JP2009025065A - 圧力センサ及びこれを用いた分布型圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力レベルが1kPa程度の微小な圧力を測定でき、且つ1kPa〜100kPaの広範囲の変動圧力を測定できるとともに壊れにくい小型の圧力センサと、圧力分布を高密度に測定できる分布型圧力センサを提供する。
【解決手段】高分子圧電材料を延伸して形成した圧電薄板10の両面に、一対の弾性部材30を接合し、圧電薄板10の端面に受圧板40を接合する。圧電薄板10端面の断面積よりも受圧板40の表面積を大きく構成することにより、大きな受圧板40で受けた圧力を圧電薄板10の薄い切断面に圧力を集約して作用させることによって、微小な変動圧力を高感度に測定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体、気体または固体の微小な変動圧力を検出する圧力センサと、圧力分布を検出する分布型圧力センサに関する。特に、高感度でかつ壊れにくく受圧面の寸法を小さく作製できる圧力センサと、複数の圧力センサを高密度に配置した分布型圧力センサに関する。
従来の圧力センサは、周囲を支持した円形の受圧板の背面に歪みゲージ等の歪み検出素子を接着し、圧力を受けて受圧板が面外に曲げ変形するときの曲げ歪みを計測して圧力を測定するものが多い。そして、受圧板及び歪みゲージを一体的にしたものとして、圧電材料板が広く使われるようになってきた。
圧電材料板は荷重による圧電効果で、電気信号を感度よく出力する特性を有するので、この圧電材料板の面積の大きい方の面に対して垂直方向から力を作用させ、圧電材料板を歪ませて生じる電荷信号を検出し、液体、気体又は固体の圧力を測定するセンサの開発が進んでいる(例えば、特許文献1の図1及び[0026]、特許文献2の図1、特許文献4の図3、特許文献5図2及び[0018]、特許文献6の図1及び図2、特許文献7の図1、図2、[0008]及び[0009]、特許文献8の図1、特許文献9の図4、図5及び[0009]、特許文献10の図1及び図3、特許文献11の図1及び図4、特許文献12の図1、特許文献13の図1及び図3、特許文献14の第1図をそれぞれ参照)。
特開2006−340944号公報 特開2006−226858号公報 特開2006−194669号公報 特開2006−38710号公報 特開2005−221339号公報 特開2005−147991号公報 特開2005−147983号公報 特開2002−148273号公報 特開平11−169592号公報 特開平9−229729号公報 特開平8−327416号公報 特開平4−127027号公報 特開平2−268230号公報 特開昭64−54225号公報
上記特許文献では、全て圧電材料板の面積の大きい方の面に対して垂直方向から圧力を加え、圧電材料板を撓ませて圧力を計測しているものであり、圧電材料板の端面から力を加えて圧力を計測しているものはない。
圧電材料板は高分子からなる圧電材料を延伸して製造されるものであり、主として延伸方向に歪ませた場合に大きな電荷信号が流れる。上記特許文献のように圧電材料板の面に垂直に力を加える場合、同心円状に力が伝わるが、圧電材料板面に垂直に加わった力から延伸方向に歪ませる力は一部だけである。このため、加えた力の一部のみが圧電材料板を歪ませるに過ぎない。したがって、感度が鈍く、微小圧力の計測が困難という課題を有する。そして、増幅器の増幅率を非常に高くしなければならず、ドリフトが大きくなり正確な圧力を検出することができない。
更に、このような構成で微小圧力を測定するには、圧電材料板を薄く、大面積にしなければならない。圧電材料板を薄くすれば撓みが大きくなり、微小圧力を検出することが出来るが、薄くした場合、1kPa程度の微小圧力を測定できるものとなると、上限値を超える圧力により、容易に圧力センサが壊れてしまうという問題がある。例えば、1kPa程度の微小圧力を測定する圧力センサでは、およそ10倍の圧力10kPaが加わると壊れてしまう。
また、圧電材料板の面積を大きくすれば撓みやすくなるので微小圧力でも検出できるが、小型のセンサを作製できなくなるという課題を有する。このため、現在市販されている微小圧力測定用センサのほとんどは、直径9mm以上の円形のものである。
