JP2009048988A - 照明制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】照明用ランプによる可視光通信において、複数の可視光通信用データを容易に入手可能な照明制御システムを提供する。
【解決手段】照明制御システム1は、照明制御信号および特定の制御信号を伝送線7に出力する主操作盤装置2と、照明用ランプ8,8が配設される器具本体5a、複数の可視光通信用データを記憶している記憶部17、記憶部17から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し可視光通信用データに応じた通信信号を生成するとともに照明制御信号に応じた調光信号を生成する主制御部18、照明用ランプ8,8が調光信号および通信信号に応じた調光点灯をするように点灯回路部20を制御する点灯制御部19を有する照明器具5と、照明用ランプ8,8から放射された可視光より可視光通信用データを受信する受信装置6を具備している。
【選択図】図1
【解決手段】照明制御システム1は、照明制御信号および特定の制御信号を伝送線7に出力する主操作盤装置2と、照明用ランプ8,8が配設される器具本体5a、複数の可視光通信用データを記憶している記憶部17、記憶部17から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し可視光通信用データに応じた通信信号を生成するとともに照明制御信号に応じた調光信号を生成する主制御部18、照明用ランプ8,8が調光信号および通信信号に応じた調光点灯をするように点灯回路部20を制御する点灯制御部19を有する照明器具5と、照明用ランプ8,8から放射された可視光より可視光通信用データを受信する受信装置6を具備している。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明用ランプから放射される可視光により各種データの通信が行える照明制御システムに関する。
近年、照明光に信号を重畳して通信を行う可視光通信が検討されている。そして、通信用の配線を設置することなく、既存の照明調光システムを用いて可視光通信を行うことのできる照明制御システムが提案されている。例えば、複数の照明器具に接続して調光信号を送信することで各照明器具の光出力を変化させる照明制御装置を備え、照明制御装置は、トリガ信号が入力されると、情報信号を調光信号の周波数以上の周波数で変調して調光信号に重畳させた変調信号を各照明器具に送信し、各照明器具は、変調信号に応じて点滅する照明制御システムが提案されている(特許文献1参照。)。この従来技術の照明制御システムは、例えば、警報機から警報信号が発信されると、照明制御装置は、警報信号をトリガ信号として通常モードとは異なる情報伝送モードへ移行し、工場出荷時に予め記憶している非常警報を示すコードを読み出し、非常警報コードに対応した情報信号として調光信号の周波数よりも極めて高い周波数の信号を、調光信号のオン期間に周波数変調で重畳させ、この変調信号を調光信号線を介して照明器具へ送信する。そして、照明器具では、送信された変調信号に応じて光源の点滅を行うものである。
特開2006−278048号公報(第4−5頁、第1−8図)
特許文献1の照明制御システムは、警報信号に対応した非常警報など、1種類の情報信号を出力するように形成されているので、アドレスなど、器具情報における多種に亘る情報を入手できないものである。また、トリガ信号が外部の赤外線リモコンなどから取得可能に形成されているものであり、情報を得るための赤外線リモコンの操作が煩わしくなることがあるという欠点を有する。
本発明は、照明用ランプによる可視光通信において、複数の可視光通信用データを容易に入手可能な照明制御システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の照明制御システムの発明は、照明制御信号および特定の制御信号を伝送線に出力する主操作盤装置と;照明用ランプが配設される器具本体と、前記照明用ランプを点灯する点灯回路部と、複数の可視光通信用データおよびこの可視光通信用データに対応する特定の制御信号を記憶している記憶部と、主操作盤装置から伝送線を介して照明制御信号および特定の制御信号が入力され、前記記憶部から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し可視光通信用データに応じた通信信号を生成するとともに照明制御信号に応じた調光信号を生成する主制御部と、前記照明用ランプが前記調光信号および前記通信信号に応じた調光点灯をするように点灯回路部を制御する点灯制御部とを有する照明器具と;照明用ランプから放射された可視光より可視光通信用データを受信する受信装置と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
