JP2009018021A - 遊技場管理システム - Google Patents

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昭裕 森元
Hidehiro Matsumoto
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Abstract

【課題】偽造チップの使用防止だけでなく、窃盗、盗難、紛失等により不正に取得した遊技チップの使用、精算換金を未然に防止でき、また、個人的遊技の目的以外のイレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を抑制、防止して、健全なカジノ運営を行うことのできる遊技場管理システムの提供を目的とする。
【解決手段】
ID登録により管理装置1において作成される遊技客用個人ファイルのメモリ内容には遊技客の個人情報、例えば、氏名、性別の他、滞在ホテルのルーム番号、預託金額等が記憶される。この個人ファイルは遊技履歴情報(登録ID、チップ使用賭金額、時刻、獲得金額、損失金額)の記録に利用される。遊技客の購入遊技チップには購入者の登録IDが付与され、その登録チップが遊技場内で流通するに応じて、遊技台でのベット時、負け遊技による回収時、勝ち遊技において払い戻されるチップ払戻時の時刻等が逐次記憶される。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、ポーカー、ブラックジャック、バカラ等のカードゲーム、ルーレットゲームなどの遊技を行うカジノホールやアミューズメント施設等のカジノ形式の遊技場において、遊技場内で流通する遊技チップによる不正遊技や偽チップの使用を防止する遊技場管理システムに関する。
カジノホールの特徴は、スロットマシン等の単独で遊技する遊技機の他に、カードゲーム等の集合的対人遊技が実施される。このような対人遊技では、カジノにおける勝ち負けの判断や、配当金の計算は、遊技テーブル(台)を仕切るディーラーがすべて行うが、従来カジノで使用されている遊技チップは成形加工物であり、偽造が比較的容易であるため、偽造チップが使用されるおそれがあった。
そこで、例えば、ICタグを組み込んだ遊技チップを用いて、遊技チップの自動認識によりカジノホール全体の売上を随時、自動的に計算する自動認識システムが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このようなID管理チップは偽物チップの流通を阻止することができるが、チップ自体の所有者の識別が困難であるため、高額チップの窃盗、盗難、紛失等が生じたときのチップ所有者以外による精算、換金又は遊技への使用といった不正行為の解決に至っていない。また、最近は、新たなカジノの不正ないし異常遊技の問題も発生している。つまり、個人的遊技の目的以外のイレギュラーな賭行為、例えば、外国貨幣(預金)の換金目的のために、単時間に高額の賭金を使用して遊技するといった異常遊技が生ずるおそれがあり、健全なカジノホールの運営の妨げに成っていた。
特表平10−508236号公報
本発明は、偽造チップの使用防止だけでなく、窃盗、盗難、紛失等により不正に取得した遊技チップの使用、精算換金を未然に防止でき、また、個人的遊技の目的以外のイレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を抑制、防止して、健全なカジノ運営を行うことのできる遊技場管理システムの提供を目的とする。
本発明者達は上記課題に鑑み、遊技客の遊技、精算等の行為が行われる、遊技チップの流通過程で随時、遊技客の所有チップの存在を追跡可能にすることにより、不正取得した遊技チップの使用、精算換金や、個人的遊技の目的以外のイレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を防止でき、健全なカジノ形式の遊技場を運営することができる点に着目した。
請求項1に記載の発明は、複数の客が遊技チップを使用して同時に遊技に参加可能な遊技台を含む、カジノ形式の遊技場の遊技場管理システムにおいて、前記遊技チップには、遊技客の購入に基づき発行され、少なくとも、遊技客を識別する登録ID(IDENTIFICATION)と有価価値とが記録され、各遊技台の端末と通信可能に接続され、遊技客の遊技チップ使用時刻、使用有価価値及び遊技結果内容を少なくとも含む遊技履歴情報を登録ID別に記憶し、管理する管理装置を備え、前記端末には、遊技台に設置され、遊技客がベット(賭)した遊技チップの記録情報を読み取るチップ読取手段と、遊技の結果、勝者となった遊技客の登録IDとともに所定の賞価値が記録された払い戻し用遊技チップを発行する払戻チップ発行手段と、遊技の結果、敗者となった遊技客のベットチップの記録データを初期化するチップ初期化手段とが含まれ、前記チップ読取手段により読み取ったベットチップの記録情報、前記払戻チップ発行手段により発行された払戻チップの記録情報及び前記チップ初期化手段により初期化されたチップ情報は前記端末を介して前記管理装置に送信されて前記遊技履歴情報の更新処理が行われ、更に、各端末は、相互に通信し、又は前記管理装置を介して、端末が設置された遊技台における遊技チップの使用時以前の所定の期間内で、その遊技チップと同一の登録IDの遊技チップが他の遊技台で使用されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により他の遊技台でも使用と判断されたとき、その遊技チップの使用又はそのチップによる遊技を不許可とする旨の報知を行う報知手段とを備えた遊技場管理システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、記録媒体としてのICタグを前記遊技チップに内蔵させ、前記チップ読取手段はICタグの読取装置からなり、かつ前記払戻チップ発行手段はICタグのデータ書込装置からなる遊技場管理システムである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記払戻チップ発行手段及び前記チップ初期化手段は、遊技台のディーラー側に設けられ、かつ前記チップ読取手段は、遊技台のプレーヤー側に設けられている遊技場管理システムである。
請求項4に記載した発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、遊技客の所有する遊技チップを現金化して精算するために前記遊技場内に少なくとも1台設置された精算装置であって、この精算装置は、前記管理装置及び/又は各端末と通信可能に接続され、精算のために投入された遊技チップの記録情報を読み取る精算チップ読取手段と、各端末と通信し、又は前記管理装置を介して、前記精算チップ読取手段により読み取られた精算チップと同一の登録IDの遊技チップが精算チップ投入以前の所定の期間内で、いずれかの遊技台で使用されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により遊技台における使用と判断されたとき、精算を不許可とする精算中止手段とを備え、前記判断手段により遊技台における使用でないと判断されたとき、前記精算チップ読取手段により読み取られた精算チップの記録情報が前記管理装置に送信され、前記遊技履歴情報の精算処理を行う遊技場管理システムである。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記遊技場に設けられ、遊技客の登録IDの入力と購入有価価値の入力とを条件に、購入有価価値に応じた有価価値と登録IDとが少なくとも記録された遊技チップを発行する遊技チップ発行装置を備え、前記遊技チップ発行装置と前記管理装置とを通信可能に接続して、前記遊技チップ発行装置により発行された遊技チップの発行情報を前記遊技履歴情報として前記管理装置に記憶させる遊技場管理システムである。
請求項6に記載した発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記管理装置は、前記遊技場の外部に設けられ、通信網を通じて前記端末と接続されてなる遊技場管理システムである。
