JP2009058781A - 画像表示装置、画像表示装置における電流計測方法および電子機器の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置における電流計測方法および電子機器の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示装置において、電流計測の機能を有する画素回路を簡易かつ安価に実現すること。
【解決手段】複数の画素回路と、前記各画素回路に対して電源電圧を共通に供給する第1電源線11および第2電源線12と、前記第2電源線12と接続され、前記各画素回路に流れる電流を検出する電流検出回路24と、を備えた表示パネル5と、電流検出回路24が検出した電流値を記憶保持する検出電流記憶部4と、電流検出回路24を動作させるタイミングを制御する電流計測制御部3と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光素子を備えた画像表示装置、および画像表示装置における電流計測方法、ならびに当該画像表示装置を有する電子機器の駆動方法に関するものである。
従来から、発光層に注入された正孔と電子とが再結合することによって光を生じる機能を有する有機EL(Electroluminescence)素子を用いた画像表示装置が提案されている。
この種の画像表示装置では、例えばアモルファスシリコンや多結晶シリコン等で形成された薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)や有機EL素子の一つである有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)などが各画素を構成しており、各画素がマトリックス状に配置されている。そして、各画素に適切な電流値が設定されることにより、各画素の輝度が制御され、所望の画像が表示される。
例えばOLEDなどの電流駆動型発光素子と、OLEDに流れる電流を制御するTFTなどの駆動トランジスタとが直列に配置された画素を複数持つアクティブ・マトリクス型の画像表示装置では、各画素に設けられた駆動トランジスタの閾値電圧のばらつきにより、発光素子に流れる電流値が変化して輝度むらが発生する。この現象を改善するための手法として、例えば駆動トランジスタの閾値電圧を予め検出するとともに、検出した閾値電圧に基づいて発光素子に流れる電流を制御する方式が開示されている(例えば非特許文献1)。
また、駆動トランジスタの閾値電圧のばらつきに加え、OLEDにも経時的および経年的な変動があることが知られている。このため、駆動トランジスタに同一の電圧を印加した場合であっても、OLEDに流れる電流密度やOLEDの発光輝度が変化することになる。このため、OLEDに流れる電流を定期的に検出するとともに、定期的に検出した検出電流の情報を利用してOLEDの発光輝度を補正する必要性が生ずる。
なお、下記特許文献1には、有機EL素子のばらつきや劣化による輝度変化を補正することができる制御装置および制御方法として、各画素に画像データを与える画像信号線ごとに設けられた電流検出回路を用いて、点灯中の有機EL素子に流れる電流を検出し、その検出した電流値に応じて次回の点灯時間を制御する技術が開示されている。
特開2000−187467号公報 S.Ono,et al.(2003).Pixel Circuit for a−Si AM−OLED.Proceedings of IDW ’03,pp.255−258.
しかしながら、上記特許文献1に示された手法では、点灯中の有機EL素子に流れる電流を検出するための検出回路を、マトリックス状に配列された有機EL素子を駆動するための各列ごとに配置された陽極駆動回路のそれぞれに対応して設ける必要があるとともに、これらの検出回路をそれぞれ制御するための制御線を新たに設ける必要があるため、画素回路が大型化し、コストも増大するという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電流計測の機能を有する画素回路を簡易かつ安価に実現することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる画像表示装置は、発光素子および該発光素子を駆動する駆動素子をそれぞれ有する複数の画素回路と、前記各画素回路に対して電源電圧を共通に供給する電源線と、前記電源線と接続され、前記各画素回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備えた画像表示部と、前記電流検出回路が検出した電流値を記憶保持する記憶部と、前記電流検出回路を動作させるタイミングを制御する駆動制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置は、上記の発明において、前記複数の画素回路は行列状に配置されており、前記電源線は、行方向に配列された画素回路群に対し共通に接続されるとともに、画素回路群に共通に接続された前記電源線同士は、共通端子に対し共通に接続され、前記電流検出回路は、前記共通端子に接続されていることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置は、上記の発明において、前記発光素子は、有機発光ダイオードであり、前記電源線は、前記有機発光ダイオードのアノード側に接続される第1電源線及び前記有機発光ダイオードのカソード側に接続される第2電源線を含み、前記電流検出回路は、前記第2電源線