JP2009016162A - 組電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる組電池、及び、その製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の組電池の製造方法は、充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dを知得する、または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧を知得する知得工程(ステップ1)と、上記曲線C,Dを知得した使用済み二次電池の群の中から、上記曲線C及び曲線Dが互いに近似しているものを複数選択する、または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧を知得した使用済み二次電池の群の中から、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧が互いに近似しているものを複数選択する選択工程(ステップ2)と、選択された複数の使用済み二次電池を組み合わせて、組電池を構成する組み付け工程(ステップ3)とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、組電池及びその製造方法に関する。
近年、ポータブル機器や携帯機器などの電源として、また、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として、様々な二次電池が提案されている。この二次電池を、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として用いる場合には、複数の二次電池を電気的に接続して組電池を構成して用いている。
ところで、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として用いられる組電池は、その使用環境や、組電池を構成しているそれぞれの二次電池の特性差や、二次電池の構成部品の不具合等により、組電池を構成する二次電池の一部が、他の電池に比べて早期に寿命や故障に至ることがある。すると、組電池本来の性能を発揮することができなくなり、これにより、システム全体に異常が生じる虞もあった。このような不具合を解消すべく、他の電池に比べて早期に寿命や故障に至った二次電池を、正常な二次電池に交換することがある。この二次電池の交換方法に関しては、様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−185915号
特許文献1は、複数の二次電池を電気的に直列または並列に接続した組電池について、その一部の交換対象の二次電池を、交換用の新しい二次電池と交換する場合に、交換用の新しい二次電池の充電量を、交換対象でない他の電池(組電池を構成している正常な二次電池)の充電量よりも小さくして交換する方法を開示している。具体的には、交換用の新しい二次電池の充電量が、交換対象でない他の電池の充電量よりも5〜20%小さくなるように、交換用の新しい二次電池を充電しておく。これにより、組電池の使用により充放電が繰り返し行われると、交換した新しい二次電池と他の電池との充電量(充電されている電気量)の差が小さくなるので、組電池を構成する二次電池の充電量を同等にできると記載されている。従って、組電池の性能を最大限に発揮させることができると記載されている。
ところで、電気自動車やハイブリッド自動車などが廃車となった場合でも、これらに搭載していた組電池は、未だ使用可能な状態にあることがある。また、組電池を構成する二次電池の一部の不具合により、新しい組電池に交換した場合でも、古い組電池のうち不具合の生じた一部の二次電池を除いた他の二次電池は、未だ使用可能な状態にある。このような、市場で使用された後に回収された二次電池のうち、未だ使用可能な状態にある二次電池(以下、これらを使用済み二次電池ともいう)を、廃棄することなく、再利用する技術が求められている。例えば、自動車等の電源として使用された後、不要となった組電池を回収して、これらの組電池に含まれている未だ使用可能な二次電池(使用済み二次電池)を組み合わせて、組電池を製造する技術が求められている。
ところが、回収した使用済み二次電池の群には、様々な環境下で使用されたものが混在するため、電池特性のバラツキが大きくなりがちである。このため、使用済み二次電池を組み合わせて組電池を製造すると、電池特性の差異の影響で、組電池を構成する使用済み二次電池の一部が過充電、過放電となる不具合が発生したり、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができない虞があった。特許文献1等において、組電池を構成する二次電池の一部(不具合を生じた二次電池)を、正常な新しい二次電池に交換する技術は多数開示されているが、使用済み二次電池を組み合わせて組電池を製造する技術に適用することはできなかった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる組電池、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、二次電池を使用した後の使用済み二次電池について、それぞれ、所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧曲線、及び、所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧曲線を知得する、または、上記所定の充電条件で充電したときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応電圧、及び、上記所定の放電条件で放電させたときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応電圧を知得する知得工程と、上記充電時充電量−電圧曲線及び上記放電時充電量−電圧曲線を知得した上記使用済み二次電池の群の中から、上記充電時充電量−電圧曲線及び上記放電時充電量−電圧曲線が互いに近似しているものを複数選択する、または、上記充電時所定充電量対応電圧及び上記放電時所定充電量対応電圧を知得した上記使用済み二次電池の群の中から、上記充電時所定充電量対応電圧及び上記放電時所定充電量対応電圧が互いに近似しているものを複数選択する選択工程と、上記選択された複数の上記使用済み二次電池を組み合わせて、組電池を構成する組み付け工程と、を備える組電池の製造方法である。
組電池を使用する方法としては、様々な使用方法があるが、例えば、制御手段(電池コントローラやECUなど)により、組電池を構成する各二次電池の電池電圧を検知して、これに基づいて組電池の充電状態をきめ細かく制御しつつ使用する方法がある。
このようにきめ細かく組電池の充電状態を制御する制御手段により、組電池の充電状態を制御しつつ使用する場合、組電池を構成する使用済み二次電池の、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、これらの曲線上における所定充電量に対応する電池電圧に相当する、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)が大きく異なっていると、適切に組電池を使用できないことがある。
例えば、各使用済み二次電池の充電量が等しい場合でも、各々の電池電圧が大きく異なることがある。すると、制御手段において、電池電圧差が正常範囲を超えていると判断され、電池電圧の異常が検出されたり、電池電圧に基づいて推定される推定SOCの異常が検出されてしまうことがある。また、電池電圧差が正常範囲内に収まっている場合でも、各使用済み二次電池の電池電圧差(または推定SOCの差)の影響で、使用できる電気量が電池電圧(または推定SOC)の小さな使用済み二次電池で制限され、各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができなくなることがあった。