照明用ランプは、蛍光ランプなどの放電ランプの他、発光ダイオード(LED)、有機ELなどであってもよい。
伝送線は、主操作盤装置と照明器具との間を接続するものであり、主操作盤装置は、照明器具を監視制御し、照明制御信号および特定の制御信号を伝送線に出力しているものである。ここで、本発明の主操作盤装置は、伝送線を介して監視端末装置と接続し、この監視端末装置を監視制御する構成であってもよい。
照明器具は、点灯制御部、点灯回路部、記憶部および主制御部などを制御端末装置として器具本体の内部または外部に配設したものであってもよい。また、この制御端末装置は、点灯制御部および点灯回路部が点灯装置として別体に形成されたものであってもよい。
複数の可視光通信用データは、例えば照明器具のアドレス、名称やグルーピングの割付、照明用ランプの累積点灯時間、照明器具の累積駆動時間、設置位置などの他、ニュースなどの各種情報であってもよい。照明器具のアドレスは、製造時ないし出荷時に予め不揮発性のメモリに固定的に記憶させるようにしてもよいし、書換え自由なメモリに設定するようにしてもよい。
調光信号は、照明用ランプを調光点灯させる信号の他に、全光点灯、消灯させる信号を包含する。
受信装置は、表示部を具備していてもよく、表示部を具備せずに表示装置に可視光通信用データを送信する構成のものであってもよい。
本発明によれば、主操作盤装置から特定の制御信号が伝送線を介して照明器具に出力されることにより、特定の制御信号に対応した可視光通信用データが照明用ランプから放射された可視光に重畳して出力され、この出力された可視光を受信装置で受信することにより、当該可視光通信用データが入手される。そして、所望する可視光通信用データに対応する特定の制御信号を設定することにより、受信装置において所望の可視光通信用データが得られる。
請求項2に記載の照明制御システムは、制御信号を伝送線に出力可能な主操作盤装置と;照明用ランプが配設される器具本体と、前記照明用ランプを点灯する点灯回路部と、複数の可視光通信用データおよびこの可視光通信用データに対応する特定の制御信号を記憶している記憶部と、主操作盤装置から伝送線を介して制御信号が入力され、前記記憶部から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し可視光通信用データに応じた通信信号を生成する主制御部と、前記照明用ランプが前記通信信号に応じた信号を含んだ波形で点灯をするように点灯回路部を制御する点灯制御部とを有する照明器具と;照明用ランプから放射された可視光より可視光通信用データを受信し、主操作盤装置に対して追加情報の要求信号を可視光通信以外の手段にて送信可能に形成された受信装置と;を具備していることを特徴とする。
本発明において、受信装置の可視光通信以外の手段にて送信可能とは、電波信号、赤外線信号、あるいはその他可視光以外の信号を用いて送信可能になっているものの全てを許容することを意味している。可視光通信以外の手段を用いる理由は、照明器具との通信に対して混信、干渉を防止するためである。
また、本発明において、受信装置と主操作盤装置のと送信には、中継器を介するようにしてもよく、この場合、伝送線に接続されて主操作盤装置と送信または送受信可能な端末器を用いると、伝送線を活用して遠距離間の送信が可能となる。
さらに本発明において、主操作盤装置は照明制御信号を出力するようにしてもよいが必須ではない。照明用ランプの制御は壁スイッチ、赤外線リモコン等によっても可能であるからである。
本発明によれば、照明器具からは例えば自己のアドレスとともに内容的に簡単な情報を可視光通信にて送信し、受信装置では詳細な情報を必要と判断したときのみ、主操作盤装置に要求信号を送信する。主操作盤装置では、要求信号に応じて照明器具に詳細情報送出指令の制御信号を伝送線に送出する。照明器具では制御信号に応じた通信信号で照明用ランプを点灯するから、受信装置はこのときの可視光により詳細な情報を得る。
