JP2009015134A - 光ファイバの接続装置 - Google Patents

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正樹 和氣
Kazuyuki Shiraki
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Abstract

【課題】光硬化性樹脂の硬化波長光を十分に透過し得る透明素材からなり、光ファイバの外径とほぼ同一の内径を有する貫通孔および該貫通孔と挿通する樹脂注入孔を備えた光ファイバ接続用保持具を用いて、一対の光ファイバの一端同士を自己形成光導波路技術により接続する際に有用な光ファイバ接続装置を提供すること。
【解決手段】光ファイバ接続用保持具10を保持する光ファイバ接続用保持具ホルダ50と、一対の光ファイバの端末部を保持する一対のファイバホルダ60,70と、ホルダ50を固定的に支持するとともに、ホルダ60,70を、該ホルダ60,70に保持された一対の光ファイバの中心軸がホルダ50に保持された保持具10の貫通孔の中心軸と一致した状態を維持したまま該ホルダ50の両側においてスライド可能に支持する基体80と、基体80に対するホルダ60,70のスライド量を調節可能な一対のマイクロメータ90,100とを備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、自己形成光導波路技術により光ファイバ同士を接続する技術に関する。
自己形成光導波路技術とは、接続しようとする一対の光ファイバの一端同士の間に、硬化後の屈折率が異なる第1及び第2の光硬化性樹脂によるコア部及びクラッド部を形成して簡易な光接続を可能とするものである(特許文献1,2,3参照)。
具体的には、所定の間隙を隔てて対向させた各光ファイバの一端同士の間に第1及び第2の光硬化性樹脂の混合溶液を充填し、少なくとも一方の光ファイバの他端から第1の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を入射してコア部を形成し、その後、前記混合溶液が充填された各光ファイバの一端同士付近に第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を照射してクラッド部を形成する、あるいは所定の間隙を隔てて対向させた各光ファイバの一端同士の間に第1の光硬化樹脂の溶液を充填し、少なくとも一方の光ファイバの他端から第1の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を入射してコア部を形成し、その後、各光ファイバの一端同士の間から第1の光硬化性樹脂の溶液を除去するとともに第2の光硬化性樹脂の溶液を充填し、該第2の光硬化性樹脂の溶液が充填された各光ファイバの一端同士付近に第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を照射してクラッド部を形成するものである。
従来、前述した自己形成光導波路技術により光ファイバ同士を接続する場合、V溝基板とこの基板に光ファイバを固定する押さえ板からなる保持手段により、接続しようとする一対の光ファイバの一端同士を所定の間隙を隔てて対向させて保持させ、さらに前記基板の光ファイバの一端同士が対向する位置に設けておいた液溜め部に第1及び第2の光硬化性樹脂の各溶液あるいは混合溶液を滴下することにより、前記一端同士の間に該第1及び第2の光硬化性樹脂の各溶液あるいは混合溶液を充填するようにしていた。
しかし、前述したV溝基板を用いた保持手段の場合、押さえ板によって押さえられる光ファイバの位置は前述した液溜め部の外側、即ち光ファイバの接続しようとする一端よりやや離れた位置となるため、該光ファイバの一端同士を、接続損失の発生要因となる軸ずれや角度ずれがほとんど生じない状態で安定して保持させることが困難(特に前記溶液が滴下あるいは注入されると、その表面張力により光ファイバが浮き上がって軸ずれや角度ずれを生じる恐れがある。)であり、接続の際、何度も微調整する必要があった。
そこで、発明者らは、自己形成光導波路技術により接続しようとする一対の光ファイバの一端同士を、軸ずれ及び角度ずれがほとんど生じない状態で安定して保持させることができ、簡易に接続可能とする光ファイバ接続用保持具を開発した(特願2006−219238)。
図1は前述した光ファイバ接続用保持具の一例を示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図(端面図)をそれぞれ示す。
光ファイバ接続用保持具、例えば10は、少なくともクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を十分に透過し得る全体略円柱状の透明素材からなり、貫通孔11及び樹脂注入孔12を備えている。
ここで、光硬化性樹脂の硬化用の波長は、当該光硬化性樹脂の組成により異なるが、コア部形成用の第1の光硬化性樹脂の硬化用の波長として406nm程度の紫外線、また、クラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長として360nm程度の紫外線が用いられ、これらの波長の光を十分に透過する透明素材としては、石英ガラスや紫外線透過アクリル等が挙げられる。
