JP2009004117A - 多極コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】高さを低く抑え、且つ上面を完全にシールドさせるフラットケーブル用コネクタを提供する。
【解決手段】レセプタクル2のメタルシェル22は背面側をプラグ3側へ立設させ更に折曲させて上面側および背面側を囲繞させ、上方に位置しているレセプタクル2中央側が斜め下方へ折曲されてシールドコンタクトばね部22aを形成する。
プラグ3は、プラグハウジング本体31のレセプタクル2とは反対側の面を各コンタクト30と接触しないよう金属板からなるプラグシェル32が上面を覆うようにプラグハウジング本体31と固定され、プラグシェル32のメタルシェル22対向部がシールドコンタクト部32aを形成する。
そして、プラグ3とレセプタクル2とが嵌合係止した際に、シールドコンタクトばね部22aとシールドコンタクト部32aとがばね力を持って押圧接触することで、コネクタ1のシールドを形成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複数のケーブルが平板状に設けられたフラットケーブル等をプリント基板に接続させる多極コネクタにかかり、詳細には、フラットケーブルを接続されたプラグをプリント基板に実装されたレセプタクルへ、プリント基板実装面と略垂直方向へ挿入して嵌合させるタイプの多極コネクタに関する。
この種のコネクタに接続されるフラットケーブルは、薄く且つ幅広な形状なので、多極コネクタが大きくなったのでは基板等に実装する際に必要な面積及び体積が大きくなり、小型化が計られる電子機器等に用いるのに際しては薄型化が望まれる。
一方、複数の信号線が接続される多極コネクタでは、コネクタに接続された複数の信号線に流れる情報に影響するようなノイズが、コネクタ外部から信号線へ侵入するのを極力防御可能な構造となるのが望ましい。
そこで、従来は、図5に表すように、最優先されるべき多極コネクタの性能として、接続された信号線に外部からノイズが進入しない構造として、垂直嵌合タイプのコネクタが考えられた。図5は従来例1を表す中央断面説明図である。
従来例1は、垂直嵌合タイプの多極コネクタ100である。多極コネクタ100は、プリント基板PBに固定されるレセプタクル101と、複数線からなるフラットケーブルCBが接続固定されレセプタクル101と係止固定されるプラグシェル102とからなる。
プラグシェル102には、ケーブルCBの心線CB1と電気的に接続して信号を伝達可能とするプラグ側コンタクト102aをレセプタクル101側に露出させてプラグハウジング102bに固定されている。プラグ側コンタクト102aは、接続されるフラットケーブルCBの線数に合わせて複数並設固定される。この並設される方向は、同図の断面を表した手前側(視点側)から奥側(紙面奥側)、即ち、フラットケーブルCBのケーブル並び方向と同じ方向にかけて並設される。そして、ケーブルCBの心線との接続箇所であるプラグ側コンタクト102aの外側を覆うようにシールド用シェル102cをプラグハウジング102bの外側へ配設固定する。このシールド用シェル102cは、プラグハウジング102bの上面側102fからプラグハウジング102bに接続されるケーブルCBの挿入側側面と対向する側面102eにかけて被覆するように設ける。そして、シールド用シェル102cの側面102e側端部は、プラグハウジング102bの内側が露出されてシールド接触部102gを形成する。プラグハウジング102bからレセプタクル101側へ露出されたプラグ側コンタクト102aは、一端がケーブルCBの心線CB1と接続固定され、中間部がレセプタクル101側へ突出されて折返されて接続部102dを形成し、折返された側の他端がプラグハウジング102bに固定されている。そしてプラグ側コンタクト102aの中間部がレセプタクル101に設けるレセプタクル側コンタクト101aと接触固定される事となる。
レセプタクル101には、一端がプリント基板PBと接続する固定部を形成し中間部がレセプタクルハウジング101bに固定され中間部から延設される他端側がばね力をもって接続部101dを形成して配設されるレセプタクル側コンタクト101aを設ける。そして、レセプタクル側コンタクト101aが固定されるレセプタクルハウジング101bは、プラグシェル102と嵌合可能な形状を成し、接続部101dがプラグ側コンタクト102aの接続部102dとばね力による接触圧をもって接続するように露出される。また、レセプタクルハウジング101bには、プラグシェル102と嵌合された際にシールド用シェル102cのシールド接触部102gと対向する位置に一端部が位置され他端側がプリント基板PBと接続固定可能なシールド用コンタクト101cを設ける。シールド用コンタクト101cは、レセプタクルハウジング101bにレセプタクル側コンタクト101aと絶縁状態となるように固定される。