と電気的に接続されていることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置は、上記の発明において、前記発光素子は、有機発光ダイオードであり、前記電源線は、前記有機発光ダイオードのアノード側に接続される第1電源線及び前記有機発光ダイオードのカソード側に接続される第2電源線を含み、前記電流検出回路は、前記第1電源線と電気的に接続されていることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置は、上記の発明において、画像表示を行う画像表示モードと、画素回路に流れる電流を計測する電流計測モードとを有するとき、前記電流検出回路は、前記電流計測モード時に動作するように構成されていることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置は、上記の発明において、前記電流検出回路は、抵抗素子と、該抵抗素子に並列接続されるスイッチング素子及びオペアンプを含んで構成されることを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置は、上記の発明において、前記各画素回路は、前記駆動素子における閾値電圧の検出を制御する閾値電圧検出素子を更に有することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる画像表示装置における電流計測方法は、画像表示装置における電流計測方法であって、発光素子および該発光素子を駆動する駆動素子をそれぞれ有し、行列状に配列されてなる複数の画素回路と、前記各画素回路に対して電源電圧を共通に供給する電源線と、前記電源線と接続され、前記各画素回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備えた画像表示部を準備するステップと、行方向に配列された画素回路群ごとに前記発光素子の発光輝度に応じた画像データ電位を付与するステップと、前記各画素回路群を構成する一の画素回路を順次選択して該画素回路の発光素子を発光させるステップと、前記発光素子に流れる電流を前記電流検出回路にて計測するステップと、を含むことを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子機器の駆動方法は、前記画像表示装置に対して電源オフ情報を入力する第1ステップと、前記電源オフ情報の入力後に、前記各画素回路に流れる電流を計測する第2ステップと、前記第2ステップの終了後に、前記画像表示装置の電源がオフとなる第3ステップと、を有することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子機器の駆動方法は、前記画像表示装置に対して電源オン情報を入力する第1ステップと、前記電源オン情報の入力後に、前記各画素回路に流れる電流を計測する第2ステップと、前記第2ステップの終了後に、前記画像表示装置の電源がオンとなる第3ステップと、を有することを特徴とする。
また、つぎの発明にかかる電子機器の駆動方法は、前記画像表示部の表示画面を待機状態とする第1ステップと、前記待機状態中に、前記各画素回路に流れる電流を計測する第2ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、各画素回路への電源電圧を共通に供給する電源線に接続された電流検出回路によって、各画素回路に流れる電流を検出するようにしているため、電流計測の機能を有する画素回路を簡易かつ安価に実現することができるという効果が得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態にかかる画像表示装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本実施の形態では、有機発光素子を一例として説明を行うが、有機発光素子以外の発光素子、例えば、LEDや無機EL素子についても本発明を適用できることは無論である。
<画像表示装置の概略構成>
図1は、本発明の好適な実施の形態にかかる画像表示装置の構成を示す図である。図1において、画像表示装置の表示パネル(画像表示部)5には、第1電源線11、第2電源線12、および走査線13からなる各制御線および画像信号線14が配設されるとともに、各画素に流れる電流を検出するための検出回路である電流検出回路24が設けられている。各制御線のうち、第1電源線11および走査線13は、表示パネル5に設けられたラインドライバ(Yドライバ)20に接続されている。一方、第2電源線12は、電流検出回路24を介してラインドライバ(Yドライバ)20に接続されている。なお、第1電源線11および第2電源線12を制御するための電源線専用ドライバを別途設けて、第1電源線と第2電源線とを電源線専用ドライバに接続するようにしてもよい。
電流検出回路24は、複数ある各第2電源線12ごとに設けるようにしてもよいが、複数の第2電源線12を束ねた先の配線上に一の検出回路を配置しておけばよく、画像表示装置の小型化の観点からもそのように配置することが好ましい。
一方、画像信号線14は、制御線とは異なる方向(概略直交方向)に沿って配設されるとともに、表示パネル5に設けられたデータドライバ(Xドライバ)22に接続されている。なお、図1では図示を省略しているが、表示パネル5には、有機発光ダイオード(有機発光素子)がマトリックス状に配列されてなる複数の画素(画素回路)が配列されるとともに、これらの画素には各制御線および画像信号線14が接続されている。
