JP2009056601A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009056601A
JP2009056601A JP2007223226A JP2007223226A JP2009056601A JP 2009056601 A JP2009056601 A JP 2009056601A JP 2007223226 A JP2007223226 A JP 2007223226A JP 2007223226 A JP2007223226 A JP 2007223226A JP 2009056601 A JP2009056601 A JP 2009056601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
groove
recording head
main body
bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007223226A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Honma
裕紀 本間
Kazutoshi Goto
和敏 後藤
Yuichi Watanabe
裕一 渡辺
Isao Yanagisawa
功 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007223226A priority Critical patent/JP2009056601A/ja
Publication of JP2009056601A publication Critical patent/JP2009056601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】固定板とヘッド本体との接着不良を防止して正確に印字することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】固定部材(固定板300)のヘッド本体(記録ヘッド本体)との接着面には、開口部301の周縁に沿って設けられた接着溝310と、接着溝に連続的に繋がってヘッド本体(記録ヘッド本体)との接着領域外まで延設され、接着剤が接着溝310に流れ込んできた際に接着溝310内の空気を逃がすための空気逃げ溝320,321とが形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ノズルプレートに穿設されたノズルから液滴を吐出する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に、ノズルと連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板上に設けられた圧電素子の変位によりノズルからインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
従来から、圧電素子、あるいは発熱素子等の圧力発生手段によって液体に圧力を付与することで、ノズルから液滴を吐出する液体噴射ヘッドが知られており、その代表例としては、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドが挙げられる。このようなインクジェット式記録ヘッド(ユニット)としては、例えば、圧力発生室が形成された流路形成基板に、ノズル開口が穿設されたノズルプレート等が接合されてヘッド本体が構成され、これら複数のヘッド本体が複数形成された開口部からノズルが露出するように固定板(固定部材)にそれぞれ接着固定されると共に、ヘッドケースによって覆われているものがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような固定板を用いることにより、接着剤を介して複数のヘッド本体を共通の固定板に位置決め固定することができるので、複数のノズル列の相対的な位置決めを容易に且つ高精度に行うことができるという効果が得られる。
特開2005−096419号公報
しかしながら、上述したようなインクジェット式記録ヘッドでは、固定板とヘッド本体とを接合させた後、開口部の周囲に形成される固定板とヘッド本体との接着面に接着剤を流し込んでいるので、その接着面の全面に亘って接着剤が回り込んでいかずに接着不良が生じてしまうことがあった。その結果、固定板とヘッド本体との相対位置にズレなどが生じてしまい、そのような状態で構成されたインクジェット式記録ヘッドでは印字不良が発生してしまうという問題があった。
この問題を回避するために、ギャップ剤を混練した仮止め用の接着剤を用いて固定板とヘッド本体との間に所定の間隔を空け、そこに接着剤を流し込む方法が考えられるが、固定板とヘッド本体との位置決めが困難になってしまうという問題がある。
また、スキージを用いて接着剤を固定板のヘッド本体との接着面に転写する方法も考えられるが、固定板の縁部を接着面方向に屈曲させていた場合には、その部分が転写をする際の障害となってしまい、この方法を用いることができないという問題がある。
さらに、ディスペンサを用いて固定板のヘッド本体との接着面に接着剤を塗布する方法も考えられるが、この方法ではノズルプレート表面に接着剤が流出してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、固定板とヘッド本体との接着不良を防止して正確に印字することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、複数のノズルが穿設されたノズルプレートと、前記ノズルに連通すると共に圧力発生素子によって液滴を吐出するための圧力が付与される圧力発生室が形成された流路形成基板とを有する複数のヘッド本体と、前記複数のノズルが露出するように複数の開口部が形成されると共に、前記ヘッド本体を接着剤でそれぞれ接着することによって前記ヘッド本体が位置決め固定される固定部材とを具備し、前記固定部材の前記ヘッド本体との接着面には、前記開口部の周縁に沿って設けられた接着溝と、前記接着溝に連続的に繋がって前記ヘッド本体との接着領域外まで延設され、接着剤が前記接着溝に流れ込んできた際に前記接着溝内の空気を逃がすための空気逃げ溝とが形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、接着剤が接着溝内に流れ込んできた際に、空気逃げ溝のヘッド本体と固定部材との接着領域外に露出している部分から接着溝内の空気を外部に逃がすことによって接着溝内に空気溜まりが発生するのを確実に防止して、接着剤を接着溝に沿って容易に伝わらせることができると共に、接着溝に沿って接着剤を伝わらせることによって、ヘッド本体と固定部材との接着領域の全周に亘って接着剤を確実に塗布することができる。その結果、ヘッド本体と固定部材との接着不良を防止して正確に印字することができる液体噴射ヘッドを提供することができる。