したがって、使用者は必要に応じて特定の照明器具の詳細な情報を得ることができる。このことは、換言すれば常時詳細な情報を与えられるという煩雑さを緩和できるということになる。
請求項3に記載の照明制御システムの発明は、請求項1または2記載の照明制御システムにおいて、手動操作に応じて特定の制御信号を伝送線を介して主操作盤装置に出力する監視端末装置と;を備え、主操作盤装置は、監視端末装置から出力された特定の制御信号を他の出力制御に優先して伝送線に出力することを特徴とする。
監視端末装置は、例えば壁スイッチ装置やリモコン装置からの制御信号を受信して伝送線に出力する送受信装置などである
本発明によれば、監視端末装置において、手動操作により可視光通信用データに対応する特定の制御信号を設定することにより、当該特定の制御信号が主操作盤装置から伝送線を介して照明器具に伝送され、当該可視光通信用データが照明用ランプの可視光に重畳されて出力され、受信装置にて受信される。
請求項4に記載の照明制御システムの発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の照明制御システムにおいて、主操作盤装置は、可視光通信用データを設定、消去または変更し前記可視光通信用データに対応した特定の制御信号を生成可能に形成され、照明器具の主制御部は、主操作盤装置から伝送線に出力された前記可視光通信用データを記憶部に記憶させることを特徴とする。
本発明によれば、主操作盤装置において、可視光通信用データが設定、消去または変更されると、主操作盤装置から伝送線を介して照明器具に伝送され、当該可視光通信用データが照明器具の記憶部に記憶される。
請求項5に記載の照明制御システムの発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の照明制御システムにおいて、主操作盤装置は、複数の可視光通信用データに対する特定の制御信号を時間割ごとに伝送線に出力することを特徴とする。
主操作盤装置は、特定の制御信号を伝送線に出力しない時間帯を設けてもよい。
本発明によれば、主操作盤装置から複数の可視光通信用データに対応する特定の制御信号が時間割ごとに伝送線に出力されるので、時間割にしたがって、受信装置にて異なる可視光通信用データが容易に入手できる。
請求項1の発明によれば、照明器具の記憶部に複数の可視光通信用データおよびこの可視光通信用データに対応する特定の制御信号が記憶され、特定の制御信号に対応した可視光通信用データが照明用ランプから放射された可視光に重畳して出力されるので、主操作盤装置から特定の制御信号を選択的に出力させることにより、受信装置にて所望の可視光通信用データを容易に入手することができる。
請求項2の発明によれば、必要な情報のみを選択的に要求して追加で得ることができるので、使用者の利便性を向上できるとともに、常時の可視光通信情報も簡素化可能になる。
請求項3の発明によれば、主操作盤装置は、手動操作によって監視端末装置から伝送された特定の制御信号を他の出力制御に優先して出力するので、受信装置において所望の可視光通信用データを確実に入手することができる。
請求項4の発明によれば、主操作盤装置は、可視光通信用データを設定、消去または変更し可視光通信用データに応じた特定の制御信号を生成可能に形成され、照明器具は、可視光通信用データを記憶部に記憶させるように形成されているので、可視光通信用データを使用状態や必要条件などの状況に応じて容易に設定、消去または変更することができる。
請求項5の発明によれば、主操作盤装置は、複数の可視光通信用データに対応する特定の制御信号を時間割ごとに伝送線に出力するので、可視光通信用データを入手するための手動操作をすることなく、時間割にしたがって、受信装置にて複数の可視光通信用データを容易に入手することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施の形態を示し、図1は照明制御システムの構成を示す概略ブロック図、図2は主操作盤装置の構成を示す概略ブロック図、図3は照明器具の構成を示す概略ブロック図、図4は受信装置の構成を示す概略ブロック図、図5は照明器具の点灯制御部から出力される変調信号の波形図、図6は照明器具の点灯回路部から出力される出力電圧の波形図、図7は特定の制御信号の送信に対する時間の割付図である。
