JP2009044352A - ガマット・エラーの二重検出装置 - Google Patents

ガマット・エラーの二重検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置への入力映像信号自体にガマット・エラーが存在するかの確認と、装置内部での信号処理によりガマット・エラーが発生したかの確認とを選択的に行えるようにする。
【解決手段】入力映像信号のガマット・エラーを検出する第1のガマット・エラー検出手段3と、入力映像信号に信号処理を施す信号処理手段4と、信号処理手段4により信号処理を施された映像信号のガマット・エラーを検出する第2のガマット・エラー検出手段5と、検出手段3,5での検出条件をそれぞれ指定するための操作手段14と、操作手段14で指定された検出条件に応じて検出手段3,5を制御し、検出手段3,5の検出結果に基づいてガマット・エラー通知用情報を作成する制御手段13と、制御手段13により作成されたガマット・エラー通知用情報を出力する出力手段11及び12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガマット・エラーの検出機能を有する装置に関し、特に、装置への入力映像信号自体のガマット・エラーと、装置内部での信号処理によって発生したガマット・エラーとを、選択的に検出可能にしたものに関する。
テレビジョン放送局や映像製作の現場などでは、映像をマスターモニターに表示させて画質のチェックなどを行うことが一般的である。
映像信号には、各々の信号フォーマットによって有効な振幅レベルの上限及び下限が定められており、この上限と下限との間の領域(有効な映像信号として扱える全領域であるガマット)を逸脱すると、色を正確に再現できなくなる。しかし、映像製作の課程では、この領域を逸脱するガマット・エラーが発生することもある。そこで、従来から、マスターモニターとしては、入力映像信号のガマット・エラーを検出する機能を有するものが存在していた。
また、文献上、従来から、シリアル・デジタル形式の映像信号のガマット・エラーを検出可能とする装置(特許文献1)や、検出したガマット・エラーの表示方法に特徴を持たせた装置(特許文献2)が提案されている。しかし、それらの装置で検出しているガマット・エラーも、装置への入力映像信号のガマット・エラーであった。
特開平6−303648号公報 特開2005−12802号公報
しかし、マスターモニターへの入力映像信号自体にはガマット・エラーが存在していなくても、マスターモニターの内部で入力映像信号に信号処理を施すことによって映像信号にガマット・エラーが発生することもある。
従来のマスターモニターでは、こうした内部の信号処理によって発生するガマット・エラーは検出されない。そのため、ユーザーは、入力映像信号自体にはガマット・エラーが存在しないことを確認できても、その入力映像信号どおりの画質の映像が忠実にマスターモニターに表示されているかどうか(内部の信号処理で発生したガマット・エラーを原因として、入力映像信号とは異なった画質の映像が表示されていないか)を確認することができなかった。
そこで、本発明は、このマスターモニターのように入力映像信号に内部で信号処理を施す装置において、ユーザーが、装置への入力映像信号自体にガマット・エラーが存在しているか否かの確認と、装置内部での信号処理によってガマット・エラーが発生したか否かの確認とを、選択的に行えるようにすることを課題とする。
この課題を解決するため、本発明に係るガマット・エラーの二重検出装置は、
入力映像信号のガマット・エラーを検出する第1のガマット・エラー検出手段と、
前記入力映像信号に信号処理を施す信号処理手段と、
前記信号処理手段によって信号処理を施された映像信号のガマット・エラーを検出する第2のガマット・エラー検出手段と、
前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段での検出条件をそれぞれ指定する操作を行うための操作手段と、
前記操作手段で指定された検出条件に応じて前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段を制御し、前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段の検出結果に基づいてガマット・エラー通知用情報を作成する制御手段と、
