JP2009031737A - 電気泳動表示装置の駆動方法及び電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法及び電気泳動表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表裏両面に画像等の表示をすることが可能な薄くて安価な電気泳動表示装置の駆動方法、及び、電気泳動表示装置を提供する。
【解決手段】電気泳動表示装置10は、ともに光透過性を有する素子基板と対向基板の間に電気泳動表示層を備えているとともに、表示パネル11の第2の枠部11Bには、制御装置50と加速度センサ52を内設している。制御装置50は、加速度センサ52が検出した電気泳動表示装置10の傾き角度に基づいて表示パネル11の上を向いている面を判定し、上を向いている面を画像等が表示される「表示面」として特定する。そして、制御装置50は、「表示面」が正面の場合には表示データに基づいた画像を表示パネル11に表示し、「表示面」が背面の場合には表示データを左右及び白黒を反転させた表示データ(反転表示データ)に基づいた画像を表示パネル11に表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、及び、電気泳動表示装置に関する。
近年、電子ペーパなどのフレキシブル性を有する表示デバイスとして、フレキシブルな構造の非発光型の表示デバイスが用いられるようになってきている。このような非発光型の表示デバイスの一つとして、電気泳動現象を利用した電気泳動表示装置がある。ここで、電気泳動現象とは、例えば、液体中(分散媒)に微粒子(電気泳動粒子)を分散させた分散系に、電界を印加したときに微粒子がクーロン力により泳動する現象である。
そして、フレキシブル性を有する電気泳動表示装置には、薄膜トランジスタとしてもフレキシブル性を有する有機薄膜トランジスタ(有機TFT)が用いられることが多い。すなわち、有機TFTを画素用トランジスタに用いた、例えばアクティブマトリックス形式の回路によって、電気泳動表示装置が構成されることとなる。
そこで、電気泳動表示装置を、アクティブマトリクス形式の回路で構成する方法が提案されている(特許文献1)。特許文献1は、素子基板と対向基板との間に電気泳動粒子を分散させた分散系を有する電気泳動表示パネルにおいて、素子基板には、画素電極、走査線、データ線、及び画素用TFTが形成され、対向基板には、共通電極が形成されている。また、素子基板に画素用TFTを形成する工程と共通の工程において、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路を構成するTFTも形成することにより、製造コストの安価なアクティブマトリクス形式の電気泳動表示装置を製造するようにしている。
ところが、紙であれば紙の表裏両面を利用可能であったが、電気泳動表示装置の場合は、表面のみを表示に用いることが一般的であった。
そこで、表裏両面に画像等を表示する電気泳動表示装置が提案されている(特許文献2)。特許文献2は、表示装置の正面には、共通駆動電極層を有する共通基板と、接地側電極である第1対向電極層を有する第1表示基板との間に帯電粒子を有する第1表示部が設けられる。また、画像表示装置の背面には、表面と共用する共通基板と、接地側電極である第2対向電極層を有する第2表示基板との間に帯電粒子を有する第2表示部が設けられる。そして、第1又は第2対向電極層を電気的に切り換えることで、第1又は第2表示部のいずれかにのみ電界を生じさせて、第1及び第2表示部にそれぞれ個別の画像等を表示することで、電気泳動表示装置の表裏両面に画像等を表示することができるようにしていた。
特開2002−169190号公報 特開2005−321732号公報
しかし、特許文献2は、共通駆動電極層を第1及び第2表示部で共有することで表裏両面表示を実現していたが、対向電極及び電気泳動表示層がそれぞれの表示部ごとに必要であり、薄い電気泳動表示装置を構成することや、製造コストを削減することが難しかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、表裏両面に画像等の表示をすることが可能な薄くて安価な電気泳動表示装置の駆動方法、及び、電気泳動表示装置を提供することを目的の一つとする。また、表裏両面表示が可能な薄型の電気泳動表示装置を提供することを目的の一つとする。
上記の課題を解決するために、本発明のひとつの電気泳動表示装置は、透明な画素電極を有する透明な素子基板と、前記画素電極に対応する透明な共通電極を有する透明な対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に扶持された電気泳動表示層と、前記電気泳動表示層の表示面として、前記素子基板と前記対向基板のどちらかの基板を選択する選択手段と、を含む。
前記画素電極、前記素子基板、前記共通電極及び前記対向基板が透明であることから、選択手段の選択により、前記素子基板を表示面とした場合、前記対向基板を表示面とした場合のいずれの場合でもひとつの電気泳動表示層で表示を行うことができる。
上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置において、前記選択手段は、前記電気泳動表示装置の上側を向いている面を検出するセンサからの信号に基づき、前記上側を向いている面を前記表示面として選択することが好ましい。
これにより、机上等で使用する場合において、前記表示面が前記素子基板か前記対向基板かを自動的に知ることができる。
また、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置において、前記選択手段は、前記電気泳動表示装置の表示する側を指定するスイッチからの信号に基づき、前記表示面を選択するようにすることが好ましい。
これにより、机上等以外で使用する場合において、前記表示面を使用者の求める側に設定することができる。
また、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置において、前記表示面は、初期表示面として前記対向基板が選択されていることが好ましい。
前記表示面が異なれば、前記表示データを前記表示面に適したものに変換する場合が発生することが考えられるが、前記初期表示面を規定しておくことにより、基準とする前記表示データを設定することができる。一般的な電気泳動表示装置では対向電極の存在する側を表示側とすることが多いことから、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置へのデータの移植が容易になる。
