JP2009061652A - 積層フィルムおよび感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents

積層フィルムおよび感熱孔版印刷用原紙 Download PDF

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Abstract

【課題】 感熱孔版印刷用原紙として用いることが可能な、多孔性フィルム層と非多孔性フィルム層を有する積層フィルムを提供すること。
【解決手段】 多孔性フィルム層(A)の片面に、厚みが0.2〜5μmの被覆層(B)を積層してなり、透気性を有していない積層フィルムとする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、多孔性フィルムと被覆層を積層してなる、レーザー光線などにより穿孔製版される感熱孔版印刷用原紙に好適な積層フィルムに関する。
孔版印刷は版の作成が容易で印刷速度が速いため広い分野において利用されている。この孔版印刷に用いられる原紙としては、アクリロニトリル系フィルム、ポリエステル系フィルム、塩化ビニリデン系フィルムなどの熱可塑性樹脂フィルムと、天然繊維、合成繊維を主成分とする薄葉紙、不織布、織物などからなる多孔性支持体とを接着剤で貼り合せたものが知られている。これらの例として、熱可塑性フィルムと合成繊維を主体とする不織布を貼り合わせた物が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。しかし、この原紙では、使用者の印刷品質に対する要求が厳しくなる中で、印刷画像の鮮明性の点が不十分であった。
孔版印刷原紙の改善による印刷品質の向上に対する提案としては、種々なされているが、その中には、延伸前のフィルムに不織布を貼り合わせたのち、二軸延伸することで孔版印刷用原紙を製造する方法が提案されている(たとえば、特許文献2、3参照)。これらの提案ではポリエステルフィルムとポリエステル繊維からなる不織布あるいはポリプロピレンフィルムとポリプロピレン繊維からなる不織布を用いる提案であるが、延伸前のフィルムと不織布を別々に準備した後貼り合わせて二軸延伸しており、接着剤の要不要にかかわらず貼り合せ工程を必要としており、貼り合せ工程でのシワが入るなどの品質トラブルや工程が煩雑であるという問題があった。これは延伸後のフィルムと不織布を貼り合わせる場合も同様である。
ポリプロピレンを含むポリオレフィンからなるフィルムについては、様々な手法で不織布と同様に貫通孔を形成させる手法が提案されている。貫通孔を形成する多孔化の方法は大別すると湿式法と乾式法に分類することができる。湿式法とは、ポリプロピレンをマトリックス樹脂とし、シート化後に抽出する被抽出物を添加、混合し、被抽出物の良溶媒を用いて添加剤のみを抽出することで、マトリックス樹脂中に空隙を生成せしめる方法であり、種々の提案がなされている(たとえば、特許文献4参照)。一方、乾式法としては、たとえば、溶融押出時に低温押出、高ドラフト比を採用することにより、シート化した延伸前のフィルム中のラメラ構造を制御し、これを一軸延伸することでラメラ界面での開裂を発生させ、空隙を形成する方法(所謂、ラメラ延伸法)が提案されている(たとえば、特許文献5参照)。また、乾式法として、無機粒子またはマトリックス樹脂であるポリプロピレンなどに非相溶な樹脂を粒子として多量添加し、シートを形成して延伸することにより粒子とポリプロピレン樹脂界面で開裂を発生させ、空隙を形成する方法も提案されている(たとえば、特許文献6参照)。さらには、ポリプロピレンの結晶多形であるα型結晶(α晶)とβ型結晶(β晶)の結晶密度の差と結晶転移を利用してフィルム中に空隙を形成させる、所謂β晶法と呼ばれる方法の提案も数多くなされている(たとえば、特許文献7〜10参照)。
