JP2008531409A - 煙草物品のための堅固なヒンジ式蓋付きパッケージ - Google Patents

Abstract

煙草物品のための堅固なパッケージ（１）であって、少なくとも１つの容器（２）と、蓋（４）とを備え、その容器（２）はカップ形であり、平行六面体の形状であり、および、後部壁（６）と、前部壁（７）と、２つの側部壁（８）と、底部壁（９）と、開放頂部末端（３）とを備え、および、蓋（４）は、カップ形であり、開放頂部末端（３）を開く開放位置と開放頂部末端を閉じる閉鎖位置との間で回転するように容器（２）の後部壁（６）上のヒンジ（５）に沿って容器（２）にヒンジ式に取り付けられており、および、後部壁（１０）と、前部壁（１１）と、２つの側部壁（１２）と、頂部壁（１３）とを備え、および、蓋（４）が閉鎖位置にある時に、蓋（４）の前部壁（１１）は、容器（２）の前部壁（７）をほぼ完全に覆うように、容器（２）の前部壁（７）上に位置させられており、および、蓋（４）の側部壁（１２）は、容器（２）の側部壁（８）を部分的に覆うように、容器（２）の側部壁（８）上に位置させられている、煙草用品のための堅固なパッケージ。

Description

本発明は、煙草物品のための堅固なヒンジ式蓋付きパッケージに関する。

本発明は、以下の説明が純粋に例示のために言及する堅固な紙巻き煙草パッケージにおいて特に有利に使用されるだろう。

堅固なヒンジ式蓋付き紙巻き煙草パッケージが、生産が容易であり、使用が実際的で容易であることによって、かつ、内側の紙巻き煙草を効果的に保護することによって、現在では最も広く販売されている。

堅固なヒンジ式蓋付き紙巻き煙草パッケージは、開放末端を有するカップ形の容器と、この開放末端を開く開放位置とこの開放末端を閉じる閉鎖位置との間でその容器に対して相対的に回転するように、ヒンジに沿ってその容器にヒンジ式に取り付けられているカップ形の蓋とを備える。Ｕ字形に折り曲げられたカラーが通常はその容器の内側に取り付けられており、および、蓋が閉鎖位置にある時にその蓋の対応する内側表面に係合するように、開放末端の外方に部分的に突き出す。

紙巻き煙草パッケージの外側表面には、ブランド名と、法律によって要求される情報（例えば、製造場所と製造日付、煙草の配合、および、政府の健康上の警告）とが印刷されている。最近の法規は、さらに写真の導入によっても、政府の健康上の警告のために割り当てられるべき表面区域を増大させており、したがって、ブランド名と他のあらゆる情報（特別な提案、他の製品の広告等）とのために製造業者にとって使用可能な区域を著しく減少させている。

特許ＵＳ６１９３０６０Ｂ１が、後部壁と前部壁と２つの側部壁と底部壁と開放頂部末端とを有するカップ形の実質的に平行六面体形の容器と、この開放頂部末端を開く開放位置とこの開放頂部末端を閉じる閉鎖位置との間で回転するようにその容器の後部壁上のヒンジに沿ってその容器にヒンジ式に取り付けられており、かつ、後部壁と前部壁と２つの側部壁と頂部壁と底部壁とを有するカップ形の蓋とを備える、堅固な紙巻き煙草パッケージを開示している。蓋が閉鎖位置にある時には、この蓋の前部壁は、容器の前部壁上に位置させられており、かつ、この前部壁を完全に覆っており、および、蓋の側部壁は容器の側部壁上に位置させられており、かつ、この側部壁を部分的に覆っており、および、蓋の底部壁は容器の底部壁上に位置させられており、かつ、この底部壁を部分的に覆っている。

より大きい蓋を有する場合には、特許ＵＳ６１９３０６０Ｂ１に説明されているパッケージは、通常のヒンジ式蓋付きパッケージの場合よりも大きい印刷用の外側表面を有するが、様々な欠点も有する。特に、生産が困難であり、および、蓋を回転させる時に蓋の底部壁が容器の前部壁の底部端縁を乗り越えなければならないので、蓋の開閉が面倒である。さらに、この蓋は、このように大きいので、あまり堅固ではなく、および、開閉時に変形する傾向があり、したがって、パッケージの開閉を困難にし、および、この結果として見苦しい皺の形成を生じさせる。

本発明の目的が、公知のパッケージよりも使用が容易であり、上述の欠点を持たず、かつ、これと同時に生産が低コストかつ容易である、煙草物品のための堅固なパッケージを提供することである。

本発明によって、添付されている特許請求項に記載の通りの、煙草物品のための堅固なパッケージが提供される。

以下では、本発明の幾つかの非限定的な実施形態を、添付図面を参照しながら例示的に説明する。

図１から図３の番号１が、箔包装材料シートで包装されている整然とした紙巻き煙草の平行六面体形の一群（図を明瞭にするために図示されていない）を収容する、堅固な紙巻き煙草パッケージを全体として示す。

