JP2009046304A - 給紙カセット - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙カセットを勢いよく移動した場合においてもカーソルの位置ズレを防止し、また簡単な構成により、多様な用紙サイズに対してカーソルを確実に係止する給紙カセットを提供する。
【解決手段】給紙カセット1は、用紙を積載して収容するカセットフレーム10と、このカセットフレーム10に設けられ、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に移動自在に用紙の位置決めを行う幅方向カーソル20とを備えるとともに、機器本体から引き出し可能である。カセットフレーム10に設けられる用紙幅に応じた複数の係合穴14と、幅方向カーソル20に設けられる貫通穴23と、幅方向カーソル20が用紙幅方向に変位しないように貫通穴23を介して係合穴14に係合自在な取り付けピン40とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、機器に供給する用紙を予め多数ストックしておくために用いられる給紙カセットに関するものである。
給紙カセットは、複写機やプリンタに代表される画像形成装置において、カットペーパー等の給紙用として用いられる。画像形成装置における給紙装置には、給紙カセットに印刷前の用紙を予め多数ストックしておき、カセット内に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ用紙を分離供給するものが多い。
給紙カセットには、カーソルが備えられたものがある。カーソルは、給紙カセットに設けられたレールに沿って移動可能であり、カセット内に積み上げられた用紙束の側面に当接して、用紙の位置決めを行うものである。これにより、用紙が所定の位置から移動することがなく、安定した給紙を行うことが可能となる。
カーソルには、用紙供給方向において用紙の位置決めを行う長さ方向カーソルと、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向において用紙の位置決めを行う幅方向カーソルとが存在する。これらのカーソルには、用紙サイズに対応した所定位置にてカーソルをロックするロック手段が備えられている。ロック手段は、鋸歯状のラックと、このラックに係合する係止爪を備えたロック片とで構成されたものが一般的に広く用いられている。
しかしながら、用紙を給紙カセットに積載し、使用者が給紙カセットを勢いよく用紙幅方向に移動した場合に、用紙束が慣性で給紙カセットに対し相対移動しようとしてカーソルによる拘束に打ち勝ち、ロック片が移動してカーソルのロックが解除されることがある。これにより、用紙は、カーソルとともに用紙幅方向に移動してしまう。その結果、適正な給紙を行うことができず、印刷画像のずれや用紙ジャムといった不具合が発生するという問題が生じる。
このような問題を解決すべく、幅方向カーソルを所定位置にロックするロック片の意図しない移動を防止するための手法が提案され、その給紙カセットの例を、特許文献1に見ることができる。
上記特許文献1には、カセットフレームの内部に、用紙の幅方向の位置決めを行う幅方向カーソルが備えられ、幅方向カーソルの下方に、ロック片が用紙幅方向と直角をなす面内で回転可能に支持され、そのロック片は、その支軸部分に備えられた付勢手段によりロック方向に付勢されている。幅方向カーソルの底面には係合孔が備えられ、ロック片の上面にはロックピンが備えられ、係合孔にロックピンが挿入されて幅方向カーソルが用紙幅方向に変位しないようにロックされる。幅方向カーソルに備えられた解除ロッドを下方に押すと、ロック片が下方に変位して、ロック解除位置に移動させる技術が開示されている。このことにより、使用者が給紙カセットを勢いよく用紙幅方向に移動した場合の、用紙の幅方向への移動を防止することが可能である。
しかしながら、上述した従来技術では、ロックピンを保持するロック片、付勢手段、ロックを解除する解除ロッド等構成部材が多く、また、これらの構成部材を給紙カセットに組み立てるのに手間がかかるという不都合があった。
また、特許文献2には、上蓋がカセットフレームの上面を覆うと幅方向カーソルの位置を固定するとともに、この上蓋がカセットフレームの上面を開くと幅方向カーソルの位置固定を解除するロック手段が設けられている。しかし、ロック手段が断面山型形状を有する突起とその突起に係合する上蓋のへこみ部とで構成され、ロック手段の係合の確実性が低いため、勢いよく用紙を入れるとその係合が外れてしまう問題があった。
特開2005−231862号公報(段落[0010]〜[0012]、図2) 実開平7−40646号公報(特許請求の範囲、図5)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、給紙カセットを勢いよく移動した場合においてもカーソルの位置ズレを防止し、また簡単な構成により、多様な用紙サイズに対してカーソルを確実に係止する給紙カセットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、用紙を積載して収容するカセットフレームと、前記カセットフレームに設けられ、移動自在に用紙の位置決めを行うカーソルと、前記カーソルに設けられる貫通穴と、前記カセットフレームに設けられる用紙サイズに応じた複数の係合穴と、前記カーソルが移動方向に変位しないように前記貫通穴を介して前記係合穴に係合自在な取り付けピンとを備え、機器本体から引き出し可能であることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明では、前記貫通穴には円錐穴が設けられ、前記取り付けピンには係合部と前記係合部の上部に円錐部とが設けられ、前記係合部が前記係合穴に係合し、前記円錐部が前記円錐穴に嵌まることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、前記取り付けピンの前記円錐部には切り欠き部が設けられ、前記係合部が前記係合穴に係合し、前記円錐部が前記円錐穴に嵌まると、前記円錐穴と前記切り欠き部との間に隙間が形成されることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明では、前記切り欠き部に沿うように略U字形に形成されるフックを備え、前記フックが前記切り欠き部に沿う方向と前記取り付けピンの軸線方向とに遥動自在であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明では、前記カーソルは、前記カセットフレーム上で当接し、用紙を積載される水平部と、前記水平部と垂直な用紙突き当て部とを備え、前記円錐穴は前記水平部に設けられ、前記円錐部は、前記円錐穴に嵌まると、前記水平部上から突出しないことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、前記取り付けピンは板部材に固定されることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明では、前記カーソルは、前記カセットフレーム上で当接し、用紙を積載される水平部と、前記水平部と垂直な用紙突き当て部とを備え、前記円錐部が前記円錐穴に嵌まると、前記板部材は、前記水平部に形成された凹部に収まり、前記水平部上から突出しないことを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明では、前記板部材の取り付けピンが固定される近傍には、前記係合部が前記係合穴に係合すると、前記板部材の縁部と前記凹部との間に隙間が形成されることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明では、前記カセットフレームには、複数の用紙サイズ系列に対応させた前記複数の係合穴を有する係合穴列が設けられ、前記カーソルには、前記夫々の係合穴列に対応して貫通穴が設けられることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明では、前記夫々の係合穴列は、前記カーソルの移動方向の垂直方向に一対設けられ、互いに離れた位置に並列して設けられることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明では、前記取り付けピンは板部材に固定され、前記一対の係合穴列の係合穴間隔は、前記夫々の係合穴列において異なるように配置され、前記取り付けピンは前記夫々の係合穴列に対応して前記板部材に一対設けられ、前記一対の取り付けピン間の距離が異なることを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明では、前記取り付けピンは板部材に固定され、前記一対の係合穴列の係合穴間隔は、前記夫々の係合穴列で同じになるように配置され、前記取り付けピンは前記夫々の係合穴列に対応して前記板部材に一対設けられ、前記一対の取り付けピン間の距離が同じであることを特徴としている。
また、請求項13に記載の発明では、前記カーソルは、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に移動自在に用紙の位置決めを行うことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、取り付けピンが貫通穴に挿入され、また係合穴に係合すると、カーソルは移動方向に変位しないようにロックされるので、給紙カセットを勢いよく移動方向に移動した場合においても、カーソルの位置ズレを防止し、また、取り付けピンと、カーソルの貫通穴と、カセットフレームの係合穴の簡単な構成により、多様な用紙サイズに対してカーソルを確実に係止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、係合部が係合穴に係合して、円錐部が円錐穴に嵌まると、カーソルがカセットフレームに確実に位置決めして固定される。
また、請求項3に記載の発明によれば、円錐穴と切り欠き部との間に隙間が形成されることによって、使用者がその隙間に指を差し入れて、取り付けピンを円錐穴から引き出すと、取り付けピンが取り外されるので、簡単に用紙サイズを変更することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、取り付けピンの円錐部にフックが揺動自在に設けられるので、使用者が指をフックに掛けて、取り付けピンを貫通穴から容易に引き出すことができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、円錐部が水平部上を突出することがないので、水平部に積載した用紙を傷めることがない。
また、請求項6に記載の発明によれば、取り付けピンが板部材に固定支持されるために、取り付けピンの挿脱を簡単に行うことができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、板部材が水平部上を突出することがないので、水平部に積載した用紙を傷めることがない。