また、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置において、複数の順序付けられた表示データを保持し、前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときは、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの次に順序付けられた表示データが表示され、前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において反時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときに、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの前に順序付けられた表示データが表示されることが好ましい。
上記の課題を解決するために、本発明のひとつの電気泳動表示装置の駆動方法は、透明な画素電極を有する透明な素子基板と、前記画素電極に対応する透明な共通電極を有する透明な対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との間に扶持された電気泳動表示層と、前記電気泳動表示層の表示面として、前記素子基板と前記対向基板のどちらかの基板を選択する選択手段と、を含み、前記選択手段により選択された前記表示面に適した表示となるように前記電気泳動表示層に表示データを駆動することを特徴とする。
上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置の駆動方法におけるひとつの方法として、予め前記対向基板に表示する第1の表示データを保持しておき、前記対向基板が前記表示面として選択された場合は、前記第1の表示データを前記表示データとし、前記素子基板が前記表示面として選択された場合は、前記第1の表示データを前記素子基板に表示するための第2の表示データに変換をして前記表示データとすることが好ましい。
これにより、他の電気泳動表示装置で用いているデータの移植が容易になる。
また、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置の駆動方法における他のひとつの方法として、前記対向基板を前記表示面とする場合の第3の表示データと、前記素子基板を前記表示面とする場合の第4の表示データと、を予め用意しておき、前記選択手段により選択された前記表示面に対応した前記第3のデータまたは前記第4のデータのいずれかを選択して前記表示データとすることが好ましい。
また、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置の駆動方法における他のひとつの方法として、予め保持している前記表示データは、前記対向基板または前記素子基板のいずれかに表示する第5の表示データであり、前記第5の表示データは、いずれかの基板を表示面とする前記表示データであるかを示すタグを有し、前記選択手段により選択された前記表示面が前記タグが示す表示面であるときは、前記第5の表示データを前記表示データとし、前記選択手段により選択された前記表示面が前記タグが示す表示面でないときは、前記表示面に表示するための第6の表示データに変換をして前記表示データとすることが好ましい。
あるいは、上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置の駆動方法において、前記表示データは、前記対向基板を表示面とする場合と、前記素子基板を表示面とする場合とで同じデータを用い、前記選択手段により選択された前記表示面により前記画素電極の順番を変えて駆動することが好ましい。
これによりデータ変換を行う必要を無くすことができる。
上記の本発明のひとつの電気泳動表示装置の駆動方法において、複数の順序付けられた前記表示データを保持し、前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときは、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの次に順序付けられた表示データが駆動され、前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において反時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときに、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの前に順序付けられた表示データが駆動されることが好ましい。
本発明の電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の駆動方法によれば、すなわち、薄くて安価な電気泳動表示装置の表裏両面に好適に画像等の表示をすることができる電気泳動表示装置の駆動方法を提供することができる。
本発明の電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の駆動方法は、前記センサの検出に基づいて前記表示面が切り替わったことを判定したら、前記表示データは他の表示データに変更されることが好適である。
本発明の電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の駆動方法によれば、「表示面」が切り替わった場合に表示データを変更する。従って、センサに基づいて判定される電気泳動表示装置の「表示面」の切り替わりによって、「表示面」に表示される画像が変更されるので、紙をめくるような操作で電気泳動表示装置の画像を変更することができる。その結果、電気泳動表示装置の電子ペーパや電子ブック等としての用途を広げることができる。
本発明の電気泳動表示装置は、前記表示データは、前記表示面が前記予め定められ基板側ではない場合には、前記表示面用に左右及び色を反転された表示データに変換されることが好適である。
この電気泳動表示装置によれば、前記表示データは「表示面」が予め定められた基板側ではない場合には、表示データの左右及び色を反転して表示データとする。従って、そのままの表示データでは好適な画像が表示されない予め定められた基板側ではない基板側にも、変換された表示データにより好適な画像を表示することができる。その結果、電気泳動表示装置の電子ペーパや電子ブック等としての用途を広げることができる。
本発明の電気泳動表示装置は、素子基板と対向基板の光透過率が同じであるとよい。
この電気泳動表示装置によれば、素子基板と対向基板の光透過率が同じであるので、どちらの基板側が「表示面」と判定されて画像が表示されても、同様の光透過率の下で画像が表示される。従って、画像が表示されたのが素子基板側か対向基板側であるかによる、画像の違い、例えば濃淡などの違いを少なくすることができる。
本発明の電気泳動表示装置に用いる前記センサは、例えば加速度センサであってもよい。
加速度センサによって電気泳動表示装置の回転方向が「時計回り」であるか「反時計回り」であるのか、あるいは、「上」はどちらか等を容易に検出して、制御装置で判定させることができる。その結果、電気泳動表示装置の「表示面」の特定を容易にすることができるとともに、様々な電気泳動表示装置の回転のパターンにも対応することができるようになる。
