JP2009052207A - 折り戸 - Google Patents
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Abstract
【課題】 施工時の手間が軽減され、清掃もし易く、且つデザインの優れた折り戸を提供する。
【解決手段】 蝶番10を介して複数枚の戸板1が折り畳み自在に連結される折り戸Aであって、上下方向において対向する二つの厚物部材2と一つの薄物部材3を必須構成とする戸板1において、前記双方の厚物部材2の対向端部4が表面側において、手指の入る間隔を隔てて対向するように前記薄物部材3によって固定一体化されると共に、前記少なくとも一方の厚物部材2の対向端部4の表面側が上下方向突出して形成された引き手部5を有する。
【選択図】 図3
【解決手段】 蝶番10を介して複数枚の戸板1が折り畳み自在に連結される折り戸Aであって、上下方向において対向する二つの厚物部材2と一つの薄物部材3を必須構成とする戸板1において、前記双方の厚物部材2の対向端部4が表面側において、手指の入る間隔を隔てて対向するように前記薄物部材3によって固定一体化されると共に、前記少なくとも一方の厚物部材2の対向端部4の表面側が上下方向突出して形成された引き手部5を有する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、収納や間仕切り等の扉として用いることができる折り戸に関するものである。
従来より、収納や間仕切り等の扉として、開口間口が大きくとれると共に開閉時に大きなスペースをとらないために、折り戸が広く用いられている。折り戸を開閉するために例えば図14(特許文献1)や図15(特許文献2)に見られるように、扉に把手を設けたものが一般的であるが、施工現場で把手を取り付ける手間があり、扉面から大きく突出しているため狭い場所ではじゃまになると共に清掃もし難く、外観の意匠性も限定される。
また、図16に示すように扉表面よりも突出しないように木製の桟材からなる手掛り部11を設けることもできるが、狭い場所でじゃまにはならないものの、凹凸形状の段差になっているのでほこりが溜まり易いうえに溜まったほこりも目立ち易く清掃もし難く、外観の意匠性も限定される。
図17(特許文献3)は、これらの問題点を解決したものであるが、蝶番10によって2枚の戸板1A、1Bが連結される縦側縁12の中央部分内側が手掛り部12Aになっているため、手指が入る十分な隙間が必要であり、外観上折り戸の中央に大きな隙間ができるため、そこから戸板の継目13が見えるという意匠上の問題が発生する。
意匠登録第1190764号公報
意匠登録第1273554号公報
特開2006−226079号公報
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、施工時の手間が軽減され、清掃もし易く、且つデザインの優れた折り戸を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の折り戸は、蝶番を介して複数枚の戸板が折り畳み自在に連結される折り戸であって、前記戸板は上下方向または左右方向において対向する二つの厚物部材と一つの薄物部材を必須構成とし、前記双方の厚物部材の対向端部が表面側において所定の間隔を隔てて対向するように前記薄物部材によって固定一体化されると共に、前記少なくとも一方の厚物部材の対向端部の表面側が上下方向または左右方向に突出して形成された引き手部を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の折り戸は、請求項1に記載の発明の折り戸において、戸板の高さ方向略中央付近において、上側厚物部材と下側厚物部材が手指の入る間隔を隔てて上下方向に対向するように薄物部材によって固定一体化されると共に、上側厚物部材の対向端部の表面側が下方に突出して形成された引き手部を有することを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明の折り戸は、請求項1に記載の発明の折り戸において、中央側厚物部材と外側厚物部材が戸板の左右端で対向するように薄物部材によって固定一体化されると共に、中央側厚物部材の対向端部の表面側が左右方向に突出して形成された引き手部を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、厚物部材の少なくとも一方の対向端部の表面側が上下方向または左右方向に突出して形成された引き手部を有するので、施工現場で把手を付ける必要はなく、戸板と引き手が一体化することとなって外部へ突出する部分がないため、じゃまにならず清掃もし易く外観の意匠性に優れた折り戸が得られる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の折り戸において、上側厚物部材の対向端部の表面側が下方に突出して形成された引き手部を有するので引き手として使用できる一方で、下側厚物部材はフラットな形状となり、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ほこりが溜まり難く清掃がし易い。