JP2009024679A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気系に添加剤を添加する添加弁の詰まりを抑制することができる内燃機関の排気装置を提供する。
【解決手段】外管33と該外管33の内部に配置された内管34とを有し該内管34内部を内燃機関からの排気ガスが通過可能であると共に、該排気ガスを浄化する触媒コンバータを有する二重管構造の排気通路3と、触媒コンバータの浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁6と、排気ガスの排気方向に対して触媒コンバータより上流側の排気通路に設けられ、単管構造の取付管71を介して添加弁6を排気通路3に取り付け可能とする取付手段7とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1−1

Description

本発明は、内燃機関の排気装置に関し、特に、二重管構造の排気通路において触媒より上流に添加弁が設けられる内燃機関の排気装置に関するものである。
一般的に内燃機関は、排気通路内に設置される触媒コンバータにより燃焼室から排出される排気ガスを浄化するようにしている。例えば、冷間運転、始動運転、低速低負荷運転等のように、燃焼室の温度および排気温度が低くなる運転条件では、排気ガス中における粒子状物質(PM:Particulate Matter)や窒素酸化物(NOx)の混入量が多くなりやすいうえ、触媒コンバータの触媒床温度が低く浄化能力が不十分となることがある。このようなことから、触媒コンバータのNOx吸収量が飽和したときにNOxを積極的に還元させて触媒コンバータを回復させることが望まれている。
このため、例えば、NOx吸収剤を用いる触媒コンバータを有するディーゼルエンジンにおいて、排気通路において前記触媒コンバータより上流に、必要に応じてNOx還元剤(軽油)を添加することにより、燃料を熱分解させることで炭化水素を発生させ、この炭化水素を還元剤として触媒コンバータにおけるNOx吸収剤に吸収されたNOxの還元を促進させるようにしているものがある。また、PM除去が可能なパティキュレートフィルタ等の触媒コンバータを有するディーゼルエンジンにおいて、排気通路において前記触媒コンバータより上流に、必要に応じて燃料(軽油)を添加することにより、この燃料を熱分解させることで炭化水素を発生させ、この炭化水素を触媒コンバータで反応させることで、触媒コンバータの触媒床温度を昇温させるようにしているものもある。
なお、このような触媒コンバータの浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁に関する技術として下記の特許文献1、特許文献2が開示されている。
一方、近年、内燃機関の排気通路を構成する排気マニホールドなどの排気管は、排気ガス規制、高耐熱性、軽量化等の要求から、例えば、ステンレス(SUS)製の二重管構造を採用した排気管が主流となりつつある。すなわち、内燃機関からの排気ガスが通過する排気管を外管と該外管の内部に配置された内管とによる二重管構造とすることで、排気ガスは内管内部を通過することとなり、この結果、外管と内管との間の中間層により断熱が促進され排気ガスの保温性が向上し、この結果、例えば、触媒コンバータの暖機性を高めることが可能となる。
特開2005−83196号公報 特開2006−90259号公報
ところで、上記のような特許文献1又は特許文献2に記載されたような媒コンバータの浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁と、二重管構造の排気管とを組み合わせた場合、添加弁への入熱量が増加し過度に温度上昇するおそれがあり、このため、添加弁のノズル部の先端に残留添加剤(残留軽油)が固化し添加弁が詰まってしまうおそれがある。すなわち、添加弁を二重管構造の排気管に取り付ける場合、排気管が二重であるがために排気管における添加弁の取付部分にて上記のように断熱が促進されると共に、この取付部分が外管と内管とに接触していることから、結果的に添加弁への入熱量が増加し、この結果、添加弁のノズル部の先端が高温となり、残留添加剤が固化・ガム化し、添加弁のノズル部の先端がこの固化・ガム化した残留添加剤により詰まってしまうおそれがあった。