これらの多孔化フィルムはフィルムでありながら貫通孔を有していることから、孔版印刷用原紙において、従来用いられている不織布の代替品として使用可能と考えられるが、湿式法やラメラ延伸法、粒子添加法では特殊なフィルム製造条件を必要とすることから、貫通孔を有していない被覆フィルム層は別工程で製造し、貼り合わせる工程を設けることが必要となる。このことは、たとえば抽出法であれば、抽出工程で多孔化するには孔を形成しない被覆層の存在が抽出を阻害してしまうために、多孔フィルム層を形成させることができないことを意味している。さらにこれらの方法では、得られる多孔性フィルムの空隙率が低いために、インクの供給が十分でないことから、別工程で被覆フィルムを貼り合わせたとしても、孔版印刷用原紙として要求特性を満足することはできなかった。
特開平2−107488号公報 特開平7−186565号公報 特開平8−67079号公報 特開昭55−131028号公報 特公昭55−32531号公報 特開昭57−203520号公報 特開昭63−199742号公報 特開平6−100720号公報 特開平9−255804号公報 特開2005−171230号公報
本発明の課題は上記した問題点を解決することにある。すなわち、感熱孔版印刷用原紙として用いることが可能な、多孔性フィルム層と非多孔性フィルム層を有する積層フィルムを提供することであり、また、該フィルムはフィルム同士の貼り合せ工程を必要としない製造方法を提供することである。
上記した課題は、多孔性フィルム層(A)の片面に、厚みが0.2〜5μmの被覆層(B)を積層してなり、透気性を有しないことを特徴とする積層フィルムによって達成することができる。
本発明の積層フィルムは、多孔性支持層とフィルム層を貼り合せ工程を経ずに、一挙に製膜延伸を行い製品を得ることができることから生産性に優れ、なおかつ、品質の均一性にも優れた積層フィルムであることから、孔版印刷用原紙に好適に用いることができる。
本発明の積層フィルムは、多孔性フィルム層(A)の片面に、厚みが0.2〜5μmの被覆層(B)が積層され、かつ透気性を有していない。
なお、ここで「透気性を有していない」とは、フィルム試料から1辺の長さ100mmの正方形を切取り、JIS P 8117(1998)のB形のガーレ試験機を用いて、23℃、相対湿度65%にて、透気性の評価を行い、内筒の下降状態を観察し、10分間観察しても、内筒の位置に変化がない場合をいう。
多孔性フィルム層(A)は、ポリプロピレン系樹脂を含んでいることが好ましく、さらにポリプロピレン系樹脂からなることが好ましい。ポリプロピレン系樹脂を用いることでβ晶法により被覆層(B)を有しながら多孔性フィルム層(A)を多孔化層とすることが可能となる。一方、たとえば抽出法では被覆層の存在が多孔化を阻害するため、本発明に適応できず、またラメラ延伸法では被覆層(B)を多孔化させずに多孔性フィルム層(A)のみを多孔化することが困難である。
β晶法を用いて多孔性フィルム層(A)を多孔化するためには、ポリプロピレン系樹脂中にβ晶を多量に形成させることが重要となるが、そのためにはβ晶核剤と呼ばれる、ポリプロピレン樹脂中に添加することでβ晶を選択的に形成させる結晶化核剤を添加剤として用いることが好ましい。β晶核剤としては公知の顔料系化合物やアミド系化合物などを挙げることができるが、特に特開平5−310665号公報に開示されているアミド系化合物を好ましく用いることができる。β晶核剤の添加量としては、ポリプロピレン樹脂全体を100質量部とした場合、0.05〜0.5質量部であることが好ましく、0.1〜0.3質量部であればより好ましい。
本発明の多孔性フィルム層(A)を構成するポリプロピレン系樹脂はメルトフローレート(以下、MFRと表記する、測定条件は230℃、2.16kg)が2〜30g/10分の範囲のアイソタクチックポリプロピレン樹脂であることが好ましい。MFRが上記した好ましい範囲を外れると二軸延伸することが困難となる場合がある。より好ましくは、MFRが3〜20g/10分である。
また、アイソタクチックポリプロピレン樹脂のアイソタクチックインデックスは90〜99.9%であれば好ましく、アイソタクチックインデックスが90%未満であると、樹脂の結晶性が低く、孔版印刷用原紙として用いる場合にインク浸透性に劣る場合がある。アイソタクチックポリプロピレン樹脂は市販されている樹脂を用いることができる。
