JP2009069827A - 現像剤とその製造方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、定着オフセット性、光沢性および高温下における保管特性を改善することが可能な現像剤とその製造方法およびこの現像剤を用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤において、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマー、となるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、離型剤と、着色剤を含むトナー粒子を備える。
【選択図】なし

Description

本発明は、例えば複写機、プリンタなど電子写真方式で画像を形成する際に用いられる現像剤、現像剤の製造方法、および画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式を用いた画像形成装置において、トナーは、感光体などの静電潜像担持体、転写ベルトなどの中間転写媒体といった搬送媒体を経て搬送され、紙などの転写媒体上の所望の位置に付着される。そして、ヒートローラなどで圧着して、転写媒体にトナーを定着させることにより、転写媒体上に画像が形成される。
近年、画像形成装置において、出力プリントの高速化(高速定着)や省エネルギー化(低温定着)が要求されている。そこで、転写媒体へのトナーの定着オフセット性(非オフセット温度域の確保)を改善することが検討されている。定着オフセット性の改善には、十分な熱が加えられず溶融しなかったトナーが接触部材を汚す低温オフセット現象の発生温度をできる限り低くなるように設計し、更に必要以上の熱が供給されてトナー粘度(内部凝集力)が低下する高温オフセット現象の発生温度を出来る限り高くなるように設計することが必要である。
低温オフセット性を改善するためには、一般にバインダー樹脂のガラス転移点(Tg)や軟化点(Tm)を低くすることが有効である。しかしながら、Tgが低過ぎると、高温下での保管特性が悪化し、トナーの流動特性が低下する。トナーの流動特性の影響からトナー帯電特性が悪化するため、出力プリントの画質が低下する。
一方、高温オフセット性を改善するためには、離型材であるワックス種および添加量の適正化を図ることが有効である。ワックス量が増加すると接触部材との離型性が良くなり、非オフセット性が向上する。しかしながら、ワックス量を増加させるとトナーの流動特性が低下し、高温下での保管特性が悪化する。また、樹脂の分子量を大きくし、Tmを高くすることにより、バインダー樹脂の溶融時の粘度(内部凝集力)を上げることも有効である。しかしながら、バインダー樹脂のTmを上げすぎると、定着時にトナー全体が十分に溶けきらず、定着トナー表面が荒くなる。その影響によりトナー光沢性の悪化、カラー画質の低下を生じる。
定着オフセット性(非オフセット温度域の確保)を改善する上で、画質(光沢性)、高温下における保管特性とは、それぞれトレードオフの関係にあり、全てを満足することはできない。
定着オフセット性や光沢性を改善する方法は、特許文献1〜3などに開示されている。これら公報において、トナー中のバインダー樹脂であるポリエステル樹脂の分子量やモノマーの種類を規定し、離型剤としてポリオレフィン系ワックスをトナー中に添加することが記載されている。
しかしながら、このような方法だけでは、出力プリントの高速化(高速定着)や省エネルギー化(低温定着)といった要望に対応することができないという問題がある。
特開2000−347451号公報 特開2000−347460号公報 特開2001−51450号公報
本発明は、定着オフセット性、光沢性および高温下における保管特性を改善することが可能な現像剤とその製造方法およびこの現像剤を用いた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様によれば、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、離型剤と、着色剤を含むトナー粒子を備える現像剤が提供される。
本発明の一態様によれば、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0で、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーを混合して、第1のポリエステル樹脂を合成し、少なくとも第1のポリエステル樹脂、離型剤、および着色剤を混合してトナー粒子を形成することを特徴とする現像剤の製造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、トナー粒子によりトナー像を形成するための像担持体を備え、この像担持体上に前記トナー粒子により形成されたトナー像を、転写媒体に転写させることにより画像を形成する画像形成装置であって、トナー粒子は、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、離型剤、および着色剤を含むことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の一態様の現像剤とその製造方法、画像形成装置によれば、現像剤を用いて得られた画像における定着オフセット性、光沢性および高温下における保管特性を改善することが可能となる。
以下本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
本実施態様の現像剤は、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、離型剤と、着色剤を含むトナー粒子を備えることを特徴とする。
本実施態様の現像剤の製造方法は、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0で、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーを混合して、第1のポリエステル樹脂を合成し、少なくとも第1のポリエステル樹脂、離型剤、および着色剤を混合してトナー粒子を形成することを特徴とする。
また、本実施態様の画像形成装置は、トナー粒子によりトナー像を形成するための像担持体を備え、この像担持体上に前記トナー粒子により形成されたトナー像を、転写媒体に転写させることにより画像を形成する画像形成装置であって、トナー粒子は、アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、離型剤、および着色剤を含むことを特徴とする。
ここで、トナー粒子に含まれるバインダー樹脂は、ポリエステル樹脂を含むものであり、これを主成分とすることが好ましい。ポリエステル樹脂は、酸成分とアルコール成分に分けられ、それぞれ芳香族系モノマーと脂肪族系のモノマーから構成される。一般に、芳香族系モノマーは、高Tg成分であり、脂肪族系モノマーは、低Tg成分である。
具体的には、アルコール系成分の代表的な芳香族系モノマーとしては、ビスフェノール系モノマー、脂肪族系モノマーとしては、エチレングリコールが挙げられる。一方、酸成分の代表的な芳香族系モノマーとしては、テレフタル酸、脂肪族系モノマーしては、フマル酸が挙げられる。発明者らは、これら芳香族系モノマーと脂肪族系モノマーに着目して、実験的に検証、および考察を行った結果、以下の知見が得られた。
アルコール成分に関しては、Tgの高い芳香族系モノマーを、脂肪族系モノマーより多くした方が、定着性特性だけでなくトナーの耐久性の点で優れている。トナーの耐久性とは、トナーの使用に際してかかる負荷に対する耐久性である。
例えば、後述する2成分現像方式では、トナーとキャリアを混合した現像剤が、マグネットローラを持った現像器に投入される。現像剤を攪拌する過程で、機械的/熱的ストレスが加わり、トナーの耐久性が弱いとが現像器中で破砕されやすくなる。さらに、破砕されたトナーが、キャリアに強固に付着し、表面を覆ってしまうため、キャリアの帯電性能を低下させる。Tgの高い芳香族系モノマーは、このような負荷に対して十分な耐久性を有している。
一方、アルコール成分に、脂肪族系モノマーを使用することは、定着性の改善につながるものの、トナーの耐久性が劣化する。アルコール成分には芳香族系モノマー単独あるいは、脂肪族系モノマーを芳香族系モノマーより少ないモル比で使用していくことが有効である。