そして、垂直嵌合タイプの多極コネクタ100は、図中白抜き矢印に表す方向にプラグシェル102をプリント基板PBに垂直方向へ移動させてレセプタクル101へ嵌合固定して用いる。
従って、プラグシェル102とレセプタクル101とを嵌合させると、レセプタクル側コンタクト101aの接続部101dとプラグ側コンタクト102aの接続部102dとが接触圧をもって接続し、電気的な接続がなされる。同時に、プラグシェル102に設けるシールド用シェル102cのシールド接触部102gがレセプタクル101のシールド接触部101eと接続し電気的な接続がなされる。そして、シールド用コンタクト102eがプリント基板PBのグランドラインに接続固定される事で多極コネクタ100の接続箇所のシールドを行っていた。
しかしながら従来例1では、プラグシェル102の構造がシールド用シェル102cのシールド接触部102g側をL字型に折曲させてレセプタクル101に覆い被さる構造としなければならないので、プリント基板PBからの突出距離(高さ)を低くすることが構造的に困難であった。
そこで、このプリント基板PBからの突出量を少なくするために、図6に表すような従来例2が考えられた。図6は、(a)が斜め上方からの斜視説明図であり(b)が(a)のA−A線断面説明図を表している。
基本構造は従来例1と同様レセプタクル201とプラグシェル202とから多極コネクタ200を構成する。
プラグシェル202には、ケーブルCBの心線CB1と電気的に接続して信号を伝達可能とするプラグ側コンタクト202aをレセプタクル101側に露出させてプラグハウジング202bに固定されている。プラグ側コンタクト202aは、接続されるフラットケーブルCBの線数に合わせて複数並設固定される。この並設される方向は、フラットケーブルCBのケーブル並び方向と同じ方向、即ち、図6(a)に白抜き矢印で表す方向にかけて並設される。そして、ケーブルCBの心線との接続箇所であるプラグ側コンタクト202aの外側を覆うようにシールド用シェル202cをプラグハウジング202bの外側へ配設固定する。このシールド用シェル202cは、従来例1と異なり、プラグハウジング202bの上面側202fに設ける。そして、シールド用シェル202cは、プラグシェル202とレセプタクル201とが嵌合したときに、フラットケーブルCBが配設されていない側部203側でレセプタクル201に設けるシールド用コンタクト201cと接触されて電気的な接続を成すように形成される。プラグシェル202のその他の基本構造は従来例1と同様である。
レセプタクル201には、一端がプリント基板PBと接続する固定部を形成し中間部がレセプタクルハウジング201bに固定され中間部から延設される他端側がばね力をもって接続部201dを形成して配設されるレセプタクル側コンタクト201aを設ける。そして、レセプタクル側コンタクト201aが固定されるレセプタクルハウジング201bは、プラグシェル202と嵌合可能な形状を成し、接続部201dがプラグ側コンタクト202aの接続部202dとばね力による接触圧をもって接続するように露出される。また、レセプタクルハウジング201bには、プラグシェル202と嵌合された際にシールド用シェル202cと対向する上面側に一端部が位置され他端側がプリント基板PBと接続固定可能なシールド用コンタクト201cを設ける。シールド用コンタクト201cは、レセプタクルハウジング201bにレセプタクル側コンタクト201aと絶縁状態となるように固定される。
従来例2では、上記のように構成することで、従来例1のようにシールド用コンタクト102cの先端をL字状に折曲して設けてレセプタクル101のシールド用コンタクト101cと接触させるのではないので、プリント基板PBの垂直方向、即ち、プリント基板PBから突出する高さを低く抑えることが可能となる。
しかしながら、従来例2に表すような構造とすると、プリント基板PBからの突出量、即ち、多極コネクタ200の高さを低くすることは可能となるものの、図7に表すようにレセプタクル201の構造の大半が、樹脂成形されたレセプタクルハウジング201bなので、図6に表すB部にレセプタクル201を上方から望めてしまう開口が出来てしまい、ノイズがフラットケーブルCBに流れてしまう危険があった。
そこで更に、従来例2の開口されてしまうB部も金属板で覆い、更に多極コネクタ200の高さを低いままに抑える例として従来例3に思い至った。従来例3は、基本的な構造は従来例2同様であり、レセプタクルハウジング301bは、図7に表すように、板状の金属板からなるメタルフレーム310と、メタルフレーム310と嵌合されレセプタクル側コンタクト301aを複数並設固定するレセプタクルハウジング本体311と、レセプタクル301をプラグシェル302のフラットケーブルCBと電気的に接続させるレセプタクル側コンタクト301aとから形成する。
図7は、レセプタクル301を表し、(a)は上方から見た斜視説明図、(b)は平面説明図、(c)は底面説明図、(d)は(b)のC−C線断面説明図、をそれぞれ表す。
