JP2009059258A - 障害物接近警告装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】車両の状況に応じて警告開始距離を決定して余計な注意や警告を減らし、かつ、より危険である状況において早めに警告を出せるようにする「障害物接近警告装置」を提供することである。
【構成】車両から所定距離の障害物を検出して警告する障害物接近警告装置において、車両から障害物までの距離を検出し、車両の状況(駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度の少なくとも1つ)に応じて警告開始距離を決定し、車両から障害物までの距離が警告開始距離になったとき警告を発生する。
【選択図】図1
【構成】車両から所定距離の障害物を検出して警告する障害物接近警告装置において、車両から障害物までの距離を検出し、車両の状況(駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度の少なくとも1つ)に応じて警告開始距離を決定し、車両から障害物までの距離が警告開始距離になったとき警告を発生する。
【選択図】図1
Description
本発明は障害物接近警告装置に関わり、特に、車両から所定距離の障害物を検出して警告する障害物接近警告装置に関する。
従来、車庫入れ時、細い道路走行時、あるいはカーブ走行時において、自車と障害物(壁、対向車、ガードレールなど)間の距離は運転手の肉眼やミラーを通して判断している。このため、判断ミスや、不注意などにより障害物と接触、衝突などして車両を傷つけ、あるいは、人身事故につながることがあった。そこで、最近は、車両と障害物までの距離を測定し、実際の距離が予め設定されている警告開始距離になると警告を発生する障害物接近警告装置が提案されている(特許文献1)。
図6は超音波発生・受信素子を用いて障害物までの距離を測定して警告する従来の障害物接近警告装置の構成図である。警告発生制御部10は所定の周期で超音波発生トリガーパルスPTRGを出力すると共にタイマー10aによる計時を開始する。信号作成回路14は該トリガーパルスが入力すると所定周波数のパルス信号を発生し、駆動回路13は該パルス信号で超音波発生素子11を駆動して超音波を前方に向けて発射する。該超音波は前方に存在する障害物20で反射し、超音波受信素子12に入力する。アンプ15は超音波受信素子12により受信された信号を増幅し、フィルタ16は受信信号より所定周波数成分を抽出し、検波器17はフィルタ出力信号を検波し、比較器18は検波出力と設定値を比較して比較結果を警告発生制御部10に入力する。警告発生制御部10は検波出力が設定値より大きければ超音波が戻ってきたものと判定し、超音波発射から障害物で超音波が反射して戻ってくるまでの時間をタイマー10aより求め、該時間に応じた障害物までの距離Lを計算し、該距離がバッファ10bに保持してある警告開始距離Lalm以下になったかチェックし、以下になればアラーム発生部19を制御して障害物接近警告を発生する。
図6は一対の超音波発生・受信素子のみの場合であるが、実際には、超音波発生・受信素子は車両の前後に多数設けられている。図7は車両の前方部に6個の超音波発生・受信素子211〜216が設けられ、後方部に4個の超音波発生・受信素子217〜2110が設けられた場合である。このように複数の超音波発生・受信素子が車両に設けられている場合の障害物接近警告装置は、図示しないが、図6の駆動回路13で全超音波発生素子を駆動し、全超音波受信素子の受信信号を増幅後に合成してフィルタ16に入力する構成となる。
特開平8−43522号公報
従来の障害物接近警告装置の第1の問題点は、距離の情報のみで警告を発生するため、車両が障害物から離れる方向に進んでいても超音波発生・受信素子(距離検出センサー)と障害物間の距離が警告開始距離Lalm以下であれば警告音を出し、これが運転手をあわてさせ、あるいは運転手に不快感を与えることである。図8はかかる状況の説明図であり、(A)は駐車位置より車両CARを前進する場合であるが、バックしないにもかかわらず車両後方の距離検出センサー(黒丸部)と壁などの障害物HL間の距離LBが警告開始距離Lalm以下であると障害物接近警告装置は警告音を出す。(B)は縦列駐車位置より車両CARをバックする場合である。この場合、後ろの車両との距離が大きいため警告を出す必要はないが、車両CARと前の車両との距離LCが警告開始距離Lalm以下であればバック時に障害物接近警告装置は警告音を出す。