請求項1に記載の発明によれば、例えばカジノホールの各種遊技台において、遊技客を識別する登録IDと有価価値とが記録された遊技チップが使用、流通され、係る遊技チップの発行・遊技処理(ベット・回収・払戻)を通じてその流通過程での遊技履歴が管理される。各処理の特徴につき具体的に以下に説明する。
ID登録は、カジノカウンタあるいはカジノ直営のホテル等で、運転免許書等の個人認証資料に基づく本人の確認照合手続きを経て遊技客に付与される。例えば、ホテル・カジノ等のリゾート施設共通に使用可能なIDカードが発行され、遊技チップの発行・購入の際に呈示する。遊技チップの発行は、カジノカウンタ等における、担当者による対面サービスにより遊技客に提供したり、あるいはチップ自動発行装置により自動発行処理してもよい。自動発行処理の場合には、IDカードの挿入あるいは登録IDの入力を条件に処理可能にする。遊技チップの発行により前記管理装置には、例えば、登録ID別に作成された顧客ファイルに、遊技客の遊技チップ使用時刻、使用有価価値及び遊技結果内容(勝敗や獲得金額等)を少なくとも含む遊技履歴情報が記憶される。この遊技履歴情報には、遊技客が遊技した遊技台種別を含めてもよい。
遊技台は、バカラテーブルやポーカーテーブル等であり、これには、ベットチップの前記チップ読取手段、前記払戻チップ発行手段、敗者となった遊技客のベットチップを回収し、その回収チップの前記チップ初期化手段が含まれる端末が設けられる。前記払戻チップ発行手段による払戻チップの発行及び前記回収チップの初期化はディーラー又は遊技場担当者の操作により行われる。そして、前記ベットチップの記録情報、前記払戻チップの記録情報及び初期化されたチップ情報は前記端末を介して前記管理装置に送信されて前記遊技履歴情報の更新処理が行われる。
上記の前記管理装置による、登録IDごとの前記遊技履歴情報の管理下、各端末の前記判断手段により、端末の設置された遊技台で使用されている遊技チップと同一の登録IDの遊技チップが他の遊技台でも、当該遊技台における遊技チップの使用時以前の所定の期間内において、具体的にいえば、使用時と同時に、あるいは略同時に使用されているか否かを判断し、他の遊技台でも使用と判断されたとき、前記報知手段により、その遊技チップの使用又はそのチップによる遊技を不許可とする旨の報知を行う。この報知により、遊技台のディーラーあるいは遊技場の管理者等は、当該遊技チップの遊技履歴や所有者の確認等の処置のために、当該IDの遊技チップの使用を中止、あるいは遊技の中断を決定することができる。従って、本発明に係る遊技場管理システムにおいては以下の利点がある。
まず、遊技チップには、遊技客を個々識別する登録IDが記録され、かつ前記遊技履歴情報としてID管理するので、形状等外観コピーと比較して偽造が極めて困難となるだけでなく、たとえ、偽コピーIDを付与しても前記遊技履歴情報との照合により、偽造の発見が可能となり、しかも早期に、かつ正確に行うことができる。
また、遊技チップの窃盗、盗難、紛失等が発生した場合には、例えば、遊技客が遊技場に申し出ることにより、前記管理装置及び前記端末を通じて、不正取得されたチップがいずれかの遊技台で使用されていたり、精算場所に持ち込まれていたりしていないか否かを監視することにより、当該申し出に係る登録IDのチップを早期に発見して、遊技チップの不正取得、不正使用、精算換金などを未然に防止することができる。
なお、前記判断手段における所定の期間は、極端に短く設定すると遊技台間を自由に移動して遊技する遊技客の遊技に支障を生じてしまうので、例えば、1つの遊技台から他の遊技台に移動する平均時間を超えるように設定されるのが好ましい。また、本発明における前記判断手段には、係る判断処理を端末側で行う直接的な態様だけでなく、前記管理装置側で前記判断処理を行い、その判断結果を受信する間接的な態様も含まれる。
更に、遊技客に登録付与されるIDの遊技チップが複数台で同時的に使用される状況は一般的使用とは異なるものであるから、登録IDごとの前記遊技履歴情報の管理により、例えば、同一IDによる遊技チップ、殊に高額の遊技チップが複数台で遊技に供されているといった異例の遊技が行われていることをタイムリーかつ迅速に発見することができ、かかる個人的遊技の目的以外のイレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を抑制、防止することができる。また、前記遊技履歴情報は、チップ単位で詳細に更新記録されるので、遊技客向けに遊技場における当該遊技客自身の遊技明細を提供する顧客サービスに利用することができる。
なお、本発明における前記報知手段は前記端末又は前記管理装置に設けたディスプレイ、報知ランプ等で構成することができる。また、本発明に係る遊技場管理システムにおいては、単一のID(遊技客)による単一の遊技台による遊技を原則扱うが、例外的に、ファミリー会員、グループ会員等に登録すれば、単一のIDによる複数の遊技客による遊技を許可するようにしてもよい。例えば、一定の申告を遊技場側に行うことにより、親子、夫婦、兄弟等の証明確認のうえファイミリー会員の登録IDを取得すれば、そのIDで登録ファミリー会員は遊技場側から特段の制約を受けることなく同時に遊技を行うことができる。同様に、友人どうし等のグループ会員のID登録を受けることにより、登録グループ会員は遊技場側から特段の制約を受けることなく同時に遊技を行うことができる。この場合、事前の申告を行うので、もし異常遊技などが実施されても身元が明瞭になっているので、かかる不測の事態が生じても事後に迅速に対処することができる。
本発明に係る遊技チップとのデータ通信は、電気的又は磁気的な接触通信方式だけでなく、非接触通信方式を使用することができる。
請求項2の発明によれば、記録媒体としてのICタグを前記遊技チップに内蔵させ、前記チップ読取手段はICタグの読取装置からなり、かつ前記払戻チップ発行手段はICタグのデータ書込装置からなるので、前記遊技チップと非接触通信によるデータ通信が行え、限られたスペースの遊技テーブル等において遊技の進行を妨げずに円滑にデータ処理してカジノ遊技台に好適な遊技チップの運用を行うことができる。特に、遊技客から回収した回収チップの初期化は電磁的処理により簡易に行え、再び流通チップとして再利用することができ、経済的かつ便利である。
請求項3の発明によれば、前記払戻チップ発行手段及び前記チップ初期化手段は、遊技台のディーラー側に設けられ、かつ前記チップ読取手段は、遊技台のプレーヤー側に設けられているので、ポーカー、ブラックジャック、バカラ等のカードゲームの対人遊技用テーブルにおいて、遊技チップのデータ処理を円滑に行うことができる。
なお、本発明に係る遊技チップは、対人遊技用テーブルに供されるものに限らず、スロットマシンや電子ポーカーマシン等の単独遊技機器にも使用したり、また両種の遊技に兼用するようにしてもよい。例えば、スロットマシンの場合には、メダル又はコインの代わりに、登録IDの記録されたスロットトークン用チップを投入し、スロット遊技により入賞したときは、当該IDを書き込んだ賞チップをマシンから排出するようにすればよい。
請求項4の発明によれば、前記精算装置は、前記管理装置及び/又は各端末と通信可能に接続され、前記精算チップ読取手段により読み取られた精算チップと同一の登録IDの遊技チップが精算チップ投入以前の所定の期間内で、いずれかの遊技台で使用されているか否かを判断し、遊技台における使用と判断されたとき、精算を不許可とし、遊技台における使用でないと判断されたとき、精算チップの記録情報が前記管理装置に送信され、前記遊技履歴情報の精算処理を行うので、例えば、遊技中の客から窃取したチップを精算、換金しようとすると、当該IDを登録した遊技客が遊技中であることから不正精算を的確に発見して、未然に防止することができる。また、登録IDごとの前記遊技履歴情報の管理により、同一IDによる遊技チップが精算と遊技に供されているといった異例の遊技が行われていることをタイムリーかつ迅速に発見することができるので、前述のイレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を抑制、防止することができる。