これに対し、本発明の製造方法では、使用済み二次電池について、それぞれ、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)を知得し、知得した使用済み二次電池の群の中から、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)が互いに近似しているものを複数選択する。そして、選択された複数の使用済み二次電池を組み合わせて、組電池を構成する。このように、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)が互いに近似している使用済み二次電池同士を組み合わせることで、組電池の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を小さくすることができる。充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)が互いに近似している使用済み二次電池は、使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似するからである。
このため、仮に、前述のようにきめ細かく組電池の充電状態を制御する制御手段により、当該組電池の充電状態を制御しつつ使用する場合でも、制御手段において、電池電圧の異常が検出されたり、電池電圧に基づいて推定される推定SOCの異常が検出されるのを抑制することができるので、当該組電池を適切に使用することができる。さらには、組電池において使用できる電気量が、電池電圧(または推定SOC)の小さな使用済み二次電池で制限されるのを抑制することもできるので、当該組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。なお、これよりも簡易に制御しつつ使用する場合や、充電状態を制御することなく使用する場合等においても、当該組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができることは言うまでもない。
以上より、本発明の製造方法によれば、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる組電池を製造することができるといえる。
なお、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)は、例えば、公知の所定手法により、各使用済み二次電池の満充電容量を測定する際に、所定の充電条件で充電したとき、及び所定の放電条件で放電させたときに、充電量に対応した電池電圧を検出することで取得することができる。
また、知得工程としては、実測により、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)を取得する場合を挙げることができる。また、既に、充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)が取得されている使用済み二次電池を入手して、それらの充電時充電量−電圧曲線及び放電時充電量−電圧曲線(または、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧)を知る場合も例示できる。
さらに、上記の組電池の製造方法であって、前記選択工程は、各々の前記使用済み二次電池について、自身の前記充電時充電量−電圧曲線を、基準二次電池について前記所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧基準曲線と対比したときの、上記充電時充電量−電圧基準曲線との差異、及び、自身の前記放電時充電量−電圧曲線を、基準二次電池について前記所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧基準曲線と対比したときの、上記放電時充電量−電圧基準曲線との差異が、互いに近似しているものを、または、自身の前記充電時所定充電量対応電圧を、基準二次電池について上記所定の充電条件で充電したときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応基準電圧と対比したときの、上記充電時所定充電量対応基準電圧との差異、及び、自身の前記放電時所定充電量対応電圧を、基準二次電池について上記所定の放電条件で放電させたときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応基準電圧と対比したときの、上記放電時所定充電量対応基準電圧との差異が、互いに近似しているものを、複数選択する組電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、例えば、比較基準として、基準二次電池の充電時充電量−電圧基準曲線及び放電時充電量−電圧基準曲線(または、充電時所定充電量対応基準電圧及び放電時所定充電量対応基準電圧)を予め得ておき、この比較基準と、各々の使用済み二次電池の充電時充電量−電圧基準曲線等との差異を取得する。その上で、選択工程において、これら(比較基準との差異)が互いに近似しているものを選択する。このように選択することで、使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似する使用済み二次電池を、容易かつ適切に選択することができる。このように、適切に選択された使用済み二次電池同士で組電池を構成することにより、組電池の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、適切に小さくすることができる。これにより、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
なお、基準二次電池としては、例えば、二次電池が新品または使用初期の時期に示す特性を有するもの(初期基準二次電池)や、二次電池が標準的な使用環境により所定時間使用した後に示す特性を有する使用済み二次電池などを挙げることができる。
また、使用済み二次電池の充電時充電量−電圧曲線等と基準二次電池の充電時充電量−電圧基準曲線等との差異としては、例えば、両者の間で同じ充電量(Ah)における電池電圧同士を比較したときの電池電圧差を挙げることができる。
さらに、上記の組電池の製造方法であって、前記基準二次電池は、前記二次電池が新品または使用初期の時期に示す特性を有する初期基準二次電池であり、前記選択工程は、各々の前記使用済み二次電池について、前記充電時充電量−電圧曲線と前記充電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、同じ所定充電量に対応する前記充電時所定充電量対応電圧と前記充電時所定充電量対応基準電圧とを比較して得た、充電時電池電圧差ΔVCのうち、最大のものを充電時最大電池電圧差ΔVCmaxとし、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxに対応する充電量を充電時最大差充電量QCとし、前記放電時充電量−電圧曲線と前記放電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、同じ所定充電量に対応する前記放電時所定充電量対応電圧と前記放電時所定充電量対応基準電圧とを比較して得た、放電時電池電圧差ΔVDのうち、最大のものを放電時最大電池電圧差ΔVDmaxとし、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxに対応する充電量を放電時最大差充電量QDとしたとき、選択された複数の前記使用済み二次電池のうち、上記充電時最大差充電量QCが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大差充電量QC同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内で、且つ、上記放電時最大差充電量QDが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大差充電量QD同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内となるように、上記使用済み二次電池を選択する組電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、次の2つの条件を満たすように、組電池を構成する使用済み二次電池を複数選択する。
(1)選択された複数の使用済み二次電池のうち、充電時最大差充電量QC(以下、単にQCともいう)が最も大きな使用済み二次電池と、QCが最も小さな使用済み二次電池とのQC同士の差が、初期基準二次電池の満充電容量の10%以内となること。
(2)選択された複数の使用済み二次電池のうち、放電時最大差充電量QD(以下、単にQDともいう)が最も大きな使用済み二次電池と、QDが最も小さな使用済み二次電池とのQD同士の差が、初期基準二次電池の満充電容量の10%以内となること。
