JP2009036150A - 内燃機関の還元剤添加装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を通過する排気に還元剤を添加する還元剤添加装置において、還元剤噴射弁から噴射される還元剤を排気中でより分散させることのできる技術を提供する。
【解決手段】排気導入管29を介して間隙部25に導入されたアシスト排気をアウタハウジング24の内周面に沿って回転させつつ燃料の噴霧領域AHCに導き、燃料の微粒化を促進する。そして、燃料及びアシスト排気に触媒27を通過させることによって燃料の軽質化を促進させる。また、微粒化および軽質化が促進された燃料及びアシスト排気を有孔板28に形成された貫通孔28aを通過させる際に直交断面内分布面積を増大させた後、燃料をアシスト排気と共に排気管11内に導入させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気通路を通過する排気に還元剤を添加する還元剤添加装置に関する。
内燃機関から排出される排気に含まれる有害物質を除去し、排気を浄化する目的で内燃機関の排気通路に排気浄化装置が設けられる。この排気浄化装置としては、排気中のNOxを浄化する吸蔵還元型NOx触媒や、選択還元型NOx触媒(以下、これらをまとめて、単に「NOx触媒」ともいう。)が例示できる。
吸蔵還元型NOx触媒は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中の窒素酸化物(NOx)を吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときは吸収していた窒素酸化物(NOx)を窒素(N2)に還元する触媒である。また、選択還元型N
Ox触媒は、酸素過剰の雰囲気で還元剤が存在するときに窒素酸化物(NOx)を還元する触媒である。これらのNOx触媒は、還元剤の存在下で排気中のNOxを浄化可能となるため、NOxを浄化するためにはNOx触媒に対して還元剤を供給する必要がある。
排気浄化装置としてのNOx触媒に還元剤を供給する方法の一つに、排気浄化装置よりも上流側の排気通路に還元剤添加装置を設け、該還元剤添加装置による排気への還元剤添加が挙げられる。ここで、排気浄化装置において還元剤を効率よく反応させるには、排気に添加された還元剤を排気中でより分散させることが必要となる。
これに関連して、特許文献1に記載の還元剤添加装置においては、還元剤を噴射する噴射ノズルが渦巻き状の空気流を形成する渦巻き要素を有しており、この空気流に乗せて還元剤を噴射することにより、還元剤の霧化の促進を図っている。
特許第2559620号公報 特開2001−173431号公報 特開2004−3400号公報 特開2000−282843号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の従来技術のように、還元剤を渦巻き状の空気流に乗せて噴射(添加)するだけでは、還元剤の排気中への分散が不足する場合があった。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を通過する排気に還元剤を添加する還元剤添加装置において、還元剤噴射弁から噴射される還元剤を排気中でより分散させることのできる技術を提供することである。
上記課題を達成するために本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、以下の手段を採用した。
すなわち、内燃機関の排気通路を通過する排気に還元剤を添加する還元剤添加装置であって、
還元剤を噴射する還元剤噴射弁と、
前記排気通路を通過する排気の一部を該排気通路とは異なる経路を経由させて前記還元
剤噴射弁が噴射する還元剤の噴霧領域に導き該還元剤の微粒化を促進させると共に、前記異なる経路を経由した排気および還元剤を前記排気通路内に導入させる微粒還元剤導入手段と、
前記異なる経路を経由した排気と混合した後の還元剤が前記排気通路内に導入される前に該還元剤の軽質化を促進させる還元剤改質触媒と、
前記還元剤が前記還元剤改質触媒を通過した後あるいは該還元剤改質触媒を通過する際に該還元剤の分布する領域を増大させる分布領域増大手段と、
を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明においては、還元剤噴射弁から噴射される還元剤が排気通路内に導入される前に、排気通路を通過する排気の一部を該排気通路とは異なる経路を経由させて還元剤の噴霧領域に導くこととした。ここで便宜上、上記異なる経路を「排気導入経路」と称し、排気導入経路を経由して還元剤の噴霧領域に導かれる排気を「アシスト排気」と称す。
上記のアシスト排気が還元剤の噴霧領域に導かれると、アシスト排気の粒子と還元剤の粒子とが衝突することになる。その結果、還元剤の粒径がより細かくなるため還元剤の微粒化が促進される。このように、微粒化した還元剤を排気通路内に導入させることによって、還元剤の分散性を高めることができる。