図1において、照明制御システム1は、主操作盤装置2、制御端末装置3、監視端末装置4、照明器具5および受信装置6を有して構成されている。主操作盤装置2から照明制御信号および特定の制御信号が伝送線7を介して制御端末装置3に出力され、制御端末装置3が照明制御信号に応じて器具本体5aに配設している照明用ランプ8,8を点灯させるとともに、特定の制御信号に応じて可視光通信用データに対応する通信信号を照明用ランプ8,8から放射される可視光に重畳させて出力させ、受光装置6で可視光通信用データが取得されるものである。
主操作盤装置2は、システム全体を統括管理し、例えば照明ゾーン毎に一台設置され、伝送線7を介して複数の制御端末装置3(照明器具5)および複数の監視端末装置4を接続している。そして、図2に示すように、データ送受信部9、制御部10、記憶部11、時計部12、画面入力部13および電源部14を有して構成されている。
データ送受信部9は、接続端子15,15を介して伝送線7に接続され、監視端末装置4等からの制御データおよび特定の制御信号などが入力され、また、照明用ランプ8,8を点灯制御させる照明制御信号や可視光通信用データを出力させる特定の制御信号などの出力を行うように形成されている。また、制御部10は、マイコン等で構成され、照明制御信号および特定の制御信号などをデータ送受信部9から出力させるなど、各種の演算処理や制御を行うように形成されている。
記憶部11は、制御端末装置3および監視端末装置4のそれぞれのアドレス、可視光通信用データなどの各種データが記憶される。時計部12は、時間を計時する。画面入力部13は、例えばタッチパネルを備え、可視光通信用データなどの各種データを入力可能に形成されている。そして、電源部14は、図示しない外部電源から電力が入力され、制御部10などに直流電源を供給して動作させる。
主操作盤装置2は、制御部10の制御により、一定時間ごとにデータ送受信部9から照明制御信号および特定の制御信号を出力しているものである。そして、画面入力部13において、可視光通信用データを新たに設定するための入力をすることができ、または、既に設定された可視光通信用データを消去または変更するための入力をすることができる。そして、これら可視光通信用データの設定、消去または変更が行われると、制御部10は、当該可視光通信用データに対応した特定の制御信号を生成し、これらの可視光通信用データおよび特定の制御信号のデータを記憶部11に記憶させる。そして、自動的にまたは画面入力部13での手動操作によって、前記可視光通信用データおよび前記特定の制御信号のデータを制御端末装置3のアドレスに対応付けしたデータ信号でデータ送受信部9から伝送線7に出力する。制御端末装置3は、自己のアドレスに対応するデータ信号を受信して記憶する。
伝送線7は、複極(±24V)の時分割多重信号で示されたデータを送受信する伝送線、あるいはイーサネットや電力線通信等を行う回線である。こうして構成された主操作盤装置2は、照明制御信号および特定の制御信号を制御端末装置3に伝送線7を介して出力する。
制御端末装置3は、ユニットに形成されて照明器具5の器具本体5aの内部に配設され、伝送線7に接続されているとともに、図示しない電源線および照明用ランプ8,8に接続されている。そして、制御端末装置3は、図3に示すように、データ送受信部16、記憶部17、主制御部18、点灯制御部19、点灯回路部20、計時部21および電源部22を有して構成されている。
データ送受信部16は、接続端子23,23を介して伝送線7に接続され、伝送線7から入力された照明制御信号および特定の制御信号を主制御部18に送出する。
記憶部17は、複数の可視光通信用データおよび各可視光通信用データに対応する特定の制御信号を記憶している。可視光通信用データは、例えば、制御端末装置3を配設している照明器具5のアドレス、名称、グループの割付データや照明用ランプ8の累積点灯時間のデータなどである。
主制御部18は、マイコンを有して形成され、伝送線7からデータ送受信部16を介して照明制御信号および特定の制御信号が入力される。そして、記憶部17から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し、演算により当該可視光通信用データに応じた通信信号(シリアル信号)を生成する。また、演算により、照明制御信号に応じた調光信号を生成する。そして、演算生成した通信信号および調光信号を点灯制御部19に送出するように形成されている。
