JP2009010474A - 信号処理部及び無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる信号処理部及び無線機を提供する。
【解決手段】 信号処理部において、送信データについて1段目の差動符号化処理を行う差動符号化処理部211aと、その出力について2段目の差動符号化処理を行う差動符号化処理部211bと、その出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ拡散変調信号を出力する拡散変調処理部214とを備える拡散変調部21と、送信データ拡散変調信号と連続波とを直交変調するキャリア変調部17と、2回の相関処理と2回の遅延検波処理を行う受信データ復号部18とを有する信号処理部及び無線機である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、双方向無線システムで用いられる無線機に係り、特に、IFキャリア周波数ズレが発生しても、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる信号処理部及び無線機に関する。
[双方向無線システム:図18]
従来の双方向無線システムで用いられる無線機は、スペクトラム拡散(SS:Spread Spectrum)方式を採用した微弱電波で動作する無線機である。
従来の双方向無線システムについて図18を参照しながら説明する。図18は、従来の双方向無線システムの概略図である。
従来の双方向無線システムは、送信部1aと受信部1bを有する親機1の無線機と、送信部2aと受信部2bを有する子機2の無線機とを備え、子機2の入力装置を動作させて、子機2から親機1に動作命令を送信し、親機1ではその命令に従って動作するようになっている。
また、親機1は、命令の伝達状況の応答や親機1の状態情報を子機2に送信するものである。
つまり、従来の双方向無線システムは、SSを採用した双方向通信(半2重)可能な微弱無線システムとなっている。
上記双方向無線システムでは、子機2主導で動作するものであり、親機1は、子機2の送信を間欠受信することにより、子機2からの命令を受信し、子機2は、動作させたいときだけ、動作状態にするため、消費電力を大幅に低減できるものとなっている。
[従来の信号処理部の構成:図19]
上記無線機における信号処理部について図19を参照しながら説明する。図19は、従来の信号処理部の構成ブロック図である。
従来の信号処理部は、ADC(Analog Digital Converter)制御部11と、AGC(Auto Gain Control)部12と、APC/AFC(Auto Power Control/Auto Frequency Control)制御部13と、DAC制御部14と、キャリア復調部15と、キャリアデータ生成部16と、キャリア変調部17と、受信データ復調部18′と、拡散符号生成部20′と、拡散変調部21′と、相関ピーク検出部22′と、粗周波数ズレ検出部23′と、微周波数ズレ検出部24′とから構成されている。
従来の信号処理部の各部について具体的に説明する。
ADC制御部11は、A/Dコンバータ(A/D)への制御信号の生成と、A/Dコンバータから受信IF(Intermediate Frequency)信号を入力する制御を行う。
AGC部12は、ADC制御部11から出力される受信IF信号に対して常に設定した振幅になるよう、無線部内のAGCアンプへ出力されるゲインコントロール信号を制御する。
APC/AFC制御部13は、サーミスタを使用し、無線部の温度モニタの制御信号をA/Dコンバータから入力し、そのモニタ値に対するAFC補正値をキャリアデータ生成部16に、APC補正値をキャリア変調部17に出力する。
DAC制御部14は、キャリア変調部17でキャリア変調処理を行ったデータをD/Aコンバータへ送出する。
キャリア復調部15は、ADC制御部11から出力された受信IF信号に対して、IFキャリア成分の除去を行い、更に、ダウンサンプル処理を行い、受信データ復号部18′、相関ピーク検出部22′と粗周波数ズレ検出部23′に出力する。
キャリアデータ生成部16は、粗周波数ズレ検出部23′及び微周波数ズレ検出部24′からの周波数ズレ値等に応じて周波数補正処理を行い、キャリア復調部15及びキャリア変調部17に供給するIFキャリアデータを生成する。
キャリア変調部17は、キャリアデータ生成部16から供給されるIFキャリアデータに対して、APC/AFC制御部13からのAPC補正要求に応じてAPC補正処理を行う。
また、キャリア変調部17は、拡散変調部21から入力される拡散変調処理データ(送信データ、同期ワード/REFデータ)に対して、IFキャリアデータによるキャリア変調を行う。
受信データ復号部18′は、同期確立後のIFキャリア周波数の微周波数補正後に、同期ワードの検出し、ユーザデータの復号処理を行う。
拡散符号生成部20′は、拡散変調、逆拡散処理に用いる拡散符号を生成する。使用する拡散符号は、同期ワード/REF(Reference)データ用とユーザデータ用の2種類必要である。
拡散変調部21′は、同期ワード/REFデータの差動符号化処理を行い、送信ユーザデータ及び差動符号化した同期ワード/REFデータの拡散変調処理を行う。
相関ピーク検出部22′は、キャリア復調部15から出力されるキャリア復調データに対して、相関検出処理を行い、相関ピーク検出を行う。
粗周波数ズレ検出部23′は、キャリア復調部15から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、周波数ズレ量をキャリアデータ生成部16に出力する。
微周波数ズレ検出部24′は、ピークが検出された相関データに対して、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微周波数ズレ量をキャリアデータ生成部16に出力する。
尚、関連する先行技術として、特開平05−347644号公報(特許文献1)、特開平10−303996号公報(特許文献2)、特開2001−148683号公報(特許文献3)、特開2002−014159号公報(特許文献4)、特表2001−514392号公報(特許文献5)がある。
特許文献1には、PSK変調された信号を受信し、位相差に基づいてデータを復調するデータ復調装置が示されている。
特許文献2には、PSK信号を直交検波して得られる信号に遅延検波を施し、周波数ズレを判定する周波数ずれ検出方法が示されている。