本発明の多孔性フィルム層(A)にはホモポリプロピレン樹脂を用いることができるのはもちろんのこと、製膜工程での安定性や造膜性、物性の均一性の観点から、ポリプロピレンにエチレン成分やブテン、ヘキセン、オクテンなどのα−オレフィン成分を5質量%以下の範囲で共重合してもよい。なお、ポリプロピレンへのコモノマーの導入形態としては、ランダム共重合でもブロック共重合でもいずれでも構わない。
また、上記のポリプロピレン樹脂は0.5〜5質量%の範囲で高溶融張力ポリプロピレンを含有させることが製膜性向上の点で好ましい。高溶融張力ポリプロピレンとは高分子量成分や分岐構造を有する成分をポリプロピレン樹脂中に混合したり、ポリプロピレンに長鎖分岐成分を共重合させたりすることで溶融状態での張力を高めたポリプロピレン樹脂であるが、中でも長鎖分岐成分を共重合させたポリプロピレン樹脂を用いることが好ましい。この高溶融張力ポリプロピレンは市販されており、たとえば、Basell社製ポリプロピレン樹脂PF814、PF633、PF611やBorealis社製ポリプロピレン樹脂WB130HMS、Dow Chemical社製ポリプロピレン樹脂D114、D206を用いることができる。
本発明の多孔性フィルム層(A)を構成するポリプロピレン系樹脂には、延伸時の空隙形成効率が向上し、孔径が拡大することでインク浸透性が向上するため、ポリプロピレン樹脂にエチレン・α−オレフィン共重合体を1〜10質量%添加することが好ましい。ここで、エチレン・α−オレフィン共重合体としては直鎖状低密度ポリエチレンや超低密度ポリエチレンを挙げることができ、中でも、オクテン−1を共重合したエチレン・オクテン−1共重合体を好ましく用いることができる。このエチレン・オクテン−1共重合体は市販されている樹脂を用いることができる。
本発明の多孔性フィルム層(A)はβ晶法により多孔化することが好ましいため、フィルムを構成するポリプロピレン樹脂のβ晶形成能が40〜100%であることが好ましい。多孔性フィルム層(A)のβ晶形成能が40%未満ではフィルム製造時にβ晶量が少ないためにα晶への転移を利用してフィルム中に形成される空隙数が少なくなり、その結果インク浸透性の低いフィルムしか得られない場合がある。β晶形成能を40〜100%の範囲内にするためには、アイソタクチックインデックスの高いポリプロピレン樹脂を使用するのはもちろんのこと、上述のβ晶核剤を添加することが好ましい。β晶形成能としては40〜80%であればより好ましい。
本発明の積層フィルムを構成する被覆層(B)は、厚みが0.2〜5μmである。厚みが0.2μm未満であると、製膜中にピンホールが発生し、印刷用原紙として用いる場合、本来インクがしみ出さない領域でインクがしみ出し、印刷欠点となる場合がある。また、被覆層(B)の厚みが5μmを超えると孔版印刷で穿孔する際に必要となるエネルギー量が大きすぎるために穿孔が十分でなかったり、穿孔による版作成に時間を要したりするなどの問題が生じる場合がある。効率よい穿孔のためには被覆層(B)の厚みは0.5〜3μmであればより好ましく、0.8〜2μmであれば特に好ましい。なお、被覆層(B)は上記した理由から、貫通孔を有しないことが好ましく、多孔性フィルム層(A)と貫通孔を有しない被覆層(B)とを積層することで、本発明の積層フィルムを透気性を有しないフィルムとすることができる。
本発明の被覆層(B)は多孔性フィルム層(A)との共押出性、共延伸性の観点からポリプロピレン系樹脂を含むことが好ましく、さらにポリプロピレン系樹脂からなることが好ましい。被覆層(B)を構成するポリプロピレン系樹脂としては多孔性フィルム層(A)に含まれるのと同種のポリプロピレン樹脂および共重合体、添加物を好ましく用いることができる。ただし、被覆層(B)が多孔化し、積層フィルム全体として貫通孔を形成してしまうと本発明の目的を達成することが困難となるため、被覆層(B)のβ晶形成能は0〜25%であることが好ましく、0〜20%であればより好ましい。