点灯制御部19は、照明用ランプ8,8が調光信号に応じた調光点灯をするようにかつ通信信号に応じた可視光通信用データを出力するように点灯回路部20を制御するように形成されている。すなわち、点灯制御部19は、図5に示すように、調光信号に通信信号が重畳した変調信号を生成して点灯回路部20に出力する。通信信号の周波数は、調光信号の周波数よりも極めて高くなるようにしている。そして、各可視光通信用データに対して、通信信号の周波数を異ならせている。
点灯回路部20は、点灯制御部19から出力された前記変調信号に応じて照明用ランプ8,8を調光点灯させる。すなわち、図5に示す変調信号に対して、図6に示す出力電圧で照明用ランプ8,8を付勢する。照明用ランプ8,8は、調光信号に応じた可視光であって、通信信号が重畳した可視光を放射する。
図3において、計時部21は、照明用ランプ8を交換したときからの累積点灯時間を計時する。主制御部18は、当該累積点灯時間を可視光通信用データとして記憶部17に記憶させる。そして、電源部22は、図示しない外部電源から電力が入力され、主制御部18などに直流電源を供給して動作させる。
そして、主操作盤装置2において新たに設定、消去または変更された可視光通信用データおよびこの可視光通信用データに対応した特定の制御信号のデータが主操作盤装置2から伝送線7に出力されると、制御端末装置3は、当該可視光通信用データおよび特定の制御信号のデータを伝送線7からデータ送受信部16を介して入力する。そして、主制御部18は、当該可視光通信用データおよび特定の制御信号のデータを記憶部17に記憶させるように形成されている。
図1において、監視端末装置4は、例えば、手動操作に応じて出力信号を生成する信号出力機能を備えた壁スイッチ装置であり、伝送線7に接続されている。そして、照明用ランプ8,8を点消灯させる点滅制御信号や調光点灯させる調光制御信号からなる照明制御信号を伝送線7に出力し主操作盤装置2に伝送させるように形成されている。また、手動操作に応じて可視光通信用データに対応する特定の制御信号を設定可能に形成されており、当該特定の制御信号を主操作盤装置2に出力するように形成されている。
主操作盤装置2は、監視端末装置4から特定の制御信号または照明制御信号が入力されると、他の出力制御に優先して、当該特定の制御信号または照明制御信号を伝送線7に出力するように形成されている。例えば、主操作盤装置2からある特定の制御信号が出力されて、照明用ランプ8,8から当該特定の制御信号に対応する可視光通信用データが出力されているときに、監視端末装置4から異なる特定の制御信号が出力された場合、監視端末装置4から出力された特定の制御信号に対応する可視光通信用データが照明用ランプ8,8から出力される。すなわち、制御端末装置3は、監視端末装置4によって優先的に制御される。これにより、照明用ランプ8,8は、監視端末装置4によって照明制御されるとともに、特定の制御信号に対応した可視光通信用データが通信信号で可視光に重畳されて出力される。
そして、照明器具5は、器具本体5aが制御端末装置3を収納し、かつ照明用ランプ8,8を配設している。照明器具5には、伝送線7の他、制御端末装置3の点灯回路部19に接続された図示しない電源線が引き込まれている。照明用ランプ8,8は、例えば直管形蛍光ランプである。
そして、受信装置6は、照明用ランプ8,8から放射された可視光を受信し、当該可視光に重畳されている通信信号から可視光通信用データを入手するように形成されている。受信装置6は、図4に示すように、受光部24、フィルター回路部25、表示部26、記憶部27、制御部28および電源部29を有して形成されている。
受光部24は、照明用ランプ8,8から放射された可視光を受信する。フィルター回路部25は、可視光から通信信号を取得し、制御部28に送出する。表示部26は、可視光通信用データの内容を表示可能に形成されている。
そして、制御部28は、フィルター回路部25が取得した通信信号から可視光通信用データを特定し、かつ可視光通信用データの内容を取得して、表示部26に表示させるとともに記憶部27に記憶させる。電源部29は、電池を具備し、制御部28などに動作電源を供給している。こうして、主操作盤装置2から出力されている特定の制御信号に対応した可視光通信用データが受信装置6で視認される。
次に、本発明の一実施の形態の作用について述べる。