特許文献3には、送信側ではスペクトラム拡散方式で信号を送信し、受信側ではIF中間信号処理後にマッチドフィルタ処理を行って復調するデータ伝送システムが示されている。
特許文献4には、送信側では0°,90°位相を変えたCW信号を送信し、受信側では位相復調を行うFM−CWレーダ装置が示されている。
特許文献5には、送受信装置に90°位相差を有するハイブリッド結合機を有するFMCWセンサが示されている。
特開平05−347644号公報 特開平10−303996号公報 特開2001−148683号公報 特開2002−014159号公報 特表2001−514392号公報
しかしながら、上記従来の無線機では、親機と子機のIFキャリア周波数が違う場合、キャリア復調データにはその差分の周波数成分が残ってしまい、複素座標上を回転してしまい、通常の遅延検波処理では前データとの位相差からデータの極性を割り出すことが可能だが、±1/4ビットレート以上の周波数ズレとなると、その位相差情報が狂うため、正常な極性判断ができなくなるという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる信号処理部及び無線機を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、信号処理部において、送信データについて1段目の差動符号化処理を行う第1の差動符号化処理部と、第1の差動符号化処理部からの出力について2段目の差動符号化処理を行う第2の差動符号化処理部と、第2の差動符号化処理部からの出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ拡散変調信号を出力する拡散変調処理部とを備える拡散変調部と、送信データ拡散変調信号と連続波とを直交変調するキャリア変調部とを有することを特徴とする。
本発明は、上記信号処理部において、キャリア変調部が、同相成分の送信用IFキャリアデータを振幅制御補正信号により振幅補正処理を行う第1の振幅補正処理部と、直交成分の送信用IFキャリアデータを振幅制御補正信号により振幅補正処理を行う第2の振幅補正処理部と、第2の振幅補正処理部からの出力データと送信データ拡散変調信号とによりキャリア変調処理を行い、送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理信号を出力するキャリア変調処理部と、第1の振幅補正処理部からの出力を送信データ拡散変調信号と90°位相をずらした連続波として送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理信号に加算してキャリア変調データを出力する加算器とを有することを特徴とする。
本発明は、上記信号処理部において、キャリア変調処理部におけるキャリア変調処理が、PSK変調であることを特徴とする。
本発明は、上記信号処理部において、同相成分の受信データについて1回目の相関処理を行う第1の分割累積処理部と、直交成分の受信データについて1回目の相関処理を行う第2の分割累積処理部と、第1の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行う第1の遅延検波処理部と、第2の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行う第2の遅延検波処理部と、第1の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行う第3の分割累積処理部と、第2の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行う第4の分割累積処理部と、第3の分割累積処理部及び第4の分割累積処理部からの出力について2回目の遅延検波処理を行う第3の遅延検波処理部とを有する受信データ復号部を備えることを特徴とする。
本発明は、無線機において、上記拡散変調部と、上記キャリア変調部と、上記受信データ復号部とを備える信号処理部を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1の差動符号化処理部が送信データについて1段目の差動符号化処理を行い、第2の差動符号化処理部が第1の差動符号化処理部からの出力について2段目の差動符号化処理を行い、拡散変調処理部が第2の差動符号化処理部からの出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ拡散変調信号を出力する拡散変調部と、送信データ拡散変調信号と連続波とを直交変調するキャリア変調部とを有する信号処理部としているので、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調及びキャリア変調を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる効果がある。
本発明によれば、第1の振幅補正処理部が同相成分の送信用IFキャリアデータを振幅制御補正信号により振幅補正処理を行い、第2の振幅補正処理部が直交成分の送信用IFキャリアデータを振幅制御補正信号により振幅補正処理を行い、キャリア変調処理部が第2の振幅補正処理部からの出力データと送信データ拡散変調信号とによりキャリア変調処理を行い、送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理信号を出力し、加算器が第1の振幅補正処理部からの出力を送信データ拡散変調信号と90°位相をずらした連続波として送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理信号に加算してキャリア変調データを出力するキャリア変調部を有する上記信号処理部としているので、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調及びキャリア変調を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる効果がある。
本発明によれば、第1の分割累積処理部が同相成分の受信データについて1回目の相関処理を行い、第2の分割累積処理部が直交成分の受信データについて1回目の相関処理を行い、第1の遅延検波処理部が第1の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行い、第2の遅延検波処理部が第2の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行い、第3の分割累積処理部が第1の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行い、第4の分割累積処理部が第2の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行い、第3の遅延検波処理部が第3の分割累積処理部及び第4の分割累積処理部からの出力について2回目の遅延検波処理を行う受信データ復号部を備える上記信号処理部としているので、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる効果がある。