ここで、前記空気逃げ溝は、隣接する開口部の周縁に設けられた接着溝と連続的に繋がるように設けられていることが好ましい。これによれば、空気逃げ溝を容易に形成することができると共に、1つの空気逃げ溝で隣接する2つの接着溝の中の空気を外部に逃がすことができるので、固定部材上に形成される空気逃げ溝の面積を小さくすることができ、結果として固定部材上にヘッド本体を高密度で接着させることができる。
また、前記固定部材の前記ヘッド本体との接着面には、前記接着溝と連続的に繋がり、一部が前記接着領域外に露出してその部分から注入された前記接着剤を前記接着溝に導くための接着剤導入溝がさらに設けられていることが好ましい。これによれば、接着剤導入溝を介して接着剤導入溝に連続的に繋がった接着溝に接着剤を容易に流し込むことができる。
また、前記接着剤導入溝は、隣接する開口部の周縁に設けられた接着溝と連続的に繋がるように設けられていることが好ましい。これによれば、接着剤導入溝を容易に形成することができると共に、1つの接着剤導入溝で隣接する2つの接着溝に接着剤を導入することができるので、固定部材上に形成される接着剤導入溝の面積を小さくすることができ、結果として固定部材上にヘッド本体を高密度で接着させることができる。
また、前記接着剤導入溝は、互いに隣接する接着溝の開口部の長手方向側両端部同士をそれぞれ連続的に繋ぐように設けられ、前記空気逃げ溝は、互いに隣接する接着溝の開口部の長手方向側中央部同士をそれぞれ連続的に繋ぐように設けられていることが好ましい。これによれば、接着剤導入溝を介して、接着溝の開口部の長手方向側両端部から接着剤を流し込むことができると共に、その接着剤により押し出される空気を接着溝の開口部の長手方向側中央部から、空気逃げ溝を介して外部に逃がすことができるので、空気溜まりが発生するのをより確実に防止してヘッド本体と固定部材との接着領域の全周に亘って接着剤をより確実かつより容易に塗布することができる。
本発明の他の態様は、第1〜5の何れかの態様の1つに記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。これによれば、固定板とヘッド本体との接着不良を防止して正確に印字することができ、かつ信頼性の高い液体噴射装置を提供することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの組立斜視図であり、図3は、その要部断面図である。
図示のインクジェット式記録ヘッド1(以下、記録ヘッドという)は、接合部材としてのカートリッジケース100と、インクジェット式記録ヘッド本体200(以下、記録ヘッド本体という)と、ノズルプレート208に接着されて複数の記録ヘッド本体200が位置決め固定される固定部材としての固定板300と、カバーヘッド400とで構成されている。カートリッジケース100は、インク供給手段(液体供給手段)であるインクカートリッジ(図示なし)がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部101を有する。また、カートリッジケース100の底面側には、一端が各カートリッジ装着部101に開口し、他端が記録ヘッド本体200側に開口する複数のインク連通路102が設けられている。さらに、カートリッジ装着部101のインク連通路102の開口部分には、インクカートリッジに挿入されるインク供給針103が固定されている。
カートリッジケース100の底面には、所定間隔で位置決めされた複数(図示例では4個)の記録ヘッド本体200が固定されて記録ヘッド1が形成されている。記録ヘッド1の各記録ヘッド本体200は各色のインクに対応してそれぞれ設けられている。また、詳細は後述するが、各記録ヘッド本体200は固定板300に接着固定されることにより互いに位置決めされている。このように位置決めされた状態で各記録ヘッド本体200はカートリッジケース100の底面に固定されている。
ここで、記録ヘッド本体200の構成について説明する。図4は、記録ヘッド本体の分解斜視図であり、図5は、記録ヘッド本体の断面図であり、図6は、記録ヘッド本体の要部断面図である。図4〜図6に示すように、記録ヘッド本体200を構成する流路形成基板201の一方面側には、図示しない弾性膜が形成されている。また、流路形成基板201には複数の圧力発生室203が、流路形成基板201をその他方面側から異方性エッチングすることにより形成されている。例えば、本実施形態に係る流路形成基板201には、圧力発生室203が幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室203の長手方向外側には連通部205が形成され、連通部205は後述する保護基板に設けられるリザーバ部215と連通し、各圧力発生室203の共通のインク室となるリザーバ204を構成している。また、連通部205は、インク供給路206を介して各圧力発生室203の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。
流路形成基板201の開口面側にはノズル207が穿設されたノズルプレート208が接着剤や熱溶着フィルム等によって固着されている。
一方、流路形成基板201の表面に形成された弾性膜上には、金属材料からなる下電極膜209と、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層210と、例えば、金属材料からなる上電極膜211とからなる圧電素子212が形成されている。
