JP2009044535A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子で取得された画像の鮮鋭さを画像内で異ならせる処理を簡単にする。
【解決手段】電子カメラは、撮影光学系1を通過した被写体光束を2系統に分割し、2系統の光束がそれぞれ形成する2つの像の位相差に基づいてデフォーカス情報を検出する焦点検出手段3と、被写体光束を2系統に分割する光学系が撮像面の略全域に形成されている撮像素子3と、焦点検出手段3が検出した撮像面におけるデフォーカス情報の分布に基づいて、撮像素子3で取得される画像の鮮鋭さを異ならせる画像処理手段4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子カメラに関する。
被写体までの距離を計測し、距離に応じてグループ分けした撮像空間に対して異なるフィルタ処理を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−67521号公報
従来技術では、赤外線などを用いて被写体までの距離が計測される。このため、撮像素子の撮像面までの距離と厳密に一致しない上、撮影画角内の全被写体に向けてそれぞれ赤外光を発しながら、各被写体までの距離を計測する必要があった。
(1)本発明による電子カメラは、撮影光学系を通過した被写体光束を2系統に分割し、2系統の光束がそれぞれ形成する2つの像の位相差に基づいてデフォーカス情報を検出する焦点検出手段と、被写体光束を2系統に分割する光学系が撮像面の略全域に形成されている撮像素子と、焦点検出手段が検出した撮像面におけるデフォーカス情報の分布に基づいて、撮像素子で取得される画像の鮮鋭さを異ならせる画像処理手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項1に記載の電子カメラにおいて、画像処理手段は、画像の空間周波数を変える処理、画像の輪郭強調の強さを変える処理、およびγ補正時のゲインを変える処理の少なくとも1つを行うことが好ましい。
(3)請求項2に記載の電子カメラにおいて、画像処理手段は、撮像素子で取得された画像をデフォーカス情報の大きさに応じて複数のグループに分類し、分類された画像の領域間において空間周波数、輪郭強調の強さ、およびγ補正時のゲインの少なくとも1つを異ならせることが好ましい。
(4)請求項3に記載の電子カメラにおいて、画像処理手段は、画像の中で遠景に対応する領域ほど空間周波数を低く、輪郭強調を弱く、γ補正時のゲインを低くすることもできる。
本発明による電子カメラでは、撮像素子で取得された画像の鮮鋭さを画像内で異ならせる処理が簡単になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。電子カメラは、制御装置4によって制御される。
撮影レンズ1は、後述する撮像素子の撮像面上に被写体像を結像させる。測距装置兼撮像装置3は、撮像素子と、AFE(Analog Front End)回路と、A/D変換回路と、デフォーカス量演算回路とを含む。
撮像素子は、たとえば、CMOSイメージセンサ31(図2)によって構成される。イメージセンサ31は被写体像を撮像し、アナログ画像信号をAFE回路へ出力する。AFE回路は、アナログ画像信号に対するアナログ処理(指示されたISO感度に応じた信号増幅など)を行う。ISO感度は、制御装置4からの感度設定指示に応じて撮像感度(露光感度)を所定範囲(たとえばISO50相当〜ISO1000相当)内で変更するものである。撮像感度は、AFE回路で行う信号増幅の増幅率を変化させる被制御量のことをいう。撮像感度値は、相当するISO感度値で表される。A/D変換回路は、アナログ処理後の画像信号をディジタル信号に変換する。ディジタル画像信号は、制御装置4内の画像処理部4aへ出力される。
画像処理部4aは、入力されたディジタル画像信号に対して画像処理を施す。画像処理には、たとえば、γ変換処理、輪郭強調処理、フィルタ処理や色温度調整(ホワイトバランス調整)処理、画像信号に対するフォーマット変換処理、画像圧縮・伸張処理などが含まれる。バッファメモリ4bは、画像処理前後および画像処理途中のデータを一時的に格納する他、記録媒体9へ記録する前の画像ファイルを格納したり、記録媒体9から読み出した画像ファイルを格納したりするために使用される。