このように、充電時最大差充電量QC同士の差が小さく、且つ、放電時最大差充電量QD同士の差が小さな使用済み二次電池を選択することで、使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似する使用済み二次電池を、適切に選択することができる。このため、このように選択した使用済み二次電池同士で組電池を構成することで、組電池の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、適切に小さくすることができる。これにより、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
さらに、上記の組電池の製造方法であって、前記選択工程は、各々の前記使用済み二次電池について、前記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmax同士の差が、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxの50%以内で、且つ、前記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmax同士の差が、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxの50%以内となるように、上記使用済み二次電池を選択する組電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、前述の(1)及び(2)の条件に加えて、次の(3)及び(4)の条件も満たすように、組電池を構成する使用済み二次電池を複数選択する。
(3)選択された複数の使用済み二次電池のうち、充電時最大電池電圧差ΔVCmax(以下、単にΔVCmaxともいう)が最も大きな使用済み二次電池と、ΔVCmaxが最も小さな使用済み二次電池とのΔVCmax同士の差が、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池のΔVCmaxの50%以内となること。
(4)選択された複数の使用済み二次電池のうち、放電時最大電池電圧差ΔVDmax(以下、単にΔVDmaxともいう)が最も大きな使用済み二次電池と、ΔVDmaxが最も小さな使用済み二次電池とのΔVDmax同士の差が、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池のΔVDmaxの50%以内となること。
このように、QC及びQDの差が小さく、しかも、ΔVCmax及びΔVDmaxの差が小さな使用済み二次電池を選択することで、使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似する使用済み二次電池を、より適切に選択することができる。このため、このように選択した使用済み二次電池同士で組電池を構成することで、組電池の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、より一層小さくすることができる。これにより、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
他の解決手段は、二次電池を使用した後の使用済み二次電池を、複数組み合わせてなる組電池であって、各々の上記使用済み二次電池について、所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧曲線と、上記二次電池が新品または使用初期の時期に示す特性を有する初期基準二次電池について、上記所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、上記所定の充電条件で充電したときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応電圧と、上記初期基準二次電池について上記所定の充電条件で充電したときの、上記複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応基準電圧とを、同じ所定充電量についてそれぞれ比較して得た、充電時電池電圧差ΔVCのうち、最大のものを充電時最大電池電圧差ΔVCmaxとし、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxに対応する充電量を充電時最大差充電量QCとし、所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧曲線と、上記初期基準二次電池について上記所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、上記所定の放電条件で放電させたときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応電圧と、上記初期基準二次電池について上記所定の放電条件で放電させたときの、上記複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応基準電圧とを、同じ所定充電量についてそれぞれ比較して得た、放電時電池電圧差ΔVDのうち、最大のものを放電時最大電池電圧差ΔVDmaxとし、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxに対応する充電量を放電時最大差充電量QDとしたとき、上記組電池を構成する上記使用済み二次電池のうち、上記充電時最大差充電量QCが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大差充電量QC同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内で、且つ、上記放電時最大差充電量QDが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大差充電量QD同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内とされてなる組電池である。
本発明の組電池は、次の2つの条件を満たしている。
(1)組電池を構成する使用済み二次電池のうち、充電時最大差充電量QCが最も大きな使用済み二次電池と、QCが最も小さな使用済み二次電池とのQC同士の差が、初期基準二次電池の満充電容量の10%以内とされている。
(2)選択された複数の使用済み二次電池のうち、放電時最大差充電量QDが最も大きな使用済み二次電池と、QDが最も小さな使用済み二次電池とのQD同士の差が、初期基準二次電池の満充電容量の10%以内とされている。
このように、充電時最大差充電量QC同士の差が小さく、且つ、放電時最大差充電量QD同士の差が小さな使用済み二次電池同士で構成された組電池では、当該組電池を構成する各使用済み二次電池の使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似することになる。このため、当該組電池の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、適切に小さくすることができる。これにより、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
さらに、上記の組電池であって、上記組電池を構成する前記使用済み二次電池のうち、前記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmax同士の差が、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxの50%以内で、且つ、前記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmax同士の差が、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxの50%以内とされてなる組電池とすると良い。
本発明の組電池は、前述の(1)及び(2)の条件に加えて、次の(3)及び(4)の条件も満たしている。
(3)組電池を構成する使用済み二次電池のうち、充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池と、ΔVCmaxが最も小さな使用済み二次電池とのΔVCmaxの差が、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池のΔVCmaxの10%以内とされている。