また、障害物接近警告装置の第2の問題点は、車両が障害物に接近すると(例えば50cm)注意の警告表示をし、更に障害物に接近すると(例えば35cm)本来の警告表示をするようになっている。このため、駐車スピードが速いと、注意の警告表示をすることなく本来の警告表示をし、これが運転者にあせりを生む原因になり、接触事故につながる場合があった。
以上から本発明の目的は、車両の状況に応じて警告開始距離を制御して余計な注意や警告を減らし、かつ、より危険である状況において早めに警告を出すようにすることである。
また、障害物接近警告装置の第2の問題点は、車両が障害物に接近すると(例えば50cm)注意の警告表示をし、更に障害物に接近すると(例えば35cm)本来の警告表示をするようになっている。このため、駐車スピードが速いと、注意の警告表示をすることなく本来の警告表示をし、これが運転者にあせりを生む原因になり、接触事故につながる場合があった。
以上から本発明の目的は、車両の状況に応じて警告開始距離を制御して余計な注意や警告を減らし、かつ、より危険である状況において早めに警告を出すようにすることである。
本発明は、車両から所定距離の障害物を検出して警告する障害物接近警告装置であり、車両から障害物までの距離を検出するための距離検出部、車両の状況に応じて警告開始距離を決定する警告開始距離決定部、車両から障害物までの距離が前記警告開始距離になったとき警告を発生する警告発生部を備えている。
本発明の障害物接近警告装置は、更に、駐車時の平均速度を測定する測定部、運転手の視線の高さを検出する視線高さ検出部、雨降りか否かを検出する検出部、ギアポジション位置を検出するギアポジション位置検出部、操舵角度を検出する検出部の少なくとも1つを備え、また、前記距離検出部の距離検出センサーを車両の前方部及び後方部に備えており、前記警告開始距離決定部は、駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度の少なくとも1つを考慮して、前方の警告開始距離及び後方の警告開始距離をそれぞれ独立に決定する。
本発明の障害物接近警告装置は、更に、駐車時の平均速度を測定する測定部、運転手の視線の高さを検出する視線高さ検出部、雨降りか否かを検出する検出部、ギアポジション位置を検出するギアポジション位置検出部、操舵角度を検出する検出部の少なくとも1つを備え、また、前記距離検出部の距離検出センサーを車両の前方部及び後方部に備えており、前記警告開始距離決定部は、駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度の少なくとも1つを考慮して、前方の警告開始距離及び後方の警告開始距離をそれぞれ独立に決定する。
本発明によれば、車両の状況に応じて警告開始距離を決定して余計な注意や警告を減らすため、運転手をあわてさせ、あるいは運転手に不快感を与えることがなくなる。
また、本発明によれば、車両の状況に応じて警告開始距離を決定するため、より危険である状況において早めに警告を出すことにより安全運転が可能である。例えば、左折時、左折角度に応じて左後の距離検出部と障害物までの警告開始距離を大きくし、右折時、右折角度に応じて右後の距離検出部と障害物までの警告開始距離を大きくすることにより、危険である右左折時に早めに警告を出すことができる。
また、本発明によれば、車両の状況に応じて警告開始距離を決定するため、より危険である状況において早めに警告を出すことにより安全運転が可能である。例えば、左折時、左折角度に応じて左後の距離検出部と障害物までの警告開始距離を大きくし、右折時、右折角度に応じて右後の距離検出部と障害物までの警告開始距離を大きくすることにより、危険である右左折時に早めに警告を出すことができる。
図1は本発明の障害物接近警告装置の全体の構成図である。なお、車両の前方には図7で説明した6個の超音波発生・受信素子(距離検出センサー)が設けられ、後部には4個の超音波発生・受信素子が設けられているものとする。