本発明の積層フィルムには、本発明の効果を損なわない範囲において、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤や無機あるいは有機粒子からなる滑剤、さらにはブロッキング防止剤や充填剤、非相溶性ポリマーなどの各種添加剤を含有させてもよい。特に、ポリプロピレン樹脂の熱履歴による酸化劣化を抑制する目的で、ポリプロピレン樹脂100質量部に対して酸化防止剤を0.01〜0.5質量部添加することは好ましいことである。
本発明の積層フィルムは孔版印刷用原紙として用いた際の印刷鮮明性、高速印刷への対応といった観点から、比重が0.2〜0.45であることが好ましい。比重が0.2未満であると、多孔性フィルム層(A)の構造が粗になりすぎ、強度が低く破れやシワが発生する場合がある。一方、積層フィルムの比重が0.45を超えるとインクの浸透性が悪く、高速印刷の際インク供給が不足し、印刷が掠れてしまうなどの問題が発生する場合がある。孔版印刷用原子としては、積層フィルムの比重は0.23〜0.42であればより好ましく、0.25〜0.4であれば特に好ましい。
本発明の積層フィルムを構成する多孔性フィルム層(A)は孔版印刷用原紙として用いる際のインクの浸透性の観点から気孔率が70〜85%であることが好ましい。多孔性フィルム層(A)の気孔率が70%未満であると、インクの浸透性が不足し、印刷が掠れる場合がある。また、気孔率が85%を超えると、多孔性フィルム層(A)の強度が低下しすぎてしまい。シワが発生する場合がある。多孔性フィルム層(A)の気孔率としては75〜85%であればより好ましく、75〜83%であれば特に好ましい。
本発明の積層フィルムの比重および積層フィルムを構成する多孔性フィルム層(A)の気孔率を上記した好ましい範囲に制御する方法としては、多孔性フィルム層(A)に形成する孔の数、大きさを変更することにより制御することができ、その方法としては、二軸延伸する際の延伸温度、倍率、延伸速度、さらにはポリプロピレン系樹脂に添加するβ晶核剤濃度、ポリプロピレン樹脂に添加する超低密度ポリエチレン樹脂の添加割合などにより制御することができる。具体的には、延伸温度をフィルム長手方向に延伸する際には90〜120℃、幅方向に延伸する際には140〜150℃とすることが好ましい。延伸温度が高すぎても、低すぎても気孔率は低下する傾向にある。その際の延伸倍率としては、長手方向に3〜6倍、幅方向に6〜10倍とすることが好ましく、面積延伸倍率(長手方向と幅方向の延伸倍率の積)が20〜60倍であることが好ましい。延伸倍率が低い場合、気孔率が低い場合があり、一方、延伸倍率を高くしすぎると製造時にフィルム破れが頻発してしまう。また、延伸速度を遅くすると多孔性フィルム層(A)の気孔率を高くすることができ、その結果積層フィルムの比重を低くすることができ、特に横延伸速度を100〜3,000%/分とすることが好ましい。さらに、ポリプロピレン樹脂に添加する超低密度ポリエチレン樹脂の添加割合を、多孔性フィルム層(A)を構成する樹脂全体を100質量%としたとき、5〜10質量%とすることが、他の条件が一定であれば最も気孔率を高くすることができる。また、添加するβ晶核剤濃度としては、β晶形成能が40〜100%となるように調整すればよいが、ポリプロピレン系樹脂全体を100質量部としたときに、通常0.05〜0.5質量部添加することが好ましい。
多孔性フィルム層(A)の気孔率は、以下のように測定することができる。まず、積層フィルム全体の比重(ρ)を電子比重計を用いて、室温23℃、相対湿度65%の雰囲気にて測定する。次に、積層フィルムの断面を電子顕微鏡を用いて観察し、被覆層(B)の厚み(tB)を測定する。さらに、ダイヤルゲージを用いて積層フィルム全体の厚み(t)を測定する。ここで、被覆層(B)がポリプロピレン系樹脂からなれば、層(B)の比重を0.91とすれば、多孔層(A)の比重(ρA)は以下の式で算出することができる。
ρA = ( ρ×t + 0.91×tB ) / ( t − tB )
このようにして、求めたρAを用いて、多孔性フィルム層(A)の気孔率を次式にて算出することができる。なお、ここでは、多孔性フィルム層(A)を構成するポリプロピレン系樹脂の比重を0.91とした。
気孔率(%) = 〔( 0.91 − ρA ) / ρ 〕 × 100