また、請求項8に記載の発明によれば、板部材の縁部と凹部との間に隙間が形成されることによって、使用者がその隙間に指を差し入れて、板部材を凹部から引き出すと、取り付けピンが係合穴から取り外されるので、簡単に用紙サイズを変更することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、例えばメートル系とインチ系等複数の用紙サイズ系列の用紙が給紙カセットに収容可能になり、所望の用紙サイズ系列の位置を認識するのが容易となり、また、多種類の用紙サイズ系列に対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、夫々の用紙サイズ系列において用紙サイズの種類が増えても、所望の用紙サイズの位置を認識するのが容易であり、また複数の係合穴同士の干渉を回避することができる。これにより、多種類の用紙サイズに対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、板部材に一対の取り付けピンが設けられているため、用紙サイズの種類が増えても、所望の用紙サイズの位置を認識するのが容易であり、取り付けピンの係合穴への挿脱を簡単に行うことができる。また多種類の用紙サイズに対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、板部材に一対の取り付けピンが設けられているため、用紙サイズの種類が増えても、所望の用紙サイズの位置を認識するのが容易であり、取り付けピンの係合穴への挿脱を簡単に行うことができる。また、多種類の用紙サイズ系列に対してもひとつの板部材で対応することができ、装置が簡単な構成になり、さらに多種類の用紙サイズに対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。
また、請求項13に記載の発明によれば、給紙カセットを勢いよく用紙幅方向に移動した場合においてもカーソルの位置ズレを防止し、また、取り付けピンと、カーソルの貫通穴と、カセットフレームの係合穴の簡単な構成により、多様な用紙幅に対してカーソルを確実に係止するすることができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
最初に、本発明の給紙カセットについて、図1を用いてその構成の概略を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視図にして、背面側上方から見たものである。なお、給紙カセットの前面側には、指を掛けて給紙カセットを引き出すためのパネルが設けられ、背面はこのパネルと対向する面である。
図1において、給紙カセット1は、図示しない複写機等の画像形成装置の下部に収容されるものである。給紙カセット1は、その側面に設けられた水平突条2を画像形成装置内部のレールに係合させ、図1に示す矢印Aの方向に水平にスライドして挿入される。給紙カセット1の本体部は、カセットフレーム10で構成されている。カセットフレーム10は、上面が開口した平たい箱で構成され、その上面方向から用紙を積載して収容する。画像形成装置内部において、給紙カセット1の上方には、図示しない給紙手段が備えられ、用紙は図1に示す矢印Bの方向に供給される。カセットフレーム10の前面部にはパネル3が一体成形され、このパネル3が画像形成装置における前面下部のハウジングの一部を構成する役割を担う。給紙カセット1を引き出す時には、パネル3の下部に指を掛ける。
カセットフレーム10の内側底面には、リフト板4が備えられている。用紙は、このリフト板4上に積載される。リフト板4は、その用紙供給方向上流端がカセットフレーム10の内側底面に支持され、この支点を中心とし、下流端を自由端として回転可能である。リフト板4は板状の部材であり、後述する幅方向カーソル20及び長さ方向カーソル30の移動領域に切り欠きが設けられている。
カセットフレーム10の内部の用紙供給方向下流部には、幅方向カーソル20が備えられている。幅方向カーソル20は2個備えられ、用紙供給方向(矢印B)と直角をなす用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接する。幅方向カーソル20は、その用紙供給方向から見た垂直断面がL字形状であり、水平部21と垂直な用紙突き当て部22とで構成される。2個の幅方向カーソル20は、互いの用紙突き当て部22が向き合うように配置され、用紙は、各々の水平部21の上方であって、用紙突き当て部22の内側に積載される。幅方向カーソル20は、用紙が画像形成装置の給紙手段による給紙位置に位置するように、用紙の幅方向の位置決めを行う。
幅方向カーソル20は、カセットフレーム10上に用紙幅方向に設けられた移動用溝11に沿って、水平部21がカセットフレーム10上に当接しながら変位させることが可能である。幅方向カーソル20は、その底面に設けられた図示しない係合部が移動用溝11に引っ掛かっているので、上方に外れてしまうことはない。用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接する2個の幅方向カーソル20には、図示しない連動機構がそれらの下方に設けられている。連動機構は、2個の幅方向カーソル20の各々に設けられたラックと、カセットフレーム10に取り付けられたピニオンとで構成される。この連動機構により、幅方向カーソル20の一方を変位させると、それに連動して他方も変位するようになっている。この時、2個の幅方向カーソル20は、用紙の幅方向中心線に対して、左右対称の動きをする。
カセットフレーム10の内部の用紙供給方向上流部には、長さ方向カーソル30が備えられている。長さ方向カーソル30は1個備えられ、用紙供給方向(矢印B)上流側から用紙束の側面に当接する。長さ方向カーソル30は、そのカセットフレームスライド方向(矢印A)から見た垂直断面がL字形状であり、水平部31と、垂直な用紙突き当て部32とで構成される。用紙は、水平部31の上方であって、用紙突き当て部32の内側に積載される。長さ方向カーソル30は、用紙の下流端が、画像形成装置の給紙手段による給紙位置に位置するように、用紙供給方向の位置決めを行う。