レセプタクルハウジング本体311は、複数のプラグ側コンタクト301aを並設状態となるように樹脂を型成形して形成する。しかしながら、樹脂成型されただけの構造では、樹脂厚を薄くすると弱くなり更には成型後の反りが出てしまうので、レセプタクルハウジング本体311の周囲部をメタルフレーム310が囲むようにメタルフレーム310を形成して嵌合させ強度を持たせている。そして、レセプタクル301は同図(d)に表すように、平面視中央がプラグシェル302と嵌合係止可能な嵌合凹部312を凹状に形成している。
一方、プラグシェル302は、図8に表すように嵌合凹部312に嵌合係止可能な形状に形成される。図8はプラグシェル302を表す説明図であり、(a)は上方から見た斜視説明図、(b)は平面説明図、(c)は底面説明図、(d)は(b)のD−D線断面説明図、をそれぞれ表す。
プラグシェル302は、嵌合凹部312に嵌合した際に、レセプタクル側コンタクト301aと対向位置となり嵌合時に該コンタクト301aと接触して電気的な接続を完了するよう内部にプラグ側コンタクト302aを複数並設させて樹脂で型成形したプラグハウジング302bを設けてなる。更に、多極コンタクト300を極力薄くするために、プラグハウジング302bの樹脂を薄く成形した時に発生する反りを抑えると共に樹脂の割れを防ぐ目的で、上部をシールド用シェル302cで覆い補強すると共に外部からの電磁波が下面に位置するプラグ側コンタクト302aへ影響することを防止している。
そして、多極コネクタ300を従来例3のように形成することで、従来例2に表れたプラグ側コンタクト302aとレセプタクル側コンタクト301aとの接触部の上部となる開口B部では、図9に表すように、プラグシェル302側のシールド用シェル302cは開口B部で下方へ折曲するように垂下して設けられており、プラグ側コンタクト301aの上面を覆っている。
しかしながら、従来例3では、レセプタクル301側のシールド用シェル301cがレセプタクル側コンタクト301a上部を被覆するように配置することができない。即ち、レセプタクル側シールド301cが開口B部の上部でシールド用シェル302cの垂下された端部302eと当接可能に、端部302e同様に開口B部内側方向へ折曲させ垂下させて設けると、レセプタクル側シールド用シェル301cの同垂下させた端部301eが、プラグシェル302嵌合時に誤ってレセプタクル側コンタクト301aと接触してしまう場合が生じる。
従って、従来例3でも、やはりプラグシェル302をレセプタクル301に嵌合した際に、プラグシェル302上面に開口ができてしまい、多極コネクタ300を充分にシールドしきれないという問題点を有した。
この発明は、上記問題点に鑑み、多極コネクタの高さを低く抑えると共に、レセプタ側及びプラグ側のコンタクト周囲部を囲繞して外部からシールドされた多極コネクタを提供する。
そこで、コンタクト周囲部を金属で囲繞してシールドを完成させるために、
プリント基板表面に実装され、一端は外部に位置されてプリント基板と接続される基板接続部を形成し、他端が内部に位置されて接触部を形成するレセプタクル側コンタクトを複数並設されるレセプタクルと、
プリント基板表面と垂直にレセプタクルと嵌合係止され、一端がフラットケーブルの各ケーブルと接続固定され他端がプラグ接触部を形成するプラグ側コンタクトを複数並設され、レセプタクルと嵌合係止時には各プラグ接触部が対向されるレセプタクル側コンタクトの接触部と接触し電気的に接続されるプラグとからなり、
レセプタクルは、複数のレセプタクル側コンタクトを並設して樹脂成形されるハウジング本体が、プレート状に形成されたメタルシェル底面側からプラグ側へ突設されてコネクト部を形成し、レセプタクル側コンタクトは接触部がコネクト部に並設され、基板接続部はレセプタクル背面側から外部へ突設され、メタルシェルは折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、
プラグは、並設する複数のプラグ側コンタクトをプラグハウジング本体が固定し、プラグハウジング本体のレセプタクルとは反対側の面を各コンタクトと接触しないよう金属板からなるプラグシェルが上面を覆うようにプラグハウジング本体と固定され、プラグシェルのメタルシェル対向部がシールドコンタクト部を形成し、
プラグとレセプタクルとが嵌合係止した際に、レセプタクルシェルのシールドコンタクトばね部とプラグシェルのシールドコンタクト部とがシールドコンタクトばね部のばね力を持って押圧接触することで、コネクタのシールドを形成することを特徴とする多極コネクタ、
を提供する。この多極コネクタでは、プラグとレセプタクルを嵌合させて係止させると、プラグ側コンタクトのプラグ接触部とレセプタクル側コンタクトの接触部とが接続されることで、プラグ側コンタクトに接続されたフラットケーブルを流れる信号が、プラグ接触部を経由してレセプタクル側コンタクトへ流れ、レセプタクル側コンタクトの基板接続部を経由してプリント基板へと伝達される。