そこで本発明は、排気系に添加剤を添加する添加弁の詰まりを抑制することができる内燃機関の排気装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による内燃機関の排気装置は、外管と該外管の内部に配置された内管とを有し該内管内部を内燃機関からの排気ガスが通過可能であると共に、該排気ガスを浄化する触媒コンバータを有する二重管構造の排気通路と、前記触媒コンバータの浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁と、前記排気ガスの排気方向に対して前記触媒コンバータより上流側の前記排気通路に設けられ、単管構造の取付管を介して前記添加弁を前記排気通路に取り付け可能とする取付手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明による内燃機関の排気装置では、前記取付手段は、前記排気通路のうち前記内燃機関の複数の排気ポートに接続される排気マニホールドに設けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明による内燃機関の排気装置では、前記排気通路及び前記取付手段は、ステンレス鋼板材により構成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明による内燃機関の排気装置では、前記取付手段は、前記取付管に接続される取付フランジと、前記取付フランジに接続され前記添加弁を保持する取付ハウジングとを有することを特徴とする。
本発明に係る内燃機関の排気装置によれば、単管構造の取付管を介して添加弁を二重管構造の排気通路に取り付け可能とする取付手段を設けたので、排気系に添加剤を添加する添加弁の詰まりを抑制することができる。
以下に、本発明に係る内燃機関の排気装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1−1は、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が備える添加弁取付部の要部断面図(図4に示すA−A断面図)、図1−2は、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が備える添加弁取付部の図1−1に示すB−B要部断面図、図2は、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が排気マニホールドの平面図、図3は、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が排気マニホールドのヘッド側フランジから見た正面図、図4は、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が備える添加弁取付部の取付フランジの正面図、図5は、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が適用されたエンジンを示す概略構成図である。
図5に示すように、排気装置1は、排気ガスを浄化する触媒コンバータ4を有する二重管構造の排気通路3と、触媒コンバータ4の浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁6とを備える。本実施例では本発明に係る内燃機関の排気装置1を内燃機関としてのエンジン100に適用して説明する。このエンジン100は、乗用車、トラックなどの車両に搭載されるディーゼルエンジン100(以下、特に断りのない限り「エンジン100」と略記する。)である。
エンジン100は、直列四気筒型ディーゼルエンジンとされており、基本的には、吸気系から供給される空気と燃料供給系から供給される燃料とを適宜の空燃比で混合してなる混合気を燃焼室102に噴射して燃焼させた後、燃焼室102内の排気ガスを排気系から大気放出させるようになっている。
エンジン100の吸気系は、シリンダヘッド101の複数の吸気ポート103に接続される吸気マニホールド121に吸気管122を接続してなる吸気通路に、吸気方向の上流側から順にエアクリーナ123、エアフローメータ124、スロットルバルブ125を配置した構成である。エアフローメータ124は、エアクリーナ123を介して吸気管122に流入する空気量に応じた電気信号を出力する。
