JP2009005103A - 無線通信基地局装置および信号拡散方法 - Google Patents

無線通信基地局装置および信号拡散方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチアクセス干渉を避けつつ周波数ダイバーシチ利得を得ることにより、スループットを向上させること。
【解決手段】無線通信基地局装置において、FDE・逆拡散部205は、複数の無線通信移動局毎の巡回遅延量に応じた重み、かつ、重畳信号の遅延時間領域信号と参照信号との誤差を最小にする重みを用いて、重畳信号に対して周波数領域等化および逆拡散を行い、分離・合成部207は、周波数領域等化後の重畳信号を複数の無線通信移動局装置毎の複数の遅延時間領域信号に分離し、複数の遅延時間領域信号毎に合成処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信基地局装置および信号拡散方法に関する。
無線チャネルは遅延時間の異なる多数のパスから構成されている。このような無線チャネルは周波数選択性チャネルと呼ばれ、高品質な信号伝送の障害となっている。5MHz帯域幅を利用する第3〜3.5世代移動通信システムのマルチアクセスとして用いられているのが広帯域DS−CDMA(Direct-Sequence Code Division Multiple Access)である。DS−CDMAでは、無線チャネルの周波数選択性を利用して伝送特性を改善するRake受信技術が用いられている。Rake受信では、各パスを逆拡散により分解してコヒーレント合成することでパスダイバーシチ利得を得る。
第4世代では20MHz帯域幅またはそれを越える帯域幅を利用する超広帯域無線アクセスが期待されている。しかし、このような超広帯域無線チャネルのパス数は非常に多くなるため、周波数選択性が強くなり過ぎてしまい、BER(Bit Error Rate)特性が劣化してしまうという問題がある。そこで、最近、多数の直交サブキャリアを用いて並列伝送するマルチキャリア(MC:Multi Carrier)−CDMAが注目されるようになった。また、異なるサブキャリアグループを各端末に割り当てるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)も注目されている。MC−CDMAでは、周波数領域等化(FDE:Frequency Domain Equalization)が用いられる。MC−CDMAでは、最小平均2乗誤差(MMSE:Minimum Mean Square Error)規範に基づくFDE(MMSE−FDE)を適用することで周波数ダイバーシチ利得を得つつマルチアクセスすることができる。また、DS−CDMAでも、Rake合成の代わりにMMSE−FDEを用いることで、MC−CDMAと同様に優れたBER特性が得られる。よって、MMSE−FDEを用いたDS−CDMAも第4世代アクセス技術の一つとして再び注目されるようになった。
しかし、多数の無線通信移動局装置(以下、移動局という)が同時にアクセスする上りリンクでは各移動局のフェージング状態が異なるため、無線通信基地局装置(以下、基地局という)では、MMSE−FDEを用いてもチャネルを完全には周波数フラットへ変換できない。このため、マルチアクセス干渉(MAI:Multi-Access Interference)、または、他ユーザ干渉(MUI:Multi-User Interference)が発生しスループットが低下するという課題があった。
これに対する従来技術としては、例えば、1つの拡散符号に異なる巡回遅延を与えることにより拡散符号を複数生成し、それらを用いて各移動局からの信号を符号分割多重し直交化する送信方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、移動局間の送信信号を時間軸上で直交化させ、周波数ダイバーシチ効果を得つつMAIを逓減し、スループットの向上を実現することができる。
特開平8−097749号公報
しかしながら、従来技術においては、上記の遅延時間領域を利用した巡回遅延による符号多重伝送方法に、従来の周波数領域で最適化したMMSE−FDEを適用した場合、周波数領域でのダイバーシチ利得を得られるものの、時間軸上での信号の直交性が崩れるためMAIが増大し、スループットが低下するという課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、時間軸上での直交性を保ちつつ周波数領域においてMMSE−FDEを行うことにより、MAIを避けつつ周波数ダイバーシチ利得を得ることによりスループットが向上できる基地局および信号拡散方法を提供することを目的とする。
