JP2009013725A - シンクの排水装置 - Google Patents

シンクの排水装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009013725A
JP2009013725A JP2007179128A JP2007179128A JP2009013725A JP 2009013725 A JP2009013725 A JP 2009013725A JP 2007179128 A JP2007179128 A JP 2007179128A JP 2007179128 A JP2007179128 A JP 2007179128A JP 2009013725 A JP2009013725 A JP 2009013725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
opening
sink
drainage
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007179128A
Other languages
English (en)
Inventor
Soetsu Kitamura
総謁 北村
Yasuhiro Shirai
康裕 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2007179128A priority Critical patent/JP2009013725A/ja
Publication of JP2009013725A publication Critical patent/JP2009013725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】シンク底部の排水容器の内部に水を溜めて排水容器の内部やごみ溜器を浸け置き洗いできるシンクの排水装置を簡単な構造で安価に構成できるようにする。
【解決手段】 生ごみを水切状態で一時的に溜める網かご18を内部に収容可能な排水容器16を、シンク底部12aの排水開口17に連設して成るシンク12の排水装置において、排水容器16の底部の流出口30を閉鎖可能な栓体44と、栓体44を上下に貫通する状態で栓体44に取り付けられたオーバーフロー管48とを有し、流出口30を閉鎖する状態に栓体44をセットすることで、排水容器16の内部に且つオーバーフロー管48の上端の水位まで水溜可能とする水溜栓42を備えておく。
【選択図】 図5

Description

この発明はシンクの排水装置に関し、詳しくはシンク底部から下方に凹陥する形態で設けられ、生ごみを一時的に溜めるごみ溜器を内部に収容可能な排水容器の底部の流出口から排水を排出するようになしたシンクの排水装置に関する。
通常、キッチンシンクのシンク底部には下方に凹陥する形態で排水容器が設けられていて、その内部に水切用の通水孔を備えたごみ溜器が収容され、ごみ溜器内で生ごみを水切りした状態で一時的に溜められるようになっている。
シンクからの排水は、シンク底部の排水開口及びこれらごみ溜器や排水容器を経て、排水容器の底部の流出口から排水管を通じ外部に排出される。
従来から、この排水容器の内部やごみ溜器には生ごみ等によるぬめり等の汚れが付着し易く、それによる臭気が発生して不潔感,不快感を与えてしまうことが問題視されていた。
下記特許文献1には、こうした問題を解決することを目的として、排水容器の側壁外面に超音波発信器を取り付け、排水容器の内部に水を溜めた状態で超音波発信器から超音波を発信することで、排水容器の内部やごみ溜器等を超音波洗浄し、汚れ除去するようになしたものが開示されている。
しかしながらこの特許文献1に開示のものは、排水容器の内部に水を溜めるために、排水容器の下流側に電磁バルブからなる排水弁を設けており、装置が大掛かりで所要コストも高くなってしまう問題がある。
またこのものは電磁バルブからなる排水弁が故障を生じ易い問題も有する。
一方下記特許文献2には、流し台のごみ受器下の排水トラップ内の流出口を栓体で閉鎖してごみ受器の上部まで水を溜め、そこに漂白剤を入れることによって、排水容器内面やそこに収容されているごみ溜器等に付着したカビやぬめり等を取り除くようになした点が開示されている。
しかしながらこのものでは、排水容器内部に水を溜めるためにシンク内部に水を流したままとしておくと、シンクから水が溢れてしまう問題を生じる。
他方特許文献3には、シンク底部の排水開口に栓をしてこれを閉鎖し、これによりシンク内部に水を溜めて、そこで食器類を浸け洗いできるようになした点が開示されている。
しかしながらこの特許文献3に開示のものは、排水容器には水を溜めることのできないものであり、本発明とは異なっている。
また下記特許文献4には、排水容器の流出口を栓体で閉鎖し、排水容器内部に水を溜められるようになした点が開示されている。
しかしながらこの特許文献4に開示のものも、水を溜める際の水位を制御できないものであり、本発明とは異なっている。
