JP2009055305A - 画像に情報を付加する画像処理 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像ファイルを用いて画像の特徴を容易に把握することを可能とする。
【解決手段】画像処理装置は、対象画像を解析して対象画像の特徴を表す特徴情報を生成する特徴情報生成部と、対象画像を表すデータを含む画像ファイルに特徴情報を付加する特徴情報付加部と、を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、画像に所定の情報を付加する画像処理技術に関する。
デジタルスチルカメラ(以下「DSC」とも呼ぶ)により生成される画像ファイルのフォーマットとして、画像そのものを表すデータの他に種々の付加情報を含むフォーマットが知られている(例えば特許文献1)。このようなフォーマットの一例としては、Exif(Exchangeable Image File Format)が挙げられる。このようなフォーマットに従った画像ファイルには、付加情報として、例えば、撮像時の絞り・シャッタースピード・焦点距離を表す情報や撮影シーン(例えばポートレートや夜景)の情報、撮影シーンに応じた画像自動補正量の情報等が含まれる。
特開2002−344881
上記従来の画像ファイルに含まれる付加情報は画像そのものの特徴を表すものではない。例えば撮影シーンの情報は、画像生成時にユーザにより任意に設定された撮影シーンを表す情報であり、撮影結果としての画像の特徴を表すものではない。そのため、例えば画像ファイルに撮影シーンが「ポートレート」であることを示す付加情報が含まれている場合でも、当該画像ファイル内の画像が人物の顔の画像を含む画像であるとは限らない。
このように、従来の画像ファイルでは、付加情報に基づいて画像の特徴を把握することが困難であった。なお、このような問題はDSCにより生成された画像ファイルに限らず、画像ファイル一般に共通の問題であった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、画像ファイルを用いて画像の特徴を容易に把握することを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、
対象画像を解析して、前記対象画像の特徴を表す特徴情報を生成する特徴情報生成部と、
前記対象画像を表すデータを含む画像ファイルに、前記特徴情報を付加する特徴情報付加部と、を備える、画像処理装置。
この画像処理装置では、対象画像が解析されて対象画像の特徴を表す特徴情報が生成され、対象画像を表すデータを含む画像ファイルに特徴情報が付加されるため、画像ファイルを用いて画像の特徴を容易に把握することができる。
[適用例2]適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記特徴情報は、前記対象画像のみに依存する情報である、画像処理装置。
この画像処理装置では、対象画像のみに依存する情報としての特徴情報を含む画像ファイルを生成することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の画像処理装置であって、
前記特徴情報は、前記対象画像に含まれる特定種類の被写体の位置を表す情報と、前記対象画像の少なくとも一部の領域における画素値の分布に関する指標値と、の少なくとも一方を含む、画像処理装置。
この画像処理装置では、画像ファイルを用いて、対象画像に含まれる特定種類の被写体の位置と、対象画像の少なくとも一部の領域における画素値の分布と、の少なくとも一方を把握することができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記特徴情報を用いて、前記対象画像に対する所定の画像処理を実行する画像処理部を備え、
前記画像処理部は、前記対象画像を含む画像ファイルに前記特徴情報が付加されている場合には、付加された前記特徴情報を用いて前記所定の画像処理を実行する、画像処理装置。
この画像処理装置では、対象画像を含む画像ファイルに特徴情報が付加されている場合には、特徴情報の生成を省略することができ、画像処理の高速化を図ることができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記特徴情報を用いて、前記対象画像の検索を行う画像検索部を備える、画像処理装置。
この画像処理装置では、特徴情報を用いて画像の検索を行うことにより、所定の特徴を有する画像を抽出することができる。
[適用例6]画像処理装置であって、
画像を表すデータと前記画像の特徴を表す特徴情報とを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
前記画像ファイルに含まれる前記特徴情報を用いて、前記画像に対する所定の画像処理を実行する画像処理部と、を備える、画像処理装置。
この画像処理装置では、画像の特徴を把握するための画像分析を行うことなく、画像ファイルに含まれる特徴情報により表される画像の特徴に応じた所定の画像処理を実行することができる。
[適用例7]画像処理装置であって、
画像を表すデータと前記画像の特徴を表す特徴情報とを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
前記画像ファイルに含まれる前記特徴情報を用いて、前記画像の検索を行う画像検索部と、を備える、画像処理装置。
この画像処理装置では、画像の特徴を把握するための画像分析を行うことなく、画像ファイルに含まれる特徴情報により表される画像の特徴を用いて画像の検索を実行することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および装置、画像生成方法および装置、印刷方法および装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A−1.画像処理装置の構成:
A−2.顔形状補正印刷処理:
A−3.変形処理:
B.変形例:
A.実施例:
A−1.画像処理装置の構成:
図1は、本発明の実施例における画像処理装置としてのプリンタ100の構成を概略的に示す説明図である。本実施例のプリンタ100は、メモリカードMC等から取得した画像データに基づき画像を印刷する、いわゆるダイレクトプリントに対応したカラーインクジェットプリンタである。プリンタ100は、プリンタ100の各部を制御するCPU110と、例えばROMやRAMによって構成された内部メモリ120と、ボタンやタッチパネルにより構成された操作部140と、液晶ディスプレイにより構成された表示部150と、プリンタエンジン160と、カードインターフェース(カードI/F)170と、を備えている。プリンタ100は、さらに、他の機器(例えばデジタルスチルカメラやパーソナルコンピュータ)とのデータ通信を行うためのインターフェースを備えているとしてもよい。プリンタ100の各構成要素は、バスを介して互いに接続されている。