(4)組電池を構成する使用済み二次電池のうち、放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池と、ΔVDmaxが最も小さな使用済み二次電池とのΔVDmax同士の差が、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池のΔVDmaxの10%以内とされている。
このように、QC及びQDの差が小さく、しかも、ΔVCmax及びΔVDmaxの差が小さな使用済み二次電池同士で構成された組電池では、当該組電池を構成する各使用済み二次電池の使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が、より一層近似することになる。このため、当該組電池の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、より一層小さくすることができる。これにより、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施例1にかかるコントローラ付き組電池50について説明する。コントローラ付き組電池50は、図1に示すように、組電池20と、電池コントローラ30とを有している。このうち、組電池20は、図2に示すように、5ヶの使用済み二次電池(使用済み二次電池1〜5)が、一列に列置されて、接続部材11を通じて電気的に直列に接続されている。
また、電池コントローラ30は、公知の電池コントローラ(例えば、特開2006−79961参照)であり、ROM31、CPU32、RAM33等を有している。この電池コントローラ30は、図1に示すように、組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の電池電圧V1〜V5を検知する。そして、電池電圧V1〜V5のうち、最も小さい電池電圧と最も大きい電池電圧との最大差が許容範囲(例えば、0.1V)を超えている場合に、電池電圧の異常と判定し、組電池20の充放電を強制的に停止させる。
なお、本実施例1のコントローラ付き組電池50は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車などに搭載され、これらの電源として利用される。
次に、本実施例1の組電池20の製造方法について説明する。図3は、本実施例1の組電池20の製造工程の流れを示すフローチャートである。
(知得工程)
まず、図3に示すように、ステップS1において、市場から回収された使用済み二次電池1〜10について、充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線D(図4参照)を取得する。具体的には、使用済み二次電池1〜10について、完全放電状態から満充電状態(本実施例1では、充電量6.5Ah)にまで充電した。例えば、25℃の恒温環境下において、まず、0.3Cの電流値で、電池電圧が1.0Vになるまで、使用済み二次電池1〜10をそれぞれ放電させて、3分間放置した後、0.35Cの電流値で3.2時間、使用済み二次電池1〜10をそれぞれ充電した。この充電時に、0.1Ah毎に電池電圧(V)を測定することで、充電時所定充電量対応電圧を取得した。そして、これらの充電時所定充電量対応電圧の値をプロットして、充電時充電量−電圧曲線C(以下、単に曲線Cともいう)を得た。
さらに、使用済み二次電池1〜10について、満充電状態から完全放電状態にまで放電させた。例えば、上述のようにして使用済み二次電池1〜10を満充電状態にして、3分間放置した後、0.3Cの電流値で電池電圧が1.0Vになるまで、使用済み二次電池1〜10をそれぞれ放電させた。この放電時に、0.1Ah毎に電池電圧(V)を測定することで、放電時所定充電量対応電圧を取得した。そして、これらの放電時所定充電量対応電圧の値をプロットして、放電時充電量−電圧曲線D(以下、単に曲線Dともいう)を得た。
なお、ここでは、使用済み二次電池1〜10の満充電容量を満たす充電量(6.5Ah)を、1時間で完全放電できる電流値(6.5A)を、1Cとしている。上述のようにして、使用済み二次電池1〜10について、充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dを知得することができる。これらの曲線を図4に示す。なお、図4には、上述した使用済み二次電池1〜10と同様の手法により、二次電池が新品の時期に示す特性を有する初期基準二次電池について、充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧を取得し、これらに基づいて作成した充電時充電量−電圧基準曲線CS(以下、単に基準曲線CSともいう)及び放電時充電量−電圧基準曲線DS(以下、単に基準曲線DSともいう)を、実線で示している。
なお、本実施例1では、使用済み二次電池1〜4の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dが、ほぼ一致した。このため、図4に二点差線で示すように、使用済み二次電池1〜4の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dは、1つの曲線で代表させている。さらに、使用済み二次電池5〜8の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dも、ほぼ一致したため、図4に破線で示すように、使用済み二次電池5〜8の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dは、1つの曲線で代表させている。さらに、使用済み二次電池9,10の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dも、ほぼ一致したため、図4に一点鎖線で示すように、使用済み二次電池9,10の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dは、1つの曲線で代表させている。
なお、本実施例1では、このステップS1が知得工程に相当する。
次に、使用済み二次電池1について、曲線Cと基準曲線CSとの間で、0〜6.5Ahの範囲で0.1Ah毎に、同じ充電量における電池電圧同士を比較して、充電時電池電圧差ΔVC1を得た。このうち、図4に示すように、最大のものを充電時最大電池電圧差ΔVC1maxとし、このΔVC1maxに対応する充電量を充電時最大差充電量QC1とした。なお、ΔVC1maxは約0.02Vで、QC1は5.5Ahとなった。また、使用済み二次電池2〜10についても、使用済み二次電池1と同様にして、充電時最大電池電圧差ΔVC2max〜ΔVC10max、及び充電時最大差充電量QC2〜QC10を得た。
図4に示すように、使用済み二次電池2〜4の充電時最大電池電圧差ΔVC2max〜ΔVC4maxは、いずれも、ΔVC1maxと同様に約0.02Vとなった。また、充電時最大差充電量QC2〜QC4は、いずれも、QC1と同様に5.5Ahとなった。
また、使用済み二次電池5〜8の充電時最大電池電圧差ΔVC5max〜ΔVC8maxは、いずれも約0.03Vとなり、充電時最大差充電量QC5〜QC8は、いずれも5.3Ahとなった。
さらに、使用済み二次電池9,10の充電時最大電池電圧差ΔVC9max,ΔVC10maxは、いずれも約0.08Vとなり、充電時最大差充電量QC9,QC10は、いずれも4.5Ahとなった。
さらに、使用済み二次電池1〜10について、それぞれ、曲線Dと基準曲線DSとの間で、0〜6Ahの範囲で0.1Ah毎に、同じ充電量における電池電圧同士を比較して、放電時電池電圧差ΔVD1〜ΔVD10を得た。このうち、図4に示すように、最大のものを放電時最大電池電圧差ΔVD1max〜ΔVD10maxとし、このΔVD1max〜ΔVD10maxに対応する充電量を放電時最大差充電量QD1〜QD10とした。
具体的には、ΔVD1max〜ΔVD4maxは、いずれも約0.04Vとなり、QD1〜QD4は、いずれも1.0Ahとなった。
また、ΔVD5max〜ΔVD8maxは、いずれも約0.05Vとなり、QD5〜QD8は、いずれも1.1Ahとなった。
また、ΔVD9max,ΔVD10maxは、いずれも約0.14Vとなり、QD9,QD10は、いずれも1.9Ahとなった。
(選択工程)
次に、ステップS2(図3参照)に進み、充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dを知得した使用済み二次電池1〜10の群の中から、曲線C及び曲線Dが互いに近似しているものを、組電池20を構成するのに必要な数だけ(本実施例1では5ヶ)選択する。具体的には、使用済み二次電池1〜10の各曲線Cを基準曲線CSと対比したときの差異、及び各曲線Dを基準曲線DSと対比したときの差異が、互いに近似しているものを選択した。本実施例1では、図4の記載から、例えば、使用済み二次電池1〜4と使用済み二次電池5を選択することができる。