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の折り戸において、戸板の左右端で対向する二つの厚物部材のうち、中央側厚物部材の対向端部の表面側が突出して形成された引き手部を有するので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、引き手部が上下方向に連続して形成され、大人子供や身長の高さに関係なく最適な位置で引き手を持ち開閉作業ができると共に、従来品のように中央部に大きな隙間ができて戸板の継目が見えるという意匠上の問題も発生することはない。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。尚、本発明は本実施形態の記載内容に限られるものではない。
初めに本発明の第1実施形態にかかる折り戸Aについて、図1ないし図4を用いて説明する。折り戸Aは2枚の戸板1が蝶番10により折り畳み自在に連結されている。そして、戸板1において、厚物部材2はその対向端部4の表面側が所定の間隔(手の指先が入る程度)を隔てて対向するように、裏面側で上下の厚物部材2が薄物部材3によって固定一体化されているが、本実施形態によると、上側厚物部材21と下側厚物部材22の双方共に裏面側に薄物部材3の厚み分の切り欠きを設け、薄物部材3を釘、ビス、接着剤等を適宜併用しながら固定することで、薄物部材3と厚物部材2とを裏面側で面一に固定できる。なお、薄物部材3は上下の厚物部材2の間から見える部分であり、少なくともその表面側は塗装やシート貼り等で化粧されている。
上側厚物部材21と下側厚物部材22の対向端部4双方の間隔は、折り戸Aを開閉するために指先が入る程度に設けられており、対向端部4の表面側が下方に突出して形成された引き手部5を有する。引き手部は指先が引っかかれば良く、形状は特に限定されるものではなく対向端部4の表面側が裏面側よりも下方に突出する形状であれば良い。本実施形態では、上側厚物部材21の表面側が下方に突出して引き手部5を形成しているので手の指先を引っ掛けて引き手として使用できる一方で、下側厚物部材22の対向端部4はフラットな形状のためほこりが溜まり難く清掃がし易い。
引き手部5は、普通の大人が開閉し易い高さ位置に設けられ、通常は戸板1の高さ方向略中央付近に設けられるが、本発明の引き手部5は従来の把手と異なり戸板1と一体化された意匠で外観上目立たないため、戸板1の高さ方向数箇所に引き手部5を設けることができるので、大人、子供、身長の高さの違いがあっても対応でき、図5に示すように意匠上も全く違和感のない折り戸Aが得られる。
厚物部材2は基材2Aと化粧材2Bからなり、基材2Aは、合板、LVL、パーティクルボード、MDF、集成材、材木或いはそれらの複合物等の木質材料や、火山性ガラス質複層板(大建工業製:商品名ダイライト)、珪酸カルシウム板等の無機質板、或いは金属板等を用いることができ、化粧材2Bは、合成樹脂化粧シート、化粧紙、突板、塗膜等を用いることができる。基材2Aが化粧性を有する場合は化粧材2Bを設ける必要がなく基材2Aだけで構成される場合もある。また、薄物部材3は合板等の木質材、樹脂板、金属板等薄くて強度の大きい部材が用いられる。なお、本実施形態では、厚物部材2の左右両端は縦枠材6を設けた構造になっているが、縦枠材6自体は特に必須の構成ではなく、強度上の問題が無ければ縦枠材6がなくても良い。
厚物部材2は前記実施形態のように上側厚物部材21と下側厚物部材22とをそれぞれ一枚物として使用する以外にも、図6、7に示すように引き手部5の近傍のみに厚物部材2を部分的に使用することができる。すなわち、引き手部5を挟んで両側に上側厚物部材21と下側厚物部材22が薄物部材3によって固定一体化されていたら良い。それ以外の部分については、桟材8を介して表裏面に化粧板7を設けた構造にしても良い。これによって折り戸の内部を空洞にして軽量化を図ることができる。