このような圧電素子212が形成された流路形成基板201上には、圧電素子212に対向する領域に圧電素子212を保護するための圧電素子保持部213を有する保護基板214が接合されている。また、この保護基板214には、上述したように流路形成基板201の連通部205と連通されて各圧力発生室203の共通のインク室となるリザーバ204を構成するリザーバ部215が形成されている。
保護基板214上には、各圧電素子212を駆動するための駆動IC216が実装されている。この駆動IC216の各端子は、図示しないが、ボンディングワイヤ等を介して各圧電素子212の個別電極から引き出されたリード電極と接続されている。そして、駆動IC216の各端子には、図1に示すような、フレキシブルプリントケーブル(FPC)等の外部配線217が接続され、この外部配線217を介して印刷信号等の各種信号が供給されるようになっている。
保護基板214上のリザーバ204に対応する領域には、コンプライアンス基板218が接合されている。このコンプライアンス基板218には、リザーバ204に対応する領域に、他の領域よりも厚さが薄い可撓部219が設けられており、リザーバ204内の圧力変化が、この可撓部219が変形することで吸収されるようになっている。また、コンプライアンス基板218には、リザーバ204に連通するインク導入口220が形成されている。
コンプライアンス基板218上には、このインク導入口220に連通すると共にカートリッジケース100のインク連通路102に連通するインク供給連通路221が設けられたヘッドケース222が接合されている。そして、これらインク連通路102、インク供給連通路221及びインク導入口220を介してインクがリザーバ204内に供給されるようになっている。またこのヘッドケース222には、駆動IC216に対向する領域に、厚さ方向に貫通する駆動IC保持部223が設けられており、図示しないが、この駆動IC保持部223内には各駆動IC216を覆うようにポッティング剤が充填される。
記録ヘッド本体200は、リザーバ204からノズル207に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC216からの記録信号に従い、圧力発生室203に対応するそれぞれの圧電素子212に電圧を印加し、弾性膜及び圧電素子212をたわみ変形させて各圧力発生室203内のインクに圧力を付与することにより、ノズル207からインク滴を吐出させる。
そして、このような記録ヘッド本体200が、複数個、本実施形態では4個、所定間隔で互いに位置決めされた状態で固定部材である固定板300に接着固定されている(図6参照)。この固定板300にはノズル207を露出する開口部301が、例えば、各記録ヘッド本体200が配置される位置に対応して設けられている。すなわち、固定板300の各記録ヘッド本体200の間に対応する領域には、梁部302が設けられて開口部301が各記録ヘッド本体200に対応して形成されている。このような梁部302を有する固定板300に、各記録ヘッド本体200のノズルプレート208側の周縁部が接着剤350によって接合されている。なお、固定板300の梁部302は、記録ヘッド本体200間にインク吐出方向からインクが侵入するのを防止するための役割を果たすと共に、記録ヘッド本体200のノズルプレート208側の周縁部の全周に亘って接着剤350を塗布して固定板300に接着する際の接着領域を確保する機能を有する。
ここで、固定板300について詳細に説明する。図7に示すように、固定板300には、ノズル207を露出する開口部301が各記録ヘッド本体200に対応して複数設けられている。そして、固定板300のノズルプレート208側の各開口部301の周縁部には、開口部301の長手方向下端部の周縁部315を除いて接着溝310が形成されており、各記録ヘッド本体200が固定板300に載置された状態で記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域に接着剤350を流し込むことができるようになっている。すなわち、固定板300のノズルプレート208側の開口部301の周縁部に形成された接着溝310に沿って接着剤350を伝わらせることによって、記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域に接着剤350を流し込むことができるようになっている。なお、固定板300の各開口部301の長手方向下端部の周縁部315には接着溝310が形成されていないが、この接着溝310に接着剤350を流し込むと、この周縁部315にも接着剤350が流れ込むことになる。すなわち、固定板300に形成された接着溝310に接着剤350を流し込むと、接着溝310に沿って接着剤が流れ込み、最終的には各開口部301の周縁部の全周に亘って接着剤350を塗布することができる。
また、固定板300の各梁部302の長手方向両端部には、互いに隣接する接着溝310の開口部301の長手方向側両端部にそれぞれ連続的に繋がる接着剤導入溝311がそれぞれ形成されている。すなわち、固定板300には、各接着溝310の開口部301の長手方向側両端部同士をそれぞれ連続的に繋げる接着剤導入溝311がそれぞれ形成されている。ここで、上述したように、記録ヘッド本体200は所定間隔で互いに位置決めされた状態で固定板300に接着固定されることになるので、この接着剤導入溝311の中央部は記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域外に露出していることになる。したがって、この接着剤導入溝311の中央部から接着剤を流し込むことができるようになっている。そして、接着剤導入溝311の中央部から接着剤を流し込むと、接着剤導入溝311に沿って接着剤導入溝311の両端部に連続的に繋がる接着溝310にそれぞれ流れこむことになる。
