JP2009027862A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石の冷却、ロータの軽量化およびロータの重量バランスのばらつきの抑制が図られた回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機100は、ステータ12と、ステータ12内に挿入され、回転可能に支持されたロータ20と、ロータ20に形成された磁石受入部32と、磁石受入部32内に装着された永久磁石22と、磁石受入部32から離れた位置に設けられ、軸方向に延びる穴部31と、ロータ20の軸方向端面に設けられたエンドプレート23と、ロータ20の軸方向端面とエンドプレート23との少なくとも一方によって規定され、穴部31の開口部上から、永久磁石22の軸方向端面の上方を経由する経路33と、ロータ20の軸方向端面とエンドプレート23との少なくも一方によって規定され、経路33に連通する排出口とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関し、ロータに永久磁石が設けられた回転電機に関する。
従来から、電動機や回転電機においては、永久磁石の冷却および回転子の軽量化などが図られている。たとえば、特開2005−20855号公報には、電動機出力を低下させることなく、電動機の軽量化が図られた電動機が提案されている。この電動機は、ロータコアのうち、永久磁石の中央部より内径側に位置する部分に、台形となる貫通孔が形成されている。これにより、磁束線の流れを妨げることなく、貫通孔に面積を拡大し、高出力および軽量の電動機を提供する。
また、特開2002−345188号公報には、回転電機の出力を低下させることなく、永久磁石の冷却を効率的に行う回転電機が提案されている。この回転電機においては、永久磁石の外周側面が永久磁石挿入孔に密着し、永久磁石の内側には、永久磁石挿入孔に沿って冷媒が導かれる冷却通路が形成されている。この冷却通路を含めて冷却系が閉回路とされている。また、この特開2002−345188号公報には、回転軸の軸心には、上流側通路と、下流側通路とが形成され、これらと冷却通路とを連通するように、エンドプレートに形成された分岐通路とを備えた回転電機が記載されている。
さらに、特開2006−25545号公報には、回転子から飛散される冷却液体によって固定子巻線の絶縁の低下を防止する回転電機が提供されている。この回転電機においては、回転子の回転軸および回転子鉄心と、端板との間に案内路を設けて、この案内路により回転軸内に供給された冷却油を回転遠心力に基づいて、端板の外周側の外面側に案内して、固定子巻線の端部に向けて飛散させている。
特開2005−20855号公報 特開2002−345188号公報 特開2006−25545号公報
しかし、特開2005−20855号公報に記載された電動機においては、台形状に形成された貫通孔内に、ロータを冷却するための冷媒や、軸受の潤滑を確保するための潤滑油等が入り込み、ロータの重心バランスが悪くなるという問題があった。
なお、特開2002−345188号公報に記載された回転電機においては、冷却系が閉回路とされた回転電機とされており、冷却通路内に外部の潤滑油や冷媒等が入り込むと、ロータの重量バランスが崩れてしまう。また、エンドプレートに分岐通路が形成された回転電機においては、上方に位置する分岐通路内に供給される供給量よりも、下方に位置する分岐通路内に供給される供給量の方が多くなり、結果として、ロータのバランスが崩れてしまう。さらに、特開2006−25545号公報に記載された回転電機においては、永久磁石の冷却効果を得ることができない。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、永久磁石の冷却、ロータの軽量化およびロータの重量バランスのばらつきの抑制が図られた回転電機を提供することである。
本発明に係る回転電機は、環状に形成されたステータと、ステータ内に挿入され、回転可能に支持されたロータと、ロータに形成され、磁石を受け入れ可能な磁石受入部と、ロータに設けられ、磁石受入部内に装着された磁石とを備えている。
また、この回転電機は、ロータのうち、磁石受入部から離れた位置に設けられ、軸方向に延びる穴部と、ロータの軸方向端面に設けられたエンドプレートと、ロータの軸方向端面とエンドプレートとの少なくとも一方によって規定され、穴部の開口部上から、磁石の軸方向端面の上方を経由する経路と、ロータの軸方向端面とエンドプレートとの少なくも一方によって規定され、経路に連通する排出口とを備えている。好ましくは、上記穴部は、磁石に対して、ロータの回転中心側に位置する。好ましくは、上記排出口は、ロータの外周縁部に位置する。