なお、前記精算チップ投入以前の所定の期間は、精算時点に限ってもよいが、更に不正発見の可能性を拡大するために、例えば、遊技終了してから精算に移るまでの平均的な時間を超えるように設定してもよい。また、遊技客所有チップの一部精算が必要な場合には、ディーラーや遊技場管理者の許可制として、精算処理終了までの遊技継続の中断と、遊技履歴情報に一部精算許可の記録を端末等により入力することにより精算許可を与えるようにしてよい。
請求項5の発明によれば、前記遊技場に設けられ、遊技客の登録IDの入力と購入有価価値の入力とを条件に、購入有価価値に応じた有価価値と登録IDとが少なくとも記録された遊技チップを発行する遊技チップ発行装置を備え、前記遊技チップ発行装置と前記管理装置とを通信可能に接続して、前記遊技チップ発行装置により発行された遊技チップの発行情報を前記遊技履歴情報として前記管理装置に記憶させるので、前記遊技チップ発行装置を用いて遊技チップ発行処理を人手を介することなく自動処理化でき、しかも、発行・遊技使用過程における、前記管理装置及び前記端末によるチップID管理を一元化した遊技場管理システムを構築することができる。なお、遊技客の登録IDの入力には前述のIDカードの挿入またはIDコードのキー入力等で行う。また、前記遊技チップ発行装置におけるチップ販売は現金投入の他、遊技場への預託金引落し方式あるいはクレジットカードの使用等で行うことができる。
前記管理装置において管理する遊技履歴情報は、遊技場での使用金額を含む一種の個人情報である。従って、その取り扱いには秘密保持性ないしセキュリティ性が重要になるので、遊技場経営母体とは分離したID情報管理の第三者機関が遊技履歴情報を管理するのが好ましい。
請求項6の発明によれば、前記管理装置は、前記遊技場の外部に設けられ、通信網を通じて前記端末と接続されてなるので、個人情報たる遊技履歴情報の管理を前記第三者機関に設けた管理装置により独立運営的に行うことができる。特に、前記精算装置による精算管理及び前記遊技チップ発行装置によるチップ発行・販売による購入金額管理も前記第三者機関の管理装置により行えば、セキュリティ管理と売上、精算管理とを一元化して、簡素化することができ、また第三者機関の経理管理より客観的かつ明瞭化された健全な遊技場経営管理システムを実現することができる。
以下、本発明の一実施形態であるカジノホールにおけるカジノ管理システムを図面を参照して説明する。このカジノホールは、複数種の対人遊技用遊技台(バカラテーブル、ポーカーテーブル、ルーレット台等)が多数設置されている他に、スロットマシンやポーカーゲーム機等の個人遊技用遊技機も多数併設されている。本実施形態では、主に対人遊技用遊技台について適用した管理システムについて詳述する。
図1は、本実施形態のカジノ管理システムの概略構成を示す。このカジノ管理システムは、遊技客の購入に基づき発行され、少なくとも、遊技客を識別する登録IDと有価価値とが記録された遊技チップをカジノ内で流通可能にし、カジノセンタの管理装置1、各遊技台2に設けたテーブル管理装置(端末)T1〜Tn、カジノ受付カウンタの受付装置7及び精算装置8からなる。管理装置1、端末T1〜Tn、受付装置7及び精算装置8はそれぞれ、コンピュータ(図示せず)によるデータ処理システムからなる。管理装置1は各遊技台の端末と通信可能に接続され、遊技客の遊技した遊技台種別、チップ使用時刻、使用有価価値及び遊技結果内容(勝敗結果、払戻獲得金額)を含む遊技履歴情報を遊技客の登録ID別に記憶し、管理する。各端末には客席毎にIDカード挿入口に挿入されたカード情報を読み取るIDカードリーダR1〜Rm、各種遊技情報を表示する液晶ディスプレイDS1〜DSmが設けられている。本実施形態のカジノで取り扱う有価価値は、現金の他、カジノ側に遊技客が予め預託した預託金、クレジット払い金等が使用される。
一つの端末、例えば、テーブル管理装置T1では、遊技台に設置され、遊技客がベット(賭)した遊技チップの記録情報を読み取るベットチップ読取装置B1〜Bmが遊技可能な人数だけテーブルに配設されている。図2はカードゲーム用遊技テーブル2aの一例を示す。遊技テーブル2aの中央はカードACを並べる遊技領域BSAであり、テーブル周囲に客席C1〜C6が配置されている。各遊技客K1〜K6に対面する位置に、ディーラー席C7が配設されている。遊技領域BSAは、図3に示すように、ホール天井10に設置した監視カメラ9により常時、監視されている。
各客席に座った遊技客の席位置には、IDカード挿入口2b、各種遊技情報を表示する液晶ディスプレイDS1〜DS6が設けられている。客席手前のテーブル面には、遊技客の所有チップを載置するチップ準備位置が配設され、各客席の右側テーブル面にベット専用領域BSが配設されている。TC1、TC2、TC3は金種別に異なるチップを示している。
本実施形態におけるカジノでは、遊技客は予め、遊技を行うための遊技客識別用IDの登録をカジノホールに対して行うメンバー(会員)登録制を採用する。このID登録は、カジノカウンタあるいはカジノ直営のホテル等で、保険証、運転免許書等の個人認証資料に基づき本人の確認照合手続きを経て、受付装置7により遊技客に付与され、登録IDを書き込んだIDカードが発行される。受付装置7におけるID登録は、管理装置1に設けた遊技客管理ファイル(図示せず)の検索から使用可能なIDを決定して行われる。図5の(5B)はID登録により管理装置1において作成される遊技客用個人(顧客)ファイルのメモリ内容を示す。個人ファイルのメモリエリアMB1には遊技客の個人情報、例えば、氏名、性別、連絡先住所、電話場号、滞在ホテルのルーム番号、預託金額等が記憶される。この個人ファイルは遊技履歴情報の記憶に利用され、記憶エリアMB2〜MB7には、それぞれ、登録ID、遊技客が使用した遊技台種別、当該遊技台で使用した賭金額、遊技時刻、勝利して獲得した獲得賞金金額、負けて損失した損失金額である。遊技客が購入した遊技チップには購入者の登録IDが付与され、その登録チップが遊技場内で流通するに応じて、遊技台でのベット時、負け遊技による回収時、勝ち遊技において払い戻されるチップ払戻時の時刻は、メモリエリアMB5に遊技時刻として逐次記憶される。
なお、個人ファイルには顧客別の属性データを付与するようにしてもよい。属性データとして、例えば、得意客を意味する、使用又は預け入れ実績金額ランキング(A〜J)、初回ないし初心者データK、不正・不審行為履歴者X、Y、犯歴データZである。特に、データX、Y、Zが記録された遊技チップを用いた、遊技台における遊技を通じて、不審人物等の賭行為を常時、チップ単位で綿密に監視することができる。
このIDカードは、ホテル・カジノ等のリゾート施設共通に使用可能なものであり、カジノホールにおいては遊技チップの発行・購入の際に呈示する。遊技客は遊技テーブル2aに着席したときIDカード挿入口2bに自己のIDカードを挿入する。挿入IDカードはIDカードリーダR1〜Rmにより、カードに記憶されているIDデータが読み出され、端末を通じて管理装置1と通信されて、前記遊技客用個人ファイルの検索により登録済みか否かのセンタ照合が行われる。ID登録が確認されたときは、表示装置6に管理装置1からの遊技許可表示データが送信され、登録が確認されなかったときは不許可の表示データが送信される。不許可の照合結果の場合には、ディーラーは遊技客に受付等のカジノカウンタでのID登録を促す。
ディーラー席C7の手前側はディーラーの作業領域であり、この作業領域には、ディーラー専用カードの挿入口2c、払戻チップ発行領域CE、ディーラー用ディスプレイ6、操作キーボード5、回収チップ処理領域CRJ及びサービスチップ処理部SCが配設されている。各ディーラーにはディーラー識別用の専用カードが付与されており、この専用カードは担当遊技種別に発行される。
