JP2009028156A - 医療用マニピュレータ及びその洗浄方法 - Google Patents

医療用マニピュレータ及びその洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業部の駆動部に対する接続部を簡便に洗浄する。
【解決手段】医療用のマニピュレータ10はモータを備える操作指令部14と、該操作指令部14に対して着脱自在な作業部16とを有する。作業部16の接続部15は操作指令部14に接続され、モータに係合するプーリ50a、50b、50cを有し、該プーリ50a、50b、50cを回転自在に保持する。接続部15は、連結シャフト48の延在方向に長尺形状であり、第1洗浄孔314は、連結シャフト48の接続されている側と逆側の端部304cに配置されている。第2洗浄孔316は、内腔部304における連結シャフト48の接続されている側の端部304b近傍に開口している。端部304b及び304cは略半球状である。
【選択図】図9

Description

本発明は、医療用マニピュレータ及びその洗浄方法に関し、特に、駆動部と該駆動部に対して着脱自在な作業部とを備える医療用マニピュレータと、該医療用マニピュレータの作業部等に対して好適に適用される医療用マニピュレータの洗浄方法に関する。
腹腔鏡下手術においては、患者の腹部等に小さな孔をいくつかあけて内視鏡、鉗子(又はマニピュレータ)等を挿入し、術者が内視鏡の映像をモニタで見ながら手術を行っている。このような腹腔鏡下手術は、開腹を必要としないため患者への負担が少なく、術後の回復や退院までの日数が大幅に低減されることから、適用分野の拡大が期待されている。
マニピュレータシステムは、例えば特許文献1に記載されているように、マニピュレータ本体と、該マニピュレータ本体を制御するコントローラとから構成される。マニピュレータ本体は、人手によって操作される操作部と、操作部に対して交換自在に着脱される作業部とから構成される。
作業部(器具)は長い連結シャフトと、該連結シャフトの先端に設けられた先端動作部(エンドエフェクタとも呼ばれる。)とを有し、ワイヤによって先端の動作部を駆動するアクチュエータ(モータ)が操作部に設けられている。ワイヤは基端側でプーリに巻き掛けられている。コントローラは、操作部に設けられたモータを駆動して、プーリを介してワイヤを進退駆動する。
作業部は、手技が終了した後に洗浄等の処理を容易に行うことができるように操作部に対して着脱自在に構成されている。また、腹腔鏡下手術では、手技に応じて多様な作業部が用いられ、例えばグリッパ、はさみ、電気メス、超音波メス、医療用ドリル等が挙げられる。これらの作業部を交換する観点からも、該作業部は操作部に対して着脱自在に構成されていると好適である。
作業部は基端側のプーリが操作部に設けられたモータの回転軸に係合するように構成されている。
特開2004−105451公報
作業部は操作部から取り外されることによって、洗浄等の処理が相当に容易となるが、回転アクチュエータに係合する従動回転体を回転自在に保持する保持室の洗浄を一層簡便に行うことが望まれている。
また、作業部ではプーリとギアとがワイヤによって接続され、動力伝達がなされているが、簡便且つ確実に動力の伝達をすることが望まれている。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、一層好適な作業部を有する医療用マニピュレータ、該医療用マニピュレータの作業部等に対して好適に適用される作業機構、及び該作業機構の洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明に係る医療用マニピュレータは、回転アクチュエータを備える駆動部と、前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、を有する医療用マニピュレータであって、前記作業部は、前記駆動部との接続箇所で前記回転アクチュエータに係合する従動回転体と、前記従動回転体を回転自在に保持する保持室と、前記保持室に洗浄剤を流通させる2以上の洗浄孔とを有し、前記作業部は、前記保持室と前記先端動作部とを接続する連結シャフトを有し、前記保持室は、前記連結シャフトの延在方向に長尺形状であり、前記従動回転体は前記保持室の長尺方向に複数が並列しており、前記洗浄孔の少なくとも1つは、前記連結シャフトの接続されている側と逆側に配置され、前記従動回転体の並列軸からずれた位置に設けられていることを特徴とする。
このような2以上の洗浄孔から洗浄剤を流通させることにより、保持室内の内腔部及び前記従動回転体を簡便に洗浄することができる。洗浄孔の少なくとも1つは、連結シャフトの接続されている側と逆側に配置され、従動回転体の並列軸からずれた位置に設けられていることにより、該洗浄孔から流通する洗浄剤は保持室内で回転する流れとなり、洗浄効果が向上する。
前記保持室は長尺形状であって、該保持室の内腔部は、長尺方向の両端部が略半球形であると、内腔部に異物がたまりにくい。
前記保持室における前記従動回転体の端部は、前記保持室の壁に向かって拡径していると、該従動回転体の端部に異物がたまりにくい。
本発明に係る医療用マニピュレータの洗浄方法は、回転アクチュエータを備える駆動部と、前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、を有する医療用マニピュレータの洗浄方法であって、前記作業部は、前記駆動部との接続箇所で前記回転アクチュエータに係合する従動回転体と、前記従動回転体を回転自在に保持する保持室と、前記保持室に洗浄剤を流通させる1以上の洗浄孔とを有し、前記作業部を前記駆動部から取り外し、前記洗浄孔をチューブの一端に接続して封止し、前記チューブの他端に洗浄剤の吸引及び吐出手段を設け、前記シャフトの先端を洗浄剤に浸し、前記吸引及び吐出手段を動作させることにより、前記シャフトの先端から洗浄剤の吸引及び吐出を繰り返し、該洗浄剤を前記保持室に流通させることを特徴とする。