警告開始距離決定部51は車両の状況に応じて警告開始距離を決定するものであり、駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度等の少なくとも1つを考慮して、車両の前方の警告開始距離及び後方の警告開始距離を決定する。駐車時平均速度測定部52は、駐車時(バック時)の平均速度を測定し、その平均速度を警告開始距離決定部51に入力する。視線高さ検出部53は車室内カメラによりドライバーの視線の高さを検出して警告開始距離決定部51に入力する。雨降り検出部54は雨滴センサーあるいはワイパー駆動信号に基づいて雨が降っているか検出し、検出結果を警告開始距離決定部51に入力する。ギアポジション検出部55はギア位置がドライブであるかバックであるかを検出してギア位置を警告開始距離決定部51に入力する。操舵角度検出部56は右折及び左折時のハンドル操舵角度を検出して警告開始距離決定部51に入力する。
警告開始距離決定部51は車両の状況に応じて警告開始距離を決定するものであり、駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度等の少なくとも1つを考慮して、車両の前方の警告開始距離及び後方の警告開始距離を決定する。駐車時平均速度測定部52は、駐車時(バック時)の平均速度を測定し、その平均速度を警告開始距離決定部51に入力する。視線高さ検出部53は車室内カメラによりドライバーの視線の高さを検出して警告開始距離決定部51に入力する。雨降り検出部54は雨滴センサーあるいはワイパー駆動信号に基づいて雨が降っているか検出し、検出結果を警告開始距離決定部51に入力する。ギアポジション検出部55はギア位置がドライブであるかバックであるかを検出してギア位置を警告開始距離決定部51に入力する。操舵角度検出部56は右折及び左折時のハンドル操舵角度を検出して警告開始距離決定部51に入力する。
図2は警告開始距離決定部51による警告開始距離決定処理フローである。
車両のアクセサリースイッチがオン(ACC ON)になると、所定の周期で警告開始距離決定部51は警告開始距離決定処理を開始し、基本警告開始距離(例えば50cm)に加算する距離を示すポイントPの初期値を0にする(ステップ101)。なお、1ポイントは距離に換算してk(cm)、例えば1cmである。ついで、警告開始距離決定部51は、バック状態(駐車状態)であれば駐車時平均速度が設定速度、例えば5Km/h以上であるかチェックし、設定速度以上であれば駐車に際して早めに警告を出せるように、車両後方の警告開始距離を10ポイントプラス(P=P+10)する(ステップ102)。ただし、駐車時平均速度が設定速度以下の場合にはポイントを増減しない。
車両のアクセサリースイッチがオン(ACC ON)になると、所定の周期で警告開始距離決定部51は警告開始距離決定処理を開始し、基本警告開始距離(例えば50cm)に加算する距離を示すポイントPの初期値を0にする(ステップ101)。なお、1ポイントは距離に換算してk(cm)、例えば1cmである。ついで、警告開始距離決定部51は、バック状態(駐車状態)であれば駐車時平均速度が設定速度、例えば5Km/h以上であるかチェックし、設定速度以上であれば駐車に際して早めに警告を出せるように、車両後方の警告開始距離を10ポイントプラス(P=P+10)する(ステップ102)。ただし、駐車時平均速度が設定速度以下の場合にはポイントを増減しない。
しかる後、警告開始距離決定部51は、運転手の視線の高さが設定高さH1以上であるか、設定高さH2(<H1)以下であるかチェックし、H1以上であればポイントを−5ダウンし、H2以下であればポイントを+5アップする。これは、視線が低いと障害物が実際より遠くに見え、視線が高いと障害物が実際より近くに見えるからである。ついで、警告開始距離決定部51は、現在雨降り中であるか、否かをチェックし、雨降り中であれば、ポイントを+5アップする(ステップ104)。これは、雨降り中は、見づらく、しかも、スリップしやすいためである。
雨降りか否かによる処理が終了すれば、警告開始距離決定部51は、ギアポジションがドライブであるかバックであるかチェックし、ドライブであれば前方の警告開始距離を+10ポイントアップし、後方の警告開始距離を−10ポイントダウンする。ドライブ運転時に、前方の警告開始距離が長くなったことにより前方の障害物に対して早めに警告を出すことができ、また、後方の警告開始距離が短くなったことにより後ろ側の障害物に通常より10ポイント分接近しないと警告が出ず、車両が障害物から離れる方向に進んでいる場合に警告が出にくくなる。また、警告開始距離決定部51は、ギアポジションがバックであれば前方の警告開始距離を−10ポイントダウンし、後方の警告開始距離を+10ポイントアップする。バック運転時に、後方の警告開始距離が長くなったことにより後方の障害物に対して早めに警告を出すことができ、また、前方の警告開始距離が短くなったことにより前方の障害物に通常より10ポイント分接近しないと警告が出ず、車両が障害物から離れるバック方向に進んでいる場合に警告が出にくくなる。・・・以上ステップ105