エンジン100の燃料供給系は、燃料供給路131に、燃料供給方向の上流側から順に燃料タンク132、サプライポンプ133、コモンレール134、複数のインジェクタ135・・・を配置した構成である。燃料タンク132内の燃料は、サプライポンプ133により吸い出されてコモンレール134に供給され、コモンレール134からインジェクタ135・・・を経て燃焼室102に噴射される。サプライポンプ133は、エンジン100の図示しないクランクシャフトによって駆動される。
エンジン100の排気系は、シリンダヘッド101の複数の排気ポート2に接続される排気マニホールド31に排気管32を接続して構成される排気通路3からなる。この排気通路3には、触媒コンバータ4が設けられている。この触媒コンバータ4については、後述で詳細に説明する。
また、このエンジン100は、さらに、ターボチャージャ104、インタークーラ105、排気再循環装置としてのEGR装置106を備えている。
ターボチャージャ104は、排気ガスを利用して吸入空気を昇圧するものであり、コンプレッサ104aとタービン104bを備えている。コンプレッサ104aは、吸気管122におけるエアフローメータ124の下流に配置されており、タービン104bは、排気マニホールド31の集合部と排気管32との間に配置されている。
インタークーラ105は、ターボチャージャ104で昇圧した吸入空気を冷却するものであり、ターボチャージャ104のコンプレッサ104aとスロットルバルブ125との間に配置されている。
EGR装置106は、排気の一部(EGRガス)を吸気系に戻して燃焼室102へ再度供給することによりNOxを低減させるものであり、EGR通路106aに、その上流からEGR触媒コンバータ106b、EGRクーラ106c、EGRバルブ106dを配置した構成である。
EGR通路106aは、排気系から吸気系へ燃焼室102をバイパスして連接するバイパス通路からなる。EGR触媒コンバータ106bは、EGR通路106aに流入した排気ガスに含まれる未燃焼ガスを除去してEGRクーラ106cの詰まりを防止するものである。EGRクーラ106cは、例えばEGRガスとエンジン100の冷却液との間で熱交換を行うことによりEGRガスの温度を下げる熱交換器からなる。EGRバルブ106dは、EGR通路106a内を排気系側から吸気系側に流れる排気ガスの量を制御するものである。
触媒コンバータ4は、排気通路3を構成する排気管32の間に介装されており、この実施例では、いわゆるDPNR(Diesel Particulate−NOx Reduction System)が用いられている。このDPNRからなる触媒コンバータ4は、排気ガス中の粒子状物質(PM:Particulate Matter)や窒素酸化物(NOx)を共に低減するものであり、ケース4a内にハニカム構造体4bを収納配置した構成である。
ケース4aは、その中間部分が円筒形状とされていて、その一端部分と他端部分がそれぞれ端縁へ向けて漸次縮径するテーパ形状とされている。このケース4aの中間部分にハニカム構造体4bが配置されている。ハニカム構造体4bは、詳細に図示していないが、例えば多孔質セラミック基材にNOx吸蔵還元型の三元触媒を担持させた構成であり、原理的には、PMやNOxを含む排気ガスが流入すると、PMが多孔質セラミック基材の微細孔に捕捉され、NOxが多孔質セラミック基材の微細孔を通る際に吸蔵され、NやCOを排出するようになっている。
通常、触媒コンバータ4の触媒床は、排気ガスの空燃比(以下、排気空燃比と称す)が理論空燃比よりもリーンのときはNOxを吸収し、排気空燃比が理論空燃比あるいはそれよりもリッチになって流入排気ガス中の酸素濃度が低下するときに吸収したNOxをNO又はNOとして放出する。そして、触媒コンバータ4の触媒床から放出されたNOx(NO又はNO)は直ちに排気ガス中の未燃HCやCOと反応してNに還元される。
このエンジン100は、マイクロコンピュータを中心として構成される電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit、以下、特に断りのない限り「ECU5」と略記する。)5により運転状態に応じて各部の駆動が制御されている。ECU5は、中央処理制御装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等から構成されている。
