。
蓋部52とアース線保持壁49とには、互いに係合することにより蓋部52を閉じ状態にロックするロック部が設けられている。ロック部は、蓋部52に設けられたロック片54と、アース線保持壁49に設けられたロック突条55とから構成されている。
ロック片54は、蓋部52の上面(蓋部52を閉じ状態にしたときの内側の面)に幅方向に一対設けられ、蓋部52の両側縁から若干内側の位置において、片持ち状をなして立ち上がる形状をなしている。両ロック片54は、互いに対向方向に弾性変位可能とされ、その突出端部は互いに背あわせ方向に突出する形状をなす係合部56とされている。両ロック突条55には、ロック片54の係合部55が上方からそれぞれ係合する。
ロック突条55は、両アース線保持壁49R,49Lの下端部にそれぞれ設けられ、各アース線保持壁49の下端縁から内側(ケーブル保持部48側)へ突出する形状をなしている。
ロック片54およびロック突条55はともに前後方向に長い形状をなし、すなわち、ロック部は、前後方向(アース線収容部51に収容されるアース用電線11Bの延び方向)に連続する形態とされている。
そして、右側の(ヒンジ53が連設されている側とは反対側)のロック部は、左側(ヒンジ53が連設されている側)のロック部よりも大きい形状とされている。これにより、蓋部52を回動する際、左側のロック部は右側のロック部に比べてロック片54がロック突条55を乗り越えやすく、蓋部52の閉じ状態においては、右側のロック部は左側のロック部よりも係合力が大きいものとされている。
両アース線保持壁49R,49Lにおけるロック突条55の前後4箇所には、ロック突条55よりも内側に突出する突起部57が設けられている。突起部57は、ロック突条55に係合したロック片54の係合部56に対して前後(アース用電線11Bの長さ方向)に隣接して配される。
そして、左側のアース線保持壁49Lには、補強部58が設けられている。補強部58は、アース線保持壁49Lの前端部に設けられ、アース線保持壁49Lの左側面とハウジングカバー部42の側面とにわたる形状をなしている(図2参照)。これにより、左側のアース線保持壁49Lの根元部分の強度が高められ、ロック部の係合および解除を繰り返し行っても十分耐えうるものとなり、ロック状態(カバー40の閉じ状態)が確実に保持される。
次に、コネクタ20へのカバー40の取り付けについて説明する。
まず、4芯ケーブル10の2本の電線11Aに圧着された端子13を、ハウジング21の後方から各キャビティ28内に挿入する。端子13がハウジング21内に収容された状態では、2本の電線11Aは挿入口29から後方へ引き出された状態になる。このとき、2本のアース用電線11Bの端末部分は、被覆チューブ12の端部から外部へ引き出されている。なお、被覆チューブ12内においては、4本の電線11は撚り合わされた状態になっている。
次に、蓋部52を開いた状態にして、電線カバー部41内に電線11Aを屈曲させて収めつつ、カバー40をハウジング21に接近させる。そして、ハウジングカバー部42の係止溝45と端子収容部22の係止突起32とが係合する位置までカバー40を押し込むと、ハウジング21の後端面から後方へ引き出された電線11Aは、電線カバー部41の対向壁43の前側でU字状に屈曲され、仕切り壁46の上側を前方に延出するとともに、仕切り壁46の前端とフード部23の後端との間の開口から下方へ引き出された状態になる。なお、電線11Aのうち仕切り壁46の上側に配される部分は、立上り部47により両側方への変位を規制され、また端子収容部22の下面により上方への変位を規制された状態になっている。
次に、仕切り壁46とフード部23の後端との間から下方へ引き出された電線11Aを、仕切り壁46の下側に沿わせるように折り曲げ、被覆チューブ12の端末部をケーブル保持部48に下方から嵌め込む。すると、電線11は、仕切り壁46の前側においてU字状に屈曲し、ケーブル保持部48からケーブル10が後方へ誘導された状態に保持される。このとき、仕切り壁46の前端とフード部23の後端との間には、電線11AのU字部分が余裕をもって配される大きさの開口寸法が確保されているから、開口が狭すぎて電線11Aが仕切り壁またはフード部に接触等することはなく、電線11Aの取り回しが容易である。
次いで、アース用電線11Bのうち被覆チューブ12からの延出部分をそれぞれアース線収容部51に収容する。具体的には、2本のアース用電線11Bをケーブル保持部48の下側方に屈曲しつつ上方へ持ち上げて下方からアース線収容部51に差し入れ、アース用電線11Bがアース線収容部51を後方に挿通した状態にする(図9参照)。そして、蓋部52を回動させて閉じ状態にすると、ケーブル保持部48およびアース線収容部51の開放部分が蓋部52によって塞がれ、ケーブル10はケーブル保持部48から後方に引き出された状態に、アース用電線11Bはアース線収容部51から後方に引き出された状態に保持される。
そして、カバー40が取り付けられたコネクタ20を使用する際、アース用電線11Bのアース端子をアース側に接続することにより、ケーブル10のノイズが除去される。
以上説明したように実施形態1によれば、コネクタ20にカバー40を取り付けることにより、そのカバー40のアース線保持壁49によって、アース用電線11Bはアース側に屈曲された状態に保持される。そして、アース用電線11Bをアース側に接続することにより、ノイズの除去を実現することができる。したがって、特にコネクタ20の構造を変更等する必要がなく、シールドを簡易に行うことができる。