これにより、洗浄剤がシャフトの中空部を介して吸引及び吐出され、シャフトと保持室とを同時且つ簡便に洗浄することができる。
さらにまた、本発明に係る医療用マニピュレータは、回転アクチュエータを備える駆動部と、前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、を有する医療用マニピュレータであって、前記回転アクチュエータに連動して進退する線体と、前記線体が巻き掛けられ、前記先端動作部を連動させる回転体と、前記回転体の側面に設けられ、奥に向かって幅狭に形成された凹部と、前記線体に対して側方から被せられ、一部が前記凹部に挿入されて前記線体を固定する固定具とを有し、前記固定具は、断面視で前記線体の三方を囲い、両端片が前記線体の端面より突出しており、該両端片が前記凹部に挿入されることにより内向きに変位して前記線体を押圧して固定することを特徴とする。
このように、固定具の両端片が回転体の凹部に挿入されることにより内向きに変位して線体を押圧して固定することにより、線体を回転体に対して簡便且つ確実に固定することができる。
本発明に係る医療用マニピュレータは、回転アクチュエータを備える駆動部と、前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部とを有する医療用マニピュレータであって、前記回転アクチュエータに連動して進退する線体と、前記線体が巻き掛けられ、前記先端動作部を連動させる回転体と、前記回転体の側面に設けられた径が一定の円柱形状の凹部と、前記線体が挿入される貫通孔を備え、一部が前記凹部に嵌合して前記線体を固定する固定具とを有し、前記固定具は前記回転体及び前記線体に溶接されていることを特徴とする。
このように、回転体に径が一定の円柱形状の凹部を設けるとともに、該凹部に嵌合する固定具を用いることにより、回転体に対する線体の位置決めが正確になされる。
本発明に係る医療用マニピュレータでは、洗浄孔から洗浄剤を流通させることにより、保持室内の内腔部及び従動回転体を簡便に洗浄することができる。また、洗浄孔の少なくとも1つは、連結シャフトの接続されている側と逆側に配置され、従動回転体の並列軸からずれた位置に設けられていることにより、該洗浄孔から流通する洗浄剤は保持室内で回転する流れとなり、洗浄効果が向上する。
さらに、本発明に係る医療用マニピュレータでは、固定具の両端片が回転体の凹部に挿入されることにより内向きに変位して線体を押圧して固定する。これにより、線体を回転体に対して簡便且つ確実に固定することができる。
本発明に係る医療用マニピュレータでは、回転体に径が一定の円柱形状の凹部を設けるとともに、該凹部に嵌合する固定具を用いることにより、回転体に対する線体の位置決めが正確になされる。
本発明に係る医療用マニピュレータの洗浄方法では、作業機構を洗浄する際に、保持室の洗浄孔にチューブを介して吸引及び吐出手段を接続し、シャフトの先端を洗浄剤に浸す。これにより、洗浄剤がシャフトの中空部を介して吸引及び吐出され、シャフトと保持室とを同時且つ簡便に洗浄することができる。
以下、本発明に係る医療用マニピュレータ及びその洗浄方法の実施の形態について添付の図1〜図16を参照しながら説明する。
医療用のマニピュレータ10は、先端動作部12に生体の一部又は湾曲針等を把持して所定の処置を行うためのものであり、通常、把持鉗子やニードルドライバ(持針器)等とも呼ばれる。
図1及び図2に示すように、マニピュレータ10は、人手によって把持及び操作される基端部の操作指令部(駆動部)14と、該操作指令部14に対して着脱自在な作業部16とを有する。
以下の説明では、図1における幅方向をX方向、高さ方向をY方向及び、連結シャフト48の延在方向をZ方向と規定する。また、右方をX1方向、左方をX2方向、上方向をY1方向、下方向をY2方向、前方をZ1方向、後方をZ2方向と規定する。さらに、特に断りのない限り、これらの方向の記載はマニピュレータ10が中立姿勢(図3に示す状態の姿勢)である場合を基準として表すものとする。これらの方向は説明の便宜上のものであり、マニピュレータ10は任意の向きで(例えば、上下を反転させて)使用可能であることはもちろんである。
作業部16は、作業を行う先端動作部12と、操作指令部14のアクチュエータブロック30に対して接続される接続部(保持室)15と、これらの先端動作部12と接続部15とを連接する長尺で中空の連結シャフト48とを有する。作業部16は、アクチュエータブロック30における所定の操作によって操作指令部14から離脱可能であって、洗浄、滅菌及びメンテナンス等を行うことができる。接続部15の構造及びその作用については後述する。
先端動作部12及び連結シャフト48は細径に構成されており、患者の腹部等に設けられた円筒形状のトラカール20から体腔22内に挿入可能であり、操作指令部14の操作により体腔22内において患部切除、把持、縫合及び結紮等の様々な手技を行うことができる。
操作指令部14は、人手によって把持されるグリップハンドル26と、該グリップハンドル26の上部から延在するブリッジ28と、該ブリッジ28の先端に接続されたアクチュエータブロック30とを有する。