特開2004−324108号公報 特開2006−291685号公報 実開平1−167469号公報 実公昭30−7869号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、シンク底部の排水容器の内部に水を溜めて、排水容器の内面やそこに収容したごみ溜器を浸け置き洗いし、そこに付着したぬめり等の汚れを除去可能とするシンクの排水装置を提供すること、また水溜時にシンクに水を流したままとしてもシンクから水が溢れ出ないようにすること、更にその排水装置を簡単な構造で安価に構成できるようにすることを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、水切用の通水孔を備えて生ごみを水切状態で一時的に溜めるごみ溜器を内部に収容可能な排水容器をシンク底部から下方に凹陥する形態で該シンク底部の排水開口に連設し、該シンクの排水開口から流下した排水を該排水容器の底部の流出口より排水管を通じて排出するようになしたシンクの排水装置であって、前記流出口を閉鎖可能な栓体と、該栓体を上下に貫通する状態で該栓体に取り付けられたオーバーフロー管とを有し、前記流出口を閉鎖する状態に前記栓体をセットすることで、前記排水容器の内部に且つ前記オーバーフロー管の上端の水位まで水溜可能とする水溜栓を備えていることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記ごみ溜器の底部には前記オーバーフロー管を挿通させる開口が設けてあるとともに、該ごみ溜器には該開口を開閉する開閉蓋が備えてあり、該開口を開放した状態で前記ごみ溜器が前記排水容器内部に且つ前記水溜栓のセット状態の下で収容可能となしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記開閉蓋が前記ごみ溜器の底部に開閉可能に取り付けてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項2,3の何れかにおいて、前記開閉蓋は水切用の通水孔を有していることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、排水容器の底部の流出口を閉鎖可能な栓体と、これを上下に貫通するオーバーフロー管とを有し、その流出口を閉鎖する状態に栓体をセットすることで、排水容器の内部に且つオーバーフロー管の上端の水位まで水溜可能とする水溜栓を備えたもので、この請求項1によれば、単に水溜栓をセットするだけで簡単に排水容器内部に水を溜めることができる。
そこでシンクから排水容器内部に洗剤を注入しておくことで、排水容器の内部を浸け置き洗いし、洗浄することができる。
これにより排水容器内部に付着したぬめり等の汚れを簡単に除去し得て、排水容器内部を常に清浄に保持することができ、排水容器内部が臭気の発生源となる問題を解決することができる。
またこの請求項1のものでは、故障し易い電磁バルブ等の排水弁を、排水容器の内部に水を溜めるための手段として用いる必要がなく、メンテナンスも容易であるとともに、電磁バルブ等からなる排水弁を設けることによって、排水装置の構造が複雑化するといったことがなく、また所要コストも安価となすことができる。
この請求項1では、上記水溜栓がオーバーフロー管を備えていて、排水容器の流出口を栓体で閉鎖すると同時にオーバーフロー管が設置された状態となるため、排水容器内部に水を溜めるためにシンク内に流し台水栓等から水を流したままとしておいても、溜水の水位がオーバーフロー管のオーバーフロー口、例えば上端開口(オーバーフロー口は必ずしも上端開口でなくても良いが、以下上端開口を代表例として説明する)まで達すると、余剰の水がオーバーフロー管内にオーバーフローし、かかるオーバーフロー管及び排水管を通じて外部に排出されるため、水の止め忘れによってシンクから水が溢れ出してしまうといったことを確実に防止することができる。
ここでオーバーフロー管は、上端開口(つまりオーバーフロー口)の高さを、排水容器の内部全体に水を溜めることができるように定めておくことが望ましい。
この場合においてオーバーフロー管の上端開口をシンク底部よりも若干高位置に位置させるようにしておくことができる。
請求項2は、ごみ溜器の底部に上記のオーバーフロー管を挿通させる開口を設けておくとともに、ごみ溜器に、その開口を開閉する開閉蓋を具備させておき、同開口を開放状態とすることによって、ごみ溜器を排水容器内部に且つ上記水溜栓のセット状態の下で収容可能となしたもので、この請求項2によれば、オーバーフロー管の存在にも拘らず、ごみ溜器を排水容器内部に収容し且つその状態で排水容器内部に水を溜めることができ、従って排水容器の内部とともにごみ溜器をも浸け置き洗いし、ぬめり等の汚れを同時に洗浄し除去することが可能となる。
またごみ溜器には、底部の開口を開閉する開閉蓋が備えてあるため、通常時にはその開口を開閉蓋で閉じた状態で、排水容器内部に収めておくことができる。