図7に示すように、上側厚物部材21と下側厚物部材22の双方の対向端部4に薄物部材3の厚みに相当する溝を設け、薄物部材3を差込み接着固定しているが、前記実施形態(図4)と同様に薄物部材3は裏面側に設けても良く、表面側に指先が入る空間を設けることができれば、上下の厚物部材2と薄物部材3の接合構造は特に限定されない。
上側厚物部材21の引き手部5は、手指が引っ掛かり易いようにアール形状に切削しているが、斜め形状等手指が引っ掛かれば特に形状は限定されない。
これら第1実施形態にかかる折り戸Aの戸板1の変形例を図8ないし図11に示す。引き手部5以外の部分については、図4及び図7に示す構造と同じなので、特に説明は加えない。
図8ないし図9に示す戸板1には、下側厚物部材22の対向端部4にも上側厚物部材21の対向端部4に形成された引き手部5と同様の引き手部5がほぼ対称形で形成されている。これによって、上側だけでなく下側にも手指を引っ掛けることができるので、身長の低い子供でもより開閉がし易くなる。
図10ないし図11に示す戸板1の、引き手部5は前記変形例と異なり、下側厚物部材22の対向端部4が上側厚物部材21の対向端部4と同方向に傾斜することで、手指を斜め方向に差し込むことができ、上側厚物部材21と下側厚物部材22の双方の対向端部4の間隔をより狭くすることができるので、薄物部材3が外から目立ち難くなると共に下側厚物部材22の対向端部4にもほこりが溜まり難くなる。
次に本発明の第2実施形態について、図12ないし図13を用いて説明する。本実施形態の折り戸Aは、戸板1の左右両端に二つの厚物部材2(中央側厚物部材23、外側厚物部材24)が薄物部材3を介して対向する構造である。
本実施形態では、戸板1は薄物部材3の左右に長尺枠体からなる厚物部材2を固定一体化したもので、厚物部材2は中央側厚物部材23と外側厚物部材24とからなり、2枚の隣り合う戸板1の中央側厚物部材23が蝶番10で連結されて折り戸Aが形成される。
中央側厚物部材23の対向端部4の表面側が突出して形成された引き手部5を有することで、上下に伸びる長尺枠体からなる中央側厚物部材23の上下方向の任意の部分に手を掛けることができるので、大人、子供、身長差に関係なく折り戸Aの開閉作業を行うことができる。また、引き手部5にはほこりが溜まり難く清掃もし易い。なお、2枚の戸板が中央で折れる折戸の構造から引き手部5を外側厚物部材24に設けることはできない。
上記戸板1は、図12に示すように薄物部材3の表面側に化粧溝を設けているが、フラットな表面でも任意の模様を形成してもかまわない。また、厚物部材2、薄物部材3の材料としては、前記段落番号0016に記載のものが利用できる。
本発明は収納や間仕切り等の扉として用いることができる折り戸に関するものであるが、通常の住宅で用いるドアや家具用扉等にも使用することができる。
A 折り戸
1 戸板
2 厚物部材
3 薄物部材
4 対向端部
5 引き手部
10 蝶番
1 戸板
2 厚物部材
3 薄物部材
4 対向端部
5 引き手部
10 蝶番
Claims (3)
- 蝶番を介して複数枚の戸板が折り畳み自在に連結される折り戸であって、前記戸板は上下方向または左右方向において対向する二つの厚物部材と一つの薄物部材を必須構成とし、前記双方の厚物部材の対向端部が表面側において所定の間隔を隔てて対向するように前記薄物部材によって固定一体化されると共に、前記少なくとも一方の厚物部材の対向端部の表面側が上下方向または左右方向に突出して形成された引き手部を有することを特徴とする折り戸。
- 戸板の高さ方向略中央付近において、上側厚物部材と下側厚物部材が手指の入る間隔を隔てて上下方向に対向するように薄物部材によって固定一体化されると共に、上側厚物部材の対向端部の表面側が下方に突出して形成された引き手部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り戸。
- 中央側厚物部材と外側厚物部材が戸板の左右端で対向するように薄物部材によって固定一体化されると共に、中央側厚物部材の対向端部の表面側が左右方向に突出して形成された引き手部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り戸。
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2007
- 2007-08-23 JP JP2007217427A patent/JP2009052207A/ja active Pending
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