JP2009020939A - 光ピックアップ - Google Patents

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JP2009020939A JP2007181666A JP2007181666A JP2009020939A JP 2009020939 A JP2009020939 A JP 2009020939A JP 2007181666 A JP2007181666 A JP 2007181666A JP 2007181666 A JP2007181666 A JP 2007181666A JP 2009020939 A JP2009020939 A JP 2009020939A
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Yukihiro Ando
征洋 安藤
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Abstract

【課題】 スライドベースをガイドシャフトに沿って円滑にシークさせること。
【解決手段】 対物レンズ付きアクチュエータを搭載したスライドベース2の一側縁に軸
受部2aが一体突設され、該軸受部2aの軸孔内に円筒状メタル3が嵌入され、そのメタ
ル3を介して軸受部2aがガイドシャフト4にスライド可能に嵌合され、そのガイドシャ
フト4の外周面にグリースが塗布されており、ガイドシャフト4に沿ってスライドベース
2をシークさせ、対物レンズからディスクにレーザ光を投射し、その反射光を対物レンズ
を介して受光し、その受光信号に基づいてディスクに記録されている情報を読み取るよう
にした光ピックアップにおいて、前記メタル3の内周面に、周方向所定間隔をおいて複数
の油溝16が該メタル3の全長にわたって凹設され、メタル3の突出端部3aの外周面が
外方に向かって所定の傾斜角度で先すぼまりテーパ状に形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えばDVDレコーダ、DVDプレーヤ、BD、CDなどのディスク装置に
使用される光ピックアップに関し、特に、スライドベースをガイドシャフトに沿って円滑
にシークさせることができるようにしたものである。
従来、光ピックアップの一例として図8〜図11に示すものがあり、図8は同斜視図、
図9(a)は同要部の縦断面図、図9(b)はB−B矢視図、図10は同要部の斜視図、
図11は同シーク時のスライド抵抗を示す要部の拡大縦断面図である。
図8〜図10に示すように、アクチュエータ1を搭載したスライドベース2の一側縁に
軸受部2aが空隙Hを挟んで一体突設され、該軸受部2aの軸孔内に円筒状メタル3が嵌
入され、そのメタル3を介して軸受部2aがディスク(図示せず)の半径方向に沿って延
びる一方のガイドシャフト4に矢印a,b方向にスライド可能に嵌合されると共に、前記
スライドベース2の他端縁に一体突設した軸受部2bが一方のガイドシャフト4と平行す
る他方のガイドシャフト(ガイド部材)5にスライド可能に係合され、両ガイドシャフト
4,5の外周面にグリースGが塗布されている。
図8に示すように、前記アクチュエータ1は、スライドベース2上に固定した金属板製
アクトベース7と、該アクトベース7上に固定した合成樹脂製ゲルボックス8と、該ゲル
ボックス8に対向してアクトベース7の上方に配置した対物レンズOL付き合成樹脂製レ
ンズホルダ9と、該レンズホルダ9に取り付けた複数のコイル(フォーカスコイル、トラ
ッキングコイル及びチルトコイル)10に接近して配置した一対のマグネット11,12
とを有し、ゲルボックス8の両側面に一端を半田付けした複数の弾性ワイヤ13の他端が
レンズホルダ9の両側面に半田付けされている。なお、ゲルボックス5内にゲル14が充
填されており、そのゲル14中に各弾性ワイヤ13が挿通されている。
情報読取手順を説明すると、図9(a)に示すように、フィードモータ(図示せず)に
よりスライドベース2をガイドシャフト4,5に沿ってディスク内周縁側の最前進位置S
1とディスク外周側の最後端位置S2との間のストロークS内で矢印a,b方向にシーク
させ、各弾性ワイヤ13を介して各コイル10に通電することによりアクチュエータ1を
駆動し、レンズホルダ9を介して対物レンズOLをフォーカス方向及びトラッキング方向
やチルト方向に移動させ、レーザ光を対物レンズOLからディスクに投射し、その反射光
を受光してディスクに記録されている情報を読み取る。
特開平9−204743号公報
上記従来の構成では、図9(a)に示すように、ガイドシャフト4の外周面にグリース
Gによる油膜Gaを形成して、スライドベース2を矢印a,b方向に円滑にシークさせる
ようになっており、その油膜Gaを形成しない余剰のグリースGがメタル3により押し出
され、ガイドシャフト4の両端にリング状余剰グリースGbが形成される。
前記リング状余剰グリースGbは、その幅kが比較的広くて、しかも、冬場などの低温