払戻チップ発行領域CEのテーブル内部には払戻チップ書込装置3が設けられ、初期化されたチップをその領域内に載置すると、勝者ID、払戻時刻等がディーラーのキー操作に基づき自動的にチップに記録され、かつその払戻記録データが記憶される。回収チップ処理領域CRJのテーブル内部には回収処理装置4が設けられ、回収チップをその領域内に載置すると、敗者ID等がディーラーのキー操作に基づき自動的に読み取られて回収時刻ととともに記録される。サービスチップ処理部SCにはチップ書換処理装置(図示せず)が設けられ、顧客からディーラーに提供されたサービスチップをその領域内に載置すると、サービスチップのID等がディーラーのキー操作に基づき自動的に読み取られて受領時刻ととともに記録される。サービスチップはデータ読み取り後、初期化される。サービスチップ金額は賭チップ収入とは別に管理装置1側に記憶、管理され、ディーラグループにおいて分配に供される。サービスチップに関するデータを提供者の個人ファイルに記録し、顧客のIDを金額と共に管理して、顧客サービスデータの一つとして利用するようにしてもよい。
端末T1にはディーラー用IDカードリーダRdが設けられている。管理装置1は各ディーラーがいずれの遊技台を担当するかを記憶するディーラー管理ファイル(図示せず)を有しており、挿入口2cに挿入された専用カードからディーラー用IDカードリーダRdにより読み取ったディーラーIDに基づきディーラー管理ファイルを検索して、当該端末T1に係る遊技台担当か否かが確認される。正常な遊技台担当と判断された場合には、管理装置1から端末T1に各作業領域における動作処理を許可する遊技台運営の許可信号を与える。この許可信号の受信がない限り、端末T1における処理動作は起動することができない。送信ディーラーIDが非登録又は担当非該当等の場合には、許可信号が与えられず、端末T1は表示装置6にアラームメッセージ、例えば「非登録のためホール管理者に連絡しなければならない。」等を表示させる。
なお、上記個人ファイルには、使用遊技台種別とともに担当ディーラーのID情報を記録してもよい。勝利する客が特定者に集中している場合、その勝利遊技の時刻における遊技台従事者のディーラーを管理装置1において分析することにより、当該勝利客と特定のディーラーが共謀して不正を行っている可能性を探ることが可能となり、そのような不正常な関係を早期に発見して、損害の発生を未然に防止することができる。
図3は遊技テーブル2aの客席側端部のF―F矢視断面の概略図である。遊技テーブル2aには、ベットチップ読取装置(B2等)が埋設されている。ベットチップ読取装置(B2等)の埋設位置のテーブル表面位置が前述のベット領域BSに対応する。後述のように、遊技チップには通信用ICタグが内蔵されており、ベット領域BS上に遊技チップTCa、TCbなどを載置すると、各ベット領域に設けたベットチップ読取装置(B2、B5等)により、載置チップとの間でデータ通信が行われ、チップ記憶データがベットチップ読取装置により読み出される。ベット領域BS上に多数枚の遊技チップが積層されて載置されても、ベットチップ読取装置により各チップごとに交信が行われ、順次データの読み取りが行われる。なお、ベットチップ読取装置により複数チップと同時に交信して一斉に読み取るマルチ走査方式によれば読み取り処理時間の短縮化を図ることができる。ベットチップ読取装置は各客席ごとに設けたが、遊技領域BSA内に設けて共通使用可能にしてもよい。例えば、遊技台がルーレット台の場合には、各賭け数字(1〜36)の区画からなるベットエリアに賭け区画単位でチップ読み取りが可能な遊技領域BSAが設定される。
図4は遊技チップの一部切欠き外観図(4A)と、遊技チップに内蔵されるICタグ回路モジュールのブロック図(4B)を示す。
遊技チップ20は、ICタグ25と、該ICタグ25を被覆した樹脂体24とからなり、外径30φ、厚さ約2mmの円板状チップ形状を有する。樹脂体24には金種別の着色剤が混合される。このICタグ25は、一対の円板状樹脂材23の間に介装、接合されたIC実装用薄型基体22からなる。薄型基体22は、10μm厚の銅箔パターンをエッチングして渦巻状に形成したアンテナコイル31を表面に形成した、PET(ポリエチレンテレフタレート:約50μm厚)フィルムからなる。この基体22の片面には、ベアチップIC21からなるICタグ回路モジュール((4B)参照)がアンテナコイル31上に実装される。ICタグ25は、アンテナコイル31を介して、タグリーダとしてのベットチップ読取装置(B2等)からの電磁波を受信してエネルギー源とし動作するパッシブ型RF(Radio Frequency)IDタグである。テーブル内において比較的近距離間隔で複数のタグリーダを配設するので、ICタグの通信可能距離は、数cm〜数10cmに設定されてよい。タグリーダにより比較的遠距離の通信を行う場合には、電池を内蔵して自己発信可能なアクティブタイプのICタグを使用することができる。
このICタグ回路モジュールは、CPU、ROM、RAMからなり、各回路要素を駆動制御する制御部23と、アンテナコイル31が受けた電磁波の受信信号を整流する整流回路29と、アンテナコイル31により発生した起電力で定電圧DC電源を生成して各回路要素に供給する定電圧回路26と、整流回路29からの信号をデジタルデータに復調する復調回路27と、データ処理に使用するクロックパルスを発生するクロック発生回路28と、送信出力時にデジタルデータを送信可能な信号に変調する変調回路30とからなる。制御部23には、データを読出し可能に記憶する、フラッシュメモリ、EEPROM等の不揮発性記憶媒体32が接続されている。制御回路33は、アンテナ31を介して信号を受信すると、復調回路28により復調したデータを解読して、この解読データに基づき、記憶媒体32の記憶データの更新又は読出しを実行し、データ出力時には、送信すべきデータを変調回路28を介して変調して、アンテナ31を通じて外部送信の制御を実行する。
記憶媒体32は図5の(5A)に示す記憶エリアMA1〜MA5を有し、各エリアにはそれぞれ、チップ製造管理用チップシリアル番号、チップ設定金額、チップ外観データ、使用可能遊技台種別、遊技客データである。記憶エリアMA3に記憶したチップ外観データは、記憶エリアMA2の設定金額に対応する金種色彩、模様、形状等のチップ識別情報である。(5A)の場合、記憶媒体32に記憶した使用可能遊技台種別にのみ使用可能とする特定遊技専用チップの例であるが、カジノ内でいずれの遊技台、遊技機にも使用できるチップも使用可能である。高額チップがカジノ内での移動範囲を制約する場合には使用可能遊技台種別を特定することにより、チップの実体移動の把握においても迅速化を実現することができる。
遊技チップの発行は、遊技客からの登録IDの申告と、購入金額の支払いを受けて、カジノカウンタ等における担当者による対面サービスにより遊技客に提供される。発行チップには購入者の登録IDが記憶エリアMA5に記録されるとともに、管理装置1との更新により開設された遊技客の個人ファイルにチップ発行(使用)金額・金種等が記録される。
なお、同一チップの長期保有は偽造、改変等の機会を長くするおそれがあるので、発行チップの有効使用期間を、例えば24時間等に限定するようにしてもよい。使用期限は各チップに記録した場合には、個人ファイルにも記録され、例えば、チップベット時において、ベットチップ及び個人ファイルの遊技履歴情報から有効期限チェックが行われ、期限切れの場合には、当該チップの保有客にカウンタでの再発行手続きを促す。また、登録IDを記憶する遊技チップは全金種(10円、50円、100円、500円、1000円、5000円、1万円、5万円、10万円、50万円)に対して適用されるが、金銭データの蓄積量を削減すべく、高額金種のチップにのみ適用し、例えば100円以下のチップには適用しないようにしてもよい。
遊技チップの発行は、人的なカウンタサービスに限らず、自動発行処理を行ってもよい。図6はカジノホール適所に配置される遊技チップ発行(販売)装置100の概略外観図である。
遊技チップ発行装置100の接客面には、遊技チップ供給部101、案内情報表示用液晶装置102、カード挿入口103、紙幣投入口104及び遊技客操作用タッチパネル105が配設されている。遊技チップ発行装置100は、遊技客の登録IDの入力と購入金額の入力を条件に、各々のチップに登録IDが記録された、購入金額分の遊技チップを遊技チップ供給部101より発行、排出する。遊技チップ供給部101は、チップ受け容器107を載置する空間からなり、チップ発行時に空間奥部の開閉蓋が開成されて、容器収納部(図示せず)から1個のチップ受け容器107を送り出す送り機構(図示せず)を有する。発行チップ108は該空間上部のチップ排出口106からチップ排出装置(図示せず)を駆動してチップ受け容器107の開口口に向けて払出される。