長さ方向カーソル30は、カセットフレーム10上に用紙供給方向に設けられた移動用レール12に沿って変位させることが可能である。長さ方向カーソル30は、その底面に設けられた図示しない係合部が移動用レール12に係合しているので、上方に外れてしまうことはない。
(第1実施形態)
図2から図4を用いて本発明の第1実施形態を説明する。図2は、給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図であり、図3は、給紙カセットのカセットフレームと幅方向カーソルに取り付けピンを係合させた状態を示す断面図であり、図4は、取り付けピンを示す斜視図である。
図2に示すように、カセットフレーム10には、複数の係合穴14が設けられる。係合穴14は、複数の用紙幅のサイズに対応させて、幅方向カーソル20が水平にスライドする方向(図2に示す矢印A)に各一対配列される。
幅方向カーソル20には、貫通穴23が水平部21に2個設けられる。貫通穴23は、一対の係合穴14の間隔に対応させて設けられる。貫通穴23には、各取り付けピン40が挿入自在である。
取り付けピン40が貫通穴23に挿入されると、図3に示すように幅方向カーソル20がカセットフレーム10に位置決めして固定されることになる。取り付けピン40は、円筒形の係合部40aとその上部に円錐部40bが設けられる。係合部40aがカセットフレーム10の係合穴14に係合して、幅方向カーソル20がカセットフレーム10に固定される。円錐部40bが貫通穴23の円錐穴23bに嵌まる。円錐部40bと円錐穴23bの各円錐の中心が係合部40aと係合穴14の円の中心が同軸に形成されているので、円錐部40bが円錐穴23bに嵌まると、幅方向カーソル20がカセットフレーム10に位置決めされる。このときに円錐部40bが水平部21上を突出することがなく、用紙を傷めることがない。カセットフレーム10、幅方向カーソル20等の構成部材の加工精度が低くても組み立てることができるように、貫通穴23の穴23aは、取り付けピン40の係合部40aより大きい穴にして係合部40aに係合しないように形成される。
2個の幅方向カーソル20に設けた各一対の貫通穴23に対して、カセットフレーム10の幅方向の中央線に対して左右に対称的に各一対の係合穴14が配置され、各貫通穴23、各係合穴14に嵌まる4個の取り付けピン40で構成されて、取り付けピン40が貫通穴23に挿入され、また係合穴14に係合すると、幅方向カーソル20は用紙幅方向に変位しないようにロックされる。
図4に示すように、取り付けピン40の円錐部40bには、平行した2個所の切り欠き部40cが設けられる。取り付けピン40の係合部40aが係合穴14に係合し、円錐部40bが円錐穴23bに嵌まると(図3参照)、切り欠き部40cと円錐穴23bとの間に隙間が形成される。幅方向カーソル20を変位させるために、取り付けピン40が円錐穴23bから取り外されるときに、使用者がその隙間に指を差し入れて、取り付けピン40を引き出すことができる。
第1実施形態によれば、給紙カセット1は、用紙を積載して収容するカセットフレーム10と、このカセットフレーム10に設けられ、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に移動自在に用紙の位置決めを行う幅方向カーソル20とを備えるとともに、機器本体から引き出し可能である。カセットフレーム10に設けられる用紙幅に応じた複数の係合穴14と、幅方向カーソル20に設けられる貫通穴23と、幅方向カーソル20が用紙幅方向に変位しないように貫通穴23を介して係合穴14に係合自在な取り付けピン40とを備える。
この構成によれば、取り付けピン40が貫通穴23に挿入され、また係合穴14に係合すると、幅方向カーソル20は用紙幅方向に変位しないようにロックされるので、給紙カセット1を勢いよく用紙幅方向に移動した場合においても幅方向カーソル20の位置ズレを防止し、また取り付けピン40と、幅方向カーソル20の貫通穴23と、カセットフレーム10の係合穴14の簡単な構成により、多様な用紙幅に対して幅方向カーソル20を確実に係止することができる。
また、第1実施形態によれば、貫通穴23には円錐穴23bが設けられ、取り付けピン40には係合部40aと、係合部40aの上部に切り欠き部40cとを有する円錐部40bとが設けられ、係合部40aが係合穴14に係合し、円錐部40bが円錐穴23bに嵌まることによって、幅方向カーソル20がカセットフレーム10に確実に位置決めして固定される。また、円錐穴23bと切り欠き部40cとの間に隙間が形成されることによって、幅方向カーソル20を変位させるために、使用者がその隙間に指を差し入れて、取り付けピン40を円錐穴23bから引き出すと、取り付けピン40が取り外されるので、簡単に用紙幅を変更することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。第2実施形態は、メートル系とインチ系の用紙サイズの用紙を選択的に収容可能である給紙カセットであり、第1実施形態と異なる構成について説明し、以降、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