本発明によれば、上記拡散変調部と、上記キャリア変調部と、上記受信データ復号部とを備える信号処理部を有する無線機としているので、IFキャリア周波数ズレが発生しても、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る信号処理部は、送信データについて1段目の差動符号化処理を行う第1の差動符号化処理部と、第1の差動符号化処理部からの出力について2段目の差動符号化処理を行う第2の差動符号化処理部と、第2の差動符号化処理部からの出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ拡散変調信号を出力する拡散変調処理部とを備える拡散変調部と、送信データ拡散変調信号と連続波とを直交変調するキャリア変調部とを有するものであり、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調及びキャリア変調を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できるものである。
また、本発明の実施の形態に係る信号処理部は、同相成分の受信データについて1回目の相関処理を行う第1の分割累積処理部と、直交成分の受信データについて1回目の相関処理を行う第2の分割累積処理部と、第1の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行う第1の遅延検波処理部と、第2の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行う第2の遅延検波処理部と、第1の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行う第3の分割累積処理部と、第2の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行う第4の分割累積処理部と、第3の分割累積処理部及び第4の分割累積処理部からの出力について2回目の遅延検波処理を行う第3の遅延検波処理部とを有する受信データ復号部を備えるものであり、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できるものである。
また、本発明は、上記拡散変調部、キャリア変調部、受信データ復号部を備える無線機としている。
本システムでは、送信側では、ユーザデータ用PSK(Phase Sift Keying)−SS(Spectrum Spread)変調信号と、キャリア周波数ズレ検出用としてPSK−SS変調信号と90°位相を変えたCW(Continuous Wave:連続波)の直交変調信号を多重して送信する。尚、使用する拡散符号は、一種類でよい。
受信側では、IF(Intermediate Frequency)キャリア復調処理後、CW成分に対する粗周波数ズレ検出・補正実施、マッチドフィルタ処理にて同期捕捉処理を行う。更に、受信側では、同期確立後、スライディング相関処理を行い、遅延検波処理を2回行う。
遅延検波処理を2回行う理由は、微周波数ズレ検出・補正処理でも最大で±32Hzのズレが残ってしまうため、1回の処理では対応できないためである。
尚、受信側の相関処理では、4分割の相関処理を行う。
[信号処理部の全体構成:図1]
本発明の実施の形態に係る信号処理部部について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る信号処理部の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る信号処理部(本信号処理部)は、図1に示すように、ADC(Analog Digital Converter)制御部11と、AGC(Auto Gain Control)部12と、APC/AFC(Auto Power Control/Auto Frequency Control)制御部13と、DAC(Digital Analog Converter)制御部14と、キャリア復調部15と、キャリアデータ生成部16と、キャリア変調部17と、受信データ復号部18と、マッチドフィルタ部19と、拡散符号生成部20と、拡散変調部21と、相関ピーク検出部22と、粗周波数ズレ検出部23と、微周波数ズレ検出部24とから構成されている。
[各部]
次に、本信号処理部の各部について図面を参照しながら説明する。
[ADC制御部11]
ADC制御部11は、A/DコンバータIC(Integrated Circuit)から受信IF信号を読み出し、受信信号をキャリア復調部15に出力する制御を行う。
また、ADC制御部11は、A/DコンバータICへの制御信号を生成して出力する。
[AGC部12]
AGC部12は、ADC制御部11から出力された受信信号に対して、常に設定した振幅になるよう、AGCアンプへゲインコントロールを行うための制御信号を出力する制御を行う。
[APC/AFC制御部13]
APC/AFC制御部13は、サーミスタを使用し、無線部(RF[Radio Frequency]部)の温度モニタを行うためのA/DコンバータICへの制御信号を生成して出力する。
また、APC/AFC制御部13は、A/DコンバータICからのモニタ値に応じて、AFC補正値をキャリアデータ生成部16へ、APC補正値をキャリア変調部17へ供給する。
ここで、APCは自動送信パワー制御、AFCは自動周波数制御を意味している。
[DAC制御部14]
DAC制御部14は、キャリア変調部17でキャリア変調処理を行ったデータをD/AコンバータICへ送出する制御を行う。
また、DAC制御部14は、D/AコンバータICへの制御信号を生成して出力する。
[キャリア復調部15:図2]
キャリア復調部15について図2を参照しながら説明する。図2は、キャリア復調部の構成ブロック図である。
