JP2009037035A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受光手段で検出される光量の光量検知精度を向上させ、より濃度ムラの少ない高精細な画像を得ることができる光走査装置を得ること。
【解決手段】 主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、光源手段からの各光ビームの状態を他の状態に変換する変換光学素子と、各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、開口絞りを通過して被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段とを有する光走査装置において、各条件式を満足するように各パラメータを設定したこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機等の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光ビーム(光束)を、回転多面鏡或いは往復型の偏向素子の偏向面(反射面)で偏向反射している。そして偏向反射された光ビームを結像光学系によって感光性の記録媒体(感光体ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
図23は従来の光走査装置の要部概略図である。
同図において半導体レーザ等からなる光源手段1より出射した光ビームをコリメータレンズ3により平行光束とし、副走査方向にのみ屈折力を持つシリンドリカルレンズ11で集光している。そしてシリンドリカルレンズ11で集光された光ビームは回転多面鏡からなる光偏向器5の偏向面5aへ線状に入射している。
光偏向器5はモータ等の駆動手段4により矢印4a方向に等速回転している。光偏向器5の偏向面5aで偏向反射させた光ビームを入射光の角度と像高とが比例関係となる歪曲収差(fθ特性)を有する結像光学系(結像レンズ)6により集光し、感光ドラムにより成る被走査面7上に導光しスポットを形成する。そして光偏向器5を回転軸4bを中心に矢印4a方向に回転させることにより、被走査面7上を等速に光走査する。
図24は従来の一般的な半導体レーザの要部断面図である。
同図に示すように半導体レーザ1はチップ71から前方と後方に光ビームを放射している。このうち後方に放射する光ビームを光センサー72で検出している。そして光センサー72で検出される光ビームのレーザ光量に基づいて半導体レーザ1からの放射される光ビームの光量の制御、つまり自動出力制御(APC)を行っている。
ところで、近年、光走査装置の高速化、高走査密度化の手段として、光源手段(レーザ光源)をマルチビーム化することが行われている。中でも、面発光レーザ(VCSEL)はアレイ化も容易であり、光源手段に面発光レーザを用いたマルチビーム光走査装置も種々と提案されている(特許文献1,2参照)。
面発光レーザを用いた場合は、端面発光レーザとは異なり、裏面発光する光ビームが存在しない。したがって、面発光レーザを用いた光走査装置において自動出力制御を行う際には、フィードバックのために前面から射出される光ビームの一部を光量検出装置に導光し、光量制御する必要がある。
特許文献1、2においては、光源手段の前面からの射出された射出光を分割手段としてのハーフミラー等で分割し、該分割された光ビームを光量検出する受光手段(光量検出手段)と、記録媒体としての感光体ドラムの双方に導光している。
このような光走査装置の場合、分割手段を配設しない場合に比べて、感光ドラム面を走査する画像形成用光束の光量が必然的に減少するデメリットが内在する。そのため光量が減少することで、より高出力な光源手段が必要となっていた。この課題はレーザ出力を大きくすることが難しいVCSELを光源手段に用いた光走査装置において、特に顕著となる。
このようなデメリットを解決している構成として、ハーフミラー等の光路分割手段を用いずに、画像形成用光束以外の光ビームを利用してAPCを行うようにした光走査装置が種々と提案されている(特許文献3,4,5参照)。
特開平8−330662号公報 特開平9−243949号公報 特開平6−164070号公報 特開平4−321370号公報 特開2006−135148号公報
しかしながら、画像形成用光束以外の光ビームを利用してAPCを行う構成の光走査装置においては、以下に示す問題点がある。例えば発光部(発光点)が、3つ以上有するマルチビーム光源を光源手段として用いた場合、例え各発光部から同じ出力で光ビームが放射された時でも受光手段で検出する光量は、各発光部間で変化してしまうという問題点があった。
受光手段の検知精度の観点から見ると、該受光手段で検知する光量のバラツキは、できるだけ小さいことが望ましい。
本発明は受光手段で検出される光量の光量検知精度を向上させ、より濃度ムラの少ない高精細な画像を得ることができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、
互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームの状態を他の状態に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、を有する光走査装置において、
該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
該受光手段の主走査方向の幅を2・a(mm)、
該変換光学素子から該受光手段までの光軸方向の距離をXs(mm)、
該変換光学素子の光軸から主走査方向に最も離間した発光部と該変換光学素子の光軸との主走査方向の間隔をW(mm)、
とするとき、
|W{1−(Xs/fcol)}|(mm)≦0.209a(mm)+6.554(mm)
且つ、
0.3≦(Xs/fcol)≦15(但し、(Xs/fcol)=1.0を除く)
且つ、
15(mm)≦fcol≦60(mm)
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角をFFPm(度)とするとき、
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項3の発明の光走査装置は、
互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームの状態を他の状態に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、を有する光走査装置において、
該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
該変換光学素子から該受光手段までの光軸方向の距離をXs(mm)、
とするとき、
Xs=fcol
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項4の発明の光走査装置は、
互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光束に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、を有する光走査装置において、
該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
該受光手段の主走査方向の幅を2・a(mm)、
該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該受光手段までの光軸方向の距離の合計をXh(mm)、
該変換光学素子の光軸から主走査方向に最も離間した発光部と該変換光学素子の光軸との主走査方向の間隔をW(mm)、
とするとき、
|W{1−(Xh/fcol)}|(mm)≦0.209a(mm)+6.554(mm)
且つ、
0.3≦(Xh/fcol)≦15(但し、(Xh/fcol)=1.0を除く)
且つ、
15(mm)≦fcol≦60(mm)
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項5の発明は請求項4の発明において、