以下、本発明にかかる電気泳動表示装置の駆動方法、及び、電気泳動表示装置を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、電気泳動表示装置(表示装置)10の全体の平面図を示すものである。
図1及び図2に示すように、表示装置10は電気泳動表示パネル(表示パネル)11を備え、表示パネル11の下側には第1の枠部11Aを有し、表示パネル11の左側には第2の枠部11Bを有している。
第1の枠部11Aには、図2に示すように、4つの操作ボタン111〜114が設けられている。各操作ボタン111〜114は、薄くて可撓性を有する、例えば、メンブレンスイッチ、シート状のキースイッチや、圧力センサ等から形成されていて、表示パネル11の表裏のどちらからの操作にも反応することができるようになっている。また、第2の枠部11Bには、表示装置10の駆動電源としての蓄電池(図示略)や外部接続端子(図子略)などが設けられている。
図3は、表示パネル11の3−3線断面図である。
図3において、表示パネル11は、素子基板12と対向基板13を有し、その素子基板12と対向基板13との間には、電気泳動表示層14が配置されている。また、対向基板13の表面(図3において上側)には正面13aが備えられ、素子基板12の表面(図3において下側)には背面12aが備えられている。すなわち、A方向(正面13a側)からは対向基板13を介して、B方向(背面12a側)からは素子基板12を介して、電気泳動表示層14を見るようになっている。
図3に示すように、素子基板12は、可撓性及び光透過性を有する背面基板15を備え、その一面(図3における上側)には、素子形成層16が形成されている。背面基板15は、可撓性、光透過性及び弾性等に優れた熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエチレン等により形成されている。また、素子形成層16には、複数の導電層、絶縁層が形成されており、例えば、有機トランジスタTr(図4参照)、画素電極、各種の配線が形成されている。導電層、特に画素電極は、光透過性を有する導電性の材料、例えば、インジウムスズ酸化物等、もしくはポリアニリン等の電子導電性高分子等により形成されている。また、絶縁層も光透過性を有する材料にて形成されている。さらに、光透過性を有しない部材で形成される配線等は、その太さを数μm(マイクロメートル)にして、もしくはその厚さを10nm(ナノメートル)にして、光透過率の低減が抑制されるようになっている。
なお、本実施形態では、p型チャンネルの有機トランジスタTrについて説明するが、有機トランジスタの構成は、n型チャンネルやその他の形式の有機トランジスタであってもよい。
有機トランジスタTrは、図4に示すように、背面基板15の上面に、素子形成層16を形成する絶縁層、電極、有機半導体層がそれぞれ所定の順番で積層されるようにして、電界効果型トランジスタとして形成されている。電極は、導電性のある材料で透明性の低い材料、例えば、金、銅もしくはアルミニウム等の金属であるならば、膜厚100nm以下が望ましい。100nm以上であると可視光の透過率が低下し、一方の表示特性が低下する。また、ポリアニリン等の電子導電性高分子等に関しても、同様に膜厚10μm以下が望ましい。10μm以上であると可視光の透過率が低下し、一方の表示特性が低下する。また、インジウムスズ酸化物や、インジウム亜鉛酸化物等の透明性を有する酸化物は、可視光の透過率が高いので好適である。一方、絶縁層は絶縁性のある材料、例えば、エポキシ系樹脂、エステル系樹脂、ポリパラキシレン、およびその誘導体、ポリビニルフェノール、ポリメチルメタクリレートに代表されるアクリル樹脂、ポリイミド、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート等のうちの1種の材料、又はこれらを2種以上組み合わせた材料から形成されている。その中でも、可視光領域に吸収波長を有さない、あるいは透過係数が大きい材料が好適である。また、有機半導体層は、例えば、ナフタレン、アントラセン、テトラセン、ペンタセン、ヘキサセン、フタロシアニン、ペリレン、ヒドラゾン、トリフェニルメタン、ジフェニルメタン、スチルベン、アリールビニル、ピラゾリン、トリフェニルアミン、トリアリールアミン、オリゴチオフェン、フタロシアニンまたはこれらの誘導体のような低分子の有機半導体材料や、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリチオフェン、ポリヘキシルチオフェン、ポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリチニレンビニレン、ポリアリールアミン、ピレンホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂、フルオレン−ビチオフェン共重合体、フルオレン−アリールアミン共重合体またはこれらの誘導体のような高分子の有機半導体材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。さらに、可視光領域に吸収波長を有さない、あるいは透過係数が大きい材料が好適である。
すなわち、素子基板12は、画素電極に対応する範囲は所定の開口率を有する等により、所定の光透過率を有するように形成されている。
対向基板13は、これも可撓性及び光透過性を有する透明基板17を備え、その一面(図3における下側)には、共通電極18が形成されている。透明基板17は、可撓性、光透過性及び弾性等に優れた熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエチレン等により形成されている。共通電極18は、前述の電極と同様の材料により形成されている。
そして、本実施形態では、透明基板17は、背面基板15と同一の部材によって同一の厚みに形成されるとともに、共通電極18は、素子形成層16と同一の厚みに形成されていて、素子基板12と対向基板13のそれぞれの光透過率が近い値になるように形成されている。または、両面の可視領域での光の透過率が同一になるように、基板の膜厚や相関絶縁層の膜厚を調整して形成している。
なお、素子形成層16の絶縁層に、有機トランジスタを覆う遮光性のブラックマトリクスを形成しても良い。具体的には、図6における画素電極26を開口部とした格子状のブラックマトリクス(図示せず)を全画素(表示領域)に渡って形成し、有機トランジスタTrを平面視においてブラックマトリクスと重なるように配置する。例えば、有機トランジスタTrをデータ線Lxmと走査線Lynとの交点近傍における画素電極の外側に配置する。
この構成によれば、背面基板15側から入射する光が、有機トランジスタTrに照射されることを防止することが可能となり、当該トランジスタの動作を安定させることができる。また、ブラックマトリクスを透明基板17にも形成しても良い。前述したようにブラックマトリクスは、各画素(電極)を囲うように形成されているため、画素ごとの階調を際立たせる作用があり、コントラストを高めることができる。さらに、正面側および背面側における表示品質を均一なものとすることができる。