幅方向カーソル20の水平部21には、一対の貫通穴231が用紙長さ方向に設けられ、別の一対の貫通穴232が用紙長さ方向に設けられる。また、一対の貫通穴231と別の一対の貫通穴232とは用紙幅方向にずらせて配置される。一対の貫通穴231の間隔は、別の一対の貫通穴232の間隔より長く設定されている。一対の貫通穴231はメートル系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するものであり、別の一対の貫通穴232はインチ系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するものである。メートル系とインチ系を区別する表記は、幅方向カーソル20の各貫通穴231、232の近傍に設けられる、または給紙カセットの使用説明書に記載されてもよい。各貫通穴231、232は、取り付けピン40の円錐部が嵌まる円錐穴を備える。
カセットフレーム10には、一対の貫通穴231に対応してメートル系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列141が設けられ、別の一対の貫通穴232に対応してインチ系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列142が設けられる。
メートル系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するには、取り付けピン40が貫通穴231に挿入され、また係合穴141の所望する用紙サイズの係合穴に係合すると、幅方向カーソル20は用紙幅方向に変位しないようにロックされる。また、インチ系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するには、取り付けピン40が貫通穴232に挿入され、また係合穴142の所望する用紙サイズの係合穴に係合すると、幅方向カーソル20は用紙幅方向に変位しないようにロックされる。
この構成によれば、メートル系とインチ系の用紙サイズ系列の用紙が給紙カセットに選択的に収容可能になり、所望の用紙サイズ系列の位置を認識するのが容易になる。ひとつの用紙サイズ系列において用紙サイズの種類が増えても、複数の係合穴同士の干渉を回避することができる。また、メートル系とインチ系のほかさらに多種類の用紙サイズ系列に対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る給紙カセットの取り付けピンを示す斜視図である。第3実施形態は、第1実施形態と第2実施形態の取り付けピンの変形例を示すものである。
取り付けピン40は、円筒形の係合部40aとその上部に切り欠き部40cを有する円錐部40bが設けられる。2箇所の切り欠き部40cには、フック40dが図6に示す矢印方向に揺動自在に設けられる。フック40dは、両切り欠き部40cに沿うように略U字形にプラスチックで形成され、取り付けピン40を貫通穴23から出し入れするときに用いられる。幅方向カーソル20がカセットフレーム10に位置決めして固定されているときに、フック40dが取り付けピン40に沿う方向に倒されると(図6のA位置)、貫通穴23に収納された状態になり、その状態からフック40dが取り付けピン40の軸線方向に立てられると(図6のB位置)、使用者が指をそのフック40dに掛けて、取り付けピン40を貫通穴23から引き出すことが可能になる。
この構成によれば、取り付けピン40の円錐部40bにフック40dが揺動自在に設けられるので、取り付けピン40を貫通穴23から引き出し易くすることができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。
図7に示すように、幅方向カーソル20の水平部21には、水平部21上から凹んだ凹部25が用紙長さ方向に延在して矩形に形成される。凹部25には、円錐穴を有する一対の貫通穴23が設けられる。一対の貫通穴23は、一対の係合穴14の間隔に対応させて設けられる。
取り付けピン40は、円錐部と係合部とを有し、一対の貫通穴23に嵌まり、一対の係合穴14に係合可能であるように、矩形形状の板部材42に所定の間隔をおいて固定支持される。一対の取り付けピン40が一対の貫通穴23に嵌まり、一対の係合穴14に係合すると、板部材42が凹部25に収まり、水平部21上を突出することがなく、また幅方向カーソル20は用紙幅方向に変位しないようにロックされる。
幅方向カーソル20を変位させるために、取り付けピン40を貫通穴23及び係合穴14から取り外すときには、使用者が板部材42を持ち上げると、一対の取り付けピン40が一対の貫通穴23及び係合穴14から取り外される。
第4実施形態によれば、用紙幅方向に複数の一対の係合穴14と、用紙幅方向に一対の貫通穴23と、一対の取り付けピン40を固定支持する板部材42とを備え、一対の取り付けピン40が一対の貫通穴23を介して一対の係合穴14に係合する。これにより、取り付けピン40が貫通穴23に挿入され、また係合穴14に係合すると、幅方向カーソル20は用紙幅方向に変位しないようにロックされるので、給紙カセット1を勢いよく用紙幅方向に移動した場合においても幅方向カーソル20の位置ズレを防止し、また取り付けピン40と、幅方向カーソル20の貫通穴23と、カセットフレーム10係合穴14の簡単な構成により、多様な用紙幅に対して幅方向カーソル20を確実に係止することができる。また、一対の取り付けピン40が板部材42に固定支持されるので、取り付けピン40の挿脱を簡単に行うことができる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態に係る給紙カセットの板部材を示す斜視図であり、図9は、図8の矢印A方向から見た板部材を示す平面図である。第5実施形態は、4実施形態の板部材の変形例を示すものである。