特に、本実施例1では、選択された使用済み二次電池1〜5のうち、QCが最も大きな使用済み二次電池1〜4と、QCが最も小さな使用済み二次電池5とのQC同士の差(以下、QCの最大差ともいう)が、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の10%(0.65Ah)以内となるように、使用済み二次電池1〜5を選択している。具体的には、QCの最大差を0.2Ah(=5.5−5.3)として、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の約3%と小さな値にしている。さらに、選択された使用済み二次電池1〜5のうち、QDが最も大きな使用済み二次電池5と、QDが最も小さな使用済み二次電池1〜4とのQD同士の差(以下、QDの最大差ともいう)が、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の10%(0.65Ah)以内となるように、使用済み二次電池1〜5を選択している。具体的には、QDの最大差を0.1Ah(=1.1−1.0)として、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の約2%と小さな値にしている。
このように、充電時最大差充電量QC同士の差が小さく、且つ、放電時最大差充電量QD同士の差が小さな使用済み二次電池1〜5を選択することで、使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似する使用済み二次電池を、適切に選択することができる。このため、このように選択した使用済み二次電池1〜5で組電池20を構成することで、組電池20の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、適切に小さくすることができる。
しかも、本実施例1では、選択された使用済み二次電池1〜5のうち、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池5と、ΔVCmaxが最も小さな使用済み二次電池1〜4とのΔVCmax同士の差(以下、ΔVCmaxの最大差ともいう)が、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池5のΔVC5maxの50%以内となるように、使用済み二次電池1〜5を選択している。具体的には、ΔVCmaxの最大差(=ΔVC5max−ΔVC1max)を0.01V(=0.03−0.02)として、ΔVC5max(=0.03V)の約33%と小さな値にしている。
さらに、選択された使用済み二次電池1〜5のうち、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池5と、ΔVDmaxが最も小さな使用済み二次電池1〜4とのΔVDmax同士の差(以下、ΔVDmaxの最大差ともいう)が、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池5のΔVD5maxの50%以内となるように、使用済み二次電池1〜5を選択している。具体的には、ΔVDmaxの最大差(=ΔVD5max−ΔVD1max)を0.01V(=0.05−0.04)として、ΔVD5max(=0.05V)の20%と小さな値にしている。
このように、QC及びQDの差が小さく、しかも、ΔVCmax及びΔVDmaxの差が小さな使用済み二次電池1〜5を選択することで、使用時(充電時及び放電時)における電池電圧の挙動が近似する使用済み二次電池を、より適切に選択することができる。このため、このように選択した使用済み二次電池1〜5で組電池20を構成することで、組電池20の使用時における各使用済み二次電池の電池電圧差を、より一層小さくすることができる。これにより、後述するように、組電池20を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
なお、本実施例1では、このステップS2が選択工程に相当する。
(組み付け工程)
次に、ステップS3に進み、図2に示すように、選択した使用済み二次電池1〜5を、電気伝導性を有する接続部材11を用いて、番号の順に電気的に直列に接続した。具体的には、使用済み二次電池1の負極端子1cと使用済み二次電池2の正極端子2b、使用済み二次電池2の負極端子2cと使用済み二次電池3の正極端子3b、使用済み二次電池3の負極端子3cと使用済み二次電池4の正極端子4b、使用済み二次電池4の負極端子4cと使用済み二次電池5の正極端子5bを、それぞれ、接続部材11で連結した。このようにして、本実施例1の組電池20を製造した。
なお、本実施例1では、ステップS3が、組み付け工程に相当する。
その後、上述のようにして製造した組電池20と、電池コントローラ30とを組み合わせて、コントローラ付き組電池50(図1参照)を製造した。
また、比較例1として、使用済み二次電池6〜10を組み合わせて、組電池320(図2参照)を製造した。
本比較例1では、選択された使用済み二次電池6〜10のQCの最大差が、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の10%を上回っている(図4参照)。具体的には、QCの最大差が0.8Ah(5.3−4.5)となり、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の約12%と大きな値になっている。さらに、選択された使用済み二次電池6〜10のQDの最大差も、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の10%を上回っている。具体的には、QDの最大差が0.8Ah(1.9−1.1)となり、初期基準二次電池の満充電容量(=6.5Ah)の約12%と大きな値になっている。
しかも、本比較例1では、選択された使用済み二次電池6〜10のΔVCmaxの最大差が、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池9のΔVC9maxの50%を上回っている。具体的には、ΔVCmaxの最大差(=ΔVC9max−ΔVC6max)が0.05V(=0.08−0.03)となり、ΔVC9max(=0.08V)の約63%と大きな値になっている。さらに、選択された使用済み二次電池6〜10のΔVDmaxの最大差が、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池9のΔVD9maxの50%を上回っている。具体的には、ΔVDmaxの最大差(=ΔVD9max−ΔVD6max)が0.09V(=0.14−0.05)となり、ΔVD9max(=0.14V)の約64%と大きな値になっている。
このような組電池320と、電池コントローラ30とを組み合わせて、比較例1のコントローラ付き組電池を製造した。
ここで、実施例1にかかる組電池20の充放電制御と比較例1にかかる組電池320の充放電制御とを、比較して説明する。
実施例1では、図6に示すように、使用済み二次電池1〜5の充電量を約3.2Ahとした状態を制御中心としている。このとき、使用済み二次電池1〜5の電池電圧V1〜V5は、いずれも等しくなる(図4参照)。
比較例1でも、図6に示すように、使用済み二次電池6〜10の充電量を約3.2Ahとした状態を制御中心としている。このとき、使用済み二次電池6〜10の電池電圧V6〜V10は、いずれも等しくなる(図4参照)。
なお、図6〜図15では、使用済み二次電池1〜10のそれぞれの満充電容量を、矩形状の帯の長さで表しており、それぞれの充電量(SOC)または推定SOCを、ハッチングで表している。
実施例1の組電池20に対し、電気自動車等の各種制御を行うコントロールユニット70(図1参照)から放電の指令がなされると、組電池20の放電が開始される。実施例1の組電池20は、使用済み二次電池1〜5が電気的に直列に接続されているので、使用済み二次電池1〜5からそれぞれ等しい電気量が放電される。
このとき、電池コントローラ30では、図1に示すように、組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の電池電圧V1〜V5を、所定時間毎に検知する。そして、電池電圧V1〜V5のうち、最も小さい電池電圧と最も大きい電池電圧との最大差ΔVE1が許容範囲(0.1V)を超えていないかどうかを判断する。実施例1の組電池20では、図5の放電時充電量−電圧曲線Dに示すように、放電時のいずれの充電量(Ah)においても、最大差ΔVE1が許容範囲(0.1V)を超えることがないので、電池電圧の異常が検出されることがない。