電気泳動表示層14は、バインダ19によって一体化された多数のマイクロカプセル20によって構成されている。マイクロカプセル20には、図4に示すように、分散系としての電気泳動分散媒34と、電気泳動粒子35とが封入されている。電気泳動粒子35は、正あるいは負に帯電した白色粒子35w、及び、その白色粒子35wとは異なる極性に帯電した黒色粒子35bとからなり、それぞれマイクロカプセル20に印加された電界の向きに応じて電気泳動分散媒34中を泳動する。
マイクロカプセル20は、例えば、アラビアゴム・ゼラチン系化合物、ウレタン系化合物等により形成されている。電気泳動分散媒34は、例えば、水、メタノール、エタノール等からなる。また、電気泳動粒子35は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、二酸化チタン等により形成されている。
すなわち、本実施形態では、電気泳動表示層14に電気泳動粒子35により表示された画像等が、A方向から対向基板13を介しても、B方向から素子基板12を介しても、同様の光透過率の下で表示されるようになっている。
一方、素子基板12において、図2に示すように、第1の枠部11Aに対応する位置には、走査線駆動回路23が設けられていて、第2の枠部11Bに対応する位置には、表示制御回路22、データ線駆動回路24、制御装置50及び加速度センサ52が設けられている。
図5は、図2に示す表示装置10を時計回り方向に90度回転した状態、すなわち第2の枠部11Bを上側にした状態での回路構成について説明した図である。
素子基板12は、図5に示すように、n本の横方向(図2において上下方向)略全幅に渡る走査線Ly1,Ly2,…,Lyn(nは自然数)が配列形成されているとともに、m本の縦方向(図2において左右方向)略全幅に渡るデータ線Lx1,Lx2,…,Lxm(mは自然数)が配列形成されている。
各走査線Ly1〜Lynと各データ線Lx1〜Lxmの交差するそれぞれの位置には、それぞれ対応する走査線Ly1〜Lyn及びデータ線Lx1〜Lxmに接続された画素26が配置されている。すなわち、画素26は、素子基板12上にマトリックス形状に複数配置されるようになっている。そして、画素26には、それぞれ有機トランジスタTrなどの制御素子や、透明導電膜などからなる光透過性の画素電極27(図6参照)が備えられている。
図6は、「m番目」のデータ線Lxmと「n番目」の走査線Lynとの交差部に対応して形成された画素26の等価回路である。画素26は、1個の有機トランジスタTrと、画素電極27に対応した広さの電気泳動表示層14と、共通電極18とから構成されている。
有機トランジスタTrは、そのゲート電極46が「n番目」の走査線Lynに接続されているとともに、そのソース電極42が「m番目」のデータ線Lxmに接続されている。また、有機トランジスタTrは、そのドレイン電極43が画素電極27に接続されている。そして、画素電極27に対向する位置には、電気泳動表示層14を介して共通電極18が形成されている。共通電極18は、共通端子COMに接続されている。
図7に示すように、表示パネル11の第2の枠部11Bには、加速度センサ52が内設されている。加速度センサ52は、表示パネル11のX方向に方向が一致するX方向検出軸52x、表示パネル11のY方向に方向が一致するY方向検出軸52y及び表示パネル11のZ方向に方向が一致するZ方向検出軸52zを有している。
詳述すると、図8(a)及び(b)に示すように、X方向検出軸52xは、水平線Lxに対する傾き角度ΔXを検出する軸である。Y方向検出軸52yは、水平線Lyに対する傾き角度ΔYを検出する軸である。Z方向検出軸52zは反重力方向−gに対する傾き角度ΔZを検出する軸である。
傾き角度ΔXは、X方向検出軸52xが水平線Lxと平行な場合には「0度」と、重力方向gに一致する場合は「−90度」と、反重力方向−gに一致する場合は「90度」として検出されるようになっている。
また、傾き角度ΔYは、Y方向検出軸52yが水平線Lyと平行な場合には「0度」と、重力方向gに一致する場合は「−90度」と、反重力方向−gに一致する場合は「90度」として検出されるようになっている。
さらに、傾き角度ΔZは、Z方向検出軸52zが反重力方向−gに一致する場合には「0度」と、水平な場合は「90度」と、重力方向gに一致する場合は「180度」として検出されるようになっている。
次に、上記のように構成した電気泳動表示装置10の電気的構成について図9に従って説明する。
図9において、選択手段としての制御装置50には、CPU、ROM、RAMなどが備えられている。そして、制御装置50は、ROMやRAMなどに格納された各種データ及び各種プログラムに従って、表示制御回路22を通じて表示パネル11の表示動作を制御するようになっている。
制御装置50には、入力装置51、加速度センサ52、スイッチとしての操作ボタン111〜114及び表示制御回路22が接続されている。
入力装置51は、外部接続端子を通じて制御装置50に電気的に接続されている。入力装置51は制御装置50(表示装置10)に対して着脱可能に接続されるようになっていて、必要時に電気的に接続されるようになっている。入力装置51は、制御装置50に画像データBDや各種プログラム等を制御装置50に入力するとともに、蓄電池を充電するための電力を蓄電池に供給するようになっている。画像データBDは、例えば、本一冊分データであって、本全ページ分の表示内容に相当する画像をページ毎の区切りの情報とともに併せて生成されているものである。
制御装置50は、入力された画像データBDをRAMに格納するようになっている。また、制御装置50は、表示パネル11に表示させる所定のページを選択して、画像データBDからページ区切り情報に基づいて区切られた1ページ分の第1の表示データを構成する表示データPDを生成して、表示制御回路22に入力するようになっている。尚、本実施形態では、表示装置10の正面13aが基準の表示面(初期表示面)として設定されていて、前記表示データPDは、初期表示面としての正面13aに文字等を表示するように生成されたデータである。
例えば、表示データPDに基づいて、図10(a)に示すように、表示装置10の正面13a側に1ページ分の文字(画像)「ABC」が表示される。このとき、素子基板12は、透明であるため、背面12a側にも、文字(画像)「ABC」の反転した反転文字(反転画像)が表示される。
換言すると、正面13a側には「ABC」のポジ画像が表示され、背面12a側には「ABC」の反転ネガ画像が表示されることになる。