また、表示パネル5の外部には、タイミングコントローラ1、フレームバッファ2、電流計測制御部3、および検出電流記憶部4が設けられている。
タイミングコントローラ1は、例えば演算回路などを内部に含む駆動用ICなどを用いて構成することができ、フレームバッファ2に格納された画像データをXドライバ22に供給するタイミングや、当該画像データを表示するための制御信号をYドライバ20に供給するタイミングを制御する。
電流計測制御部3は、本発明における駆動制御部である。この電流計測制御部3は、図示を省略した上位装置から電流計測の指示を受けた動作モード(以下、この動作モードを「電流計測モード」と定義する)時に動作する制御部であり、この電流計測モードにおいて、Xドライバ22の出力を電流計測モードに対応するデータに変更するとともに、電流検出回路24の動作/非動作(電流検出素子への接続/非接続)の切替制御を行う。
検出電流記憶部4は、本発明における記憶部に相当するものである。この検出電流記憶部4は、電流検出回路24によって計測されたデータを記憶保持する。なお、図1の構成は、従来の画像表示装置の機能に新たな電流計測の機能を付加する観点から、タイミングコントローラ1の外部に電流計測制御部3を設ける構成としているが、タイミングコントローラ1の内部に電流計測制御部3の機能を設けるようにしてもよい。
Yドライバ20は、例えばスイッチング素子などを内部に含む駆動用ICなどを用いて構成することができ、タイミングコントローラ1の制御に基づいて各制御線に対する印加電圧のタイミングおよび大きさを制御する。
Xドライバ22は、例えば演算回路などを内部に含む駆動用ICなどを用いて構成することができ、タイミングコントローラ1および電流計測制御部3の制御に基づき、画像データに対応する電位(以下「画像データ電位」という)を生成するとともに、生成した画像データ電位を画像信号線14に供給するタイミングを制御する。なお、図1の表示パネル5において、各制御線、画像信号線14、Yドライバ20およびXドライバ22に関する同図のレイアウトは、その一例を示すものであり、これらのレイアウトに限られるものではない。
<画素回路の構成>
図2は、例えば図1に示した表示パネル5に設けられる画素回路(1画素)の構成を示す図である。なお、図1と同一の構成部には同一の符号を付して示している。
同図に示す画素回路は、表示パネル5上にマトリックス状に配列されており、各画素回路は、有機EL素子の一つである有機発光素子OLED、駆動トランジスタTd、閾値電圧検出用トランジスタTsおよび閾値電圧(Vth)や画像信号電位を保持する容量Csを備えるように構成されている。
図2において、駆動トランジスタTdは、ゲート電極・ソース電極間に与えられる電位差に応じて有機発光素子OLEDに流れる電流量を制御するためのドライバ素子である。また、閾値電圧検出用トランジスタTsは、オン状態となったときに、駆動トランジスタTdのゲート電極とドレイン電極とを電気的に接続することにより、駆動トランジスタTdのゲート電極からドレイン電極に向かって電流を流し、駆動トランジスタTdのゲート電極・ソース電極間の電位差を駆動トランジスタTdの閾値電圧Vthに近づけ、結果的に、駆動トランジスタTdのゲート電極・ソース電極間の電位差を閾値電圧Vthに近づけるもしくは閾値電圧Vthとする機能(以下、「Vth検出機能」という)を有している。
有機発光素子OLEDは、両端に閾値電圧以上の電位差(アノード−カソード間電圧)が生じることにより電流が流れ、発光する特性を有する素子である。具体的な構造や機能として、有機発光素子OLEDは、Al、Cu、ITO(Indium Tin Oxide)等によって形成されたアノード層およびカソード層と、アノード層とカソード層との間にフタルシアニン、トリスアルミニウム錯体、ベンゾキノリノラト、ベリリウム錯体等の有機系の材料によって形成された発光層とを少なくとも備えた構造を有し、発光層に注入された正孔と電子とが再結合することによって光を生じる機能を有する。
駆動トランジスタTdおよび閾値電圧検出用トランジスタTsは、例えば、薄膜トランジスタである。なお、以下に参照される各図面において、各薄膜トランジスタのチャネル(N型またはP型)については、N型、P型のいずれのタイプを用いてもよいが、本実施形態ではN型を用いるものとする。
第1電源線11および第2電源線12は、有機EL素子OLEDや駆動トランジスタTdに対して、これらの各動作期間に応ずる所定の電位(可変電位)を付与する。走査線13は、閾値電圧検出用トランジスタTsを制御するための信号を供給する。画像信号線14は、有機発光素子OLEDの発光輝度に対応する画像信号を容量Csに供給する。
<画素回路群の構成>
図3は、図2における画像表示装置において、複数の画素回路で構成される画素回路群および画素回路群に接続される電流検出回路24の構成を示す図である。ここで画素回路群とは、同一の行方向(図3の横方向)に配置された一連の画素回路、または同一の列方向(図3の縦方向)に配置された一連の画素回路のことをいう。図3において、第1電源線11および第2電源線12の各制御線は、行方向に配置された一連の画素回路からなる画素回路群に対し共通に接続されている。また、各行の第2電源線12は、共通端子15に対し共通に接続され、この共通端子15には電流検出回路24が接続されている。なお、ここでは各行の第2電源線12を共通端子に対し共通に接続するようにしているが、第1電源線11を共通端子に接続して、画素回路ごとの電流測定を行うようにすることも可能である。一方、走査線13は行方向に並ぶ画素回路群(例えば、k行、(k+1)行)ごとに共通に接続され、画像信号線14は列方向に並ぶ画素回路群(例えば、n列、(n+1)列)ごとに共通に接続されている。すなわち、走査線13は各行ごとに配設され、画像信号線14は各列ごとに配設されている。