表示回路6は、撮像画像を液晶モニタ7に表示させたり、操作メニューを液晶モニタ7に表示させるための表示データを作成する。液晶モニタ7は、上記作成された表示データによる再生画像またはメニュー画面を表示する。
制御装置4は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。操作部材8は電子カメラの操作スイッチ類を含む。操作部材8は、レリーズボタン(不図示)の押下操作に連動してオン/オフする半押しスイッチや全押しスイッチ、メニュー操作キーなど、各操作スイッチなどからの操作信号を制御装置4へ出力する。
記録媒体9は、電子カメラに対して着脱可能なメモリカードなどで構成される。記録媒体9には、制御装置4からの指示によって画像のデータおよびその情報を含む画像ファイルが記録される。記録媒体9に記録された画像ファイルは、制御装置4からの指示によって読み出しが可能である。
<焦点検出処理>
本実施形態の電子カメラは、イメージセンサ31上の焦点検出領域に入射される光束を用いて、いわゆる位相差検出方式によって撮影レンズ1による焦点調節状態の検出を行う。図2は、イメージセンサ31に形成されるフォーカス検出用の画素列を説明する図である。イメージセンサ31が有する画素のうち、水平方向に所定の画素列ごとに設けられた画素列A、画素列B、画素列C、…は通常の画素列と異なり、それぞれフォーカス検出用画素で構成される。フォーカス検出用画素には、それぞれ瞳分割用のマスキングが施されている。
具体的には、画素に対応して形成されるオンチップマイクロレンズの略半面が遮光されている。図3は、図2のフォーカス検出用画素列の微小領域310を拡大した図である。各画素において、左半面または右半面が交互にマスキングされる。これにより、横方向に隣接する画素間ではマスキングされた半面同士、またはマスキングされていない半面同士が隣り合う。
図4は、フォーカス検出用画素列および当該画素列に入射される光束を説明する図である。図4において、右半面がマスキングされている画素のフォトダイオードには左方向からの光束(A成分と呼ぶ)が入射される。また、左半面がマスキングされている画素のフォトダイオードには右方向からの光束(B成分と呼ぶ)が入射される。
この結果、A成分の光束が入射される画素群から得られる画素出力(光電変換信号値)は、撮影レンズ1の射出瞳の片半分から入射された光束による像を表し、B成分の光束が入射される画素群から得られる画素出力(光電変換信号値)は、上記射出瞳の他半分から入射された光束による像を表す。
図5は、主要被写体に対して合焦時に得られる画素出力波形を例示する図である。図5において横軸は画素位置を表し、縦軸は画素出力を表す。合焦時はイメージセンサ31上に鮮鋭像が結ばれる状態であるため、瞳分割された光束による一対の像はイメージセンサ31上で一致する。つまり、フォーカス検出用画素列を構成する画素群から得られるA成分波形およびB成分波形は、その形状が重なる。
図6は、主要被写体に対して非合焦時に得られる画素出力波形を例示する図である。図6において横軸は画素位置を表し、縦軸は画素出力を表す。非合焦時はイメージセンサ31の手前で鮮鋭像を結ぶ状態、あるいはイメージセンサ31の後ろ側に鮮鋭像を結ぶ状態であるため、瞳分割された光束による一対の像はイメージセンサ31上では一致しない。この場合のA成分波形およびB成分波形は、合焦状態からのずれ(デフォーカス量)に応じて、A成分波形とB成分波形の位置関係(ずれ方向およびずれ量Δd)が異なる。
測距装置兼撮像装置3内のデフォーカス量演算回路は、A成分波形およびB成分波形の位置関係に基づいて撮影レンズ1による焦点位置の調節状態(デフォーカス量)を算出し、算出結果を制御装置4へ送出する。制御装置4がデフォーカス量に応じたレンズ駆動信号(レンズ駆動方向およびレンズ駆動量を指示する信号)をレンズ駆動機構5へ出力すると、レンズ駆動機構5がフォーカスレンズ2を光軸方向へ進退移動させる。これにより、ピント調節が行われる。
なお、図5および図6において例示する比較領域は、A成分波形およびB成分波形から抽出した特徴点(たとえば極大値)を共通に含む領域である。デフォーカス量演算回路は、フォーカス検出用画素列を構成する画素群から得られるA成分波形およびB成分波形のうち、比較領域内の波形データを用いてデフォーカス量を求める。
<位相差分布の測定>