なお、表示装置10は、反射型の表示デバイスであるため、正面13a側から観察したときに、背面12a側の表示が観察されない構成となっている。また、その反対も同様である。このためには、図4で説明した電気泳動分散媒34が、白と黒との中間色(例えば、グレー)であるとともに、半透光性であることが望ましい。この構成によれば、例えば、正面13a側から観察しているときに、背面12aから入射して来る光の影響を低減することができる。また、階調表示も行うことができる。具体的には、例えば、正面13a側から観察したときに、白粒子が共通電極18に密着しているときは「白」表示となり、共通電極から離れるにつれて電気泳動分散媒34を透過して白粒子で反射する光が徐々に減衰するため「淡いグレー」となり、白粒子が電気泳動表示層の厚さの中ほどに来ると当該分散媒の色調である「グレー」となる。また、さらに白粒子が沈み込む、つまり、素子基板12側に近づくと、「濃いグレー」となる。なお、このとき、白粒子と入れ替わりに黒粒子が共通電極18側に近づくことになり、白粒子が完全に沈み込んで、素子形成層16に密着した場合、共通電極18には黒粒子が密着しているため正面13a側には「黒」が観察されることになる。
このように、本願の電気泳動表示装置10によれば、共通電極18と素子形成層16(画素電極26)との間に印加する電位差を制御することにより、白粒子、黒粒子の電気泳動表示層の厚さ方向における位置を調整し、階調表示を行うことができる。
そして、正面13a側に表示される文字「ABC」は、電気泳動分散媒34中を分散している電気泳動粒子35の黒色粒子35bが正面13a側に集まるため、図10(a)に示すように、黒色で表示される。これに対して、表示装置10の背面12a側に表示される反転文字は、電気泳動粒子35の白色粒子35wが背面12aに集まるため、図10(b)に示すように、白色で表示される。
なお、本実施形態では、正面13a側又は背面12a側のうち、所望の画像が正しく表示される面側を「表示面」とする。
すなわち、制御装置50は、「表示面」が正面13a側である場合には、表示データPDを画像データBDから読み出した1ページ分の表示データPDにするようになっている。一方、「表示面」が背面12a側である場合には、表示データPDを画像データBDから読み出した1ページ分の表示データPDから、その表示データPDの左右及び白黒をともに反転させた第2の表示データを構成する表示データPD(反転表示データ)として生成するようになっている。
制御装置50には、加速度センサ52から傾き角度ΔXを示すX軸角度信号AXと、傾き角度ΔYを示すY軸角度信号AYと、傾き角度ΔZを示すZ軸角度信号AZとがそれぞれ入力される。
制御装置50は、加速度センサ52からのZ軸角度信号AZを受けて、Z軸角度信号AZが角度「0度」以上「90度」未満を示す信号の場合には、表示パネル11の正面13aが上を向いていると判定する。また、制御装置50は、加速度センサ52からのZ軸角度信号AZを受けて、Z軸角度信号AZが角度「90度」以上「180度」までを示す信号の場合には、表示パネル11の背面12aが上を向いていると判定する。そして、制御装置50は、初期設定や電源投入後などにおいては、正面13aと背面12aのいずれかの面が上を向いている面かを判定し、画像等を表示させる「表示面」として特定するようになっている。
すなわち、制御装置50は、Z軸角度信号AZが角度「0度」以上「90度」未満を示す場合には正面13a側を「表示面」として検出し、Z軸角度信号AZが角度「90度」以上「180度」までを示す場合には、背面12a側を「表示面」として検出するようになっている。
また、制御装置50は、図11(a)に示すように、表示装置10が中心線C1を回動中心にして矢印60で示す方向に回転したこと、つまり時計回り方向に回転したことをX軸角度信号AXから検出すると、表示装置10が「順回転」したと判定するようになっている。例えば、制御装置50は、「表示面」が正面13a側の場合は、傾き角度ΔXが「0度」から「90度」を通過して「180度」に向かう回転や、「表示面」が背面12a側の場合は、傾き角度ΔXが「180度」から「−90度」を通過して「0度」に向かう回転を「順回転」と判定する。さらに、制御装置50は、図11(b)に示すように、表示装置10が中心線C1を回動中心にして矢印61で示す方向に回転したこと、つまり反時計回り方向に回転したことをX軸角度信号AXから検出すると、表示装置10が「逆回転」したと判定するようになっている。例えば、制御装置50は、「表示面」が正面13a側の場合は、傾き角度ΔXが「0度」から「−90度」を通過して「180度」に向かう回転や、「表示面」が背面12a側の場合は、傾き角度ΔXが「180度」から「90度」を通過して「0度」に向かう場合を「逆回転」と判定する。
そして、制御装置50は、表示装置10が「順回転」した場合は、ページを次に進めると判定して、画像データBDから読み出すデータを次の1ページ分の表示データPDに変更するようになっている。また、制御装置50は、表示装置10が「逆回転」した場合は、ページを戻すと判定して、画像データBDから読み出すデータを前の1ページ分の表示データPDに変更するようになっている。
ところで、制御装置50は、電源投入後に表示パネル11に表示させるページとして、RAMに新たな画像データBDが格納された直後であれば最初の1ページを読み出し、それ以外は前回と同じページを選択するようになっている。
制御装置50は、操作ボタン111〜114からは、オン操作に基づき出力されるボタン信号B1〜B4を入力するようになっている。
制御装置50は、ボタン信号B1〜B4に応答して、各ボタン信号B1〜B4に対応する機能を実行するようになっている。また、各操作ボタン111〜114からの各ボタン信号B1〜B4は、RAMやROMに格納されたデータやプログラムなどによって用途が変更されるようになっている。なお、本実施形態では、操作ボタン111は電源を入切する「電源」ボタンに、操作ボタン112は前のページ移動する「前頁」ボタンに、操作ボタン113は次のページへ移動する「次頁」ボタンに、操作ボタン114は「表示面」を切換える「表示面切換」ボタンにそれぞれ割り当てられている。
また、上記ボタンの他に、表示のポジ・ネガを切り替える操作ボタンや、表示の階調を調整するための操作ボタンを備えていても良い。
表示制御回路22は、走査線駆動回路23とデータ線駆動回路24と電気的に接続されている。表示制御回路22は、走査線駆動回路23に垂直同期信号SCを、データ線駆動回路24にデータタイミング信号VDを出力する。また、制御装置50から1ページ分の表示データPDを受けて、表示データPDをデータタイミング信号VDに同期してデータ線駆動回路24へ供給する。そして、表示パネル11に画像等が表示されるようになっている。
走査線駆動回路23は、表示制御回路22から伝達される垂直同期信号SCに基づいて、素子基板12に設けられた前記n本の走査線Lynのうち、1本の走査線を、Ly1,Ly2,…,Lyn−1,Lynの順に選択する。そして、走査線駆動回路23は、その選択された走査線に対応する走査信号SC1〜SCn(nは自然数)を出力する。そして、これら走査信号SC1〜SCnによって、データ線駆動回路24から出力されるデータ信号VD1〜VDmを、選択された走査線上の画素26に対して供給するタイミングが制御される。