前記発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角をFFPm(度)とするとき、
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項6の発明の光走査装置は、
互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光束に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、を有する光走査装置において、
該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該受光手段までの光軸方向の距離の合計をXh(mm)、
とするとき、
Xh=fcol
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項7の発明の光走査装置は、
互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、
該反射部材と該受光手段との間の光路中であって、主走査方向と副走査方向の少なくとも一方向に屈折力を有する光学素子と、を有する光走査装置において、
該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
該光学素子の主走査方向の有効径を2・L(mm)、
該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該光学素子までの光軸方向の距離の合計をX(mm)、
該変換光学素子の光軸から主走査方向に最も離間した発光部と該変換光学素子の光軸との主走査方向の間隔をW(mm)、
とするとき、
|W{1−(X/fcol)}|(mm)≦0.209L(mm)+6.554(mm)
且つ、
0.3≦(X/fcol)≦15(但し、(X/fcol)=1.0を除く)
且つ、
15(mm)≦fcol≦60(mm)
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項8の発明は請求項7の発明において、
該発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角をFFPm(度)とするとき、
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項9の発明の光走査装置は、
互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、
該反射部材と該受光手段との間の光路中であって、主走査方向と副走査方向の少なくとも一方向に屈折力を有する光学素子と、を有する光走査装置において、
該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該光学素子までの光軸方向の距離の合計をX(mm)、
とするとき、
=fcol
なる条件式を満足することを特徴としている。
請求項10の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項11の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項12の発明のカラー画像形成装置は、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項13の発明は請求項12の発明において、
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明は受光手段で検出される光量の光量検知精度を向上させ、より濃度ムラの少ない高精細な画像を得ることができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1の光走査装置の要部斜視図、図2は本発明の実施例1の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図3は本発明の実施例1の入射光学系の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。
尚、以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段の回転軸(揺動軸)及び結像光学系の光軸(X方向)に垂直な方向(偏向手段で光ビームが偏向反射(偏向走査)される方向)である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸(揺動軸)と平行な方向である。主走査断面とは結像光学系の光軸と主走査方向とを含む平面である。副走査断面とは結像光学系の光軸を含み主走査断面に垂直な断面である。
図中、1は光源手段であり、互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部(発光点)を持つ、例えばマルチ半導体レーザより成っている。本実施例では6つの発光部より成っている。3は変換光学素子としてのコリメータレンズであり、光源手段1からの各光ビームの状態を他の状態に変換している。本実施例では光源手段1から出射された発散光束を平行光束に変換している。11はシリンドリカルレンズであり、副走査断面内のみに屈折力を有している。2は開口絞りであり、各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限している。本実施例の開口絞り2は、各光ビームの主走査方向と副走査方向の双方の通過光束(光量)を制限している。
尚、コリメータレンズ3、シリンドリカルレンズ11、開口絞り2等の各要素は入射光学系LAの一要素を構成している。
5は偏向手段としての光偏向器であり、回転多面鏡(ポリゴンミラー)よりなり、駆動手段4により矢印4aの方向に等速で回転しており、入射光学系LAから出射した各光ビームを偏向走査している。
6は結像光学系(fθレンズ系)であり、プラスチック樹脂材もしくはガラス材より成る第1、第2の結像レンズ(fθレンズ)6a,6bを有している。結像光学系6は光偏向器5によって反射偏向された画像情報に基づく複数の光ビームを被走査面としての感光ドラム面8上(感光体ドラム7上)に結像させている。かつ結像光学系6は副走査断面内において光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面8との間を共役関係にすることにより偏向面5aの面倒れ補償を行っている。
尚、上記第1、第2の結像レンズ(fθレンズ)6a,6bより成る結像光学系6は、
L=f・θ
但し、Y:像高、f:結像光学系の焦点距離、θ:入射角度(rad)
の関係を持つレンズである。
7は像担持体である感光体ドラムである。8は被走査面である感光ドラム面である。
9は受光手段(受光素子)であり、開口絞り2を通過して被走査面8の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域(画像形成用光束に対して副走査方向に外れた位置)に配置されている。かつ受光手段9は有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光している。
10は制御部であり、受光手段9からの出力信号に基づいて光源手段1からの出力を制御している。つまり制御部10は、自動出力制御(APC)を行っている。
Xsはコリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔(距離)である。尚、図3に示した受光手段9においてコリメータレンズ3の光軸に最も距離が近い副走査方向の端部上の1点を点C、開口絞り2において受光手段9に近い側の副走査方向の開口端部上の1点を点Dとする。このとき、点Cと点Dの副走査方向の間隔(距離)をb(mm)としている。
