JP2009045504A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009045504A
JP2009045504A JP2008310567A JP2008310567A JP2009045504A JP 2009045504 A JP2009045504 A JP 2009045504A JP 2008310567 A JP2008310567 A JP 2008310567A JP 2008310567 A JP2008310567 A JP 2008310567A JP 2009045504 A JP2009045504 A JP 2009045504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
data
player
mobile communication
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008310567A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Hayakawa
圭一 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2008310567A priority Critical patent/JP2009045504A/ja
Publication of JP2009045504A publication Critical patent/JP2009045504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】データ送受信における外部ポートが邪魔とならず、かつデータ通信に関する機構を確実に保護することのできる遊技機を提供すること。
【解決手段】パチンコ機本体、遊技盤、機構盤、扉枠7等のパネル体を組み立てて一体化するようにしたパチンコ遊技機において、上受け皿8のデッドスペースを利用して携帯通信端末用の通信スペースを形成し、側面に形成した扉41方向から携帯通信端末を通信スペース内に挿入可能とする。そしてして通信スペース内でデータの授受をさせるようにする。これによってデータ送受信における格別邪魔となるような構成が露出することがなく、かつデータ通信に関する機構を確実に保護することができることとなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機、パチロット、スロットマシン等の遊技機に関し、特に携帯通信端末に対してデータの送信が可能な遊技機に関するものである。
例えばパチンコ遊技機のような遊技機では集客性を上げるために従来から様々な遊技者の興趣を誘う手法を採用している。例えば、装飾用のランプを点滅させたり、ディスプレイの表示内容を変化させたり、効果音をスピーカから出力させたりといった遊技状態の変化を報知させるようにしている。
そして、近年では遊技状態の報知を携帯通信端末を介して遊技者に報知するサービスを行う旨の技術(例えば特許文献1)が提案されている。特許文献1では携帯端末3にアダプター4と充電台2を介して充電させるとともにこれらを介してデータ通信をさせるような構成となっている。データ内容としては例えばパチンコ台やパチンコ店舗の情報が得られるというものである。
このような技術によれば遊技者は様々な遊技に関する情報を携帯通信端末から入手できることとなっておもしろさが増すため集客性の向上に貢献することとなる。
特開平10−179921号公報(段落番号0015〜0017、図1及び図3)
ところで、この特許文献1の構成では充電台2が遊戯台の前面に前方に突出して、別体として配設されている。しかし、直接遊技に関係のないこのような充電台2は遊技においてはかえって邪魔である。そもそも特に携帯通信端末を所持しない遊技者には充電台2は無用の構成である。
そのため充電台2という形態を採らずに遊戯台の前面にデータ通信を行うための外部ポート(例えばコンセント等)を配設し、この外部ポートのみを露出させておく、という手段も考えられる。
しかし、外部ポートをなんらの包囲手段もなく完全に外部に露出させてしまうと故意あるいは過失で外部ポートが傷つけられてしまうおそれがある。
更に、データ通信の手段として例えば赤外線等を利用した光通信モジュールの外部ポート(赤外線用ガラスウィンド)を介しての非接触型のデータ送受信を採用した場合では光通信モジュールの外部ポートをなんらの包囲手段もなく完全に外部に露出させてしまうと上記の傷付けられるという問題に加え、第三者が自分の携帯通信端末をかざしてデータを盗んでしまうという不正を働く可能性も生ずる。
本発明は、このような従来の技術に存在する諸問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、データ送受信における外部ポートが邪魔とならず、かつデータ通信に関する機構を確実に保護することのできる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、機能の異なる複数の構造体を組み立てることで構成され、所定の遊技を行う遊技面と操作部とを遊技者と対面する前面側に備えている遊技機において、前記遊技者が対面する遊技面周囲の所定位置に携帯通信端末用の挿入通路を形成し、表面に開口された開口部から同携帯通信端末を同挿入通路内に挿入して同挿入通路内部にて内蔵されたデータ通信部との間でデータの授受を行うようにしたことをその要旨とする。
請求項1の発明のような構成では、遊技者が対面する遊技面周囲の所定位置、例えば扉枠や上受け皿等に携帯通信端末用の挿入通路を形成する。そして、その通路内部においてデータ通信部との間でデータの授受を行うようにする。データ通信部は通路内部に配置されても通路に隣接して配置されても構わない。
請求項1に記載の発明では、データ通信部との間でのデータの授受が遊技面周囲の所定位置に形成された挿入通路内部において行われるためデータ送受信における格別邪魔となるような構成が露出することがなく、かつデータ通信に関する機構を確実に保護することができることとなる。
以下、本発明をパチンコ遊技機に応用した実施の形態について図面に基づいて説明する。まず、図1〜3に基づいて各実施の形態で共通するパチンコ遊技機の概略を説明する。
パチンコ遊技機の支持枠体としての外枠1は上下左右の各枠板1a〜1dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。外枠1には遊技機本体としてのパチンコ機本体3が装着されている。パチンコ機本体3はパチンコ遊技機の構造的な中核を形成するパネル状の構造体である。図2に示すように、パチンコ機本体3を中心としてその他のパネル状の構造体がその前後方向に積層状に配置されている。