貫通孔11は、接続しようとする光ファイバ(厳密には被覆を除去した光ファイバ素線)の外径に対し、両側から一対の光ファイバの一端をそれぞれ挿入し、所定の間隙を隔てて対向させた状態で該一対の光ファイバ間の軸ずれ及び角度ずれを一定の範囲に収めることが可能な嵌め合い公差の内径を有する如く、保持具10の中心軸に沿って設けられている。
樹脂注入孔12は、前記貫通孔11の前記一対の光ファイバの一端同士が対向する部位、ここでは光ファイバ接続用保持具10の長手方向のほぼ中央付近に該貫通孔11と直交するように設けられた、硬化後の屈折率が異なるコア部形成用の第1の光硬化性樹脂及びクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の混合溶液を、前記所定の間隙を隔てて対向させた状態の一対の光ファイバの一端同士の間に自己形成光導波路を形成可能な量だけ保持可能な大きさを有する孔、ここでは前記所定の間隙とほぼ同様な内径と、前記貫通孔11をやや超える深さとを有する有底孔からなっている。
次に、前述した「軸ずれ及び角度ずれを一定の範囲に収めることが可能な嵌め合い公差」について検討する。
光ファイバ接続における軸ずれ量dと接続損失αとの関係は、モードフィールド径をwとすると、
α=−10log(T) …(1)
但し、T=exp[−d2/w2]
で表され、図2に示す如くなる(非特許文献1参照)。
現在、使用されているシングルモードファイバの接続方法としては、融着、コネクタ、メカニカルスプライスがあるが、いずれも接続損失0.5dB以下を実現している。接続損失0.5dB以下を実現するためには、図2から軸ずれ量dを1.6μm以下に抑える必要があることが分かる。
また、光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11には、その両側から接続しようとする一対の光ファイバの一端がそれぞれ挿入されることになるが、そのうちの一方の光ファイバに対する挿入長をLとすると、当該貫通孔11の内径が前述した軸ずれ量(軸ずれの許容量)dを有する場合、挿入された光ファイバに生じる最大の角度ずれ量θは、図3から理解されるように
θ=arctan(d/L) …(2)
となる。
また、光ファイバ接続における角度ずれ量θと接続損失αとの関係は、クラッドの屈折率をn2、通信波長をλとすると、
α=−10log(T) …(3)
但し、T=exp[−(wπn2θ)2/λ2]
で表される(非特許文献1参照)。
前記(2)、(3)式から、軸ずれ量(軸ずれの許容量)dが1.6μm、挿入長Lが3mmの貫通孔11に光ファイバを挿入した場合の角度ずれ量θは0.0005°、また、挿入長Lが10mmの場合の角度ずれ量θは0.00016°となり、接続しようとする一対の光ファイバ間では最大その2倍に達することになるが、シングルモードファイバの接続において、接続損失0.5dB以下を実現する角度ずれ量は0.0074°以下であり、前述した角度ずれ量は、接続損失を考慮する上で十分無視できる値である。
従って、接続しようとする光ファイバ(光ファイバ素線)の外径を125μmとした場合、光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11の内径が125μm以上126.6μmであれば、軸ずれ及び角度ずれによる損失を0.5dB以下に収めることが可能となる。
図4は図1の光ファイバ接続用保持具を用いた光ファイバ接続の工程を示すもので、以下、シングルモードファイバ(SMF)同士を接続する場合を例にとって、本発明の光ファイバの接続方法について説明する。なお、ここでは理解し易くするため、光ファイバ接続用保持具についてはその断面をもって表すものとする。
まず、図4(a)に示すように、被覆を除去し、光ファイバ素線21,31を露出させた一対のSMF(光ファイバ心線)20,30の一端を、それぞれ光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11の両側から挿入し、樹脂注入孔12内で所定の間隙を隔てて対向させる。
なお、光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11とSMF20,30(の光ファイバ素線21,31)との間は、実際にはほとんど隙間なく密着しているが、図4では理解し易くするため、両者を離して描いている。
次に、図4(b)に示すように、予め用意した、硬化後の屈折率及び硬化開始波長(反応波長)を調整した2種類の光硬化性樹脂、即ちコア部形成用の第1の光硬化性樹脂と、クラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂とを含む混合溶液40を、光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12に注入し、SMF20,30の一端同士の間に充填する。
なお、第1及び第2の光硬化性樹脂の樹脂材料としては、アクリル系、エポキシ系、オキセタン系、ビニルエーテル系等がある。ここで、硬化後の屈折率の調整とは、硬化前の屈折率は任意の値で良いが、第1の光硬化性樹脂の硬化後の屈折率n1及び第2の光硬化性樹脂の硬化後の屈折率n2が、
