JP2009070629A - 三相漏電遮断器 - Google Patents
三相漏電遮断器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009070629A JP2009070629A JP2007235881A JP2007235881A JP2009070629A JP 2009070629 A JP2009070629 A JP 2009070629A JP 2007235881 A JP2007235881 A JP 2007235881A JP 2007235881 A JP2007235881 A JP 2007235881A JP 2009070629 A JP2009070629 A JP 2009070629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- phase
- opening
- leakage
- trip coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Breakers (AREA)
Abstract
【課題】 遮断動作時間が短く、逆接続された場合でも故障することのない三相漏電遮断器を提供する。
【解決手段】 零相変流器3の検出電流から漏電発生を判断する漏電判定回路7の電源に、電路1の三相に接続した第1の三相全波整流回路8aを設け、開閉部2を開操作するトリップコイル4の電源回路として第2の三相全波整流回路11を設けた。そして、開閉部2の開動作に連動して開動作するリレー接点5をトリップコイル4に直列に設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 零相変流器3の検出電流から漏電発生を判断する漏電判定回路7の電源に、電路1の三相に接続した第1の三相全波整流回路8aを設け、開閉部2を開操作するトリップコイル4の電源回路として第2の三相全波整流回路11を設けた。そして、開閉部2の開動作に連動して開動作するリレー接点5をトリップコイル4に直列に設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は三相漏電遮断器に関し、特に三相中1相が欠相しても漏電遮断動作する三相漏電遮断器に関する。
三相漏電遮断器には、三相のうちの1相が欠相しても漏電が発生したら遮断動作するよう構成されたものがある。例えば特許文献1では、漏電検出回路の電源、及び遮断動作させるためのトリップコイルの動作電源を夫々三相の各相から採ることで、1相が欠相しても遮断動作可能としている。また、このように構成することで遮断動作時間も短くでき、漏電が発生したら瞬時に遮断させることができた。
一方で、省エネルギーやCO2の削減を図るために、太陽光発電等の自家発電を導入する家庭や事業所が増えてきている。このような自家発電設備がある場合、漏電遮断器が遮断動作した後も負荷側に電圧が残る場合があるため、例えば特許文献2のような逆接続可能な漏電遮断器を使用する必要がある。
一方で、省エネルギーやCO2の削減を図るために、太陽光発電等の自家発電を導入する家庭や事業所が増えてきている。このような自家発電設備がある場合、漏電遮断器が遮断動作した後も負荷側に電圧が残る場合があるため、例えば特許文献2のような逆接続可能な漏電遮断器を使用する必要がある。
近年、漏電遮断動作の高速化の要求があり、具体的には比較的大きな漏電が発生した場合は、漏電が発生してから0.04秒以内に遮断動作する反限時形の特性が望まれている。この点、上記特許文献1の漏電遮断器は瞬時に遮断動作する優れた特性を有している。しかしながら、逆接続に対応していないため、上述した発電設備が負荷側に存在するような場所では、トリップコイルが焼損する等の問題があるため使用できなかった。
また、上記特許文献2の漏電遮断器は、逆接続されても良好に遮断動作し、トリップコイルの焼損等が発生することはないが、上記要求を満たす遮断速度を達成するのが難しかった。
また、上記特許文献2の漏電遮断器は、逆接続されても良好に遮断動作し、トリップコイルの焼損等が発生することはないが、上記要求を満たす遮断速度を達成するのが難しかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、遮断動作時間が短く、逆接続された場合でも故障することのない三相漏電遮断器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、電路を開閉する開閉部と、電路の零相電流を検出する零相変流器と、零相変流器の検出電流から漏電発生を判断する漏電判定回路と、前記開閉部を開操作して前記電路を遮断させるトリップコイルとを備えた三相漏電遮断器であって、前記漏電判定回路の電源回路に前記電路の三相に接続された第1の三相全波整流回路を設けると共に、前記トリップコイルへ動作電流を供給するために前記電路の三相に接続された第2の三相全波整流回路を備え、更に、前記開閉部の開動作に連動して開動作する接点を前記トリップコイルに直列に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、三相の全てから電源が供給されるので、三相のうち何れか1相が欠相しても、漏電の発生を受けて遮断動作する。而も、瞬時に遮断動作する。そして、逆接続された場合や、遮断後負荷側に電圧が残るような状況でも、トリップコイルへの通電が遮断されるので、焼損したり回路が故障するようなことがない。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る三相漏電遮断器の一例を示す回路図であり、1は遮断対象の三相(L1,L2,L3相)から成る電路、2は電路1を開閉する開閉部、3は電路1の零相電流を検出する零相変流器、4は開閉部2を開動作(遮断操作)するトリップコイル、5は開閉部の開動作に連動して開動作する接点、6は漏電の発生を検出してトリップコイル4を駆動させる漏電検出回路である。
漏電検出回路6は、電路1の零相電流から漏電発生を判定するIC化された漏電判定回路7、この漏電判定回路7に電源を供給する電源回路8、トリップコイル4を駆動するサイリスタ9を備えている。電源回路8は、三相の電路1の全てから電源を採り、コンデンサC5〜C7で電圧降下させて、6個のダイオードD1〜D6で構成された第1の三相全波整流回路8aにより整流した電圧を漏電判定回路7に供給している。
また、トリップコイル4は漏電検出回路6とは独立した回路で形成され、三相の全てから電源を採り、6個のダイオードD7〜D12で構成された第2の三相全波整流回路11より整流された電圧が印加され、サイリスタ9のオン動作により駆動する。そして、接点5はトリップコイル4に直列に設けられている。
また、トリップコイル4は漏電検出回路6とは独立した回路で形成され、三相の全てから電源を採り、6個のダイオードD7〜D12で構成された第2の三相全波整流回路11より整流された電圧が印加され、サイリスタ9のオン動作により駆動する。そして、接点5はトリップコイル4に直列に設けられている。
このように構成された漏電検出回路6は以下のように動作する。漏電が発生すると、零相変流器3が零相電流の増加としてそれを検出し、漏電判定回路7が漏電のレベルを判定する。検出した零相電流が所定の閾値を超えたら、漏電判定回路7はサイリスタ9にオン信号(ゲート信号)を出力する。その結果、サイリスタ9がオンしてトリップコイル4が励磁され、トリップ動作して開閉部2が開動作する。こうして電路1は遮断される。
そして、このとき開閉部2の開動作に連動して接点5も開動作する。そのため、電路1に正接続された状態で遮断動作した後、自家発電設備等で負荷側に電圧が残る状態が発生しても、サイリスタ9がオンし続けることはなく、トリップコイル4に電流が流れ続けるようなことはない。同様に、逆接続された場合も、遮断動作に連動してトリップコイル4は接点5の開動作により接続が開放されるので、電流が流れ続けるようなことがない。