パチンコ機本体3の上半身に形成された遊技盤取り付けスペース3aには遊技盤5が嵌合されている。遊技盤5の前面は遊技面5aとされている。遊技盤5の前方には扉枠7が配設されている。遊技盤5の中央には特別図柄表示装置6が配設され、同表示装置6の下方位置裏面側には主基板9が配設されている。
扉枠7の上方位置にはガラス窓Gが嵌合されており、同ガラス窓Gの下方位置にはパチンコ球受け皿としての上受け皿8が形成されている。遊技者は遊技状態においてガラス窓Gを通して遊技盤5側の遊技面5aと対面することとなる。遊技盤5の後方位置には機構盤10とが配設されている。機構盤10の直下には基板プレート11が配設されている。基板プレート11には図示しない発射基板、電源基板、払い出し基板の各ケースが搭載されている。
遊技盤5の下方位置にはカバープレート13が配設されている。カバープレート13はパチンコ機本体3に対して固着されている。カバープレート13の裏面にはパチンコ球発射機構14が配設されている。カバープレート13には前方に突出形成した下受け皿15が形成されている。下受け皿15の右側方には操作ハンドル17が取付けられている。
図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技者側から見て左側面(つまり左枠板1c)にはプリペイドカードユニット19が配設されている。
(実施の形態1)
次に図1〜図7に基づいて実施の形態1における上受け皿8に形成された携帯端末としての携帯電話Tを収容する挿入通路としての通信スペース21周辺の構成について説明する。尚、以下の説明において左右とは図3における左右方向を言うものとする。
まず、上受け皿8について説明する。本実施の形態1では図1に示すようにガラス窓Gを包囲する装飾パネルPから意匠的に連続し前方に膨出状に突出形成されている部分全体を上受け皿8とする。
上受け皿8の上面には上記機構盤10から放出されパチンコ球導入口23から導入されたパチンコ球が放出される流下面24が形成されている。流下面24は右側下がりの傾斜に形成されるとともに、下流側(右側)が徐々に狭くなってパチンコ球が縦列配置される狭窄通路25が形成されている。狭窄通路25の前方には丘陵部27が形成されている。丘陵部27は流下面24に対して高い位置の頂上部28から後方(つまり狭窄通路25方向)に向かって斜めに下がる傾斜部29を備えている。
上受け皿8の前方には前壁部31が形成されている。前壁部31は装飾パネルPと意匠的に連続的に形成された樹脂フレームから構成されている。前壁部31は前方に張り出してし流下面24及び丘陵部27を左右及び前方から包囲している。前壁部31の上端は丘陵部27位置においてはほぼ頂上部28と同高さとされるが、左方位置においては相対的に流下面24よりも上方に位置することとなる。そのため、前壁部31は流下面24の周囲においてはパチンコ球の飛び出しを防止する包囲部32を兼ねている。
狭窄通路25最下流には後方の球送り機構35に連通する供給口33が形成されている。球送り機構35によってパチンコ球は上記パチンコ球発射機構14へ1つずつ順次送り込まれていく。狭窄通路25の右端には通常球送り機構35と導かれるパチンコ球を下受け皿15への迂回通路方向に導くための球抜きボタン36が配設されている。
通信スペース21は上受け皿8の内部であって前記丘陵部27のちょうど下面裏位置に形成されている。図4及び図5に示すように、丘陵部27の下面裏位置には上下及び縦横に補強フレーム39が配設されており、通信スペース21は補強フレーム39に包囲された空間として構成される。図1、図4及び図5に示すように、通信スペース21は上受け皿8の前壁部31右側面に開口する開口部40を備えている。図1及び図4に示すように、開口部40には同開口部40を閉塞する扉41が配設されている。扉41はヒンジ部42を中心に内側に向かって回動可能に支持され、コイルバネ43によって常時は閉塞方向に付勢されている。
通信スペース21の天井部45(補強フレーム39)の裏位置には赤外線ユニット46が配設されている。赤外線ユニット46は携帯通信端末Tとの間で赤外線通信を行う(本実施の形態ではパチンコ遊技機の遊技情報を携帯通信端末Tに取り込ませる)ための通信装置である。赤外線ユニット46は上記主基板9に接続されている。赤外線ユニット46は非接触型データ通信部としての赤外線ポート47を備えており天井部45から下面(つまり通信スペース21内部側)に向いて露出されている。赤外線ポート47に隣接する位置には通信開始手段、第1の位置検出手段としての光センサ49が配設されている。
図1及び図5に示すように、前壁部31の前方右寄り(通信スペース21の前方位置)には通信状態報知手段(第1の報知手段)及び取り忘れ報知手段(第2の報知手段)としての複数の(ここでは3つ)報知ランプ51が水平に配設されている。報知ランプ51の上方であって扉枠7前面位置には通信状態報知手段(第1の報知手段)及び取り忘れ報知手段(第2の報知手段)としての携帯通信端末用表示装置(以下、サブ表示部とする)52が配設されている。サブ表示装置52は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部52aを備えている。報知ランプ51の左側方には赤外線センサ54が配設されている。
次に、本パチンコ遊技機の電気的構成について図7に基づいて簡単に説明する。尚、本発明と直接関係ない構成についての説明は省略する。
主基板9には赤外線ユニット46、光センサ49、報知ランプ51、サブ表示装置52、取り忘れ報知手段(第3の報知手段)としてのスピーカ53、不在報知手段としての赤外線センサ54が接続されている。
主基板9にはリードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、中央処理装置(CPU)が配設されている。ROMはパチンコ遊技機の制御プログラムや各種プログラムを実行するための初期データがあらかじめ記憶されている。RAMは新たな入力データやCPUによる演算結果を一旦記憶する。CPU4はこれらメモリのプログラムやデータに基づいて演算処理を行う。
主基板9は光センサ49や赤外線センサ54の入力信号に基づいて赤外線ユニット46、報知ランプ51及びスピーカ53を制御する。また、主基板9は遊技情報の送信に関する所定の状況をサブ表示装置52の表示部52aに表示させる。
次に、このように構成されたパチンコ遊技機において携帯通信端末Tへの赤外線通信を利用したデータ送信をする際の手順について説明する。図6(a)及び(b)に示すように本実施の形態の携帯通信端末Tでは裏面下部寄りに端末側赤外線ポート55が形成されている。