このような状況から、微小圧力を測定でき、且つ、許容圧力範囲が広く壊れにくい小型の圧力センサは現在のところ存在しない状況にある。
本発明が解決しようとする課題は、圧力レベル1kPaの微小な圧力を測定でき、且つ、1kPa〜100kPaの広範囲の変動圧力を測定できるとともに、壊れにくい小型の圧力センサを提供することである。また、複数の圧力センサを直線上または二次元状に配置して、高密度に圧力分布を測定できる分布型圧力センサを提供することである。
本発明は、圧電材料からなる圧電薄板と、前記圧電薄板の端面に配置し、前記圧電薄板の端面の断面積よりも大きな面積を有する受圧板とを備え、前記受圧板で受けた圧力を前記圧電薄板の端面に垂直に加えて微小圧力を検出することを特徴とする。
また、本発明は、前記圧電薄板を挟持する弾性部材を設け、前記弾性部材の弾性率を前記圧電薄板の弾性率よりも小さくし、前記受圧板で受けた力を前記圧電薄板に集中させて加えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記弾性部材の弾性率は前記圧電薄板の弾性率の1/100〜1/2000であることを特徴とする。
更に、本発明は、前記弾性部材は、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム、スポンジゴム、スポンジ、発泡ゴム、又はコルクから選択されることを特徴とする。
更に、本発明は、前記圧電薄板は圧電材料を延伸して形成されてなり、前記圧電薄板の延伸方向の端面に前記受圧板を配置したことを特徴とする。
更に、本発明は、前記圧電薄板はポリフッ化ビニリデン或いはシアン化ビニリデンからなる高分子圧電材料から形成されたことを特徴とする。
更に、本発明は、前記受圧板の面積を前記圧電薄板の端面の面積の20倍以上としたことを特徴とする。
更に、本発明は、前記圧電薄板を複数枚平行に配置したことを特徴とする。
更に、本発明は、前記圧電薄板及び前記弾性部材を1面に開口面を有する函体で覆い、前記受圧板を前記開口面に向けたことを特徴とする。
更に、本発明は、前記受圧板が矩形状であることを特徴とする。
更に、本発明は、前記受圧板の表面が曲面からなることを特徴とする。
更に、本発明は、請求項10に記載の圧力センサを複数用い、前記受圧板の表面を揃えて直線状或いは二次元状に隣接して配置したことを特徴とする。
本発明に依れば、圧電薄板の端面に受圧板を設置し、圧電薄板の端面の面積よりも受圧板の表面積を大きくして構成している。大きな表面積の受圧板で力を集め、この力を圧電薄板の小さな端面に集約させて圧電薄板を歪ませるので、感度が高く、微小な圧力を検出することができる。
また、本発明に依れば、弾性部材は圧電薄板よりも弾性率が小さいものから構成しているため、受圧板が受ける力のほとんどは弾性部材ではなく、圧電薄板にかかる。このため、受圧板の受ける力のほとんどが圧電薄板を延伸方向に歪ませることになり、感度が高い圧力センサを提供できる。
更に、本発明に依れば、圧電薄板の両面は弾性部材で挟持されており、撓みを抑制している。圧電薄板を延伸方向にのみ歪ませるので、加わった力と歪み量が比例関係をなすため、撓みによる測定誤差がなく、正確な変動圧力を検出ができる利点がある。
更に、本発明に依れば、圧電薄板の延伸方向に力を加えて圧力を検出している。圧電薄板は主として延伸方向の歪み量に応じて電荷信号を発生することから、加わる力が直接的に無駄なく圧電薄板を延伸方向に歪ませるため、1kPa(0.1g/mm)程度の微小な圧力でも感度良く検出できる利点を有する。
更に、本発明に依れば、圧電薄板の両面を弾性部材で挟持していることから、圧電薄板が破けることがなく、強度の高い圧力センサを実現している。
更に、本発明に依れば、外部に金属等、硬度の高い函体で覆っていることから、より強度を増した圧力センサを提供できる利点がある。
更に、複数の圧電薄板を配置しているため、受圧板が傾くことが無く、受圧板の受けた力が圧電薄板に伝達されるので、感度良く圧力を検出することができる。
更に、本発明に依れば、大きな圧電薄板を用いなくても高感度で圧力検出できるため、小型の圧力センサを提供できる。
更に、本発明に依れば、全てを固体物から構成しているため、取扱い易く、壊れにくいという利点がある。
更に、受圧板を矩形等、所望の形状にして用いることができ、受圧板を矩形形状にした圧力センサを複数個隣接して配置した分布型圧力センサとすることができる。これにより、各圧力センサ間に隙間ができないため、正確な圧力分布の計測を実現できる。