<電流検出回路の構成>
電流検出回路24は、スイッチング素子であるFET31、電流検出素子である抵抗素子32、および電流検出手段であり、抵抗素子32で検出された電流を電圧値に変換して出力するオペアンプ33を備えている。FET31のゲートには、タイミングコントローラ1からの制御信号が入力され、オペアンプ33の出力、すなわち各画素回路に流れる電流の検出値は、検出電流記憶部4に出力される。
<電流検出回路の動作>
図3において、電流検出モードが選択された場合、FET31を非導通とする制御信号がタイミングコントローラ1から電流計測制御部3を介して出力される。このとき、第2電源線12に流れる電流は抵抗素子32を通じて流れることになるので、高抵抗(例えば100kΩ)である抵抗素子32の両端電圧を検出することによって画素回路に流れる電流が検出される。なお、電流検出モードが選択されない場合(以下「画像表示モード」と定義する)には、FET31を導通させる制御信号がタイミングコントローラ1から出力され、画素回路を流れる電流は抵抗素子32を流れることなく、低抵抗(例えば0.2Ω)であるFET31を流れることになる。したがって、電流検出回路24を設けることによる電圧降下の影響は、殆ど無視することができる。
<画素回路の動作−画像表示モード>
つぎに、図2に示す画素回路の画像表示モード時の動作について、図2および図4を参照して説明する。ここで、図4は、画像表示モード時の動作を説明するためのシーケンス図である。なお、図2に示す画素回路にあっては、図4に示すように、Csリセット期間、Vth検出準備期間)、Vth検出期間、データ書き込み期間、Coledリセット期間および発光期間という6つの期間を経て動作する。ここで、Coledとは有機発光素子OLEDが固有に有している素子容量である。
(Csリセット期間)
Csリセット期間では、第1電源線11が高電位(VDD)、第2電源線12が高電位(VDD)、走査線13が高電位(VgH)、画像信号線14がゼロ電位(GND)とされる。これにより、閾値電圧検出用トランジスタTsがオン、駆動トランジスタTdがオフとされ、第1電源線11→有機発光素子OLED→閾値電圧検出用トランジスタTs→容量Csという経路で電流が流れ、容量Csが充電されることにより、容量Csの電荷がリセットされる。なお、このCsリセット期間で容量Csを充電する理由は、容量Csに書き込まれている1フレーム前の画像信号電位をリセットするためである。
(Vth検出準備期間)
Vth検出準備期間では、第1電源線11がマイナス電位(−VE)、第2電源線12がゼロ電位(GND)、走査線13が低電位(VgL)、画像信号線14が高電位(VgH)とされる。これにより、閾値電圧検出用トランジスタTsがオフ、駆動トランジスタTdがオンとされ、第2電源線12→駆動トランジスタTd→有機発光素子OLEDという経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDが有する素子容量Coledに電荷が蓄積される。なお、このVth検出準備期間において、有機発光素子OLEDに電荷を蓄積する理由は、後述するVth検出期間に駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧を閾値電圧に近づける際に、有機発光素子OLEDを駆動トランジスタTdのドレイン・ソース間に流す電流の供給源として作用させるためである。
(Vth検出期間)
Vth検出期間では、第1電源線11がゼロ電位(GND)、走査線13が高電位(VgH)とされる一方で、画像信号線14が高電位(VdH)に、第2電源線12がゼロ電位(GND)に維持される。これにより、閾値電圧検出用トランジスタTsがオンとなり、駆動トランジスタTdのゲートとドレインとが接続される。
また、容量Csおよび有機発光素子OLEDに蓄積されていた電荷が放電され、容量Cs→閾値電圧検出用トランジスタTs→駆動トランジスタTd→第2電源線12および有機発光素子OLED→駆動トランジスタTd→第2電源線12という両経路での電流が流れる。そして、駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthに達すると、駆動トランジスタTdがオフとなるため、結果的に、駆動トランジスタTdの閾値電圧Vthが検出される。
(データ書き込み期間)
データ書き込み期間では、画像信号電位(−Vdata)を容量Csに反映させることにより、駆動トランジスタTdのゲート電位を所望電位に変化させることが行われる。より詳細には、第1電源線11がゼロ電位(GND)に、第2電源線12がゼロ電位(GND)にそれぞれ維持される。また、画像信号線14は、Vth検出期間時の印加電位(VdH)から画像信号電位(Vdata)を差し引いた分の電位(VdH−Vdata)とされ、走査線13は、データ書き込み期間内の所定期間において、高電位(VgH)とされる。
これにより、閾値電圧検出用トランジスタTsがオンとなり、素子容量Coledに蓄積された電荷が放電され、有機発光素子OLED→閾値電圧検出用トランジスタTs→容量Csという経路で電流が流れる。すなわち、有機発光素子OLEDに蓄積されていた電荷が容量Csに移動する。この結果、容量Csには、画像信号電位(Vdata)に基づいて決定される所定の電荷が蓄積される。