一方、電路1の三相のうち1相が欠相した場合を見てみると、三相L1〜L3の何れが欠相しても、第1の三相全波整流回路8aにより漏電判定回路7は安定した電源が供給され続けて良好に動作する。また、トリップコイル4においても、第2の三相全波整流回路11により整流された電圧が印加されるので、L1〜L3相のうち何れか1相が欠相しても、サイリスタ9がオンしたらトリップコイル4に動作電流は供給される。
このように、三相の全てから電源が供給されるので、三相のうち何れか1相が欠相しても、漏電の発生を受けて遮断動作する。而も、瞬時に遮断動作する。そして、逆接続された場合や、遮断後負荷側に電圧が残るような状況でも、トリップコイルへの通電が遮断されるので、焼損したり回路が故障するようなことがない。
1・・電路、2・・開閉部、3・・零相変流器、4・・トリップコイル、5・・リレー接点(接点)、6・・漏電検出回路、7・・漏電判定回路、8・・電源回路、8a・・第1の三相全波整流回路、11・・第2の三相全波整流回路。
Claims (1)
- 電路を開閉する開閉部と、電路の零相電流を検出する零相変流器と、零相変流器の検出電流から漏電発生を判断する漏電判定回路と、前記開閉部を開操作して前記電路を遮断させるトリップコイルとを備えた三相漏電遮断器であって、
前記漏電判定回路の電源回路に前記電路の三相に接続された第1の三相全波整流回路を設けると共に、前記トリップコイルへ動作電流を供給するために前記電路の三相に接続された第2の三相全波整流回路を備え、
更に、前記開閉部の開動作に連動して開動作する接点を前記トリップコイルに直列に設けたことを特徴とする三相漏電遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007235881A JP2009070629A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 三相漏電遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007235881A JP2009070629A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 三相漏電遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009070629A true JP2009070629A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40606680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007235881A Pending JP2009070629A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 三相漏電遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009070629A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012142106A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 漏電遮断器 |
CN104901273A (zh) * | 2014-03-06 | 2015-09-09 | 三菱电机株式会社 | 漏电断路器 |
JP2016021297A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 富士電機機器制御株式会社 | 漏電遮断器 |
JP2021099923A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 開閉器システム、及び分電盤 |
-
2007
- 2007-09-11 JP JP2007235881A patent/JP2009070629A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012142106A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 漏電遮断器 |
CN104901273A (zh) * | 2014-03-06 | 2015-09-09 | 三菱电机株式会社 | 漏电断路器 |
JP2015170427A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 三菱電機株式会社 | 漏電遮断器 |
KR101610484B1 (ko) | 2014-03-06 | 2016-04-07 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 누전 차단기 |
CN104901273B (zh) * | 2014-03-06 | 2018-02-09 | 三菱电机株式会社 | 漏电断路器 |
JP2016021297A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 富士電機機器制御株式会社 | 漏電遮断器 |
JP2021099923A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 開閉器システム、及び分電盤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015121983A1 (ja) | 直流送電系統の保護システムおよび交流/直流変換器ならびに直流送電系統の遮断方法 | |
JP2016213179A (ja) | 直流回路遮断器および使用方法 | |
JP2007141562A (ja) | 漏電遮断器 | |
JP5768741B2 (ja) | 漏電遮断器 | |
JP2009199767A (ja) | 配線器具 | |
JP2009070629A (ja) | 三相漏電遮断器 | |
JP2017004869A (ja) | 直流電流遮断装置 | |
US8427092B2 (en) | High voltage DC electric power generating system with permanent magnet generator protection | |
CN104901273B (zh) | 漏电断路器 | |
JP2008243564A (ja) | 漏電検出装置 | |
JP4955363B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP5310501B2 (ja) | 電子式漏電遮断器 | |
JP4424318B2 (ja) | 漏電遮断器 | |
JP5021399B2 (ja) | 三相漏電遮断器 | |
CN101714779B (zh) | 基于方向电流的工业企业电源快速切换装置闭锁方法 | |
CN102646966B (zh) | 一种配电线路三相故障处理方法 | |
JP2016021297A (ja) | 漏電遮断器 | |
JP5192777B2 (ja) | 3相漏電遮断器 | |
JP5021439B2 (ja) | 3相漏電遮断器 | |
JP5258633B2 (ja) | 単3中性線欠相保護付漏電遮断器 | |
JP2007236107A (ja) | 電源保護回路 | |
JP5166730B2 (ja) | 三相漏電遮断器 | |
JP4483386B2 (ja) | 漏電遮断器 | |
JP5021420B2 (ja) | 3相漏電遮断器 | |
JP2007299688A (ja) | 漏電遮断器 |