状態(例えば0°C前後)では、その粘性が大きくなっているため、図9に実線で示すよ
うに、光ピックアップの駆動停止によりスライドベース2を最前進位置S1で停止させて
、該スライドベース2が余剰グリースGbに当接すると、そのスライドベース2に余剰グ
リースGbが粘着された状態となり、その状態から光ピックアップの駆動開始によりスラ
イドベース2を矢印b方向にスライドさせたときに(図11参照)、そのスライドベース
2に粘着する余剰グリースGbが大きなスライド抵抗となる。このため、スライドベース
2を余剰グリースGbから離間させるのに必要な最低駆動電圧が上昇し、そのスライドベ
ース2をスライドさせるためのフィードモータとして駆動力が大きい大型のものが必要と
なったりして、コストアップになる。
また、スライドベース2を長期にわたって繰り返しスライドさせることにより、油膜G
aが薄くなった場合に、両リング状余剰グリースGbからガイドシャフト4の中央に向け
てグリースGを補充することが困難であり、スライド抵抗が大きくなって、スライドベー
ス2を円滑にスライドさせることが困難になる。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、スライドベーを長期にわたって小さなスライド抵抗
で円滑にスライドさせることができるようにした光ピックアップを提供することを目的と
している。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、対物レンズ付きアクチュエータを
搭載したスライドベースの一側縁に軸受部が一体突設され、該軸受部の軸孔内に円筒状メ
タルが嵌入され、そのメタルを介して軸受部がガイドシャフトにスライド可能に嵌合され
ると共に、前記スライドベースの他側縁がガイドシャフトと平行するガイド部材にスライ
ド可能に係合され、前記ガイドシャフトの外周面にグリースが塗布されており、ガイドシ
ャフト及びガイド部材に沿ってスライドベースをシークさせ、対物レンズからディスクに
レーザ光を投射し、その反射光を対物レンズを介して受光し、その受光信号に基づいてデ
ィスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記メタル
の内周面に、周方向所定間隔をおいて複数の油溝が該メタルの全長にわたって凹設されて
いることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記各油溝が、メタルの軸
心を通る垂直線及び水平線から所定角度離れた位置に凹設されていることを特徴としてい
る。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記メタルの端部
が軸受部の端面よりも外方に突出され、その突出端部の外周面が外方に向かって所定の傾
斜角度で先すぼまりテーパ状に形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記突出端部の外周面の傾
斜角度が30〜60°(好ましくは40〜50°)に設定されていることを特徴としてい
る。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明において、前記突出端部の外
周面に、各油溝から外向きに広がる横断面略V字状の集油溝が形成されていることを特徴
としている。
請求項6に記載の発明は、対物レンズ付きアクチュエータを搭載したスライドベースの
一側縁に軸受部が一体突設され、該軸受部の軸孔内に円筒状メタルが嵌入され、そのメタ
ルを介して軸受部がガイドシャフトにスライド可能に嵌合されると共に、前記スライドベ
ースの他側縁がガイドシャフトと平行するガイド部材にスライド可能に係合され、前記ガ
イドシャフトの外周面にグリースが塗布されており、ガイドシャフト及びガイド部材に沿
ってスライドベースをシークさせ、対物レンズからディスクにレーザ光を投射し、その反
射光を対物レンズを介して受光し、その受光信号に基づいてディスクに記録されている情
報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記メタルの内周面の該メタルの軸心
を通る垂直線及び水平線から所定角度離れた位置に複数の油溝がそのメタルの全長にわた
って凹設され、メタルの端部が軸受部の端面よりも外方に突出され、その突出端部の外周
面が外方に向かって30〜60°(好ましくは40〜50°)の傾斜角度で先すぼまりテ
ーパ状に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、スライドベースをガイドシャフトに沿ってスライドさ
せることにより、ガイドシャフトの外周面にグリースによる油膜が形成され、その油膜を
形成しない余剰のグリースが、メタルの各油溝に対向してガイドシャフトの中央に残され
る複数のライン状余剰グリースと、ガイドシャフトの両端に押し出されるリング状余剰グ
リースとに分散され、そのリング状余剰グリースの幅が小さいから、冬場などの低温状態
(例えば0°C前後)でグリースの粘性が大きくなっても、そのリング状余剰グリースに