そして、プラグとレセプタクルとが嵌合係止された状態では、レセプタクルシェルがコネクタの背面側から折曲され、レセプタクルシェルのシールドコンタクトばね部がプラグ側コンタクトとレセプタクル側コンタクトとの接触部の上方に位置している。そして、このシールドコンタクトばね部は、プラグとレセプタクルとが嵌合係止している状態で、プラグの上面を覆っているプラグシェルのシールドコンタクト部とばね力で付勢されながら接触圧を持って接触している。
レセプタクルシェルとプラグシェルとが接触していることで、レセプタクルシェルとプラグシェルとがシールドを構成し、該シールドが上部に嵌合係止されているプラグの上面からプラグの下部に嵌合係止されているレセプタクルの背面を経由し底面までを被覆し、レセプタクル側コンタクトとプラグ側コンタクトとの接触部上方を含めて囲繞する。
またこの発明では、
前記レセプタクルを構成するハウジング本体は、中間部がレセプタクル側コンタクトを複数並設固定されプラグとの嵌合時にプラグ側コンタクトと接触可能とさせるコネクト部を形成し、コネクト部の両端がメタルシェルと係止固定可能なハウジング固定部を形成し、
前記レセプタクルを構成するメタルシェルは、金属の板状体からなり、底面側は平板形状を成してハウジング本体のコネクト部が突設され、底面側から折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、ハウジング本体のハウジング固定部と対向する位置にはハウジング本体と係止固定する本体固定部を設け、周囲部にはプラグと嵌合係止可能なレセプタクル係止部を設けてなり、
前記プラグを構成するプラグシェルの周囲部には、レセプタクルとの嵌合係止時にレセプタクル係止部と対向する位置にレセプタクル係止部と係止可能なプラグ係止部を設け、
レセプタクル係止部及びプラグ係止部を嵌合係止することでレセプタクル及びプラグが嵌合係止される、
ように多極コネクタを構成することで、プラグとレセプタクルとはプラグシェルに設けるプラグ係止部とメタルシェルに設けるレセプタクル係止部23とによって係止され、プラグシェルとメタルシェルとが導電性の金属から成るので、電気的に接続され、例えばメタルシェルをプリント基板に固定する際にプリント基板のGNDと半田付け等によって接続することで、プラグとシェルが同電位となりGNDとして作用する。
従ってこの発明によれば、基板実装された多極コネクタの上面から背面および底面をレセプタクルシェルおよびプラグシェルが囲繞することでレセプタクル側コンタクトとプラグ側コンタクトとの接触部上方を含めてシールド可能となるので、プラグおよびレセプタクルのみの簡単な構成で多極コネクタのシールドをより完全に行える。
多極コネクタ1はプリント基板表面に実装されるレセプタクル2と、フラットケーブルCBが接続固定されると共にレセプタクル2と嵌合係止されるプラグ3とからなる。
レセプタクル2には、レセプタクル側コンタクト20を設ける。レセプタクル側コンタクト20は、一端が外部に位置されてプリント基板PCBと接続される基板接続部20aを形成し、他端が内部に位置されて接触部20bを形成する。接触部20bは、レセプタクル側コンタクト20基部からU字状に湾曲して延設させばね力を持たせる。
このレセプタクル側コンタクト20は、樹脂成形されるハウジング本体21に、基板接続部20aおよび接触部20bの方向を同じくして複数が並設固定される。従って、ハウジング本体21に固定されたレセプタクル側コンタクト20は、接触部20bが背面側から外部へ突出した状態で並設され、接触部20bがレセプタクル2中央側へ位置されて並設され、接触部20bがプラグ3と接触接続可能に露出されて配置される。
ハウジング本体21は、メタルシェル22と共にレセプタクル2を形成する。
メタルシェル22は、金属の薄板からなり、メタルシェル22の底面側から上面側へハウジング本体21が突出するように設ける。この時ハウジング本体21に固定されたレセプタクル側コンタクト20がメタルシェル22に触れないようにハウジング本体21をメタルシェル22に固定する。また、固定されたハウジング本体21から突出した接触部20bが位置するメタルシェル22の背面側は、ハウジング本体21がメタルシェル22から突出された上面側へ折曲されて立設され更にメタルシェル中央側へ折曲させる。この折曲した部分の先端をやや底面側に向くようにへ字状に折曲し、シールドコンタクトばね部22aを形成する。従って、シールドコンタクトばね部22aは、メタルシェル22から突出されたハウジング本体21の更に上方に位置する。
また、メタルシェル22の周囲部には、レセプタクル2とプラグ3とを係止させるレセプタクル係止部23を設ける。
プラグ3は、プラグ側コンタクト30を複数並設したプラグハウジング本体31とプラグシェル32とから構成する。