キャリア復調部15は、受信IF信号に対して、キャリアデータ生成部16から入力されるキャリアデータに基づいてIFキャリア成分の除去処理を行い、更に512kHzサンプリング(厳密には524,288Hz)から256kHzサンプリング(厳密には262,144Hz)にダウンサンプル処理を行う。
キャリア復調部15は、図2に示すように、受信データ(RXデータ)を入力し、同相成分(I成分)についてIFキャリア復調処理を行うIFキャリア復調部151aと、直交成分(Q成分)についてIFキャリア復調処理を行うIFキャリア復調部151bと、IFキャリア復調されたI成分についてFIR(Finite Impulse Response)フィルタを用いて高周波成分を除去する高周波成分除去部152aと、IFキャリア復調されたQ成分についてFIRフィルタを用いて高周波成分を除去する高周波成分除去部152bと、高周波成分が除去されたI成分についてダウンサンプリングしてI成分のキャリア復調データを出力するダウンサンプル部153aと、高周波成分が除去されたQ成分についてダウンサンプリングしてQ成分のキャリア復調データを出力するダウンサンプル部153bとを備えている。
[キャリアデータ生成部16:図3]
キャリアデータ生成部16について図3を参照しながら説明する。図3は、キャリアデータ生成部の構成ブロック図である。
キャリアデータ生成部16は、キャリア変調部17及びキャリア復調部15へ供給するIFキャリアデータを生成する。
IFキャリアデータは、送受とも90°位相の違う2種類ずつを生成する。
また、キャリアデータ生成部16は、粗周波数ズレ検出部23及び微周波数ズレ検出部24からの周波数ズレ検出データ、APC/AFC制御部13からのAFC補正データに応じて、周波数補正処理を行う。
具体的には、キャリアデータ生成部16は、図3に示すように、入力される親機/子機フラグ及び基準周波数パラメータに基づいて粗周波数ズレ検出部23から入力されるAFC補正値(粗調整)と微周波数ズレ検出部24から入力されるAFC補正値(微調整)についてAFC調整を行うAFC調整部161aと、入力される親機/子機フラグ及び基準周波数パラメータに基づいてAPC/AFC制御部13から入力されるAFC補正値(温度)についてAFC調整を行うAFC調整部161bと、AFC調整部161aから入力されるデータについて受信用としてインデックスのカウントを行うインデックスカウンタ(Rx)162aと、AFC調整部161bから入力されるデータについて送信用としてインデックスのカウントを行うインデックスカウンタ(Tx)162bと、正弦波テーブル164に基づいてインデックスカウンタ162aのカウンタ値によりアドレスをデコードしてI成分のRx用IFキャリアデータとQ成分のRx用IFキャリアデータを出力するアドレスデコーダ163aと、正弦波テーブル164に基づいてインデックスカウンタ162bのカウンタ値によりアドレスをデコードしてI成分のTx用IFキャリアデータとQ成分のTx用IFキャリアデータを出力するアドレスデコーダ163bとを備えている。
[キャリア変調部17:図12,13]
次に、キャリア変調部17について図12及び図13を参照しながら説明する。図12は、キャリア変調部の構成ブロック図であり、図13は、キャリア変調部の回路構成図である。
キャリア変調部17は、図12に示すように、キャリアデータ生成部16から供給されるI成分の送信(Tx)用IFキャリアデータに対して、APC/AFC制御部13からのAPC補正信号によりAPC補正処理を行うAPC補正処理部171aと、キャリアデータ生成部16から供給されるQ成分の送信(Tx)用IFキャリアデータに対して、APC/AFC制御部13からのAPC補正信号によりAPC補正処理を行うAPC補正処理部171bと、APC補正処理部171bからの出力を送信データ拡散変調信号によってIFキャリア変調処理を行うIFキャリア変調処理部172と、APC補正処理部171aからの出力とIFキャリア変調処理部172からの出力を加算する加算器173と、MSB(Most Significant Bit)の符号反転を行うSigned→Unsigned変換部174とから構成されている。
ここで、APC補正処理部171aから出力されるI成分のIFキャリアデータはCWであり、IFキャリア変調処理部172で為される送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理は、PSK変調である。PSK変調された送信データ拡散変調信号に対して90°位相を変えたCWを使用し、直交変調信号を送信するものである。加算器173で加算された信号波形については後述する。
具体的には、キャリア変調部17は、図13に示すように、APC基準パラメータ(Unsigned-11bit)とAPC温度補正パラメータ(Signed-12bit)を加算する加算器170と、I成分のTx用IFキャリアデータと加算器170からの出力とを乗算する乗算器171a1と、Q成分のTx用IFキャリアデータと加算器170からの出力とを乗算する乗算器171b1と、乗算器171a1からの出力のまるめ処理を行うまるめ部171a2と、乗算器171b1からの出力のまるめ処理を行うまるめ部171b2と、まるめ部171b2からの出力について2の補数を取得する補数部(2comp)172aと、拡散変調処理データによりまるめ部171b2からの出力又は補数部172aからの出力のいずれかを選択出力する選択部(MUX)172bと、まるめ部171a2からの出力と選択部172bからの出力とを加算する加算器173と、加算器173からの出力についてMSBを反転し、IFキャリア変調信号(Unsigned-12bit)として出力するMSB反転部174とから構成されている。
[受信データ復号部18:図4,図5]
次に、受信データ復号部18について図4,5を参照しながら説明する。図4は、受信データ復号部の前段部分の回路図であり、図5は、受信データ復号部の後段部分の回路図である。図4の(a)(b)は、図5の(a)(b)に接続している。