また、本発明では、アシスト排気と衝突することにより微粒化した還元剤が微粒還元剤導入手段によって排気通路内に導入される前に、該還元剤に還元剤改質触媒を通過させることにより還元剤の軽質化を促進させることとした。本発明では、アシスト排気に含まれる酸素を利用して、還元剤改質触媒における還元剤と酸素との反応を促進させることができる。その結果、還元剤の軽質化・霧化が促進されるため、排気通路内に導入される還元剤の分散性を更に高めることができる。
更に、本発明においては、分布領域増大手段によって、還元剤が還元剤改質触媒を通過した後、あるいは通過する際に還元剤の分布する領域を増大させることとした。本発明における分布領域増大手段とは、還元剤の進行方向を変更させる部材や、還元剤が排気通路内に流入する貫徹力を弱める部材等が例示できる。これにより、排気通路内のより広い範囲に亘って還元剤を分散させることができる。尚、本発明における還元剤の分布する領域とは、燃料噴射弁の軸線と略直交する断面内において還元剤が分布する領域を意味していても良い。
ところで、本発明では排気通路内に導入される前の還元剤に還元剤改質触媒を通過させることによって、あるいは分布領域増大手段によって、還元剤の排気通路内に流入する貫徹力が弱められる場合がある。そのような場合には、例えば還元剤改質触媒への還元剤の付着等が多くなり、還元剤を排気通路内に効率よく導入させることが困難となるとも考えられる。これに対し、本発明ではアシスト排気に還元剤の排気通路内への導入をアシストさせることとした。すなわち、本発明によれば、微粒還元剤導入手段によって還元剤の噴霧領域に導かれたアシスト排気が排気通路内に流入するときの勢いを利用して、還元剤を排気通路内に勢い良く導入させることができる。
以上のように、本発明においては、排気通路を通過する排気の一部を利用することにより、還元剤を好適に排気通路内に導入させるために必要かつ充分な量のアシスト排気を簡単な構成により確保することができる。これにより、コストの低減および還元剤添加装置のコンパクト化を実現できる。
また、アシスト排気の量を調節することにより、還元剤改質触媒において還元剤を軽質
化させるために必要なだけの酸素を容易に確保することができる。また、アシスト排気は空気に比べて高温であるため、多量のアシスト排気に還元剤改質触媒を通過させたとしても還元剤改質触媒が熱を過度に奪われるおそれがない。つまり、還元剤改質触媒がアシスト排気に冷やされることにより活性を失うことを抑制できる。
また、本発明における微粒還元剤導入手段としては、以下のような構成を例示することができる。すなわち、本発明においては、微粒還元剤導入手段は、還元剤噴射弁の側面に略円筒状の間隙部が形成されるように還元剤噴射弁を覆う筒状部材と、排気通路内と間隙部とを連通する連通路と、を有していても良い。そして、筒状部材における少なくとも還元剤の噴霧領域近傍に位置する部分には、該筒状部材の内径が縮小している縮径部が形成されていても良い。
上記構成によれば、アシスト排気としての排気通路を通過する排気の一部が連通路を介して、筒状部材の内周面と還元剤噴射弁の外周面との間に形成される間隙部に導かれる。ここで、アシスト排気は筒状部材の内周面に沿って該間隙部内を回転しながら、還元剤噴射弁の噴射口に向かって進行する。そして、内径の縮小している筒状部材の縮径部に沿ってアシスト排気を回転させることによって、該アシスト排気を還元剤の噴霧領域に導くことができる。
ここで、本発明における間隙部は略円筒状に形成されるため、間隙部を回転するアシスト排気には渦流が形成される。このように、渦流を形成させつつアシスト排気を還元剤の噴霧領域に導くことによって、アシスト排気と還元剤との衝突を促進することができる。つまり、還元剤の微粒化をより促進させることができる。
また、本発明においては、微粒還元剤導入手段は、筒状部材と排気通路とを接続し、連通路から間隙部に導かれた排気と混合した還元剤を該排気通路に導入させる接続通路を更に有し、接続通路の少なくとも一部には流路面積が拡大する拡大部が形成されており、分布領域増大手段は、接続通路における拡大部を含んで構成されても良い。
このように、還元剤を接続通路の拡大部を通過させることによって、還元剤を排気通路に導入する前に還元剤の分布する領域を増大させることができる。尚、本発明における拡大部は、接続通路における排気通路との接続部近傍において、排気通路側に向かって内径が拡大していても良い。
また、本発明においては、微粒還元剤導入手段によって還元剤が導入された排気通路の少なくとも一部には流路面積が拡大する第2拡大部が形成されており、分布領域増大手段は、排気通路における第2拡大部を含んで構成されても良い。これにより、排気通路に導入された還元剤に第2拡大部を通過させる際に、還元剤の分布する領域を増大させることができる。
以上のように、本発明に係る還元剤添加装置によれば、燃料噴射弁から噴射された還元剤を、排気通路を通過する排気中に好適に分散させることができる。これにより、排気浄化装置(例えば、NOx触媒、パティキュレートフィルタ等)に流入する前の排気に還元剤を添加する場合、排気浄化装置全体に還元剤を満遍なく供給できると共に、排気浄化装置における還元剤の反応性を高めることができる。