本実施例において画像情報に応じて光源手段1から光変調され出射した複数の光ビーム(光束)はコリメータレンズ3により平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ11に入射する。シリンドリカルレンズ11に入射した光ビームのうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射して開口絞り2を通過する(一部遮光される)。また副走査断面内においては収束して開口絞り2を通過し(一部遮光される)光偏向器5の偏向面5aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された複数の光ビームは結像光学系6により感光ドラム面8上にスポット状に結像される。そして光偏向器5を矢印4a方向に回転させることによって、感光ドラム面8上を矢印8b方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光体ドラム7に画像記録を行っている。
ここで光源手段1に複数の発光部を有するマルチビーム光源を用いたときの、受光手段9上での光量のバラツキに関する考察を行う。
図4はマルチビーム光源の発光部を基盤側から見たときの要部概略図である。
図4に示したマルチビーム光源の例では、発光部1aの数が6個で、主走査方向から角度θだけ傾けて配置されている場合である。発光部Aは主走査方向において、光軸に最も近い発光部である。W1は光軸と発光部Aまでの主走査方向の距離である。発光部Bは主走査方向において、光軸から最も離れている発光部である。W2は光軸から発光部Bまでの主走査方向の距離である。この角度θと、全系の副走査方向の結像倍率(副走査倍率)βsと、感光ドラム面8上での副走査方向のピッチ間隔Pと、発光部間の間隔Laとは以下の関係にある。
尚、参考までに、間隔Laを隣接する発光部と干渉しない限度量を0.1mm、副走査倍率βsを5.0倍、ピッチ間隔Pを0.042mm(600dpi)とすれば、傾けるべき角度θは4.8度と計算される。
このように少なくとも主走査方向に間隔を有する複数の発光部においては図4での距離W1と距離W2に相当するようにコリメータレンズ3の光軸Oとの離間量が最も小さい発光部Aと離間量が最も大きい発光部Bとで光軸Oからの主走査方向の距離が異なってくる。
また、図5はコリメータレンズ3の光軸上に配置された発光部A及びコリメータレンズ3の光軸から主走査方向に距離(間隔)Wだけ離間した位置に配置された発光部Bの2つの発光部から出射される光ビームを主走査断面で示した要部断面図である。
このとき、コリメータレンズ3の像側の主走査方向の焦点距離をfcol(mm)、コリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔(距離)をXs(mm)とする。さらに発光部Bから出射される光ビームの強度中心軸(以下、「主光線」と記す。図5では1点鎖線で表記)が受光手段9に入射したときのコリメータレンズ3の光軸からの主走査方向のズレ量をYs(mm)とする。
また、図6はコリメータレンズ3側から開口絞り2を眺めたときの要部斜視図である。図6に示す通り、受光手段9を画像形成用光束が通過しない領域に配設する。尚、本実施例における、受光手段9は画像形成用光束の副走査方向に外れた領域に配設されている。また、受光手段9の主走査方向の幅を2・a(mm)とする。
このとき、図5において、以下の関係が成立する。
Ys=W(1−(Xs/fcol)) ・・・(1)
続いて、受光手段9がコリメータレンズ3の光軸上に配置された発光部Aから出射された光ビームから取り込むことができる光量S(以後、「軸上ビーム光量S」とも称する)について考察する。さらにコリメータレンズ3の光軸から主走査方向に距離Wだけ離間した位置に配置された発光部Bから出射された光ビームから取り込むことができる光量S(以後、「軸外ビーム光量S」とも称する)について考察する。
はじめに、光源手段1の発光面上で主走査方向に対して傾けられた角度θは一般に0度〜20度程度と小さく、今後更なる高解像度化が進むにつれ角度θの値は、より小さくなることから、各光量S、Sの計算は主走査方向のみの計算で近似する。
ここで、光ビームの放射角度(ビームの広がり角)は、レーザ出射口から数十ミリ以上遠く離れた地点でのビームパターンである、ファーフィールドパターン(FFP:far field pattern)を放射角度に対して評価した結果である。また図7に示すように、レーザ素子の法線方向(角度0°)の光線の強度にノーマライズして表示する。
このビームの拡がり角は、レーザ強度が0.5(最大強度の1/2)となる2つの角度差で示すことが一般的であり、FWHM(半値幅)と呼ばれることもある。本実施例では、「ファーフィールドパターンの半値角」として表現する。
図7に示す放射角度12°,18°,24°は上記の如く放射ビーム強度の放射角度依存特性のビーム強度がピーク値の半値になる2つの角度の差分である。具体的には、光強度が0.5のスライスで見たとき、放射角度は各々、±6°,±9°,±12°となり、差分は12°,18°,24°である。
本実施例においては、主走査方向の角度(発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角)をFFPm(度)とする。さらに副走査方向の角度(発光部から放射される光ビームの副走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角)をFFPs(度)とする。
また、光ビーム(レーザビーム)の主走査断面における強度分布はガウス分布に従うものとする。主走査方向の位置y、ガウス分布の分散をσとおけば、光ビームの主走査方向の強度分布は以下の式で表される。
f(y)=exp(y/2σ) ・・・(2)
このとき、受光手段9上で取り込まれる軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sを求める計算は、図8で示される主走査方向のガウス分布の面積を定積分により求めることと等価となる。
これを具体的に説明すると、発光部Aから出射される軸上ビームに関しては、強度中心軸と受光手段9の中心軸は図5から判るように一致している。このことから、ビーム強度中心軸から受光手段9の主走査方向の幅2・aで切り取られる部分を定積分することで軸上ビーム光量Sが計算できる。
それに対し、発光部Bから出射される軸外ビームは、強度中心軸と受光手段9の中心軸は一致せず、ズレ量Ysが生じる。従って、軸外ビーム光量Sを求める際には、このズレ量Ysを加味した上で定積分する必要がある。
以上で定義した各々のパラメータを用いれば、軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sは以下の式で与えられる。
・・・(3)
ここで、受光手段9の検知精度の観点から、本実施例においては軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sとの比S/Sを以下の条件を満足するように設定する。
0.7≦S/S≦1.0 ・・・(4)
条件式(4)の上限値は軸上ビームと軸外ビームのバラツキが無い理想的な場合であり、条件式(4)の下限値は受光手段9の検知精度上の許容値として設定している。
第一に、この軸上ビームと軸外ビームで受光手段(センサ)9に取り込まれる光量が同一となる理想的な条件、つまり
/S=1.0
を満足するためには、関係式(1)より以下の関係式を満たさなければ成らない。
Ys=0(mm)
また、これを関係式(1)を使って言い換えると、以下の通りである。
Xs=fcol ・・・(5)
続いて、条件式(4)において、0.7≦S/Sとなる条件を考える。
本実施例においては、主走査方向のファーフィールドパターンの半値角FFPm、コリメータレンズ3の像側の焦点距離fcol、コリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔Xsと変数を取る。さらに軸外ビームの主光線が受光手段9に入射したときの主走査方向のズレ量Ys、コリメータレンズ3の光軸から主走査方向に最も離間した発光部とコリメータレンズ3の光軸との主走査方向の距離W、受光手段9の主走査方向の幅2・aと変数を取る。このように変数を取った場合、各々が光走査装置としてとる現実的な値で数値を振ることで、近似式を求めた。
尚、実際の数値としては、
|Ys|=0.3〜15(mm),
=1〜10(mm),