酸成分に関しては、低Tg成分である脂肪族系モノマーを多く使用することが好ましい。低Tg成分である脂肪族系モノマーを多く使用することにより、低温オフセット発生温度が低く、かつ高温オフセット発生温度が高く、かつ光沢性良好な、いわば理想的な特性が得られる。
同一のTmに設計する場合、Tgの低い脂肪族系モノマーは、Tgの高い芳香族系モノマーに比べ、より多く添加することができる、すなわち、数平均分子量を大きくすることができる。このように設計された樹脂は、分子鎖中に低Tgの脂肪族系モノマーが多く存在する。少ないエネルギーで分子鎖が動くため、定着温度を下げることが可能となる。定着表面も、トナー粒子が充分溶けて平滑になり、光沢性も向上する。数平均分子量が大きくなることにより、分子鎖同士の溶融時の分子間凝集力が大きくなり、高温オフセット発生温度を高くすることが可能である。
ポリエステル樹脂としては、線状ポリエステル樹脂を用いることができる。ポリエステル樹脂合成時に、ごく少量の架橋剤を添加させてもよい。このような線状ポリエステル樹脂(以下樹脂A)は、架橋ポリエステル樹脂(以下樹脂B)とともに用いることができる。
このとき、併せて用いられる樹脂Bは、軟化点Tmが樹脂Aより高いことが好ましい。その配合比は、
樹脂A:樹脂B=60:40〜90:10
であることが好ましい。樹脂Aの配合比が60%未満であると、低温オフセット発生温度が高くなり、90%を越えると高温オフセット発生温度が低くなる。より好ましくは
樹脂A:樹脂B =70:30〜85:15
である。
樹脂Bのアルコール成分のモル比は、樹脂Aと同様、
芳香族系モノマー>脂肪族系モノマー≧0
であることが好ましい。樹脂Bの酸成分は、芳香族系モノマー、脂肪族系モノマー、架橋剤の3種から構成されることが有効である。
架橋剤を用いることにより、高温オフセット性の向上や、例えば粉砕法でトナーを製造する場合、粉砕性が向上する。芳香族モノマーと、例えば3価のトリメリット酸などの架橋剤だけで構成されると、Tgが高くなりすぎて低温定着性が悪化する。さらに、低Tgの脂肪族系モノマーを加えることにより、オフセット性のバランスを取ることができる。樹脂Bあるいは樹脂Aに微量用いられる架橋剤として、例えば3価のトリメリット酸など、3価以上の酸および3価以上のアルコールを使用することができる。
ポリエステルの原料モノマーとしては、2価以上のアルコール成分、あるいは2価以上のカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル等の酸成分を構成するモノマーが用いられる。
2価アルコール成分を構成するモノマーとしては、芳香族モノマーでは、例えばポリオキシプロピレン(2.2) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.0) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0) −ポリオキシエチレン(2.0) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(6) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等のビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールAなどが挙げられる。
脂肪族モノマーでは、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2 −プロピレングリコール、1,3 −プロピレングリコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4 −ブテンジオール、1,5 −ペンタンジオール、1,6 −ヘキサンジオール、1,4 −シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどが挙げられる。
これら2価のアルコール成分を構成するモノマーのうち、芳香族モノマーとしては、ビスフェノールA-アルキレン(炭素数2又は3)オキサイド付加物(平均付加モル数1〜10)、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、脂肪族モノマーとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,6 −ヘキサンジオールなどが用いられることが好ましい。
3価以上のアルコール成分を構成するモノマーとしては、芳香族モノマーでは、例えば1,3,5 −トリヒドロキシメチルベンゼン、脂肪族モノマーでは、例えばソルビトール、1,2,3,6 −ヘキサンテトロール、1,4 −ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4 −ブタントリオール、1,2,5 −ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4 −ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
これら3価以上のアルコール成分を構成するモノマーのうち、芳香族モノマーとしては、ソルビトール、1,4 −ソルビタン、ペンタエリスリトール、グリセロール、トリメチロールプロパンなどが用いられることが好ましい。
本実施態様において、これらの2価のアルコール成分および3価以上のアルコール成分を構成するモノマーが、単独で、あるいは複数併用して用いられる。特に、芳香族モノマーでは、ビスフェノールA-アルキレン(炭素数2又は3)オキサイド付加物(平均付加モル数1〜10)を主成分として用いられることが好ましい。
2価の酸成分(カルボン酸成分)を構成するモノマーとしては、例えば脂肪族モノマーでは、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、もしくはn−ドデセニルコハク酸等のアルケニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸等のアルキルコハク酸またはこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステル等が挙げられる。芳香族モノマーでは、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、又はこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステル等が挙げられる。
これら2価の酸成分(カルボン酸成分)を構成するモノマーのうち、例えば芳香族モノマーとしては、テレフタル酸、脂肪族モノマーとしては、マレイン酸、フマル酸、および炭素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸などが用いられることが好ましい。
3価以上の酸成分(カルボン酸成分)を構成するモノマーとしては、例えば芳香族モノマーでは、1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸、2,5,7 −ナフタレントリカルボン酸、1,2,4 −ナフタレントリカルボン酸、ピロメリット酸が挙げられる。脂肪族モノマーでは、1,2,4 −ブタントリカルボン酸、1,2,5 −ヘキサントリカルボン酸、1,3 −ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4 −シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ (メチレンカルボキシル) メタン、1,2,7,8 −オクタンテトラカルボン酸、エンポール三量体酸およびこれらの酸無水物、低級アルキルエステルなどが挙げられる。
これら3価以上の酸成分(カルボン酸成分)を構成するモノマーのうち、例えば芳香族モノマーとしては、1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)およびその酸無水物、脂肪族モノマーとしては、アルキル(炭素数1〜12)エステルなどが用いられることが好ましい。
本実施態様において、これらの2価の酸成分および3価以上の酸成分を構成するモノマーが、単独で、あるいは複数併用して用いられる。特に、脂肪族モノマーとして、2価の酸成分(カルボン酸成分)であるフマル酸、および炭素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸、アルキル(炭素数1〜12)エステル、芳香族モノマーとして、3価以上の酸成分(カルボン酸成分)であるテレフタル酸、1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)およびその酸無水物などを主成分として用いることが好ましい。