当接するスライドベースに対するスライド抵抗を小さく抑えることができ、これによって
、スライドベースをリング状余剰グリースから離間させるのに必要な最低駆動電圧の上昇
が低く抑えられ、スライドベースをスライドさせるためのフィードモータとして駆動力が
小さい小型のものでもよくなり、コストダウンを図ることができる。
また、最低駆動電圧の上昇が低く抑えられることにより、供給電圧に余裕ができるから
、その供給電圧の低減効果も生じる。
更に、スライドベースを長期にわたって繰り返しスライドさせることにより、油膜が薄
くなると、各ライン状余剰グリースからガイドシャフトの中央に向けてグリースが補充さ
れるから、油膜の厚さを常に適正に保持してスライド抵抗が小さい状態を維持し、スライ
ドベースを長期にわたって円滑にスライドさせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、メタルの内周面の天井部、底部及び左右両側部から外
れた位置に油溝が形成されており、その天井部、底部及び左右両側部の円弧面が油膜を介
してガイドシャフトに密着されているから、スライドベースを垂直方向及び水平方向に動
揺させることなくガイドシャフトに沿って円滑にスライドさせることができる。
請求項3に記載の発明によれば、リング状余剰グリースの大部分がメタルの突出端部上
に乗せられるから、そのリング状余剰グリースのガイドシャフトに接する幅が小さくなり
、冬場などの低温状態(例えば0°C前後)でグリースの粘性が大きくなっても、スライ
ド抵抗が大きくならず、スライドベースを小さな最低駆動電圧で確実にスライドさせるこ
とができる。
請求項4に記載の発明において、メタルの突出端部のテーパ状外周面の傾斜角度が30
°未満の場合には、その突出端部の肉厚が小さくなり過ぎて強度が低下し、落下などの振
動が加わったときに損傷されるおそれがある。また、その傾斜角度が60°を超える場合
には、その突出端部上にリング状余剰グリースを確実に乗せることが困難になる。そこで
、本発明では、その傾斜角度が30〜60°(好ましくは40〜50°)に設定されてお
り、これによれば、突出端部の肉厚が適度に大きくて強度が高いので、落下などの振動が
加わったときに損傷されることがなく、その突出端部上にリング状余剰グリースを確実に
乗せることができる。
請求項5に記載の発明によれば、メタルの突出端部上に乗せたリング状余剰グリースを
横断面略V字状の集油溝で集めて各油溝に補充することができる。
請求項6に記載の発明は第1の実施の形態(図1〜図6参照)に対応するものであって
、これによれば、スライドベースをガイドシャフトに沿ってスライドさせることにより、
ガイドシャフトの外周面にグリースによる油膜が形成され、その油膜を形成しない余剰の
グリースが、メタルの各油溝に対向してガイドシャフトの中央に残される複数のライン状
余剰グリースと、ガイドシャフトの両端に押し出されるリング状余剰グリースとに分散さ
れ、しかも、そのリング状余剰グリースの大部分がメタルの突出端部上に乗せられるから
、そのリング状余剰グリースのガイドシャフトに接する幅が小さくなり、冬場などの低温
状態(例えば0°C前後)でグリースの粘性が大きくなっても、そのリング状余剰グリー
スのスライドベースに対するスライド抵抗を小さく抑えることができ、これによって、ス
ライドベースをリング状余剰グリースから離間させるのに必要な最低駆動電圧の上昇が低
く抑えられ、スライドベースをスライドさせるためのフィードモータとして駆動力が小さ
い小型のものでもよくなり、コストダウンを図ることができる。
また、最低駆動電圧の上昇が低く抑えられることにより、供給電圧に余裕ができるから
、その供給電圧の低減効果も生じる。
更に、スライドベースを長期にわたって繰り返しスライドさせることにより、油膜が薄
くなると、各ライン状余剰グリースからガイドシャフトの中央に向けてグリースが補充さ
れるから、油膜の厚さを常に適正に保持してスライド抵抗が小さい状態を維持し、スライ
ドベースを長期にわたって円滑にスライドさせることができる。
しかも、メタルの内周面の天井部、底部及び左右両側部から外れた位置に油溝が形成さ
れており、その天井部、底部及び左右両側部の円弧面が油膜を介してガイドシャフトに密
着されているから、スライドベースを垂直方向及び水平方向に動揺させることなくガイド
シャフトに沿って円滑にスライドさせることができる。
ここで、メタルの突出端部のテーパ状外周面の傾斜角度が30°未満の場合には、その
突出端部の肉厚が小さくなり過ぎて強度が低下し、落下などの振動が加わったときに損傷
されるおそれがある。また、その傾斜角度が60°を超える場合には、その突出端部上に
リング状余剰グリースを確実に乗せることが困難になる。そこで、本発明では、その傾斜
角度が30〜60°(好ましくは40〜50°)に設定されており、これによれば、突出
端部の肉厚が適度に大きくて強度が高いので、落下などの振動が加わったときに損傷され
ることがなく、その突出端部上にリング状余剰グリースを確実に乗せることができる。