図1から明らかなように、接続部15の下面はアクチュエータブロック30の上面にほとんど隙間なく当接し、接続部15の背面(Z2方向の面)はブリッジ28の前面(Z1方向の面)にほとんど隙間なく当接する。接続部15の下面及びアクチュエータブロック30の上面はXZ平面であり、接続部15の背面とブリッジ28の前面はXY平面である。接続部15の左右側面とブリッジ28及びアクチュエータブロック30の左右側面は、それぞれ連続的なYZ平面を構成し、接続部15の上面とブリッジ28の上面とは、それぞれ連続的で滑らかな曲面を構成している。これにより、接続部15は操作指令部14に対してデザイン上一体的且つコンパクトとなるとともに、接続箇所に無駄な凹凸がほとんどないことから操作性に優れる。
グリップハンドル26には、指で操作可能なトリガーレバー32、第1指示レバー34及び第2指示レバー36が設けられている。トリガーレバー32は、人差し指による引き寄せ動作が容易な位置に設けられている。
アクチュエータブロック30には先端動作部12が有する3自由度の機構に対応してモータ(アクチュエータ)40、モータ42及びモータ44が連結シャフト48の延在方向に沿って並列して設けられている。これらのモータ40、42及び44は小型、細径であって、アクチュエータブロック30はコンパクトな扁平形状に構成されている。アクチュエータブロック30は、操作指令部14のZ1方向端部の下方に設けられている。また、モータ40、42及び44は、操作指令部14の操作に基づき、コントローラ(制御部)45の作用下に回転をする。
接続部15は、樹脂のカバー37に覆われており、モータ40、42及び44の駆動軸に係合して従動回転するプーリ(従動回転体)50a、50b及び50cを回転自在に保持している。プーリ50a、プーリ50b及びプーリ50cには、ワイヤ(線体)52、ワイヤ54及びワイヤ56が巻き掛けられており、連結シャフト48の中空部分48a(図3参照)を通って先端動作部12まで延在している。ワイヤ52、ワイヤ54及びワイヤ56はそれぞれ同種、同径のものを用いることができる。
ワイヤ52、54、56は連結シャフト48の先端でワイヤ受動部100(図3参照)を介して複合機構部102及びエンドエフェクタ104に動力を伝達している。
また、カバー160と連結シャフト48との間には、歯車134や歯車138等が露呈する隙間51が設けられている。該隙間51は、連結シャフト48の中空部分48aに連通している。
連結シャフト48の先端部には先端方向に突出している一対の舌片部58が連結シャフト48の中心軸に対面して配設されている。連結シャフト48の中空部分48aは、一対の舌片部58の間の空間部に連通している。この一対の舌片部58には、対抗する位置に2組の軸孔60a、60aと、60b、60bとが設けられている。舌片部58の先端はそれぞれ円弧形状に形成されている。
2つの軸孔60a、60a及び2つの軸孔60b、60bは中心軸を挟むように設けられている。軸孔60aと軸孔60bはZ方向に並列して設けられ、軸孔60bが軸孔60aよりも先端側に配置されている。
図3に示すように、先端動作部12はY方向の第1回転軸(ピボット軸)Oyを中心にして、それよりも先の部分がヨー方向に回動する第1自由度と、第2回転軸Orを中心にしてロール方向に回動する第2自由度と、第3回転軸Ogを中心として先端のエンドエフェクタ104を開閉させる第3自由度とを有する合計3自由度の機構となっている。
エンドエフェクタ104は、手術において実際の作業を行う部分であり、第1回転軸Oy及び第2回転軸Orは、作業を行いやすいようにエンドエフェクタ104の姿勢を変えるためのものである。一般に、エンドエフェクタ104を開閉させる第3自由度に係る機構部はグリッパ軸とも呼ばれ、ヨー方向に回動する第1自由度に係る機構部はヨー軸とも呼ばれ、ロール方向に回動する第2自由度に係る機構部はロール軸とも呼ばれる。
先端動作部12は、ワイヤ受動部100と、複合機構部102と、エンドエフェクタ104とを有する。
図3を参照しながら、ワイヤ受動部100、複合機構部102及びエンドエフェクタ104について詳細に説明する。
ワイヤ受動部100は、一対の舌片部58の間に設けられており、ワイヤ52、ワイヤ54及びワイヤ56のそれぞれの往復動作を回転動作に変換して複合機構部102に伝達する部分である。ワイヤ受動部100は、軸孔60a、60aに挿入される軸110と、軸孔60b、60bに挿入される軸(直交軸)112と、軸110に対して回転自在に軸支される歯車体114とを有する。軸110及び112は、軸孔60a、60bに対して、例えば圧入若しくは溶接により固定される。軸112は第1回転軸Oyの軸上に配置される。
歯車体114は、筒体116と、該筒体116の上部に同心状に設けられた歯車118とを有する。歯車118は筒体116よりも大径の平歯車である。
図4に示すように、筒体116にはワイヤ固定機構120が設けられている。ワイヤ固定機構120は、Z2方向の側のやや上方部分で横方向(中立姿勢のX方向)に延在する溝122と、該溝122の中央に挿入固定する固定具125とを有する。溝122の中央部には、固定具125が挿入・固定される凹部123が設けられている。溝122の向きはワイヤ56が螺旋状に巻回するのに合わせてやや傾斜していてもよい。
溝122の幅及び最大深さは、ワイヤ56の径と略等しく設定されている。凹部123は、側面視で四角形状であり、断面視(図5参照)では、上下面が奥に向かってなだらかに幅狭となり、底面123aに対して円弧状に連接している。
固定具125は、当初、断面視でワイヤ56の三方を囲い、両端片125aがワイヤ56端面より突出する形状に形成されている。固定具125はプレスにより廉価に製造可能である。
固定具125は断面コ字状であると、平坦面を工具によって押しやすく、該固定具125を凹部123に挿入させやすい。固定具125は断面U字状であると、内側面がワイヤ56に当接しやすく、ワイヤ56を確実に保持することができる。固定具125は、内側面の奥の部分が断面半円形で、外側端部に平坦面を有しているとよい。