プリンタエンジン160は、印刷データに基づき印刷を行う印刷機構である。カードインターフェース170は、カードスロット172に挿入されたメモリカードMCとの間でデータのやり取りを行うためのインターフェースである。なお、本実施例では、メモリカードMCにRGBデータとしての画像データを含む画像ファイルが格納されている。この画像ファイルは、例えばデジタルスチルカメラ等の撮像装置によりExif(Exchangeable Image File Format)規格に則って生成されたファイルであり、撮像により生成された画像データの他に、撮像時の絞り・シャッタースピード・レンズの焦点距離等の付加情報を含んでいる。プリンタ100は、カードインターフェース170を介してメモリカードMCに格納された画像ファイルの取得を行う。
内部メモリ120には、顔形状補正部200と、表示処理部310と、印刷処理部320とが格納されている。顔形状補正部200は、所定のオペレーティングシステムの下で、後述する顔形状補正処理を実行するためのコンピュータプログラムである。表示処理部310は、表示部150を制御して、表示部150上に処理メニューやメッセージ等を表示させるディスプレイドライバである。印刷処理部320は、画像データから印刷データを生成し、プリンタエンジン160を制御して、印刷データに基づく画像の印刷を実行するためのコンピュータプログラムである。CPU110は、内部メモリ120から、これらのプログラムを読み出して実行することにより、これら各部の機能を実現する。
顔形状補正部200は、プログラムモジュールとして、変形態様設定部210と、第1の顔領域設定部220と、第2の顔領域設定部230と、変形領域設定部240と、変形領域分割部250と、分割領域変形部260と、情報付加部270と、判定部280と、を含んでいる。また、第2の顔領域設定部230は、肌色値設定部232と、肌色画素検出部234と、を含んでいる。これらの各部の機能については、後述の顔形状補正印刷処理の説明において詳述する。なお、後述するように、変形領域設定部240と、変形領域分割部250と、分割領域変形部260と、により画像の変形処理が行われる。そのため、変形領域設定部240と変形領域分割部250と分割領域変形部260とは、併せて、画像の変形処理を行う「画像処理部」とも呼ぶことができる。
内部メモリ120には、また、分割点配置パターンテーブル410と分割点移動テーブル420とが格納されている。これらの内容についても、後述の顔形状補正印刷処理の説明において詳述する。
A−2.顔形状補正印刷処理:
カードスロット172にメモリカードMCが挿入されると、表示処理部310により、メモリカードMCに格納された画像の一覧表示を含むユーザインターフェースが表示部150に表示される。図2は、画像の一覧表示を含むユーザインターフェースの一例を示す説明図である。図2に示すユーザインターフェースには、8つのサムネイル画像TN1〜TN8と、5つのボタンBN1〜BN5が表示されている。なお、本実施例では、画像の一覧表示は、メモリカードMCに格納された画像ファイルに含まれるサムネイル画像を用いて実現される。
本実施例のプリンタ100は、図2に示すユーザインターフェースにおいて、ユーザにより、1つ(または複数)の画像が選択されると共に通常印刷ボタンBN3が選択されると、選択画像を通常通り印刷する通常印刷処理を実行する。他方、当該ユーザインターフェースにおいて、ユーザにより、1つ(または複数)の画像が選択されると共に顔形状補正印刷ボタンBN4が選択されると、プリンタ100は、選択画像について、選択画像中の顔の画像の形状を補正して補正後の画像を印刷する顔形状補正印刷処理を実行する。図2の例では、サムネイル画像TN1と顔形状補正印刷ボタンBN4とが選択されているため、プリンタ100は、サムネイル画像TN1に対応する画像について顔形状補正印刷処理を行う。
図3は、本実施例のプリンタ100による顔形状補正印刷処理の流れを示すフローチャートである。ステップS100では、顔形状補正部200(図1)が、顔形状補正処理を実行する。本実施例の顔形状補正処理は、画像中の顔の少なくとも一部の形状(例えば顔の輪郭形状や目の形状)を補正する処理である。なお、目や眉、鼻や口などの顔の一部分は、一般に器官とも呼ばれる。
図4は、本実施例における顔形状補正処理(図3のステップS100)の流れを示すフローチャートである。ステップS110では、顔形状補正部200(図1)が、顔形状補正処理の対象となる対象画像TIを設定する。顔形状補正部200は、図2に示したユーザインターフェースにおいてユーザにより選択されたサムネイル画像TN1に対応する画像を対象画像TIとして設定する。設定された対象画像TIを表す画像データ(以下「対象画像データTID」とも呼ぶ)を含む画像ファイル(以下「対象画像ファイルTIF」とも呼ぶ)は、メモリカードMCからカードインターフェース170を介してプリンタ100に取得され、内部メモリ120の所定領域に格納される。
ステップS120(図4)では、変形態様設定部210(図1)が、顔形状補正のための画像変形の態様(変形のタイプおよび度合い)を設定する。変形態様設定部210は、画像変形のタイプおよび度合いを設定するためのユーザインターフェースを表示部150に表示するように表示処理部310に指示し、当該ユーザインターフェースを通じてユーザにより指定された画像変形のタイプおよび度合いを、処理に使用する画像変形タイプおよび度合いとして設定する。
図5は、画像変形のタイプおよび度合いを設定するためのユーザインターフェースの一例を示す説明図である。図5に示すように、このユーザインターフェースには、画像変形タイプを設定するためのインターフェースが含まれている。本実施例では、例えば、顔の形状をシャープにする変形タイプ「タイプA」や、目の形状を大きくする変形タイプ「タイプB」等が選択肢として予め設定されているものとする。ユーザは、このインターフェースを介して画像変形のタイプを指定する。変形態様設定部210は、ユーザにより指定された画像変形タイプを、実際の処理に使用する画像変形タイプとして設定する。
また、図5に示すユーザインターフェースには、画像変形の度合い(程度)を設定するためのインターフェースが含まれている。図5に示すように、本実施例では、画像変形の度合いとして、強(S)、中(M)、弱(W)の3段階の選択肢が予め設定されているものとする。ユーザは、このインターフェースを介して画像変形の度合いを指定する。変形態様設定部210は、指定された画像変形の度合いを、実際の処理に使用する画像変形の度合いとして設定する。
以降では、画像変形のタイプとして顔の形状をシャープにするための変形タイプ「タイプA」が設定され、画像変形の度合い(変形量)として「中程度(M)」が選択されたものとして説明を行う。
ステップS130(図4)では、第1の顔領域設定部220(図1)が、対象画像TIにおける第1の顔領域FA1の設定を行う。ここで、第1の顔領域FA1は、対象画像TIにおける画像領域であって、少なくとも顔の一部の画像を含む領域である。
図6は、第1の顔領域設定処理(図4のステップS130)の流れを示すフローチャートである。ステップS131では、第1の顔領域設定部220(図1)が、対象画像ファイルTIFが顔領域位置情報PIを有しているかを判定する。顔領域位置情報PIについては後述する。