まず、遊技者は通常消灯状態にある報知ランプ51の常時全点灯とサブ表示装置52の表示部52aを確認する。報知ランプ51の点灯は例えば通常大当たり回数、確変大当たり回数や出球数等の遊技情報の送信が可能な状態になった段階で上記主基板9の制御下で行われる。表示部52aには例えば「パチンコ機から送信するデータがあります。携帯電話をご用意ください。」等の文字表示をさせる。
次いで、遊技者は携帯通信端末Tの上部寄りを把持し図5に示すように端末側赤外線ポート55が上面を向くように、開口部40から通信スペース21内に挿入していく。携帯通信端末Tの下端が当接する扉41は携帯通信端末Tによって押されて携帯通信端末Tの進入を許容する。本実施の形態1では遊技者は携帯通信端末Tを通信スペース21の最深壁面48の近辺に配置させた光センサ49に対面する位置まで進入させる。光センサ49が携帯通信端末Tを検出した状態において携帯通信端末Tの端末側赤外線ポート55は通信スペース21内に露出された赤外線ユニット46の赤外線ポート47と若干の距離をおいてほぼ対向配置されることとなる。光センサ49が携帯通信端末Tを検出すると表示部52aには例えば「携帯電話がセットされました送信を開始します。」等の文字表示をさせる。
尚、この受信可能位置において携帯通信端末Tの上部寄りは外部に露出されている。
光センサ49の携帯通信端末Tの検出による入力信号に基づいて主基板9は赤外線ユニット46を介してデータ送信を開始する。主基板9はデータ送信開始とともに報知ランプ51の点灯状態を常時全点灯状態から一旦すべて消灯させる。そして、データの送信時間に併せて順次(例えば右側の報知ランプ51から)点灯させていき、データ送信中であることを遊技者に報知する。表示部52aには例えば「データ送信中です。」等の文字表示をさせる。
そして、データ送信が完了するとすべての報知ランプ51を常時全点灯させ、次いで常時全点滅状態とする。常時全点灯によってデータ送信が完了したことが遊技者に報知されるとともに常時全点滅することで携帯通信端末Tの取り出しを促す。同時に表示部52aには例えば「データ送信が完了しました。携帯電話を忘れないで下さい。」等の文字表示をさせる。遊技者はデータ送信の完了に伴って携帯通信端末Tを取り出すと再び扉41は復帰し開口部40が閉じられる。
更に本実施の形態1ではデータ送信完了後、1分以内の取り出しが行われなかった場合、つまり1分以内に光センサ49からの入力信号が遮断されない場合には主基板9はスピーカ53を制御して警告音を発するようにする。
また、通信スペース21内への携帯通信端末Tの挿入状態において、つまり主基板9は光センサ49からの入力信号がある場合において赤外線センサ54が遊技者を検出しなくなると、主基板9はスピーカ53を制御して同様に警告音を発するようにする。また、これらスピーカ53からの音声警告に伴って同時に表示部52aには例えば「注意!携帯電話を取り忘れてます。」等の文字表示をさせる。
このように構成することで本実施の形態1では次のような効果を奏する。
(1)赤外線ポート47は通信スペース21内部に格納されているため故意や過失によってこれが傷つけられたりする可能性はほとんどない。また、赤外線ポート47が通信スペース21内部に格納されているため第三者が第三者の携帯通信端末Tを赤外線ポート47にかざしてデータを盗むといった不正が生じる可能性もほとんどない。
(2)携帯通信端末Tを通信スペース21に奧まで挿入するだけで、データの受信ができるため、スイッチの入力という手間がなく、パチンコ遊技に専念する遊技者の興趣をそぐようなことがない。また、携帯通信端末Tの上部は開口部40から外側に露出されているためデータの受信が完了した時に取り出し易い。
(3)携帯通信端末Tを通信スペース21に挿入してしまえば遊技者はデータ受信後まで手で携帯通信端末Tを支えている必要がないので便利であり、パチンコ遊技に専念する遊技者の興趣をそぐようなことがない。
(4)赤外線ポート47は通信スペース21内部の上方に配置され、通信スペース21に挿入された携帯通信端末Tの端末側赤外線ポート55との間には若干の距離(間隔)が設けられている。そのため、携帯通信端末Tの機種の違いによって多少端末側赤外線ポート55の位置がずれていても赤外線ポート47からのデータの受信が可能となっている。
(5)データの送信状況が報知ランプ51によって目視できるとともに、データ送信の完了も目視できるため、通信が完了した場合には速やかに携帯通信端末Tを取り出すことができる。
(6)データの送信状況が報知ランプ51によって目視できる所定のデータが入手できたかどうかを確認できるとともに、このように目視すること自体が遊技の興趣を高めることとなる。
(7)携帯通信端末Tの取り出しが行われない場合にはスピーカ53から警告音を発するため、遊技者が携帯通信端末Tを取り忘れるといった不具合が解消される。
(8)携帯通信端末Tの取り出しをせずに遊技者が席を立つとスピーカ53から警告音を発するため、遊技者が携帯通信端末Tを取り忘れたまま用足し等へ行ってしまうといった不具合が解消される。
(9)サブ表示装置52の表示部52aに携帯通信端末への遊技情報のデータ送信に関するいろいろな文字情報を表示させることができ、情報内容が遊技者により具体的に伝達されることとなり、遊技者はその指示に従ってデータの受信に関するサービスを受けることができるため便利である。
(10)報知ランプ51とサブ表示装置52と両方の通信状態報知手段(第1の報知手段)及び取り忘れ報知手段(第2の報知手段)によって確実に遊技者に携帯通信端末Tを使用したデータ通信に関する情報を付与することが可能となっている。
(11)通常デッドスペースとなっている丘陵部27の下面裏位置に通信スペース21を設けているため、新たなスペースを用意する必要がなく、設計の変更に伴うコストアップを比較的抑制することができる。
(12)遊技者の携帯通信端末Tの操作においても遊技面5aに比較して前方に張り出した構成(上受け皿8)に対して携帯通信端末Tを挿入することとなって、より遊技者に近い位置にてデータ受信ができることとなり、第三者のデータの不正窃取の抑止効果がある。
更に、開口部40が上受け皿8の側方に形成されて挿入方向が遊技面5aと平行となるため、携帯通信端末Tを前後方向に差し込む場合に比べて手を左右方向に軽く振ればいいこととなり人間工学的にも携帯通信端末Tの挿入動作がしやすくなっている。
(実施の形態2)
次に図1〜3、図8〜図12に基づいて実施の形態2における上受け皿8周辺の構成について説明する。図1については図8に示すように扉開放ボタン67が配設されていることだけが実施の形態1との違いである。尚、実施の形態2において実施の形態1と同様の構成については図面上同符号を付して詳しい説明は省略する。