また、仕切り壁46は、コネクタ20の外面(フード部23の後端)との間に、電線11の折り返しを容易に行うことができる間隔を確保する大きさに設定されているから、カバー40内における電線11の取り回しを容易に行うことができる。
また、アース線収容部51に下方からアース用電線11Bを収容した後、蓋部52によってアース線収容部51の下側を塞ぐことにより、アース用電線11Bが下側へ逃げてしまうことを防ぐことができる。これにより、確実にアース用電線11Bをアース側へ屈曲した状態に保持することができる。
さらに、蓋部52を閉じ状態に保持するロック部は、アース線収容部51に収容されたアース用電線11Bの延び方向に連続して係合した状態になる。ここで、例えばロック部が間欠的に係合している場合には、アース用電線11Bまたはケーブル10から受ける力によって蓋部のうちロック部が係合していない部分が撓んで開いてしまうおそれがある。しかしながら、本願発明の構成によれば、そのような蓋部52の開きを防止することができる。
さらに、カバー40に作用する力により、ロック片54がロック突条55に対して前後方向にずれようとすると、ロック片54の係合部56が隣接する突起部57に当接し、それ以上の位置のずれが規制される。これにより、蓋部52の位置ずれに起因する不用意なロックの解除を防止することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2に係るカバー付きコネクタを図10〜図12によって説明する。
本実施形態のカバー付きコネクタは、カバー40の蓋部60に補強リブ61を設けた点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係るカバー付きコネクタは、実施形態1と同様に、ケーブル10の端末部に接続されるコネクタ20と、このコネクタ20に取り付けられるカバー40とを備えている。
カバー40は、実施形態1と同様、ハウジング21から引き出された電線11を屈曲させて内部に収容する電線カバー部41と、ハウジング21の外周を覆って保護するハウジングカバー部42とを備えている。また、電線カバー部41には、電線11を折り返し状態にする仕切り壁46が設けられ、仕切り壁46の下面にはケーブル10の端末部に外嵌可能なケーブル保持部48が備えられている。そして、ケーブル10保持壁の両外側にはアース線保持壁49が垂下され、ケーブル保持部48とアース線保持壁49との間のスペースは、屈曲されたアース用電線11Bが収容されるアース線収容部51とされている。
カバー40には、アース線収容部51およびケーブル保持部48の開放側(下側)を塞ぐ蓋部60が備えられている。蓋部60は、実施形態1と同様、ヒンジ53を介して右側のアース線保持壁49Rと連結されている。また、蓋部60とアース線保持壁49とには、互いに係合することにより蓋部60を閉じ状態にロックするロック部が設けられている。
さて、蓋部60には、補強リブ61が設けられている。補強リブ61は、蓋部60の後端縁部(ケーブル保持部48およびアース線収容部51からのケーブル10およびアース用電線11Bの導出方向側の端縁部)に沿って設けられている。補強リブ61は、蓋部60の左右両側縁にわたる形状をなし、蓋部60の幅方向(ケーブル保持部48の開放部分とアース線収容部51の開放部分との並び方向)に長い形状をなしている。補強リブ61は、蓋部60の下面(蓋部60を閉じた状態でケーブル10およびアース用電線11Bが配される側とは反対側の面)から下方へ突出する形状をなしている。なお、補強リブ61の後面は前方へ向かって突出寸法が少しずつ大きくなる傾斜をなし、また左右両側面は突出端側へ向かって互いに接近する傾斜をなしている。
このように実施形態2においては、蓋部60に補強リブ61が設けられることにより、その分強度が高められている。したがって、ケーブル10またはアース用電線11Bが振動等により変位し、それにより蓋部60が押圧されたとしても、蓋部60の破損等を防止することができる。また、蓋部60は、補強リブ61が設けられることにより変形しにくくなっているから、蓋部60の変形に伴う不用意なロックの解除を防ぐことができる。
さらに、補強リブ61は、蓋部60のうちケーブル10やアース用電線11Bからの力を大きく受ける部分(後端縁部)に設けられている。このような部分に補強リブ61を設けることにより、例えば、蓋部全体を補強する場合に比べてカバーの大型化を防ぐことができ、効率よく蓋部の強度向上を実現することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態によれば、4芯ケーブル10を用いてそのうち2本の電線11Aを相手側コネクタと接続するものとし、それ以外の2本の電線11Bをアース用電線11Bとしたが、これに限らず、例えば3芯ケーブルを用いてそのうち2本の電線を相手側コネクタと接続するものとし、それ以外の1本の電線をアース用電線としてもよい。
(2)上記実施形態によれば、4芯ケーブル10を用いてそのうち2本の電線11Aを相手側コネクタと接続するものとし、それ以外の2本の電線11Bをアース用電線11Bとしたが、これに限らず、例えば、4芯ケーブルのうち3本の電線を相手側コネクタと接続するものとし、それ以外の1本の電線をアース用電線としてもよい。
(3)上記実施形態によれば、ケーブル保持部48の両側にアース線保持壁49を設けたが片側のみに設けたものであってもよい。また、この片側のみに設けたアース線保持壁により形成される一のアース線収容部に、複数本のアース用電線を収容するようにしてもよい。