図1〜図6は本発明の第1の実施の形態である光ピックアップを示すものであって、図
1は同要部の縦断面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は同要部の斜視図、図4は同要
部の部分斜視図、図5(a)は同要部の部分拡大斜視図、図4(b)は同要部の部分拡大
横断面図、図6は同シーク時のスライド抵抗を示す要部の拡大縦断面図である。
図1〜図5に示すように、メタル3の内周面の該メタル3の軸心Oを通る垂直線Z及び
水平線Yから所定角度α(この実施の形態では45°)離れた位置に横断面半円形状の複
数(この実施の形態では4つ)の油溝16がそのメタル3の全長にわたって凹設されてい
る。
また、メタル3の外側両端部3aが軸受部2aの端面よりも所定の突出幅hだけ外方に
突出され、その突出端部3aの外周面17が外方に向かって30〜60°(好ましくは4
0〜50°)の傾斜角度βで先すぼまりテーパ状に形成されている。上記以外の構成は図
8〜図11に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省
略する。
この第1の実施の形態では、突出端部3aの突出幅hがメタル3の厚さtと同一に設定
され、傾斜角度βが45°になっている。
図1(a)に実線で示すように、光ピックアップの駆動停止によりスライドベース2を
矢印a方向にスライドさせて最前進位置S1で停止させると、該スライドベース2にリン
グ状余剰グリースGbが粘着された状態となり、その状態から光ピックアップの駆動開始
によりスライドベース2を矢印b方向にスライドさせたときに(図6参照)、そのスライ
ドベース2に粘着する余剰グリースGbがスライド抵抗となる。
本発明によれば、ガイドシャフト4の外周面にグリースGによる油膜Gaが形成され、
その油膜Gaを形成しない余剰のグリースGが、ガイドシャフト4の両端に押し出される
リング状余剰グリースGbと、メタル3の各油溝16に対向してガイドシャフト4の中央
に残される複数(この実施の形態では4つ)のライン状余剰グリースGcとに分散され、
しかも、リング状余剰グリースGbの大部分がメタル3の突出端部3a上に乗せられるか
ら、そのリング状余剰グリースGbのガイドシャフト4に接する幅k〔図1(a)拡大図
参照〕が小さくなり、冬場などの低温状態(例えば0°C前後)でグリースGの粘性が大
きくなっても、そのリング状余剰グリースGbのスライドベース2に対するスライド抵抗
を小さく抑えることができる。
これによって、スライドベース2をリング状余剰グリースGbから離間させるのに必要
な最低駆動電圧の上昇が低く抑えられ、スライドベース2をスライドさせるためのフィー
ドモータとして駆動力が小さい小型のものでもよくなり、コストダウンを図ることができ
る。
また、最低駆動電圧の上昇が低く抑えられることにより、供給電圧に余裕ができるから
、その供給電圧の低減効果も生じる。
更に、スライドベース2を長期にわたって繰り返しスライドさせることにより、油膜G
aが薄くなると、図5(a)に矢印cで示すように、各ライン状余剰グリースGcからガ
イドシャフト4の中央に向けてグリースGが補充されるから、油膜Gaの厚さを常に適正
に保持してスライド抵抗が小さい状態を維持し、スライドベース2を長期にわたって円滑
にスライドさせることができる。
しかも、図2及び図5(a)に示すように、メタル3の内周面の垂直線Z及び水平線Y
に対向する天井部、底部及び左右両側部から外れた位置に油溝16が形成されており、そ
の天井部、底部及び左右両側部の円弧面18が油膜Gaを介してガイドシャフト4に密着
されているから、スライドベース2を垂直方向Z及び水平方向Yに動揺させることなくガ
イドシャフト4に沿って円滑にスライドさせることができる。
ここで、メタル3の突出端部3aのテーパ状外周面17の傾斜角度βが30°未満の場
合には、その突出端部3aの肉厚が小さくなり過ぎて強度が低下し、落下などの振動が加
わったときに損傷されるおそれがある。また、その傾斜角度βが60°を超える場合には
、その突出端部3a上にリング状余剰グリースGbを確実に乗せることが困難になる。
そこで、本発明では、傾斜角度βが30〜60°(好ましくは40〜50°)に設定さ
れており、これによれば、突出端部3aの肉厚が適度に大きくて強度が高いので、落下な
どの振動が加わったときに損傷されることがなく、その突出端部3a上にリング状余剰グ
リースGbを確実に乗せることができる。
図7は本発明の第2の実施の形態である光ピックアップを示すものであって、図7(a
)は同要部の部分拡大斜視図、図7(b)は同要部の部分拡大横断面図である。
図7(a)(b)に示すように、メタル3の突出端部3aの外周面17に、各油溝16
から外向きに広がる横断面略V字状の集油溝19が形成されている。上記以外の構成は図
1〜図6に示す第1の実施の形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
上記構成によれば、突出端部3a上に乗せたリング状余剰グリースGbを集油溝19で