更に、受圧板表面を曲面から構成することもできるため、船首等測定したい箇所が平面以外の形状であっても圧力の測定ができる。
図1及び図2を参照して、本発明の圧力センサの概略構成を説明する。図1は、本発明による圧力センサの平面図(A)、及びA−A’部分の横断面図(B)である。また、図2は、圧力センサの主要部の斜視図である。
図1(A)、(B)及び図2に示すように、圧力センサは、表裏面に電極膜20を付けた圧電薄板10の端面に、圧電薄板10の端面の面積よりも大きな表面積を有する受圧板40を配置してなり、そして、圧電薄板10の両面の電極膜20を挟み込む形態に一対の柔軟な弾性部材30を接合した構成である。
弾性部材30及び圧電薄板10の一方の端面(T1)全体に受圧板40を接合し、これを剛性部材のケース60に収納している。受圧板40は剛性部材のケース60の開口部からわずかに突出し開口面と平行な面に配設し、弾性部材30及び圧電薄板10のもう一方の端面(T2)を剛性部材のケース60の底面に固定している。電極膜20には電気端子を介して配線(80A、80B)を接続している。
圧電薄板10は、受圧板40の面が受ける圧力を圧電薄板10の小さな端面に集中させて、微小な圧力の変動を計測するものである。このため、圧電薄板10の端面の断面積ができるだけ小さいほうが良いため、薄いものを用いるとよく、20μm〜200μmのものを使用することが好ましい。
そして本発明では、圧電薄板10の伸縮歪みにより電荷信号を生じさせるものゆえ、ポリフッ化ビニリデンやシアン化ビニリデン等、弾性率が小さい高分子圧電材料を延伸して形成した圧電薄板10を使用すると良い。
また、圧電薄板10の延伸方向の端面に受圧板40を設置すると良い。高分子圧電材料からなる圧電薄板10は、通常、一軸延伸法(たとえば、1)加重延伸法:ガラス転移温度まで加熱しながら高分子圧電材料に加重をかけて延伸する方法。2)自動延伸機を利用する方法:高分子圧電材料をガラス転移温度まで加熱しながらモーター駆動により一定延伸する方法。3)蒸気暴露延伸法:高分子圧電材料を沸騰水の蒸気に暴露しながら手延伸をする方法等がある。)によって延伸し、高電圧をかけて分極処理して形成される。この場合、圧電薄板10は、主として延伸方向の歪み量に応じて分極し、電気信号を発生するためである。
圧電薄板10の表裏面には、蒸着、スパッタリングなどによって一対の電極膜20を設け、電極膜20に導電塗料、カシメなどで電気端子を取り付け、それぞれ配線(80A、80B)を接続している。なお、市販の両面に電極膜を付着させた圧電フィルムをそのまま使用してもよい。
圧電薄板10の両面の電極膜20を挟み込む形態に接合する一対の柔軟な弾性部材30には、厚さが0.5mm〜10mmで、弾性率が圧電薄板10より小さいものを用いる。
弾性部材の弾性率が圧電薄板より小さいため、受圧板が受ける力のほとんどが圧電薄板に加わり、圧電薄板の伸縮歪みが促進させる。これにより、微小な力が受圧板に加わっても、その力が効率的に圧電薄板に加わるので、微小圧力でも検出することができる。
圧電薄板10の弾性率の1/100〜1/2000の柔軟な弾性部材を用いると良く、このような弾性部材20として、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム、スポンジゴム、スポンジ、発泡ゴムなどの各種ゴムまたはゴム系素材を好適に用いることができる。各種ゴムとゴム系素材を貼り合わせた素材、あるいは、各種ゴムにコルク板を貼り合わせた素材を用いても良い。
弾性部材30の弾性率が非常に小さい場合、弾性部材30が変形しやすくなり、特に左右不均衡に変形すると圧電薄板10の撓みが生じ、圧力に比例した電荷信号を出力できなるおそれがある。このような場合、圧電薄板10から離れた側に弾性率が大きめの弾性部材30を配置すると良く、弾性部材30の不均等な変形による圧電薄板10の撓みを抑制でき、圧力に比例した電荷信号を出力することになる。
一対の弾性部材30は同じ幅にして用い、略中心に圧電薄板10が配置されるようにする。圧電薄板10の位置が中心であれば、両方の弾性部材30が一様に変形するので、受圧板40が傾くことがなく、正確に圧力を検出できる。