実施の形態2おける通信スペース21も上受け皿8の内部であって前記丘陵部27のちょうど下面裏位置に形成されている。実施の形態2においては補強フレーム39によって包囲される空間としての通信スペース61は実施の形態1よりも左右方向が長く構成されている。通信スペース61の内周面、すなわち通信スペース61を構成する補強フレーム39の内側には電波シールド体62が隙間なく貼着されている。電波シールド体62は例えば電波の遮蔽能力の高い電波吸収素材から構成されている。
通信スペース21の底部45(補強フレーム39)の裏位置にはブルートゥースユニット63が配設されている。「ブルートゥース」は無線通信システムの一種であって、通信距離約10m、通信速度1Mbps(ビット/秒)に設定された高周波の電波を使用する無指向性の短距離通信システムである。ユニットの小型化とシステムとして低価格化を図ることのできる携帯通信端末の次世代用通信プロトコルとして有望視されている。
ブルートゥースユニット63はケーブル64を介して底部45上面(つまり通信スペース21内部)に配設されたアンテナ65に接続されている。
図1及び図5に示すように、前壁部31の前方右寄り(通信スペース21の前方位置)には通信状態報知手段(第1の報知手段)及び取り忘れ報知手段(第2の報知手段)としての複数の(ここでは3つ)報知ランプ51が水平に配設されている。報知ランプ51の斜め上方には扉開放ボタン67が配設されている。
報知ランプ51の上方であって扉枠7前面位置には通信状態報知手段(第1の報知手段)及び取り忘れ報知手段(第2の報知手段)としての携帯通信端末用表示装置(以下、サブ表示部とする)52が配設されている。サブ表示装置52は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部52aを備えている。報知ランプ51の左側方には赤外線センサ54が配設されている。
図8〜図10に示すように、通信スペース21の底部45には一対の送りローラ69,70が埋設されている。送りローラ69,70の上端はわずかに底部45表面から上方に露出されている。送りローラ69,70は通信スペース21に隣接して配設された第1のモータ71からの駆動を受けて正逆回転するようになっている。
底部45表面であって両送りローラ69,70の右方(開口部40寄り)には第2の位置検出手段、扉閉鎖スイッチとしての光センサ72が配設されている。開口部40に面して上下動可能に扉41が配設されている。扉41は内側にラック部75が形成されており、隣接して配置されるギア76と噛合されている。ギア76の正逆回転によって扉41は上下方向にスライド移動するようになっている。ギア76は通信スペース21に隣接して配設された第2のモータ77からの駆動を受けて回転するようになっている。扉41の内面には上記電波シールド体62が貼着されている。その結果、扉41が閉じられた状態では通信スペース21内では外部に電波が漏れず完全にシールドされることとなる。
次に、本パチンコ遊技機の電気的構成について図11に基づいて簡単に説明する。尚、本発明と直接関係ない構成についての説明は省略する。
主基板9には光センサ72、報知ランプ51、サブ表示装置52、取り忘れ報知手段(第3の報知手段)としてのスピーカ53、取り忘れ報知手段(第3の報知手段)としての赤外線センサ54、ブルートゥースユニット63、扉開放ボタン67、第1及び第2のモータ71,77、光センサ72、第1及び第2のリミットスイッチ78,79が接続されている。第1及び第2のリミットスイッチ78,79は扉41に隣接して配設され、扉41の開放位置及び閉鎖位置を決定する。
主基板9にはリードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、中央処理装置(CPU)が配設されている。ROMはパチンコ遊技機の制御プログラムや各種プログラムを実行するための初期データがあらかじめ記憶されている。RAMは新たな入力データやCPUによる演算結果を一旦記憶する。CPU4はこれらメモリのプログラムやデータに基づいて演算処理を行う。
主基板9は光センサ72、赤外線センサ54又は第2のリミットスイッチ79の入力信号に基づいてブルートゥースユニット63、報知ランプ51及びスピーカ53を制御する。また、主基板9は扉開放ボタン67の入力及び光センサ72の入力信号に基づいて第1及び第2のモータ71,77の駆動を制御する。更に、主基板9は遊技情報の送信に関する所定の状況をサブ表示装置52の表示部52aに表示させる。
次に、このように構成されたパチンコ遊技機において携帯通信端末Tへの赤外線通信を利用したデータ送信をする際の手順について説明する。図12に示すように本実施の形態の携帯通信端末Tでは内部に端末側ブルートゥースユニット80が配設されている。
まず、遊技者は通常消灯状態にある報知ランプ51の常時全点灯とサブ表示装置52の表示部52aを確認する。報知ランプ51の点灯は例えば通常大当たり回数、確変大当たり回数、や出球数等の遊技情報の送信が可能な状態になった段階で上記主基板9の制御下で行われる。表示部52aには例えば「パチンコ機から送信するデータがあります。携帯電話をご用意ください。」等の文字表示をさせる。
次いで、遊技者は扉開放ボタン67を押下する。するとこの入力信号を受けて主基板9は第2のモータ77を正回転(時計回り方向)させるように制御する。すると、同モータ77の駆動を受けてギア76が回転しラック部75を介して常時は閉鎖状態にある扉41が下方にスライド移動させられ開口部40が開放される。扉41が下動して第1のリミットスイッチ78が入力されることによって主基板9は第2のモータ77を停止させる。この位置が扉41の開放位置とされる。
そして、遊技者は携帯通信端末Tを把持し、図8に示すように開口部40から通信スペース21内に挿入していく。この場合に携帯通信端末Tの挿入方向や表裏どちらを上面とするかは自由である。
遊技者が携帯通信端末Tを光センサ72位置まで挿入すると、光センサ72は携帯通信端末Tを検出し、この検出信号に基づいて主基板9は第1のモータ71を正回転させるように制御する。同モータ71の駆動を受けて送りローラ69,70は図8において反時計回り方向に回転させられる。挿入された携帯通信端末Tはまず手前側(図8における右側)の送りローラ69に接触することで奥側に引き込まれ、次いでこれら2つの送りローラ69,70上に載置された状態で奧に向かって搬送される。携帯通信端末Tが奧に搬送されていくと所定位置で光センサ72は携帯通信端末Tを検出しなくなる。