主操作盤装置2から一定時間ごとに照明制御信号および特定の制御信号が出力されているので、制御端末装置3の主制御部18は、照明制御信号に応じた調光信号を生成し、特定の制御信号に応じた通信信号を生成する。そして、制御端末装置3の点灯制御部19は、調光信号に通信信号を重畳させた変調信号によって点灯回路部20を制御し、点灯回路部20は、前記変調信号に応じた出力電圧で照明用ランプ8,8を調光点灯させる。照明用ランプ8,8は、ほぼ調光信号に応じた可視光を放射する。この可視光には、前記通信信号が重畳されている。
受信装置6は、可視光の照射範囲内で、受光部24によって可視光を受信し、フィルター回路部25で可視光から通信信号を取得する。そして、制御部28は、取得した通信信号から可視光通信用データを特定し、特定した可視光通信用データの内容を表示部26に表示させる。これにより、表示部26を視認するだけで、器具情報である可視光通信用データ例えば累積点灯時間が容易に確認される。
このように、主操作盤装置2から一定時間ごとに照明制御信号とともに特定の制御信号が出力されて、照明用ランプ8,8から通信信号が重畳した可視光が放射されているので、受信装置6を可視光の照射範囲内に位置させるのみで、重要な器具情報である可視光通信用データ(累積点灯時間)を容易に確認することができる。
そして、他の可視光通信用データを入手したいときには、監視端末装置4において、手動操作により当該可視光通信用データに対応した特定の制御信号を出力させる。当該特定の制御信号は、主操作盤装置2へ出力された後、主操作盤装置2から他の出力制御に優先して制御端末装置3に伝送される。そして、制御端末装置3の主制御部18は、記憶部17に記憶されている複数の可視光通信用データから当該特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し、この可視光通信用データに応じた通信信号を生成する。この通信信号は、可視光に重畳されて出力され、受信装置6で受信される。そして、受信装置6において、当該通信信号に応じた可視光通信用データが表示部26に表示される。これにより、所望の可視光通信用データの内容が確認される。
このように、制御端末装置3の記憶部17は、複数の可視光通信用データ例えばアドレス、名称、グループの割付および累積点灯時間などを記憶しているので、必要に応じて監視端末装置4を手動操作することにより、所望の器具情報である可視光通信用データを容易に入手することができる。なお、主操作盤装置2の画面入力部13において、監視端末装置4と同様の手動操作をすることにより、受信装置6において所望の可視光通信用データを容易に入手することができる。
そして、主操作盤装置2の画面入力部13において、手動操作により、可視光通信用データが新たに設定され、または、既存の可視光通信用データが消去または変更されると、それらの可視光通信用データが制御端末装置3の記憶部17に新たに記憶され、記憶部17から消去され、または変更されて記憶されるので、器具情報である可視光通信用データを使用状態や必要条件などの状況に応じて容易に設定、消去または変更することができる。
そして、主操作盤装置2は、図7に示すように、複数の可視光通信用データに対応する特定の制御信号を時間割ごとに伝送線7に出力するようにしてもよい。そして、可視光通信用データを取得したいときには、例えば、受信装置6を可視光の照射範囲内に設置し、時間割に応じた所定の時刻で取得した可視光通信用データを記憶部27に記憶させ、その後、記憶部27から可視光通信用データを読み出して確認するようにする。これにより、可視光通信用データを入手するための手動操作をすることなく、時間割にしたがって、所望の可視光通信用データを容易に入手することができる。また、例えば1秒毎に異なる可視光通信用データを送信するように設定しておけば、短時間で全ての可視光通信用データを入手することができる。
なお、図7において、全ての照明器具5(制御端末装置3)に対して、同一の可視光通信用データに対応する特定の制御信号を出力しているが、照明器具5(制御端末装置3)ごとに、異なる可視光通信用データに対応する特定の制御信号を出力するようにしてもよい。
図8は、本発明の他の実施形態を示す照明制御システムの構成の概略ブロックである。図1と同じまたは対応する部分には同じ符号またはダッシュを付してある。本実施形態においては、受信装置6´が照明用ランプ8から放射された可視光より可視光通信用データを受信し、主操作盤装置2に対して追加情報の要求信号を可視光通信以外の手段例えば赤外線通信にて送信可能に形成されたものである。