また、燃料噴射弁から噴射された還元剤は、排気通路内に導入される前に還元剤改質触媒によって軽質化されるので、排気通路内に導入された後において排気通路の内面に還元剤が付着し難くなる。これにより、還元剤噴射弁から噴射された還元剤が無駄になることを抑制できる。これにより、排気浄化装置に対する還元剤の供給量が不足してしまうこと
を抑制できる。
本発明にあっては、内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を通過する排気に還元剤を添加する還元剤添加装置において、還元剤噴射弁から噴射される還元剤を排気中でより分散させることができる
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施例における還元剤添加装置20を適用する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有するディーゼル機関である。各気筒2には燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁3が設けられている。各燃料噴射弁3は、蓄圧室(コモンレール)4と接続され、このコモンレール4は燃料供給管5を介して燃料ポンプ6と連通している。
内燃機関1には、排気マニホールド8が接続されており、排気マニホールド8の各枝管は排気ポートを介して各気筒2の燃焼室と連通されている。また、排気マニホールド8には集合管9を介して遠心過給機10のタービンが格納されたタービンハウジング10aが接続されている。タービンハウジング10aの排気が流出する開口部には排気管11が接続されている。排気管11には排気中のNOxを浄化するための吸蔵還元型NOx触媒(以下、「NOx触媒」という。)を具備した排気浄化装置15が設けられている。
また、排気管11におけるタービン10aよりも下流側であって排気浄化装置15よりも上流側の部分には、該排気浄化装置15に流入する前の排気に還元剤たる燃料(例えば、軽油)を添加する燃料添加装置20が設けられている。燃料添加装置20から排気管11内の排気に添加された燃料は該排気の酸素濃度を低下させる。このようにして形成された酸素濃度の低い排気は、排気浄化装置15内に具備されるNOx触媒に流入し、該NOx触媒に吸蔵されていたNOxを放出させつつ窒素(N)に還元するNOx還元処理が行われる。
また、排気管11は排気浄化装置15の下流にてマフラー(図示省略)と接続されている。各気筒2から排出された排気は、排気ポート、排気マニホールド8、集合管9、排気管11を通過し、排気浄化装置15において排気中のNOxが浄化された後、マフラーを介して大気中に放出される。本実施例においては排気ポート、排気マニホールド8、集合管9、排気管11等、内燃機関1からの排気が大気中に放出されるまでに流通する経路が本発明における排気通路を構成する。
内燃機関1には、内燃機関1を制御する電子制御コンピュータであるECU19が併設されている。ECU19は図示しないROM、RAM、CPU、入力ポート、出力ポート等を備え、内燃機関1の運転状態や運転者による要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御するほか、燃料添加装置20に係る制御を行うユニットである。
図2は、本実施例における燃料添加装置20の概略構成を示す図である。燃料添加弁21を構成する円筒状のニードルボディ22の内部には、弁部材としての円柱状のニードル23が軸方向に進退移動可能に挿設されている。ニードルボディ22の先端部には燃料が
噴射される噴射口22aが形成されており、ニードルボディ22の胴部22bと燃料ポンプ6とは燃料導入管13を介して接続されている。
また、ニードル23の一端側には、ニードルボディ22の噴射口22aを閉塞可能なバルブが形成されており、ニードル23の他端側にはコイルスプリング(図示省略)が連結されている。これにより、通常時はコイルスプリングの付勢力および燃料ポンプ6から供給された燃料圧力によって、ニードル23の先端部に形成されるバルブが噴射口22a側に押し付けられ、該噴射口22aが閉塞されている。
また、燃料添加装置20にはコイルにより構成される電磁アクチュエータ(図示省略)が内蔵されている。この電磁アクチュエータは、電気配線を介してECU19に接続されており、ECU19からの制御信号に基づいてコイルへの通電、通電の遮断が行われる。すなわち、ECU19からの指令によりコイルが通電され電磁アクチュエータが作動すると、ニードル23が上記付勢力および燃料圧力に抗してリフトして噴射口22aが開放され、該噴射口22aから燃料が噴射される。一方、コイルへの通電を遮断して電磁アクチュエータの作動を解除すると、再びニードル23によって噴射口22aが閉塞される。