なお、圧電薄板10の表裏面の電極20と柔軟な弾性部材30の間は、硬化後の弾性率が前記柔軟な弾性部材30と略同じ弾性率の接着剤で接合して一体化する。
受圧板40は、金属板、樹脂板、複合材料の板など薄く剛性のある板を用いる。そして、受圧板40は受けた力を圧電薄板10の端面に集中させて加えるので、表面積が大きいものを用いるとよい。
本発明では受圧板40の表面積を小さくすることで小型の圧力センサを提供でき、例えば、一辺を2mm程度とし、4mmの正方形の受圧板40を用いて小型の圧力センサとすることもできる。この場合、使用する圧電薄板10の厚みが100μmとすると、圧電薄板10の端面は0.2mmとなるので、受圧板40の表面積は圧電薄板10の端面の20倍である。なお、受圧板40の表面積があまりに小さ過ぎると、圧電薄板10の端面に力を集められないことから、受圧板40の面積が圧電薄板10の端面の面積の20倍以上のものを用いることが好ましい。
受圧板40の形状は一体化させた圧電薄板10及び弾性部材30の端面(T1)の形状と同じ形状にして用い、圧電薄板10と弾性部材30の一方の端面(T1)全体に受圧板40を接合する。
なお、受圧板10の形状は円形或いは矩形等、様々な形状にして用いても良い。受圧板10を矩形にすれば、後述のように複数個の圧力センサを隙間無く隣接させることができ、容易に水圧等の分布の計測ができる。
剛性部材のケース60は金属、樹脂などの材料を加工して作製する。ケース60には受圧板40の寸法よりもわずかに大きい開口部と配線穴を加工し、それ以外のケース60周囲は密封した形態に作製する。
剛性部材のケース60の開口部の表面付近と圧電薄板10及び弾性部材30の周囲とを開口部の表面付近で全周囲にわたってシール部材90でシールする。また、剛性部材のケース60の一部分に設けた配線穴から配線(80A、80B)を剛性部材のケース60外部に引き出して引き出し部分をシールする。
圧電薄板10及び弾性部材30を剛性部材のケース60に収め、受圧板40の表面が剛性部材のケース60の開口部からわずかに突出し開口面と平行に位置する状態で、圧電薄板10及び弾性部材30のもう一方の端面(T2)を剛性部材のケース60の底面に接着剤などで固定する。
次に、剛性部材のケース60の開口部の表面付近と圧電薄板10及び弾性部材30の周囲を、開口部と略同一平面で全周囲にわたって薄いゴム膜などのシール部材90でシールして密封する。また、配線をケース60の外に引き出した後に配線穴もシール部材でシールして密封する。
以上のように構成した圧力センサは、受圧面を除く剛性部材のケース60の一部分を対象物に固定して使用する。固定方法には、接着、粘着テープによる固定、ねじ止め固定等で行えばよい。
このように、圧電薄板10の端面に受圧板40を配置し、圧電薄板10の強度が高い方向から力が加わる構成であること、また、圧電薄板10の両側から弾性部材30で支持した構成であるため、センサ本体が壊れたりすることがなく、強度に優れた圧力センサとなる。そして、同様の理由から広い許容圧力測定範囲を実現している。また、剛性部材からなるケース60で覆っているので、更に強度を高めた圧力センサとしている。
次に、図3〜図5を用いて本発明の圧力センサの圧力の検出原理について説明する。
図3及び図4は、図1の電極膜を付けた圧電薄板10の一方の端面に受圧板40を接合したものであり、図3は弾性部材を設けていないもの、図4は弾性部材を設けたものを示している。測定する圧力の方向は図3及び図4の矢印に示す方向である。
圧電薄板10の厚さは20μm〜200μmと薄く、電極膜20も曲げ剛性にほとんど寄与しないナノメートルの厚さであるので、電極膜20を付けた圧電薄板10の曲げ剛性は極めて小さい。このため、図3に示すように、受圧板40に圧力が作用すると、微小な圧力であっても圧電薄板10が横方向に曲げ撓みが生じたり、圧電薄板10の長さLが長い場合には図3(B)に示すように途中で座屈変形が生じて圧力に比例する出力信号を得ることができない。
次に、図4(A)に示すように、電極膜20を付けた圧電薄板10の表裏面に0.5mm〜10mmの厚さの柔軟な弾性部材30を接合した場合には、柔軟な弾性部材30の弾性率は圧電薄板10の弾性率の1/100〜1/2000と格段に柔らかいが、柔軟な弾性部材30を接合することにより曲げ剛性を大幅に大きくすることができる。