n1>n2
の条件を満たすように調整することを指す。また、硬化開始波長の調整とは、コア部形成用の波長の光によって第1の硬化性樹脂のみが硬化反応を開始し、クラッド部形成用の波長の光によって第2の硬化性樹脂のみが硬化反応を開始するように第1及び第2の光硬化性樹脂の樹脂材料を選定することを指す。
なお、第1及び第2の光硬化性樹脂の混合溶液40を光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12に注入した後、SMF20,30(の光ファイバ素線21,31)の一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11の両側から挿入して接続することも可能である。
次に、この状態で、SMF20,30のいずれか一方もしくは両方の他端に接続したコア部形成用の光源(図示せず)を動作させ、該他端からコア部形成用の波長の光を入射させる。すると、SMF20,30(の光ファイバ素線21,31)のいずれか一方もしくは両方の一端からコア部形成用の波長の光が混合溶液40中に出射され、これによって混合溶液40中の第1の光硬化性樹脂のみが反応して硬化し、図4(c)に拡大して示すように、SMF20,30の光ファイバ素線21,31の端面間にコア径がほぼ均一の導波路(コア部)41が形成される。
次に、SMF20,30(の光ファイバ素線21,31)の端面間にコア部41が確実に形成されていることを確認した後、図示しないクラッド部形成用の光源を動作させ、図4(d)に示すように、光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12付近にクラッド部形成用の波長の光を照射する。すると、混合溶液40中の第2の光硬化性樹脂のみが反応して硬化し、図4(e)に拡大して示すように、コア部41の周囲にクラッド部42が形成される。
なお、図4(e)では、光ファイバ素線21,31と同様な太さのクラッド部42が形成された状態を描いているが、実際には、樹脂注入孔12内の混合溶液40中の第2の光硬化性樹脂のうち、クラッド部形成用の波長の光が照射された部分全体が硬化するため、当該照射光の照射方向や照射範囲によって樹脂注入孔12内の混合溶液40中の第2の光硬化性樹脂の一部または全部が硬化してクラッド部42を形成することになる。
以上により、接続しようとする一対の光ファイバの一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具の貫通孔の両側から挿入し、第1及び第2の光硬化性樹脂の混合溶液を樹脂注入孔に注入することで、自己形成光導波路技術による簡易な接続が可能となる。
図5は前記光ファイバ接続用保持具の他の例を示すもので、この光ファイバ接続用保持具、例えば10Bは、図1の光ファイバ接続用保持具において、所定の間隙とほぼ同様な内径を有する貫通孔からなる樹脂注入孔13を備えている点が異なり、第1及び第2の光硬化性樹脂の混合溶液の粘度あるいは表面張力が高く、有底の樹脂注入孔では光ファイバの一端同士の間に十分充填できないような場合に有効である。
また、図6は前記光ファイバ接続用保持具のさらに他の例を示すもので、この光ファイバ接続用保持具、例えば10Cは、図1のファイバ接続用保持具において、所定の間隙とほぼ同様な幅と、少なくとも前記貫通孔に達する深さとを有するスリットからなる樹脂注入孔14を備えている点が異なり、樹脂注入孔14を設ける際に貫通孔11の位置を考慮する必要がなく、その作製が容易である。
なお、図5及び図6の光ファイバ接続用保持具を用いた場合の光ファイバの接続も、図1の光ファイバ接続用保持具を用いた場合と同様で良い。
特開平5−127028号公報 特開平9−5544号公報 特開2006−106472号公報 D. MARCUSE, "Loss Analysis of Single-Mode Fiber Splices", THE BELL SYSTEM TECHNICAL JOURNAL, Vol.56, No.5, 1977, American Telephone and Telegraph Company, pp.703-718
ところで、実際に、前述した光ファイバ接続用保持具を用いて一対の光ファイバの一端同士を接続しようとした場合、光ファイバ接続用保持具の貫通孔の内径と光ファイバ(光ファイバ素線)の外径との差が微小(上記の例では1.6μm以下)であるであることから、当該貫通孔に光ファイバ(光ファイバ素線)の一端を挿入することが困難であり、また、光ファイバ接続用保持具の貫通孔に挿入した状態で一対の光ファイバの一端同士の間隙量を所望の値に調整することが困難であり、さらにまた、光ファイバ接続用保持具自体の寸法も小さいことから、接続中に当該保持具全体の安定性を確保することが困難であった。
しかし、前述した光ファイバ接続用保持具を用いて一対の光ファイバの一端同士を接続する際の、光ファイバ接続用保持具の貫通孔への光ファイバ挿入の簡易性、対向する光ファイバ間の間隙量の精密な調節機能、並びに光ファイバ接続用保持具の取り扱い性向上および安定性向上を担保する方法の実現は急務である。