この場合において、上記開閉蓋はごみ溜器の本体から分離して取り出すようになしておくこともできるが、請求項3に従ってかかる開閉蓋を、ごみ溜器の底部に開閉可能に取り付けておくことが望ましい。
このようにすれば開閉蓋をごみ溜器に対して着脱する手間が不要となり、また一旦ごみ溜器から取り外した開閉蓋を紛失してしまう恐れもなくすことができる。
ここで開閉蓋は、水切用の通水孔を有するものとなしておくことができる(請求項4)。
このようにしておけば、底部の開口を開閉蓋で閉鎖した状態の下でも、その開閉蓋の通水孔を通じて内部の水を排出し、水切りすることが可能となる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンに設置された流し台で、12,14は流し台10に備えられたシンク,流し台水栓である。
16は、シンク底部12aから下方に凹陥する形態でシンク底部12aの排水開口17に連設された排水容器で、18は排水容器16内部に収容された網かご(ごみ溜器)である。
網かご18は内部に生ごみを水切状態で一時的に溜め置くもので、図3に示しているように周壁20が金属メッシュ材にて構成され、また底部22がパンチングメタルプレートにて構成されている。
この底部22にはパンチングによる多数の貫通の通水孔24が全体に亘って分散状に形成されている。
尚、周壁20においてはメッシュの網目が貫通の通水孔を形成している。
この網かご18にはまた、上端部に径方向外向きのフランジ部26が備えられている。
上記排水容器16は全体として円筒容器状をなしている。
その上端には、図2に拡大して示しているように外向きのフランジ部28が備えられていて、このフランジ部28が、シンク底部12aにより支持される状態に、シンク底部12aに取り付けられている。
一方、底部の中心部に下向きの流出口30が設けられており、この流出口30から排水管32(図1参照)が延び出している。
排水管32の途中には排水トラップ34が設けられている。ここで排水トラップ34は封水を保持して、臭気がキッチンシンク12側に逆流するのを防止する。
排水容器16にはまた、図2に示しているように上端のほぼ直下の位置に段付部36が設けられており、そこに網かご18のフランジ部26が掛止されて、かかる網かご18が排水容器16にて支持されるようになっている。
図3に示しているように、網かご18の底部22にはその中心部に、後述の水溜栓42におけるオーバーフロー管を下方から上方に挿通させる貫通の開口(ここでは円形)38が形成されている。
更にこの底部22には、この開口38を開閉する開閉蓋40aが取り付けられている。
ここで開閉蓋40は蓋部40aと、これを底部22に回転可能に取り付けるヒンジ40bとで構成されている。
蓋部40aには、水切用の多数の通水孔が形成されている。具体的にはここでは蓋部40aが金属メッシュ材にて構成され、そのメッシュの網目にて通水孔が形成されている。
尚この実施形態では、開閉蓋40は底部22の上面に取り付けられ、そして上向きに回転することによって開口38を開放し、またその状態から下向きに回転することによって開口38を閉鎖する。
図4において、42は排水容器16の流出口30を閉鎖して、排水容器16内に水を溜めるための水溜栓で、下端部にゴム製の栓体44を備えている。
ここでゴム製の栓体44には上端にフランジ部46が一体に形成されている。
水溜栓42には、この栓体44とともに栓体44に取り付けられたオーバーフロー管48が備えられている。
オーバーフロー管48は、図4(B)に示しているように栓体44の下端からこれを貫通して上向きに延び出している。
図5は本実施形態の作用を表している。
この実施形態では、排水容器16内部に水を溜める際、網かご18の開口38の口径が水溜栓42の栓体44よりも小さい場合には、先ず図5(A)に示しているように網かご18を排水容器16内部から取り出し、その状態で水溜栓42を、栓体44にて排水容器16の底部の流出口30を閉鎖する状態にセットする。
このときオーバーフロー管48は、上端部がシンク底部12aよりも僅かに上向きに突き出した状態、即ちオーバーフロー口としての上端開口がシンク底部12aより僅かに高位置に位置した状態となる。そのようにオーバーフロー管48の長さが予め定められている。
この状態で排水容器16の上方に持ち来した網かご18を下向きに押し込み、排水容器16内部収容する。その際網かご18の開閉蓋40が、オーバーフロー管48にて上向きに突き上げられて、網かご18の底部の開口38を開き、オーバーフロー管48を開口38に対して上向きに挿通させる。
図5(B)はこのときの状態を表している。
この状態で流し台水栓14からシンク12に向けて水を流すと、流し台水栓14からの水が排水容器16内部に溜められる。
そしてその溜水の水位がオーバーフロー管48の上端まで達すると、それ以後流し台水栓14から流された余剰の水はオーバーフロー管48内部にオーバーフローし、続いてオーバーフロー管48内を流下して排水管32を通じて外部に排出される。