ここで、エンジン100の排気装置1が備える排気通路3は、上述したように二重管構造により構成され、この二重管構造の排気通路3に触媒コンバータ4の浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁6が設けられている。
具体的には、排気通路3の排気マニホールド31は、図1−1乃至図3に示すように、外管33と内管34とを含んで構成されている。すなわち、排気マニホールド31は、内管34が外管33の内部に配置されることで二重管構造をなし、エンジン100からの排気ガスは、この内管34の内部を通過可能である。なお、この排気装置1は、排気通路3の排気管32も排気マニホールド31と同様に二重管構造をなしているが、ここではその詳細な説明は省略する。
排気マニホールド31の外管33及び内管34は、熱伝導性が比較的低く、したがって断熱性に優れるステンレス鋼板材により形成される。そして、この外管33と内管34とによる二重管構造の排気マニホールド31は、ヘッド側フランジ35と、排気管側フランジ36と、集合前パイプ部37と、排出パイプ部38とを備える。
集合前パイプ部37は、一端側でヘッド側フランジ35に開口を有するようにエンジン100の各燃焼室102(各気筒)の排気ポート2に対応して4つ設けられる。4つの集合前パイプ部37は、他端側で集合し排出パイプ部38の一端側に連通する。排出パイプ部38は、他端側で排気管側フランジ36に開口を有するように1つ設けられる。そして、この排気マニホールド31は、ヘッド側フランジ35を介してシリンダヘッド101に取り付けられ各集合前パイプ部37内側の通路が各排気ポート2に連通する一方、排気管側フランジ36に排気管32が接続され排出パイプ部38内側の通路が排気管32内側の通路に連通する。したがって、各燃焼室102から排気される排気ガスは、各気筒の排気ポート2を通って排気マニホールド31の各集合前パイプ部37に排出され内管34内で集合し、排出パイプ部38を通って排気管32に排出される。
なお、この排気マニホールド31は、図1−1、図1−2に示すように、内管34の肉厚が外管33の肉厚よりも薄く設定されている。このため、この排気マニホールド31は、相対的に肉厚が厚い外管33にて適正な強度を確保することができると共に、相対的に肉厚が薄い内管34にて熱容量を小さくし、エンジン始動時において下流側に設けられる触媒コンバータ4の温度を早期に上昇させることができる。
そして、本実施例の添加弁6は、排気通路3のうち排気マニホールド31に設けられている。この添加弁6は、エンジン100の排気系に添加剤(例えばディーゼルエンジン用燃料である軽油)を供給することにより、触媒コンバータ4の浄化能力を回復させるものである。添加弁6は、図1−1乃至図4に示すように、取付手段としての添加弁取付部7を介して排気マニホールド31に取り付けられる。この添加弁取付部7は、排気ガスの排気方向に対して触媒コンバータ4より上流側の排気マニホールド31に設けられ、添加弁6を排気マニホールド31に取り付け可能とするものである。添加弁取付部7は、上述した排気マニホールド31と同様に、熱伝導性が比較的低く、したがって断熱性に優れるステンレス鋼板材により構成される。
そして、添加弁6は、この添加弁取付部7を介して排気マニホールド31の集合部分へ向けて添加剤を供給するように排気マニホールド31に取り付けられる。なお、この添加弁取付部7及び添加弁6は、排気マニホールド31の4つの集合前パイプ部37のうち図2中の左端に位置する集合前パイプ部37に配置されている一方、4つの集合前パイプ部37のうち図2中の右端に位置する集合前パイプ部37に上述したEGR装置106(図5参照)のEGR通路106aが設けられている。つまり、添加弁6は、EGR装置106において、排気通路3内の排気ガスを再循環させるEGR通路106aから最も離れた位置に配置される。また、添加弁6は、添加剤供給路8を介してサプライポンプ133(図5参照)に接続され、低圧用のインジェクタが用いられる。なお、この添加弁6、添加剤供給路8、サプライポンプ133、ECU5は、添加剤供給装置を構成しており、この添加剤供給装置による添加剤の供給タイミングや供給量は、ECU5により制御される。