本発明の基地局は、第1拡散符号を複数の無線通信移動局装置毎に異なる巡回遅延量だけ巡回遅延させて生成された第2拡散符号で拡散された複数の信号が重畳された重畳信号を受信する受信手段と、前記複数の無線通信移動局毎の前記巡回遅延量に応じた重みであり、かつ、前記重畳信号の遅延時間領域信号と参照信号との誤差を最小にする前記重みを用いて前記重畳信号に対して周波数領域等化を行う等化手段と、周波数領域等化後の前記重畳信号を前記複数の無線通信移動局装置毎の複数の遅延時間領域信号に分離する分離手段と、前記複数の遅延時間領域信号毎に合成処理を行う合成手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、MAIを避けつつ周波数ダイバーシチ利得を得ることにより、スループットを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態に係る遅延分割マルチアクセスの原理について説明する。
<遅延分割マルチアクセスの原理>
遅延分割マルチアクセスでは、1つの拡散符号に対して移動局毎に異なる巡回遅延(Cyclic Delay)を与えて拡散符号を生成する。具体的には、移動局nは、図1に示すように、拡散率SFの拡散符号c(t)=±1(t=0〜SF−1)に対して巡回遅延nΔを与え、巡回遅延拡散符号c((t−nΔ)mod SF)(t=0〜SF−1)を生成する。つまり、この遅延分割マルチアクセスでは、MAIを避けつつ周波数ダイバーシチ利得を得て、SF/Δの移動局がマルチアクセス可能である。つまり、システムとしてのスループットを向上させることができる。ここで、基地局での周波数領域等化の観点から、拡散符号は周波数スペクトルがほぼ一様になるものが望ましい。よって、本実施の形態では拡散符号として、ランダム性を保有しているPN(Pseudo Noise)符号を用いる。
また、送信データシンボルを巡回遅延拡散符号で拡散して生成された送信チップ系列を、基地局で周波数領域等化するために、拡散率に等しいSFチップのブロックに分割し、各チップブロック先頭にガードインタバール(GI:Guard Interval)を挿入し、GIにサイクリックプリフィックス(CP:Cyclic Prefix)を付加して送信する。
<送信信号>
移動局では、送信データシンボルdを巡回遅延拡散符号c((t−nΔ)mod SF)で拡散して次式(1)に示す送信チップ系列s(t)を得る。
Figure 2009005103
ここで、Sは送信信号電力である。また、送信データシンボルdはE[|d]=1を満たすものとする。
<チャネル>
無線伝搬路はL個の独立なパスから構成され、パスlのパス利得をhn,l、遅延時間をτn,lとすると、チャネルインパルス応答h(τ)は次式(2)で与えられる。
Figure 2009005103
<受信信号>
上式(2)で表される無線チャネルを伝搬して基地局のアンテナで受信された信号は次式(3)のように表わせる。
Figure 2009005103
ここで、η(t)は零平均で分散2σの白色複素ガウス雑音であり、Sは平均受信電力である。また、複数の移動局が同時アクセスしているものとすると、基地局には、次式(4)のように式(3)に示す信号が重畳して受信される。
Figure 2009005103
ここで、基地局と各移動局との位置が異なること、およびシャドウイング損失が異なることから、Sは一般的には等しくない。
<周波数領域等化>
基地局では、式(4)に示す信号r(t)(t=0〜SF−1)に対してSFポイントFFTを施して、SF個の周波数成分で構成される周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に変換する。周波数領域信号R(k)は次式(5)のようになる。
Figure 2009005103
ここで、
Figure 2009005103
であるため、式(6)を式(5)に代入すると、周波数領域信号R(k)は次式(7)のようになる。
Figure 2009005103
ここで、Π(k)は零平均で分散2σ・SFの複素ガウス雑音であり、次式(8)のようになる。
Figure 2009005103
そして、基地局では、FFTにより得られた周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に対してFDEを行う。具体的には、周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に対して等化重みw(k)(k=0〜SF−1)が乗算される。そして、FDE後の周波数領域信号R^(k)は次式(9)のようになる。
Figure 2009005103
ここで、w(k)は拡散変調を取り除くためおよびFDEのための複合FDE重みである。遅延分割マルチアクセスでは、信号分離を遅延時間領域で行う。そのため、基地局では、SFポイントIFFTを用いて、FDE後の周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)を遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)に変換する。
<信号分離>