雨降りか否かによる処理が終了すれば、警告開始距離決定部51は、ギアポジションがドライブであるかバックであるかチェックし、ドライブであれば前方の警告開始距離を+10ポイントアップし、後方の警告開始距離を−10ポイントダウンする。ドライブ運転時に、前方の警告開始距離が長くなったことにより前方の障害物に対して早めに警告を出すことができ、また、後方の警告開始距離が短くなったことにより後ろ側の障害物に通常より10ポイント分接近しないと警告が出ず、車両が障害物から離れる方向に進んでいる場合に警告が出にくくなる。また、警告開始距離決定部51は、ギアポジションがバックであれば前方の警告開始距離を−10ポイントダウンし、後方の警告開始距離を+10ポイントアップする。バック運転時に、後方の警告開始距離が長くなったことにより後方の障害物に対して早めに警告を出すことができ、また、前方の警告開始距離が短くなったことにより前方の障害物に通常より10ポイント分接近しないと警告が出ず、車両が障害物から離れるバック方向に進んでいる場合に警告が出にくくなる。・・・以上ステップ105
ギアポジションによる処理が終了すれば、警告開始距離決定部51は、操舵角度に基づいてポイント制御を行う。図3(A)に示すように左折する場合、車両CARの左後が障害物OBSと接触しやすく、しかも操舵角度が大きいほど接触しやすい。同様に、図3(B)に示すように右折する場合、車両CARの右後が障害物OBSと接触しやすく、しかも操舵角度が大きいほど接触しやすい。そこで、図4に示すように左折する場合、左後の警告開始距離を長くし、早めに警告が出されるようにし、右折する場合、右後方向の警告開始距離を長くし、早めに警告が出されるようにする(ステップ106)。なお、図4において4マスで1組を形成し、各マスそれぞれは左前、右前、左後、右後の警告開始距離の増減ポイントを意味し、例えば、左折時の操舵角度100〜200の時に左後のポイントを+2することを意味し、右折時の操舵角度200〜300の時に右後のポイントを+4することを意味する。
以上のポイント計算が終了すれば、前方右側の総ポイントをPFR、前方左側の総ポイントをPFL、後方右側の総ポイントをPRR、後方左側の総ポイントをPRL、1ポイントをk(cm)とすれば、次式
前方右の警告開始距離D FR =基本警告開始距離+k×P FR
前方左の警告開始距離D FL=基本警告開始距離+k×P FL
後方右の警告開始距離D RR=基本警告開始距離+k×P RR
後方左の警告開始距離D RL=基本警告開始距離+k×P RL
により計算して、警告発生制御部61に入力する。以上では前方右、前方左、後方右、後方左別に警告開始距離を計算したが、操舵角度を考慮しなければ前方警告開始距離、後方警告開始距離の2つを計算して警告発生制御部61に入力する。
前方右の警告開始距離D FR =基本警告開始距離+k×P FR
前方左の警告開始距離D FL=基本警告開始距離+k×P FL
後方右の警告開始距離D RR=基本警告開始距離+k×P RR
後方左の警告開始距離D RL=基本警告開始距離+k×P RL
により計算して、警告発生制御部61に入力する。以上では前方右、前方左、後方右、後方左別に警告開始距離を計算したが、操舵角度を考慮しなければ前方警告開始距離、後方警告開始距離の2つを計算して警告発生制御部61に入力する。
警告発生制御部61は警告開始距離決定部51より受信した前方右の警告開始距離DFR、前方左の警告開始距離D FL、後方右の警告開始距離D RR、後方左の警告開始距離D RLをメモリに保存する。また、警告発生制御部61は超音波発射・検出部(距離検出部)62より入力する各方向の反射超音波検出信号に基づいて前方右の障害物までの距離dFR、前方左の障害物までの距離dFL、後方右の障害物までの距離dRR、後方左の障害物までの距離dRLをそれぞれ計算し、対応する前方右の警告開始距離DFR、前方左の警告開始距離D FL、後方右の警告開始距離D RR、後方左の警告開始距離D RLより小さいか比較し、いずれかが警告開始距離より短ければ警告発生指令を表示処理部63、ブザー音処理部64に入力してモニター表示によりあるいはブザーにより障害物接近警告を発生する。