さらに、実施例1の組電池20では、図5の充電時充電量−電圧曲線Cに示すように、充電時のいずれの充電量(Ah)においても、最大差ΔVF1が許容範囲(0.1V)を超えることがないので、電池電圧の異常が検出されることがない。
以上のように、実施例1では、組電池20の使用時(充電時及び放電時)において、電池電圧の異常が検出されることがないので、組電池20の充電及び放電を適切に行うことができる。従って、実施例1では、組電池20を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる。
これに対し、比較例1では、制御中心(各使用済み二次電池の充電量が約3.2Ahの充電状態)から放電を開始すると、図5の放電時充電量−電圧曲線Dに示すように、電池電圧V6〜V10のうち、最も小さい電池電圧V9,V10と最も大きい電池電圧V6〜V8との最大差ΔVE9が急速に拡大する。そして、使用済み二次電池6〜10の充電量が約2.2Ahを下回ると、最大差ΔVE9が許容範囲(0.1V)を超えてしまう。このとき、電池コントローラ30において、電池電圧の異常が検出され、組電池20の放電を強制的に停止させる。このように、比較例1では、組電池320を構成する使用済み二次電池6〜10に、約2.2Ahの電気量が残存しているにも拘わらず、組電池320を放電させることができなくなるため、組電池320を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができない。
(実施例2)
本実施例2のコントローラ付き組電池150は、図1に示すように、実施例1のコントローラ付き組電池50と比較して、電池コントローラ30に代えて電池コントローラ130を設けた点のみが異なり、その他については同様である。なお、電池コントローラ30と電池コントローラ130とは、電池コントローラに内蔵された処理プログラム(図示なし)のみが異なっている。
具体的には、本実施例2の電池コントローラ130では、図1に示すように、組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の電池電圧V1〜V5、電池温度T1〜T5、電流値I等を検知する。さらに、これらの値に基づいて、使用済み二次電池1〜5のSOC(State Of Charge)をそれぞれ推定する。
さらに、放電時において、使用済み二次電池1〜5の推定SOCのいずれかの値が、10%に達した場合には、組電池20の放電を強制的に停止させる。また、充電時において、使用済み二次電池1〜5の推定SOCのいずれかの値が90%に達した場合には、組電池20の充電を強制的に停止させる。これにより、組電池20の過充電及び過放電を防止することができる。
また、比較例2として、電池コントローラ130と比較例1の組電池320とを組み合わせた、コントローラ付き組電池を製造した。
ここで、実施例2にかかる組電池20の充放電制御と比較例2にかかる組電池320の充放電制御とを、比較して説明する。
本実施例2では、使用済み二次電池1〜5の推定SOCが50%である状態(図7参照)を制御中心として、使用済み二次電池1〜5の充放電を制御する。このとき、使用済み二次電池1〜5はそれぞれ、図6に示すように、充電量が約3.2Ahの充電状態となっている。このことは、比較例2でも同様である。
実施例2において、例えば、電気自動車等の各種制御を行うコントロールユニット70(図1参照)から放電の指令がなされると、組電池20の放電が開始される。本実施例2の組電池20は、使用済み二次電池1〜5が電気的に直列に接続されているので、使用済み二次電池1〜5のそれぞれから等しい電気量が放電される。このとき、電池コントローラ130では、使用済み二次電池1〜5のそれぞれのSOCを推定し、使用済み二次電池1〜5のいずれかの推定SOCが10%に達したかどうかを判断する。
ところで、電池コントローラ130では、前述のように、使用済み二次電池1〜5の電池電圧に基づいて、それぞれの推定SOCを算出する。従って、組電池を構成する各使用済み二次電池の実際の充電量が等しくても、各電池電圧が異なれば、各使用済み二次電池の推定SOCが異なってしまう。このため、例えば、放電時において、他の使用済み二次電池に比べて極端に電池電圧が小さくなる使用済み二次電池が含まれていると、その電池電圧の小さな使用済み二次電池の影響で、組電池として使用できる電気量が大きく制限されてしまう。具体的には、各使用済み二次電池の充電量がSOC10%を大きく上回っているときでも、推定SOCが最も小さくなる使用済み二次電池の推定SOCが10%に達した時点で強制的に放電が停止されるので、その時点で組電池に蓄えられている電気を使用できなくなってしまう。
これに対し、実施例2では、前述のように、放電時充電量−電圧曲線Dが互いに近似した使用済み二次電池1〜5によって、組電池20を構成している(図4参照)。詳細には、QCの最大差を初期基準二次電池の満充電容量の10%以内(具体的には、約3%)とし、且つ、QDの最大差を初期基準二次電池の満充電容量の10%以内(具体的には、約2%)としている。しかも、ΔVCmaxの最大差を、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池5のΔVC5maxの50%以内(具体的には、約33%)とし、且つ、ΔVDmaxの最大差を、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池5のΔVD5maxの50%以内(具体的には、約20%)としている。このような組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5では、放電時における電池電圧の挙動が互いに近似することになる。従って、実施例2では、放電時において、組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の電池電圧差を小さくすることができる。
具体的には、例えば、図6に示す充電状態(使用済み二次電池1〜5の充電量が約3.2Ah)から、組電池20を放電させてゆくと、図5の曲線Dに示すように、組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の電池電圧V1〜V5がそれぞれ低下してゆく。このとき、使用済み二次電池5の電池電圧V5が、他の使用済み二次電池1〜4の電池電圧V1〜V4に比べて僅かに小さくなる。このため、図9に示すように、使用済み二次電池5の推定SOCが、他の使用済み二次電池1〜4の推定SOCよりも先に10%に達し、組電池20の放電が強制的に停止される。
しかしながら、実施例2では、図5の曲線Dに示すように、放電時における使用済み二次電池5と他の使用済み二次電池1〜4との電池電圧差ΔVE1は僅かであるので、推定SOCの差も僅かになり、図9に示すように、使用済み二次電池5の推定SOCが10%に達したとき、他の使用済み二次電池1〜4の推定SOCも10%近くまで低下している。このとき、使用済み二次電池1〜5の充電量は、図8に示すように、約0.7Ahにまで低下しており、図6に示す充電状態(使用済み二次電池1〜5の充電量が約3.2Ah)から、約2.5Ahの電気量を使用することができた。
一方、比較例2の組電池320について、図6に示す充電状態(使用済み二次電池6〜10の充電量が約3.2Ah)から放電させてゆくと、図13に示すように、使用済み二次電池6〜8の推定SOCが10%を大きく上回っている(推定SOC約30%)にもかかわらず、使用済み二次電池9,10の推定SOCが10%に達し、組電池320の放電が強制的に停止される。このとき、使用済み二次電池6〜10の充電量は、図12に示すように、約2.0Ahも残存しており、図6に示す充電状態(使用済み二次電池1〜5の充電量が約3.2Ah)から、約1.2Ahの電気量しか使用することができなかった。このように、比較例2では、実施例2に比べて、組電池として使用できる電気量が大きく制限されてしまう。