本発明では前述した問題を解決するため、光ファイバ接続用保持具を保持する光ファイバ接続用保持具ホルダと、一対の光ファイバの端末部をそれぞれ保持する一対のファイバホルダと、光ファイバ接続用保持具ホルダを固定的に支持するとともに、一対のファイバホルダを、該一対のファイバホルダにそれぞれ保持された一対の光ファイバの中心軸が光ファイバ接続用保持具ホルダに保持された光ファイバ接続用保持具の貫通孔の中心軸と一致した状態を維持したまま該光ファイバ接続用保持具ホルダの両側においてスライド可能に支持する基体と、基体に対する一対のファイバホルダのスライド量をそれぞれ調節可能な一対のマイクロメータとを備えた光ファイバ接続装置を提案する。
なお、この際、光ファイバ接続用保持具ホルダに保持された光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔に対して着脱自在に支持され、外部接続された真空ポンプの吸引力により樹脂注入孔内の未硬化状態の光硬化性樹脂の混合溶液を吸引・除去する樹脂吸引部を設けても良い。
また、前述した光ファイバ接続装置および光ファイバ接続用保持具を用いた光ファイバの接続は、光ファイバ接続用保持具を光ファイバ接続用保持具ホルダに固定し、一対の光ファイバの端末部を一対のファイバホルダにそれぞれ固定し、一対のマイクロメータをそれぞれ操作して一対のファイバホルダをスライドさせ、一対の光ファイバの一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具の貫通孔の両側から挿入するとともに所定の間隙を隔てて対向させ、硬化後の屈折率が異なるコア部形成用の第1の光硬化性樹脂及びクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の混合溶液を光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔に注入し、少なくとも一方の光ファイバの他端から第1の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を入射してコア部を形成し、光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔付近に第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を照射してクラッド部を形成することによって行われる。
本発明によれば、基体に固定的に支持された光ファイバ接続用保持具ホルダによって光ファイバ接続用保持具を安定して保持することができ、光ファイバの中心軸が光ファイバ接続用保持具の貫通孔の中心軸と一致した状態を維持したままスライド可能に基体に支持されたファイバホルダをスライドさせるのみで、光ファイバ接続用保持具の貫通孔への光ファイバの一端を挿入することができ、この際、当該ファイバホルダのスライドはマイクロメータの操作により行われるため、対向する光ファイバ間の間隙量を精密に調節することが可能となる。
図7乃至図11は本発明の光ファイバ接続装置の実施の形態の一例を示すもので、図7は概要を示す斜視図、図8は平面図、図9は正面図、図10は図8A−A線矢視方向の断面図、図11は側面図である。
本実施の形態の光ファイバ接続装置は、光ファイバ接続用保持具10を保持する光ファイバ接続用保持具ホルダ50と、一対の光ファイバ20,30の端末部をそれぞれ保持する一対のファイバホルダ60,70と、光ファイバ接続用保持具ホルダ50を固定的に支持するとともに、一対のファイバホルダ60,70をスライド可能に支持する基体80と、基体80に対する一対のファイバホルダ60,70のスライド量をそれぞれ調節可能な一対のマイクロメータ90,100とを主要な構成要素とする。
光ファイバ接続用保持具ホルダ50は、詳細には、その上面に光ファイバ接続用保持具10の外径に対応したV溝を有する支持台51と、該支持台51に開閉自在に取り付けられ、光ファイバ接続用保持具10を固定する押さえ蓋52とからなっている。
ファイバホルダ60,70は、詳細には、その上面に(被覆付)光ファイバ20,30の外径に対応したV溝をそれぞれ有する支持台61,71と、該支持台61,71に開閉自在にそれぞれ取り付けられ、光ファイバ20,30をそれぞれ固定する押さえ蓋62,72とからなっている。
基体80は、光ファイバ接続用保持具ホルダ50の支持台51を固定的に支持するとともに、ファイバホルダ60,70の支持台61,71を、該ファイバホルダ60,70にそれぞれ保持された光ファイバ20,30の中心軸が光ファイバ接続用保持具ホルダ50に保持された光ファイバ接続用保持具10の貫通孔の中心軸と一致した状態を維持したまま該光ファイバ接続用保持具ホルダ50の両側においてスライド可能に支持する如くなっている。
なお、前述した光ファイバ20,30の中心軸と光ファイバ接続用保持具10の貫通孔の中心軸との関係は、ファイバホルダ60,70に保持される光ファイバ20,30の端末部付近において保たれていれば良く、光ファイバ20,30の全長の全てにおいてそのような関係にあることを必要とするものでないことは言うまでもない。