以下に本発明の多孔性ポリプロピレンフィルムの製造方法を具体的に説明する。
多孔性フィルム層(A)を構成する樹脂として、MFR(230℃、2.16kg)が8g/10分の市販のホモポリプロピレン樹脂94質量部と、同じく市販のMFR(230℃、2.16kg)の高溶融張力ポリプロピレン樹脂1質量部、さらにメルトインデックスが18g/10分の超低密度ポリエチレン樹脂5質量部を混合して使用し、一方、被覆層(B)を構成する樹脂として、MFR(230℃、2.16kg)が8g/10分の市販のホモポリプロピレン樹脂を使用する場合について説明する。
多孔性フィルム層(A)を構成する樹脂に、N,N’−ジシクロヘキシル−2,6−ナフタレンジカルボキシアミド0.2質量部を混合し、二軸押出機を使用して予めポリオレフィン樹脂とβ晶核剤を均一に混合した原料を準備する。なお、混合原料作製時に、酸化防止剤としてリン酸系酸化防止剤やフェノール系酸化防止剤などを0.01〜0.2質量部添加して混合原料を調整してもよい。
次に、多孔性フィルム層(A)を構成する樹脂および被覆層(B)を構成する樹脂を別々の単軸溶融押出機に供給し、220℃にて溶融押出を行う。そして、ポリマー管の途中に設置したフィルターにて異物や変性物を除去し、Tダイ上部に設置したフィードブロック内でA/B型の2種2層積層化したのち、Tダイよりキャストドラム上に吐出し、未延伸シートを得る。この際、キャストドラムは表面温度が105〜130℃であることが未延伸シート中の多孔性フィルム層(A)のβ晶分率を高く制御する観点から好ましい。キャストの際、特にシート端部の成形が後の延伸性に影響するので、端部にスポットエアーを吹き付けてドラムに密着させることが好ましい。また、シート全体のドラム上への密着状態から必要に応じて全面にエアナイフを用いて空気を吹き付けてもよい。
次に得られた未延伸シートを二軸配向させ、多孔性フィルム層(A)に空孔を形成する。二軸配向させる方法としては、フィルム長手方向に延伸後、幅方向に延伸、あるいは幅方向に延伸後、長手方向に延伸する逐次二軸延伸法、またはフィルムの長手方向と幅方向をほぼ同時に延伸する同時二軸延伸法などを用いることができるが、高透気性フィルムが得やすいという点で逐次二軸延伸法を採用することが好ましく、特にフィルム長手方向に延伸後、幅方向に延伸することが好ましい。
具体的な延伸条件としては、まず未延伸シートを長手方向に延伸する温度に制御する。温度制御の方法は、温度制御した回転ロールを用いる方法、熱風オーブンを用いる方法などを採用することでできる。長手方向の延伸温度としては90〜120℃が好ましく、95〜110℃であればより好ましい。長手方向への延伸倍率は3〜6倍が好ましく、3.5〜5倍であればより好ましい。次に一旦冷却後、ステンター式延伸機にフィルム端部を把持させて導入する。そして、好ましくは140〜155℃に加熱して幅方向に5〜12倍、より好ましくは6〜10倍延伸を行う。なお、この時の横延伸速度としては100〜3,000%/分で行うことが好ましく、100〜1,000%/分であればより好ましい。ついで、そのままステンター内で熱固定を行うが、150〜160℃の温度範囲で熱固定を行い、さらに140〜160℃の温度範囲で3〜12%、より好ましくは5〜10%のリラックスを与えながら熱処理を行うことが好ましい。その際、熱固定、リラックス熱処理は各々1〜30秒間、より好ましくは1〜20秒間行うことが好ましい。
このようにして得られた多孔性フィルム層(A)の片面に被覆層(B)を有する積層フィルムは、多孔性フィルム層(A)の気孔率が高く、孔径も均一分布していることから感熱孔版印刷用原紙としてインクの浸透性に優れている。また、接着剤を使用せずに被覆層(B)が積層され、なおかつ多孔性フィルム層(A)と被覆層(B)とが共押出、共延伸により一挙に製造されることから、薄膜層である被覆層(B)の厚み均一性に優れると共に、穿孔も均一に行うことができるため、印刷画像を高画質化、鮮明化することができる。したがって、本発明の積層フィルムは感熱孔版印刷用原紙に好ましく用いることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。なお、特性は以下の方法により測定、評価を行った。