本実施形態の電子カメラは、イメージセンサ31が撮像面の略全域にフォーカス検出用画素列を有することから、撮影画面の略全域でA成分波形とB成分波形の位置関係、すなわち位相差情報を取得できる。位相差情報は、A成分波形およびB成分波形を出力する画素群上に形成される被写体像に対応する被写体までの距離(電子カメラから当該被写体までの撮影距離)に対応する。したがって、イメージセンサ31上の所定領域ごとに位相差情報を取得すれば、撮影画面内に存在する全ての被写体までの撮影距離情報を得ることができる。
図7(a)は、撮影レンズ1がイメージセンサ31の撮像面上に被写体71の鮮鋭像を結ぶ状態(被写体71に合焦)を例示する図である。図7(b)は、フォーカス検出用画素列から被写体71の像に関して得られる画素出力波形を例示する図である。図7(b)において横軸は画素位置を表し、縦軸は画素出力を表す。合焦状態では、A成分波形およびB成分波形間の位相差が略0になる。
図8(a)は、図7に例示したフォーカス調節状態において撮影レンズ1がイメージセンサ31の撮像面上に被写体72の像を結ぶ場合を例示する図である。図8(b)は、フォーカス検出用画素列から被写体72の像に関して得られる画素出力波形を例示する図である。図8(b)において横軸は画素位置を表し、縦軸は画素出力を表す。被写体72は被写体71より電子カメラから離れているため、被写体71に合焦している状態(被写体72に非合焦の状態)ではA成分波形およびB成分波形の間に位相差が生じる。本実施形態に例示する光学系の場合、A成分波形がB成分波形に対して右側にΔdずれた位相差が検出される。
図9は、撮影画面の所定領域ごとに検出した位相差の分布を例示する図である。「0」は合焦した(ピント面)領域を表す。正数はピント面より遠方の被写体領域を表す。負数はピント面より近い被写体領域を表す。「−」はA成分波形およびB成分波形の特徴点を検出不能などの理由で位相差を検出できなかった領域を表す。ここで、像71aは被写体71の像を表し、像72aは被写体72の像を表す。
制御装置4は、図9に例示した位相差分布を用いて補間処理を施し、位相差検出されていない領域(すなわち、フォーカス検出用画素列が設けられていない画素列に対応する領域、および図9において「−」で表された領域)についての位相差情報を算出する。図10は、補間処理後の位相差分布を例示する図である。像71aが被写体71の像を表し、像72aが被写体72の像を表す点は図9の場合と同様である。
<像ぼけ付加処理>
制御装置4は、上述した位相差分布に応じて撮影画面の領域間で異なる画像処理(たとえば、γ変換処理、輪郭強調処理、フィルタ処理)を行うことにより、画像のエッジを不鮮明にし、画像のコントラストを低下させて画像の鮮鋭度を下げる。このために制御装置4は、補間処理後の位相差分布(図10)に基づき、撮影画面を所定数(たとえば3)の領域にグループ分けする。図11はグループ分けした領域を例示する図である。図11の例によれば、位相差情報が5未満の第1領域111と、位相差情報が5以上かつ15未満の第2領域112と、位相差情報が15以上の第3領域113とに3分割されている。第1領域111は被写体像71aに対応し、第2領域112は被写体像72aに対応し、第3領域113は被写体71および72より遠方の背景像に対応する。
制御装置4は、第1領域111における画像の鮮鋭度を最も高く、第3領域113における画像の鮮鋭度を最も低くすることによって画像ぼけを付加する。このために制御装置4は、以下の処理のうち少なくとも1つを行う。
[a]第1領域−第2領域−第3領域の順に、第3領域113における空間周波数の低周波数成分を多く、かつ高周波数成分を少なくするバンドパスフィルタ(BPF)処理を施す。
[b]第1領域−第2領域−第3領域の順に、第3領域113におけるγ変換処理のゲインを弱める。
[c]第1領域−第2領域−第3領域の順に、第3領域113における輪郭強調処理のゲインを弱める。図12は、グループ分けした各領域ごと、各処理ごとの処理内容を例示する図である。
以上説明した電子カメラが行うカメラ処理について、図13〜図16のフローチャートを参照して説明する。
<レリーズ待機処理>
図13は、制御装置4が実行するレリーズ待機処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS10において、制御装置4はレリーズ操作を受付けたか否かを判定する。制御装置4は、操作部材8からレリーズボタンが全押し操作されたことを示す操作信号が入力された場合、ステップS10を肯定判定してステップS20へ進む。制御装置4は、操作部材8からレリーズボタンが全押し操作されたことを示す操作信号が入力されない場合にはステップS10を否定判定し、当該判定処理を繰り返しながらレリーズ待機を行う。