図8、図9に示すように、板部材42の取り付けピン40が固定される近傍の縁部には、4箇所の切り欠き42aが設けられる。一対の取り付けピン40が幅方向カーソル20の一対の貫通穴23に嵌まり、一対の係合穴14に係合して、板部材42が凹部25に収まると(図7参照)、板部材42の縁部と凹部25との間に、切り欠き42aによって隙間が形成される。この隙間に、使用者が指を差し入れて、板部材42を凹部25から引き出すことが可能となる。板部材42に切り欠き42aを設ける替わりに、貫通穴23の近傍で凹部25の幅を広げて、板部材42の縁部と凹部25との間に隙間を形成するようにしてもよい。この場合、取り付けピン40の円錐部には、切り欠き部40cを設けなくてもよい。
この構成によれば、板部材42の縁部と幅方向カーソル20の凹部25との間に隙間が形成されることによって、使用者がその隙間に指を差し入れて、板部材42を凹部25から引き出すと、取り付けピン40が係合穴14から取り外されるので、簡単に用紙サイズを変更することができる。
(第6実施形態)
図10は、本発明の第6実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。第6実施形態は、メートル系とインチ系の用紙サイズの用紙を選択的に収容可能である第2実施形態の変形例を示すものである。
幅方向カーソル20の水平部21には、板部材42を収めるために水平部21上から凹んだ凹部25が設けられる。凹部25には、一対の貫通穴231が用紙長さ方向に設けられ、別の一対の貫通穴232が用紙長さ方向に設けられる。また、一対の貫通穴231と別の一対の貫通穴232とは用紙幅方向に揃えて配置される。一対の貫通穴231の間隔は、別の一対の貫通穴232の間隔より長く設定される。一対の貫通穴231はメートル系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するものであり、別の一対の貫通穴232はインチ系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するものである。各貫通穴231、232は、取り付けピン40の円錐部が嵌まる円錐穴を備える。
カセットフレーム10には、一対の貫通穴231に対応してメートル系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列141が設けられ、別の一対の貫通穴232に対応してインチ系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列142が設けられる。
板部材42は、メートル系用紙サイズ系列とインチ系用紙サイズ系列の各用紙に適用できるように2つ用意される。メートル系用紙サイズ系列の板部材42は、一対の取り付けピン40の間隔が一対の貫通穴231の間隔と同じになるように設けられ、一方、インチ系用紙サイズ系列の板部材42は、一対の取り付けピン40の間隔が別の一対の貫通穴232の間隔と同じになるように設けられる。取り付けピン40の近傍には、板部材42の縁部に4個の切り欠きを設けてもよい。この場合、取り付けピン40の円錐部には、切り欠き部40cを設けなくてよい。
従って、メートル系用紙サイズ系列の用紙を給紙カセットに収容するには、メートル系用紙サイズ系列の板部材42の取り付けピン40が、一対の貫通穴231を介して、係合穴列141の所望する用紙サイズの係合穴に係合させる。一方、インチ系用紙サイズ系列の用紙を給紙カセットに収容するには、インチ系用紙サイズ系列の板部材42の取り付けピン40が、別の一対の貫通穴232を介して、係合穴列142の所望する用紙サイズの係合穴に係合させることになる。
この構成によれば、メートル系とインチ系の用紙サイズ系列の用紙が給紙カセットに選択的に収容可能になり、所望の用紙サイズ系列の位置を認識するのが容易である。ひとつの用紙サイズ系列において用紙サイズの種類が増えても、複数の係合穴同士の干渉を回避することができる。また、メートル系とインチ系のほかさらに多種類の用紙サイズ系列に対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。また、取り付けピン40が板部材42に固定支持されるために、取り付けピン40の挿脱を簡単に行うことができる。
(第7実施形態)
図11は、本発明の第7実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。第7実施形態は、メートル系とインチ系の用紙サイズの用紙を選択的に収容可能である第2実施形態のさらに別の変形例を示すものである。
幅方向カーソル20の水平部21には、板部材42を収めるために水平部21上から凹んだ凹部25が設けられる。凹部25には、一対の貫通穴231が用紙長さ方向に設けられ、別の一対の貫通穴232が用紙長さ方向に設けられる。また、一対の貫通穴231と別の一対の貫通穴232とは用紙幅方向に揃えて配置される。一対の貫通穴231と別の一対の貫通穴232の間隔は同じ長さに設定される。一対の貫通穴231はメートル系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するものであり、別の一対の貫通穴232はインチ系の用紙サイズ用紙を位置決め固定するものである。各貫通穴231、232は、取り付けピン40の円錐部が嵌まる円錐穴を備える。
カセットフレーム10には、一対の貫通穴231に対応してメートル系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列141が設けられ、別の一対の貫通穴232に対応してインチ系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列142が設けられる。