(1)β晶形成能
樹脂またはフィルム5mgを試料としてアルミニウム製のパンに採取し、示差走査熱量計(セイコー電子工業製RDC220)を用いて測定した。まず、窒素雰囲気下で室温から240℃まで10℃/分で昇温(ファーストラン)し、10分間保持した後、30℃まで10℃/分で冷却する。5分保持後、再度10℃/分で昇温(セカンドラン)した際に観測される融解ピークにについて、145〜157℃の温度領域にピークが存在する融解をβ晶の融解ピーク、158℃以上にピークが観察される融解をα晶の融解ピークとして、高温側の平坦部を基準に引いたベースラインとピークに囲まれる領域の面積から、それぞれの融解熱量を求め、α晶の融解熱量をΔHα、β晶の融解熱量をΔHβとしたとき、以下の式で計算される値をβ晶形成能とする。なお、融解熱量の校正はインジウムを用いて行った。
β晶形成能(%) = 〔ΔHβ / (ΔHα + ΔHβ)〕 × 100
なお、本発明の積層フィルムにおいては、多孔性フィルム層(A)および被覆層(B)のみを削り取ることで単独の試料として採取し測定を行うことで、各々の層のβ晶形成能を算出することができる。
また、ファーストランで観察される融解ピークから同様にβ晶の存在比率を算出することで、その試料の状態でのβ晶分率を算出することができる。
(2)メルトフローレート(MFR)
ポリプロピレンおよび熱可塑性エラストマーのMFRは、JIS K 7210(1995)の条件M(230℃、2.16kg)に準拠して測定する。ポリエチレン樹脂は、JIS K 7210(1995)の条件D(190℃、2.16kg)に準拠して測定する。
(3)フィルムの比重
フィルムを30mm×40mmの大きさに切取り試料とした。電子比重計(ミラージュ貿易(株)製SD−120L)を用いて、室温23℃、相対湿度65%の雰囲気にて比重の測定を行った。測定を3回行い、平均値をそのフィルムの比重ρとした。
(4)フィルムおよび被覆層(B)の厚み
フィルム厚みはダイヤルゲージを用い、JIS K 7130(1992)A−2法に準じて、フィルムを10枚重ねた状態で任意の5ヶ所について厚みを測定した。その5ヶ所の値の平均値を10で割り、1枚あたりのフィルム厚みを算出した。
一方、被覆層(B)の厚みは、積層フィルムをエポキシ樹脂に包埋しフィルム断面(フィルム幅方向−厚み方向断面)をミクロトームで切り出し、該断面を走査型電子顕微鏡で5,000倍の倍率で観察し、孔を有しない被覆層(B)の厚みを求めた。断面での厚み測定は任意の5箇所で行い、その平均値を被覆層(B)の厚みとした。得られた被覆層厚みと上記したフィルム厚みから、多孔性フィルム層(A)の厚みを算出することができる。
(5)多孔性フィルム層(A)の気孔率
積層フィルム全体の比重(ρ)を上記(3)に記載の方法で測定する。次に、積層フィルム全体の厚み(t)、被覆層(B)の厚み(tB)を上記(4)の方法で測定する。ここで、被覆層(B)を構成する樹脂の比重をρB0とした。多孔性フィルム層(A)の比重(ρA)は以下の式で算出することができる。
ρA = ( ρ×t − ρB0×tB ) / ( t − tB )
このようにして、求めたρAを用いて、多孔性フィルム層(A)を構成する樹脂の比重をρA0とすると。多孔性フィルム層(A)の気孔率を次式にて算出することができる。
気孔率(%) = 〔( ρA0 − ρA ) / ρ 〕 × 100
なお、本実施例では、多孔性フィルム層(A)および被覆層(B)はポリプロピレン系樹脂を用いたので、ρA0およびρB0は共に0.91であった。また、他の樹脂を用いる場合は、溶融押出前のポリマーを用いて比重を測定するか、積層フィルムから、各々の層のみを削り取り、280℃、5MPaで熱プレスを行い、その後、25℃の水で急冷して、たシートを作成し、このシートの比重を上記(3)の方法で測定することで、各々の層に用いられている樹脂の比重を求めることができる。
(6)透気性の有無