ここで、通常、ディーゼルエンジンの場合、ストイキ(理論空燃比)よりもリーン域で燃焼を行うので、排気ガス中のNOxは触媒コンバータ4の触媒床に吸収され、触媒コンバータ4からのNOx排出量は極めて少なくなる。しかしながら、エンジン100の運転時間の累積に伴い、触媒コンバータ4によるNOx吸収能力が飽和する。そこで、ECU5は、エンジン100の運転累積時間や運転状態の履歴情報に基づいて触媒コンバータ4が吸収していたNOx量を推定し、その推定NOx量が予め設定しておいた所定値(触媒コンバータ4のNOx吸収能力が飽和する前の適宜値)を越えたときに、排気ガス中に添加弁6から所定時間だけ所定量の添加剤を噴射させるようにする。この添加弁6から噴射される添加剤としての燃料(軽油)は、排気ポート2から排出される排気ガスとともに排気マニホールド31の集合部へ向かい、ターボチャージャ104のタービン104bによってさらに霧状とされる。この霧状の燃料は、触媒コンバータ4の上流にて高温の排気ガス中で熱分解されて、多量の炭化水素を生成するとともに、排気ガス中の酸素濃度を低下させるので、触媒コンバータ4に吸収されていたNOxを放出させ、Nに還元する。これにより、触媒コンバータ4の浄化能力が回復することになる。
なお、ECU5は、図示していないアクセル開度センサの出力信号(スロットルバルブ125の開度に比例した出力電圧)に基づいてエンジン100の負荷を演算し、また、図示していないクランク角センサ(クランクシャフトが一定角度回転する毎にパルスを出力するもの)からの出力パルスに基づいてエンジン100の回転数を演算し、これら負荷と回転数によってエンジン100の運転状態を判別する。
具体的には、排気管32において触媒コンバータ4の上流側には、図5に示すように、排気温センサ5aが設けられており、この排気温センサ5aは、触媒コンバータ4に流入する排気ガスの温度に対応した電気信号をECU5に出力する。ECU5は、排気温センサ5aからの出力に基づき、触媒コンバータ4の上流の雰囲気温度を認識し、触媒コンバータ4の触媒床温度を推定することにより、触媒コンバータ4が所期の浄化能力を発揮するか否かを判断する。
一般的に、エンジン100の冷間運転、始動運転あるいは低速低負荷運転等のように、燃焼室102の温度および排気温度が低い運転条件になると、触媒コンバータ4の触媒床温度およびその上流の雰囲気温度は低くなるので、触媒コンバータ4の浄化能力が低下する傾向となる。ここで、ECU5は、排気温センサ5aの出力に基づき、触媒コンバータ4の触媒床温度が所定の基準値よりも低いと判断すると、添加弁6を動作させることにより添加剤供給路8を通じて供給されるサプライポンプ133内の高圧燃料を排気マニホールド31内に噴射させる。この添加弁6から噴射される添加剤としての燃料は、排気ポート2から排出される排気ガスとともに排気マニホールド31の集合部へ向かい、ターボチャージャ104のタービン104bによってさらに霧状とされる。この霧状の燃料は、触媒コンバータ4の上流にて高温の排気ガス中で熱分解されて、多量の炭化水素を生成するので、この炭化水素が触媒コンバータ4内で反応され、その反応熱で触媒コンバータ4が昇温されるようになる。これにより、触媒コンバータ4の浄化能力が向上することになる。
このとき、添加弁6は、上述したように、排気マニホールド31にて、排気マニホールド31内の排気ガスを再循環させるEGR通路106aから最も離れた位置に配置されることから、添加弁6から添加された添加剤がEGR装置106(図5参照)によってエンジン100の吸気系へ回り込むことを抑制または防止できるので、添加剤を触媒コンバータ4の浄化能力回復に有効利用できるようになる。また、添加弁6は、ターボチャージャ104のタービン104bよりも上流に配置されることから、排気通路3に添加された添加剤が、ターボチャージャ104(図5参照)のタービン104b(図5参照)による攪拌作用などによって霧状にされやすくなり微粒化が促進される。
そして、エンジン100からの排気ガスが通過する排気通路3を二重管構造とすることで、排気ガスは内管34内部を通過することとなり、この結果、外管33と内管34との間の中間層が断熱層として作用することで断熱が促進され排気ガスの保温性が向上し、この結果、触媒コンバータ4の暖機性をさらに高めることができる。