厚さ方向の曲げ剛性は、物体の弾性率と厚さ方向の断面二次モーメントの積として計算される。なお、物体の断面が矩形の場合、厚さ方向の断面二次モーメントは(物体の幅)×(物体の厚さ)×1/12として計算される。
図4(B)に、図4(A)のB−B´断面を示すが、ここで、電極膜20を付けた圧電薄板の弾性率Eが3000MPa、厚さhが0.1mm、幅B(図の紙面に垂直方向)が10mmの場合、電極を付けた圧電薄板10の曲げ剛性E(但しIは電極膜を付けた圧電薄板10の厚さ方向の断面二次モーメント)は、E=E×Bh /12=2.5MPa・mmである。
これに対して、電極膜20を付けた圧電薄板10の両面に弾性率Eが1MPa、厚さhが2mmの柔軟な弾性部材30を接合した場合には、E+E=2.5MPa・mm+57.4MPa・mm=59.9MPa・mmになる。
すなわち、柔軟な弾性部材30が圧電薄板10の弾性率より格段に小さくても曲げ剛性は大幅に大きくなることがわかる。その結果、受圧板40に圧力が作用した場合に、圧電薄板10が横方向に曲げ撓みを生じたり座屈することが生じない。これにより、受圧板40にかかる力に応じて圧電薄板10は収縮するのみとなり、収縮による歪み量に応じた電気信号を発生させることができる。したがって、圧力の大きさに比例した変動圧力を、感度良く正確に検出することを実現している。
続いて、図5を参照し、本発明の特徴である受圧板に受けた力を圧電薄板の端面に集中させて、微小圧力を検出することについて説明する。図5は受圧板、圧電薄板の端面、弾性部材のそれぞれの面積の関係について説明する分解斜視図である。
受圧板40の表面に圧力が作用すると、圧電薄板10と柔軟な弾性部材30に圧縮力が作用して、電極膜20を付けた圧電薄板10と柔軟な弾性部材30はΔLだけ長さ方向に収縮する。このとき圧電薄板10に生じる電荷Qの大きさは、圧電薄板10の長さL方向に生じた圧縮歪みの総和に比例する。
いま、受圧板40の表面積をS(mm)、作用圧力をW(Mpa)、電極を付けた圧電薄板10の断面積をS、左右の柔軟な弾性部材の断面積をそれぞれSとすると、圧電薄板10の圧縮歪みεは、ε=ΔL/L=WS/(2S+S)となる。但しS=2S+Sである。
このときの電極膜20を付けた圧電薄板10は全圧力のS/(2S+S)を分担し、柔軟な弾性部材30は全圧力の2S/(2S+S)を分担することになる。
たとえば、前述の例で用いたE=3000MPa、S=h×B=0.1mm×10mm=1mm、E=1MPa、S=h×B=2mm×10mm=20mm、S=2S+S=41mmの場合について考えると、電極膜20を付けた圧電薄板10が約98.7%、柔軟な弾性部材30が約1.3%の圧力を分担することになる。つまり、圧力のほとんどを圧電薄板10が分担することになる。
以上説明したように、本発明の圧力センサは、金属材料と比べてはるかに弾性率の小さい圧電薄板(圧電薄板の弾性率は例えばステンレス板の約1/70)を圧力検出に用い、圧電薄板10に面外の曲げ撓みや座屈を生じさせることなく、薄い圧電薄板10の切断面に圧力が作用する構成としている。すなわち、大きな表面積を有する受圧板40に加わった力のほとんどは、小さな断面積の圧電薄板10端面に集中して伝達される。そして、この圧電薄板10の端面に垂直に加わった力は、圧電薄板10が最も電荷を発生させる延伸方向に歪みを生じさせるように作用する。これにより、微小な変動圧力であっても、圧電薄板10全体に大きな歪みが生じ、圧電薄板10に生じた歪みの総和に比例する大きな電荷Qを発生させて高感度の圧力測定を実現している。
図6は、本発明の圧力センサを用いた圧力測定装置の回路図である。圧電薄板は電流源と圧電薄板自身のもつ静電容量Cでモデル化される。圧力測定装置は圧力センサと、圧力センサの配線に並列に接続する静電容量Cが10nF〜1μFのコンデンサと、前記コンデンサを介して圧力センサの信号を増幅する入力抵抗Rが10MΩまたはそれ以上の電圧増幅器700と、前記電圧増幅器700からの信号を測定記録する電圧記録計800とから構成される。
また、後述する分布型圧力センサの場合には、センサ個数分のコンデンサと、必要チャンネル数の電圧増幅器700および必要チャンネル数の電圧記録計800で構成する。なお、コンデンサと電圧増幅器700は一体に製作しても良く、電圧記録計800はA/D変換器を介してパーソナルコンピュータに置き換えることもできる。