図5に示すように、固定具125は、端片125aの突出部が凹部123に挿入されることにより内向きに変位してワイヤ56を押圧して固定することができる。換言すれば、固定具125は、端片125aが凹部123の壁面に沿って変位して、ステープラのようにワイヤ56を固定することができる。
また、固定具125はワイヤ56に対して側方から装着して凹部123に挿入することができ、ワイヤ56の端部から通すような面倒がなく、簡便にワイヤ56を固定することができる。固定具125を凹部123に挿入することにより、ワイヤ56は一部が溝122に嵌り、向きが水平に規定されるとともに筒体116に対して固定される。
図6に示すように、固定具125を凹部123に挿入した後に、溶接により固定具125及び筒体116に対して固定すると、ワイヤ56を筒体116に対して一層確実に固定することができ、動力を一層確実に伝達することができる。図6におけるハッチング部127は、溶接箇所を示す。溶接は、1箇所の溶接、多点又は全周の溶接を行ってもよい。溶接の種類は、各種の方法を用いることができ、例えばレーザ溶接を用いることができる。
図7及び図8に示すように、ワイヤ固定機構120の変形例としてのワイヤ固定機構120aは、溝122の中央に設けられた径一定円柱形の固定ピン124を有する。溝122の中央部には、固定ピン124が挿入・固定される凹部122aが設けられている。固定ピン124には横方向に連通して、ワイヤ56が貫通可能な孔124aが設けられている。孔124aにワイヤ56を通しておき、固定ピン124を凹部122aに挿入することにより、ワイヤ56は一部が溝122に嵌り、向きが水平に規定されるとともに筒体116に対して固定される。この後、図8に示すように、溶接(レーザ溶接等)により固定ピン124及びワイヤ56を筒体116に対して確実に固定することができる。
このような変形例に係るワイヤ固定機構120aでは、筒体116に径が一定の円柱形状の凹部122aを設けるとともに、該凹部122aに嵌合する固定ピン124を用いることにより、筒体116に対するワイヤ56の位置決めが正確になされる。この場合、ワイヤ56は固定ピン124及び筒体116の少なくとも一方に溶接されていればよい。
図3に戻り、複合機構部102は、エンドエフェクタ104の開閉動作機構と、該エンドエフェクタ104の姿勢を変化させる複合的な機構部である。
複合機構部102は、Y1方向からY2方向に向かって順に、軸112に対して回転自在に軸支される歯車体126と、主軸部材128と、歯車体130とを有する。ワイヤ52及び54についても同様に固定する。
歯車体126は、筒体132と、該筒体132の上部に同心状に設けられた歯車134とを有する。歯車134は歯車118と同じ厚さで、該歯車118と噛合するように設定されている。
歯車体130は、歯車体126とほぼ同形状であって、該歯車体126に対して上下反転に配置されている。歯車体130は、筒体136と、該筒体136の下部に同心状に設けられた歯車138とを有する。筒体136は筒体132と略同径、同形状である。歯車138は、歯車134よりも歯数をやや少なくするこができる。筒体136のZ2方向の側の面には、筒体116と同様のワイヤ固定機構120が設けられており、ワイヤ54を固定している。
主軸部材128における所定の筒体のZ2方向の側の面には、筒体116と同様のワイヤ固定機構120が設けられており、ワイヤ52を固定している。
主軸部材128は、ワイヤ52の往復動作に伴って第1回転軸Oyを中心としたヨー方向に回転し、支持バー144をXZ平面上で揺動させることができる。
複合機構部102は、さらにエンドエフェクタ104の開閉駆動及びロール方向の駆動をする機構部と、該機構部を覆うカバー160とを有する。
カバー160は、複合機構部102及びエンドエフェクタ104の各部品を保護するためのものである。カバー160は、Z2方向の筒180と、該筒180の左右側方からZ1方向に向かって突出している一対の片182とを有する。片182は、筒180の周壁の一部が緩やかな円錐状にZ1方向に延在している形状である。カバー160の下部はカバー固定ピン162によってエンドエフェクタ104の一部に固定されている。カバー160は正面視で連結シャフト48と同径又は小径に設定されている。
カバー160は、複合機構部102、エンドエフェクタ104を動作に支障のない範囲でほぼ全域にわたり覆うように円筒や円錐形のカバーで構成してもよい。また、ピン196を利用してカバー160を固定してもよい。
このようなカバー160によれば、作業部としての複合機構部102及びエンドエフェクタ104に異物(生体組織、薬剤、糸等)が入り込むことが防止される。
次に、作業部16における接続部15の構造及びその作用について図9〜図13を参照しながら説明する。なお、以下に説明する図では、接続部15の構造が理解しやすいように、カバー37(図1参照)を取り外した状態で示す。
図9に示すように、接続部15は、接続部本体300と、側方を覆うカバー302とを有する。接続部本体300の上面には、上方に突出した電極棒301が設けられており、該電極棒301に規定の電圧を印加することにより先端動作部12の所定の部材(例えば、電気メス用チップ)に電力を供給することができる。
図10に示すように、カバー302は、両端円弧形状の低い柱状部302aと、該柱状部302aの一端に接続された四角の板部302bとを有する。柱状部302aの内側面には、凹部(内腔部)304aが設けられている。柱状部302aにおける板部302bとの接続箇所の外周部には環状溝が設けられており、該環状溝にはOリング303が設けられている。