前記制御手段によって作成された前記ガマット・エラー通知用情報を出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする。
このガマット・エラーの二重検出装置では、入力映像信号自体に存在するガマット・エラーを検出する第1のガマット・エラー検出手段と、装置内部での信号処理によって発生したガマット・エラーを検出する第2のガマット・エラー検出手段とが設けられている。
また、操作手段の操作によって、この第1のガマット・エラー検出手段,第2のガマット・エラー検出手段での検出条件をそれぞれ指定可能になっている。
ユーザーが、この操作手段で検出条件を指定すると、制御手段がその検出条件に応じて第1のガマット・エラー検出手段,第2のガマット・エラー検出手段を制御し、第1のガマット・エラー検出手段,第2のガマット・エラー検出手段の検出結果に基づいてガマット・エラー通知用情報を作成する。そして、そのガマット・エラー通知用情報が出力手段か出力されることによってユーザーに通知される。
こうした構成のガマット・エラーの二重検出装置によれば、ユーザーが、第1のガマット・エラー検出手段,第2のガマット・エラー検出手段での検出条件をそれぞれ指定することにより、第1のガマット・エラー検出手段でガマット・エラーが検出されたか否か(すなわち装置への入力映像信号自体にガマット・エラーが存在しているか否か)の確認と、第2のガマット・エラー検出手段でガマット・エラーが検出されたか否か(すなわち装置内部での信号処理によってガマット・エラーが発生したか否か)の確認とを、選択的に行うことができる。
本発明に係るガマット・エラーの二重検出装置によれば、ユーザーが、装置への入力映像信号自体にガマット・エラーが存在しているか否かの確認と、装置内部での信号処理によってガマット・エラーが発生したか否かの確認とを、選択的に行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明をマスターモニターに採用した実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明を採用したマスターモニターの回路構成を示すブロック図である。
このマスターモニター1には、映像信号入力部2と、ガマット・エラー検出部3と、YCbCr/RGB変換部4と、ガマット・エラー検出部5と、IP変換・スケーリング部6と、RGB/YCbCr変換部7と、コントラスト・ブライトネス調整部8と、YCbCr/RGB変換部9と、色空間変換部10と、映像合成部11と、液晶表示部12と、マイクロプロセッサ13と、操作パネル14とが設けられている。
映像信号入力部2は、シリアル伝送される下記の(1)〜(4)の4種類の信号フォーマットのデジタル映像信号を入力し、それらの映像信号をデコード(NRZ変換やデスクランブルやパラレル変換)する回路である。
(1)D1/HD−SDI YCbCr 10bit
(2)HD−SDI RGB 10bit
(3)HD−SDI YCbCr 12bit
(4)HD−SDI RGB 12bit
映像信号入力部2でデコードされた入力映像信号は、ガマット・エラー検出部3に送られる。ガマット・エラー検出部3は、入力映像信号の個々の画素(ドット)のデータ毎に、そのデータの振幅レベルが、入力映像信号の信号フォーマットにおける有効な振幅レベルを逸脱しているか否かを検出する回路である。
ガマット・エラー検出部3がガマット・エラー検出の基準として用いる振幅レベルの上限,下限の閾値は、マスターモニター1の工場出荷時に、信号フォーマット毎に、図2に示すようなデフォルト値に設定されている。この図2において、10bitの映像信号についての閾値は、信号の最大レベルを210−1=1023としたときのレベルで表しており、12bitの映像信号についての閾値は、信号の最大レベルを212−1=4095としたときのレベルで表している。
マイクロプロセッサ13は、マスターモニター1の各部を制御するプロセッサである。図2に示したデフォルト値は、マイクロプロセッサ13内のROMに格納されている。
また、操作パネル14では、ガマット・エラー検出部3での検出条件として、下記の(a)及び(b)の事項を指定する操作が可能になっている。
(a)ガマット・エラー検出部3の検出動作のオン/オフを指定すること。