これは、比較例2では、組電池320を構成する使用済み二次電池6〜10のうち、使用済み二次電池9,10の放電時充電量−電圧曲線Dが、他の使用済み二次電池6〜8の曲線Dと大きく異なっているためである(図4参照)。詳細には、使用済み二次電池6〜10のQCの最大差が、初期基準二次電池の満充電容量の10%を上回っており(具体的には、約12%)、QDの最大差も、初期基準二次電池の満充電容量の10%を上回っている(具体的には、約12%)からである。しかも、ΔVCmaxの最大差が、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池9のΔVC9maxの50%を上回っており(具体的には、約63%)、ΔVDmaxの最大差も、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池9のΔVD9maxの50%を上回っている(具体的には、約64%)からである。
また、実施例2の組電池20について、図6に示す充電状態(使用済み二次電池1〜5の充電量が約3.2Ah)から充電してゆくと、図5の曲線Cに示すように、組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の電池電圧V1〜V5がそれぞれ上昇してゆく。このとき、使用済み二次電池5の電池電圧V5が、他の使用済み二次電池1〜4の電池電圧V1〜V4に比べて僅かに大きくなる。このため、図11に示すように、使用済み二次電池5の推定SOCが、他の使用済み二次電池1〜4の推定SOCよりも先に90%に達し、組電池20の充電が強制的に停止される。
しかしながら、実施例2では、図5の曲線Cに示すように、充電時における使用済み二次電池5と他の使用済み二次電池1〜4との電池電圧差ΔVF1は僅かであるので、推定SOCの差も僅かになり、図11に示すように、使用済み二次電池5の推定SOCが90%に達したとき、他の使用済み二次電池1〜4の推定SOCも90%近くまで上昇している。このとき、使用済み二次電池1〜5の充電量は、図10に示すように、約5.8Ahにまで増大しており、図6に示す充電状態(使用済み二次電池1〜5の充電量が約3.2Ah)から、約2.6Ahの電気量を充電することができた。
一方、比較例2の組電池320について、図6に示す充電状態(使用済み二次電池6〜10の充電量が約3.2Ah)から充電してゆくと、図15に示すように、使用済み二次電池6〜8の推定SOCが90%を大きく下回っている(推定SOC約70%)にもかかわらず、使用済み二次電池9,10の推定SOCが90%に達し、組電池320の充電が強制的に停止される。このとき、使用済み二次電池6〜10の充電量は、図14に示すように、約4.5Ahと小さく、図6に示す充電状態(使用済み二次電池1〜5の充電量が約3.2Ah)から、約1.3Ahの電気量しか充電することができなかった。このため、比較例2では、実施例2に比べて、組電池として使用できる電気量が小さくなる。
以上より、実施例2の組電池20は、組電池を構成する各使用済み二次電池の性能を十分に発揮させることができる組電池であるといえる。これは、実施例2では、放電時充電量−電圧曲線Dが互いに近似した使用済み二次電池1〜5によって、組電池20を構成している(図4参照)からである。詳細には、QCの最大差を初期基準二次電池の満充電容量の10%以内(具体的には、約3%)とし、且つ、QDの最大差を初期基準二次電池の満充電容量の10%以内(具体的には、約2%)としているからである。しかも、ΔVCmaxの最大差を、ΔVCmaxが最も大きな使用済み二次電池5のΔVC5maxの50%以内(具体的には、約33%)とし、且つ、ΔVDmaxの最大差を、ΔVDmaxが最も大きな使用済み二次電池5のΔVD5maxの50%以内(具体的には、約20%)としているからである。
以上において、本発明を実施例1,2に即して説明したが、本発明は上記実施例1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1,2では、5ヶの使用済み二次電池(使用済み二次電池1〜5)により組電池20を構成したが、組電池を構成する使用済み二次電池の数は、複数であれば、いくつであっても良い。
また、実施例1,2では、使用済み二次電池1〜10について、それぞれ、充電時所定充電量対応電圧を取得し、これらに基づいて充電時充電量−電圧曲線Cを作成した。さらに、放電時所定充電量対応電圧を取得し、これに基づいて放電時充電量−電圧曲線Dを作成した。そして、これらの曲線C,Dに基づいて、組電池20を構成する使用済み二次電池を選択した。しかしながら、充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dを作成することなく、各使用済み二次電池の充電時所定充電量対応電圧及び放電時所定充電量対応電圧に基づいて、組電池20を構成する使用済み二次電池を選択するようにしても良い。
また、実施例1,2では、使用済み二次電池1〜5を電気的に直列に接続して組電池20を構成したが、本発明は、複数の使用済み二次電池を電気的に並列に接続した組電池にも適用することができる。
また、実施例1,2では、使用済み二次電池1〜5を一列に列置して組電池20を構成したが、組電池を構成する使用済み二次電池の配置形態は、いずれの形態であっても良い。
実施例1,2にかかるコントローラ付き組電池50,150のブロック図である。 実施例1,2にかかる組電池20の上面図である。 実施例1,2にかかる組電池の製造工程の流れを示すフローチャートである。 使用済み二次電池1〜10の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dを示すグラフである。 使用済み二次電池1〜10の充電時充電量−電圧曲線C及び放電時充電量−電圧曲線Dを示すグラフである。 組電池20を構成する使用済み二次電池1〜5の充電量を約3.2Ahにしたときの充電状態を示す模式図である。 図6に示す充電状態の使用済み二次電池1〜5について、電池コントローラ30で推定された推定SOCをそれぞれ示す模式図である。 組電池20を放電させて、使用済み二次電池1〜5の充電量が約0.7Ahとなったときの充電状態を示す模式図である。 図8に示す充電状態の使用済み二次電池1〜5について、電池コントローラ30で推定された推定SOCをそれぞれ示す模式図である。 組電池20を充電して、使用済み二次電池1〜5の充電量が約5.8Ahとなったときの充電状態を示す模式図である。 図10に示す充電状態の使用済み二次電池1〜5について、電池コントローラ30で推定された推定SOCをそれぞれ示す模式図である。 比較例1の組電池320を放電させて、使用済み二次電池6〜10の充電量が約2.0Ahとなったときの充電状態を示す模式図である。 図12に示す充電状態の使用済み二次電池6〜10について、電池コントローラ30で推定された推定SOCをそれぞれ示す模式図である。 比較例1の組電池320を充電して、使用済み二次電池6〜10の充電量が約4.5Ahとなったときの充電状態を示す模式図である。 図14に示す充電状態の使用済み二次電池6〜10について、電池コントローラ30で推定された推定SOCをそれぞれ示す模式図である。
符号の説明
1〜10 使用済み二次電池
20 組電池
30,130 電池コントローラ
50,150 コントローラ付き組電池
C 充電時充電量−電圧曲線
D 放電時充電量−電圧曲線

Claims (6)

  1. 二次電池を使用した後の使用済み二次電池について、それぞれ、
    所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧曲線、及び、所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧曲線を知得する、または、
    上記所定の充電条件で充電したときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応電圧、及び、上記所定の放電条件で放電させたときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応電圧を知得する
    知得工程と、
    上記充電時充電量−電圧曲線及び上記放電時充電量−電圧曲線を知得した上記使用済み二次電池の群の中から、上記充電時充電量−電圧曲線及び上記放電時充電量−電圧曲線が互いに近似しているものを複数選択する、または、
    上記充電時所定充電量対応電圧及び上記放電時所定充電量対応電圧を知得した上記使用済み二次電池の群の中から、上記充電時所定充電量対応電圧及び上記放電時所定充電量対応電圧が互いに近似しているものを複数選択する
    選択工程と、
    上記選択された複数の上記使用済み二次電池を組み合わせて、組電池を構成する組み付け工程と、を備える
    組電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の組電池の製造方法であって、