データ線駆動回路24は、表示データPDに対応したデータ信号VD1〜VDmを作成して、対応するデータ線Lx1〜Lxmを介してそれぞれの画素26に供給する。すなわち、走査線駆動回路23からの走査信号SC1〜SCnによって選択された各画素26の有機トランジスタTrがそれぞれオン状態に設定されて、それぞれの画素26に供給されたデータ信号VD1〜VDmが有機トランジスタTrを介して画素電極27に供給される。つまり、電気泳動表示層14を介して対向する画素電極27と共通電極18の間に、各データ信号VD1〜VDmの電圧に基づいた電界を生じさせる。そして、画素電極27と共通電極18との間に生じた電界に基づいて、電気泳動粒子35としての白色粒子35w及び黒色粒子35bがそれぞれの帯電に対応する電位を有する画素電極27もしくは共通電極18のいずれかの方向に移動して、表示パネル11の表面に白色もしくは黒色を基本とした画像等が表示されるようになっている。
次に、上記のように構成した電気泳動表示装置10の動作について図11(a)(b)を参照して説明する。
ここで、説明の便宜上、表示装置10の制御装置50には、複数ページ分の画像を含む新たな画像データBDがRAMに格納され、その画像データBDの1ページ目の画像が白地に黒い「ABC」の字を示したポジ画像、2ページ目の画像が白地に黒い「DEF」の字を示したポジ画像とする。
まず、「電源」ボタンとしての操作ボタン111を操作して、表示装置10の電源を入れる。すると、制御装置50は、上(天井側)を向いている表示パネル11の正面13a側を「表示面」と判定して、図11(a)のように正面13a側に「ABC」を示した画像を表示する。
次に、表示装置10を、中心線C1を回動中心にして矢印60で示す方向に回転させる。すると、制御装置50は、加速度センサ52から入力されるZ軸角度信号AZから表示装置10が「順回転」されたと判定する。
表示装置10が「順回転」して、「表示面」が背面12a側に切り替わったと判定すると、制御装置50は、ページを次に進めるために、画像データBDから2ページ目の表示データPDを読み出す。そして、制御装置50は、「表示面」が背面12a側なので、その2ページ目の表示データPDに基づく画像を左右、及び白黒をともに反転させる表示データPD(反転表示データ)を生成して表示制御回路22に入力する。すると、表示装置10の「表示面」となった背面12a側には、図11(b)に示すように、白地に黒い「DEF」の字が示された画像が表示される。
以降同様に、制御装置50は、表示装置10が「順回転」されて、「表示面」が正面13a側に切り替わった場合には、画像データBDからの次のページの表示データPDを読み出し、該表示データPDを表示制御回路22に入力する。また、制御装置50は、表示装置10が「順回転」されて、「表示面」が背面12a側になった場合には、画像データBDから次のページの表示データPDを読み出し、その表示データPDの画像の左右、及び白黒をともに反転させた表示データPD(反転表示データ)を生成して表示制御回路22に入力する。このようにして、表示装置10に連続して順次各ページの画像を表示することができる。
一方、図11(b)のように2ページ目の画像である「DEF」を背面12aに表示している場合に、表示装置10を、中心線C1を回動中心にして矢印61で示す方向に回転させる。すると、制御装置50は、加速度センサ52から入力されるZ軸角度信号AZから表示装置10が「逆回転」されたと検出する。
表示装置10が「逆回転」して、「表示面」が正面13a側に切り替わったと判定すると、制御装置50は、ページを戻すために、画像データBDから1ページ目の表示データPDを読み出す。そして、制御装置50は、「表示面」が正面13aなので、その1ページ目の表示データPDをそのまま表示制御回路22に入力する。すると、表示装置10の「表示面」となった正面13aには、図11(a)に示すように、白地に黒い「ABC」の字が示された画像が表示される。
以降同様に、制御装置50は、表示装置10が「逆回転」されて、「表示面」が正面13aに切り替わった場合には、画像データBDからの前のページの表示データPDを読み出して表示制御回路22に入力する。また、制御装置50は、表示装置10が「逆回転」されて、「表示面」が背面12aになった場合には、画像データBDから前のページの表示データPDを読み出して、読み出した表示データPDに基づいてその画像の左右、及び白黒をともに反転させた表示データPD(反転表示データ)を生成して表示制御回路22に入力する。このようにして、表示装置10に連続して各ページの前のページの画像を表示することができる。
従って、表示装置10を「順回転」もしくは「逆回転」させることで、表示装置10の正面13a側もしくは背面12aの「表示面」に、ページを進めるもしくは戻すようにして画像を表示させることができる。その結果、表裏両面に画像等の表示をすることが可能な薄くて安価な電気泳動表示装置の駆動方法、及び、電気泳動表示装置が提供できる。
以上説明したように、本実施形態にかかる電気泳動表示装置の駆動方法、及び、電気泳動表示装置によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、素子基板12と対向基板13とが光透過性を有する部材により形成されるとともに、素子形成層16も光透過性を有する部材を用いて形成されている。従って、表示パネル11の正面13a側に加えて、素子基板12の表面である背面12a側からも電気泳動表示層14に表示された画像を見ることができる。
さらに、本実施形態に係る電気泳動表示装置10は、1つの電気泳動表示層14を素子基板12と対向基板13とで挟持する構成であるため、電気泳動表示層が表裏の表示部ごとに2つ(2層)必用であった従来の電気泳動表示装置よりも、薄く構成することができる。
(2)本実施形態では、透明基板17は、背面基板15と同一の部材によって同一の厚みに形成され、共通電極18は、素子形成層16と同一の厚みに形成されて、素子基板12と対向基板13の光透過率が近くなるように形成された。従って、電気泳動表示層14に表示された画像等は、A方向から対向基板13を介しても、B方向から素子基板12を介しても、同様の光透過率の下で表示される。その結果、同じ画像を「表示面」を正面13a側として表示させても、「表示面」を背面12a側として表示させても、同様の光透過率で表示されるようにできる。すなわち、画像が表示されたのが正面13a側か背面12a側であるかによる、画像の違い、例えば濃淡などの違いを少なくすることができる。
(3)本実施形態では、画像データBDは、例えば、本一冊分データであった。従って、表示装置10を一冊の本に対応させることができた。
(4)本実施形態では、制御装置50は、「表示面」が表示パネル11の正面13aである場合には、表示データPDを画像データBDから選択した表示データPDから生成した。また、「表示面」が表示パネル11の背面12aである場合には、表示データPDを画像データBDから読み出した表示データPDの左右及び白黒をともに反転させた表示データPD(反転表示データ)を生成した。従って、表示装置10には、画像データBDに基づいた画像を、正面13aと背面12aのどちらにも表示することができる。