パッケージ１が、開放頂部末端３を有するカップ形の容器２と、この開放末端３を開く開放位置（図２）とこの開放末端３を閉じる閉鎖位置（図１および図３）との間でその容器２に対して相対的に回転するように、ヒンジ５に沿ってその容器２にヒンジ式に取り付けられているカップ形の蓋４とを備える。

容器２は、整然とした紙巻き煙草の一群（図を明瞭にするために図示されていない）を収容するようにカップ形であり、平行六面体形であり、および、後部壁６と前部壁７と２つの側部壁８と底部壁９と上記開放頂部末端３とを有する。蓋４はカップ形であり、容器２の後部壁６上のヒンジ５に沿って容器２にヒンジ式に取り付けられており、および、後部壁１０と前部壁１１と２つの側部壁１２と頂部壁１３とを有する。

蓋４が閉鎖位置（図１および図３）にある時には、蓋４の前部壁１１は容器２の前部壁７上に位置しており、かつ、前部壁７を完全に覆い、および、蓋４の側部壁１２は、容器２の側部壁８上に位置しており、かつ、この側部壁８を部分的に覆う。蓋４には底部壁がなく、したがって、蓋４が閉鎖位置にある時には、容器２の底部壁は完全に露出されている。

図９に示されている別の実施形態では、蓋４が閉鎖位置にある時は、蓋４の前部壁１１は、容器２の前部壁７上に位置しており、および、この前部壁７をほぼ完全に覆う。

前部壁１１の底部部分を横方向において自由なままにしておくために、蓋４の側部壁１２が蓋４の前部壁１１よりも短いことが好ましい。

容器２は、側部壁８と前部壁７と後部壁６との間に画定されている４つの縦方向の端縁１４と、底部壁９と側部壁８と前部壁７と後部壁６との間に画定されている４つの横断方向の端縁１５（２つが大きく、２つが小さい）とを有する。蓋４は、側部壁１２と前部壁１１と後部壁１０との間に画定されている４つの縦方向の端縁１６と、頂部壁１３と側部壁１２と前部壁１１と後部壁１０との間に画定されている４つの横断方向の端縁１７（２つが大きく、２つが小さい）とを有する。

ヒンジ５は通常は容器２の後部壁６と蓋４の後部壁１０との間に位置しており、および、容器２と蓋４の大きい方の横断方向の端縁１５、１７に対して平行である。図７に示されている別の実施形態では、蓋４のヒンジ５は容器２の後部壁６と蓋４の後部壁１０との間に位置しており、および、容器２と蓋４の大きい方の横断方向の端縁１５、１７に対してわずかに傾斜している。図示されていないさらに別の実施形態では、ヒンジ５は容器２の後部壁６と蓋４の後部壁１０との間に位置しており、および、容器２と蓋４との縦方向の端縁１４、１６に対して平行である。

蓋４の縦方向の端縁１４は、通常は、容器２の縦方向の端縁１４と同じ形状でありかつ実質的に同じサイズであり、したがって、蓋４は、閉鎖位置にある時に、下側の容器２に対して堅固に接着する。

添付図面に示されている実施形態では、縦方向の端縁１４、１６と横断方向の端縁１５、１７はすべて正方形である。

図示されていない別の実施形態では、容器２の縦方向の端縁１４の少なくとも幾つかと、蓋４の対応する縦方向の端縁１６とが、丸みがあるかまたは面取りされており、または、容器２の横断方向の端縁１５の少なくとも幾つか、または、蓋４の横断方向の端縁１７の少なくとも幾つかが、丸みがあるかまたは面取りされている。例えば、縦方向の端縁１４、１６のすべてが非正方形の端縁であるか、丸みがある端縁であるか、または、面取りされている端縁であってもよく、または、（特許出願ＥＰ−Ａ１−０７６４５９５に説明されている紙巻き煙草パッケージの場合のように）幾つかの横断方向の端縁１５、１７が、非正方形の端縁であるか、丸みがある端縁であるか、または、面取りされている端縁であってもよい。あるいは、代替案として、非正方形であるか、丸みがあるか、または、面取りされている縦方向の端縁１４、１６と、非正方形であるか、丸みがあるか、または、面取りされている横断方向の端縁１５、１７との両方を有するように、幾つかの縦方向の端縁１４、１６と幾つかの横断方向の端縁１５、１７とが、非正方形の端縁か、丸みがある端縁か、または、面取りされている端縁であってもよい。