好ましくは、上記エンドプレートは、穴部から経路内に供給される冷媒を磁石の端面に案内可能な案内部を含む。
好ましくは、上記エンドプレートは、穴部の開口部の一部を閉塞すると共に、開口部の一部を冷媒が流通可能な流通口として規定し、流通口は、磁石に対して、ロータの周方向にずれた位置に設けられる。
好ましくは、上記貫通孔の開口部は、ロータの径方向内方から、径方向外方に向けて周方向の長さが大きくなるように形成される。
本発明に係る回転電機によれば、永久磁石を冷却することができ、ロータの軽量化およびロータの重量バランスの均一化を図ることができる。
図1から図7を用いて、本発明の実施の形態に係る回転電機100について説明する。なお、同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機100の側断面図である。なお、回転電機とは、モータとしての機能と、発電機としての機能との少なくとも一方の機能を有しており、モータジェネレータとしての機能を有している。
回転電機100は、回転可能に支持された回転シャフト10と、この回転シャフト10に固設されたロータ20と、このロータ20の外周に配置され、環状に形成されたステータ12とを備えている。
ステータ12は、環状に形成され、複数の電磁鋼板を積層して形成されたステータコア14と、このステータコア14の内周面に複数間隔を隔てて形成されたステータティースに巻回されたコイル13とを備えている。なお、コイル13は、U相コイル、V相コイル、W相コイルを含む。
ロータ20は、複数の電磁鋼板が積層されたロータコア21と、ロータコア21に装着された永久磁石22と、ロータコア21の軸方向端部に設けられたエンドプレート23とを備えている。ロータコア21は、複数の磁性鋼板を積層して形成されている。このロータコア21には、回転シャフト10の回転軸線Oに沿って延びる複数の永久磁石収容孔32が周方向に間隔を隔てて形成されている。
この永久磁石収容孔32内に、永久磁石22と、永久磁石22を永久磁石収容孔32を規定するロータコア21の内壁面に接着させる樹脂とが充填されている。
また、永久磁石22および永久磁石収容孔32に対してロータコア21の径方向内方に位置する部分には、複数の貫通孔31が形成されている。このように、ロータコア21には、複数の貫通孔31が形成されているため、ロータコア21の軽量化が図られている。
このロータコア21の軸方向端面には、エンドプレート23が設けられている。このエンドプレート23には、貫通孔31の開口部から、永久磁石22の軸方向端面の上方を経由する経路33が形成されている。
図2は、この図1に示すII−II線における断面図である。ここで、永久磁石収容孔32は、ロータ20の回転方向Pに向けてロータコア21の径方向外方から内方に向けて傾斜する収容孔32Aと、この収容孔32Aに対して回転方向P前方側に位置する収容孔32Bとを備えている。なお、収容孔32Bは、回転方向Pに向けて、ロータコア21の径方向内方から外方に向けて傾斜するように形成されている。各収容孔32A,32B内には、それぞれ、永久磁石22A,22Bが収容されている。そして、ロータコア21の周方向に隣り合う各永久磁石収容孔32内に収容された永久磁石22は、互いに異なる磁極がロータコア21の外周に向けて配設されている。
図3は、上記図2の一部を拡大視した断面図である。この図3に示すように、永久磁石収容孔32の収容孔32Aと収容孔32Bとは、互いに僅かにロータコア21の周方向に離れている。このため、収容孔32Aと収容孔32Bとによって、収容孔32Aと収容孔32Bとの間に位置する部分に薄肉部36が規定されている。この薄肉部36は、ロータコア21の径方向に延びている。
そして、ロータコア21のうち、永久磁石収容孔32間に位置する部分には、厚肉部37が規定されている。
ロータコア21のうち、永久磁石収容孔32に対して、ロータコア21の径方向内方に位置する部分には、貫通孔31A,31Bが、ロータコア21の周方向に間隔を隔てて形成されている。そして、ロータコア21のうち、各貫通孔31間には、各貫通孔31同士を区画する区画壁70が形成されている。各貫通孔31は、厚肉部37に対して、ロータコア21の径方向内方に位置している。すなわち、薄肉部36と区画壁70とは、ロータコア21の径方向に配列している。