上述したこれらポリエステルの原料モノマーを重合させる際には、反応を促進させるため、適宜触媒が使用される。触媒としては、例えば、酸化ジブチル錫、チタン化合物、ジアルコキシ錫(II)、酸化錫(II)、脂肪酸錫(II)、ジオクタン酸錫(II)、ジステアリン酸錫(II)など、通常用いられるものが使用される。
このようなモノマー、架橋剤、触媒などを用いて、バインダー樹脂であるポリエステル樹脂が生成される。樹脂Aに樹脂Bを併用する場合、樹脂Aと樹脂Bをそれぞれ別々に合成した後、混合される。混合方法は、特に限定されるものではない。それぞれの樹脂を乾燥させ、トナー製造時に混合する方法、それぞれの樹脂を乾燥させる前に混合する方法などが挙げられる。
バインダー樹脂としては、上述のポリエステル樹脂のほか、異なるポリエステル樹脂や、共重合法により生成されたスチレン系、アクリル系、スチレン−アクリル系の共重合系樹脂、環状オレフィン系樹脂などが併用されてもよい。これらを併用する場合、上述のポリエステル樹脂と、共重合性樹脂をそれぞれ別々に合成した後、混合される。混合方法は、特に限定されるものではない。それぞれの樹脂を乾燥させ、トナー製造時に混合する方法、ポリエステル樹脂合成時に共重合系樹脂を分散させる方法、ポリエステル樹脂と化学的に結合させる方法法などが挙げられる。
本実施態様において用いられる離型剤としては、トナーの低粘度化と離型性の向上を図るため、融点が65〜85℃の低融点のワックスが使用されることが好ましい。低い融点を持つワックスとしては、例えば、カルナウバワックス、ライスワックス等の天然エステルワックスや、カルボン酸とアルコールから合成される合成エステルワックスなどのエステル系ワックスが挙げられる。これらエステル系ワックスを、単独または併用して使用することがより好ましい。
離型剤の添加量は、バインダー樹脂100重量部に対し、3〜8重量部であることが好ましい。3重量部未満であると、トナーのTmが高くなるため低温オフセット発生温度が高くなり、かつ定着接触部材との離型性が低下して高温オフセット発生温度が低くなり、非オフセット温度域が狭くなる。8重量部を超えると、トナーの流動特性が低下することによりトナー帯電特性が悪化し、画質低下を招き、かつ高温下での保管特性が悪化してしまう。
本実施態様において用いられる着色剤としては、例えば、カラートナー用途で用いられるカーボンブラックや、縮合多環系顔料、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、無機顔料といった公知の顔料、染料などの着色剤が用いられる。
カーボンブラックとしては、例えば、アセチレンブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、チャネルブラック、ケッチェンブラックなどが挙げられる。顔料、染料としては、例えば、ファーストイエローG、ベンジジンイエロー、インドファストオレンジ、イルガジンレッド、カーミンFB、パーマネントボルドーFRR、ピグメントオレンジR、リソールレッド2G、レーキレッドC、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、ブリリアントグリーンB、フタロシアニングリーン、キナクリドンなどが挙げられる。これらを単独で、あるいは混合して使用することができる。
着色剤の添加量は、バインダー樹脂100重量部に対し、4〜10重量部であることが好ましい。4重量部未満であると、十分な画像濃度が得られなくなり、10重量部を超えると、余剰顔料がトナー表面に多く存在し、感光体上に付着しフィルミングが発生しやすくなる。
本実施態様において、摩擦帯電電荷量を制御するための帯電制御剤などを配合してもよい。帯電制御剤としては、含金属アゾ化合物が用いられる。含金属アゾ化合物において、金属元素が鉄、コバルト、クロムの錯体、錯塩、あるいはその混合物であることが好ましい。その他、帯電制御剤としては、含金属サリチル酸誘導体化合物、金属酸化物疎水化処理物が用いられる。含金属サリチル酸誘導体化合物、金属酸化物疎水化処理物において、金属元素がジルコニウム、亜鉛、クロム、ボロンの錯体、錯塩、あるいはその混合物であることが好ましい。
さらに、本実施態様において、形成されるトナー粒子の流動性や帯電性、保管特性を安定させるために、トナー粒子表面に、微粒子化合物からなる外添剤を有することが好ましい。
この外添剤は、平均一次粒子径の異なる少なくとも2種以上の無機化合物微粒子を含むことが好ましい。無機化合物としては、シリカ、チタニア、アルミナ、チタン酸ストロンチウム、酸化錫などの無機酸化物が好適である。これら無機化合物微粒子は、環境安定性向上の観点から疎水化剤で表面処理されることが好ましい。無機化合物微粒子の他に、1μm以下の樹脂微粒子を外添してもよい。
特に、微粒子化合物からなる外添剤は、
(A)平均一次粒子径が50〜180nmの単分散微粒子
(B)平均一次粒子径が5〜80nmの疎水化処理されたシリカ微粒子
(C)平均一次粒子径が5〜150nmの疎水化処理された金属酸化物微粒子
の3種を含むことが好ましい。微粒子化合物からなる外添剤(A)、(B)、(C)を組合せて用いることにより、トナーの低温定着特性、保管特性、帯電特性、流動特性を改善することが可能である。
平均一次粒子径が50〜180nmの単分散微粒子(A)としては、例えば、湿式法で作成した球形に近いシリカを疎水化処理したものや、各種樹脂微粒子などを用いることができる。単分散微粒子とは、粒子が凝集していない球形または球形に近い形状でトナー表面に分散させることが可能な微粒子を意味している。
単分散微粒子(A)を添加することにより、トナーの保管特性やトナーの転写特性、すなわち、感光体上から転写媒体への移行性を改善することができる。これらの粒子はトナー粒子表面に均一に付着させることができる。熱によりトナー粒子表面が軟化しても、トナー表面に埋没することなく存在し、トナー粒子同士の付着凝集を抑えることができる。
粒子径が50nm未満であるとトナー粒子/トナー粒子間又はトナー粒子/キャリア間の十分なスペーサー効果を得ることができない。一方、粒子径が180nmを超えると、スペーサー効果は高いが、トナー流動性の悪化を招いてしまう。より好ましくは80〜150nmである。さらに、粒子形状は、球形であることが好ましい。トナー表面を移動しやすくトナー同士の凝集防止効果が高くなるためである。
平均一次粒子径が5〜80nmの疎水化処理されたシリカ微粒子(B)としては、例えば気相法で製造された疎水化処理シリカなどを用いることができる。通常、気相法で形成されたシリカ粒子は、いくつかの一次粒子がつながって分散不可能な凝集体として存在する。ここでいう5〜80nmとは、この凝集体の大きさではなく、一次粒子径を意味する。
シリカ微粒子(B)を添加することにより、トナー粒子の流動性や帯電特性を改善することができる。特に、外添剤(A)と組み合わせることにより、シリカ微粒子(B)の添加の効果を高くすることができる。シリカ微粒子(B)は、2種以上混合して使用することも可能である。
シリカ微粒子(B)の粒子径が5nm未満であると、トナー粒子表面に埋没することなく存在して、外添剤としての機能を保持することが困難となる。一方、粒子径が80nmを超えると、トナー流動性や帯電性の改善効果が少なくなる。より好ましくは17〜30nmである。
平均一次粒子径が5〜150nmの疎水化処理された金属酸化物微粒子(C)としては、例えば、酸化チタン又は酸化アルミナを用いることができる。特に、気相法や湿式法で製造された疎水化処理酸化チタンや疎水化処理酸化アルミナ等などを用いることができる。通常、気相法や湿式法で作成された酸化チタンや酸化アルミナの粒子は、いくつかの一次粒子がつながって分散不可能な凝集体として存在する。ここでいう5〜150nmとは、この凝集体の大きさではなく、一次粒子径を意味する。
金属酸化物微粒子(C)を添加することにより、シリカ微粒子(B)を添加することによる低湿環境下での帯電量上昇を抑えることが可能となる。一般に、シリカ微粒子(B)は、その抵抗が外添剤を添加していないトナー粒子よりも高い。すなわちシリカ微粒子(B)を添加したトナー粒子は、帯電保持能力が高い反面、低湿環境下で連続して使用されると帯電量が上昇しやすくなる。帯電量が上昇しすぎると、画像濃度の低下を招く。高帯電量のトナー粒子がキャリアを覆い、補給されてきたトナー粒子がキャリアと十分摩擦帯電できず、かぶり画像が発生するなどの問題が生じる。