圧力センサに圧力が作用して圧電薄板に歪みが生じると、圧電薄板に接続する配線からは、圧電薄板に発生した電荷Qの時間微分に比例した電流i=dQ/dtが流れる。並列接続した静電容量Cが10nF〜1μFのコンデンサと電圧増幅器の入力抵抗Rを介することで、dQ/dtに比例する信号は積分されて、電圧増幅器700の入力抵抗部分の端子電圧は、電荷Qすなわち圧力の大きさに比例するようになる。圧力が微小である場合には圧電薄板に生じる電荷Qが小さいので、電圧増幅器700は50倍から1000倍の増幅率の電圧増幅器700を用いると好適である。
図7は、一の受圧板に対して複数の圧電薄板を平行に配置した圧力センサの概略構成を示す平面図(A)及び、図7(A)のC−C´断面図(B)である。同一平面上に2つ配置した二対の圧電薄板10A,10B及び弾性部材30と、この圧電薄板10A,10B及び弾性部材30の面と直交する一方の端面全体に接合された受圧板40と、圧電薄板10A,10B及び弾性部材30全体を収納する剛性部材のケース60から構成する。
受圧板40は剛性部材のケース60の開口部からわずかに突出し開口面と平行なる位置に配設し、二対の圧電薄板10A,10B及び弾性部材30のもう一方の端面全体を剛性部材のケース60の底面に固定する。次に、剛性部材のケース60の開口部の表面付近と圧電薄板10A,10B及び弾性部材30の周囲を開口部の表面付近で全周囲にわたってシール部材90でシールする。また、剛性部材のケース60の一部分に設けた配線穴から配線(81A、81B、82A、82B)を剛性部材のケース60外部に引き出して引き出し部分をシールする。
図7の圧力センサは、受圧板40に作用する圧力に比例する信号を、2つの圧電薄板10A,10Bの出力信号の和で測定する方式であるので、圧電薄板10Aの正極側の配線81Aと圧電薄板10Bの正極側の配線82Aを結線し、また、圧電薄板10Aの負極側の配線81Bと圧電薄板10Bの負極側の配線82Bを結線して2つの圧電薄板10A,10Bの出力信号の和を測定するようにする。結線する位置は剛性部材のケース60の外側であってもケース60の内側であっても良い。
図7のように構成した圧力センサは、受圧板40の表面積を大きくすることができる。なお、二対の一体化させた圧電薄板10A,10B及び弾性部材30の間隔は密接して配置しても間隔を開けて配置しても良い。また、同一な一体化させた圧電薄板10及び弾性部材30を3つ以上平面に並べて、全体を覆う形態に受圧板を接合した構成とすることもできる。
このように、複数の圧電薄板を配置すると、一方の弾性部材の変形により受圧板が傾くことが無く、圧電薄板の撓みを抑制できるので、感度良く圧力を検出することができる。
図8を参照して、受圧板の表面を曲面とした場合の圧力センサの概略を説明する。図8(A)は圧力センサの断面、(B)は使用状況を示している。前述の図7に示す圧力センサの受圧板40を、表面が曲面からなる受圧板41に置き換えた構成である。本発明では、従来のように圧電薄板の面に垂直方向から力を加えるものではないため、平板の受圧板の代わりに、表面が凸に盛り上がった形状の受圧板41を設けることもできる。そして、受圧板41の表面を曲面とすることにより、図8(B)に示す、これまで計測できなかった航空機の翼先端部や船舶の船首部のような曲面部位の圧力測定にも利用することができる。
図9は圧力センサを、5つ直線上に配置して一体化した分布型圧力センサの一実施例である。本発明の圧力センサは、受圧板の形状を矩形にして作製できるので、複数の圧力センサを高密度に並べて一体化させて、分布型の圧力センサを容易に構成することができる。例えば、図9のように剛性部材のケース5個を受圧板40の高さを揃え、一列に並べて一体化すれば、5つの連続配置された箇所の圧力分布を測定することができる。
従来の円形状の受圧板では、例えば、流体の分布圧力測定では、隙間に入り込む流体によって、乱流等を生じて正確な分布圧力を測定できない。一方、本発明は隙間無く密接に圧力センサを配置した分布型圧力センサとなるため、乱流等が生じず、正確な分布圧力の測定ができる。