即ち流し台水栓14から水を出したままに放置しておいても、シンク12内部から水が溢れてしまう恐れはない。
さてこのようにして水溜器16内部に水を溜めた後、排水容器16内部に洗剤を注入し、所定時間放置しておくことで、排水容器16内部及びそこに収容された網かご18全体を浸け置き洗いし、それらに付着したぬめり等の汚れを洗浄除去することができる。
以上のようにして浸け置き洗いをした後、先ず網かご18を排水容器16から取り出し、次いで水溜栓42を上向きに引き抜いて排水容器16から取り外した後、水ですすぎ洗いをした上で再び網かご18を排水容器16内に収容状態としておく。
以上は網かご18の開口38の口径が、水溜栓42の栓体44よりも小さい場合であるが、かかる開口38の口径を栓体44よりも大きくしておくこともできる。
この場合には、網かご18を排水容器16内部に収容した状態のまま開閉蓋40を開くことで、水溜栓42を下端部の栓体44から網かご18の開口38に図中上方から下向きに挿通し、栓体44を排水容器16の底部の流出口30を閉鎖する状態にセットすることができる。
従ってその後、流し台水栓14から水を排水容器16に向けて流すことで図5(B)に示す状態、即ち排水容器16内部に水を溜めた状態とすることができる。
尚、上記開閉蓋40はばね等にてこれを閉方向に付勢しておいても良い。
以上のように本実施形態によれば、単に水溜栓42をセットするだけで、簡単に排水容器16内部に水を溜めることができる。
そこでシンク12から排水容器16内部に洗剤を注入しておくことで、排水容器16の内部及びそこに収容した網かご18を浸け置き洗いし、洗浄することができる。
これにより排水容器16内部や網かご18に付着したぬめり等の汚れを簡単に除去し得て、排水容器16内部及び網かご18を常に清浄に保持することができ、排水容器16内部及び網かご18が臭気の発生源となる問題を解決することができる。
またこの実施形態では、故障し易い電磁バルブ等の排水弁を排水容器16の内部に水を溜めるための手段として用いる必要がなく、メンテナンスも容易であるとともに、電磁バルブ等からなる排水弁を設けることによって、排水装置の構造が複雑化するといったことがなく、また所要コストも安価となすことができる。
本実施形態では、上記水溜栓42がオーバーフロー管48を備えていて、排水容器16の流出口30を栓体44で閉鎖すると同時にオーバーフロー管48が設置された状態となるため、排水容器16内部に水を溜めるために、シンク12内に流し台水栓14等から水を流したままとしておいても、溜水の水位がオーバーフロー管48の上端まで達すると余剰の水がオーバーフロー管48内にオーバーフローし、かかるオーバーフロー管48及び排水管32を通じて外部に排出されるため、水の止め忘れによってシンク12から水が溢れ出してしまうといったことを確実に防止することができる。
この実施形態では、網かご18の底部にオーバーフロー管48を挿通させる開口38が設けてあるとともに、網かご18にその開口38を開閉する開閉蓋40が備えてあって、水溜栓42のセット状態の下でも網かご18が排水容器16内に収容可能となしてあるため、排水容器16内部とともに網かご18をも浸け置き洗いし、ぬめり等の汚れを同時に洗浄し除去することができる。
また網かご18には、その底部22の開口38を開閉する開閉蓋40が備えてあるため、通常時にはその開口38を開閉蓋40で閉じた状態で、排水容器16内部に収めて溜めておくことができる。
ここで開閉蓋40は網かご18の底部22に開閉可能に取り付けられているため、開閉蓋40を網かご18に対して着脱する手間が不要となり、また一旦網かご18から取り外した開閉蓋40を紛失してしまう恐れもない。
また開閉蓋40は水切用の通水孔を有しているため、底部22の開口38を開閉蓋40で閉鎖した状態の下でも、その開閉蓋40の通水孔を通じて内部の水を排出し、水切りすることができる。
図6及び図7は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、開閉蓋40を網かご18の底部22の下面(裏面)に開閉可能に取り付けた例である。
この実施形態においては、開口38の口径が水溜栓42における栓体44よりも大きいものとされている。
またこの実施形態では、開閉蓋40が閉方向即ち図中上向きに付勢されている。
図7はこの実施形態の作用を表している。
この例では、網かご18を排水容器16内部に収容した状態のまま、水溜栓42の先端部の栓体44にて網かご18の開閉蓋40の蓋部40aを下向きに押し、これを開くことによって、網かご18を排水容器16内部に収容したまま、水溜栓42をセットすることができる。即ち栓体44にて排水容器16の流出口30を閉鎖する状態に、水溜栓42をセットすることができる。
その後において流し台水栓14から水を出すことによって、排水容器16内部に水を溜めることができる。