この光センサ72からの検出信号の入力がなくなったことに基づいて主基板9は第1のモータ71を停止させる。これによって携帯通信端末Tは通信スペース21内に完全に収納された状態とされる。同時に主基板9は第2のモータ77を逆回転(反時計回り方向)させるように制御する。これによってギア76が回転し開放された扉41が上方にスライド移動して開口部40が閉鎖される。扉41が上動して第2のリミットスイッチ79が入力されることによって主基板9は第2のモータ77を停止させる。この位置が扉41の閉鎖位置とされる。このように扉41が閉鎖されることによって携帯通信端末Tは完全に電波シールド体62に覆われた空間に配置されることとなる。
扉41の閉鎖(第2のリミットスイッチ79の入力によって閉鎖状態を検出する)に続いて主基板9はデータ送信を開始する。これに伴って主基板9は表示部52aには例えば「携帯電話が収納されました送信を開始します。」等の文字表示をさせる。端末側ブルートゥースユニット80は通信スペース21内に配設されたアンテナ65から発信される所定の周波数の電波に乗せたデータを受信する。データ送信開始とともに報知ランプ51の点灯状態が常時全点灯状態から一旦すべて消灯される。そして、データの送信時間に併せて順次(例えば右側の報知ランプ51から)点灯されていき、データ送信中であることが遊技者に報知される。表示部52aには例えば「データ送信中です。」等の文字表示をさせる。
そして、データ送信が完了するとすべての報知ランプ51が常時全点灯し、次いで常時全点滅する。常時全点灯によってデータ送信が完了したことが遊技者に報知される。同時に表示部52aには例えば「データ送信が完了しました。携帯電話を忘れないで下さい。」等の文字表示をさせる。
同時に主基板9は第2のモータ77を再び正回転させるように制御する。すると、ギア76が回転し扉41が下方にスライド移動して開口部40が開放される。同時に主基板9は第1のモータ71を逆回転させるように制御する。これによって送りローラ69,70は図8において今度は時計回り方向に回転させられる。これによって挿入された携帯通信端末Tは逆に開口部40方向に搬送される。光センサ72によって携帯通信端末Tの先端が検出されると、この検出信号に基づいて主基板9は第1のモータ71を停止させる。これによって携帯通信端末Tの先端が取り出し容易となるようにわずかに開口部40から外方に露出することとなる。そして、遊技者が携帯通信端末Tを取り出すと光センサ72からの検出信号の入力がなくなったことに基づいて主基板9は第2のモータ77を再び逆回
転させるように制御する。すると、ギア76が回転し扉41が上方にスライド移動して開口部40が閉鎖される。
更に本実施の形態1ではデータ送信完了後、1分以内の取り出しが行われなかった場合、つまり1分以内に光センサ72からの検出信号の入力がなくならない場合には主基板9はスピーカ53を制御して警告音を発するようにする。
また、携帯通信端末Tの通信スペース21への挿入状態において、つまり主基板9への光センサ72の入力信号がある場合において赤外線センサ54が遊技者を検出しなくなると、主基板9は同様にスピーカ53を制御して警告音を発するようにする。また、これらスピーカ53からの音声警告に伴って同時に表示部52aには例えば「注意!携帯電話を取り忘れてます。」等の文字表示をさせる。
このように構成することで本実施の形態2では次のような効果を奏する。尚、実施の形態1の(5)〜(12)の効果は本実施の形態2でも同様に生ずる。
(1)アンテナ65は通信スペース21内部に格納されているため故意や過失によってこれが傷つけられたりする可能性はほとんどない。
(2)アンテナ65は完全に電波が遮断された電波シールド体62内部に配置されているため、周囲に電波が漏れることがなく、データが当人以外の携帯通信端末Tに送信されるといった不具合が生じる可能性がない。
(3)携帯通信端末Tを通信スペース21に挿入すると、自動的に携帯通信端末Tは奧に引き込まれてデータの受信ができるため、遊技者は携帯通信端末Tを支えている必要がないので便利であり、パチンコ遊技に専念する遊技者の興趣をそぐようなことがない。
(4)データの受信が完了すると携帯通信端末Tの先端が自動的に開口部40から外部に露出されるため取り出しやすく、また取り出し忘れが少なくなる。
(5)データの送信状況が報知ランプ51によって目視できるとともに、データ送信の完了も目視できるため、通信が完了した場合には速やかに携帯通信端末Tを取り出すことができる。
(6)ブルートゥースシステムの特徴として無指向性であるため、携帯通信端末Tをどのように通信スペース21に配置してもデータ受信が可能となるため、遊技者は挿入方向について気にせずに携帯通信端末Tを通信スペース21に挿入できることとなって遊技に集中できることとなって便利である。
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では非接触型の通信システムとして赤外線を使用した光通信とブルートゥースを例として挙げたが、これら以外の非接触型の通信システムであってもよい。
・また、接触型の通信システムにも使用可能である。接触型の通信システムであってもその外部ポートを通信スペース21内に配置することで、外部ポートが保護されることとなるためである。
・電波シールド体62は上記では電波吸収素材(例えばフェライト性電波吸収体)を例として挙げたが、高性能電波遮蔽体や電波反射体を使用することも可能である。
・上記各実施の形態では上受け皿8に通信スペース21を設けるようにしていたが、スペース的な余裕があれば他の遊技面周囲の所定位置に配設するようにしてもよい。例えば、下受け皿15やパチンコ機本体3等に設けるようにしてもよい。
・上記各実施の形態では携帯通信端末への遊技情報のデータ送信に関するいろいろな情報をサブ表示装置52を別途設けて表示するようにしたが、その位置・形状は上記に限定されるものではない。
・上記各実施の形態では携帯通信端末への遊技情報のデータ送信に関するいろいろな情報をサブ表示装置52を使用して表示させたがその他の表示装置、例えば特別図柄表示装置6にこの旨の表示をさせるようにしてもよい。
・上記実施の形態2では扉41はすべて自動的に開閉されるようになっていたが、遊技者が手で扉を開閉するような構成であってもよい。
・上記実施の形態1では位置検出手段として光センサ49を使用したが他の検出手段であっても構わない。
・第1及び第2の報知手段として上記各実施の形態では一例として報知ランプ51を挙げたが、他の手段であっても構わない。また、その位置や形状数量は適宜変更可能である。
・データ送信可能状態になった際にスピーカからその旨の音声を報知するようにしてもよい。
・遊技者の不在を検出する手段としては上記の赤外線センサ54以外の手段であってもよい。
・実施の形態2において扉開放ボタン67の代わりに表示部52aにタッチセンサを配設しタッチパネルとし、表示部52aの所定部位に接触することで扉41を開放させるようにしてもよい。