なお、データ書き込み期間では、容量Csと有機発光素子OLEDとが直列に接続されるので、容量Csの一端(駆動トランジスタTdのゲートに接続される端)の電位の低下量は、画像信号線14の電位低下量Vdataとはならず、上式のように容量Csと有機発光素子OLEDとの容量比の影響を受ける。
(Coledリセット期間)
Coledリセット期間では、第1電源線11がマイナス電位(−VE)、第2電源線12もマイナス電位(−VE)とされる。一方、走査線13が低電位(VgL)に、画像信号線14が高電位(VdH)に維持される。このとき、閾値電圧検出用トランジスタTsがオフ、駆動トランジスタTdがオンとされ、有機発光素子OLED→駆動トランジスタTd→第2電源線12という経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDに残存する電荷が放電される。なお、このColedリセット期間に素子容量Coledの電荷を放電する理由は、素子容量Coledの残存電荷による発光への影響を回避するためである。
(発光期間)
発光期間では、第1電源線11が高電位(VDD)、第2電源線12がゼロ高電位(GND)とされる。一方、走査線13が低電位(VgL)に、画像信号線14が高電位(VdH)に維持される。これにより、駆動トランジスタTdのオン、閾値電圧検出用トランジスタTsのオフが継続されるとともに、有機発光素子OLEDに順バイアスの電圧が印加されるので、有機発光素子OLED→駆動トランジスタTd→第2電源線12という経路で電流が流れ、有機発光素子OLEDが発光する。
<画素回路の動作−電流検出モード>
つぎに、電流検出モード時の動作について、図2、図3および図5を参照して説明する。ここで、図5は、電流検出モード時の動作を説明するためのシーケンス図であり、1列目以外の画素回路に対するシーケンスとして、同一の走査線13に接続される2〜4列目の画素回路に対するシーケンス(画像信号線14のみ)を併せて示している。
図5において、Csリセット期間からColedリセット期間までの動作については、画像表示モード時の動作と同一であるため、ここでの説明は省略する。なお、データ書込み期間において電流を測定する画素が存在する行の画素回路群には白データを書き込み、他の行の画素回路群には黒データを書き込むようにしている。
一方、発光期間では、まず、1列目の画素回路(以下、「画素1」と称し、2列目以降の画素についても同様に表記)の電位のみがVdHに設定される。すなわち、画素1の電位は、Coledリセット期間時の電位である高電位(VdH)が維持される一方で、画素2〜画素4の電位は、ゼロ電位(GND)に設定される。これによって、1列目の測定対象の画素(画素1)における駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsのみが閾値電圧Vth以上になり、それ以外の画素における駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsは、閾値電圧Vth以下となる。より厳密に言うと画素1の電流測定時には、駆動トランジスタTdのゲート・ソース間に印加される電圧Vgsの大きさによって、複数の画素回路を次の4種類の画素回路群(i)〜(iv)に分けることができる。
(i)1列目の測定対象の画素(画素1):この画素1における容量Csには有機発光素子OLEDを発光させるための電位が書き込まれるとともに、発光期間における画像信号線14の電位がVdHとされる。これにより、画素1の駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthより高くなる。
(ii)画素1と同じ行の1列目以外の画素回路群:この画素回路群における各画素回路の容量Csには有機発光素子OLEDを発光させるのに必要な電位が書き込まれているが、発光期間における画像信号線14の電位がVdL(GND)にされるため、駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthより低くなる。
(iii)画素1と同じ列の1行目以外の画素回路群:この画素回路群における各画素回路の容量Csには有機発光素子OLEDが発光しない電位が書き込まれるので有機発光素子OLEDは発光しない。
(iv)上記(i)〜(iii)以外の画素回路群:この画素回路群における各画素回路の容量Csには有機発光素子OLEDが発光しない電位が書き込まれるとともに、発光期間における画像信号線14の電位がVdL(GND)とされるため、駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthより低くなる。
以上のように制御することにより、画素1に接続される駆動トランジスタTdのみがオンとなり、他の駆動トランジスタTdはオフとなる。したがって、電流検出回路24に流れる電流は画素1に流れる電流のみとなり、画素1に流れる電流が検出される。
つぎに、画素2の電位のみがVdHに設定され、それ以外の画素(画素1、画素3、画素4・・・)の電位は、ゼロ電位(GND)に設定される。これによって、2列目の測定対象の画素(画素2)における駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsのみが閾値電圧Vth以上になり、それ以外の画素における駆動トランジスタTdのゲート・ソース間電圧Vgsは、閾値電圧Vth以下となる。この場合も、上述した画素1と同様に、駆動トランジスタTdのゲート・ソース間に印加される電圧Vgsの大きさによって、複数の画素回路を4種類の画素回路群に分けて考えることができる。