図10に示す圧力センサを作製し、加わる力に応じた圧力を検出ができるか否か、錘を用いて検証を行った。両面にアルミ蒸着の電極膜20を有する80μmの厚さのポリフッ化ビニリデンから形成された圧電薄板10A,10Bを使用した。この圧電薄板10A,10Bをゴム硬度50、厚さ1mmのシリコンゴムからなる第1の柔軟な弾性部材30でそれぞれ挟持した。これを並列に配置し、その外側に約1mm厚のコルク板からなる第2の柔軟な弾性部材31を貼り合わせて用いた。圧電薄板10及び弾性部材30の長さLは18mm、幅B(紙面に垂直方向)は6mmである。受圧板40は厚さ0.5mmのアルミ板を用いた。受圧板40の表面積は6mm×6mmである。剛性部材のケース60はアルミ板を加工して製作した。このようにして、同寸法の2つの圧力センサを作成し検証を行った。
この圧力センサの受圧板の上に、種々の錘を載せて電圧信号を検出した。圧力測定装置には、静電容量Cが200nFのコンデンサを使用し、電圧増幅器には入力抵抗が10MΩまたはそれ以上のシグナルコンデイショナCDV−700A(共和電業)を使用した。また、電圧記録計にはオムニエースRA1300(NEC三栄)を用いた。電圧増幅器の増幅率は80倍である。
その結果を図11に示す。図からわかるように、いずれの圧力センサにおいても錘の荷重と出力電圧は比例関係にあることがわかる。したがって、加わる荷重に応じた変動圧力を正確に検出できることが確認できる。そして、5gの軽い錘についても検出できていることから、1.3kPa(0.13g/mm)程度の微小圧力の検出ができ、感度が良いことも確認できる。
次に図12に示す圧力センサを作成し、水槽を用いて水の変動圧力を測定した。両面にアルミ蒸着の電極膜20を有する80μmの厚さのポリフッ化ビニリデンから形成された圧電薄板を使用した。柔軟な弾性部材には,ゴム硬度50,厚さ1mmのシリコンゴムからなる第1の柔軟な弾性部材30を貼り合わせ、その外側に1.3mm厚さのコルク板からなる第2の柔軟な弾性部材31を貼り合わせて用いた。圧電薄板10、第1の弾性部材30及び第2の弾性部材31の長さLは7mm、幅B(紙面に垂直方向)は10mmとした。受圧板43は厚さ0.5mmのアルミ板を用い表面積は5mm×10mmとした。
図13は、波の変動圧力の測定に使用した装置を示すもので、長さ50cm、幅30cmの水槽の側壁と底面の境界部分に上記圧力センサ500を設置し、深さ約5cmまで水を入れて、水槽を揺らした実験を説明する図である。
圧力測定装置には、静電容量Cが100nFのコンデンサ600を使用し、電圧増幅器700には入力抵抗が10MΩまたはそれ以上のシグナルコンデイショナCDV−700A(共和電業)を使用した。また、電圧記録計800にはオムニエースRA1300(NEC三栄)を用いた。電圧増幅器の増幅率は200倍である。
波がセンサに当たるように4回ゆっくり揺らした後に最後に大きく1回揺らしたときの波形の一例を、横軸に時間を、縦軸に電圧記録計の測定電圧をとって図14に示す。図には、最後に激しく当たった時の波形(図14(A)の波線で囲った部分)の拡大図も示している。図14より、小さなピークが4つ、そして大きなピークが1つ検出できており、波が当たった時の圧力波形を測定できることがわかる。
例えば、タンカーでは波等に起因してスロッシングが起こるが、スロッシングにより原油漏れが生じないよう、原油室壁面に圧力センサを設置してスロッシングを検知し、原油を安全に運搬できるように制御している。本発明では、上述のように壁面に当たる波を高感度に測定できるので、船舶等、間断なく圧力変動が伴う箇所での使用にも適している。
次に、図10に示す圧力センサとほぼ同様な構成のセンサを試作して行った実験について説明する。圧力センサの構成は第2の柔軟な弾性部材31の厚さを0.65mmとし、長さLが20mm、幅B(紙面に垂直方向)が8mm、厚さは7mmである。受圧板40の表面積は8mm×7mmである。
実験は図13に示す装置を用い、実施例2と同様の方法で行った。圧力測定装置には、静電容量Cが200nFのコンデンサを使用し、電圧増幅器と電圧記録計は実施例1と同じものを用いた。電圧増幅器の増幅率は80倍とした。
図15(A)に横軸に時間を、縦軸に電圧記録計の測定電圧をとって実験結果の一例を示す。図では正圧力を負側にとって示してある。図15(A)より、小さなピークが4つ、そして大きなピークを1つ検出しており波が当たった時の圧力波形が測定できることがわかる。
また、図15(B)に小さい波が当たったときの波形(図15(A)の波線で囲った部分)の拡大図を示す。図15(B)では、小さな波のピークに内在する更に小さな複数のピークをも検出していることから、微小な変動圧力でも感度良く検出できることを実証できた。