図9に示すように、カバー302は複数のビス306によって接続部本体300に固定される。接続部本体300は、凹部304aと滑らかに接続される内面を備える内腔部304が設けられている(図12参照)。以下、内腔部304は凹部304aを含むものとする。接続部15は、例えば樹脂又は金属により構成される。
接続部15及び内腔部304は、連結シャフト48の軸方向(つまり、Z方向)に長尺であり、該長尺な方向に並んでプーリ50a、50b及び50cが回転自在に保持されている。プーリ50a〜50cに巻き掛けられたワイヤ52〜56は、それぞれ開口308を通り、Z1方向に延在している。
内腔部304は、Z1方向端部に設けられて連結シャフト48に連通する開口308と、平坦な天面310及び底面312と、第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316とを有する。第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316には、チューブ320(図12参照)を接続しやすいようにニップル315が設けられている。各ニップル315には、洗浄に使用しないときに絶縁プラグ334(図9参照)で塞いでおくとよい。絶縁プラグ334は、例えば螺設して固定される。
絶縁プラグ334によれば、電極棒301によって電圧が印加される箇所が外部に露呈することを防止できるとともに、内腔部304の気密性を維持することができる。ニップル315は外に向かって突出している箇所であることから、絶縁プラグ334を設けることによって絶縁を図ることができる。前記のカバー37(図1参照)も絶縁作用を奏する。
また、図11に示すように、内腔部304はXY断面(長尺方向に直交する断面)において、天面310及び底面312以外の左右面は円弧状であり、しかも天面310及び底面312に対して滑らかに接続されており、全体として略円形に構成されている。このように、内腔部304のXY断面では角がないことから、異物がたまりにくく、汚れにくい。
さらにまた、図12に示すように、内腔部304は、Z1方向及びZ2方向の端部304b及び304cが略半球形となっている。つまり、内腔部304は、XZ断面においても角がないことから異物がたまりにくく、汚れにくい。
また、このような内腔部304の形状によれば洗浄剤が溜まる箇所がなくて流れやすく、しかも洗浄剤は所定の箇所に偏って流れることがなく全面に触れやすい。
図11に戻り、プーリ50a〜50cは、天面310及び底面312の支持孔321及び322に挿入されて上下のベアリング305a及び305bに軸支されている。プーリ50a〜50cは、天面310及び底面312にそれぞれ設けられたOリング(環状シール)324によってシールされている。プーリ50a〜50cの下面には、モータ40〜42の回転軸が係合する係合孔328が設けられている。内腔部304は、開口308を除いて、Oリング303及びOリング324によって気密構造となっており、手術中に作業部16を通じて患者の体腔内のガス(二酸化炭素等)が漏れることを防止し、体腔内圧が一定に保たれるようにする。
プーリ50a〜50cの内腔部304内における上下の端部330、332は、ラッパ形状であり、天面310及び底面312に向かって拡径し、該天面310及び底面312に対して滑らかに接続されている。このように、端部330、332は天面310及び底面312に向かって拡径する形状であることから、該天面310及び底面312との接続部に角が発生せず、端部に異物がたまりにくく、汚れにくい。また、この端部330及び332の周りに十分洗浄剤が触れて洗浄効果が向上する。端部330、332はラッパ形状でなくとも、例えば円錐形状であってもよい。
第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316は、洗浄剤(圧縮空気等を含む)を流通(注入及び注出)させるための孔であり、洗浄剤を流通させるためのチューブ320(図12参照)を接続することができる。
このような第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316から洗浄剤を流通させることにより、内腔部304及び従動回転体のプーリ50a、50c及び50cを簡便に洗浄することができる。第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316は、図14に示す洗浄方法において、洗浄剤の吸入口及び吐出口の機能も有する。
第1洗浄孔314は、図12に明らかなように、プーリ50a、50b及び50cが並列する並列軸C1からX1方向にややずれた位置に設けられている。したがって、該第1洗浄孔314から注入された洗浄剤は、プーリ50a、50b及び50cに直接的にはほとんど当たらず、矢印F1で示すように、X1方向の側面からZ1方向の端部304bに沿って、内腔部304内で反時計方向に回転する流れが発生し、該内腔部304を洗浄することができる。また、この回転する流れによれば、プーリ50a、50b及び50c洗浄することができる。
第1洗浄孔314は、連結シャフト48の接続されている側と逆側(つまり、Z2側)の端部に配置されている。これにより、第1洗浄孔314から注入された洗浄剤は内腔部304に流れ込みやすく、開口308を通って連結シャフト48及び先端動作部12にまで達してこれらの箇所をも有効に洗浄することができる。
また、図12からも理解されるように、第1洗浄孔314及び開口308は、それぞれ端部304cの端部及び端部304bの中心に設けられていることから、洗浄剤は注入された後、端部304bの端部にぶつかって適度に乱れて乱流となり洗浄効果が向上する。