これにより、画素2に接続される駆動トランジスタTdのみがオンとなり、他の駆動トランジスタTdはオフとなる。したがって、電流検出回路24に流れる電流は画素2に流れる電流のみとなり、画素2に流れる電流が検出される。また、これ以降、画素3、画素4、・・・の順番に従って、各画素に接続される駆動トランジスタTdが順次オンとなり、各画素に流れる電流が順次計測される。
<画像表示装置の全画素に対する電流計測>
つぎに、画像表示装置の全画素に対する電流計測について、QVGA(Quarter Video Graphics Array)のカラー画像の画像表示装置(320×240×3(RGB)=230,400ピクセル)を一例として説明する。
図6は、QVGAの画像表示装置における画素位置の概念を示す図である。図6において、i,jは、それぞれ画素位置の列位置、行位置を表す変数であり、QVGAのカラー画像であれば、iのとり得る範囲は「0〜719」(240×3=720)であり、jのとり得る範囲は「0〜320」である。
また、図7は、全画素に対する電流計測処理を行うプログラムコードの一例を示す図である。図7において、画素位置の行位置を表す変数jの値がセットされる(ステップS1)。つぎに、データ書き込み処理の対象となる行番号(LineCounter)がセットされ、書き込み処理の対象となる行番号の画素には、例えば白レベルの電位(High)が書き込まれ、書き込み処理の対象ではない行番号の画素(前記画素以外)には、黒レベルの電位がセットされる(ステップS2)。
つぎに、電流測定値を保持するメモリ(またはレジスタ)の記憶位置を表す変数mの値がセットされる(ステップS3)。さらに、発光させる画素の列番号(特定の行位置における列番号:PixelCounter)が設定され、PixelCounter位置の画素には、例えば白レベルの電位(High)が設定され、それ以外の画素には、黒レベルの電位がセットされる(ステップS5)。その後、Xドライバへスタートパルスが出力され(ステップS6)、当該画素の電流が計測され(ステップS7)、つぎの電流測定点(測定対象画素)が指定される(ステップS8)。ステップS5〜ステップS8の各処理は、行方向に配置される720の画素に対して繰り返し実行されるとともに(ステップS4)、計測された電流値は記憶保持される(ステップS4)。また、行番号のインクリメント処理によってつぎの行が指定され(ステップS9)、上記したステップS2〜ステップS8の処理が行番号の数だけ繰り返されることにより、画像表示装置の全画素に対する電流計測が実行される(ステップS1)。
上記図7に示した処理フローは、ソフトウェア処理あるいはハードウェア処理のいずれで実行してもよい。なお、ハードウェアで実行する場合には、カウンタ、コンパレータ、セレクタなどの機能を有するICなどを用いることができる。
<電流計測に要する処理時間>
つぎに、電流計測に要する処理時間について説明する。なお、画像表示装置は、上記で説明したQVGAのカラー画像の画像表示装置を一例として説明する。なお、画像表示装置の表示仕様は、以下のとおりと仮定する。
(1)1フレーム:16.6ms(60Hz)
(2)1フレームにおける発光期間:8.3ms(1/2フレームに相当)
(3)Xドライバのクロック周波数:16.6μs(1/1000フレームに相当)
(4)1行の書き込み時間:Xドライバのクロック周波数に同じ
(従来技術)
まず、従来技術の場合の計測時間について説明する。従来技術では、1フレーム(16.6ms)で1画素を計測できるとすれば、全画素の電流計測に要する時間は、つぎのように計算できる。
・16.6ms×240×3×320=3824.86S≒1.06時間
すなわち、従来技術では、全画素の電流計測に約1時間の計測時間が必要とされる。
(本実施の形態)
つぎに、本実施の形態による計測手法を適用した場合の計測時間について説明する。まず、1フレームで計測できる画素数は、
・8.3ms/16.6μs=500画素
となる。
したがって、全画素の電流計測に要する時間は、つぎのように計算できる。
・(240×3×320/500)×16.6ms≒7.65s
すなわち、本実施の形態による計測手法では、全画素の電流計測を約8秒で実行することが可能となる。
<他の画素回路への適用>
図8は、図2の画素回路とは異なる画素回路の構成例を示す図である。図8に示す画素回路は、図2に示す画素回路とは異なり、駆動トランジスタTdを含めた4個のトランジスタを用いて構成するとともに、駆動トランジスタTdのゲートに接続されていない容量Csの一端を所定のタイミングで画像信号線44に接続するためのスイッチングトランジスタT1と、この容量Csの一端を所定のタイミングで電源線40に接続するタイミングを制御するためのスイッチングトランジスタT2が設けられている。スイッチングトランジスタT1を制御する走査線43とは異なるTth制御線41が設けられている。なお、図8に示す画素回路は、公知の回路であるため、構成および動作に関する詳細な説明は省略する。