さらに、固定板300の各梁部302の長手方向中央部には、互いに隣接する接着溝310の開口部301の長手方向側中央部に連続的に繋がる2つの空気逃げ溝320がそれぞれ形成されている。すなわち、固定板300には、各接着溝310の開口部301の長手方向側中央部同士を連続的に繋げる2つの空気逃げ溝320がそれぞれ形成されている。ここで、接着剤導入溝311と同様に、記録ヘッド本体200は所定間隔で互いに位置決めされた状態で固定板300に接着固定されることになるので、この空気逃げ溝320の中央部は記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域外に露出していることになる。したがって、各接着溝310内に接着剤が流れ込んできた際に、空気逃げ溝320の中央部から各接着溝310内の空気を外部に逃がすことができるので、接着溝310内に空気溜まりが発生するのを防止して、接着剤を接着溝310に沿って容易に伝わらせることができるようになっている。なお、開口部301の並び方向の両端に位置する開口部301の周縁部に形成された接着溝310の長手方向側中央部にも固定板300の長手方向両端部に向かって延びる2つの空気逃げ溝321が連続的に繋がっている。そして、これらの空気逃げ溝321の固定板300の長手方向側端部は、記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域外に露出しており、上述した空気逃げ溝320と同様の効果を奏するようになっている。
このような固定板300を用いることにより、各接着剤導入溝311の中央部から接着剤を流し込むことによって接着剤を接着溝310に容易に流し込むことができ、かつ、接着剤が接着溝310内に流れ込んできた際に、空気逃げ溝321の記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域外に露出している部分から接着溝310内の空気を外部に逃がすことによって接着溝310内に空気溜まりが発生するのを防止して、接着剤を接着溝310に沿って容易に伝わらせることができると共に、接着溝310に沿って接着剤を伝わらせることによって、記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域の全周に亘って接着剤350を確実に塗布することができる。その結果、記録ヘッド本体200と固定板300との接着不良を防止することができる。
なお、固定板300の梁部302は、記録ヘッド本体200間にインク吐出方向からインクが侵入するのを防止するための役割を果たすと共に、記録ヘッド本体200を固定板300に接着する際の接着領域を確保する機能を有する。
また、固定板300の周縁部には、記録ヘッド本体200側に折り曲げられた折り曲げ部303が設けられている。すなわち、本実施形態に係る固定板300は、一方面側が開口する略箱形に形成されており、折り曲げ部303を側壁とする凹部304を有し(図1参照)、各記録ヘッド本体200のノズルプレート208は、この凹部304の底面に接着固定されている。
このような固定板300に所定間隔で接着された各記録ヘッド本体200の隙間には、異なる接着剤で構成された2つの層からなる補強部230が設けられている(図6参照)。また、本実施形態では、補強部230が固定板300の周縁部にも連続的に設けられている。具体的には、補強部230が、固定板300の折り曲げ部303と各記録ヘッド本体200との隙間にも連続的に設けられている。すなわち、各記録ヘッド本体200を固定板300に位置決めして接着した後、固定板300の凹部304内に接着剤を充填し、硬化させて第1層231を形成した後、その接着剤よりも硬化状態での硬度が高い接着剤を充填し、硬化させて第2層232を形成することよって、第1層231と第2層232との2つの層からなる補強部230が形成されている。したがって、補強部230を構成する各層が、記録ヘッド1のノズル面側に近い程、硬化状態での硬度が高い接着剤によって形成されている。例えば、本実施形態では、第1層231をエポキシ系の接着剤で形成し、第2の層232をシリコーン系の接着剤を用いている。
また、このように固定板300に固定された複数の記録ヘッド本体200の周囲には、図1及び図2に示すように、これら複数の記録ヘッド本体200をインク等から保護するためのカバーヘッド400が設けられている。このカバーヘッド400は、本実施形態では、各記録ヘッド本体200をそれぞれ露出させる複数の露出開口部401を有しているが、勿論、複数の記録ヘッド本体200を露出させる1つの露出開口部を有するようにしてもよい。
このカバーヘッド400は、本実施形態では、記録ヘッド本体200が固定されたカートリッジケース100に固定されている。詳しくは、図2及び図3に示すように、カバーヘッド400は、記録ヘッド本体200側の端部にフランジ部403を有し、このフランジ部403には、当該フランジ部403を貫通する固定孔404が設けられている。一方、カートリッジケース100の記録ヘッド本体200側の面には、カバーヘッド400の固定孔404に対応する位置に突起部104が設けられている。そして、このカートリッジケース100の突起部104をカバーヘッド400の固定孔404に挿入し、この突起部104の先端を加熱してかしめることによって、カバーヘッド400をカートリッジケース100に固定している。
そして、このような構成の記録ヘッド1は、インクジェット式記録装置に搭載される。図8は、インクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。同図に示すように、記録ヘッド本体を有する記録ヘッド1A,1Bには、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられてキャリッジ3に搭載される。記録ヘッド1A,1Bが搭載されたキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッド1が搭載されたキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上を搬送されるようになっている。
(実施形態2)
図9は、実施形態2の固定板を示す概略図である。実施形態1の固定板300では、各開口部301の長手方向下端部の周縁部315には接着溝310が形成されていなかったが、本実施形態の固定板300Aでは、同図に示すように、各開口部301の周縁部の全周に亘って接着溝310Aが形成されている。すなわち、各開口部301の長手方向下端部の周縁部にも各開口部301の長手方向上端部の周縁部と同様に接着溝310Aが形成されており、接着溝310は上下左右に対称となっている。なお、その他の構成については、実施形態1と同様であるので、同符号を付して説明を省略する。