ここでは、説明を容易にするため、拡散変調を取り除くためだけの等化重みのみを考える。そして、信号分離を行ったあとにパスダイバーシチ合成を遅延時間領域で行い、移動局nのデータシンボルを復調する。FDEのための等化重みについての詳細な説明は後述する。
まず、周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に対して次式(10)に示す等化重みw(k)が乗算される。ここで、式(10)に示す等化重みw(k)は一種のゼロフォーシング(ZF:Zero Forcing)重みである。
Figure 2009005103
よって、FDE後の周波数領域信号R^(k)は次式(11)のようになる。
Figure 2009005103
次いで、周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)に対してSFポイントIFFTを施して、SFシンボルの遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)に変換する。遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)は、次式(12)のようになる。
Figure 2009005103
ここで、遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)の様子を図2に示す。式(12)および図2に示すように、遅延時間領域では等間隔Δで各移動局の送信データシンボルが現れる。また、インパルス応答に広がりがあるため、遅延時間領域における各移動局の送信データシンボルは広がって現れる。また、インパルス応答の広がりはGI以内であるため、巡回遅延単位量ΔをGI長に基づいて決定すれば、各移動局の信号には重なりが無くなり、各移動局の送信データシンボルを容易に分離することができる。
<パスダイバーシチ合成>
図2に示すように、移動局nの遅延時間領域信号は遅延時間区間[0,Δ]に現れる。よって、基地局では、遅延時間領域全体から遅延時間区間[0,Δ]の遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)を分離して取り出し、パスダイバーシチ合成を行う。具体的には、基地局では、移動局nの遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)を遅延時間領域全体から分離して、次式(13)のように取り出すことができる。
Figure 2009005103
また、図2に示すように、移動局nの送信データシンボルが遅延時間区間[0,Δ]で広がって分布しているため、これを遅延時間領域整合フィルタで合成する。すなわち、
Figure 2009005103
を得ると、送信データシンボルの軟判定値d^が次式(14)のように得られる。
Figure 2009005103
ここで、パスダイバーシチ合成を表す式(14)と送信信号を表わす式(1)とを比較して、式(14)中の
Figure 2009005103
を等価チャネル利得と呼ぶ。ここで、L個のパスは独立に変動するため、等価チャネル利得の変動は浅くなる。また、一様電力遅延プロファイル
Figure 2009005103
であれば、レイリーフェジング環境下での
Figure 2009005103
の分布は自由度2Lのχ2乗分布になる。
式(14)に示すように、遅延分割マルチアクセスでは、MAIを除去しつつ、DS−CDMAにおけるRake合成と同じパスダイバーシチ利得(または周波数ダイバーシチ利得)を得ることができる。
<MMSE−FDE>
ここでは、FDEのための等化重みについて詳細に説明する。以下、3つのMMSE−FDEについて説明する。
<1.第1の重み>
ここでは、各移動局に割り当てられた遅延時間領域で誤差信号を最小にする等化重みを用いる。具体的には、次式(15)で定義される等化誤差e(k)を用いる。
Figure 2009005103
ここで、√(2S)d(k)は参照信号である。この参照信号は、遅延時間領域の[0,Δ−1]区間における移動局nのチャネルインパルス応答と送信データシンボルとの積d(τ)が誤差最小で現れるようにする。
各移動局のデータシンボルが互いに独立であることおよび式(7)より、平均2乗等化誤差E[|e(k)|]は次式(16)のようになる。
Figure 2009005103
そして、δE[|e(k)|]/δw(k)=0を解いて、平均2乗等化誤差を最小とするMMSE等化重みが、次式(17)で与えられる。
Figure 2009005103
ここで、移動局nのみが通信しており、さらに雑音の影響が無視できるとき、式(17)に示すMMSE等化重みは、次式(18)のようになる。
Figure 2009005103
上式(18)は、式(10)に示す等化重みと同一である。