上記のニードルボディ22、ニードル23等によって本実施例における燃料添加弁21が構成されている。また、本実施例の燃料添加弁21は、軸線が排気管11の軸線と略直交するように配置されている。本実施例においては燃料添加弁21が本発明における還元剤噴射弁に相当する。
ここで、ニードルボディ22の外周部はニードルボディ22と略同軸を有する円筒状のアウタハウジング24によって覆われている。アウタハウジング24には、図示のようにニードルボディ22の胴部22b側から噴射口22a側の方向に向かって、小径部24a、大径部24b、テーパ部24cが形成されている。ここで、小径部24aの内径はニードルボディ22の胴部22bの外径と等しく、大径部24bの内径は胴部22bの外径よりも大きい。また、テーパ部24cは、ニードルボディ22の噴射口22aおよび噴射口22aから噴射される燃料の噴霧領域近傍を覆う部分に形成されており、その内面がテーパ状に形成されている。より詳しくは、テーパ部24cの内径は、燃料添加弁21の軸線における胴部22b側から噴射口22aの側の方向に向かって縮小している。
上記のように形成されるアウタハウジング24がニードルボディ22の外周を覆うことによって、ニードルボディ22の外周面とアウタハウジング24の内周面との間に、図示したような円筒状の間隙部25が形成される。本実施例においてはアウタハウジング24が本発明における筒状部材に相当し、テーパ部24cが本発明における縮径部に相当する。
また、本実施例において、アウタハウジング24のテーパ部24cと排気管11とは円筒状に形成された接続管26を介して接続されている。接続管26の内径は、接続管26とアウタハウジング24との接続部側が一定であり、接続管26と排気管11との接続部側においては排気管11側に向かってテーパ状に広がっている。ここで、内径が一定に維持される部分を同径部26aと称し、テーパ状に形成された部分を拡径部26bと称す。本実施例においては接続管26が本発明における接続通路に相当する。
ここで、接続管26における同径部26aには、燃料の軽質化を促進させる触媒27が介装されている。触媒27は円柱状に形成されたストレートフロー型の触媒である。触媒27を構成する基材は、燃料添加弁21の軸線方向に伸びる隔壁によって区画された多数のセルを有しており、隔壁には酸化能を有する活性金属が担持されている。本実施例においては触媒27が本発明における還元剤改質触媒に相当する。
また、拡径部26bにおける、該拡径部26bと排気管11との接続部近傍には、多数の貫通孔28a(図中、破線にて図示)を有する有孔板28が設けられている。この有孔板28は円錐台の形状に形成されており、該有孔板28の外周部は拡径部26bに内接して配置されている。
ここで、図1及び図2に示すように、本実施例における集合管9と間隙部25bとは排気導入管29を介して連通されている。この排気導入管29の途中には、集合管9と間隙部25とを導通し、あるいは遮断することの可能な切換弁29aが配置されている。切換弁29aは電気配線を介してECU19に接続されており、ECU19からの制御信号に基づいて切換弁29aの切り替えが行われる。つまり、ECU19が切換弁29aに集合管9と間隙部25とを導通させることによって、集合管9を通過する排気の一部が排気導入管29を経由して間隙部25へ導かれる。本実施例においては排気導入管29が本発明における連通路に相当する。
ここで、図3は、図2におけるX−X断面の断面図である。図示のように排気導入管29と間隙部25とは、該排気導入管29を経由してきた排気が、アウタハウジング24の大径部24b内周面の略接線方向に流入するように接続されている。
以上述べたように、本実施例における燃料添加装置20は、燃料添加弁21、アウタハウジング24、接続管26、排気導入管29、切換弁29aを含んで構成される。以下、本実施例における燃料添加装置20による燃料添加について、NOx触媒に対するNOx還元処理を実施する場合を例に説明する。NOx還元処理を実施する場合は、燃料添加装置20に還元剤としての燃料を排気中に添加させる燃料添加制御が実行される。そして、この燃料が排気浄化装置15のNOx触媒に供給されると、NOx触媒に吸蔵されているNOxが還元される。尚、NOx還元処理に係る制御はECU19からの指令信号に基づいて実施される。
本実施例では、ECU19が内燃機関1の運転状態の履歴からNOx触媒に吸蔵されたNOx吸蔵量を推定し、そのNOx吸蔵量が予め設定された閾値に達したときに燃料添加制御が実行される。ここでの閾値とは、NOx触媒が最大限に吸蔵可能なNOx量から所定のマージン分だけ減じた値であり、NOx吸蔵量がこの値以上になった場合にNOx還元処理を実行すべきと判断できる値である。
上述したNOx吸蔵量の推定は、ECU19によって内燃機関1の稼働時は所定時間毎に実行される。そして、本実施例においてはNOx量吸蔵量が閾値以上であると判定された場合、ECU19は切換弁29aに集合管9と間隙部25とを導通させる。集合管9内はタービンハウジング10aに流入する前の排気が流通するため、該集合管9内の圧力は比較的高く維持されている。従って、集合管9および間隙部25を導通させると、集合管9を通過する排気の一部が排気導入管29を介して間隙部25に導かれる(図2中、矢印Aにて図示)。