受信データ復号部18は、図4,5に示すように、8倍オーバーサンプリングのI成分データ(8bit)を256kHzで移動平均を取得する移動平均部181aと、その出力をデシメーションフィルタリングしてダウンサンプルするデシメーションフィルタ182aと、低周波成分を除去するハイパスフィルタ(HPF)183aと、8倍オーバーサンプリングのQ成分データ(8bit)を256kHzで移動平均を取得する移動平均部181bと、その出力をデシメーションフィルタリングしてダウンサンプルするデシメーションフィルタ182bと、低周波成分を除去するハイパスフィルタ(HPF)183bと、逆拡散用符号を遅延させる遅延器(delay)180aと、HPF183aからの信号を入力し、遅延回路180aからの逆拡散符号で逆拡散する逆拡散部184aと、HPF183bからの信号を入力し、遅延回路180aからの逆拡散符号で逆拡散する逆拡散部184bと、逆拡散部184aからの出力を分割累積処理する分割累積処理部185aと、逆拡散部184bからの出力を分割累積処理する分割累積処理部185bと、遅延回路(D)180bと、遅延回路(D)180cと、分割累積処理部185a,185bからの出力を加算して実数部分の遅延検波を行う遅延検波処理部186aと、その出力を累積する累積処理部187aと、分割累積処理部185a,185bからの出力を加算して虚数部分の遅延検波を行う遅延検波部186bと、その出力を累積する累積処理部187bと、遅延回路(D)180dと、遅延回路(D)180eと、遅延検波処理部188と、符号取り出し部としてのMSBを取得するMSB部189aと、MSB部189aからの出力をラッチし、受信データを出力するラッチ(Latch)部189bとから構成されている。
逆拡散部184a,184bは、HPF183a,184bから出力されたデータの補数を取得する補数部(*−1)と、HPF183a,184bからのデータと補数部からのデータを入力し、遅延回路180aからの逆拡散用符号でいずれかのデータを選択する選択部(MUX)とを有している。
分割累積処理部185a,185bは、逆拡散部184a,184bからのデータと帰還データを加算する加算器と、加算器からの出力を遅延させる遅延部と、全てゼロ(All 0)のデータと遅延回路からのデータを入力し、4pulse/bitのデータで選択して加算器に出力する選択部(MUX)とを有し、遅延回路からの出力が遅延検波処理部186a,186bに出力される。
遅延検波処理部186aは、実数部分として、分割累積処理部185aからの出力とその出力を遅延回路180bで遅延させたデータとを乗算する第1の乗算器と、分割累積処理部185bからの出力とその出力を遅延回路180cで遅延させたデータとを乗算する第2の乗算器と、両乗算器からの出力を加算する加算器とを有するものである。
遅延検波処理部186bは、虚数部分として、分割累積処理部185bからの出力と分割累積処理部185aからの出力を遅延回路180bで遅延させたデータとを乗算する第3の乗算器と、分割累積処理部185aからの出力と分割累積処理部185bからの出力を遅延回路180cで遅延させたデータとを乗算する第4の乗算器と、第3の乗算器からの出力を正とし、第4の乗算器からの出力を負として加算する加算器とを有するものである。
累積処理部187a,187bは、遅延検波処理部186a,186bの加算器からの出力と帰還したデータを加算する加算器と、加算器からの出力と全てゼロ(All 0)のデータを入力し、bit−clkでいずれかを選択して出力する選択部(MUX)と、選択部からの出力を遅延させて加算器に出力する遅延回路と、加算器からの出力についてまるめ処理を行うまるめ部とを有するものである。
遅延検波処理部188は、累積処理部187aからの出力を遅延回路180dで遅延させ、当該遅延させたデータと累積処理部187aからの出力を乗算する乗算器と、累積処理部187bからの出力を遅延回路180eで遅延させ、当該遅延させたデータと累積処理部187bからの出力を乗算する乗算器と、両乗算器からの出力を加算する加算器とを有するものである。
受信データ復号部18では、逆拡散部184a,184b、分割累積処理部185a,185bでの相関処理(スライディング相関処理)、遅延検波処理部186a,186bでの1回目の遅延検波処理、累積処理部187a,187b、遅延検波処理部188での2回目の遅延検波処理を行い、微周波数ズレ検出・補正処理で補正できないズレがあっても、受信データの復号を可能にしている。
尚、分割累積処理部185a,185bでの1回目の累積処理では、1bitを1/4に分割して累積処理を行い、累積処理部187a,187bでの2回目の累積処理では、1bit長分の累積処理処理を行い、遅延検波処理部186a,186b,188では1bit遅延させたデータとの遅延検波処理を行うものである。
[マッチドフィルタ部19:図6]
次に、マッチドフィルタ部19について図6を参照しながら説明する。図6は、マッチドフィルタ部の構成ブロック図である。
マッチドフィルタ部19は、キャリア復調データに対して、相関検出処理としてマッチドフィルタリングにて逆拡散処理、更に全加算処理を行う。
具体的には、マッチドフィルタ部19は、図6に示すように、RAM(Random Access Memory)読み出しアドレス生成部191から出力されるアドレスに従い、I成分のキャリア復調データを格納するDual-Port RAM のキャリア復調データ格納部192aと、RAM読み出しアドレス生成部191から出力されるアドレスに従い、Q成分のキャリア復調データを格納するDual-Port RAM のキャリア復調データ格納部192bと、拡散符号を分割して出力する拡散符号分割部193と、キャリア復調データ格納部192aから出力されたキャリア復調データを分割された拡散符号で逆拡散する逆拡散処理部194aと、キャリア復調データ格納部192bから出力されたキャリア復調データを分割された拡散符号で逆拡散する逆拡散処理部194bと、逆拡散処理部194aからの出力を累積演算する累積処理部195aと、逆拡散処理部194bからの出力を累積演算する累積処理部195bと、累積処理部195a,bからの出力を部分相関算出する部分相関算出処理部196と、部分相関算出処理部196からの出力を全加算する全加算処理部197と、部分相関算出処理部196からの出力を一時的に記憶し、シンボル同期信号により部分相関検出値として出力するシフトレジスタ198とを備えている。
マッチドフィルタ部19において、マッチドフィルタリング処理は、実際にはゲート規模低減のためキャリア復調データ格納部192a,192bではデュアルポートRAMを使用し、高速クロック処理にてパイプライン処理を行う。
相関検出処理を行った相関検出データ(相関検出値)は、相関ピーク検出部22へ供給する。
相関ピーク検出部22にてピークが検出された場合、その検出信号(シンボル同期信号)をトリガとして、シフトレジスタ198にて当該相関検出データをラッチし、微周波数ズレ検出部23へ供給する。
[拡散符号生成部20:図7]
拡散符号生成部20について図7を参照しながら説明する。図7は、拡散符号生成部のブロック図である。