図示されていない別の実施形態では、パッケージ１は、特許出願ＥＰ−Ａ１−１０６６２０５に説明されている紙巻き煙草パッケージに類似していてよく、この場合には、容器２の後部壁６と、容器２の前部壁７と、蓋４の後部壁１０と、蓋４の前部壁１１とのすべてが、外方に凸状であり、および、各々は、それぞれの平坦な中央部分と、それぞれの鋭利で非正方形の縦方向端縁１４または１６において側部壁８または１２に対してその平坦な中央部分を連結する２つの湾曲した折り目付きの側部バンドを有する。

図１から図７の実施形態では、容器２は、蓋４が閉鎖位置にある時に特定の量の干渉を伴って蓋４に係合するように、外方に突き出る２つの突出部１８を有する。この突出部１８の目的が、蓋４を開くために特定の量の力を加えることを必要とすることによって、蓋４を閉鎖位置に保つことである。

図８に示されている別の実施形態では、Ｕ字形に折り曲げられたカラー１９が容器２の内側に取り付けられており、および、蓋４が閉鎖位置にある時に蓋４の対応する内側表面に係合するように開放頂部末端３の外方に部分的に突き出る。カラー１９は２つの突出部２０を備え、この突出部２０は、蓋４が閉鎖位置にある時に特定の干渉を伴って蓋４に係合するように外方に突き出る。突出部２０の目的が、蓋４を開くために特定の量の力を加えることを必要とすることによって、蓋４を閉鎖位置に保つことである。

図４から図８と図１８とに示されているように、蓋４の前部壁１１がパネル１１′とパネル１１″とによって形成されていることが好ましく、このパネルは、互いに重ね合わされており、互いに接着されており、および、蓋４の前部壁１１の外側表面と内側表面とをそれぞれに画定する。

図５と図６とに示されているように、蓋４の側部壁１２の各々は２つのタブ１２′、１２″によって形成されており、このタブは、互いに重ね合わされており、互いに接着されており、実質的に同一のサイズであり、および、蓋４の側部壁１２の外側表面と内側表面とをそれぞれに画定する。

図４から図７に示されているように、図１から図３のパッケージ１は、実質的に細長い長方形の形である平らなブランク２１から形成されており、および、その構成要素部分が、パッケージ１の対応する部分に関する限り、可能な場合には、上付き文字を伴った同一の照合番号を使用して示されている。

ブランク２１は、２つの縦方向の折り目線２２と、この２つの縦方向の折り目線２２の間において、蓋４の前部壁１１の内側部分を形成するパネル１１′と、蓋４の前部壁１１の外側部分を形成するパネル１１″と、蓋４の頂部壁１３を形成するパネル１３′と、蓋４の後部壁１０を形成するパネル１０′と、容器２の後部壁６を形成する６′と、容器２の底部壁９を形成するパネル９′と、容器２の前部壁７を形成するパネル７′とを画定する幾つかの横断方向の折り目線２３とを備える。

パネル１１″は２つのタブ１２′を有し、このタブ１２′は蓋４の側部壁１２を形成し、パネル１１″の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線２２によってパネル１１″から隔てられている。パネル６′は２つタブ８′を有し、このタブ８′は容器２の側部壁８の一部分を形成し、パネル６′の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線２２によってパネル６′から隔てられている。パネル７′は２つのタブ８″を有し、このタブ８″は容器２の側部壁８の一部分を形成し、パネル７′の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線２２によってパネル７′から隔てられている。

パネル１０′は２つのタブ２４を有し、このタブ２４は蓋４の側部壁１２の内側を補強し、パネル１０′の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線２２によってパネル１０′から隔てられている。各々のタブ２４は、蓋４の頂部壁１３の内側を補強するための舌状部２５を有し、および、各々のタブ８″は、容器２の底部壁９の内側を補強するための舌状部２６を有する。

図５と図６の実施形態では、各々のタブ１２′は別のタブ１２″に連結されている。各々のタブ１２′とこれに対応するタブ１２″は、互いに重ね合わされて互いに接着されており、および、それぞれに蓋４の側部壁１２の外側表面と内側表面とを画定する。各々のタブ１２″は、対応するタブ１２′と実質的に同一の形状であり、かつ、タブ１２′よりもわずかに小さい。図５の実施形態では、各々のタブ１２′は、縦方向の折り目線２２に対して傾斜している折り目線２７に沿って、対応するタブ１２″に連結されている。図６の実施形態では、各々のタブ１２′は、縦方向の折り目線２２に対して平行である折り目線２７に沿って、対応するタブ１２″に連結されている。図１８の実施形態では、タブ１２″は、折り目線２７に沿ってタブ１２′に連結される代わりに、縦方向の折り目線２２に沿ってパネル１１′に連結されている。さらに明確に述べると、図１８では、パネル１１′のタブ１２″は、図５と図６の場合よりも小さく、一方、図示されていない変型では、パネル１１′のタブ１２″は、図５および図６のタブ１２″と同一の形状およびサイズである。