ところで、上述したような触媒コンバータ4の浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁6と、二重管構造の排気マニホールド31とを組み合わせた場合、添加弁6への入熱量が増加し過度に温度上昇するおそれがあり、このため、この添加弁6のノズル部6aの先端に残留添加剤(残留軽油)が固化し添加弁6が詰まってしまうおそれがある。すなわち、添加弁6を二重管構造の排気マニホールド31に取り付ける場合、排気マニホールド31が二重であるがために排気マニホールド31における添加弁6の添加弁取付部7にて上記のように断熱が促進されると共に、この添加弁取付部7が外管33と内管34とに接触することで、結果的に添加弁6への入熱量が増加し、この結果、添加弁6のノズル部6aの先端が高温となり、残留添加剤が固化・ガム化し、添加弁6のノズル部6aの先端がこの固化・ガム化した残留添加剤により詰まってしまうおそれがある。
そこで、本実施例のエンジン100の排気装置1は、図1−1、図1−2に示すように、単管構造の取付管71を介して添加弁6を二重管構造の排気通路3の排気マニホールド31に取り付け可能とする取付手段としての添加弁取付部7を設けることで、排気系に添加剤を添加する添加弁6の詰まりを抑制している。つまり、二重管構造の排気マニホールド31に対する添加弁6の取り付け部分を単管構造とすることで、添加弁6への入熱量を少なくし、ノズル部6aの先端温度が過度に上がらないようにし昇温を抑制することで、添加弁6の詰まりを抑制している。
具体的には、添加弁取付部7は、図1−1、図1−2、図4に示すように、取付管71と、取付フランジ72と、取付ハウジング73とを備える。取付管71は、単管構造をなし、排気マニホールド31の4つの集合前パイプ部37のうち図2中の左端に位置する集合前パイプ部37から側方に突出するように設けられる。この取付管71は、両端面が開口している。そして、取付管71は、一端側が内管34に接続されると共に内管34内部に開口する一方、他端側に取付フランジ72に接続される。取付フランジ72は、取付管71の他端が接続される部位に開口72aが設けられている。取付ハウジング73は、取付フランジ72にボルト等により締結されることで、フランジ結合により接続される。取付ハウジング73は、凹部に添加弁6のノズル部6aが挿入されることで、この添加弁6を保持するホルダとして機能するものである。したがって、添加弁取付部7は、単管構造の取付管71を介して添加弁6を排気通路3の排気マニホールド31に取り付け可能とする。添加弁6は、ノズル部6aの先端が取付フランジ72の開口72a及び取付管71側を向くように、取付ハウジング73により支持される。なお、取付フランジ72と取付ハウジング73とのフランジ結合部には、排気マニホールド31から添加弁6への熱伝導を軽減するための断熱用のガスケット9を介在させている。また、取付ハウジング73は、添加弁6のノズル部6aの外方を囲うように円弧状の空洞としてジャケット部10が形成されている。このジャケット部10は、不図示の冷却水供給通路を介してエンジン冷却水が供給されることで、添加弁6のノズル部6aを冷却するものである。
上記のように構成されるエンジン100の排気装置1では、添加弁6のノズル部6aから噴射される添加剤は、取付フランジ72の開口72a及び取付管71を通って排気マニホールド31の内管34内に供給される。このとき、添加弁6が単管構造の取付管71を介して二重管構造の排気マニホールド31に取り付けられることから、例えば、取付フランジ72が排気マニホールド31の二重管(外管33及び内管34)の両方に接触して設けられる場合と比較して、取付フランジ72と取付管71との接触面積が小さくなることで伝熱面積が抑制される。そして、取付フランジ72と取付管71との伝熱面積(接触面積)が抑制されることで、排気マニホールド31、取付管71、取付フランジ72及び取付ハウジング73を介した添加弁6への入熱量や取付フランジ72から添加弁6のノズル部6aへの入熱量が抑制され、添加弁6に排気熱が伝わることが抑制される。さらに、二重管構造で構成することで断熱が促進されている排気マニホールド31において、この添加弁取付部7の取付管71が単管構造で構成されることから、この取付管71にて、部分的に断熱の促進が抑制される。この結果、添加弁6の温度上昇を抑制することができるので、添加弁6のノズル部6aの先端が高温になることによる残留軽油のガム化し、固着することを抑制することができる。