ここで、図3に示すように、導入管29を介して間隙部25に導かれた排気(以下、この排気を「アシスト排気」という)は、アウタハウジング24の大径部24bにおける内周面の略接線方向に流入するため、アシスト排気がニードルボディ22の外周面に衝突し難く、アシスト排気が排気導入管29から流入する際の勢いが弱まることが抑制される。そして、アシスト排気は間隙部25内をアウタハウジング24の大径部24bの内周面に沿って図中の矢印方向に回転するとともに、該アシスト排気には渦流が形成される。
ここで図2に戻ると、渦流が形成されたアシスト排気は、間隙部25内を回転しながら
ニードルボディ22の噴射口22a側に向かって進行する(図2中、矢印Bおよび図3中、矢印にて図示)。ところで、テーパ部24cの内周面はテーパ状に形成されているため、アシスト排気がテーパ部24cの内周面に沿って回転する際、アシスト排気は噴射口22aから噴射される際に形成される燃料の噴霧領域AHCに誘導される(図2中、矢印Cにて図示)。
本実施例における燃料添加制御では、アシスト排気が燃料の噴霧領域AHCに到達するタイミングに合わせて燃料添加弁21から燃料を噴射させる。その結果、燃料添加弁21が噴射した燃料に対してアシスト排気が衝突するため、燃料の粒子を細粒化することができる。つまり、燃料の微粒化を促進することができるので燃料の分散性を高めることができる。
尚、燃料添加弁21による燃料の噴射タイミングは、具体的にはECU19が切換弁30に指令を出した後、アシスト排気が燃料の噴霧領域AHCに到達するまでに要する時間を予め実験的に求めておいても良い。本実施例においては排気導入管29および間隙部25が本発明における排気通路とは異なる経路に相当する。
上記のように、アシスト排気及び微粒化が促進された燃料は接続管26における同径部26aに介装された触媒27に流入することになる。本実施例では、アシスト排気及び燃料が混ざった状態で触媒27を通過するので、アシスト排気に含まれる酸素と燃料とを触媒27において効率的に反応させることができる。これにより、燃料の軽質化・霧化を促進させることができる。
次に、触媒27から流出したアシスト排気および燃料の一部は、有孔板28の貫通孔28aをそのまま通過して排気管11内に流入し、残りは有孔板28の貫通孔28aの形成されていない部分(以下、「無孔部」という)に衝突する。これにより、アシスト排気および燃料の進行方向が変更され、アシスト排気および燃料が有孔板28の径方向に分散される(図2中、矢印Dにより図示)。
そうすると、燃料添加弁21の軸線から離れた位置に形成される貫通孔28aからも燃料が排気管11側にすり抜け易くなるので、燃料添加弁21の軸線と略直交する断面内において燃料が分布する面積(以下、「直交断面内分布面積」という)を増大させることができる(図2中、矢印Eにより図示)。これにより、排気管11を通過する排気中に、広範囲に亘って燃料を分散させることができる。
なお、本実施例における接続管26の拡径部26bは、排気管11側に向かってテーパ状に拡径しているため、直交断面内分布面積をより好適に増大させることができる。本実施例においては有孔板28と接続管26における拡径部26bとが本発明における分布領域増大手段を構成する。また、本実施例においては接続管26の拡径部26bが本発明における接続通路の拡大部に相当する。
以上のように、本実施例における燃料添加制御によれば、燃料添加弁21から噴射された燃料を排気管11に導入する前に一旦アシスト排気に衝突させ、更に触媒27を通過させることにより、燃料の微粒化および軽質化を促進させることができる。これにより、排気管11を通過する排気に添加される際の燃料の分散性を高めることができる。また、有孔板28によって燃料の進行方向を変更し、直交断面内分布面積を増大させることができる。その結果、燃料添加弁21によって噴射された燃料を、排気管11を通過する排気中へより好適に分散させることができる。
従って、排気浄化装置15のNOx触媒の全体に燃料を満遍なく供給することができると
共に、NOx触媒における燃料の反応性を高めることができる。その結果、NOx還元処理を効率的に行うことが可能となり、NOx還元処理に係る燃料消費量を低減することができる。
また、燃料噴射弁21から噴射された燃料の微粒化・軽質化が促進されることによって、排気管11の内面に燃料が付着し難くなるので、NOx触媒に供給する燃料が減ってしまうことを抑制できる。すなわち、燃料添加制御にかかる燃料の無駄を可及的に少なくし、燃料消費量を低減することができる。
また、本実施例のように、燃料添加弁21から噴射された燃料に触媒27、有孔板28を通過させることは、少なからずとも燃料が排気管11に導入する際の抵抗となりうるが、本実施例では排気導入管29を順次経由してくるアシスト排気の勢いによって、燃料の排気管11への流入をアシストすることができる。