第2洗浄孔316は、内腔部304におけるX1方向の面に設けられ、連結シャフト48の接続されている側(つまり、Z1側)の端部近傍に開口し、プーリ50cを指向する向きC2に沿って設けられている。連結シャフト48の接続されている開口308の近傍であって、特にプーリ50cの端部330及び332は、該連結シャフト48を通ってくる体液等により汚れやすい傾向がある。第2洗浄孔316を内腔部304のプーリ50cの中央付近に設けることにより、該箇所を特に重点的に洗浄することができる。また、至近距離から洗浄剤をプーリ50cに直接的に当てて重点的に洗浄することができる。
第2洗浄孔316から注入された洗浄剤は、プーリ50cに直接的当たった後、矢印F2で示すように、X2方向の側面沿って内腔部304内で反時計方向に回転する流れが発生し、該内腔部304を洗浄することができる。
ところで、第1洗浄孔314から注入された洗浄剤も矢印F1で示すように反時計方向に流れことから、第2洗浄孔316から注入された洗浄剤に対して、流れが反発することがない。つまり、第1洗浄孔314はZ2方向端部に設けられ、第2洗浄孔316はZ1方向端部に設けられ、それぞれ並列軸C2を基準としてX1方向にずれた位置で、且つ開口する向きが略90°異なることから、それぞれから注入された洗浄剤は同方向の協調的な流れとなり、相乗的に内腔部304を洗浄することができる。したがって、第1洗浄孔314と第2洗浄孔316とから同時に洗浄剤を注入してもよい。
カバー302を外して、該カバー302及び接続部本体300を個別に洗浄してもよいことはもちろんである。
なお、図11及び図12では、内腔部304及びプーリ50a〜50cの形状を理解しやすいように、ワイヤ52〜56を省略している。
図13に示すように、プーリ50a〜50cにおける内腔部304の支持孔322に挿入された部分の周囲には環状溝350が設けられており、該環状溝350にOリング324が設けられている。環状溝350は支持孔322の上端部近傍に設けられ、該環状溝350の上端は内腔部304に露呈している。つまり、環状溝350は、微小寸法αだけ内腔部304の底面より内側に出ている。これにより、支持孔322におけるプーリ50a〜50cとの間の微小隙間352は、すべてOリング324で塞がれることになり、該微小隙間352に異物がたまりにくい。
次に、作業部16を洗浄する方法について図14及び図15を参照しながら説明する。
図14に示すように、接続部15の第1洗浄孔314(図12参照)にチューブ320の一端を接続して、第1洗浄孔314とチューブ320とをバンド(シール手段)340によって液密となるように封止する。封止する手段は、バンド340に限らず、適度に液密となる手段であればよい。ここで、封止とは厳密に洗浄剤の漏れを防止するものに限らず、洗浄剤がチューブ320を流通することができればよく、多少の漏れがあっても構わない。第2洗浄孔316(図12参照)は塞いでおく。
次に、チューブ320の他端にシリンジ(吸引及び吐出手段)342を接続し、連結シャフト48の先端、つまり先端動作部12を適度に大きい水槽343内の洗浄剤(例えば水や酵素洗浄剤等)に浸す。当初、シリンジ342のピストン344は洗浄剤を満たした状態としておくとよい。シリンジ342は、連結シャフト48及びチューブ320の合計内部容量よりも十分に大きい容量を有するものを選ぶとよい。
次いで、ピストン344を往復動作させることにより、先端動作部12から洗浄剤の吐出及び吸引を繰り返す。洗浄剤は、先端動作部12から吸い込まれ、連結シャフト48の中空部分48aを通り、第1洗浄孔314に達する。第1洗浄孔314を通った洗浄剤はチューブ320を通り、シリンジ342内に吸い出される。流体を吐出させる場合には、逆にシリンジ342からチューブ320、第1洗浄孔314、連結シャフト48、先端動作部12を通り水槽343に吐出される。吐出された洗浄剤は水槽343内で希釈され、次のサイクルで吸引をするときには十分に清浄な洗浄剤が吸引される。
このような洗浄方法によれば、シリンジ342におけるピストン344の連続的な往復動作により、洗浄剤が連結シャフト48の中空部分48aを介して吸引及び吐出され、連結シャフト48と接続部15とを同時且つ簡便に洗浄することができ効率的である。
なお、図14の仮想線で示すように、第1洗浄孔314に代えて第2洗浄孔316にチューブ320を接続して洗浄を行ってもよい。この場合には、第1洗浄孔314を塞いでおく。
さらに、二股のチューブ320を用いて、第1洗浄孔314と第2洗浄孔316の両方に接続して洗浄を行ってもよい。
さらにまた、図15に示すように、第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316に対して独立的な2つのシリンジ342を設けてもよい。この場合、2つのピストン344は同位相で同期して動かしてもよいし、1本ずつ交互に動かしてもよいし、同じ速度で動かしてもよいし、異なる速度で動かしてもよく、又はこれらの複合的な動作にしてもよい。
また、例えば、ピストン344を自動で長時間往復動作させる構成とした場合でも、水槽343内に用意された洗浄剤だけが使用され、不用意に多量の洗浄剤を消費することがない。使用された洗浄剤は散失することなく水槽343に回収され、散失防止手段又は回収手段が不要で、廃棄処理が簡便である。流体を吸引及び吐出させる手段としてはシリンジ342に限らず、例えばシリンダ等を用いて自動で運転させてもよい。
上述したように、本実施の形態に係るマニピュレータ10では、第1洗浄孔314及び第2洗浄孔316から洗浄剤を流通させることにより、接続部15の内腔部304を簡便に洗浄することができる。
さらにまた、固定具125の両端片125aが筒体116の凹部123に挿入されることにより内向きに変位してワイヤ56を押圧して固定する。これにより、ワイヤ56を筒体116に対して簡便且つ確実に固定することができる。