疎水化処理された酸化チタン又は酸化アルミナといった金属酸化物微粒子(C)は、シリカ微粒子(B)に比べ抵抗が低い。シリカ微粒子(B)に金属酸化物微粒子(C)を組合せることにより、低湿環境下での帯電量上昇を抑えることが可能である。金属酸化物微粒子(C)は、2種以上混合して使用することも可能である。
金属酸化物微粒子(C)が5nm未満であると、シリカ微粒子(B)と同様に、トナー粒子表面に埋没することなく存在して、外添剤としての機能を保持することが困難となる。また、粒子径が150nmを超えると、トナー流動性の悪化や、抵抗が低いことによりトナー表面から離脱しやすくなる。より好ましくは10〜50nmである。
トナー粒子のバインダー樹脂のモノマー成分を規定し、より好ましくはTgを50〜64℃、Tmを100〜120℃とすることにより、低温で定着し、広い非オフセット領域と高い光沢性を持ち、さらに高温下で放置されても、トナー特性が変化しない優れた保管特性/帯電特性を備えたトナー粒子を得ることが可能となる。さらに、離型剤、外添剤の処方を適正化することにより、より良好な特性のトナー粒子が得られる。
このようなトナー粒子により、画像形成において、省エネルギー化(低温定着)、カラー出力の高速化(高速定着)、カラー出力の高画質化(光沢性向上や色再現域の拡大)の要望に対応することができる。さらにオフセット画像をクリーニングする機構がいらない、安価な定着器で高速対応/ロングライフ(低コスト)対応が可能となる。
トナー粒子は、粉砕法や重合法などの化学製法といった公知の方法により形成することができる。粉砕法においては、上述したバインダー樹脂、離形剤、着色剤などの原材料を混合し、混練、粉砕した後、分級して、外添剤を添加することにより、トナー粒子が形成される。
原材料を混合、分散させる装置として、例えば混合機、混練機などが用いられる。混合機としては、例えば、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製);スーパーミキサー(カワタ社製);リボコーン(大川原製作所社製);ナウターミキサー、タービュライザー、サイクロミックス(ホソカワミクロン社製);スパイラルピンミキサー(太平洋機工社製);レーディゲミキサー(マツボー社製)などが挙げられる。混合機は、外添剤を添加する際にも用いられる。混練機としては、KRCニーダー(栗本鉄工所社製);ブス・コ・ニーダー(Buss社製);TEM型押し出し機(東芝機械社製);TEX二軸混練機(日本製鋼所社製);PCM混練機(池貝鉄工所社製);三本ロールミル、ミキシングロールミル、ニーダー(井上製作所社製);ニーデックス(三井鉱山社製);MS式加圧ニーダー、ニダールーダー(森山製作所社製);バンバリーミキサー(神戸製鋼所社製)などが挙げられる。
混合物を粗粉砕する装置としては、例えば、ハンマーミル、カッターミル、ジェットミル、ローラーミル、ボールミルなどが使用可能である。粗粉砕物を微粉砕する装置としては、粉砕機が用いられる。粉砕機としては、カウンタージェットミル、ミクロンジェット、イノマイザ(ホソカワミクロン社製);IDS型ミル、PJMジェット粉砕機(日本ニューマチック工業社製);クロスジェットミル(栗本鉄工所社製);ウルマックス(日曹エンジニアリング社製);SKジェット・オー・ミル(セイシン企業社製);クリプトロン(川崎重工業社製);ターボミル(ターボ工業社製)が挙げられる。
微粉砕物を分級する分級機としては、クラッシール、マイクロンクラッシファイアー、スペディッククラシファイアー(セイシン企業社製);ターボクラッシファイアー(日新エンジニアリング社製);ミクロンセパレータ、ターボプレックス(ATP)、TSPセパレータ(ホソカワミクロン社製);エルボージェット(日鉄鉱業社製)、ディスパージョンセパレータ(日本ニューマチック工業社製);YMマイクロカット(安川商事社製)などが挙げられる。粗粒などをふるい分けるために用いられる篩い装置としては、ウルトラソニック(晃栄産業社製);レゾナシーブ、ジャイロシフター(徳寿工作所社);バイブラソニックシステム(ダルトン社製);ソニクリーン(新東工業社製); ターボスクリーナー(ターボ工業社製);ミクロシフター(槙野産業社製);円形振動篩いなどが挙げられる。
重合法においては、バインダー樹脂および着色剤を含む混合物を粗く粒状化して水系媒体と混合し、得られた混合液を機械的にせん断した後、微粒子化し、微粒子を凝集させることにより、トナー粒子が形成される。さらに、工程、必要に応じて、凝集粒子を融着させてもよい。
トナー粒子は、単体で1成分現像剤として用いられる。また、さらに磁性キャリアが加えることにより、2成分現像剤として用いられる。磁性キャリアは、フェライト、マグネタイト、酸化鉄などの磁性粒子や、それらの磁性粉を混入した樹脂粒子や、磁性粉のなどの表面の少なくとも一部にフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂コートが施された粒子から構成される。
磁性キャリア粒子の体積平均粒径は、20〜100μmが望ましい。20μmより小さいと、一粒の磁力が小さいために現像剤担持体から離脱して感光体に付着しやすくなり、100μmより大きいと、磁気ブラシが硬くなってブラシのはけ目が画像に現れたり、緻密なトナー供給ができなくなる。好ましくは30〜60μmである。
そして、トナー粒子の体積平均粒径は、3〜8μmであることが望ましい。3μmより小さいと、電界で制御できるだけの電荷量を各トナー粒子に与えると、重量あたりの帯電量が大きくなりすぎて、所望の現像量を得ることが困難である。また、8μmより大きいと、精細画像の再現性や粒状性が悪化する。より好ましくは4〜6μmである。
トナー粒子を用いて転写媒体に画像を形成するための画像形成方法、画像形成装置において用いられる像坦持体(静電潜像担持体)としては、プラス帯電又はマイナス帯電のOPC(Organic Photoconductor)、アモルファスシリコンなど公知の感光体が用いられる。これらの感光体において、電荷発生層、電荷輸送層、保護層が積層されていても、これらの層のうち複数の層の機能を有する層が形成されていても良い。そして、転写媒体は、用紙など最終的に画像が形成される媒体である。
このような現像剤、画像形成方法、または画像形成装置を用いて、例えば以下のような電子写真プロセスにより、画像が形成される。
(2成分現像プロセス)
図1に2成分現像プロセスによる画像形成装置を示す。図に示すように、感光体11と、これを帯電させるための帯電装置12、静電潜像を形成するための露光装置13、静電潜像にトナー粒子を供給するための現像器14、転写残りトナーを除去するためのクリーナ15、静電潜像を除去するための除電ランプ16と、最終転写媒体となる紙を供給する給紙装置17、紙にトナー像を定着させるための定着器18、感光体11上のトナー像を転写媒体19上に転写する転写装置20が配置されている。そして、このような画像形成装置を用いて、以下のような工程により転写媒体19に画像が形成される。
ベルト、ローラなどの感光体11を、チャージャワイヤ、櫛歯型チャージャ、スコロトロンといったコロナ帯電器、接触帯電ローラ、非接触帯電ローラ、固体チャージャ、接触帯電ブラシなど公知の帯電装置12によって、均一に所望の電位に帯電させる。
感光体11には、プラス帯電又はマイナス帯電のOPC、アモルファスシリコンなど公知の感光体が用いられる。尚、これらの感光体において、電荷発生層、電荷輸送層、保護層が積層されていても、これらの層のうち複数の層の機能を有する層が形成されていても良い。
レーザー、LEDなど公知の手段を用いた露光装置13により露光することにより、感光体11上に静電潜像が形成される。
現像器14において、キャリアとトナー粒子からなる2成分現像剤が、ホッパー内に例えば100g〜700g収められている。そして、現像剤は、攪拌オーガによりマグローラを内包した現像ローラに搬送される。磁気ブラシ現象により、感光体41上の静電潜像に、帯電したトナー粒子を供給、付着させることにより、顕像化される。このとき、現像ローラには、トナー粒子を均一・安定に付着させるような電界を形成するために、DCもしくはDCにACを重畳した現像バイアスが印加される。
現像されなかったトナー粒子は、マグローラの剥離極位置で現像ローラから離れ、攪拌オーガにより現像剤格納庫に回収される。現像剤格納庫には公知のトナー濃度センサが取り付けられ、濃度センサがトナー量の減少を検知すると、信号がトナー補給ホッパーに送られてNewトナーが補給される。このとき、印字データの積算又は/および感光体上現像トナー量の検知から、トナー消費量を推定し、それをもとにNewトナーの補給を行っても良い。また、センサ出力と消費量の推定の両方の手段を用いても良い。