また、アシスト排気として用いられる排気の温度は比較的高温であるため、多量のアシスト排気に触媒27を通過させたとしても、触媒27が過度に冷やされることにより活性が低下する虞がない。尚、本発明における微粒還元剤導入手段は、本実施例の燃料添加弁21、アウタハウジング24、排気導入管29、切換弁29a、及び燃料添加弁21と切換弁29aとに係る制御を行うECU19を含んで構成される。
尚、本実施例の燃料添加装置20においては、必ずしも排気導入管29の途中には切換弁29aが設けられなくても良い。その場合には、内燃機関1の稼働時には、集合管9を通過する排気の一部は恒常的に排気導入管29を介して排気管11内に導入されることになるが、大気中に放出される前に排気浄化装置15を通過するので、エミッションが悪化する虞も生じない。また、本実施例における燃料添加弁21の排気管11に対する配置として、燃料添加弁21の軸線が排気管11の軸線と直交する場合を例に説明したが、本発明の本旨を逸脱しない範囲内で変更しても良いのは勿論である。
また、本実施例における燃料添加制御では、燃料添加弁21から噴射される燃料をタービンハウジング10aから流出した後であって排気浄化装置15に流入する前の排気に添加しているが、タービンハウジング10aに流入する前の排気に燃料の添加を行っても良い。具体的には、例えば排気マニホールド8や、排気ポートを通過する排気に燃料を添加しても良い。
尚、上述した燃料添加装置20は本発明の還元剤添加装置に係る実施の形態を説明するための一例であって、本発明の本旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得る。以下、本発明の実施の形態のバリエーションについて説明する。以下に示す図4〜8において、図2に示した燃料添加装置20と共通する構成部分については同一の参照番号を付すとともに、共通する構成部分の一部の図示を省略する。
図4は、本実施例における第2燃料添加装置30の概略構成を示す図である。ここで、図4に示す第2燃料添加装置30は、有孔板28の代わりに第2有孔板31が設けられている点で図2に示す燃料添加装置20と異なっている。第2有孔板31も有孔板28と同様、円錐台の形状に形成されており、第2有孔板31の外周部は、拡径部26bに内接するように配置されている。また、第2有孔板31も多数の貫通孔31a(図中、破線にて図示)を有している。ここで、第2有孔板31の貫通孔31aは、アシスト排気及び燃料の流入側端部から流出側端部に向かって放射状に広がるように形成されている。
このように、放射状に形成された貫通孔31aをアシスト排気及び燃料に通過させることによって、貫通孔31aに対する流入時と流出時とにおけるアシスト排気および燃料の
進行方向を変更させ(図4中、矢印にて図示)、直交断面内分布面積をより拡大させることができる。尚、第2燃料添加装置30において、第2接続管32、第2有孔板31、貫通孔31aの形状等は、本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更しても良い。また、第2有孔板31に形成される貫通孔31aの総断面積、粗密、貫通孔31aの断面形状等についても、適宜変更することができる。
次に、本実施例における第3燃料添加装置40について説明する。図5は、本実施例における第3燃料添加装置40の概略構成を示す図である。第3燃料添加装置40は、アウタハウジング24のテーパ部24cと排気管11とが第2接続管32を介して接続されている点で図2に示す燃料添加装置20と異なっている。この第2接続管32は、燃料添加装置20を構成する接続管26の拡径部26bと略同じ形状であって、排気管11側に向かってテーパ状に拡径している。第3燃料添加装置40においては第2接続管32が本発明における接続通路に相当し、本発明における接続通路の拡大部を構成する。
また、第2接続管32には円錐台の形状に形成されたストレートフロー型の第2触媒33が介装されている。第2触媒33を構成する基材は、隔壁33aによって区画された多数のセル33bを有し、隔壁33aには酸化能を有する活性金属が担持されている。また、セル33bの断面積(燃料およびアシスト排気の流路面積)が燃料およびアシスト排気の通過方向の下流側ほど増大するように、隔壁33aは燃料添加弁21の軸線に対して傾斜している。
上記のように構成された第2触媒33に燃料およびアシスト排気を流入させると、燃料およびアシスト排気が第2触媒33の径方向に広がりつつ該第2触媒33を流通させることができる(図5中、矢印にて図示)。これにより、燃料およびアシスト排気が第2触媒33への流入する時に比べて該第2触媒33から流出する時の方が、直交断面内分布面積を増大させることができる。この場合には、第2触媒33が本発明における還元剤改質触媒に相当する。また、第2触媒33と第2接続管32とが本発明における分布領域増大手段を構成する。
また、図6は本実施例における第4燃料添加装置50の概略構成を示す図である。第4燃料添加装置50は、燃料添加弁21における軸線が排気管11の軸線と略平行になるように配置され、アウタハウジング24のテーパ部24cと排気管11とが第3接続管34を介して接続されている点で図2に示す燃料添加装置20と異なっている。