図１０から図１７の実施形態が幾つかの容器２を備え、この容器２の各々は、１組の煙草物品を収容するためにカップ形であり、および、それぞれの開放頂部末端３を有する。蓋４は、すべての容器２の開放末端３を開放する開放位置とこの開放末端３を閉鎖する閉鎖位置との間で回転するように、容器の１つにヒンジ式に取り付けられている。容器２は、容器２が前部壁７と後部壁６とに沿って互いに横に並んで互いに接触する形に配置されている折り畳み形状構成（図１０、図１１、図１５、図１６）と、容器２が側部壁８に沿って互いに横に並んで配置されている非折り畳み形状構成（図１２と図１７）との間を動くことが可能であるように互いに連結されている。図１１と図１６とに明瞭に示されているように、容器２が折り畳み形状構成にある時にだけ、蓋４は、すべての容器２の開放末端３を開放する開放位置から開放末端３を閉鎖する閉鎖位置に動かされることが可能である。

図１０、図１１、図１２の実施形態が、二重ヒンジ２８（図１３により詳細に示されている）によってそれぞれの縦方向の端縁１４に沿って互いにヒンジ式に取り付けられている２つの容器２を備える。図１５、図１６、図１７の実施形態は、２つの二重ヒンジ２８によってそれぞれの縦方向の端縁１４に沿って互いにヒンジ式に取り付けられている３つの容器２を備える。

好ましい実施形態では、パッケージ１は、共通の蓋４を有する支持部材２９を備え、および、容器２がこの支持部材２９に接着されている。さらに明確に述べると、支持部材２９は、蓋４と二重ヒンジ２８とを支持する連結ストリップ３０（図１３）を備え、および、この連結ストリップ３０は、容器２の前部壁７または後部壁６に接着されており、かつ、容器２の側部壁８に接着されている。

（図１０、図１１、図１２の実施形態に関連して）図１３に示されているように、支持部材２９は、２つの縦方向の折り目線３２と幾つかの横断方向の折り目線３３とを有する第１の平らなブランク３１によって形成されており、この横断方向の折り目線３３は、縦方向の折り目線３２との間で、蓋４′の前部壁１１の内側部分を形成するパネル１１′と、蓋４の前部壁１１の外側部分を形成するパネル１１″と、蓋４の頂部壁１３を形成するパネル１３′と、蓋４の後部壁１０を形成するパネル１０′と、容器２の後部壁６に接着される、連結ストリップ３０のパネル３４とを画定する。

パネル１１″は２つのタブ１２′を有し、このタブ１２′は蓋４の側部壁１２を形成し、パネル１１″の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線３２によってパネル１１″から隔てられている。パネル１０′はタブ２４を有し、このタブ２４は蓋４の側部壁１０′の内側を補強し、パネル１０′の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線３２によってパネル１０′から隔てられている。各々のタブ２４は、蓋４の頂部壁１３の内側を補強するための舌状部２５を有する。図示されていない別の実施形態が、さらに、図５と図６に示されておりかつ上述されている別のタブ１２″も有する。

パネル３４はパネル３５に連結されており、このパネル３５は中央に二重ヒンジ２８を有し、および、両方の容器２の側部壁８に接着されている。連結ストリップ３０のパネル３５はパネル３６に連結されており、および、パネル３６は容器２の前部壁７に接着されており、および、連結ストリップ３０のパネル３６はパネル３７に連結されており、および、パネル３７は容器２の側部壁８に接着されている。図１５と図１６と図１７とに示されているように、３つの容器２の場合には、パネル３７はさらに別の二重ヒンジ２８を有し、および、両方の容器２の側部壁８に接着されており、および、さらに別のパネルがパネル３７に連結されており、かつ、容器２の後部壁６に接着されている。

図１４に示されているように、各々の容器２は、ブランク３１とは無関係である平らなブランク３８から形成されている。ブランク３８は、２つの縦方向の折り目線３９と、幾つかの横断方向の折り目線４０を有し、この横断方向の折り目線４０は、縦方向の折り目線３９との間で、容器２の後部壁６を形成するパネル６′と、容器２の底部壁９を形成するパネル９′と、容器２の前部壁７を形成するパネル７′を画定する。パネル６′は２つのタブ８′を有し、この２つのタブ８′は、容器２の側部壁８の一部分を形成し、パネル６′の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線３９によってパネル６′から隔てられている。パネル７′は２つのタブ８″を有し、この２つのタブ８″は、容器２の側部壁８の一部分を形成し、パネル７′の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、縦方向の折り目線３９によってパネル７′から隔てられている。および、各々のタブ８′は、容器２の底部壁９の内側を補強するための舌状部２６を有する。