本発明の圧力センサの概略構成を示す平面図及び断面図である。 本発明の圧力センサの主要部の概略構成を示す斜視図である。 本発明の圧力センサの変形状態を説明する断面図である。 本発明の圧力センサの変形状態を説明する断面図である。 本発明の圧力センサの出力信号について説明する分解斜視図である。 本発明の圧力センサを用いた圧力測定装置の構成を説明する回路図である。 本発明の他の形態の圧力センサの概略構成を示す平面図及び断面図である。 本発明の他の形態の圧力センサの概略構成を示す平面図及び断面図である。 本発明の分布型圧力センサの一実施例を説明する斜視図である。 本発明の実施例に用いた圧力センサの概略構成を示す断面図である 本発明の圧力センサの測定結果を示すグラフである。 本発明の実施例に用いた圧力センサの概略構成を示す断面図である 本発明の実施例に用いた装置を示す断面図である。 本発明の圧力センサによる変動水圧の測定結果を示すグラフである。 本発明の圧力センサによる変動水圧の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
10 圧電薄板
10A 圧電薄板
10B 圧電薄板
20 電極膜
30,31 弾性部材
40,41 受圧板
60 ケース
80A,80B 配線
81A,81B 配線
82A,82B 配線
90 シール部材
700 電圧増幅器
800 電圧記録計

Claims (12)

  1. 圧電材料からなる圧電薄板と、
    前記圧電薄板の端面に配置し、前記圧電薄板の端面の断面積よりも大きな面積を有する受圧板とを備え、
    前記受圧板で受けた圧力を前記圧電薄板の端面に垂直に加えて微小圧力を検出することを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記圧電薄板を挟持する弾性部材を設け、前記弾性部材の弾性率を前記圧電薄板の弾性率よりも小さくし、前記受圧板で受けた力を前記圧電薄板に集中させて加えることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記弾性部材の弾性率は前記圧電薄板の弾性率の1/100〜1/2000であることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記弾性部材は、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム、スポンジゴム、スポンジ、発泡ゴム、又はコルクから選択されることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  5. 前記圧電薄板は圧電材料を延伸して形成されてなり、前記圧電薄板の延伸方向の端面に前記受圧板を配置したことを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  6. 前記圧電薄板はポリフッ化ビニリデン或いはシアン化ビニリデンからなる高分子圧電材料から形成されたことを特徴とする請求項5に記載の圧力センサ。
  7. 前記受圧板の面積を前記圧電薄板の端面の面積の20倍以上としたことを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  8. 前記圧電薄板を複数枚平行に配置したことを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  9. 前記圧電薄板及び前記弾性部材を1面に開口面を有する函体で覆い、前記受圧板を前記開口面に向けたことを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  10. 前記受圧板が矩形状であることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  11. 前記受圧板の表面が曲面からなることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  12. 請求項10に記載の圧力センサを複数用い、前記受圧板の表面を揃えて直線状或いは二次元状に隣接して配置したことを特徴とする分布型圧力センサ。
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