以上で説明した本発明の実施例に係るエンジン100の排気装置1によれば、外管33と外管33の内部に配置された内管34とを有しこの内管34内部をエンジン100からの排気ガスが通過可能であると共に、この排気ガスを浄化する触媒コンバータ4を有する二重管構造の排気通路3と、触媒コンバータ4の浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁6と、排気ガスの排気方向に対して触媒コンバータ4より上流側の排気通路3に設けられ、単管構造の取付管71を介して添加弁6を排気通路3の排気マニホールド31に取り付け可能とする添加弁取付部7とを備える。
したがって、添加弁取付部7により単管構造の取付管71を介して添加弁6を二重管構造の排気通路3の排気マニホールド31に取り付けることから、取付フランジ72と取付管71との伝熱面積(接触面積)が抑制されることで、添加弁6への入熱量が抑制され、添加弁6に排気熱が伝わることが抑制されると共に、この取付管71にて、部分的に断熱の促進が抑制される。この結果、添加弁6の温度上昇を抑制することができるので、添加弁6のノズル部6aの先端が高温になることによる残留軽油のガム化し、固着することを抑制することができ、よって、排気系に添加剤を添加する添加弁6の詰まりを抑制することができる。
さらに、以上で説明した本発明の実施例に係るエンジン100の排気装置1によれば、添加弁取付部7は、排気通路3のうちエンジン100の複数の排気ポート2に接続される排気マニホールド31に設けられる。したがって、添加弁6が排気マニホールド31に設けられることから、添加弁6から排気通路3の排気マニホールド31に添加される添加剤が触媒コンバータ4に到達するまでに排気ガスにさらされている期間が相対的に長くなるので、この添加剤の微粒化を促進することができる。また、添加弁6は、ターボチャージャ104のタービン104bよりも上流に配置されることから、排気通路3に添加された添加剤が、ターボチャージャ104(図5参照)のタービン104b(図5参照)による攪拌作用などによって霧状にされやすくなり微粒化が促進されるので、触媒コンバータ4に対する浄化能力回復作用が向上することができる。
さらに、以上で説明した本発明の実施例に係るエンジン100の排気装置1によれば、排気通路3及び添加弁取付部7は、ステンレス鋼板材により構成される。したがって、排気通路3及び添加弁取付部7の熱伝導性が比較的低く、したがって断熱性に優れるステンレス鋼板材により形成されることから、添加弁6のノズル部6aの先端の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
さらに、以上で説明した本発明の実施例に係るエンジン100の排気装置1によれば、添加弁取付部7は、取付管71に接続される取付フランジ72と、取付フランジ72に接続され添加弁6を保持する取付ハウジング73とを有する。したがって、添加弁6を取付ハウジング73を介して取付フランジ72に支持することができる。そして、取付フランジ72と取付ハウジング73とが別体に構成されていることから、取付フランジ72から取付ハウジング73への伝熱が抑制されるので、結果的に添加弁6への入熱量も抑制することができる。
なお、上述した本発明の実施例に係る排気装置1は、上述した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。以上の説明では、排気装置1を直列四気筒型ディーゼルエンジン100に適用した場合で説明したが、これに限らず、種々の内燃機関に適用することができる。
また、以上の説明では、添加弁6は、排気通路3のうち排気マニホールド31に設けられるものとして説明したが、添加弁6は、排気管32のタービン104bより下流側、触媒コンバータ4より上流側に設けてもよい。この場合、タービン104bなどに添加剤が付着することを防止することができ、この結果、デポジットなどを抑制することができる。また、以上の説明では、添加剤は、炭化水素(HC)成分を含むものが好ましく、例えば対象となるエンジン100で使用する種類の燃料(軽油、ガソリン等)あるいはその他の異種の燃料等、さらには灯油等とすることができる。