集めて各油溝16に補充することができる。
本発明の第1の実施の形態である光ピックアップを示す同要部の縦断面図である。 図1のA−A矢視図である。 同要部の斜視図である。 同要部の部分斜視図である。 (a)は同要部の部分拡大斜視図、(b)は同要部の部分拡大横断面図である。 同シーク時のスライド抵抗を示す要部の拡大縦断面図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態である光ピックアップを示す要部の部分拡大斜視図、(b)は同要部の部分拡大横断面図である。 従来例を示す斜視図である。 (a)は同要部の縦断面図、(b)はB−B矢視図である。 同要部の斜視図である。 同シーク時のスライド抵抗を示す要部の拡大縦断面図である。
符号の説明
1 アクチュエータ
2 スライドベース
2a 軸受部
3 メタル
3a メタルの突出端部
4 一方のガイドシャフト
5 他方のガイドシャフト(ガイド部材)
16 油溝
17 突出端部の外周面
18 メタルの円弧面
19 メタルの集油溝
OL 対物レンズ
G グリース
Z 垂直線
Y 水平線
α 所定角度
β 傾斜角度

Claims (6)

  1. 対物レンズ付きアクチュエータを搭載したスライドベースの一側縁に軸受部が一体突設
    され、該軸受部の軸孔内に円筒状メタルが嵌入され、そのメタルを介して軸受部がガイド
    シャフトにスライド可能に嵌合されると共に、前記スライドベースの他側縁がガイドシャ
    フトと平行するガイド部材にスライド可能に係合され、前記ガイドシャフトの外周面にグ
    リースが塗布されており、ガイドシャフト及びガイド部材に沿ってスライドベースをシー
    クさせ、対物レンズからディスクにレーザ光を投射し、その反射光を対物レンズを介して
    受光し、その受光信号に基づいてディスクに記録されている情報を読み取るようにした光
    ピックアップにおいて、前記メタルの内周面に、周方向所定間隔をおいて複数の油溝が該
    メタルの全長にわたって凹設されていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記各油溝が、メタルの軸心を通る垂直線及び水平線から所定角度離れた位置に凹設さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記メタルの端部が軸受部の端面よりも外方に突出され、その突出端部の外周面が外方
    に向かって所定の傾斜角度で先すぼまりテーパ状に形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記突出端部の外周面の傾斜角度が30〜60°(好ましくは40〜50°)に設定さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ。
  5. 前記突出端部の外周面に、各油溝から外向きに広がる横断面略V字状の集油溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項3または4に記載の光ピックアップ。
  6. 対物レンズ付きアクチュエータを搭載したスライドベースの一側縁に軸受部が一体突設
    され、該軸受部の軸孔内に円筒状メタルが嵌入され、そのメタルを介して軸受部がガイド
    シャフトにスライド可能に嵌合されると共に、前記スライドベースの他側縁がガイドシャ
    フトと平行するガイド部材にスライド可能に係合され、前記ガイドシャフトの外周面にグ
    リースが塗布されており、ガイドシャフト及びガイド部材に沿ってスライドベースをシー
    クさせ、対物レンズからディスクにレーザ光を投射し、その反射光を対物レンズを介して
    受光し、その受光信号に基づいてディスクに記録されている情報を読み取るようにした光
    ピックアップにおいて、前記メタルの内周面の該メタルの軸心を通る垂直線及び水平線か
    ら所定角度離れた位置に複数の油溝がそのメタルの全長にわたって凹設され、メタルの端
    部が軸受部の端面よりも外方に突出され、その突出端部の外周面が外方に向かって30〜
    60°(好ましくは40〜50°)の傾斜角度で先すぼまりテーパ状に形成されているこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047804A1 (ja) 2011-09-30 2013-04-04 新日鐵住金株式会社 めっき濡れ性及びめっき密着性に優れた溶融亜鉛めっき層を備えた鋼板とその製造方法

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WO2013047804A1 (ja) 2011-09-30 2013-04-04 新日鐵住金株式会社 めっき濡れ性及びめっき密着性に優れた溶融亜鉛めっき層を備えた鋼板とその製造方法

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