(b)ガマット・エラー検出部3がガマット・エラー検出の基準として用いる振幅レベルの上限,下限の閾値として、信号フォーマット毎に、図2に示したデフォルト値とは異なる値を指定すること。
ガマット・エラー検出部3から出力された映像信号は、YCbCr/RGB変換部4に送られる。YCbCr/RGB変換部4は、上記(1)及び(2)の2種類の信号フォーマットのYCbCr信号を、マトリクス変換処理によってRGB信号に変換する回路である。
YCbCr/RGB変換部4から出力された映像信号は、ガマット・エラー検出部5に送られる。映像信号は信号フォーマット毎に異なる色空間を持っているので、YCbCr信号としては有効な領域内のレベルであっても、RGB信号に変換すると有効な領域を逸脱したレベルになることがある。ガマット・エラー検出部5は、YCbCr/RGB変換部4でのRGB変換後の映像信号の個々の画素のデータ毎に、そのデータの振幅レベルが、RGB信号として有効な振幅レベルを逸脱しているか否かを検出する回路である。
ガマット・エラー検出部5がガマット・エラー検出の基準として用いる振幅レベルの上限,下限の閾値も、マスターモニター1の工場出荷時に、図2に示すようなデフォルト値に設定されて、マイクロプロセッサ13内のROMに格納されている。
また、操作パネル14では、ガマット・エラー検出部5での検出条件としても、下記の(c)及び(d)の事項を指定する操作が可能になっている。
(c)ガマット・エラー検出部5の検出動作のオン/オフを指定すること。
(d)ガマット・エラー検出部5がガマット・エラー検出の基準として用いる振幅レベルの上限,下限の閾値として、図2に示したデフォルト値とは異なる値を指定すること。
ガマット・エラー検出部5から出力された映像信号は、IP変換・スケーリング部6に送られる。IP変換・スケーリング部6は、インターレース方式の映像信号をプログレッシブ方式に変換する処理と、映像信号のサイズを液晶表示部12の表示サイズに合わせて変更する処理とを行う回路である。
IP変換・スケーリング部6から出力された映像信号は、RGB/YCbCr変換部7に送られる。RGB/YCbCr変換部7は、RGB信号を、マトリクス変換処理によってYCbCr信号に変換する回路である。
RGB/YCbCr変換部7から出力された映像信号は、コントラスト・ブライトネス調整部8に送られる。コントラスト・ブライトネス調整部8は、操作パネル14での操作に基づき、映像信号のコントラストやブライトネスを調整する回路である。
コントラスト・ブライトネス調整部8から出力された映像信号は、YCbCr/RGB変換部9に送られて再びRGB信号に変換された後、色空間変換部10に送られる。色空間変換部10は、映像信号の色空間を変換することにより、液晶モニターにおいてCRTモニターに近い色再現特性を実現させる処理(カラーマッチング)を行う回路である。
色空間変換部10から出力された映像信号は、映像合成部11に送られる。映像合成部11は、色空間変換部10からの映像信号に、マイクロプロセッサ13から送られる画像データや文字データを合成する回路である。
映像合成部11から出力された映像信号は、液晶表示部12に送られて、その液晶画面に表示される。
図3は、マイクロプロセッサ13が、ガマット・エラーの検出・通知に関して実行する処理を示すフローチャートである。この処理では、最初に、操作パネル14から、ガマット・エラー検出部3について現在指定されている前述の(a)及び(b)の検出条件の情報、すなわち、検出動作のオン/オフのいずれが指定されているかの情報と、デフォルト値(図2)とは異なる閾値が指定されているか否かの情報とを取得する(ステップS1)。
そして、その検出条件の情報に応じて、ガマット・エラー検出部3を制御する。すなわち、検出動作のオフが指定されている場合には、ガマット・エラー検出部3にガマット・エラーの検出動作を行わせない。また、検出動作のオンが指定されている場合であって、デフォルト値とは異なる閾値が指定されている場合には、その指定された閾値をガマット・エラー検出の基準として用いたガマット・エラーの検出動作を、ガマット・エラー検出部3に行わせる。また、検出動作のオンが指定されている場合であって、デフォルト値とは異なる閾値が指定されていない場合には、ROMに格納されているデフォルト値をガマット・エラー検出の基準として用いたガマット・エラーの検出動作を、ガマット・エラー検出部3に行わせる(ステップS2)。