さらに、各貫通孔31間に規定された区画壁70は、薄肉部36に対して、径方向内方に位置している。そして、厚肉部37に対して径方向内方に位置する部分に貫通孔31が形成されている。
なお、貫通孔31は、ロータコア21の径方向内方から外方に向けてロータコア21の周方向の大きさが大きくなるように略扇形形状に形成されている。このため、各貫通孔31間に位置する区画壁70は、ロータコア21の径方向に延びるように形成されている。
このように、ロータコア21のうち、薄肉部36が位置する部分は、剛性が低い一方で、区画壁70が径方向に位置することにより、薄肉部36が位置する部分において、径方向の剛性を確保することができる。
その一方で、厚肉部37の剛性は高いため、この厚肉部37に対して、径方向内方側に貫通孔31を形成したとしても、剛性を確保することができる。
このため、各貫通孔31のロータコア21の周方向中央部は、収容孔32A,32Bの周方向の中央部に対して周方向にずれた位置に位置している。
ロータコア21の軸方向端面と、エンドプレート23とによって、ロータコア21の軸方向端面には、経路33が規定されている。
ここで、図1および図3に示すように、エンドプレート23は、円板状に形成された天板部124と、この天板部124の周縁部に形成され、周方向に間隔を隔てて形成された周壁部123とを備えている。
そして、各周壁部123は、薄肉部36に対して、ロータコア21の径方向外方に位置している。
ここで、天板部124の表面のうち、ロータコア21の軸方向端面と対向する表面には、経路33を規定する経路規定部133が形成されている。
この経路規定部133は、ロータコア21の軸方向端面のうち、回転シャフト10の周囲に位置する部分を覆うように環状に形成された環状部133Bと、環状部133Bの周縁部から、ロータコア21の径方向に向けて突出し、周方向に間隔を隔てて複数形成された突出部133Aとを備えている。
そして、ロータコア21の軸方向端面には、周方向に隣り合う突出部133Aと、周壁部123とによって経路33が規定されている。
ここで、周方向に隣り合う突出部133Aによって、周方向に隣り合う貫通孔31A,31Bの開口部の一部を連通し、さらにロータコア21の径方向に向けて延びる連通路134が規定されている。
そして、経路規定部133によって、各貫通孔31A,31Bの開口部の一部が連通路134内に供給口131A,131Bとして位置している。
このため、エンドプレート23と、ロータコア21の軸方向端面との隙間から冷媒や潤滑油が貫通孔31内に入り込むことがあるが、貫通孔31内の潤滑油や冷媒を経路33内に供給(排出)可能な供給口131A,131Bが規定されているので、貫通孔31内から冷媒や潤滑油を排出することができる。
特に、連通路134は、供給口131A,131Bからロータコア21の径方向外方に向けて延びている。このため、供給口131A,131Bから連通路134内に入り込んだ潤滑油または冷媒などは、ロータコア21の遠心力によって連通路134内に流れ出す。このように、各貫通孔31内の潤滑油や冷媒を経路33内に排出することができるので、各貫通孔31内に溜まる潤滑油および冷媒の蓄積量を低減することができ、各貫通孔31内に溜められた冷媒や潤滑油量の差を低減することができる。
このため、ロータ20内に重量バランスに偏りが生じることを抑制することができる。これにより、回転電機が駆動した際においても、ロータ20が振動することを抑制することができる。
突出部133Aの先端部は、ロータコア21の軸方向端面のうち、永久磁石収容孔32より径方向内方に位置しており、突出部133Aは、周壁部123の周方向端部に向けて延びている。
このため、経路33のうち、突出部133Aに対して、ロータコア21の径方向外方側に位置する部分には、連通路134の延在方向(ロータコア21の径方向)に対して交差する方向に延びる排出路135が規定されている。この排出路135は、永久磁石22A,22Bの軸方向端面上を通るように形成されている。そして、ロータコア21の周方向に隣り合う周壁部123によって排出路135内の潤滑油や冷媒を外部に排出する排出口33aが規定されている。
このため、連通路134内に入り込んだ潤滑油や冷媒などは、ロータコア21の径方向に向けて、連通路134内を流れる。そして、その後、潤滑油や冷媒は、排出路135内に入り込む。排出路135内に入り込んだ冷媒や潤滑油は、永久磁石22A,22Bの軸方向端面を冷却しながら、ロータコア21の周方向に流れる。その後、排出口33aから潤滑油や冷媒が排出される。