このような構成の固定板300を用いることにより、接着剤350を開口部301の周縁部の全周に亘って確実に伝わらせることができるので、記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域の周縁部の全周に亘って接着剤をより確実に塗布することができる。その結果、記録ヘッド本体200と固定板300との接着不良をより確実に防止することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は上述したものに限定されるものではない。たとえば、上述した実施形態では、接着剤導入溝311は、隣接する開口部301の周縁部に形成された2つの接着溝310に連続的に繋がるように形成されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、接着剤導入溝311は、その一部が記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域外に露出していればよい。具体的には、接着剤導入溝311の一端が接着溝310に連続的に繋がると共に他端がその接着領域外に露出するように(接着溝310の他端が隣接する開口部301の周縁に形成された接着溝310に繋がっていない)形成してもよい。接着剤導入溝311の一部がその接着領域外に露出していれば、その部分から接着剤を流し込むことによってその接着剤導入溝311に接続する接着溝310に接着剤を容易に流し込むことができる。
また、上述した実施形態では、空気逃げ溝320は、隣接する開口部301の周縁部に形成された2つの接着溝310に連続的に繋がるように形成されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、空気逃げ溝320は1つであってもよく、その一部が記録ヘッド本体200と固定板300との接着領域外に露出していればよい。具体的には、接着剤導入溝311と同様に、空気逃げ溝320の一端が接着溝310に連続的に繋がると共に他端がその接着領域外に露出するように形成してもよい。空気逃げ溝320の一部がその接着領域外に露出していれば、その部分から空気を外部に逃がすことができるので、接着溝310内に空気溜まりが発生するのを防止して、接着剤を接着溝310に沿って容易に伝わらせることができる。
さらに、上述した実施形態1では、開口部301の長手方向下端部の周縁部315を除いて接着溝310が形成されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、接着溝310は、開口部301の周縁部の何れか一部(開口部301の長手方向下端部の周縁部でなくてもよい)を除いて形成されていてもよい。開口部301の周縁部の何れか一部に接着溝310が形成されていなくても、それ以外の開口部301の周縁部に形成された接着溝310を伝って接着溝310が形成されていない部分にまで接着剤が流れ込み、最終的には各開口部301の周縁部の全周に亘って接着剤が塗布されることになる。
また、上述した実施形態1では、固定板300の開口部301の周縁部と接着固定されるのは記録ヘッド本体200のノズルプレート208であったが、これに限定されるものではない。例えば、記録ヘッド本体200のノズルプレート208が、固定板300の開口部301に臨むように突出するようにしてもよい。具体的には、図10に示すように、流路形成基板201とノズルプレート208との間にノズル開口207と圧力発生室203とを連通させるノズル連通孔251を有する連通板250を設け、この連通板250に固定板300を接着固定する。またノズルプレート208を固定板200の開口部301及び流路形成基板201や連通板250よりも小さな外形として連通板250に接合し、固定板300の開口部301内に臨むように突出させる。勿論、このような構成とした倍でも本願の目的は達成できる。このようにノズルプレート208を記録ヘッド本体200から固定板300の開口部301に臨むように突出して形成することで、ノズルプレート208と被記録媒体との距離を近づけることができるのでインク滴の着弾精度が向上すると共に、固定板300に形成された接着溝310と空気逃げ溝320によって記録ヘッド本体200と固定板300とを良好に接着することができる。
さらに、上述した実施形態では、記録ヘッド本体200の周囲には、複数の記録ヘッド本体200をインク等から保護するためのカバーヘッド400が設けられていたが、このようなカバーヘッド400が設けられていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、圧力発生室内の液体に圧力を付与する圧力発生素子として、撓み振動型の圧電素子を例示したが、圧力発生素子は、特に限定されず、例えば、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電素子であってもよいし、発熱素子等であってもよい。
なお、上述の実施形態では、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドを例示して本発明を説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの組立斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの要部断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッド本体の分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッド本体の断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの要部断面図である。 実施形態1に係る固定板の概略図である。 実施形態1に係る記録装置の概略斜視図である。 実施形態2に係る固定板の概略図である。 他の実施形態に係る記録ヘッドの要部断面図である。
符号の説明
1 記録ヘッド、 100 カートリッジケース、 200 記録ヘッド本体、 230 補強部、 250 連通板、 251 ノズル連通孔、 300 固定板、 301 開口部、 303 折り曲げ部、 310,310A 接着溝、 311 接着剤導入溝、 320,321 空気逃げ溝、 400 カバーヘッド

Claims (6)