プラグ側コンタクト30は、一端がフラットケーブルCBの各ケーブルと固定して電気的に接続するコンタクト接続部30aを形成し、被覆を取除いたケーブル心線をかしめて固定する。プラグ側コンタクト30の他端は、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止させた際に、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bと接触して電気的な接続を成すプラグ接触部30bを形成する。プラグ接触部30bはプラグ側コンタクト30基部からU字状に湾曲して延設させる。
レセプタクル側コンタクト20の接触部20bとプラグ側コンタクト30のプラグ接触部30bとをばね力を持たせて形成することで、両部分が当接して押圧し合い、適度な接触圧を持たせる。
プラグ側コンタクト30は、樹脂成形されるプラグハウジング本体31に、コンタクト接続部30aおよびプラグ接触部30bの方向を同じくして複数が並設される。従って、プラグハウジング本体31に固定されたプラグ側コンタクト30は、プラグ接触部30bにフラットケーブルCBが接続固定され、他端であるプラグ接触部30bがレセプタクル2との嵌合係止時に接触部20bと当接可能なプラグ3中央側へ位置されて並設され、プラグ接触部30bがレセプタクル側コンタクト20と接触接続可能に露出されて配置される。
複数のプラグ側コンタクト30を並設するプラグハウジング本体31は、板状に樹脂成形される。プラグハウジング本体31の上面側、即ち嵌合されるレセプタクル2とは反対面にプラグシェル32が固定される。従って、ハウジング本体21は、プラグシェル32側にプラグ側コンタクト30が露呈しないようにプラグ側コンタクト30を並設固定し、プラグ側コンタクト30とプラグシェル32との絶縁を保つ。
プラグシェル32は金属の板状体から成り、薄く作られたプラグハウジング本体31が変形したりあるいは破損することを防止すると共に、プラグ3の強度を保つ。そして、プラグシェル32のメタルシェル22対向部分が、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止した際にメタルシェル22のシールドコンタクトばね部22aと当接してシールドを形成するシールドコンタクト部32aを形成する。
また、プラグシェル32の周囲部には、レセプタクル2とプラグ3とを係止させるプラグ係止部33を設ける。
上記のように形成するプラグ3およびレセプタクル2を、レセプタクル係止部23およびプラグ係止部33を係止させて嵌合させると、並設された各レセプタクル側コンタクト20の接触部20bが対向位置するプラグ側コンタクト30のプラグ接触部30bと押圧接触し電気的な接続をなし、これと同時にプラグシェル32のシールドコンタクト部32aがメタルシェル22のシールドコンタクトばね部22aに押圧接触し、両コンタクト20、30の上方を金属板によって囲繞することとなりシールドを完成する。
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は実施例を表す斜め上方から見た斜視説明図であり、図2は実施例のレセプタクルを表し(a)は平面説明図を、(b)は背面説明図を、(c)は右側面説明図をそれぞれ表し、図3はこの発明の実施例を表す嵌合状態の中央縦断面説明図であり、図4は実施例のプラグを表し(a)は平面説明図を、(b)は底面説明図を、(c)は右側面説明図をそれぞれ表す。
1は多極コネクタである。多極コネクタ1は、複数のケーブルを並設して構成するフラットケーブルCBをプリント基板PBへ接続するためのコネクタである。多極コネクタ1は、プリント基板PBに実装固定されるレセプタクル2と、フラットケーブルCBが固定されるプラグ3とからなる。
レセプタクル2は、レセプタクル側コンタクト20を固定して本体を形成するハウジング本体21と、ハウジング本体21を補強すると共にレセプタクル2をプラグ3へ係止することで嵌合係止させ、プラグ3と共にシールドを形成するメタルシェル22とからなる。
レセプタクル側コンタクト20は、一端が外部に位置されてプリント基板PCBと接続される基板接続部20aを形成し、他端が内部に位置されて接触部20bを形成する。そして中間部はハウジング本体21と一体成形される固定部20cをU字状に湾曲させて形成する。接触部20bは、レセプタクル側コンタクト20基部からU字状に湾曲して延設させばね力を持たせる。
ハウジング本体21には、レセプタクル側コンタクト20が複数並設されて固定される。ハウジング本体21は樹脂成形され、レセプタクル側コンタクト20が基板接続部20aおよび接触部20bの方向を同じくして複数並設固定される。従って、ハウジング本体21に固定されたレセプタクル側コンタクト20は、接触部20bが背面側から外部へ突出した状態で並設され、接触部20bがレセプタクル2中央側へ位置されて並設され、接触部20bがプラグ3と接触接続可能に露出されて配置される。即ち、ハウジング本体21は、レセプタクル側コンタクト20を並設して取付可能に複数の取付凹部21aを設ける。そして、取付凹部21aの下部はレセプタクル側コンタクト20の固定部20cをはめ込んで個体可能な取付部21bを形成する。取付部21bは、U字状に湾曲されたレセプタクル側コンタクト20の固定部20c同様の形状を成す。