続いて、操作パネル14から、ガマット・エラー検出部5について現在指定されている前述の(c)及び(d)の検出条件の情報、すなわち、検出動作のオン/オフのいずれが指定されているかの情報と、デフォルト値(図2)とは異なる閾値が指定されているか否かの情報とを取得する(ステップS3)。
そして、その検出条件の情報に応じて、ガマット・エラー検出部5を制御する。すなわち、検出動作のオフが指定されている場合には、ガマット・エラー検出部5にガマット・エラーの検出動作を行わせない。また、検出動作のオンが指定されている場合であって、デフォルト値とは異なる閾値が指定されている場合には、その指定された閾値をガマット・エラー検出の基準として用いたガマット・エラーの検出動作を、ガマット・エラー検出部5に行わせる。また、検出動作のオンが指定されている場合であって、図2に示したデフォルト値とは異なる閾値が指定されていない場合には、ROMに格納されているデフォルト値をガマット・エラー検出の基準として用いたガマット・エラーの検出動作を、ガマット・エラー検出部5に行わせる(ステップS4)。
続いて、ガマット・エラー検出部3,ガマット・エラー検出部5のうち、ステップS2及びS4で動作さているほうの検出部から、ガマット・エラーの検出結果の情報を取得する(ステップS5)。
続いて、その検出結果の情報に基づき、映像合成部11で映像信号に合成させるガマット・エラー通知用情報を作成する。このガマット・エラー通知用情報としては、ガマット・エラーが検出された画素位置にのみ特定の色を表示させる画像データであって、ガマット・エラー検出部3,ガマット・エラー検出部5のうちのいずれでガマット・エラーが検出されたかによってその特定の色を異ならせるもの(例えば、ガマット・エラー検出部3だけでガマット・エラーが検出された場合には黄色とし、ガマット・エラー検出部5だけでガマット・エラーが検出された場合にはピンク色とし、ガマット・エラー検出部3及びガマット・エラー検出部5の両方でガマット・エラーが検出された場合には赤色とするもの)を作成する(ステップS6)。
ただし、ステップS6において作成するガマット・エラー通知用情報の別の例として、所定の複数フレームに亘って連続してガマット・エラーが検出された場合にだけ、検出されたガマット・エラーの内容を表す文字データを作成する(例えば、ガマット・エラー検出部3だけでガマット・エラーが検出された場合には「入力映像信号にガマット・エラーがあります」という文字データを作成し、ガマット・エラー検出部5だけでガマット・エラーが検出された場合には「RGB変換後の映像信号にガマット・エラーがあります」という文字データを作成し、ガマット・エラー検出部3及びガマット・エラー検出部5の両方でガマット・エラーが検出された場合には「入力映像信号・RGB変換後の映像信号の両方にガマット・エラーがあります」という文字データを作成する)ようにしてもよい。
ステップS6に続き、ステップS6で作成したガマット・エラー通知用情報を、映像合成部11に送って映像信号に合成させる(ステップS7)。そしてステップS1に戻る。
次に、このマスターモニター1におけるガマット・エラーの検出・通知の様子について説明する。ユーザーは、マスターモニター1への入力映像信号にガマット・エラーが存在しているか否かの確認だけを行いたい場合には、操作パネル14を操作することにより、前述の(a)及び(c)の検出条件として、ガマット・エラー検出部3の検出動作のオンを指定し、且つ、/ガマット・エラー検出部5の検出動作のオフを指定する。また、必要に応じて、前述の(c)の検出条件として、デフォルト値とは異なる値を指定する。
すると、マイクロプロセッサ13の処理(図3)により、図4に示すように、入力映像信号のガマット・エラーの検出結果だけがマイクロプロセッサ13に送られ、その検出結果を示すガマット・エラー通知用情報(画像データ、あるいは別の例では文字データ)が、映像合成部11を介して液晶表示部12で表示される。これにより、マスターモニター1への入力映像信号のガマット・エラーの検出結果が、ユーザーに通知される。