さらに、以上の説明では、触媒コンバータ4としていわゆるDPNRを用いるものとして説明したが、触媒コンバータ4としては、NOx吸収剤を使用するタイプや、NOx浄化だけでなく、排気ガス中における粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕捉するタイプがある。触媒コンバータ4は、例えば、DPF(Diesel Particulate Filter)、NOx吸蔵還元触媒、酸化触媒等とすることも可能である。触媒コンバータ4をDPFとする場合、添加剤の添加により、上記作用に加えて、触媒コンバータ4上流の排気ガス中で添加剤が熱分解されて多量の炭化水素が生成されるので、この炭化水素が触媒コンバータ4内で反応して、その反応熱で触媒コンバータ4が昇温するようになる。これにより、触媒コンバータ4内に既に捕捉されているPMが焼却されることになって、触媒コンバータ4の浄化能力が回復するようになる。さらに、触媒コンバータとして2種以上の触媒コンバータを併用してもよい。また、触媒コンバータ4は、内燃機関を希薄燃焼型ガソリンエンジンとする場合には触媒コンバータ4として三元触媒コンバータとすることも可能である。
また、以上の説明では、ターボチャージャ104およびEGR装置106を備えるものとして説明したが、いずれか一方または両方を備えない構成であっても本発明を適用できる。
以上のように、本発明に係る内燃機関の排気装置は、排気系に添加剤を添加する添加弁の詰まりを抑制するものであり、二重管構造の排気通路において触媒より上流に添加弁が設けられる種々の内燃機関の排気装置に適用して好適である。
本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が備える添加弁取付部の要部断面図(図4に示すA−A断面図)である。 、本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が備える添加弁取付部の図1−1に示すB−B要部断面図である。 本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が排気マニホールドの平面図である。 本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が排気マニホールドのヘッド側フランジから見た正面図である。 本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が備える添加弁取付部の取付フランジの正面図である。 本発明の実施例に係る内燃機関の排気装置が適用されたエンジンを示す概略構成図である。
符号の説明
1 排気装置
2 排気ポート
3 排気通路
4 触媒コンバータ
5 ECU
6 添加弁
6a ノズル部
7 添加弁取付部(取付手段)
31 排気マニホールド
32 排気管
33 外管
34 内管
35 ヘッド側フランジ
36 排気管側フランジ
37 集合前パイプ部
38 排出パイプ部
71 取付管
72 取付フランジ
73 取付ハウジング
100 エンジン(内燃機関)
102 燃焼室
103 吸気ポート
104 ターボチャージャ
106 EGR装置

Claims (4)

  1. 外管と該外管の内部に配置された内管とを有し該内管内部を内燃機関からの排気ガスが通過可能であると共に、該排気ガスを浄化する触媒コンバータを有する二重管構造の排気通路と、
    前記触媒コンバータの浄化能力を回復させるための添加剤を添加する添加弁と、
    前記排気ガスの排気方向に対して前記触媒コンバータより上流側の前記排気通路に設けられ、単管構造の取付管を介して前記添加弁を前記排気通路に取り付け可能とする取付手段とを備えることを特徴とする、
    内燃機関の排気装置。
  2. 前記取付手段は、前記排気通路のうち前記内燃機関の複数の排気ポートに接続される排気マニホールドに設けられることを特徴とする、
    請求項1に記載の内燃機関の排気装置。
  3. 前記排気通路及び前記取付手段は、ステンレス鋼板材により構成されることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項2に記載の内燃機関の排気装置。
  4. 前記取付手段は、前記取付管に接続される取付フランジと、前記取付フランジに接続され前記添加弁を保持する取付ハウジングとを有することを特徴とする、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に内燃機関の排気装置。
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