ステップS131において対象画像ファイルTIFが顔領域位置情報PIを有していないと判定された場合には、第1の顔領域設定部220が、対象画像TIを解析して顔の画像を含むと想定される領域を検出する(図6のステップS132)。第1の顔領域設定部220による顔の画像を含むと想定される領域の検出は、例えばテンプレートを利用したパターンマッチングによる方法(特開2006−279460参照)といった公知の検出方法を用いて実行される。このようなテンプレートを利用したパターンマッチングによる方法は、一般に、顔の器官(目、眉、鼻、口等)の画像の位置に基づいて、対象画像TI中から顔の画像が概ね含まれると考えられる領域を検出するものである。
ステップS133(図6)では、第1の顔領域設定部220が、ステップS132で検出された領域を、第1の顔領域FA1として設定する。図7は、第1の顔領域FA1の設定結果の一例を示す説明図である。図7の例では、対象画像TIに人物P1と人物P2との2人の顔の画像が含まれているため、図7に示すように、人物P1と人物P2とのそれぞれに対応した2つの第1の顔領域FA1が設定される。この第1の顔領域FA1は、両目と鼻と口の画像を含む矩形の領域となっている。なお、対象画像TIにおける第1の顔領域FA1の位置は、例えば第1の顔領域FA1の4つの頂点の座標により特定される。また、第1の顔領域FA1の向きが固定されている場合(例えば第1の顔領域FA1の縦方向および横方向の外周辺は、それぞれ対象画像TIの縦方向および横方向の外周辺と平行であるものと定められている場合)には、第1の顔領域FA1の位置が、第1の顔領域FA1の対角線上の2つの頂点の座標により特定されるとしてもよい。
ステップS134(図6)では、情報付加部270(図1)が、対象画像ファイルTIFに第1の顔領域FA1の位置を特定する顔領域位置情報PIを付加する。図8は、顔領域位置情報PIが付加された対象画像ファイルTIFを概念的に示す説明図である。図8に示すように、対象画像ファイルTIFは、対象画像TIを表す対象画像データTIDの他に、付加情報AI(例えば、撮像時の絞り・シャッタースピード・レンズの焦点距離等)を含んでいる。情報付加部270は、顔領域位置情報PIを、付加情報AIの1つとして対象画像ファイルTIFに付加する。図8に示すように、顔領域位置情報PIは、対象画像TI中の2つの第1の顔領域FA1(FA1(1)およびFA1(2))の位置を、4つの頂点の座標により特定する情報となっている。
なお、顔領域位置情報PIは、対象画像TI中の顔の画像を含むと想定される領域(第1の顔領域FA1)の位置を特定する情報である。すなわち、顔領域位置情報PIは、対象画像TIにおいて、いくつの顔画像がどの位置に存在するかを示す情報であり、対象画像TIの特徴を表す特徴情報であると言える。そのため、第1の顔領域設定部220は、本発明における特徴情報を生成する特徴情報生成部として機能し、情報付加部270は、本発明における特徴情報を付加する特徴情報付加部として機能すると言える。
また、顔領域位置情報PIは、特定の用途(例えば後述の変形処理(図4のステップS160))にのみ使用される情報ではなく、汎用的に使用されうる情報である。すなわち、顔領域位置情報PIは、特定の用途からは独立した情報であって、対象画像TIのみに依存する情報であると言える。
ステップS131(図6)において、対象画像ファイルTIFが顔領域位置情報PIを有していると判定された場合には、第1の顔領域設定部220(図1)が、顔領域位置情報PIにより特定される領域を第1の顔領域FA1として設定する(ステップS135)。例えば対象画像TIを対象とした顔形状補正印刷処理が過去に実行されていた場合には、対象画像ファイルTIFが顔領域位置情報PIを有している。従って、この場合には、あらためて顔検出処理(図6のステップS132)が実行される必要はなく、対象画像ファイルTIFの有する顔領域位置情報PIを用いて第1の顔領域FA1が設定される。
なお、図6のステップS132において、顔の画像を含むと想定される領域が検出されなかった場合には、その旨が表示部150を通じてユーザに通知される。この場合には、顔形状補正を伴わない通常印刷が行われるとしてもよいし、他の検出方法を用いた再度の検出処理が行われるとしてもよい。
ステップS140(図4)では、第2の顔領域設定部230(図1)が、対象画像TIにおける第2の顔領域FA2の設定を行う。第2の顔領域FA2は、第1の顔領域FA1と同様に、対象画像TIにおける画像領域であって、少なくとも顔の一部の画像を含む領域である。第2の顔領域FA2は、図4のステップS130で設定された第1の顔領域FA1毎に設定される。すなわち、本実施例では2つの第1の顔領域FA1が設定されているため(図7参照)、2つの第1の顔領域FA1に対応した2つの第2の顔領域FA2が設定される。
図9は、本実施例における第2の顔領域設定処理(図4のステップS140)の流れを示すフローチャートである。ステップS141では、第2の顔領域設定部230(図1)が、対象画像ファイルTIFが顔領域画素値情報VIを有しているかを判定する。顔領域画素値情報VIについては後述する。
ステップS141において対象画像ファイルTIFが顔領域画素値情報VIを有していないと判定された場合には、第2の顔領域設定部230が、対象画像TIの第1の顔領域FA1内の画素値の分布を分析する(図9のステップS142)。図10は、画素値の分布の分析結果の一例を示す説明図である。第2の顔領域設定部230は、設定された第1の顔領域FA1毎に、第1の顔領域FA1に含まれる画素のR値、G値、B値毎のヒストグラムを作成し、R値、G値、B値毎の平均値(それぞれ「Ra」、「Ga」、「Ba」と表す)や最大値、最小値を求める。
ステップS143(図9)では、情報付加部270(図1)が、対象画像ファイルTIFに第1の顔領域FA1における画素値の分布に関する指標値である顔領域画素値情報VIを付加する。図11は、顔領域画素値情報VIが付加された対象画像ファイルTIFを概念的に示す説明図である。図11に示すように、顔領域画素値情報VIは、顔領域位置情報PIと同様に、対象画像ファイルTIFに付加情報AIの1つとして付加される。図11に示すように、顔領域画素値情報VIは、対象画像TI中の2つの第1の顔領域FA1(FA1(1)およびFA1(2))内の画素について、R値、G値、B値毎に、平均値(Ra、Ga、Ba)、最大値(「Rmax」、「Gmax」、「Bmax」と表す)、最小値(「Rmin」、「Gmin」、「Bmin」と表す)を示す情報となっている。
なお、顔領域画素値情報VIは、対象画像TI中の第1の顔領域FA1内の画素値の分布を表す情報である。すなわち、顔領域画素値情報VIは、対象画像TIにおいて、第1の顔領域FA1の色の傾向を示す情報であり、対象画像TIの特徴を表す特徴情報であると言える。そのため、第2の顔領域設定部230は、本発明における特徴情報を生成する特徴情報生成部として機能し、情報付加部270は、本発明における特徴情報を付加する特徴情報付加部として機能すると言える。
また、顔領域画素値情報VIは、特定の用途(例えば後述の変形処理(図4のステップS160))にのみ使用される情報ではなく、汎用的に使用されうる情報である。すなわち、顔領域画素値情報VIは、特定の用途からは独立した情報であって、対象画像TIのみに依存する情報であると言える。