この第3接続管34は、燃料添加装置20を構成する接続管26と同様に円筒状に形成されている。第4燃料添加装置50における第3接続管34は途中で屈曲するように形成されている。すなわち、第3接続管34の軸線方向はアウタハウジング24との接続部側において燃料添加弁21の軸線方向と略平行であるが、途中から徐々に変化している。そして、第3接続管34の軸線方向は、排気管11との接続部側では燃料添加弁21および排気管11の軸線方向と略直交している。第3接続管34の屈曲部は内径がテーパ状に拡大しており、この屈曲部よりも排気管11側は屈曲部よりもアウタハウジング24側に比べて内径が大きくなっている(以下、第3接続管34の屈曲部を、「屈曲拡径部34a」という)。また、第3接続管34における排気管11との接続部近傍には内径が排気管11側に向かってテーパ状に広がる排気管側拡径部34bが形成されている。
上記構成の第4燃料添加装置50によれば、燃料添加弁21から添加された燃料であって、微粒化および軽質化が促進された燃料は、アシスト排気とともに第3接続管34に流入する。第3接続管34は屈曲拡径部34aにおいて流路面積が増大するため、アシスト排気と混合した燃料が第3接続管34aを通過する際にアシスト排気中において分散し易くなる。
また、排気管側拡径部34bにおいて更に流路面積が増大するため、アシスト排気中の燃料を更に分散させることができる。また、排気管側拡径部34bには有孔板28が配置されているため、燃料およびアシスト排気に該有孔板28を通過させることによって、直交断面内分布面積を増大させた上で燃料を排気管11へと導入できる。これにより、燃料添加弁21によって添加された燃料を、排気管11を通過する排気中へ好適に分散させることができる。
第4燃料添加装置50においては第3接続管34が本発明における接続通路に相当する。また、屈曲拡径部34aおよび排気管側拡径部34bが本発明における接続通路の拡大部に相当する。また、上記構成においては屈曲拡径部34a、排気管側拡径部34bおよび有孔板28を含んで本発明における分布領域増大手段が構成される。尚、図6における燃料添加弁21と排気管11との配置はあくまでも例示であって、燃料添加弁21の軸線が排気管11の軸線と略平行でなくても良いのは勿論である。
また、図7は本実施例における第5燃料添加装置60の概略構成を示す図である。第5燃料添加装置60は、アウタハウジング24のテーパ部24cと排気管11とが第4接続管35を介して接続されている点で図2に示す燃料添加装置20と異なっている。この第4接続管35は、燃料添加装置20を構成する接続管26の同径部26aと略同形状であって、その内径が一定に形成されており、内部には触媒27が配置されている。また、第5燃料添加装置60には有孔板28が設けられていない点で図2に示す燃料添加装置20と相違する。
ここで、排気管11における排気の流れ方向を図中に矢印にて図示すると、排気管11および第4接続管35の接続部の直下流部には、排気管11の内径がテーパ状に拡径する排気管拡径部11aが形成されている。これによれば、排気管11に導入された後の燃料に排気管拡径部11aを通過させる際に、排気中の燃料を更に分散させることができる。第5燃料添加装置60においては、第4接続管35が本発明における接続通路に相当する。また、排気管拡径部11aが本発明における排気通路の第2拡大部に相当し、本発明における分布領域増大手段を構成する。
また、図8は、図7に示した排気管拡径部11aの変形例を示した図である。図示のように、排気管11は第4接続管35との接続部の直下流部において屈曲するように形成されている。この排気管11の屈曲部においては、その内径がテーパ状に拡径している。すなわち、排気管11において屈曲部よりも下流側の部分は、該屈曲部よりも上流側の部分に比べて内径が大きくなっている(以下、排気管11の屈曲部を、「排気管屈曲拡径部11b」という)。上記構成によれば、排気管11に導入された後の燃料に排気管屈曲拡径部11bを通過させる際に、排気中で燃料が分散し易くなる。上記構成においては排気管屈曲拡径部11bが本発明における排気通路の第2拡大部に相当し、本発明における分布領域増大手段を構成する。尚、本実施例における排気管11には、上述した排気管拡径部11aおよび排気管屈曲拡径部11bの双方が形成されていても良いのはもちろんである。
以上のように、本実施例において例示した燃料添加装置20〜第5燃料添加装置60によれば、燃料添加弁21からの燃料を排気中に好適に分散させることができる。また、本実施例において説明した燃料添加装置20〜第5燃料添加装置60の構成要素は本発明の本旨を逸脱しない範囲において可能な限り組み合わせることができる。
また、本実施例においては、アウタハウジング24のテーパ部24cおよび排気管11を、本発明における接続通路としての接続管26〜第4接続管35を介して接続し、燃料