そして、基地局では、得られたMMSE等化重みを用いてFDEを行い、生成された周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)を、SFポイントIFFTを用いて遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)に変換して、式(14)に示すようにパスダイバーシチ合成を行うことができる。
このように、第1の重みを用いることで、各移動局に割り当てられた遅延時間領域内で平均2乗等化誤差を最小化することができ、その領域内に当該移動局の信号を集めることができる。つまり、遅延時間領域全体で見ればMAIを回避することができる。
<2.第2の重み>
ここでは、遅延時間領域全体で誤差信号を最小にする等化重みを用いる。具体的には、上記<1.第1の重み>の参照信号d(k)ではなく、次式(19)で示す参照信号X(k)を用いる。
Figure 2009005103
この参照信号は、遅延時間領域全体にわたって
Figure 2009005103
が誤差最小で現れるようにする。ここで、遅延時間領域の[0,Δ−1]区間に移動局nのチャネルインパルス応答と送信データシンボルとの積d(τ)が現れる。このように、各移動局のチャネルインパルス応答と送信データシンボルの積は互いに重なることなく現れるため、MAIを避けて移動局nのチャネルインパルス応答と送信データシンボルとの積d(τ)だけを取り出すことができる。
式(19)に示す参照信号X(k)を用いて定義される等化誤差e(k)は次式(20)のようになる。
Figure 2009005103
そして、各移動局のデータシンボルが互いに独立であることおよび式(7)より、平均2乗等化誤差E[|e(k)|]は次式(21)のようになる。
Figure 2009005103
よって、δE[|e(k)|]/δw(k)=0を解いて、平均2乗等化誤差を最小とするMMSE等化重みが、次式(22)で与えられる。
Figure 2009005103
ここで、移動局nのみが通信しており、さらに雑音の影響が無視できるとき、式(22)に示すMMSE等化重みは、次式(23)のようになる。
Figure 2009005103
そして、基地局では、得られたMMSE等化重みを用いてFDEを行い、生成された周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)を、SFポイントIFFTを用いて遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)に変換する。このように、移動局nのチャネルインパルス応答と送信データシンボルとの積d(τ)が遅延時間領域の[0,Δ−1]区間にて誤差最小で現れる。したがって、式(14)と同様にパスダイバーシチ合成を行うことができる。また、第1の重みを用いるときと同じようにパスダイバーシチ利得が得られる。
このように、第2の重みを用いることで、遅延時間領域全体で平均2乗等化誤差を最小化することができ、他移動局の信号に自移動局のMMSE-FDE重みが与える影響を考慮しながら、割当てられた遅延時間領域内に自移動局の信号を集めることができる。従って、第1の重みに比べて更にMAIの影響を回避できる。
<3.第3の重み>
ここでは、各移動局に割り当てられた巡回遅延時間において誤差信号を最小にする等化重みを用いる。具体的には、次式(24)で示す参照信号X(k)を用いる。
Figure 2009005103
この参照信号は、遅延時間領域にdδ(τ)が誤差最小で現れるようにする。
ここで、SFポイントIFFTを用いて、周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)を遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)に変換すると、送信データシンボルの軟判定値d^は次式(25)で与えられる。
Figure 2009005103
ここで、式(25)は次式(26)のように書き表せるため、IFFT処理は不要となる。すなわち、FDE自体がパスダイバーシチ合成処理、つまり、周波数ダイバーシチ合成処理と逆拡散処理とを兼ねることができる。
Figure 2009005103
式(24)に示す参照信号X(k)を用いて定義される等化誤差e(k)は次式(27)のようになる。
Figure 2009005103
そして、各移動局のデータシンボルが互いに独立であることおよび式(7)より、平均2乗等化誤差E[|e(k)|]は次式(28)のようになる。
Figure 2009005103
よって、δE[|e(k)|]/δw(k)=0を解いて、平均2乗等化誤差を最小とするMMSE等化重みが次式(29)で与えられる。
Figure 2009005103
ここで、移動局nのみが通信しており、さらに雑音の影響が無視できるとき、式(29)で示すMMSE等化重みは、次式(30)のようになる。
Figure 2009005103