拡散符号生成部20は、図7に示すように、拡散符号長指定信号とステート指定信号を入力し、送信(TX)用拡散符号(シリアル符号)、受信(RX)用拡散符号(シリアル符号)、受信(RX)用拡散符号(パラレル符号)を出力する。
尚、拡散符号生成部20における拡散符号格納部は、拡散符号が1系統になったため、Single-Port RAM を使用する。これにより、ポート制御回路を低減できる効果がある。
具体的には、拡散符号生成部20は、図7に示すように、拡散符号長指定信号、ステート指定信号、親機/子機フラグを入力して制御信号を出力する制御部201と、制御部201からの制御信号と符号生成用パラメータテーブル202からのパラメータによって拡散符号を生成し、RX用拡散符号(パラレル正転符号)を出力する符号生成部203と、制御部201からの制御信号によって符号生成部203からの拡散符号を入力して記憶し、更に記憶する拡散符号を出力するSingle-Port RAM の符号格納部204と、制御部201からの制御信号により符号格納部204からの符号をTX用拡散符号(シリアル符号)又はRX用拡散符号(シリアル符号)を選択して出力する切替器(SEL)205とを備えている。
拡散符号生成部20は、システム起動時に512チップ長の拡散符号を生成し、符号格納部へ格納する。
[拡散変調部21:図8]
次に、拡散変調部21について図8を参照しながら説明する。図8は、拡散変調部の構成ブロック図である。
拡散変調部21は、図8に示すように、送信データを入力し、1回目の差動符号化処理を行う差動符号化処理部211aと、差動符号化処理部211aからの出力について2回目の差動符号化処理を行う差動符号化処理部211bと、差動符号化処理部211bからの出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ変調信号を出力する拡散変調処理部214とから構成されている。
差動符号化の実施の理由は、受信部にて受信データの復号を行うため遅延検波を行うからである。
本実施の形態では、通常の差動符号化ではなく、2段差動符号化処理となる。
送信データにCWデータを多重化させる理由は、受信側の粗周波数ズレ検出部23にてキャリア周波数ズレを検出させるためである。
従来のように、送信データ(PSK[Phase Sift Keying]変調)のみをSS変調した場合、送信スペクトラム波形から判断すると、スペクトラムが広がってしまい、受信側のFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリェ変換)部での検出が不可能であった。
しかし、本信号処理部のように、送信データ(PSK変調)にCWデータを多重化させてSS変調した場合、CW成分が強く見えるため、FFT部での検出が可能となる。FFT部にて検出するのは、受信側処理にてIF周波数にダウンコンバートされた後の周波数成分となる。本信号処理部では、CWのピーク周波数をFFT部にて検出している。
[相関ピーク検出部22:図9]
次に、相関ピーク検出部22について図9を参照しながら説明する。図9は、相関ピーク検出部の構成ブロック図である。
相関ピーク検出部22は、図9に示すように、マッチドフィルタ部19からの相関検出値を入力し、1bit区間内のMAXピーク位置をカウンタ値で検出する1bit区間MAXピーク位置検出部221と、検出されたMAXピーク位置のカウンタ値と以前のMAXピーク位置のカウンタ値を比較し、比較結果を出力するMAXピーク位置比較部222と、入力される比較結果から相関ピークが検出されたならシンボル同期信号(相関ピーク検出信号:同期検出信号)を外部及び制御部25に出力し、シンボル位相ズレについてのシンボル位相ズレ検出信号を微周波数ズレ検出部24に出力するシンボル同期信号生成部223と、フリーランのカウンタ値を出力するフリーランカウンタ224とを備えている。
相関ピーク検出部22は、マッチドフィルタ部19からの相関検出データに対して、以下の処理手順で相関ピーク検出を行う。
第1に、検出処理開始からフリーランカウンタ224を起動する。
フリーランカウンタ224は、256kHz/1bit長分=512チップ/bitでは4,096=12bitカウンタである。
第2に、1bit区間MAXピーク位置検出部221は、検出処理開始から1bit区間毎のMAX相関値を検出し、MAX値が更新される毎にカウンタ値をメモリに格納する処理を行う。
第3に、検出処理開始から2bit区間分のMAX値の検出が完了してから、MAXピーク位置比較部222は、区間毎に2bitの区間における相関MAX値のカウンタ値比較を行い、比較結果をシンボル同期信号生成部223に出力する。
シンボル同期信号生成部223は、比較結果が所定範囲内(±3〜4カウント程度)のズレであれば、信憑性の高い相関ピークと判断し、シンボル同期信号(相関ピーク検出信号)を送出する。
[粗周波数ズレ検出部23:図10]
次に、粗周波数ズレ検出部23について図10を参照しながら説明する。図10は、粗周波数ズレ検出部の構成ブロック図である。
粗周波数ズレ検出部23は、キャリア復調データに対して、LPF(Low Pass Filter)でノイズ除去を行い、ダウンサンプリング処理して、FFT演算を行って累積処理し、MAXピーク位置の検出を行い、粗周波数ズレ検出データを出力する。
粗周波数ズレ検出部23は、図10に示すように、I成分のキャリア復調データを入力し、LPFとなるFIRフィルタを用いてノイズ除去を行うノイズ除去部231aと、Q成分のキャリア復調データを入力し、LPFとなるFIRフィルタを用いてノイズ除去を行うノイズ除去部231bと、ノイズ除去したI成分をダウンサンプリング処理するダウンサンプル部232aと、ノイズ除去したQ成分をダウンサンプリング処理するダウンサンプル部232bと、ダウンサンプリング処理したI成分とQ成分についてFFT演算処理を行うFFT演算処理部233と、FFT演算結果を累積処理する演算結果累積処理部234と、累積処理結果からMAXピーク位置を検出するMAXピーク位置検出部235とを備えている。
ダウンサンプル部232a,232bにおいて、ノイズ除去後のデータに対しては、32,768Hzのダウンサンプリング処理を行う。
ダウンサンプル後のデータに対して、親機−子機のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分の検出を行う。
残留周波数成分の検出は、32ポイントのFFT演算で行う。従って、検出周波数精度は、1,024Hzとなる。
本信号処理部では、検出精度を上げるため、複数回の検出結果の累計を取った上でピークの検出を行う。
1回の演算周期は、32/32,768≒1msecであり、最大32回までの累計を可能としている。