この取付部21bそれぞれにレセプタクル側コンタクト20を、背面側に基板接続部20aが位置するように揃えて取付けることで、レセプタクル側コンタクト20は、中央部側に接触部20bを位置して並設される。
ハウジング本体21は、取付部21bを複数設けたコネクト部21cの両端にハウジング固定部21dを設ける。従って、ハウジング本体21は、中央がコネクト部21cとなるI字状に形成される。
メタルシェル22は、板状体の中央部やや背面側よりにハウジング本体21のコネクト部21cを挿通させて上方へ突設させる長孔22bを穿設する。また、メタルシェル22は、長孔22bの背面側縁部から上方へ折曲して立設し更に背面側へと略直角に折曲して囲繞平面部22dを底面側と平行に形成し、長孔22bからハウジング本体21を突出可能とさせる。このとき、ハウジング本体21が突出している上面側は、図3に表すように、「ヘ」字状となるようにやや斜め下に向けて折曲しシールドコンタクトばね部22aを形成する。従って、メタルシェル22は、シールドコンタクトばね部22aを形成していない長孔22b以外の部分で囲繞平面部22dと一体となっている。更に囲繞平面部22dを底面側に略直角に折曲して囲繞背面部22cを形成する。このとき、底面を構成するメタルシェル22本体から立設する囲繞平面部22dおよび囲繞背面部22cは、長孔22bに挿通されるレセプタクル側コンタクト20の無い部分、即ち長孔22bを穿設していない部分のみでメタルシェル22の底面側と連続され、長孔22b部分から背面側に位置されるレセプタクル側コンタクト20の基板接続部20aがメタルシェル22と触れないように間隙孔22eを設けてある。従って、メタルシェル22にハウジング本体21が取付けられた際には、レセプタクル側コンタクト20の基板接続部20aはメタルシェル22と触れることはない。また、メタルシェル22の囲繞背面部22cで、レセプタクル側コンタクト20の基板接続部20aが突出していない部分である底面部側両端と中央部には、更にプリント基板PB正面まで延設した基板取付部22fを設ける。従って、レセプタクル側コンタクト20はこの基板取付部22fによってプリント基板PBへ実装し、プリント基板PBのGNDと接続されることとなる。
なお、メタルシェル22の正面側にもプリント基板PBへの基板取付部22fを囲繞背面部22cに設けた基板取付部22fと対向するように設ける。
メタルシェル22の長手方向両端には、底面側へ開口されるコ字状に折曲され、ハウジング本体21のハウジング固定部21dを固定可能なレセプタクル係止部23を形成する。更にレセプタクル係止部23は、メタルシェル22の長手方向外面側にプラグ3に設けるプラグ係止部33と係止可能な凹部を形成すると共に同内面側には突部を形成し、プラグ3と係止固定可能にする。従って、レセプタクル係止部23は、ハウジング本体を固定する本体固定部としての作用とプラグを係止固定するレセプタクル係止部としての作用とを兼ね備える。尚、この実施例では、本体固定部とレセプタクル係止部とをレセプタクル係止部23によって形成したが、本体固定部及びレセプタクル係止部をそれぞれ別途位置に形成しても良く、製品によって適宜位置に設ければよい。
更に、メタルシェル22には、レセプタクル係止部23と同様にプラグ3と係止させる正面側レセプタクル係止部23aを、メタルシェル22の正面側にも設ける。正面側に設ける正面側レセプタクル係止部23aは、メタルシェル22の正面側中央端部から上方へ立設させて同様に設ける。この正面側レセプタクル係止部23aを設ける位置は、メタルシェル22の長孔22bから突出されたハウジング本体21のコネクト部21cが存在しない部分に設ける。なお、多極コネクタ1の長手方向の長さがあまり長くなく、長手方向両端に設けるレセプタクル係止部23のみでプラグ3との係止固定が充分に行えるようであれば中央に正面側レセプタクル係止部23aを設けずとも良い。そして、この実施例では、メタルシェル22を上記のように折曲して構成したが、特に折曲の仕方を特定しなくとも、メタルシェル22の底面側と対向する上面側に囲繞平面部22dを形成でき、コネクト部21cの外側の背面側に立設される囲繞平面部22dを形成できればどのように金属の板状体を加工して形成しても良い。
上記のように形成するレセプタクル2は、金属板からなるメタルシェル22がレセプタクル2の主要部分を構成している点で従来の構造と大きく異なっている。
プラグ3は、図4に表すように、プラグ側コンタクト30を複数並設したプラグハウジング本体31とプラグシェル32とから構成される。図4は、プラグ3を表す説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は底面説明図、(c)は、右側面説明図である。