図5は障害物接近警告装置における超音波発生検出部62の詳細を示す要部ブロック図である。
超音波発射・検出部62において、信号作成回路71は警告発生制御部61から入力する超音波発生トリガーパルスPTにより所定周波数のパルス信号を発生し、駆動回路72は該パルス信号で車両の前部及び後部に設けられた全超音波発生素子73e1〜73e10を駆動して超音波を前方に向けて発射する。該超音波は前方に存在する障害物で反射し、超音波受信素子73r1〜73r10に入力する。
超音波発射・検出部62において、信号作成回路71は警告発生制御部61から入力する超音波発生トリガーパルスPTにより所定周波数のパルス信号を発生し、駆動回路72は該パルス信号で車両の前部及び後部に設けられた全超音波発生素子73e1〜73e10を駆動して超音波を前方に向けて発射する。該超音波は前方に存在する障害物で反射し、超音波受信素子73r1〜73r10に入力する。
前方右増幅合成部74FR は前方右の3つの超音波受信素子73r1〜73r3から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75FR は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76FRは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S FRを警告発生制御部61に入力する。
前方左増幅合成部74FLは前方左の3つの超音波受信素子73r4〜73r6から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75FL は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76FLは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S FLを警告発生制御部61に入力する。
後方右増幅合成部74RR は後方右の2つの超音波受信素子73r7〜73r8から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75RR は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76RRは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S RRを警告発生制御部61に入力する。
後方左増幅合成部74RL は後方左の2つの超音波受信素子73r9〜73r10から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75RL は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76RLは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S RLを警告発生制御部61に入力する。
前方左増幅合成部74FLは前方左の3つの超音波受信素子73r4〜73r6から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75FL は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76FLは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S FLを警告発生制御部61に入力する。
後方右増幅合成部74RR は後方右の2つの超音波受信素子73r7〜73r8から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75RR は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76RRは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S RRを警告発生制御部61に入力する。
後方左増幅合成部74RL は後方左の2つの超音波受信素子73r9〜73r10から入力する信号を増幅後合成し、フィルタ・検波部75RL は受信信号より所定周波数成分を抽出すると共にフィルタ出力信号を検波し、比較器76RLは検波出力と設定値を比較し、検波出力が設定値より大きければ反射超音波検出信号S RLを警告発生制御部61に入力する。