カード挿入口103は、IDカード、キャッシュカード、クレジットカードの受入に使用される。銀行やクレジット会社との認証には一般のATM、CDと同様に、指紋認証、掌紋認証、静脈認証等の認証装置を併置してもよい。遊技客がIDカードによるID入力を行わずにマニュアル入力するときは、タッチパネル105を操作して登録IDを入力してチップ発行を受けることができる。
図7は遊技チップ発行装置100を含むカジノ管理システムの概略構成を示す。遊技チップ発行装置100は、CPU、ROM、RAMからなり、ID確認、チップ払出等の制御を行う制御部109を有し、制御部109には、チップID書込装置110、チップ排出制御部111、カードリーダ112、紙幣鑑識装置113、紙幣処理装置114及びタッチパネル105が接続されている。制御部109は通信用I/O115を介して管理装置1と通信可能に接続されている。
チップID書込装置110は、遊技客が指示した金種のチップを発行する際に、発行用チップ収容部(図示せず)にて遊技チップへの登録IDの書込処理を行う。チップ排出制御部111は、前記チップ排出装置によるID書込済みチップの送り出しの駆動制御を行う。カードリーダ112は、カード挿入口103より挿入されたIDカード、キャッシュカード、クレジットカードなどのデータ読み取りを行う。紙幣鑑識装置113は、紙幣投入口104より投入された紙幣の真偽及び金種の鑑識を行う。紙幣処理装置114は紙幣鑑識装置113により正常と判断された投入紙幣を金庫内に収容し、異常紙幣を返却する。
遊技客は、チップ購入に先立って、まずカード挿入口103に自己のIDカードを挿入する。挿入IDカードからカードリーダ112によりIDデータが読み出され、管理装置1との通信によりID登録のセンタ照合が行われる。即ち、管理装置1の遊技客用個人ファイルの検索により登録済みか否かのセンタ照合が行われる。ID登録が確認されたときは、遊技客は購入金額の入金を行うとともに、タッチパネル105を操作して所望の金種のチップ入手を選択することができる。遊技客が入金時に預託金支払を希望するときは、その旨をタッチパネル105を操作して申告することができる。預託金支払の場合には、遊技チップ発行装置100から管理装置1にその旨が通知される。管理装置1は通信用I/O200介して接続されたホテル管理装置201と通信して、当該申告に係る遊技客の登録IDを送信して預託金登録の有無を確認する。預託金登録の一例としては、例えば、遊技客がカジノ系列のホテルに滞在し、そのホテルにて預託金を預け入れることができ、その際には、ホテル管理装置201の預託管理ファイルに遊技客の登録IDに基づいて預託金口座が開設、記録される。管理装置1はホテル管理装置201から、当該登録IDに基づく預託金口座の存在を確認したとき、預託金引落しによる遊技チップの発行、販売を許可する旨の返信を遊技チップ発行装置100に送る。この返信を受けて遊技チップ発行装置100は当該登録IDを記録したチップの発行、排出処理を実行する。なお、IDの未登録客がチップ発行を受ける際、この遊技チップ発行装置100を利用して登録処理も行えるようにしてもよい。即ち、未登録客が滞在ホテルのルーム番号や氏名等を入力して申告すると、管理装置1はホテル管理装置201と照合して、顧客の識別情報の確認が行えた場合には、ID付与を行う。
遊技チップ発行装置100により発行された遊技チップの発行情報は遊技チップ発行装置100と管理装置1との通信接続により、遊技履歴情報として管理装置1の個人ファイルに記憶される。チップ発行を無人化する場合に、単にチップシリアル番号を付与するだけでは偽造等が容易になってしまうおそれがある。一方、本実施形態では、遊技客を識別する登録IDを付与した遊技チップを発行するので、チップ偽造には遊技履歴情報までも作成する必要があるため、簡単に偽造行為が行えず不正防止性を高めることができ、遊技チップ発行装置100を用いて遊技チップ発行処理の自動処理化を実現することができる。しかも、発行・遊技使用過程における、管理装置1及び端末T1〜TnによるチップID管理を一元化して省力化したカジノ管理システムを構築することができる。なお、図7では1台の遊技チップ発行装置100を設けているが、遊技エリア毎に複数個設けてもよい。
なお、管理装置において管理する遊技履歴情報は、遊技場での使用金額を含む一種の個人情報であるため、その取り扱いには秘密保持性ないしセキュリティ性が重要である。従って、遊技場経営母体とは分離したID情報管理の第三者機関が遊技履歴情報を管理するのが好ましく、遊技チップ発行装置100の発行・販売を第三者機関により行うようにしてもよい。この場合、第三者機関が管轄する管理装置は、カジノホールの外部に設けられ、通信網を通じて各端末や遊技チップ発行装置と接続される。従って、個人情報たる遊技履歴情報の管理を第三者機関に設けた管理装置により独立運営的に行うことができ、後述の精算管理及び遊技チップ発行装置によるチップ発行・販売による購入金額管理も第三者機関の管理装置により行うことにより、セキュリティ管理と売上、精算管理とを一元化して、簡素化することができ、しかも第三者機関の経理管理より客観的かつ明瞭化された健全なカジノ経営管理システムを実現することができる。
図8はカジノ内の精算コーナー(又は所謂キャッシャー)に設置される精算装置8の概略構成を示す。精算装置8は、CPU、ROM、RAMからなり、ID確認、精算チップの読み取り、換算チップの発行等の制御を行う制御部80を有し、制御部80には、IDカード読み取り装置81、チップ読み取り装置82、換算チップ発行装置83及びデータファイル84が接続されている。制御部80は既述のように管理装置1と通信可能に接続されている。遊技客が所有する遊技チップを精算する際にはIDカードを精算処理担当者に呈示する。担当者はIDカードのIDデータをIDカード読み取り装置81により読み取らせる。遊技客は精算したい所有チップを該担当者に渡し、担当者による遊技チップのデータがチップ読み取り装置82により行われる。チップ読み取り装置82により読み取ったID及びIDカード読み取り装置81により読み取ったIDはデータファイル84に記憶される。精算チップの読み取りIDがIDカードのIDと一致するか否か照合処理される。一致しない場合は遊技客にその旨回答するとともに、不一致のチップの遊技履歴情報を管理装置1に問い合わせる。管理装置1からの遊技履歴情報は精算装置8の表示装置(図示せず)に表示され、担当者は遊技客に詳細な確認を行うことができる。明らかに当該IDによる遊技が行われたものでない場合には不正精算の扱いとすることができる。
また、IDが一致した場合でも、制御部80は管理装置1を通じて各端末の遊技テーブルで使用されている遊技チップのIDが検索可能となっているので、精算時点での使用状況の確認が行われる。精算装置8は、管理装置1を通じて、読み取った精算チップと同一の登録IDの遊技チップが精算チップ投入以前の所定の期間内で、いずれかの遊技台で使用されているか否かを判断し、遊技台における使用と判断されたとき、精算を不許可とし、遊技台における使用でないと判断されたとき、精算チップの記録情報が管理装置1に送信され、遊技履歴情報の精算データ書込処理が行われる。従って、IDカードを偽造し、遊技中の客から窃取したチップを精算、換金しようとすると、当該IDを登録した遊技客が遊技中であることから不正精算を的確に発見して、未然に防止することができる。また、登録IDごとの遊技履歴情報の管理により、同一IDによる遊技チップが精算と遊技に供されているといった異例の遊技が行われていることをタイムリーかつ迅速に発見することができるので、イレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を抑制、防止することができる。