上式(30)は良く知られたZF−FDEである。ZF等化重みは雑音強調を引き起こすが、上式(30)のMMSE等化重みは雑音強調を避けることができる。
このように、第3の重みを用いることで、パスダイバーシチ合成と逆拡散とを兼ねて処理することができ、かつ、各移動局に割り当てられた巡回遅延時間で平均2乗等化誤差を最小化することができ、MAIを回避できる。
<移動局および基地局の構成>
次に、本実施の形態に係る移動局および基地局の構成について説明する。
本実施の形態に係る移動局100の構成を図3に示し、本実施の形態に係る基地局200の構成を図4に示す。なお、説明が煩雑になることを避けるために、図3では、本発明と密接に関連する上りリンクでの送信データの送信、および、下りリンクでの制御情報データの受信に係わる構成部を示し、下りリンクでの送信データの受信に係わる構成部の図示および説明を省略する。同様に、図4では、本発明と密接に関連する上りリンクでの送信データの受信、および、下りリンクでの制御情報データの送信に係わる構成部を示し、下りリンクでの送信データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図3に示す移動局100において、符号化部101には、送信データが入力される。符号化部101は、送信データを符号化して変調部102に出力する。
変調部102は、符号化部101から入力される送信データを変調して送信データシンボルを生成し、拡散部104に出力する。
拡散符号生成部103は、上記<遅延分割マルチアクセスの原理>で説明したように、巡回遅延拡散符号c((t−nΔ)mod SF)(t=0〜SF−1)を、復号部110から入力される制御情報データに含まれる巡回遅延量nΔに基づいて生成する。そして、拡散符号生成部103は、生成した巡回遅延拡散符号c((t−nΔ)mod SF)を拡散部104に出力する。
拡散部104は、上記<送信信号>で説明したように、変調部102から入力される送信データシンボルdを拡散符号生成部103から入力される巡回遅延拡散符号c((t−nΔ)mod SF)で拡散して式(1)に示す送信チップ系列s(t)を生成する。そして、拡散部104は、生成した送信チップ系列s(t)をGI挿入部105に出力する。
GI挿入部105は、上記<遅延分割マルチアクセスの原理>で説明したように拡散部104から入力される送信チップ系列s(t)の先頭にGIを挿入し、GIにサイクリックプリフィックスを付加する。
無線送信部106は、GI挿入後の信号に対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ107から基地局200へ送信する。
一方、無線受信部108は、基地局200から送信された制御情報データシンボルをアンテナ107を介して受信し、この制御情報データシンボルに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
復調部109は、受信処理後の制御情報データシンボルを復調し、復調後の制御情報データを復号部110に出力する。
復号部110は、復調後の制御情報データを復号して拡散符号生成部103に出力する。
一方、図4に示す基地局200において、無線受信部202は、移動局100から送信された信号をアンテナ201を介して受信し、この受信信号に対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
GI除去部203は、受信処理後の信号からGIを除去して、式(4)に示す受信信号r(t)(t=0〜SF−1)を得る。
FFT部204は、GI除去部203から入力される受信信号に対して送信チップ系列単位にFFTを行い、時間領域信号を周波数領域信号に変換する。具体的には、FFT部204は、式(4)に示すSFチップの受信信号r(t)(t=0〜SF−1)に対してSFポイントFFTを施して、式(7)に示す周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に変換する。そして、FFT部204は、得られた周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)をFDE・逆拡散部205に出力する。
FDE・逆拡散部205は、上記<周波数領域等化>および上記<信号分離>で説明したように、FFT部204から入力される周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に対してFDEおよび逆拡散を行う。具体的には、FDE・逆拡散部205は、式(7)に示す周波数領域信号R(k)(k=0〜SF−1)に対して式(10)に示す等化重みw(k)(k=0〜SF−1)を乗算して、式(11)に示す周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)を生成する。なお、上記<MMSE−FDE>で説明したように、FDE・逆拡散部205は、等化重みとして、式(17)、式(22)、または式(29)のいずれかに示す等化重みを用いてもよい。そして、FDE・逆拡散部205は、生成した周波数領域信号R^(k)をIFFT部206に出力する。