この実施形態においても、排水容器16内部に水を溜めた状態の下で、洗剤の注入により排水容器16内部及び網かご18を洗浄することができるが、その後において水溜栓42を取り外す際、そのままこれを上向きに引くことで、水溜栓42を排水容器16内部から取り出すことができる。
但しこの実施形態では開閉蓋40が閉方向に付勢されているので、水溜栓42を上向きに引き抜く際に開閉蓋40が水溜栓42の栓体44と干渉しないように、ある程度これを開いた状態に保持し、その状態で水溜栓42を上向きに引き抜くようにする。
図8及び図9は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、網かご18の底部22の開口38に弾性材製の、例えばゴム製の(以下ゴム製とする)開閉蓋50を設けた例である。
ここでゴム製の開閉蓋50は、全体として円形の薄板状に構成してあり、そこに中心部から放射状に多数の切目52が入れてあって(図8(B)参照)、それら切目52間の部分が、平面三角形状をなす弾性片54とされている。
従ってこの実施形態では、弾性片54を上向き又は下向きに押し、それら弾性片54を弾性変形させることで、開口38を開くことができる。
また力を除くことによって弾性片54を原形状に復帰させ、開口38を閉じた状態とすることができる。
図9はこの実施形態の作用を表したもので、この実施形態では、例えば開口38の口径、厳密には弾性片54の弾性変形により得られる開放部分の大きさが栓体44よりも小さい場合には、排水容器16内部に水を溜めるに当って、先ず網かご18を取り除いておき、その状態で図9(A)に示しているように水溜栓42をセットする。
しかる後、水溜栓42のオーバーフロー管48によって開閉蓋50の弾性片54を上向きに弾性的に曲げ変形させるようにして、網かご18を排水容器16内部に押し込み、そこに収容状態とする。
そしてその後に排水容器16内部に水を溜める。その際の作用は上記したのと同様である。
また水溜栓42を取り外すには、一旦網かご18を排水容器16から取り出した上で、セット状態にある水溜栓42を上向きに引っ張り上げ、排水容器16から取り出す。そして水ですすぎ洗いした後に網かご18を再び排水容器16内部に収容状態とする。
一方、開口38の口径(この場合においても厳密には弾性片54の変形により生ずる開放部の大きさ)が水溜栓42の栓体44よりも大きい場合には、網かご18を排水容器16内部に収容した状態のまま、水溜栓42を上方から下向きに押し込み、その際ゴム製の開閉蓋50の弾性片54を下向き曲げ変形させながら、ゴム栓44にて流出口30を閉鎖する状態に、水溜栓42をセットする。
またその状態で排水容器16内部に水を溜め、排水容器16内部及び網かご18を浸け置き洗いした後に、水溜栓42をそのまま上方に引き抜くことで、これを排水容器16から外部に取り出すことができる。
水溜栓42を図中上向きに引き抜くと、水溜栓42の下端部の栓体44が開閉蓋50に当るが、そのまま水溜栓42に対し上向きの力を加えると、栓体44がゴム栓50を上向きに弾性変形させてこれを開くため、そのまま水溜栓42を上向きに引き出すことができる。
尚、上記の開閉蓋50に水切用の通水孔を積極的に設けておきたい場合には、開閉蓋50を図8(C)に示すような形態で構成しておくことができる。
図(C)の例では、図8(B)の切目52をスリット状に形成して、そのスリットにより水切用の通水孔56を、また切目の付根にも穴形状の通水孔58を、更に開閉蓋50の中央部即ち各弾性片54の先端側にも円形穴形状の通水孔60を形成している。
但しこれら通水孔56,58,60は生ごみが通過しないような大きさに選定しておく。
以上本発明の実施形態を詳述したが、これらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態であるシンクの排水装置を流し台の周辺部とともに示した図である。 同実施形態における排水容器を網かごとともに示した図である。 同実施形態における網かごの単品図である。 同実施形態における水溜栓の単品図である。 同実施形態の作用説明図である。 本発明の他の実施形態の図である。 図6の実施形態の作用説明図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 図8の実施形態の作用説明図である。
符号の説明
12 シンク
12a シンク底部
17 排水開口
18 網かご(ごみ溜器)
22 底部
24 通水孔
30 流出口
32 排水管
38 開口
40 開閉蓋
42 水溜栓
44 栓体
48 オーバーフロー管
56,58,60 通水孔

Claims (4)

  1. 水切用の通水孔を備えて生ごみを水切状態で一時的に溜めるごみ溜器を内部に収容可能な排水容器をシンク底部から下方に凹陥する形態で該シンク底部の排水開口に連設し、該シンクの排水開口から流下した排水を該排水容器の底部の流出口より排水管を通じて排出するようになしたシンクの排水装置であって