フィルムから1辺の長さ100mmの正方形を切取り試料とした。JIS P 8117(1998)のB形のガーレ試験機を用いて、23℃、相対湿度65%にて、透気性の評価を行い、内筒の下降状態を観察し、10分間観察しても、内筒の位置に変化がない場合、透気性を有しないと判断した。
(7)印刷性
直径50mmの円形黒ベタを原稿とし、積層フィルムを原紙として“Risograph”RA205(理想科学製)に装着して製版し、コクヨ製普通紙(KB用紙(共用紙)KB−39N、紙厚64g/m)に印刷し、光学濃度計“Macbeth”TR927にて黒ベタ部分の光学濃度を測定し、以下の基準で評価した
A級:光学濃度が1.3以上
B級:光学濃度が1.0以上1.3未満
C級:光学濃度が1.0未満
A級およびB級を合格とした。
(8)搬送性
積層フィルムを原紙として“Risograph”RA205(理想科学製)に供給して製版し、版胴上の原紙のシワの有無を目視により判定し、以下の基準で評価した。なお、シワが発生していた場合、ステンレス製の金尺(JIS 1級)を用いてシワの長さを測定して評価した。
A級:版胴上の原紙に全くシワが発生しなかった。
B級:長さ1mm未満のシワが認められた。
C級:長さ1〜5mmのシワが認められた。
D級:長さ5mm以上のシワが認められた。
A級およびB級を合格とした。
(実施例1)
多孔性フィルム層(A)の原料樹脂として、住友化学(株)製ホモポリプロピレンFSX80E4(以下、PP−1と表記)を94質量部、高溶融張力ポリプロピレン樹脂であるBasell製ポリプロピレンPF−814(以下、HMS−PPと表記)を1質量部、エチレン−オクテン−1共重合体であるダウ・ケミカル製 Engage8411(メルトインデックス:18g/10分、以下、単にPEと表記)を5質量部に加えて、β晶核剤であるN,N’−ジシクロヘキシル−2,6−ナフタレンジカルボキシアミド(新日本理化(株)製、Nu−100、以下、単にβ晶核剤と表記)を0.2質量部、さらに酸化防止剤であるチバ・スペシャリティ・ケミカルズ製IRGANOX1010、IRGAFOS168を各々0.15、0.1質量部(以下、単に酸防剤と表記し、特に記載のない限り3:2の質量比で使用)を、この比率で混合されるように計量ホッパーから二軸押出機に原料供給し、300℃で溶融混練を行い、ストランド状にダイから吐出して、25℃の水槽にて冷却固化し、チップ状にカットしてチップ原料を準備した。被覆層(B)の原料樹脂は、PP−1をそのまま使用した。
上記原料を別々の単軸押出機に供給し220℃で溶融押出を行い、25μmカットの焼結フィルターで異物を除去後、Tダイ上部に設置したフィードブロック内でA/Bの2層複合を行い、そのままTダイから115℃に表面温度を制御したキャストドラム上に吐出して、ドラムに15秒間接触させて未延伸シートを得た。この際、未延伸シートの状態ではA/Bの積層厚み比は4:1となるように押出量を調整した。次に、100℃に加熱したセラミックロールを用いて予熱を行いフィルムの長手方向に4倍延伸を行った。一旦冷却後、次にテンター式延伸機に端部をクリップで把持させて導入し、140℃で6倍に、延伸速度1,000%/分で延伸した。そのまま、幅方向に5%のリラックスを掛けながら155℃で7秒間の熱処理を行い、積層フィルムを得た。なお、該積層フィルムは透気性を有していなかった。
(実施例2)
多孔性フィルム層(A)の原料樹脂として、PP−1を97質量部、HMS−PPを3質量部に加えて、β晶核剤を0.2質量部、さらに酸防剤0.25質量部を、この比率で混合されるように計量ホッパーから二軸押出機に原料供給し、300℃で溶融混練を行い、ストランド状にダイから吐出して、25℃の水槽にて冷却固化し、チップ状にカットしてチップ原料とした。被覆層(B)の原料樹脂は、PP−1をそのまま使用した。