マイクロメータ90,100は、詳細には、基体固定部91,101およびホルダ固定部92,102からなり、基体固定部91,101は基体80に固定的に取り付けられ、ホルダ固定部92,102はファイバホルダ60,70の支持台61,71にそれぞれ取り付けられ、基体固定部91,101側に設けられた操作ノブ91a,101aを操作すると内蔵された精密なネジ機構(図示せず)により、基体80に対してファイバホルダ60,70をそれぞれスライドさせる如くなっている。
また、110は樹脂吸引部であり、光ファイバ接続用保持具ホルダ50に保持された光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔に対して着脱自在に該光ファイバ接続用保持具ホルダ50の支持台51に支持され、外部接続された真空ポンプ(図示せず)の吸引力により樹脂注入孔内の未硬化状態の光硬化性樹脂の混合溶液を吸引・除去する如くなっている。
以下、前述した光ファイバ接続装置を用いて一対の光ファイバ20,30の一端同士を光ファイバ接続用保持具10により接続する光ファイバの接続方法について説明する。
まず、光ファイバ接続用保持具ホルダ50の支持台51のV溝内に光ファイバ接続用保持具10を搭載し、押さえ蓋52をセットして固定する。
次に、ファイバホルダ60,70の支持台61,71のV溝内に、先端の被覆を少なくとも光ファイバ接続用保持具10への挿入に必要な長さに亘って除去した光ファイバ20,30の端末部をそれぞれ搭載し、押さえ蓋62,72をセットして固定する。
次に、マイクロメータ90,100の操作ノブ91a,101aをそれぞれ操作してファイバホルダ60,70をスライドさせ、光ファイバ20,30の一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11の両側から挿入するとともに、図4(a)に示したように所定の間隙を隔てて対向させる。
この際、光ファイバの一端同士の間隙量を所定の値に設定する具体的な方法としては、光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12の上部より顕微鏡を用いて各光ファイバ20,30の端面間の間隙量を測定しながらマイクロメータ90,100を操作する、あるいは、各光ファイバ20,30の被覆を除去する長さを、光ファイバ接続用保持具10の全長から前記所定の値を差し引いた長さのほぼ1/2に設定しておき、素線部分を貫通孔11の両側から挿入した後、心線部分が光ファイバ接続用保持具10の端面に当接するまでマイクロメータ90,100を操作する方法等がある。
この状態において、前述した図4(b)〜(e)で説明したように、硬化後の屈折率が異なるコア部形成用の第1の光硬化性樹脂及びクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の混合溶液を光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12に注入し、少なくとも一方の光ファイバの他端から第1の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を入射してコア部41を形成し、光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12付近に第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を照射してクラッド部42を形成して光ファイバ20,30を接続する。
最後に、樹脂吸引部110を光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12に装着し、該樹脂注入孔12内に未硬化状態で残された混合溶液40を吸引・除去し、その後、樹脂吸引部110、光ファイバ接続用保持具ホルダ50の押さえ蓋52およびファイバホルダ60,70の押さえ蓋62,72を開放して接続された光ファイバ20,30および光ファイバ接続用保持具10を取り出す。
なお、第1及び第2の光硬化性樹脂の混合溶液を光ファイバ接続用保持具10の樹脂注入孔12に注入した後、マイクロメータ90,100の操作ノブ91a,101aをそれぞれ操作してファイバホルダ60,70をスライドさせ、光ファイバ20,30の一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具10の貫通孔11の両側から挿入するとともに、図4(a)に示したように所定の間隙を隔てて対向させるようにして接続することも可能である。
光ファイバ接続用保持具の一例を示す構成図 光ファイバ接続における軸ずれ量と接続損失との関係を示すグラフ 軸ずれ許容量dの貫通孔に光ファイバを長さLだけ挿入した場合の角度ずれ量θを示す説明図 図1の光ファイバ接続用保持具を用いた光ファイバ接続の工程図 光ファイバ接続用保持具の他の例を示す構成図 光ファイバ接続用保持具のさらに他の例を示す構成図 本発明の光ファイバ接続装置の実施の形態の一例の概要を示す斜視図 本発明の光ファイバ接続装置の実施の形態の一例を示す平面図 本発明の光ファイバ接続装置の実施の形態の一例を示す正面図 本発明の光ファイバ接続装置の実施の形態の一例を示す図8A−A線矢視方向断面図 本発明の光ファイバ接続装置の実施の形態の一例を示す側面図