    前記流出口を閉鎖可能な栓体と、該栓体を上下に貫通する状態で該栓体に取り付けられたオーバーフロー管とを有し、前記流出口を閉鎖する状態に前記栓体をセットすることで、前記排水容器の内部に且つ前記オーバーフロー管の上端の水位まで水溜可能とする水溜栓を備えていることを特徴とするシンクの排水装置。
  2. 請求項1において、前記ごみ溜器の底部には前記オーバーフロー管を挿通させる開口が設けてあるとともに、該ごみ溜器には該開口を開閉する開閉蓋が備えてあり、該開口を開放した状態で前記ごみ溜器が前記排水容器内部に且つ前記水溜栓のセット状態の下で収容可能となしてあることを特徴とするシンクの排水装置。
  3. 請求項2において、前記開閉蓋が前記ごみ溜器の底部に開閉可能に取り付けてあることを特徴とするシンクの排水装置。
  4. 請求項2,3の何れかにおいて、前記開閉蓋は水切用の通水孔を有していることを特徴とするシンクの排水装置。
JP2007179128A 2007-07-07 2007-07-07 シンクの排水装置 Pending JP2009013725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007179128A JP2009013725A (ja) 2007-07-07 2007-07-07 シンクの排水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007179128A JP2009013725A (ja) 2007-07-07 2007-07-07 シンクの排水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009013725A true JP2009013725A (ja) 2009-01-22

Family

ID=40354947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007179128A Pending JP2009013725A (ja) 2007-07-07 2007-07-07 シンクの排水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009013725A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019381A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Naonori Kaji 流し台シンクのゴミ受装置
CN111851436A (zh) * 2020-08-21 2020-10-30 江苏中伟机械制造有限公司 一种大型发电厂排水用的扩容装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019381A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Naonori Kaji 流し台シンクのゴミ受装置
CN111851436A (zh) * 2020-08-21 2020-10-30 江苏中伟机械制造有限公司 一种大型发电厂排水用的扩容装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5597831B2 (ja) 排水機器の排水配管、及び排水トラップ
JP2009013725A (ja) シンクの排水装置
JP4719871B2 (ja) 排水器
JP5756938B2 (ja) 排水機器の排水配管、及び排水トラップ
KR20110022364A (ko) 배수 유니트
JP2008303555A (ja) シンクの排水装置
JP3721469B2 (ja) 排水配管
JP3211230U (ja) 移動式手洗器
KR20170064307A (ko) 악취차단 기능을 가지는 실내용 배수트랩
JP4872055B2 (ja) 排水トラップ
JP2010048030A (ja) 排水トラップ
KR20120095119A (ko) 세면대 배수관용 거름장치
JP6326578B2 (ja) 排水部材
KR101922083B1 (ko) 원터치식 세면대용 팝업 밸브
JP2007120022A (ja) 排水トラップ
JP2006124958A (ja) 洗面化粧台
JP4861936B2 (ja) アダプター
JP2008075268A (ja) 排水構造
KR101101235B1 (ko) 악취역류방지장치
JP6768169B1 (ja) 水排出機構及び水はね逆流防止カバー
JP2018134456A (ja) 仮設トイレ
KR20120009377A (ko) 싱크대용 배수장치
JP6194507B2 (ja) 封水式排水トラップ
JP6564985B2 (ja) 排水構造
JP2000084304A (ja) 油除去装置