FFPm=8〜18(度),
fcol=15〜60(mm),
W=0.548(mm)
を用いた。
近似式の具体的な求め方は以下の通りである。
FFPmを8〜18(度)の各条件において、aをさらに1〜10(mm)まで変化させたときの、S/S=0.7となる限界のズレ量|Ys|を各条件で求める。
この時、受光手段9の主走査方向の幅の半値aが条件の中で最小となる1mmにおいて、パラメータfcolとパラメータFFPmを上記条件の範囲内で変化させながら、S/S=0.7となる限界の|Ys|を各々求める。そうすると、パラメータfcolが60(mm)、且つパラメータFFPm=18(度)の時、|Ys|は7.0(mm)と求められ、これが最大の値となる。
従って、0.7≦S/Sの条件を満足させるためには、ズレ量|Ys|の値を、fcol=60(mm)、FFPm=18(度)の条件におけるS/S=0.7となる限界のズレ量|Ys’|より小さくすれば良い。
ズレ量|Ys|が、fcol=60(mm)、FFPm=18(度)の条件におけるS/S=0.7となる限界のズレ量|Ys’|は数値解析によって求めることができる。そこで、パラメータaを1〜10(mm)で変化させた時に得られる算出値を元に、aと|Ys’|の間の相関関係を線形1次近似により求めると以下の結果となる。
|Ys’|(mm)=0.209a(mm)+6.554(mm) ・・・(6)
ここで、0.7≦S/Sなる条件を言い換えると、以下の関係式を満足させることと等価である。
|Ys|≦|Ys’| ・・・(7)
よって、式(1)、式(6)、式(7)から、以下の関係式を得ることができた。
|W(1−(Xs/fcol))|(mm)≦0.209a(mm)+6.554(mm)
・・・(8)
以上が軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sの求め方と、条件式(4)の0.7≦S/Sとなる条件を満足させる条件式(8)の導出である。
上記条件式(8)を言い換えると、該条件式(8)は0.7≦S/Sとなる条件を満足させる為に、各パラメータFFPm、fcol、Wを決定した後に、パラメータXs、2・aの双方を適切に設定する必要があることを示している。
さらに、本実施例においては、条件式(8)におけるパラメータXsとfcolとの比(Xs/fcol)の範囲を
0.3≦(Xs/fcol)≦15 ・・・(9)
(但し、(Xs/fcol)=1.0を除く)
且つ、
15(mm)≦fcol≦60(mm) ・・・(10)
なる条件を満足するように規定している。
上記条件式(9)、(10)は結像倍率が高くなり過ぎず、装置全体の小型化を図る上で考えられる条件である。
尚、更に望ましくは上記条件式(9),(10)を次の如く設定するのが良い。
0.5≦(Xs/fcol)≦10 ・・・(9a)
(但し、(Xs/fcol)=1.0を除く)
20(mm)≦fcol≦50(mm) ・・・(10a)
以上のことを踏まえ、従来例として前述した特許文献4を再度確認してみる。特許文献4の構成は開口絞りの開口以外の領域に受光手段を配設してAPCを行う点が特徴である。しかし、特許文献4では受光手段(受光素子)が配置されている位置Xs及び受光手段の主走査方向の幅2・aに関しての明示は無い。例として、
W=0.548(mm),fcol=15(mm)、Xs=225(mm),
FFPm=18(度),FFPs=8(度),a=1(mm)
の場合を考える。このとき、
条件式(1)、(2)から計算される条件式(4)のS/Sは、
/S=0.002
となる。これは条件式(4)の条件を外れ、受光手段9の検知精度上、好ましくない状態となっている。
さらに、条件式(4)を数値解析により変形した条件式(8)においても、特許文献4は
(左辺)=7.672
(右辺)=7.599
となる。これは条件式(8)を満たさない。
そこで本実施例ではマルチビームにおける各発光部から受光手段9に入射する各光ビームの光量のバラツキを抑えるため、S/S=1.0を満足する条件となる、Xs=fcol(条件式(5))という条件で各パラメータを設定した。
本実施例における光学配置及び光学特性に関する各パラメータの数値は以下の通りである。
W=0.548(mm),fcol=15(mm),Xs=15(mm),
FFPm=18(度),FFPs=8(度),a=1(mm),
=2(mm)
本実施例において、光源手段1は12個の発光部を一直線に配列したものを使用し、主走査方向からの傾き角θが5.0(度)である。また、受光手段9における副走査方向の端部と開口絞り2における副走査方向の端部との間隔bが2(mm)、且つ、副走査方向のレーザ拡がり角FFPsを8(度)とした。これにより受光手段9は画像形成用光束からは副走査方向に外れた位置に配置されているため、画像形成用光束の光量を減少させることは無い。
このとき、関係式(1)、(2)から計算される、条件式(4)のS/Sは、
/S=1.0
となる。これは条件式(8)を満足する。
本実施例の結果と前述の従来例とを比較すると、パラメータXs、つまり受光手段9を適切な位置に配設することにより、マルチビームにおける各発光部から受光手段9に入射する各光ビームの光量のバラツキを抑えることができる。したがって本実施例の構成を用いれば、受光手段9の検知精度が向上し、濃度ムラがより少ない高精細な画像を提供することが可能となる。
尚、本実施例においては偏向手段5に回転多面鏡を用いたが、これに限らず、偏向面5aが軸5bを回動軸として往復運動することにより、光ビームを被走査面8へ向け偏向反射(偏向走査)する往復型の偏向素子を用いても良い。
さらに、本実施例では結像光学系6を2枚のレンズ(fθレンズ)より構成したが、これに限らず、1枚或いは3枚以上のレンズより構成しても良い。また結像光学系6を回折光学素子を含ませて構成しても良い。
図9は本発明の実施例2の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図10は入射光学系の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。両図において図2、図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、コリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔Xs(受光手段9の配置場所)を変更したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり本実施例においては、コリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔Xsを実施例1よりも長く設定している。
本実施例における光学配置及び光学特性に関する各パラメータの数値は以下の通りである。
W=0.548(mm),fcol=15(mm),Xs=60(mm),
FFPm=18(度),FFPs=8(度),a=1(mm)
光源手段1は12個の発光部を一直線に配列したものを使用し、主走査方向からの傾き角θが5.0(度)である。また、受光手段9における副走査方向の端部と開口絞り2における副走査方向の端部との間隔bが2(mm)、且つ、副走査方向のレーザ拡がり角FFPsを8(度)とした。これにより受光手段9は画像形成用光束からは副走査方向に外れた位置に配置されているため、画像形成用光束の光量を減少させることは無い。
このとき、関係式(1)、(2)から計算される、条件式(4)のS/Sは、
/S=0.747
となる。これは条件式(4)を満足する。
さらに、条件式(4)を数値解析により変形した条件式(8)においても
(左辺)=1.644
(右辺)=6.763
となり、これは条件式(8)を満足する。
これより、Xs=fcolの理想的な位置に配置できないような場合においても、受光手段9の配置場所を示すパラメータXsを適切に設定することでマルチビームにおける各発光部から受光手段9に入射する光ビームの光量のバラツキを抑えることができる。
つまり、本実施例は受光手段9の配置場所を検討する際、他部材と干渉する等の理由で適切な位置に配設できない場合でも、条件式(8)を満足するパラメータXsを適切に設定している。これにより本実施例では、配置自由度を上げながらも濃度ムラが抑えられた高精細な画像を提供することができる。