ステップS141(図9)において、対象画像ファイルTIFが顔領域画素値情報VIを有していると判定された場合には、図9のステップS142および143はスキップされる。例えば対象画像TIを対象とした顔形状補正印刷処理が過去に実行されていた場合には、対象画像ファイルTIFが顔領域画素値情報VIを有している。従って、この場合には、あらためて画素値の分布の分析(図9のステップS142)が実行される必要はない。
ステップS144(図9)では、肌色値設定部232(図1)が、肌色値の範囲を設定する。肌色値の範囲は、対象画像TIにおいて、肌を表すと想定される画素の画素値の範囲である。本実施例では、対象画像データTIDがRGBデータであるため、肌色値の範囲は、R値、G値、B値の組み合わせの範囲として設定される。また、肌色値の範囲の設定は第1の顔領域FA1毎に実行される。
本実施例では、図10に示すように、第1の顔領域FA1に含まれる画素のR値、G値、B値毎のヒストグラムにおいて、平均値(Ra、Ga、Ba)を中心とした所定の範囲(図10のSr、Sg、Sb)を肌色値の範囲として設定する。このようにして、対象画像TIに含まれる人物の画像毎に、肌色値の範囲が設定される。
ステップS145(図9)では、第2の顔領域設定部230(図1)が、探索領域SAを設定する。図12は、探索領域SAの設定結果の一例を示す説明図である。本実施例では、探索領域SAは、第1の顔領域FA1と第1の顔領域FA1の周辺の領域とを含む領域として設定される。具体的には、第1の顔領域FA1を縦方向および横方向にそれぞれ例えば2倍の倍率で拡大した領域が、探索領域SAとして設定される。探索領域SAは、頭部のほぼ全体の画像が含まれる領域として設定されることが好ましく、探索領域SAがそのように設定されるように、上記倍率が予め設定される。
ステップS146(図9)では、肌色画素検出部234(図1)が、探索領域SAから肌色画素を検出する。肌色画素は、ステップS144で設定された肌色値の範囲に含まれる画素値(R値、G値、B値の組み合わせ)を有する画素である。肌色画素検出部234は、探索領域SAに含まれる画素の画素値を順次調べ、画素値が肌色値の範囲に含まれる画素を肌色画素として検出する。
ステップS147(図9)では、第2の顔領域設定部230(図1)が、第2の顔領域FA2を設定する。図13は、第2の顔領域FA2の設定結果の一例を示す説明図である。第2の顔領域設定部230は、ステップS146で検出された肌色画素のすべてを含むような矩形の領域を第2の顔領域FA2として設定する。なお、第2の顔領域FA2は、第1の顔領域FA1と同様に、人物の画像毎に設定される。
以上説明したように第2の顔領域FA2を設定すると、第2の顔領域FA2は、人物の頭部の肌色部分の画像をほぼ包含するような矩形の領域となる。そのため、本実施例では、顔全体の画像を包含する領域として、第1の顔領域FA1より精度の高い第2の顔領域FA2を設定することが可能となる。また、本実施例では、第1の顔領域FA1内の画素の画素値に基づき肌色値の範囲が設定され、当該肌色値の範囲に含まれる画素値を有する画素が肌色画素として検出される。そのため、人物の肌の色の相違に関わらず、精度の高い第2の顔領域FA2を設定することが可能となる。
ここで、図13に示すように、ほぼ正面向きの人物(図13のP1)の顔の画像については、第2の顔領域FA2は、第1の顔領域FA1を上下左右にそれぞれほぼ均等に拡大した領域となる。一方、正面向きからの向きのずれ(以下「振り」とも呼ぶ)がある程度大きい人物(図13のP2)の顔の画像については、第2の顔領域FA2は、第1の顔領域FA1を上下左右にそれぞれほぼ均等に拡大した領域とはならず、第1の顔領域FA1を偏った方向に大きく拡大した領域となる。例えば図13に示す例の場合、人物P2の顔の画像は向かって右方向への振りが大きいため、第2の顔領域FA2は、人物P2の右横顔部分の画像を含むように、第1の顔領域FA1を向かって左方向に大きく拡大した領域となっている。
ステップS150(図4)では、判定部280(図1)が、顔形状補正のための変形処理(図4のステップS160)の実行可否を判定する。図14は、変形処理の実行可否の判定方法を示す説明図である。本実施例の変形処理は、後述するように、ほぼ正面向きの人物の顔の画像を対象とすることを前提としており、振りのある程度大きい人物の顔の画像に適用した場合には、処理後の画像が不自然なものとなるおそれがある。そのため、判定部280は、各人物の顔の画像について振りが大きいか否かを判定し、振りが大きい顔の画像については変形処理の実行は不可であると判定する。
具体的には、判定部280は、第1の顔領域FA1の中心C1と第2の顔領域FA2との中心C2との間の距離Dcが所定の閾値Th以下の場合には振りが小さいと判定し、距離Dcが所定の閾値Thより大きい場合には振りが大きいと判定する。これは、振りが大きい顔の画像については、第2の顔領域FA2が、第1の顔領域FA1を偏った方向に大きく拡大した領域として設定されるからである。図14の例では、人物P1の顔の画像については、振りが小さいため変形処理実行可と判定され、人物P2の顔の画像については、振りが大きいため変形処理実行不可と判定されている。このようにすれば、不自然な結果を招く変形処理の実行が回避される。
ステップS160(図4)では、変形処理が実行される。ステップS160における変形処理は、ステップS150で変形処理実行可と判定された顔の画像のみを対象に実行される。変形処理の具体的方法については、後述の「A−3.変形処理」において詳述する。
顔形状補正処理(図4)が終了すると、図3のフローチャートに戻り、顔形状補正部200(図1)が、顔形状補正後の対象画像TIを表示部150に表示するよう表示処理部310に指示する(ステップS200)。図15は、顔形状補正後の対象画像TIが表示された表示部150の状態の一例を示す説明図である。顔形状補正後の対象画像TIが表示された表示部150により、ユーザは、補正結果を確認することができる。ユーザが補正結果に満足せず「戻る」ボタンを選択すると、例えば表示部150に図5に示した変形タイプおよび変形度合いを選択する画面が表示され、ユーザによる変形タイプ・変形度合いの再度の設定が実行される。
ユーザが補正結果に満足し、「印刷」ボタンを選択すると、印刷処理部320(図1)が、プリンタエンジン160を制御して、顔形状補正処理後の対象画像TIの印刷を行う(図3のステップS300)。印刷処理部320は、顔形状補正処理後の対象画像TIの画像データに、解像度変換やハーフトーン処理などの処理を施して印刷データを生成する。生成された印刷データは、印刷処理部320からプリンタエンジン160に供給され、プリンタエンジン160は対象画像TIの印刷を実行する。これにより、顔形状補正後の対象画像TIの印刷が完了する。