添付図面に示されている好ましい実施形態では、ブランク３８はさらにパネル４１′とパネル４１″とを備え、このパネル４１′、４１″は、容器２の頂部壁４１を画定するために互いに重ね合わされて互いに接着されている。この場合には、容器２は、容器２の頂部末端３の中を通した紙巻き煙草の引き出しを可能にするために、切り取り部分４２を有する。

上述のパッケージ１は幾つかの利点を有する。このパッケージ１は、生産が迅速で容易であり、通常のヒンジ式蓋付きパッケージの場合よりも大きい印刷用の外側表面を有し、および、開閉が極めて容易である。さらに、２つの重ね合わされたパネル１１′、１１″を接合することによって蓋４の前部壁１１を形成することと、２つの重ね合わされたタブ１２′、１２″を接合することによって蓋４の側部壁１２を形成することとが、そのサイズにも係わらず極めて堅固な蓋４を生み出し、したがって蓋４は、開閉時に、目に見えて分かる変形を被らない。

上述のパッケージ１の数多くの利点によって、パッケージ１の形態は、さらに、紙巻き煙草のパッケージのカートンまたは葉巻パッケージのような、煙草物品のための他のタイプの堅固なパッケージの製造にも完全に適用されてよい。

図１は、本発明による、閉鎖形状構成における、堅固な紙巻き煙草パッケージの正面斜視図を示す。 図２は、開放形状構成における図１の堅固な紙巻き煙草パッケージの正面斜視図を示す。 図３は、閉鎖形状構成における図１の堅固な紙巻き煙草パッケージの背面斜視図を示す。 図４は、図１から図３における堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するためのブランクの平面図を示す。 図５は、図１から図３の堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するためのブランクの別の実施形態の平面図を示す。 図６は、図１から図３の堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するためのブランクの別の実施形態の平面図を示す。 図７は、図１から図３の堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するためのブランクの別の実施形態の平面図を示す。 図８は、本発明による堅固な紙巻き煙草パッケージの別の実施形態を形成するためのブランクの平面図を示す。 図９は、本発明による、閉鎖形状構成における、堅固な紙巻き煙草パッケージの別の実施形態の正面斜視図を示す。 図１０は、本発明による、閉鎖形状構成における、堅固な紙巻き煙草パッケージのさらに別の実施形態の正面斜視図を示す。 図１１は、半開きの形状構成における、図１０の堅固な紙巻き煙草パッケージの正面斜視図を示す。 図１２は、全開の形状構成における、図１０の堅固な紙巻き煙草パッケージの背面斜視図を示す。 図１３は、図１０から図１２における堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するための第１のブランクの平面図を示す。 図１４は、図１０から図１２における堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するための第２のブランクの平面図を示す。 図１５は、本発明による、閉鎖形状構成における、堅固な紙巻き煙草パッケージのさらに別の実施形態の正面斜視図を示す。 図１６は、半開きの形状構成における、図１５の堅固な紙巻き煙草パッケージの正面斜視図を示す。 図１７は、全開の形状構成における、図１５の堅固な紙巻き煙草パッケージの背面斜視図を示す。 図１８は、図１から図３における堅固な紙巻き煙草パッケージを形成するためのブランクのさらに別の実施形態の平面図を示す。

Claims (38)