図11は本発明の実施例2の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図12は入射光学系の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。両図において図2、図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、コリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔Xs(受光手段9の配置場所)と受光手段9の主走査方向の幅2・aを変更したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり本実施例においては、コリメータレンズ3から受光手段9までの光軸方向の間隔Xsと、受光手段9の主走査方向の幅2・aを実施例1より長く設定している。
本実施例における光学配置及び光学特性に関する各パラメータの数値は以下の通りである。
W=0.548(mm),fcol=15(mm),Xs=225(mm),
FFPm=18(度),FFPs=8(度),a=10(mm)
光源手段1は12個の発光部を一直線に配列したものを使用し、主走査方向からの傾き角θが5.0(度)である。また、受光手段9における副走査方向の端部と開口絞り2における副走査方向の端部との間隔bが2(mm)、且つ、副走査方向のレーザ拡がり角FFPsを8(度)とした。これにより受光手段9は画像形成用光束からは副走査方向に外れた位置に配置されているため、画像形成用光束の光量を減少させることは無い。
このとき、関係式(1)、(2)から計算される、条件式(4)のS/Sは、
S1/S0=0.870
となる。これは条件式(4)を満足する。
さらに、条件式(4)を数値解析により変形した条件式(8)においても
(左辺)=7.672
(右辺)=8.644
となり、これは条件式(8)を満足する。
本実施例の結果と前述の実施例2とを比較する。本実施例では間隔Xsが主走査方向の焦点距離fcolの値に対して更に大きく離れた場合においても、パラメータaを適切に設定している。つまり受光手段9の主走査方向の幅2・aを適切に設定することでマルチビームにおける各発光部から受光手段9に入射する各光ビームの光量のバラツキを抑えることができる。
つまり、本実施例は受光手段9の配置場所を検討する際、他部材と干渉する等の理由で適切な位置に配設できない場合でも、条件式(8)を満足するパラメータXs及び2・aを適切に設定している。これにより本実施例では、更なる配置自由度を上げながらも濃度ムラが抑えられた高精細な画像を提供することができる。
図13は本発明の実施例2の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図14は入射光学系の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。両図において図2、図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1から3と異なる点は、コリメータレンズ3と偏向手段5との間における画像形成用光束が通過しない領域に反射部材12を配置したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり、図13、図14において、12は反射部材であり、コリメータレンズ3の光出射側であって、画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該コリメータレンズ3からの光ビームを受光手段側へ反射させている。
図15はコリメータレンズ3の光軸上に配置された発光部A及びコリメータレンズ3の光軸から主走査方向に距離Wだけ離間した位置に配置された発光部Bの2つの発光部から出射される光ビームを主走査断面で示した要部断面図である。
尚、図15においては判り良くするため、実際には反射部材12により反射される、反射部材12から受光手段9に至るまでの光ビームを反射面の軸を基準に線対称となるよう反転させることによって、光ビームを直進させた図を示した。
このとき、コリメータレンズ3の像側の主走査方向の焦点距離をfcol(mm)、コリメータレンズ3から反射部材12までの光軸方向の距離と、該反射部材12から受光手段9までの光軸方向の距離の合計をXh(mm)とする。さらに発光部Bから出射される光レーザの強度中心軸(図15では1点鎖線で表記)が受光手段9に入射したときのコリメータレンズ3の光軸からの主走査方向ズレ量を|Ys|(mm)とする。
図16はコリメータレンズ側から開口絞りを眺めたときの要部斜視図である。
図16に示す通り、受光手段9及び反射部材12は画像形成用光束が通過しない領域に配設する。尚、本実施例では、受光手段9及び反射部材12は画像形成用光束の副走査方向に外れた領域に配設している。また、受光手段9の主走査方向の幅を2・a(mm)とする。
受光手段9においてコリメータレンズ3の光軸に最も距離が近い副走査方向の端部上の1点を点C、開口絞り2において受光手段9に近い側の副走査方向開口端部上の1点を点Dとするとき、点Cと点Dの副走査方向の間隔をb(mm)とする。
このとき、図15において、以下の関係が成立する。
|Ys|=W(1−(Xh/fcol)) ・・・(11)
続いて、受光手段9がコリメータレンズ3の光軸上に配置された発光部Aから出射された光ビームから取り込むことができる光量S(軸上ビーム光量S)について考察する。さらにコリメータレンズ3の光軸から主走査方向に距離Wだけ離間した位置に配置された発光部Bから出射された光ビームから取り込むことができる光量S(軸外ビーム光量S)について考察する。
はじめに、光源手段1の発光面上で主走査方向に対して傾けられた角度θは一般に0度〜20度程度と小さく、今後更なる高解像度化が進むにつれ角度θの値は、より小さくなることから、各光量S、Sの計算は主走査方向のみの計算で近似する。
ここで、光ビーム(レーザビーム)の主走査断面における強度分布はガウス分布に従うものとする。主走査方向の位置y、ガウス分布の分散をσとおけば、光ビームの主走査方向の強度分布は以下の式で表される。
f(y)=exp(y/2σ) ・・・(12)
このとき、受光手段9上で取り込まれる軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sを求める計算は、図8で示される主走査方向のガウス分布の面積を定積分により求めることと等価となる。
これを具体的に説明すると、発光部Aから出射される軸上ビームに関しては、強度中心軸と受光手段9の中心軸は図15から判るように一致している。このことから、ビーム強度中心軸から受光手段9の主走査方向の幅2・aで切り取られる部分を定積分することで軸上ビーム光量Sが計算できる。
それに対し、発光部Bから出射される軸外ビームは、強度中心軸と受光手段9の中心軸は一致せず、ズレ量Ysが生じる。従って、軸外ビーム光量Sを求める際には、このズレ量Ysを加味した上で定積分する必要がある。
また光ビームの広がり角をレーザ強度が0.5(最大強度の1/2)となる角度の全角の主走査方向の角度をFFPm、副走査方向の角度をFFPsとおくことで、軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sは以下の式で与えられる。
・・・(13)
ここで、受光手段9の検知精度の観点から、本実施例においては軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sとの比S/Sを前述した如く以下の条件を満足するように設定する。
0.7≦S/S≦1.0 ・・・(14)
上記関係式(13)及び条件式(14)からパラメータ|Ys|をaとFFPmの2変数のみで評価できるよう数値解析を用いて近似すると、最終的には以下の条件式に変形できる(近似手法は実施例1で示したものと同様)。
|W(1−(Xh/fcol))|(mm)≦0.209a(mm)+6.554(mm)
・・・(15)