IFFT部206は、上記<信号分離>で説明したように、FDE・逆拡散部205から入力される周波数領域信号に対して送信チップ系列単位にIFFTを行い遅延時間領域信号に変換する。具体的には、IFFT部206は、式(11)に示す周波数領域信号R^(k)(k=0〜SF−1)に対してSFポイントIFFTを施して、式(12)に示す遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)に変換する。そして、IFFT部206は、遅延時間領域信号h^(τ)を分離・合成部207に出力する。
分離・合成部207は、上記<パスダイバーシチ合成>で説明したように、IFFT部206から入力される遅延時間領域信号h^(τ)(τ=0〜SF−1)から式(13)に示すように移動局nの遅延時間領域信号を分離して取り出し、パスダイバーシチ合成を行う。そして、分離・合成部207は、パスダイバーシチ合成により得られた式(14)に示す送信データシンボルの軟判定値d^を復調部208に出力する。
復調部208は、分離・合成部207から入力される送信データシンボルの軟判定値d^を復調し、復調データを得る。そして、復調部208は、得られた復調データを復号部209に出力する。
復号部209は、復調部から入力される復調データを復号して、受信データを得る。
一方、上り回線推定部210は、GI除去部203から入力される各移動局のパイロット信号から各移動局のチャネル推定値を推定する。そして、上り回線推定部210は、得られた各移動局のチャネル推定値を遅延時間推定部211に出力する。
遅延時間推定部211は、上り回線推定部210から入力される各移動局のチャネル推定値から各移動局の最大遅延時間を推定する。そして、遅延時間推定部211は、得られた各移動局の最大遅延時間を遅延量決定部212に出力する。
遅延量決定部212は、遅延時間推定部211から入力される各移動局の最大遅延時間のうち、最も大きい遅延時間を全移動局に対する巡回遅延単位量Δとして決定する。そして、遅延量決定部212は、決定した巡回遅延量単位Δを制御情報生成部213に出力する。なお、遅延量決定部212で決定された巡回遅延単位量Δは、移動局100のGI挿入部105(図3)でのGI長と同一である。
制御情報生成部213は、遅延量決定部212から入力される巡回遅延単位量Δを含む制御情報データを生成する。そして、制御情報生成部213は、生成した制御情報データを符号化部214に出力する。
符号化部214は、制御情報生成部213から入力される制御情報データを符号化し、変調部215に出力する。
変調部215は、符号化部214から入力される制御情報データを変調して制御情報データシンボルを生成する。そして、変調部215は、生成された制御情報データシンボルを無線送信部216に出力する。
無線送信部216は、変調部215から入力される制御情報データシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ201から移動局100へ送信する。
このように、本実施の形態によれば、移動局は、巡回遅延単位量Δを整数倍した巡回遅延nΔを1つの拡散符号に対して与えて生成される巡回遅延拡散符号を用いる。これにより、基地局では、各移動局のデータが遅延時間領域に直交化して現れるため、各移動局のデータを容易に分離することができる。また、基地局にて分離された各移動局のデータは各移動局に割り当てられた遅延時間領域内で広がりをもって受信されるため、パスダイバーシチ合成を行うことにより、周波数ダイバーシチ利得を得ることができ、優れたBER特性を得ることができる。よって、本実施の形態によれば、MAIを避けつつ周波数ダイバーシチ利得を得ることができスループットを向上させることができる。
なお、本実施の形態では、FDE前の信号から各移動局の最大遅延時間を算出し、巡回遅延単位量Δとして決定したが、FDE後の信号から各移動局の最大遅延時間を算出し、最も大きい遅延時間を全移動局に対する巡回遅延単位量Δとして決定してもよい。これにより、FDEによって生じるサイドローブ(隣接遅延時間領域へ漏洩するMAI)の影響を、巡回遅延単位量Δの決定に反映させることができるため、MAIを適切に回避できスループットを更に向上させることができるという効果が得られる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、移動局毎に異なる巡回遅延量を決定する点において、実施の形態1と相違する。
以下、実施の形態1との相違点についてのみ説明する。