形成されたトナー像は、感光体11に対して接触配置され、ここに印加される転写電圧によりトナー像の転写を行う転写ローラ、転写ブレード、コロナチャージャ等公知の転写手段を用いて、ベルト、ローラなどの中間転写媒体を経て、もしくは直接、紙などの転写媒体19に転写される。
トナー像が転写された転写媒体19は、中間転写媒体または感光体11から剥離され、定着部18に搬送され、熱ローラ等公知の加熱・加圧定着手段によって定着され、マシン外に放出される。
トナー像が転写された後、感光体11上に転写されずに残存した転写残りトナーは、クリーナ15によって除去され、感光体11上の静電潜像は、除電ランプ16により消去される。
クリーナ15で除去された転写残りトナーは、攪拌オーガなどによって搬送路を経由して、廃トナーボックス内に貯蔵後、排出される。リサイクル方式においては、搬送路から現像器14の現像剤格納庫に回収され、再利用される。
(1成分現像プロセス)
1成分現像プロセスにおいては、2成分現像プロセスと同様の画像形成装置により、同様にして画像が形成されるが、現像器部分が異なっている。現像器にはトナー粒子のみが収められており、キャリアを用いることなく現像される。
トナー粒子は、搬送オーガ、中間搬送スポンジローラなど公知の構造により、導電性ゴム層を表面に持った弾性ローラ、もしくは表面にサンドブラストなどによって粗さが設けられたSUSなど金属ローラといった現像剤担持体の表面に供給される。そして、現像剤担持体の表面に供給されたトナー粒子は、現像剤担持体表面に圧着されたシリコンゴム、フッ素ゴム、金属ブレードなどのトナー帯電部材により摩擦帯電される。このとき、磁性粒子との摩擦によりあらかじめ帯電されたトナーを現像剤担自体に供給してもよい。感光体は、現像剤担持体と接触または規定のギャップを持って非接触で対峙しており、速度差を持って回転することによりトナー粒子が現像される。このとき、現像ローラには、トナー粒子を均一・安定に付着させるような電界を形成するために、DCもしくはDCにACを重畳した現像バイアスが印加される。
(クリーナレスプロセス)
クリーナレスプロセスにおいては、2成分現像プロセスと同様の画像形成装置により、同様にして画像が形成されるが、図2に示すように、クリーナがない点で異なっている。転写残りトナーは、クリーナを用いることなく、現像と同時に回収される。
2成分現像プロセスと同様に、感光体21を帯電、露光し、トナー粒子を付着することにより現像し、中間転写媒体を介して、または直接転写媒体29にトナー像を転写する。トナー像が転写された転写媒体29は、中間転写媒体または感光体21から剥離され、定着部28に搬送され、熱ローラ等公知の加熱・加圧定着手段によって定着され、マシン外に放出される。
図2では、直接転写法を採用し、転写ローラ27により転写を行っている。そして、非画像部に残留した転写残りトナーは、感光体21に残留したまま、次の除電、帯電装置22による帯電、露光装置23による露光工程を経て、現像領域に再び搬送される。そして、転写残りトナーは、現像剤担持体である磁気ブラシにより現像器24に回収されるとともに、新たに現像される。
このとき、除電工程の前または後に、固定ブラシ、フェルト、回転ブラシ、横摺動ブラシなどのメモリー攪乱部材25を配置しても良い。また、一時回収部材を配置して、転写残りトナーを一旦回収し、再び感光体21上に放出して、現像器24に回収させても良い。さらに、転写残りトナーの帯電量を所望の値にそろえるために、感光体21上にトナー帯電装置を配置しても良い。また、トナー帯電装置、メモリー撹乱部材、一時回収部材、帯電装置は、役割の一部または全部を一つの部材で兼ねさせても良い。そして、これらの部材には、その機能を効率的に果たすために、プラス又はマイナスのDCおよび/またはAC電圧が印加されても良い。
例えば、転写領域と感光体21の帯電部材の間に、3つの役割すべてを果たす二つの横摺動ブラシの先端が、感光体21に接触するように設置される。そして、上流側のブラシには、現像トナー電荷と同極性、下流側のブラシには、現像トナー電荷と異極性の電圧が印加される。
転写残りトナーには、異極性トナーおよび同極性で非常に高い電荷をもったトナーが混在しており、同極性のブラシに接触した異極性トナーは、電荷が反転してすり抜け、もしくはブラシに一旦回収される。その下流の異極性ブラシに到達する転写残りトナーは、すべてが現像トナーと同極性に揃えられており、異極性のブラシと接触することで強い同極性電荷が緩和されてすり抜け、もしくはブラシに一旦回収される。
弱い電荷量に揃えられ、またブラシのメカニカルな接触によって画像構造を失った転写残りトナーは、感光体21の帯電部材によって非接触で感光体21と共に帯電され、ちょうど現像トナーと同程度の帯電量に揃えられる。これにより、現像領域において、新しい潜像における非画像部の転写残りトナーは、現像器24内に回収され、画像部の転写残りトナーは、そのまま新たに現像器24から供給されたトナー粒子と共に転写媒体29に転写される。
(4連タンデムプロセス)
図3に4連タンデムプロセスによる画像形成装置を示す。図に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー粒子をそれぞれ収めた現像器、感光体、帯電・露光・転写装置を備えた画像形成ユニット30a、30b、30c、30dが、4色分備えられ、転写媒体39aの搬送経路に沿って並列に並べられている。そして、図1と同様に、紙にトナー像を定着させるための定着器38が配置されている。そして、このような画像形成装置を用いて、以下のような工程により画像が形成される。ここでは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色の順に並んでいる場合を例に挙げて説明する。
イエロー画像形成ユニットにおいて、感光体31a上にイエロートナー像が形成され、転写媒体39aに転写される。直接転写の場合、最終転写媒体である紙等が、転写ベルトまたはローラなどの搬送部材によって搬送され、イエロー画像ユニットの転写領域に供給される。図3では搬送部材である転写ベルト34により搬送された用紙上に、転写ローラ35にて転写を行う構成を示している。転写ベルトの体積抵抗は10Ωcm〜1012Ωcmが望ましい。転写ベルトには、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロブレン(CR)ゴムなどのゴム系、ポリイミド、ポリカーボネート、Polyvinylidene Difluoride(PVDF)、EthyleneTetrafluoro Ethylene (ETFE)などの樹脂系の材料が用いられる。転写ベルトは、樹脂シート、ゴム弾性層、保護層などを1層または2層以上積層して複層化したものなど、種々の構成とすることが可能である。転写方式としては、転写ローラ、転写ブレード、コロナチャージャなど公知の転写手段によるものを用いることができる。
転写位置では、感光体31aと接している転写ベルト34を感光体31a側に押しつけるように設けられている転写ローラ35から、転写ベルト34と感光体31aとの間に位置されている転写媒体39aに転写バイアス電源装置からの所定の大きさおよび極性の転写バイアス電圧が供給される。この転写バイアス電圧が供給されることで、感光体31aの外周面に、静電的に付着しているトナー像(トナー)が、転写媒体39aに引き寄せられて、転写媒体39aに転写される。
尚、図4に示すように、中間転写媒体として中間転写ベルト49bを設けてもよい。中間転写ベルト49bは、半導電性を有し、厚さが50〜3000μmの樹脂、またはゴム、またはそれらの積層部材が用いられ、感光体41a側と対向したベルト背面側に転写ローラ45(転写手段)が接触している。転写ローラ45には、転写バイアス電圧印加部により所定の転写バイアス電圧が印加されており、感光体41aと中間転写ベルト49bとが接触している転写ニップ部と、またはその周辺において、転写電界がかかるようになっている。
本実施の形態では、ベルト背面に、体積抵抗率が10Ωcm〜10Ωcmの半導電性スポンジを用いた転写ローラ45を接触させ、DC300V〜3000Vを印加することで、中間転写ベルト49b上に各プロセスユニットの感光体上のトナー像を転写させる。そしてこのようなプロセスユニットが4つ並んで重ね転写を行うことで、フルカラー画像が形成され、その後、2次転写位置において、紙など転写媒体49a’へ転写され、定着器48により画像が加熱定着されて最終画像となる。