以上が軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sの求め方と、条件式(14)の0.7≦S/Sとなる条件を満足させる条件式(15)の導出である。
上記条件式(15)を言い換えると、該条件式(15)は0.7≦S/Sとなる条件を満足させる為に、各パラメータFFPm、fcol、Wを決定した後に、パラメータXh、2・aの双方を適切に設定する必要があることを示している。
さらに、本実施例においては、条件式(15)におけるパラメータXhとfcolとの比(Xh/fcol)の範囲を
0.3≦(Xh/fcol)≦15 ・・・(16)
(但し、(Xh/fcol)=1.0を除く)
且つ、
15(mm)≦fcol≦60(mm) ・・・(17)
なる条件を満足するように規定している。
上記条件式(16)、(17)は結像倍率が高くなり過ぎず、装置全体の小型化を図る上で考えられる条件である。
尚、更に望ましくは上記条件式(16).(17)を次の如く設定するのが良い。
0.5≦(Xh/fcol)≦10 ・・・(16a)
(但し、(Xh/fcol)=1.0を除く)
20(mm)≦fcol≦50(mm) ・・・(17a)
本実施例における光学配置及び光学特性に関する各パラメータの数値は以下の通りである。
W=0.548(mm),fcol=15(mm),Xh=60(mm),
FFPm=18(度),FFPs=8(度),a=1(mm),
=2(mm)
光源手段1は12個の発光部を一直線に配列したものを使用し、主走査方向からの傾き角θが5.0(度)である。また、受光手段9における副走査方向の端部と開口絞り2における副走査方向の端部との間隔bが2(mm)、且つ、副走査方向のレーザ拡がり角FFPsを8(度)とした。これにより受光手段9は画像形成用光束からは副走査方向に外れた位置に配置されているため、画像形成用光束の光量を減少させることは無い。
このとき、関係式(11)、(12)から計算される、条件式(14)のS/Sは、
/S=0.747
となる。これは条件式(14)を満足する。
さらに、条件式(14)を数値解析により変形した条件式(15)においても
(左辺)=1.644
(右辺)=6.763
となり、これは条件式(15)を満足する。
本実施例の結果から、パラメータXhとa、つまり受光手段9の位置と主走査方向の幅2・aを適切な値で設定することとで、マルチビームにおける各発光部から受光手段9に入射する光量のバラツキを抑えることができる。したがって本実施例の構成を用いれば、受光手段9の検知精度が向上し、濃度ムラがより少ない高精細な画像を提供することが可能となる。
また、本実施例の固有の効果として、受光手段9がコリメータレンズ3の光軸上に配設されていないことから、受光手段9の配置自由度が向上する点が挙げられる。
尚、本実施例においては、以下の関係式(18)を満足するように各パラメータXh、fcolを設定しても良い。これにより軸上ビームと軸外ビームで受光手段(センサ)9に取り込まれる光ビームの光量が同一となる。
Xh=fcol ・・・(18)
図17は本発明の実施例5の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図18は入射光学系の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。両図において図2、図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、反射部材12と受光手段9との間に主走査方向と副走査方向の少なくとも一方向に屈折力を持つ光学素子13を配置し、この光学素子13を通過した光ビームを受光手段9に導光したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
つまり図中、13は光学素子(結像レンズ)13であり、反射部材12と受光手段9との間の光路中であって、主走査方向と副走査方向の双方に屈折力を有している。本実施例では反射部材12と光学素子13を経て受光手段9に向かう光源手段1から出射された光ビームを全て受光手段9で取り込んでいる。
図19はコリメータレンズ3の光軸上に配置された発光部A及びコリメータレンズ3の光軸から主走査方向に距離Wだけ離間した位置に配置された発光部Bの2つの発光部から出射される光ビームを主走査断面で示した要部断面図である。
尚、図19においては判り良くするため、実際には反射部材12により反射される、反射部材12から受光手段9に至るまでの光ビームを反射面の軸を基準に線対称となるよう反転させることによって、光ビームを直進させた図を示した。
このとき、コリメータレンズ3の像側の主走査方向の焦点距離をfcol(mm)、コリメータレンズ3から反射部材12までの光軸方向の距離と、該反射部材12から光学素子13までの光軸方向の距離の合計をX(mm)とする。さらに発光部Bから出射される光レーザの強度中心軸(図19では1点鎖線で表記)が光学素子13に入射したときのコリメータレンズ3の光軸からの主走査方向のズレ量をYs(mm)とする。
図20はコリメータレンズ側から開口絞りを眺めたときの要部斜視図である。
図20に示す通り、受光手段9及び反射部材12及び光学素子13は画像形成用光束が通過しない領域に配設する。尚、本実施例では、受光手段9及び反射部材12及び光学素子13は画像形成用光束の副走査方向に外れた領域に配設している。また、光学素子13の主走査方向の有効径を2・L(mm)とする。
光学素子13においてコリメータレンズ3の光軸に最も距離が近い副走査方向の端部上の1点を点E、開口絞り2において受光手段9に近い側の副走査方向の開口端部上の1点を点Dとするとき、点Eと点Dの副走査方向の間隔をb(mm)とする。
このとき、図19において、以下の関係が成立する。
|Ys|=W(1−(X/fcol)) ・・・(19)
続いて、受光手段9がコリメータレンズ3の光軸上に配置された発光部Aから出射された光ビームから取り込むことができる光量S(軸上ビーム光量S)について考察する。またコリメータレンズ3の光軸から主走査方向に距離Wだけ離間した位置に配置された発光部Bから出射された光ビームから取り込むことができる光量S(軸外ビーム光量S)について考察する。
はじめに光学素子13を通過した後の全ての光ビームが受光手段9面上に取り込まれるものと考えると、受光手段9上で取り込まれる軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sは、光学素子13で取り込まれる軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sと等価となる。
また光源手段1の発光面上で主走査方向に対して傾けられた角度θは一般に0度〜20度程度と小さく、今後更なる高解像度化が進むにつれ角度θの値は、より小さくなることから、各光量S、Sの計算は主走査方向のみの計算で近似する。
ここで、光ビーム(レーザビーム)の主走査断面における強度分布はガウス分布に従うものとする。主走査方向の位置y、ガウス分布の分散をσとおけば、光ビームの主走査方向の強度分布は以下の式で表される。
f(y)=exp(y/2σ) ・・・(20)
このとき、光学素子13上で取り込まれる軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sを求める計算は、図8で示される主走査方向のガウス分布の面積を定積分により求めることと等価となる。
これを具体的に説明すると、発光部Aから出射される軸上ビームに関しては、強度中心軸と光学素子13の中心軸は図19から判るように一致している。このことから、ビーム強度中心軸から光学素子13の主走査方向の有効径2・Lで切り取られる部分を定積分することで軸上ビーム光量Sが計算できる。
それに対し、発光部Bから出射される軸外ビームは、強度中心軸と光学素子13の中心軸は一致せず、ズレ量Ysが生じる。従って、軸外ビーム光量Sを求める際には、このズレ量Ysを加味した上で定積分する必要がある。
また光ビームの広がり角をレーザ強度が0.5(最大強度の1/2)となる角度の全角と定義し、その主走査方向の角度をFFPm、副走査方向の角度をFFPsとおくことで、軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sは以下の式で与えられる。