例えば、各照明器具5からは自己のアドレスと簡単な情報(例えば図7に示すような可視光通信データの種別)が送信され、使用者は受信装置6´に表示等されたアドレスおよび簡単な情報(種別)を見て、詳細な内容すなわち追加情報の必要性を判断する。
そして、必要と判断した場合には、受信装置6´を操作して要求信号を送出する。
80は受信端末装置であって、伝送線7に接続され、前記受信装置6´からの要求信号を受信して、主操作盤装置2に対する追加情報の要求信号を伝送線7に送出する。
受信装置6´および受信端末装置80間の赤外線を使用した通信手段の具体的構成については詳細説明を省略するが、当業者においては周知の手段を用いる等容易に実施可能である。
主操作盤装置2は要求信号に応じて指定されたアドレスの照明器具5に詳細情報送出指令の制御信号を伝送線7を介して送出する。照明器具5では制御信号に応じた通信信号で照明用ランプ8を点灯するから、受信装置6´はこのときの可視光により詳細な情報を得る。
1…照明制御システム
2…主操作盤装置
4…監視端末装置
5…照明器具
5a…器具本体
6、6´…受信装置
17…記憶部
18…主制御部
19…点灯制御部
20…点灯回路部
80…受信端末装置
2…主操作盤装置
4…監視端末装置
5…照明器具
5a…器具本体
6、6´…受信装置
17…記憶部
18…主制御部
19…点灯制御部
20…点灯回路部
80…受信端末装置
Claims (5)
- 照明制御信号および特定の制御信号を伝送線に出力する主操作盤装置と;
照明用ランプが配設される器具本体と、前記照明用ランプを点灯する点灯回路部と、複数の可視光通信用データおよびこの可視光通信用データに対応する特定の制御信号を記憶している記憶部と、主操作盤装置から伝送線を介して照明制御信号および特定の制御信号が入力され、前記記憶部から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し可視光通信用データに応じた通信信号を生成するとともに照明制御信号に応じた調光信号を生成する主制御部と、前記照明用ランプが前記調光信号および前記通信信号に応じた調光点灯をするように点灯回路部を制御する点灯制御部とを有する照明器具と;
照明用ランプから放射された可視光より可視光通信用データを受信する受信装置と;
を具備していることを特徴とする照明制御システム。 - 制御信号を伝送線に出力可能な主操作盤装置と;
照明用ランプが配設される器具本体と、前記照明用ランプを点灯する点灯回路部と、複数の可視光通信用データおよびこの可視光通信用データに対応する特定の制御信号を記憶している記憶部と、主操作盤装置から伝送線を介して制御信号が入力され、前記記憶部から特定の制御信号に対応した可視光通信用データを読み出し可視光通信用データに応じた通信信号を生成する主制御部と、前記照明用ランプが前記通信信号に応じた信号を含んだ波形で点灯をするように点灯回路部を制御する点灯制御部とを有する照明器具と;
照明用ランプから放射された可視光より可視光通信用データを受信し、主操作盤装置に対して追加情報の要求信号を可視光通信以外の手段にて送信可能に形成された受信装置と;
を具備していることを特徴とする照明制御システム。 - 手動操作に応じて特定の制御信号を伝送線を介して主操作盤装置に出力する監視端末装置と;
を備え、主操作盤装置は、監視端末装置から出力された特定の制御信号を他の出力制御に優先して伝送線に出力することを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システム。 - 主操作盤装置は、可視光通信用データを設定、消去または変更し前記可視光通信用データに対応した特定の制御信号を生成可能に形成され、照明器具の主制御部は、主操作盤装置から伝送線に出力された前記可視光通信用データを記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の照明制御システム。
- 主操作盤装置は、複数の可視光通信用データに対する特定の制御信号を時間割ごとに伝送線に出力することを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の照明制御システム。
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