ステップS20において、制御装置4は、レリーズ処理を行ってステップS10へ戻る。レリーズ処理の詳細については後述する。
<レリーズ処理>
図14のステップS21において、制御装置4はAF(オートフォーカス)処理を行ってステップS22へ進む。AF処理の詳細については後述する。ステップS22において、制御装置4は撮影処理を行って図14による処理を終了する。撮影処理の詳細については後述する。
<AF処理>
図15のステップS211において、制御装置4はAF実施領域を決定してステップS212へ進む。制御装置4は、たとえば、操作部材8からの操作信号によって指示されているフォーカス検出領域をAF実施領域とする。
ステップS212において、制御装置4は測距装置兼撮像装置3へ指示を送り、AF実施領域に対応するイメージセンサ31の位相差検出画素列のからの信号を読み出させてステップS213へ進む。
ステップS213において、制御装置4は測距装置兼撮像装置3へ指示を送り、位相差を計測(デフォーカス量の算出)させてステップS214へ進む。ステップS214において、制御装置4は、合焦させるために必要なフォーカスレンズ駆動量を位相差から算出してステップS215へ進む。ステップS215において、制御装置4はレンズ駆動機構5へ指示を送り、フォーカスレンズ2を駆動させてステップS216へ進む。
ステップS216において、制御装置4はフォーカスレンズ2が目標位置へ到達したか否かを判定する。制御装置4は、レンズ駆動機構5からレンズ駆動が完了したことを示す信号を受けた場合にステップS216を肯定判定し、図15による処理を終了して図14のステップS22へ進む。制御装置4は、レンズ駆動機構5からレンズ駆動が完了したことを示す信号を受けない場合にはステップS216を否定判定し、当該判定処理を繰り返しながらレンズ駆動の完了を待つ。
<撮影処理>
図16のステップS221において、制御装置4は測距装置兼撮像装置3へ指示を送り、画像データを取得させてステップS222に進む。これにより、測距装置兼撮像装置3は被写体像を撮像し、イメージセンサ31の全画素からの信号を読み出す。
ステップS222において、制御装置4は測距装置兼撮像装置3へ指示を送り、図9に例示した所定領域ごとに、対応する位相差検出用(フォーカス検出用)画素列からの信号を抽出させてステップS223へ進む。ステップS223において、制御装置4は測距装置兼撮像装置3へ指示を送り、各領域ごとの位相差分布を算出させてステップS224へ進む。補間処理を行うことにより、図10に例示した位相差分布が得られる。
ステップS224において、制御装置4は測距装置兼撮像装置3へ指示を送り、位相差分布に応じて撮影画面をグループ分けし、ステップS225へ進む。ステップS225において、制御装置4は、ステップS221で取得した撮影画像に対し、グループ分けした領域間で異なる画像処理(γ変換処理、輪郭強調処理、フィルタ処理)を画像処理部4aに行わせてステップS226へ進む。
ステップS226において、制御装置4は、画像処理後の画像データを含むファイルを記録媒体9に保存して図16による処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラは、位相差検出AFに用いる位相差検出用の画素列を含むイメージセンサ31を備えたので、瞳分割された一対の像を、撮影画像を取得する撮像面上において取得できる。これにより、位相差検出AFに用いるフォーカスセンサをイメージセンサと別に設ける場合のように、イメージセンサの撮像面とフォーカスセンサの撮像面とが厳密に一致しないことに起因するピントずれの発生を防止することができる。
(2)位相差検出用画素列をメージセンサ31の撮像面の略全域に所定画素間隔で設けたので、撮影画面の略全域で被写体までの撮影距離情報(位相差情報)を得ることができる。従来技術と異なり、撮影画角内の全被写体までの距離を個別に計測しなくてよいので、測距に要する時間および計測処理の負担を軽減できる。