1. 煙草物品のための堅固なパッケージであって：
   １群の煙草物品を収容するようにカップ形であり、平行六面体の形状であり、および、後部壁（６）と、前部壁（７）と、２つの側部壁（８）と、底部壁（９）と、開放頂部末端（３）とを備える、少なくとも１つの容器（２）と、
   カップ形であり、前記開放頂部末端（３）を開く開放位置と前記開放頂部末端を閉じる閉鎖位置との間で回転するように前記容器（２）の前記後部壁（６）上のヒンジ（５）に沿って前記容器（２）にヒンジ式に取り付けられており、および、後部壁（１０）と、前部壁（１１）と、２つの側部壁（１２）と、頂部壁（１３）とを備える蓋（４）
   とを備え、
   前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に、前記蓋（４）の前記前部壁（１１）は、前記容器（２）の前記前部壁（７）を完全にまたはほぼ完全に覆うように前記容器（２）の前記前部壁（７）上に位置させられており、および、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）は、前記容器（２）の前記側部壁（８）を部分的に覆うように前記容器（２）の前記側部壁（８）上に位置させられているパッケージにおいて；
   前記パッケージ（１）は、前記蓋（４）が底部壁を有せず、したがって、前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に、前記容器（２）の前記底部壁（９）が完全に露出させられていることを特徴とするパッケージ。
2. 前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に、前記蓋（４）の前記前部壁（１１）は、前記容器（２）の前記前部壁（７）を完全に覆うように、前記容器（２）の前記前部壁（７）上に位置させられている請求項１に記載のパッケージ。
3. 前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に、前記蓋（４）の前記前部壁（１１）は、前記容器（２）の前記前部壁（７）をほぼ完全に覆うように、前記容器（２）の前記前部壁（７）上に位置させられている請求項１に記載のパッケージ。
4. 前記蓋（４）の前記前部壁（１１）は第１のパネル（１１′）と第２のパネル（１１″）とによって画定されており、および、前記第１のパネル（１１′）と前記第２のパネル（１１″）は互いに重ね合わされて互いに接着されており、および、前記蓋（４）の前記前部壁（１１）の外側表面と内側表面をそれぞれに画定する請求項１、２または３に記載のパッケージ。
5. 前記蓋（４）の側部壁（１２）の各々は２つのタブ（１２′、１２″）によって画定されており、前記２つのタブ（１２′、１２″）は、互いに重ね合わされて互いに接着されており、実質的に互いに同一のサイズであり、および、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）の外側表面と内側表面をそれぞれに画定する請求項１から４のいずれか一項に記載のパッケージ。
6. 前記蓋（４）の前記前部壁（１１）の底部部分を横方向において自由なままにしておくために、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）は前記蓋（４）の前記前部壁（１１）よりも短い請求項１から５のいずれか一項に記載のパッケージ。
7. 前記容器（２）は、前記側部壁（８）と前記前部壁（７）と前記後部壁（６）との間に画定されている４つの縦方向の端縁（１４）と、前記底部壁（９）と前記側部壁（８）と前記前部壁（７）と前記後部壁（６）との間に画定されている４つの横断方向の端縁（１５）とを有し、および、前記蓋（４）は、前記側部壁（１２）と前記前部壁（１１）と前記後部壁（１０）との間に画定されている４つの縦方向の端縁（１６）と、前記頂部壁（１３）と前記側部壁（１２）と前記前部壁（１１）と前記後部壁（１０）との間に画定されている４つの横断方向の端縁（１７）とを有する請求項１から６のいずれか一項に記載のパッケージ。
8. 前記蓋（４）の前記ヒンジ（５）は、前記容器（２）の前記横断方向の端縁（１５）と前記蓋（４）の前記横断方向の端縁（１７）とに対して傾斜している請求項７に記載のパッケージ。
9. 前記蓋（４）の前記縦方向の端縁（１６）は、前記容器（２）の前記縦方向の端縁（１４）と同一の形状でありかつ実質的に同一のサイズである請求項７または８に記載のパッケージ。
10. 前記容器（２）の前記縦方向の端縁（１４）の少なくとも幾つかと、これに対応する前記蓋（４）の前記縦方向の端縁（１６）の少なくとも幾つかは、丸みがついているかまたは面取りされている請求項９に記載のパッケージ。
11. 前記容器（２）の前記横断方向の端縁（１５）の少なくとも幾つか、または、前記蓋（４）の前記横断方向の端縁（１７）の少なくとも幾つかは、丸みがついているかまたは面取りされている請求項９に記載のパッケージ。
12. 前記容器（２）は、前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に、特定の量の干渉を伴って前記蓋（４）に係合するように外方に突き出る、２つの突出部（１８）を備える請求項１から１１のいずれか一項に記載のパッケージ。
13. カラー（１９）が前記容器（２）の内側に取り付けられており、かつ、Ｕ字形に折り曲げられており、および、前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に前記蓋（４）の対応する内側表面にに係合するように前記開放頂部末端（３）の外方に部分的に突き出る請求項１から１１のいずれか一項に記載のパッケージ。