ここで、排出口33aは、各連通路134に対して、回転方向Pの前方側および回転方向Pの後方側にいずれにも規定されている。
このため、たとえば、回転電機の駆動が開始して、ロータ20が回転方向Pに向けて回転し始めるようなときには、図3において、各供給口131A,131Bからの冷媒および潤滑油は、当該連通路134Aに対して、回転方向Pの後方側に位置する排出口33a2から排出される。この際、たとえば、図3に示す例においては、永久磁石22Aの軸方向端面が、潤滑油や冷媒によって冷却される。
その一方で、ロータ20が減速するようなときには、たとえば、連通路134Aからの冷媒や潤滑油は、当該連通路134Aに対して、回転方向Pの前方側に位置する排出口33a1から排出される。この際、排出口33a1側に位置する永久磁石22Bが冷却される。ここで、回転電機は、加速したり、減速したりするため、排出口33a1,33a2の少なくとも一方から排出され、永久磁石22A,22Bの軸方向端面を冷却することができる。
永久磁石22の軸方向端面と、エンドプレート23とは互いに離れており、エンドプレート23は、たとえば、アルミニウム等の金属材料から形成されている。このように、金属製のエンドプレート23と永久磁石22とを離間させることで、回転電機の駆動中にエンドプレート23内に生じる渦電流の発生を抑制することができる。
1つの突出部133Aと、この突出部133Aに対して周方向に隣り合う突出部133Aとを連設し、環状部133Bの外周縁部に位置する付根部133Cは、ロータ21の周方向に延びている。
そして、互いに隣り合う突出部133Aの側面136a,136bは、ロータコア21の径方向外方に向けて、ロータコア21の周方向の距離が互いに大きくなるように滑らかに湾曲している。
このため、供給口131A,131Bから経路33内に入り込んだ潤滑油または冷媒は、良好に連通路134内を流れ、排出口33aから排出可能となっている。
(実施の形態2)
図1、図4および図5を用いて、本発明の実施の形態2に係る回転電機について説明する。なお、上記図1から図3に示された構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る回転電機のロータ20を示す断面図であり、図5は、図4の一部を拡大視した拡大図である。
ここで、エンドプレート23は、天板部124と、天板部124に形成され、経路規定部144と、天板部124の外周縁部に形成され、ロータコア21の軸方向端面に向けて垂下する周壁部123とを備えている。
図5に示すように、経路規定部144は、回転シャフト10の周囲に位置し、ロータコア21の軸方向端面と当接する環状部144Bと、この環状部144Bの外周に間隔を隔てて複数形成され、ロータコア21の径方向に向けて突出する突出部144Aとを備えている。そして、これら、突出部144Aと、周壁部123とがロータコア21の軸方向端面と当接することで、ロータコア21の軸方向端面に貫通孔31内に入り込んだ潤滑油や冷媒を外部に排出する経路43が規定される。
ここで、各貫通孔31の開口部には、突出部144Aと環状部144Bとによって、その一部が供給口141が規定されている。
ここで、突出部144Aは、突出部144Aの付根部のうち、回転方向Pの前方側に位置する部分から径方向外方に向けて延びる第1辺部145bと、この第1辺部145bの上端部に連設され、径方向外方に向かうにつれて、回転方向Pの後方側に向けて傾斜する傾斜部145aと、傾斜部145aの端部に連設され、環状部144Bに向けて延びる第2辺部とを備えている。そして、傾斜部145aと、周壁部123との間には、回転方向P後方側に向けて、径方向外方に向けて傾斜し、排出口33a2に達する排出路145が規定されている。
ここで、傾斜部145aと周壁部123との間に位置する部分は、永久磁石22A,22Bが配置されている。
このため、ロータ20が回転方向Pに加速する際には、貫通孔31内に溜まった潤滑油や冷媒などは、供給口141から、この供給口141に対して、回転方向P後方側に位置する排出路145を通って、排出口33a2から潤滑油や冷媒が排出される。この際、排出路145を通る際に、永久磁石22の軸方向端面を冷却する。
さらに、ロータ20が減速する際には、貫通孔31内に溜まった潤滑油や冷媒などは、供給口141から経路43内に入り込み、第1辺部145cに案内され、排出口33a1から排出される。このように排出される際においても、潤滑油や冷媒は、永久磁石22の軸方向端面を冷却する。