中間転写ベルトにおいては、その材料、構成は、上述の転写ベルト34のものと同様のものが用いられる。表面抵抗は10Ωcm〜1012Ωcmが望ましく、例えば10Ωcmとする。
マゼンタ画像形成ユニット30bにおいて、同様に感光体31b上にマゼンタトナー像が形成され、すでにイエロートナー像が転写されている転写媒体39aが、マゼンタ画像形成ユニット30bの転写領域に供給されて、イエロートナー像の上から位置を合わせてマゼンタトナー像が転写される。このとき、搬送媒体上のイエロートナーは、マゼンタ感光体31bと接触することによって、トナー帯電量と転写電界の強さによっては、マゼンタ感光体31bに逆転写される場合がある。
シアン、ブラックの画像形成ユニット30c、30dにおいても同様に、トナー像が形成され、転写媒体39a上に順次重ねて転写される。尚、シアン、ブラックの感光体31c、31dにも、同様に、それぞれ、前段のトナーが逆転写される場合がある。
4色のトナー像が重なって形成された転写媒体39aは、搬送部材から剥離され、定着器38に搬送され、熱ローラなどを用いた公知の加熱・加圧定着方式によって定着され、マシン外に放出される。また、中間転写媒体49bを用いた場合(図4)は、2次転写手段に供給部材によって供給された紙等の最終転写媒体49a’に、4色分のトナー像をまとめて転写させ、その後定着器48に搬送され、同様に定着されて、マシン外に放出される。
各画像形成ユニットにおいて、2成分現像プロセスと同様に、感光体31a、31b、31c、31dは除電され、クリーニング工程により、転写残りトナーおよび逆転写トナーを除去した後、再び画像形成プロセスに復帰する。そして、現像器では、上述した2成分現像プロセスと同様に、トナー比濃度が調整される。尚、ここではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色順で画像形成ユニットが並んでいる例を挙げて説明したが、この色順は特に限定されるものではない。
(4連タンデムクリーナレスプロセス)
4連タンデムクリーナレスプロセスにおいては、4連タンデムプロセスと同様の画像形成装置により、同様にして画像が形成されるが、上述のクリーナレスプロセスと同様に、クリーナがない点で異なっている。クリーナレスプロセスと同様に、転写残りトナーおよび逆転写トナーは、クリーナを用いることなく、現像と同時に帯電量が調整されて回収される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。ここで、樹脂およびトナー粒子のTmについては、昇温法を用いて測定した。測定装置は、定荷重押出し形 細管式レオメーター「CFT-500D」(島津製作所製)を用い、条件は、試料:1.5g、開始温度:40℃、到達温度:200℃、昇温速度:2.5度/min、荷重:10kgf/cm、予熱時間:300s、ダイ穴径:1mm、ダイ長さ:1mmとした。
バインダー樹脂およびトナーのTg、離形剤(ワックス)の融点については、示差熱天秤「Thermo Plus2」(リガク製)を用いて測定された。条件は、試料:20mg、リファレンス材料としてアルミナを使用し、昇温速度:10℃/min、測定温度:20〜200℃とした。試料とリファレンス材料を200℃まで加熱した後、20℃以下まで冷却し、もう一度加熱して時間に対する温度差を測定した。バインダー樹脂およびトナーのTgは、40〜70℃付近で発生する曲線の低温側と高温側の接線を引き、その延長線上の交点の値とした。離形剤(ワックス)の融点は、60℃以降に発生する最大吸熱ピーク値とした。
トナー粒子の測定には、粒度分布測定装置(BECKMAN COULTER COUNTER MULTISIZER 3)を用いた。外添剤の一次平均粒径の測定にはレーザー回折散乱式粒度分布測定装置「LA910」(堀場製作所製)を用いた。
(ポリエステル樹脂の合成)
モノマーなどの原材料を3リットルの四つ口フラスコに導入した。四つ口フラスコには、還流冷却器、水分離装置、窒素導入管、ステンレス製撹拌器および温度計が取り付けられている。電熱マントルヒーター中180〜220℃で加熱し、窒素を流し込み、撹拌して、環球法により測定した軟化点を目安に反応させることにより、ポリエステル樹脂(樹脂A−1〜4、B−1〜5)を得た。樹脂A−1〜B−5は、以下の通りである([]はモル比を示す);
樹脂A−1
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[40]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[70]、テレフタル酸[30]、フマル酸[70]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:57.4℃、Tm:105.0℃)
樹脂A−2
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[35]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[75]、テレフタル酸[10]、フマル酸[90]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:52.8℃、Tm:102.4℃)
樹脂A−3
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[50]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[60]、テレフタル酸[45]、フマル酸[55]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:64.3℃、Tm:111.1℃)
樹脂A−4
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[40]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[60]、ポリプロピレングリコール[10]、テレフタル酸[30]、フマル酸[70]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:55.0℃、Tm:104.5℃)
樹脂B−1
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[70]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[25]、テレフタル酸[60]、コハク酸誘導体[15]、無水トリメリット酸[10]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:56.8℃、Tm:149.6℃)
樹脂B−2
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[75]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[25]、テレフタル酸[60]、コハク酸誘導体[18]、無水トリメリット酸[12]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:53.0℃、Tm:140.7℃)
樹脂B−3
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[75]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[25]、テレフタル酸[70]、コハク酸誘導体[12]、無水トリメリット酸[8]から合成されるポリエステル樹脂 (Tg:61.4℃、Tm:158.1℃)
樹脂B−4
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[70]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[20]、プロピレングリコール[10]、テレフタル酸[65]、コハク酸誘導体[15]、無水トリメリット酸[10]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:55.9℃、Tm:147.3℃)
樹脂B−5