以上説明したように、本実施例のプリンタ100による顔形状補正処理(図4)では、第1の顔領域FA1の設定(図6)において、対象画像ファイルTIFが顔領域位置情報PIを有していない場合には、顔検出処理(図6のステップS132)が行われた後、対象画像ファイルTIFに顔領域位置情報PIが付加される。そのため、同じ対象画像ファイルTIFについて顔形状補正処理が再度実行される場合には、顔領域位置情報PIを利用することによって顔検出処理を省略することができる。同様に、第2の顔領域FA2の設定(図9)において、対象画像ファイルTIFが顔領域画素値情報VIを有していない場合には、画素値分布分析処理(図9のステップS142)が行われた後、対象画像ファイルTIFに顔領域画素値情報VIが付加される。そのため、同じ対象画像ファイルTIFについて顔形状補正処理が再度実行される場合には、顔領域画素値情報VIを利用することによって画素値分布分析処理を省略することができる。従って、本実施例のプリンタ100では、顔形状補正処理の高速化を図ることができる。また、同じ対象画像ファイルTIFについて複数回の顔形状補正処理が行われた場合に、同じ結果を得ることができる。
A−3.変形処理:
図16は、変形処理(図4のステップS160)の流れを示すフローチャートである。ステップS162では、変形領域設定部240が変形領域TAを設定する。変形領域TAは、対象画像TI上の領域であって顔形状補正のための画像変形処理の対象となる領域である。図17は、変形領域TAの設定方法の一例を示す説明図である。図17には、変形処理を実行する対象としての人物P1の顔の画像に対応した第1の顔領域FA1が示されている(図7参照)。図17に示した基準線RLは、第1の顔領域FA1の高さ方向(上下方向)を定義すると共に、第1の顔領域FA1の幅方向(左右方向)の中心を示す線である。すなわち、基準線RLは、矩形の第1の顔領域FA1の重心を通り、第1の顔領域FA1の高さ方向(上下方向)に沿った境界線に平行な直線である。
図17に示すように、本実施例では、変形領域TAは、第1の顔領域FA1を基準線RLと平行な方向(高さ方向)および基準線RLに直行する方向(幅方向)に伸張(または短縮)した領域として設定される。具体的には、第1の顔領域FA1の高さ方向の大きさをHf、幅方向の大きさをWfとすると、第1の顔領域FA1を、上方向にk1・Hf、下方向にk2・Hfだけ伸ばすと共に、左右にそれぞれk3・Wfだけ伸ばした領域が、変形領域TAとして設定される。なお、k1,k2,k3は、所定の係数である。
このように変形領域TAが設定されると、第1の顔領域FA1の高さ方向の輪郭線に平行な直線である基準線RLは、変形領域TAの高さ方向の輪郭線にも平行な直線となる。また、基準線RLは、変形領域TAの幅を半分に分割する直線となる。
図17に示すように、変形領域TAは、高さ方向に関しては、概ね顎から額までの画像を含み、幅方向に関しては、左右の頬の画像を含むような領域として設定される。すなわち、本実施例では、変形領域TAが概ねそのような範囲の画像を含む領域となるように、第1の顔領域FA1の大きさとの関係に基づき、上述の係数k1,k2,k3が予め設定されている。
ステップS164では、変形領域分割部250(図1)が、変形領域TAを複数の小領域に分割する。図18は、変形領域TAの小領域への分割方法の一例を示す説明図である。変形領域分割部250は、変形領域TAに複数の分割点Dを配置し、分割点Dを結ぶ直線を用いて変形領域TAを複数の小領域に分割する。
分割点Dの配置の態様(分割点Dの個数および位置)は、分割点配置パターンテーブル410(図1)により、図4のステップS120において設定される変形タイプと対応付けて定義されている。変形領域分割部250は、分割点配置パターンテーブル410を参照し、ステップS120において設定された変形タイプと対応付けられた態様で分割点Dを配置する。本実施例では、上述したように、変形タイプとして顔をシャープにするための変形「タイプA」(図5参照)が設定されているため、この変形タイプに対応付けられた態様で分割点Dが配置される。
図18に示すように、分割点Dは、水平分割線Lhと垂直分割線Lvとの交点と、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvと変形領域TAの外枠との交点とに配置される。ここで、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvは、変形領域TA内に分割点Dを配置するための基準となる線である。図18に示すように、顔をシャープにするための変形タイプに対応付けられた分割点Dの配置では、基準線RLと直行する2本の水平分割線Lhと、基準線RLに平行な4本の垂直分割線Lvとが設定される。2本の水平分割線Lhを、変形領域TAの下方から順に、Lh1,Lh2と呼ぶ。また、4本の垂直分割線Lvを、変形領域TAの左から順に、Lv1,Lv2,Lv3,Lv4と呼ぶ。
水平分割線Lh1は、変形領域TAにおいて、顎の画像より下方に配置され、水平分割線Lh2は、目の画像のすぐ下付近に配置される。また、垂直分割線Lv1およびLv4は、頬のラインの画像の外側に配置され、垂直分割線Lv2およびLv3は、目尻の画像の外側に配置される。なお、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvの配置は、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvと画像との位置関係が結果的に上述の位置関係となるように予め設定された変形領域TAの大きさとの対応関係に従い実行される。
上述した水平分割線Lhと垂直分割線Lvとの配置に従い、水平分割線Lhと垂直分割線Lvとの交点と、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvと変形領域TAの外枠との交点とに、分割点Dが配置される。図18に示すように、水平分割線Lhi(i=1または2)上に位置する分割点Dを、左から順に、D0i,D1i,D2i,D3i,D4i,D5iと呼ぶものとする。例えば、水平分割線Lh1上に位置する分割点Dは、D01,D11,D21,D31,D41,D51と呼ばれる。同様に、垂直分割線Lvj(j=1,2,3,4のいずれか)上に位置する分割点Dを、下から順に、Dj0,Dj1,Dj2,Dj3と呼ぶものとする。例えば、垂直分割線Lv1上に位置する分割点Dは、D10,D11,D12,D13と呼ばれる。
なお、図18に示すように、本実施例における分割点Dの配置は、基準線RLに対して対称の配置となっている。
変形領域分割部250は、配置された分割点Dを結ぶ直線(すなわち水平分割線Lhおよび垂直分割線Lv)により、変形領域TAを複数の小領域に分割する。本実施例では、図18に示すように、変形領域TAが15個の矩形の小領域に分割される。
なお本実施例では、分割点Dの配置は、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvの本数および位置により定まるため、分割点配置パターンテーブル410は水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvの本数および位置を定義していると言い換えることも可能である。
ステップS166(図16)では、分割領域変形部260(図1)が、対象画像TIの変形領域TAを対象とした画像の変形処理を行う。分割領域変形部260による変形処理は、ステップS164で変形領域TA内に配置された分割点Dの位置を移動して、小領域を変形することにより行われる。