  1. 複数のノズルが穿設されたノズルプレートと、前記ノズルに連通すると共に圧力発生素子によって液滴を吐出するための圧力が付与される圧力発生室が形成された流路形成基板とを有する複数のヘッド本体と、前記複数のノズルが露出するように複数の開口部が形成されると共に、前記ヘッド本体を接着剤でそれぞれ接着することによって前記ヘッド本体が位置決め固定される固定部材とを具備し、前記固定部材の前記ヘッド本体との接着面には、前記開口部の周縁に沿って設けられた接着溝と、前記接着溝に連続的に繋がって前記ヘッド本体との接着領域外まで延設され、接着剤が前記接着溝に流れ込んできた際に前記接着溝内の空気を逃がすための空気逃げ溝とが形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記空気逃げ溝は、隣接する開口部の周縁に設けられた接着溝と連続的に繋がるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記固定部材の前記ヘッド本体との接着面には、前記接着溝と連続的に繋がり、一部が前記接着領域外に露出してその部分から注入された前記接着剤を前記接着溝に導くための接着剤導入溝がさらに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記接着剤導入溝は、隣接する開口部の周縁に設けられた接着溝と連続的に繋がるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記接着剤導入溝は、互いに隣接する接着溝の開口部の長手方向側両端部同士をそれぞれ連続的に繋ぐように設けられ、
    前記空気逃げ溝は、互いに隣接する接着溝の開口部の長手方向側中央部同士をそれぞれ連続的に繋ぐように設けられていることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
JP2007223226A 2007-08-29 2007-08-29 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Pending JP2009056601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007223226A JP2009056601A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007223226A JP2009056601A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009056601A true JP2009056601A (ja) 2009-03-19

Family

ID=40552807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007223226A Pending JP2009056601A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009056601A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102211456A (zh) * 2010-03-25 2011-10-12 精工爱普生株式会社 液体喷射头及液体喷射装置
JP2014117915A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014148176A (ja) * 2014-04-16 2014-08-21 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法
JP2014188887A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP2015134507A (ja) * 2015-05-08 2015-07-27 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
EP3300895A1 (en) * 2016-09-29 2018-04-04 SII Printek Inc Liquid jet head and liquid jet recording device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002096478A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Brother Ind Ltd 薄板状部品の積層接着構造
JP2004160874A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Brother Ind Ltd 薄板状部品の積層接着構造
JP2005096419A (ja) * 2003-08-27 2005-04-14 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2006312239A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Canon Inc 液体吐出ヘッド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002096478A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Brother Ind Ltd 薄板状部品の積層接着構造
JP2004160874A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Brother Ind Ltd 薄板状部品の積層接着構造
JP2005096419A (ja) * 2003-08-27 2005-04-14 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2006312239A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Canon Inc 液体吐出ヘッド