プラグ側コンタクト30は、一端がフラットケーブルCBの各ケーブルと固定して電気的に接続するコンタクト接続部30aを形成する。コンタクト接続部30aは、被覆を取除いたケーブル心線を半田付やかしめによって固定する。プラグ側コンタクト30の他端は、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止させた際に、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bと接触して電気的な接続を成すプラグ接触部30bを形成し、コンタクト接続部30aおよびプラグ接触部30bの中間部は、U字状に湾曲されてプラグハウジング本体31に取付けるための固定部30cを形成する。このように形成するプラグ側コンタクト30は、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bと接触された際にレセプタクル側コンタクト20に持たせたばね力によって両部分が押圧接触して当接し合い、適度な接触圧を持たせている。
プラグ側コンタクト30は、樹脂成形されるプラグハウジング本体31に、コンタクト接続部30aおよびプラグ接触部30bの方向を同じくして複数が並設される。従って、プラグハウジング本体31に固定されたプラグ側コンタクト30は、プラグ接触部30bにフラットケーブルCBが接続固定され、他端であるプラグ接触部30bがレセプタクル2との嵌合係止時に接触部20bと当接可能なプラグ3中央側へ位置されて並設され、プラグ接触部30bがレセプタクル側コンタクト20と接触接続可能に露出されて配置される。
プラグハウジング本体31は、複数のプラグ側コンタクト30を並設可能な板状に一体的に樹脂成形される。そして、プラグハウジング本体31の中央には、プラグシェル32と係止固定させるための係止孔31aが複数穿設される。更に、プラグハウジング本体31の長手方向両端にも、プラグハウジング本体31をプラグシェル32と係止させるための係止部31bを設ける。
プラグシェル32は、プラグハウジング本体31の上面側、即ち嵌合されるレセプタクル2とは反対面を被覆するように設ける。金属の板状体からなるプラグシェル32は、薄く作られたプラグハウジング本体31が変形したりあるいは破損することを防止すると共に、プラグ3の強度を保つ。そして、プラグシェル32のメタルシェル22対向部分が、プラグ3をレセプタクル2と嵌合係止した際にメタルシェル22のシールドコンタクトばね部22aと当接してシールドを形成するシールドコンタクト部32aを形成する。
更にプラグシェル32の長手方向両端には、レセプタクル係止部23の外側に跨設可能に、同長手方向両端から外方へ突出させて下方が開放した「コ」字状のプラグ係止部33を設ける。そして、レセプタクル係止部23に設けた係止凹部および係止突部と係止可能にそれぞれ「コ」字状の対向片に係止突部および係止凹部を設ける。また、プラグ係止部33は、レセプタクル係止部23に跨設した状態でレセプタクル係止部23側へばね力をもって押圧接触するように形成し、係止凹部および係止突部によって係止されることで、レセプタクル2とプラグ3とが嵌合固定されると共に、レセプタクル係止部23とプラグ係止部33との接触が充分な接触圧を持って行われて電気的な接続が成される。また、プラグシェル32の正面側中央部には、下方即ち基板実装面側に垂下させた正面側プラグ係止部33aを設ける。正面側プラグ係止部33aは、プラグ3をレセプタクル2に嵌合固定させた際に対向位置するレセプタクル2の正面側レセプタクル係止部23aと係止可能に設ける。正面側プラグ係止部33aも正面側レセプタクル係止部23a同様、嵌合時の強度等が充分であれば設けずとも良い。なお、このプラグ係止部とレセプタクル係止部23との係止のさせ方は、従来の方法と何ら変らない。
更にプラグシェル32には、プラグハウジング本体31を固定するように、プラグハウジング本体31に設けた係止部31bとの対向位置に係止凹部32bを設ける。同様に、プラグハウジング本体31に設けた係止孔31aと対向する位置にも係止孔31aに入り込んで係止可能な係止突部32cを設ける。そして、係止凹部32bおよび係止突部32cをそれぞれ対向する係止部31bおよび係止孔31aと係止させることでプラグハウジング本体31とプラグシェル32とを固定する。
上記のように構成するプラグ3では、プラグハウジング本体31に並設固定されるプラグ側コンタクト30がプラグシェル32側に露出しないように並設固定し、プラグ側コンタクト30とプラグシェル32との絶縁を保っている。