板部材42には、一対の取り付けピン40が設けられる。一対の取り付けピン40の間隔は、一対の貫通穴231(別の一対の貫通穴232)の間隔と同じになるように設けられる。取り付けピン40の近傍には、板部材42の縁部に4個の切り欠きを設けてもよい。この場合、取り付けピン40の円錐部には、切り欠き部40cを設けなくてよい。
従って、メートル系用紙サイズ系列の用紙を給紙カセットに収容するには、板部材42の取り付けピン40が、一対の貫通穴231を介して、係合穴列141の所望する用紙サイズの係合穴に係合させる。一方、インチ系用紙サイズ系列の用紙を給紙カセットに収容するには、板部材42の取り付けピン40が、別の一対の貫通穴232を介して、係合穴列142の所望する用紙サイズの係合穴に係合させることになる。
この構成によれば、メートル系とインチ系の用紙サイズ系列の用紙が給紙カセットに選択的に収容可能になり、所望の用紙サイズ系列の位置を認識するのが容易である。ひとつの用紙サイズ系列において用紙サイズの種類が増えても、複数の係合穴同士の干渉を回避することができる。また、メートル系とインチ系のほかさらに多種類の用紙サイズ系列に対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。また、取り付けピン40が板部材42に固定支持されるために、取り付けピン40の挿脱を簡単に行うことができる。さらに、多種類の用紙サイズ系列に対してもひとつの板部材42で対応することができ、装置が簡単な構成になる。
(第8実施形態)
図12は、本発明の第8実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。第8実施形態は、メートル系とインチ系の用紙サイズの用紙を選択的に収容可能である第2実施形態のさらに別の変形例を示すものである。
幅方向カーソル20の水平部21には、2個の板部材42を夫々収めるために水平部21上から凹んだ2個の凹部25が設けられる。各凹部25には、2個の貫通穴231、232が用紙長さ方向に並べて設けられる。また、一対の構成となる貫通穴231と、別の一対の構成となる貫通穴232とは用紙幅方向に揃えて配置される。一対の貫通穴231と別の一対の貫通穴232の間隔は同じ長さに設定される。一対の貫通穴231はメートル系の用紙サイズの用紙を位置決め固定するものであり、別の一対の貫通穴232はインチ系の用紙サイズ用紙を位置決め固定するものである。各貫通穴231、232は、取り付けピン40の円錐部が嵌まる円錐穴を備える。
カセットフレーム10には、一対の貫通穴231に対応してメートル系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列141が設けられ、別の一対の貫通穴232に対応してインチ系の用紙サイズに適用される複数の係合穴を有する係合穴列142が設けられる。
板部材42は、水平部21の凹部25と略同形状で、凹部25内に収まるように幾分小さい矩形状に形成される。板部材42には、用紙長さ方向の中央から外れた位置に1個の取り付けピン40が固定されている。ひとつの幅方向カーソル20に対して、同じ形状の2個の板部材42が用意される。取り付けピン40の近傍には、板部材42の縁部に2個の切り欠きを設けてもよい。この場合には、取り付けピン40の円錐部には、切り欠き部40cを設けなくてもよい。
従って、メートル系用紙サイズ系列の用紙を給紙カセットに収容するには、図12に示すように、2個の板部材42の取り付けピン40が、一対の貫通穴231を介して、係合穴列141の所望する用紙サイズの係合穴に係合させる。一方、インチ系用紙サイズ系列の用紙を給紙カセットに収容するには、2個の板部材42の取り付けピン40が、別の一対の貫通穴232に対向するように、2個の板部材42を図12の状態から180度回転させて、別の一対の貫通穴232を介して、係合穴列142の所望する用紙サイズの係合穴に係合させることになる。
この構成によれば、メートル系とインチ系の用紙サイズ系列の用紙が給紙カセットに選択的に収容可能になり、所望の用紙サイズ系列の位置を認識するのが容易である。ひとつの用紙サイズ系列において用紙サイズの種類が増えても、複数の係合穴同士の干渉を回避することができる。また、メートル系とインチ系のほかさらに多種類の用紙サイズ系列に対しても給紙カセットの種類を増やすことなく、ひとつの給紙カセットで対応することができる。また、取り付けピン40が板部材42に固定支持されるために、取り付けピン40の挿脱を簡単に行うことができる。さらに、多種類の用紙サイズ系列に対しても、同じ形状の板部材42をセットとして用いると、対応することができ、装置が簡単な構成になる。
尚、上記実施形態では、取り付けピン40が貫通穴23の穴23aと円錐穴23bを介して係合穴14に係合する構成を示したが、本発明はこれに限らず、穴23a及び円錐穴23bを、JIS B1007(タッピンねじ)及びB1013(皿頭ねじ)に規定されている形状に対応した寸法に設定すれば、使用者が使用条件に応じて取り付けピン40の代わりに一般的な締結部材を用いて、幅方向カーソル20をより強固に固定することも可能である。
また、上記実施形態では、用紙幅方向に移動自在に用紙の位置決めを行う給紙カセットに適用したが、本発明はこれに限らず、用紙を収容したカセットフレーム10を用紙長さ方向にスライドさせる給紙カセットにあっては、用紙長さ方向に移動自在に用紙の位置決めを行うと、上記実施形態と同様に効果を奏する。
本発明は、適正な給紙位置に用紙の位置決めを行うためのカーソルを備え、機器本体から引き出し可能な給紙カセット全般において利用することができる。