図8の回路においても、図2の画素回路のときと同様に、画像信号線44の電位を保持したまま、有機発光素子OLEDの発光/非発光を制御することができる。具体的には、データ書き込み期間において、走査線43を制御することにより同一列の画素に対し、例えば白レベルの電位(High)を書き込むとともに、発光期間において、マージ線42を列方向に順次制御して、列方向の駆動トランジスタTdを順次オンするようにすれば、各画素に流れる電流を順次計測することが可能となる。あるいは同一列の画素群に対し、例えば、白レベルの電位(High)を書き込むとともに、発光期間において、白レベルを書き込んだ列の電源線40の電位を列方向に順次制御して、列方向の有機発光素子OLEDを順次発光させることにより各画素に流れる電流を順次計測するといったことも可能である。
<電子機器の駆動方法>
つぎに、上述の画像表示装置を有する電子機器の駆動方法について説明する。なお、ここでいう電子機器とは、携帯電話、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、カーナビゲーション、PDA、POS端末、計測機器、複写機等を当然に含むものとする。
(実施例1)
画像表示装置の電源をONからOFFにする際に電流計測を行う場合
(1)まず、画像表示装置が稼動状態にあり、画像表示が行われている状態を想定する。
(2)つぎに、画像表示装置に対して電源OFFの情報が入力され、画像表示装置が電流計測モードとなる。
(3)ここで、上述した電流計測が実行される。
(4)そして、電流計測が終了し、画像表示装置の電源がOFFとなって、電子機器が非稼動の状態となる。
このように、画像表示装置の電源をOFFとするための期間内に、電流計測を行うようにすれば、電子機器のユーザが違和感なく電子機器を使用することができる。
(実施例2)
画像表示装置の電源をOFFからONにする際に電流計測を行う場合
(1)まず、画像表示装置が非稼動状態にあり、画像表示装置の電源がOFFとなっている状態を想定する。なお、電源OFFでは、画素回路には電圧が供給されていない状態である。
(2)つぎに、画像表示装置に対して電源ONの情報が入力され、画像表示装置が電流計測モードで起動する。
(3)ここで、上記の電流計測が実行される。
(4)そして、電流計測が終了し、電子機器が通常の稼動状態となる。
なお、上記の実施例のように、電流計測に約8秒の時間がかかる場合には、電子機器のユーザを幾分待たせることになり、ユーザにイライラ感を生じさせることにもなる。そこで、電流計測所要時間に応じて電流計測を段階的に行うようにしてもよい。例えば、1回の電流計測モード時に全画素の半分の電流計測を実施し、次回の電流計測モード時に残りの電流計測を実施するようにしてもよい。なお、分割して行う電流計測の回数については、2回に限定されるものではなく、3回以上に分割してもよい。
また、電流計測を行った計測データを次回の画像表示に瞬時に反映させる場合、上記のように電流計測を複数回に分割して行う場合では、電流計測を行った画素と、電流計測を行わなかった画素との間で、輝度むらが視認されることが予想される。このような事態を考慮して、例えば上記の実施の形態では、電流計測を画素回路の配置順に従って順次行うようにしていたが、計測対象の画素回路をとびとび、あるいはランダムに選択するようにすれば、輝度むらの発生を抑制することが可能となる。
このように、画像表示装置の電源をONとするための期間内に、電流計測行うようにすれば、電子機器のユーザが違和感なく電子機器を使用することができる。
(実施例3)
画像表示装置の電源はONであるが、表示画面が待機状態である期間に電流計測を行う場合
(1)まず、画像表示装置によって第1の画像の表示が行われている状態から、画像表示装置の表示画面が待機状態となっている状態を想定する。ここで、待機状態とは、例えば、表示画面に画像表示が行われていない場合、スクリーンセーバーが起動している場合、表示画面に画像表示が行われているが、第1画像よりも低い輝度で表示が行われている場合、表示画面に画像表示が行われているが、その画像を外部より視認できない状態(画像が隠された状態)にある場合(例えば、折り畳み式携帯電話において、筺体が折り畳まれることで画面が筺体によって隠されている場合)等をいう。
(2)つぎに、画像表示装置に対して電流計測モードへの移行が指示され、画像表示装置が電流計測モードとなる。
(3)ここで、上記の電流計測が実行される。
(4)そして、電流計測が終了し、表示画面の待機状態が解除され、画像表示装置に画像表示が行われる。
このように、画像表示装置の表示画面が待機状態である期間内に、電流計測行うようにすれば、電子機器のユーザが違和感なく電子機器を使用することができる。
なお、実施例3の場合でも、上記の実施例2のように、電流計測を複数回に分割して行うようにしてもよく、また、計測対象の画素回路をとびとび、あるいはランダムに選択するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、図2および図8に示すような駆動トランジスタの閾値電圧を検出する閾値電圧検出用トランジスタを有する画素回路についての説明を行ってきたが、本実施の形態の手法は、閾値電圧検出用トランジスタを有さない画素回路への適用も可能である。
以上のように、本発明にかかる画像表示装置は、電流計測の機能を有する画素回路を簡易かつ安価に実現することができる発明として有用である。
本発明の好適な実施の形態にかかる画像表示装置の構成を示す図である。 図1に示した表示パネルに設けられる画素回路(1画素)の構成を示す図である。 図2における画像表示装置において、複数の画素回路で構成される画素回路群および画素回路群に接続される電流検出回路の構成を示す図である。 画像表示モード時の動作を説明するためのシーケンス図である。 電流検出モード時の動作を説明するためのシーケンス図である。 QVGAの画像表示装置における画素位置の概念を示す図である。 全画素に対する電流計測処理を行うプログラムコードの一例を示す図である。 図2とは異なる画素回路の構成例を示す図である。