精算装置8は換算チップ発行装置83によりチップの両替処理も行うことができる。遊技客が少額金種の遊技チップを複数合わせて高額チップに変換することを希望する場合には、遊技客の提出した換算チップからIDを読み取り、上記のIDカードのIDとの照合を行い、一致しているときは、高額チップへの換算処理を行い、所定の高額チップに当該IDを書き込んで発行する。換算処理したデータは管理装置1に送信され、当該IDの遊技履歴情報の更新が行われる。ID不一致の場合には、換算を不許可とし、管理装置1を通じての遊技履歴情報の確認を精算時と同様に行う。
図9はカジノ受付カウンタに設置される受付装置7の概略構成を示す。受付装置7は、CPU、ROM、RAMからなり、ID確認、遊技チップの発行、IDカード発行等の制御を行う制御部90を有し、制御部90には、IDカード読み取り装置91、遊技チップ発行装置92及びIDカード発行装置93が接続されている。制御部90は既述のように管理装置1と通信可能に接続されている。遊技客が遊技チップを購入する際には、自己のIDカードをカウンタ担当者に呈示する。担当者はIDカードのIDデータをIDカード読み取り装置91により読み取らせる。遊技客は購入分の金額を支払い、担当者による遊技チップの発行が遊技チップ発行装置92により行われる。購入に係るID、購入金額及チップ金種は、一旦データファイル84に記憶される。チップ発行により、既述のように、当該ID及び購入金額、購入金種のデータが管理装置1に送信され、当該IDの個人ファイルに記憶される。なお、チップ購入時にも、管理装置1を通じての遊技履歴情報の確認が行われ、現在、いずれかの遊技台において当該IDのチップが流通使用されていることが判明したときはイレギュラーな遊技使用の可能性があるので、流通中のチップ使用者及び購入者に確認をすることができる。
受付装置7はIDカード発行装置93により新たなIDカードの発行も行うことができる。新規顧客の場合には、所定の手続きを経て、担当者の操作によりIDカード発行装置93による新規IDカードを発行する。ID登録は、管理装置1におけるID付与検索で決定されたIDが受付装置7側に送信されて実行される。受付装置7から管理装置1に新規カード発行の通知が所定手続きデータとともに送信され、管理装置1において当該登録IDの個人ファイルが作成される。
上記構成のカジノ管理システムにおける遊技チップの流通管理処理を説明する。
図10は遊技チップの流通管理処理の全体の概略フローを示す。図10の流通管理処理は遊技客(ユーザ)A1、受付又は精算カウンタA2、各遊技台のディーラーA3及び管理装置1の相関を示す。
遊技客A1がカウンタA2にて遊技チップを購入するために、自己のIDカードを呈示し、購入金を支払う(処理A10、A11)。ついで、呈示されたIDカードのIDデータのセンタ照合が行われる(処理A12、A13)。照合結果が登録済みであれば、遊技チップの発行処理が行われる(処理A14、A15)。
図11は制御部90によるチップ発行処理(処理A12〜A14)を示す。IDカード読み取り装置91への顧客IDカードの挿入によりIDデータの読み取りを行い(ステップS1)、センタにIDデータを送信してID照合を行う(ステップS2)。管理装置1からの照合結果を受信し、照合OKであれば遊技客の購入分の金額入力を行う(ステップS3、S4)。照合結果がNGの場合には管理装置1の遊技履歴情報から認証データ等の確認作業を行う(ステップS6)。購入金額入力とともに、遊技客の指定したチップ金種等のデータが管理装置1に送信される(ステップS5)。管理装置1はチップ発行データの受信により、当該IDの使用状況を遊技履歴情報の記憶内容から確認する。遊技履歴情報のデータから現在から15分以内に、特別の許可なく、いずれかの遊技台で使用されているか否か判断される。使用中又は近々の使用実績なしの場合には通常のチップ発行状態と判断して、管理装置1から制御部90へのチップ発行許可コマンドが与えられる(ステップS7)。この許可コマンドを受けて制御部90はカウンタ内の表示装置(図示せず)にチップ発行OKの旨の表示を行う。担当者はこのOK表示を見て遊技客の購入分の遊技チップを遊技チップ発行装置92により発行する(ステップS8)。遊技チップ発行装置92は、予め収容部に収納した初期化チップに当該登録ID、金額、発行時刻等を書き込んだ所定金種のチップを順次発行し排出する。これらの発行データは管理装置1に送信され、当該IDの遊技履歴情報に記録される。
特別の許可なく、いずれかの遊技台で使用されているとき、管理装置1から制御部90へのチップ発行不許可コマンドが与えられる(ステップS9)。この不許可コマンドを受けて制御部90はカウンタ内の表示装置(図示せず)にチップ発行NGの旨の表示を行う。担当者はこのNG表示を見て、遊技客との確認面談を行うとともに、遊技使用中の遊技台における遊技客の確認作業が行われる。
図12は制御部90による新規ID登録処理を示す。
新規顧客が所定の手続きを経て、メンバー登録用認証各種データを申告したとき、その申告データをセンタに送信する(ステップS20)。管理装置1はこれらのIDカード発行のための申請データを受信し、当該カジノの認証基準に基づき発行許否を判断する。例えば、取引困難な特定の口座からの引落しが申告されているときはID登録を拒否する。認証基準をクリアするデータであれば、登録可能なIDを決定し、制御部90に送信する(ステップS21)。正常処理においては、制御部90はセンタからの受信IDを書き込んだIDカードをIDカード発行装置93により発行する(ステップS22、S23)。ID登録により、管理装置1には、当該登録IDの遊技履歴情報用個人ファイルが作成される。
図10の処理A15によるチップ発行を受けた遊技客はいずれかの遊技台に赴き、遊技を行う。例えば、図2の遊技テーブルにおける遊技処理を説明する。カードゲームの開始に先立ち、遊技客はIDカード挿入口2bに自己のIDカードを挿入する。挿入IDカードはIDカードリーダR1〜Rmにより、カードに記憶されているIDデータが読み出され、端末を通じて管理装置1と通信されて、前記遊技客用個人ファイルの検索により登録済みか否かのセンタ照合が行われる。ID登録が確認されたときは、遊技に参加することが認められ、遊技開始により自己のチップを賭けるベット(BET)を行う(処理A16)。客席毎にIDが記憶され、表示装置6に遊技客一覧が表示される。ディーラーは客席一覧を見て、払戻時には勝者の客席番号を入力すると、その客席のIDが書き込まれた払戻チップを払戻チップ書込装置3により発行処理することができる。このとき、ベットチップ読み取り装置B1等により読み取られたベットチップのデータはテーブル管理装置T1に記憶され、記憶ベットデータは勝敗決定後、管理装置1に送信され、チップID別の個人ファイルに遊技履歴情報として記録される(処理A21、A24)。
本発明においては、遊技履歴情報からチップの賭け方のパターンも分析、認識することができ、遊技客の遊技指向性を推測することが可能となる。例えば、所謂、マネーローダリング不正を短期間に行う場合には、特定の遊技(例えば、ブラックジャックゲームにおけるゲームカウンティング)において高額賭金を行うことが予測される。従って、特定の遊技に一度に大量の賭金遊技を行う者が特定のIDに集中している場合には遊技履歴情報から即座に検出することができ、遊技場側で警告ないし遊技中止の対応をとることが可能となる。
なお、本管理システムでは、原則として、客同士の貸し借りはIDの変更を伴うためカウンタ経由で行う必要がある。例えば、隣の遊技台の客に渡した場合など、IDの異なるチップをベット領域BSに載せたときには、ID照合の結果が不一致になるので、ディスプレイDS1等において「チップ名義が異なります。ディーラー又はカウンタで確認手続きをしてください。」といったエラー報知がなされる。また、複数個の少額チップから高額チップにまとめる換算処理は上記精算コーナーにおける精算処理扱いになるが、高額チップから少額チップへの両替は各遊技台において可能である。この両替時には、提出された少額チップのデータが回収チップ処理領域CRJにて読み取られて、両替希望者のID個人ファイルに当該チップの両替済みが記録される。同時に、払戻チップ発行領域CEに新規チップを載置して、両替チップの書込、発行が行われ、当該ID個人ファイルに両替発行データが記録される。