・上記各実施の形態では報知ランプ51とサブ表示装置52を併設して遊技者に携帯通信端末Tを使用したデータ送信に関する情報を極めて遊技者に分かりやすく報知させるようにしていたが、報知ランプ51のみあるいはサブ表示装置52のみを配設するようにしてもよい。
・上記スピーカ53は携帯通信端末Tの取り出しがされない場合や取り出しがされていない状態で遊技者が席を立った場合に警告音が鳴らされ、同時に表示部52aにその旨が文字表示されるようになっていたが、このような取り忘れ状態での報知手段はいずれか一方だけでもよい。
・本発明は他の遊技機、例えばスロットマシンやパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたいわゆるパチロットに応用するようにしてもよい。
例えば図13及び図14に示すようにスロットマシンやパチロットの前面張り出し部90の所定位置(図上では左方)に例えば上記実施の形態1のような通信スペース21を配設するようにしてもよい。これら前面張り出し部90は遊技面としての識別情報の動的表示(例えば上記図13及び図14では画面81に現れる絵柄)位置よりも前方に突出して構成されている。本実施の形態では前面張り出し部上部のテーブル面82に携帯通信端末Tを挿入する挿入口83が形成されている。挿入口83には扉84が開閉可能に配設されている。また、サブ表示装置52や赤外線センサ54も備えている。
ここに、スロットマシンの基本構成としては、複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば上記図13では操作レバー85)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えば上記図13ではストップボタン86)の操作に起因して、あるいは所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えたものが挙げられる。この場合遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
また、パチロットの基本構成としては、複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば上記図14では操作レバー85)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えば上記図14ではストップボタン86)の操作に起因して、あるいは所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備え、遊技媒体としては球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成したものが挙げられる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で変更して実施することは自由である。
本発明の目的を達成するために上記実施の形態から把握できるその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1)前記挿入通路は前記遊技面よりも遊技者側に突出した(張り出した)構造部に対して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
このような構成ではより遊技者に近い位置にてデータ授受ができることとなり、第三者のデータの不正窃取の抑止効果がある。
(2)前記遊技者側に突出した構造部とは球受け皿であって、同球受け皿のデッドスペース部の内部に前記挿入通路を配置させるようにしたことを特徴とする付記1に記載の遊技機。
このような構成では挿入通路を形成するために新たなスペースを用意する必要がなく、設計変更も球受け皿付近のみを考慮すればよいためコストアップが比較的抑制されることとなる。球受け皿とは上記実施の形態では上受け皿8が相当する。
(3)挿入通路は球受け皿の左右方向に沿って形成されており、左右いずれかの
方向に挿入口が開口されていることを特徴とする付記2に記載の遊技機。
このような構成では携帯通信端末を前後方向に差し込む場合に比べて手を左右方向に軽く振ればいいこととなり人間工学的にも携帯通信端末の挿入動作がしやすくなる。
(4)前記遊技面周囲の所定位置には携帯通信端末を使用したデータ通信に関する情報を視覚を通じて報知する第1の報知手段が配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜3のいずれかに記載の遊技機。
このような構成とすれば遊技者はデータの授受状態を刻々と目視することができるため、自身の携帯通信端末を通じて所定のデータが入手できたかどうかを確認できるとともに、このように目視すること自体が遊技の興趣を高めることとなる。「データ通信に関する情報」とは具体的には例えばデータの授受状態をいいデータの送受信の開始、現状での送受信されている状態、送受信が完了した状態等が挙げられる。第1の報知手段は複数あっても構わない。
(5)前記複数の第1の報知手段のうち少なくとも1つは文字情報として表示画面に表示させるものであることを特徴とする付記4に記載の遊技機。
これによってより、情報内容を遊技者に具体的に報知できる。上記ではサブ表示装置52の表示部52aがこれに相当する。ここに文字情報とは文字及び記号を含む概念である。
(6)データの授受処理が終了した前記携帯通信端末の取り出しを遊技者が忘れないように報知する第2の報知手段が配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜5のいずれかに記載の遊技機。
このような構成では遊技者の携帯通信端末の取り出しを忘れてしまうことが少なくなる。ここに第2の報知手段としては視覚を通じて報知する場合や聴覚を通じて報知する場合がある。
(7)前記遊技面周囲の所定位置にはデータの授受処理が完了した前記携帯通信端末の取り出しを遊技者が忘れないように視覚を通じて報知する第2の報知手段が配設されていることを特徴とする付記6に記載の遊技機。
このような構成では特に目視でデータの授受処理が終了したことが分かるため遊技者の携帯通信端末の取り出しを忘れてしまうことが少なくなる。
(8)前記第1の報知手段は第2の報知手段を兼ねていることを特徴とする付記7に記載の遊技機。
例えばデータの授受処理が終了することによって点灯方法を変更するようにした発光手段(上記では報知ランプ51)が考えられる。このように構成すればコスト削減となるとともに、スペース的にも有利となる。
(9)データの授受処理が完了した前記携帯通信端末の取り出しを遊技者が忘れないように前記第2の報知手段による報知と同時にあるいは所定時間を経過した後に報知する第3の報知手段が配設されていることを特徴とする付記7又は8に記載の遊技機。