そして、プラグ3をレセプタクル2と係止させるためにプラグシェル32のプラグ係止部33および正面側プラグ係止部33aをレセプタクル2のレセプタクル係止部23および正面側レセプタクル係止部23aと係止固定させる。すると、メタルシェル22に設けたシールドコンタクトばね部22aにプラグシェル32のシールドコンタクト部32aが当接すると共に押圧して接触し、多極コネクタ1の上面すべてを覆ってシールドを完成させる。同時に、レセプタクル側コンタクト20の接触部20bも、プラグ側コンタクト30のプラグ接触部30bと押圧接触され、それぞれが電気的に接続してフラットケーブルCBとプリント基板PBとを接続させる。
この発明は、フラットケーブルをプリント配線板等と接続させるコネクタに利用可能である。
実施例を表す斜め上方から見た斜視説明図 実施例の部品図を表し、 (a)はレセプタクルの平面説明図 (b)は同背面説明図 (c)は同右側面説明図 嵌合状態の実施例を表す中央縦断面説明図 実施例の部品図を表し、 (a)は平面説明図 (b)は底面説明図 (c)は右側面説明図 従来例1を表す中央縦断面説明図 従来例2を表す説明図 従来例3を表す説明図 従来例3を表す説明図 従来例3を表す中央縦断面説明図
符号の説明
CB フラットケーブル
PB プリント基板
1 多極コネクタ
2 レセプタクル
20 レセプタクル側コンタクト
20a 基板接続部
20b 接触部
20c 固定部
21 ハウジング本体
21a 取付凹部
21b 取付部
21c コネクト部
21d ハウジング固定部
22 メタルシェル
22a シールドコンタクトばね部
22b 長孔
22c 囲繞背面部
22d 囲繞平面部
22e 間隙孔
22f 基板取付部
23 レセプタクル係止部
23a 正面側レセプタクル係止部
3 プラグ
30 プラグ側コンタクト
30a コンタクト接続部
30b プラグ接触部
30c 固定部
31 プラグハウジング本体
31a 係止孔
31b 係止部
32 プラグシェル
32a シールドコンタクト部
32b 係止凹部
32c 係止突部
33 プラグ係止部
33a 正面側プラグ係止部

Claims (2)

  1. プリント基板表面に実装され、一端は外部に位置されてプリント基板と接続される基板接続部を形成し、他端が内部に位置されて接触部を形成するレセプタクル側コンタクトを複数並設されるレセプタクルと、
    プリント基板表面と垂直にレセプタクルと嵌合係止され、一端がフラットケーブルの各ケーブルと接続固定され他端がプラグ接触部を形成するプラグ側コンタクトを複数並設され、レセプタクルと嵌合係止時には各プラグ接触部が対向されるレセプタクル側コンタクトの接触部と接触し電気的に接続されるプラグとからなり、
    レセプタクルは、複数のレセプタクル側コンタクトを並設して樹脂成形されるハウジング本体が、プレート状に形成されたメタルシェル底面側からプラグ側へ突設されてコネクト部を形成し、レセプタクル側コンタクトは接触部がコネクト部に並設され、基板接続部はレセプタクル背面側から外部へ突設され、メタルシェルは折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、
    プラグは、並設する複数のプラグ側コンタクトをプラグハウジング本体が固定し、プラグハウジング本体のレセプタクルとは反対側の面を各コンタクトと接触しないよう金属板からなるプラグシェルが上面を覆うようにプラグハウジング本体と固定され、プラグシェルのメタルシェル対向部がシールドコンタクト部を形成し、
    プラグとレセプタクルとが嵌合係止した際に、レセプタクルシェルのシールドコンタクトばね部とプラグシェルのシールドコンタクト部とがシールドコンタクトばね部のばね力を持って押圧接触することで、コネクタのシールドを形成することを特徴とする多極コネクタ。
  2. 前記レセプタクルを構成するハウジング本体は、中間部がレセプタクル側コンタクトを複数並設固定されプラグとの嵌合時にプラグ側コンタクトと接触可能とさせるコネクト部を形成し、コネクト部の両端がメタルシェルと係止固定可能なハウジング固定部を形成し、
    前記レセプタクルを構成するメタルシェルは、金属の板状体からなり、底面側は平板形状を成してハウジング本体のコネクト部が突設され、底面側から折曲形成されることで底面側と対向する囲繞平面部および囲繞背面部を形成すると共に、囲繞平面部のプラグ側端部がプリント基板面側へ斜めに折曲されてシールドコンタクトばね部を形成し、ハウジング本体のハウジング固定部と対向する位置にはハウジング本体と係止固定する本体固定部を設け、周囲部にはプラグと嵌合係止可能なレセプタクル係止部を設けてなり、
    前記プラグを構成するプラグシェルの周囲部には、レセプタクルとの嵌合係止時にレセプタクル係止部と対向する位置にレセプタクル係止部と係止可能なプラグ係止部を設け、
    レセプタクル係止部及びプラグ係止部を嵌合係止することでレセプタクル及びプラグが嵌合係止される請求項1に記載の多極コネクタ。
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