変形処理のための各分割点Dの位置の移動態様(移動方向および移動距離)は、分割点移動テーブル420(図1)により、図4のステップS120において設定される変形タイプと変形の度合いとの組み合わせに対応付けて、予め定められている。分割領域変形部260は、分割点移動テーブル420を参照し、ステップS120において設定された変形タイプと変形の度合いとの組み合わせに対応付けられた移動方向および移動距離で、分割点Dの位置を移動する。
本実施例では、上述したように、変形タイプとして顔をシャープにするための変形「タイプA」(図5参照)が設定され、変形度合いとして程度「中」の度合いが設定されているため、これらの変形タイプおよび変形度合いの組み合わせに対応付けられた移動方向および移動距離で、分割点Dの位置が移動されることとなる。
図19は、分割点移動テーブル420の内容の一例を示す説明図である。また図20は、分割点移動テーブル420に従った分割点Dの位置の移動の一例を示す説明図である。図19には、分割点移動テーブル420により定義された分割点Dの位置の移動態様の内、顔をシャープにするための変形タイプと程度「中」の変形度合いとの組み合わせに対応付けられた移動態様を示している。図19に示すように、分割点移動テーブル420には、各分割点Dについて、基準線RLと直行する方向(H方向)および基準線RLと平行な方向(V方向)に沿った移動量が示されている。なお、本実施例では、分割点移動テーブル420に示された移動量の単位は、対象画像TIの画素ピッチPPである。また、H方向については、向かって右側への移動量が正の値として表され、向かって左側への移動量が負の値として表され、V方向については、上方への移動量が正の値として表され、下方への移動量が負の値として表される。例えば、分割点D11は、H方向に沿って右側に画素ピッチPPの7倍の距離だけ移動され、V方向に沿って上方に画素ピッチPPの14倍の距離だけ移動される。また、例えば分割点D22は、H方向およびV方向共に移動量がゼロであるため、移動されない。
なお、本実施例では、変形領域TAの内外の画像間の境界が不自然とならないように、変形領域TAの外枠上に位置する分割点D(例えば図18に示す分割点D10等)の位置は移動されないものとしている。従って、図19に示した分割点移動テーブル420には、変形領域TAの外枠上に位置する分割点Dについての移動態様は定義されていない。
図20では、移動前の分割点Dは白抜きの丸で、移動後の分割点Dや位置の移動の無い分割点Dは黒丸で示されている。また、移動後の分割点Dは分割点D’と呼ばれるものとする。例えば分割点D11の位置は、図20において右上方向に移動され、分割点D’11となる。
なお、本実施例では、基準線RLに対して対称な位置関係にある2つの分割点Dの組み合わせ(例えば分割点D11とD41との組み合わせ)のすべてが、分割点Dの移動後も、基準線RLに対して対称な位置関係を維持するように、移動態様が定められている。
分割領域変形部260は、変形領域TAを構成する各小領域について、分割点Dの位置移動前の状態における小領域の画像が、分割点Dの位置移動により新たに定義された小領域の画像となるように、画像の変形処理を行う。例えば、図20において、分割点D11,D21,D22,D12を頂点とする小領域(ハッチングを付して示す小領域)の画像は、分割点D’11,D’21,D22,D’12を頂点とする小領域の画像に変形される。
図21は、分割領域変形部260による画像の変形処理方法の概念を示す説明図である。図21では、分割点Dを黒丸で示している。図21では、説明を簡略化するために、4つの小領域について、左側に分割点Dの位置移動前の状態を、右側に分割点Dの位置移動後の状態を、それぞれ示している。図21の例では、中央の分割点Daが分割点Da’の位置に移動され、その他の分割点Dの位置は移動されない。これにより、例えば、分割点Dの移動前の分割点Da,Db,Dc,Ddを頂点とする矩形の小領域(以下「変形前注目小領域BSA」とも呼ぶ)の画像は、分割点Da’,Db,Dc,Ddを頂点とする矩形の小領域(以下「変形後注目小領域ASA」とも呼ぶ)の画像に変形される。
本実施例では、矩形の小領域を小領域の重心CGを用いて4つの三角形領域に分割し、三角形領域単位で画像の変形処理を行っている。図21の例では、変形前注目小領域BSAが、変形前注目小領域BSAの重心CGを頂点の1つとする4つの三角形領域に分割される。同様に、変形後注目小領域ASAが、変形後注目小領域ASAの重心CG’を頂点の1つとする4つの三角形領域に分割される。そして、分割点Daの移動前後のそれぞれの状態において対応する三角形領域毎に、画像の変形処理が行われる。例えば、変形前注目小領域BSA中の分割点Da,Ddおよび重心CGを頂点とする三角形領域の画像が、変形後注目小領域ASA中の分割点Da’,Ddおよび重心CG’を頂点とする三角形領域の画像に変形される。
図22は、三角形領域における画像の変形処理方法の概念を示す説明図である。図22の例では、点s,t,uを頂点とする三角形領域stuの画像が、点s’,t’,u’を頂点とする三角形領域s’t’u’の画像に変形される。画像の変形は、変形後の三角形領域s’t’u’の画像中のある画素の位置が、変形前の三角形領域stuの画像中のどの位置に相当するかを算出し、算出された位置における変形前の画像における画素値を変形後の画像の画素値とすることにより行う。
例えば、図22において、変形後の三角形領域s’t’u’の画像中の注目画素p’の位置は、変形前の三角形領域stuの画像中の位置pに相当するものとする。位置pの算出は、以下のように行う。まず、注目画素p’の位置を、下記の式(1)のようにベクトルs’t’とベクトルs’u’との和で表現するための係数m1およびm2を算出する。
Figure 2009055305
次に、算出された係数m1およびm2を用いて、下記の式(2)により、変形前の三角形領域stuにおけるベクトルstとベクトルsuとの和を算出することにより、位置pが求まる。
Figure 2009055305
変形前の三角形領域stuにおける位置pが、変形前の画像の画素中心位置に一致した場合には、当該画素の画素値が変形後の画像の画素値とされる。一方、変形前の三角形領域stuにおける位置pが、変形前の画像の画素中心位置からはずれた位置となった場合には、位置pの周囲の画素の画素値を用いたバイキュービック等の補間演算により、位置pにおける画素値を算出し、算出された画素値が変形後の画像の画素値とされる。
変形後の三角形領域s’t’u’の画像中の各画素について上述のように画素値を算出することにより、三角形領域stuの画像から三角形領域s’t’u’の画像への画像変形処理を行うことができる。分割領域変形部260は、図18に示した変形領域TAを構成する各小領域について、上述したように三角形領域を定義して変形処理を行い、変形領域TAにおける画像変形処理を行う。
ここで、本実施例の顔形状補正の態様についてより詳細に説明する。図23は、本実施例における顔形状補正の態様を示す説明図である。本実施例では、上述したように、変形タイプとして顔をシャープにするための変形「タイプA」(図5参照)が設定され、変形度合いとして程度「中」の度合いが設定されている。図23には、変形領域TAを構成する各小領域の変形態様のイメージを矢印により示している。