これによって携帯通信端末の取り出しを忘れる可能性がさらに少なくなる。第3の報知手段としては聴覚を通じて報知する音声報知や、遊技機のランプの点灯状態を変更する視覚を通じて報知する場合がある。
(10)前記携帯通信端末の挿入通路内への挿入状態において遊技者の遊技面前方における不在を検出する不在検出手段を設けるようにしたことを特徴とする請求項1若しくは付記1〜9のいずれかに記載の遊技機。
これによってデータ受信中にあるいは完了後に遊技者が用足し等で席を立つ際に携帯通信端末を取り忘れてしまうといったことが防止される。不在検出手段とは上記各実施の形態では赤外線センサ54が相当する。不在検出手段による検出の結果何らかの報知手段、例えば上記の第1〜第3の報知手段による報知が考えられる。
(11)前記挿入通路内部には挿入された携帯通信端末の所定の挿入位置を検出する第1の位置検出手段が配設されており、同前記位置検出手段の検出を前提にデータの授受動作が行われることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜10のいずれかに記載の遊技機。
これによって不正確な配置状態でデータ送受信が行われることがない。第1の位置検出手段とは上記実施の形態では例えば光センサ49とされる。
(12)前記携帯通信端末と前記データ通信部とは非接触型の無線通信によってデータの授受を行うことを特徴とする請求項1若しくは付記1〜11のいずれかに記載の遊技機。
(13)前記携帯通信端末は前記挿入通路外に一部露出することを特徴とする請求項1若しくは付記1〜12のいずれかに記載の遊技機。
これによって携帯通信端末の一部が外側に露出されることとなりデータの送受信が完了した時に取り出し易い。
(14)前記携帯通信端末側データ通信部は同携帯通信端末が前記挿入通路内に配置された状態で前記データ通信部と所定の距離をおいて略対向配置されることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜13のいずれかに記載の遊技機。
これによって携帯通信端末側データ通信部(上記実施の形態では赤外線ポート47)とが正確に対面していなくともデータの授受が可能となり、種々のデータの授受に指向性のある通信システムを導入している機種に対応させることが可能となる。
(15)前記携帯通信端末は前記挿入通路内に完全に封入されてしまうことを特
徴とする請求項1若しくは付記1〜12のいずれかに記載の遊技機。
これによって無指向性の通信システムを使用する場合に外部に電波が漏れにくくなるため第三者がデータを受信しにくくなり有利である。
(16)通路内部には電波シールド体が配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜15のいずれかに記載の遊技機。
これによって確実に電波が遮蔽され外部に漏れる可能性が極めて低くなる。特に無指向性の通信システムでは有効である。電波シールド体は遮蔽や反射や吸収をすべて含む概念である。
(17)前記挿入通路の挿入口の扉は常時は閉塞され、遊技者の任意による開放手段の操作によって同扉は前記携帯通信端末の挿入可能に開放されるとともに、同挿入通路内部の第2の位置検出手段による同携帯通信端末の検出によって同扉は再度閉塞されることを特徴とする付記15又は16に記載の遊技機。
これによって挿入口の扉は常時は閉塞されているため不用意に遊技者が挿入通路内部を触るということがなくなり、これを原因とする不具合が生じる可能性が少なくなる。また、開放は遊技者の任意操作により行われるものの、閉塞は自動的にされるため遊技者が扉の閉塞操作を強いられることがない。ここに第2の位置検出手段とは上記実施の形態2では光センサ72が相当する。開放手段とは例えば上記実施の形態2の扉開放ボタン67が挙げられるが、上記付記5の表示画面をタッチパネルとして開放手段に応用してもよい。
(18)前記携帯通信端末と前記データ通信部とのデータの授受は前記扉が再度閉塞されてから行われることを特徴とする付記17に記載の遊技機。
これによって確実に電波が遮蔽されてからデータの授受が行われることとなり電波が外部に漏れることがない。
(19)前記データの授受が完了すると前記扉は開放されることを特徴とする付記18に記載の遊技機。
これによって遊技者が自ら扉を開ける必要がなく、また、扉が開放されることでデータの授受が完了したことが遊技者おいて容易にわかることとなる。
(20)前記挿入通路内部には挿入された前記携帯通信端末の内部方向への挿入を補助する送り部材が配設されていることを特徴とする付記15〜19に記載の遊技機。
これによって遊技者は自ら奧まで携帯通信端末を送らなくともよくなるため、便利である。送り部材は検出手段によって所定位置で携帯通信端末を配置させることとなる。
(21)前記挿入通路内部には挿入された前記携帯通信端末の内部方向への挿入を補助する送り部材が配設され、前記データの授受が完了すると前記扉が開放されるとともに同送り部材が同携帯通信端末を挿入口方向に送り返すようになっていることを特徴とする付記20に記載の遊技機。
これによってデータの授受が完了したことが遊技者おいて容易にわかることとなる。
本発明の実施の形態のパチンコ遊技機の斜視図。 同じパチンコ遊技機の分解側面図。 同じパチンコ遊技機の上受け皿付近の平面図。 実施の形態1におけるパチンコ遊技機の上受け皿付近の一部破断部分拡大平面図。 実施の形態1におけるパチンコ遊技機の上受け皿付近の一部破断部分拡大正面図。 (a)及び(b)は携帯通信端末の斜視図。 実施の形態1におけるパチンコ遊技機の電気的構成を説明するブロック図。 実施の形態2におけるパチンコ遊技機の上受け皿付近の一部破断部分拡大正面図。 実施の形態2におけるパチンコ遊技機の上受け皿付近の一部破断部分拡大平面図。 実施の形態2におけるパチンコ遊技機の通信スペースを説明する説明図。 実施の形態1におけるパチンコ遊技機の電気的構成を説明するブロック図。 (a)は携帯通信端末の側面図(b)は携帯通信端末の斜視図。 本発明をスロットマシンに具現化した正面図。 本発明をパチロットに具現化した正面図。
符号の説明
5a…遊技面、21…挿入通路としての通信スペース、47
…データ通信部としての赤外線ポート、65…データ通信部としてのアンテナ、
T…携帯通信端末。

Claims (1)

  1. 機能の異なる複数の構造体を組み立てることで構成され、所定の遊技を行う遊技面と操作部とを遊技者と対面する前面側に備えている遊技機において、
    前記遊技者が対面する遊技面周囲の所定位置に携帯通信端末用の挿入通路を形成し、表面に開口された開口部から同携帯通信端末を同挿入通路内に挿入して同挿入通路内部にて内蔵されたデータ通信部との間でデータの授受を行うようにしたことを特徴とする遊技機。