符号の説明
50:光ファイバ接続用保持具ホルダ、51:支持台、52:押さえ蓋、60,70:、ファイバホルダ、61,71:支持台、62,72:押さえ蓋、80:基体、90,100:マイクロメータ、91,101:基体固定部、92,102:ホルダ固定部、91a,101a:操作ノブ、110:樹脂吸引部。

Claims (4)

  1. 一対の光ファイバの一端同士を、硬化後の屈折率が異なるコア部形成用の第1の光硬化性樹脂及びクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂を用いて、その間に自己形成光導波路を形成して接続する際に用いる光ファイバ接続用保持具であって、少なくともクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を十分に透過し得る透明素材からなり、両側から前記一対の光ファイバの一端をそれぞれ挿入し、所定の間隙を隔てて対向させた状態で該一対の光ファイバ間の軸ずれ及び角度ずれを一定の範囲に収めることが可能な嵌め合い公差を有する貫通孔と、前記貫通孔の前記一対の光ファイバの一端同士が対向する部位に該貫通孔と交差するように設けられ、第1及び第2の光硬化性樹脂の混合溶液を、前記所定の間隙を隔てて対向させた状態の一対の光ファイバの一端同士の間に自己形成光導波路を形成可能な量だけ保持可能な大きさを有する樹脂注入孔とを備えた光ファイバ接続用保持具を用いて一対の光ファイバの一端同士を接続する光ファイバ接続装置において、
    光ファイバ接続用保持具を保持する光ファイバ接続用保持具ホルダと、
    一対の光ファイバの端末部をそれぞれ保持する一対のファイバホルダと、
    光ファイバ接続用保持具ホルダを固定的に支持するとともに、一対のファイバホルダを、該一対のファイバホルダにそれぞれ保持された一対の光ファイバの中心軸が光ファイバ接続用保持具ホルダに保持された光ファイバ接続用保持具の貫通孔の中心軸と一致した状態を維持したまま該光ファイバ接続用保持具ホルダの両側においてスライド可能に支持する基体と、
    基体に対する一対のファイバホルダのスライド量をそれぞれ調節可能な一対のマイクロメータとを備えた
    ことを特徴とする光ファイバ接続装置。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ接続装置において、前記に加え、
    光ファイバ接続用保持具ホルダに保持された光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔に対して着脱自在に支持され、外部接続された真空ポンプの吸引力により樹脂注入孔内の未硬化状態の光硬化性樹脂の混合溶液を吸引・除去する樹脂吸引部を備えた
    ことを特徴とする光ファイバ接続装置。
  3. 請求項1または2に記載の光ファイバ接続装置を用いて一対の光ファイバの一端同士を光ファイバ接続用保持具により接続する光ファイバの接続方法において、
    光ファイバ接続用保持具を光ファイバ接続用保持具ホルダに固定し、
    一対の光ファイバの端末部を一対のファイバホルダにそれぞれ固定し、
    一対のマイクロメータをそれぞれ操作して一対のファイバホルダをスライドさせ、一対の光ファイバの一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具の貫通孔の両側から挿入するとともに所定の間隙を隔てて対向させ、
    硬化後の屈折率が異なるコア部形成用の第1の光硬化性樹脂及びクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の混合溶液を光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔に注入し、
    少なくとも一方の光ファイバの他端から第1の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を入射してコア部を形成し、
    光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔付近に第2の光硬化性樹脂の硬化用の波長の光を照射してクラッド部を形成する
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
  4. 請求項3に記載の光ファイバの接続方法において、
    硬化後の屈折率が異なるコア部形成用の第1の光硬化性樹脂及びクラッド部形成用の第2の光硬化性樹脂の混合溶液を光ファイバ接続用保持具の樹脂注入孔に注入した後、一対のマイクロメータをそれぞれ操作して一対のファイバホルダをスライドさせ、一対の光ファイバの一端をそれぞれ光ファイバ接続用保持具の貫通孔の両側から挿入するとともに所定の間隙を隔てて対向させる
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
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