図4に示す遅延量決定部212は、各移動局に対する巡回遅延量を遅延時間推定部211から入力される各移動局の最大遅延時間に基づいて決定する。具体的には、図5に示すように、移動局n−1における最大遅延時間がτmax,n−1、移動局nにおける最大遅延時間がτmax,n、移動局n+1における最大遅延時間がτmax,n+1および移動局n+2における最大遅延時間がτmax,n+2である場合、遅延量決定部212は、移動局n−1の巡回遅延量Δn−1を0に決定すると、移動局nの巡回遅延量Δをτmax,n−1に決定し、移動局n+1の巡回遅延量Δn+1をτmax,n−1+τmax,nに決定し、移動局n+2の巡回遅延量Δn+2をτmax,n−1+τmax,n+τmax,n+1に決定する。そして、遅延量決定部212は、決定した各移動局の巡回遅延量を制御情報生成部213に出力する。
制御情報生成部213は、遅延量決定部212から入力される各移動局の巡回遅延量を含む制御情報データを生成する。そして、制御情報生成部213は、生成した制御情報データを符号化部214に出力する。
一方、各移動局の拡散符号生成部103(図3)は、入力される制御情報データに含まれる巡回遅延量のうち自局の巡回遅延量に基づいて巡回遅延拡散符号を生成する。具体的には、図6に示すように、移動局n−1の拡散符号生成部103は、巡回遅延量Δn−1=0であるので拡散符号をシフトせずにそのままの拡散符号を巡回遅延拡散符号として生成する。また、移動局nの拡散符号生成部103は、図6に示すように、巡回遅延量Δ=τmax,n−1であるので拡散符号をΔだけシフトした巡回遅延拡散符号を生成する。同様に、移動局n+1の拡散符号生成部103は、図6に示すように、巡回遅延量Δn+1=τmax,n−1+τmax,nであるので拡散符号をΔn+1だけシフトした巡回遅延拡散符号を生成し、移動局n+2の拡散符号生成部103は、巡回遅延量Δn+2=τmax,n−1+τmax,n+τmax,n+1であるので拡散符号をΔn+2だけシフトした巡回遅延拡散符号を生成する。
各移動局が図6に示す拡散符号を用いて各移動局の送信データシンボルを拡散した場合、基地局200では、図7に示すような遅延時間領域信号が得られる。ここで、図7に示す遅延時間領域信号は移動局nを基準とする。また、図7に示す巡回遅延量Δn+3はΔn+2=τmax,n−1+τmax,n+τmax,n+1+τmax,n+2とする。図7に示すように、移動局n−1の遅延時間区間は[Δn−1−Δ,0]となり、移動局nの遅延時間区間は[0,Δn+1−Δ]となり、移動局n+1の遅延時間区間は[Δn+1−Δ,Δn+2−Δ]となり、移動局n+2の遅延時間区間は[Δn+2−Δ,Δn+3−Δ]となる。
図6に示す最大遅延量が小さい移動局n+1では、図7に示すように遅延時間区間[Δn+1−Δ,Δn+1−Δ]の間隔が狭くなる一方、図6に示す最大遅延量が大きい移動局nでは、図7に示すように遅延時間区間[0,Δn+1−Δ]の間隔が広くなる。すなわち、遅延時間領域において、各移動局の遅延時間領域信号が各移動局の最大遅延量に応じて非等間隔に現れる。これにより、遅延時間領域信号の全体の遅延時間が最小になる。
このようにして、本実施の形態によれば、各移動局の最大遅延量に基づいて移動局毎の巡回遅延量を互いに異ならせる。これにより、遅延時間領域では、各移動局の巡回遅延量に応じた間隔で各移動局の遅延時間領域信号が現れる。よって、遅延時間を最小にして遅延分割マルチアクセスを行うことができるため、実施の形態1よりも効率良く周波数ダイバーシチ利得を得ることができる。
なお、本実施の形態では、FDE前の信号から各移動局の最大遅延量に基づいて、移動局毎の巡回遅延量を決定したが、FDE後の信号から各移動局の最大遅延量に基づいて、決定してもよい。これにより、FDEによって生じるサイドローブの広がりが移動局毎に異なる点を、巡回遅延量の決定に反映させることができるため、周波数ダイバーシチ利得を更に効率良く得ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、1つの拡散符号を用いてアクセス可能である移動局数SF/Δを超える数の移動局が基地局にアクセスする場合について説明する。
以下、実施の形態1との相違点についてのみ説明する。
本実施の形態では、PN符号(拡散率SF)、および、互いに直交する2つの直交符号(拡散率SF)を用いる。
図3に示す拡散符号生成部103は、PN符号と直交符号との積符号を新たな拡散符号として生成する。そして、拡散符号生成部103は、実施の形態1と同様にして、積符号から巡回遅延拡散符号を巡回遅延量に基づいて生成し、生成した巡回遅延拡散符号を拡散部104に出力する。具体的には、図8に示すように、拡散符号生成部103は、PN符号c(t)と直交符号c(t)(m=0,1)との積符号を新たな拡散符号c’(t)として生成する。つまり、新たな拡散符号c’(t)はc(t)×c(t)より求められる。