(3)撮影画像に対して行う画像処理(γ変換処理、輪郭強調処理、フィルタ処理)を、位相差情報の分布に応じて異ならせたので、撮影距離が近い被写体と遠い被写体とで異なる処理を行うことができる。たとえば35mm版カメラに比べてイメージセンサの撮像面積が小さい電子カメラのように、実焦点距離が短いカメラは撮影画像が平面的で奥行き感に乏しいことが多い。このような場合に遠い被写体に対して像ぼけを付加すれば、画像に奥行き感を持たせることができる。
(4)撮影画面を位相差情報の分布に応じてグループ分けし、グループ分けした領域ごとに画像処理を異ならせた。グループ数を3つにする場合には3通りの画像処理を行えばよいので、3通り以上の画像処理を行う場合に比べて画像処理の負担を軽減することができる。
(変形例1)
上述したイメージセンサ31は、位相差検出用の画素列を所定画素列ごとに設けるように説明したが、水平方向の全画素列(すなわちイメージセンサ31の全画素)を位相差検出用の画素で構成してもよい。
(変形例2)
画像ぼけを付加するための画像処理、すなわち、画像のエッジを不鮮明にし、画像のコントラストを低下させて画像の鮮鋭度を下げる処理は、上述したγ変換処理、輪郭強調処理、フィルタ処理を少なくとも1つ行うものでもよいし、各処理を組み合わせて行うものでもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 イメージセンサに形成されるフォーカス検出用の画素列を説明する図である。 フォーカス検出用画素列の拡大図である。 フォーカス検出用画素列、および画素列に入射される光束を説明する図である。 合焦時に得られる画素出力波形を例示する図である。 非合焦時に得られる画素出力波形を例示する図である。 (a)はイメージセンサの撮像面上に鮮鋭像を結ぶ状態を例示する図である。(b)は画素出力波形を例示する図である。 (a)はイメージセンサの撮像面上に他の被写体の像を結ぶ場合を例示する図である。(b)は画素出力波形を例示する図である。 撮影画面の所定領域ごとに検出した位相差分布を例示する図である。 補間処理後の位相差分布を例示する図である。 グループ分けした領域を例示する図である。 グループ分けした各領域ごと、各処理ごとの処理内容を例示する図である。 レリーズ待機処理の流れを説明するフローチャートである。 レリーズ処理の流れを説明するフローチャートである。 AF処理の流れを説明するフローチャートである。 撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1…撮影レンズ
2…フォーカスレンズ
3…測距装置兼撮像装置
4…制御装置
4a…画像処理部
4b…バッファメモリ
5…レンズ駆動機構
6…表示回路
7…液晶モニタ
8…操作部材

Claims (4)

  1. 撮影光学系を通過した被写体光束を2系統に分割し、前記2系統の光束がそれぞれ形成する2つの像の位相差に基づいてデフォーカス情報を検出する焦点検出手段と、
    前記被写体光束を2系統に分割する光学系が撮像面の略全域に形成されている撮像素子と、
    前記焦点検出手段が検出した前記撮像面におけるデフォーカス情報の分布に基づいて、前記撮像素子で取得される画像の鮮鋭さを異ならせる画像処理手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記画像処理手段は、画像の空間周波数を変える処理、画像の輪郭強調の強さを変える処理、およびγ補正時のゲインを変える処理の少なくとも1つを行うことを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記画像処理手段は、前記撮像素子で取得された画像を前記デフォーカス情報の大きさに応じて複数のグループに分類し、前記分類された前記画像の領域間において前記空間周波数、前記輪郭強調の強さ、および前記γ補正時のゲインの少なくとも1つを異ならせることを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項3に記載の電子カメラにおいて、
    前記画像処理手段は、前記画像の中で遠景に対応する領域ほど前記空間周波数を低く、前記輪郭強調を弱く、前記γ補正時のゲインを低くすることを特徴とする電子カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109785649A (zh) * 2019-03-04 2019-05-21 李娜 交通路口动态大数据更新装置

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