上記原料を別々の単軸押出機に供給し220℃で溶融押出を行い、25μmカットの焼結フィルターで異物を除去後、Tダイ上部に設置したフィードブロック内でA/Bの2層複合を行い、そのままTダイから110℃に表面温度を制御したキャストドラム上に吐出して、ドラムに15秒間接触させて未延伸シートを得た。この際、未延伸シートの状態ではA/Bの積層厚み比は4:1となるように押出量を調整した。次に、100℃に加熱したセラミックロールを用いて予熱を行いフィルムの長手方向に4倍延伸を行った。一旦冷却後、次にテンター式延伸機に端部をクリップで把持させて導入し、135℃で6倍に、延伸速度1,000%/分で延伸した。そのまま、幅方向に5%のリラックスを掛けながら155℃で7秒間の熱処理を行い、積層フィルムを得た。なお、該積層フィルムは透気性を有していなかった。
(実施例3)
多孔性フィルム層(A)の原料樹脂として、PP−1を94質量部、HMS−PPを1質量部、PEを5質量部に加えて、β晶核剤を0.2質量部、さらに酸防剤0.25質量部を、この比率で混合されるように計量ホッパーから二軸押出機に原料供給し、300℃で溶融混練を行い、ストランド状にダイから吐出して、25℃の水槽にて冷却固化し、チップ状にカットしてチップ原料とした。被覆層(B)の原料樹脂は、PP−1をそのまま使用した。
上記原料を別々の単軸押出機に供給し220℃で溶融押出を行い、25μmカットの焼結フィルターで異物を除去後、Tダイ上部に設置したフィードブロック内でA/Bの2層複合を行い、そのままTダイから120℃に表面温度を制御したキャストドラム上に吐出して、ドラムに15秒間接触させて未延伸シートを得た。この際、未延伸シートの状態ではA/Bの積層厚み比は14:1となるように押出量を調整した。次に、100℃に加熱したセラミックロールを用いて予熱を行いフィルムの長手方向に4.5倍延伸を行った。一旦冷却後、次にテンター式延伸機に端部をクリップで把持させて導入し、150℃で6倍に、延伸速度1,000%/分で延伸した。そのまま、幅方向に5%のリラックスを掛けながら155℃で7秒間の熱処理を行い、積層フィルムを得た。なお、該積層フィルムは透気性を有していなかった。
(実施例4)
未延伸シートの状態でのA/Bの積層厚み比を1:1となるように押出量を調整した以外は、実施例2と同じ条件にて積層フィルムを得た。なお、該積層フィルムは透気性を有していなかった。
(比較例1)
未延伸シートの状態でのA/Bの積層厚み比を20:1となるように押出量を調整した以外は、実施例1と同じ条件にて積層フィルムを得た。なお、該積層フィルムは透気性を有していなかった。
(比較例2)
未延伸シートの状態でのA/Bの積層厚み比を1:2となるように押出量を調整した以外は、実施例1と同じ条件にて積層フィルムを得た。なお、該積層フィルムは透気性を有していなかった。
Figure 2009061652
本発明の要件を満足する実施例では印刷性、搬送性ともに優れていた。一方、比較例では、印刷性および搬送性に劣っていた。
本発明の積層フィルムは、多孔性支持層とフィルム層を貼り合せ工程を経ずに、一挙に製膜延伸を行い製品を得ることができることから生産性に優れ、なおかつ、品質の均一性にも優れた積層フィルムであることから、孔版印刷用原紙に好適に用いることができる。

Claims (7)

  1. 多孔性フィルム層(A)の片面に、厚みが0.2〜5μmの被覆層(B)を積層してなり、かつ透気性を有していないことを特徴とする積層フィルム。
  2. 多孔性フィルム層(A)がポリプロピレン系樹脂を含んでいる、請求項1に記載の積層フィルム。
  3. 多孔性フィルム層(A)中に含まれるポリプロピレン系樹脂のβ晶形成能が40〜100%である、請求項2に記載の積層フィルム。
  4. 比重が0.2〜0.45である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層フィルム。
  5. 被覆層(B)がポリプロピレン系樹脂を含んでいる、請求項1〜4のいずれかに記載の積層フィルム。
  6. 多孔性フィルム層(A)の気孔率が70〜85%である、請求項1〜5のいずれかに記載の積層フィルム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の積層フィルムを用いた感熱孔版印刷用原紙。
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