(5)本実施形態では、表示装置10は、加速度センサ52を備えた。従って、加速度センサ52によって、表示装置10の傾き角度ΔX、傾き角度ΔY、及び傾き角度ΔZを容易に検出することができて、該検出に基づいて表示装置10の回転方向などを容易に判定することができる。
(6)本実施形態では、加速度センサ52から表示装置10は「順回転」したのか「逆回転」したのかを検出した。従って、表示装置10を「順回転」させることでページを次に進めることができ、「逆回転」させることでページを戻すことができる。その結果、表示装置10は、本やパンフレットをめくるような操作で表示する画像を変更することができる。
(7)本実施形態では、操作ボタン112は前のページ移動するボタンに、操作ボタン113は次のページへ移動するボタンに、操作ボタン114は表示面を切換えるボタンにそれぞれ割り当てた。従って、表示装置10を参照する体勢に併せて表示を手動で調整することもできる。
(その他の実施形態)
・上記実施形態では、加速度センサ52から、表示装置10は「順回転」したのか「逆回転」したのかを検出した。しかし、これに限らず、加速度センサ52から、表示装置10が点C2を回動中心に「横回転」したことを検出してもよい。例えば、図12に示すように、点C2を中心に90度だけ「横回転」させた場合は、「表示面」が横長になったことを検出して2ページ分の画像を表示するようにしてもよい。また、表示装置10が点C2を回動中心に180度だけ「横回転」したことを検出した場合は、表示する画像の上下を入れ替えるようにしてもよい。
・上記実施形態では、入力装置51から画像データBDを制御装置50に入力した。しかし、これに限らず、制御装置50に無線通信機能を付加して、無線通信によって画像データBDの転送を行ってもよい。また、制御装置50にメモリーカードなどの記憶装置の接続端子を設けて、メモリーカードなどから画像データBDを供給するようにしてもよい。
・上記実施形態では、表示装置10は、内蔵された蓄電池から電源が供給されが、外部電源から電源が供給されてもよい。そうすれば、電源のある場所では蓄電池の電気の残量にかかわらずに表示装置10を用いることができる。また、表示装置10から蓄電池を除くことで表示装置10を軽量化することができる。
・上記実施形態では、第1の枠部11Aに操作ボタン111〜114を設けたが、操作ボタン111〜114は必ずしも必要ではない。また、操作ボタン111〜114は、代替となるものに置き換えてもよい。例えば、表示装置10の表面にタッチセンサを備えて、タッチセンサが検出する接触されたことと、表示装置10に表示された画像を照合して、特定の操作がされたことを検出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、加速度センサ52を第2の枠部11Bに設けたが、加速度センサ52を設ける位置は、表裏面における表示を妨げない場所であれば、電気泳動表示装置10の何処の部位でもよい。
・上記実施形態では、加速度センサ52によって「表示面」を検出した。しかし、これに限らず、光センサやタッチセンサによって「表示面」を検出してもよい。光センサを用いた場合は、検出される光度に基づいて「表示面」を検出することができる。タッチセンサを用いた場合は、把持されている面積の差から「表示面」を検出することができる。
・上記実施形態では、表示装置10には1ページ分の画像を表示したが、表示装置10には、複数のページ分の画像、例えば、4ページ分の画像等を表示するようにしてもよい。
・上記実施形態では、表示装置10は、色は白と黒とした。しかし、これに限らず、白と黒は、そのほかの色でもよいし、複数の階調をもって表示されてもよい。また、共通電極18と透明基板17との間、および素子形成層16と素子基板12との間に、カラーフィルタを設けて、表裏両面においてカラー表示を行うこともできる。この場合、それぞれが赤、緑、青色のカラーフィルタを備えた3つの画素を1つのカラー画素として構成する。
・上記実施形態では、表示装置10を電子ペーパとしたが、図13に示すように、電子ブック70として用いてもよい。この場合、バインダ71に設けたリング72に複数の電気泳動表示装置10Aを綴るようにする。そして、各電気泳動表示装置10Aには、リング72を通じて、画像データBDの入力や電源の供給をするとよい。
・上記実施形態では、第1の枠部11Aと第2の枠部11Bを設けたが、第1の枠部11A、第2の枠部11Bとも無くてもよい。
・上記実施形態では、背面基板15と透明基板17を同一部材、同一厚みとし、素子形成層16と共通電極18を同一の厚みとした。しかし、これに限らず、部材は同一でなく、厚みも同一でなくてもよい。要は、素子基板12と対向基板13の光透過率を同様にすることができればよい。また、素子基板12と対向基板13の光透過率が異なる場合は、光透過率を一致させる部材等を光透過率の高いほうに付加してもよい。
・上記実施形態では、画像データBDには、1ページごとの1つの表示データPDが含まれていた。しかし、これに限らず、画像データBDには、1ページに対して、対向基板13側を「表示面」とする第3の表示データと、素子基板12側を「表示面」とする第4の表示データを含むようにしても良い。
・上記実施形態では、画像データBDには、対向基板13側を「表示面」とする表示データPDが含まれていた。しかし、これに限らず、画像データBDには、対応する「表示面」を特定できるタグを有する第5の表示データを含むようにしてもよい。そして、「表示面」がタグと一致した場合はそのまま第5の表示データを表示して、「表示面」がタグと異なる場合には、第5の表示データを変換した第6の表示データを表示するようにしても良い。
・上記実施形態では、表示装置10は、対向基板13側(正面13a)を初期表示面として設定されたが、素子基板12側(背面12a)を初期表示面として設定されてもよい。
本発明にかかる電気泳動粒子を備えた電気泳動表示装置の一実施形態についてその全体の平面図。 同実施形態の電気泳動表示装置の平面構造を示す平面図。 同実施形態の表示パネルの断面構造を示す図2の3−3線断面図。 同実施形態の表示パネルの断面構造を示す断面図。 同実施形態の素子基板の回路構成を示す回路図。 同実施形態の画素部分の等価回路を示す回路図。 同実施形態の加速度センサの配置を示す平面図。 同実施形態の加速度センサの傾き角度の検出を説明する側面図であって、(a)は水平な状態を示す側面図、(b)は傾いた状態を示す側面図。 同実施形態の電気泳動表示装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の電気泳動表示装置に表示される画像を示す平面図であって、(a)は表示面に表示された画像を示す平面図、(b)は表示面の反対側に表示される画像を示す平面図。 同実施形態の電気泳動表示装置に表示される画像を示す平面図であって、(a)は表示面(正面)に1ページ目の画像を表示した平面図、(b)は表示面(背面)に2ページ目の画像を表示した平面図。 別例における電気泳動表示装置に表示される画像を示す平面図。 その他の別例における電気泳動表示装置によって構成される電子ブックの平面構造を示す平面図。
符号の説明