これにより、図8に示すように、PN符号c(t)と直交符号c(t)とから生成される拡散符号c’(t)、および、PN符号c(t)と直交符号c(t)とから生成される拡散符号c’(t)に対して同じ巡回遅延量nΔを与えた場合でも、巡回遅延拡散符号c’((t−nΔ)mod SF)と巡回遅延拡散符号c’((t−nΔ)mod SF)とは互いに直交するため、同一の巡回遅延量おいて2つの異なる巡回遅延拡散符号を生成することができる。例えば、4つ(SF/Δ=4)の巡回遅延拡散符号を生成可能なPN符号に対して2つの直交符号を用いることで、8個の巡回遅延拡散符号を生成することができる。
よって、SF/Δ=4を超える数の移動局が基地局にアクセスする場合でも、各移動局の拡散符号生成部103は、複数の直交符号を用いることでSF/Δ=4を超える数の巡回遅延拡散符号を生成することができる。例えば、移動局数が5〜8のとき、2個の直交拡散符号が必要になる。
このように、本実施の形態によれば、1つの拡散符号を用いてアクセス可能である移動局数を越える数の移動局がアクセスする場合でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記各実施の形態では、遅延分割多重アクセスを上りリンクで用いた場合について説明したが、本発明を下りリンクに適用する場合でも同様の効果を得ることができる。具体的には、遅延分割多重アクセスを下りリンクで用いる場合、チャネルインパルス応答が、
Figure 2009005103
であることのみ上りリンクで用いた場合と相違し、上記<MMSE−FDE>の式(17)、式(22)および式(29)の3つのMMSE等化重みは次式(32)で得られる。
Figure 2009005103
また、本発明を下りリンクで用いる場合、各移動局に対して独立に電力制御を行ってもよい。ただし、全移動局における総電力
Figure 2009005103
を一定とした最適電力割り当て問題に帰着する。つまり、基地局は、総送信電力を一定に保ちつつ、移動局毎に独立に送信電力を割り当てる最適電力割り当てを行う。
また、上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る巡回遅延拡散符号を示す図 本発明の実施の形態1に係る遅延時間領域信号を示す図 本発明の実施の形態1に係る移動局のブロック構成図 本発明の実施の形態1に係る基地局のブロック構成図 本発明の実施の形態2に係る各移動局の最大遅延量推定を示す図 本発明の実施の形態2に係る各移動局の巡回遅延拡散符号を示す図 本発明の実施の形態2に係る遅延時間領域信号を示す図 本発明の実施の形態3に係る各移動局の巡回遅延拡散符号を示す図
符号の説明
100 移動局
200 基地局
101,214 符号化部
102,215 変調部
103 拡散符号生成部
104 拡散部
105 GI挿入部
106,216 無線送信部
107,201 アンテナ
108,202 無線受信部
109,208 復調部
110,209 復号部
203 GI除去部
204 FFT部
205 FDE・逆拡散部
206 IFFT部
207 分離・合成部
210 上り回線推定部
211 遅延時間推定部
212 遅延量決定部
213 制御情報生成部

Claims (5)

  1. 第1拡散符号を複数の無線通信移動局装置毎に異なる巡回遅延量だけ巡回遅延させて生成された第2拡散符号で拡散された複数の信号が重畳された重畳信号を受信する受信手段と、
    前記複数の無線通信移動局毎の前記巡回遅延量に応じた重みであり、かつ、前記重畳信号の遅延時間領域信号と参照信号との誤差を最小にする前記重みを用いて前記重畳信号に対して周波数領域等化を行う等化手段と、
    周波数領域等化後の前記重畳信号を前記複数の無線通信移動局装置毎の複数の遅延時間領域信号に分離する分離手段と、
    前記複数の遅延時間領域信号毎に合成処理を行う合成手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 前記等化手段は、前記複数の無線通信移動局装置毎の遅延時間領域それぞれにおいて前記誤差を最小にする前記重みを用いて前記周波数領域等化を行う、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  3. 前記等化手段は、前記複数の無線通信移動局装置全体の遅延時間領域において前記誤差を最小にする前記重みを用いて前記周波数領域等化を行う、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  4. 前記等化手段は、前記複数の無線通信移動局装置毎の前記巡回遅延量にそれぞれ対応する遅延時間において前記誤差を最小にする前記重みを用いて前記周波数領域等化を行う、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  5. 第1拡散符号を複数の無線通信移動局装置毎に異なる巡回遅延量だけ巡回遅延させて第2拡散符号を生成し、
    送信信号を前記第2拡散符号で拡散する、
    信号拡散方法。
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