図23に示すように、本実施例の顔形状補正では、基準線RLと平行な方向(V方向)に関し、水平分割線Lh1上に配置された分割点D(D11,D21,D31,D41)の位置は上方に移動される一方、水平分割線Lh2上に配置された分割点D(D12,D22,D32,D42)の位置は移動されない(図19参照)。従って、水平分割線Lh1と水平分割線Lh2との間に位置する画像は、V方向に関して縮小される。上述したように、水平分割線Lh1は顎の画像より下方に配置され、水平分割線Lh2は目の画像のすぐ下付近に配置されるため、本実施例の顔形状補正では、顔の画像の内、顎から目の下にかけての部分の画像がV方向に縮小されることとなる。この結果、画像中の顎のラインは上方に移動する。
他方、基準線RLと直行する方向(H方向)に関しては、垂直分割線Lv1上に配置された分割点D(D11,D12)の位置は右方向に移動され、垂直分割線Lv4上に配置された分割点D(D41,D42)の位置は左方向に移動される(図19参照)。さらに、垂直分割線Lv2上に配置された2つの分割点Dの内、水平分割線Lh1上に配置された分割点D(D21)の位置は右方向に移動され、垂直分割線Lv3上に配置された2つの分割点Dの内、水平分割線Lh1上に配置された分割点D(D31)の位置は左方向に移動される(図19参照)。従って、垂直分割線Lv1より左側に位置する画像は、H方向に関して右側に拡大され、垂直分割線Lv4より右側に位置する画像は、左側に拡大される。また、垂直分割線Lv1と垂直分割線Lv2との間に位置する画像は、H方向に関して縮小または右側に移動され、垂直分割線Lv3と垂直分割線Lv4との間に位置する画像は、H方向に関して縮小または左側に移動される。さらに、垂直分割線Lv2と垂直分割線Lv3との間に位置する画像は、水平分割線Lh1の位置を中心にH方向に関して縮小される。
上述したように、垂直分割線Lv1およびLv4は、頬のラインの画像の外側に配置され、垂直分割線Lv2およびLv3は、目尻の画像の外側に配置される。そのため、本実施例の顔形状補正では、顔の画像の内、両目尻より外側の部分の画像が全体的にH方向に縮小される。特に顎付近において縮小率が高くなる。この結果、画像中の顔の形状は、全体的に幅方向に細くなる。
上述したH方向およびV方向の変形態様を総合すると、本実施例の顔形状補正により、対象画像TI中の顔の形状がシャープになる。なお、顔の形状がシャープになるとは、いわゆる「小顔」になると表現することもできる。
なお、図23に示す分割点D22,D32,D33,D23を頂点とする小領域(ハッチングを付した領域)は、上述した水平分割線Lh2や垂直分割線Lv2およびLv3の配置方法によると、両目の画像を含む領域となる。図19に示すように、分割点D22およびD32はH方向にもV方向にも移動されないため、この両目の画像を含む小領域は変形されない。このように本実施例では、両目の画像を含む小領域については変形しないこととし、顔形状補正後の画像がより自然で好ましいものとなるようにしている。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例における顔領域位置情報PIや顔領域画素値情報VIの内容はあくまで一例であり、顔領域位置情報PIや顔領域画素値情報VIの内容が他の内容であるとしてもよい。例えば上記実施例では、顔領域画素値情報VIに、対象画像TI中の第1の顔領域FA1内の画素についてのR値、G値、B値毎の平均値、最大値、最小値を表す情報が含まれているが、顔領域画素値情報VIに、R値、G値、B値毎の標準偏差を示す情報や肌色値の範囲(図10のSr、Sg、Sb)を表す情報が含まれるとしてもよい。
また、対象画像ファイルTIFに、顔領域位置情報PIや顔領域画素値情報VI以外の対象画像TIの特徴を表す情報が付加情報AIとして付加されるとしてもよい。このような情報としては、例えば、対象画像TIのエッジ量、各色域の代表値、各色の画素数の対象画像TI全体に占める割合、対象画像TIを複数の領域に分割した際の各領域における代表値等が挙げられる。
B2.変形例2:
上記実施例では、対象画像ファイルTIFに付加された顔領域位置情報PIや顔領域画素値情報VIが第1の顔領域FA1の設定(図6)や第2の顔領域FA2の設定(図9)に用いられているが、顔領域位置情報PIや顔領域画素値情報VI等の対象画像TIの特徴を表す情報は、他の用途にも利用可能である。例えば、プリンタ100が画像の検索を行う画像検索部を有し、画像検索部が、対象画像TIの特徴を表す情報を用いて画像の検索を行うとしてもよい。画像検索部は、例えば、顔領域位置情報PIに2つの第1の顔領域FA1の位置を特定する情報が含まれた画像を探索することにより、2人の人物の顔の画像を含む画像を抽出することができる。また、画像検索部は、例えば、顔領域画素値情報VIを参照することにより、特定の人種の人物の顔の画像を含む画像を抽出することができる。その他にも、画像検索部は、画像ファイルに付加された対象画像TIの特徴を表す情報の内容に応じて、所定の特徴を有する画像を抽出することができる。
B3.変形例3:
上記実施例においてプリンタ100により生成された特徴情報(顔領域位置情報PIや顔領域画素値情報VI)が付加された画像ファイルは、プリンタ100以外の装置により使用されるとしてもよい。例えば、パーソナルコンピュータが当該画像ファイルを取得し、当該画像ファイルに含まれる特徴情報を用いて、画像ファイルに含まれる画像データの表す画像に対する所定の画像処理を実行するとしてもよい。このようにすれば、パーソナルコンピュータにより特徴情報を用いた画像処理を行う際に、画像を分析して新たに特徴情報を生成することなく、画像ファイルに含まれる特徴情報を利用することができるため、処理の高速化を図ることができる。
また、パーソナルコンピュータが当該画像ファイルを取得し、当該画像ファイルに含まれる特徴情報を用いて、画像の検索を実行するとしてもよい。このようにすれば、パーソナルコンピュータにより特徴情報を用いた画像の検索を行う際に、画像を分析して新たに特徴情報を生成することなく、画像ファイルに含まれる特徴情報を利用することができるため、処理の高速化を図ることができる。
B4.変形例4:
上記実施例における第1の顔領域FA1、探索領域SA、第2の顔領域FA2、変形領域TAの設定方法はあくまで一例であり、これらの領域を他の方法により設定することも可能である。例えば、第1の顔領域FA1は、必ずしも対象画像TIの画像解析による顔の画像を含むと思われる領域検出を介して設定される必要はなく、ユーザによる位置の指定に基づき第1の顔領域FA1が設定されるとしてもよい。
また、探索領域SAは、第1の顔領域FA1の周辺の画素を含む領域であればよく、第1の顔領域FA1自体を含む必要はない。この場合であっても、探索領域SAにおいて肌色画素を検出し、検出された肌色画素のすべてを包含する矩形領域を第2の顔領域FA2として設定すればよい。
また、第2の顔領域FA2は、必ずしも、検出された肌色画素のすべてを包含する矩形領域である必要はなく、検出された肌色画素の一部を包含する矩形領域であってもよい。また、変形領域TAは第1の顔領域FA1の代わりに第2の顔領域FA2に基づき設定されるとしてもよい。