ついで、ディーラーのカード配布等があってカードゲームが実施され、勝者、敗者が決定する(処理A17〜A19)。勝者には勝結果に応じた払戻チップが発行され、勝者に支払われる(処理A23)。敗者の賭けチップはディーラー側に回収され、回収チップは初期化処理に回される(処理A20)。チップ回収及払戻の際には、各チップデータが勝敗記録とともに管理装置1に送信され、各IDごとの個人ファイルの遊技履歴情報として記録される(処理A21、A24)。
遊技チップは負け遊技の後、回収され、払戻チップとして再び流通するが、チップ登録IDに基づき、勝敗及びその賭金額が管理され、回収時及び払戻時の金額チェックにより顧客ごとに正確に収支データを管理できる。従って、チップ個々の登録ID管理に基づく収支データの応用例として、例えば、1つの遊技台(遊技場所)において、特定のIDによるチップ賭金額(損失金額)が所定金額(予め、遊技客が自己申請できるようにしておく)を超えた時点をデータ管理上から検出し、その時点でディーラーから警告又は指摘を遊技客に与えることができる。つまり、遊技客は遊技開始時に使用可能金額を自己申告しておくことにより、カジノ側から過剰遊技の指摘ないし警告を受け取ることができ、カジノのめり込み遊技の警告サービス処理を行うことができる。
図13はテーブル管理装置T1によるチップベット処理(処理A16)を示す。ディーラーは遊技開始状態か否か判断して開始可能であれば、その旨顧客に宣言して操作用キーボード5を通じてベット読み取り指示を各ベットチップ読み取り装置B1〜Bmに与える(ステップS30)。このベット読み取り指示入力により各ベットチップ読み取り装置B1〜Bmは読み取り可能状態になる。顧客が所望の賭けチップをベット読み取り位置に配置すると、ディーラーによりベット終了の宣言の後、各ベットチップ読み取り装置B1〜Bmによるベットチップの読み取りが行われる(ステップS31〜S32)。読み取られたベットチップの各データは客席ごとにテーブル管理装置T1により正常チップの確認が行われる(ステップS33)。まず、着席者の登録IDと異なるチップがベットされていないか否か判断される。IDが異なるチップがベットされているときは、その旨遊技客に通知され、確認のために遊技の継続が停止される。顧客IDと一致するチップがベットされているときには、更に、センタ照合が行われる。即ち、管理装置1における遊技履歴情報ファイルの検索により、読み取ったIDに関するチップが他の遊技台で使用されていないか、あるいは精算に掛けられていないか否かがチェックされる。特別の許可なく、いずれかの遊技台で使用されているとき又は精算中のときには、管理装置1からテーブル管理装置T1へのチップ使用不許可(警告)コマンドが与えられる(ステップS36)。この不許可コマンドを受けてテーブル管理装置T1は表示装置6にチップ使用NGの旨の使用不許可表示を行う。ディーラーはこのNG表示を見て、遊技客との確認面談を行うとともに、遊技使用中の遊技台における遊技客の確認作業等が行われる。正常な全部のベットチップについては、各ID毎にベット金額、使用時刻等がテーブル管理装置T1に一旦記憶され、遊技終了後、管理装置1に送信される(ステップS34、S35)。上記の使用不許可表示による警告報知をディーラー用表示装置6により行うが、重要情報の秘匿性を担保するために、警告情報の報知手段としてディーラーの携行する通信端末(図示せず)を使用するようにしてもよい。該通信端末は例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末であり、テーブル管理装置T1と通信可能にして、前記警告情報を受信して表示するようにすればよい。勿論、本発明における警告報知には、視覚的報知に限らず、イヤフォン等による音声通知によって聴覚的報知を行う態様も含まれる。
図15は管理装置1におけるベットチップ監視処理を示す。テーブル管理装置T1により読み取られたベットチップのIDデータがセンタ照合のために送信され(ステップS33)、管理装置1が受信することにより、受信IDのチェックが行われる(ステップS60、S61)。このチェック処理は各遊技台及び精算装置8からの受信データを記憶している遊技履歴情報ファイルを参照して行われる。遊技履歴情報ファイルの検索により、受信IDに関するチップが他の遊技台で使用されていないか、あるいは精算に掛けられていないか否かがチェックされる。特別の許可なく、いずれかの遊技台で使用されているとき又は精算中のときには、テーブル管理装置T1へのチップ使用不許可(警告)コマンドが発信され(ステップS62)、ID重複使用等の問題がなければ、テーブル管理装置T1に確認済みのデータが発信される(ステップS63)。
テーブル管理装置T1において、当該遊技台で使用されている遊技チップと同一の登録IDの遊技チップが他の遊技台でも、当該遊技台における遊技チップの使用時以前の所定の期間内(例えば15分以内)において、使用時と同時に、あるいは略同時に使用されているか否かを判断し、他の遊技台でも使用と判断されたとき、ディーラーに、その遊技チップの使用又はそのチップによる遊技を不許可とする旨の報知が行われるので、ディーラーあるいは遊技場の管理者等は、当該遊技チップの遊技履歴や所有者の確認等の処置のために、当該IDの遊技チップの使用を中止、あるいは遊技の中断を決定することができる。これにより、偽造チップの使用防止だけでなく、遊技中において、窃盗、盗難、紛失等により不正に取得した遊技チップの使用、精算換金を未然に防止でき、また、個人的遊技の目的以外のイレギュラーな不正ないし異常遊技行為の発生を抑制、防止して、健全なカジノ運営システムを実現することができる。勿論、重複IDのチップが存在するときには、偽造チップの可能性もあり、カジノ営業中に流通するチップのIDが異なる遊技台で複数あるのを発見することにより、偽造チップの流通を確実に阻止することができる。
図14の(14A)及び(14B)はそれぞれ、テーブル管理装置T1によるチップ払戻処理A18・A23・A24、チップ回収処理A19・A20・A21を示す。遊技終了により勝敗が決定すると、ディーラーは操作用キーボード5により、遊技終了を入力して、勝敗データを入力する。上述のように、客席毎にIDが記憶され、表示装置6に遊技客一覧が表示されており、ディーラーは客席一覧を見て、勝敗データを客席番号毎に入力することができる(ステップS40〜S41)。勝者に払戻しを行う場合には、勝者の客席番号を入力して、その客席のIDが書き込まれた払戻チップを払戻チップ書込装置3により発行処理する(ステップS43)。遊技終了(ステップS50〜S51)に伴い、敗者のベットチップはテーブル上からディーラー側に回収され、回収チップはその都度ないしバッチ処理により回収チップ処理装置4によって初期化される(ステップS52〜S53)。回収及び払戻に係るチップ処理におけるデータは、テーブル管理装置T1を通じて、管理装置1に送信され、チップID別の個人ファイルに遊技履歴情報として記録される。
処理A25において払戻を受けたチップ等の所有チップを精算する場合にも、上述のように、精算チップのIDによるセンタ照合が行われる(ステップS80)。図16は、精算装置8による精算処理の概要を示す。遊技客が精算時に呈示したIDカードのIDと、精算したい所有チップの各IDを照合し、一致しないときは精算受付のキャンセル処理を行う(ステップS80、S85)。不一致の問題が解消されない限り、精算処理は実施されない。
IDが一致した場合には、センタ照合が実施され、管理装置1における遊技履歴情報ファイルの確認が行われる(ステップS81)。読み取った精算チップと同一の登録IDの遊技チップが精算チップ投入以前の所定の期間内で、いずれかの遊技台で使用されているか否かを判断し、遊技台における使用と判断されたとき、精算・換金を不許可とする精算不許可(警告)信号が精算装置に送信される(ステップS81、S85)。正常チップの場合には、精算・換金又は換算チップの発行が許可される(ステップS82〜S84)。