他方、ユーザーは、マスターモニター1内部でのRGB変換によってガマット・エラーが発生したか否かの確認だけを行いたい場合には、操作パネル14を操作することにより、前述の(a)及び(c)の検出条件として、ガマット・エラー検出部3の検出動作のオフを指定し、且つ、/ガマット・エラー検出部5の検出動作のオンを指定する。また、必要に応じて、前述の(d)の検出条件として、デフォルト値とは異なる値を指定する。
すると、マイクロプロセッサ13の処理(図3)により、図5に示すように、RGB変換後の映像信号のガマット・エラーの検出結果だけがマイクロプロセッサ13に送られ、その検出結果を示すガマット・エラー通知用情報(画像データ、あるいは別の例では文字データ)が、映像合成部11を介して液晶表示部12で表示される。これにより、マスターモニター1内部でのRGB変換後の映像信号のガマット・エラーの検出結果が、ユーザーに通知される。
他方、ユーザーは、マスターモニター1への入力映像信号にガマット・エラーが存在しているか否かの確認と、マスターモニター1内部での装置内部でのRGB変換によってガマット・エラーが発生したか否かの確認との両方を行いたい場合には、操作パネル14を操作することにより、前述の(a)及び(c)の検出条件として、ガマット・エラー検出部3の検出動作のオンを指定し、且つ、/ガマット・エラー検出部5の検出動作のオンを指定する。また、必要に応じて、前述の(c)及び(d)の検出条件として、デフォルト値とは異なる値を指定する。
すると、マイクロプロセッサ13の処理(図3)により、図6に示すように、入力映像信号のガマット・エラーの検出結果と、RGB変換後の映像信号のガマット・エラーの検出結果との両方がマイクロプロセッサ13に送られ、それらの検出結果を示すガマット・エラー通知用情報(画像データ、あるいは別の例では文字データ)が、映像合成部11を介して液晶表示部12で表示される。これにより、マスターモニター1への入力映像信号のガマット・エラーの検出結果と、マスターモニター1内部でのRGB変換後の映像信号のガマット・エラーの検出結果との両方が、ユーザーに通知される。
このように、このマスターモニター1によれば、ユーザーが、操作パネル14でガマット・エラー検出部3,ガマット・エラー検出部5での検出条件をそれぞれ指定することにより、マスターモニター1への入力映像信号自体にガマット・エラーが存在しているか否かの確認と、マスターモニター1内部でのRGB変換処理によってガマット・エラーが発生したか否かの確認とを、選択的に行うことができる。
テレビジョン放送局や映像製作の現場などでは、映像信号を管理する目的によって、ユーザーが確認したいガマット・エラーの内容が異なってくる。このマスターモニター1では、ユーザーが確認したいガマット・エラーのみを検出して通知させることができるので、テレビジョン放送局や映像製作の現場などでの映像信号の管理が行いやすくなる。
また、ガマット・エラー検出の基準として用いる振幅レベルの上限,下限の閾値も、マスターモニター1への入力映像信号と、マスターモニター1内部でのRGB変換後の映像信号とで個別に指定できるので、その点でも映像信号の管理が行いやすくなる。
なお、以上の実施の形態では、マスターモニター1内部での信号処理後の映像信号のガマット・エラーを検出するガマット・エラー検出部として、RGB変換後の映像信号のガマット・エラーを検出するガマット・エラー検出部5のみを設けている。しかし、別の例として、ガマット・エラー検出部5以外にも、マスターモニター1内部での信号処理後の映像信号のガマット・エラーを検出するガマット・エラー検出部を追加して設けるようにしてもよい。具体的には、色空間変換部10によるカラーマッチング後の映像信号のレベルが、液晶表示部12で色を再現可能な範囲(ガマット)を超えた場合にも、一種のガマット・エラーが発生するので、色空間変換部10の後段に、このガマット・エラーを検出するガマット・エラー検出部を設けてもよい。
また、以上の実施の形態では、マイクロプロセッサ13は、ガマット・エラー通知用情報として、映像信号に合成させることによって液晶表示部12に表示させる画像データや文字データを作成している。しかし、別の例として、マイクロプロセッサ13が、ガマット・エラー通知用情報として、液晶表示部12以外の出力手段(例えば操作パネル上のインジケータなど)から出力させる情報を作成するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では本発明をマスターモニターに採用しているが、本発明は、入力映像信号に内部で信号処理を施すあらゆる装置に採用してよい。