また、第1の顔領域FA1、探索領域SA、第2の顔領域FA2、変形領域TAは矩形の領域である必要はなく、矩形以外の多角形形状や円形形状の領域であってもよい。
B5.変形例5:
上記実施例では、変形処理実行可否の判定を行うために第2の顔領域FA2が設定されているが、第2の顔領域FA2は他の目的のために設定されるとしてもよい。例えば第2の顔領域FA2は、所定の画像処理を施す対象領域を決めるために設定されるとしてもよい。第2の顔領域FA2は、顔全体の画像を包含する領域として、第1の顔領域FA1より精度の高い領域である。従って、例えば第2の顔領域FA2を対象に肌色補正を行うことにより、第1の顔領域FA1を対象に肌色補正を行う場合と比較して、より好ましい肌色補正を実現することができる。このように、第2の顔領域FA2を設定することは、顔領域を再定義することであるとも言える。
B6.変形例6:
上記実施例では、画像処理装置としてのプリンタ100による顔形状補正印刷処理(図3)を説明したが、顔形状補正印刷処理は例えば、顔形状補正と補正画像の表示(ステップS100,S200)がパーソナルコンピュータにより実行され、印刷処理(ステップS300)のみがプリンタにより実行されるものとしてもよい。また、プリンタ100はインクジェットプリンタに限らず、他の方式のプリンタ、例えばレーザプリンタや昇華型プリンタであるとしてもよい。また、変形済画像データは、印刷に限らず、任意の用途に利用可能である。例えば、表示装置(例えば、プロジェクタ)による表示を採用してもよい。
B7.変形例7:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1の変形領域分割部250と分割領域変形部260との全体の機能を、論理回路を有するハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の実施例における画像処理装置としてのプリンタ100の構成を概略的に示す説明図である。 画像の一覧表示を含むユーザインターフェースの一例を示す説明図である。 本実施例のプリンタ100による顔形状補正印刷処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例における顔形状補正処理の流れを示すフローチャートである。 画像変形のタイプおよび度合いを設定するためのユーザインターフェースの一例を示す説明図である。 第1の顔領域設定処理の流れを示すフローチャートである。 第1の顔領域FA1の設定結果の一例を示す説明図である。 顔領域位置情報PIが付加された対象画像ファイルTIFを概念的に示す説明図である。 本実施例における第2の顔領域設定処理の流れを示すフローチャートである。 画素値の分布の分析結果の一例を示す説明図である。 顔領域画素値情報VIが付加された対象画像ファイルTIFを概念的に示す説明図である。 探索領域SAの設定結果の一例を示す説明図である。 第2の顔領域FA2の設定結果の一例を示す説明図である。 変形処理の実行可否の判定方法を示す説明図である。 顔形状補正後の対象画像TIが表示された表示部150の状態の一例を示す説明図である。 変形処理の流れを示すフローチャートである。 変形領域TAの設定方法の一例を示す説明図である。 変形領域TAの小領域への分割方法の一例を示す説明図である。 分割点移動テーブル420の内容の一例を示す説明図である。 分割点移動テーブル420に従った分割点Dの位置の移動の一例を示す説明図である。 分割領域変形部260による画像の変形処理方法の概念を示す説明図である。 三角形領域における画像の変形処理方法の概念を示す説明図である。 本実施例における顔形状補正の態様を示す説明図である。
符号の説明
100…プリンタ
110…CPU
120…内部メモリ
140…操作部
150…表示部
160…プリンタエンジン
170…カードインターフェース
172…カードスロット
200…顔形状補正部
210…変形態様設定部
220…第1の顔領域設定部
230…第2の顔領域設定部
232…肌色値設定部
234…肌色画素検出部
240…変形領域設定部
250…変形領域分割部
260…分割領域変形部
270…情報付加部
280…判定部
310…表示処理部
320…印刷処理部
410…分割点配置パターンテーブル
420…分割点移動テーブル

Claims (9)

  1. 画像処理装置であって、
    対象画像を解析して、前記対象画像の特徴を表す特徴情報を生成する特徴情報生成部と、
    前記対象画像を表すデータを含む画像ファイルに、前記特徴情報を付加する特徴情報付加部と、を備える、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記特徴情報は、前記対象画像のみに依存する情報である、画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記特徴情報は、前記対象画像に含まれる特定種類の被写体の位置を表す情報と、前記対象画像の少なくとも一部の領域における画素値の分布に関する指標値と、の少なくとも一方を含む、画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特徴情報を用いて、前記対象画像に対する所定の画像処理を実行する画像処理部を備え、
    前記画像処理部は、前記対象画像を含む画像ファイルに前記特徴情報が付加されている場合には、付加された前記特徴情報を用いて前記所定の画像処理を実行する、画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特徴情報を用いて、前記対象画像の検索を行う画像検索部を備える、画像処理装置。
  6. 画像処理装置であって、
    画像を表すデータと前記画像の特徴を表す特徴情報とを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
    前記画像ファイルに含まれる前記特徴情報を用いて、前記画像に対する所定の画像処理を実行する画像処理部と、を備える、画像処理装置。
  7. 画像処理装置であって、
    画像を表すデータと前記画像の特徴を表す特徴情報とを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
    前記画像ファイルに含まれる前記特徴情報を用いて、前記画像の検索を行う画像検索部と、を備える、画像処理装置。
  8. 画像処理方法であって、
    (a)対象画像を解析して、前記対象画像の特徴を表す特徴情報を生成する工程と、
    (b)前記対象画像を表すデータを含む画像ファイルに、前記特徴情報を付加する工程と、を備える、画像処理方法。
  9. 画像処理のためのコンピュータプログラムであって、
    対象画像を解析して、前記対象画像の特徴を表す特徴情報を生成する特徴情報生成機能と、
    前記対象画像を表すデータを含む画像ファイルに、前記特徴情報を付加する特徴情報付加機能と、を、コンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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