(4)上記実施形態によれば、アース線収容部51は下方へ開放される形態とされているが、これに限らず、例えば側方へ開放される形態としてもよい。
(5)上記実施形態によれば、アース線収容部51の開放側を塞ぐ蓋部60が設けられているが、蓋部は必ずしも設けなくてもよく、例えばアース線収容部の開放寸法を電線の外形寸法に比べて小さいものとすることで電線が開放側へ逃げないようにしてもよい。
(6)上記実施形態によれば、本発明を、ハウジング21から引き出されたケーブル10を2度折り返して後方へ誘導する形態のカバー40に適用したが、本発明は、ケーブルの折り返しやその誘導方向に関してどのような形態のカバーであっても適用することができる。
実施形態1にかかるカバー付きコネクタの側断面図 カバーの正面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 カバーの下面図 カバー付きコネクタの正面図 同背面図 同上面図 アース用電線が屈曲された状態を表すカバー付きコネクタの一部切欠き下面図 実施形態2にかかるカバー付きコネクタの側断面図 カバーの正面図 同側面図
符号の説明
10…ケーブル
11…絶縁電線
11B…アース用電線
20…コネクタ
40…カバー
46…仕切り壁
48…ケーブル保持部
49…アース線保持壁
51…アース線収容部
52,60…蓋部
54…ロック片(ロック部)
55…ロック突条(ロック部)
57…突起部
61…補強リブ

Claims (9)

  1. 複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルの端末部に接続されるコネクタに取り付けられるコネクタ用のカバーであって、
    前記ケーブルの端末部に外嵌可能なケーブル保持部と、
    前記複数本の絶縁電線のうちアース用の電線をアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線の復元方向に配されて同アース用電線を屈曲状態に保持するアース線保持壁と、を備えることを特徴とするコネクタ用のカバー。
  2. 前記アース線保持壁と前記ケーブル保持部との間のスペースは、屈曲された前記アース用電線が収容されるアース線収容部とされており、このアース線収容部は前記アース用電線を側方から収容可能に開放され、
    このアース線収容部の開放側を塞ぐ蓋部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ用のカバー。
  3. 前記ケーブル保持部は前記ケーブルの端末部に外嵌可能な筒状をなすとともに同ケーブル保持部は前記ケーブルを側方から嵌め込み可能に開放された形状をなし、
    前記蓋部は前記ケーブル保持部の開放部分と前記アース線収容部の開放部分とをともに塞ぐ大きさとされ、前記蓋部には、前記ケーブル保持部の開放部分と前記アース線収容部の開放部分との並び方向に延びる補強リブが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ用のカバー。
  4. 前記補強リブは、前記蓋部のうち、前記ケーブル保持部および前記アース線収容部からの前記ケーブルおよび前記アース用電線の導出方向側の端縁部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ用のカバー。
  5. 前記蓋部と前記アース線保持壁とには互いに係合することにより前記蓋部を閉じ状態にロックするロック部が設けられ、
    前記ロック部は、前記アース線収容部に収容されるアース用電線の延び方向に連続する形態をなすことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ用のカバー。
  6. 前記蓋部または前記アース線保持壁には、前記ロック部に対して前記アース用電線の長さ方向に隣接する突起部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ用のカバー。
  7. 前記電線のうち前記コネクタから前記ケーブル保持部までの間に配される部分を折り返し状態にする仕切り壁が設けられ、
    前記仕切り壁は、前記電線の折り返しを容易に行うことが可能な大きさに設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ用のカバー。
  8. 複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルの端末部に接続されるコネクタと、
    前記ケーブルの端末部に外嵌可能なケーブル保持部、および前記複数本の絶縁電線のうちアース用の電線をアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線の復元方向に配されて同アース用電線を屈曲状態に保持するアース線保持壁を具備して前記コネクタに取り付けられるカバーと、
    を備えることを特徴とするカバー付きコネクタ。
  9. 複数本の絶縁電線を撚り合わせてなるケーブルと、
    前記ケーブルの端末部に接続されるコネクタと、
    前記ケーブルの端末部に外嵌可能なケーブル保持部、および前記複数本の絶縁電線のうちアース用の電線をアース側へ屈曲したときに、その屈曲されたアース用電線の復元方向に配されて同アース用電線を屈曲状態に保持するアース線保持壁を具備して前記コネクタに取り付けられるカバーと、
    を備えることを特徴とするカバー付きコネクタ。
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