14. 前記カラー（１９）は２つの突出部（２０）を備え、前記２つの突出部（２０）は、前記蓋（４）が前記閉鎖位置にある時に、特定の量の干渉を伴って前記蓋（４）に係合するように外方に突き出る請求項１３に記載のパッケージ。
15. 前記容器（２）と前記蓋（４）は、
    ２つの縦方向の折り目線（２２）と幾つかの横断方向の折り目線とを有する、平らなブラケット（２１）から形成されており、
    前記幾つかの横断方向の折り目線は、前記縦方向の折り目線（２２）の間において、
    前記蓋（４）の前記前部壁（１１）の内側部分を形成する第１のパネル（１１′）と、
    前記蓋（４）の前記前部壁（１１）の外側部分を形成する第２のパネル（１１″）と、
    前記蓋（４）の前記頂部壁（１３）を形成する第３のパネル（１３′）と、
    前記蓋（４）の前記後部壁（１０）を形成する第４のパネル（１０′）と、
    前記容器（２）の前記後部壁（６）を形成する第５のパネル（６′）と、
    前記容器（２）の前記底部壁（９）を形成する第６のパネル（９′）と、
    前記容器（２）の前記前部壁（７）を形成する第７のパネル（７′）
    とを画定していて、
    前記第２のパネル（１１″）は２つの第１のタブ（１２′）を有し、前記２つの第１のタブ（１２′）は、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）を形成し、前記第２のパネル（１１″）の互いに反対側に位置した側部上に位置させられており、および、前記縦方向の折り目線（２２）によって前記第２のパネル（１１″）から隔てられており、
    前記第５のパネル（６′）は２つの第２のタブ（８′）を有し、前記２つの第２のタブ（８′）は、前記容器（２）の前記側部壁（８）の一部分を形成し、前記第５のパネル（６′）の互いに反対側に位置した側部上に位置させられており、および、前記縦方向の折り目線（２２）によって前記第５のパネル（６′）から隔てられており、および、
    前記第７のパネル（７′）は２つの第３のタブ（８″）を有し、前記２つの第３のタブ（８″）は、前記容器（２）の前記側部壁（８）の一部分を形成し、前記第７のパネル（７′）の互いに反対側に位置した側部上に位置させられており、および、前記縦方向の折り目線（２２）によって前記第７のパネル（７′）から隔てられている
    請求項１から１４のいずれか一項に記載のパッケージ。
16. 前記第４のパネル（１０′）は第４のタブ（２４）を有し、前記第４のタブ（２４）は、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）の内側を補強し、前記第４のパネル（１０′）の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、および、前記縦方向の折り目線（２２）によって前記第４のパネル（１０′）から隔てられており、および、各々の第４のタブ（２４）は、前記蓋（４）の前記頂部壁（１３）の内側を補強するための第１の舌状部（２５）を有する請求項１５に記載のパッケージ。
17. 各々の第２のタブ（８′）は、前記容器（２）の前記底部壁（９）の内側を補強するための第２の舌状部（２６）を有する請求項１５または１６に記載のパッケージ。
18. 各々の第１のタブ（１２′）は第５のタブ（１２″）に連結されており、および、第１のタブ（１２′）の各々と前記対応する第５のタブ（１２″）は互いに重ね合わされて互いに接着されており、および、前記蓋（４）の側部壁（１２）の外側表面と内側表面とをそれぞれに画定する請求項１５、１６または１７に記載のパッケージ。
19. 各々の第５のタブ（１２″）は、前記対応する第１のタブ（１２′）と実質的に同一の形状でありかつ前記第１のタブ（１２′）よりもわずかに小さい請求項１８に記載のパッケージ。
20. 各々の第１のタブ（１２′）は、前記縦方向の折り目線（２２）に対して平行である折り目線（２７）に沿って前記対応する第５のタブ（１２″）に連結されている請求項１８または１９に記載のパッケージ。
21. 各々の第１のタブ（１２′）は、前記縦方向の折り目線（２２）に対して傾斜している折り目線（２７）に沿って前記対応する第５のタブ（１２″）に連結されている請求項１８または１９に記載のパッケージ。
22. 前記第１のパネル（１１′）は２つの第５のタブ（１２″）を有し、前記２つの第５のタブ（１２″）は、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）の一部分を形成し、前記第１のパネル（１１′）の互いに反対側に位置した側部上に位置しており、かつ、前記縦方向の折り目線（２２）によって前記第１のパネル（１１′）から隔てられており、および、前記第１のタブ（１２′）と前記対応する第５のタブ（１２″）は、前記蓋（４）の側部壁（１２）の外側表面と内側表面とをそれぞれに画定するように、互いに重ね合わされて互いに接着されている請求項１５、１６または１７に記載のパッケージ。
23. 幾つかの容器（２）を備え、および、前記容器（２）の各々は、１群の煙草物品を収容するようにカップ形であり、および、それぞれの開放頂部末端（３）を有し、および、前記蓋（４）は、前記容器（２）すべての前記開放頂部末端（３）を開く開放位置と前記開放頂部末端を閉じる閉鎖位置との間で回転するように前記容器（２）の１つにヒンジ式に取り付けられている請求項１から１２のいずれか一項に記載のパッケージ。