マニピュレータ10は操作者が直接的に操作する医療用のものとして説明したが、使用用途はこれに限らず、例えば、患者から離れた箇所から電気通信手段等を介して医療の手技を行う遠隔操作機構に好適に適用可能であることはもちろんである。
作業部16は、人手で操作をする操作指令部14に接続されるものとして説明したが、例えば図16に示すような手術用ロボットシステム700に適用してもよい。
手術用ロボットシステム700は、多関節型のロボットアーム702と、コンソール704とを有し、作業部16はロボットアーム702の先端に接続されている。ロボットアーム702の先端には前記のアクチュエータブロック30と同じ機構を設けることにより、作業部16を接続及び駆動可能である。この場合のマニピュレータ10は、ロボットアーム702と作業部16とからなる。ロボットアーム702は、作業部16を移動させる手段であればよく、据置型に限らず、例えば自律移動型でもよい。コンソール704は、テーブル型、制御盤型等の構成を採り得る。
ロボットアーム702は、独立的な6以上の関節(回転軸やスライド軸等)を有すると、作業部16の位置及び向きを任意に設定できて好適である。先端のアクチュエータブロック30は、ロボットアーム702の先端部708と一体化している。
ロボットアーム702は、コンソール704の作用下に動作し、プログラムによる自動動作や、コンソール704に設けられたジョイスティック706に倣った操作、及びこれらの複合的な動作をする構成にしてもよい。コンソール704は、前記のコントローラ45の機能を含んでいる。
コンソール704には、前記操作指令部14のうちアクチュエータブロック30を除いた機構の操作指令部としての2つのジョイスティック706と、モニタ710が設けられている。図示を省略するが、2つのジョイスティック706により、2台のロボットアーム702を個別に操作が可能である。2つのジョイスティック706は、両手で操作しやすい位置に設けられている。モニタ710には、内視鏡による画像等の情報が表示される。
ジョイスティック706は、上下動作、左右動作、捻り動作、及び傾動動作が可能であり、これらの動作に応じてロボットアーム702を動かすことができる。また、グリップハンドル26に設けられたトリガーレバー32、第1指示レバー34及び第2指示レバー36により、操作指令部14と同様の操作が可能である。
ジョイスティック706はマスターアームであってもよい。ロボットアーム702とコンソール704との間の通信手段は、有線、無線、ネットワーク又はこれらの組合わせでよい。
本発明に係る医療用マニピュレータ及びその洗浄方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係るマニピュレータの斜視図である。 作業部と操作指令部とを分離したマニピュレータの側面図である。 本実施の形態に係るマニピュレータにおける作業部の斜視図である。 ワイヤ固定機構の分解斜視図である。 ワイヤ固定機構の断面側面図である。 溶接を併用したワイヤ固定機構の斜視図である。 変形例に係るワイヤ固定機構の分解斜視図である。 変形例に係るワイヤ固定機構の斜視図である。 作業部における操作指令部に対する接続部の分解斜視図である。 接続部のカバーの斜視図である。 作業部における操作指令部に対する接続部の断面背面図である。 作業部における操作指令部に対する接続部の断面平面図である。 作業部における操作指令部に対する接続部の一部拡大断面背面図である。 本実施の形態に係る第1の洗浄方法による作業部の洗浄をする様子を示す説明図である。 本実施の形態に係る第2の洗浄方法による作業部の洗浄をする様子を示す説明図である。 作業部をロボットアームの先端に接続した手術用ロボットシステムの概略斜視図である。
符号の説明
10…マニピュレータ 12…先端動作部
14…操作指令部 15…接続部
16…作業部 26…グリップハンドル
28…ブリッジ 30…アクチュエータブロック
32…トリガーレバー 40、42、44…モータ
48…連結シャフト 50a、50b、50c…プーリ
52、54、56…ワイヤ 102…複合機構部
104…エンドエフェクタ 120、120a…ワイヤ固定機構
124…固定ピン 125…固定具
300…接続部本体 301…電極棒
302…カバー 304…内腔部
304b、304c…端部 314…第1洗浄孔
316…第2洗浄孔 320…チューブ
328…係合孔 334…絶縁プラグ
700…手術用ロボットシステム

Claims (13)

  1. 回転アクチュエータを備える駆動部と、
    前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、
    を有する医療用マニピュレータであって、
    前記作業部は、前記駆動部との接続箇所で前記回転アクチュエータに係合する従動回転体と、
    前記従動回転体を回転自在に保持する保持室と、
    前記保持室に洗浄剤を流通させる2以上の洗浄孔と、
    を有し、
    前記作業部は、前記保持室と前記先端動作部とを接続する連結シャフトを有し、
    前記保持室は、前記連結シャフトの延在方向に長尺形状であり、
    前記従動回転体は前記保持室の長尺方向に複数が並列しており、
    前記洗浄孔の少なくとも1つは、前記連結シャフトの接続されている側と逆側に配置され、前記従動回転体の並列軸からずれた位置に設けられていることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  2. 請求項1記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記作業部は、前記保持室と前記先端動作部とを接続する連結シャフトを有し、