およびアシスト排気を排気管11に導入しているが、これに限定される趣旨ではない。例えば、接続管26〜第4接続管35を排気管11の一部によって構成しても良い。あるいは、アウタハウジング24のテーパ部24cと排気管11とを直に接続しても良い。例えば、排気管11に燃料およびアシスト排気を導入させるための開口部を形成し、テーパ部24cの先端が該開口部内に臨むようにテーパ部24cと排気管11とを接続しても良い。
また、本実施例では、排気浄化装置15に吸蔵還元型NOx触媒を配置する場合を例に説明したが、これに限定される趣旨ではない。例えば酸化触媒が担持されたパティキュレートフィルタを配置し、あるいは上流側から酸化触媒とパティキュレートフィルタとを直列に配置した排気浄化装置15を備えた排気浄化システムに本発明を適用しても良い。すなわち、燃料添加制御の実行によって還元剤としての燃料が酸化する時の反応熱によってパティキュレートフィルタを昇温し、パティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートを酸化除去するPM再生処理を実行しても良い。
また、本実施例における排気浄化装置15に選択還元型NOx触媒が備えられる場合、NOx還元処理を実施する際には還元剤としての尿素水を選択還元型NOx触媒に供給する。その場合には、本実施例における触媒27、あるいは第2触媒33は加水分解触媒を採用しても良い。その結果、触媒内において尿素水が反応してアンモニア成分が生成される。このアンモニア成分が選択還元型NOx触媒に供給されることによってNOxを効率的に浄化することができる。
実施例1における還元剤添加装置を適用する内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。 実施例1における燃料添加装置の概略構成を示す図である。 図2におけるX−X断面の断面図である。 実施例1における第2燃料添加装置の概略構成を示す図である。 実施例1における第3燃料添加装置の概略構成を示す図である。 実施例1における第4燃料添加装置の概略構成を示す図である。 実施例1における第5燃料添加装置の概略構成を示す図である。 図7に示した排気管拡径部の変形例を示す図である。
符号の説明
1・・・内燃機関
3・・・燃料噴射弁
9・・・集合管
10・・遠心過給機
11・・排気管
15・・排気浄化装置
19・・ECU
20・・燃料添加装置
21・・燃料添加弁
22・・ニードルボディ
22a・噴射口
24・・アウタハウジング
24c・テーパ部
25・・間隙部
26・・接続管
27・・触媒
28・・有孔板
29・・排気導入管
29a・切換弁

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路を通過する排気に還元剤を添加する還元剤添加装置であって、
    還元剤を噴射する還元剤噴射弁と、
    前記排気通路を通過する排気の一部を該排気通路とは異なる経路を経由させて前記還元剤噴射弁が噴射する還元剤の噴霧領域に導き該還元剤の微粒化を促進させると共に、前記異なる経路を経由した排気および還元剤を前記排気通路内に導入させる微粒還元剤導入手段と、
    前記異なる経路を経由した排気と混合した後の還元剤が前記排気通路内に導入される前に該還元剤の軽質化を促進させる還元剤改質触媒と、
    前記還元剤が前記還元剤改質触媒を通過した後あるいは該還元剤改質触媒を通過する際に該還元剤の分布する領域を増大させる分布領域増大手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の還元剤添加装置。
  2. 前記微粒還元剤導入手段は、前記還元剤噴射弁の側面に略円筒状の間隙部が形成されるように前記還元剤噴射弁を覆う筒状部材と、前記排気通路内と前記間隙部とを連通する連通路と、を有し、
    前記筒状部材における少なくとも前記還元剤の噴霧領域近傍に位置する部分には、該筒状部材の内径が縮小している縮径部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の還元剤添加装置。
  3. 前記微粒還元剤導入手段は、前記筒状部材と前記排気通路とを接続し、前記連通路から前記間隙部に導かれた排気と混合した還元剤を該排気通路に導入させる接続通路を更に有し、
    前記接続通路の少なくとも一部には流路面積が拡大する拡大部が形成されており、
    前記分布領域増大手段は、前記接続通路における前記拡大部を含んで構成されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の還元剤添加装置。
  4. 前記微粒還元剤導入手段によって還元剤が導入された排気通路の少なくとも一部には流路面積が拡大する第2拡大部が形成されており、
    前記分布領域増大手段は、前記排気通路における前記第2拡大部を含んで構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の還元剤添加装置。

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