32回の累計演算を行った場合の検出感度は、約15dBアップする。
そして、検出した粗周波数ズレ量をキャリアデータ生成部16に供給する。
[微周波数ズレ検出部24:図11]
次に、微周波数ズレ検出部24について図11を参照しながら説明する。図11は、微周波数ズレ検出部の構成ブロック図である。
微周波数ズレ検出部24は、受信データ復号部18でのデータ復号処理を前に、分割相関処理による分割損(分割による感度劣化)の低減を目的に、周波数ズレ量をさらに少なくするため、高い精度の周波数検出を行う。
微周波数ズレ検出部24は、図11に示すように、部分相関検出値を入力し、FFT演算を行うFFT演算処理部241と、FFT演算結果からMAXピーク位置を検出して微周波数ズレ検出データを出力するMAXピーク位置検出部242とを備えている。
FFT演算処理部241は、粗周波数検出部23のFFT演算処理部233と同じ32ポイントのFFT演算処理を行うが、ここでは相関ピークが検出されたときの32分割相関処理データを入力して演算処理を行う。
粗周波数ズレの補正後もキャリア復調データには最大±512Hzの残留ズレ成分が残っており、ピークが検出されたときの32分割相関検出データにその残留ズレ成分が現れる。
そのため、ピークが検出されたときの当該相関データ(32分割分*I,Q成分=64ポイント)に対してFFT演算を行うことで、その残留ズレ分の周波数検出を行うことができる。
ここで得られた微周波数ズレ値をキャリアデータ生成部16へ供給する。
尚、微周波数ズレ検出部24は、粗周波数ズレ検出部23と同じ32ポイントFFT演算回路のため、共用化が可能である。
[受信処理の流れ]
以下、受信処理の流れの概略を簡単に説明する。
第1に、受信処理開始にてADC制御部11を介してキャリア復調部15にてキャリア復調処理実施する。
第2に、キャリア復調処理データを粗周波数ズレ検出部23及びマッチドフィルタ部19へ供給し、粗周波数ズレ検出部23で粗周波数ズレ量検出を行い、同時にマッチドフィルタ部19で相関検出処理を、相関ピーク検出部22で相関ピーク検出処理を行う。
第3に、粗周波数ズレを検出した場合、キャリアデータ生成部16及びキャリア復調部15においてそのズレ量を補正し、再度相関ピーク検出処理を行う。
第4に、相関ピーク検出部22で相関ピークが検出された場合、そのピーク値に該当する分割相関の各検出値(32分割分、I,Q成分の計64ポイント)を微周波数ズレ検出部24に供給し、微周波数ズレ量の検出を行う。
第5に、微周波数ズレ量の検出結果から、再度、キャリアデータ生成部16及びキャリア復調部15においてIFキャリア周波数の補正を行った後、受信データ復号部18にて同期ワードの検出を行い、更に受信データ復号処理を行う。
以上が、本信号処理部における受信処理の概要である。
[通常のBER特性:図14]
通常のBER(Bit Error Rate)特性について図14を参照しながら説明する。図14は、通常のBER特性を示す図である。
図14に示すように、PSK−ASK差動検波方式(同期ワード/REFデータ拡散変調信号をIFキャリア変調としてASK(振幅)変調し、送信データ拡散変調信号をIFキャリア変調としてPSK変調して加算する方式)に比べて、実施の形態に係るPSK−2段遅延検波方式(上記PSK変調と90°位相をずらしたCWとの直交変調方式)の方が、BER1%点で約2.2dBの改善が見られる。
[IFキャリア周波数ズレ時のBER特性:図15]
IFキャリア周波数ズレ時のBER特性について図15を参照しながら説明する。図15は、IFキャリア周波数ズレ時のBER特性を示す図である。
図15に示すように、BER1%特性におけるIFキャリア周波数ズレに関する劣化特性はほぼ変わらないものとなっていた。
[PSK−ASK差動検波方式(別の例)の送信部変調処理波形:図16]
次に、PSK−ASK差動検波方式(別の例)に係る送信部の変調処理波形について図16を参照しながら説明する。図16は、別の例に係る送信部の変調処理波形を示す図である。
図16に示すように、キャリア変調部17においては、同期ワード/REFデータ拡散変調信号のIFキャリア変調(ASK変調)処理波形と送信データ拡散変調信号のIFキャリア変調(PSK変調)処理波形とを加算して図17の右側に示すIFキャリア変調波形を生成する。このように、キャリア変調部17では、適正なIFキャリア変調が為される。
図16に示すように、IFキャリア変調波形は、ユーザデータの振幅が全体の1/2に制限されている。
[実施の形態に係る送信部変調処理波形:図17]
次に、実施の形態(PSK−2段遅延検波方式)に係る送信部変調処理波形について図17を参照しながら説明する。図17は、実施の形態に係る送信部変調処理波形を示す図である。
図17に示すように、図16のPSK−ASK差動検波方式と比べて、IFキャリア変調波形は、3dB近くアップしたこととなり、ユーザデータの振幅が全体の幅と同じで、特性が高くなり、受信感度を改善できる。
[実施の形態の効果]
本信号処理部及び無線機によれば、第1の差動符号化処理部が送信データについて1段目の差動符号化処理を行い、第2の差動符号化処理部が第1の差動符号化処理部からの出力について2段目の差動符号化処理を行い、拡散変調処理部が第2の差動符号化処理部からの出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ拡散変調信号を出力する拡散変調部と、送信データ拡散変調信号と連続波とを直交変調するキャリア変調部とを有するものであり、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調及びキャリア変調を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる効果がある。
本信号処理部及び無線機によれば、第1の分割累積処理部が同相成分の受信データについて1回目の相関処理を行い、第2の分割累積処理部が直交成分の受信データについて1回目の相関処理を行い、第1の遅延検波処理部が第1の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行い、第2の遅延検波処理部が第2の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行い、第3の分割累積処理部が第1の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行い、第4の分割累積処理部が第2の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行い、第3の遅延検波処理部が第3の分割累積処理部及び第4の分割累積処理部からの出力について2回目の遅延検波処理を行う受信データ復号部を備えるものであり、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調、キャリア変調及び受信データ復号を適正に行うことができ、受信感度を改善し、回路規模を縮小できる効果がある。