は、本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視図にして、背面側上方から見たものである。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙カセットのカセットフレームと幅方向カーソルに取り付けピンを係合させた状態を示す断面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙カセットの取り付けピンを示す斜視図である。 は、本発明の第2実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。 は、本発明の第3実施形態に係る給紙カセットの取り付けピンを示す斜視図である。 は、本発明の第4実施形態に係る給紙カセットの幅方向カーソルの取り付け部を示す斜視図である。 は、本発明の第5実施形態に係る給紙カセットの板部材を示す斜視図である。 は、本発明の第5実施形態に係る給紙カセットの板部材を示す平面図である。 は、本発明の第6実施形態に係る給紙カセットの板部材の取り付けを示す斜視図である。 は、本発明の第7実施形態に係る給紙カセットの板部材の取り付けを示す斜視図である。 は、本発明の第8実施形態に係る給紙カセットの板部材の取り付けを示す斜視図である。
符号の説明
1 給紙カセット
10 カセットフレーム
11 移動用溝
14 係合穴
20 幅方向カーソル
21 水平部
22 用紙突き当て部
23、231、232 貫通穴
23b 円錐穴
25 凹部
30 長さ方向カーソル
40 取り付けピン
40a 係合部
40b 円錐部
40c 切り欠き部
40d フック
42 板部材
141、142 係合穴列

Claims (13)

  1. 用紙を積載して収容するカセットフレームと、
    前記カセットフレームに設けられ、移動自在に用紙の位置決めを行うカーソルと、
    前記カーソルに設けられる貫通穴と、
    前記カセットフレームに設けられる用紙サイズに応じた複数の係合穴と、
    前記カーソルが移動方向に変位しないように前記貫通穴を介して前記係合穴に係合自在な取り付けピンとを備え、
    機器本体から引き出し可能であることを特徴とする給紙カセット。
  2. 前記貫通穴には円錐穴が設けられ、前記取り付けピンには係合部と前記係合部の上部に円錐部とが設けられ、前記係合部が前記係合穴に係合し、前記円錐部が前記円錐穴に嵌まることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  3. 前記取り付けピンの前記円錐部には切り欠き部が設けられ、前記係合部が前記係合穴に係合し、前記円錐部が前記円錐穴に嵌まると、前記円錐穴と前記切り欠き部との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項2に記載の給紙カセット。
  4. 前記切り欠き部に沿うように略U字形に形成されるフックを備え、前記フックが前記切り欠き部に沿う方向と前記取り付けピンの軸線方向とに遥動自在であることを特徴とする請求項3に記載の給紙カセット。
  5. 前記カーソルは、前記カセットフレーム上で当接し、用紙を積載される水平部と、前記水平部と垂直な用紙突き当て部とを備え、前記円錐穴は前記水平部に設けられ、前記円錐部は、前記円錐穴に嵌まると、前記水平部上から突出しないことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の給紙カセット。
  6. 前記取り付けピンは板部材に固定されることを特徴とする請求項2に記載の給紙カセット。
  7. 前記カーソルは、前記カセットフレーム上で当接し、用紙を積載される水平部と、前記水平部と垂直な用紙突き当て部とを備え、前記円錐部が前記円錐穴に嵌まると、前記板部材は、前記水平部に形成された凹部に収まり、前記水平部上から突出しないことを特徴とする請求項6に記載の給紙カセット。
  8. 前記板部材の取り付けピンが固定される近傍には、前記係合部が前記係合穴に係合すると、前記板部材の縁部と前記凹部との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項7に記載の給紙カセット。
  9. 前記カセットフレームには、複数の用紙サイズ系列に対応させた前記複数の係合穴を有する係合穴列が設けられ、前記カーソルには、前記夫々の係合穴列に対応して貫通穴が設けられることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  10. 前記夫々の係合穴列は、前記カーソルの移動方向の垂直方向に一対設けられ、互いに離れた位置に並列して設けられることを特徴とする請求項9に記載の給紙カセット。
  11. 前記取り付けピンは板部材に固定され、前記一対の係合穴列の係合穴間隔は、前記夫々の係合穴列において異なるように配置され、前記取り付けピンは前記夫々の係合穴列に対応して前記板部材に一対設けられ、前記一対の取り付けピン間の距離が異なることを特徴とする請求項10に記載の給紙カセット。
  12. 前記取り付けピンは板部材に固定され、前記一対の係合穴列の係合穴間隔は、前記夫々の係合穴列で同じになるように配置され、前記取り付けピンは前記夫々の係合穴列に対応して前記板部材に一対設けられ、前記一対の取り付けピン間の距離が同じであることを特徴とする請求項10に記載の給紙カセット。
  13. 前記カーソルは、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に移動自在に用紙の位置決めを行うことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の給紙カセット。
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