g…重力方向、−g…反重力方向、AX…X軸角度信号、AY…Y軸角度信号、AZ…Z軸角度信号、BD…画像データ、C1…中心線、C2…点、Lx,Ly…水平線、PD…表示データ、SC…垂直同期信号、Tr…有機トランジスタ、VD…データタイミング信号、COM…共通端子、Lx1,Lx2〜Lxm…データ線、Ly1,Ly2〜Lyn−1,Lyn…走査線、B1,B2,B3,B4…ボタン信号、SC1〜SCn…走査信号、VD1〜VDm…データ信号、10…電気泳動表示装置(表示装置)、10A…電気泳動表示装置、11…電気泳動表示パネル(表示パネル)、11A…第1の枠部、11B…第2の枠部、12…素子基板、12a…背面、13…対向基板、13a…正面、14…電気泳動表示層、15…背面基板、16…素子形成層、17…透明基板、18…共通電極、19…バインダ、20…マイクロカプセル、22…表示制御回路、23…走査線駆動回路、24…データ線駆動回路、26…画素、27…画素電極、34…電気泳動分散媒、35…電気泳動粒子、35b…黒色粒子、35w…白色粒子、42…ソース電極、43…ドレイン電極、46…ゲート電極、50…制御装置、51…入力装置、52…加速度センサ、52x…X方向検出軸、52y…Y方向検出軸、52z…Z方向検出軸、70…電子ブック、71…バインダ、111〜114…操作ボタン。

Claims (12)

  1. 透明な画素電極を有する透明な素子基板と、
    前記画素電極に対応する透明な共通電極を有する透明な対向基板と、
    前記素子基板と前記対向基板との間に扶持された電気泳動表示層と、
    前記電気泳動表示層の表示面として、前記素子基板と前記対向基板のどちらかの基板を選択する選択手段と、を含む電気泳動表示装置。
  2. 前記選択手段は、前記電気泳動表示装置の上側を向いている面を検出するセンサからの信号に基づき、前記上側を向いている面を前記表示面として選択する請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記選択手段は、前記電気泳動表示装置の表示する側を指定するスイッチからの信号に基づき、前記表示面を選択する請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記表示面は、初期表示面として前記対向基板が選択されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  5. 複数の順序付けられた表示データを保持し、
    前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときは、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの次に順序付けられた表示データが表示され、
    前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において反時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときに、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの前に順序付けられた表示データが表示される、請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  6. 前記素子基板の光透過率と前記対向基板の光透過率が同じである、請求項1乃至5のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  7. 透明な画素電極を有する透明な素子基板と、
    前記画素電極に対応する透明な共通電極を有する透明な対向基板と、
    前記素子基板と前記対向基板との間に扶持された電気泳動表示層と、
    前記電気泳動表示層の表示面として、前記素子基板と前記対向基板のどちらかの基板を選択する選択手段と、を含み、
    前記選択手段により選択された前記表示面に適した表示となるように前記電気泳動表示層に表示データを駆動する電気泳動表示装置の駆動方法。
  8. 予め前記対向基板に表示する第1の表示データを保持しておき、
    前記対向基板が前記表示面として選択された場合は、前記第1の表示データを前記表示データとし、
    前記素子基板が前記表示面として選択された場合は、前記第1の表示データを前記素子基板に表示するための第2の表示データに変換をして前記表示データとする、請求項7に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  9. 前記対向基板を前記表示面とする場合の第3の表示データと、
    前記素子基板を前記表示面とする場合の第4の表示データと、を予め用意しておき、
    前記選択手段により選択された前記表示面に対応した前記第3のデータまたは前記第4のデータのいずれかを選択して前記表示データとする、請求項7に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  10. 予め保持している前記表示データは、前記対向基板または前記素子基板のいずれかに表示する第5の表示データであり、
    前記第5の表示データは、いずれかの基板を表示面とする前記表示データであるかを示すタグを有し、
    前記選択手段により選択された前記表示面が前記タグが示す表示面であるときは、前記第5の表示データを前記表示データとし、
    前記選択手段により選択された前記表示面が前記タグが示す表示面でないときは、前記表示面に表示するための第6の表示データに変換をして前記表示データとする、請求項7に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  11. 前記表示データは、前記対向基板を表示面とする場合と、前記素子基板を表示面とする場合とで同じデータを用い、
    前記選択手段により選択された前記表示面により前記画素電極の順番を変えて駆動する、請求項7に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  12. 複数の順序付けられた前記表示データを保持し、
    前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときは、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの次に順序付けられた表示データが駆動され、
    前記表示面が前記表示面と平行した回転軸において反時計回りに回転して前記選択手段により前記表示面が切替ったときに、前記表示面が切替る前に表示していた前記表示データの前に順序付けられた表示データが駆動される、請求項7乃至11のいずれかに記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
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