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[30]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[10]、プロピレングリコール[50]、テレフタル酸[55]、コハク酸誘導体[15]、無水トリメリット酸[10]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:52.5℃、Tm:139.8℃)
同様に、アルコール成分のモル比が、
芳香族系モノマー>脂肪族系モノマー≧0
酸成分のモル比が、樹脂Aと反対に、
芳香族系モノマー>脂肪族系モノマー
となる樹脂A’−1を得た。
樹脂A’−1
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[50]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[60]、テレフタル酸[55]、フマル酸[45]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:64.9℃、Tm:112.6℃)
同様に、アルコール成分のモル比が、樹脂Aと反対に、
脂肪族系モノマー>芳香族系モノマー
酸成分のモル比が、
脂肪族系モノマー>芳香族系モノマー
となる樹脂A’−2を得た。
樹脂A’−2
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物[30]、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物[20]、ポリプロピレングリコール[60]、テレフタル酸[30]、フマル酸[70]から合成されるポリエステル樹脂(Tg:53.2℃、Tm:103.0℃)
このようにして得られたポリエステル樹脂(樹脂A−1〜B−5)をバインダー樹脂として用い、以下の実施例1〜16のトナー粒子を形成した。
(実施例1)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−1:樹脂B−1=80:20) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これら材料を、ヘンシェルミキサーにて混合した後、二軸押し出し機により溶融混練した。得られた溶融混練物を冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し、次いでジェット粉砕機で微粉砕、分級を行い、体積平均径7μm、トナーTg 55.8℃、トナーTm 112.8度の粉体(外添前のトナー粒子)を得た。
この粉体100部に対し、外添剤を添加した。外添剤には、平均一次粒子径が100nmの単分散無機微粒子化合物として単分散疎水性シリカ1重量部、平均一次粒子径が30nmの疎水性シリカ1重量部、平均一次粒子径が20nmの疎水性酸化チタン0.5重量部を用いた。粉体および外添剤を、ヘンシェルミキサーに投入し、混合することにより、粉体に外添剤を外添させ、トナー粒子を形成した。
得られたトナー粒子を、平均粒径40μmのシリコーン樹脂を表面コートしたフェライトキャリア100重量部に対し、6重量部の割合でターブラミキサーにて撹拌し、現像剤を得た。
得られた現像剤について、以下のようにして評価を行った。
[定着オフセット評価]
市販されているe-studio3510c(東芝テック製)の定着プロセススピードを2倍に改造した定着システムにおいて、定着温度を110〜200℃の範囲で、5℃刻みで温度を変えながら、トナー付着量:1.6mg/cmとなるベタ画像を通紙した。ベタ画像について、オフセットが発生しているかどうか目視で判定した。画像剥がれが発生した温度を低温オフセット発生温度、画像表面に粗さがはっきりと確認できる温度を高温オフセット発生温度とした。この低温オフセットや高温オフセットが発生しない温度を非オフセット領域温度とし、その温度が35℃以上を○、25〜35℃未満を△(以上を合格とした)、25℃未満を×とした。
[光沢度評価]
定着オフセット評価で得られたベタ画像を、光沢計「VG-2000」(日本電色工業製)を用いて、測定角度:60°で得られたデータを光沢度とする。光沢度は13未満を×、13〜18未満を○、18以上を◎とした。
[トナー保管試験]
トナー20gをポリ容器に密閉し、55℃に設定した恒温槽に8時間放置する。恒温槽から取り出した後、12時間以上自然冷却させ、パウダーテスタ(ホソカワミクロン製)を用い、目開き42meshのふるい上に放置したトナーを乗せ、目盛り:4で10秒間振動させた後のふるい上のトナー残量が5g未満を○、5g以上を×とした。
[かぶり評価]
白紙画像をコピーし、分光測色計「CM−503c」(ミノルタ製)を用い、コピー画像を測定し、1.50%以下を○、1.51%以上を×とした。
これらの評価による結果を表1に示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例2)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−1:樹脂B−3=80:20) 87重量部
ワックス(ライスワックス 融点:81℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 58.4℃、トナーTm 114.1℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例3)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−2:樹脂B−2=80:20) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 50.7℃、トナーTm 108.0℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例4)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−4:樹脂B−4=80:20) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 53.5℃、トナーTm 111.9℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例5)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−1:樹脂B−1=60:40) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 55.3℃、トナーTm 118.6℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例6)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−1:樹脂B−1=90:10) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 55.9℃、トナーTm 106.5℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例7)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−2:樹脂B−2=90:10) 88重量部
ワックス(合成エステルワックス 融点:65℃) 5重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 50.0℃、トナーTm 100.3℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、各評価において、良好な結果が得られた。
(実施例8)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−1:樹脂B−1=55:45) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 55.9℃、トナーTm 120℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、トナー保管試験、かぶり評価において、良好な結果が得られた。
(実施例9)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−1:樹脂B−1=95:5) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 56.4℃、トナーTm 105.7℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、光沢度評価、トナー保管試験、かぶり評価において、良好な結果が得られた。