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102211456A (zh) * 2010-03-25 2011-10-12 精工爱普生株式会社 液体喷射头及液体喷射装置
JP2011201170A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014117915A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2014188887A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP2014148176A (ja) * 2014-04-16 2014-08-21 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法
JP2015134507A (ja) * 2015-05-08 2015-07-27 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
EP3300895A1 (en) * 2016-09-29 2018-04-04 SII Printek Inc Liquid jet head and liquid jet recording device
JP2018051937A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置
CN107878023A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 精工电子打印科技有限公司 液体喷射头以及液体喷射记录装置
US10059104B2 (en) 2016-09-29 2018-08-28 Sii Printek Inc. Liquid jet head and liquid jet recording device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4438822B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5050521B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5136752B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4573022B2 (ja) 液体噴射ヘッドユニット
JP2011025493A (ja) 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP4730531B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2009190278A (ja) 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2009056601A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4438821B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2006231678A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP6024492B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置および液体噴射ヘッドの製造方法
JP2009196354A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射装置
JP4419476B2 (ja) 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP5375138B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP2008023799A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2007050551A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2007152698A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2008221825A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4605356B2 (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2007050674A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2006218776A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5741146B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2010125640A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2009034862A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP4375018B2 (ja) 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20100716

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20100716

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100723

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120228

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120501

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02