・・・(21)
ここで、受光手段9の検知精度の観点から、本実施例においては軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sとの比S/Sを前述の如く以下の条件を満足するように設定する。
0.7≦S/S≦1.0 ・・・(22)
上記関係式(21)及び条件式(22)からパラメータ|Ys|をaとFFPmの2変数のみで評価できるよう数値解析を用いて近似すると、最終的には以下の条件式に変形できる(近似手法は実施例1で示したものと同様)。
|W(1−(X/fcol))|(mm)≦0.209L(mm)+6.554(mm)
・・・(23)
以上が軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sの求め方と、条件式(22)の0.7≦S/Sとなる条件を満足させる条件式(23)の導出である。
上記条件式(23)を言い換えると、該条件式(23)は0.7≦S/Sとなる条件を満足させる為に、各パラメータFFPm、fcol、Wを決定した後に、パラメータX、2・Lの双方を適切に設定する必要があることを示している。
さらに、本実施例においては、条件式(23)におけるパラメータXとfcolとの比(X/fcol)の範囲を
0.3≦(X/fcol)≦15 ・・・(24)
(但し、(X/fcol)=1.0を除く)
且つ、
15(mm)≦fcol≦60(mm) ・・・(25)
なる条件を満足するように規定している。
上記条件式(24),(25)は結像倍率が高くなり過ぎず、装置全体の小型化を図る上で考えられる条件である。
尚、更に望ましくは上記条件式(24),(25)を次の如く設定するのが良い。
0.5≦(X/fcol)≦10 ・・・(24a)
(但し、(X/fcol)=1.0を除く)
20(mm)≦fcol≦50(mm) ・・・(25a)
本実施例における光学配置及び光学特性に関する各パラメータの数値は以下の通りである。
W=0.548(mm),fcol=15(mm),X=60(mm),
FFPm=18(度),FFPs=8(度),L=1(mm),
=2(mm)
光源手段1は12個の発光部を一直線に配列したものを使用し、主走査方向からの傾き角θが5.0(度)である。また、受光手段9における副走査方向の端部と開口絞り2における副走査方向の端部との間隔bが2(mm)、且つ、副走査方向のレーザ拡がり角FFPsを8(度)とした。これにより光学素子13は画像形成用光束からは副走査方向に外れた位置に配置されているため、画像形成用光束の光量を減少させることは無い。
このとき、関係式(19)、(20)から計算される、条件式(22)のS/Sは、
/S=0.747
となる。これは条件式(22)を満足する。
さらに、条件式(22)を数値解析により変形した条件式(23)においても
(左辺)=1.644
(右辺)=6.763
となり、これは条件式(23)を満足する。
本実施例の結果から、パラメータXとL、つまり光学素子13の位置と主走査方向の有効径2・Lを適切な値で配設することとで、マルチビームにおける各発光部から受光手段9に入射する光量のバラツキを抑えることができる。したがって本実施例の構成を用いれば、受光手段9の検知精度が向上し、濃度ムラがより少ない高精細な画像を提供することが可能となる。
また、本実施例の固有の効果として、主走査方向と副走査方向に屈折力を有する光学素子13を有することにより、受光手段9上に到達する光ビームが狭められた点が挙げられる。この利点は、反射部材12から導光され受光手段9に到達する光ビームが受光手段の領域より広い場合においては、受光手段面上でのケラレ量を小さくすることができ、より多くの光量を受光手段に取り込むことが可能となる。これは、VCSELなどの出力の小さな光源手段を用いた場合は特に有用な方策である。
尚、本実施例においては、以下の関係式(26)を満足するように各パラメータX、fcolを設定しても良い。これにより軸上ビームと軸外ビームで受光手段(センサ)9に取り込まれる光ビームの光量が同一となる。
=fcol ・・・(26)
[画像形成装置]
図21は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1〜5のいずれかに示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図21において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図21において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。そして転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図21においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1〜5の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図22は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置(光結像光学系)を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図22において、60はカラー画像形成装置、61,62,63,64は各々実施例1〜5に示したいずれかの構成を有する光走査装置である。21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。尚、図22においては現像器で現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器(不図示)と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器(不図示)とを有している。
図22において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の互いに異なった各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置61,62,63,64に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が射出され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(61,62,63,64)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置61,62,63,64により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の要部斜視図 本発明の実施例1の主走査断面図 本発明の実施例1の副走査断面図 本発明の実施例1〜4でマルチビーム光源手段の発光部を基盤側から見た概略図 本発明の実施例1、2の2発光部から出射される光ビームを示す主走査断面図 本発明の実施例1、2のコリメータレンズ側から開口絞りを眺めた時の斜視概略図 本発明の実施例1のFFPを示す説明図 本発明の実施例1〜4の軸上ビーム光量Sと軸外ビーム光量Sで求めるべき面積を示す図 本発明の実施例2の主走査断面図 本発明の実施例2の副走査断面図 本発明の実施例3の主走査断面図 本発明の実施例3の副走査断面図 本発明の実施例4の主走査断面図 本発明の実施例4の副走査断面図 本発明の実施例4の2発光部から出射される光ビームを示す主走査断面図 本発明の実施例4のコリメータレンズ側から開口絞りを眺めた時の斜視概略図 本発明の実施例5の主走査断面図 本発明の実施例5の副走査断面図 本発明の実施例5の2発光部から出射される光ビームを示す主走査断面図 本発明の実施例5のコリメータレンズ側から開口絞りを眺めた時の斜視概略図 本発明を適用できる画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図 本発明を適用できるカラー画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図 従来の光走査装置の要部概略図 従来の一般的な半導体レーザの要部断面図