このように、本実施の形態2に係る回転電機においても、各貫通孔31内の潤滑油や冷媒を排出することができるので、ロータコア21の重量バランスのばらつきの発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
図1、図6および図7を用いて、本発明に係る実施の形態3について説明する。なお、図1から図5に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る回転電機のロータの断面図であり、図7は、図6の一部を拡大視した拡大図である。
図1および図6に示すように、エンドプレート23は、天板部124と、この天板部124の周縁部からロータコア21の軸方向端面に向けて垂下する周壁部123とを備えている。
そして、エンドプレート23のうち、ロータコア21の軸方向端面と対向する側面には、ロータコア21の軸方向端面に経路53を規定する経路規定部153が形成されている。
この経路規定部153は、ロータコア21の軸方向端面のうち、回転シャフト10の周囲に位置する部分を覆うように形成された環状部153Bと、この環状部153Bの外周縁部に連設し、ロータコア21の径方向外方に向けて突出する突出部153Aとを備えている。
突出部153Aは、ロータコア21の軸方向端面のうち、区画壁70の上面を覆うように延びている。このため、ロータ20が回転している際に、区画壁70に生じる応力によって、区画壁70が変形することを抑制することができる。
なお、本実施の形態3に係る回転電機においても、貫通孔31内の冷媒が排出される際に、永久磁石22の端面を冷却することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、回転電機に好適である。
本発明に係る実施の形態1の回転電機の側断面図である。 図1に示すII−II線における断面図である。 図2の一部を拡大視した断面図である。 本発明に係る実施の形態2の回転電機のロータを示す断面図である。 図4の一部を拡大視した拡大図である 本発明に係る実施の形態3の回転電機のロータの断面図である。 図6の一部を拡大視した拡大図である。
符号の説明
10 回転シャフト、12 ステータ、13 コイル、14 ステータコア、20 ロータ、21 ロータコア、22,22A,22B 永久磁石、23 エンドプレート、31,31A,31B 貫通孔、32A,32B 収容孔、32 永久磁石収容孔、33,43,53 経路、100 回転電機、123 周壁部。

Claims (6)

  1. 環状に形成されたステータと、
    前記ステータ内に挿入され、回転可能に支持されたロータと、
    前記ロータに形成され、磁石を受け入れ可能な磁石受入部と、
    前記ロータに設けられ、前記磁石受入部内に装着された磁石と、
    前記ロータのうち、前記磁石受入部から離れた位置に設けられ、軸方向に延びる穴部と、
    前記ロータの軸方向端面に設けられたエンドプレートと、
    前記ロータの軸方向端面と前記エンドプレートとの少なくとも一方によって規定され、前記穴部の開口部上から、前記磁石の軸方向端面の上方を経由する経路と、
    前記ロータの軸方向端面と前記エンドプレートとの少なくも一方によって規定され、前記経路に連通する排出口と、
    を備えた回転電機。
  2. 前記穴部は、前記磁石に対して、前記ロータの回転中心側に位置する、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記排出口は、前記ロータの外周縁部に位置する、請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記エンドプレートは、前記穴部から前記経路内に供給される冷媒を前記磁石の端面に案内可能な案内部を含む、請求項1から請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記エンドプレートは、前記穴部の開口部の一部を閉塞すると共に、前記開口部の一部を前記冷媒が流通可能な流通口として規定し、
    前記流通口は、前記磁石に対して、前記ロータの周方向にずれた位置に設けられた、請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転電機。
  6. 前記貫通孔の開口部は、前記ロータの径方向内方から、径方向外方に向けて周方向の長さが大きくなるように形成された、請求項1から請求項5のいずれかに記載の回転電機。
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