符号の説明
1 タイミングコントローラ
2 フレームバッファ
3 電流計測制御部
4 検出電流記憶部
5 表示パネル
11 第1電源線
12 第2電源線
13 走査線
14 画像信号線
15 共通端子
20 Yドライバ
22 Xドライバ
24 電流検出回路
31 FET
32 抵抗素子
33 オペアンプ
40 電源線
41 制御線
42 マージ線
43 走査線
44 画像信号線
Cs 容量
OLED 有機発光素子
Td 駆動トランジスタ
T1,T2 スイッチングトランジスタ
Ts,Tth 閾値電圧検出用トランジスタ

Claims (11)

  1. 発光素子および該発光素子を駆動する駆動素子をそれぞれ有する複数の画素回路と、前記各画素回路に対して電源電圧を共通に供給する電源線と、前記電源線と接続され、前記各画素回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備えた画像表示部と、
    前記電流検出回路が検出した電流値を記憶保持する記憶部と、
    前記電流検出回路を動作させるタイミングを制御する駆動制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記複数の画素回路は行列状に配置されており、
    前記電源線は、行方向に配列された画素回路群に対し共通に接続されるとともに、画素回路群に共通に接続された前記電源線同士は、共通端子に対し共通に接続され、
    前記電流検出回路は、前記共通端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記発光素子は、有機発光ダイオードであり、
    前記電源線は、前記有機発光ダイオードのアノード側に接続される第1電源線及び前記有機発光ダイオードのカソード側に接続される第2電源線を含み、前記電流検出回路は、前記第2電源線と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記発光素子は、有機発光ダイオードであり、
    前記電源線は、前記有機発光ダイオードのアノード側に接続される第1電源線及び前記有機発光ダイオードのカソード側に接続される第2電源線を含み、前記電流検出回路は、前記第1電源線と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 画像表示を行う画像表示モードと、画素回路に流れる電流を計測する電流計測モードとを有するとき、
    前記電流検出回路は、前記電流計測モード時に動作するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記電流検出回路は、抵抗素子と、該抵抗素子に並列接続されるスイッチング素子及びオペアンプを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 前記各画素回路は、前記駆動素子における閾値電圧の検出を制御する閾値電圧検出素子を更に有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 画像表示装置における電流計測方法であって、
    発光素子および該発光素子を駆動する駆動素子をそれぞれ有し、行列状に配列されてなる複数の画素回路と、前記各画素回路に対して電源電圧を共通に供給する電源線と、前記電源線と接続され、前記各画素回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備えた画像表示部を準備するステップと、
    行方向に配列された画素回路群ごとに前記発光素子の発光輝度に応じた画像データ電位を付与するステップと、
    前記各画素回路群を構成する一の画素回路を順次選択して該画素回路の発光素子を発光させるステップと、
    前記発光素子に流れる電流を前記電流検出回路にて計測するステップと、
    を含むことを特徴とする画像表示装置における電流計測方法。
  9. 請求項1に記載の画像表示装置を有する電子機器の駆動方法において、
    前記画像表示装置に対して電源オフ情報を入力する第1ステップと、
    前記電源オフ情報の入力後に、前記各画素回路に流れる電流を計測する第2ステップと、
    前記第2ステップの終了後に、前記画像表示装置の電源がオフとなる第3ステップと、
    を有することを特徴とする電子機器の駆動方法。
  10. 請求項1に記載の画像表示装置を有する電子機器の駆動方法において、
    前記画像表示装置に対して電源オン情報を入力する第1ステップと、
    前記電源オン情報の入力後に、前記各画素回路に流れる電流を計測する第2ステップと、
    前記第2ステップの終了後に、前記画像表示装置の電源がオンとなる第3ステップと、
    を有することを特徴とする電子機器の駆動方法。
  11. 請求項1に記載の画像表示装置を有する電子機器の駆動方法において、
    前記画像表示部の表示画面を待機状態とする第1ステップと、
    前記待機状態中に、前記各画素回路に流れる電流を計測する第2ステップと、
    を有することを特徴とする電子機器の駆動方法。
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