符号の説明
1 光源手段(マルチ半導体レーザ)
2 開口絞り
3 変換光学素子(コリメータレンズ)
4 駆動手段
5 偏向手段(光偏光器)
5a 偏向面
6 結像光学系(fθレンズ系)
6a,6b 結像レンズ(fθレンズ)
7 像担持体(感光体ドラム)
8 被走査面(感光ドラム面)
9 受光手段
10 制御部
11 シリンドリカルレンズ
LA 入射光学系

Claims (13)

  1. 互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームの状態を他の状態に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、を有する光走査装置において、
    該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
    該受光手段の主走査方向の幅を2・a(mm)、
    該変換光学素子から該受光手段までの光軸方向の距離をXs(mm)、
    該変換光学素子の光軸から主走査方向に最も離間した発光部と該変換光学素子の光軸との主走査方向の間隔をW(mm)、
    とするとき、
    |W{1−(Xs/fcol)}|(mm)≦0.209a(mm)+6.554(mm)
    且つ、
    0.3≦(Xs/fcol)≦15(但し、(Xs/fcol)=1.0を除く)
    且つ、
    15(mm)≦fcol≦60(mm)
    なる条件式を満足することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角をFFPm(度)とするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームの状態を他の状態に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、を有する光走査装置において、
    該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
    該変換光学素子から該受光手段までの光軸方向の距離をXs(mm)、
    とするとき、
    Xs=fcol
    なる条件式を満足することを特徴とする光走査装置。
  4. 互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光束に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
    該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、を有する光走査装置において、
    該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
    該受光手段の主走査方向の幅を2・a(mm)、
    該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該受光手段までの光軸方向の距離の合計をXh(mm)、
    該変換光学素子の光軸から主走査方向に最も離間した発光部と該変換光学素子の光軸との主走査方向の間隔をW(mm)、
    とするとき、
    |W{1−(Xh/fcol)}|(mm)≦0.209a(mm)+6.554(mm)
    且つ、
    0.3≦(Xh/fcol)≦15(但し、(Xh/fcol)=1.0を除く)
    且つ、
    15(mm)≦fcol≦60(mm)
    なる条件式を満足することを特徴とする光走査装置。
  5. 前記発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角をFFPm(度)とするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光束に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
    該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、を有する光走査装置において、
    該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
    該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該受光手段までの光軸方向の距離の合計をXh(mm)、
    とするとき、
    Xh=fcol
    なる条件式を満足することを特徴とする光走査装置。
  7. 互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
    該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、
    該反射部材と該受光手段との間の光路中であって、主走査方向と副走査方向の少なくとも一方向に屈折力を有する光学素子と、を有する光走査装置において、
    該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
    該光学素子の主走査方向の有効径を2・L(mm)、
    該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該光学素子までの光軸方向の距離の合計をX(mm)、
    該変換光学素子の光軸から主走査方向に最も離間した発光部と該変換光学素子の光軸との主走査方向の間隔をW(mm)、
    とするとき、
    |W{1−(X/fcol)}|(mm)≦0.209L(mm)+6.554(mm)
    且つ、
    0.3≦(X/fcol)≦15(但し、(X/fcol)=1.0を除く)
    且つ、
    15(mm)≦fcol≦60(mm)
    なる条件式を満足することを特徴とする光走査装置。
  8. 該発光部から放射される光ビームの主走査方向における光強度が最大強度の1/2となる角度の全角をFFPm(度)とするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 互いに主走査方向に間隔を有して配置された3つ以上の発光部を持つ光源手段と、該光源手段からの各光ビームを平行光に変換する変換光学素子と各光ビームの主走査方向の光ビーム幅を制限する開口絞りを有する入射光学系と、該入射光学系から出射した各光ビームを偏向走査する偏向手段と、該偏向手段で偏向走査された各光ビームを被走査面に結像させる結像光学系と、該開口絞りを通過して該被走査面の有効画像領域に入射する画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該有効画像領域に入射する画像形成用光束の光量を調整するために光ビームを受光するための受光手段と、
    該変換光学素子の光出射側であって、該画像形成用光束が通過しない領域に配置され、該変換光学素子からの光ビームを該受光手段側へ反射させる反射部材と、
    該反射部材と該受光手段との間の光路中であって、主走査方向と副走査方向の少なくとも一方向に屈折力を有する光学素子と、を有する光走査装置において、
    該変換光学素子の焦点距離をfcol(mm)、
    該変換光学素子から該反射部材までの光軸方向の距離と、該反射部材から該光学素子までの光軸方向の距離の合計をX(mm)、
    とするとき、
    =fcol
    なる条件式を満足することを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  13. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項12に記載のカラー画像形成装置。
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