    前記保持室は、前記連結シャフトの延在方向に長尺形状であり、
    前記従動回転体は前記保持室の長尺方向に複数が並列しており、
    前記洗浄孔の少なくとも1つは、前記保持室の内腔部における前記連結シャフトの接続されている側の端部近傍に配置され、前記連結シャフトの接続されている側に最も近い前記従動回転体を指向して開口していることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  3. 請求項1又は2記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記保持室は、前記連結シャフトの延在方向に長尺形状であり、
    前記従動回転体は前記保持室の長尺方向に複数が並列しており、
    2以上の前記洗浄孔のうち第1洗浄孔は、前記連結シャフトの接続されている側と逆側に配置され、
    2以上の前記洗浄孔のうち第2洗浄孔は、前記保持室の内腔部における前記連結シャフトの接続されている側の端部近傍に配置され、
    前記第1洗浄孔と前記第2洗浄孔は、前記従動回転体の並列軸を基準として同じ方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記保持室は長尺形状であって、該保持室の内腔部は、長尺方向に直交する断面が略円形であることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記保持室は長尺形状であって、該保持室の内腔部は、長尺方向の両端部が略半球形であることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記保持室における前記従動回転体の端部は、前記保持室の壁に向かって拡径していることをことを特徴とする医療用マニピュレータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記従動回転体における前記保持室の支持孔に挿入された部分の周囲に設けられた環状溝と、
    前記環状溝に設けられ、前記保持室を液密に保つ環状シールと、
    を有し、
    前記環状溝は、一端部が前記保持室に露呈していることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  8. 回転アクチュエータを備える駆動部と、
    前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、
    を有する医療用マニピュレータの洗浄方法であって、
    前記作業部は、前記駆動部との接続箇所で前記回転アクチュエータに係合する従動回転体と、
    前記従動回転体を回転自在に保持する保持室と、
    前記保持室に洗浄剤を流通させる1以上の洗浄孔と、
    を有し、
    前記作業部を前記駆動部から取り外し、
    前記洗浄孔をチューブの一端に接続して封止し、
    前記チューブの他端に洗浄剤の吸引及び吐出手段を設け、
    前記シャフトの先端を洗浄剤に浸し、
    前記吸引及び吐出手段を動作させることにより、前記シャフトの先端から洗浄剤の吸引及び吐出を繰り返し、該洗浄剤を前記保持室に流通させることを特徴とする医療用マニピュレータの洗浄方法。
  9. 請求項8記載の医療用マニピュレータの洗浄方法において、
    前記洗浄孔は2であり、
    いずれか一方の前記洗浄孔に前記チューブを接続し、他方の前記洗浄孔を塞ぐことを特徴とする医療用マニピュレータの洗浄方法。
  10. 請求項8記載の医療用マニピュレータの洗浄方法において、
    前記洗浄孔は2であり、
    前記チューブは2本設けられ、2つの前記洗浄孔に接続することを特徴とする医療用マニピュレータの洗浄方法。
  11. 回転アクチュエータを備える駆動部と、
    前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、
    を有する医療用マニピュレータであって、
    前記回転アクチュエータに連動して進退する線体と、
    前記線体が巻き掛けられ、前記先端動作部を連動させる回転体と、
    前記回転体の側面に設けられ、奥に向かって幅狭に形成された凹部と、
    前記線体に対して側方から被せられ、一部が前記凹部に挿入されて前記線体を固定する固定具と、
    を有し、
    前記固定具は、断面視で前記線体の三方を囲い、両端片が前記線体の端面より突出しており、該両端片が前記凹部に挿入されることにより内向きに変位して前記線体を押圧して固定することを特徴とする医療用マニピュレータ。
  12. 請求項11記載の医療用マニピュレータにおいて、
    前記線体は、溶接により前記固定具及び(又は)前記回転体に対して固定されていることを特徴とする医療用マニピュレータ。
  13. 回転アクチュエータを備える駆動部と、
    前記駆動部に対して着脱自在で、前記回転アクチュエータに連動する先端動作部を備える作業部と、
    を有する医療用マニピュレータであって、
    前記回転アクチュエータに連動して進退する線体と、
    前記線体が巻き掛けられ、前記先端動作部を連動させる回転体と、
    前記回転体の側面に設けられた径が一定の円柱形状の凹部と、
    前記線体が挿入される貫通孔を備え、一部が前記凹部に嵌合して前記線体を固定する固定具と、
    を有し、
    前記固定具は前記回転体及び前記線体に溶接されていることを特徴とする医療用マニピュレータ。
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