JP2008310567A 2008-12-05 2008-12-05 遊技機 Pending JP2009045504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008310567A JP2009045504A (ja) 2008-12-05 2008-12-05 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008310567A JP2009045504A (ja) 2008-12-05 2008-12-05 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002345567A Division JP2004174050A (ja) 2002-11-28 2002-11-28 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009045504A true JP2009045504A (ja) 2009-03-05

Family

ID=40498236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008310567A Pending JP2009045504A (ja) 2008-12-05 2008-12-05 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009045504A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012143361A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2014213061A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社大一商会 遊技機
JP2015154856A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社三洋物産 遊技機
JP2015154855A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10179921A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遊戯台
JP2002219206A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Aruze Corp 遊技機
JP2002239197A (ja) * 2001-02-20 2002-08-27 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2003126521A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2003265773A (ja) * 2002-03-15 2003-09-24 Newgin Corp 遊技機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10179921A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遊戯台
JP2002219206A (ja) * 2001-01-29 2002-08-06 Aruze Corp 遊技機
JP2002239197A (ja) * 2001-02-20 2002-08-27 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2003126521A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2003265773A (ja) * 2002-03-15 2003-09-24 Newgin Corp 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012143361A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2014213061A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社大一商会 遊技機
JP2015154856A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社三洋物産 遊技機
JP2015154855A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2012282A2 (en) Gaming machine
US10636247B2 (en) Player tracking device and gaming machine
EP2012284A2 (en) Gaming machine
JP2004174050A (ja) 遊技機
JP5483545B2 (ja) 遊技機
JP2009045504A (ja) 遊技機
JP4913505B2 (ja) 弾球遊技機
JP2004167016A (ja) 遊技機及び遊技機用表示装置
JP2004057419A (ja) 遊技機及び遊技機用表示装置
JP5815958B2 (ja) 遊技用装置
US20230186718A1 (en) Control deck and gaming machine equipped with same
JP2004216102A (ja) 遊技機及び遊技機用表示装置
JP4378925B2 (ja) 遊技機
JP2004167018A (ja) 遊技機及び遊技機用表示装置
JP2007195897A (ja) 遊技機用の遊技媒体払出装置及び遊技媒体払出方法
JP5947486B2 (ja) 遊技機
JP2004167017A (ja) 遊技機及び遊技機用表示装置
JP5739771B2 (ja) 遊技システム
JP2018064717A (ja) 遊技機
JP2009240831A (ja) 遊技機
JP5645196B1 (ja) 遊技機及び灰皿装置
JP4894891B2 (ja) 遊技機
JP2011240151A (ja) 遊技機
JP2013116416A (ja) 遊技機
JP2009125482A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100803