カジノ売上収支の管理上、遊技チップの紛失等は好ましくないので、遊技チップの無断持ち出しや故意でない流失等を発見するために、カジノホールの出入り口等においてチップ検知装置を配置するようにしてもよい。ホール退出時に誤って持ち出したり、不正に持ち出したりしても、該チップ検知装置により、退出者の所有する持ち出しチップと通信して、持ち出しチップの保有を検知してその旨、報知するようにしてもよい。
本実施形態に係る遊技場管理システムにおいては、単一のID(遊技客)による単一の遊技台による遊技を原則扱うが、ファミリー会員、グループ会員等に登録すれば、単一のIDによる複数の遊技客による重複IDの使用を特別に許可するようにしてもよい。例えば、一定の申告を遊技場側に行うことにより、親子、夫婦、兄弟等の証明確認のうえファイミリー会員の登録IDを取得すれば、そのIDで登録ファミリー会員は遊技場側から特段の制約を受けることなく同時に遊技を行うことができる。同様に、友人どうし等のグループ会員のID登録を受けることにより、登録グループ会員は遊技場側から特段の制約を受けることなく同時に遊技を行うことができる。この場合、ファミリー会員又はグループ会員個々にIDカードが発行され、代表者の登録IDの個人ファイルにファミリー会員又はグループ会員のIDも記憶、管理される。従って、もし重複ID使用の遊技状況が生じても、個人ファイルの参照により特別許可の有無が判断される。更に、該当使用者にIDカードの呈示を求め、そのIDカードにファミリー登録又はグループ登録に基づく特別許可が与えられているか否かを確認にして、遊技の続行を許可することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態に限定されず、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。特に、上記実施形態においては、遊技の参加においてIDカードの呈示を行うが、遊技の実施のうえでは、そのような呈示を求めず、本発明における登録IDを付与した遊技チップでの遊技の実施を許可するようにしてもよい。また、IDカード自体、カード形態に限らず、ICタグ等による非接触方式を用い、近づけるだけでIDの読み取り可能にする形態を使用し、カード挿入口を不要にしてもよい。
この発明の一実施形態のカジノ管理システムの概略構成を示す図である。 前記実施形態に用いる遊技テーブル2aの模式的構成図である。 図2のF−F矢視断面の概略図である。 前記実施形態に用いる遊技チップの一部切欠き外観と、遊技チップに内蔵されるICタグ回路モジュールのブロック構成を示す図である。 前記実施形態における遊技チップ及び遊技客用個人ファイルのメモリ内容を示す図である。 本発明に係る遊技チップ発行装置の概略外観図である。 図6の遊技チップ発行装置を含むカジノ管理システムの概略構成を示す図である。 前記実施形態における精算装置8の概略構成図である。 前記実施形態における受付装置7の概略構成図である。 前記実施形態における遊技チップ流通管理処理の全体の概略を示すフローチャートである。 前記実施形態における遊技チップ発行処理を示すフローチャートである。 前記実施形態におけるカジノ登録受付処理を示すフローチャートである。 前記実施形態におけるベットチップ処理を示すフローチャートである。 前記実施形態における遊技結果処理を示すフローチャートである。 前記実施形態におけるベットチップの監視処理を示すフローチャートである。 前記実施形態における精算処理の概要を示すフローチャートである。
符号の説明
1 管理装置、2 遊技台、3 払戻チップ書込処理装置、4 回収チップ処理装置、5 操作キーボード、6 表示装置、7 受付装置、8 精算装置、9 監視カメラ、10 ホール天井、T1〜Tn テーブル管理装置(端末)、B1〜Bm ベットチップ読み取り装置、R1〜Rm IDカードリーダ、DS1〜DSm ディスプレイ、C1〜C6 客席、K1〜K6 遊技客、TC1〜TC3 チップ、BS ベット専用領域、AC カード、BSA 遊技領域、2a 遊技テーブル、2b IDカード挿入口、2c 挿入口、CE 払戻チップ発行領域、CRJ 回収チップ処理領域、SC サービスチップ処理部

Claims (6)

  1. 複数の客が遊技チップを使用して同時に遊技に参加可能な遊技台を含む、カジノ形式の遊技場の遊技場管理システムにおいて、
    前記遊技チップは、遊技客の購入に基づき発行され、少なくとも、遊技客を識別する登録IDと有価価値とが記録され、
    各遊技台の端末と通信可能に接続され、遊技客の遊技チップ使用時刻、使用有価価値及び遊技結果内容を少なくとも含む遊技履歴情報を登録ID別に記憶し、管理する管理装置を備え、
    前記端末には、
    遊技台に設置され、遊技客がベット(賭)した遊技チップの記録情報を読み取るチップ読取手段と、
    遊技の結果、勝者となった遊技客の登録IDとともに所定の賞価値が記録された払い戻し用遊技チップを発行する払戻チップ発行手段と、
    遊技の結果、敗者となった遊技客のベットチップの記録データを初期化するチップ初期化手段とが含まれ、
    前記チップ読取手段により読み取ったベットチップの記録情報、前記払戻チップ発行手段により発行された払戻チップの記録情報及び前記チップ初期化手段により初期化されたチップ情報は前記端末を介して前記管理装置に送信されて前記遊技履歴情報の更新処理が行われ、
    更に、各端末は、相互に通信し、又は前記管理装置を介して、端末が設置された遊技台における遊技チップの使用時以前の所定の期間内で、その遊技チップと同一の登録IDの遊技チップが他の遊技台で使用されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により他の遊技台でも使用と判断されたとき、その遊技チップの使用又はそのチップによる遊技を不許可とする旨の報知を行う報知手段とを備えたことを特徴とする遊技場管理システム。
  2. 記録媒体としてのICタグを前記遊技チップに内蔵させ、前記チップ読取手段はICタグの読取装置からなり、かつ前記払戻チップ発行手段はICタグのデータ書込装置からなる請求項1に記載の遊技場管理システム。
  3. 前記払戻チップ発行手段及び前記チップ初期化手段は、遊技台のディーラー側に設けられ、かつ前記チップ読取手段は、遊技台のプレーヤー側に設けられている請求項1又は2に記載の遊技場管理システム。
  4. 遊技客の所有する遊技チップを現金化して精算するために前記遊技場内に少なくとも1台設置された精算装置であって、
    この精算装置は、前記管理装置及び/又は各端末と通信可能に接続され、
    精算のために投入された遊技チップの記録情報を読み取る精算チップ読取手段と、
    各端末と通信し、又は前記管理装置を介して、前記精算チップ読取手段により読み取られた精算チップと同一の登録IDの遊技チップが精算チップ投入以前の所定の期間内で、いずれかの遊技台で使用されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により遊技台における使用と判断されたとき、精算を不許可とする精算中止手段とを備え、
    前記判断手段により遊技台における使用でないと判断されたとき、前記精算チップ読取手段により読み取られた精算チップの記録情報が前記管理装置に送信され、前記遊技履歴情報の精算処理を行う請求項1、2又は3に記載の遊技場管理システム。
  5. 前記遊技場に設けられ、遊技客の登録IDの入力と購入有価価値の入力とを条件に、購入有価価値に応じた有価価値と登録IDとが少なくとも記録された遊技チップを発行する遊技チップ発行装置を備え、
    前記遊技チップ発行装置と前記管理装置とを通信可能に接続して、前記遊技チップ発行装置により発行された遊技チップの発行情報を前記遊技履歴情報として前記管理装置に記憶させる請求項1〜4のいずれかに記載の遊技場管理システム。
  6. 前記管理装置は、前記遊技場の外部に設けられ、通信網を通じて前記端末と接続されてなる請求項1〜5のいずれかに記載の遊技場管理システム。

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