警告発生制御部61は反射超音波検出信号S FRを受信すれば、右前方向への超音波の発射時刻から障害物で該超音波が反射して戻ってくるまでの時間を求め、該時間に応じた障害物までの距離d FRを計算し、該距離d FRと前方右の警告開始距離DFRを比較し、d FR≦DFRであれば、警告信号を出力する。また、警告発生制御部61は反射超音波検出信号S FLを受信すれば、左前方向への超音波の発射時刻から障害物で超音波が反射して戻ってくるまでの時間を求め、該時間に応じた障害物までの距離d FLを計算し、該距離d FLと前方左の警告開始距離DFLを比較し、d FL≦DFLであれば、警告信号を出力する。同様に、警告発生制御部61は反射超音波検出信号S RRを受信すれば、右後方向への超音波の発射から障害物で超音波が反射して戻ってくるまでの時間を求め、該時間に応じた障害物までの距離d RRを計算し、該距離d RRと後方右の警告開始距離DRRを比較し、d RR≦DRRであれば、警告信号を出力する。また、警告発生制御部61は反射超音波検出信号S RLを受信すれば、左後方向への超音波の発射から障害物で超音波が反射して戻ってくるまでの時間を求め、該時間に応じた障害物までの距離d RLを計算し、該距離d RLと後方左の警告開始距離DRLを比較し、d RL≦DRLであれば、警告信号を出力する。
以上のように、本発明によれば、車両の状況に応じて警告開始距離を決定して余計な注意や警告を減らすことができ、また、より危険である状況において早めに警告を出すことができるようになった。なお、考慮すべき車両の状況は実施例で説明した車両の状況(駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度)だけでなく、種々の状況を採用でき、例えば、バック時のアクセルの踏み込み癖を加速度センサーで検知し、アクセル踏み込み加速度が大きい時にバック時のポイントを+5アップするようにもできる。また、実施例では駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度の全てを考慮して警告開始距離を決定した場合であるが、少なくとも1つを考慮して警告開始距離を決定することができる。
また、ポイントPを増減し、該ポイントを距離に換算して警告開始距離を変更したが、ポイントPの代わりに距離を用いることができる。
また、ポイントPを増減し、該ポイントを距離に換算して警告開始距離を変更したが、ポイントPの代わりに距離を用いることができる。
51 警告開始距離決定部
52 駐車時平均速度測定部
53 視線高さ検出部
54 雨降り検出部54
55 ギアポジション検出部
56 操舵角度検出部
61 警告発生制御部
62 超音波発射・検出部
63 表示処理部
64 ブザー音処理部
52 駐車時平均速度測定部
53 視線高さ検出部
54 雨降り検出部54
55 ギアポジション検出部
56 操舵角度検出部
61 警告発生制御部
62 超音波発射・検出部
63 表示処理部
64 ブザー音処理部
Claims (3)
- 車両から所定距離の障害物を検出して警告する障害物接近警告装置において、
車両から障害物までの距離を検出するための距離検出部、
車両の状況に応じて警告開始距離を決定する警告開始距離決定部、
車両から障害物までの距離が前記警告開始距離になったとき警告を発生する警告発生部、
を備えたことを特徴とする障害物接近警告装置。 - 駐車時の平均速度を測定する測定部、運転手の視線の高さを検出する視線高さ検出部、雨降りか否かを検出する検出部、ギアポジション位置を検出するギアポジション位置検出部、操舵角度を検出する検出部の少なくとも1つを備え、また、前記距離検出部の距離検出センサーを車両の前方部及び後方部に設け、
前記警告開始距離決定部は、駐車時の平均速度、運転手の視線の高さ、雨降りか否か、ギアポジション位置、操舵角度の少なくとも1つを考慮して、前方の警告開始距離及び後方の警告開始距離をそれぞれ独立に決定する、
ことを特徴とする請求項1記載の障害物接近警告装置。 - 前記警告開始距離決定部は、左折時、左折角度に応じて左後方の警告開始距離を大きくし、右折時、右折角度に応じて右後方の警告開始距離を大きくする、
ことを特徴とする請求項2記載の障害物接近警告装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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