(実施例10)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−2:樹脂B−2=90:10) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:63℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 49℃、トナーTm 98.2℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、光沢度評価、カブリ評価において、良好な結果が得られた。
(実施例11)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A−3:樹脂B−3=60:40) 87重量部
ワックス(合成エステルワックス 融点:87℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 64.6℃、トナーTm 121.1℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、トナー保管試験、かぶり評価において、良好な結果が得られた。
(実施例12)
実施例1で作成した粉体100部に対し、外添剤として、平均一次粒子径が30nmの疎水性シリカ1重量部と、平均一次粒子径が20nmの疎水性酸化チタン0.5重量部を、実施例1と同様に添加してトナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、定着オフセット評価、光沢度評価、かぶり評価において、良好な結果が得られた。
(実施例13)
実施例1で作成したトナー粉体100部に対し、外添剤として、平均一次粒子径が100nmの単分散無機微粒子化合物1重量部と、平均一次粒子径が20nmの疎水性酸化チタン0.5重量部を、実施例1と同様に添加してトナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、定着オフセット評価、光沢度評価、トナー保管試験において、良好な結果が得られた。
(実施例14)
実施例1で作成したトナー粉体100部に対し、外添剤として、平均一次粒子径が100nmの単分散無機微粒子化合物1重量部と、平均一次粒子径が30nmの疎水性シリカ1重量部を、実施例1と同様に添加してトナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、定着オフセット評価、光沢度評価、トナー保管試験において、良好な結果が得られた。
(比較例1)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A:樹脂B−1=0:100) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7.8μm、トナーTg 56℃、トナーTm 139.5℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、定着オフセット評価、光沢度評価において、満足する評価が得られなかった。
(比較例2)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A’−1:樹脂B−1=80:20) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 62℃、トナーTm 118℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、定着オフセット評価、光沢度評価において、満足する評価が得られなかった。
(比較例3)
以下に示す材料を、以下の配合比とした。
バインダー樹脂(樹脂A’−2:樹脂B−5=80:20) 87重量部
ワックス(カルナウバワックス 融点:82℃) 6重量部
着色剤(MA-100) 6重量部
帯電制御剤(含金属サリチル酸誘導体) 1重量部
これらの材料を用いて、実施例1と同様にして、体積平均径7μm、トナーTg 52.0℃、トナーTm 107.0℃の粉体を得た。実施例1と同様に、粉体に外添剤を添加して、トナー粒子を形成した。得られたトナー粒子より、実施例1と同様に現像剤を作成し、同様の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、定着オフセット評価、光沢度評価、かぶり評価において、満足する評価が得られなかった。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。その他要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
Figure 2009069827
本発明の一態様における2成分現像プロセスによる画像形成装置の概念図。 本発明の一態様におけるクリーナレスプロセスによる画像形成装置の概念図。 本発明の一態様における4連タンデムプロセスによる画像形成装置の概念図。 本発明の一態様における中間転写媒体を設けた4連タンデムプロセスによる画像形成装置の概念図。
符号の説明
11、21、31a、31b、31c、31d、41a…感光体
12、22…帯電装置
13、23…露光装置
14、24…現像器
15…クリーナ
16…除電ランプ
17…給紙装置
18、28、38、48…定着器
19、29、39a、49a’…転写媒体
20…転写装置
25…メモリ攪乱部材
27、35、45…転写ローラ
30a、30b、30c、30d…画像形成ユニット
34…転写ベルト
49b…中間転写ベルト

Claims (5)

  1. アルコール成分のモル比が、
    芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0
    酸成分のモル比が、
    脂肪族系モノマー>芳香族系モノマー
    となるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、
    離型剤と、
    着色剤を含むトナー粒子を備えることを特徴とする現像剤。
  2. 前記バインダー樹脂は、さらに、前記第1のポリエステル樹脂より軟化点が高い第2のポリエステル樹脂を含み、
    前記第2のポリエステル樹脂は、アルコール成分のモル比が、
    芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0
    となるように配合された第2の芳香族系モノマー、第2の脂肪族系モノマーおよび酸成分を含む架橋剤とから合成される架橋ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤。
  3. 前記トナー粒子表面に、平均一次粒子径の異なる少なくとも2種以上の無機化合物微粒子を含む外添剤を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像剤。
  4. アルコール成分のモル比が、芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0で、酸成分のモル比が、脂肪族系モノマー>芳香族系モノマーとなるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーを混合して、第1のポリエステル樹脂を合成し、
    少なくとも前記第1のポリエステル樹脂、離型剤、および着色剤を混合してトナー粒子を形成することを特徴とする現像剤の製造方法。
  5. トナー粒子によりトナー像を形成するための像担持体を備え、この像担持体上に前記トナー粒子により形成されたトナー像を、転写媒体に転写させることにより画像を形成する画像形成装置であって、
    前記トナー粒子は、
    アルコール成分のモル比が、
    芳香族系モノマー>脂肪族モノマー≧0
    酸成分のモル比が、
    脂肪族系モノマー>芳香族系モノマー
    となるように配合された第1の芳香族系モノマーと第1の脂肪族系モノマーから合成される第1のポリエステル樹脂を含むバインダー樹脂と、
    離型剤、および
    着色剤を含むことを特徴とする画像形成装置。
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