24. 前記容器（２）は、前記容器（２）が前記前部壁（７）と前記後部壁（６）とに沿って互いに横に並んで互いに接触する形に配置されている折り畳み形状構成と、前記容器（２）が前記側部壁（８）に沿って互いに横に並んで配置されている非折り畳み形状構成との間を動くことが可能であるように互いに連結されており、および、前記蓋（４）は、前記容器（２）が前記折り畳み形状構成にある時にだけ、すべての前記容器（２）の前記開放末端（３）を開放する開放位置から前記開放末端（３）を閉鎖する閉鎖位置に動かされることが可能である請求項２３に記載のパッケージ。
25. それぞれの縦方向の端縁（１４）に沿って互いにヒンジ式に取り付けられている２つの容器（２）を備える請求項２４に記載のパッケージ。
26. 前記容器（２）は、二重ヒンジ（２８）によって互いにヒンジ式に取り付けられている請求項２５に記載のパッケージ。
27. それぞれの縦方向の端縁（１４）に沿って対の形で互いにヒンジ式に取り付けられている３つの容器を備える請求項２４に記載のパッケージ。
28. 前記容器（２）は２つの二重ヒンジ（２８）によって互いにヒンジ式に取り付けられている請求項２７に記載のパッケージ。
29. 共通の蓋（４）を有する支持部材（２９）を備え、および、前記容器（２）は前記共通の蓋（４）に接着されている請求項２３から２８のいずれか一項に記載のパッケージ。
30. 前記支持部材（２９）は、前記蓋（４）を支持する連結ストリップ（３０）を備え、および、前記連結ストリップ（３０）は、前記容器（２）の前記前部壁（７）または前記後部壁（６）と、前記容器（２）の前記側部壁（８）とに接着されている請求項２９に記載のパッケージ。
31. 前記支持部材（２９）は、平らな第１のブランク（３１）から形成されており、および、各々の容器（２）は、前記第１のブランク（３１）とは無関係である平らな第２のブランク（３８）から形成されており、前記第１のブランク（３１）は、２つの縦方向の折り目線（３２）と幾つかの横断方向の折り目線とを有していて、前記幾つかの横断方向の折り目線は、前記縦方向の折り目線（３２）の間において、
    前記蓋（４）の前記前部壁（１１）の内側部分を形成する第１のパネル（１１′）と、
    前記蓋（４）の前記前部壁（１１）の外側部分を形成する第２のパネル（１１″）と、
    前記蓋（４）の前記頂部壁（１３）を形成する第３のパネル（１３′）と、
    前記蓋（４）の前記後部壁（１０）を形成する第４のパネル（１０′）と、
    前記容器（２）の前記後部壁（６）に接着されている前記連結ストリップ（３０）の第５のパネル（３４）とを画定する、
    請求項３０に記載のパッケージ。
32. ２つの容器（２）を備え、前記第５のパネル（３４）は第６のパネル（３５）に連結されており、前記第６のパネル（３５）は中央に二重ヒンジ（２８）を有し、かつ、両方の前記容器（２）の側部壁（８）に接着されており、および、前記連結ストリップ（３０）の前記第６のパネル（３５）は第７のパネル（３６）に連結されており、前記第７のパネル（３６）は容器（２）の前記前部壁（７）に接着されている請求項３１に記載のパッケージ。
33. ３つの容器（２）を備え、前記第５のパネル（３４）は第６のパネル（３５）に連結されており、前記第６のパネル（３５）は中央に二重ヒンジ（２８）を有し、かつ、２つの容器（２）の側部壁（８）に接着されており、および、前記連結ストリップ（３０）の前記第６のパネル（３５）は第７のパネル（３６）に連結されており、前記第７のパネル（３６）は容器（２）の前記前部壁（７）に接着されており、および、前記連結ストリップ（３０）の前記第７のパネル（３６）は第８のパネル（３７）に連結されており、前記第８のパネル（３７）は中央に二重ヒンジ（２８）を有し、かつ、２つの容器（２）の側部壁（８）に接着されており、および、前記連結ストリップ（３０）の前記第８のパネル（３７）は第９のパネルに連結されており、前記第９のパネルは容器（２）の前記後部壁（６）に接着されている請求項３１に記載のパッケージ。
34. 前記第２のパネル（１１″）は２つの第１のタブ（１２′）を有し、前記２つの第１のタブ（１２′）は、前記蓋（４）の前記側部壁（１２）を形成し、前記第２のパネル（１１″）の互いに反対側に位置した側部上に位置させられており、および、前記縦方向の折り目線（２２）によって前記第２のパネル（１１″）から隔てられている請求項３１、３２または３３に記載のパッケージ。
35. 各々の第１のタブ（１２′）は第２のタブ（１２″）に連結されており、および、第１のタブ（１２′）の各々と前記対応する第２のタブ（１２″）は互いに重ね合わされて互いに接着されており、および、前記蓋（４）の側部壁（１２）の外側表面と内側表面とをそれぞれに画定する請求項３４に記載のパッケージ。
36. 各々の第２のタブ（１２″）は、前記対応する第１のタブ（１２′）と実質的に同一の形状でありかつ前記第１のタブ（１２′）よりもわずかに小さい請求項３５に記載のパッケージ。
37. 各々の第１のタブ（１２′）は、前記縦方向の折り目線（２２）に対して平行である折り目線（２７）に沿って前記対応する第２のタブ（１２″）に連結されている請求項３５または３６に記載のパッケージ。
38. 各々の第１のタブ（１２′）は、前記縦方向の折り目線（２２）に対して傾斜している折り目線（２７）に沿って前記対応する第２のタブ（１２″）に連結されている請求項３５または３６に記載のパッケージ。

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