    前記選択工程は、
    各々の前記使用済み二次電池について、
    自身の前記充電時充電量−電圧曲線を、基準二次電池について前記所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧基準曲線と対比したときの、上記充電時充電量−電圧基準曲線との差異、及び、
    自身の前記放電時充電量−電圧曲線を、基準二次電池について前記所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧基準曲線と対比したときの、上記放電時充電量−電圧基準曲線との差異が、互いに近似しているものを、
    または、
    自身の前記充電時所定充電量対応電圧を、基準二次電池について上記所定の充電条件で充電したときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応基準電圧と対比したときの、上記充電時所定充電量対応基準電圧との差異、及び、
    自身の前記放電時所定充電量対応電圧を、基準二次電池について上記所定の放電条件で放電させたときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応基準電圧と対比したときの、上記放電時所定充電量対応基準電圧との差異が、互いに近似しているものを、複数選択する
    組電池の製造方法。
  3. 請求項2に記載の組電池の製造方法であって、
    前記基準二次電池は、前記二次電池が新品または使用初期の時期に示す特性を有する初期基準二次電池であり、
    前記選択工程は、
    各々の前記使用済み二次電池について、
    前記充電時充電量−電圧曲線と前記充電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、同じ所定充電量に対応する前記充電時所定充電量対応電圧と前記充電時所定充電量対応基準電圧とを比較して得た、充電時電池電圧差ΔVCのうち、最大のものを充電時最大電池電圧差ΔVCmaxとし、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxに対応する充電量を充電時最大差充電量QCとし、
    前記放電時充電量−電圧曲線と前記放電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、同じ所定充電量に対応する前記放電時所定充電量対応電圧と前記放電時所定充電量対応基準電圧とを比較して得た、放電時電池電圧差ΔVDのうち、最大のものを放電時最大電池電圧差ΔVDmaxとし、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxに対応する充電量を放電時最大差充電量QDとしたとき、
    選択された複数の前記使用済み二次電池のうち、
    上記充電時最大差充電量QCが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大差充電量QC同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内で、且つ、
    上記放電時最大差充電量QDが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大差充電量QD同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内となるように、上記使用済み二次電池を選択する
    組電池の製造方法。
  4. 請求項3に記載の組電池の製造方法であって、
    前記選択工程は、
    各々の前記使用済み二次電池について、
    前記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmax同士の差が、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxの50%以内で、且つ、
    前記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmax同士の差が、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxの50%以内となるように、上記使用済み二次電池を選択する
    組電池の製造方法。
  5. 二次電池を使用した後の使用済み二次電池を、複数組み合わせてなる組電池であって、
    各々の上記使用済み二次電池について、
    所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧曲線と、上記二次電池が新品または使用初期の時期に示す特性を有する初期基準二次電池について、上記所定の充電条件で充電したときの、充電量と電池電圧との関係を表す充電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、
    上記所定の充電条件で充電したときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応電圧と、上記初期基準二次電池について上記所定の充電条件で充電したときの、上記複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である充電時所定充電量対応基準電圧とを、同じ所定充電量についてそれぞれ比較して得た、
    充電時電池電圧差ΔVCのうち、最大のものを充電時最大電池電圧差ΔVCmaxとし、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxに対応する充電量を充電時最大差充電量QCとし、
    所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧曲線と、上記初期基準二次電池について上記所定の放電条件で放電させたときの、充電量と電池電圧との関係を表す放電時充電量−電圧基準曲線との間で、同じ充電量における電池電圧同士を比較して得た、または、
    上記所定の放電条件で放電させたときの、複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応電圧と、上記初期基準二次電池について上記所定の放電条件で放電させたときの、上記複数の所定充電量にそれぞれ対応する電池電圧である放電時所定充電量対応基準電圧とを、同じ所定充電量についてそれぞれ比較して得た、
    放電時電池電圧差ΔVDのうち、最大のものを放電時最大電池電圧差ΔVDmaxとし、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxに対応する充電量を放電時最大差充電量QDとしたとき、
    上記組電池を構成する上記使用済み二次電池のうち、
    上記充電時最大差充電量QCが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大差充電量QC同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内で、且つ、
    上記放電時最大差充電量QDが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大差充電量QD同士の差が、上記初期基準二次電池の満充電容量の10%以内とされてなる
    組電池。
  6. 請求項5に記載の組電池であって、
    上記組電池を構成する前記使用済み二次電池のうち、
    前記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmax同士の差が、上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxが最も大きなものの上記充電時最大電池電圧差ΔVCmaxの50%以内で、且つ、
    前記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものと最も小さなものとの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmax同士の差が、上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxが最も大きなものの上記放電時最大電池電圧差ΔVDmaxの50%以内とされてなる
    組電池。
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