本発明は、IFキャリア周波数ズレが発生しても極性判断を誤らず、拡散変調及び受信データ復号を適正に行うことができる信号処理部及び無線機に好適である。
本発明の実施の形態に係る信号処理部の構成ブロック図である。 キャリア復調部の構成ブロック図である。 キャリアデータ生成部の構成ブロック図である。 受信データ復号部前段の構成ブロック図である。 受信データ復号部後段の構成ブロック図である。 マッチドフィルタ部の構成ブロック図である。 拡散符号生成部の構成ブロック図である。 拡散変調部の構成ブロック図である。 相関ピーク検出部の構成ブロック図である。 粗周波数ズレ検出部の構成ブロック図である。 微周波数ズレ検出部の構成ブロック図である。 キャリア変調部の構成ブロック図である。 キャリア変調部の回路構成図である。 通常のBER特性を示す図である。 IFキャリア周波数ズレ時のBER特性を示す図である。 別の例に係る送信部の変調処理波形を示す図である。 実施の形態に係る送信部変調処理波形を示す図である。 従来の双方向無線システムの概略図である。 従来の信号処理部の構成ブロック図である。
符号の説明
1…無線機(親)、 2…無線機(子)、 11…ADC制御部、 12…AGC部、 13…APC/AFC制御部、 14…DAC制御部、 15…キャリア復調部、 16…キャリアデータ生成部、 17…キャリア変調部、 18,18′…受信データ復号部、 19…マッチドフィルタ部、 20,20′…拡散符号生成部、 21,21′…拡散変調部、 22,22′…相関ピーク検出部、 23,23′…粗周波数ズレ検出部、 24,24′…微周波数ズレ検出部、 151…IFキャリア復調処理部、 152…高周波成分除去部、 153…ダウンサンプル部、 161…AFC調整部、 162…インデックスカウンタ、 163…アドレスデコーダ、164…正弦波テーブル、 171…APC補正処理部、 172…IFキャリア変調処理部、 173…加算器、 174…Signed→Unsigned変換部、 180…遅延回路、 181…移動平均部、 182…デジメーションフィルタ、 183…ハイパスフィルタ、 184…逆拡散部、 185…分割累積処理部、 186…遅延検波処理部、 187…累積処理部、 188…遅延検波処理部、 189…符号取り出し部、 191…RAM読み出しアドレス生成部、 192…キャリア復調データ格納部、 193…拡散符号分割部、 194…逆拡散処理部、 195…累積処理部、 196…部分相関算出処理部、 197…全加算処理部、 198…シフトレジスタ、 201…制御部、 202…符号生成用パラメータテーブル、 203…符号生成部、 204…符号格納部、 205…SEL、 211…差動符号化処理部、 214…拡散変調処理部、 221…1bit区間MAXピーク位置検出部、 222…MAXピーク位置比較部、 223…シンボル同期信号生成部、 224…フリーランカウンタ、 231…ノイズ除去部、 232…ダウンサンプル部、 233…FFT演算処理部、 234…演算結果累積処理部、 235…MAXピーク位置検出部、 241…FFT演算処理部、 242…MAXピーク位置検出部

Claims (5)

  1. 送信データについて1段目の差動符号化処理を行う第1の差動符号化処理部と、前記第1の差動符号化処理部からの出力について2段目の差動符号化処理を行う第2の差動符号化処理部と、前記第2の差動符号化処理部からの出力を拡散符号で拡散変調処理し、送信データ拡散変調信号を出力する拡散変調処理部とを備える拡散変調部と、
    送信データ拡散変調信号と連続波とを直交変調するキャリア変調部とを有することを特徴とする信号処理部。
  2. キャリア変調部は、
    同相成分の送信用IFキャリアデータを振幅制御補正信号により振幅補正処理を行う第1の振幅補正処理部と、
    直交成分の送信用IFキャリアデータを振幅制御補正信号により振幅補正処理を行う第2の振幅補正処理部と、
    前記第2の振幅補正処理部からの出力データと送信データ拡散変調信号とによりキャリア変調処理を行い、送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理信号を出力するキャリア変調処理部と、
    前記第1の振幅補正処理部からの出力を送信データ拡散変調信号と90°位相をずらした連続波として送信データ拡散変調信号のキャリア変調処理信号に加算してキャリア変調データを出力する加算器とを有することを特徴とする請求項1記載の信号処理部。
  3. キャリア変調処理部におけるキャリア変調処理は、PSK変調であることを特徴とする請求項2記載の信号処理部。
  4. 同相成分の受信データについて1回目の相関処理を行う第1の分割累積処理部と、
    直交成分の受信データについて1回目の相関処理を行う第2の分割累積処理部と、
    前記第1の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行う第1の遅延検波処理部と、
    前記第2の分割累積処理部からの出力について1回目の遅延検波処理を行う第2の遅延検波処理部と、
    前記第1の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行う第3の分割累積処理部と、
    前記第2の遅延検波処理部からの出力について2回目の相関処理を行う第4の分割累積処理部と、
    前記第3の分割累積処理部及び前記第4の分割累積処理部からの出力について2回目の遅延検波処理を行う第3の遅延検波処理部とを有する受信データ復号部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の信号処理部。
  5. 請求項1記載の拡散変調部と、請求項1乃至3のいずれか記載のキャリア変調部と、請求項4記載の受信データ復号部とを備える信号処理部を有することを特徴とする無線機。
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