本発明を採用したマスターモニターの回路構成を示すブロック図である。 図1のマスターモニターにおいてガマット・エラー検出の基準として用いるデフォルト値を示す図である。 図1のマイクロプロセッサがガマット・エラーの検出・通知に関して実行する処理を示すフローチャートである。 図1のマスターモニターにおけるガマット・エラーの検出・通知の様子を示す図である。 図1のマスターモニターにおけるガマット・エラーの検出・通知の様子を示す図である。 図1のマスターモニターにおけるガマット・エラーの検出・通知の様子を示す図である。
符号の説明
1 マスターモニター、 2 映像信号入力部、 3 ガマット・エラー検出部、 4YCbCr/RGB変換部、 5 ガマット・エラー検出部、 6 IP変換・スケーリング部、 7 RGB/YCbCr変換部、 8 コントラスト・ブライトネス調整部、 9 YCbCr/RGB変換部、 10 色空間変換部、 11 映像合成部、 12 液晶表示部、 13 マイクロプロセッサ、 14 操作パネル

Claims (6)

  1. 入力映像信号のガマット・エラーを検出する第1のガマット・エラー検出手段と、
    前記入力映像信号に信号処理を施す信号処理手段と、
    前記信号処理手段によって信号処理を施された映像信号のガマット・エラーを検出する第2のガマット・エラー検出手段と、
    前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段での検出条件をそれぞれ指定する操作を行うための操作手段と、
    前記操作手段で指定された検出条件に応じて前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段を制御し、前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段の検出結果に基づいてガマット・エラー通知用情報を作成する制御手段と、
    前記制御手段によって作成された前記ガマット・エラー通知用情報を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とするガマット・エラーの二重検出装置。
  2. 請求項1に記載のガマット・エラーの二重検出装置において、
    前記操作手段の操作内容は、前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段での検出動作のオン/オフをそれぞれ指定する操作を含む
    ことを特徴とするガマット・エラーの二重検出装置。
  3. 請求項1に記載のガマット・エラーの二重検出装置において、
    前記操作手段の操作内容は、前記第1のガマット・エラー検出手段,前記第2のガマット・エラー検出手段がガマット・エラー検出の基準として用いる振幅レベルの閾値をそれぞれ指定する操作を含む
    ことを特徴とするガマット・エラーの二重検出装置。
  4. 請求項1に記載のガマット・エラーの二重検出装置において、
    前記制御手段は、前記ガマット・エラー通知用情報として、ガマット・エラーの有無を示す情報、及び、ガマット・エラーが存在する場合には、前記入力映像信号自体にガマット・エラーが存在するのか、前記信号処理手段での信号処理によってガマット・エラーが発生したのかを示す情報を作成する
    ことを特徴とするガマット・エラーの二重検出装置。
  5. 請求項1に記載のガマット・エラーの二重検出装置において、
    前記第1のガマット・エラー検出手段は、前記入力映像信号の振幅レベルが、前記入力映像信号の信号フォーマットにおける有効な振幅レベルを逸脱しているか否かを検出する
    ことを特徴とするガマット・エラーの二重検出装置。
  6. 請求項1に記載のガマット・エラーの二重検出装置において、
    前記信号処理手段は、前記入力映像信号の信号フォーマットを変換し、
    前記第2のガマット・エラー検出手段は、前記信号処理手段による変換後の映像信号が、変換後の信号フォーマットにおける有効な振幅レベルを逸脱しているか否かを検出する
    ことを特徴とするガマット・エラーの二重検出装置。
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